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※①本資料は令和2年6月に更新されたものであり、本書資料に記載された内容は、予告なく変更する場合がありますのでご了承ください。 ※②ideaMakerに【filamentファイル】と【binファイル】が元々入っていないフィラメントがあります。その場合は、各データをお客様でインポートしていただく必要がございます。 【filamentファイル】と【binファイル】のダウンロードはhttps://raise3d.jp/filament からダウンロードが出来ます。 インポート方法に関しては、次のページをご参照ください。 【filamentファイル】とは:ideaMakerにフィラメントの名称、重量、密度などの情報が入ったファイルです。 【binファイル】とは:造形のパラメーター設定情報が入ったファイルです。 材質 製品名称 選択フィラメント パラメータ設定条件 防湿庫 ノズル温度 ベッド温度 速度 ラフト設定 特徴 フィラメント説明・使用注意等 PLA Raise3D純正プレミアムPLAフィラメント Raise-PLA 1.75mm メインテンプレートにあり × 不要 195~210℃ 40~60℃ 50~100mm/s 推奨:ラフトあり 純PLA・寸法安定性・造形安定性 Raise3Dのメイン材料。 サポートが取り外しやすい。 安定性が非常に高い、大型造形/長時間造形に向いている。 ABS Raise3D純正プレミアムABSフィラメント Raise-ABS 1.75mm メインテンプレートにあり 不要 240~260℃ 100~110℃ 50~100mm/s 推奨:ラフトあり 純ABS・粘り・高強度 安定性が非常に高い、大型造形/長時間造形に向いている。 サポートはPLAと比べると、少し取り外しにくい。 PP BASF社製Ultrafuse-PPフィラメント 初期なし .filamentファイルのインポートが必要 初期なし .binファイルのインポートが必要 × 不要 220~240℃ 60℃ 40~80㎜/s 推奨:ラフトなし 高弾性・低密度・高疲労耐性・耐薬性・絶縁・水漏れ無 PPは同一素材でのみ定着するため、造形には専用のビルドプレート用PPシートが必要。形状が約10㎠前後ある中型 の造形やインフィル(充填率)の密度が高い形状は収縮による反りの影響が出る為、注意が必要。 竹(60%)+PLA Raise3D合成木質フィラメント 初期なし .filamentファイルのインポートが必要 初期なし .binファイルのインポートが必要 × 不要 220~240℃ 85℃ 30~60㎜/s 推奨:ラフトあり 60%竹とPLAの合成樹脂・高通気性・光沢性 造形時には0.5㎜のPTFEノズルを使用してください。反りやすい樹脂の為、プラットフォームに予めステックのりを 塗布することをお勧めする。 改良ABS BASF社製Ultrafuse-ABS+ Fusionフィラメント 初期なし .filamentファイルのインポートが必要 初期なし .binファイルのインポートが必要 不要 240~260℃ 100~110℃ 40~80㎜/s 推奨:ラフトあり 改良型ABS・低反り・高靭性・プリントベッドの糊付け不要 通常のABSよりも靭性が強いフィラメント。プラットフォームへの定着が強く大型造形に向いていますが、プラット フォームへの接地面が少ない形状や角などのエッジがある造形物は満足に定着しない場合がある。 強化PLA BASF社製Ultrafuse-PLA Pro1フィラメント 初期なし .filamentファイルのインポートが必要 初期なし .binファイルのインポートが必要 × 不要 200~220℃ 50~60℃ 40~150㎜/s 推奨:ラフトあり 改良型PLA・高光沢・高精度・スピード造形も安定 PLAの強度を上げる為の増靭材が含有されているため、通常のPLAよりも反りが発生しやすくなっている。