32
【 全学共通科目】 1年生 統計学M ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 51 【基礎医学】 1年生 1. 医療倫理学 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 53 2. 医学序論 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 56 3. 遺伝と遺伝子コース(遺伝) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 58 4. 遺伝医学 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 61 5. 細胞と組織の基本構造と機能コース(組織) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 64 6. 発生学コース(発生) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 66 7. メディカル・データ・サイエンスⅠ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 68 8. 基礎医学研究推進コース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 70 9. 物理学の臨床医学への応用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 73 10. 早期臨床実習Ⅰ(Early Exposure)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 74 11. 早期臨床医学入門 - 一回生から始めるプライマリケア外来診断学 ― ・・・・・・・・・ 76 12. 早期診療所実習 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 78 1年生・4年生 心肺蘇生法実習 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 80

開講年度 - Osaka City University...1.統計学とは。標本調査の考え方(1回) 2.記述統計・単変量(2回):度数分布表・ヒストグラム・箱ひげ図、平均・分散・標準偏差・中央値・

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目 次

【 全学共通科目】

1年生 統計学M ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 51

【基礎医学】

1年生

1. 医療倫理学 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 53

2. 医学序論 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 56

3. 遺伝と遺伝子コース(遺伝) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 58

4. 遺伝医学 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 61

5. 細胞と組織の基本構造と機能コース(組織) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 64

6. 発生学コース(発生) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 66

7. メディカル・データ・サイエンスⅠ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 68

8. 基礎医学研究推進コース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 70

9. 物理学の臨床医学への応用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 73

10. 早期臨床実習Ⅰ(Early Exposure)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 74

11. 早期臨床医学入門 - 一回生から始めるプライマリケア外来診断学 ― ・・・・・・・・・ 76

12. 早期診療所実習 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 78

1年生・4年生

心肺蘇生法実習 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 80

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− 51 −

開講年度 年

● 担当教員

福井 充 生物統計学

● 科目の主題

実験あるいは調査によって得られたデータの統計的考察は、医学に限らずあらゆる分野において要求され

ている。本講義では統計的考察を行なう上で必要な基礎的な概念と、推定・検定の概念を習得するとともに、

実際の問題に適応する統計的手法の習得を目標とする。

● 授業の到達目標

標本調査の概念を理解する。

1変量・2変量の記述統計を理解し、作表・作図・計算ができる。

確率分布の概念を理解し、正規分布・二項分布・ポアソン分布の確率計算ができる。

仮説検定、信頼区間の概念を理解する。

1変量および2変量データについての基本的な検定・推定手法について理解し、データに応じて正しく使

用できる。

● 授業内容・授業計画

1.統計学とは。標本調査の考え方(1回)

2.記述統計・単変量(2回):度数分布表・ヒストグラム・箱ひげ図、平均・分散・標準偏差・中央値・

パーセント点

3.記述統計・2変量(2回):散布図、相関係数・回帰直線

4.確率分布(3回):確率変数・確率分布の概念、代表的な確率分布(正規分布・二項分布・ポアソン分

布)

5.検定の考え方(3回):(1母集団の母比率比較を例に)有意水準と検出力、片側検定と両側検定、棄

却域、P値

6.推定の考え方(1回):(1母集団の母比率の推定を例に)点推定、区間推定

7.各種統計的手法の適用(8回):F検定、t検定、カイ2乗検定、 検定などについて、例題

を中心に紹介し、理解を深めるために模擬データによる実習を行う

● 事前・事後学習の内容

テキストの例題、配布する演習問題を用いて復習を行うこと。演習問題の一部については を通じて

提出を求め、提出された解答を基に講義内で解説を行う。

● 評価方法

定期試験( %程度)と記述統計に関するレポート( %程度)で評価する。

演習・実習への参加度合いも加味する。

科目名 統計学M単位数

授業

形態

講義

演習

科目

ナンバー―

英語表記

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− 52 −

● 受講生へのコメント

解析学(微積分)・線形代数学および集合論の概念・記号等に関する知識は既知のものとするので、必要

に応じて各自で補うこと。

関数電卓を用意すること。試験は関数電卓の使用を前提とする。(詳細は授業時に指示)

● 教材

教科書:丹後俊郎著「医学への統計学 第3版」(朝倉書店)

補足資料、演習問題を講義中に配布する

● 対象学年

年生

● コアカリキュラムへの対応

B 社会と医学・医療

B-1 集団に対する医療

B-1-1)統計の基礎

B-1-2)統計手法の適用

● 該当するコンピテンス

Ⅰ プロフェッショナリズム (智、仁、勇)

Ⅱ コミュニケーション力 (智、仁、勇)

Ⅴ 科学的探究心 (智)

Ⅵ 教育マインド (仁)

Ⅶ グローバルシンキング (智、仁)

● その他

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− 53 −

開講年度 年

● 担当教員

土屋 貴志(文学研究科)

● 科目の主題

医療倫理学の基礎を学ぶ。医学・医療における倫理と倫理学的思考の重要性について説明し、具体的事例

に即して、その倫理的問題点を分析する。

● 授業の到達目標

● 授業内容・授業計画

講義

回数月 日 曜日 時限 担当者 所属 講義主題

木 土屋 貴志 文学研究科 オリエンテーション・事例呈示

木 土屋 貴志 文学研究科 クラス討論とその分析

木 土屋 貴志 文学研究科 七三一部隊:医学研究の倫理

木 土屋 貴志 文学研究科 尊厳死・安楽死:生命の質その1

木 土屋 貴志 文学研究科 生殖技術とデザイナー・ベビー:生命の質その2

木 土屋 貴志 文学研究科 エホバの証人の輸血拒否:医療と自己決定

木 土屋 貴志 文学研究科 らい予防法と優生保護法:医療政策の倫理

● 事前・事後学習の内容

資料のプリントを前の回に配布するので、テキストと共に、事前にすべて熟読して授業に臨むこと。

各回の課題に対する解答を、授業レポートとして所定の書式の用紙に次回までに書いてきて、次回の授業

時に提出すること(出席確認の必要条件である)。

● 評価方法

1.「平常点」で評価する。学期末の試験やレポートは行わない。

ただし、以下の 〜 の三つの条件をすべて満たさなければならない。

受講カードの提出

所定の受講カードに、顔写真を貼り、開講日に提出すること(詳細は掲示等で指示する)。どうしても

顔写真を貼りたくない人は申し出ること(ただし、その場合は担当者に顔を覚えさせるように、毎回質

問するなど、努力を払うこと)。

科目名 医療倫理学単位数 1

授業

形態講義

科目

ナンバー英語表記

医学・医療における倫理的諸問題に関する自分の考えとそういえる理由を、他者にも十分理解できるよう、

明晰に説明できる。

● 受講生へのコメント

解析学(微積分)・線形代数学および集合論の概念・記号等に関する知識は既知のものとするので、必要

に応じて各自で補うこと。

関数電卓を用意すること。試験は関数電卓の使用を前提とする。(詳細は授業時に指示)

● 教材

教科書:丹後俊郎著「医学への統計学 第3版」(朝倉書店)

補足資料、演習問題を講義中に配布する

● 対象学年

年生

● コアカリキュラムへの対応

B 社会と医学・医療

B-1 集団に対する医療

B-1-1)統計の基礎

B-1-2)統計手法の適用

● 該当するコンピテンス

Ⅰ プロフェッショナリズム (智、仁、勇)

Ⅱ コミュニケーション力 (智、仁、勇)

Ⅴ 科学的探究心 (智)

Ⅵ 教育マインド (仁)

Ⅶ グローバルシンキング (智、仁)

● その他

Page 5: 開講年度 - Osaka City University...1.統計学とは。標本調査の考え方(1回) 2.記述統計・単変量(2回):度数分布表・ヒストグラム・箱ひげ図、平均・分散・標準偏差・中央値・

