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Tekla Structures マルチユーザーガイド 製品バージョン 21.0 3 月 2015 ©2015 Tekla Corporation

Structures Tekla - Tekla User Assistance...1 Tekla Structuresのマルチユーザ ーモード シングルユーザーモードまたはマルチユーザーモードのいずれかでTekla

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TeklaStructuresマルチユーザーガイド

製品バージョン 21.03 月 2015

©2015 Tekla Corporation

Page 2: Structures Tekla - Tekla User Assistance...1 Tekla Structuresのマルチユーザ ーモード シングルユーザーモードまたはマルチユーザーモードのいずれかでTekla

目次

1 Tekla Structures のマルチユーザーモード .............................................. 5

2 マルチユーザーシステムの概要..................................................................62.1 Tekla Structures マルチユーザーサーバー......................................................................6

3 どのような場合にマルチユーザーモードを使用するか.........................83.1 マルチユーザーモードからシングルユーザーモードへの切り替え........................... 93.2 シングルユーザーモードからマルチユーザーモードへの切り替え........................... 93.3 マルチユーザーモデルのサーバーを変更する................................................................9

4 マルチユーザーシステムの仕組み .......................................................... 114.1 マルチユーザーモードのロック...................................................................................... 124.2 保存する...............................................................................................................................134.3 自動保存...............................................................................................................................144.4 マルチユーザーモードのモデル履歴..............................................................................15

マルチユーザーモードでのモデル履歴の収集............................................................................ 15マルチユーザーモードでのモデル履歴の表示............................................................................ 15マルチユーザーモードでの保存およびモデルリビジョンコメントの保存........................... 17

4.5 マルチユーザーモードでモデルのシャットダウン .....................................................184.6 マルチユーザーモデルをコピーする..............................................................................184.7 利用中のマルチユーザーの表示...................................................................................... 194.8 マルチユーザーモードでのロックの解除......................................................................194.9 マルチユーザーモードのエラーメッセージ .................................................................204.10 マルチユーザー環境の推奨事項...................................................................................... 214.11 マルチユーザーデータベースをチェックする..............................................................22

5 マルチユーザーモードでのモデリング .................................................. 235.1 マルチユーザーモードでのナンバリング設定 .............................................................275.2 マスターモデルとナンバリングの同期を取る..............................................................29

6 マルチユーザーモードの図面................................................................... 306.1 マルチユーザー図面に関するガイドライン..................................................................316.2 マルチユーザーモードでの図面のロック......................................................................316.3 マルチユーザーモードで不要な図面ファイルを削除する......................................... 32

7 マルチユーザーモードのアクセス権限 .................................................. 337.1 privileges.inp でアクセス権を変更する........................................................................ 34

2

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7.2 オブジェクトのロック...................................................................................................... 357.3 privileges.inp のオプション.............................................................................................367.4 オブジェクトをロック/アンロックするためのアクセス............................................367.5 ナンバリング設定へのアクセス...................................................................................... 377.6 標準ファイルを保存するためのアクセス......................................................................38

8 免責条項........................................................................................................ 39

3

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4

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1 Tekla Structures のマルチユーザーモード

シングルユーザーモードまたはマルチユーザーモードのいずれかで TeklaStructures モデルを操作できます。マルチユーザーモードでは、複数のユーザーが同じモデルに同時にアクセスできます。複数のユーザーが、互いの進捗を把握しながら、同じプロジェクトに取り組むことができます。これにより、モデルのコピーや結合などの作業が不要になります。

Tekla Structures のマルチユーザーモードは、TCP/IP ベースのネットワーク上でのみ動作します。

どのような場合にマルチユーザーモードを使用するかページ 8マルチユーザーシステムの概要ページ 6マルチユーザーシステムの仕組みページ 11保存するページ 13自動保存ページ 13マルチユーザーモードでモデルのシャットダウンページ 18マルチユーザーモデルをコピーするページ 18マルチユーザーモードのエラーメッセージページ 20マルチユーザー環境の推奨事項ページ 21

参照項目

Tekla Structures のマルチユーザーモード 5

Page 6: Structures Tekla - Tekla User Assistance...1 Tekla Structuresのマルチユーザ ーモード シングルユーザーモードまたはマルチユーザーモードのいずれかでTekla

2 マルチユーザーシステムの概要

Tekla Structures マルチユーザーシステムは、TCP/IP ネットワーク上で稼動し、以下のコンピュータで構成されます。

• マルチユーザーサーバーを実行するサーバーコンピュータ

• マスターモデルが置かれているファイルサーバーコンピュータ

• Tekla Structures を実行するクライアントコンピュータ

2.1 Tekla Structures マルチユーザーサーバーTekla Structures マルチユーザーサーバーは、コンピュータの起動時に自動的に開始されるサービスとして実行されます。 このサービスは、ログインは必要ありません。 Tekla Structures マルチユーザーサーバーは主に以下の処理を実行します。

• 新しいオブジェクトの ID 番号を配布する。

• あるユーザーがモデルの保存またはナンバリングを行うときにモデルをロックする。

• クライアントコンピュータを識別する。

• アクティブ状態のマルチユーザーを追跡する。

• 一般図およびマルチ図に番号を付ける。

• 他のユーザーによって図面または同じモデルオブジェクトが既に編集済みの場合、または現在編集中の場合に警告を表示する。

マルチユーザーシステムが最大限のパフォーマンスを発揮できるように、TeklaStructures マルチユーザーサーバー上で実行する他のプログラムの数はできるだけ少なくしてください。他のプログラムが少ないほど、サーバーが効率的にオブジェクト ID 番号要求を処理できます。

ユーザーは Tekla Structures マルチユーザーサーバーが停止される前に、各自の作業モデルをマスターモデルに保存する必要があります。 サーバーコンピュータを再起動する必要があった場合など、ユーザーが作業モデルを保存する前にサーバーが停止された場合は、サービスを再起動し、ユーザーに作業モデルをマスターモデルに保存させてください。

サーバーのシャットダウン

マルチユーザーシステムの概要 6 Tekla Structures マルチユーザーサーバー

Page 7: Structures Tekla - Tekla User Assistance...1 Tekla Structuresのマルチユーザ ーモード シングルユーザーモードまたはマルチユーザーモードのいずれかでTekla

