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ラテックスアレルギー・OAS フォーラム 2013 第 18 回日本ラテックスアレルギー研究会 「ラテックスアレルギーの現状と対策」 プログラム・抄録集 相原 道子 横浜市立大学大学院医学研究科 環境免疫病態皮膚科学 2013 年 7 月 28 日(日)9 : 15~16 : 30 横浜シンポジア 〒231! 0023 神奈川県横浜市中区山下町 2 番地 産業貿易センタービル 9F TEL : 045! 671! 7151 大会事務局 横浜市立大学大学院医学研究科 環境免疫病態皮膚科学 事務局長 藤田 浩之 〒236! 0004 神奈川県横浜市金沢区福浦 3! 9 TEL : 045! 787! 2800(ext.2675)FAX : 045! 786! 0243 E! mail : dermaycu@yokohama! cu.ac.jp

ラテックスアレルギー・OASフォーラム2013 第18回日本ラテッ …latex.kenkyuukai.jp/images/sys/information/... · 2013. 7. 4. · 2 参加者へのお知らせとお願い

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  • ラテックスアレルギー・OASフォーラム2013第 18回日本ラテックスアレルギー研究会

    「ラテックスアレルギーの現状と対策」

    プログラム・抄録集

    会 長 : 相原 道子横浜市立大学大学院医学研究科 環境免疫病態皮膚科学

    会 期 : 2013 年 7 月 28 日(日)9 : 15~16 : 30会 場 : 横浜シンポジア

    〒231�0023 神奈川県横浜市中区山下町 2 番地産業貿易センタービル 9FTEL : 045�671�7151

    大会事務局 : 横浜市立大学大学院医学研究科 環境免疫病態皮膚科学事 務 局 長 : 藤田 浩之

    〒236�0004 神奈川県横浜市金沢区福浦 3�9TEL : 045�787�2800(ext.2675)FAX : 045�786�0243E�mail : dermaycu@yokohama�cu.ac.jp

    /【K:】Server/EDIAN文書/総会号/第18回ラテックスアレルギー/latalrp‐01(大扉)

    EDIAN WING 吉田 2013.07.02 13.24.27 Page 223

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    第 18 回日本ラテックスアレルギー研究会ラテックスアレルギー・OASフォーラム 2013 開催に当たって

    第 18 回日本ラテックスアレルギー研究会会長 相原 道子

    横浜市立大学大学院医学研究科環境免疫病態皮膚科学 教授

    これまで横浜の地では、2000 年、2010 年と二度ラテックスアレルギー・OAS フォーラムを開催させていただきましたが、今回再度横浜市立大学皮膚科が担当させていただくこととなりました。本研究会は 1996 年に、医療現場からラテックスアレルギーで危険にさらされる患者さんや医療従事者をなくすべく発足した会であり、今回で 18 回目を迎えました。これまで本研究会ではラテックスアレルギーについての危険性を訴え、さらに医師や看護師などの医療従事者や基礎研究者が協力して基礎および臨床研究を重ねてきたことから、ラテックスアレルギーの研究と医療現場での安全確保の両面で大きく社会に貢献してきた研究会と認識されています。また、ラテックスアレルギーや花粉症と合併することが多い口腔アレルギー症候群(Oral allergy syndrome ; OAS)は、関連分野として 2005 年から同時に取り上げることになりました。これは果物や野菜、大豆やナッツ類などのアレルゲンがラテックスや花粉のアレルゲンと交叉反応性を有するために生じるアレルギー反応であり、共通抗原の解析について研究が進められています。

    本年度の研究会では、特別講演としてドイツからラテックスアレルギー対策について造詣が深い Henning Allmers 先生をお招きしました。シンポジウムは「ラテックスアレルギーの現状と対策」をテーマとし、現在どこまで安全対策が進んだかを検証します。OAS についてはその現状と治療の展望について、抗原解析と減感作療法にスポットを当てたシンポジウムを企画しました。また、近年ラテックスばかりでなく食物アレルギーの感作経路として皮膚感作が重要視されていることから、教育講演にはアレルギー発症における経皮感作の重要性について取り上げます。さらにアフタヌーンセミナーとして、広く食物アレルギーの最近の話題や添加物であるコチニールのアレルギーについてのご講演をお願いしました。一般演題も含め、活発な御討論をよろしくお願い致します。

    最後に、本研究会の開催にあたり多大な御協力と御支援賜りました関係各位ならびに企業の皆様に厚く御礼申し上げます。

    会員の皆様にとって本研究会が有意義な 1 日であることを祈念し、多くの皆様の御参加を心よりお待ち申し上げております。

    /【K:】Server/EDIAN文書/総会号/第18回ラテックスアレルギー/latalrp‐02(会長挨拶)

    EDIAN WING 吉田 2013.06.24 11.47.45 Page 229

  • 2

    参加者へのお知らせとお願い

    Ⅰ.会期2013 年 7 月 28 日(日)9 : 15~16 : 30

    Ⅱ.会場横浜シンポジア〒231�0023 神奈川県横浜市中区山下町 2 産業貿易センタービル 9FTEL : 045�671�7151 FAX : 045�671�7157

    横浜シンポジアまでの交通案内

    ■日本大通り駅(みなとみらい線) 3 番出口徒歩 5 分■横浜駅(JR、市営地下鉄、東急東横線、みなとみらい線、京浜急行線、相鉄線)

    市営バス:8�58 系統 約 15 分 神奈川自治会館下車徒歩 3 分みなとみらい線:日本大通り駅まで 6 分 下車徒歩 5 分

    ■桜木町駅(JR、市営地下鉄)・市営バス:8�11�58�99�109�系統 約 10 分 神奈川自治会館下車徒歩 3 分・市営バス:26 系統 約 10 分 大桟橋下車徒歩 1 分

    /【K:】Server/EDIAN文書/総会号/第18回ラテックスアレルギー/latalrp‐03(参加者へのお願い)

    EDIAN WING 吉田 2013.07.03 11.13.59 Page 236

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    ■関内駅(JR、市営地下鉄)徒歩 15 分 タクシー 5 分

    ■石川町駅(JR)徒歩 15 分 タクシー 5 分

    ※新幹線をご利用の場合・新横浜駅より JR で横浜駅・桜木町駅・関内駅・石川町駅まで約 11 分~16 分・市営地下鉄で横浜駅・桜木町駅・関内駅まで約 11 分~16 分

    ※飛行機をご利用の場合・羽田空港より横浜駅へ京浜急行バスで約 45 分・成田空港より横浜シティ・エア・ターミナル(YCAT)までリムジンバスで約 90 分・成田空港より横浜駅まで JR 成田エクスプレスで約 90 分

    ※お車ご利用の場合*専用駐車場はございませんので、なるべく公共交通機関をご利用ください。<東京方面より>首都高速 横羽線 横浜公園出口�湾岸線(鶴見つばさ橋、ベイブリッジ経由)横浜公園出口<関西・中部方面より>東名高速 横浜 I.C�保土ヶ谷バイパス狩場方面約 10 分�高速神奈川 3 号線狩場線横浜公園出口約 8 分

    Ⅲ.参加費参加費は 3,000 円、懇親会費は 500 円です。参加費と引き換えにネームカードと領収書をお渡しいたします。ネームカードは各自にて所属と氏名をご記入の上、必ず着用してください。本研究会に参加されますと、日本アレルギー学会認定医・認定専門医制度 2単位が取得できます。

    Ⅳ.日本ラテックスアレルギー研究会の入会・年会費の支払いについて当日、会場に日本ラテックスアレルギー研究会事務局の受付を設けます。○入会のお申し込み

    入会申込書に必要事項をご記入の上、会場受付に入会費 3,000 円(年会費込み)を添えてお申し込みください。

    ○年会費のお支払い研究会当日に年会費のお支払いを予定しておられる会員の方は、事務局受付で年会費 3,000 円をお支払いください。

    日本ラテックスアレルギー研究会への入会や年会費の支払いは随時可能です。詳しくは日本ラテックスアレルギー研究会事務局までお問い合わせください。

    /【K:】Server/EDIAN文書/総会号/第18回ラテックスアレルギー/latalrp‐03(参加者へのお願い)

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    (903会議室)

    本部

    ※12:15~13:05 意見交換会・懇親会ラウンジ

    Ⅴ.意見交換会・懇親会のご案内日時:7 月 28 日(日)12 : 15~13 : 05場所:横浜シンポジア ラウンジ(9F)※昼食を兼ねて行います。参加費は 500 円です。皆様お誘い合わせの上、ぜひご参加

    ください。

    Ⅵ.企業展示のご案内ラウンジ(9F)に企業展示を設けます。どうぞご覧ください。

    Ⅶ.【会場】横浜シンポジア(産業貿易センタービル 9F)

    /【K:】Server/EDIAN文書/総会号/第18回ラテックスアレルギー/latalrp‐03(参加者へのお願い)

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    演者の皆様へ

    Ⅰ.プレゼンテーションツールについて当日は液晶プロジェクターによるコンピュータープレゼンテーションに限定させていただきます。Microsoft Office PowerPoint 2003~2010 で作成したファイルを CD�ROMまたは USB メモリに入れてご持参ください。Macintosh で作成された場合は、Micro-soft Office PowerPoint 2003~2010 での動作を確認の上お持ちいただくか、ご自分のコンピューターをお持ちいただけますようお願いいたします。

