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1988 1990 JAF Grand Prix グループCの時代 時代を反映し、JAF GPは スポーツカーレースへ移行 1988 JAFグランプリ(7月24日) 全日本富士500mileレース 富士スピードウェイ/4.4km×179周=800.1km 総合順位 ドライバー 車名 1 岡田秀樹/S.ディケンズ フロムエーポルシェ962C 2 K.アチソン/P.コップ オムロンポルシェ 3 長谷見昌弘/鈴木亜久里 ニッサンR88C 4 寺田陽次朗/D.ケネディ MAZDA767 5 星野一義/高橋健二 カルソニックニッサンR88C 6 佐々木秀六/浅井順久 SARD MC88S PP:長谷見昌弘(ニッサンR88C)/1'19"179 1989 JAFグランプリ(4月30日) 全日本富士1000kmレース 富士スピードウェイ/4.4km×224周=1001.2km 総合順位 ドライバー 車名 1 V.シュパン/E.エルグ/松本恵二 OMRON PORSCHE 2 G.フーシェ/S.アンドスカー 日石トラストポルシェ 3 長谷見昌弘/A.オロフソン YHP・ニッサンR88C 4 高橋国光/S.ディケンズ ADVAN alpha 962C 5 関谷正徳/岡田秀樹/影山正彦 レイトンハウスポルシェ962 6 星野一義/鈴木利男 カルソニック・ニッサンR88C PP:長谷見昌弘(ニッサンR88C)/1'17"293 1990 JAFグランプリ(3月11日) 全日本富士500kmレース 富士スピードウェイ/4.4km×112周=500.6km 総合順位 ドライバー 車名 1 関谷正徳/小河等 ミノルタトヨタ 90C-V 2 長谷見昌弘/A.オロフソン YHP ニッサン R90CP 3 G.フーシェ/S.アンドスカー 日石トラストポルシェ 4 星野一義/鈴木利男 カルソニック・ニッサンR90CP 5 中谷明彦/V.ヴァイドラー/羽根幸浩 フロム・エーポルシェ962C 6 S.ディケンズ/W.ホイ TAISAN alpha ポルシェ PP:小河等(トヨタ 90C-V)/1'16"270 1989 YHP・ニッサンR88C 1988 フロムA・ポルシェ962C 1988 ニッサンR88C 1990 小河等/関谷正徳 1990 ミノルタトヨタ90C-V 1年の休止を挟んで、JAFグランプリの名称が復 活したのは1988年のことでした。冠されたのはF2 に代わる国内トップフォーミュラの F3000 ではなく、 グループ C カーによる全日本スポーツプロタイプカ ー選手権(JSPC)でした。期間は1988年から1990 年までの3シーズンで、1988 年の全日本富士 500 マ イルレース、1989年の全日本富士1000kmレース、 1990年は全日本富士500kmレースにそのタイトル が付されることとなりました。 当時のJSPCは、グループCカー独特の強力なエ ンジンパワーによるスピードが大きな魅力で、開催 ごとに観客席が埋め尽くされる人気の高いイベント となっていました。レースは、ポルシェを中心に、 トヨタ、日産、マツダといった国内 3 メーカーが積 極的な参戦姿勢を見せ、ここで切磋琢磨しながらル ・マン24時間や世界スポーツプロトタイプカー選手 権(WSPC)などで輝かしい戦績を残してきたこと はよく知られるとおりです。

JAF Grand Prix 1988 1990...JAF Grand Prix 1988 1990 グループCの時代 時代を反映し、JAF GPは スポーツカーレースへ移行 1988 JAグFランプリ(7月2日4)

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Page 1: JAF Grand Prix 1988 1990...JAF Grand Prix 1988 1990 グループCの時代 時代を反映し、JAF GPは スポーツカーレースへ移行 1988 JAグFランプリ(7月2日4)

1988 1990JAF Grand Prix

グループCの時代

時代を反映し、JAF GPはスポーツカーレースへ移行

1988 JAFグランプリ(7月24日)全日本富士500mileレース 富士スピードウェイ/4.4km×179周=800.1km

総合順位 ドライバー 車名

1 岡田秀樹/S.ディケンズ フロムエーポルシェ962C

2 K.アチソン/P.コップ オムロンポルシェ

3 長谷見昌弘/鈴木亜久里 ニッサンR88C

4 寺田陽次朗/D.ケネディ MAZDA767

5 星野一義/高橋健二 カルソニックニッサンR88C

6 佐々木秀六/浅井順久 SARD MC88S

PP:長谷見昌弘(ニッサンR88C)/1'19"179

1989 JAFグランプリ(4月30日)全日本富士1000kmレース 富士スピードウェイ/4.4km×224周=1001.2km

総合順位 ドライバー 車名

1 V.シュパン/E.エルグ/松本恵二 OMRON PORSCHE

2 G.フーシェ/S.アンドスカー 日石トラストポルシェ

3 長谷見昌弘/A.オロフソン YHP・ニッサンR88C

4 高橋国光/S.ディケンズ ADVAN alpha 962C

5 関谷正徳/岡田秀樹/影山正彦 レイトンハウスポルシェ962

6 星野一義/鈴木利男 カルソニック・ニッサンR88C

PP:長谷見昌弘(ニッサンR88C)/1'17"293

1990 JAFグランプリ(3月11日)全日本富士500kmレース 富士スピードウェイ/4.4km×112周=500.6km

総合順位 ドライバー 車名

1 関谷正徳/小河等 ミノルタトヨタ 90C-V

2 長谷見昌弘/A.オロフソン YHP ニッサン R90CP

3 G.フーシェ/S.アンドスカー 日石トラストポルシェ

4 星野一義/鈴木利男 カルソニック・ニッサンR90CP

5 中谷明彦/V.ヴァイドラー/羽根幸浩 フロム・エーポルシェ962C

6 S.ディケンズ/W.ホイ TAISAN alpha ポルシェ

PP:小河等(トヨタ 90C-V)/1'16"270

1989 YHP・ニッサンR88C1988 フロムA・ポルシェ962C

1988 ニッサンR88C

1990 小河等/関谷正徳 1990 ミノルタトヨタ90C-V

 1年の休止を挟んで、JAFグランプリの名称が復活したのは1988年のことでした。冠されたのはF2に代わる国内トップフォーミュラのF3000ではなく、グループCカーによる全日本スポーツプロタイプカー選手権(JSPC)でした。期間は1988年から1990年までの3シーズンで、1988年の全日本富士500マ

イルレース、1989年の全日本富士1000kmレース、1990年は全日本富士500kmレースにそのタイトルが付されることとなりました。  当時のJSPCは、グループCカー独特の強力なエンジンパワーによるスピードが大きな魅力で、開催ごとに観客席が埋め尽くされる人気の高いイベント

となっていました。レースは、ポルシェを中心に、トヨタ、日産、マツダといった国内3メーカーが積極的な参戦姿勢を見せ、ここで切磋琢磨しながらル・マン24時間や世界スポーツプロトタイプカー選手権(WSPC)などで輝かしい戦績を残してきたことはよく知られるとおりです。