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マニュアル Nero SoundTrax

マニュアル Nero SoundTraxftp6.nero.com/user_guides/nero10/soundtrax/NeroSoundTrax_ja-JP.pdf · このマニュアルは、Nero SoundTrax での作業方法を知りたいと思う、すべてのユーザーに向けた構成になっています。

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マニュアル

Nero SoundTrax

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Nero SoundTrax 2

著作権および商標情報

ここに記載されるソフトウェアと同様に、本マニュアルはライセンスの一部として提供され、使用許諾書に従ってのみ使用または複製することが許されます。同梱のソフトウェアおよび本マニュアルの内容は、事前の通知なしに変更される場合があります。 Nero AG 社は、本マニュアルの正確さに関していかなる責務も負わないものとし、保証の範囲を超える一切の請求を拒否します。

本マニュアルとその内容のすべては、著作権によって保護されており、著作権は Nero AG 社の著作権に帰属します。All rights reserved.また、このマニュアルの内容は、国際著作権条約により保護されています。Nero AG 社の書面による明確な許可なしに、 本マニュアルの一部または全部の複製、配布、複写を禁止します。

プロジェクトに挿入または複写しようとしている既存のグラフィクス、画像、ビデオ、音楽タイトルやその他の素材は、著作権によって保護されている場合があります。これらの素材を許可なく使用することは、その素材について著作権が帰属する所有者の権限を侵害する可能性があります。著作権の所有者から必要なすべてについて使用許諾を取得する必要があります。

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Nero Multimedia Suite に同梱されているアプリケーションには、サードパーティによって開発されたテクノロジが必要なものがあ り、また Nero Multimedia Suite の中にはデモ版として使用するものがあります。これらのアプリケーションの当該バージョンを 制限なしで使用 できるようにするには、オンラインで無料でアクティベートするか、アクティベーションファックスを送信して ください。送信されるデータは、サードパーティから使用許諾されているテクノロジをアクティベートするために必要なデータだけです。Nero Multimedia Suite を制限なく使用するには、インターネット接続が可能な環境、またはファックスが必要です。

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ここに記載されている商標は情報提供のみを目的としています。すべての商標名、商標はそれぞれの所有者に帰属します。

Nero AG Im Stoeckmaedle 18,D-76307 Karlsbad, Germany

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目次

Nero SoundTrax 3

目次

1 はじめに 6

1.1 このマニュアルについて 6

1.2 このアプリケーションについて 6

2 プログラムの開始方法 8

2.1 用語 8

2.2 設定 9 2.2.1 プロジェクト設定 9 2.2.2 設定 12 2.2.3 デバイス設定 19 2.2.4 オーディオフォーマット設定 20

3 ユーザーインターフェース 25

3.1 テンプレート 25

3.2 サラウンドプロジェクト 26

3.3 メイン画面 26 3.3.1 メニューバー 27 3.3.2 ツールバー 29 3.3.3 マスタートラックエリア 30 3.3.4 [適用可能なエフェクト]エリア 31 3.3.5 トラックエリア 31 3.3.6 プロジェクトエリア 32 3.3.7 トラック表示エリア 32

3.4 エフェクトチェーン 33 3.4.1 プラグイン 33 3.4.2 ツール 34 3.4.3 エフェクト 34 3.4.4 拡張 36

3.5 Nero SoundBox 37 3.5.1 ビートエディタ 40

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目次

Nero SoundTrax 4

3.5.2 シーケンサ 41 3.5.3 テキスト II スピーチ 42 3.5.4 アンビエンス 42

3.6 Nero ScratchBox 43 3.6.1 ターンテーブル 44 3.6.2 ミキシングコンソール 45 3.6.3 [ツール]エリア 46

4 インポートと録音 49

4.1 オーディオを録音する 49 4.1.1 録音コンソール 49 4.1.2 オーディオファイルを録音する 50 4.1.3 レコードまたはカセットから録音する 52

4.2 オーディオ CD をインポートする 56

5 トラックを編集する 58

5.1 クリップを挿入する 58

5.2 トラックにセクションを追加する 59

5.3 クロスフェードを適用する 60 5.3.1 クロスフェードを作成する 60 5.3.2 クロスフェードのプロパティを編集する 61

5.4 エフェクトおよび拡張オプションを適用する 62

5.5 Nero ScratchBox クリップを作成する 63

5.6 ボリュームカーブを作成する 65

5.7 サラウンドサウンド分布を変更する 66

5.8 パンカーブを作成する 67

5.9 エフェクトチェーンを作成する 68

5.10 エフェクトチェーンテンプレートを作成または使用する 68

5.11 エフェクトグループを作成する 69

5.12 トラックにエフェクトグループカーブを追加する 70

6 エクスポートと書き込み 72

6.1 プロジェクトをオーディオファイルにエクスポートする 72

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目次

Nero SoundTrax 5

6.2 プロジェクトを CD に書き込む 72

7 技術的な情報 75

7.1 必要動作環境 75

7.2 対応形式 75 7.2.1 オーディオ形式とコーデック 75

8 用語集 75

9 お問い合わせ 78

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はじめに

Nero SoundTrax 6

1 はじめに

1.1 このマニュアルについて このマニュアルは、Nero SoundTrax

での作業方法を知りたいと思う、すべてのユーザーに向けた構成になっています。内容はプ

ロセスベースになっており、特定の目的を達成する方法を、手順ごとに説明してあります。

このマニュアルを効果的に活用するために、以下の表記ルールに注意してください。

必ず守っていただきたい、警告、前提条件、または指示を示します。

補足的な情報や、注意メッセージを示します。

1. 最初に、… 行頭の番号は、必要な操作を示します。

番号順に、操作を実行してください。

途中結果を示します。

結果を示します。

OK プログラムインターフェースに表示される、テキストの一部またはボ

タンを示します。これらは、太字で表記されます。

「」を参照してく

ださい。

他章への参照を示します。

リンクと同様に動作し、下線付きの赤色文字で表記されます。

[…] コマンドを入力するための、キーボードショートカットを表します。

1.2 このアプリケーションについて Nero SoundTrax は、オーディオ CD 作成のプロフェッショナルアプリケーションです。

オーディオファイルをプレイリストに編集するかわりに、オーディオファイルの内容をミッ

クスしたり変更したりすることができます。多数のウィザードにより、LP レコードまたは

カセットからコンピュータへの録音も

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はじめに

Nero SoundTrax 7

数ステップで実行できます。また、多数のテンプレートにより、5.1 サラウンド、7.1

サラウンドなど面倒なプロジェクトも問題にはなりません。テンプレートを選択して Nero

SoundTrax で適切なトラックを開くだけです。加えて、Nero ScratchBox

がユーザーフレンドリーなミキシング、スクラッチングをご提供します。

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プログラムの開始方法

Nero SoundTrax 8

2 プログラムの開始方法 Nero StartSmart から Nero SoundTrax を起動するには、次の手順を実行します。

1. [Nero StartSmart]アイコンをクリックします。

[Nero StartSmart]ウィンドウが開きます。

2. ボタンをクリックします。

Nero アプリケーションのリストが表示されます。

[Nero StartSmart]ウィンドウ

3. 選択リストから Nero SoundTrax を選択します。

[Nero SoundTrax]ウィンドウが開きます。

Nero StartSmart から Nero SoundTrax の起動は完了です。

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プログラムの開始方法

Nero SoundTrax 9

2.1 用語 Nero SoundTrax に特有の用語を以下に示します。

クリップとは、単一のオーディオファイルを表します。

トラックとは、単一のオーディオトラックを表します。トラックには、複数のクリップ

を連続して含めることができます。トラックごとに音量やエフェクトが設定されていま

す。

チャンネルとは、クリップに含まれるオーディオ情報(たとえば、左チャンネルや右

チャンネル)を表します。

プロジェクトとは、既存のオーディオファイルの追加や編集、および完成したオー

ディオファイルとしてのエクスポートなどのプロセスのことです。プロジェクトはプロ

ジェクトファイルで作成したすべての変更とともに保存でき、あとで再度開くことがで

きます。プロジェクトファイルの拡張子は *.npf (Nero プロジェクトファイル)です。

プロジェクトファイル自体にはオーディオファイルは含まれておらず、ミックス設定や

エフェクト設定、および使用するオーディオファイルへのリンクのみが含まれていま

す。

概要

プロジェクトの目的は、複数のトラックを含むオーディオファイルを作成、編集することです。トラックには複数のクリップが含まれており、さらにクリップにはオーディオが複数のチャンネルに記録されています。

2.2 設定 Nero SoundTrax はニーズに合わせて設定できます。このために、[設定]、[プロジェ

クト設定]、[デバイス設定]、および[オーディオフォーマット設定]が利用できます。

メニューバーの[オプション]から各設定ウィンドウを開くことができます。

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プログラムの開始方法

Nero SoundTrax 10

2.2.1 プロジェクト設定

Nero SoundTrax の[プロジェクト設定]ウィンドウでは、それぞれのタブからプロジェ

クトタイトル、アーティスト名などのオーディオ設定と一般設定を定義できます。さらに、

ミュージックプロジェクトのテンポとビートも定義できます。

このウィンドウを開くには、メニューバーで[オプション]>[プロジェクト設定]を選択

します。

2.2.1.1 [オーディオ設定]タブ

[オーディオ設定]タブ

[オーディオ設定]タブでは、次の設定オプションが使用できます。

ドロップダウンメニュー

録音サンプルレート

サンプルレートを指定します。サンプルレートとは、一定間隔

で信号をスキャンする頻度です。

初期設定レートは[44100]です。

ドロップダウンメニュー

録音ビット値

ビット深度を指定します。ビット深度とは、振動を捕捉する精

度のことです。

初期設定は、[16 ビット(CD および DAT)]です。

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プログラムの開始方法

Nero SoundTrax 11

[チャンネル]エリアでは、トラックエリアで使用できるチャンネル数を指定します。次の

オプションボタンが使用できます。

ステレオ 2 チャンネルです。初期設定ではこの項目が選択されています。

5.1

チャンネルサラウンド

6 チャンネルサラウンドです。

7.1

チャンネルサラウンド

8 チャンネルサラウンドです。

以下も合わせてご覧下さい:

