Wacom Multi Master Presentation

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第27期（2010年3月）連結決算説明

株式会社ワコム

（東証１部：6727）


• 世界的に景気回復過程にあるも不安定。設備投資、個人消費が低水準で推移するなか、円高やコンポーネントの不振などで売上・利益ともに前期を下回った。

• 新製品の開発と市場投入

プロフェッショナル向けIntuos4にワイヤレスモデルを追加

コンシューマ向けBamboo新製品にマルチタッチ技術を搭載

液晶タブレットCintiq 21UXの新モデルを市場投入

電子サイン用STU-300でセキュリティー製品ラインを強化

プロフェッショナルDJ機器 nextbeatの量産・出荷を開始

• マルチタッチ・センサーの量産・出荷を開始、採用機種の獲得マルチタッチ技術の製品化に成功、EMS立上げ、量産・出荷開始

27期として10機種のノートPCモデル向けに量産

• グローバルＩＴインフラの整備グローバルSCMをサポートするＩＴシステムの開発、4月より本番稼働

グローバルERPプロジェクトの開始、28期に本格化

第27期（2010年3月期）のまとめ


第27期（2010年3月期）のまとめ

• 売上高は前期比 △ 5.2％

電子機器事業： △ 4.3％

ECS事業： △45.3％

• 営業利益は前期比 △27.5％

電子機器事業： △21.4％

ECS事業： △1.5億円（営業赤字）

• 経常利益は前期比 △24.5％

• 当期純利益は前期比 △23.7％


為替変動影響（円高）：売上高 22.4億円減

営業利益 9.5億円減

連結損益計算書

第26期第27期対前期比較

2009年3月期 2010年3期増減額増減率

売上高 33,809 32,045 △ 1,765 △5.2%

売上総利益 16,761 15,668 △ 1,093 △6.5%

売上総利益率 49.6% 48.9%

営業利益 4,311 3,128 △ 1,184 △27.5%

営業利益率 12.8% 9.8%

経常利益 4,179 3,156 △ 1,023 △24.5%

当期純利益 2,579 1,968 △ 611 △23.7%

（単位：百万円）

通期平均為替レート：第26期 1ドル100.62円、1ユーロ 144.43円

第27期 1ドル 93.04円、1ユーロ 130.62円


連結事業別セグメント



2009年3月期 2010年3期増減額増減率

売上高 33,809 32,045 △1,765 △5.2%

電子機器事業 33,058 31,634 △1,425 △4.3%

ECS事業 751 411 △340 △45.3%

営業利益 4,311 3,128 △1,184 △27.5%

電子機器事業 6,211 4,880 △1,331 △21.4%

ECS事業 49 △109 △158 -

コーポレート他 △1,949 △1,643 306 △15.7%

営業利益率 12.8% 9.8%


33,058 31,634

751411

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

40,000

2009年3月期 2010年3月期

電子機器 ECS

連結売上高比較(単位：百万円)

-45.3%

-4.3%

-5.2%

増減率

98.7%

1.3%

33,809

97.8%

2.2%

為替影響（-6.6％相当）※

(為替影響除く概算売上高)※34,285

32,045


4,311

3,128

4,179

3,156

2,579

1,968

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

4,500

2009年3月期 2010年3月期

営業利益経常利益当期純利益

連結利益比較(単位：百万円)

-27.5%

-24.5%

-23.7%

営業利益為替影響（-22.0％相当）※

(概算)※

950



2009年3月期 2010年3月期増減額増減率

人件費 4,668 4,733 65 1.4%

研究開発費 1,442 1,580 138 9.6%

販促・広告宣伝費 1,935 1,963 29 1.5%

その他 4,405 4,263 △142 △3.2%

販管費合計 12,450 12,540 91 0.7%

売上高販管費率 36.8% 39.1%

販管費の主な内訳（単位：百万円）

主要増減項目増加：前期比人員増、マルチタッチ技術開発費など

減少： J-SOX関連費用、特許侵害訴訟費用、その他経費削減など


電子機器事業

タブレットビジネス

・プロフェッショナルタブレット

・円高影響のなか、売上は堅調

・昨年3月に発売した新製品Intuos4が好評

・「アバター」など3D映画製作に利用が拡大

・全地域で売上が増加、欧州除き2桁成長を記録（現地通貨ベース）

・アジア地域は20％以上の増加（同上）

・世界各国で数々の賞を獲得

red dot award, Plus X award,

TIPA awards (Europe),

グッドデザイン賞 (日本)

