7
Japan Advanced Institute of Science and Technology JAIST Repository https://dspace.jaist.ac.jp/ Title Author(s) �, Citation �, 27: 636-641 Issue Date 2012-10-27 Type Conference Paper Text version publisher URL http://hdl.handle.net/10119/11102 Rights �This material is posted here with permission of the Japan Society for Science Policy and Research Management. Description

JAIST Repository: JAIST学術研究成果リポジトリ...要集 , pp. 581-584, Oct. 2007. 2 特にりのないり、「」は方公をく中央を意する。3 科学策研究、合研究「

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Japan Advanced Institute of Science and Technology

JAIST Repositoryhttps://dspace.jaist.ac.jp/

Title国の予算及び内閣総理大臣の施政方針演説にみる科学

技術政策の重要度の時系列変化

Author(s) 下田, 隆二

Citation 年次学術大会講演要旨集, 27: 636-641

Issue Date 2012-10-27

Type Conference Paper

Text version publisher

URL http://hdl.handle.net/10119/11102

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す

るものです。This material is posted here with

permission of the Japan Society for Science

Policy and Research Management.

Description 一般講演要旨

Page 2: JAIST Repository: JAIST学術研究成果リポジトリ...要集 , pp. 581-584, Oct. 2007. 2 特にりのないり、「」は方公をく中央を意する。3 科学策研究、合研究「

― 636―

の 内 理大 の 方 に る 科学 策の重要 の時系 化

田 二 工業大学)

2001 年の 合科学 会 の発足をはじめとする中央 庁 による科学 策の 画

の 新から、10 年 を 過した。 では、 学 の の 化、特 の の

の 係の での 対 重要 の 化 た 、 の 学

係 の 、 の 審 の の での 学

の の し 、 の 化 の 、 年、 の

の 、 の 学 の重要 し 性

られたリ ースの配分の内容を調 ることは、その配分をうける事項が相対的に されているか

かを知る い指 になる。 の はその られたリ ースの である。 者は に科学 関

費の の の 出純計に対する に 目する分析を したが 1、その 5 年間を 過している

こともあり、そこで した手法を用いて 年の状 を め分析する。 の科学 関 の 出は、文部科学 により「科学 関 費」として りまとめられている 2。

科学 関 費は、 の のう 、大学における研究に 要な 費、 験研究機関等に 要な

費、研究 発に関する 金、交 金 費その他研究 発に関する行 に 要な 費等科学

の に 与する 費であるとされる 34。また、その中には、一 会計の とともに特別会計の

も まれる。 に科学 基本法の した 1995 年 の を した。2004 年 に特別会計と

一 会計の に大きな 化が見られる。 は 学 特別会計 一 会計から り れがあり、

大学関 の科学 関 費は特別会計の として科学 関 費に集計されていた。2004 年

の 大学の法 化に って 学 特別会計が され、 大学 の 費交 金が一 会計に計

上され、 大学関 の科学 関 費が一 会計として集計されることとなったため、大きな 化

が生じている。 の と科学 関 との関 を見るため、一 会計の科学 関 費と一 会計 と

の 、 、特別会計の も 科学 関 費の と 出純計 との を見た。一

会計 と 特別会計 の を に足し合 せたの では、一 会計と特別会計間、特別会計相

間での り れがあり、 全 の の 出を さない。 出純計 はこのような会計相 間の

り れによる重 分を いたものであり、 の 全 の 出 を すものと考えられる。その

は毎年 、 の の原 を 定した 法の 28 に基づき内 が 会に 出する の参考と

して される書 の中に される。科学 関 費も の一 会計 特別会計の 出 から

科学 関 のものを集計した であるので、これとの には 出 の 出純計を用いることが

である。この の も に合 せて している。また、一 会計の科学 関 費と一

会計 との 、 、特別会計の も 科学 関 費の と 出純計 との

の年 を に した。

1 田 二「 の科学 関 費が 出 に める 合の 」, 研究・ 計画学会 22 年 学 大会

要 集, pp. 581-584, Oct. 2007. 2 特に りのない り、「 」は 方公 を く中央 を意 する。3 科学 策研究 、 合研究 「 1 2 科学 基本計画 間中の 研究 発 資の内容分析」