    Ⅱ.講演者受付について講演時間 30 分前までに、会場の演者受付係までファイルの用意されたメディアをお持ちください。スライド操作は、原則として発表者自身で行っていただきます。なお、ご質問をされる方は、ご所属とお名前を告げてから発言していただきますようお願い申し上げます。

    Ⅲ.日本ラテックスアレルギー研究会会誌の原稿執筆について当研究会でご講演いただきました内容を、研究会会誌としてまとめております。以下の内容に沿って原稿の作成をお願いいたします。

    〈執筆要項〉原稿容量:6,000 字程度(図表は各々 1 ページで 400 字相当としてください)。原稿:下記のいずれかの方法で文書ファイル(A4 版)をお送りください。

    Microsoft Office Word 及び Microsoft Office PowerPoint 以外の図表は A4 版用紙にプリントしてご郵送ください。

    ○ご使用になるソフトは Microsoft Office Word でお願いいたします。機種は Windows でお願いいたします(Macintosh の場合はご相談ください)。

    ○図表は、原則としてプリントアウトされたものをそのまま使用いたしますが、Micro-soft Office Word に組み込まれた図表はそのまま使用いたします。会誌の印刷はモノクロになります。

    ○締め切り:2013 年 9 月 13 日

    /【K:】Server/EDIAN文書/総会号/第18回ラテックスアレルギー/latalrp‐06(演者の皆様へ)

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    問い合わせ・送付先日本ラテックスアレルギー研究会事務局東京都立小児総合医療センターからだの専門診療部 アレルギー科内赤澤 晃(担当:橋本 実幸)〒183�8561 東京都府中市武蔵台 2�8�29TEL : 042�300�5111 FAX : 050�3737�4849E�mail : [email protected] : http:��latex.kenkyuukai.jp�

    /【K:】Server/EDIAN文書/総会号/第18回ラテックスアレルギー/latalrp‐06(演者の皆様へ)

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    ラテックスアレルギー・OASフォーラム2013第 18回日本ラテックスアレルギー研究会

    プログラム

    開会の辞 9:15~9:20

    会長:相原 道子

    一般演題1 9:20~9:45

    口腔アレルギー症候群

    座長:柴田瑠美子(国立病院機構福岡病院小児科)原田 晋(はらだ皮膚科クリニック)

    1.柑橘類による OAS の 1 例篠田 純子1)、松倉 節子1)、久田 恭子1)、守田亜希子1)、中村 和子1)、山川 有子2)、蒲原 毅1)、相原 道子3)

    (横浜市立大学附属市民総合医療センター皮膚科1)、山川皮ふ科2)、横浜市立大学医学部皮膚科3))

    2.ヤーコンとマンゴーによる OAS の 1 例田中 理子1)、池澤 優子1)、大澤 研子1)、松倉 節子2)

    (茅ヶ崎市立病院皮膚科1)、横浜市立大学附属市民総合医療センター皮膚科2))

    3.クラス 2 果物およびモヤシアレルギーに合併したマカダミアナッツアレルギーの 1 例原田 晋1)、森山 達哉2)、有津 崇3)、田中 昭3)、岡野 昌樹4)

    (はらだ皮膚科クリニック1)、近畿大学農学部応用生命化学科2)、ファディア株式会社3)、おかの皮フ科4))

    )/KyorinWPS/22257-3576/latalrp_07(プログラム)/ky935577357600043396

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    一般演題2 9:45~10:10

    ラテックスアレルギー(1)

    座長:大矢 幸弘(国立成育医療研究センターアレルギー科)矢上 晶子(藤田保健衛生大学医学部皮膚科)

    4.ゴム関連アレルゲン陽性の職業性接触皮膚炎例に対する加硫促進剤非含有ゴム手袋の有用性の検討

    森田 雄介1)、矢上 晶子1)、鈴木加余子2)、小菅 敦子3)、亀井 良太3)、小川 太一3)、榎本 憲秀3)、松永佳世子1)

    (藤田保健衛生大学医学部皮膚科学1)、刈谷豊田総合病院皮膚科2)、ミドリ安全株式会社セフティ&ヘルス統括部商品開発部3))

    5.ニトリルラテックスゴム手袋の皮膚感作性に影響する化学物質の分析調査小菅 敦子1)、亀井 良太1)、小川 太一1)、榎本 憲秀1)、森田 雄介2)、矢上 晶子2)、松永佳世子2)、Lim Lawrence Siau Tian3)

    (ミドリ安全株式会社セフティ&ヘルス統括部商品開発部1)、藤田保健衛生大学医学部皮膚科学講座2)、Kossan Sdn. Bhd3))

    6.ラテックスアレルギーコンポーネントの臨床的検討白田阿美子1)、松浦みどり1)、藤村 奈緒1)、猪又 直子1)、松倉 節子2)、池澤 善郎1,3)、相原 道子1)

    (横浜市立大学医学部皮膚科1)、横浜市立大学附属市民総合医療センター皮膚科2)、国際医療福祉大学熱海病院皮膚科3))

    休憩 10:10~10:20

    シンポジウムⅠ 10:20~11:25

    OASの現状と治療の展望

    座長:赤澤 晃(東京都立小児総合医療センターからだの専門診療部アレルギー科)

    猪又 直子(横浜市立大学大学院医学研究科環境免疫病態皮膚科学)

    10:20~10:29

    1.小児のピーナッツアナフィラキシーおよびフルーツ OAS のピーナッツアレルゲンコンポネント特異 IgE 抗体(ISAC)

    柴田瑠美子、小田嶋 博(国立病院機構福岡病院小児科)

    )/KyorinWPS/22257-3576/latalrp_07(プログラム)/ky935577357600043396

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    10:29~10:38

    2.柑橘類アレルギーの抗原交差性高松 伸枝1)、近藤 康人2)、成瀬 徳彦2)、田中 健一2)、犬尾 千聡1)、柘植 郁哉1)、宇理須厚雄2)、小林 束3)、矢上 晶子3)、松永佳世子3)、小野倫太郎4)、村上 洋子4)、本村千華子4)、小田嶋 博4)、高岡 有理5)、亀田 誠5)

    (藤田保健衛生大学医学部小児科学1)、藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院小児科2)、藤田保健衛生大学医学部皮膚科学3)、国立病院機構福岡病院小児科4)、大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター5))

    10:38~10:47

    3.加熱果物を併用した皮膚プリックテストの有用性夏目 統1,2)、福家 辰樹2)、安岡 竜平2)、田島 巌3)、鈴木 牧2)、田口 智英2)、北沢 博1)、二村 昌樹1)、成田 雅美1)、緒方 勤2)、大矢 幸弘1)

    (国立成育医療研究センターアレルギー科1)、浜松医科大学小児科2)、磐田市立総合病院小児科3))

    10:47~11:25

    4.OAS の免疫療法の展望【要望演題】栗原 和幸

    (神奈川県立こども医療センターアレルギー科)

    特別講演 11:25~12:15

    座長:斎藤 博久(国立成育医療研究センター研究所)

    Hazards of natural rubber latex allergy powdered glove use

    Apl. Prof. Dr. med. Henning Allmers, M.P.H.1,2)

    (Department of Dermatology, Environmental Medicine and HealthSciences, University of Osnabrueck, Germany

    [Director:apl. Prof. Dr. Swen Malte John]1)、Department of Occupational Medicine University of Osnabrueck,Germany

    [Director:apl. Prof. Dr. med. Henning Allmers, M.P.H.]2))

    意見交換会・懇親会 12:15~13:05

    )/KyorinWPS/22257-3576/latalrp_07(プログラム)/ky935577357600043396

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  • 10

    教育講演 13:05~13:50

    座長:相原 道子(横浜市立大学大学院医学研究科環境免疫病態皮膚科学)

    アレルギー発症における経皮感作の重要性

    松永佳世子(藤田保健衛生大学医学部皮膚科)

    シンポジウムⅡ 13:50~15:00

    医療現場におけるラテックスアレルギー対策の現状

    座長:宮坂 勝之(聖路加国際病院周術期センター)松倉 節子(横浜市立大学附属市民総合医療センター皮膚科)

    13:50~14:33

    1.ラテックスアレルギー対策の実際【要望演題】矢上 晶子、松永佳世子

    (藤田保健衛生大学医学部皮膚科)

    14:33~14:42

    2.手術部におけるラテックスアレルギー対策の報告中村 加奈

    (横浜市立大学附属病院看護部(手術部))

    14:42~14:51

    3.小指症の歯科医師のためのカスタムメイド手袋完成報告野口 哲司、内藤 徹、牧野 路子

    (福岡歯科大学総合歯科学講座高齢者歯科学分野)

    14:51~15:00

    4.当院採用医療従事者のラテックスアレルギー罹患状況についての調査(前方視的研究 2 年目報告)

    石田 修一、猪又 直子、長島真由美、伊藤香世子、金岡 美和、相原 道子

    (横浜市立大学医学部皮膚科)

    休憩 15:00~15:10

    )/KyorinWPS/22257-3576/latalrp_07(プログラム)/ky935577357600043396

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  • 11

    一般演題3 15:10~15:25

    ラテックスアレルギー(2)

    座長:近藤 康人(藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院アレルギーセンター小児科)内藤 徹(福岡歯科大学総合歯科学講座高齢者歯科学分野)

    7.横浜市立大学附属市民総合医療センターにおける 2012 年度新任スタッフのアンケート調査

    大野真梨恵1)、守田亜希子2)、中村 和子2)、松倉 節子2)、蒲原 毅2)

    (横浜南共済病院皮膚科1)、横浜市立大学附属市民総合医療センター皮膚科2))