サラウンドプロジェクト → 26

2.2.1.2 [一般]タブ

[一般]タブ

[一般]タブでは、次の設定オプションが使用できます。

入力フィールド

プロジェクト長

プロジェクトの長さを分で指定します。

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プログラムの開始方法

Nero SoundTrax 12

入力フィールド

プロジェクトタイトル

プロジェクトのタイトルを指定します。

入力フィールド

アーティスト名

アーティストの名前を指定します。

入力エリア

情報

プロジェクトの情報を入力します。

チェックボックス

自動的に CD

トラック分割を追加する

同じトラックの 2

つのオーディオクリップの間にショートストップを挿入しま

す。

2.2.1.3 [テンポとメーター]タブ

[テンポとメーター]タブ

[テンポとメーター]タブでは、次の入力フィールドが使用できます。

ビート/分 プロジェクトのテンポ(ビート/分)を指定します。

ビート/小節 プロジェクトの小節ごとのビート数を指定します。

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プログラムの開始方法

Nero SoundTrax 13

2.2.2 設定

Nero SoundTrax の[設定]ウィンドウでは、それぞれのタブで出力設定と保存設定を定義

したり、表示とプラグインを設定したりできます。さらに、音楽ファイルを保存する標準エ

クスポートファイル形式とフォルダなどの一般設定も定義できます。

このウィンドウを開くには、メニューバーで[オプション]>[設定]を選択します。

2.2.2.1 [一般]タブ

[一般]タブ

[一般]タブでは、次の設定オプションが使用できます。

チェックボックス

取り消しの回数制限設定

取り消すことができる作業回数を、入力フィールドで指定

した値に制限します。

入力フィールド

最大取り消し回数

取り消すことができる作業回数を指定します。

入力フィールド

CD トラック分割の時間 -

初期設定値(秒)

新規 CD トラック分割の一時停止継続時間を指定します。

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プログラムの開始方法

Nero SoundTrax 14

ドロップダウンメニュー

初期設定出力ファイル形式

Nero SoundTrax がオーディオファイルをエクスポートする

ときの初期設定のファイル形式を指定します。

2.2.2.2 [保存/出力設定]タブ

[保存/出力設定]タブ

[保存/出力設定]タブでは、次の設定オプションが使用できます。

チェックボックス

低量子化ビット数へ変換する場合ディザリングを使用する

変換時にオーディオ音質を高くするノイズシャープを有効にします。

ドロップダウンメニュー

ノイズシャープフィルタ

ノイズシャープの形式を指定します。

[IIR フィルタ(2 次)]: 無限インパルス応答。IIR フィルタを使用します。IIR フィルタは、無制限に長 く連続したインパルス応答を提供できます。一般に、FIR フィルタよりも優れた主観的オーディオ品質を達成しますが、聞いてわかる範囲外では、干渉エネルギーのレベルは高くなります。2 次とは音が 12dB で減衰されるという 意味です。

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プログラムの開始方法

Nero SoundTrax 15

[FIR フィルタ(3 タップ)]: 有限インパルス応答。FIR フィルタを使用します。FIR フィルタは、保証された有限長のパルス応答を有します。初期設定ではこの項目が選択されています。

ドロップダウンメニュー

サラウンドオーディオの再生

サラウンドオーディオの再生方法を指定します。

[マルチチャンネルオーディオ(サラウンドサウンド)]: すべてのチャンネルでサラウンドオーディオを再生しま す。

[Nero Headphone(バーチャルサラウンド)を使用した ステレオ]: ヘッドフォン用に生成されるバーチャルサラウンドエフェクトを用いて、ステレオにフィルタされたサラウンドオーディオを再生します。

[Nero VirtualSpeakers(バーチャルサラウンド)を使用 したステレオ]: スピーカー用に生成されるバーチャルサウンドエフェクトを用いて、ステレオにフィルタされたサラウンドオーディオを再生します。

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プログラムの開始方法

Nero SoundTrax 16

2.2.2.3 [表示]タブ

[表示]タブ

[表示]タブでは、次のチェックボックスが使用できます。

メインウィンドウに収まるように

自動的にトラック表示サイズを

合わせる

トラック表示の高さがメインウィンドウに収まるよう

に自動的にトラック表示を拡大します。

オーディオクリップのパスを表示 ファイル名に加えて、トラック表示にクリップパスを

表示します。

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プログラムの開始方法

Nero SoundTrax 17

2.2.2.4 [フォルダ]タブ

[フォルダ]タブ

[フォルダ]タブでは、次の設定オプションが使用できます。

入力フィールド

一時フォルダ

一時ファイルを保存するフォルダを指定します。フォ

ルダは、十分な空き容量のあるドライブに置く必要が

あります。

入力フィールド

ピークファイルフォルダ

ピークファイルを保存するフォルダを指定します。ピ

ークファイルとは、オーディオファイルを迅速に開く

ために Nero SoundTrax

で使用されるキャッシュファイルのことです。フォル

ダは、十分な空き容量があるドライブに置く必要があ

ります。

入力フィールド

マイミュージックフォルダ

[マイミュージック]フォルダを指定します。

ボタン

それぞれのファイル用にフォルダを選択するダイアロ

グボックスを開きます。

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プログラムの開始方法

Nero SoundTrax 18

チェックボックス

常に My Music

フォルダからファイルを開くダイ

アログを開始

[ファイルを開く]ダイアログボックスを開いたとき

に、[マイミュージックフォルダ]入力フィールドで

指定したフォルダが必ず最初に表示されるようになり

ます。

2.2.2.5 [VST プラグイン]タブ

[VST プラグイン]タブ

[VSTプラグイン]タブでは次の設定オプションが使用できます。

表示エリア

インストール済みVST

プラグイン

現在インストール済みの VST プラグインを表示します。

ボタン

削除

選択した VST プラグインを削除します。

ボタン

プラグインの追加

[ファイルを開く]ダイアログウィンドウを開きます。新規

の VST プラグインをインストールします。

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プログラムの開始方法

Nero SoundTrax 19

チェックボックス

サブフォルダを含む

指定したフォルダとサブフォルダで新しい VST

プラグインを検索します。

ボタン

フォルダスキャン

[ファイルを開く]ダイアログウィンドウを開きます。指定

したフォルダで新しい VST プラグインを検索します。

2.2.2.6 [DirectX プラグイン]タブ

[DirectX プラグイン]タブ

[DirectX プラグイン]タブでは次の設定オプションが使用できます。

表示エリア

インストールされているDirectX

プラグイン

現在インストール済みの DirectX

プラグインを表示します。

ボタン

プラグイン無効

マークされた DirectX プラグインを無効にします。

ボタン

DirectXプラグインをスキャン

DirectXプラグインをすばやく検索します。

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プログラムの開始方法

Nero SoundTrax 20

2.2.3 デバイス設定

Nero SoundTrax の[デバイス設定]ウィンドウでは、オーディオの入出力を設定

できます。

このウィンドウを開くには、メニューバーで[オプション]>[デバイスセッティング]を

選択します。

[デバイス設定]ウィンドウ

[オーディオ入力]エリアでは、次のドロップダウンメニューが使用できます。

デバイス オーディオ入力用のオーディオデバイスを指定します。

[オーディオ出力]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。

ドロップダウン

メニュー

デバイス

オーディオ出力用のオーディオデバイスを指定します。

入力フィールド

レイテンシ

オーディオ信号をカード入力からカード出力へ変換するための、サウン

ドカードのディレイタイムを指定します。

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プログラムの開始方法

Nero SoundTrax 21

2.2.4 オーディオフォーマット設定

Nero SoundTrax の[オーディオフォーマット設定]ウィンドウでは、それぞれのタブで

デコーダ、エンコーダ、およびコンバータの定義を実行できます。

このウィンドウを開くには、メニューバーで[オプション]>[オーディオフォーマット設

定]を選択します。

2.2.4.1 [デコーダ]タブ

[デコーダ]タブ

[デコーダ]タブでは次の設定オプションが使用できます。

表示エリア

デコーダのプラグイン

使用できるデコーダを表示します。

ボタン

設定

ウィンドウが開き、選択したデコーダの追加設定ができます。

このボタンは、一部のデコーダでは使用できません。

ボタン

情報

[情報]ウィンドウが開き、選択したデコーダの情報が表示さ

れます。

このボタンは、一部のデコーダでは使用できません。

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プログラムの開始方法

Nero SoundTrax 22

ボタン

上へ移動

デコーダを 1 つ上の項目に移動します。

ボタン

下へ移動

デコーダを 1 つ下の項目に移動します。

ボタン

アーティスト/タイトル

情報ソース

[アーティスト/タイトル情報の取得]ウィンドウが開き、アー

ティストやタイトルの情報ソースを指定できます。

2.2.4.2 [エンコーダ]タブ

[エンコーダ]タブ

[エンコーダ]タブでは次の設定オプションが使用できます。

表示エリア

エンコーダのプラグイン

使用できるエンコーダを表示します。

ボタン

設定

ウィンドウが開き、選択したエンコーダの追加設定ができま

す。

このボタンは、一部のエンコーダでは使用できません。

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プログラムの開始方法

Nero SoundTrax 23

ボタン

情報

[情報]ウィンドウが開き、選択したエンコーダの情報を表示

できます。

このボタンは、一部のエンコーダでは使用できません。

ボタン

アーティスト/タイトル

情報ソース

[アーティスト/タイトル情報の取得]ウィンドウが開き、アー

ティストやタイトルの情報ソースを指定できます。

2.2.4.3 [コンバータ]タブ

[コンバータ]タブ

[コンバータ]タブでは次の設定オプションが使用できます。

表示エリア

コンバータのプラグイン

使用できるコンバータを表示します。

ボタン

設定

ウィンドウが開き、選択したコンバータの追加設定ができま

す。

このボタンは、一部のコンバータでは使用できません。

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プログラムの開始方法

Nero SoundTrax 24

ボタン

情報

[情報]ウィンドウが開き、選択したコンバータの情報を表示

できます。

このボタンは、一部のコンバータでは使用できません。

ボタン

アーティスト/タイトル

情報ソース

[アーティスト/タイトル情報の取得]ウィンドウが開き、アー

ティストやタイトルの情報ソースを指定できます。

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ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 25

3 ユーザーインターフェース

3.1 テンプレート Nero SoundTrax を開始すると、プロジェクトテンプレートを選択できます。

タスク選択ウィンドウ

次のメニューアイコンが表示されます。

テンプレート CD ミックス、ステレオ、およびサラウンドプロジェクト

など、頻繁に使用するプロジェクトのテンプレートが用意されて

います。

ユーザーテンプレート ユーザーが作成したプロジェクトのテンプレートが用意されてい

ます。

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ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 26

ウィザード LP レコードやカセットを録音するウィザードが開きます。Nero

SoundTrax ウィザードを使用すると、LP レコードやカセット

から曲を取り込み、すばやく簡単に CD に書き込むことが

できます。ウィザードには、スクラッチなどの雑音をイコライズ

して、最適な録音品質を得るために使用するフィルタが用意され

ています。

最近使ったファイル 最近使ったファイルを表示します。

既存のプロジェクトを

開く...

