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Oracle データベースの最新バージョンへアップグレードのススメ Copyright(C) 2007, Oracle. All rights reserved. 1 of 22 目次 ORACLE データベースの最新バージョン へアップグレードのススメ 作成者: デル株式会社

ORACLE データベースの最新バージョン へアップグ …現在のOracle データベースは 従来のOracle8、8i、9i といった、これまでのバージョンのOracle

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Oracle データベースの 新バージョンへアップグレードのススメ

Copyright(C) 2007, Oracle. All rights reserved.

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目次

ORACLE データベースの 新バージョン

へアップグレードのススメ

作成者: デル株式会社

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Oracle データベースの 新バージョンへアップグレードのススメ

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目次

目次 目次 ............................................................................................................................................2

はじめに ........................................................................................................................................3

古いバージョンで運用を続けるリスク ..................................................................................................4

新のバージョンにアップグレードするメリット........................................................................................5 パフォーマンス ...................................................................................................................................... 5 運用管理 ........................................................................................................................................... 6 セキュリティ .......................................................................................................................................... 7

新バージョンへのアップグレード - 基本手順 -.................................................................................8 アップグレード作業の手順 ................................................................................................................... 8 OS も変更するケース........................................................................................................................ 10

アップグレードについてよくある質問 ..................................................................................................11 パフォーマンスって本当に速くなるの?.................................................................................................. 11 既存のアプリケーションは動作するの? ................................................................................................ 12 移行後の運用管理ってどうなるの? ................................................................................................... 12

ハードウェアも入れ替えましょう........................................................................................................13 x86サーバはここまで進化した........................................................................................................... 13 プロセッサ .......................................................................................................................................... 13 メモリ................................................................................................................................................. 15 ハードディスク .................................................................................................................................... 15 ネットワーク........................................................................................................................................ 16 電源&冷却ファン ............................................................................................................................. 16

Oracle Database バージョンアップ支援サービス ..............................................................................17

まとめ .........................................................................................................................................18

お問い合わせ先...........................................................................................................................19

デル オラクルサポート ...................................................................................................................20

技術的な詳細が知りたくなったら ....................................................................................................21 無償インターネット技術セミナー:Oracle Direct Seminar ................................................................ 21

日本オラクル株式会社について......................................................................................................22

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はじめに

はじめに

「パフォーマンスを速くしてくれる自動チューニングの新機能を使いたい!」

「セキュリティ対策のためにはデータの暗号化が必要だが従来の機能では対応しきれない!」

「使用しているパージョンがもう少しでサポート終了になる!」

「サーバのリース切れに合わせて、データベースも VerUP したい!」

データベースをアップグレードすれば、様々な新機能を活用することが可能です。例えば、パフォーマ

ンスが悪く、データベースのボトルネックを診断する必要がある場合、Oracle データベースの 新バ

ージョンにアップグレードすれば、自己診断や強化されたチューニング・アドバイスの機能が活用でき

ます。セキュリティに関しても、 新バージョンにアップグレードすれば、強化されたデータ暗号化の機

能を活用して、セキュアな環境を構築することが可能です。

また、古いバージョンの Oracle データベースをご使用になっていて、そろそろバージョンを上げなけれ

ばと思っているうちに、サポート終了が近づいているなんてことはありませんか?ソフトウェアのバージョ

ンアップはつい先延ばしにしてしまいがちですが、システムを安全かつ快適に運用していくためには不

可欠な作業です。

システム全体の 適化を考えるとき、重要なインフラである Oracle データベースを適切なバージョ

ンに維持することは非常に重要です。この文書では、Oracle データベースをアップグレードするため

の方法や、アップグレードするメリットについて、また 後にこの数年で飛躍的に進化している x86サーバについて、既に x86 サーバで DB を稼動されているお客様にはもちろん、UNIX ベースで

Oracle を使用されているお客様にもご参考頂ける情報など、システム全体の 適化についてオラ

クルデータベースがもたらすメリットと、 新のハードウェア概要までまとめてご紹介します。

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古いバージョンで運用を続けるリスク

古いバージョンで運用を続けるリスク

古い Oracle データベースを使用して、システム運用を続けていく場合、下記のような様々な不都

合が起こる可能性があります。

新機能のメリットを享受できない!

ビジネス環境の変化に伴い、IT インフラに要求されるサービスレベルはどんどん高くなっています。そ

うしたニーズに対応するために、Oracle データベースには、バージョンアップの度に様々な新機能が

追加されています。コスト削減など、様々なビジネス上の課題を解決する際、それぞれの時代のニ

ーズに対応した新機能を使用することにより、効率的に対応することができます。こうした 新の機

能を使用できない環境で運用を続けることは、システム全体の効率化を考えた場合、 適とはい

えません。

OS のバージョンアップに追いつけない!