− 54 −

授業への出席

毎回、出席を確認する。遅刻した人は授業終了後に申し出ること。また、やむをえず欠席した場合は、

後日、本人が欠席の理由を申し出ること。

授業レポート(宿題)の提出

各回の課題に対する解答を、所定の用紙に次回までに書いてきて、本人が次回の授業時に提出すること。

2.成績の評価は以下の基準に則って行う。

受講カードの提出は必須とする。受講カードを提出しない場合は履修放棄とみなす。

出席確認と授業レポートの提出の両方をもって1回分の出席とする。いずれか一方を欠く場合には出

席回数には数えない。

出席4回以上を合格の必要条件とする(十分条件ではない)。3回以下の場合は不合格とする。

なお、欠席した理由が正当と見なされる場合は、欠席回数に数えない(ただし、その場合でも授業レ

ポートの提出は必要)。

● 受講生へのコメント

本科目においては出席確認および授業レポートが学期末試験に該当するので、出席確認時に代筆する、出

席確認だけして帰る、レポートを代筆する、友人のレポートを写す、他人が書いた文章【テキスト、授業配

布資料、参考文献、ウェブサイトなど】を盗用【引用のしるしを付けず、出典を記さずに、自分が書いた文

章のように見せかけること】してレポートを作成する、といった行為は、試験時のカンニングと同様の不正

行為であり、厳正に処分する。代筆したり自分のレポートを見せたりした者も、不正行為の共犯者として、

依頼者と同様に取扱う。

● 教材

必携教科書

常石敬一『七三一部隊』講談社現代新書、 年

ハンセン病と人権を考える会編『知っていますか?ハンセン病と人権・一問一答』第3版、解放出版社、 年

推奨参考書

世界医師会『WMA医の倫理マニュアル』日本医師会(日本医事新報社発売)、 年

ペンス『医療倫理』(上 下)みすず書房、 年 年

ワイヤー『障害新生児の生命倫理』学苑社、 年

ビーチャム& チルドレス『生命医学倫理』麗澤大学出版会、 年

レイチェルズ『新版・現実をみつめる道徳哲学』晃洋書房、 年

常石敬一『医学者たちの組織犯罪』朝日文庫、 年

ミッチャーリッヒ& ミールケ『人間性なき医学』ビイング・ネット・プレス(発売・星雲社)、 年

ロスマン『医療倫理の夜明け』酒井忠昭監訳、晶文社、 年

中山研一・石原明『資料に見る尊厳死問題』日本評論社、 年

須田セツ子『私がしたことは殺人ですか?』青志社、 年

アンドルーズ『ヒト・クローン無法地帯』紀伊国屋書店、 年

米本昌平・松原洋子・橳島次郎・市野川容孝『優生学と人間社会』講談社現代新書、 年

プロッツ『ノーベル賞受賞者の精子バンク』ハヤカワ文庫、 年

大泉実成『説得』草思社文庫、 年

推奨ウェブサイト

土屋貴志「倫理学概論の講義ノート」

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− 55 −

● 対象学年

年生

● コアカリキュラムへの対応

プロフェッショナリズム

医の倫理と生命倫理 患者中心の視点 医師としての責務と裁量権

医学研究と倫理

倫理規範と実践倫理

● 該当するコンピテンス

Ⅰ プロフェッショナリズム (智、仁、勇)

Ⅲ 医学および関連領域の知識 (智)

● その他

特になし

授業への出席

毎回、出席を確認する。遅刻した人は授業終了後に申し出ること。また、やむをえず欠席した場合は、

後日、本人が欠席の理由を申し出ること。

授業レポート(宿題)の提出

各回の課題に対する解答を、所定の用紙に次回までに書いてきて、本人が次回の授業時に提出すること。

2.成績の評価は以下の基準に則って行う。

受講カードの提出は必須とする。受講カードを提出しない場合は履修放棄とみなす。

出席確認と授業レポートの提出の両方をもって1回分の出席とする。いずれか一方を欠く場合には出

席回数には数えない。

出席4回以上を合格の必要条件とする(十分条件ではない)。3回以下の場合は不合格とする。

なお、欠席した理由が正当と見なされる場合は、欠席回数に数えない(ただし、その場合でも授業レ

ポートの提出は必要)。

● 受講生へのコメント

本科目においては出席確認および授業レポートが学期末試験に該当するので、出席確認時に代筆する、出

席確認だけして帰る、レポートを代筆する、友人のレポートを写す、他人が書いた文章【テキスト、授業配

布資料、参考文献、ウェブサイトなど】を盗用【引用のしるしを付けず、出典を記さずに、自分が書いた文

章のように見せかけること】してレポートを作成する、といった行為は、試験時のカンニングと同様の不正

行為であり、厳正に処分する。代筆したり自分のレポートを見せたりした者も、不正行為の共犯者として、

依頼者と同様に取扱う。

● 教材

必携教科書

常石敬一『七三一部隊』講談社現代新書、 年

ハンセン病と人権を考える会編『知っていますか?ハンセン病と人権・一問一答』第3版、解放出版社、 年

推奨参考書

世界医師会『WMA医の倫理マニュアル』日本医師会(日本医事新報社発売)、 年

ペンス『医療倫理』(上 下)みすず書房、 年 年

ワイヤー『障害新生児の生命倫理』学苑社、 年

ビーチャム& チルドレス『生命医学倫理』麗澤大学出版会、 年

レイチェルズ『新版・現実をみつめる道徳哲学』晃洋書房、 年

常石敬一『医学者たちの組織犯罪』朝日文庫、 年

ミッチャーリッヒ& ミールケ『人間性なき医学』ビイング・ネット・プレス(発売・星雲社)、 年

ロスマン『医療倫理の夜明け』酒井忠昭監訳、晶文社、 年

中山研一・石原明『資料に見る尊厳死問題』日本評論社、 年

須田セツ子『私がしたことは殺人ですか?』青志社、 年

アンドルーズ『ヒト・クローン無法地帯』紀伊国屋書店、 年

米本昌平・松原洋子・橳島次郎・市野川容孝『優生学と人間社会』講談社現代新書、 年

プロッツ『ノーベル賞受賞者の精子バンク』ハヤカワ文庫、 年

大泉実成『説得』草思社文庫、 年

推奨ウェブサイト

土屋貴志「倫理学概論の講義ノート」

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− 56 −

開講年度 年

● 担当教員

首藤 太一(教務委員長)他

● 科目の主題

1年生が受講する科目の大部分は総合教育科目(一般教養)、基礎教育科目(物理、化学、推計学等)と外

国語科目からなる全学共通教育である。これらは良き医療人となるための基盤形成に重要なものであるが、

受動的な学習に慣れた学生にとって、その意義を見失いがちである。

将来、「智・仁・勇」を兼ね備えた医師となるために必要な点について、医学部臨床系教授陣を中心にオム

ニバスで医学・医療に関連するさまざまな話題を提供する。

● 授業の到達目標

医学・医療を学ぶ上で、ともすれば無意味に感じられることの中に、如何に重要な考え方が含まれている

かに気づかせ、能動的な姿勢を萌芽させたい。

● 授業内容・授業計画 木曜 限目 : ~ : 場所:学舎 階中講義室

講義

回数月 日 曜日 時限 担当者 所属 講義主題

木 柴田利彦 心臓血管外科学 外科って? 外科医って?

木 日野雅之 血液内科学 医者の第一歩~患者さんと話してみよう~

木 稲葉雅章代謝内分泌病態内科学

老年期のサルコペニアに対する栄養補助―メタボとは逆方向になった根拠―

木 首藤太一総合医学教育学教務委員長

自分が診てもらいたい医師を目指せ!

木 石川隆紀 法医学 医師になるために身につけておくべき の事項

木 大畑建治脳神経外科学医学部長

脳神経外科というサイエンス

木 掛屋 弘 感染制御学 知っておきたい身近な感染症

● 事前・事後学習の内容

● 評価方法

各講義はオムニバス形式であるので、成績評価は講義の出席とレポートにより行われる。

● 受講生へのコメント

第 回は患者さんに来ていただいて、講義を進める。身だしなみには十分留意すること。

科目名 医学序論単位数 -

授業

形態講義

科目

ナンバー英語表記

Page 8: 開講年度 - Osaka City University...1.統計学とは。標本調査の考え方(1回) 2.記述統計・単変量(2回):度数分布表・ヒストグラム・箱ひげ図、平均・分散・標準偏差・中央値・

− 57 −

● 教材

● 対象学年

1年生

● コアカリキュラムへの対応

医師として求められる基本的な資質・能力

コミュニケーション能力

コミュニケーション

)患者と医師の関係

社会と医学・医療

法医学と関連法規

)死と法

● 該当するコンピテンス

Ⅰ プロフェッショナリズム (智、仁、勇)

Ⅱ コミュニケーション力 (智、仁、勇)

Ⅲ 医学および関連領域の知識 (智)

Ⅳ 基本的総合診療能力 (智、仁、勇)

Ⅴ 科学的探究心 (智)

Ⅵ 教育マインド (仁)

Ⅶ グローバルシンキング (智、仁)

Ⅷ 大阪住民の幸福と発展への貢献力 (智、仁、勇)

● その他

特記事項なし

開講年度 年

● 担当教員

首藤 太一(教務委員長)他

● 科目の主題

1年生が受講する科目の大部分は総合教育科目(一般教養)、基礎教育科目(物理、化学、推計学等)と外

国語科目からなる全学共通教育である。これらは良き医療人となるための基盤形成に重要なものであるが、

受動的な学習に慣れた学生にとって、その意義を見失いがちである。

将来、「智・仁・勇」を兼ね備えた医師となるために必要な点について、医学部臨床系教授陣を中心にオム

ニバスで医学・医療に関連するさまざまな話題を提供する。

● 授業の到達目標

医学・医療を学ぶ上で、ともすれば無意味に感じられることの中に、如何に重要な考え方が含まれている

かに気づかせ、能動的な姿勢を萌芽させたい。

● 授業内容・授業計画 木曜 限目 : ~ : 場所:学舎 階中講義室

講義

回数月 日 曜日 時限 担当者 所属 講義主題

木 柴田利彦 心臓血管外科学 外科って? 外科医って?

