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東罐興業グループ|環境・社会報告書 ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT 2017年12月発行 2017 連絡先 東罐興業株式会社 経営管理本部 CSR部 〒141-0022 東京都品川区東五反田2-18-1 TEL.03-4514-2098 FAX.03-3280-7202 http : //www.tokan.co. jp/

ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT 2017東罐興業グループ|環境・社会報告書 ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT 2017年12月発行 2017 連絡先 東罐興業株式会社 経営管理本部

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Page 1: ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT 2017東罐興業グループ|環境・社会報告書 ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT 2017年12月発行 2017 連絡先 東罐興業株式会社 経営管理本部

東罐興業グループ|環境・社会報告書

E N V I R O N M E N T A L a n dS O C I A L R E P O R T

2017年12月発行

2 01 7

連絡先 東罐興業株式会社 経営管理本部 CSR部〒141-0022 東京都品川区東五反田2-18-1 TEL.03-4514-2098 FAX.03-3280-7202http://www.tokan.co.jp/

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01 | ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT 02

目次・東罐興業グループ・東洋製罐グループ・基本報告トップメッセージ会社概要・経営理念東罐興業製品紹介特集    安全環境パトロール    ISO14001 2015年版移行について    環境配慮型製品の紹介環境方針・中央環境委員会環境報告    環境面からの物質フロー    環境パフォーマンス(環境目標と実績)TOPICS    東罐興産シンボルマーク制定    交通安全講習報告    指差呼称体感研修    CSR部発足    2016 日本パッケージングコンテスト受賞社会報告    コーポレート・ガバナンス    リスク・コンプライアンス活動    社会とのかかわり    安心して働ける職場づくり    品質保証環境・CSR活動 取り組みの歴史国内グループ会社

・・・ 01・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 02・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 03・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 04

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 05

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 07・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 08

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13

・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22

C O N T E N T S

対象期間数値データ掲  載次回掲載予定作成部署 東罐興業株式会社 経営管理本部 CSR部

8月4月12月 10月

~ 2017年7月~ 2017年3月

2016年2016年2017年2018年

「環境報告ガイドライン2012年版」を参考に作成

報告の対象範囲:東罐興業の活動を基本に、一部の報告では東罐興業グループ各社の活動についてご紹介しています。

●東罐興業株式会社●日本トーカンパッケージ株式会社●東洋ユニコン株式会社●東罐興産株式会社●東罐高山株式会社●東罐ロジテック株式会社●サンナップ株式会社●株式会社尚山堂●東罐(常熟)高科技容器有限公司●TAIYO PLASTIC CORPORATION OF THE PHILIPPINES●台湾東罐股份有限公司

東罐興業グループ

●東洋製罐グループホールディングス株式会社●東洋製罐株式会社●東洋鋼鈑株式会社●東洋ガラス株式会社●東罐興業株式会社●日本クロージャー株式会社●東罐マテリアル・テクノロジー株式会社●東洋エアゾール工業株式会社 他

東洋製罐グループ

トップメッセージ

変革、創造、挑戦私たちは、包装容器の変革と創造に挑戦し、人と社会の未来へ貢献します。

東罐興業株式会社代表取締役社長 

 東罐興業は、1943年の創業以来、紙とプラスチックを素材とした包装容器メーカーとして数多くの製品を世の中に送り出してきました。現代社会は、食の安全・安心への要求の高まり、持続可能な循環型社会の実現、少子高齢化社会への対応など、様々な課題を抱えております。 包装容器にもそれらの課題に対応できるような高い品質や環境への配慮が求められております。 私たちは、お客様の幅広いご意見やご要望にお応えし、印刷や形状の美しさに加え、耐熱性、保存性、密封性、透明性、利便性(開けやすさ、持ちやすさ、扱いやすさ)などの機能や付加価値を併せ持つ包装容器となるように改良や開発を続け、また最高の品質を適正な価格でご提供できるように努めてまいりました。 これからも包装容器メーカーとしての自覚と責任のもと、製品のライフサイクル(原材料の調達から生産、輸送、使用時、使用後、廃棄)における課題や持続可能な開発目標(SDGs)に掲げられている様々な課題などにつきましても積極的に取り組み、社会的責任を果たしてまいります。

「やめることから始めてみよう!」昨年、当社のありたい姿のひとつとして「人がよろこびとともに成長し働き続けたいと思える会社」を掲げました。 私たちは、市場要求の変化や技術革新、社会の枠組みの変化、法規制の強化などによって日々新しい取り組みに対応しています。これは会社が生き残る上ではあたりまえ

であり、とても大切なことですが、新しい仕事が加わるだけで日々の作業に余裕がなくなりますし、個人の時間も確保できなくなります。それが続くと仕事に追われ、仕事にやりがいを感じられなくなり、仕事に対する「よろこび」も自分自身の「成長」も後回しになってしまいます。 “やめれば問題が起こるかもしれない”“やめる理由が説明できない”“やめるという考えがなかった”“何ごとにも時間がない”などの理由から、今まで続けてきた仕事(作業)をなかなか見直そうとしませんが、「人がよろこびとともに成長し働き続けたいと思える会社」を実現するためには、大胆に仕事を見つめ直し「仕事の新陳代謝」を実行することが重要だと考えます。 政府が進める「働き方改革」の課題に挙げられている長時間労働の改善による労働生産性の向上、子育てや介護と仕事を両立させる手段の検討などにも取り組みを始めております。