マルチユーザーシステムの仕組みページ 11参照項目

マルチユーザーシステムの概要 7 Tekla Structures マルチユーザーサーバー

Page 8: Structures Tekla - Tekla User Assistance...1 Tekla Structuresのマルチユーザ ーモード シングルユーザーモードまたはマルチユーザーモードのいずれかでTekla

3 どのような場合にマルチユーザーモードを使用するか

Tekla Structures は、シングルユーザーモードかマルチユーザーモードのいずれかで使用できます。シングルユーザーモードでは、各モデルを操作できるユーザー数が常に 1 名だけになります。大規模なプロジェクトをモデル化する場合は、マルチユーザーモードを使うと、多数のユーザーが 1 つのモデルを同時に操作できるようになります。

• 重複する複数のモデルを制御、追跡、保存する必要がありません。• 単一のモデルを使用することにより、現場でのミスが減少します。• 単一のマスターモデルに基づいて各種図面を作成することができます。• ボルトリストや材質リストが単一のマスターモデルから生成されます。• 大規模なプロジェクトの作業負荷を多数のユーザー間で分散することができ

ます。• モデル履歴を収集できます(「」を参照)。

マルチユーザープロジェクトは、他のプロジェクトと同様に、慎重に計画する必要があります。したがって、以下の点を考慮する必要があります。• 複数のユーザーが同時にマスターモデルにデータを保存することはできませ

ん。• ナンバリングの設定。マルチユーザーモデルで作業する場合は、[ナンバリン

グ設定]ダイアログボックスの[マスターモデルと同期を取る(保存 -> ナンバリング -> 保存)]オプションを必ず使用してください。

• ナンバリングセッションのスケジュールを適切に設定すること(大規模なモデルのナンバリングには時間がかかります)。

• 複数のユーザーが同じ領域で作業を行う際に発生する可能性のある競合を回避するために、可能であれば、モデルに対する作業をユーザー間で重複しないように振り分けます。

• 1 つのプロジェクトに対して、シングルユーザー設定とマルチユーザー設定を併用してはなりません。シングルユーザーモードでマルチユーザーモデルを保存すると、そのモデルに対して他のユーザーが行った変更が失われ、モデル

利点

その他の考慮事項

どのような場合にマルチユーザーモードを使用するか

8 Tekla Structures マルチユーザーサーバー

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が破損する場合もあります。作業内容をマルチユーザーモードで保存する方法については、「保存するページ 13」を参照してください。

3.1 マルチユーザーモードからシングルユーザーモードへの切り替え[開く]ダイアログボックスのオプションを使用して、シングルユーザーモードとマルチユーザーモードを容易に切り替えることができます。

シングルユーザーモードでマルチユーザーモデルを開くには、次のようにします。

1. [開く]ダイアログボックスで、マルチユーザーモデルを選択します。

2. 右クリックで表示されるポップアップメニューから[シングルユーザーモデルとして開く]を選択します。

シングルユーザーモードからマルチユーザーモードへの切り替えページ 9

3.2 シングルユーザーモードからマルチユーザーモードへの切り替え[開く]ダイアログボックスのオプションを使用して、シングルユーザーモードとマルチユーザーモードを容易に切り替えることができます。

マルチユーザーモードでシングルユーザーモデルを開くには、次のようにします。

1. [開く]ダイアログボックスで、シングルユーザーモデルを選択します。

2. 右クリックで表示されるポップアップメニューから[マルチユーザーモデルとして開く]を選択します。

3. [マルチユーザーモデルとして開く]ダイアログボックスにサーバー名を入力するか、またはサーバー名をリストから選択します。

4. [OK]をクリックします。

マルチユーザーモードからシングルユーザーモードへの切り替えページ 9

3.3 マルチユーザーモデルのサーバーを変更するマルチユーザーモデルの Tekla Structures サーバーを変更するには、次のようにします。

1. [開く]ダイアログボックスで、マルチユーザーモデルを選択します。

参照項目

参照項目

どのような場合にマルチユーザーモードを使用するか

9 マルチユーザーモードからシングルユーザーモードへの切り替え

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2. 右クリックで表示されるポップアップメニューから[サーバーの変更]を選択します。

3. Tekla Structures で新しいサーバーの名前を入力するよう求められたら、サーバー名を入力するか、サーバー名をリストから選択して、[OK]をクリックします。

新しいサーバーへの接続を確立できない場合は、古い接続が復元されます。

モデルがマルチユーザーモデルであるか、シングルユーザーモデルであるかどうかは、モデルフォルダ内の.This_is_multiuser_model ファイルにより定義されます。このファイルには、サーバー名も含まれます。このファイルは、標準のテキストエディタを使用して開くことができます。

どのような場合にマルチユーザーモードを使用するか

10 マルチユーザーモデルのサーバーを変更する

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4 マルチユーザーシステムの仕組み

マルチユーザーモデルは、単一のマスターモデルで構成されます。各ユーザーは、このモデルにアクセスして、モデルのローカルビューを開くことができます。このローカルビューを作業モデルと呼びます。上記のイメージは、マルチユーザーシステムの構成例です。ユーザーが自分の作業モデルに対して行った変更は、ローカルな変更として扱われます。そのユーザーが作業モデルをマスターモデルに保存するまでの間、それらの変更は他のユーザーの作業モデルに反映されません。

マルチユーザーシステムの仕組み 11 マルチユーザーモデルのサーバーを変更する

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マルチユーザーシステムには、複数のクライアントコンピュータを含めることができます。各ユーザーは、クライアントコンピュータ上で作業モデルに対する作業を行います。マスターモデルは、ネットワーク上の任意のコンピュータに置くことができます。クライアントコンピュータのいずれかにマスターモデルを置くことも可能です。クライアントコンピュータ上でマルチユーザーモデルを開くと、Tekla Structuresによりマスターモデルのコピーが作成され、クライアントコンピュータ上に(作業モデルとして)ローカルに保存されます。[上書き保存]をクリックして作業モデルをマスターモデルに戻すときには、TeklaStructures により以下の処理が行われます。