    8.ラテックスアレルギー対策に向けての取り組み~院内勉強会を実施して~狩野 美華1)、丹田永三可1)、斎藤 幸枝1)、伊藤香世子2)、猪又 直子2)、藤波富美子1)

    (横浜市立大学附属病院看護部(皮膚科外来)1)、横浜市立大学医学部皮膚科2))

    アフタヌーンセミナー 15:25~16:30

    即時型アレルギーの最近の話題

    座長:池澤 善郎(国際医療福祉大学熱海病院皮膚科)

    1.コチニール色素によるアレルギー山川 有子

    (山川皮ふ科�横浜市立大学医学部)

    2.食物アレルギーの最近の話題宇理須厚雄

    (藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院小児科)共催:田辺三菱製薬株式会社

    終了 16:30

    )/KyorinWPS/22257-3576/latalrp_07(プログラム)/ky935577357600043396

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  • 抄 録 集

    /【K:】Server/EDIAN文書/総会号/第18回ラテックスアレルギー/latalrp‐08(扉・抄録集)

    EDIAN WING 吉田 2013.06.24 11.47.46 Page 255

  • 特別講演座 長:斎藤 博久

    (国立成育医療研究センター研究所)

    /【K:】Server/EDIAN文書/総会号/第18回ラテックスアレルギー/latalrp‐09(扉・特別講演)

    EDIAN WING 吉田 2013.06.24 11.47.46 Page 261

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    特別講演

    Hazards of natural rubber latex allergy powdered gloveuse

    Apl. Prof. Dr. med. Henning Allmers, M.P.H.1,2)

    Department of Dermatology, Environmental Medicine andHealth Sciences, University of Osnabrueck, Germany

    (Director:apl. Prof. Dr. Swen Malte John)1)、Department of Occupational Medicine University of Osnabrueck,Germany

    (Director:apl. Prof. Dr. med. Henning Allmers, M.P.H.)2)

    IntroductionWhat is Natural rubber latex(NRL)allergy?Latex allergy(type I hypersensitivity to latex proteins)can be a serious systemicallergic reaction. It usually begins within minutes of exposure but can sometimes oc-cur hours later. It produces varied symptoms, which commonly include runny nose,sneezing, itchy eyes, scratchy throat, hives, and itchy burning sensations. However,it can involve more severe symptoms including asthma marked by difficult breath-ing, coughing spells, and wheezing ; cardiovascular and gastrointestinal ailments ;and in rare cases, anaphylaxis and death.

    Why are powder�free gloves recommended?Proteins responsible for latex allergies are attached to glove powder. When pow-dered gloves are worn, more latex protein reaches the skin. Also, when gloves areput on or removed, particles of latex protein powder become aerosolized and can beinhaled, contacting mucous membranes. As a result, allergic health care personneland patients can experience symptoms related to cutaneous, respiratory, and con-junctiva exposure. Health care personnel can become sensitized to latex proteins af-ter repeated exposure. Work areas where only powder�free, low�allergen(i.e. re-duced�protein)gloves are used show low or undetectable amounts of allergy�caus-ing proteins.

    /KyorinWPS/22257-3576/latalrp_10(抄:特別講演)/ky446360357600043400

    EDIAN WING 吉田 2013.07.02 16.35.56 Page 1

  • 18

    Studies in the 1990s have shown that up to 17% of healthcare workers(HCWs)aresensitised to natural rubber latex(NRL)allergens. The proteins present in glovesand other products made of NRL and the inhalation and skin contact with this mate-rial are responsible for sensitisation. Even though there have been recommendationsto use powder�free and low�allergen gloves as preventive measures there are fewinvestigations that have studied the effects of interventions involving decreases inNRL protein over time. Turjanmaa et al. in Finland reported cessation or declines insensitisation following changes in powder and�or allergen levels in gloves in hospi-tals. In a cross�sectional study Levy et al. found that no cases of sensitisation oc-curred among dental students using powder�free gloves while 5�15% of those usingpowdered gloves were sensitised.

    We were able to show that by switching to powder�free NRL gloves detectableNRL aeroallergens were completely removed in a healthcare facility. Sensitisedhealthcare workers were able to remain at work by supplying them with NRL freegloves, thus showing that these simple and practical measures led to a successfulsecondary prevention of NRL allergy in HCWs. The increased adherence to thetechnical regulations prohibiting the use of powdered natural rubber latex(NRL)gloves has led to a decrease of new cases of type�I allergic diseases(asthma and ur-ticaria)in German health care personnel.

    Hazards of powdered glove use in surgery

    Glove powder is used as a lubricant on the inner surface of surgical gloves to aidthe donning process.Although surgeons routinely wash or wipe their gloves to remove the powder it hasbeen shown in many studies and clinical reports that modified cornstarch, referredto as USP Absorbable Dusting Powder, also has adverse side effects associated withits use including :

    ・Adhesions・inflammation, peritonitis and granulomas・Infertility・central nervous system complications・initiation of thrombus formation・clogging�blocking of sinus channels

    /KyorinWPS/22257-3576/latalrp_10(抄:特別講演)/ky446360357600043400

    EDIAN WING 吉田 2013.07.02 16.35.56 Page 2

  • 19

    ・intestinal obstruction・ophthalmic complications・promotion of tumour cell adhesion and growth・increased scarring・retroperitoneal fibrosis・increased risk of infection.

    Since the early 1990s, it was reported that NRL protein allergens absorbed by thiscornstarch powder could cause Type I sensitization and allergic symptoms in NRLallergic individuals ranging from urticaria to lethal anaphylaxis.(Wava Truscott Glove pow-der reduction and alternative approaches Methods 27(2002)69�76).

    It could be shown that removing powdered surgical gloves from the operating thea-tres reduced the number of cases of adhesions, inflammation, peritonitis and granu-lomas in the UK. Also new cases of NRL allergic health care workers in Germanyhave been reduced by more than 95% since powder�free surgical and examinationNRL gloves became mandatory in 1998(Allmers H, Schmengler J, John SM : Declining incidence ofoccupational contact urticaria caused by natural rubber latex allergy in German healthcare workers. J Allergy Clin

    Immunol 2004 ; 114 : 347�51)

    From our experience switching to powder�free gloves in a surgical environmentcan only succeed if the surgeons are thoroughly involved in the process of decidingwhich kind of powder�free surgical gloves should be purchased.There was some discussion if not only powdered NRL gloves should be banned butthat all NRL gloves might be avoided by administrators in charge of purchasing.Our research shows that this precaution is not necessary to avoid the occurrence ofNRL�allergies in health care workers and it would erroneously deprive hospital per-sonnel of the excellent properties integral to natural rubber latex.

    /KyorinWPS/22257-3576/latalrp_10(抄:特別講演)/ky446360357600043400

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  • 教育講演座 長:相原 道子

    (横浜市立大学大学院医学研究科

    環境免疫病態皮膚科学)

    /【K:】Server/EDIAN文書/総会号/第18回ラテックスアレルギー/latalrp‐11(扉・教育講演)

    EDIAN WING 吉田 2013.06.24 11.47.46 Page 267

  • 23

    教育講演

    アレルギー発症における経皮感作の重要性

    松永佳世子藤田保健衛生大学医学部皮膚科

    近年、旧茶のしずく石鹸に含まれたグルパール 19S(加水分解コムギ末)が原因で即時型コムギアレルギーとなった症例が相次ぎ、社会問題となっている。日本アレルギー学会は「化粧品中のタンパク加水分解物の安全性に関する特別委員会」を発足し、実態調査と正しい情報提供、そして原因解明などを行ってきた。2013 年 4 月 20 日時点で、1888 例の多数の確実例が登録され、その約半数がアナフィラキシー等で生命の危機を脅かされた重症例であった。化粧品に含まれるグルパール 19S 以外の加水分解コムギ末および加水分解コムギ以外の成分における健康被害の実態を早急に把握する必要があると考え、緊急疫学調査を行った。その結果、グルパール 19S 以外の高リスクな加水分解コムギ末における健康被害が疑われる症例は 34 例が報告された。臨床症状は、アナフィラキシー 3 名、顔面発赤 9 名、眼瞼腫張 5 名、蕁麻疹 4 名等、症状を誘発した食材は主に小麦製品(パン・パスタ・うどん)、感作源となった可能性のある香粧品は、シャンプー 2 名、ヘアトリートメント 3 名、石鹸 3 名、化粧水 1 名、不明 25 名であった。化粧品に含まれる加水分解コムギ以外の成分による健康被害が疑われる症例数は 33 例であった。今回の検討で、加水分解コムギ末やその他の成分による経皮感作により誘発された食物アレルギーがグルパール 19S 以外にも存在すること、また、それらの症例は未だ確定診断がなされておらず、原因成分の確定が必要であることが明らかとなった。本講演では、このような、今我が国で起こっている経皮感作全身性食物アレルギーの疫学調査結果を踏まえ、アレルギー発症における経皮感作の重要性について考察する。

    /KyorinWPS/22257-3576/latalrp_12(抄:教育講演)/ky552434357600043401

    EDIAN WING 吉田 2013.07.02 13.17.35 Page 1

  • シンポジウムⅠ.座 長:赤澤 晃

    (東京都立小児総合医療センター

    からだの専門診療部アレルギー科)

    猪又 直子(横浜市立大学大学院医学研究科

    環境免疫病態皮膚科学)

    Ⅱ.座 長:宮坂 勝之(聖路加国際病院周術期センター)