 この環境・社会報告書では、環境、品質保証体制、コーポレートガバナンス、リスク・コンプライアンス活動、社会とのかかわり、人事制度・職場環境などについて、私たちのCSR活動の一端をご紹介しております。こうした活動を通じて、今後も全てのステークホルダーに対して責任を持ち、成長を続ける会社を目指してまいります。

基本報告

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飲料向け

自動販売機、ファストフーズ、ビールなどの飲料向け紙コップです。

扁平型やトールタイプなど、冷菓、ヨーグルト、納豆などの食品向け紙容器です。

食品向け

耐熱機能

熱風加熱式オーブンで加熱調理できる「焼ける紙容器」として、グラタン、ドリア、ケーキなどの焼成食品に使用されています。

防湿機能

内面のアルミと原紙の端面処理が、高い防湿性を発揮します。主に湿気を嫌うスナック菓子に使用されています。

断熱機能

ポリエチレン発泡 エンボス エアウォール容器外側を発泡させたもの、エンボス加工の紙スリーブを装着しエアー層を設けたものなど、手で持った時の内容物の熱さを和らげる機能の紙容器です。

酸素の透過を低減するカップ状の容器で、常温での賞味期限延長の機能があります。味噌、フルーツゼリー、無菌米飯、惣菜などに使用されています。

食品を劣化させる酸素の透過を低減するボトルで、常温での賞味期限延長の機能があります。マヨネーズ、調味料など、さまざまな食品に使用されています。

多層バリアボトル コンプレッションモールドカップ(CMC)圧縮成形による世界初のバリア容器です。主にデザート用に使用されています。

樹脂製品

ラミコンカップ

キャップを回すだけで“カチッ”と中栓が開封される中栓同時開栓抽出口

アイガーキャップ

会社概要商 号

設 立

代 表 者

資 本 金

株 主

従業員数

売 上 高

本社所在地

東罐興業株式会社

1943(昭和18)年2月

代表取締役社長 髙𥔎精康

15億3千万円

東洋製罐グループホールディングス株式会社

グループ

単  独

グループ

単  独  

東京都品川区東五反田2-18-1 

大崎フォレストビルディング

TEL.03(4514)2100(代表)

http://www.tokan.co.jp/

:3362名(2017年3月31日現在)

:1361名(2017年3月31日現在)

:1258億円(2017年3月期)

: 675億円(2017年3月期)

 高品質でコスト競争力の高い製品は、長年にわたりご愛顧いただいています。 これからも、お客様満足の向上を目指し、業界トップメーカーとしての使命を果たしてまいります。

バリアフィルムバッグと段ボールを組み合せた製品で、使用後のバッグは小さく折りたたんで廃棄できます。水、調味料、酒類などで使用されています。

BIB

経営理念

包装容器事業をコアとし常に社会のニーズと自然環境に調和した

製品とシステムを創造し生活文化の向上に貢献します

品質を全てに優先させて包装容器のプロとして専門技術を磨き

お客様の良きパートナーとして信頼され感謝される企業づくりを目指します

従業員の個性と多様性を生かし変革と創造に積極果敢に挑戦する

自由で生き生きした企業風土を作ります

1.

2.

3.

東罐興業製品紹介

03 | ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT | 04

Page 4: ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT 2017東罐興業グループ|環境・社会報告書 ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT 2017年12月発行 2017 連絡先 東罐興業株式会社 経営管理本部

 中央安全衛生委員会が行っていた安全衛生パトロールと中央環境委員会が行っていた環境パトロールは別々に実施していましたが、相互に補完しながらリスク管理をより充実する機会とする為に合同開催とし、2017年6月に実施しました。受入工場の重複工数削減の実現にも効果が上がりました。

 東洋製罐グループでは、取扱い製品群の中から環境配慮型製品の認定を昨年度から進めています。東罐興業グループとしてこれまで10 製品の認定を受けました。これからも、環境に配慮した製品の開発を続けて参ります。

 ISO14001環境マネジメントシステムが 2015 年版に改訂となり、東罐興業グループは2017年 4月より ISO14001:2015の運用を開始しました。組織が環境への負荷を継続的に改善していくための新たなシステムの構築と向上を目指し、意図した成果を達成するために環境マネジメントシステムと組織の本来業務を結び付けてPDCAを実施していきます。

ISO14001:2015について

■ 間伐材紙コップ原料の一部に間伐材を使用した紙コップ

■ 非木材紙コップ原料の一部に未利用の竹を使用した紙コップ

■ 減容ボトル容器を折りたたんで廃棄することが容易にできる容器

■ Hbカップ接着剤を使わず、合体・分別を容易にした複合容器

■ 2LPカップ接着剤を使わず、ジッパー付きで分別を容易にした複合容器

■ BIB輸送効率に加え、分別と減容化が容易な複合容器

■ ハセップラプラスチック製ダンプラシートの中空露出部に熱シール加工を施した防水仕様のケース

■ エコエル単一素材で製造された軽量で耐水・耐薬品性に優れた凡用ダンプラ通い箱

■ ふくら~夢フィルムを二重にしてできる空気層が断熱層となり、保温性が増したことによりハウス内の燃料費用を30 ~35%削減できる農業用フィルム。

■ 森林認証紙コップ森林認証紙で成型された紙コップ

安全環境パトロール(安全・環境合同巡視)

ISO14001 2015年版移行について

環境配慮型製品の紹介

05 | ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT | 06

特集

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INPUT OUTPUT

紙コップ用・紙器・段ボール

 原紙 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 429,171t樹脂製品(含む紙コップ用樹脂)