Editors’ Choice： PC Magazine (US, SG)

Macworld (UK), Digital Photo 2010 (US)

事業ハイライト -1

+5.6%


・コンシューマタブレット

・「Bamboo」新シリーズにマルチタッチ技術を搭載し、昨年9月世界同時発売

・ 2本指のジェスチャーにより、直感的なパソコン操作を実現

・ペンを使った細かいコンテンツ製作が可能

・欧州からWebアプリケーション展開を開始

・上期は、発売後2年を経た旧モデルが個人消費低迷や円高により売上減

・ X’mas商戦より新製品が寄与、下期は過去最高の売上高を記録

・米国、ドイツ、アジアで大幅に前期比増

・国内売上げは、流通の一部不振などにより前期を下回る


Fun

+5.4%

Touch Pen & Touch CraftComic


事業ハイライト -3・液晶タブレット

・企業の設備投資削減の影響を受け減少

・欧州と中国は前期比で堅調（現地通貨ベース）

・ 4Qに入り、Cintiq21UX新製品が好調

・汎用向け液晶タブレットはペーパーレス用途に市場浸透、製品ラインも拡充

・国内は、医療や教育、ペーパーレス会議システム向けが堅調

・欧州は、教育向けOEM案件が増加

・ SignPad（電子サイン認証）が倍増

スペイン貯蓄銀行グループ電子サイン契約システム

-11.9%

教育向けDTFシリーズ


事業ハイライト -4・コンポーネントビジネス

・企業設備投資の減速、上期はWindows 7に向けてPC生産調整、円高影響や競合環境の変化により減少

・ Windows 7対応マルチタッチセンサーの量産を開始するも、出荷台数は

当初予想までに至らず・ HP、レノボ、東芝、富士通他の主要PCメーカーの複数機種に採用

・高感度、省スペースに実現した G6（ICコントローラー）をHPが初採用

・需要動向を見極めつつ、量産体制の整備と拡充

・電子書籍向けペンコンポーネントの採用拡大

・ユーザインターフェース技術の新ブランド Wacom Feel IT Technologies

「ワコム・フィールイット・テクノロジーズ」を導入

量産顧客PCモデル数（2010年9月期予定含む）

PCインチサイズ10”以下

12” 13”14”

以上計

PCモデル数 2 8 2 4 16

-24.5%


Wacom Feel IT Technologies

Technologies that makes you feel different.

当社のユーザインターフェイスソリューションの新ブランドタッチとペン、ディスプレイなどを統合し、高度な機能と自然で直感的な使い心地を提供する。


採用機種

Windows 7対応顧客PCモデル例

富士通FMV-

8190/8290

Lenovo

ThinkPad X200

Toshiba

Satellite M505 (US Consumer model)

富士通FMV-MT/E50

(Consumer model)

e-Books顧客例

Onyx IREX enTourageTouchSmart tm2

(Consumer model)Mini 5120

(Netbook)

Wacom Feel IT Technologies

http://image.itmedia.co.jp/l/im/news/articles/1001/05/l_ah_boox60_3.jpg



電子機器事業

・プロフェッショナルDJ機器「nextbeat」

・タッチ技術とワイヤレス機能で新しいプレイスタイルを提案する「nextbeat」を開発

・プロDJが世界各地の音楽イベントでデモンストレーション

・欧州での拡販に注力するも、販売に苦戦

ECS事業

・電気設計CAD市場での「ECAD/dio Ver.10.0」を9月に発売、既存ユーザへ拡販、他社製品の置換え促進

・国内メーカーの設備投資低迷が続く厳しい環境のなか、ホームページの一新やユーザサポートの充実、トップシェアのブランドなどによるユーザ獲得を図る

管理部門

・グローバルSCM、グローバルERPなどITインフラの整備・構築


事業ハイライト -62010年3月期主な新製品一覧

電子機器事業Intuos4 Wireless

Bambooシリーズ

Cintiq21UX

DTUシリーズ(法人向け)