[開く]ウィンドウが開き、既存のプロジェクトにアクセスでき

ます。

以下も合わせてご覧下さい:

レコードまたはカセットから録音する → 52

3.2 サラウンドプロジェクト Nero SoundTrax では、5.1 や 7.1 のサラウンドプロジェクトを作成できます。この 2 つ

の数値は、それぞれ 5 スピーカー + サブウーファー、および 7 スピーカー + サブウー

ファーのサラウンドステムでの再生に対応します。

2 種類のサラウンドプロジェクトに加えて、Nero SoundTrax ではスピーカーの台数を選択

できます。

すべてのスピーカーで 1 つのサウンドトラックを処理するプロジェクト。

すべてのスピーカーで別々のチャンネルを受信するプロジェクト。

また、自動的に生成された LFE チャンネルをプロジェクトに挿入できます。

サラウンドプロジェクトの各トラックは、他のトラックとまったく同様の方法で編集できま

す。

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ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 27

3.3 メイン画面 Nero SoundTrax を起動してテンプレートを選択すると、メイン画面が表示されます。Nero

SoundTrax で実行できるすべての作業は、メイン画面から始まります。

メイン画面

メイン画面は次のエリアに分かれています。

1 メニューバーとツールバー

2 マスタートラック設定

3 適用可能なエフェクト

4 トラック

5 プロジェクト

6 トラック表示

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ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 28

3.3.1 メニューバー

メニューバーでは、次のメニューが使用できます。

ファイル [ファイル]メニューを開きます。このメニューには、ファイルを開く、保

存する、閉じるなど Windows と同様のファイル関連機能が含まれていま

す。さらに、テンプレートの挿入や呼び出しができるほか、CD トラックや

Nero SoundTrax で作成されたトラックをオーディオファイルとしてエクス

ポートできます。

編集 [編集]メニューを開きます。このメニューには、トラック表示のファイル

を切り取る、コピーする、削除するなど Windows と同様のファイル

編集機能が含まれています。さらに、Nero SoundTrax で作成したトラック

の音符をつなぐこともできます。

表示 [表示]メニューを開きます。このメニューを使用して、メニューバー

やツールバーの個別調整、プロジェクト表示の拡大や縮小ができます。プロ

ジェクトの時間形式の変更もできます。

挿入 [挿入]メニューを開きます。このメニューを使用して、Nero SoundTrax

で作成されたトラックに、オーディオファイル、オーディオループ、Sound

Box クリップ、および ScratchBox クリップを挿入できます。また、オー

ディオ CD からトラックをインポートしたり、LFE トラックを自動生成し

たり、エフェクトチェーンにエフェクトを追加したり、適用可能なエフェク

トグループを作成したりできます。

オーディオ [オーディオ]メニューを開きます。このメニューを使用して、オーディオ

ファイルを録音、インポート、および再生できます。

トラック [トラック]メニューを開きます。このメニューを使用して、トラックを挿

入、削除できます。また、トラックにさまざまなエフェクトカーブを追加し

たり、トラックプロパティを変更したりできます。

ツール [ツール]メニューを開きます。このメニューを使用して、CD の書き 込

み、他の Nero アプリケーションの起動、アナログオーディオ トラックを

録音するウィザードの選択などができます。

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ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 29

オプション [オプション]メニューを開きます。このメニューを使用して、プロジェク

ト、接続デバイス、およびオーディオ形式の一般設定や特別設定を指定でき

ます。

ヘルプ [ヘルプ]メニューを開きます。このメニューを使用して、オンラインヘル

プを呼び出したり、バージョン番号その他の登録データを表示したりできま

す。

3.3.2 ツールバー

ツールバーでは、次のボタンが使用できます。

新規プロジェクトを作成します。

既存のプロジェクトを開きます。

プロジェクトを保存します。

選択した範囲を切り取り、クリップボードに保存します。

選択した部分をコピーし、クリップボードに保存します。

選択した位置にクリップボードの内容を貼り付けます。

選択したクリップを削除します。

直前の動作を取り消して前の状態に戻ります。

取り消した直前の動作を元に戻します。

プロジェクトにズームインします。

プロジェクトからズームアウトします。

選択した部分が画面全体に表示されるように、プロジェクトにズームインします。

プロジェクト全体が表示されるように、プロジェクトからズームアウトします。

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ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 30

選択したトラックの後に新規トラックを挿入します。

[開く]ウィンドウを開き、選択した位置にオーディオファイルを挿入します。

プロジェクトを CD に書き込みます。

このボタンは、プロジェクトに少なくとも 1つのクリップが含まれている場合にのみ

使用可能です。

編集するために選択したクリップを開きます。

クリップがオーディオファイルの場合は、Nero WaveEditor が開きます。クリップが

SoundBox クリップまたは ScratchBox クリップの場合は、それぞれのツールが

開きます。

このボタンは、クリップを選択しているときにのみ使用できます。

選択したクリップを同一の開始位置にそろえます(一番左側の開始位置が使用されま

す)。

このボタンは、複数のクリップを選択しているときにのみ使用できます。

[Add or Remove Buttons]メニューを開きます。このメニューでツールバーの

ボタンを追加または削除して、ツールバーをカスタマイズできます。

3.3.3 マスタートラックエリア

[マスター]エリアでは、プロジェクトに挿入するすべてのトラックに適用される設定を定

義できます。

[マスター]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。

表示エリア

サラウンドサウンドの分布を表示します。

スライダー

プロジェクトにあるすべてのトラックの音量を調整します。

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Nero SoundTrax 31

ボタン

[エフェクトチェーンエディタ - マスター]ウィンドウが開きます。すべ

てのトラックに割り当て可能なエフェクトチェーンを作成できます。

ボタン

[プロジェクト設定]ウィンドウを開きます。

3.3.4 [適用可能なエフェクト]エリア

[適用可能なエフェクト]エリアでは、特定のトラックに後で適用可能なエフェクトチェー

ンを作成できます。

[適用可能なエフェクト]エリアでは、次のボタンが使用できます。

[適用可能なエフェクトグループ]ウィンドウが開きます。ここで、エフェ

クトグループを作成、編集できます。

3.3.5 トラックエリア

トラックエリアでは、挿入したトラックが表示されます。また、そのトラック設定を編集で

きます。

トラックエリアでは、次の設定オプションが使用できます。

入力エリア

サラウンドサウンド(さまざまなチャンネルやスピーカーでの音量分

布)を変更します。

スライダー

トラックの音量を調整します。

表示フィールド

音量レベルを視覚化します。

ボタン

/

トラックを再生、停止します。

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Nero SoundTrax 32

ボタン

[エフェクトチェーンエディタ - トラック]ウィンドウが開きます。

ここで、トラックのエフェクトチェーンの作成や編集ができます。

ボタン

[トラック設定]ウィンドウを開きます。ここで、トラック設定の編

集ができます。

3.3.6 プロジェクトエリア

プロジェクトエリアは、周波数セクションとツールバーに分かれています。

周波数セクションでは、すべてのトラックの周波数が重なって表示されます。プロジェクト

の表示方法は赤色の角括弧で変更できます。

プロジェクトエリアでは、次のボタンが使用できます。

[録音設定]ウィンドウが開きます。

カーソルが置かれているポイントからプロジェクトを再生します。

最初からプロジェクトを再生します。

プロジェクトまたは強調表示した部分をエンドレスループで再生します。

プロジェクトの再生を一時停止します。

再生を停止します。

プロジェクトの先頭にカーソルを設定します。

カーソルを逆方向へすばやく移動します。

カーソルを順方向へすばやく移動します。

プロジェクトの最後にカーソルを設定します。

音量を調整します。

テンポを BMP 単位で指定します。

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Nero SoundTrax 33

3.3.7 トラック表示エリア

トラック表示エリアでは、挿入したオーディオクリップのチャンネル周波数が表示されま

す。オーディオクリップは、個別かつ異なる色で表示されます。

トラック表示内でマウスの右ボタンをクリックすると、コンテキストメニューが開きます。

オーディオクリップをクリックすると、そのクリップのコンテキストメニューが開きます。

ここで、クリップの削除、選択、コピー、切り取りができます。さらに、Nero WaveEditor

を起動したり、出力チャンネルを選択したり、クリップをグループ化したりできます。

トラックをクリックすると、そのトラックのコンテキストメニューが開きます。ここで、さ

まざまな種類のクリップを挿入、削除、およびコピーしたり、無効にしたりできます。さら

に、エフェクト、エフェクトチェーン、トラック分割、CD インデックス、およびラベルを

挿入できます。

3.4 エフェクトチェーン Nero SoundTrax では、エフェクトはエフェクトチェーンにまとめられます。複数のエフェ

クトで構成されているエフェクトチェーンを、特定のトラックやマスタートラックに割り当

てることができます。エフェクトは順番に適用されます(たとえば、サウンド抑制、音量変

更、リバーブエフェクトの順)。作成したエフェクトチェーンは、エフェクトチェーンテン

プレートとして保存できます。

また、エフェクトチェーンを定義したり、エフェクトグループカーブとしてエフェクト

チェーンをトラックに割り当てたりすることも可能です。エフェクトグループカーブを使用

すると、トラック全体にわたってエフェクトグループの強度を調整できます。

エフェクトチェーンをまとめる場合は、プラグイン、ツール、エフェクト、および拡張から

選択できます。[エフェクトチェーンエディタ]ウィンドウを開くには、マスターエリアま

たはトラックエリアの ボタンをクリックします。

3.4.1 プラグイン

[プラグイン]では、次の設定オプションが使用できます。

DirectX 設定 [設定]ウィンドウの[DirectX プラグイン]タブを開きます。

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ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 34

VST 設定 [設定]ウィンドウの[VST プラグイン]タブを開きます。

3.4.2 ツール

[ツール]では、次の設定オプションが使用できます。

ディエッサー 声や歌の録音時のシビランスレベルを自動的に下げます。

ダイナミック

プロセッサ

物理用語のラウドネス(音量知覚)に相当します。

イコライザ サウンド周波数をイコライズし、ベース音と高音の音質を修正できま

す(サウンドデザイン)。

カラオケフィルタ 両方のトラックにある同一の周波数を除去します。曲の中で、両方の

トラックに同一のボーカルが存在することが頻繁にあるため、これを

削除します。

ノイズゲート 信号送信時のソフトセグメントを軽減します。バックグラウンドノイ

ズなどの軽減に使用します。

ピッチチューン 特に再生速度やピッチを変更するときに、ピッチチューンを使用しま

す。

ステレオ

プロセッサ

左右のオーディオチャンネルの設定をしたり、人工ステレオを生成し

たりします。

時間修正 再生速度の設定を指定します。

変遷 楽節のピッチや再生速度を変更します。

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ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 35