システムのライフサイクルにおいて、OS のバージョンアップの時期は定期的にやってきます。OS をバ

ージョンアップする際に、今まで使用していた Oracle データベースのバージョンが新しい OS に対応

していないために、システム運用の継続が困難になる危険性があります。

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新のバージョンにアップグレードするメリット

新のバージョンにアップグレードするメリット

「Oracle データベースを 新バージョンにアップグレードしたからといって、それほど大きく改善される

わけでもないだろう」、そう考えていらっしゃる方もいるかと思います。現在の Oracle データベースは

従来の Oracle8、8i、9i といった、これまでのバージョンの Oracle データベースとは一味ちがいます。

現行システムでかかえていた問題を、Oracle データベースのバージョンを 新のものにアップグレード

するだけで解決できることも多いです。Oracle データベースを 新バージョンにアップグレードすること

によるメリットのうち、特徴的なものを以下にまとめます。

パフォーマンス

データベースのパフォーマンスの監視やチューニングは、データベース管理者の仕事として非常に重

要なものです。運用中にパフォーマンスが低下してきた場合、データベース管理者は原因の究明や、

対処方法の検討を行い、 終的にはチューニング作業を実施する必要があります。この一連の作

業を行うためには、Oracle データベースに関する高いレベルの知識が必要です。従来は、ボトルネ

ックを突き止め、チューニングを実施し、パフォーマンスを改善できるかどうかは、データベース管理者

の方の経験やスキルに依存していました。 これに対して、Oracle Database 10g 以降のバージョンでは、パフォーマンス劣化に対する自己診

断の機能や、チューニング・アドバイスの機能が使用できるようになったため、上記のようなチューニン

グの効率を飛躍的に向上することができるようになりました。

自己診断機能

Oracle Database 10g の場合を例にとると、デフォルトで 1 時間に 1 回、モニタリング処理が実行

されており、過去 1 時間の間にパフォーマンス劣化が発生したかどうかを確認してくれます。パフォー

マンス劣化を検知した場合は、その解決策までを提示してくれます。

例えば、パフォーマンス低下の原因が Oracle データベースのメモリ割り当て不足によるものであった

場合、特定のメモリ領域をどのくらいのサイズに設定すればいいか、推奨値を提示してくれます。ま

た、実際のメモリ割り当てを推奨サイズに変更することも簡単に行えます。その際、データベースの

再起動は一切必要ないため、処理を止めずにチューニングを行うことが可能です。

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新のバージョンにアップグレードするメリット

チューニング・アドバイス機能

チューニング・アドバイス機能を使用することにより、Oracle データベースの高いスキルや経験がなく

ても簡単にチューニングを行うことができます。データベースのパフォーマンス劣化の主要な原因の一

つである SQL を例にとって説明します。

現在の Oracle データベースでは、高い負荷がかかっていた時間帯において、どのような SQL が実

行されていたかを瞬時に突き止めることができます。従来この作業は、高いスキルを持った管理者の

方でも手間のかかる作業でした。Oracle Database 10g 以降のバージョンであれば、これを過去

にさかのぼって実行することも簡単に行えます。例えば 2 日前にシステムのレスポンスが悪くなり、ユ

ーザーからクレームがあがっていたことが判明した場合、即座に過去にさかのぼり、2 日前の負荷が

高かった時間帯を確認し、そこで実行されていた SQL を特定することができます。ボトルネックの原

因となっていた SQL を確認したら、そのまま SQL チューニング・アドバイザ機能を使用して、SQLチューニングを行い、パフォーマンスを改善することが可能です。

運用管理

データベースを適切に運用していくために、様々な管理作業を行う必要があります。運用を考える

上で、データベース管理の負荷やコストを軽視することはできません。 新バージョンの Oracle デー

タベースでは運用管理を円滑に行うための機能も強化されています。

自動通知機能(サーバー・アラート)