DTU-300 (電子サイン認証用)

マルチタッチセンサー (G5, G6)

nextbeat

ECS事業ECAD/dio (ディオ）Ver.10.0

DTU-2231 DTU-1631 nextbeatマルチタッチセンサーシステム(G5, G6)

DTU-300


9,568 10,104

9,244 9,742

7,754 6,834

6,492 4,901

54

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

2009年3月期 2010年3月期

ﾌﾟﾛﾌｪｯｼｮﾅﾙｺﾝｼｭｰﾏ液晶ｺﾝﾎﾟｰﾈﾝﾄ NEXTBEAT

電子機器製品ライン別売上高(単位：百万円)

30.8%

21.6%

増減率

-11.9%

5.4%

5.6%31.9%

-24.5%

15.5%

前期実績無し0.2%

28.0%

23.5%

19.6%

28.9%

31,63433,058

-4.3%


2,212 2,610

2,1352,521

1,555

1,801852

1,4330

1

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

09年1-3月 10年1-3月


(参考)電子機器製品ライン別四半期売上高

(単位：百万円)

30.1%

21.5%

17.1%

31.6%

23.0%

対前年同期比増減率

15.8%

18.1%

18.0%32.8%

68.3%12.6%

31.2%

前期実績無し0.0%

6,753

8,366

23.9%


0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

9,000

10,000

07/4-6 07/7-9 07/10-12 08/1-3 08/4-6 08/7-9 08/10-12 09/1-3 09/4-6 09/7-9 09/10-12 10/1-3


電子機器製品ライン別売上高推移(単位：百万円)

7,618

8,965

9,973

9,2878,848

9,351

8,106

6,7537,227 7,058

8,9838,366


電子機器所在地別売上高(単位：百万円)

6,492 4,901

5,5305,620

9,8169,281

7,9958,241

3,2243,592

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

2009年3月期 2010年3月期

ｺﾝﾎﾟｰﾈﾝﾄ日本米国欧州ｱｼﾞｱ・ｵｾｱﾆｱ

17.8%

29.3%

26.1%

11.4%

増減率

11.4%

-5.5%

1.6%

-24.5%

( 2.2%)

3.1%

(13.4%)

( )内は現地通貨ベース増減率

15.5%

欧州：ドイツ子会社が担当する市場

31,63433,058

-4.3%

16.7%

29.7%

19.6%

9.8%

24.2%


電子機器所在地別売上高

• 米国（USドル） 2.2％

• 欧州（ユーロ） 13.4％

• 中国（中国元） 24.5％

• 韓国（韓国ウォン） 16.5％

• 豪州（豪ドル） 15.7％

• 香港（USドル） 14.9％

• シンガポール（USドル） 21.4％

現地通貨ベースの売上高増減率（ 2010年3月期前期比）


(単位：百万円)

8521,433

1,5131,601

1,964

2,378

1,777

2,101647

853

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

09年1-3月 10年1-3月


19.1%

28.4%

31.8%

21.0%

5.8%

68.3%17.1%

18.3%

10.2%

25.1%9.6%

22.4%

29.1%

26.3%

12.6%

対前年同期比増減率

( )内は現地通貨ベース増減率

(25.7%)

(19.1%)

6,753

8,366

23.9%

(参考)電子機器所在地別四半期売上高


電子機器所在地別売上高推移(単位：百万円)

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

9,000

10,000

07/4-6 07/7-9 07/10-12 08/1-3 08/4-6 08/7-9 08/10-12 09/1-3 09/4-6 09/7-9 09/10-12 10/1-3


7,618

8,965

9,973

9,2878,848

9,351

8,106

6,7537,227 7,058

8,9838,366


2009年3月末 2010年3月末増減額

流動資産 20,808 22,824 2,016

固定資産 4,823 5,375 553

資産合計 25,631 28,199 2,568

流動負債 6,867 8,882 2,014

固定負債 967 1,048 81

負債合計 7,835 9,930 2,095

少数株主持分 0 0 0

純資産合計 17,796 18,270 473

負債純資産合計 25,631 28,199 2,568

自己資本比率 69.4% 64.8% -4.6%

一株当たり純資産(単位：円)