15 年 調査報告書、p.4、2004 年 5 4 科学 関 費の範 は、基本計画 とに見 されているとされるが、その 的な内容や、研究費に充 される

費とそれ 外の 費との分 などはこれまで ずしも明らかでない。

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― 637―

の 内 理大 の 方 に る 科学 策の重要 の時系 化

田 二 工業大学)

2001 年の 合科学 会 の発足をはじめとする中央 庁 による科学 策の 画

の 新から、10 年 を 過した。 では、 学 の の 化、特 の の

の 係の での 対 重要 の 化 た 、 の 学

係 の 、 の 審 の の での 学

の の し 、 の 化 の 、 年、 の

の 、 の 学 の重要 し 性

られたリ ースの配分の内容を調 ることは、その配分をうける事項が相対的に されているか

かを知る い指 になる。 の はその られたリ ースの である。 者は に科学 関

費の の の 出純計に対する に 目する分析を したが 1、その 5 年間を 過している

こともあり、そこで した手法を用いて 年の状 を め分析する。 の科学 関 の 出は、文部科学 により「科学 関 費」として りまとめられている 2。

科学 関 費は、 の のう 、大学における研究に 要な 費、 験研究機関等に 要な

費、研究 発に関する 金、交 金 費その他研究 発に関する行 に 要な 費等科学

の に 与する 費であるとされる 34。また、その中には、一 会計の とともに特別会計の

も まれる。 に科学 基本法の した 1995 年 の を した。2004 年 に特別会計と

一 会計の に大きな 化が見られる。 は 学 特別会計 一 会計から り れがあり、

大学関 の科学 関 費は特別会計の として科学 関 費に集計されていた。2004 年

の 大学の法 化に って 学 特別会計が され、 大学 の 費交 金が一 会計に計

上され、 大学関 の科学 関 費が一 会計として集計されることとなったため、大きな 化

が生じている。 の と科学 関 との関 を見るため、一 会計の科学 関 費と一 会計 と

の 、 、特別会計の も 科学 関 費の と 出純計 との を見た。一

会計 と 特別会計 の を に足し合 せたの では、一 会計と特別会計間、特別会計相

間での り れがあり、 全 の の 出を さない。 出純計 はこのような会計相 間の

り れによる重 分を いたものであり、 の 全 の 出 を すものと考えられる。その

は毎年 、 の の原 を 定した 法の 28 に基づき内 が 会に 出する の参考と

して される書 の中に される。科学 関 費も の一 会計 特別会計の 出 から

科学 関 のものを集計した であるので、これとの には 出 の 出純計を用いることが

である。この の も に合 せて している。また、一 会計の科学 関 費と一

会計 との 、 、特別会計の も 科学 関 費の と 出純計 との

の年 を に した。

1 田 二「 の科学 関 費が 出 に める 合の 」, 研究・ 計画学会 22 年 学 大会

要 集, pp. 581-584, Oct. 2007. 2 特に りのない り、「 」は 方公 を く中央 を意 する。 3 科学 策研究 、 合研究 「 1 2 科学 基本計画 間中の 研究 発 資の内容分析」

15 年 調査報告書、p.4、2004 年 5 4 科学 関 費の範 は、基本計画 とに見 されているとされるが、その 的な内容や、研究費に充 される

費とそれ 外の 費との分 などはこれまで ずしも明らかでない。

科学 関 費の とその 中での

度 会 し き

(平成) ( ) 会 会 出 出

(A) (B) 合 (C) (D) A/D (E) C/E

位 位 位 位 位

H7 1995 1,209,075 1,290,473 2,499,549 70,987 1.70 159,542 1.57 H8 1996 1,342,019 1,468,432 2,810,452 75,105 1.79 171,761 1.64 H9 1997 1,481,073 1,521,538 3,002,611 77,390 1.91 180,372 1.66