    松倉 節子(横浜市立大学附属市民総合医療センター

    皮膚科)

    /【K:】Server/EDIAN文書/総会号/第18回ラテックスアレルギー/latalrp‐13(扉・シンポ)

    EDIAN WING 吉田 2013.06.24 11.47.47 Page 273

  • 27

    シンポジウムⅠ

    1.小児のピーナッツアナフィラキシーおよびフルーツOASのピーナッツアレルゲンコンポネント特異 IgE抗体(ISAC)

    柴田瑠美子、小田嶋 博国立病院機構福岡病院小児科

    目的:ピーナッツ特異 IgE 抗体はアナフィラキシーで高値を示し、負荷試験による誘発率も高い。一方、幼児の多種食物・果実アレルギーではピーナッツ IgE 抗体が高値を示す例があり負荷試験が行えないことが多い。近年、臨床症状と関連するアレルゲンコンポネントが明らかになっており(CRD)、小児期発症のピーナッツアナフィラキシーとピーナッツ IgE 抗体陽性で誘発のない多種食物アレルギー例の各コンポネント抗体価の差異を検討した。方法:対象はピーナッツアナフィラキシー 9 例(3~17 歳。4 例はナッツアレルギー合併)。ピーナッツ IgE 抗体陽性の多種食物アレルギー 5 例(6~15 歳。卵 4、牛乳 3、フルーツ 5 例)。高 IgE 症候群 2 例(18 歳、47 歳)。特異 IgE、各ピーナッツアレルゲンコンポネント IgE 抗体価は ISAC(ファディア)により測定した。結果:ピーナッツアナフィラキシーでは Arah2(コングルチニン)が最も抗体価が高く、(クラス 3 : 4 例、クラス 2 : 5 例)、ついで Arah6(2S アルブミン)抗体(クラス3 : 4 例、2 : 5 例)、Arah1 抗体が陽性であった。多種食物アレルギーの 5 例では、Arah8(PR�10)抗体が最も高値を示し、4 例ではリンゴやモモの PR�10 も強陽性であり、花粉 PR�10 抗体が陽性であった。Arah2 は偽陽性~陰性であった。高 IgE 症候群の 1例では Arah9(LTP)のみがクラス 3 であった。考案:最近の ISAC による小児ピーナッツアナフィラキシーでは Arah2 または Arah1、2、3 が高値を示す例が多いことが報告されており、同様に Arah2 優位であった。フルーツアレルギーなど多種食物アレルギーではピーナッツアナフィラキシーと異なり Arah8(PR�10)優位で各種フルーツ・花粉 PR�10 も陽性であり交差反応によると考えられた。高 IgE 血症 1 例ではスペインのピーナッツアレルギーでの報告と同様にArah9(LTP)優位を示した。結語:Arah2 抗体価の測定は、ピーナッツアナフィラキシーの診断、経過観察に有用であり Arah8 抗体価を同時測定を行うことにより交差反応の確認が可能と思われる。

    )/KyorinWPS/22257-3576/latalrp_14(抄:シンポ)/ky620384357600043398

    EDIAN WING 吉田 2013.07.02 13.19.41 Page 1

  • 28

    シンポジウムⅠ

    2.柑橘類アレルギーの抗原交差性

    高松 伸枝1)、近藤 康人2)、成瀬 徳彦2)、田中 健一2)、犬尾 千聡1)、柘植 郁哉1)、宇理須厚雄2)、小林 束3)、矢上 晶子3)、松永佳世子3)、小野倫太郎4)、村上 洋子4)、本村千華子4)、小田嶋 博4)、高岡 有理5)、亀田 誠5)

    藤田保健衛生大学医学部小児科学1)、藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院小児科2)、藤田保健衛生大学医学部皮膚科学3)、国立病院機構福岡病院小児科4)、大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター5)

    【目的】近年花粉症の増加に伴って小児から成人の口腔アレルギー症候群が多く報告されている。今回は原因食物として国内消費量が多く、かつ加工品として汎用性の高い柑橘類に着目し、アレルギー患者 23 症例をまとめた。その特徴と花粉の抗原交差性について検討した。

    【方法】柑橘類(オレンジ、ミカン、グレープフルーツ、ハッサク、ユズ、レモン)およびその加工品のいずれかで症状があり、食物経口負荷試験(open 法)または prickby prick test 陽性の患者を対象とし、柑橘類と花粉(スギ、カモガヤ、シラカンバ、ヒノキ)の特異的 IgE 抗体価、immunoblot、immunoblot�inhibition、好塩基球活性化試験(CD63、CD203c)を行った。

    【結果】年齢は 5 歳から 51 歳で 10 歳代が最も多かった。摂取時の主症状は OAS で、アナフィラキシー症例も存在した。原因(複数回答)はオレンジ生果実(15 例)、ミカン生果実(13 例)、グレープフルーツ(12 例)の他、ジュースや缶詰もあった。柑橘類が単独で OAS の原因となることはなく、他の果物に症状があり、かつ花粉症

    (87%)を自覚していた。特異的 IgE 抗体価はオレンジ 0.4~7.3UA�ml(陽性率 80%)、スギ花粉は全員陽性(2 名未測定)であった。柑橘及び花粉 13 種の prick by prick testではオレンジ(86%)を筆頭に高い陽性率を示した。Immunoblot では、各柑橘類及び加工品で band が複数検出され、共通して 13kDa 付近の IgE 結合が最も多かった。Immunoblot�inhibition でオレンジ抗原に対するスギ花粉の抑制は 13kDa で 15 例中 7例にみられた。柑橘及び花粉 9 種の好塩基球活性化試験における CD63、CD203c の発現量は 13~90% で、測定した 12 名(1 名 negative control 高値で未測定)の多項目で陽性であり、特異的 IgE 抗体価及び皮膚試験陰性でも活性を示した症例を認めた。

    【考察】少なくとも患者の一部はスギ花粉抗原との交差反応から柑橘類摂取時に OASをきたしたと考えられた。また OAS の確定診断に苦慮する際には、好塩基球活性化試験の測定が臨床症状と一致し参考となることが示唆された。

    )/KyorinWPS/22257-3576/latalrp_14(抄:シンポ)/ky620384357600043398

    EDIAN WING 吉田 2013.07.02 13.19.41 Page 2

  • 29

    シンポジウムⅠ

    3.加熱果物を併用した皮膚プリックテストの有用性

    夏目 統1,2)、福家 辰樹2)、安岡 竜平2)、田島 巌3)、鈴木 牧2)、田口 智英2)、北沢 博1)、二村 昌樹1)、成田 雅美1)、緒方 勤2)、大矢 幸弘1)

    国立成育医療研究センターアレルギー科1)、浜松医科大学小児科2)、磐田市立総合病院小児科3)

    【目的】果物アレルギーの大部分はクラス 2 アレルギーである OAS(oral allergy syn-drome)に分類され、その食物を加熱処理すれば摂取可能となることが多い。そこで、非加熱果物と加熱果物を併用した SPT(skin prick test)を施行することで、全身症状を呈する症例が早期発見できるかを検討した。また、OAS 症例において、加熱果物への反応が消失しない症例を認めたため、CRD(Component Resolved Diagnosis)の検討を加え報告する。

    【方法】2012 年 7 月~2013 年 1 月に果物アレルギーの訴えがある 21 名(36 品目)に非加熱と加熱(100℃4 分以上)した果物を用い prick�to�prick test で施行した。加熱による SPT の膨疹径の変化は、消失(膨疹径が 0�1mm になる)と非消失に分け、非消失であった症例の一部で CRD を行った。OAS の診断は、①摂取しても OAS 症状のみを認めること、②果物特異的 IgE≧0.7 UA�ml もしくは非加熱果物を用いた SPTの膨疹径≧3 mm、③花粉特異的 IgE≧0.7UA�ml の全てを満たすものとした。

    【結果】非加熱果物を用いた SPT が陽性であったのは全身症状群 5 名(5 品目)、OAS群 9 名(16 品目)であった。加熱 SPT で全身症状群は全例(5 品目)「非消失」であったのに対し、OAS 群は「非消失」:「消失」=4 品目:12 品目であった。果物別にみると、キウイだけは OAS 群においても「非消失」:「消失」=3 品目:2 品目と非消失が多く、臨床的に過小評価している可能性も考えられ CRD を検討した。

    【結論】加熱果物を併用した SPT にて、全身症状を呈する症例では膨疹が消失せず、早期発見に有用であることが示唆された。

    )/KyorinWPS/22257-3576/latalrp_14(抄:シンポ)/ky620384357600043398

    EDIAN WING 吉田 2013.07.02 13.19.41 Page 3

  • 30

    シンポジウムⅠ

    4.OASの免疫療法の展望【要望演題】

    栗原 和幸神奈川県立こども医療センターアレルギー科

    狭義の OAS である Pollen�food allergy syndrome(PFAS)は、花粉に感作され、交差反応のある果物・野菜の経口摂取によって口腔粘膜の接触アレルギー症状が誘発される病態で、感作を成立させるアレルゲンと症状を誘発するアレルゲンが異なるのが特徴である。症状は通常は口腔粘膜の刺激程度に留まるが、広範囲の生の果物・野菜の摂取ができなくなれば患者の苦痛は軽くはない。治療は症状を誘発する食品の摂取を避けるのが基本であるが、OAS の原因アレルゲンは加熱、消化などで変性を起こしやすく、熱処理したものや、缶詰などは摂取できる場合が多い。近年、食物アレルギーに対して経口免疫療法(特異的経口耐性誘導)が試みられているが、PFAS は感作の過程が異なり、同様の治療が有効とは思われない。一方、花粉症に対しては、すでに 100 年の歴史のある皮下注射免疫療法(SCIT)、近年では舌下免疫療法(SLIT)、が根治療法と位置づけられている。欧州では PFAS の治療を目的にシラカバ花粉に対する SCIT、SLIT の試みがすでに報告されているが、その有効率は 0~84% と様々である。米国アレルギー学会その他による Allergen Immunotherapy : A practice pa-rameter third update(J Allergy Clin Immunol 2010 ; 127 : S1�55)では、この治療法は Summary Statement 9 で推奨度 C と位置づけ、さらに検討が必要であるとしている。