1. マスターモデルの新しいコピーが作成され、作業モデルと比較されます。

2. 作業モデルに対する変更がマスターモデルのコピーに(ローカルに)保存されます。

3. このコピーがマスターモデルに保存されます(変更が他のユーザーの作業モデルに反映されます)。

4. マスターモデルの新しいコピーが作成され、作業モデルとしてローカルに保存されます(各自の変更と他のユーザーによる変更が各ユーザーの作業モデルに反映されます)。

マルチユーザーモデルは、開く、保存、ナンバリングの間はロックされています。ユーザーのうちの 1 人がいずれかの操作を行うと、他のユーザーはその間、それらの操作を実行できません。

4.1 マルチユーザーモードのロックあるユーザーが以下のいずれかの操作を実行すると、マルチユーザーモデルの整合性を維持するために、Tekla Structures によりマスターモデルがロックされます。

• マルチユーザーモデルを開く。

• 作業モデルをマスターモデルに保存する。

• ナンバリングを実行する。

ロックされているモデルを保存する場合、モデルのロックが解除されるまで保存操作をキューに登録するオプションが Tekla Structures に表示されます。

[はい] をクリックすると、Tekla Structures に次のメッセージが表示されます。

マルチユーザーシステムの仕組み 12 マルチユーザーモードのロック

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操作が完了するか[キャンセル]をクリックするまで、Tekla Structures により 15 秒ごとに再試行が続行されます。

保存するページ 13

4.2 保存する複数のユーザーが同じモデルオブジェクトを変更している場合でも、TeklaStructures によってモデルの整合性は維持されます。 同じオブジェクトを変更した 2 名のユーザーが相前後して各自の作業モデルをマスターモデルに保存した場合は、後から保存を行った方のユーザーによる変更だけがマスターモデルに反映されます。

保存時の競合を回避するために、モデルに対する作業をユーザー間で重複しないように分担させてください。

他のユーザーが部材を移動した場合でも、Tekla Structures では正しい部材に対してジョイントが作成されます。

次の推奨事項が保存処理の高速化に役立つ場合があります。• ネットワーク接続速度を確認します。このネットワーク接続速度によって保

存処理が大幅に遅くなっている場合があります。• 保存の前にすべてのモデルビューを閉じます。• 詳細オプション XS_PROJECT および XS_FIRM でローカルドライブを指定

し、システムファイルのほとんどをそのドライブに移動するように設定します。 ネットワークドライブに多数のシステムファイルがある場合、ユーザー自身のハードドライブに格納されたシステムファイルを使用している場合に比べると、保存速度が遅くなることがあります。 各ユーザーが同じファイルを使用して、同じような結果を得られるようにする必要があります。

• 不必要な非表示の参照モデルはすべて削除します。

マルチユーザーシステムの仕組みページ 11

参照項目

保存処理の高速化

参照項目

マルチユーザーシステムの仕組み 13 保存する

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4.3 自動保存自動保存では、マスターモデルではなく作業モデルだけが保存されます。 [自動保存]後に行った変更は、他のユーザーに反映されません。 このため、マルチユーザーモードでは、[自動保存]による保存は、[上書き保存]コマンドによる保存よりも処理が大幅に速くなります。 [上書き保存]コマンドでは、マスターモデルが更新されます。デフォルトでは、自動保存ファイルは、<model>.db1_<user>というファイル名でマスターモデルフォルダに保存されます。 複数のユーザーが同じユーザー名を使用していると、競合が発生します。ネットワークトラフィックによって発生する競合と問題を回避するため、自動保存ファイルをネットワークドライブにあるモデルフォルダに保存するのではなく、ローカルに保存します。 詳細オプション XS_AUTOSAVE_DIRECTORY をXS_AUTOSAVE_DIRECTORY=%XS_RUNPATH%\autosave に設定します。 自動保存ファイルをローカルに保存すると、ネットワークトラフィックに問題が生じた場合でも作業を保存できます。次のように、[自動保存]を使用します。

1. [ツール] --> [オプション] --> [オプション...] --> [一般]をクリックし、図面およびモデルで実行する操作の自動保存間隔を定義します。

2. 定期的に、手動でモデルを自動保存します。

手動でモデルを自動保存するには、以下の操作を行います。

• [自動保存]コマンドのショートカットを作成します(「」を参照)。

または

• コマンドをツールバーに追加します(「」を参照)。

定期的に[上書き保存]をクリックしてマスターモデルへの保存を行うことも忘れないでください。

マルチユーザーモードのエラーメッセージページ 20マルチユーザーモデルをコピーするページ 18マルチユーザーシステムの仕組みページ 11

参照項目

マルチユーザーシステムの仕組み 14 マルチユーザーモードのモデル履歴

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4.4 マルチユーザーモードのモデル履歴Tekla Structures は、さまざまなユーザーによってマルチユーザーモードで実行される操作のモデル履歴を収集します。

モデル履歴には、いつモデルが変更されたか、どのように変更されたか、誰が変更したか、およびモデルのリビジョンコメントが表示されます。 モデル履歴は、マルチユーザーモデルでのみ収集されます。

マルチユーザーモードでのモデル履歴の収集ページ 15マルチユーザーモードでのモデル履歴の表示ページ 15マルチユーザーモードでの保存およびモデルリビジョンコメントの保存ページ16

マルチユーザーモードでのモデル履歴の収集

モデル履歴を収集するには、次のように詳細オプションを設定します。

1. [ツール] --> [オプション] --> [詳細設定...]

2. [ソリッド設定]タブに移動します。

3. 詳細オプション XS_COLLECT_MODEL_HISTORY の[値]列に TRUE を入力します。

4. 詳細オプション XS_CLEAR_MODEL_HISTORY の[値]列に FALSE を入力します。

5. オプション: [マルチユーザー]タブに移動します。

詳細オプション XS_SAVE_WITH_COMMENT の[値]列に TRUE を入力します。

これにより、モデルリビジョンコメントの保存が有効になります。

マルチユーザーモードでの保存およびモデルリビジョンコメントの保存ページ16

マルチユーザーモードでのモデル履歴の表示

モデル履歴を表示するには、次のいずれかの操作を行います。• [ツール] --> 情報 --> オブジェクト .