 原料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38,079t包装材

 紙類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11,268t 樹脂類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1,035t

■ 原材料

 電力(買電)・・ 182,188MWh(千KWh) 重油・灯油 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 2,607kℓ LPG ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 552t 都市ガス ・・・・・・・・・・・・・・・ 6,398千m3

 用水(上水・工水)・・・・・・・・・ 323千m3

■ エネルギー

 取扱量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 353.3t

■ 化学物質取扱量

 CO2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 109,407t

 SOx ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26.0t NOx ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30.0t

(燃料由来 23,162t)(電力由来 85,520t)

■ 環境負荷物質

 紙製品 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 374,394t (紙コップ(含む樹脂ラミ)・紙器・段ボール)

 樹脂製品 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 28,017t

■ 製品

 排水量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 291千m3

■ 排水量

■ 化学物質 排出量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3.0t 移動量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 60.0t

■ 物流における二酸化炭素

12,960t -CO2排出量 ・・・・・・・・・・

総排出量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・リサイクル率 ・・・・・・・・・・・・・・・・マテリアルリサイクル率 ・・・・

■ 排出物

69,636t99.90%99.83%

東罐興業株式会社日本トーカンパッケージ株式会社、 東洋ユニコン株式会社、 東罐興産株式会社いわき工場

東罐高山株式会社、 東罐ロジテック株式会社 本社、株式会社尚山堂本社工場、 志田紙工株式会社

組  織

(東罐興業グループ合算、 TSKGパフォーマンス値より)

中央環境委員会組織図

髙𥔎精康

2015年6月19日

環境面からの物質フロー

中央環境委員会

中央環境管理責任者

委員長 東罐興業株式会社 代表取締役社長

07 | ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT | 08

Page 6: ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT 2017東罐興業グループ|環境・社会報告書 ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT 2017年12月発行 2017 連絡先 東罐興業株式会社 経営管理本部

エネルギー原単位推移 CO2排出量推移 リサイクル率推移

評価 ○:年度目標達成 △:向上しているが、年度目標未達成 ×:年度目標未達成、向上していない 遵法対象:騒音苦情、燃料の油漏れ、規制値オーバー等も含む 

環境パフォーマンス(環境目標と実績)

(2015年度実績を基準値として目標値を設定)2016年度環境活動方針に沿って4項目を掲げ活動しています。

大項目 項 目 評価2016 年度目標 2016年度実績

排出物削減

事業活動に伴う環境負荷低減の推進

社外流出事故の事前防止

遵法の精神に基づく各種規制値のチェックと対応

事例の研究および水平展開により、事前防止を図る

自主基準による定期的な測定と内部監査等による各種規制の

遵法状況を確認

社外流出事故0件

各種計測値の確認、環境関連法準拠の確認件数は0件を目標

マテリアルリサイクル率

紙容器

樹脂容器

樹脂容器

NTP

NTP

紙容器

44,166 t - CO2

33,281 t - CO2

28,334 t - CO2

0.2805 L/kg

0.7490 L/kg

0.0271 L/㎡

―(無し)

0.2926 L/kg

0.7782 L/kg

0.0269 L/㎡

流出:全6件・TKKG(4件)・NTP (2件)

リサイクル率

×

×

×

×

排出資源の

有効利用

環境負荷物質

CO2の低減

エネルギー

原単位の向上

法令規制値逸脱:全10件・TKKG(3件)・NTP (7件)

(水質4件、届出不備5件、役所からの指摘1件)

□ 産業廃棄物処理業者査察

□ 社外流出事故の事前防止

□ 省エネ活動

静和ケミカルサービス株式会社 様    株式会社 勝又商事 様 

蛍光灯60本 → LED 約60本 本数は変えず      明るさが更新前より1.9倍と大きく改善された箇所もありました。  

保管場所トラックスケール

□ PRTR法対応 法の正式名称は『特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律』といい、「事業者による化学物質の自主的な管理の改善を促進し、環境保全上の支障を未然に防止する」ことを目的としています。

PRTR(Pollutant Release and Transfer Register)

紙製品樹脂製品NTP

99.86 %99.79 %99.90 %

紙製品樹脂製品NTP

99.85 %99.71 %99.94 %

××○

紙製品樹脂製品NTP

99.61 %99.23 %99.90 %

紙製品樹脂製品NTP

99.59 %99.01 %99.94 %

××○

「年間取扱量における排出・移動量」全社の指定化学物質の取扱量・排出量・移動量 (単位:t) 

年度

取扱量

排出量

移動量

前年比

-14.7

増減なし

1.6

2012

※増減要因:生産量減少に伴い印刷溶剤の取扱量が減少しました。

423.4

4.1

52.8

2013

427.2

3.1

64.6

2014

387.8

2.5

70.0

2015

368.0

2.5

57.5

2016

353.3

2.5

59.1

産業廃棄物は廃棄物処理法に則りマニフェスト管理をしています。的確な処理が実施されているか、今後も引き続き処理委託して良いか確認の為、産業廃棄物処理業者の現地確認を定期的に実施しています。

東罐興業㈱ 技術開発センター  

東罐興業㈱ 小牧工場 東罐興業㈱ 福岡工場

東罐興業㈱ 茨城工場(荷捌き場)  

(油漏えいを想定し訓練を実施)