    近年、関東在住の小児で、ハンノキ花粉などを介してシラカバ花粉にも強く反応し、広範囲の野菜・果物による OAS を訴える患者が増えている。当科では、国産製品のないアレルゲンについて、輸入品を使用して急速法で SCIT を実施しているが、最近、シラカバなどの花粉の急速 SCIT を実施して OAS が改善する例を経験している。1 例目の 15 歳女児は急速期終了時から著明な OAS 症状の改善を認めた(岡本義久、栗原和幸、アレルギー、2012 ; 61 : 652�658)。その後 4 例(8~15 歳)に実施し、評価不能の 1 例を除く 3 例で OAS 症状の改善を認めている。この方法が OAS の標準的治療として確立できるかどうか、現在の評価と今後の課題を検討する。

    )/KyorinWPS/22257-3576/latalrp_14(抄:シンポ)/ky620384357600043398

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  • 31

    シンポジウムⅡ

    1.ラテックスアレルギー対策の実際【要望演題】

    矢上 晶子、松永佳世子藤田保健衛生大学医学部皮膚科

    医療現場でのラテックスアレルギー対策は、医療従事者自身がハイリスクグループでもあることから、①医療従事者自身と②患者への予防対策および③ラテックスアレルギーを発症した患者への対策をそれぞれ実施していく必要がある。

    厚生労働省からの医薬品副作用情報が 1992 年に発信された後、医薬品等安全性情報 No.153(1999 年)2)に、天然ゴムを含む医療用具の表示に関する添付文書の改訂が行われ、医療用具に関しては“天然ゴムラテックス使用”の表示が義務づけられた。本研究会でもガイドライン(ラテックスアレルギー安全対策ガイドライン 2009)の策定をはじめとした啓発活動を行い、ラテックスアレルギーの安全対策は以前より整ってきており、新規のラテックスアレルギー患者は減ってきている。しかしながら、医療現場では、現在も個々の医療用具のラテックス含有の有無やラテックスアレルギー患者および疑い症例に対する実際の対応などが依然として課題とされており、「ラテックスアレルギーの対策がよくわからない」「具体的な対応について教えてほしい」という医療施設からの声は少なくない。

    本講演では、ラテックスアレルギーの具体的な予防対策(一次予防としてラテックスアレルゲンへの感作予防、二次予防として感作された者への発症予防、三次予防としてラテックスアレルギーを発症した者への対応)や医療現場で必要なラテックスアレルギー対策を具体的に述べたい。

    )/KyorinWPS/22257-3576/latalrp_14(抄:シンポ)/ky620384357600043398

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  • 32

    シンポジウムⅡ

    2.手術部におけるラテックスアレルギー対策の報告

    中村 加奈横浜市立大学附属病院看護部(手術部)

    【はじめに】A 大学附属病院手術部では、1998 年頃よりラテックスアレルギー(以下 LA)患者の受け入れを契機に、積極的に LA 対策を検討してきた。手術部に勤務していた看護師が出産時に LA 様の症状を呈した事例を経験し、LA 患者だけでなく医療者の LA 予防を含め現在も検討を重ねている。その現状を報告する。

    【対策】1. 文献検索などを行い、皮膚科医師の協力を得て勉強会実施2. 手術部内で LA 対策推進者を決め検討3. ラテックス製品をリストアップ4. ラテックスフリー製品を集めたカート作成5. LA 情報収集できる術前訪問用紙作成6. バイドブロックや駆血帯などのラテックスフリー化7. 手術器械の洗浄や組み立て時のゴム製品の排除8. 診療材料を輪ゴムで束ねない方法へ変更9. LA 患者(疑い含)の部屋の自動扉を開閉制限10.アナフィラキシーショック時の対応表作成11.手術用手袋のラテックスフリー化

    【結果】手術部看護師の意識が向上し、術前訪問時に患者から LA の情報収集をすることができるようになり、看護計画をたて実践・評価を行い、麻酔科医師や執刀医との情報共有ができるようになった。昨年度は対策の予防効果があり、手術中に LA によるショックはみられていない。手術部看護師の LA 対策への関心度が高くなり、物品の選択ができるようになってきた。

    【課題】緊急での手術受け入れの場合は、LA の情報がない事もあり、物品選択時や変更時にチェックする機構を整備し、ラテックスセーフ環境をめざし取り組んでいく必要がある。また、外来・病棟部門や事務部門と連携し LA の知識を共有し、手術部で取り組んでいる活動を院内に広め、病院全体で取り組み、患者と医療者双方にとって安全な環境をつくる事が重要であると考えている。

    )/KyorinWPS/22257-3576/latalrp_14(抄:シンポ)/ky620384357600043398

    EDIAN WING 吉田 2013.07.02 13.19.41 Page 6

  • 33

    シンポジウムⅡ

    3.小指症の歯科医師のためのカスタムメイド手袋完成報告

    野口 哲司、内藤 徹、牧野 路子福岡歯科大学総合歯科学講座高齢者歯科学分野

    歯科医療において医療用手袋は最も身近であり、マスク、眼部保護シールドと共に感染防止に関わる重要な医療機器である。歯の触覚(歯根膜感覚)はきわめて鋭敏であるため、歯科治療の場では指先の感覚も鋭敏さを要求されるので、手袋の装着感や操作感の高さも要求される。今回、我々は利き手である右手の小指症の歯科医師と遭遇した。小指症は日本人の約 500 人に 1 人の割合で見られる、手指の欠損を特徴とした先天性奇形である。小指症の場合、既製の手袋を装着すると手袋の指が余るため、その部位が歯科診療で使用される回転切削器具に巻き込まれる危険性があり、また清潔操作を阻害する可能性もある。これらを解決するために、アンセル・ヘルスケア・ジャパン(株)の協力の下、小指症の歯科医師のためのカスタムメイド手袋の製作を開始した。

    2012 年の「第 17 回日本ラテックスアレルギー研究会」において、途中経過を発表した。発表当時は製作の最終段階であった。発表後、試作品を装着し歯科診療で使う器具を実際に操作した。カスタムメイド手袋のフィットはきわめて良好で、歯科診療も円滑に行うことができた。さらに完成度の高いものを目指し、僅かにたるみが出た部分などをマークし手型を一部修正した。2013 年 3 月に完成品が納品された。

    本発表では前年度の発表後完成までの過程を加え、製作の全過程を考察し、カスタムメイド手袋製作の意義を報告する。

    )/KyorinWPS/22257-3576/latalrp_14(抄:シンポ)/ky620384357600043398

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  • 34

    シンポジウムⅡ

    4.当院採用医療従事者のラテックスアレルギー罹患状況についての調査(前方視的研究 2年目報告)

    石田 修一、猪又 直子、長島真由美、伊藤香世子、金岡 美和、相原 道子横浜市立大学医学部皮膚科

    【背景】ラテックスアレルギー(LA)対策は、LA 患者の安全確保と並んで、LA のハイリスクグループである医療従事者の職業性発症の予防にも重要であり、当院でも対策を講じてきた。

    【目的】当院の LA 対策下で、新規に職業性 LA が発症する可能性があるのか、当院の新規採用者を経時的に追跡し、LA の新規発症者の有無やそのリスクファクターなどを調査した。

    【対象と方法】H24 年度当院新規採用者のうち、採用時(H24 年 4 月)に研究参加に同意された 150 名(医師 96 名、看護師 54 名)を対象に、採用 1 年後(H25 年 3 月)に質問紙によるアンケート調査を施行した。LA 疑い例には、ラテックスと rHev b 1、3、5、6.02、8 による特異的 IgE 抗体(ImmunoCAP : CAP)やプリックテスト(SPT)を施行した。

    【結果】アンケート回収率は 64.7%(97�150 名)で、内訳は医師 65.6%、看護師 63.0%であった。採用後 1 年間にラテックス製品接触時に皮膚症状を呈したのは 12 名

    (12.4%)であり、このうち新規有症者は 8 名、採用時からの症状継続者が 4 名であった。しかし、検査により LA と診断された例はいなかった。ただし、輪ゴムの接触時に痒みや発赤をみとめた看護師 1 名は、CAP にてラテックスはクラス 1 であるが、Hevb 5がクラス 2 であり、今後の経過に注意が必要と考えた。また、採用時に LA と診断された 1 名は、採用後はラテックスを回避したため、症状の誘発はみられず、ラテックスや rHev b 1の SPT 反応が減弱していた。さらに、ラテックス�フルーツ症候群の原因食品の経口摂取で症状を有したのは 6 名(6.2%)であった。このうち新規有症者は 2 名(2.1%)であった。

    【結語】当院の現在の LA 対策下において、H24 年度新規採用者が当院で 1 年間就労するなかで、新規に LA を発症したものはいなかった。また、採用時の LA 回避の指導が、ラテックス感作の減弱に寄与した可能性が示唆された。