モデル履歴が[オブジェクト情報]ダイアログボックスに表示されます。

参照項目

参照項目

マルチユーザーシステムの仕組み 15 マルチユーザーモードのモデル履歴

Page 16: Structures Tekla - Tekla User Assistance...1 Tekla Structuresのマルチユーザ ーモード シングルユーザーモードまたはマルチユーザーモードのいずれかでTekla

• モデル履歴レポートを作成します。a. [図面とレポート] --> [レポートの作成...] をクリックします。b. モデル履歴が表示されているレポートテンプレートを、リストから選択し

ます。レポートテンプレートの名前は環境によって異なる場合があります。デフォルトの環境では、レポートテンプレートの名前はQ_Model_History_Report になります。

適切なレポートテンプレートが見つからない場合、またデフォルトの環境がない場合は、Tekla エクストラネット( 製品 --> [バージョン] )からダウンロードできます。

c. [全部材]をクリックして、モデル内のすべてのオブジェクトに関するレポートを作成します。またはモデル内の 1 つまたは複数のオブジェクトを選択し、[選択部材]をクリックして、選択したオブジェクトからレポートを作成します。

マルチユーザーシステムの仕組み 16 マルチユーザーモードのモデル履歴

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マルチユーザーモードでの保存およびモデルリビジョンコメントの保存

マルチユーザーモデルでの作業時に、モデル変更コメントを保存できます。 これにより、最後の保存間隔中に変更されたすべてのオブジェクトに修正情報が入るようになります。 この情報はフィルタリングとレポートで使用できます。 どのユーザーがオブジェクトを変更したかを調べるのにも使用できます。

• [Owner]は、モデルにオブジェクトを追加したユーザーです。• [History]には、いつモデルが変更されたか、どのように変更されたか、誰が変

更したか、およびモデルのリビジョンコメントが表示されます。前提条件[ツール] --> [オプション] --> [詳細設定...] --> [マルチユーザー] で、詳細設定XS_SAVE_WITH_COMMENT を TRUE に設定します。

[ツール] --> [オプション] --> [詳細設定...] --> [ソリッド設定] で、詳細設定XS_COLLECT_MODEL_HISTORY を TRUE に設定します。

1. 上記の詳細設定を TRUE に設定すると、モデルの保存時に Tekla Structures に[モデルリビジョンコメント]ダイアログボックスが表示されます。 必要に応じてリビジョンコメントとコードを[モデルリビジョンコメント]および[モデル変更コード]ボックスに入力します。

マルチユーザーシステムの仕組み 17 マルチユーザーモードのモデル履歴

Page 18: Structures Tekla - Tekla User Assistance...1 Tekla Structuresのマルチユーザ ーモード シングルユーザーモードまたはマルチユーザーモードのいずれかでTekla

2. [OK]をクリックします。

Tekla Structures では、このダイアログボックスの値が、最後の保存後に変更された部材に適用されます。オブジェクトの情報を表示すると、[オブジェクト情報]ダイアログボックスにモデルリビジョン情報が表示されます。この情報を使って、フィルターの選択と表示を行うこともできます。

4.5 マルチユーザーモードでモデルのシャットダウン他のユーザーが作業モデルに対して作業している間は、マスターモデルが置かれているコンピュータをシャットダウンしないでください。シャットダウンすると、他のユーザーが各自の変更をマスターモデルに保存できなくなります。誤ってシャットダウンしてしまった場合、変更が失われるのを回避するには、次のようにします。

1. クライアントコンピュータ上で作業モデルを開いたままにします。

2. マスターモデルが置かれているコンピュータを再起動します。

3. 再起動したコンピュータ上でマスターモデルを開き、モデルを自動保存します。

4. クライアントコンピュータ上で[上書き保存]をクリックして作業モデルをマスターモデルに保存します。

保存するページ 13自動保存ページ 13

4.6 マルチユーザーモデルをコピーするマルチユーザーモデルをコピーするには、次のようにします。

1. すべてのユーザーに作業モデルを保存し、閉じさせます。

2. [ファイル] > [開く]をクリックし、マルチユーザーモデルを右クリックして[シングルユーザーモデルとして開く]を選択します。

3. [名前を付けて保存]コマンドでモデルのコピーを作成します。

参照項目

マルチユーザーシステムの仕組み 18 マルチユーザーモードでモデルのシャットダウン

Page 19: Structures Tekla - Tekla User Assistance...1 Tekla Structuresのマルチユーザ ーモード シングルユーザーモードまたはマルチユーザーモードのいずれかでTekla

4. Tekla Structures を終了し、マルチユーザーモードでモデルを開き直して、作業を続行します。

4.7 利用中のマルチユーザーの表示同じサーバーを使用しているユーザーに関する情報を表示できます。次のようにします。

1. [ツール]-[現在のマルチユーザー...]をクリックします。

[利用中のマルチユーザー]ダイアログボックスには、次の情報が表示されます。

フィールド 解説ロック モデルがロックされた時刻。モデル名 モデルの名前。ユーザー サーバー上のモデルに対して現在作業している

ユーザー。ログイン時 ユーザーがログインした時刻。サーバーアクセス時 ユーザーがサーバーに最後にアクセスした時

刻。編集中の図面 現在編集中の図面。編集済み図面 編集が終わってサーバーに保存された図面。

[利用中のマルチユーザー]ダイアログボックスには、30 秒ごとに更新されます。今すぐ情報を更新する場合には、[更新]をクリックします。

4.8 マルチユーザーモードでのロックの解除マルチユーザーサーバー上で、他のユーザーによるオブジェクトのロックを解除できます。

前提条件この機能を使用するには、..\ProgramData\Tekla Structures\<version>\environments\common\inp フォルダ内にある privileges.inp ファイルで、AllowMultiuserKick 処理を定義し、ロックを解除するユーザーにすべての権限を与える必要があります。操作を定義するには、privileges.inp ファイルに必要な行を追加します。次の例では、ユーザー jsmith のみにロックを解除する権限が付与されています。

マルチユーザーシステムの仕組み 19 利用中のマルチユーザーの表示

Page 20: Structures Tekla - Tekla User Assistance...1 Tekla Structuresのマルチユーザ ーモード シングルユーザーモードまたはマルチユーザーモードのいずれかでTekla

action:AllowMultiuserKick everyone noneaction:AllowMultiuserKick jsmith full

ユーザーのロックを解除するには、次のようにします。

1. [ツール] --> [マルチユーザーの状態確認...]