例えば、表領域の管理に関して、以前のバージョンの Oracle データベースを使用している場合は、

データの追加により表領域が一杯になり、エラーが発生してはじめて領域不足に気づくといった事態

が散見されました。自動通知機能を使用すれば、表領域の領域使用率にしきい値を設定でき、

指定したパーセンテージを超えた段階で管理者に通知を出すことができます。これにより、ユーザー

側にエラーを戻すことなく、事前に領域不足を検知し、問題を回避することが可能です。

Oracle データベースでは、表領域の領域使用率以外にも様々な項目に対してしきい値を設定す

ることができます。この機能を活用することにより、データベースの問題を未然に防ぐことが可能にな

ります。

バックアップの更なる高速化

データベース管理者は、従来から夜間や休日などにバックアップの取得を行っていました。一般的に、

夜間や休日は、データのローディングや索引の再構築など、バックアップの他にも様々なメンテナンス

処理を行う可能性があります。このため、バックアップの取得にかかる時間をなるべく短くしたいという

要求が以前からありました。Oracle データベースでは、前回取得したバックアップからの差分データ

のみをバックアップする、増分バックアップを用いることにより、日々取得するバックアップのサイズを小

さくすることができます。増分バックアップは、変更された差分データを特定するために、バックアップ対

象のファイル全体をスキャンする必要があったため、バックアップ・サイズが小さいわりには、取得に時

間がかかります。これに対して、Oracle Databasee 10g 以降、高速増分バックアップ機能が追加

されたため、さらに高速な増分バックアップの取得が可能になりました。Oracle データベースを 新

バージョンにアップグレードすることにより、バックアップにかかる時間も大幅に短縮することが可能です。

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新のバージョンにアップグレードするメリット

セキュリティ

昨今、様々な法整備にともない、企業はコンプライアンス(法令遵守)を徹底することが求められて

います。こうした背景の中で、企業の重要なデータを扱うデータベース側でも、情報漏えいなどを発

生させないためのソリューションが求められています。データベース・セキュリティのニーズは、以前のバ

ージョンの Oracle データベースがリリースされたときにくらべ、格段に高まっています。今こそデータベ

ース・セキュリティ機能が強化された新しいバージョンの Oracle データベースにアップグレードすべきタ

イミングです!

暗号化

Oracle Database 10g 以降のバージョンでは、3 つの階層での暗号化が可能です。

まず 1 つ目はデータの暗号化です。実際にデータを格納しているデータを暗号化することにより、内

部犯行などにより万一サーバーに不正アクセスされ、データファイルがコピーされたとしても、データが

解読される心配はありません。 以前のバージョンでもデータの暗号化を実装することは可能でしたが、従来の方法ではパッケージを

使用し、アプリケーション側を修正する必要がありました。これに対して、Oracle Database 10g以降のバージョンでは、アプリケーションを改修することなく、データベース側で暗号化を実装すること

が可能です。また、従来のパッケージを使用した場合と比較して、パフォーマンス面でも数倍高速

化されているため、暗号化によるパフォーマンス劣化も 小限に抑えることが可能になりました。

2 つ目はバックアップの暗号化です。バックアップ・テープを車内においていたところ盗難に遭い、大事

な顧客情報が盗まれてしまった、といった事件が実際に発生しています。この他にも、社内に保管

していたバックアップデータが内部犯行により盗まれるなど、バックアップの盗難・解析による情報漏

えいのリスクにも対策を打っておく必要があります。Oracle Database 10g 以降のバージョンでは、

バックアップを暗号化することができるため、万一バックアップが盗難にあっても情報がもれることを回

避できます。

3 つ目は通信の暗号化です。これに関しては以前のバージョンでも実装可能でした。この機能によ

り、ネットワークを流れるデータを暗号化することができます。

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新バージョンへのアップグレード - 基本手順 -

新バージョンへのアップグレード - 基本手順 -

前章までで、Oracle データベースを 新バージョンにアップグレードするメリットや必要性についてご

理解いただけたと思います。ここからは実際にアップグレードを行う場合の手法についてまとめていき

ます。

アップグレード作業の手順

アップグレードを行う場合は、図 1: アップグレード手順のような流れにそって実施します。アップグレー

ドを実施する前に、本番データベースのデータベース構造やパラメータ設定などの環境を記録し、

必ず本番データベースの全体バックアップを取得します。さらに、必要に応じて OS のアップグレード

等を行った上で、Oracle データベースのアップグレード作業を行います。このとき、図 1: アップグレー

ド手順にもあるように、データベース全体のアップグレード、データの移行、データコピーの 3 つのアップ

グレード方法の中から 適なものを選択することができます。アップグレードが完了したら、新しいバ

ージョンのデータベースとしての、初期全体バックアップを必ず取得します。

図 1: アップグレード手順

3 つのアップグレード方法について、それぞれの特徴を以下でご紹介します。

データベース全体のアップグレード (DBUA / スクリプト)

データベース全体のアップグレードでは、現在使用している本番データベースのファイルを新しい

Oracle データベースのソフトウェアに対応するように修正します。この方法では、データを物理的に

移動させる必要がないため、他の方法と比較してアップグレードにかかる時間が短時間におさえられ、

アップグレードの際に追加で必要となるディスク領域も 小限で済みます。データベース全体のアッ

運用再開

新データベースのバックアップ

データベース全体

のアップグレード (DBUA / スクリプト)

データの移行 (Export / Import)

データコピー (DBLink等を使用)

(OSのアップグレード)

元データベースのバックアップ

元データベース環境の記録

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新バージョンへのアップグレード - 基本手順 -

プグレードを行う際は、データベース・アップグレード・アシスタント(DBUA)という GUI のアップグレー

ドツールを使用することができます。また、コマンドラインから SQL スクリプトやユーティリティを実行す

る手動アップグレードを選択することも可能です。DBUA を使用すると、通常は手動で実行するア

ップグレード処理のすべてのタスクが自動化されます。いずれの場合も、 新のバージョンの Oracleデータベースに直接アップグレード可能なバージョンは限られています。例えば、図 2: アップグレード・

パスにあるように、DBUA や手動アップグレードによって、Oracle Database 10g Release2 に直

接アップグレードできるのは 8.1.7.4 以降のバージョンに限られます。8.1.7.4 より古いバージョンをご

使用の場合は、一度 8.1.7.4 にアップグレードしていただいた後、さらに 10g にアップグレードすると

いう 2 段階の作業となります。

図 2: アップグレード・パス

データの移行 (Export / Import)