    )/KyorinWPS/22257-3576/latalrp_14(抄:シンポ)/ky620384357600043398

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  • アフタヌーンセミナー座 長:池澤 善郎

    (国際医療福祉大学熱海病院皮膚科)

    /【K:】Server/EDIAN文書/総会号/第18回ラテックスアレルギー/latalrp‐15(扉・アフター)

    EDIAN WING 吉田 2013.06.24 11.47.47 Page 279

  • 37

    アフタヌーンセミナー

    1.コチニール色素によるアレルギー

    山川 有子山川皮ふ科�横浜市立大学医学部

    コチニール色素は、ヒラウチワサボテンの寄生生物であるカイガラムシ科エンジムシの一種、コチニールの雌を乾燥化したものから抽出される。天然系食用赤色着色料の中では最も高水準の安全性が確認されている。以前はカンパリなどの酒類、イチゴ牛乳などにも含まれていたが、現在は紅色の飲料水、漬物、蒲鉾、菓子類などに含まれる。コチニール色素の主成分はカルミン酸で、カルミン酸にアルミニウム等の金属を結合させて不溶性にしたアルミニウムレーキ色素がカルミンである。カルミンは海外では医薬品、化粧品初め食品添加物に広く使用されているが、日本では食品添加物としての使用が認められていない。

    日本では 1997 年から 2013 年までに、学会発表を含めコチニール色素のアレルギーは 18 例報告されており、最近 2.3 年で急激に増加している。日本における報告全例が女性で、年齢は 23 歳から 52 歳までの平均 36 歳となっている。また原因物質として2008 年まで飲料物が 5 例と多かったが、2011 年から 2012 年にはカルミンを含むフランス製赤色マカロンが 6 例と多い。カルミンは日本においても化粧品への使用は可能であり、さらに輸入された化粧品にも繁用されている。化粧品中のコチニール色素またはカルミンを経皮吸収し、その感作成立後これらを含む食物の摂取によるアナフィラキシーが誘発した、という経皮感作経路が考えられる。一方、経皮暴露経験のない症例はコチニール色素を経口摂取し感作成立後、再び摂取して生じる古典的経口感作も考えられる。

    コチニール色素のアレルゲンはコチニール中のカイガラムシ由来の蛋白質と考えられる症例が多く、これらのアレルギーには約 38�45kDa の蛋白質に対する特異的 IgEが関与する可能性が高いと考えられる。現在コチニール色素からアレルゲン蛋白質が除去され、より純度の高いコチニール色素精製品が食品添加物として使用されつつある。化粧品においても純度の高い色素の使用が望まれる。

    yorinWPS/22257-3576/latalrp_16(抄:アフタヌーン)/ky657739357600043409

    EDIAN WING 吉田 2013.07.02 13.19.59 Page 1

  • 38

    アフタヌーンセミナー

    2.食物アレルギーの最近の話題

    宇理須厚雄藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院小児科

    近年、食物アレルギーは増加傾向にある。その症状は多臓器多彩であり、皮膚の発赤、蕁麻疹を呈する患者が最も多いが、一部の患者はアナフィラキシーのような致死的重篤な全身症状を呈する。最近誤食によるアナフィラキシーショックのために死亡した食物アレルギーの事例が報告された。本邦の食物アレルギーによる死者数の正確な数字は不明である。おそらく、日本全体でみても 1 年あたり 1 桁台であるとされている。しかし、原因食品による誤食事故は、日本保育園保健協議会からの平成 21 年の報告によれば、食物アレルギー誤食は 953 保育所の 29% で発生している。学校での誤食事例の頻度は不明ではあるが発生していることは確かである。これらの中にはアナフィラキシー事例も含まれると推察される。

    我々のアンケートによる事例収集調査では、誤食は家庭についで、保育園・幼稚園、レストラン、祖父母宅、友達宅、店頭販売、小学校、ホテル、スーパーでの試食、キャンプと続き、これらが起きやすい場所といえる。つまり、食物アレルギーの誤食が起きやすいのは食物アレルギーの発症頻度が高い年齢層の小児と食事の提供があることの 2 つが揃う場面といえる。また、小児は自己管理能力が成人と比べると未熟であることも小児に誤食が起きやすい理由である。

    また、食物アレルギーによる急性症状は、経口摂取による経路が最も多いが、経皮、吸入、注射などの経路もあり、経口摂取以外の経路から侵入する食物抗原にも注意が必要である。

    本講演では我々が収集した食物アレルギー事例に基づき、食物アレルギーの安全管理について解説するとともに、「具体的な注意点を示したマニュアルの作成」と「インシデント・アクシデント報告制度と常設の学校生活安全管理委員会の設置」の提言についても言及する。

    yorinWPS/22257-3576/latalrp_16(抄:アフタヌーン)/ky657739357600043409

    EDIAN WING 吉田 2013.07.02 13.19.59 Page 2

  • 一般演題1.座 長:柴田瑠美子

    (国立病院機構福岡病院小児科)

    原田 晋(はらだ皮膚科クリニック)

    2.座 長:大矢 幸弘(国立成育医療研究センターアレルギー科)

    矢上 晶子(藤田保健衛生大学医学部皮膚科)

    3.座 長:近藤 康人(藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院

    アレルギーセンター小児科)

    内藤 徹(福岡歯科大学総合歯科学講座

    高齢者歯科学分野)

    /【K:】Server/EDIAN文書/総会号/第18回ラテックスアレルギー/latalrp‐17(扉・一般演題)

    EDIAN WING 吉田 2013.06.24 11.47.47 Page 285

  • 41

    一般演題1

    1.柑橘類によるOASの1例

    篠田 純子1)、松倉 節子1)、久田 恭子1)、守田亜希子1)、中村 和子1)、山川 有子2)、蒲原 毅1)、相原 道子3)

    横浜市立大学附属市民総合医療センター皮膚科1)、山川皮ふ科2)、横浜市立大学医学部皮膚科3)

    花粉�食物アレルギー症候群(pollen�food allergy syndrome:PFAS)は、口腔アレルギー症候群(oral allergy syndrome:OAS)の中でも花粉と食物の交差反応性に起因して生じる疾患である。本邦で多くみられる PFAS の代表的な食物としては、ハンノキ花粉症によるリンゴ、サクランボ、モモ、プラム、ナシなどバラ科の食物や、大豆などが挙げられる。今回我々は、柑橘類による OAS を合併した PFAS の 1 例を経験したので報告する。症例:17 歳女性。小学生の頃より豆乳を飲むと耳の奥に掻痒感が出現し、いくらや生クリーム摂取後に皮疹が出ることがあった。平成 24 年 2 月、イチゴ摂取 5 分後に咽頭に掻痒感出現。数日後、オレンジジュースを飲んだ後に咽頭部の掻痒感も出現した。血液検査では total IgE 55IU�ml、特異 IgE 抗体(CAP�RAST)ではスギ 24.7(4)、ハンノキ 3.75(3)、ブタクサ 0.39(1)で陽性であった。プリックテスト(skin pricktest : SPT)ではイチゴ(2+)、リンゴ(2+)、オレンジ(2+)、トマト(2+)、大豆(3+)、BetV1(3+)、BetV2(3+)で陽性であった。通年性の花粉症を認め、オレンジ、グレープフルーツ、レモンによる OAS を認めた。柑橘類による口腔症状を主症状とした PFAS と診断し、花粉と柑橘類との交差反応性について検討した。オレンジはイネ科などの花粉やスギ花粉と交差反応を示す傾向があることが報告されている。主なアレルゲンはプロフィリンとされている。また、オレンジの LTP(Cit s 3)とモモの LTP(Pru p3)が交差反応を示すという報告がある。本症例はハンノキ、スギ、ブタクサなど多種の花粉に対する特異的 IgE 抗体が見られ、プリックテストでは Bet v1、Bet v2が強陽性、多種の果物に OAS 症状を呈していた。自験例の柑橘類による OAS はプロフィリンによる交差反応が原因ではないかと考えた。今後、花粉症の患者数の増加に伴い、柑橘類による PFAS の患者数が増える可能性があり、花粉症に合併して発症する OAS、PFAS の原因食品として柑橘類も念頭に置くことが重要と考えた。

    可)/KyorinWPS/22257-3576/latalrp_18(抄:一般)/ky432596357600043399

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  • 42

    一般演題1

    2.ヤーコンとマンゴーによるOASの1例

    田中 理子1)、池澤 優子1)、大澤 研子1)、松倉 節子2)

    茅ヶ崎市立病院皮膚科1)、横浜市立大学附属市民総合医療センター皮膚科2)