その為、 大型造形時は積層割れなどが発生するため不向き。プラットフォーム温度は60℃前後を保ち、造形サイズによっては ステックのりを塗布することをお勧めする。 PVB Polymaker社製PolyCastフィラメント 初期なし .filamentファイルのインポートが必要 初期なし .binファイルのインポートが必要 × 必要 190~220℃ 70℃ 40~60mm/s 推奨:ラフトあり 石膏による金属鋳造用・ウォッシャー使用で表面処理可能 ロストワックスの金型に使用できるフィラメント。反りやすい素材ですので造形サイズによってはステックのりを塗 布することをお勧めする。 PVB Polymaker社製PolySmoothフィラメント 初期なし .filamentファイルのインポートが必要 初期なし .binファイルのインポートが必要 × 必要 200~230℃ 0~70℃ 40~90㎜/s 推奨:ラフトあり PLAに近い造形安定性・ウォッシャー使用で表面処理可能・模型向け 造形後、専用機Polysherを使用して、表面処理が可能。 Polysherは別売りとなっており、[email protected]に問い 合わせください。 PP-GW NANODAX社製PP-GWフィラメント 初期なし .filamentファイルのインポートが必要 初期なし .binファイルのインポートが必要 × 不要 220~250℃ 60℃ 20~30㎜/s 推奨:ラフトなし グラスウール配合・低反り・高靭性・造形安定性・耐熱120℃・耐溶剤性・塗装性 PPは同一素材でのみ定着するため、造形には専用のビルドプレート用PPシートが必要。インフィル(充填率)の密 度が高い形状は収縮による反りの影響が出る為、注意が必要。 強化PET Raise3D純正プレミアムPETGフィラメント Raise-PETG 1.75mm メインテンプレートにあり × 不要 250~260℃ 60℃ 40~60㎜/s 推奨:ラフトあり ECOモデル・耐磨耗性・耐溶剤性・耐寒性・耐熱性 フィラメントの接着力が強く、ラフトをつけると造形物から取り外すことが難しい。 また、ビルドプレートから造形 物を剥がす際も、ビルドサーフェス(プレートに貼っているシート)が剥がれる こともあるので、注意してゆっくり剥 がす必要がある。 PC Raise3D純正プレミアムPCフィラメント Raise-PC 1.75mm メインテンプレートにあり 不要 255~265℃ 110℃ 40~60㎜/s 推奨:ラフトあり 高靭性・耐熱性・高強度・耐衝撃性 ポリカーボネートを使用したフィラメント。 サポート使用の場合は接着性が高い為、距離を離すなどの設定が必要。 PET Raise3D合成PETGフィラメント Raise-PETG 1.75mm メインテンプレートにあり × 不要 250~260℃ 60℃ 40~60㎜/s 推奨:ラフトあり 耐薬品性・高強度・高透明 PETの強度を上げる為に増靭材が含有されている為、通常のPLAよりも反りが発生しやすく、造形サイズによってス テックのりを塗布することをお勧めする。 リサイクルPET BASF社製Ultrafuse-rPETフィラメント 初期なし .filamentファイルのインポートが必要 初期なし .binファイルのインポートが必要 × 不要 230~240℃ 80℃ 50~70㎜/s 推奨:ラフトあり 100%リサイクルPET・耐薬品性・高強度・高透明 rPETは割れやすい素材であることから造形をラフトから外す際はケガ防止の為、手袋を着用することをお勧めする。 造形物にラフトが残ってしまった場合は、スクレーパーやカッターなどで削ぎ落すように剥がすことができる。 剥がす際には刃先に十分注意してください。 PET BASF社製Ultrafuse-PETフィラメント 初期なし .filamentファイルのインポートが必要 初期なし .binファイルのインポートが必要 × 不要 205~215℃ 75℃ 30~70mm/s 推奨:ラフトあり 耐薬品性・高強度・高透明 上記、Ultrafuse-rPETと同様。 