2. ロックを解除するユーザーを右クリックし、ポップアップメニューから[ロックの解除]を選択します。

このコマンドを使うと、オブジェクトに対するユーザーのロックがすべて解除されます。このため、ユーザーのコンピュータでアプリケーションエラーが発生した場合でも、ロックされているオブジェクトのロックを解除することができます。

マルチユーザーモードでの図面のロックページ 31privileges.inp のオプションページ 36

4.9 マルチユーザーモードのエラーメッセージ

エラーメッセージ 問題 解決方法データベース書き込みの際、競合が検出されました

複数のユーザーが同時にオブジェクトを変更しようとしました。

conflict.log を確認します。 このファイルには、複数のユーザーが変更しようとしたオブジェクトの ID 番号が含まれています。 一般に、これは重大な障害ではありません。[データベースの検査]ツールを使用する必要はありません。 「保存するページ 13」も参照してください。

モデルを保存できません。以下のような理由が考えられます。ディスクがいっぱいになっているか、書き込み禁止になっています。ロックされている.tmp ファイルがモデルディレクトリ内に存在します。

アクセスできないコンピュータやフォルダにマルチユーザーモデルを保存しようとしました。

• モデルフォルダへの書き込みアクセス権が自分のアカウントに付与されていることを確認します。

• モデルを保存するのに十分なディスク空き容量があることを確認します。

• モデルの保存先のコンピュータを再起動します。 モデルをも

参照項目

マルチユーザーシステムの仕組み 20 マルチユーザーモードのエラーメッセージ

Page 21: Structures Tekla - Tekla User Assistance...1 Tekla Structuresのマルチユーザ ーモード シングルユーザーモードまたはマルチユーザーモードのいずれかでTekla

エラーメッセージ 問題 解決方法う一度保存してしみます。

• モデルディレクトリから.tmp ファイルを削除します。

モデルはロックされています。後ほど試してください。

モデルの保存中にコンピュータが応答を停止したため、モデルがロックされたままになっています。

モデルのロックを解除するには、応答を停止したオペレーティングシステムのユーザーがマルチユーザーモードでモデルを開いて保存する必要があります。

マルチユーザーでは自動保存されたモデルを通常モデルとして開くことはできません。

間違ったタイプのファイルが読み込まれないようにするために、シングルユーザーモードでマルチユーザーの自動保存ファイルを開くことが回避されました。

自動保存ファイルを名前変更したり移動したりしないでください。 マルチユーザーモードでシングルユーザーモデルの自動保存ファイルを開いたり、シングルユーザーモデルでマルチユーザーモードの自動保存ファイルを開いたりしないでください。

4.10 マルチユーザー環境の推奨事項ここでは、マルチユーザー環境の最適化に関する推奨事項をいくつか示します。詳細については、テクラ・ユーザー・アシスタンスのサポート記事を参照してください。Hardware recommendations.

Tekla Structures サーバーは、負荷があまり高くはないので、比較的低スペックのコンピュータでも稼動させることができます。ネットワークファイルサーバー用として市販されているコンピュータを使用する必要はありません。オブジェクトID 番号の要求を処理することがサーバーの主な役割です。詳細については、「TeklaStructures マルチユーザーサーバーページ 6」を参照してください。

できるだけ大容量の RAM(4GB 以上)を搭載しているコンピュータを使用してください。RAM 容量が大きいほど、マルチユーザーモードでの保存処理が速くなります。マルチユーザーモードでの保存処理の詳細については、「保存するページ 13」を参照してください。また、特にナンバリングを実行するコンピュータについては、高速なマルチコアプロセッサを搭載したコンピュータを使用することをお勧めします。LVD(Low Voltage Differential)ドライブを使用すると、モデルの保存と読み込みが高速化されます。

サーバーコンピュータ

クライアントコンピュータ

マルチユーザーシステムの仕組み 21 マルチユーザー環境の推奨事項

Page 22: Structures Tekla - Tekla User Assistance...1 Tekla Structuresのマルチユーザ ーモード シングルユーザーモードまたはマルチユーザーモードのいずれかでTekla

TCP/IP プロトコルが正しく設定されており、以下の条件が満たされていることを確認してください。• 同一ネットワーク上の各 PC に一意な ID 番号が割り当てられている。• 同一ネットワーク上の各 PC に一意なサブネットマスクが割り当てられてい

る。

コンピュータの IP アドレスを確認するには、DOS プロンプトに「ipconfig」と入力します。

ネットワークオペレーティングシステムの中には、ユーザーの履歴データをブロックするものもあります。たとえば、[オブジェクト情報]ダイアログボックスにユーザー名が表示されない場合があります。

シングルユーザーモードでは、モデルダンプをインポートしないでください。インポートすると、モデルを保存して再度開くように促すメッセージが表示されます。マルチユーザーモデルとしてモデルをもう一度開いてから、作業を続行します。詳細については、「マルチユーザーモードからシングルユーザーモードへの切り替えページ 9」を参照してください。

4.11 マルチユーザーデータベースをチェックするマルチユーザーモデルの整合性を維持するには、1 日に 1 回など定期的にマルチユーザーデータベースから不整合を取り除く必要があります。これにより、メイン部材のない製品や未知の(U)タイプの図面も修正できます。シングルユーザーモードでマルチユーザーデータベースを検査することをお勧めします。マルチユーザーデータベースから不整合を取り除くには、次のようにします。

1. 他のユーザー全員にマルチユーザーモデルへのアクセスを終了させモデルをシングルユーザーで開きます。

2. モデルを保存して、他のユーザーが行った変更を反映します。

3. モデルを閉じます。

4. シングルユーザーモードでモデルを開きます。

5. [ツール]- --> [モデルのエラーチェックと修復]- --> [モデルの修復]をクリックします。

6. モデルを保存します。

7. モデルを閉じます。

ネットワーク

モデルダンプ

マルチユーザーシステムの仕組み 22 マルチユーザーデータベースをチェックする

Page 23: Structures Tekla - Tekla User Assistance...1 Tekla Structuresのマルチユーザ ーモード シングルユーザーモードまたはマルチユーザーモードのいずれかでTekla