・省エネ活動としてコンプレッサーや電力設備の更新、工場内照明のLED化など様々な活動を実施しています。

2013 2014 2015 2016 2013 2014 2015 2016 2013 2014 2015 2016年度 年度 年度

110

105

100

95

90

%100.0

99.95

99.90

99.85

99.80

99.75

99.70

%50,00047,50045,00042,50040,00037,50035,00032,50030,00027,500

t

取扱い掲示板 取扱い掲示板

09 | ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT | 10

Page 7: ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT 2017東罐興業グループ|環境・社会報告書 ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT 2017年12月発行 2017 連絡先 東罐興業株式会社 経営管理本部

『「お店でお見せします」手組みスタックトレー』 

 「日本パッケージングコンテスト」は、公益社団法人日本包装技術協会の主催で毎年開催され、優れたパッケージとその技術の普及推進を目的として実施される、日本の包装分野における最大のコンテストです。2016年度は包装部門賞において、東罐興業グループから2点の製品が受賞しました。

 従来のトレーでは天面に差し込みの為の桟が必要でしたが、側面部で差し込む構造としたため、才数の削減が可能となりました。スタック方法も爪による篏合ではなく、トレーの底面にテーパーを付けたはめこみ式にした為、シビアな位置決めをしなくても容易にスタックが可能となりました。

『家庭用 LED照明器具の梱包箱』

 家庭用吊り下げタイプLED照明器具の梱包において、従来は別パーツであった固定用の部材を梱包箱の底フラップ部の加工により、外装箱と一体化することに成功しました。これにより内容物の保護性や外装箱の強度を損なうことなく、省スペ―ス性や省資源性の向上と共にコストダウンを可能としました。

【参考】スタックトレーhttp://www.jpi.or.jp/saiji/jpc/2016/111.html照明器具梱包箱http://www.jpi.or.jp/saiji/jpc/2016/120.html

T   P I C S□ 東罐興産シンボルマーク制定 □ 2016 日本パッケージングコンテスト受賞

□ 交通安全講習報告

・輸送包装部門賞

・電気・機器包装部門賞

□ 指差呼称体感研修

□ CSR部発足

 東罐興産は昭和36年創立以来、現在に至るまでシンボルマークの策定をしていませんでした。会社のブランドイメージ、継続性の観点からシンボルマークが必要と判断し、2017年5月1日よりシンボルマークを制定いたしました。 このシンボルマークの策定にあたっては、経営理念に基づき作成し、経営理念の浸透と経営計画の実現、シンボルマークを使用する事により東罐興産の知名度を高め、イメージを効果的に伝える統一性のあるデザインとしました。また、社員の行動に一貫性を持たせ、意識の向上と全員がチームとなり一致団結する事ができる「当社らしさと独自性」を表現できるものとすることを目的としています。 デザインコンセプトは、アーチ状のラインはパイプハウスに被覆した当社のPOフィルムを表現しており、グリーンの手(農業生産者)とブルーの手(東罐興産)を結びつけ両者が手を取り合いながら農業の未来を育む様子を表現しています。また、イメージカラーの青は当社の製品、緑は農業をイメージさせる色となっています。

 安全作業の基本動作の一つである指差呼称についてヒューマンエラー防止に必要な確認「指差呼称の必要性」を理解する為、指差呼称体感装置を利用して各工場にて研修会を実施しました。 簡単な操作の体験でしたが、指差呼称の大切さを改めて理解しました。

 2017年 4月1日付で新しくCSR 部が発足しました。CSRは〝企業の社会的責任〟と訳されていますが、責任を果たすことは勿論、社会的課題を解決し、社会の要請や期待に応えることで経済的価値や社会的価値を高める目的で発足いたしました。まずは、CSRに関する理解を深めるため啓蒙活動から始め、様々な課題に取り組んでまいります。

 毎年東罐興業では、社有車、レンタカーの運転許可者を対象に交通安全講習会を実施しています。講習会では警察署交通課の方を講師としてお招きし、自動車事故を起こさないための運転方法や、飲酒運転の危険性などについて講話頂き、運転許可者の安全意識向上に取り組んでいます。

[日本トーカンパッケージ]

11 | ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT | 12

Page 8: ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT 2017東罐興業グループ|環境・社会報告書 ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT 2017年12月発行 2017 連絡先 東罐興業株式会社 経営管理本部

13 | ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT | 14

○ マネジメント体制 東罐興業の取締役会は5名の取締役で構成されています。取締役の経営責任を明確にし、経営環境の変化に対応できるよう経営体制を機動的に構築するため、取締役の任期は1年としています。また東罐興業は監査役制度を採用し、監査役3名による取締役の職務遂行および当社の経営状況の監視を実施しています。

○ 経営会議 経営の意思決定・監督機能と業務執行機能を明確にすることを目的として、執行役員制度を導入しています。また、当社および当社グループ会社の経営方針、および経営戦略に係る重要事項について、企業戦略の意思決定をより迅速に行うため、社内取締役、監査役および各本部長などによって構成する経営会議を設置しています。

○ コーポレート・ガバナンスの実施状況 2016年度の取締役会は12回開催し、法令で定められた事項や経営に関する重要事項を審議・決定するとともに、業務執行状況を監督しました。また、経営会議を毎月2回開催しました。その他リスク・コンプライアンス委員会をはじめとする各委員会を開催し、コーポレート・ガバナンスの健全な運営に努めました。

