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2018.12.20 vol.101Nishinomiya Cit y International Association Newslet ter
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日本で暮らす外国人が急増中
公益財団法人 西宮市国際交流協会〒662-0911 西宮市池田町11番1号 (フレンテ西宮4F)TEL(0798)32-8680FAX(0798)32-8678
WEBSITE▶E-mail : [email protected]
働き手として期待される外国人
生活者としても重要な一員
共生の社会を目指して
厚生労働省の発表によると、2017年10月末時点の外国人労働者数は127万8670人で、前年同期から約18%増え、5年連続の増加です。企業の届け出を義務化した07年以降では過去最高を更新しました。製造業で働く技能実習生やサービス業で働く留学生が増加し、人手不足の会社を外国人で補う構図が強まっているそうです。 国籍別にみると、中国が37万2263人で全体の29.1%を占め、ベトナムの18 .8%、フィリピンの11.5%が続きます。伸び率はベトナムが最も高く、前年同期と比べて約4割増えたとのこと。西宮市においても、ベトナム人の人口はこの約5年間で36人から560人(2018.8末)と15倍以上に増加しています。 政府は、これまで「単純労働」とされる分野での外国人就労は原則
禁止としていましたが、慢性的な人手不足となっている「建設」「介護」等の5分野について一定の条件をクリアできれば「労働者」として受け入れる方針です。2025年までに5分野で50万人程度の受け入れを目指しているとのことです。
ここで重要なのは、外国人も人権が守られ安心安全な生活ができることです。そのためには日本語能力と日本社会の知識を習得することが欠かせません。それらが不足すると、日本のコミュニティに溶け込めず孤立したり外国人だけのコミュニティを形成したりする可能性があります。政府の対応が求められます。 また、当初は帰国前提だった外国人が、5年10年すれば戦力として不可欠となることもあります。定住する外国人は、「生活者」として
日本のコミュニティを形成する重要な一員です。地域住民と外国人住民が相互理解を深めながら助け合って生活していくことが望まれます。 子供の教育にも力を注ぐ必要があります。外国籍の子供は日本の義務教育の範疇から漏れてしまう場合があります。現行では各自治体の対応で行っている教育問題についても国はどうしていくのか、予算措置を含めた検討を早急に進めていただきたいと切に思います。
(公財)西宮市国際交流協会は、限られた予算と人員ではありますが、ボランティアの皆様、関係機関等の皆様と共に、地域住民と外国人住民が共生する社会づくりに貢献できるよう頑張りますので、ご理解とご協力を宜しくお願い致します。
恒例の西宮国際交流デーは、来年3月9日(土)フレンテ西宮4階、5階ホールで開催します。テーマは「わくわく多文化まつり」です。当協会ボランテイア、西宮姉妹友好都市団体やNPO・NGO等、そして外国人市民の方々の協力を得て盛りだくさんの催しを実施します。みなさまのご来場をお待ちしています。
内 容 時 間 場 所
第23回西宮国際交流デー開催
バザーと展示 10:00~16:00
5階ホールロビー、4階フロアー
日本文化体験コーナー
10:30~12:30 4階ギャラリー
留学生日本語スピーチ大会
10:30~12:30 5階フレンテホール
インターナショナルカフェ
13:00~15:30 4階ギャラリー
民族舞踏・民族音楽
14:00~15:30 5階フレンテホール
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スイーツは大人から子どもまで、心を和ませてくれるもの。世界の国々や地域に伝わる、行事にまつわるスイーツや季節にいただくスイーツを紹介します。世界の
スイーツ18
自分たちの手で企画運営を~外国人によるボランティアクラブ~
NIAには市民が会員として自主活動しているボランティアグループが9つあります。協会スタッフのサポートを受けながら、日本人と外国人の相互理解や外国人支援を目的として数々のイベントを企画運営しています。同じようなグル―プとして、外国人だけのボランティアクラブIFC(International Friendship Club)が1年半前に結成されました。