木 日野雅之 血液内科学 医者の第一歩~患者さんと話してみよう~

木 稲葉雅章代謝内分泌病態内科学

老年期のサルコペニアに対する栄養補助―メタボとは逆方向になった根拠―

木 首藤太一総合医学教育学教務委員長

自分が診てもらいたい医師を目指せ!

木 石川隆紀 法医学 医師になるために身につけておくべき の事項

木 大畑建治脳神経外科学医学部長

脳神経外科というサイエンス

木 掛屋 弘 感染制御学 知っておきたい身近な感染症

● 事前・事後学習の内容

● 評価方法

各講義はオムニバス形式であるので、成績評価は講義の出席とレポートにより行われる。

● 受講生へのコメント

第 回は患者さんに来ていただいて、講義を進める。身だしなみには十分留意すること。

科目名 医学序論単位数 -

授業

形態講義

科目

ナンバー英語表記

Page 9: 開講年度 - Osaka City University...1.統計学とは。標本調査の考え方(1回) 2.記述統計・単変量(2回):度数分布表・ヒストグラム・箱ひげ図、平均・分散・標準偏差・中央値・

− 58 −

開講年度 年

● 担当教員

徳永 文稔(分子病態学)他

● 科目の主題

年にワトソンとクリックによって の二重らせん構造が解明され、遺伝情報の仕組みが解明された

以降、「遺伝と遺伝子」に関する分子レベルの研究は最も目覚ましく進展を遂げている学術領域である。近年、

多くの疾患に遺伝子レベルの異常が明らかにされ、臨床医学においても重要性は増している。本コースでは、

生命の設計図である遺伝子の構造を理解し、生体におけるその役割を分子レベルから、細胞、個体、さらに、

進化のレベルまで理解できるよう指導する。講義では、テキストとして「 細胞生物学(原書第

版)」を用いて内容を分かりやすく解説し、遺伝子に関する基本的な概念を正しく十分理解させ、医学・生物

学の分野における理解を深めることにも貢献できるように行う。

● 授業の到達目標

主要な到達目標は以下の通りである。個別の到達目標については、別途記載する。

細胞の構造と細胞内小器官の機能を説明できる

核酸の構造と機能について説明できる

遺伝子と染色体の構造について説明できる

遺伝子の複製、修復について説明できる

プロモーター、転写因子等による遺伝子発現調節について説明できる

から を経て蛋白質合成に至る遺伝情報の変換過程について説明できる

遺伝子の解析技法について説明できる

タンパク質の合成と分解を説明できる

● 授業内容・授業計画

講義の日時、講義場所等は作成時点における状況であり、変更となる場合があり、掲示板等で通知するの

で情報に留意すること。

講義

回数月 日 曜日 時限 担当者 所属 講義主題

火 徳永文稔 分子病態学 細胞

火 寺脇正剛 分子病態学 タンパク質

火 徳永文稔 分子病態学 遺伝子としての

火 徳永文稔 分子病態学 染色体の構造と機能

火 徳永文稔 分子病態学 複製

火 徳永文稔 分子病態学 修復

火 及川大輔 分子病態学 から へ

科目名 遺伝と遺伝子コース単位数 -

授業

形態講義

科目

ナンバー英語表記

Page 10: 開講年度 - Osaka City University...1.統計学とは。標本調査の考え方(1回) 2.記述統計・単変量(2回):度数分布表・ヒストグラム・箱ひげ図、平均・分散・標準偏差・中央値・

− 59 −

講義

回数月 日 曜日 時限 担当者 所属 講義主題

火 及川大輔 分子病態学 からタンパク質へ

火 及川大輔 分子病態学 原核細胞の遺伝子転写

火 及川大輔 分子病態学 真核細胞の遺伝子転写

火 國本浩之 免疫制御学 真核細胞の遺伝子転写と細胞型

火 國本浩之 免疫制御学 ノンコーディング

火 國本浩之 免疫制御学 遺伝子とゲノム進化

火 小島裕正 免疫制御学 遺伝子クローニング技術

火 小島裕正 免疫制御学 ・ の解析

火 遺伝と遺伝子コース試験

● 事前・事後学習の内容

授業では「 細胞生物学(原書第 版)」の 章から 章の内容を学習する。個別の事前学習・

事後学習については講義毎に指示する。

● 評価方法

成績評価はコース終了時に行われる筆記試験の成績と講義の出席を総合して採点し、 %以上の成績が必

要である。

● 受講生へのコメント

講義への出席、講義中の態度も評価対象であり、必要に応じて加点・減点する。

● 教材

推奨テキスト

細胞生物学(原書第 版)(監訳:中村桂子、松原謙一)

東京 南江堂

参考書

細胞の分子生物学(第 版)(監訳:中村桂子、松原謙一)

東京 ニュートンプレス

ワトソン 遺伝子の分子生物学(第 版)(著:ジェームス・ ・ワトソン、翻訳:中村桂子)

東京 東京電機大学出版局

● 対象学年

年生

● コアカリキュラムへの対応

全体を通じた対応は以下の通り。尚、講義毎のカリキュラムへの対応については別途記す。

医学一般 –1 生命現象の科学 1)生命の最小単位 細胞 (1)細胞の構造と機能

医学一般 –1 生命現象の科学 1)生命の最小単位 細胞 (2)ゲノム・染色体・遺伝子

医学一般 –2 個体の構成と機能 )生体物質の代謝

医学一般 –4 病因と病態 1)遺伝的多様性と疾患

開講年度 年

● 担当教員

徳永 文稔(分子病態学)他

● 科目の主題

年にワトソンとクリックによって の二重らせん構造が解明され、遺伝情報の仕組みが解明された

以降、「遺伝と遺伝子」に関する分子レベルの研究は最も目覚ましく進展を遂げている学術領域である。近年、

多くの疾患に遺伝子レベルの異常が明らかにされ、臨床医学においても重要性は増している。本コースでは、

生命の設計図である遺伝子の構造を理解し、生体におけるその役割を分子レベルから、細胞、個体、さらに、

進化のレベルまで理解できるよう指導する。講義では、テキストとして「 細胞生物学(原書第

版)」を用いて内容を分かりやすく解説し、遺伝子に関する基本的な概念を正しく十分理解させ、医学・生物

学の分野における理解を深めることにも貢献できるように行う。

● 授業の到達目標

主要な到達目標は以下の通りである。個別の到達目標については、別途記載する。

細胞の構造と細胞内小器官の機能を説明できる

核酸の構造と機能について説明できる

遺伝子と染色体の構造について説明できる

遺伝子の複製、修復について説明できる

プロモーター、転写因子等による遺伝子発現調節について説明できる

から を経て蛋白質合成に至る遺伝情報の変換過程について説明できる

遺伝子の解析技法について説明できる

タンパク質の合成と分解を説明できる

● 授業内容・授業計画

講義の日時、講義場所等は作成時点における状況であり、変更となる場合があり、掲示板等で通知するの

で情報に留意すること。

講義

回数月 日 曜日 時限 担当者 所属 講義主題

火 徳永文稔 分子病態学 細胞

火 寺脇正剛 分子病態学 タンパク質

火 徳永文稔 分子病態学 遺伝子としての

火 徳永文稔 分子病態学 染色体の構造と機能

火 徳永文稔 分子病態学 複製

火 徳永文稔 分子病態学 修復

火 及川大輔 分子病態学 から へ

科目名 遺伝と遺伝子コース単位数 -

授業

形態講義

科目

ナンバー英語表記

Page 11: 開講年度 - Osaka City University...1.統計学とは。標本調査の考え方(1回) 2.記述統計・単変量(2回):度数分布表・ヒストグラム・箱ひげ図、平均・分散・標準偏差・中央値・