H10 1998 1,500,309 1,531,870 3,032,179 77,669 1.93 184,230 1.65 H11 1999 1,594,754 1,561,974 3,156,728 81,860 1.95 201,804 1.56 H12 2000 1,723,040 1,561,280 3,285,987 84,987 2.03 208,809 1.57 H13 2001 1,837,600 1,630,900 3,468,512 82,652 2.22 250,935 1.38 H14 2002 1,852,905 1,691,522 3,544,427 81,230 2.28 248,400 1.43 H15 2003 1,883,603 1,708,044 3,597,366 81,789 2.30 232,345 1.55 H16 2004 2,966,448 641,913 3,608,361 82,111 3.61 242,435 1.49 H17 2005 2,952,104 626,395 3,578,498 82,183 3.59 239,655 1.49 H18 2006 2,997,100 576,200 3,573,300 79,686 3.76 258,695 1.38 H19 2007 2,990,500 520,800 3,511,258 82,909 3.61 208,971 1.68 H20 2008 3,039,777 531,020 3,570,796 83,061 3.66 212,576 1.68 H21 2009 3,019,077 544,852 3,563,929 88,548 3.41 206,516 1.73 H22 2010 3,053,074 535,935 3,589,009 92,299 3.31 215,066 1.67 H23 2011 3,056,489 608,226 3,665,252 92,412 3.31 220,275 1.66 H24 2012 2,986,700 682,800 3,669,500 90,334 3.31 228,766 1.60 ) の である。

資料 科学 関 費については文部科学 科学 ・学 策 「科学 要 」、一 会計 については科学

白書の 年 。 出 純計については 務 書・ 書データ ース 5による。

科学 関 費の と 出純計 との の年

5 http://www.bb.mof.go.jp/hdocs/bxsselect.html

年 ))