44,303.37 45,467.55 1,164.18

連結貸借対照表（単位：百万円）


• 利益剰余金: 763百万円増

12,298百万円(2009.3末) ⇒ 13,061百万円(2010.3末)

• 自己資本比率： 4.6ポイント減

69.4 %(2009.3末) ⇒ 64.8%(2010.3末)

• 一株当たりの純資産：1,164円増

44,303.37円 (2009.3末) ⇒ 45,467.55円 (2010.3末)

• 総資産: 2,568百万円増

25,631百万円 (2009.3末) ⇒ 28,199百万円 (2010.3末)

・現金同等物 : 836百万円増11,514百万円 (2009.3末) ⇒ 12,350百万円 (2010.3末)

・前期末比での売上増や新製品発売などに伴う流動資産の増加受取手形・売掛金、その他流動資産： 1,494百万円増

・次期基幹業務システム投資、特許取得など無形固定資産の増加ソフトウェア、ソフトウェア仮勘定、特許権： 812百万円増

連結貸借対照表


連結キャッシュフロー（単位：百万円）


2009年3月期

2010年3月期

増減額

営業活動 1,478 3,606 2,129

投資活動 △1,174 △805 369

財務活動 △2,676 △1,199 1,477

現金に係る換算差額

△191 △266 △75

現金増減額 △2,563 1,336 3,899

現金期首残高 13,577 11,014 △2,563

現金期末残高 11,014 12,350 1,336

営業活動（単位：百万円）

・税引等調整前当期純利益 3,121

・仕入債務の増加 1,132・減価償却費 757

・売上債権の増加 △1,493

投資活動

・固定資産取得 △1,308

(ITインフラ投資、特許、金型等)

・有価証券の償還 500

財務活動

・配当金支払額 △1,201


14.3%15.9%

15.1%

12.8%

9.8%

21.5%

19.3%20.1%

14.2%

10.9%

12.2% 12.4% 12.9%

9.4%

7.3%

0.0%

5.0%

10.0%

15.0%

20.0%

25.0%

06.3期 07.3期 08.3期 09.3期 10.3期

OPM（営業利益率） ROE（株主資本利益率） ROA（総資産利益率）

OPM, ROE & ROAの推移 (連結)

’06/3期に、公募、第三者割当増資により約42億円の資金調達

’09/3期に、自己株式の取得を約18.5億円実施


第28期(2011年3月期）基本方針と主要施策


第28期（2011年3月期）の基本方針

事業環境

世界経済は回復期に入り、後半からの成長加速が予想される。

一方、経済成長とIT分野の拡大は先進地域から新興地域にシフトし、グローバル戦略と事業展開の重要性がさらに高まる。

IT市場はiPadやSlate型端末, e-Book等の新規プラットフォームの成長とユーザインターフェースの進化による構造変化が加速し、新たな事業機会が生まれる。