DBUA や手動アップグレードとは異なり、Export/Import ユーティリティは、現行のデータベースのデ

ータを新しいデータベースに物理的にコピーします。Export および Import ユーティリティを使用して

データベースの全体または一部をエクスポートし、それを別途作成した新しいバージョンの Oracle デ

ータベースにインポートします。 Export/Import ユーティリティを使用したデータベースのアップグレードは、DBUA を使用する場合と

比較して時間が長くかかる場合があります。また、エクスポートしたファイルを一時的に置くための、

追加のディスク領域も必要となります。

データコピー

データベース・リンクを使用して、本番データベースから、別途作成した新しいバージョンの Oracleデータベースにデータをコピーできます。この方法の場合、元のデータベースから表の一部を抜き出し

て移行することも可能です。 作業にかかる時間は Export/Import ユーティリティの場合と同様、データ量に依存します。また、

Export/Import ユーティリティとは異なり、データコピーの場合は追加のディスク領域は必要ありませ

ん。 ネットワーク経由でデータのコピーを行うため、ネットワーク環境によってはコピーに時間がかかる場合

R8.0.3

R8.0.4

R8.0.5

R9.2.0.

R8.1.7.4

OOrraaccllee DDaattaabbaassee 1100gg RR22

R10.1.0.2

R8.0.6

R8.1.5

R8.1.6

直接のアップグレード可能

直接のアップグレード不可

R9.0.1.

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新バージョンへのアップグレード - 基本手順 -

があります。また、データ量が多いと、コピーによりネットワークに負荷をかける可能性があるため、デ

ータコピーは、大規模データベースのアップグレードにはあまり向きません。

OS も変更するケース

アップグレード時に、異なる OS や H/W に移行したい場合は、DBUA で実行することができないた

め、Export/Import ユーティリティ、または、データコピーを使用します。 Export/Import ユーティリティに関する詳細は、マニュアル『Oracle Database ユーティリティ』に詳

細が記載されておりますので、実行時にうまくいかない場合などはご参照ください。

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アップグレードについてよくある質問

アップグレードについてよくある質問

前章でアップグレードの手順や手法などはご理解いただけたと思いますが、実際にアップグレードを

行うときは、やはり不安があるものです。本章ではアップグレードについてよくある質問をまとめることに

より、アップグレードに対する不安を払拭していただきたいと思います。アップグレードに対する理解を

深め、より確実にアップグレードを行いましょう!

パフォーマンスって本当に速くなるの?

Oracle Database 10g 以降のバージョンでは RBO はサポートされない!

Oracle データベースでは、SQL の 適化をオプティマイザが行っています。オプティマイザにはルール

ベース・オプティマイザ(RBO)とコストベース・オプティマイザ(CBO)があります。それぞれの特徴とメリ

ット/デメリットを図 3: RBO と CBO にまとめます。

図 3: RBO と CBO

Oracle Database 10g からは RBO がサポートされなくなりました。今後、 新バージョンの

Oracle データベースにアップグレードした後は、CBO での運用となりますのでご注意ください。

快適になった CBO 運用!

図 3: RBO と CBO にもあるように、CBO はデータ量の変動に追随して SQL の 適化を行うこと

ができます。ただ、そのためには定期的にデータ量などの統計情報を取得する必要があります。 従来は、CBO を使用する場合、定期的な統計情報の取得作業が管理上のネックになっていまし

ルールベース オプティマイザ (RBO)

コストベース オプティマイザ (CBO)

使使用用可可能能ななアアククセセススパパススをを順順序序づづけけるる

ラランンキキンンググにに基基づづいいてて実実行行計計画画をを作作

成成 ((OOLLTTPP向向きき))

統統計計情情報報にに基基づづききココスストトをを見見積積ももりり、、

最最ももココスストトのの低低いい実実行行計計画画をを作作成成 ((OOLLTTPP、、DDSSSS共共にに有有効効))

概要

•• デデーータタのの変変動動にに追追随随ででききるる •• 機機能能強強化化のの恩恩恵恵をを受受けけらられれるる •• デデーータタのの偏偏りりやや量量にに基基づづいいてて実実

行行計計画画をを作作成成ででききるる

メリット

デメリット

•• 開開発発者者ににととっっててRRBBOOのの考考ええ方方はは 理理解解ししややすすいい

•• SSQQLL実実行行計計画画のの変変動動ががほほととんんどど 起起ここららなないい

•• デデーータタのの変変動動にに追追随随ででききなないい •• デデーータタのの偏偏りりやや量量はは考考慮慮さされれなないい •• 機機能能強強化化のの恩恩恵恵をを全全くく受受けけらられれ

なないい •• OOrraaccllee1100gg以以降降ののババーージジョョンンでではは

ササポポーートトさされれなないい

•• 統統計計情情報報のの取取得得がが必必要要でですす •• 統統計計情情報報のの再再収収集集にによよっってて性性能能

がが変変化化すするる可可能能性性ががああるる

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アップグレードについてよくある質問

た。これに対して現在の Oracle データベースでは、統計情報の取得が自動で行われるようになっ

たため、CBO の運用コストを意識する必要がなくなりました。

また、自動取得された統計情報は 31 日間保存されるため、万一統計取得によって性能変化が

発生したとしても、ただちに以前の統計情報をリストアして統計取得前の状態に戻すことが可能で

す。

既存のアプリケーションは動作するの?