3.4.3 エフェクト

[エフェクト]では、次の設定オプションが使用できます。

コーラス いくつかのわずかに歪んだ信号を元の信号に追加します。

コンボリューション

リバーブ

コンボリューションを用いて、実際のサウンドの記述をコンピュー

タシステムでオーディオ信号に変換します。

ディレイ 入力信号のディレイコピーを 1

つ以上出力し、エコーに似たサウンドを作成します。

歪み 信号に歪みを発生させます。一般的にはエレキギターで使用されて

います。

ドップラー 通過しているノイズソースと、その結果生じる特殊な聴覚特性をシ

ミュレーションします。

フランジャー 入力信号をコピーして、(位相変換された)コピーを元の信号に返

します。類似の位相変換エフェクトとの主な違いは、コピーした信

号を入力信号にフィードバックする点です。フィードバックは細か

く調整できます。

ラウドネス 聞こえる音量を記述します。このエフェクトを使用して、最大許容

振幅を超えずに聞こえる音量を上げることができます。

低音質 低いサンプルレートをシミュレートして、低音質を生成します。

調整 選択可能な制御信号を使用して信号を変調します。振幅変調や周波

数変調をサポートしています。

マルチタップ

ディレイ

それぞれのエコーや 1 つの反響を生成し、同時に生成可能なエコー

の数を記述します。タップをベースにしたディレイエフェクトで

す。

フェーザー 入力信号をコピーし、可変帯域消去フィルタでフィルタします。次

に再生された信号は元の信号に対して位相変位されます。フランジ

ャーエフェクトに似ています。

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ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 36

ピッチベンド スピードカーブの力を借りてオーディオファイルの長さ全体のピッ

チを変更します。オーディオファイルの長さは、変更することもそ

のまま維持することも可能です。

シュードリバース ファイルが逆向きに再生されたような印象を生み出します。ただ

し、逆転はフラグメントのみであり、ファイルは正しい方向で再生

されています。

再アナログ ノイズを用いた人工的なエージングなどの干渉エフェクトを挿入す

ることで、複数のエフェクトオプションを提供します。

リバーブ ファイルにリバーブエフェクトを加えます。

スタッター カットアウトや繰り返しを使用してスタッターエフェクトを作成し

ます。

拡張サラウンド 拡張サラウンドサウンド設定を行います。サラウンドオーディオプ

ロジェクトを編集している場合にのみ使用できます。

サラウンドリバーブ ルームサウンドを変更します。音楽ファイルに人工的に別の環境を

割り当てることができます。部屋の奥行き、広さ、高さ、表面素材

やその他のパラメータを指定できます。

ボイス変調 楽曲内のボイスを変調します。たとえば、ピッチを変更できます。

ワウワウ 主にエレキギターのサウンドに影響を与えるために使用します。ワ

ウワウという名前は、このエフェクトを加えたときの音から来てい

ます。

3.4.4 拡張

[拡張]では、次の設定オプションが使用できます。

外挿バンド 高周波と低周波のハーモニーを生成可能にします。

カメラディノイザ グラフィックディスプレイを搭載したビデオカメラで頻繁に発

生するハムノイズを削除(または削減)します。

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ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 37

DC オフセット修正 スピーカーに障害となる DC コンポーネントを自動的に削除し

ます。

ディクリッカー ポップ音を除去します。強度は手動で調整できます。

ディクリッパー デジタルとアナログのサチュレーションから発生するパラサイ

トノイズとディストーションを除去します。

ハム削減 ハムを削除します。

フィルタツールボックス フィードバックやイレギュラリティを抑えるフィルタのセット

です。

ノイズ削減 アナログ信号の保存時に不要なノイズを削減します。

3.5 Nero SoundBox Nero SoundBox では、オーディオクリップを作成できます。[ビートエディタ]、[シー

ケンサ]、および[アンビエンス]エリアでさまざまなリズム、音楽形式、および楽器を利

用できます。さらに、音楽に合わせてコンピュータで話すテキストを[テキスト II

スピーチ]入力したり、オーディオクリップにバックグラウンドノイズを追加したりできま

す。

[Nero SoundBox]ウィンドウを開くには、メニューバーで[挿入]>[SoundBox

クリップ]を選択します。

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ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 38

Nero SoundBox

Nero SoundBox インターフェースのさまざまなセクションには、共通の一般的なコンポー

ネントが用意されています。また、Nero SoundBox 内のすべてのエリアに適用できる一般

設定が Nero SoundBox インターフェースで使用できます。

次の設定オプションが使用できます。

ボタン

セクションのオンとオフを切り替えます。

ジョグダイヤル

エフェクトの強度を指定します。

スライダー

エフェクトの音量を指定します。

表示エリア

サラウンドサウンド分布を指定します。このエレメントは、

ボタンをクリックすると表示されます。

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Nero SoundTrax 39

ドロップダウン

メニュー

選択用のさまざまなプロファイルとテンプレートを表示します。

ボタン

選択したプロファイルのすべてのパターンを新しいウィンドウで開きま

す。

ボタン

メジャーの内容(リズムやメロディー)を、選択したメジャーにコピー

します。

表示エリア

リズムパターンを指定します。パターンは 4

つのメジャーに分かれています。

ボタン

テンプレートまたはプロファイルを保存します。これは、いつでも再使

用できます。

ボタン

テンプレートまたはプロファイルを削除します。

ボタン

Nero SoundBox クリップの再生を開始します。

ボタン

Nero SoundBox クリップの再生を一時停止します。

ボタン

Nero SoundBox クリップ全体をリピートします。

ボタン

Nero SoundBox クリップのアクティブな部分のみをリピート します。

ボタン

Nero SoundBox クリップの再生を停止します。

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ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 40

入力フィールド

テンポ

Nero SoundBox クリップのテンポを指定します。

ドロップダウン

メニュー

量子化

メジャーをさらに分割します。

ドロップダウン

メニュー

バー

パターンビューで最大 4つのバーを表示し、バーを編集可能に

します。そのため、メジャーが同一であっても必ず連続再生されるわけ

ではありません。

表示エリア

室内のサウンド分布をグラフィック表示します。

3.5.1 ビートエディタ

[ビートエディタ]では、さまざまなミュージカルディレクションのリズムを作成でき

ます。パターンでは、各パーカッションのビートをバーごとに指定します。

[パターン]エリアでは、次のボタンが使用できます。

ボタン

クリア

パターンをクリアします。

ボタン

ランダム

パターンをランダムに選択します。

[エフェクト]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。

ジョグダイヤル

ブースト

選択したプロファイルの強度を指定します。

ジョグダイヤル

ピッチ

プロファイルのピッチに作用します。

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ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 41

ドロップダウン

メニュー

ミュージカル

ディレクション

ミュージカルディレクションを指定します。メニューの下の項目は、ミ

ュージカルディレクションによって変わります。項目には通常選択する

パーカッションが表示されます。それぞれのパーカッションのコンテキ

ストメニューで、ある楽器と別の楽器を入れ替えることができます。

3.5.2 シーケンサ

[シーケンサ]エリアでは、それぞれのトーンを編集できます。

パターンでは、特定のバーのトーンを指定します。パターンに挿入する前にトーンを確認す

るには、キーボードをクリックしてトーンを聞きます。

[アクセント]エリアでは、サンプルのメーター内のボックスを 1 回クリックして、

トーンを割り当てることができます。ダブルクリックすると、ボックスが緑色になり、トー

ンの周波数レベルが 1 ステップでなくトーン全体にわたってリニアに変化します。

[スライド]エリアでは、トーンにプロパティを割り当て、基本のトーンを次のトーンへ流

れるように調整して、トーンが変わる場所で音の切れ目を作らないようにできます。その結

果、「スライドさせた」トーンの最後のピッチは、次のトーンのピッチと同一になります。

[パターン]エリアでは、次のボタンが使用できます。

クリア パターンを削除します。

ランダム パターンをランダムに選択します。

[エフェクト]エリアでは、次のジョグダイヤルが使用できます。

減衰 トーンの長さを指定します。

ディストーション トーンをディストーションし、音量が大きくなったような印象を与

えます。

カットオフ トーンを生成する最大周波数を指定します。ダイヤルの値を大きく

するほど、生成するトーンに含まれる周波数が上がります。

レゾナンス トーンにレゾナンスを加えます。

サウンド さまざまなパラメータを使用してサウンドを変更します。

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ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 42

[シーケンサ]エリアでは、次のボタンが使用できます。

トーンをグラフィック表示します。

ポリフォニーとモノフォニーを切り替えます。ポリフォニーは複数のトーンを同時に再生します。モノフォニーは時間単位で 1 つのピッチをオンにします。

特徴的な楽器のサウンドを含む WAVE ファイルを選択するドロップ ダウンメニューを開きます。バス、ギター、ピアノ、フルート、サクソフォーンを選択できます。

3.5.3 テキスト II スピーチ

[テキスト II スピーチ]エリアでは、テキストボックスにテキストを入力できます。

次の設定オプションが使用できます。

ジョグダイヤル

時間

再生速度を変更します。

ジョグダイヤル

ピッチ

スピーチのピッチに作用します。

ジョグダイヤル

エンベロープ

ピッチを変更せずに、ボイスフォルマントを変更します。ジ

ョグダイヤルの値を高く設定するほど、高いボイスフォルマ

ントが削除されます。

オプションボタン

通常、ロボット、ささやき

再生時の音量を設定します。

チェックボックス

ラッパー

発音形式を指定します。

入力フィールド

I'm the box…

スピーチに変換するテキストを指定します。

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Nero SoundTrax 43

3.5.4 アンビエンス

[アンビエンス]エリアでは、プロファイルを選択し、サウンドのバックグラウンドノイズ

として取り込むことができます。

次の設定オプションが使用できます。

ジョグダイヤル

強さ/音量

バックグラウンドノイズの音量と強度を指定します。

ドロップダウン

メニュー

既存のプロファイルを選択します。[強さ]ジョグダイヤルと[音量]

ジョグダイヤルを調整して、インポートしたプロファイルを適合させま

す。

3.6 Nero ScratchBox Nero ScratchBox では、オーディオクリップをトラックに挿入できます。[Nero

ScratchBox]ウィンドウを開くには、メニューバーで[挿入]>[ScratchBox

クリップ]を選択します。

Nero ScratchBox は、オーディオファイルを再生できる 2つの仮想ターンテーブル(1)で

構成されています。たとえば、[ミキシングコンソール]エリア(3)でプロのようにオー

ディオファイルをミックスしたり、[ツール]エリア(5)でさまざまなエフェクトを使用

したオーディオファイルを処理したり、オーディオファイルをスクラッチしたりできます。

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ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 44

Nero ScratchBox

ファイル選択エリア(4)では、ターンテーブルで再生するファイルを選択できます。ここ

では、Windows と同様のフォルダ構造が表示されます。ピークファイルビュー(2)では、

オーディオファイルがピークファイルとして表示されます。

3.6.1 ターンテーブル

ターンテーブルでは、オーディオファイルを再生、編集できます。次の設定オプションが使

用できます。

ボタン

オーディオファイルの再生を開始します。

ボタン

オーディオファイルの再生を停止します。

ボタン

オーディオファイルの再生を一時停止します。

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Nero SoundTrax 45

ボタン

ループの開始位置を指定します。

ボタン

ループの終了位置を指定します。

ボタン

オーディオファイルの指定したループを再生します。

ジョグダイヤル

オーディオファイルの開始時と終了時に再生速度を変更します。

ボタン

わずかに速度を落として再生します。LP

レコードを手で押さえた状況をシミュレートします。

ボタン

わずかに速度を上げて再生します。LP

レコードを手で加速した状況をシミュレートします。

表示フィールド

オーディオファイルの名前を表示します。

スライダー

オーディオファイルの再生速度を変更します。

表示フィールド

オーディオファイルの再生速度の加速度または減速度をパーセン

ト値で指定します。

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ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 46