ASA BASF社製Ultrafuse-ASA フィラメント 初期なし .filamentファイルのインポートが必要 初期なし .binファイルのインポートが必要 不要 250~270℃ 110℃ 40~80㎜/s 推奨:ラフトあり 耐紫外線・耐候性・耐薬品性・耐熱性・高光沢 ABSよりも反りやすく糸引きが発生するフィラメントの為、大型造形の際などはプラットフォームに予めステックの りを塗布することをお勧めする。 PA6/66 BASF社製Ultrafuse-PA フィラメント 初期なし .filamentファイルのインポートが必要 初期なし .binファイルのインポートが必要 × 必要 220~250℃ 110℃ 30~60㎜/s 推奨:ラフトあり 低温での造形安定性・耐疲労性・耐摩耗性・靭性・潤滑性 PA6/66ベースのフィラメント。反りやすい樹脂の為、プラットフォームに予めステックのりを塗布することをお勧め する。 PA6/66 Polymaker社製PolyCoPAフィラメント 初期なし .filamentファイルのインポートが必要 初期なし .binファイルのインポートが必要 × 必要 265~250℃ 70℃ 40~60㎜/s 推奨:ラフトなし 耐薬品性・高強度・高透明・低反り・耐熱180℃(ビカット軟化温度) Ultrafuse-PAと異なり、靭性よりも硬さのあるフィラメント。プラットフォームに予めステックのりを塗布すること をお勧めする。 TPU95A Polymaker社製PolyFlexフィラメント Polymaker-PolyFlex 1.75mm メインテンプレートにあり × 不要 220~230℃ 60℃ 20~30㎜/s 推奨:ラフトなし 高い弾力性と造形安定性、光沢のあるフレキシブル素材 造形時にPolyFlexでサポートを造形すると本体造形と密着してしまう為、サポートは不向き。また筒状など円形の造 形物は糸引きなどが発生する為、印刷速度を50%以下にして造形することをお勧めする。 TPU85A BASF社製Ultrafuse-TPU85Aフィラメント 初期なし .filamentファイルのインポートが必要 初期なし .binファイルのインポートが必要 × 不要 210~230℃ 40℃ 15~40㎜/s 推奨:ラフトなし PolyFlexよりも柔らかく透明感のあるフレキシブル素材 上記、PolyFlexと同様。 TPE75A MODEX社製 TPEMAXフィラメント 初期なし .filamentファイルのインポートが必要 初期なし .binファイルのインポートが必要 × 不要 270~280℃ 40℃ 15~40㎜/s 推奨:ラフトなし サポートを使用しても安定して造形できるグリップ感のあるゴムライクフィラメント 造形時には予めプラットフォームに市販の養生テープを貼ることで定着する。その際、ノズルの高さは改めて養生 テープを貼った状態で調整する必要がある。 TPE60A HOTTYPOLYMA社製TPE 60Aフィラメント 初期なし .filamentファイルのインポートが必要 初期なし .binファイルのインポートが必要 × 不要 230~240℃ 40℃ 15~40㎜/s 推奨:ラフトなし PLAと植物性樹脂(杜仲)による非常に高い軟質性・PLAとの二色造形可能 上記、MODEX-TPEMAXと同様。 TPE60D BASF社製Ultrafuse-TPE60D(硬質ゴムフィラメント) 初期なし .filamentファイルのインポートが必要 初期なし .binファイルのインポートが必要 × 不要 210~230℃ 60℃ 30~50㎜/s 推奨:ラフトなし 非常に硬く曲げ強度のある植物性樹脂(菜種)のゴムフィラメント 収縮率が高い為、箱形状の造形は充填率を50%以上に上げることを推奨。 