そのなかでも、マルチタッチ(MFT)技術はIT市場に広範な影響を及ぼし、市場における優位性確保の重要な要素となる。


第28期（2011年3月期）の基本方針

当社の基本戦略

独自のユーザインターフェイス技術を基盤としてタブレット分野のリ

ーダーシップを強化し、新しい製品分野の確立に取り組む。

ブランド戦略を強化し、コンシューマ市場を拡大する

また、中国・インド・南米などの新興地域での事業投資を強化する

テクノロジーソリューションをコンポーネントとして広くIT業界に提供

することで更なる成長をめざす。

グローバル市場における競争力を強化するため、組織のグローバ

ル化を推進し、事業基盤の整備に引き続き取り組む。


第28期（2011年3月期）の主要施策

• UIテクノロジーと製品セグメントにおけるリーダシップの確立次世代マルチタッチコントローラ（G8）によりMFT技術リーダーシップの確立

次期主要製品ラインの開発と新規製品ラインの拡大

• グローバルSCM機能の強化とコスト構造の改善グローバルSCMシステムの運用による反応性・柔軟性の向上

パートナーシップ拡大と中国、台湾のSCM/SQM機能の強化

• 新興市場開発投資の強化と基盤整備アジア・パシフィック市場における事業成長のための投資

インド、ラテンアメリカにおける事業基盤の強化

• 新マネジメントモデルとグローバル組織フレームワークの構築グローバルマトリックス組織化による戦略性、スピード、調整力の強化

JP-AP統括本部の新設による事業推進と管理機能強化

• コーポレート機能の強化とグローバル統合の推進グローバルERPやIFRSなどITインフラ投資と機能強化


連結損益予想

第27期中間期第28期中間期対前年同期比較

2009年4-9月期 2010年4-9月期増減率

売上高 14,478 17,500 20.9%

営業利益 1,149 7.9% 1,160 6.6% 1.0%

経常利益 1,238 8.6% 1,140 6.5% △7.9%

当期純利益 809 5.6% 700 4.0% △13.5%



2010年3月期 2011年3月期増減率

売上高 32,045 37,800 18.0%

営業利益 3,128 9.8% 3,820 10.1% 22.1%

経常利益 3,156 9.8% 3,780 10.0% 19.8%

当期純利益 1,968 6.1% 2,370 6.3% 20.4%

• 為替レートは通期平均で1ドル90円、1ユーロ125円を想定


10,104 11,000

9,74210,600

6,8349,000

4,901

6,600465

600

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

40,000

2010年3月期 2011年3月期

ﾌﾟﾛﾌｪｯｼｮﾅﾙｺﾝｼｭｰﾏ液晶ｺﾝﾎﾟｰﾈﾝﾄその他

連結損益予想セグメント別売上高(単位：百万円)

28.0%

23.8%

増減率

31.7%

8.8%

8.9%

29.1%

34.7%

17.5%29.0%

1.6%

30.4%

21.3%

15.3%

31.5%

37,800

32,045

タブレット30,600

18.0%

1.5%

+14.7%

タブレット26,680


連結損益業績予想の前提

通貨 USドルユーロ

感応度の単位 1円 1円

売上高 240 70

営業利益 50 50

• 為替感応度予想• 中国元、韓国ウォン、豪ドルがドルリンクと想定


• 為替予想レートの前提

• 1 USD = 90円

• 1 EUR = 125円


• 配当の基本方針

• 将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続する

• 配当性向は連結ベースで30％以上を目標とし、継続的な向上を目指す

• 1株当たり配当金• 配当金 3,000円

• 配当性向 50.9％

（2009年3月期取得の自己株式 20,000株控除後）

第28期（2011年3月期）配当金見込み


0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

07/3期 08/3期 09/3期 10/3期 11/3期

1株当たり

記念配当金

1株当たり

普通配当金

一株当たり配当金推移

（予想）

（単位：円）

21.8%29.9%

48.3%61.2%

50.9%

配当性向（連結）

1,500円

2,500円

3,000円（予想）3,000円 3,000円

（予想）


新中期経営計画

38 Business Report 2007 3Q – Copyright © 2008 Wacom Co., Ltd. All Rights Reserved

新中期計画の策定経緯

平成20年３月に「中期経営計画：WP1018（ワコムプラン1018）」を策定

平成24年３月期までに連結売上高1,000億円以上、連結売上高営業利益率18％

以上の達成をめざす

世界金融危機や急激な円高などにより同計画の達成が困難な状況と

なり、経営の安定化を優先しつつ、成長基盤の整備を継続

世界経済が回復期に入ったため、新たに中期経営計画を策定景気動向、市場環境、基本戦略などの見直し

製品ロードマップや事業計画の検討


基本戦略

自然で直感的なユーザインターフェースを追求し、

新しいデジタルペーパー時代の

グローバル・スタンダードを確立する

新中期経営計画 –WP1015

WP1015: 財務目標

• 当社31期 (2014年3月期)までに

連結売上高：1,000億円以上

連結営業利益率：15%以上

http://wallpapers.free-review.net/42__Exotic_Leaves_%28Sanserveria%29.htm


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2010年3月期 2011年3月期 2012年3月期 2013年3月期 2014年3月期