3.6.2 ミキシングコンソール

ミキシングコンソールでは、ターンテーブルでのオーディオファイルの再生を変更できま

す。

次の設定オプションが使用できます。

スライダー

オーディオ出力全体の音量を指定します。

表示フィールド

「分あたりのビート数」を表示します。

2 つのオーディオファイルのメーターが一致し、2 つのファイルを

調和のとれた状態でミックスできる場合に点灯します。

スライダー

それぞれのターンテーブルの再生音量を表示します。

スケール

再生をグラフィックで表示します。

ボタン

自動 DJ

あるオーディオファイルから別のオーディオファイルへの自動クロス

フェードを作動します。

ジョグダイヤル

高音、中音、低音の強度を調整します。

ボタン

高音、中音、低音のフェードインおよびフェードアウトを行います。

スライダー

両方のターンテーブルの再生をミックスします。

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ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 47

3.6.3 [ツール]エリア

[ツール]エリアでは、サンプルエフェクトを選択してターンテーブルで再生できます。さ

らに、ターンテーブルの再生を録音したり、Nero Scratch Editor での録音に追加された

スクラッチを編集したり、ミキシングコンソールのアクションを録音したりできます。

[ツール]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。

ボタン

両方のオーディオファイルの再生を録音します。このボタンが有効

になった後で実行するそれぞれのサウンドアクションを録音しま

す。

ボタン

録音を早送りします。

ボタン

録音を巻き戻します。

表示フィールド

録音の進行状況を表示します。

ボタン

ループを表示します。

ボタン

サンプルサウンド、スクラッチ、およびエフェクトを表示します。

ボタン

ハードウェアラーン

DJ ハードウェアのコントロールエレメントと、 ScratchBox のコン

トロールエレメントとの接続を確立します。

このボタンは、DJ ハードウェアが接続されているときにのみ有効

です。

ボタン

スクラッチエディタ

[Nero Scratch Editor]ウィンドウを開きます。

Nero Scratch Editor には、各ターンテーブルのカーブが表示され

ます。通常の再生速度では、カーブは y 軸に沿って 100 %で直線的

に動きます。

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ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 48

スクラッチは、偏差のカーブとして正と負のパーセント値で表示さ

れます。負の偏差はオーディオファイルが逆向きに再生されている

ことを意味し、正の偏差はオーディオファイルが早送りで再生され

ていることを意味します。

そのため、x 軸は時間を表し、y

軸はある時点でのオーディオファイルの再生速度を表します。

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インポートと録音

Nero SoundTrax 49

4 インポートと録音

4.1 オーディオを録音する Nero SoundTrax では、サウンドカードに接続したさまざまな外部ソース(マイク、レコー

ドプレーヤー、カセットテープレコーダーなど)からオーディオを録音できます。すべての

録音は、[録音コンソール]ウィンドウでモニタリングします。

4.1.1 録音コンソール

[録音コンソール]ウィンドウを表示するには、ツールバーの

ボタンをクリックします。

[録音コンソール]ウィンドウ

[録音コンソール]ウィンドウの[オーディオ入力設定]エリアでは、次の設定オプション

が使用できます。

グラフ

レベルメーター

録音音量をデジベル単位で表示します。

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インポートと録音

Nero SoundTrax 50

スライダー

録音音量

録音の音量を指定します。

ドロップダウンメニュー

オーディオ入力ライン

オーディオ入力を指定します。

チェックボックス

デジタルモニタリング

オーディオソースのサウンドをオンにし、録音内容が聞こえる

ようにします。

チェックボックス

信号を検知するまで録音

を一時停止する

選択したオーディオ入力から信号が検出されるまで、録音を一

時停止します。

チェックボックス

20 秒の無音が

続いたら録音を停止する

選択したオーディオ入力から信号が検知されなくなって 20

秒が経過すると、録音を一時停止します。

ボタン

ターゲットファイルの

変更

[名前を付けて保存]ウィンドウを開きます。ここでは、保存

先のディスクドライブ、およびターゲットファイルの名前と形

式を変更できます。録音を開始する前のみ使用できます。

[ナビゲーション]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。

ボタン

オーディオファイルを録音します。

表示フィールド

位置

録音位置を表示します。

ボタン

維持

[録音コンソール]ウィンドウを閉じ、録音をトラック表示に挿入

します。

ボタン

閉じる

[録音コンソール]ウィンドウを閉じます。録音は保存されません

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インポートと録音

Nero SoundTrax 51

4.1.2 オーディオファイルを録音する

次の要件を必ず満たしてください。

► マイクなどのキャプチャデバイスが、サウンドカードの入力端子に接続されている

こと。

オーディオファイルを録音するには、次の手順を実行します。

1. メイン画面の ボタンをクリックします。

[録音設定]ウィンドウが開きます。

2. [ビット深度]ドロップダウンメニューでビット深度を選択します。

3. モノラルで録音するには、[ステレオ録音]チェックボックスをオフにします。

4. 録音したファイルを保存するフォルダを変更するには、

ボタンをクリックし、ターゲットファイルの保存先フォルダを選択します。

5. [OK]ボタンをクリックします。

[録音コンソール]ウィンドウが開きます。

6. [オーディオ入力ライン]ドロップダウンメニューから録音入力を選択します。

7. 録音音量を変更すると音質がどのように変わるかを聞いて確認する場合は、[デジタル モニタリング]チェックボックスをオンにします。

8. キャプチャデバイスで再生を開始します。

9. [レベルメーター]の表示の大部分が黄色の範囲に入るまで、[録音音量]スライダー を動かします。

10. 録音入力時に信号を検知するまで録音を一時停止するには、[信号を検知するまで録音を 一時停止する]チェックボックスをオンにします。 20 秒間信号を検知しなかったときに録音を一時停止するには、[20 秒の無音が続いたら録音を停止する]をオンにします。

11. ターゲットファイルを変更するには、[ターゲットファイルの変更]ボタンをクリック し、オーディオファイルの保存先フォルダを選択します。

12. ボタンをクリックします。

システムによって録音が開始されます。

13. 録音を停止するには、 ボタンをクリックします。

14. [維持]ボタンをクリックします。

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インポートと録音

Nero SoundTrax 52

録音がトラック表示に挿入されます。

これで、オーディオファイルの録音は完了です。

4.1.3 レコードまたはカセットから録音する

次の要件を必ず満たしてください。

► レコードプレーヤーまたはカセットレコーダーが、サウンドカードの入力端子に

接続されていること。

LP レコードまたはカセットから録音するには、次の手順を実行します。

1. メニューバーで[ツール]>[ウィザード]>[LP から CD ウィザード]または[カセットから CD ウィザード]をクリックします。

[LP to CD ウィザード]ウィンドウまたは[カセットから CD

ウィザード]ウィンドウの[録音コンソール]画面が開きます。

[録音コンソール]画面

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インポートと録音

Nero SoundTrax 53

2. 録音音量を変更すると音質がどのように変わるかを聞いて確認する場合は、[デジタル モニタリング]チェックボックスをオンにします。

3. キャプチャデバイスで再生を開始します。

4. [レベルメーター]の表示の大部分が黄色の範囲に入るまで、[録音音量]スライダー を動かします。

レベルメーターの赤色の範囲が多くなると、オーディオ品質が低下します。

5. 録音入力時に信号を検知するまで録音を一時停止するには、[信号を検知するまで録音を 一時停止する]チェックボックスをオンにします。 カセットの片面が終端まで到達したなどの理由で、録音入力時に 20 秒間信号を検知しなかったときに録音を一時停止するには、[20 秒の無音が続いたら録音を停止する]をオンにします。

6. ターゲットファイルを変更するには、[ターゲットファイルの変更]ボタンをクリック し、オーディオファイルの保存先フォルダを選択します。

7. ボタンをクリックします。

システムによって録音が開始されます。

8. ボタンをクリックしてキャプチャを停止します。

9. [次へ]ボタンをクリックします。

[自動トラック検出]画面が表示されます。

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インポートと録音

Nero SoundTrax 54

[自動トラック検出]画面

10. ポーズのデシベル値に達するまで[ポーズの限界値]ジョグダイヤルを回します。

11. [ポーズの最小時間]テキストボックスにポーズの最小継続時間を入力します。

Nero SoundTrax では、オーディオファイルに曲間を検出すると、自動的にポーズを

挿入します。

12. [トラックの最小時間]テキストボックスにトラックの最小継続時間を入力します。

13. [検出]ボタンをクリックします。

録音されたトラックが自動的に検出されます。検出されたトラックはそれぞれの画面

に表示されます。

14. [次へ]ボタンをクリックします。

[ノイズ削減]画面が表示されます。

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インポートと録音

Nero SoundTrax 55

[ノイズ削減]画面

15. ヒス音、クラックル音、ハム音などのバックグラウンドノイズを削除するためのしきい値 が目的の値になるまで、[ディノイザレベル]スライダーを動かします。

16. LP レコードの録音時に発生する低周波信号を削除するためのしきい値が目的の値になる まで、[ディランブルレベル]スライダーを動かします。

ディランブルフィルタでは、録音の一部であるバス周波数を削除することもでき

ます。そのため、スライダーのしきい値を高く設定しすぎてはいけません。

17. LP レコードの録音時に発生するパチパチという音を削除するためのしきい値が目的の値 になるまで、[ディクリッカレベル]スライダーを動かします。

18. LP レコードの録音時にバックグラウンドで発生するパチパチという音を削除するための しきい値が目的の値になるまで、[ディクラッカレベル]スライダーを動かします。

19. [プレビュー]ボタンをクリックします。

ノイズが削減された状態で録音を再生します。

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インポートと録音

Nero SoundTrax 56

20. [停止]ボタンをクリックして、プレビューを停止します。

21. [次へ]ボタンをクリックします。

[CD 編集]画面が表示されます。

[CD 編集]画面

22. プロジェクトをすぐに書き込む場合は、[プロジェクトを今すぐ書き込む]チェック ボックスをオンにします。

23. Nero CoverDesigner を起動するには、[Nero CoverDesigner を起動]チェックボックスをオンにします。

24. それぞれのトラック間で一時停止するには、[停止]オプションボタンを選択します。 複数のトラックを相互に実行するには、[クロスフェード]オプションボタンを選択します。

