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1 いであ㈱ ISO推進室 小林和幸 [email protected] FAX:03-4544-7711 事業に役立つ 事業に役立つ ISO14001 ISO14001 運用の 運用の ヒント ヒント ~概 版~ (講演ではより具体的なスライドを用意しています。)

事業に役立つISO14001運用の ヒント - Kanagawa …1 いであ ISO推進室小林和幸 [email protected] FAX:03-4544-7711 事業に役立つISO14001運用の ヒント

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いであ㈱ ISO推進室 小林和幸[email protected]

FAX:03-4544-7711

事業に役立つ事業に役立つISO14001ISO14001運用の運用の

ヒントヒント

~概 要 版~

(講演ではより具体的なスライドを用意しています。)

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1. ISOの改定動向・ISO19011大幅改定へ・ISO9001:2008年版は秋に発行・14001は・・?

ISO14001ISO14001の動向の動向

2. ISO14001認証件数は中国が世界1位に?・世界の認証件数は2006年末で13万件(日本:2.3万件)

3. ISO14005「段階的EMSの実施」は・・・4.多様化するEMS(環境マネジメントシステム)・簡易環境認証制度や自己適合宣言の拡がり

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世界のISO14001認証件数の動向

出典:2006年末時点のISO公表データ

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

日本中国ス

ペイ

イタ

リア

ドイ

英国韓国U

S

A

フラ

ンス

ブラ

ェコ

スイス

ンド

ース

カナダ

台湾ル

ルコ

タイ

2年間伸び

認証件数

4

多様化する環境マネジメント制度

ISO14001自己適合宣言(自治体などで拡がる)

ISO14001認証(2万強)

エコアクション21、KESなど(約4千)

グリーン経営(2千強) 環境宣言型簡易認定

(運輸業界) 学校/キッズISO

エコステージ(ステップアップ)

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1.低炭素化社会へ

・世界のGHG排出量を2050年には50%削減し、平均気温上昇を2.5℃までに留める

社会ニーズの動向社会ニーズの動向(1)

・石油への依存低下、自然エネルギー利用増

・超効率の高度技術開発

低炭素社会への変化情報を注視 !

6

2. 異常気象、資源不足、資源高騰・・・・組織のリスクアセスメント

・資源リスクに対する中長期事業継続計画を作成

社会ニーズの動向社会ニーズの動向(2)

3. SR規格における環境の位置づけ・要点は、持続可能性、温暖化対策、生態系配慮

4. 倫理順守・信頼性確保のための内部統制・倫理方針を定め、内部統制の仕組みを構築する

7

5. 化学物質規制の動向~REACHは・・~・REACHは2007年6月に発効・予備登録は2008年11月末まで・2008年末には高懸念化学物質候補リスト約1500種がWebに掲載予定

社会ニーズの動向社会ニーズの動向(3)

<対応>・基本は取引先のグリーン調達要件で・製品含有化学物質管理ガイドラインで体制づくり・JIGの調査対象化学物質・注意すべき化学物質は?

8

6.エコは楽しさ・格好良さから

社会ニーズの動向社会ニーズの動向(4)

◇LOHAS層や高齢者に受け入れられる取組み

◇名前の付け方だけでも結果に大きな相違1979年:省エネルック →2005年:クール・ビズ

◇アニヤハインドマーチのエコバッグ騒動

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ISO14001を効果的に実行するためにはISOISO導入の原点に返る導入の原点に返る(1)

1.組織全員とトップの関与

2.全経営活動との統合

3.経済的な面に配慮・経済的に実行可能なところで、最適な活動実施

4.継続的改善を行う・明らかにメリットや弱点があるところから改善

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ISO14001導入メリットのどこに焦点?ISOISO導入の原点に返る導入の原点に返る(2)

1.経営基盤と事業強化上位計画達成、責任・権限の明確化、コミュニケーション向上現場の創意工夫の促進、環境配慮型事業ニーズ対応・・・

2. コストダウン工程や運用見直しによる省エネ省資源

3. リスク低減法令等の環境要求の見落とし防止、潜在的リスクの予防

4. 外部へのPR市民意識向上、企業イメージ向上

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全経営活動との統合

環境側面の捉え方

プラスの環境側面

本業へEMSを活かす

間接影響の側面

ライフサイクル思考

本業への本業へのEMSEMSの活かし方の活かし方

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○経営リスクで取組み対象選択

○品質や労働安全衛生でも環境側面はある

・QCサークルによる省エネ省資源改善活動

・製品・サービスの環境面の品質

・健康、安全に係る事象発生は環境負荷増大へ

○自治体: 行政評価との統合化は?

EMSは上位計画の達成ツ-ル

全経営活動との統合全経営活動との統合

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環境負荷(ー)の側面(有害)

所管の業務所管の業務

法的要求 日常活動 緊急事態

環境保全(+)の側面 (有益)

◇環境製品・サービスの売上向上、環境配慮製品開発

◇グリーン調達、環境報告書の発行

◇業界団体や地域環境活動への参画 ・・・・・

環境側面の捉え方環境側面の捉え方

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○組織が管理できる環境側面(直接)

・空調、照明、廃棄物分別、エコドライブ、コピー紙消費

・直営の化学物質の排出管理、排水管理

間接影響の間接影響の環境側面環境側面とはとは

○影響を及ぼすことができる環境側面(間接)・事業委託 →委託業者への契約指示・協力要請

・環境配慮設計 →建設工事や供用段階で

・グリーン販売 →納入先で自動的に環境負荷削減

・環境測定 →測定ミスは排水・排ガス管理不能

・環境広報 →市民の環境意識向上による環境負荷削減

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製品・サービスの原材料の調達~製造~使用~廃棄・リサイクルのライフサイクルで環境負荷発生量を把握し影響評価

ライフサイクルアセスメントとはライフサイクルアセスメントとは

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◇2007年代表漢字は「偽」・コンプライアンスは継続的発展の基本

法的要求事項は法的要求事項はEMSEMSの要の要

◇法規制改定の追跡は?

