5
※1 ChainSawの機械的振動について (第2報) 防振ゴムの効果について ※2 桜井 敏夫⑧高橋 ※2 徹一・藤田晋輔 ※2 ※2 ※2 Tosh1o SAKURAI,Ak1ra TAKAHAsHI,and Shmsu ※1 0n the Mechan1ca1V1brat1on of Cham Saw (皿 The Iso1atmg Effects of Rubber Mounts round t 往復運動により作動するChain S㍗wは,その機関の 回転質量と共に往復質量があり,加速度の変化によって 大きな慣性力を生ずる.また,機構自体の非対称性によ って大きな非平衡力が発生する。 本実験は,Chain Sawの把握部に生ずるこれらの掻 乱力一非平衡カーを防振材を用いてどの程度まで減少さ せられるかという基本的問題を知るために行なった. 機械の振動防止理論によれば, Tab1e/. ずであるから,実験で検討を重ねる以外に最良の改善方 策はないと考えられる. 以上の理由によって,筆者らはCham Sawのhand 部位に,最も容易に入手できしかも防振効果があると思 われる材料(作業に差支えない範囲の厚さ)をChain Sawのハンドルと手掌部間に介在させて,その振動伝 達量の変化から材料の防振効果を検討した. Vibration iso1ators used for the tes 振動伝達率をtとした場合 t_伝え享れた力 加えbれた力 _基礎に伝わる力の振幅 加振力の振幅 Thickness (mm) WidthX Materials Length (cm) Auto inner tube (B) 1 ,9-2. c 5 .9-4 . c 6 , c-7 7.1 xl2.5 Auto inner tube (R) 2.7-2.8 5.6-6.9 8.c 8 7.Cxl2.1 Webbing rubber (WR) 2 c 2 4 5 9 4.9 6.c-6 5.cX12.4 /一(ω/ω。)当 但しω:強制力の振動数 ω。:系の固有振動数 で表わすことができ,防振はtが/より小さくなるほ ど効果が大きい。しかし,3次元的な物体を防振する実 際問題になると,その解明は殆んど不可能に近い。 その理由は,互いに直交するX・Y・Z方向の並進運 動と重心のまわりの回転運動との計,6自由度の振動を 少なくも考えて防振条件を定め,そして,その条件を満 足させうるような弾性体を,作業性を考慮に入れつつ見 出さなけねはならない。したがって,Cham Sawを含 め手持工具類への防振材料は当然きびしく限定されるは (B):Taxi, (R):Truck. Tab1e2. Proporties of the vibra Tensile Materials strength E Iongatio kg/cm2 Ol lO l 45-77 590-445 Auto inner tube (B) / 57-65 557~445 LL 59-85 451 -52c Auto inner tube (R) / 75-9C 427~487 Webbing rubber (WR) 35~43 155~2/0 ※1前報:島根農科大学研究報告、15B,28(1967) 本報告の一部は日林会関西支部夫会(1967~1O)にて発表した. ※2木材加工学研究室 LaboratOry of Wood Science and Engineering 供試Cha1n SawはHome11te500 Tab1e/に示す.なお本表以外RUbber spon 一76一

※1 ChainSawの機械的振動について · Tab1e/に示す.なお本表以外RUbber sponge,Saw 一76一 . 桜井敏夫・高橋 徹・藤田晋輔:Chainsawの機械的振動について(第2報)

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※1

ChainSawの機械的振動について (第2報)

防振ゴムの効果について       ※2桜井 敏夫⑧高橋

 ※2徹一・藤田晋輔

         ※2 .        ※2           ※2Tosh1o SAKURAI,Ak1ra TAKAHAsHI,and Shmsuke FUJITA                             ※1  0n the Mechan1ca1V1brat1on of Cham Saw (皿)

The Iso1atmg Effects of Rubber Mounts round the Hand.1e

        緒     論

 往復運動により作動するChain S㍗wは,その機関の

回転質量と共に往復質量があり,加速度の変化によって

大きな慣性力を生ずる.また,機構自体の非対称性によ

って大きな非平衡力が発生する。

 本実験は,Chain Sawの把握部に生ずるこれらの掻

乱力一非平衡カーを防振材を用いてどの程度まで減少さ

せられるかという基本的問題を知るために行なった.

 機械の振動防止理論によれば,    Tab1e/.

ずであるから,実験で検討を重ねる以外に最良の改善方

策はないと考えられる.

 以上の理由によって,筆者らはCham Sawのhand1e

部位に,最も容易に入手できしかも防振効果があると思

われる材料(作業に差支えない範囲の厚さ)をChain

Sawのハンドルと手掌部間に介在させて,その振動伝

達量の変化から材料の防振効果を検討した.