25. [完了]ボタンをクリックします。

これで、LP レコードまたはカセットの録音は完了です。

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インポートと録音

Nero SoundTrax 57

4.2 オーディオ CD をインポートする オーディオ CD から CD トラックをインポートするには、次の手順を実行します。

1. オーディオ CD を CD ドライブに挿入します。

2. メニューバーで[オーディオ]>[オーディオ CD からインポート]をクリックします。

[オーディオ CD のインポート]ウィンドウが表示されます。

3. [CD-ROM デバイス]ドロップダウンメニューで、オーディオ CD を挿入するドライブを選択します。

4. インポートしたオーディオファイルを保存するフォルダを指定するには、

ボタンをクリックし、インポートした CD トラックを保存するフォルダをディレクトリツリーで選択します。

5. インポートするすべての CD トラックをリストボックスから選択します。

選択リストで複数の項目を選択するには、[Shift]キーを押しながら項目をクリ

ックします。

6. [OK]ボタンをクリックします。

これで、オーディオ CD から CD トラックへのインポートは完了です。

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トラックを編集する

Nero SoundTrax 58

5 トラックを編集する Nero SoundTrax では、オーディオクリップを挿入し、さまざまなエフェクトや拡張オプ

ションを適用して、トラックを編集できます。

次の要件を必ず満たしてください。

トラック表示エリアにトラックを挿入し、必要に応じてトラックのプロパティを変更

して、トラックをさらに編集できるように準備しておくこと。

初期設定では、トラック表示エリアにトラックが 1 つ挿入されています。この トラックが削除されているか、またはトラック表示エリアに追加のトラックを挿入する場合は、メニューバーで[トラック]>[トラックの挿入]をクリックし

ます。

5.1 クリップを挿入する クリップをトラックに挿入するには、次の手順を実行します。

1. オーディオクリップまたはオーディオループをトラックに挿入するには、次の手順を 実行します。

1. トラック表示エリアでコンテキストメニューを開き、[オーディオファイルの挿入]

または[オーディオループの挿入]をクリックします。

ウィンドウが開きます。

2. 挿入するオーディオファイルを選択します。

3. [開く]ボタンをクリックします。

オーディオファイルがピークファイルとしてトラックに挿入されます。

2. オーディオファイルをキャプチャし、すぐにオーディオクリップとしてトラックに挿入 する場合:

1. トラック表示エリアでコンテキストメニューを開き、[オーディオクリップの録音]

をクリックします。

2. 必要な設定を行い、録音が完了したら[維持]ボタンをクリックします。

トラックにオーディオクリップが自動的に挿入されます。

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トラックを編集する

Nero SoundTrax 59

3. ScratchBox クリップまたは SoundBox クリップを挿入するには、次の手順を実行します。

1. トラック表示エリアでコンテキストメニューを開き、[ScratchBox

クリップの挿入]または[SoundBox クリップの挿入]をクリックします。

該当するウィンドウが表示されます。

2. クリップを作成して、ウィンドウを閉じます。

トラックにクリップが自動的に挿入されます。

これで、トラックへのクリップの挿入は完了です。

5.2 トラックにセクションを追加する Nero SoundTrax では、CD トラック分割、CD インデックス、およびラベルを挿入して、

オーディオトラックにセクションを追加できます。プロジェクトを 1

つの大きなオーディオファイルとして保存、書き込みするのではなく、プロジェクトから

オーディオファイルを個別に作成して CD に書き込む場合には、これらのオプションが特に

役立ちます。

トラックにセクションを追加するには、次の手順を実行します。

1. CD トラック分割を挿入するには、次の手順を実行します。

1. CD トラック分割を挿入する位置を、トラック表示エリアでクリックして指定します。

2. トラック表示エリアを右クリックしてコンテキストメニューを開き、[CD トラック

分割の挿入]をクリックします。

トラックに CD トラック分割が挿入されます。

3. CD トラック分割のプロパティを編集するには、CD トラックのアイコンを右クリック

して[プロパティ]をクリックします。

[トラック分割プロパティ]ウィンドウが開きます。

4. 必要に応じて、トラック分割の正確な位置およびこの CD トラックの前に挿入される

ポーズの長さを指定します。また、[タイトル]と[アーティスト]の各入力フィール

ドにそれぞれの情報を入力します。

5. [OK]ボタンをクリックします。

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トラックを編集する

Nero SoundTrax 60

これで、CD トラック分割のプロパティの編集は完了です。

2. CD インデックスを挿入するには、次の手順を実行します。

1. CD インデックスを挿入する位置を、トラック表示エリアでクリックして指定します。

2. トラック表示エリアを右クリックしてコンテキストメニューを開き、[CD

インデックスの挿入]をクリックします。

トラックに CD インデックスが挿入されます。

3. CD インデックスのプロパティを編集するには、CD

インデックスのアイコンを右クリックして[プロパティ]をクリックします。

[インデックスプロパティ]ウィンドウが開きます。

4. CD インデックスの正確な位置を指定します。

5. [OK]ボタンをクリックします。

これで、CD インデックスのプロパティの編集は完了です。

3. ラベルを挿入するには、次の手順を実行します。

1. ラベルを挿入する位置を、トラック表示エリアでクリックして指定します。

2. トラック表示エリアを右クリックしてコンテキストメニューを開き、[ラベルの挿入]

をクリックします。

[ラベルプロパティ]ウィンドウが開きます。

3. ラベルの正しい位置を指定し、[タイトル]入力フィールドにタイトルを入力します。

4. [OK]ボタンをクリックします。

トラックにラベルが挿入されます。

これでトラックへのセクションの追加は完了です。

5.3 クロスフェードを適用する Nero SoundTrax では、2 つのオーディオファイル間のクロスフェードを作成できます

(音の切れ目なく 2 つのオーディオファイルをつなぎ合わせるなど)。クロスフェード

を適用すると、あるオーディオファイルから他のオーディオファイルへの移行がスムースに

行われるため、オーディオミックスを作成する場合に適しています。

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トラックを編集する

Nero SoundTrax 61

5.3.1 クロスフェードを作成する

オーディオファイル間のクロスフェードを作成するには、次の手順を実行します。

1. トラック表示エリアを右クリックしてコンテキストメニューを開き、[オーディオファ イルの挿入]をクリックします。

ウィンドウが開きます。

2. 挿入するオーディオファイルを選択します。

3. [開く]ボタンをクリックします。

オーディオファイルがピークファイルとしてトラックに挿入されます。

4. 上で説明した手順に従って、2 番目のオーディオファイルを同じトラックに挿入します。

5. 2 番目のオーディオファイルをドラッグして 1 番目のオーディオファイルの上に重ねます。

2 つのオーディオファイルが重なった部分に赤い X 印が表示されます。

これで、2 つのオーディオファイル間のクロスフェードの作成は完了です。

5.3.2 クロスフェードのプロパティを編集する

クロスフェードの作成後、クロスフェードエリア(2 つのオーディオファイルが重

なっている部分)のプロパティを編集できます。

クロスフェードのプロパティを編集するには、次の手順を実行します。

1. クロスフェードエリアの赤い X 印を右クリックします。

コンテキストメニューが表示されます。

2. クロスフェード方式を適用するには、目的の方式をクリックします。

3. クロスフェードエリアで 2 つのオーディオファイルのテンポを合わせるには、次の手順を実行します。

1. [テンポを合わせる]をクリックします。

[クロスフェードテンポ]ウィンドウが開きます。

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トラックを編集する

Nero SoundTrax 62

2. 2 つのオーディオファイル間でスムースな移行が行われるようにするには、[トランジ

ション内で徐々にテンポを変更]オプションボタンを選択します。

3. 2 つのオーディオファイル間の移行をそれほどスムースにしない場合には、[トランジ

ション内のテンポスケールを固定]オプションボタンを選択します。

4. クロスフェードエリアのテンポ(BPM 単位)を手動で指定するには、[共通テンポ]

スライダーを目的の位置に動かします。

5. [OK]ボタンをクリックします。

これで、クロスフェードのプロパティの編集は完了です。

5.4 エフェクトおよび拡張オプションを適用する エフェクトおよび拡張オプションを適用するには、次の手順を実行します。

1. ボリュームカーブまたはパンカーブをトラックに挿入するには、次の手順を実行します。

1. メニューバーで[トラック]>[ボリュームカーブの追加]または[パンカーブの

追加]をクリックします。

トラックにカーブが挿入されます。

2. カーブの編集を続行します。

2. サウンド変更をトラックに挿入するには、次の手順を実行します。

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トラックを編集する

Nero SoundTrax 63

1. 左側のトラックエリアにある[エフェクトチェーンを編集]ボタンをクリックします。

[エフェクトチェーンエディタ]ウィンドウが開きます。

2. 目的のサウンド変更をエフェクトチェーンに追加します。

3. トラックのエフェクトチェーンを編集するには、次の手順を実行します。

1. トラック表示エリアを右クリックしてコンテキストメニューを開き、[トラック

エフェクトとチェーンを編集]をクリックします。

[エフェクトチェーンエディタ - トラック]ウィンドウが開きます。

2. トラックのエフェクトチェーンを編集します。

4. 適用可能なエフェクトグループカーブを追加するには、次の手順を実行します。

1. トラック表示エリアを右クリックしてコンテキストメニューを開き、[適用可能な

エフェクトカーブの追加]をクリックします。

[エフェクトグループカーブの追加]ウィンドウが開きます。

2. エフェクトグループカーブを 1 つ選択して、[OK]ボタンをクリックします。

トラックにエフェクトグループカーブが挿入されます。

5. トラックを無効にするには、トラック表示エリアを右クリックしてコンテキストメニュー を開き、[トラック無効]をクリックします。

トラックは無効になります。ピークファイルは非表示になります。

これで、トラックの編集は完了です。

5.5 Nero ScratchBox クリップを作成する Nero ScratchBox クリップを作成するには、次の手順を実行します。

1. Nero ScratchBox の左下隅にあるファイルシステムからオーディオファイルを選択 します。

2. ターンテーブルの 1 つにファイルをドラッグします。

ターンテーブル上の表示フィールドにオーディオファイル名が表示されます。

3. オーディオファイルでループを定義するには、次の手順を実行します。

1. オーディオファイルの再生を開始します。

2. ループの開始位置で、 ボタンをクリックします。

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トラックを編集する

Nero SoundTrax 64

3. ループの終了位置で、 ボタンをクリックします。

4. ボタンをクリックして、定義したループを再生します。

4. 再生速度を少し落とすかまたは上げるには、ターンテーブルの[マイナス]ボタンまたは [プラス]ボタンをクリックします。

5. 再生速度を常時加速するには、ターンテーブルのスライダーを上に動かします。

スライダー上部にある赤色のフィールドに、加速量がパーセント値で表示されます。

6. 再生速度を常時減速するには、ターンテーブルのスライダーを下に動かします。

スライダー上部にある赤色のフィールドに、減速量がパーセント値で表示されます。

7. オーディオファイル再生の開始時と終了時に徐々にフェードインおよびフェードアウト させるには、ターンテーブルのスライダーを右に動かします。

8. オーディオファイルから高音、中音、または低音を完全にフィルタするには、それぞれの トーンの横にあるスイッチ を右に動かします。

スイッチが赤色に点灯します。

9. あるオーディオファイルから別のオーディオファイルへ自動的にクロスフェードする には、ミキシングコンソールの[オートマチック DJ]スライダー を右に動かします。

