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(医療連携用)
FDG‐PET検査に関する説明および同意書
検査名 FDG-PET検査
検査日時 西暦 年 月 日 ( )
時 分
※検査予約時間 30分前までに総合受付までお越しください。
※検査時間の 6時間前から禁食です。糖分の含んでいない水・お茶は積極的にお飲みください。
PET(ペット)検査とは「ポジトロン断層撮影法」のことで、X線CTのような装置で、全身や脳などの働きを
断層画像としてとらえ、病気の原因や病状を的確に診断する新しい検査法です。
体の中でのお薬の分布(広がり)を、体の外から「PET装置」で撮影します。
FDG‐PET検査では、18
F-フルオロデオキシグルコース(FDG)という、極わずかな放射性同位元素を含んだ検査用
ブドウ糖を静脈に注射します。
その後、全身の臓器・組織に集まる様子を撮影して、悪性腫瘍や炎症の有無・範囲などを調べます。
がん細胞は、正常細胞に比べて多くのブドウ糖を細胞内に取り込んで消費します。
この性質を利用して、ブドウ糖が多く集まる場所をつきとめ、発育の早い「がん」を発見します。
※ 検査前 6時間の絶食が重要です。 ( 心サルコイドーシスのみ12時間の絶食 )
体を動かすとFDGが筋肉に集まり、診断が難しくなる場合がありますので、待ち時間は安静にお待ちいただきます。
検査時間は全体として約2時間です。
その間ほとんど苦痛を伴うことはありませんが、撮影中は仰向けのまま動かずにじっとしていただく必要があります。
(約30分間)
PET検査は革新的ながんの検査法ですが、完璧というわけではありません。がんの発生部位や種類によっては、
他の検査の方が有用な場合もあります。PET検査の特長を踏まえた上で、他の検査と併せて診断が行われます。
例えば炎症性疾患、甲状腺腫や大腸ポリープなどの良性疾患にもFDGの集積が認められる場合もあります。
悪性度の低いがんや一部ががん化しているなど、がん細胞の占める割合の少ない腫瘍は検出されない可能性が
あります。さらに、10mm未満の小さな腫瘍は装置の解像度の限度を超えるため発見が困難です。
また、臓器の生理的な機能によっては正常でも薬が集まる場合があります。
このような場合に、原因を確かめるために別途、検査をお勧めすることがあります。
一部に早期発見が困難ながんもありますが、1回の検査でほぼ全身の検査が可能なこのFDG-PET検査を
上回る効果的な検査法は、現状では他にはありません。
本検査をお受けにならず、他の検査(CT・MRI・超音波検査等)で代替された場合には、腫瘍の早期発見や
治療効果の正確な判定が困難になる場合もありえます。
また、造影剤を使用した場合には副作用の危険性などもあります。
PET検査について
検査の概要