CF+PET BASF PET CF15フィラメント 初期なし .filamentファイルのインポートが必要 初期なし .binファイルのインポートが必要 × 不要 275~285℃ 75℃ 40~60㎜/s 推奨:ラフトなし 炭素繊維15%・低吸湿性・硬質・耐熱性74℃・表面潤滑性 フィラメント内に含有されるカーボンファイバーがノズルを摩耗させる為、純正ノズルからノズル径0.6㎜のタングス テン強化ノズルに変える必要がある。 CF+PA BASF PAHT CF15フィラメント 初期なし .filamentファイルのインポートが必要 初期なし .binファイルのインポートが必要 × 必要 275~285℃ 100℃ 30~80㎜/s 推奨:ラフトなし 炭素繊維15%・低吸湿性・靭性・耐熱性150℃ フィラメント内に含有されるカーボンファイバーがノズルを摩耗させる為、純正ノズルからノズル径0.6㎜のタングス テン強化ノズルに変える必要がある。 FDA認証PLA Copper社製FDA-PLA(PLACTIVE)フィラメント 初期なし .filamentファイルのインポートが必要 初期なし .binファイルのインポートが必要 × 不要 190~210℃ 60℃ 50~80㎜/s 推奨:ラフトあり FDA認証・抗菌性・抗ウィルス性・高精度・高光沢・寸法安定性 細菌・ウィルスが付着しても最短6時間で95%、24時間で99.9%の殺菌を可能にする抗菌性フィラメント。樹脂の接着 性が高い為、ラフト設定時は造形物との距離を微調整してください。 FDA認証TPU Copper社製FDA-TPU(MD-Flex)フィラメント 初期なし .filamentファイルのインポートが必要 初期なし .binファイルのインポートが必要 × 不要 220~230℃ 60℃ 20~35㎜/s 推奨:ラフトなし FDA認証・抗菌性・抗ウィルス性・ゴムライクフィラメント PLACTIVEと同様、抗菌・抗ウィルス性を持つゴムライクフィラメント PVA Raise3D純正プレミアムPVA水溶性フィラメント Raise-PVA 1.75mm メインテンプレートにあり × 必要 200~210℃ 60℃ 40~60mm/s 推奨:ラフトあり 水に溶けるサポート材 サポート専用材ですが粘りと糸引きがあるフィラメントの為、プリントエラーを防ぐ為にもideaMaker上の設定でワ イプウォール、ワイプタワーの追加設定をお勧めする。 HIPS BASF社製Ultrafuse-HiPS フィラメント 初期なし .filamentファイルのインポートが必要 初期なし .binファイルのインポートが必要 不要 250~270℃ 100℃ 40~80mm/s 推奨:ラフトあり 汎用サポート材・耐衝撃性・寸法安定性(単体での造形も良好)・研磨可 サポート材をリモネン液の溶剤で除去する為、廃液が発生する。また耐薬品性に劣るフィラメントはサポート除去時 に造形物自体が劣化する恐れがあるす。 BVOH BASF社製Ultrafuse-BVOHフィラメント 初期なし .filamentファイルのインポートが必要 初期なし .binファイルのインポートが必要 × 必要 200~220℃ 30~100℃ 30~60mm/s 推奨:ラフトあり 素早く水に溶けるサポート材・ABS対応モデル ABS対応のサポート材ですが形状・造形サイズによって造形が困難な場合がある。プリントエラーを抑えるためにも ideaMaker上の設定でワイプウォール、ワイプタワーの追加設定をお勧めする。 改良PLA Polymaker社製PolySupportフィラメント Polymaker-PolySupport 1.75mm 初期なし .binファイルのインポートが必要 × 不要 220~230℃ 25~60℃ 40~60㎜/s 推奨:ラフトあり PLAベースの外しやすいサポート専用材 PLAと組み合わせでお使い下さい。 ABS等の他の材料との相性はよくない。 Raise3D用フィラメント特徴と造形注意 テクニカル スタンダード サポート用 カーボン複合 フレキシブル ESD対策・FDA認証(抗菌) エンプラ