10. あるオーディオファイルから別のオーディオファイルへ手動でクロスフェードするには、 ミキシングコンソールのスライダーを目的のターンテーブルの方向に動かします。

11. どちらかの再生音量を変更するには、それぞれの垂直スライダーを動かします。

12. 両方のオーディオファイルの音量を変更するには、ミキシングコンソールのスライダー を動かします。

13. ツールエリアからループを再生するには、ループアイコンをターンテーブルにドラッグ します。

14. ツールエリアのサンプルスクラッチを使用するには、目的の数字のボタンをクリック します。

左側のターンテーブルでは 1 から 3 までのスクラッチを、右側のターンテーブルでは 4 から 6 までのスクラッチを使用します。

15. サンプルサウンドおよびサンプルエフェクトを使用するには、ツールエリアの左下または 右下で目的の数字のボタンをクリックします。

16. 再生を録音するには、 ボタンをクリックし、オーディオファイルの再生を開始しま

す。

録音中に実行するアクションもすべて録音されます。

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トラックを編集する

Nero SoundTrax 65

17. 録音を停止するには、 ボタンをクリックします。

18. 録音したスクラッチを後処理するには、次の手順を実行します。

1. ツールエリアの[スクラッチエディタ]ボタンをクリックします。

[Nero Scratch Editor]ウィンドウが開きます。

2. それぞれのターンテーブルの再生カーブをクリックし、スクラッチによって表示される

ハンドルを動かしてスクラッチを変更します。

3. [Nero Scratch Editor]ウィンドウを閉じます。

変更が反映されます。

これで、Nero ScratchBox クリップの作成は完了です。

5.6 ボリュームカーブを作成する ボリュームカーブを使用して、トラック全体の音量を変化させることができます。

ボリュームカーブを作成するには、次の手順を実行します。

1. 音量を変更するトラックを選択します。

2. メニューバーで[トラック]>[ボリュームカーブの追加]をクリックします。

トラックにボリュームカーブが表示されます。0 から 100

までのパーセント値で示された音量の目盛りが、トラックの左側に表示されます。

3. カーブの開始点(左隅にある正方形のボックス)を、目的の初期音量になるまで動かし ます。

4. 音量を変更するボリュームカーブをクリックして、四角形のボックスを上下に動かし ます。

5. ボリュームカーブのポイント指定がすべて完了するまで、これまでの操作を繰り返し ます。

6. 特定のカーブポイントを削除するには、削除するカーブポイントを右クリックし、表示 されたコンテキストメニューから[カーブポイントの削除]を選択します。

7. カーブポイントの設定をより正確に設定するには、次の手順を実行します。

1. カーブポイントを右クリックし、表示されたコンテキストメニューから[カーブポイン

トの編集]を選択します。

[カーブポイントの編集]ウィンドウが開きます。

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トラックを編集する

Nero SoundTrax 66

2. [タイムライン位置]エリアで、カーブポイントの目的の位置を、[分]と[秒]の

入力フィールドに入力します。

3. [値]エリアで、[音量]テキストボックスに目的の音量をデシベル単位で入力し

ます。

4. [OK]ボタンをクリックします。

これで、ボリュームカーブの作成およびトラックへのボリュームカーブの追加は完了

です。

5.7 サラウンドサウンド分布を変更する Nero SoundTrax では、トラックの再生中に別々の出力レベルをスピーカーに割り当てる

ことができます。これによってサウンドの中心を変更し、サウンドが「移動」しているかの

ような効果が生まれます。トラックでキーポイントを作成すると、サウンドの移動をそれ以

降の再生でも再使用できるようになります。

サラウンドサウンド分布を変更するには、次の手順を実行します。

一般には、ドットをスピーカーから遠ざけるほど、スピーカーからのサウンドは柔らかくなります。緑色のドットをスピーカーに近づけるほど、サウンドは大きくなります。 ドットを右に動かすと右スピーカーのサウンドが大きくなり、ドットを左に動かすと左スピーカーのサウンドが大きくなります。 スピーカーの上隅にドットを置くと、そのスピーカーのみがオンになり、別のスピーカーは完全にオフになります。スピーカーの 1 つをダブルクリックしてスピーカーを黄色に変えても、同じ効果を生むことがで

きます。

1. トラックセクションの[サラウンドサウンド分布]フィールドで、マウスボタンを押した ままで緑色のドットをクリックして動かします。

ドットの移動はトラック表示エリア内のキーポイントでマークされます。このキー

ポイントは、点線と線の最上部にあるひし形で構成されます。

2. トラックでキーポイントを移動するには、キーポイントの最上部にあるひし形をクリック して左右に移動します。

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トラックを編集する

Nero SoundTrax 67

3. トラックでキーポイントを削除するには、キーポイントの最上部にあるひし形をクリック して、キーボードの[Delete]キーを押します。

これで、トラックのサラウンドサウンド分布の変更は完了です。

5.8 パンカーブを作成する パンカーブを使用して、トラック全体にわたって、それそれのチャンネルの音量を変化させ

ることができます。たとえば、始めはステレオの右チャンネルよりも左チャンネルの音を大

きくして、移動をシミュレートできます。

パンカーブを作成するには、次の手順を実行します。

1. 音量分布を変更するトラックを選択します。

2. メニューバーで[トラック]>[パンカーブの追加]をクリックします。

トラックにパンカーブが表示されます。0 から 100 までのパーセント値で示された音量の目盛りが、トラックの左側に表示されます。

カーブの開始位置は、一様な音量分布を示す 0 になります。

3. カーブの開始位置(左隅にある四角形のボックス)を、目的の初期分布になるまで動かし ます。

4. 音量分布を変更する場所のボリュームカーブをクリックして、四角形のボックスを上下 に動かします。

5. パンカーブのポイント指定がすべて完了するまで、これまでの操作を繰り返します。

6. 特定のカーブポイントを削除するには、削除するカーブポイントを右クリックして コンテキストメニューを開き、[カーブポイントの削除]を選択します。

7. カーブポイントの設定をより正確に設定するには、次の手順を実行します。

1. カーブポイントを右クリックし、表示されたコンテキストメニューから[カーブ

ポイントの編集]を選択します。

[カーブポイントの編集]ウィンドウが開きます。

2. [タイムライン位置]エリアで、カーブポイントの目的の位置を[分]と[秒]の入力

フィールドに入力します。

3. [値]エリアで、[パン]テキストボックスに目的のパンをパーセント値で入力し

ます。

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トラックを編集する

Nero SoundTrax 68

4. [OK]ボタンをクリックします。

これで、パンカーブの作成およびトラックへのパンカーブの追加は完了です。

5.9 エフェクトチェーンを作成する エフェクトチェーンを作成するには、次の手順を実行します。

1. すべてのトラックにエフェクトチェーンを作成するには、メニューバーで[挿入]> [エフェクト情報]>[マスターエフェクトチェーン]をクリックします。

2. 特定のトラックにエフェクトチェーンを作成するには、メニューバーで[挿入]> [エフェクト情報]>[トラックエフェクトチェーン]をクリックします。

[エフェクトチェーンエディタ]ウィンドウが開きます。

3. [追加]ボタンをクリックして、表示されたメニューから目的のエフェクトを選択 します。

選択したエフェクトによっては、別のコントロールエレメントが表示されます。

4. 必要に応じて、その他の設定を行います。

以降の設定は、ユーザーが選択したエフェクトに依存するため、ここでは詳しい

説明はしません。

5. 目的のエフェクトをすべて追加するまで、これまでの操作を繰り返します。

6. [閉じる]ボタンをクリックします。

7. エフェクトチェーンを削除するには、削除するエフェクトチェーンがあるトラックの 空白エリアで右クリックして、表示されたコンテキストメニューから[トラックエフェクトとチェーンを編集]を選択します。