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― 638―

代 理大 の 方 における「科学 」 の の 理 ・ 年 日 科学 の 部分

2001年 1 31日

科学 の発 によって得られた の で、二 の 大 やさまざまな によって れた大きな

を して れてはならないと考えたからであります。

科学 は きることのない知的資源であり、その は、「 望の 」 現に向けた未来 の 行 資と

えるものであります。このため、内 に 合科学 会 を したところであり、 識者の意見を い

つつ、二十一 における が の科学 の基本となる 合 を策定してまいります。 までに科

学 基本計画を策定し、科学 造 の 現に向け、ライ イエンス、情報通 、環境、 ノテクノ

ロジー・ 料等、 が の新生に 献する研究 発を重 的に いたします。同時に、研究 発 ステ の

や科学 のための基 の も めてまいります。

純一郎

2002年 2 4日

定 費を基 にせず、 出の 化を める一方、少子高 化 の対 、科学 、 、 の な

どの重 分 に大 に配分しました。

最高 の科学 造 の 現に向け、 の 子情報の の 用、 めて なレ ルでの

新 料 発など、最 の 的研究分 に重 的に り ます。あ せて、 学 の連 の 、 域に

おける科学 の を ってまいります。

純一郎

2003年 1 31日

その中で、セー ティーネットの充 に配慮し、 間活 を き出し 用の 出につながる分 や、科学

など 来の発展の基 となる分 に大 に重 配分しました。

科学 、バイ テクノロジー、知的 、 、 生、構造 特 など、日本 生のかぎを る分

について、 を て り 、 策の方向を してきました。

科学 造 の 現に向け、 十 年 の一 出を しく する中で、対 年 ・ 増の

科学 を し、 子レ ルで に合った や を可能にする研究 発などを重 的

に してまいります。

科学 の活用を め、 の を行く環境 業を します。

に かれた最高 の 研究を行う科学 大学 大学の 構 を、 で します。

純一郎

2004年 1 19日

、 域、 業の を するとともに、科学 を し、 が の 来の発展基 を いたしま

す。

主要な分 で増 したのは、社会保 の か、科学 と中 業 だけであり、それ 外について

はす ての分 を減 し、 分 においてめり りのきいた 配分を行いました。

環境の保全は 内 の重要な課題であり、科学 を活用して環境保 と 発展の を ってま

いります。

科学 造 の 現に向け、 ト ノ の 果を生かした 新的なが など、 の らしを

よくし、 活性化につながる研究 発として、 らい 造プロジ クトを 的に します。 学 の連

を し、 域や 間の活 を き出しながら、科学 を してまいります。

に、 に かれた最高 の 研究を行う科学 大学 大学を する構 を いた

します。

純一郎

2005年 2 4日

増 したのは社会保 と科学 の分 の で、 費は 年連続、公 事業は 年連続で イ スに

するなど、重 的に を配分しました。

一流の研究者を集めて、最高 の 研究を行う科学 大学 大学を につくるための法 を

します。

環境保 と 発展の は可能であり、これを 現するのは科学 であります。

新しい 業や 用の 出、 の や生活の の向上、 の安全や の に 与する研究 発を

的に し、科学 造 を目指します。

純一郎

2006年 1 20日

科学 の なくして が の発展はありませ 。科学 造 の 現に向け、 全 の を減ら

す中、科学 の分 は増 し、 基本計画を策定して研究 発を 的に してまいります。

に科学 大学 大学を するため、法 を 上 ました。

を大 にするもったいないという心と科学 の を結 つけ、 を減らし、 えるものは り し

い、 になったら資源として 用する社会を 現し、環境保 と 発展の を ります。

2007年 1 26日 なし)

田 夫

2008年 1 18日

中 やインドなどの に象 される の 化の中で、 が の をいかに保つのか、 しい

事情のもとで社会保 をいかに 持するか、少子化 題にいかに対 するのか、 正 用の 大、

方 の低 などの 題にどう対 するのか、そしてまた、科学 の な にどう対 していく

のか、 環境や資源・エネルギー 題などにどのような 方せ で対 するのか。

生 郎

2009年 1 28日 なし)

山 夫

2010年 1 29日 なし)

2011年 1 24日 その 現を しするため、大学の基 研究を め科学 を増 します。

2012年 1 24日 なし)