    57 歳女。既往歴にブタクサの花粉症があり、また、数回にわたりマンゴーの摂食で嘔気、下痢を認めている。2013 年 2 月 6 日 19 時半頃、豚汁(ダイコン、ニンジン)、マカロニサラダ(マカロニ、キュウリ、ハム、タマゴ)、カボチャの煮物、ヤーコンとごぼうのきんぴらを食べた。20 時頃よりそう痒を伴う皮疹が出現し、軽度の嘔気、気道閉塞感、口腔内の違和感を認めたため、当院救急外来を受診。皮疹は上半身に強く下半身は軽度であり、手掌にもそう痒を認め、腸音は軽度亢進していた。H2 ブロッカー、抗ヒスタミン薬を点滴投与し症状改善したため帰宅となった。2 月 7 日、蕁麻疹精査のため当科を受診した。血液検査の RAST ではスギ class 4、ブタクサ class 3、コナヒョウダニ・ハウスダスト class 2、カボチャ・イチゴ・リンゴ・キウイ・メロン・マンゴー class 1であった。プリックテストを施行したところ、マンゴー(加熱)で 3+、ヤーコン(生)、ヤーコン(加熱)、エビ(トリイ試薬)、カニ(トリイ試薬)で 2+となった。ヤーコンはキク科であり、ブタクサとの交叉感作が示唆されたため、他のキク科の RAST を追加したところ、ニガヨモギ class 4、ヨモギ class 4、フランスギク class 3であった。さらにキク科の野菜のプリックテストを追加施行したところ、レタス(生・加熱)、ハクサイ(生・加熱)、春菊(生・加熱)、ゴボウ(加熱)は陰性であったが、ゴボウ(生)は 3+であった。以上より、ヤーコン、マンゴーによる OAS と診断した。キク科の根菜であるヤーコンはアンデス山地原産の植物であるが、血糖や中性脂肪上昇抑制作用を有するとされ、健康食品として注目されてきている。本邦でのアレルギーの報告は数少ないが、アレルゲンとして考慮しておくべきである。

    可)/KyorinWPS/22257-3576/latalrp_18(抄:一般)/ky432596357600043399

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  • 43

    一般演題1

    3.クラス2果物およびモヤシアレルギーに合併したマカダミアナッツアレルギーの1例

    原田 晋1)、森山 達哉2)、有津 崇3)、田中 昭3)、岡野 昌樹4)

    はらだ皮膚科クリニック1)、近畿大学農学部応用生命化学科2)、ファディア株式会社3)、おかの皮フ科4)

    15 歳 男性。数年前よりリンゴ・モモ・チェリーなどの果物類や生に近いモヤシを食べた後に口腔内~咽喉の違和感が生じるようになった。さらに、マカダミアナッツ摂取後に眼瞼腫脹および全身性蕁麻疹が出現。特異的 IgE はシラカンバ・ハンノキ・モモ・Bet v 1 でクラス 4、リンゴ・ヨモギ・Gly m 4 でクラス 3、イチゴ・アーモンド・Ara h 8 でクラス 2 と陽性であり、またプリックテストでは鳥居薬品製ヨモギおよび生の大豆モヤシ・生の緑豆モヤシ・豆乳・豆腐 as is で(3+)、鳥居薬品製エダマメおよびマカダミアナッツ as is で(2+)陽性であった。さらに、ELISA では Betv 1・Gly m 4・マカダミアナッツで陽性所見を認めたため、花粉アレルギー症状は自覚していなかったものの、自験例を Bet v 1 を交叉抗原として Pollen�Food AllergySyndrome の機序で発症したクラス 2 果物~モヤシアレルギーとマカダミアナッツアレルギーとの合併と診断した。

    近年ピーナッツを始めとするナッツアレルギーの報告は世界的に増加傾向にあり、とりわけ重篤な症状をきたす場合が多いため大きな問題となっている。これに反して、マカダミアナッツによるアレルギーの報告は極めて稀であり、これまでに世界中で 10 数例の既報告を認めるのみである。花粉アレルギーの先行を認めた症例も散見するものの、マカダミアナッツ摂取により発現した症状は大部分がアナフィラキシー症状である。果たしてクラス 1 アレルギーかクラス 2 アレルギーかに関しても、既報告ではほとんど論じられておらず、マカダミアナッツアレルギーの発症機序に関しては未だ明らかではない。

    自験例においても、マカダミアナッツ摂取時のみ全身症状を発現していたため、果物およびモヤシアレルギーとは異なった機序で発症していた可能性も疑われ、マカダミアナッツアレルギーがクラス 1 またはクラス 2 のいずれの機序に基づくのかに関しては今後の検討課題である。

    可)/KyorinWPS/22257-3576/latalrp_18(抄:一般)/ky432596357600043399

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  • 44

    一般演題2

    4.ゴム関連アレルゲン陽性の職業性接触皮膚炎例に対する加硫促進剤非含有ゴム手袋の有用性の検討

    森田 雄介1)、矢上 晶子1)、鈴木加余子2)、小菅 敦子3)、亀井 良太3)、小川 太一3)、榎本 憲秀3)、松永佳世子1)

    藤田保健衛生大学医学部皮膚科学1)、刈谷豊田総合病院皮膚科2)、ミドリ安全株式会社セフティ&ヘルス統括部商品開発部3)

    <背景・目的>ゴム製品による接触皮膚炎例は臨床の場でよく遭遇する。ゴム製品のアレルゲンとして加硫促進剤と老化防止剤が有名であるが、このたびこのアレルゲンが含まれていない加硫促進剤非含有ゴム手袋が開発されたため、この手袋の有用性を検討した。<対象>日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会員でこの研究に協力を得られた施設において、パッチテストにおける Japanese Standard Allergen Series 2008 に含まれているゴムアレルゲンの 1 つである thiuram mix が陽性であった 27 例を抽出し対象とした。<方法>既往歴や増悪因子を確認するための事前アンケートを行い、試験開始時の手湿疹について Osnabrück Hand eczema Severity Index(OHSI)を用いて皮疹を点数化し評価した。被験者は通常の勤務において加硫促進剤非含有ゴム手袋を 4 週間使用し、試験終了時に再度 OHSI を用いて評価した。OHSI とは手の皮疹を簡便に評価するツールであり、手湿疹なしは 0 点、手湿疹の状態が良くない場合は最大で 18 点となる。<結果>試験終了時の OHSI による点数が試験開始時と比較し減少したか不変であったのは 27例中 24 例(88.9%)で、増加したのは 27 例中 3 例のみであった。<考察>この検討で新規に開発された加硫促進剤非含有ゴム手袋の使用により被験者の手湿疹の改善傾向がみられた。本手袋は臨床的に機能性が高く、今後の保護具として有用と考えられたので報告する。

    可)/KyorinWPS/22257-3576/latalrp_18(抄:一般)/ky432596357600043399

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  • 45

    一般演題2

    5.ニトリルラテックスゴム手袋の皮膚感作性に影響する化学物質の分析調査

    小菅 敦子1)、亀井 良太1)、小川 太一1)、榎本 憲秀1)、森田 雄介2)、矢上 晶子2)、松永佳世子2)、Lim Lawrence Siau Tian3)

    ミドリ安全株式会社セフティ&ヘルス統括部商品開発部1)、藤田保健衛生大学医学部皮膚科学講座2)、Kossan Sdn. Bhd3)

    市販されているニトリルラテックスゴム製手袋には、モルモットによる皮膚感作性試験(Maximization 法)において、大雑把に感作性の強い手袋と弱い手袋があり、本報告では、ゴム手袋の皮膚感作性試験における感作性の強・弱に影響する手袋中の化学原因物質を特定するために、一連の機器分析(燃焼ガス分析、パージ&トラップガスクロマトグラフィー・質量分析、薄層クロマトグラフィー分析等)を実施した。

    皮膚感作性試験において、強い感作性を示すニトリルラテックスゴム手袋からは、硫黄を架橋剤として用いる時に使用される加硫促進剤由来の複数の化学物質(ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジ�n�ブチルジチオカルバミン酸亜鉛等及びそれらの熱分解物)が検出された。一方、皮膚感作性試験において、弱い感作性を示すニトリルラテックス手袋からは、上記硫黄を架橋剤として用いる時に使用される加硫促進剤由来の化学物質は全く検出されず、上記硫黄・硫黄系加硫促進剤を用いて架橋構造を形成させる従来のニトリルラテックスゴム手袋とは、異なる加硫方式(サルファーフリー)で、架橋構造を形成させたニトリルラテックスゴム手袋であった。

    以上のことから、皮膚感作性試験における陽性誘因化学物質は、上記加硫促進剤由来の複数の化学物質である可能性が高く、更にサルファーフリーのニトリルゴム手袋は、皮膚感作性試験における陽性リスクを低減できる可能性が高いことが示唆された。

    可)/KyorinWPS/22257-3576/latalrp_18(抄:一般)/ky432596357600043399

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  • 46

    一般演題2

    6.ラテックスアレルギーコンポーネントの臨床的検討

    白田阿美子1)、松浦みどり1)、藤村 奈緒1)、猪又 直子1)、松倉 節子2)、池澤 善郎1,3)、相原 道子1)

    横浜市立大学医学部皮膚科1)、横浜市立大学附属市民総合医療センター皮膚科2)、国際医療福祉大学熱海病院皮膚科3)

    【目的】一つのアレルゲンでも、複数のコンポーネントがあり異なる病態に各々関与する。ラテックスアレルギー(LA)につき、Hev b 1、Hev b 3、Hev b 5、Hev b 6.02、Hev b 8 のコンポーネント特異的 IgE 抗体を測定し、臨床症状との相関を検討した。