○ CSR経営の推進 東罐興業グループが考えるCSRは、経営理念の一つである「包装容器事業をコアとし常に社会のニーズと自然環境に調和した製品とシステムを創造し生活文化の向上に貢献します」ことです。我々を取り巻く幅広いステークホルダーからの期待に応え、信頼を得るよう努めてまいります。

選任・解任選任・解任

選任・解任

報告・連携

監査役

人査監計会

会計監査

経営会議

執 行 役 員

中央安全衛生委員会

中央品質委員会

中央環境委員会

リスク・コンプライアンス委員会

取 締 役 会

株 主 総 会

代表取締役

各 部 門

東罐興業グループCSR基本方針

企業価値の向上に努め、情報の適正な管理と開示を行います

安全かつ衛生的で元気あふれる職場をつくります

地域社会との共生を目指して、地域での交流を大切にします

地球環境の保全と質的改善に積極的に取り組みます

全ての人の基本的人権と多様性を尊重し、誠実に対話し、行動します

お客様の信頼に応える安全・安心な製品・システム・サービスを提供します

常に高い倫理観を持って公平・公正・透明な事業活動を行います

全てのステークホルダー

お 客 様

お 取 引 先

株 主

従 業 員

地 域 社 会

地 球 環 境

コーポレート・ガバナンス

○ コンプライアンス推進月間

○ 社外相談窓口

○ リスク管理

○ 対象リスクへの対応事例

 東洋製罐グループでは、従業員などからのコンプライアンス違反行為に関する通報や相談に応じるグループ会社共通の窓口として、社外に「企業倫理ホットライン」および「セクハラ・人間関係ホットライン」を設置しています。この社外相談窓口を周知するため、PRポスターを作成し、グループ各社の事業所内に掲示しています。

 東罐興業の業務執行にかかわるリスクとして、以下の項目を重要なリスクと認識し、リスク毎に担当部署を定め、規則・ガイドラインを策定するとともに、組織横断的なリスク管理体制を構築しています。「コンプライアンス」「製造・品質」「環境」「財務・会計」「情報セキュリティ」「自然災害・事故」「カントリー」「事業・経営」

 自然災害・事故リスク「安否確認システムの導入」 災害が発生した時に従業員の安否を把握することや、風水害による人的・物的被害の状況を把握することは大変重要であると考え、2013年度から東罐興業グループ全体で安否確認システムを導入しました。安否確認や被害状況などの情報収集に利用し、指示・連絡に役立てます。

リスク・コンプライアンス活動

○ 2016年度取り組み 2016年度は「リスク・コンプライアンスをより身近に -ひとりひとりが常に意識して!-」を活動テーマとし、特にリスク管理に関する活動として「リスク活動に関する情報共有・情報発信の充実」に、コンプライアンス推進活動として「社内・社外相談窓口の周知・徹底」、「従業員向けコンプライアンス教育の強化」、「海外グループ会社向け企業行動規準の作成」に取り組みました。

 東罐興業を含めた東洋製罐グループでは毎年10月を「コンプライアンス推進月間」と定めています。2016年度は「人権と個性の尊重」、「情報の適正な管理と開示」をグループ共通テーマに掲げ、さまざまな活動に取り組みました。

 東罐興業は2006年に、それまで個々で活動していたリスク管理委員会とコンプライアンス推進委員会を統合し、リスク管理とコンプライアンス推進を統括する組織としてリスク・コンプライアンス委員会を設置して以来、「企業行動規準」の制定をはじめとした活動に取り組んでまいりました。

○ リスク・コンプライアンス推進組織 東罐興業は社長を委員長とし、各本部の本部長を中心とした委員からなるリスク・コンプライアンス委員会を設け、社内にコンプライアンス精神の浸透と定着を図るとともに、東洋製罐グループ各社と連携を取りながら東罐興業グループ全体のコンプライアンス体制の構築に取り組んでいます。また、下部組織としてリスク管理・コンプライアンス推進委員会を設置し、実務的な活動を行っています。

リスク・コンプライアンス組織図株主総会

取締役会 監査役

従業員等

社 長コンプライアンス相談窓口

各本部

リスク・コンプライアンス

委員会

リスク管理・コンプライアンス推進委員会

社内相談窓口社外相談窓口・総務部

・工場総務

相談・連絡 フィードバック

報告 指示経営会議 グループリーダー

Page 9: ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT 2017東罐興業グループ|環境・社会報告書 ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT 2017年12月発行 2017 連絡先 東罐興業株式会社 経営管理本部

○ 紙コップリサイクルに向けた活動

○ 地域清掃活動

 サッカースタジアムや野球場では、グラウンドへの投げ込み防止や衛生性、利便性から紙コップが使用されています。東罐興業では、使用済み紙コップを分別回収し、リサイクルへの提案を行っています。また、リサイクル実施のために、紙コップだけを分別回収できる紙コップ回収カートの提案も行っています。 紙コップ回収カートの特徴は「紙コップ状態が管理しやすく、簡単に使用済み紙コップを取り出せる」、「逆さまに紙コップを収納することで残液が残らない」等です。