5 マルチユーザーモードでのモデリング

プロジェクトに着手する前に、各ユーザーにモデルの担当範囲を割り当てます。保存時に競合が生じないように、同じまたは隣接するモデルオブジェクトに対して複数のユーザーに作業させないようにする必要があります。 「保存するページ 13」も参照してください。

ここでは、3 名のユーザーがプロジェクトのモデルリングを行うと仮定し、ユーザー 1 が柱を担当し、ユーザー 2 が 1 階部分の梁を、ユーザー 3 が 2 階部分の梁を担当する場合の例を示します。この 3 名のユーザーが同じモデルをどのように操作するかを見れば、マルチユーザーモードにおけるモデリング作業と保存作業の流れを理解する助けになります。この例のマスターモデルには、下の図に示すように、柱と基準線が含まれています。各ユーザーはマルチユーザーモードでモデルを開きます。どのユーザーも、作業モデルに対してローカルに作業を行っています。

マルチユーザーモードでのモデリング 23 マルチユーザーデータベースをチェックする

Page 24: Structures Tekla - Tekla User Assistance...1 Tekla Structuresのマルチユーザ ーモード シングルユーザーモードまたはマルチユーザーモードのいずれかでTekla

作業モデルに対する作業は、以下のとおりです。ユーザー 1 は、次の図のように、柱にベースプレートを追加します。

ユーザー 2 は、次の図のように、1 階の鉄骨梁を追加および接合します。

マルチユーザーモードでのモデリング 24 マルチユーザーデータベースをチェックする

Page 25: Structures Tekla - Tekla User Assistance...1 Tekla Structuresのマルチユーザ ーモード シングルユーザーモードまたはマルチユーザーモードのいずれかでTekla

ユーザー 3 は、次の図のように、2 階の鉄骨梁を追加および接合します。

まず、ユーザー 1 が[上書き保存]をクリックしてマスターモデルを保存すると、次の図のように、追加したベースプレートがユーザー 1 の作業モデルに反映されます。

マルチユーザーモードでのモデリング 25 マルチユーザーデータベースをチェックする

Page 26: Structures Tekla - Tekla User Assistance...1 Tekla Structuresのマルチユーザ ーモード シングルユーザーモードまたはマルチユーザーモードのいずれかでTekla

ユーザー 2 が[上書き保存]をクリックしてマスターモデルを保存すると、1 階の部材構成とユーザー 1 のベースプレートがユーザー 2 の作業モデルに反映されます。

ユーザー 3 が[上書き保存]をクリックしてマスターモデルを保存すると、3 名のユーザー全員の行った作業がユーザー 3 の作業モデルに反映されます。

マルチユーザーモードでのモデリング 26 マルチユーザーデータベースをチェックする

Page 27: Structures Tekla - Tekla User Assistance...1 Tekla Structuresのマルチユーザ ーモード シングルユーザーモードまたはマルチユーザーモードのいずれかでTekla

ユーザー 1 とユーザー 2 が最新のマスターモデルを各自のプランに反映するには、マスターモデルへの保存を再度実行して、各自の作業モデルを更新する必要があります。

マルチユーザーモードでのナンバリング設定ページ 27マスターモデルとナンバリングの同期を取るページ 28

5.1 マルチユーザーモードでのナンバリング設定次のように、ナンバリング設定を定義します。

1. [図面とレポート] --> [ナンバリング] --> [ナンバリングの設定...] .

2. [ナンバリング設定]ダイアログボックスで、[マスターモデルと同期を取る(保存-ナンバー-保存)]チェックボックスをオンにします。

このチェックボックスをオンにすると、最後の保存が行われる前にナンバリングをキャンセルできます。これはナンバリング結果を確認した後で、まだ変更する部分が見つかったような場合に役立ちます。

マルチユーザーモデルで作業している場合は、常にこのオプションを使用して保存時の競合が生じないようにします。

参照項目

マルチユーザーモードでのモデリング 27 マルチユーザーモードでのナンバリング設定

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3. その他のプロパティを必要に応じて設定します。

4. [OK]をクリックします。

これにより、全部材または変更した部材のナンバリングの前後にモデルがTekla Structures で自動的に保存されるようになります。

[図面とレポート] --> [ナンバリング] --> [変更部分(部材)] をクリックしてナンバリングを実行すると、ナンバリングの進捗状況を示すリストが Tekla Structures に表示されます。 ナンバリングが終了すると、変更されたナンバリング結果がリストでハイライトされます。

Tekla Structures では、リスト上のアイテムを選択すると、モデル内の対応するオブジェクトがハイライトされます。F キーを押しながらアイテムを選択すると、Tekla Structures 上の現在のビューの作業領域がオブジェクトの周囲にフィッティングされます。ナンバリング結果が正しければ、[ナンバリング結果の保存]をクリックして 2 回目の保存を行います。2 回目の保存の前にナンバリングをキャンセルするには、[キャンセル]をクリックします。ナンバリングをキャンセルすると、モデルはナンバリング前の状態に戻り、標準ファイルがすべてのダイアログに読み込まれます。ナンバリング結果をさらに詳しく確認するには、[タイマーの停止]をクリックします。Tekla Structures により 2 回目の保存が行われるまでの期間を変更するには、詳細設定 XS_NUMBERING_RESULTS_DIALOG_DISPLAY_TIME を使います。

定期的に(たとえば、1 日に 1 回) [ツール] --> [モデルのエラーチェックと修復] --> [ナンバリングのエラーチェックと修復:すべて] コマンドを実行し、マルチユーザーデータベースからナンバリングの不整合を取り除くことをお勧めします。

ナンバリング設定へのアクセスページ 37参照項目

マルチユーザーモードでのモデリング 28 マスターモデルとナンバリングの同期を取る

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5.2 マスターモデルとナンバリングの同期を取るモデル内で、他のユーザーが担当している部分からナンバリング情報を取り込む必要がある場合は、次のようにします。