Raise3D用フィラメント特徴と造形注意.filamentファイルのインポートが必要 初期なし.binファイルのインポートが必要 不要 240~260 100~110 40~80

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Page 1: Raise3D用フィラメント特徴と造形注意.filamentファイルのインポートが必要 初期なし.binファイルのインポートが必要 不要 240~260 100~110 40~80

※①本資料は令和2年6月に更新されたものであり、本書資料に記載された内容は、予告なく変更する場合がありますのでご了承ください。※②ideaMakerに【filamentファイル】と【binファイル】が元々入っていないフィラメントがあります。その場合は、各データをお客様でインポートしていただく必要がございます。【filamentファイル】と【binファイル】のダウンロードはhttps://raise3d.jp/filament からダウンロードが出来ます。インポート方法に関しては、次のページをご参照ください。【filamentファイル】とは:ideaMakerにフィラメントの名称、重量、密度などの情報が入ったファイルです。【binファイル】とは:造形のパラメーター設定情報が入ったファイルです。

材質 製品名称 選択フィラメント パラメータ設定条件 蓋 防湿庫 ノズル温度 ベッド温度 速度 ラフト設定 特徴 フィラメント説明・使用注意等

PLA Raise3D純正プレミアムPLAフィラメント Raise-PLA 1.75mm メインテンプレートにあり × 不要 195~210℃ 40~60℃ 50~100mm/s 推奨:ラフトあり 純PLA・寸法安定性・造形安定性 Raise3Dのメイン材料。 サポートが取り外しやすい。 安定性が非常に高い、大型造形/長時間造形に向いている。

ABS Raise3D純正プレミアムABSフィラメント Raise-ABS 1.75mm メインテンプレートにあり ○ 不要 240~260℃ 100~110℃ 50~100mm/s 推奨:ラフトあり 純ABS・粘り・高強度 安定性が非常に高い、大型造形/長時間造形に向いている。 サポートはPLAと比べると、少し取り外しにくい。

PP BASF社製Ultrafuse-PPフィラメント 初期なし.filamentファイルのインポートが必要

初期なし.binファイルのインポートが必要

× 不要 220~240℃ 60℃ 40~80㎜/s 推奨:ラフトなし 高弾性・低密度・高疲労耐性・耐薬性・絶縁・水漏れ無 PPは同一素材でのみ定着するため、造形には専用のビルドプレート用PPシートが必要。形状が約10㎠前後ある中型の造形やインフィル(充填率)の密度が高い形状は収縮による反りの影響が出る為、注意が必要。

竹(60%)+PLA Raise3D合成木質フィラメント 初期なし.filamentファイルのインポートが必要

初期なし.binファイルのインポートが必要

× 不要 220~240℃ 85℃ 30~60㎜/s 推奨:ラフトあり 60%竹とPLAの合成樹脂・高通気性・光沢性 造形時には0.5㎜のPTFEノズルを使用してください。反りやすい樹脂の為、プラットフォームに予めステックのりを塗布することをお勧めする。

改良ABS BASF社製Ultrafuse-ABS+ Fusionフィラメント 初期なし.filamentファイルのインポートが必要

初期なし.binファイルのインポートが必要

○ 不要 240~260℃ 100~110℃ 40~80㎜/s 推奨:ラフトあり 改良型ABS・低反り・高靭性・プリントベッドの糊付け不要 通常のABSよりも靭性が強いフィラメント。プラットフォームへの定着が強く大型造形に向いていますが、プラットフォームへの接地面が少ない形状や角などのエッジがある造形物は満足に定着しない場合がある。

強化PLA BASF社製Ultrafuse-PLA Pro1フィラメント初期なし

.filamentファイルのインポートが必要初期なし

.binファイルのインポートが必要× 不要 200~220℃ 50~60℃ 40~150㎜/s 推奨:ラフトあり 改良型PLA・高光沢・高精度・スピード造形も安定

PLAの強度を上げる為の増靭材が含有されているため、通常のPLAよりも反りが発生しやすくなっている。その為、大型造形時は積層割れなどが発生するため不向き。プラットフォーム温度は60℃前後を保ち、造形サイズによってはステックのりを塗布することをお勧めする。

PVB Polymaker社製PolyCastフィラメント 初期なし.filamentファイルのインポートが必要

初期なし.binファイルのインポートが必要

× 必要 190~220℃ 70℃ 40~60mm/s 推奨:ラフトあり 石膏による金属鋳造用・ウォッシャー使用で表面処理可能 ロストワックスの金型に使用できるフィラメント。反りやすい素材ですので造形サイズによってはステックのりを塗布することをお勧めする。