− 60 −

● 該当するコンピテンス

Ⅰ プロフェッショナリズム (智、仁、勇)

Ⅲ 医学および関連領域の知識 (智)

Ⅴ 科学的探究心 (智)

● その他

特記事項なし

Page 12: 開講年度 - Osaka City University...1.統計学とは。標本調査の考え方(1回) 2.記述統計・単変量(2回):度数分布表・ヒストグラム・箱ひげ図、平均・分散・標準偏差・中央値・

− 61 −

開講年度 年

● 担当教員

徳永 文稔(分子病態学)他

● 科目の主題

現在、ヒトの全ゲノム配列が解明され、ポストゲノムと呼ばれる時代に入っている。また、次世代シーク

エンス法やゲノム編集など革新的技術も開発されてきた。これからの診療を担う医師にとって、ヒト遺伝学

の根本原理と臨床に関わる遺伝医学を体系的に学ぶことは必須である。本コースでは、臨床遺伝学の原理に

ついて学習するとともに、遺伝子治療・出生前診断、癌の個別化医療、遺伝カウンセリングなど、今後の診

断、治療、ケアに重要な領域を理解できるよう指導する。講義では、テキストとして「ゲノム医学(著:

、監訳:菅野純夫、福嶋義光)」を用いて内容を解説する。さらに、遺伝カウンセリングではロール

プレイ実習を行う。

● 授業の到達目標

主要な到達目標は以下の通りである。個別の到達目標については、別途記載する。

選択肢が多様な場合でも適切に説明を行い患者の価値観を理解して、患者の自己決定を支援する

メンデルの法則、ミトコンドリア遺伝、インプリンティング及び多因子遺伝を説明できる

ゲノム解析技術を概説できる

遺伝的多様性と疾患との関連を説明できる

遺伝情報に基づく治療や予防をはじめとする適切な対処法を概説できる

遺伝カウンセリングの意義と方法を説明できる

● 授業内容・授業計画

講義の日時、講義場所等は作成時点における状況であり、変更となる場合があり、掲示板等で通知するの

で情報に留意すること。

講義

回数月 日 曜日 時限 担当者 所属 講義主題

木 2 徳永文稔 分子病態学 遺伝医学総論

木 2 小島裕正 免疫制御学 細胞周期と有性生殖

木 2 寺脇正剛 分子病態学 メンデル則

木 2 徳永文稔 分子病態学 疾患原因遺伝子の同定法およびゲノム編集技術

木 2 植松 智 ゲノム免疫学次世代シークエンサーを用いた各種解析法の原理と応用

木 2 徳永文稔 分子病態学 疾患モデル生物

科目名 遺伝医学単位数 -

授業

形態講義

科目

ナンバー英語表記

● 該当するコンピテンス

Ⅰ プロフェッショナリズム (智、仁、勇)

Ⅲ 医学および関連領域の知識 (智)

Ⅴ 科学的探究心 (智)

● その他

特記事項なし

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− 62 −

講義

回数月 日 曜日 時限 担当者 所属 講義主題

木 2 小島裕正 免疫制御学 ヒト遺伝医学の基礎、変異と多型、家系図

木 2 國本浩之 免疫制御学染色体異常症、単一遺伝子疾患、ミトコンドリア母性遺伝

木 2 及川大輔 分子病態学 エピジェネティック制御

木 2 徳永文稔 分子病態学 多因子疾患、集団における遺伝的多様性

火 寺脇正剛 分子病態学 幹細胞、 細胞、転写因子と細胞分化

木 2 田原三枝 女性生涯学 遺伝子検査・治療、出生前診断の基礎

木 2 八代正和 癌分子病態制御学 腫瘍ゲノム学、個別診療、精密医療の基礎

木 瀬戸俊之 発達小児医学 遺伝カウンセリング・リスク評価の基礎

木 瀬戸俊之 発達小児医学 遺伝カウンセリング・ロールプレイ実習

木 2 遺伝医学コース試験

● 事前・事後学習の内容

授業では「ゲノム医学(著: 、監訳:菅野純夫、福嶋義光)」の全内容を学習する。個別の

事前学習・事後学習については講義毎に指示する。

● 評価方法

成績評価はコース終了時に行われる筆記試験の成績と講義の出席を総合して採点し、 %以上の成績が必

要である。

● 受講生へのコメント

講義への出席、講義中の態度も評価対象であり、必要に応じて加点・減点する。

● 教材

推奨テキスト

ゲノム医学(著: 、監訳:菅野純夫、福嶋義光) 東京 メディカル・サイエンス・イ

ンターナショナル

参考書

遺伝医学(第 版)(著: 、監訳:福嶋義光) 東京 メディカル・サイエンス・

インターナショナ

ワトソン 遺伝子の分子生物学(第 版)(著:ジェームス・ ・ワトソン、翻訳:中村桂子) 東京

東京電機大学出版局

● 対象学年

年生

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− 63 −

● コアカリキュラムへの対応

全体を通じた対応は以下の通り。尚、講義毎のカリキュラムへの対応については別途記す。

医師として求められる基本的な資質・能力 –1 プロフェッショナリズム

医師として求められる基本的な資質・能力 –4 コミュニケーション能力

医学一般 –1 生命現象の科学 1)生命の最小単位 細胞 (2)ゲノム・染色体・遺伝子

医学一般 –4 病因と病態 1)遺伝的多様性と疾患

全身に及ぶ生理的変化、病態、診断、治療 –1 遺伝医療・ゲノム医療 1)遺伝医療・ゲノム

医療と情報の特性

● 該当するコンピテンス

Ⅰ プロフェッショナリズム (智、仁、勇)

Ⅱ コミュニケーション力 (智、仁、勇)

Ⅲ 医学および関連領域の知識 (智)

Ⅴ 科学的探究心 (智)

Ⅶ グローバルシンキング (智、仁)

Ⅷ 大阪住民の幸福と発展への貢献力 (智、仁、勇)

● その他

特記事項なし

講義

回数月 日 曜日 時限 担当者 所属 講義主題

木 2 小島裕正 免疫制御学 ヒト遺伝医学の基礎、変異と多型、家系図

木 2 國本浩之 免疫制御学染色体異常症、単一遺伝子疾患、ミトコンドリア母性遺伝

木 2 及川大輔 分子病態学 エピジェネティック制御

木 2 徳永文稔 分子病態学 多因子疾患、集団における遺伝的多様性

火 寺脇正剛 分子病態学 幹細胞、 細胞、転写因子と細胞分化

木 2 田原三枝 女性生涯学 遺伝子検査・治療、出生前診断の基礎

木 2 八代正和 癌分子病態制御学 腫瘍ゲノム学、個別診療、精密医療の基礎

木 瀬戸俊之 発達小児医学 遺伝カウンセリング・リスク評価の基礎

木 瀬戸俊之 発達小児医学 遺伝カウンセリング・ロールプレイ実習

木 2 遺伝医学コース試験

● 事前・事後学習の内容

授業では「ゲノム医学(著: 、監訳:菅野純夫、福嶋義光)」の全内容を学習する。個別の

事前学習・事後学習については講義毎に指示する。

● 評価方法

成績評価はコース終了時に行われる筆記試験の成績と講義の出席を総合して採点し、 %以上の成績が必

要である。

● 受講生へのコメント

講義への出席、講義中の態度も評価対象であり、必要に応じて加点・減点する。

● 教材

推奨テキスト

ゲノム医学(著: 、監訳:菅野純夫、福嶋義光) 東京 メディカル・サイエンス・イ

ンターナショナル

参考書

遺伝医学(第 版)(著: 、監訳:福嶋義光) 東京 メディカル・サイエンス・

インターナショナ

ワトソン 遺伝子の分子生物学(第 版)(著:ジェームス・ ・ワトソン、翻訳:中村桂子) 東京

東京電機大学出版局

● 対象学年

年生

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− 64 −

開講年度 年

● 担当教員

池田 一雄(機能細胞形態学)他 内線

● 科目の主題

本コースは、正常な細胞についての形態・微細形態・基本的な機能について学び、またその多様性を理解

する。さらに細胞の集団である組織についての総論を学ぶ(組織学総論)。光学顕微鏡を用いた正常組織総論

の実習を同時に行う。本コースは系統別(臓器別)に展開される各論各コースの基盤として位置づけられる。

● 授業の到達目標

組織学総論として上皮組織、支持組織、血液、筋組織、神経組織の構造を学び、生物学、生命科学を理解

するための基礎を形成する。

● 授業内容・授業計画

講義

回数月 日 曜日 時限 担当者 所属 講義主題

火 池田 一雄 機能細胞形態学 上皮組織

池田 一雄

松原 勤

宇留島 隼人

湯浅 秀人

機能細胞形態学 組織学実習(上皮組織)