1)「科学 」を 文を き出した。 、 などの と は 者が えた。

) は 場 を すが、 ずしも連続して 場する けではない。

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― 639―

代 理大 の 方 における「科学 」 の の 理 ・ 年 日 科学 の 部分

2001年 1 31日

科学 の発 によって得られた の で、二 の 大 やさまざまな によって れた大きな

を して れてはならないと考えたからであります。

科学 は きることのない知的資源であり、その は、「 望の 」 現に向けた未来 の 行 資と

えるものであります。このため、内 に 合科学 会 を したところであり、 識者の意見を い

つつ、二十一 における が の科学 の基本となる 合 を策定してまいります。 までに科

学 基本計画を策定し、科学 造 の 現に向け、ライ イエンス、情報通 、環境、 ノテクノ

ロジー・ 料等、 が の新生に 献する研究 発を重 的に いたします。同時に、研究 発 ステ の

や科学 のための基 の も めてまいります。

純一郎

2002年 2 4日

定 費を基 にせず、 出の 化を める一方、少子高 化 の対 、科学 、 、 の な

どの重 分 に大 に配分しました。

最高 の科学 造 の 現に向け、 の 子情報の の 用、 めて なレ ルでの

新 料 発など、最 の 的研究分 に重 的に り ます。あ せて、 学 の連 の 、 域に

おける科学 の を ってまいります。

純一郎

2003年 1 31日

その中で、セー ティーネットの充 に配慮し、 間活 を き出し 用の 出につながる分 や、科学

など 来の発展の基 となる分 に大 に重 配分しました。

科学 、バイ テクノロジー、知的 、 、 生、構造 特 など、日本 生のかぎを る分

について、 を て り 、 策の方向を してきました。

科学 造 の 現に向け、 十 年 の一 出を しく する中で、対 年 ・ 増の

科学 を し、 子レ ルで に合った や を可能にする研究 発などを重 的

に してまいります。

科学 の活用を め、 の を行く環境 業を します。

に かれた最高 の 研究を行う科学 大学 大学の 構 を、 で します。

純一郎

2004年 1 19日

、 域、 業の を するとともに、科学 を し、 が の 来の発展基 を いたしま

す。

主要な分 で増 したのは、社会保 の か、科学 と中 業 だけであり、それ 外について

はす ての分 を減 し、 分 においてめり りのきいた 配分を行いました。

環境の保全は 内 の重要な課題であり、科学 を活用して環境保 と 発展の を ってま

いります。

科学 造 の 現に向け、 ト ノ の 果を生かした 新的なが など、 の らしを

よくし、 活性化につながる研究 発として、 らい 造プロジ クトを 的に します。 学 の連

を し、 域や 間の活 を き出しながら、科学 を してまいります。

に、 に かれた最高 の 研究を行う科学 大学 大学を する構 を いた

します。

純一郎

2005年 2 4日

増 したのは社会保 と科学 の分 の で、 費は 年連続、公 事業は 年連続で イ スに

するなど、重 的に を配分しました。

一流の研究者を集めて、最高 の 研究を行う科学 大学 大学を につくるための法 を

します。

環境保 と 発展の は可能であり、これを 現するのは科学 であります。

新しい 業や 用の 出、 の や生活の の向上、 の安全や の に 与する研究 発を

的に し、科学 造 を目指します。

純一郎

2006年 1 20日

科学 の なくして が の発展はありませ 。科学 造 の 現に向け、 全 の を減ら

す中、科学 の分 は増 し、 基本計画を策定して研究 発を 的に してまいります。

に科学 大学 大学を するため、法 を 上 ました。

を大 にするもったいないという心と科学 の を結 つけ、 を減らし、 えるものは り し

い、 になったら資源として 用する社会を 現し、環境保 と 発展の を ります。

2007年 1 26日 なし)

田 夫

2008年 1 18日

中 やインドなどの に象 される の 化の中で、 が の をいかに保つのか、 しい

事情のもとで社会保 をいかに 持するか、少子化 題にいかに対 するのか、 正 用の 大、

方 の低 などの 題にどう対 するのか、そしてまた、科学 の な にどう対 していく

のか、 環境や資源・エネルギー 題などにどのような 方せ で対 するのか。

生 郎

2009年 1 28日 なし)

山 夫

2010年 1 29日 なし)

2011年 1 24日 その 現を しするため、大学の基 研究を め科学 を増 します。

2012年 1 24日 なし)

1)「科学 」を 文を き出した。 、 などの と は 者が えた。

) は 場 を すが、 ずしも連続して 場する けではない。

大学関 の 費が一 会計 として集計されることとなった 2004 年 は、一 会計の科

学 関 費の一 会計 に対する は 低 向にあるといえる。また、特別会計の科学

関 費を 科学 関 費 の 出純計 に対する は分析対象 間を通じ多少

の 動はあるが 1.6% である。ただし、 年の に 目すると、2009 年の 1.73 を ークにここ

年低 向にある。

の 策の中での科学 策の を見る指 として、通 会における内 理大 の

方 にも 目し、この中で科学 策に関連する語の を見る。 方 に 目する理

は のとおりである。 年 の を する通 会の において、 を担 する内 理大 が の 策につい

て全 的、 的な方 を る であり、 理大 いる の 策的な指向・方向性を した

ものとなると考えられること。

会の日 行から 時間に一定の があり の さに大きな 動がないため 6、全 の

的 から、 として の高い 策は 調して れられると考えられ、他方、 の低い

策は が少なくなり、場合によっては れられないと考えられること。 データ ースとしては 会 書 の 会会 ステ 7を用い、これにより通 会にお

ける 庁 の 代の 理大 の 方 のテキストを 手した。同 ステ を用いた理 は、

に 会で された内容からおこされた であること、 会が をもって しており年 を

って 可能であること、データの 一性があること、アクセスが容 であることである 8。なお、

方 は 参 の 方の本会 で行 れるが、 の分析では の を分析に

用いた。 まず、「科学 」という に 目し、これに している部分を抽出した。 的な を

に 理して す。2001 年 理大 )から 2006 年 理大 )にかけては安定的に科学

の文 で「科学 」に されているといえる。なお、2003 理大 )年から 2006 年

にかけて の科学 大学 大学に されていることが 目されるが、これは主に 対策と

しての重要性から されたもので、この が科学 全 の重要性を していると考えるこ

とは ずしもできない。2007 年 安 理大 )では科学 の はまったくなく、2008 年

田 理大 )で が 活するものの、その の 2009 年 生 理大 )、 主 に が った

2010 年 山 理大 )、2012 年 田 理大 )でも がなく、科学研究費 金の大 増 を

めた 9とされる 2011 年 理大 )で科学 の増 に しているの となっている。 に、「科学 」 の の はないものの、科学 の を別の で語っている可能性に