PVB Polymaker社製PolySmoothフィラメント 初期なし.filamentファイルのインポートが必要

初期なし.binファイルのインポートが必要

× 必要 200~230℃ 0~70℃ 40~90㎜/s 推奨:ラフトあり PLAに近い造形安定性・ウォッシャー使用で表面処理可能・模型向け 造形後、専用機Polysherを使用して、表面処理が可能。 Polysherは別売りとなっており、[email protected]に問い合わせください。

PP-GW NANODAX社製PP-GWフィラメント 初期なし.filamentファイルのインポートが必要

初期なし.binファイルのインポートが必要

× 不要 220~250℃ 60℃ 20~30㎜/s 推奨:ラフトなし グラスウール配合・低反り・高靭性・造形安定性・耐熱120℃・耐溶剤性・塗装性 PPは同一素材でのみ定着するため、造形には専用のビルドプレート用PPシートが必要。インフィル(充填率)の密度が高い形状は収縮による反りの影響が出る為、注意が必要。

強化PET Raise3D純正プレミアムPETGフィラメント Raise-PETG 1.75mm メインテンプレートにあり × 不要 250~260℃ 60℃ 40~60㎜/s 推奨:ラフトあり ECOモデル・耐磨耗性・耐溶剤性・耐寒性・耐熱性フィラメントの接着力が強く、ラフトをつけると造形物から取り外すことが難しい。 また、ビルドプレートから造形物を剥がす際も、ビルドサーフェス(プレートに貼っているシート)が剥がれる こともあるので、注意してゆっくり剥がす必要がある。

PC Raise3D純正プレミアムPCフィラメント Raise-PC 1.75mm メインテンプレートにあり ○ 不要 255~265℃ 110℃ 40~60㎜/s 推奨:ラフトあり 高靭性・耐熱性・高強度・耐衝撃性 ポリカーボネートを使用したフィラメント。 サポート使用の場合は接着性が高い為、距離を離すなどの設定が必要。

PET Raise3D合成PETGフィラメント Raise-PETG 1.75mm メインテンプレートにあり × 不要 250~260℃ 60℃ 40~60㎜/s 推奨:ラフトあり 耐薬品性・高強度・高透明 PETの強度を上げる為に増靭材が含有されている為、通常のPLAよりも反りが発生しやすく、造形サイズによってステックのりを塗布することをお勧めする。

リサイクルPET BASF社製Ultrafuse-rPETフィラメント 初期なし.filamentファイルのインポートが必要

初期なし.binファイルのインポートが必要

× 不要 230~240℃ 80℃ 50~70㎜/s 推奨:ラフトあり 100%リサイクルPET・耐薬品性・高強度・高透明rPETは割れやすい素材であることから造形をラフトから外す際はケガ防止の為、手袋を着用することをお勧めする。造形物にラフトが残ってしまった場合は、スクレーパーやカッターなどで削ぎ落すように剥がすことができる。剥がす際には刃先に十分注意してください。

PET BASF社製Ultrafuse-PETフィラメント 初期なし.filamentファイルのインポートが必要

初期なし.binファイルのインポートが必要

× 不要 205~215℃ 75℃ 30~70mm/s 推奨:ラフトあり 耐薬品性・高強度・高透明 上記、Ultrafuse-rPETと同様。

ASA BASF社製Ultrafuse-ASA フィラメント 初期なし.filamentファイルのインポートが必要

初期なし.binファイルのインポートが必要

○ 不要 250~270℃ 110℃ 40~80㎜/s 推奨:ラフトあり 耐紫外線・耐候性・耐薬品性・耐熱性・高光沢 ABSよりも反りやすく糸引きが発生するフィラメントの為、大型造形の際などはプラットフォームに予めステックのりを塗布することをお勧めする。

PA6/66 BASF社製Ultrafuse-PA フィラメント 初期なし.filamentファイルのインポートが必要

初期なし.binファイルのインポートが必要

× 必要 220~250℃ 110℃ 30~60㎜/s 推奨:ラフトあり 低温での造形安定性・耐疲労性・耐摩耗性・靭性・潤滑性 PA6/66ベースのフィラメント。反りやすい樹脂の為、プラットフォームに予めステックのりを塗布することをお勧めする。