火 松原 勤 機能細胞形態学 結合組織

池田 一雄

松原 勤

宇留島 隼人

湯浅 秀人

機能細胞形態学 組織学実習(結合組織)

火 湯浅 秀人 機能細胞形態学 骨格系組織

池田 一雄

松原 勤

宇留島 隼人

湯浅 秀人

機能細胞形態学 組織学実習(骨格系組織)

火 松原 勤 機能細胞形態学 血液

池田 一雄

松原 勤

宇留島 隼人

湯浅 秀人

機能細胞形態学 組織学実習(血液)

火 宇留島 隼人 機能細胞形態学 骨格筋

池田 一雄

松原 勤

宇留島 隼人

湯浅 秀人

機能細胞形態学 組織学実習(筋組織)

科目名細胞と組織の基本構造と

機能コース(組織)単位数 -

授業

形態

講義

実習

科目

ナンバー

英語表記

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− 65 −

講義

回数月 日 曜日 時限 担当者 所属 講義主題

火 池田 一雄 機能細胞形態学 神経組織(神経細胞)

池田 一雄

松原 勤

宇留島 隼人

湯浅 秀人

機能細胞形態学 組織学実習(神経組織)

池田 一雄

松原 勤

宇留島 隼人

湯浅 秀人

機能細胞形態学 試験

● 事前・事後学習の内容

講義を聴講することが、実習の予習となっています。実習内容を深く理解するために講義の復習が重要です。

● 評価方法

成績評価はコース終了時(または中間)に行われる筆記試験、講義・実習の出席及び提出レポートを総合的に評

価する。合格には、総合して %以上の成績が必要である。なお、試験では標本画像を見せて問う問題を含む。

● 受講生へのコメント

● 教材

推奨: ) 組織学(南江堂)

)組織学カラーアトラス(ガートナー/ハイアット)(メディカルインターナショナル)

)ジュンケイラ組織学(丸善株式会社)

)標準組織学 (医学書院)

● 対象学年

年生

● コアカリキュラムへの対応

● 該当するコンピテンス

Ⅰ プロフェッショナリズム (智、仁、勇)

Ⅱ コミュニケーション力 (智、仁、勇)

Ⅲ 医学および関連領域の知識 (智)

Ⅳ 基本的総合診療能力 (智、仁、勇)

Ⅴ 科学的探究心 (智)

Ⅵ 教育マインド (仁)

Ⅶ グローバルシンキング (智、仁)

● その他

開講年度 年

● 担当教員

池田 一雄(機能細胞形態学)他 内線

● 科目の主題

本コースは、正常な細胞についての形態・微細形態・基本的な機能について学び、またその多様性を理解

する。さらに細胞の集団である組織についての総論を学ぶ(組織学総論)。光学顕微鏡を用いた正常組織総論

の実習を同時に行う。本コースは系統別(臓器別)に展開される各論各コースの基盤として位置づけられる。

● 授業の到達目標

組織学総論として上皮組織、支持組織、血液、筋組織、神経組織の構造を学び、生物学、生命科学を理解

するための基礎を形成する。

● 授業内容・授業計画

講義

回数月 日 曜日 時限 担当者 所属 講義主題

火 池田 一雄 機能細胞形態学 上皮組織

池田 一雄

松原 勤

宇留島 隼人

湯浅 秀人

機能細胞形態学 組織学実習(上皮組織)

火 松原 勤 機能細胞形態学 結合組織

池田 一雄

松原 勤

宇留島 隼人

湯浅 秀人

機能細胞形態学 組織学実習(結合組織)

火 湯浅 秀人 機能細胞形態学 骨格系組織

池田 一雄

松原 勤

宇留島 隼人

湯浅 秀人

機能細胞形態学 組織学実習(骨格系組織)

火 松原 勤 機能細胞形態学 血液

池田 一雄

松原 勤

宇留島 隼人

湯浅 秀人

機能細胞形態学 組織学実習(血液)

火 宇留島 隼人 機能細胞形態学 骨格筋

池田 一雄

松原 勤

宇留島 隼人

湯浅 秀人

機能細胞形態学 組織学実習(筋組織)

科目名細胞と組織の基本構造と

機能コース(組織)単位数 -

授業

形態

講義

実習

科目

ナンバー

英語表記

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− 66 −

開講年度 年

● 担当教員

中島裕司(第二解剖)、小野勝彦(京都府立医科大学)

● 科目の主題

受精卵からヒトになるまでの発生過程を概観し、基本体制を作る過程や器官形成の分子メカニズムについ

ても学習する。また発生現象の停滞や遅延によって起こる先天性形成障害(先天異常)についても学習する。

● 授業の到達目標

受精卵からヒトになる過程を概説し、器官形成過程を説明できる。

● 授業内容・授業計画

講義

回数月 日 曜日 時限 担当者 所属 講義主題

金 中島 裕司 第二解剖 脊椎動物の基本パターンと胚発生

金 中島 裕司 第二解剖 受精、着床、胚盤胞、胚葉の分化と胚発生

金 中島 裕司 第二解剖 胚膜

金 中島 裕司 第二解剖 咽頭弓と頭頚部の発生

金 中島 裕司 京都府立医科大学 循環器系の発生

金 中島 裕司 京都府立医科大学 消化器、呼吸器系の発生

金 小野 勝彦 第二解剖 神経系の発生1

金 小野 勝彦 第二解剖 神経系の発生2

金 中島 裕司 第二解剖 泌尿生殖器系の発生

金 中島 裕司 第二解剖 骨格、筋、四肢の発生

金 中島 裕司 第二解剖 試験

● 事前・事後学習の内容

事前学習:教科書で予定の講義主題について予習しておくこと。

事後学習:講義内容と教科書、配布資料、参考文献等を復習すること。

● 評価方法

授業終了後のクイズ(小テスト)、出席、試験の成績で評価する。

科目名 発生学コース単位数 -

授業

形態講義

科目

ナンバー英語表記

Page 18: 開講年度 - Osaka City University...1.統計学とは。標本調査の考え方(1回) 2.記述統計・単変量(2回):度数分布表・ヒストグラム・箱ひげ図、平均・分散・標準偏差・中央値・

− 67 −

● 受講生へのコメント

重要事項は授業中に強調するのでその場でアウトラインを記憶してください。

授業(各コマ)終了時に出席をかねたクイズ(小テスト)を出題します(試験に加点されます)。

● 教材

ムーア人体発生学(医師薬出版)、ラングマン人体発生学(メディカルサイエンスインターナショナル)、

● 対象学年

年生

● コアカリキュラムへの対応

①-⑨

● 該当するコンピテンス

Ⅲ 医学および関連領域の知識 (智)

Ⅴ 科学的探究心 (智)

● その他

なし

開講年度 年

● 担当教員

中島裕司(第二解剖)、小野勝彦(京都府立医科大学)

● 科目の主題

受精卵からヒトになるまでの発生過程を概観し、基本体制を作る過程や器官形成の分子メカニズムについ

ても学習する。また発生現象の停滞や遅延によって起こる先天性形成障害(先天異常)についても学習する。

● 授業の到達目標

受精卵からヒトになる過程を概説し、器官形成過程を説明できる。

● 授業内容・授業計画

講義

回数月 日 曜日 時限 担当者 所属 講義主題

金 中島 裕司 第二解剖 脊椎動物の基本パターンと胚発生

金 中島 裕司 第二解剖 受精、着床、胚盤胞、胚葉の分化と胚発生

金 中島 裕司 第二解剖 胚膜

金 中島 裕司 第二解剖 咽頭弓と頭頚部の発生

金 中島 裕司 京都府立医科大学 循環器系の発生

金 中島 裕司 京都府立医科大学 消化器、呼吸器系の発生

金 小野 勝彦 第二解剖 神経系の発生1

金 小野 勝彦 第二解剖 神経系の発生2

金 中島 裕司 第二解剖 泌尿生殖器系の発生

金 中島 裕司 第二解剖 骨格、筋、四肢の発生

金 中島 裕司 第二解剖 試験

● 事前・事後学習の内容

事前学習:教科書で予定の講義主題について予習しておくこと。

事後学習:講義内容と教科書、配布資料、参考文献等を復習すること。

● 評価方法

授業終了後のクイズ(小テスト)、出席、試験の成績で評価する。

科目名 発生学コース単位数 -

授業

形態講義

科目

ナンバー英語表記

Page 19: 開講年度 - Osaka City University...1.統計学とは。標本調査の考え方(1回) 2.記述統計・単変量(2回):度数分布表・ヒストグラム・箱ひげ図、平均・分散・標準偏差・中央値・