ついて する。「科学 」の一語ではなく、「科学」、「 」「科学 」中に まれる語もそれぞ

れカウントする)、あるいは科学 と関 の いと考えられる「研究」、「研究 発」 これに ま

れる研究も「研究」としてカウント)さらには 別 分 で 目を集める「IT」、「バイ 」、科学

イノ ー ン 策で 目される「イノ ー ン」 あるいは 新)など の があるかを調

た。その結果を に す。

また、科学 の が減少しているとすると、相対的に重 されていることはどのような

策かに関して を得ることも 要である。この目的で別の用語の 出状 を調 に せて した。

代 理を通じて、 、 が 出している。また、 然のことながら も重要な課題である。ここ

2年 は、社会保 の も多い。

「科学 」 の は の に のとおりだが、科学 に関連が いと考えられる語

の で目 った特 は、 理が「IT」、安 理が「イノ ー ン」、 田 理が「 」、

山 理が「科学」 「 」 の が、それぞれ多いという である。

6 の分析の対象とした 方 の語 は、86 文 生 理大 ) 127 文 理大 )の範 に

まっている。 7 http://kokkai.ndl.go.jp/ 8 代の 理の 方 は 相 の ー ージでも見ることができるが、 理大 の交代 とに ー ージの

構 が され、過 の ー ージについても 理大 とに 理されており、 に手間を要する。 9 http://kanfullblog.kantei.go.jp/2010/12/20101227-2.html

理 ログ 2010 年 12 27 日「来年 のこだ り... え 科学 」

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― 640―

科学 関連語 等の 理大 方 での 科学 関連の主な語 対 される語

内 理大 、

年 日

科学

科学 研究 研究

発 イノ

ン・ 新

社会保

2001年 1 31日

7 7 8 3 3 11 0 50 35 4 10

純一郎

2002年 2 4日

3 4 6 4 0 5 1 55 31 13 1

純一郎

2003年 1 31日

6 9 13 4 2 6 1 39 18 15 1

純一郎

2004年 1 19日

6 6 8 2 1 4 1 37 17 16 3

純一郎

2005年 2 4日

4 5 11 5 2 2 0 30 14 12 4

純一郎

2006年 1 20日

5 6 8 2 2 3 0 22 9 11 1

2007年 1 26日

0 0 4 1 ( 1)

0 1 5+1 15 10 10 3

田 夫

2008年 1 18日

1 1 24 7 3 3 3 13 19 10 11

生 郎

2009年 1 28日

0 2 5 7 1 0 ( 2)

0 13 27 13 5

山 夫

2010年 1 29日

0 10 10 2 1 0 ( 2)

2 14 30 4 2

2011年 1 24日

1 1 2 ( 3)

3 ( 4)

0 0 0 17 16 11 12

2012年 1 24日

0 0 1 ( 5)

0 0 0 1 6)

26 20 16 15

1 「集 的自 の研究」での である。 2 「IT」 の はないが、「情報通 」 の が 1 ある。 3 「この 計画の)新大 に沿って、 性や機動性を え、高 な と情報能 に えられた動的

の構築に り ます。」における である。 4. 「自 定の 同研究」における を 。 5: 「こうした課題の に、日本の や知見に いまなざしが向けられています。」との である。 6 「さきに策定した と 業の 生に向けた基本方 ・行動計画を 全 の で に 行するとと