PA6/66 Polymaker社製PolyCoPAフィラメント 初期なし.filamentファイルのインポートが必要

初期なし.binファイルのインポートが必要

× 必要 265~250℃ 70℃ 40~60㎜/s 推奨:ラフトなし 耐薬品性・高強度・高透明・低反り・耐熱180℃(ビカット軟化温度) Ultrafuse-PAと異なり、靭性よりも硬さのあるフィラメント。プラットフォームに予めステックのりを塗布することをお勧めする。

TPU95A Polymaker社製PolyFlexフィラメント Polymaker-PolyFlex 1.75mm メインテンプレートにあり × 不要 220~230℃ 60℃ 20~30㎜/s 推奨:ラフトなし 高い弾力性と造形安定性、光沢のあるフレキシブル素材 造形時にPolyFlexでサポートを造形すると本体造形と密着してしまう為、サポートは不向き。また筒状など円形の造形物は糸引きなどが発生する為、印刷速度を50%以下にして造形することをお勧めする。

TPU85A BASF社製Ultrafuse-TPU85Aフィラメント 初期なし.filamentファイルのインポートが必要

初期なし.binファイルのインポートが必要

× 不要 210~230℃ 40℃ 15~40㎜/s 推奨:ラフトなし PolyFlexよりも柔らかく透明感のあるフレキシブル素材 上記、PolyFlexと同様。

TPE75A MODEX社製 TPEMAXフィラメント 初期なし.filamentファイルのインポートが必要

初期なし.binファイルのインポートが必要

× 不要 270~280℃ 40℃ 15~40㎜/s 推奨:ラフトなし サポートを使用しても安定して造形できるグリップ感のあるゴムライクフィラメント造形時には予めプラットフォームに市販の養生テープを貼ることで定着する。その際、ノズルの高さは改めて養生テープを貼った状態で調整する必要がある。

TPE60A HOTTYPOLYMA社製TPE 60Aフィラメント 初期なし.filamentファイルのインポートが必要

初期なし.binファイルのインポートが必要

× 不要 230~240℃ 40℃ 15~40㎜/s 推奨:ラフトなし PLAと植物性樹脂(杜仲)による非常に高い軟質性・PLAとの二色造形可能 上記、MODEX-TPEMAXと同様。

TPE60D BASF社製Ultrafuse-TPE60D(硬質ゴムフィラメント) 初期なし.filamentファイルのインポートが必要

初期なし.binファイルのインポートが必要

× 不要 210~230℃ 60℃ 30~50㎜/s 推奨:ラフトなし 非常に硬く曲げ強度のある植物性樹脂(菜種)のゴムフィラメント 収縮率が高い為、箱形状の造形は充填率を50%以上に上げることを推奨。

CF+PET BASF PET CF15フィラメント 初期なし.filamentファイルのインポートが必要

初期なし.binファイルのインポートが必要

× 不要 275~285℃ 75℃ 40~60㎜/s 推奨:ラフトなし 炭素繊維15%・低吸湿性・硬質・耐熱性74℃・表面潤滑性 フィラメント内に含有されるカーボンファイバーがノズルを摩耗させる為、純正ノズルからノズル径0.6㎜のタングステン強化ノズルに変える必要がある。

CF+PA BASF PAHT CF15フィラメント 初期なし.filamentファイルのインポートが必要

初期なし.binファイルのインポートが必要

× 必要 275~285℃ 100℃ 30~80㎜/s 推奨:ラフトなし 炭素繊維15%・低吸湿性・靭性・耐熱性150℃ フィラメント内に含有されるカーボンファイバーがノズルを摩耗させる為、純正ノズルからノズル径0.6㎜のタングステン強化ノズルに変える必要がある。