− 68 −

開講年度 年

● 担当教員

新谷 歩(医療統計) 他

● 科目の主題

医師は臨床での診察のみならず、日常臨床の疑問に応えるための研究能力を身に着けることが求められてい

る。臨床研究を行う際に、多くの医師の壁となっているのが医療統計学である。この授業ではコンピュータ

の操作から、データ解析の基礎を学ぶ。

● 授業の到達目標

コンピュータ操作の基礎力を付けると同時にデータ解析の楽しさや意義を実感すること。また 年次より開

講される「メディカルデータサイエンス」講義へのスムーズな導入が可能となる素地を身に着ける。例)表

計算ソフト( )の簡単な使い方・データセットを用いた解析方法など

● 授業内容・授業計画

講義

回数月 日 曜日 時限 担当者 所属 講義場所 講義主題

金 新谷 歩、他 医療統計 中講義室(座学)講義の概要(座学・実習) を使ったデータの理解

金 新谷 歩、他 医療統計 中講義室(座学)疫学研究と計画の立て方(実習)研究仮説を立ててみよう

金 新谷 歩、他 医療統計 中講義室(座学・実習) の使い方(実習) でデータを集めてみよう

金 新谷 歩、他 医療統計 中講義室 (実習)収集したデータの解析

● 事前・事後学習の内容

● 評価方法

講義への出席率・課題の提出・試験結果を加味して評価する。

● 受講生へのコメント

本講義では を用いた実習を行う。講義第 回までに、学務より準備に関するメールが届くため、各位注意

して準備を行うこと。なお指定した準備・講義ルール等が遵守されていない場合は、不合格となる可能性が

あるため、留意すること。

● 教材

科目名 メディカル・データ・サイエンスⅠ

単位数 -授業

形態

講義

実習

科目

ナンバー英語表記

Page 20: 開講年度 - Osaka City University...1.統計学とは。標本調査の考え方(1回) 2.記述統計・単変量(2回):度数分布表・ヒストグラム・箱ひげ図、平均・分散・標準偏差・中央値・

− 69 −

● 対象学年

1年生

● コアカリキュラムへの対応

社会と医学・医療

集団に対する医療

統計の基礎

統計手法の適用

根拠に基づいた医療< >

● 該当するコンピテンス

Ⅴ 科学的探究心 (智)

●その他

開講年度 年

● 担当教員

新谷 歩(医療統計) 他

● 科目の主題

医師は臨床での診察のみならず、日常臨床の疑問に応えるための研究能力を身に着けることが求められてい

る。臨床研究を行う際に、多くの医師の壁となっているのが医療統計学である。この授業ではコンピュータ

の操作から、データ解析の基礎を学ぶ。

● 授業の到達目標

コンピュータ操作の基礎力を付けると同時にデータ解析の楽しさや意義を実感すること。また 年次より開

講される「メディカルデータサイエンス」講義へのスムーズな導入が可能となる素地を身に着ける。例)表

計算ソフト( )の簡単な使い方・データセットを用いた解析方法など

● 授業内容・授業計画

講義

回数月 日 曜日 時限 担当者 所属 講義場所 講義主題

金 新谷 歩、他 医療統計 中講義室(座学)講義の概要(座学・実習) を使ったデータの理解

金 新谷 歩、他 医療統計 中講義室(座学)疫学研究と計画の立て方(実習)研究仮説を立ててみよう

金 新谷 歩、他 医療統計 中講義室(座学・実習) の使い方(実習) でデータを集めてみよう

金 新谷 歩、他 医療統計 中講義室 (実習)収集したデータの解析

● 事前・事後学習の内容

● 評価方法

講義への出席率・課題の提出・試験結果を加味して評価する。

● 受講生へのコメント

本講義では を用いた実習を行う。講義第 回までに、学務より準備に関するメールが届くため、各位注意

して準備を行うこと。なお指定した準備・講義ルール等が遵守されていない場合は、不合格となる可能性が

あるため、留意すること。

● 教材

科目名 メディカル・データ・サイエンスⅠ

単位数 -授業

形態

講義

実習

科目

ナンバー英語表記

Page 21: 開講年度 - Osaka City University...1.統計学とは。標本調査の考え方(1回) 2.記述統計・単変量(2回):度数分布表・ヒストグラム・箱ひげ図、平均・分散・標準偏差・中央値・

− 70 −

開講年度 年

● 担当教員

金子 幸弘(教務委員会 副委員長) 他

● 科目の主題

近年、コアカリキュラムや、初期臨床研修医制度・専門医制度などの取り組みにより、医学教育は卒前・

卒後ともに臨床重視の風潮にある。そのため、基礎医学の知識も臨床に役立つ内容に絞られつつあり、今後

の医学発展を支える基礎研究の土台作りが難しい状況にある。多くの学生が将来臨床医となることを考えれ

ば、臨床力の向上が必須であることは当然であるが、一方で、医療を支える医学研究の推進も同じように重

要であることは言うまでもない。特に昨今は根拠に基づいた医療( )が求め

られており、科学的視点は基礎研究者だけでなく日常診療に当たる医師にも期待されている能力である。課

題を発見し、批判的に吟味し、正しい方法で解決するといった科学的視点を養成するための医学プログラム

は発展途上にあり、探究心を持つことの重要性も、コアカリキュラムで述べられているものの、研究を促進

するための方策面の課題は取り残された状態にある。

医学研究には、大きく分けて臨床研究と基礎研究があるが、特に、基礎医学の研究者の減少は深刻な問題

となっている。日常診療における疑問( )に基づいた比較的短期的な視点による臨床研究

と、生命現象を解明することで新しい医療につなげようとする長期的な展望をもった基礎研究は、研究の両

輪であり、ともに欠かすことのできない研究である。臨床研究や、基礎と臨床の橋渡しであるトランスレー

ショナル研究が主流となりつつある現在、基礎研究者の育成が大きな課題である。特に、学年が進むにつれ

て、基礎医学研究に割く時間は少なくなるため、専門課程に進む前に、基礎医学研究の重要性を理解しても

らうことが重要と考え、本コースを設けた。最先端の技術を学び、生命の神秘にも触れる貴重な機会である。

次世代の医療の担い手として、是非基礎研究にも眼を向け、その魅力を味わってほしい。

本コースは基礎医学の各教室で行っている研究を分かりやすく説明し、その魅力を伝えるべく 年度よ

り設けられたものであり、オムニバス形式で、基礎医学の第一線の研究者による最先端の内容を講義するも

のである。 年度からは、初年次教育( 詳細は後述の「初年次教育とは」を参照)の導入に伴い、当初

の目的に加えて医学部独自の「学士課程導入教育科目」として新たに開講されることとなった。

【初年次教育とは】

入学前の学習から大学での学習へという質の異なる学習間の移行を円滑に行うための教育の総体である。

一般的には、学生が学士課程全体の学びの見通しを持つことで学びへの動機付けを行うことや、大学での

学習で求められるスキルや姿勢を獲得することをめざす。

● 授業の到達目標

主要な到達目標は以下の通りである。個別の到達目標については、別途記載する。

基礎研究が、答えのない課題に取り組んでいることを理解する。

課題を発見し、批判的に吟味し、正しい方法で解決するための基盤となる考え方を理解する。

科目名 基礎医学研究推進コース単位数 -

授業

形態

講義

実習

科目

ナンバー6

英語表記

Page 22: 開講年度 - Osaka City University...1.統計学とは。標本調査の考え方(1回) 2.記述統計・単変量(2回):度数分布表・ヒストグラム・箱ひげ図、平均・分散・標準偏差・中央値・

− 71 −

● 授業内容・授業計画 講義曜日:火曜日 時限:4限目

講義

回数月 日

前半(40分)講義主題

(担当教員)

後半(40分)講義主題

(担当教員)

オリエンテーションおよびレポート作成上の注意

(細菌学 金子 幸弘・仁木 満美子)

海馬と記憶

(神経生理学 水関 健司)

細菌のナノマシン

(細菌学 金子 幸弘)

生活習慣病発症の危険因子の探究

(産業医学 林 朝茂)

生体の恒常性維持機構とその破たん

(病態生理学 大谷 直子)

文献検索の方法

(図書館)

医学英語論文の必要性

(産業医学 林 朝茂)

免疫と疾患

(ゲノム免疫学 植松 智)

発がん研究の最前線

(分子病理学 鰐渕 英機)

