IoTプロジェクト総覧 社会インフラ編

第 3章 重要プロジェクト解説

3-3 スマートシティ・バレンシア

国・都市： スペイン・バレンシア

アプリケーション： スマートモビリティ

主体（サービス）： バレンシア市、InnDEA Valencia、EMT（Empresa Municipal de Transportes company）

参加企業（プラットフォーム）： スペイン Telefónica

参加企業（通信システム）：

参加企業（デバイス）： （CATVカメラ）、（交通センサー）

市内の交通状況を集中管理

人口 81万 5000人のスペイン第 3の都市バレンシアで、300kmに及ぶ主要道路を走行するすべての

自動車や公共交通機関、自転車や歩行者の流れを見える化して、最適にコントロールするプロジェク

トが進行している。情報活用によって利用者の利便性を上げることにもつなげている。

その中核を担うのが市政府の施設内に設けられた交通管理センター（TMC：Traffic Management

Center）である。部屋の壁一面のスクリーンにはバレンシア市の道路マップが表示され、市内各地に

設置されたセンサーやカメラからの交通情報を基に、混雑状況や事故情報などがリアルタイムに画面

に映し出される（図 1）。

図 1 :TMC内部の様子（左上）

左下はカメラなどの位置を示したマ

ップ、右下はカメラからの映像で、

切り替えられる（撮影：日経 BPクリ

ーンテック研究所）

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