基本的には、 新バージョンの Oracle データベースにアップグレードする際に、既存のアプリケーショ

ンを変更する必要はありません。ただ、場合によって、Oracle データベースの異なるリリース間に互

換性の問題があり、ご使用のアプリケーションに影響する場合があります。これらの互換性の問題は、

異なるリリースの Oracle データベースの違いによって発生します。また、Oracle データベースのリリー

スが新しくなるたびに、Oracle の新しい予約語が追加され、初期化パラメータやデータ・ディクショナ

リが変更されている場合がありますのでご注意ください。

ご使用の Oracle データベースを新しいリリースにアップグレードする場合は、アプリケーションが

Oracle の予約語を使用していないか、アプリケーションがデータベースの初期化パラメータと互換性

があるか、またはアプリケーションがデータベースのデータ・ディクショナリと互換性があるかを確認してく

ださい。

また、パッケージ・アップリケーションをご使用の場合は、対応する Oracle データベースのバージョン

が限定される場合があります。ご使用になっているパッケージ・アプリケーションが、 新バージョンの

Oracle データベースに対応しているか、事前に確認した上でアップグレードを行ってください。

アップグレードの際、旧バージョンで使用していたアプリケーションをそのまま移行する場合は、移行

先にて動作確認を必ず行ってください。

移行後の運用管理ってどうなるの?

強力な GUI 管理ツール

Oracle Database 10g 以降のバージョンでは、9i 以前のバージョンと比べて格段に使いやすくなっ

た Oracle Enterprise Manager という GUI の管理ツールが使用できます。Web ブラウザから

URL を指定することで、Oracle Enterprise Manager にアクセスできます。あとは Web ブラウザ

から GUI でデータベースを簡単に管理できます。

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ハードウェアも入れ替えましょう

ハードウェアも入れ替えましょう

Oracle をバージョンアップする際には、併せてサーバも 新のモデルへの買い替えをお勧めします。

今お使いのサーバではバージョンアップ後の Oracle 動作保障がされていないことも考えられますし、

Oracle バージョンアップに伴い OS のバージョンアップが必要ならコスト的にも性能的にも OS とセッ

トでサーバごと買い替えた方が断然お徳です。

また、x86 サーバはこの数年で飛躍的に進化しております。CPU の処理性能、キャッシュ、メモリや

HDD 容量・アクセス性能・可用性、ネットワーク、そして消費電力。各ファクターごとでも数倍の進

化を遂げており、複合的に考えると、その性能比は計り知れません。

既に x86 サーバで DB を稼動されているお客様にはもちろん、UNIX ベースで Oracle を使用され

ているお客様も、x86 サーバベースで Linux へのマイグレーションを真剣にご検討いただき、基幹で

あるデータベースシステムを 新の Oracle&x86 サーバ&ストレージで構築してみませんか?