    【対象と方法】横浜市立大学附属 2 病院を受診した 46 例を次の 3 群にわけた。過去にラテックス製品による症状があり、プリックテストが陽性またはラテックス手袋使用時に接触部位に即時型の反応を生じ、LA と診断した 8 例(LA 群)、ラテックス粗抽出エキス(k82 ラテックス)抗体陽性だが、症状がなく、プリックテストが陰性で LAが否定された 12 例(NLA 群)、k82 ラテックス抗体陰性の 27 例(control 群)。【結果】k82 ラテックス IgE 抗体が>0.70IU�ml は LA 群で 4 人(50.0%、平均値 0.69)、NLA群は 8 人(66.6%、平均値 0.77)だった。コンポーネント特異的抗体間では、LA 群で Hev b 6.02 が>0.70 IU�ml は 5 例(62.5%)であり、NLA 群での 1 例(8.3%)、con-trol 群での 0 例(0%)と比べ上昇していた。一方、NLA 群で Hev b 8 が>0.70 IU�ml は 9 人(75.0%)となり、LA 群の 1 例(12.5%)、control 群の 1 例(3.85%)と比べ上昇していた。Hev b 1、Hev b 3、Hev b 5 は群に関係なく、概ね<0.35 IU�ml だった。【結論】k82 ラテックス抗体が 0.35~0.70 IU�ml では、LA か NLA かの判断は困難である。Hev b 6.02 は LA の症状形成に関わる重要なコンポーネントといえる。NLA群で k82 ラテックス抗体が陽性となった背景に Hev b 8 に対する抗体の存在関与が考えられる。今後、LA の診断方法として、ラテックス粗抽出エキスに対する IgE 抗体だけでなく、コンポーネント(特に Hev b 6.02、Hev b 8)特異的 IgE 抗体測定を組み合わせることで正確な診断により近づくことが期待される。

    可)/KyorinWPS/22257-3576/latalrp_18(抄:一般)/ky432596357600043399

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  • 47

    一般演題3

    7.横浜市立大学附属市民総合医療センターにおける2012年度新任スタッフのアンケート調査

    大野真梨恵1)、守田亜希子2)、中村 和子2)、松倉 節子2)、蒲原 毅2)

    横浜南共済病院皮膚科1)、横浜市立大学附属市民総合医療センター皮膚科2)

    【背景】近年ではラテックスアレルギー(LA)に対策を講じる病院も増え、その認知度も高まってきており、実態調査として医療従事者のアンケートを実施する施設も増えてきている。

    【目的・方法】安全対策委員会で皮膚科スタッフが中心となり、当院新入スタッフの LA に対する認知度および職員自身の自覚症状を評価するために、4 月に赴任する新入スタッフ(医師、看護師、薬剤師、コメディカル)に対し、年度初めのオリエンテーション時にアンケート調査を施行した。また昨年度に施行した同様のアンケート調査と比較検討を行った。さらに、LA の有病率を調べるためにアンケートで自覚症状を有する職員に希望をとり、精査のためプリックテストを施行、RAST�ラテックスを測定した。

    【結果】新任スタッフの LA の認知度は 70.5%、LA の自覚症状がある者は 14.4% であった。昨年度施行した結果(83.0%、16.1%)と比べ、認知度は軽度低下し、自覚症状は低い結果であった。職業別では、LA の認知度は研修医では増加し、看護師・コメディカルでは減少(64%→54%)(88%→38%)、LA の自覚症状は研修医において増加(7%→20%)していた。自覚症状を有した新入スタッフ 13 名において精査を施行し、プリックテストおよびRAST�ラテックスは全て陰性であった。

    【考察】今回の調査では、特に新卒の多い看護師やコメディカルにおいて LA 関連の知識が普及されておらず、新年度の新任スタッフを中心にアンケート調査を行うことは院内全体での LA 認知の普及に有用でありかつ効率的であると考えた。また、皮膚テストおよび RAST�ラテックスにて LA と確定診断された者はおらず、安全対策の観点から、即時型アレルギーのみでなく、手洗いや手袋による刺激性およびアレルギー性接触皮膚炎の合併の有無も含めてスクリーニングし介入する必要があると考えた。

    可)/KyorinWPS/22257-3576/latalrp_18(抄:一般)/ky432596357600043399

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  • 48

    一般演題3

    8.ラテックスアレルギー対策に向けての取り組み~院内勉強会を実施して~

    狩野 美華1)、丹田永三可1)、斎藤 幸枝1)、伊藤香世子2)、猪又 直子2)、藤波富美子1)

    横浜市立大学附属病院看護部(皮膚科外来)1)、横浜市立大学医学部皮膚科2)

    欧米で多くのラテックスアレルギー(以下 LA とする)患者およびアナフィラキシーショックによる死亡例が報告されているなかで、国内では LA 対策が進み患者数は減少していると報告されているが、その危険性に対する意識はまだ低い現状がある。ラテックスはゴム製品として生活に密着しており、我々医療従事者は特に触れる機会が多く、LA 発症の危険性は高いと言える。しかし、当院において LA の専門外来はなく、正しい知識を共有する機会があまりなかった。そこで全職種を対象として基本的知識を共有する目的で、勉強会を企画しアンケートを実施したので報告する。講義内容は皮膚科医師から LA 症状、アレルゲン、リスク集団、医療用手袋の選び方、食物アレルギーとの関連性、外来看護師から院内採用の医療用手袋の紹介、LA 患者への対応方法の 2 部構成とし意見交換を含め実施した。

    参加者は 82 名(医師 10 名、看護師 48 名、検査技師 8 名、その他 16 名)であった。「講義受講前に LA について知っていた」と回答した人が 93% であり、そのうち「名前を聞いたことがある」83%、「アナフィラキシーショックを起こすことを知っている」と答えた人が 71% であり、「LA 患者の対応がわかる」と答えた人は 39% と少なかった。診療や看護場面でアレルギーについて配慮している項目は、アルコール 71%、薬剤 60%、食べ物 30%、ラテックスについては 22% と低かった。今までに対応で困ったことはの問いに「医療用手袋の選択」、「LA 患者入院時マニュアルがなかった」、「何にラテックスが使われているか知らなかった」という意見があった。フリーコメントでは「新たな知識を得られた」、「講義内容は実際に活かすことができる」という意見があった一方、「LA 患者への対応が統一されていない」という意見もあった。院内での対応方法が経験によって違うことから対応基準を整備する必要がある。参加者の中には LA やその可能性があるスタッフもおり、セルフマネージメントの視点から、また臨床実践においても LA についての知識は必要であり、今後継続して教育・啓発活動を推進していく予定である。

    可)/KyorinWPS/22257-3576/latalrp_18(抄:一般)/ky432596357600043399

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    過去の研究会一覧

    第 1 回 飯倉 洋治 昭和大学小児科 平成 8 年11月 9 日(東 京)

    第 2 回 中村 晃忠 国立衛生試験所療品部 平成 9 年 7 月 4 日(東 京)

    第 3 回 早川 律子 名古屋大学医学部環境皮膚科学講座 平成10年 7 月18日(名古屋)

    第 4 回 斎藤 博久赤澤 晃 国立小児病院小児医療研究センター 平成11年 7 月24日(東 京)

    第 5 回 池澤 善郎 横浜市立大学医学部皮膚科学教室 平成12年 7 月 8 日(神奈川)

    第 6 回 松永佳世子 藤田保健衛生大学医学部皮膚科 平成13年 7 月20日(名古屋)

    第 7 回 宮坂 勝之 国立成育医療センター手術・集中治療部 平成14年 7 月14日(東 京)

    第 8 回 横田 誠 九州歯科大学歯科保存学第 2 講座 平成15年 7 月20日(福 岡)

    第 9 回 赤澤 晃 国立成育医療センター総合診療部 平成16年 7 月25日(東 京)

    第10回 原田 晋 三田市民病院皮膚科 平成17年 7 月24日(兵 庫)

    第11回 柴田瑠美子 国立病院機構福岡病院 平成18年 7 月23日(福 岡)

    第12回 秀 道広 広島大学大学院医歯薬学総合研究科皮膚科学 平成19年 7 月29日(広 島)

    第13回 宮坂 勝之 長野県立こども病院 平成20年 7 月27日(長 野)

    第14回 斎藤 博久 国立成育医療センター免疫アレルギー研究部 平成21年 7 月26日(東 京)

    第15回 池澤 善郎 横浜市立大学大学院医学研究科環境免疫病態皮膚科学 平成22年 7 月10日(神奈川)

    第16回 松永佳世子 藤田保健衛生大学医学部皮膚科学 平成23年 7 月30日(愛 知)

    第17回 内藤 徹 福岡歯科大学総合歯科学 平成24年 7 月29日(福 岡)

    /【K:】Server/EDIAN文書/総会号/第18回ラテックスアレルギー/latalrp‐25(研究会一覧)

    EDIAN WING 吉田 2013.07.02 16.41.25 Page 291

  • 50

    謝 辞

    本研究会の開催にあたり下記の皆様よりご協賛いただきました。ここに深甚なる感謝の意を表します。

    第 18 回日本ラテックスアレルギー研究会会長 相原 道子

    アステラス製薬株式会社株式会社アンセル・ヘルスケア・ジャパンエーザイ株式会社協和発酵キリン株式会社グラクソ・スミスクライン株式会社佐藤製薬株式会社サノフィ株式会社株式会社ジェイ・エム・エス第一三共株式会社大正富山医薬品株式会社大鵬薬品工業株式会社田辺三菱製薬株式会社東レ・メディカル株式会社常盤薬品工業株式会社ファイザー株式会社ファディア株式会社マルホ株式会社ミドリ安全株式会社持田ヘルスケア株式会社ヤンセンファーマ株式会社

    神奈川県皮膚科医会横浜市皮膚科医会

    一般財団法人横浜総合医学振興財団

    敬称略(五十音順)

    /【K:】Server/EDIAN文書/総会号/第18回ラテックスアレルギー/latalrp‐26(謝辞)

    EDIAN WING 吉田 2013.07.03 11.07.58 Page 298

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