1. すべてのユーザーに各自の作業モデルを保存させます。 これにより、マスターモデルが更新されます。

2. モデルをナンバリングします。[ナンバリング設定]ダイアログボックスで[マスターモデルと同期を取る(保存 -> ナンバリング -> 保存)]チェックボックスがオンになっていることを確認します(「マルチユーザーモードでのナンバリング設定ページ 27」参照)。作業モデルがマスターモデルに更新され、マスターモデルのナンバリングが開始されます。ナンバリングが完了すると、マスターモデルが保存され、ユーザー全員に対して新しいナンバリングが反映されます。

ナンバリング後に図面やレポートを作成した場合は、変更が他のユーザーに反映されるようにマスターモデルを再度保存する必要があります。

マルチユーザーモードでのモデリング 29 マスターモデルとナンバリングの同期を取る

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6 マルチユーザーモードの図面

マルチユーザー環境は、複数のユーザーが同時に図面を編集する場合に非常に便利です。

Tekla Structures では、各図面が個別のファイルに保存されます。これらの図面ファイルは、マスターモデルフォルダ内の図面フォルダに置かれます。

このファイルの名前は、D0000123456.dg という書式です。 dg ファイルはモデルの一部であるため、このファイルを開くには Tekla Structures を使用する必要があります。dg ファイルには、ビューの位置、図面に対して実行された各編集操作の詳細、寸法の位置、部材マーク、およびテキストが書き込まれます。dg ファイルの名前には、製品、部材、マルチ図面番号に関連する文字は含まれません。2 名のユーザーが、各自の作業モデルで同じ図面を開いて保存し、それぞれの変更をマスターモデルに保存した場合は、1 セットの変更が失われます。 後から作業モデルをマスターモデルに保存した方のユーザーによる変更だけがマスターモデルに反映されます。 「保存するページ 13」を参照してください。一般図の番号は、Tekla Structures マルチユーザーサーバーによって自動的に割り当てられます。 これにより、各図面には、最初に現在空いている番号が割り当てられることになります。 ユーザー A とユーザー B の両方が同時に一般図を作成しても、別々の番号が自動的に割り当てられます。 マルチ図面番号の場合も同様です。

マルチユーザー図面に関するガイドラインページ 30マルチユーザーモードでの図面のロックページ 31

参照項目

マルチユーザーモードの図面 30 マルチユーザー図面に関するガイドライン

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6.1 マルチユーザー図面に関するガイドライン図面の編集またはチェックに関するガイドラインを次の表に示します。

操作 推奨事項図面の保存 作業モデルは、マスターモデルに定期的に(5〜10 図面ごとに)

保存します。図面の編集 • 図面のうち、各ユーザーが編集する範囲を重複しないよう

に割り当てます。• 完成した図面は、ロックしておきます。• 「Database write conflicts detected(データベースの書き込

み競合が検出されました)」というメッセージが図面 ID 番号と共に表示された場合は、複数のユーザーが TeklaStructures 上で同じ図面を開いて保存したことを意味します。「マルチユーザーモードの図面ページ 30」を参照してください。

図面のチェック ロックされた図面だけをチェックします。図面の出力 他の人が同じ図面で作業をしていないことを確かめます。出力

中に編集し保存されたものは、それに何の手を加えていないにもかかわらず、その情報が失われることになります。印刷日を無効にするには、詳細オプションを使用します。

一般図の作成 プロジェクトの開始時に空の一般図を作成し、作成した空の図面の中からある一定の範囲を各ユーザーに割り当てます(GA1〜GA10 はユーザー A、GA11〜GA20 はユーザー B など)。 これにより、プロジェクト内で一般図の番号が重なるのを防ぐことができます。

マルチユーザーモードで不要な図面ファイルを削除するページ 32

6.2 マルチユーザーモードでの図面のロック図面を開こうとしたときに、Tekla Structures ではその図面の状態に関する通知が表示されます。以下のオプションがあります。• 他のユーザーが編集中。• 他のユーザーが編集中(図面はそのユーザーのコンピュータに保存されている

が、まだサーバーには保存されていない)。• 図面は既に保存されており、より新しいバージョンがサーバーに置かれてい

る。

参照項目

マルチユーザーモードの図面 31 マルチユーザーモードでの図面のロック

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図面のロックは、図面を手動で編集する場合にのみ使われます。複製などで図面が自動編集される場合は使われません。

マルチユーザーモードでのロックの解除ページ 19

6.3 マルチユーザーモードで不要な図面ファイルを削除する図面を更新するたびに、モデルの drawings サブフォルダに新しい図面(.dg)ファイルが作成されます。それ以降、以前の図面ファイルは使用されません。デフォルトでは、すべての不要な図面ファイルは 7 日後に自動的に削除されます。これは、..\Tekla Structures\<version>\environments\common フォルダ内にある env_global_default.ini ファイルの詳細オプションで定義します。不要な図面ファイルを削除するまでの経過期間は、初期化ファイル内の詳細オプションを使用して定義できます。

参照項目

マルチユーザーモードの図面 32 マルチユーザーモードで不要な図面ファイルを削除する

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7 マルチユーザーモードのアクセス権限

アクセス権は、権限によって制御できます。privileges.inp ファイルを変更すると、以下のアクセスを制御できます。

• ユーザー定義情報へのアクセス

• オブジェクトをロック/アンロックするためのアクセス

• ナンバリング設定を変更するためのアクセス

• マルチユーザーロックをクリアするためのアクセス

• 標準ファイルを保存するためのアクセス

また、ロック属性を使用して、モデルおよび図面を誤操作による変更から保護することができます。ロック属性および権限を併せて使用して、特定のユーザーや組織がモデルを変更できないように制限することもできます。たとえば、チェック担当者が属性のみを変更できるようにモデルへのアクセスを制限することができます。また、特定のユーザーが承認や生産、組み立てに関するユーザー定義情報を変更できないように設定することもできます。

オブジェクトのロックページ 35privileges.inp のオプションページ 36オブジェクトをロック/アンロックするためのアクセスページ 36ナンバリング設定へのアクセスページ 37マルチユーザーモードでのロックの解除ページ 19標準ファイルを保存するためのアクセスページ 38