◇その他要求事項を見直す

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業務の有効性・効率性 報告の信頼性

コンプライアンス 資産の保全

内部統制基本方針 全体評価

・虚偽発生プロセスの特定 欠陥是正

・法規制の特定

・経営リスクの特定 監視評価

管理体制・方法の整備

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1 法的要求事項2 利害関係者の見解・顧客の環境要請(期待)は何?

3 運用上・事業上の要求・環境に限らず運用、事業の課題は何?

4 財務上の要求・売上げ、利益確保、コストダウンへ何したらよい?

5 技術上の選択肢・職員からアイディア募集、他事例を調査。

目標・実施計画策定の考慮事項を再考目標・実施計画策定の考慮事項を再考

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○環境効率

(営業利益+人件費)/環境負荷量

*計算法→http://unit.aist.go.jp/lca-center

経済と統合した目標設定例経済と統合した目標設定例

○環境管理会計企業会計の損益計算書の売上原価(原材料費と加工費)を製品重量と廃棄物重量で比例配分→製品設計・原材料を見直し、生産性向上*計算法→http://www.meti.go.jp/policy

/eco_business/sonota/policy1-01.html

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1.地方自治体・業界団体等の支援・情報

中小企業での知恵の得方中小企業での知恵の得方

2. 地域専門家を安価に活用OB人材紹介、市民アドバイザー、環境カウンセラー

3. グループで取組む業界団体、地域環境ネットワーク、グループ認証

4.他事例調査

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1 鉱物資源の耐用年数・石油は40年、希少金属等50年以下が多数・廃棄物は資源の山

廃棄物対策を進めるためには廃棄物対策を進めるためには

2 地域ネットワーク構築による資源化・国の環境コミュニティ事業を参照

3 バイオマスの動向・注目は木質バイオマス技術

4 環境管理会計を利用

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1 無料省エネ診断、国内排出権、自然エネ補助

CO2CO2排出量の削減方法排出量の削減方法

2 エネルギー棚卸し・建築設備書、資産台帳、車両管理表

・エネルギー消費台帳作成

3 まず簡単にできることを見直し・待機電力を削減・エコドライブ

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エコドライブとはエコドライブとは

エコドライブ10のすすめ (平成18年10月31日改定)

①ふんわりアクセル ②加減速の少ない運転

③早めのアクセルオフ ④エアコンの使用を控えめ

⑤アイドリングストップ ⑥暖気運転は適切に

⑦不要荷物は積まない ⑧タイヤ空気圧をチェック

【エコドライブ活動の意義】①コスト削減:燃料コスト、車両修繕費、車保険割引率②安全性向上 ・・・交通事故や違反を低減

③環境負荷削減 ・・・温室効果ガス量、大気汚染を削減

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◇目標

・目標を達成するための運用・監視指標

◇緊急事態

・発生予防のための異常点検、ヒヤリハットの把握

◇法令順守

・簡易チェックリスト

監視:キーとなる指標を見直す監視:キーとなる指標を見直す

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重大事故の下には多くのヒヤリ・ハットした事がある

重大事故

軽微な事故

ヒヤリ・ハットした事

*ヒヤリハットを記録し分析し予防処置を実施することで重大事故を未然防止

大事故・大事故・緊急事態緊急事態発生予防発生予防のの指標例指標例

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○トップがEMSの経営的意義を理解・EMS成功の鍵はトップの参画如何

従業員の意識向上には従業員の意識向上には

○提案・表彰制度・社員アイディアを取入れ、取組み改善や意識の新鮮さを維持、TQCの改善活動表彰

○エコ検定受験を推奨

○ゲーム的取組み

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◇環境活動の公表・PRと意見聴取・顧客にPR、利害関係者に報告・コミュニケには耐えることも必要

・成果だけでなく、法令遵守や苦情も正直に公表

→それらが改善の原動力になる

コミュニケーションの重要性コミュニケーションの重要性

◇環境報告書の作成法・ターゲットはどこか、予算・部数・媒体を検討・業界の他事例を見る・環境報告書ガイドラインを参照する・データを集める・構成レイアウト

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◇電子媒体利用のルール

・ネットワークでは掲載権限ルールを明確に

・電子承認はパスワードとメール機能を活用

・全員が閲覧できないなら紙情報で

文書類管理の見直し文書類管理の見直し

◇文書類は組織が真に必要なものに・規格が要求する文書・記録は限定されている・帳票様式も文書・記録は様式にこだわらずに・OJTの教育資料として使えるもの

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◇監査チェックリストの充実

・経営貢献のパフォーマンスや改善を評価

・事前準備で内部監査員の力量をカバー

効果的効率的な内部監査には効果的効率的な内部監査には

◇小規模組織ではMR前に社長(管責)が実施

◇内部監査に地域専門家が参加

◇内部監査による代替を審査機関に問う!

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2121世紀の地球を救うのは世紀の地球を救うのは経済(物価高、格差・・)

社会

・人口増

・高齢化

・過疎化

・飢餓

・戦争

・ウィルス病

人(偽、凶悪化、無責任・・)

環境

・温暖化異常

・生態系破壊

・鉱資源枯渇

・水食糧不足

・埋立廃棄物

・有害物汚染

★経済生態学

★高度技術開発

★資源の循環利用

★省エネ・自然エネ利用

★森林保全と木材利用

★食糧確保:農・漁業振興

★人の社会心

★地域再生、ネットワーク