Vibration iso1ators used for the tests.

振動伝達率をtとした場合

t_伝え享れた力

 加えbれた力

_基礎に伝わる力の振幅加振力の振幅

Thickness (mm) WidthX Materials Length

(cm)

Auto inner tube (B) 1 ,9-2. c 5 .9-4 . c 6 , c-7 . 2 7.1 xl2.5

Auto inner tube (R) 2.7-2.8 5.6-6.9 8.c 8 8 7.Cxl2.1

Webbing rubber (WR) 2 c 2 4 5 9 4.9 6.c-6.9 5.cX12.4

      /一(ω/ω。)当

  但しω:強制力の振動数

    ω。:系の固有振動数

 で表わすことができ,防振はtが/より小さくなるほ

ど効果が大きい。しかし,3次元的な物体を防振する実

際問題になると,その解明は殆んど不可能に近い。

 その理由は,互いに直交するX・Y・Z方向の並進運

動と重心のまわりの回転運動との計,6自由度の振動を

少なくも考えて防振条件を定め,そして,その条件を満

足させうるような弾性体を,作業性を考慮に入れつつ見

出さなけねはならない。したがって,Cham Sawを含

め手持工具類への防振材料は当然きびしく限定されるは

    (B):Taxi, (R):Truck.

Tab1e2. Proporties of the vibration iso1ators

Tensile Materials strength

E Iongation

kg/cm2 Ol lO

l 45-77 590-445 Auto inner tube (B)

/ 57-65 557~445

LL 59-85 451 -52c Auto inner tube (R)

/ 75-9C 427~487

Webbing rubber       (WR) ⊥ 35~43 155~2/0

※1前報:島根農科大学研究報告、15B,28(1967)

 本報告の一部は日林会関西支部夫会(1967~1O)にて発表した.

※2木材加工学研究室 LaboratOry of Wood Science and Engineering

       材 料 と 方 法

供試Cha1n SawはHome11te500D。防振材料を

Tab1e/に示す.なお本表以外RUbber sponge,Saw

一76一

Page 2: ※1 ChainSawの機械的振動について · Tab1e/に示す.なお本表以外RUbber sponge,Saw 一76一 . 桜井敏夫・高橋 徹・藤田晋輔:Chainsawの機械的振動について(第2報)

桜井敏夫・高橋 徹・藤田晋輔:Chainsawの機械的振動について(第2報) 一77一

dust,Sand等も供試してその効果を調べた.供試Ru・

bber iso1atorの静的試験結果をTab1e2,またChain

Sawのhand1eを懸垂させて伝達量を検出する装置は

Photo.2に示す.

 加速度変換器は,±2093個と±59/個.それぞれ

の19の歪量はX軸:137×10’6,Y軸:127×10■6,

Z軸:/39×/0‘6と59は325×/0-6である,その他の

計器はDynamic strain amp1ifier(共和),Rapico・

dor(共和)等であり,Ga1Yanometerは1000c/s.記録

紙はLino-writ,送り速度は50cm/s,時刻は///00

sec.振動方向は国際規格によって,X:前後,Y:左

右,Z:上下.その他波形からの振動加速度mm・sec-2

振幅mm等の算定方法は総て前報と同様.

       実 験 結 果

1)記録波形におよぼす弾性支持条件

 本実験を行なうに先だち,Chain Sawの支持条件を

定めるために次の測定を行なった.支持別はFig.1の

言己録波形例中に示されているように次の4条件である.

 Hand1mg     hand1eを把握し持ち上げる.

 On earth……………乾燥路面上におく.

 On concrete………・・一木造倉庫内の床上におく.

 Hanging……一…一・懸垂装置に掛ける.(Pohoto.1

参照)

 なお,変換器取付は前hand1eの一定個所.

 Fig./の波形から認められる知見は次の通り.

 Y…・・…・何れも不規則なランダム変数的波形.原因は

案内板の影響と考える.

 X,Z…・・・…0nconcreteを除き他は何れも周期的波

形,そのc/sはPiston rodの往復運動と一致(本機の

Cy11nderはX軸方向).Tab1e3に波形から求めた振

幅と加速度を示す.しかし,Y軸はc/sの算定が難か

しいので除く.