 その他にも2016年8月には「原宿表参道元氣祭 スーパーよさこい2016」の給水所でご使用いただいた紙コップの回収作業をサポートし、リサイクル活動に繋げました。

社会とのかかわり

原宿表参道元氣祭 スーパーよさこい2016 給水所

 各工場周辺や近隣の公園などの定期的な清掃活動を実施しています。

東罐興業グループでは地域社会との共生と相互理解を目指し、地域交流活動を行っています。

NTP㈱ 福岡工場工場近隣地域の水路清掃

東罐興産㈱いわき工場工場周辺清掃 

東罐高山㈱工場周辺道路の落ち葉清掃 

○ 水野政雄先生作品 水野政雄先生は郡上八幡在住の造形作家で、絵画や切り絵、紙人形、彫刻などの領域にも広げられて活動をされています。その中で工作材料として紙コップや紙皿を利用した作品も制作されており、2010年以降は毎年その年の干支の作品を当社にも寄贈していただいております。それら作品を、7月~8月の期間限定で本社で展示させていただきました。

○ 品川エコフェスティバル 品川エコフェスティバルは、地域の団体などが環境活動をアピールし、環境問題を通して世代間の交流の輪を広げる目的で毎年5月に開催されています。2016年は、東洋製罐ホールディングス、東洋製罐、東洋ガラスと合同で出展し、間伐材紙コップや紙コップを使った工作を紹介しました。

○ コップでサイエンス 東京大学のサイエンスコミュニケーションサークル「CAST」と東罐興業とのコラボ企画として連載していました「コップでサイエンス」。当社製品の紙コップなどを使ってできる科学実験をご紹介してきました。この度、その中で特に人気のあった実験21点をまとめ冊子にし、身近なものを利用して科学を楽しんでいただくきっかけになればと、各イベントや出前授業などで配布しています。

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Page 10: ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT 2017東罐興業グループ|環境・社会報告書 ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT 2017年12月発行 2017 連絡先 東罐興業株式会社 経営管理本部

○ 中央安全衛生委員会

○ 安全衛生活動について

○ 健康推進

 安心して働ける職場には、従業員全員の安全への配慮が不可欠です。東罐興業では安全衛生管理について組織的に取り組んでいます。

 東罐興業は社長を委員長とし、各本部の本部長を中心とした委員からなる中央安全衛生委員会を設置しています。2016年度は「危険回避の考働を身に付けてリスクに対処、災害根絶!~よくみて確認 危険予知、「設備」に「作業」に「からだ」にも~」を活動方針として、様々な活動に取り組みました。

 全事業所において、安全スローガン・ポスター等のコンクール、安全週間等の行事、小集団活動、危険予知訓練、研修や教育などを行い、従業員の安全意識の向上に取り組んでいます。衛生活動では照度・騒音・有機溶剤濃度などの職場環境測定による環境維持向上と、保護具の着用推進を行い、安全で健康的な職場環境づくりに努めました。 また各事業所では防災訓練の実施、AEDの設置とAEDを使用した救命講習など定期的に行い、緊急時の安全についての知識向上に努めています。

 全従業員に対し、年1回の健康診断、生活習慣病予防検診を行っています。各事業所には健康支援室を設け、従業員の身体的、精神的な健康を支えています。また、外部から保健師を招き、測定器を使った体チェックや健康講和を実施するなど、健康促進についての取組みを積極的に行っています。

小牧工場 AED講習会

静岡工場 健康講話後の体チェック

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 経営理念に、「従業員の個性と多様性を生かし変革と創造に積極果敢に挑戦する自由で生き生きした企業風土を作ります」とあるように、様々な人材が能力を発揮し、成長できる職場環境づくりに取り組んでいます。また、ワークライフバランスを重視した人事制度を導入し、働きやすい職場環境づくりに取り組んでいます。

 定年退職を迎えた従業員が希望した場合、原則として再雇用を行っています。長年にわたる経験やスキルを活かすことができるように、さまざまな働き方が可能となる制度を導入しています。

○ 定年後の再雇用

 事業の拡大や海外を含む新たな事業展開に対応するため、キャリア採用や外国人採用を積極的に行っています。新たな人材が加わることで、今までにない発想や価値観が共有され、個人の成長につながることを期待して、採用を拡充していきます。

○ キャリア採用・外国人採用

 障害を持つ方がより働きやすいように、各事業所で作業内容、勤務時間や勤務体系を工夫しています。

○ 障害者雇用

 新入社員から役職者まで、各階層で期待される果たすべき役割を意識し、必要とされる能力を発揮するための階層別研修を行っています。その他、自己啓発として通信教育制度等があります。

○ 教育研修制度

 業務上で必要とされる能力・知識の向上をサポートするため、指定する公的資格の受験料を会社が負担、また、資格・免許を取得した者に対して奨励金を支給しています。

○ 公的資格取得支援制度

 長期休暇として育児休暇や介護休暇、短期休暇として子の看護休暇や短期介護休暇、支援措置として短時間勤務や時差出勤などの育児・介護支援制度があります。2017年1月からは介護休暇の期間が伸長され、対象家族1人につき、通算365日まで3回を上限に分割取得できるようになりました。また、子の看護休暇、短期介護休暇が半日単位で取得できるようになり、利用しやすい制度となりました。

○ 育児・介護支援制度

安心して働ける職場づくり

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1943年(昭和18年)度

当社の前身となる東罐化学工業株式会社設立

1949年(昭和24年)度

アイスクリーム紙コップ設備を導入生産開始

1950年(昭和25年)度

東罐興業株式会社に社名変更

1989年(平成元年)度

小牧工場 ディーゼル自家発電設備導入

1990年(平成2年)度

静岡工場 触媒燃焼式排ガス脱臭装置設置(LPG)

1992年(平成4年)度

環境対策部を設置し環境活動を開始

小牧工場 触媒燃焼式脱臭装置(重油→ガスに転換)