疫学~健康事象を解明する医学研究手法~

(公衆衛生学 福島 若葉)

神経細胞における細胞骨格、モーター

タンパク質の制御

(細胞機能制御学 広常 真治)

地球規模におけるマラリア根絶への挑戦

(寄生虫学 金子 明)

生物の形作りを司る細胞運動とそのメカニズム

(器官構築形態学 中島 裕司)

新しい炎症応答機構と疾患との

関連を解き明かす

(分子病態学 徳永 文稔)

肝星細胞活性化が関連する肝病態解析

(機能細胞形態学 池田 一雄)

文献検索の方法

(図書館)

鼻腔リンパ腫

(診断病理・病理病態学 大澤 政彦)

生体の低酸素応答の分子機序とその破綻

(分子病態薬理学 冨田 修平)

予備日

レポート提出締切日

レポート採点締切日(教員)

レポート返却、講評、学生間でのレポート回覧

レポート再提出締切日

● 事前・事後学習の内容

個別の事前学習・事後学習については講義毎に指示する。

● 評価方法

出席、レポート提出

聴講した講義の中から、興味を持った講義を選び、その内容に関するレポートを以下の手順で作成し、提出するこ

と。

レポートの書式およびレポート作成の手引き、レポート提出前のチェックリスト等の必要書類はオリエンテーションの

際に示された方法に従って取得すること。レポートはダウンロードした書式を用いるか、その書式と同じ形式で作成す

ること。

作成の際はオリエンテーションと文献検索の方法で講義される内容、およびレポート作成の手引きを参考にするこ

と。また、提出前にはチェックリストをもとに、レポートのタイトル、選んだ講義名とその受講日、学籍番号、氏名等の必

開講年度 年

● 担当教員

金子 幸弘(教務委員会 副委員長) 他

● 科目の主題

近年、コアカリキュラムや、初期臨床研修医制度・専門医制度などの取り組みにより、医学教育は卒前・

卒後ともに臨床重視の風潮にある。そのため、基礎医学の知識も臨床に役立つ内容に絞られつつあり、今後

の医学発展を支える基礎研究の土台作りが難しい状況にある。多くの学生が将来臨床医となることを考えれ

ば、臨床力の向上が必須であることは当然であるが、一方で、医療を支える医学研究の推進も同じように重

要であることは言うまでもない。特に昨今は根拠に基づいた医療( )が求め

られており、科学的視点は基礎研究者だけでなく日常診療に当たる医師にも期待されている能力である。課

題を発見し、批判的に吟味し、正しい方法で解決するといった科学的視点を養成するための医学プログラム

は発展途上にあり、探究心を持つことの重要性も、コアカリキュラムで述べられているものの、研究を促進

するための方策面の課題は取り残された状態にある。

医学研究には、大きく分けて臨床研究と基礎研究があるが、特に、基礎医学の研究者の減少は深刻な問題

となっている。日常診療における疑問( )に基づいた比較的短期的な視点による臨床研究

と、生命現象を解明することで新しい医療につなげようとする長期的な展望をもった基礎研究は、研究の両

輪であり、ともに欠かすことのできない研究である。臨床研究や、基礎と臨床の橋渡しであるトランスレー

ショナル研究が主流となりつつある現在、基礎研究者の育成が大きな課題である。特に、学年が進むにつれ

て、基礎医学研究に割く時間は少なくなるため、専門課程に進む前に、基礎医学研究の重要性を理解しても

らうことが重要と考え、本コースを設けた。最先端の技術を学び、生命の神秘にも触れる貴重な機会である。

次世代の医療の担い手として、是非基礎研究にも眼を向け、その魅力を味わってほしい。

本コースは基礎医学の各教室で行っている研究を分かりやすく説明し、その魅力を伝えるべく 年度よ

り設けられたものであり、オムニバス形式で、基礎医学の第一線の研究者による最先端の内容を講義するも

のである。 年度からは、初年次教育( 詳細は後述の「初年次教育とは」を参照)の導入に伴い、当初

の目的に加えて医学部独自の「学士課程導入教育科目」として新たに開講されることとなった。

【初年次教育とは】

入学前の学習から大学での学習へという質の異なる学習間の移行を円滑に行うための教育の総体である。

一般的には、学生が学士課程全体の学びの見通しを持つことで学びへの動機付けを行うことや、大学での

学習で求められるスキルや姿勢を獲得することをめざす。

● 授業の到達目標

主要な到達目標は以下の通りである。個別の到達目標については、別途記載する。

基礎研究が、答えのない課題に取り組んでいることを理解する。

課題を発見し、批判的に吟味し、正しい方法で解決するための基盤となる考え方を理解する。

科目名 基礎医学研究推進コース単位数 -

授業

形態

講義

実習

科目

ナンバー6

英語表記

Page 23: 開講年度 - Osaka City University...1.統計学とは。標本調査の考え方(1回) 2.記述統計・単変量(2回):度数分布表・ヒストグラム・箱ひげ図、平均・分散・標準偏差・中央値・

− 72 −

要事項が記入されていることを必ず確認すること。ただし、講師から指定がある場合にはそれに従うこと。

レポートの提出はオリエンテーションの際に示された方法に従いウェブで行う。

● 受講生へのコメント

講義中の態度も評価対象となるので、注意すること。

● 教材

推奨テキストは指定しないが、教員の指示がある場合には従うこと。

レポート作成に関する参考図書

都筑 学 大学 年生のための 伝わるレポートの書き方

酒井 聡樹 これからレポート・卒論を書く若者のために 第 版

木下 是雄 理科系の作文技術

井下 千以子 思考を鍛えるレポート・論文作成法 第 版

以上のいずれかは必ず読んでおくこと。

● 対象学年

年生

● コアカリキュラムへの対応

聴講した講義の中からテーマを選択し、レポート作成を行うことにより、自分の力で課題を発見し、自己学習によっ

てそれを解決するための能力を身につける。また、国内外の教科書および論文からレポート作成に必要な情報を収

集し読み取る能力を習得し、適宜教員や他の聴講者の意見を取り入れながら、指定された様式に基づいてレポートを

作成し、その内容を他者に発表する技術を身につける。さらに、本講義を通じて学んだことを生かし、卒業後医療に

携わるなかで直面した症例について、国内外からの最新の医療情報をもとに疾患の理解や診断・治療を行い、生涯

を通じて医学の質向上を目指して継続的学習と自己研鑽を行う精神を培うことを目指す。

コアカリキュラムへの対応は以下の通り。

医学知識と問題対応能力

科学的探求

生涯にわたって共に学ぶ姿勢

● 該当するコンピテンス

Ⅰ プロフェッショナリズム (智、仁、勇)

Ⅲ 医学および関連領域の知識 (智)

Ⅴ 科学的探究心 (智)

Ⅵ 教育マインド (仁)

Ⅶ グローバルシンキング (智、仁)

● その他

特記事項なし

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− 73 −

開講年度 年

● 担当教員

放射線診断(大阪市立大学大学院医学研究科 放射線診断学・ 学 三木幸雄) 月 日(木)2限

放射線治療(大阪市立大学大学院医学研究科 放射線腫瘍学 澁谷景子) 月 日(木)2限

核医学 (大阪市立大学大学院医学研究科 核医学 吉田敦史) 月 日(木)2限

授業時間は2限、 から

● 科目の主題

様々な病状診断や、がん治療において重要な役割を果たしている最先端の放射線医学を紹介しつつ、放射

線医学の基礎となる物理学を学び、現在履修している物理学の延長線上に放射線医学があることを知る。

● 授業の到達目標

臨床画像診断に重要な役割を担う ・ などの画像診断や、様々な放射線治療、核医学画像診断や放

射線内用療法を知り、基礎となる医学物理を学ぶことで、放射線医学に興味を持つ。

● 授業内容・授業計画

放射線診断(画像診断)、放射線治療、核医学を紹介し、放射線医学の基礎となる物理学を学ぶ。

放射線診断(画像診断)、放射線治療、核医学の概略を各 コマずつの講義形式の授業を行う。

● 事前・事後学習の内容

事前に大阪市立大学大学院医学研究科の放射線診断学・ 学、放射線腫瘍学、核医学のホームページを

閲覧し放射線診断、放射線治療、核医学が、どのような学問であるかをイメージしてから授業に望む事。

● 評価方法

出席の確認にて評価を行う。

● 受講生へのコメント

放射線医学・ 学、放射線腫瘍学、核医学の各医局にて質問や見学希望を随時受け付けます。

● 教材

当日、プリントやスライドを用いて授業を行う。

● 対象学年

年生

● コアカリキュラムへの対応

● 該当するコンピテンス

Ⅲ 医学および関連領域の知識 (智)