x86サーバはここまで進化した

プロセッサ

時代はクアッドコア

プロセッサはサーバの処理能力を図る上で 重要なコンポーネントであり、サーバの動力源です。

数年前までは、その処理能力を高めるためには クロック周波数を上げるか、プロセッサを並列に並

べて同時に稼動させるしか方法がありませんでした。現実的には、消費電力・発熱、集積度、コス

トの面からクロック周波数を上げる方向の進化は難しく、徐々に限界が来ました。

今のプロセッサはマルチコアというアーキテクチャが主流です。これは、一つのプロセッサの中に複数の

コアを持ち、複数の処理を同時に実行させる技術で、現在、マーケットではデュアルコア(2 つのコ

ア)が多く採用されていますが、今後はクアッドコア(4 つのコア)が主流となってきます。

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ハードウェアも入れ替えましょう

マルチコアの処理性能

マルチコアの 大のメリットはメモリ、I/O、キャッシュを共有するコアを複数、単一プロセッサ上に配置

しているため消費電力をシングルコアプロセッサと同等もしくは以下に抑えながら、複数のスレッドを

同時に実行できるなど処理性能を大幅に向上していることです。

たとえば、インテルの Xeaon では シングルコアプロセッサとクアッドコアプロセッサの処理性能を比較

すると、 大で 4.5 倍(数値演算処理実行時)、データベースでも 2.5 倍の処理性能が出ており

ます (インテル社 社内測定値、および公表値に基づく)。

また、消費電力の問題も大きく改善しており、クアッドコアはシングルコアと比較して約 4.8 倍、同

世代のデュアルコアと比較しても約 1.5 倍のワット性能を実現しております。

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ハードウェアも入れ替えましょう

内部キャッシュも この数年で劇的に増えてます

プロセッサの内部キャッシュの容量の拡大は、キャッシュのヒット率が上がるため、メモリへのアクセスも

減るため、プロセッサの処理性能・トランザクションの処理速度が向上します。メインメモリの容量と

同様、プロセッサのキャッシュ容量も非常に重要な要素です。

4~5 年前のプロセッサでは、キャッシュ容量は 512KB が通常であり、 大でも 2MB のものがある

が、高価でハイエンド向けに限られたものでした。それが今のラインナップではクアッドコアのもので

12MB(2x6MB)が1プロセッサの内部キャッシュとして標準で搭載されております。

メモリ

容量があれば十分? 信頼性も重要です

メインメモリでは、容量、速度、信頼性(メモリ障害時のデータ保護や冗長化)が重要であり、昨今

は容量以上に信頼性が重視される傾向にあります。

メモリはできる限り HDD へのアクセス頻度を減らし、トランザクションの処理速度を高めることが目

的であり、従来からデータの増大に併せて増設する方法が取られているが、1 サーバあたりに搭載

可能な容量は搭載可能なメモリモジュール数及びメモリモジュール自身の容量で決まります。この

大容量も進化も大きく、たとえば 5 年前にリリースしたミッドレンジ向けサーバ[PE2550]の 大メ

モリは 4GB であったが、 新モデル[PE2950Ⅲ]では 32GB と 8 倍の容量が搭載可能です。これ

は Fully Buffred DIMM(Intel チップ向けテクノロジ)が可能にしており、従来のメモリはチップセット

に直接搭載する形式で、メモリが高速化しても搭載できる DIMM 数が限定されるため(チャネルあ

たり 2 枚)メモリ容量を増やすことが困難であったが、この Fully Buffered DIMM では DIMM 上に

バッファを持ち、DIMM 同士がシリアル的に接続されるため、1チャネルで 大 8 枚の DIMM が搭

載可能となりました。

メモリの信頼性というと、ECC(Error Check and Correct)が従来のメモリでは主流であった。これ

はメモリで発生したエラーを検出し自動的に修復する技術であるが、全てのエラーが自動的に修復

されるわけではなく、データの保護の観点では十分ではありませんでした。

昨今の主流はミラーリング機能を搭載したメモリに移行している。これはメモリを二重化するテクノロ

ジーで、メモリモジュール単体に障害が起きてもメモリ上のデータは保護できるため、サーバの可用性

を大きく高められます。もちろんデルのミッドレンジ向け 新サーバはミラーリング対応のメモリを標準

で実装しております。ただし、HDD のミラーリングと同様、メモリ領域として OS から認識されるのは

実装容量の半分となることを認識して搭載メモリを決める必要があります。

ハードディスク

1サーバあたり 内部ディスクの 大容量は、5 年間で 16 倍!

可用性という観点では、外付けストレージを選択し、データ増加に伴い外部ストレージを拡張して

いくのがベストであるが、サーバ自身に搭載可能な内蔵ハードディスクの 大容量も見逃せません。

特に Oracle RAC を構築する場合の RAC サーバの場合は顕著です。

実は、この1サーバあたりの 大内蔵ディスク容量が、この数年で数値的には一番進化しているか

もしれません。たとえば 5 年前にリリースしたミッドレンジ向けサーバ[PE2550]に搭載可能な内蔵

HDD は 大 365GB [75GB×5]だったのに対し、 新モデル[PE2950Ⅲ]では SATA ベースで

大 6TB[1TB×6]が搭載可能となりました。5 年前と比較して 16 倍以上の容量が搭載可能

ということになります。もちろん、RAID 構成の組み方で論理的に使用可能な容量は変わります。

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ハードウェアも入れ替えましょう

SAS と SATA

サーバに内蔵されるディスクインタフェースは SAS と SATA が選択可能です。

SAS(Serial Attached SCSI)は、I/O トランザクションが多く、RAID 構成が組まれる HDD に

適と言われてます。理由は読み込みと書き込みのパスが完全に独立しており Point-to-point のシ

リアル・データ転送が可能なためです。また、SATA と同じ信号帯域幅(データ転送速度)であって

も、実速度は SAS の方が速いく、トランザクションの多いシステムに 適です。しかし、現状 HDD単体の容量は 大で 400GB ( 新モデルでのデルオファー)と SATA の半分以下です。

SATA (Serial ATA)の特徴は、HDD 単体の容量が大きい (デルでは SATAⅡ 1TB のものをオ

ファーしている)ことがあげられます。

HDD 単体の価格面では、SATA が SAS と比較すると安価であり ディスク容量も大きいが、デー

タベースなどアクセス性能や可用性を重視するシステムの場合は SAS を使用するのが一般的で

す。

ネットワーク

ギガビット・イーサは当たり前、今は NIC 自身がプロセッサを持つ時代に!