これで、エフェクトチェーンの作成は完了です。

5.10 エフェクトチェーンテンプレートを作成または使用する 自分でエフェクトチェーンテンプレートを作成するか、または定義済みのエフェクトチェー

ンを使用するには、次の手順を実行します。

1. すべてのトラックにエフェクトチェーンを作成するには、メニューバーで[挿入]> [エフェクト情報]>[マスターエフェクトチェーン]をクリックします。

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トラックを編集する

Nero SoundTrax 69

特定のトラックにエフェクトチェーンを作成するには、メニューバーで[挿入]>[エフェクト情報]>[トラックエフェクトチェーン]をクリックします。

[エフェクトチェーンエディタ]ウィンドウが開きます。

2. [追加]ボタンをクリックして、表示されたメニューから目的のエフェクトを選択 します。

選択したエフェクトによっては、別のコントロールエレメントが表示されます。

3. 定義済みのテンプレートを使用するには、ウィンドウの左下隅にあるドロップダウン メニューから目的のテンプレートを選択します。

4. 自分でテンプレートを作成するには、次の手順を実行します。

1. 必要に応じて、その他の設定およびエフェクトを定義します。

2. ウィンドウの左下隅にあるドロップダウンメニューにテンプレート名を入力します。

3. ボタンをクリックします。

これで、エフェクトテンプレートの保存は完了です。

5. テンプレートを削除するには、次の手順を実行します。

1. ウィンドウの左下隅にあるドロップダウンメニューからテンプレートを選択します。

2. ボタンをクリックします。

これで、テンプレートの削除は完了です。

[エフェクトチェーンエディタ]ウィンドウを閉じると、選択したテンプレートの

設定が反映されます。

これで、自分のエフェクトチェーンテンプレートの作成、または定義済みのエフェク

トチェーンテンプレートの選択は完了です。

5.11 エフェクトグループを作成する エフェクトグループを作成、編集するには、次の手順を実行します。

1. メニューバーで[挿入]>[エフェクト情報]>[適用可能なエフェクトグループ]を クリックします。

[適用可能なエフェクトグループ]ウィンドウが開きます。

2. [グループの追加]ボタンをクリックします。

新規グループがテーブルに表示されます。

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トラックを編集する

Nero SoundTrax 70

3. 新規に作成したグループを選択します。

4. [チェーンを編集]ボタンをクリックします。

[エフェクトチェーンエディタ - トラック]ウィンドウが開きます。

5. [追加]ボタンをクリックして、表示されたメニューから目的のエフェクトを選択 します。

選択したエフェクトによっては、別のコントロールエレメントが表示されます。

6. 必要に応じて、その他の設定を行います。

以降の設定は、ユーザーが選択したエフェクトに依存するため、ここでは詳しい

説明はしません。

7. 目的のエフェクトをすべて追加するまで、これまでの操作を繰り返します。

8. [閉じる]ボタンをクリックします。

9. エフェクトグループを削除するには、テーブルから目的のエフェクトグループを選択し、 [削除]ボタンをクリックします。

これで、エフェクトグループの編集は完了です。

5.12 トラックにエフェクトグループカーブを追加する 次の要件を必ず満たしてください。

► エフェクトグループはあらかじめ作成しておくこと。

エフェクトグループをトラックに追加するには、次の手順を実行します。

1. エフェクトグループカーブを割り当てるトラックを選択します。

2. トラック表示エリアを右クリックしてコンテキストメニューを開き、メニューバーで [トラック]>[適用可能なエフェクトカーブの追加]をクリックします。

[エフェクトグループカーブの追加]ウィンドウが開きます。

3. 目的のエフェクトグループを選択します。

4. [OK]ボタンをクリックします。

トラックにエフェクトグループカーブが挿入されます。0 から 100

までのパーセント値で示された音量の目盛りが、トラックの左側に表示されます。

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トラックを編集する

Nero SoundTrax 71

5. カーブの開始点(左隅にある正方形のボックス)を、目的の初期分布になるまで動かし ます。

6. エフェクトを変更する場所のエフェクトグループカーブをクリックして、目的の強度に なるまで四角形のボックスを上下に動かします。

7. エフェクトグループカーブのポイント指定がすべて完了するまで、これまでの操作を 繰り返します。

8. 特定のカーブポイントを削除するには、削除するカーブポイントを右クリックし、表示 されたコンテキストメニューから[カーブポイントの削除]を選択します。

9. カーブポイントの設定をより正確に設定するには、次の手順を実行します。

1. カーブポイントを右クリックし、コンテキストメニューから[カーブポイントの編集]

を選択します。

[カーブポイントの編集]ウィンドウが開きます。

2. [タイムライン位置]エリアで、カーブポイントの目的の位置を[分]と[秒]の

テキストボックスに入力します。

3. [値]エリアで、[音量]テキストボックスに目的の音量をデシベル単位で入力し

ます。

4. [OK]ボタンをクリックします。

これで、トラックへのエフェクトグループカーブの追加は完了です。

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エクスポートと書き込み

Nero SoundTrax 72

6 エクスポートと書き込み

6.1 プロジェクトをオーディオファイルにエクスポートする プロジェクトをオーディオファイルとして保存するには、次の手順を実行します。

1. メニューバーで[ファイル]>[オーディオファイルにエクスポート]をクリック します。

[名前を付けて保存]ウィンドウが開きます。

2. オーディオファイルを保存するフォルダを選択します。

3. [ファイル名]入力フィールドにファイル名を入力し、ファイルを保存するオーディオ 形式を選択します。

以降の設定は、ユーザーが選択したエフェクトに依存するため、ここでは詳しい

説明はしません。

4. オーディオ形式の設定を追加するには、次の手順を実行します。

1. [オプション]ボタンをクリックします。

ウィンドウが開きます。

2. 必要に応じて、その他の設定を行います。

3. [OK]ボタンをクリックします。

5. [保存]ボタンをクリックします。

これで、オーディオファイルとしてのプロジェクトの保存は完了です。

6.2 プロジェクトを CD に書き込む オーディオ CD の書き込みを行うには、次の手順を実行します。

1. メニューバーで[ツール]>[CD に書き込み]をクリックします。

[オーディオ CD レコーダー]ウィンドウが開きます。

2. 書き込み可能な CD をドライブに挿入します。

3. [デバイス]ドロップダウンメニューで、書き込み可能な CD を挿入したドライブを選択します。

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エクスポートと書き込み

Nero SoundTrax 73

CD への書き込みをすぐに行いたくない場合は、プロジェクトをディスクイメー ジとして保存することもできます。この場合は、[ドライブ]ドロップダウンメニューでドライブではなく[Image Recorder]を選択します。後で Nero Burning ROM または Nero Express を使用してこのディスクイメージを書き込む

ことができます。

4. ドライブで CD を書き込めるかどうか検証するシミュレーションを実行するには、[書き 込み前にシミュレーションする]チェックボックスをオンにします。

書き込み前に、書き込むために選択したすべてのファイルが有効であるかをプログ

ラムで検証します。

5. 書き込み前に速度テストを実行するには、[書き込み前に最大速度をテストする] チェックボックスをオンにします。

書き込み前に、使用するドライブが、選択された書き込み速度でセッションの書き

込みを実行できるかどうかをプログラムで検証します。

6. 音量を平均化しない場合には、[ボリュームレベル平均化]エリアの[平均化しない] オプションボタンを選択します。 各 CD トラックの音量を個別に平均化する場合は、[各トラックを別々に平均化]オプ ションボタンを選択します。 CD 全体の音量を平均化する場合は、[全体を平均化]オプションボタンを選択します。

7. 平均化を選択した場合、目的のデジベル値になるまで[平均化レベル]ジョグダイヤル を動かします。

8. CD テキストを追加する場合、[タイトルと CD-TEXT]エリアにタイトルとアーティスト を入力します。

CD TEXT に対応した CD プレーヤーを使用すると、CD のタイトル、オーディオ

ファイルの名前、アーティスト名がディスプレイに表示されます。

9. すべてのトラックに同一のアーティスト情報を追加するには、次の手順を実行します。

1. [すべて選択]ボタンをクリックします。

2. [プロパティ]ボタンをクリックします。

[CD トラックプロパティ]ウィンドウが開きます。

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エクスポートと書き込み

Nero SoundTrax 74

3. 該当する入力フィールドに、CD トラックに共通のアーティストを入力します。

4. [OK]ボタンをクリックします。

10. 特定のトラックにタイトルとアーティストを追加するには、次の手順を実行します。

1. [CD トラックリスト]エリアで目的のトラックを選択します。

2. [プロパティ]ボタンをクリックします。

[CD トラックプロパティ]ウィンドウが開きます。

3. 該当する入力フィールドに CD トラックのタイトルを入力します。

4. 該当する入力フィールドに CD トラックのアーティストを入力します。

5. [OK]ボタンをクリックします。

6. タイトルとアーティストを追加する各トラックに対して、この作業を繰り返します。

11. [OK]ボタンをクリックします。

12. Image Recorder をターゲットに選択した場合は、[名前を付けて保存]ウィンドウが 開きます。

1. 目的のフォルダを選択し、[ファイル名]入力フィールドにファイル名を入力します。

2. [保存]ボタンをクリックします。

[書き込み状況]ウィンドウが開き、書き込みが開始されます。書き込みの進行状況

は進行状況バーで確認できます。

13. 書き込み処理のログを保存または印刷する場合は、[保存]ボタンまたは[印刷] ボタンをクリックします。 書き込みプロセスのログファイルを保存または印刷しない場合は、[閉じる]ボタンをクリックします。

これで、オーディオ CD の書き込みは完了です。

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用語集

Nero SoundTrax 75

7 技術的な情報

7.1 必要動作環境 Nero SoundTrax は、インストールされた Nero 製品の一部です。必要動作環境も同じ

です。このアプリケーションとその他のすべての Nero 製品の必要動作環境について詳しく

は、Nero の Web サイト(www.nero.com)の「サポート」セクションで確認できます。

7.2 対応形式

7.2.1 オーディオ形式とコーデック

アドバンストオーディオコーディング(ACC) - インポートのみ

オーディオ交換ファイル形式(AIFF、AIF)

ドルビー Digital(AC3) - インポートのみ

MP3 および mp3PRO(MP3)

Moving Picture Experts Group-1 オーディオレイヤー 3(MP3)

Moving Picture Experts Group-4(MP4)

Nero AAC コーデック、Nero Digital(MP4)

OGG Vorbis(OGG、OGM)

リソース交換ファイル形式 WAVE(WAV、WAVE)

Windows Media オーディオ(WMA)

Nero WaveEditor ファイル(NWF)

Nero SoundTrax のプロジェクトファイル(NPF)

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用語集

Nero SoundTrax 76

8 用語集

FIR フィルタ フィルタとは、入力信号を転送機能にリンクさせ、この変更された信号をその転送機能の出

力で使用できるようにするシステムです。 Finite Pulse Response によるフィルタ(FIR

フィルタ)では、出力信号は、入力信号を部分的にバッファしたいくつかの値で構成されて

います。

IIR フィルタ フィルタとは、入力信号を転送機能にリンクさせ、この変更された信号をその転送機能の出

力で使用できるようにするシステムです。 Infinite Pulse Response(IIR フィルタ)では、

入力値の他に、出力信号のバッファされた値が使用されます。

LFE チャンネル 低周波エフェクト(Low Frequency Effect)チャンネルは、帯域幅が大幅に削減された

特別な低周波チャンネルを通じて低周波サウンドを伝送するために使用されます。帯域幅

は、20 Hz から 100 Hz までの低音域の周波数に制限されています。LFE チャンネルは、

さまざまなマルチチャンネルサウンドシステムで使用されます。帯域幅が制限されているの

で、マルチチャンネルサウンドシステムという意味のフルチャンネルとは見なされず、サフ

ィックス "1" が付くチャンネル(たとえば、5.1)になります。

サンプルレート サンプルレートとは、信号が時間間隔ごとにサンプルされる頻度です。

秒単位のサンプリング値で測定されます。

サンプルレートを上げるほど測定の精度が高くなり、音質が良くなります。

ノイズシェーピング ノイズシェーピングは、デジタル信号のノイズを一定の周波数範囲に集中させるプロセスで

す。ノイズは、信号処理に関係のない周波数範囲に移されます。その後、この周波数範囲は

さまざまなフィルタを使って取り除かれ、ノイズは抑制されます。

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用語集

Nero SoundTrax 77

ビット深度 ビット深度は、振動をキャプチャする精度を表します。ビット深度が大きいほど、キャプチ

ャの精度とオーディオ品質は向上します。

周波数 周波数は、電場または磁場の秒当たりの振動を表します。オーディオファイルでは、周波数

はピッチの上昇と共に増加します。単位はヘルツ(Hz)です。

最大の大きさの振動ことを振幅といいます。

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お問い合わせ

Nero SoundTrax 78

9 お問い合わせ Nero SoundTrax は、Nero AG の製品です。

Nero AG

Im Stoeckmaedle 13 インターネット: www.nero.com

76307 Karlsbad サポート: http://support.nero.com

ドイツ Fax: +49 724 892 8499

Nero Inc.

330 N Brand Blvd Suite 800 インターネット: www.nero.com

Glendale, CA 91203-2335 サポート: http://support.nero.com

アメリカ Fax: (818) 956 7094

メール: [email protected]

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