Tab1e3   Inf1uence of settmg cond.1t1on

  of cha1n saw m mnn1ng toマ1brate1eve1

Setting condition

Amplitud (mm) Acceleration mm-sec ~ 2 X Z X Z

Holding c.25 c.27 7.5X144 86Xlc4 On earth C.55 C 5C 15 4 ・/ 14.7 ・l On concrete C.44 C.57 14.2 ・/ ll 18.5

Hanging c.55 c.56 I0.5 ・・ 11.4

そのままの形では伝わらない.また手腕の固有振動にも

個人差があるから,その共振性も一定ではない.また,

使用される加速度変換器の重量(本実験に用いられたも

のは20×20×20,509r)に基づく慣性力が接着された

手背表皮下の生体条件とどのように関係するのかを解明

されなければならない問題もあるが,今回は次の条件下

で実験を行ない,防振材の効果を手背部への振動伝達量

の変化から検討した.

 測定時の状況はPhoto./.A,B,Cは変換器.波

形例をFig.2に示す.本図上段Mはhand1e自体の振

動,下段左右のHコ,H2は被検者が異なる2者の各手

背部からの記録.B,RはTab1e/に示す防振材種,

mmはその厚さ単位,したがって0血㎜は防振材を用い

ないときである.

 Hコ,H2者間に大きな相違が生ずる原因は,把握力

か変換器接着部位の皮下組織の相違によるのかは不明.

F1g 3は防振材の厚さ0mすなわち直接hand1eを

把握したときの加速度の大きさを基準として,その厚さ

を増したときの伝達率の変化を示す.

 3)Ha㎎ing deviceの伝達測定(間接測定法)

 21)における実験時の生体諾要素を除去し,防振材使

用による伝達量の変化から,問接的にその効果を確認す

るため,次の実験を行なった.装置(Photo.2参照)の上

2)手背部位の伝達測定(直接測

 定法)

 生体は一定の重量・弾性成分・粘

性成分(制動成分)をもっているの

で,振動が生体に伝播するときには

※ 人体用加速度計(測定範園:±120穿,周波数範

囲o-100c/s、重量:約2gr)Phi1ips社製がある

が高価,また本実験後共和電業K.Kから発売された

超小型加速度変換器AS-A型(重量:6.5グラム)

がある.

P血oto./  Acce1erometer (A)ad-hered on the back

 of the hand (D1rect me-

 aSurement)

Photo2 Hang1ng dev1ce of cham saw and acce1erometers(X.Y.Z). (Ind1rect measur1ng method一)

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IX

Left handle 112…s

115% B一〕洲 120cξ B三0冊而

ユ22 B=3.9 12ユ B竺3.9

12⑪ B二6,O 12ユ B竺6.0

0.15且c.■

0.15北.

116 R竺O祠胴 110 R二〇而冊

1王3 R二5.6 119 R=5.6

1三〇 R二8.Oユos R=S.O

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Fig. I Influence of the settnig conditions of chain saw to the waves recorded by oscilog-ra ph.

~~i:~~~50kg ~)Spring barance '~~~~ fl~ U c~~{~~~:~~ c~~~ ~ .

~~U~L)4;'~'~* 5 ~~~Jc~~~~~~"~~~;.++~~" I~~~~~~,~~L ~)~~~~:[~~~~~~C~)~ F~*~?iC ~l~:.

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(~ff) '~1:J:a)~l~~:f~~~~;t・LtO)~~:~ ~?/~~{~,~~a)Ji~> b~~~j~Lj t:hi. CtL~~~~~: U f:

~fAFl(~)fti:~t*~iCJ; ~)~~~~~~]~? Fig.6 ic~~tf~) . ~~f;, ~~a)~~~:l~~~eD)J~~~~ e~ ~)~)

(.o/o I~ ~~~~~~~)

Sand-・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43-46.00"' (~~~~~ : 1-2mml!~~ : ;'~~20mm)

Saw Dust・・・・・・・・・・・・・・・・・・44fb ('gl~:J~~ Imm'~~~1~J~~~ : ~~23mm)

Rubber Sponge""""'44.0/0 (~~~ : 20mm)

Th* b**k *'f *h* h**,d

Fig. 2 Vibration waves transmitted from the left handle to the back of the worker's hands

(Direct measuring method)

1 OO

> ~ '- 80 ~ ~o

o 60 ~

H

40

O- B. - -O- - R-

~ O~_~~¥¥O ~¥ ~; _bO¥~¥O ~~ _¥~~~~:=!¥- O'c Hl 0<~H2 O~~b ~~ ~~$1

o ~ ~ 'bo

¥ ¥, ~o

6 ~'~ 2

Thickness of rubber plate

Fig. 6~ Isolating effects of rubber mounts.