ネットワークは、1Gbps の帯域をもつギガビット・イーサネットが主流であり、LAN を介したサーバ間、

クライアントーサーバ間では当たり前のようにギガビット・イーサーベースでネットワークが構築されてお

ります。同時に昨今は iSCSI などストレージ間でもギガビット・イーサで構築されるケースも多くなっ

ており、デルでももちろん SAS、ファイバーチャネル ベースのストレージに加え、iSCSI ベースのストレ

ージもライナンップしており、全ての接続形態にデルのサーバは接続可能です。

また、 新のサーバラインナップでは、TOE(TCP/IP Offload Engine)と呼ばれる専用プロセッサを

NIC(Network Interface Card)に搭載してます。従来の NIC では、TCP/IP のパケット処理を

CPU が実施しており、CPU 稼動負荷となっていたが、この TOE を搭載すると、その処理を NIC自身が行うため、TCP/IP のトラフィック負荷を大幅に軽減でき大きな I/O 処理時などに絶大な効

果を発揮します。

電源&冷却ファン

万が一に備え、電源や冷却ファンの冗長化も今や常識!

数年前までは、x86 サーバで冗長化と言えば HDD までしか検討しないケースが殆どでしたが、ミッ

ションクリティカルな環境で運用されることの増えた昨今の x86 サーバでは、電源や冷却ファンの冗

長化も今や当たり前となって来ております(もう UNIX やメインフレームだけの仕様ではありません)。

電源も冷却ファンもサーバ稼動のためには必要不可欠な装備であり、HDD、メモリと比較すると一

般的に故障率は低いが、故障する可能性はゼロではありません。せっかく RAC で冗長化しても肝

心のサーバを構成するコンポーネントの一部は冗長化されていないのでは、高可用性を実現したと

は言えません。デルの 新サーバラインナップは冗長電源はもちろん、冷却ファンも冗長対応してお

り、サーバを稼動したままこれら装置を交換可能なホットプラグ機能も搭載しております。

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Oracle Database バージョンアップ支援サービス

Oracle Database バージョンアップ支援サービス

Oracle Direct が無償で Oracle Database のバージョンアップを支援します。

旧 Oracle データベースから Oracle Database 10g、11g への移行を検討中のエンドユーザー様を

対象に Oracle Direct がその移行手順をガイドします。

現在の環境、移行先についてお聞きし、Oracle Direct が移行方法についてアドバイスしますので、

もっとも効率的に既存の Oracle データベースを 新のバージョンへ移行することが可能です。

また、データベースだけでなく既存アプリケーションの移行に関するアドバイスもしますので、システム

全体をスムーズに 新の環境に移行できます。

サービスの詳細はデル担当営業、もしくは Oracle Direct (フリーダイヤル:0120-155-096)までご

相談下さい。

移行対象データベース

移行元データベース : Oracle R7.x.x(7), R8.0.x(8), R8.1.x(8i), R.9.0.1.x(9iR1), 9.2.0.x(9iR2)

※10g 以前の全バージョン

移行先データベース : Oracle Database 10g,11g(10g 以上)

移行対象 O/S

HP-UX, Solaris, AIX, Windows, Linux

※その他の O/S 環境についてもご相談ください。

ご相談いただく際、各種環境(下記)についてお聞きいたします。

既存、Oracle Database の Version/Edition

既存/新規:O/S

アプリケーション開発言語 (Java、VB など)

既存サーバのデータ量(ざっくりと何 GB 程度で結構です)

アプリケーション形態: WEB、C/S 等

事前確認へのご協力を御願いいたします。

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まとめ

まとめ データベースのアップグレードはシステム保守において必要かつ重要な作業です。アップグレードを検

討するにあたって、不安をお持ちの方も多いと思います。本文書をご活用いただき、是非スムーズ

なアップグレードを計画いただき、適切かつ安全に実行いただければと思います。 新バージョンの

Oracle データベースにアップグレードすることによって、様々な拡張機能を活用することが可能にな

ります。いつアップグレードを行うのが適切なタイミングなのか計りかねている方は、この機会に是非ご

検討ください。

尚、実際にアップグレードを実行する場合は、本文書に加え、かならずマニュアル(『Oracle

Database アップグレード・ガイド』)をご参照ください。

また、本文書についてのご質問や、パフォーマンスに関してのご相談、システム構成のご相談、概算

金額のお見積に関するご相談などは、デル担当営業までご相談下さい。

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お問い合わせ先

お問い合わせ先 オラクル製品のご購入・ご相談については下記のお問合せ窓口まで

【お電話によるお問い合わせ先】

デル株式会社

044-556-4300

【e-mail によるお問い合わせ先】

デル株式会社 オラクルアライアンス担当

[email protected]

※ お問合せの際は会社名・お名前・ご連絡先・ご相談内容をご明記下さい。

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デル オラクルサポート

デル オラクルサポート オラクルソリューションのご導入時から運用時まで、デルではお客様をサポートする様々なサービスを

ご用意しています。

オラクル製品サポート

ご契約された製品の技術的なお問合せに対して、オラクル製品に精通したテクニカル・サポ

ート・スタッフが回答を提供します。また、契約期間中、常に対象製品の 新バージョンを入

手することができます。計画された予算で、オラクル製品の新機能を常に利用することが可

能です。

インフラストラクチャ・コンサルティング・サービス(ICS)