もに、これらの分 でのイノ ー ンを します。」とあり、主に 業 策における 。

これを 年に って しく分析する。安 理の では、 の文 でイノ ー ン の

が見られる。また、「2025 年までを に れた の 指 『イノ ー ン 25』を 5 までに

策定し、が や認知 に 的な 果を持つ の 発などの 現に向けた 的な や、 の特

の 通化 の り など、 的な 策を 行します。」などでのイノ ー ン の は

ある。ただし、 の 発が されているものの、科学 策として た場合の がりが大きい

とは ずしもいえない。また、 の は、「 新的な 、 、 ー スなどを生 出すイノ

ー ン」としてイノ ー ンの文 で が語られているものの、その他の は、 上 との

、 域にある を活用した中 業 、 が のエネルギー・環境 を活用したアジア

の エネ・環境 での であり、 理大 までの科学 策関連での とは大きく を異

にしている。

田 理の では、「科学 の な にどう対 していくのか」といった 題意識が

されており、科学 策全 の意識が見られるといえる。これの に、「まず 一に、他 の

を さない を持 続けることを目指す、 新的 造 を展 します。 年、 大学にお

いて、 間の から 能 をつくることに し、 を かせました。環境関連の の なら

ず、バイ や 関連 を め、これからの日本の を える研究 発に重 的に を配分

するとともに、 間の研究 発 資を するため、研究 発 の 充を行います。 最高 の

Page 7: JAIST Repository: JAIST学術研究成果リポジトリ...要集 , pp. 581-584, Oct. 2007. 2 特にりのないり、「」は方公をく中央を意する。3 科学策研究、合研究「

― 641―

科学 関連語 等の 理大 方 での 科学 関連の主な語 対 される語

内 理大 、

年 日

科学

科学 研究 研究

発 イノ

ン・ 新

社会保

2001年 1 31日

7 7 8 3 3 11 0 50 35 4 10

純一郎

2002年 2 4日

3 4 6 4 0 5 1 55 31 13 1

純一郎

2003年 1 31日

6 9 13 4 2 6 1 39 18 15 1

純一郎

2004年 1 19日

6 6 8 2 1 4 1 37 17 16 3

純一郎

2005年 2 4日

4 5 11 5 2 2 0 30 14 12 4

純一郎

2006年 1 20日

5 6 8 2 2 3 0 22 9 11 1

2007年 1 26日

0 0 4 1 ( 1)

0 1 5+1 15 10 10 3

田 夫

2008年 1 18日

1 1 24 7 3 3 3 13 19 10 11

生 郎

2009年 1 28日

0 2 5 7 1 0 ( 2)

0 13 27 13 5

山 夫

2010年 1 29日

0 10 10 2 1 0 ( 2)

2 14 30 4 2

2011年 1 24日

1 1 2 ( 3)

3 ( 4)

0 0 0 17 16 11 12

2012年 1 24日

0 0 1 ( 5)

0 0 0 1 6)

26 20 16 15

1 「集 的自 の研究」での である。 2 「IT」 の はないが、「情報通 」 の が 1 ある。 3 「この 計画の)新大 に沿って、 性や機動性を え、高 な と情報能 に えられた動的

の構築に り ます。」における である。 4. 「自 定の 同研究」における を 。 5: 「こうした課題の に、日本の や知見に いまなざしが向けられています。」との である。 6 「さきに策定した と 業の 生に向けた基本方 ・行動計画を 全 の で に 行するとと