(Direct measuring method)

JT:J~~t~~V~~~ ~. ;~i~~li~ handle TiC Rubber mount ~i

~~A. rpm (~~~~~~f~~~~~]~~Uf,_'-~]~:~(. ~t,_- Flg 5

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桜井敏夫・高橋 徹・藤田晋輔:Chain Sawの機械的振動について(第2報) 一79一

↑↓’

畑典bb帥M川t        舳、Vih1。。1包t。。

X'

Z

O Is O. I _s

5760叩m    トOπ而    522⑪。Pm R=5.6冊

X

Y

z

←01盲r ←一〇1→5柵      R二0      5160 R二S.7

X

Y

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Z

I[), I S O Is

51m B=い                 5400              ]3= 3.9

X

Y

Z

寺一一一一一n l 一一一一一一一÷ ←O.ユ{5→B=0                      B=ド.6

X

Y

Z

~- II. l f) l

  1汕11      “’1卜11       1i1!ll     ,vlト汽.li

Fig  4  Ettects of rubber Yibration iso1ators.

 (Ind1rect measurmg method)

  1  1057bO1Pm

げへ、

>             、

1 \、ξ・          \

一〇□  R.Rubber

一■⑧・一‘  B.Rubber

-X一 帖b・R・bb・・

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     05100

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   63UD      05ユ60

島、、..、     一⑧56如・p㎜

4                  8 胴唖

        Thi ckncss oi r口bbeF p1a te

F1g 5 Iso1at1ng effets of mbber mounts

 (Indirect measuring method)

は3方向の加速度ベクトルと防振材の厚さとの関係。

 本結果から,供試した材料に関する限り30~40%の軽

減が期待できる。これは21)の結果より約/0%高い効果

が言己録されたことになる.

        結     語

 Chain Sawの駆動時の振動は生理的耐性限界を越え

ていることは衆知の事実である。その防振方法は他の一

般機械の振動防止法と異なり,機械的にもまた手持工具

としての作業上の制約からも,非常に限定された範囲内

で解決しなければならない.したがって防振方策は非常

に難かしい。

 本実験は,機械自体の援乱力の幾%を減少させうるか

を知るために,機械のhand1eと手掌部間に防振材料(主

としてAutoimertube等のRubberp1ate)を挿入し,

その効果を験した.この場合には生体としての個人差が

入ることは避けられないので,さらに懸垂装置を作り,

その装置への伝達量の変化から,問接的にその有効性を

検討した.

 得られた結果を挙げれば次の通り.

手背部に伝達される振動は防振処置によって,20~30%

程度その伝達率を下げうることが判った.しかし,この

方法によると測定結果に個人の生理的特質が入り振動伝

達の変化量が求め難い.

 懸垂装置による問接測定法によれば,防振効果は30~

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一80一 島根大学農学部研究報告 第2号

40%期待できる結果が得られた.し

かし,この場合は懸垂時にChain

Sawの左右の重里差に基つく傾斜す                 ↑

が問題として残る.       丁                 ↓

 なお・Cha1n Sawの振動量の比↑                 ↑

較は,同一弾性支持条件下で行なう山                ↓                     十必要のあること・ならびにその支持                   分                ↑条件を選べば言己録波形から直接に二                寸               寸(波形分析によらず)Engine rOd

の往復運動数をも算定できることを

知った.             6000   SAVDUST19…      6000   SへND20、祀朋

 最後に全身運動のみならず局所運   Fig.6 Iso1ating effects of saw dust and san吐

動に対する恕限度ともいうべき基準が,近い将来IS0

から推せん規格として発表される予定.したがってその    1%5

指摘水準が明確に判れば,筆者らもまたその目標に近づ   2 桜井敏夫・中村正樹・高橋徹:島根農大研執第/5

く研究を進めたいと考えている.     (/%8.7)     A号:28~33・/%7

                           3 桜井敏夫,高橋徹,藤田晋輔,伊藤邦昭 島根大農

        参考文献      研親第/号:87~941%ア

/ 桜井敏夫 島根農大研報,第14号 A 83~8ア,

S皿㎜ma-ry

  V1brat1ons or1g1nat1ng from cha1n saw are genera11y transm1tted-to the worker’s

hand,effect1ng detr1ment of the phys1o1ogy To reduce the transm1tted v1brat1ons

1so1ators m the form of spr1ng,rubber mounts,or cork pad.d-1ngs are frequent1y used

  This report describes the resu1ts of the experimenta1studies obtained.by using

auto mner tubes(tax1and track whee1)as a poss1b1e v1brat1on1so1ator

  The measurements of Y1brat1on transm1tted-from the cha1n saw hand-1e to the

back of the hand and-the hangmg dev1ce were carr1ed out w1th acce1erometers,

dynam1c stram amp11f1er and-rap1coder (Photos/and2)

  Frorn F1gs 4 and5,1t seems poss1b1e that the var1at1on1eve1of cham sawhand1e can be decreased to60~ア0%when the rubber1so1ators are used

㍉/ど