NIAには日本語の学習をするため、日本や西宮の情報を知るため、イベントに参加するためなど、いろんな目的で外国人がやってきます。会社員、主婦、留学生等々、立場も出身国も年齢もさまざまです。そんな外国人が自分たちも支援されるばかりではなくボランティアをしたいと立ち上げたのがIFCです。 3年前より、外国人がスタッフとして接客する「交流カフェ」がNIA主催
で不定期に開催されています。そこでは外国人と日本人がテーブルを囲み、言葉が分からなくても身振り手振りを交えてお互いを理解しようとしています。とても楽しいひと時です。
そんなイベントで知り合った外国人たちが、お世話になったNIAのために何かしたい、日本人の手助けがしたいと考えたのがグループ結成の始まりです。 以来、「交流カフェ」で自国の紹介
をしたり、行事に積極的に参加したりしています。市内のクリーン作戦にも参加しました。地域住民と一緒にほうきを持ち公園や道路を掃除し、終了後みんなでお茶を飲みました。日本に感謝している気持ちを行動で表したいとの思いからでしたが、年配の方とお話ができたのも貴重な経験でした。 また、言葉も習慣も違う日本に来て困っている外国人の手助けもしたいと考えています。まずは英語の話せない外国人に英語圏のネイティブが英会話を教える教室を始めました。 「協会が深く関わると外国人の発想の良さが失われてしまう恐れがあるので、IFCの皆さんの自主性に任せるよう心掛けています」と協会スタッフ。難点はみんな忙しくて、なかなか予定通りにメンバーが集まらないこと。外国人市民の参加を待っています。協会までご連絡ください。 (Y. I)
当協会では国際交流に関するイベントや講座を数多く行っています。その様々な行事の様子をご紹介します。
韓国の伝統菓子ヤッパプは木の実やドライフルーツ入りの甘い餅菓子です。韓国では旧正月を過ぎて最初の満月の日がお月見で、一年間の息災を願い特別な料理やスイーツを用意します。その1つがヤッパプです。またこの日は別名「烏忌日(オギイル)」とも呼ばれ、カラスに感謝してヤッパプを供えます。その由来は、その昔旧暦1月15日に新羅の王様が行幸の際、飛んできたカラスから受取った封書によって宮中の陰謀を知り、王様は難から逃れることができたので、カラスへの恩返しの日としたことです。ヤッパプは祭祀や祝いごとのスイーツですが、今はヘルシーなおやつとして日常的にも売られています。ちなみに2019年の旧暦最初の満月は2月19日です。ヤッパプでお月見はいかがでしょう。 (Y. U)
材料 (8個分)・もち米 ……………………… 2合・A 黒砂糖 ……………………30g 蜂蜜 ……………… 大さじ1.5 醤油 …………………大さじ1 塩 …………………小さじ1/2 ゴマ油 ………………大さじ1・B クルミ ………… 約半カップ
(小さく割る) レーズン ……………大さじ2 松の実 ………………大さじ2 干しナツメ ………… 4~5個
(種を取り細切りにする) シナモンパウダー…小さじ1/2・トッピング 栗甘露煮 …… 8個 松の実 ……大さじ1
作り方①もち米は研いで水に 2~3 時間つけおきし、ザルに上げておく。②炊飯器にもち米とAを入れ、水加減はおこわ目盛り 2 に合わせ、Bを加えて全体を混ぜてから炊く。③炊き上がったら 14~15 センチ四方のバットに詰め、8 等分にする目安でトッピングの栗を乗せ、松の実を散らしてできあがり。冷めたら切り分けてラップで包んでおく。
韓国の
ヤッパプ(ヤクシク)
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NIAインフォメーションBOX INFORMATION
1919外国人インタビュー
今回お話をお聞きしたのは、現在西宮市にお住まいのフランク・チェイスさんです。チェイスさんは日本人の奥さまと共に静かな住宅地でリタイア後のリラックスした生活を楽しんでいらっしゃいます。
白いお髭で優しい笑顔のチェイスさんはまるでサンタクロースの様です。子供たちが出会ったら「本物のサンタだ!」と叫ぶに違いありません。インタビューのほんの2日前に81歳の誕生日を迎えたチェイスさんはゆったりと半生記を語ってくださいました。 チェイスさんの生まれ故郷はアメリカ合衆国、ネブラスカ州です。中学2年(8年生)までそこで育ち、その後インディアナ州へと引っ越しました。幼い頃の彼は自然を愛する少年で、虫や鳥と心が通う貴重な体験をしていました。キリギリスが彼の元へ飛んできて、友達になり、また自然
の中へ返してやったというエピソードを持っています。雀とも目で会話ができました。 大学を出てから空軍に入り、沖縄へ配置されました。この時、日本がとても気に入り、彼自身の希望で日本に滞在できる勤務地を選びました。4年の任務を終えたあと、バックパッ