FDA認証PLA Copper社製FDA-PLA(PLACTIVE)フィラメント 初期なし.filamentファイルのインポートが必要

初期なし.binファイルのインポートが必要

× 不要 190~210℃ 60℃ 50~80㎜/s 推奨:ラフトあり FDA認証・抗菌性・抗ウィルス性・高精度・高光沢・寸法安定性 細菌・ウィルスが付着しても最短6時間で95%、24時間で99.9%の殺菌を可能にする抗菌性フィラメント。樹脂の接着性が高い為、ラフト設定時は造形物との距離を微調整してください。

FDA認証TPU Copper社製FDA-TPU(MD-Flex)フィラメント 初期なし.filamentファイルのインポートが必要

初期なし.binファイルのインポートが必要

× 不要 220~230℃ 60℃ 20~35㎜/s 推奨:ラフトなし FDA認証・抗菌性・抗ウィルス性・ゴムライクフィラメント PLACTIVEと同様、抗菌・抗ウィルス性を持つゴムライクフィラメント

PVA Raise3D純正プレミアムPVA水溶性フィラメント Raise-PVA 1.75mm メインテンプレートにあり × 必要 200~210℃ 60℃ 40~60mm/s 推奨:ラフトあり 水に溶けるサポート材 サポート専用材ですが粘りと糸引きがあるフィラメントの為、プリントエラーを防ぐ為にもideaMaker上の設定でワイプウォール、ワイプタワーの追加設定をお勧めする。

HIPS BASF社製Ultrafuse-HiPS フィラメント 初期なし.filamentファイルのインポートが必要

初期なし.binファイルのインポートが必要

○ 不要 250~270℃ 100℃ 40~80mm/s 推奨:ラフトあり 汎用サポート材・耐衝撃性・寸法安定性(単体での造形も良好)・研磨可 サポート材をリモネン液の溶剤で除去する為、廃液が発生する。また耐薬品性に劣るフィラメントはサポート除去時に造形物自体が劣化する恐れがあるす。

BVOH BASF社製Ultrafuse-BVOHフィラメント 初期なし.filamentファイルのインポートが必要

初期なし.binファイルのインポートが必要

× 必要 200~220℃ 30~100℃ 30~60mm/s 推奨:ラフトあり 素早く水に溶けるサポート材・ABS対応モデル ABS対応のサポート材ですが形状・造形サイズによって造形が困難な場合がある。プリントエラーを抑えるためにもideaMaker上の設定でワイプウォール、ワイプタワーの追加設定をお勧めする。

改良PLA Polymaker社製PolySupportフィラメント Polymaker-PolySupport 1.75mm 初期なし.binファイルのインポートが必要

× 不要 220~230℃ 25~60℃ 40~60㎜/s 推奨:ラフトあり PLAベースの外しやすいサポート専用材 PLAと組み合わせでお使い下さい。 ABS等の他の材料との相性はよくない。

Raise3D用フィラメント特徴と造形注意

テクニカル

スタンダード

サポート用

カーボン複合

フレキシブル

ESD対策・FDA認証(抗菌)

エンプラ

Page 2: Raise3D用フィラメント特徴と造形注意.filamentファイルのインポートが必要 初期なし.binファイルのインポートが必要 不要 240~260 100~110 40~80

filamentファイルとbinファイルのインポート方法

①「スタート」ボタンをクリックする。

②テンプレート選択画面のフィラメント枠の右端にあります歯車のマークをクリックします。(右のエクストルーダーにテンプレートを入れる場合は右のエクストルーダー横の歯車をクリックします、メインテンプレートは左のエクストルーダーです。)

③「インポート」をクリックします。

④ 「filament」ファイルを選択し、「開く」をクリックします。 ⑤ 「確定」をクリックします。

⑥ テンプレートの選択画面から選択できるようになります。

Page 3: Raise3D用フィラメント特徴と造形注意.filamentファイルのインポートが必要 初期なし.binファイルのインポートが必要 不要 240~260 100~110 40~80

⑦ 作成されたフィラメントを選択し、「インポート」をクリックします。

⑧ 「bin」ファイルを選択し、「開く」ボタンをクリックします。

⑨ 「確定」をクリックします。 ⑩ 完了。「スライス」をクリックします。