1993年(平成5年)度

全社の環境保全委員会設置

1994年(平成6年)度

使用済み紙コップのリサイクルプロジェクト設置

社員への環境問題通信教育実施

1996年(平成8年)度

大阪工場 第1種エネルギー管理指定工場(電気)届出

1997年(平成9年)度

エネルギー・廃棄物データ収集開始

1998年(平成10年)度

環境部に組織変更

厚木工場・大阪工場 環境保全委員会設置

小牧工場 第1種エネルギー管理指定工場(電気)届出

紙コップへ「非木材グリーンマーク」の認定取得

1999年(平成11年)度

茨城工場・小牧工場 環境保全委員会設置

茨城工場・厚木工場・静岡工場 第1種エネルギー管理指定工場

(電気)届出

小牧工場 第1種エネルギー管理指定工場(熱)届出

2000年(平成12年)度

環境方針制定

全工場環境保全委員会を設置し本格的な環境保全活動を開始

福岡容器工場 新設

2001年(平成13年)度

環境レポート発行(2001年度版)(以後毎年発行)

経営理念制定

展示会「エコプロダクツ2001」に出展

全工場の焼却炉廃止届完了

2002年(平成14年)度

静岡工場 ISO14001認証取得

福岡容器工場 第2種エネルギー管理指定工場(電気)届出

茨城工場 ディーゼル自家発電設備導入

東洋製罐グループ環境委員会発足

東洋製罐グループ各部会発足(LCA・環境報告書作成・

環境会計)

2003年(平成15年)度

ダイヤモンド社「1秒の世界」寄贈キャンペーンへの協賛

段ボール・紙器部門を「トーカンパッケージングシステム㈱」として

分社化(TPS)

厚木工場・小牧工場・技術開発センター、TPS㈱仙台工場・TPS㈱

福岡工場、東罐興産㈱いわき工場 ISO14001認証取得

2004年(平成16年)度

茨城工場・大阪工場 ISO14001認証取得

環境方針改定

全社の「環境保全委員会」を「中央環境委員会」と名称変更

中央環境委員会(第1回開催)(以後年2回開催)

福岡容器工場、TPS㈱横浜工場 ISO14001認証取得

2005年(平成17年)度 

第1回環境管理責任者会議開催(以後2013年まで毎年2回開催)

小牧工場 新棟稼動開始

全社統合ISO14001認証取得

トーカンパッケージングシステム㈱と日板パッケージ㈱が合併し、

新会社名「日本トーカンパッケージ㈱」発足(NTP)

NTP㈱滋賀工場 ボイラー燃料を重油から都市ガスに変更

旧日板パッケージ㈱の工場統合ISO14001認証取得

企業行動規準制定

環境・CSR活動 取り組みの歴史

○ 品質保証活動

 東罐興業は経営理念に示す通り「品質を全てに優先させて包装容器のプロとして専門技術を磨きお客様の良きパートナーとして信頼され感謝される企業づくりを目指します」を基軸として、お客さまや社会のニーズに応え、開発・調達・生産・販売・物流の全てのプロセスにおいて、時代に合った品質の確保・向上に取り組んでいます。

 東罐興業は社長を委員長とし、各本部長を中心とした委員からなる中央品質委員会を設置し、品質保証ならびに品質活動・教育などを包括した活動を行い、各工場の品質レベルの向上に取り組んでいます。 『Challenge G21』に於ける、品質のありたい姿:“顧客満足度の向上を得られる品質を提供し続ける事のできる企業”を目指し、第二次中期経営計画の2016~2018年度は、“顧客満足を常に獲得出来る、強固な品質体制を構築”としており、そのスタートとなる2016年度は“品質保証体制構築の元年”として、

“食”に関する問題は、私たちの生活で最も身近な問題の一つです。 包装容器に関しても、食品の一部として考えられるようになってきました。当社もフードチェーンの一員として、お客様と共に食の安全・安心への取組みが必要と考えており、異物混入防止や食品防御など食品安全マネージメントシステムを活用したレベル向上に取り組んでおります。

 容器の軽量化、リサイクル材・間伐材の使用など、環境対応の容器推進と平行し、それらの容器の機能・安全性への品質確保と維持管理を進めています。

の4本柱を軸に、お客様の要望を、より細心に、より迅速に、より共有化し、お客様目線での活動を進めています。

 各工場では既にISO9001、FSSC22000 の統合運用を進めていますが、更に業務との一体化と、有効性の向上を目的に、本社、開発部門を含めた全社活動に向け準備をスタートしました。

不良を出さない / 漏らさない 過去の問題を再発させない / 風化させない 誰にもわかる / 必要な人が誰でも見られる 個人のスキルUp / 組織力の向上 

1. 流出防止2. 再発防止3. 標準化4. 人材育成

::::

・・・ 人と検査機による管理の強化・・・ 巡視と水平展開・・・ 標準類の見直しと共有化・・・ 基礎教育と論理的思考

『あたり前に 協働品質』をスローガンに、“顧客満足度の向上を得られる品質を提供し続ける事のできる企業”に向けて活動しています。

品質保証

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Page 12: ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT 2017東罐興業グループ|環境・社会報告書 ENVIRONMENTAL and SOCIAL REPORT 2017年12月発行 2017 連絡先 東罐興業株式会社 経営管理本部

環境・CSR活動 取り組みの歴史

2006年(平成18年)度

埼玉スタジアム2002において紙コップの分別回収システム開始

紙カップLCI試算の開始(紙カップメーカー5社にて)