豊富な専門知識を持つデルのコンサルタントが、オラクルソリューションの導入・構築をお手

伝いいたします。Oracle Real Application Clusters を含むデータベースの構築、バックアッ

プ・リカバリの設定、internet Application Server のインフラ構築、システム運用監視、セキュ

リティソリューション、Disaster Recovery ソリューション、データベース運用支援など、お客

様のニーズに合わせて幅広くご対応しています。

デルによるオラクルソリューションのご案内 http://www.dell.com/jp/oracle

デルによる各種のオラクルソリューションの情報サイトです。デルがご提供するオラクルライ

センスの価格表、サーバとのバンドルパッケージ、Oracle RAC ソリューションなどの情報が

掲載されています。ぜひご参照ください。

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技術的な詳細が知りたくなったら

技術的な詳細が知りたくなったら

無償インターネット技術セミナー:Oracle Direct Seminar

Oracle Direct Seminar は Oracle Direct が主催するインターネットを利用した無償技術セミナ

ーです。受講されるお客様はお申込から受講までインターネットに接続できる環境であればご自席

からご受講頂けます。ストリーミング配信とは異なり、ライブでのセミナーとなりますので、チャット機能

を利用した質疑応答などインタラクティブな形式でご受講頂けます。

Oracle Direct Seminar のコンテンツ

コンテンツは、Oracle 製品を始めて触る方を対象とした「ビギナーズ・シリーズ」、日々のデータベー

ス運用管理やアプリケーション開発に役立つノウハウを集めた「アドバンス・シリーズ」、 新技術情

報を提供する「 先端テクノロジー・シリーズ」を用意し、皆様に役立つ情報発信を致します。

Oracle Direct Seminar の受講方法

セミナー会場は、パソコンと電話のあるお客様自身のお席です。お持ちのパソコンの web ブラウザに

説明資料、あるいはデモンストレーションが表示されるので、セミナー会場にご足労いただくことなく、

受講いただけます。

ストリーミング配信ではなく、ライブで講師が説明します。そのため、受講者は質問することができま

す。受講は Web ブラウザと電話があれば Oracle Direct iSeminar を受講いただけます。日本オ

ラクルの"お客様情報"にご登録いただいたユーザー名とパスワードをセミナー受講時に Web ページ

のユーザ認証に指定していただきます。

Oracle Direct Seminar のスケジュールの確認

下記 URL にてスケジュールを随時公開しています。また日本オラクルのホームページから、「イベン

ト・セミナー」メニューからも検索が可能です。

http://www.oracle.co.jp/direct/seminar/

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日本オラクル株式会社について

日本オラクル株式会社について

日本オラクル株式会社は米国オラクル・コーポレーションの日本法人として 1985 年に設立されまし

た。1999 年 2 月 5 日に店頭市場への株式公開、2000 年 4 月 28 日には東証一部に上場し

ています。IT 業界をリードする会社として、「データの価値を知として 大化させ、豊かな情報社会

を実現する」を企業理念に、市場の活性化や経済の発展に役立つ革新的な製品、サービスの提

供に力をいれています。主力製品は、データベース「Oracle10g Database」、アプリケーションサー

バ「Oracle10g Application Server」、コラボレーション製品「Oracle Collaboration Suite」、企

業向け統合アプリケーション「Oracle E-Business Suite」です。またそれらに付随するコンサルティ

ングサービス、保守サービス、研修サービスなども提供しています。

日本オラクル株式会社 企業概要

社名: 日本オラクル株式会社

設立: 1985 年 10 月 15 日

本社所在地: 東京都千代田区紀尾井町 4-1 ニューオータニガーデンコート

代表者: 代表取締役社長 高経営責任者 新宅 正明

資本金: 222 億 14 百万円 (2007 年 5 月 31 日現在)

従業員数: 1,712 名 (2007 年 5 月 31 日現在)

事業内容: ソフトウェアプロダクトの販売及び当該ソフトウェア プロダクトの利用を支援する各種サービスの提供

売上高: 1,007 億円 (2007 年 5 月期)

国内拠点数: 東京本社、及び、全国 6 支社、3 支店

主要取引銀行: 三井住友銀行、三菱東京 UFJ 銀行

上場市場: 東京証券取引所 市場第一部(証券コード 4716)

Oracle Corporation 企業概要

社名: Oracle Corporation

設立: 1977 年 6 月

本社所在地: アメリカ合衆国カリフォルニア州

従業員数: 約 75,000 名

事業内容: ソフトウェアプロダクトの開発、製造、販売、及び当該ソフトウェアプロダクトの利用を支援する

各種サービスの提供

売上高: 2 兆 1200 億円

拠点数: 145 か国以上に展開