参照項目

マルチユーザーモードのアクセス権限 33 privileges.inp でアクセス権を変更する

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7.1 privileges.inp でアクセス権を変更する権限のしくみ• privileges.inp ファイルは、モデル内の権限を更新するためのユーザーイ

ンターフェイスとして機能します。• 権限は、privileges.inp から読み込まれ、モデルに保存されます。

• 権限は、現在のユーザーに読み込みが許可されている場合のみprivileges.inp から読み込まれます。

• privileges.inp がない場合や読み込むことができない場合、モデル内に既に保存されている権限(ある場合)が使用されます。

• 権限を設定しない場合、すべてのユーザーにすべての権限が付与されます。• Tekla Structures は、ユーザーがモデルを作成するときに、およびモデルを開

くたびに、入力ファイル privileges.inp で権限のデフォルト値を確認します。

モデルを作成したユーザー、または同じ組織のユーザーのみ、privileges.inp ファイルを通じてそのモデルの権限を変更できます。

アクセス権を変更するには、次のようにします。

1. モデルを閉じます。

2. テキストエディタで privileges.inp を開きます。

Tekla Structures では、現在のモデルフォルダの最初のファイルが検索され、次に詳細設定 XS_INP で定義されたフォルダの最初のファイルが検索されます。

3. 必要な設定を変更し、ファイルを保存します。

4. モデルを再度開きます。

privileges.inp ファイルの例を次に示します。組織とユーザー名は、スラッシュ(/)または円記号(\)で区切ります(<organization>/<user>)。ユーザー名が入力されていない場合は、社内のすべてのユーザーを意味します。各行には、タブで区切られた 3 つの列があります。

マルチユーザーモードのアクセス権限 34 privileges.inp でアクセス権を変更する

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7.2 オブジェクトのロックオブジェクトを誤って変更しないように、ロック属性と呼ばれるユーザー定義情報を使用することができます。次のものに使用できます。

• 部材(梁、柱など、個別に指定可能)

• ボルト

• 溶接

• 特定の図面タイプ

• プロジェクトのプロパティ

• フェーズプロパティ

ロック属性には、[はい]と[いいえ]の 2 つの値があります。[はい]に設定された場合、オブジェクトはロックされ、そのプロパティを変更することはできません。オブジェクトの、ナンバリングに影響しないユーザー定義情報のみを変更できます。ロックされたオブジェクトを変更しようとすると、"ロックされているオブジェクトがあるため、処理できません。レポートを参照下さい。"というメッセージと、アクセス権に関するレポートが表示されます。ユーザーインターフェイスにロック属性を追加するには、objects.inp 内のオブジェクトのセクションに次の行を追加する必要があります。

オブジェクトをロックする前に、ナンバリングが最新のものであるか確認します。

マルチユーザーモードのアクセス権限 35 オブジェクトのロック

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7.3 privileges.inp のオプションユーザー権限は、privileges.inp で制御できます。使用できるオプションについては、以下で説明します。

列 オプション 説明保護するユーザー定義情報

attribute:名前 ユーザー定義情報「名前」に影響します。 objects.inp で名前の正確なスペルを確認してください。

または操作 action:名前 操作「名前」に影響します。

たとえば、action:PartnumbersOptions はナンバリングの設定に影響します。

ユーザー everyone すべてのユーザーdomain/ ネットワークドメイン「domain」に参

加する全ユーザーを対象とします。domain/nn ネットワークドメイン「domain」に参

加するユーザー「nn」のみを対象とします。

nn ユーザー「nn」のみを対象とします。権利 full ユーザーはユーザー定義情報を変更で

きます。view ユーザーはユーザー定義情報を参照で

きますが、変更できません。フィールドがグレーアウトされます。

none ユーザー定義情報はユーザーから隠されます。

privileges.inp でアクセス権を変更するページ 33ナンバリング設定へのアクセスページ 37

7.4 オブジェクトをロック/アンロックするためのアクセスユーザーがオブジェクトをロックおよびアンロックできないようにするには、privileges.inp でロック属性へのアクセスを none に設定します。ユーザーが

参照項目

参照項目

マルチユーザーモードのアクセス権限 36 privileges.inp のオプション

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オブジェクトプロパティを変更できないようにするには、objects.inp でこのオプションを OBJECT_LOCKED オプションと共に使用します。

以下の privileges.inp の例では、ユーザー「man」と「man2」にオブジェクトのロックおよびロック解除のすべての権利を与えています。また、それ以外のユーザーからのその属性へのアクセスは制限しています。

他のユーザー定義情報を保護するには、privileges.inp にそのユーザー定義情報を登録する必要があります。

privileges.inp でアクセス権を変更するページ 33オブジェクトのロックページ 35

7.5 ナンバリング設定へのアクセス許可されていないユーザーによるナンバリング設定の変更を防止するには、privileges.inp ファイルで、そのユーザーのナンバリングプロパティへのアクセスを制限します。

ナンバリング設定を変更する権限を持たないユーザーでも、ナンバリング作業を実行することはできます。

[ナンバリング設定]ダイアログボックスでプロパティを変更する権限を持たないユーザーがダイアログボックスにアクセスしようとすると、ユーザーが必要な権限を持っていないことを示す警告メッセージが Tekla Structures に表示されます。

次の例では、管理者のみが[ナンバリング設定]ダイアログボックスでプロパティを変更できます。

privileges.inp でアクセス権を変更するページ 33

参照項目

参照項目

マルチユーザーモードのアクセス権限 37 ナンバリング設定へのアクセス

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7.6 標準ファイルを保存するためのアクセスprivileges.inp を変更することで、標準ファイルを保存するためのアクセスを制御できます。

ORGANIZATION ネットワークドメインで標準ファイルを保存する権限があるのは管理者だけです。

Standard files

privileges.inp でアクセス権を変更するページ 33

参照項目

マルチユーザーモードのアクセス権限 38 標準ファイルを保存するためのアクセス

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8 免責条項

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免責条項 39 標準ファイルを保存するためのアクセス

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免責条項 40 標準ファイルを保存するためのアクセス