27期 28期 29期 30期 31期

売上高

粗利

販管費

営業利益


当期

連結損益計画


新中期計画の前提

世界経済は回復期から成長期へ、新興地域が成長を牽引

デザインプロセスのデジタル化がグローバルに進行

デジタルコンテンツ需要がグローバルに拡大

ＩＴ分野はクラウド化とユーザインターフェースを中心に変革期へ

スマートフォン、電子ブック、スレート型端末など新分野が拡大

MFT(マルチフィンガータッチ）技術が製品カテゴリーを越えて普及

為替レート：1USD=90円 1EUR=125円


成長戦略

ユーザインターフェ-ス技術におけるリーダーシップの確立マルチタッチ技術のリーダーシップ確立とIP（知的財産）化の推進

新規ＵＩ技術の開発とパートナーシップ、M&AなどによるＵＩ技術基盤拡大

タブレット事業におけるグローバルリーダーシップの強化

タブレット製品ラインの拡大とグローバル戦略の推進

アジアおよびラテンアメリカ市場における事業成長

製品企画・開発機能のグローバル化推進

Webを活用したユーザコミュニケーションの強化

グローバルなパートナーシップの強化

コンポーネント事業の新規分野への拡大と成長

テクノロジーソリューション化の推進とＰＣカスタマーの拡大

電子書籍、スレート型端末など新規利用分野の拡大

生産パートナーの拡大とコスト競争力の強化


成長戦略グローバルSCM（生産・物流）機能の強化とコスト競争力の強化

ＩＴシステムを活用した即応性の高いＳＣＭ機能の実現

生産パートナーとの連携強化とコスト構造の改善

中国および台湾におけるSCM機能の強化

新しいマネジメントモデルとグローバル組織の構築マトリックス（事業と地域）組織による戦略性強化、スピードの向上

コーポレート機能強化とグローバル統合の推進

グローバル連携を支えるグローバルIT基盤の整備

グローバルブランディング活動の推進未来に向けて再創造し、変化をリードする企業文化の育成

ブランドコミュニケーション強化とコンシューマブランド化の推進


プロダクトポートフォリオ

タブレット

コンポーネント

プロ・ビジネスコンシューマ

モバイル

Touch Pen & TouchSignPad

デスクトップ


製品ライン戦略

• 表現力と生産性を高める先進的デザインツールをプロフェッショナルに

• 自然で使いやすいコンシューマ製品を広く一般ユーザに

• 液晶ペンタブレットでＩＴ化とペーパーレス化を推進

• 高性能なテクノロジーソリューションをモバイル情報機器に

キーテクノロジーの共通化

新しいデジタルペーパー時代のグローバルスタンダードへ

• ペン• マルチタッチ• ディスプレイ• 新規ＵＩテクノロジー

• 統合ソリューション化


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27期 28期 29期 30期 31期

ﾌﾟﾛﾌｪｯｼｮﾅﾙｺﾝｼｭｰﾏ液晶ｺﾝﾎﾟｰﾈﾝﾄその他

製品ライン別売上高

当期


タブレット


グローバル戦略

先進主要地域におけるリーダーシップ強化プロフェッショナル市場でのパートナーシップ強化

ブランディングコミュニケーション強化とコンシューマ市場の拡大

医療、教育、ペーパーレスオフィスなど業務系ソリューション分野の拡大

新興地域での事業拡大とブランド確立中国、アジアパシフィック地域の事業成長の加速

インド、南米地域における事業インフラの整備

新興地域におけるブランド認知の確立

グローバル最適地生産の追求中国、台湾のSCM管理の現地化の推進

現地生産パートナーとの連携の徹底

ＩＴシステムを活用したグローバルＳＣＭの構築

開発体制のグローバル化 R&D拠点の拡大と人材の確保


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27期 28期 29期 30期 31期

コンポーネント日本米国欧州アジアその他


当期

所在地別売上高


新しいUIの時代へ

世界のどこでも

だれにとっても

シンプルで、直感的で

分かりやすく、楽しく

いつもつながっている


Simple, Natural, Intuitive.Fun & Connected



本資料に含まれる将来の見通しに関する記述は、現時点における

情報に基づき判断したものであり、マクロ経済や当社の関連する

業界動向、新たな技術の進展などにより変動する事がありえます。

従いまして、実際の業績などが本資料に記載されている将来の

見通しに関する記述と異なるリスクや不確実性がありますことを

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株式会社ワコム経営企画部 IRグループTEL：03-5309-1525 FAX：03-5309-1503

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