もに、これらの分 でのイノ ー ンを します。」とあり、主に 業 策における 。

これを 年に って しく分析する。安 理の では、 の文 でイノ ー ン の

が見られる。また、「2025年までを に れた の 指 『イノ ー ン 25』を 5 までに

策定し、が や認知 に 的な 果を持つ の 発などの 現に向けた 的な や、 の特

の 通化 の り など、 的な 策を 行します。」などでのイノ ー ン の は

ある。ただし、 の 発が されているものの、科学 策として た場合の がりが大きい

とは ずしもいえない。また、 の は、「 新的な 、 、 ー スなどを生 出すイノ

ー ン」としてイノ ー ンの文 で が語られているものの、その他の は、 上 との

、 域にある を活用した中 業 、 が のエネルギー・環境 を活用したアジア

の エネ・環境 での であり、 理大 までの科学 策関連での とは大きく を異

にしている。

田 理の では、「科学 の な にどう対 していくのか」といった 題意識が

されており、科学 策全 の意識が見られるといえる。これの に、「まず 一に、他 の

を さない を持 続けることを目指す、 新的 造 を展 します。 年、 大学にお

いて、 間の から 能 をつくることに し、 を かせました。環境関連の の なら

ず、バイ や 関連 を め、これからの日本の を える研究 発に重 的に を配分

するとともに、 間の研究 発 資を するため、研究 発 の 充を行います。 最高 の

研究 の を めるとともに、研究 果を に保 し、 につな ていくため、知的

を に 行します。」としており、「科学 」 の の は少ないものの、研究 発には 意的

であったといえる。また、「環境分 の だ など、日本の をさらに すことによって、環

境と 生しつつ を続けていくことは十分に可能です。」との環境対策における の活用の文 で

に している場合が られる。

生 理の では、「環境 」、「情報通 」、「環境・エネルギー 」という 別 の

が見られる。「目指す きは、安心と活 ある社会です。 に を見ない高 化を社会全 で

え合う、安心できる社会、 的な課題を 意工夫と で する、活 ある社会です。」と課題

における の役 に している が 目される。また、「研究」 の では、「基 研究を充 」、

「科学研究費 金」、「 手研究者」などが活 できる環境の 、「 トップレ ル研究 プロ

グラ を 」のように科学 の文 で研究 に れられているといる。

山 理の では、「科学」 の は、 ンジー が した つの社会的大 に まれる「 間

性なき科学」 の があり、この対 として「新しい未来を り くとき、基本となるのは、 を

てる であり、 間の可能性を 造する科学です。」、「科学もまた、 間の 知を結集し、 の生

にかか る な 題の や、 間のための に大きく 献する、そ な 間性ある科学でなけ

れ なりませ 。 、環境・エネルギー、 料、 といった分 では、かつての 業 にも す

る、しかし全く 相の異なる 新的な が 要です。その となるのが科学です。こうした や科

学の役 をしっかりと見 え、 の 者、科学者をさらに やし、また、社会全 として と科学

に大きな資源を り向けてまいります。」とし、科学 ではないものの科学 の の 意が感じ

られる となっている。「 」 の も、環境 を活用したグリーンイノ ー ン、ライ

イノ ー ンの文 での ・ の研究 発 の 、情報通 の もあり、

発 の も感じられる内容となっている。 じて、安 理を き、 山 理までは科学 、

研究 の が られるといえる。

これらに対して、 理の での「研究」 の は、 中の大学の基 研究 の を け 、

特定の 対策での 研究 の 、「自 定の 同研究」であり、科学 策の文 での

と えることはできない。 田 理の では、「科学 」、「科学」、「研究」 の は一 な

く、「 」 の はアジア 域における課題の に日本の が されているという抽

象的な文 での であり、科学 の に関連する は見 たらない。 日本大

一原子 発 の事 の発生 めての 方 のため、被 からの に多く する 要があ

り、また、社会保 と の一 の 的意 が く、その 明に多くを費やしたともいえる。

田 理の を消費 に う一時的なものと認識してよいのか、それとも に続く 向の と

してとらえる きか、現時 で 定的なことはいえず、 の に 目していくことが 要である。

.

科学 策の けの 化、特に他の の 策との関 の中での科学 策の相対的な重要

について を得るため、 の に める科学 関 の 、 この を する

通 会にける内 理大 の 方 の中での科学 策関連の語 の に 目して、そ

れらの時系 化を分析した。分析の結果、 年、 の 語 の が低 向にあること

を した。これらの現象は、 全 の 策における科学 策の重要 が低 している可能性があ

ることを している。

学 の プ ンスの 期 年 の発 で した 10 、最

の 理の 明 での科学 の の低 は、科学 策を重 する 場からは一時的な現

象として楽観的にとらえることはできない。 は一 に 年 に対する増 減)分主 で される

ので しにくい状 にはあると れる。科学 の の低 が 的な 持の 化を意 し

ているとすれ 、いずれ、 の づけの低 につながると考えられる。

科学 策の 策上の重要 が ずしも自明でないことについて関 者の 意を するととも

に、 いては の科学 策 の理 の増 と 持の 持・ 充に向けた り が 要と

されていることを指 したい。

10 田 二「 合科学 会 の 的プレ ンスの時系 化- の関与状 の分析から」, 研究・ 計画学会

26 年 学 大会 要 集, pp.230-233, Oct. 2011.