カーになって世界旅行へと出かけました。いろんな国を見て回り約1年すごしてインディアナへ帰りました。やはり又日本へ行こうと思ってもう一度大学で資格を取りなおし、日本で英語を教える職を得ました。勤務地は九州、福岡です。
日本女性との出会いがあり、結婚して日本で家庭を持ちました。その後、家族4人で米国へ戻り、8年間インディアナ州で暮らしましたが、又日本へと帰ってきたのです。それは奥さまの年老いた母親を気遣ってのことでした。どこへ移り住んでもいつも仲良く自然体で暮らせるチェイスさん一家です。彼の思考の基にはいつもあのキリギリスを自由な世界へ返してやったエピソードがあります。無理をせず、心の赴くままに身を任せるのです。日本へ帰ってきて、最初は神戸の須磨区に住居を構え、その後西宮市に引っ越しました。2人の勤務地に均等に便利だからです。 あの沖縄への配備からもう57年がたちます。結婚して48年、アメリカから再び日本へ帰ってきて35年目です。長い長い月日が流れました。西宮のことも日本人のことも大好きというチェイスさん、本当に穏やかな温かい家庭を築いてこられました。明日は今日の次にくる日という毎日、自然の流れに身を任せています。
(M. M)
キリギリスや雀と心が通う
~フランク・チェイスさん(米国 ネブラスカ州出身)~
日程
1月20日(日)13:00~16:00
3月17日(日)13:00~16:00在留資格相談 NIA
会議室
内容 場所
文化交流活動日本の伝統衣装、着物を着てみま
せんか?男性用もあります。お抹茶・和菓子つき。日 時 : 1月19日(土) 13:00~16:00場 所 : 当協会会議室対 象 : 外国人 15名(先着順)参加費 : 800円
外国人のための無料相談会 「きものデー」 司法書士・行政書士が無料で相談に応じます。(秘密厳守)通訳ボランティアがおりますので、言葉の心配はいりません。英語、中国語以外の言語の方は予約が必要です。
もちつき大会
地域の人たちと、日本の年中行事の一つ、おもちつきを体験します。日 時 : 1月20日(日)10:00~11:30集合時間 : 9:30集合場所 : 西宮市国際交流協会対 象 : 外国人10名(先着順)参 加 費 : 無料
「西宮国際交流デー」 2019年3月9日(土)開催のイベントボランティアを募集しています。活動内容は会場設営、総合案内、イベント進行等です。詳しくは国際交流協会(0798)32-8680まで。
大 募 集 !イベントボランティア
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ワンランク上の家事代行サービス
0120-32-2017
検索サニーメイドサービス
年中無休・24時間・日本語のみ対応お問い合わせ事前予約はお気軽に
介助者募集
NPO法人 メインストリーム協会〒662-0844兵庫県西宮市西福町9-3TEL 0798-66-5122FAX 0798-66-5133ホームページhttps://www.cilmsa.com/
● 時 給 1100円~● 交 通 費 1件につき1000円まで● 仕事内容 地域で生活している障害者の日常介助(同性介助)● 時 間 週1~でもOK! シフト制で様々な 時間に働けます● 勤 務 地 西宮市の利用者宅※外国人の場合は日常会話ができる人
女性大募集
未経験者歓迎
国籍 人数 割合
西宮市総人口 488,212外国人住民の割合 1.37%
韓国・朝鮮中国ベトナム米国フィリピン台湾ネパールブラジルその他74カ国
計
3,3681,1805922381941341171167416,680
50.4%17.7%8.9%3.6%2.9%2.0%1.8%1.7%11.1%100%
※2018年11月現在 西宮市調べ西宮市在住外国人の状況西宮市在住外国人の状況
◇ボランティア募集◇当協会では、現在、次のようなボランティアを募集しています。 ● 発送ボランティア:年4回「ふれあい通信」発送のための封入作業です。
● 配布ボランティア:「ふれあい通信」を近隣の集客施設等に配布していただきます。
● 中国語、韓国・朝鮮語、ポルトガル語、ベトナム語の通訳、翻訳ボランティア:簡単な日常会話の通訳から、機関紙等の翻訳まで、さまざまなレベルのボランティアさんを探しています。
◇賛助会員募集◇国際交流事業を推進するため、当協会へのご支援をお願いいたします。 ● 年会費:団体/1口20,000円
個人/1口3,000円ボランティア/1口2,000円
● 特 典:図書の無料貸し出し。 会議室等の使用料割引。 協会主催イベントの各種優先案内。市内施設の入館料割引。
イベントや災害情報など多言語で情報提供をします。
西宮市国際交流協会 (NIA)
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