上田印刷紙工㈱、志田紙工㈱ 統合ISO14001認証取得

2007年(平成19年)度

㈱尚山堂本社工場 統合ISO14001認証取得

大阪工場 リニューアル完成

紙コップへ「間伐材マーク」の認定取得

『紙カップLCI 2006年度報告書』『紙カップの環境負荷低減に向

けて』発刊(印刷工業会紙器印刷部会紙カップ分科会)

上田印刷紙工㈱丹生川工場 移転稼動開始

横浜スタジアム・日本平スタジアムにて紙コップの分別回収システム

開始

2008年(平成20年)度

間伐材採取現場、チップ工場、製紙工場確認

上田印刷紙工㈱丹生川工場 統合ISO14001認証取得

2009年(平成21年)度

上田印刷紙工㈱丹生川工場 屑処理用サイクロンの騒音対策とし

て防音壁設置

展示会「エコプロダクツ展」に東洋製罐グループとして参加(以後

2014年度まで毎年参加)

2010年(平成22年)度

行動指針策定

上田印刷紙工㈱ 空調設備の自動運転制御化

NTP㈱茨城工場 ボイラードレン回収装置更新

東洋ユニコン㈱関西工場、志田紙工㈱第二工場 統合ISO14001

認証取得

NTP㈱厚木工場 生産用ボイラーをガス炊きに更新

2011年(平成23年)度

志田紙工㈱ 真空ポンプ更新、成形機油圧→電動へ更新

NTP㈱愛知工場、上田印刷紙工㈱ デマンド制御装置導入

NTP㈱厚木工場 児雷也(BOD)調整設備導入

NTP㈱茨城工場・NTP㈱大阪工場 ボイラーをガス化へ更新

茨城工場 生産設備を油圧→電動に更新

小牧工場 サイクロンダクト振動防止設備設置(騒音対策)

NTP㈱福島工場・NTP㈱京都工場・NTP㈱福岡工場 照明器具

を省エネタイプに更新

省エネ対策会議開催(6月)(以後2014年度まで毎年実施)

東洋製罐グループとして環境出前授業実施(以後毎年実施)

2012年(平成24年)度

茨城工場 リニューアル工事

NTP㈱愛知工場・NTP㈱京都工場 コンプレッサー更新

NTP㈱横浜工場・NTP㈱富士工場を閉鎖し、NTP㈱相模原工場

へ統合

東罐高山㈱、上田印刷紙工㈱から社名変更

木づかいサイクルマーク登録

東罐興業グループCSR基本方針制定

2013年(平成25年)度

厚木工場 廃シリコンピット嵩上工事

厚木工場・大阪工場 コンプレッサー更新

静岡工場 ベーンレスバキュームポンプに更新

技術開発センター 廃液タンク防液堤設置

小牧工場 ルーツ式真空ポンプを増設

福岡工場 浄化槽設備の更新

「品川エコフェスティバル」へ東洋製罐グループとして参加(以後毎

年参加)

NTP㈱福岡工場 リニューアル完成

2014年(平成26年)度

東罐ロジテック㈱本社 統合ISO14001認証取得

本社・静岡工場・小牧工場 森林認証制度 FSCⓇ/CoC認証取得

小牧工場 受変電設備更新

伊丹工場 コンプレッサー更新

NACK5スタジアム大宮にて紙コップの分別回収システム開始

NTP㈱京都工場 ボイラーをガス化に更新

2015年(平成27年)度

小牧工場 チラー更新

静岡工場 都市ガス化

東洋ユニコン㈱ 旧本社工場(厚木)を閉鎖し、関西工場(神戸)へ

集約

環境・社会報告書発行(環境レポートの報告内容を拡大し、以後

2016年度版まで発行)

2016年(平成28)度

静岡工場 特別高圧受電設備の新設

厚木工場 コンプレッサー更新

〒141-0022東京都品川区東五反田2-18-1 大崎フォレストビルディングTEL:03-4514-2130http://www.tokan.co.jp/ntp/段ボール、印刷紙器、

フィルタ各製品の製造および販売

〒651- 2271兵庫県神戸市西区高塚台3-2-57TEL:078-991-4430http://www.tokan.co.jp/toyounicon/ダンプラ製品の製造および販売

〒506-2133岐阜県高山市丹生川町北方2466-1TEL:0577-78-0088http://tokantakayama.sakura.ne.jp

紙容器、紙製蓋の製造

〒194-0037東京都町田市木曽西2-18-8TEL:042-791-0611http://www.tokan.co.jp/shosando/紙製乳栓、紙スプーン、紙容器等の

製造および販売

〒105-0013東京都港区浜松町1-2-14TEL:03-5472-5111http://www.tokan.co.jp/tokankousan/農業用特殊フィルムの製造および販売

〒252-1121神奈川県綾瀬市小園841TEL:0467-76-5002http://www.tokan.co.jp/logitech/貨物自動車運送業、荷役作業請負業等

〒111-0053東京都台東区浅草橋3-8-5TEL:03-3862-8965http://www.sunnap.co.jp

紙容器、紙皿等レジャー製品の販売

国内グループ会社

日本トーカンパッケージ株式会社

東洋ユニコン株式会社

東罐興産株式会社

東罐高山株式会社

東罐ロジテック株式会社

サンナップ株式会社

株式会社尚山堂

東罐興業グループ会社も、私たちの身近なところで活躍しています。

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