Ⅴ 科学的探究心 (智)

● その他

科目名 物理学の臨床医学への応用単位数 -

授業

形態講義

科目

ナンバー―

英語表記

要事項が記入されていることを必ず確認すること。ただし、講師から指定がある場合にはそれに従うこと。

レポートの提出はオリエンテーションの際に示された方法に従いウェブで行う。

● 受講生へのコメント

講義中の態度も評価対象となるので、注意すること。

● 教材

推奨テキストは指定しないが、教員の指示がある場合には従うこと。

レポート作成に関する参考図書

都筑 学 大学 年生のための 伝わるレポートの書き方

酒井 聡樹 これからレポート・卒論を書く若者のために 第 版

木下 是雄 理科系の作文技術

井下 千以子 思考を鍛えるレポート・論文作成法 第 版

以上のいずれかは必ず読んでおくこと。

● 対象学年

年生

● コアカリキュラムへの対応

聴講した講義の中からテーマを選択し、レポート作成を行うことにより、自分の力で課題を発見し、自己学習によっ

てそれを解決するための能力を身につける。また、国内外の教科書および論文からレポート作成に必要な情報を収

集し読み取る能力を習得し、適宜教員や他の聴講者の意見を取り入れながら、指定された様式に基づいてレポートを

作成し、その内容を他者に発表する技術を身につける。さらに、本講義を通じて学んだことを生かし、卒業後医療に

携わるなかで直面した症例について、国内外からの最新の医療情報をもとに疾患の理解や診断・治療を行い、生涯

を通じて医学の質向上を目指して継続的学習と自己研鑽を行う精神を培うことを目指す。

コアカリキュラムへの対応は以下の通り。

医学知識と問題対応能力

科学的探求

生涯にわたって共に学ぶ姿勢

● 該当するコンピテンス

Ⅰ プロフェッショナリズム (智、仁、勇)

Ⅲ 医学および関連領域の知識 (智)

Ⅴ 科学的探究心 (智)

Ⅵ 教育マインド (仁)

Ⅶ グローバルシンキング (智、仁)

● その他

特記事項なし

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− 74 −

開講年度 年

● 担当教員

教務委員会

● 科目の主題

保健医療チームの一員として、将来共に働いていく看護職の役割と患者の入院環境を知る。

● 授業の到達目標

専門的な知識や手技の修得を目的としたものではなく、患者様に対する看護、介護を通してひとりの人間

として患者様の環境・立場を理解し、その中から、将来医師となるべき自分が今後何をなすべきかを自覚す

ること。働くうえで、患者様・医療職者とのコミュニケーションの重要性を理解する。

● 授業内容・授業計画

月下旬 日間(オリエンテーション含め 日間になる病院もあり)。

協力病院:本学医学部附属病院・大阪市立総合医療センター・弘済院附属病院・東住吉森本病院

● 事前・事後学習の内容

事前ガイダンスにて指示する。

● 評価方法

実習終了後レポートの提出 レポートの提出がない場合は、実習出席と認めない 。

テーマ 「早期臨床実習Ⅰ に参加して」(次の事柄を含めて書くこと)。

① 感想

② 特に勉強になった点

③ 今回の経験をふまえた今後の指針

提出様式 用紙サイズ ・・・ A4(縦長で使用し横書きすること)

そ の 他 ・・・ テーマ・学籍番号・氏名は最初の2~3行で記入

表紙は付けないこと

※レポートは各実習先に送付する為、 で作成すること。

提出方法 ウェブサイトを使用して提出。方法は、別途指示をする。

● 受講生へのコメント

各病院業務多忙のなか実習協力が得られたものであるため、本学医学部生として節度を保ち、真摯な態度

で実習に臨むこと。

科目名 早期臨床実習Ⅰ単位数 -

授業

形態実習

科目

ナンバー英語表記

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− 75 −

● 教材

● 対象学年

年生

● コアカリキュラムへの対応

医師として求められる基本的な資質・能力

コミュニケーション能力

チーム医療の実践

医療の質と安全の管理

● その他

注意事項

白衣・名札を持参し、着用すること。

病院の担当者・引率の教員の指示に従うこと。

病院の規律と秩序を乱さないこと。

私語を慎むこと。

身だしなみは、将来医師となる者として、ふさわしいものを選ぶこと。

手荷物は最小限にすること。

実習中、携帯電話は持ち歩かないこと。

欠席・遅刻・早退は原則として修了と認めない。

実習に行く際の交通費は自己負担となる。

抗体検査で陰性だった学生は、実習までに小児感染症ワクチンの接種を完了しておくこと。

未接種の場合実習に参加することができない。

開講年度 年

● 担当教員

教務委員会

● 科目の主題

保健医療チームの一員として、将来共に働いていく看護職の役割と患者の入院環境を知る。

● 授業の到達目標

専門的な知識や手技の修得を目的としたものではなく、患者様に対する看護、介護を通してひとりの人間

として患者様の環境・立場を理解し、その中から、将来医師となるべき自分が今後何をなすべきかを自覚す

ること。働くうえで、患者様・医療職者とのコミュニケーションの重要性を理解する。

● 授業内容・授業計画

月下旬 日間(オリエンテーション含め 日間になる病院もあり)。

協力病院:本学医学部附属病院・大阪市立総合医療センター・弘済院附属病院・東住吉森本病院

● 事前・事後学習の内容

事前ガイダンスにて指示する。

● 評価方法

実習終了後レポートの提出 レポートの提出がない場合は、実習出席と認めない 。

テーマ 「早期臨床実習Ⅰ に参加して」(次の事柄を含めて書くこと)。

① 感想

② 特に勉強になった点

③ 今回の経験をふまえた今後の指針

提出様式 用紙サイズ ・・・ A4(縦長で使用し横書きすること)

そ の 他 ・・・ テーマ・学籍番号・氏名は最初の2~3行で記入

表紙は付けないこと

※レポートは各実習先に送付する為、 で作成すること。

提出方法 ウェブサイトを使用して提出。方法は、別途指示をする。

● 受講生へのコメント

各病院業務多忙のなか実習協力が得られたものであるため、本学医学部生として節度を保ち、真摯な態度

で実習に臨むこと。

科目名 早期臨床実習Ⅰ単位数 -

授業

形態実習

科目

ナンバー英語表記

Page 27: 開講年度 - Osaka City University...1.統計学とは。標本調査の考え方(1回) 2.記述統計・単変量(2回):度数分布表・ヒストグラム・箱ひげ図、平均・分散・標準偏差・中央値・

− 76 −

開講年度 年

● 担当教員

コース主任:教務委員長

担 当 教 員:板金広(いたがねファミリークリニック)

板金広(いたがねファミリークリニック) 松村榮久(松村医院) 嶋田一郎 嶋田クリニック

藤岡雅司(ふじおか小児科) 大島久明(大島内科医院) 桜井隆(さくらいクリニック)

生野照子 浪速生野病院心身医療科 佐田竜一(亀田総合病院総合内科)

谷知子(神戸市看護大学 専門基礎科学領域 医科学分野)

香月憲一(学園南クリニック) 小林正宜(葛西医院)

● 科目の主題

症候診断学だけでなく、予防接種や認知症や終末期診療などを通してチーム医療や医療連携、あるいは患

者中心の医療に必要な医師の素養(リーダーシップ、人間力、プロフェッショナリズムなど)についても触

れる。また実際の臨床場面において必要な基礎医学(解剖学、生理学、病理学など)との関連を示し、今後

学ぶ基礎医学の重要性を理解する。

● 授業の到達目標

前半の授業では、夏期に行われる早期診療所実習のオリエンテーションを行う。プライマリケアの最前線

ともいえる診療所での見学実習・研修を通して、診療所医療の独自性・重要性、医師のやりがいや醍醐味が

体験できるように必要な準備知識を培う。 秋季の授業では、地域医療で必ず出会う頭痛や風邪などの普遍的

症候から診断を行う過程を疑似経験し、医師として基本的に必要な技能である①患者の観察能力、②医療面

接の基本、③臨床推論、④患者とのコミュニケーション、⑤身体診察法、⑥鑑別診断の考え方を学ぶ。

● 授業内容・授業計画

・ 月~ 月の木曜午後(日程詳細は掲示板にて通知する)

・早期診療所実習(夏季休暇中に実施する)

● 事前・事後学習の内容

● 評価方法

各講義の出席点と学期末試験の合計点で評価する。

再履修生の評価方法は、「●その他」も参照すること。

● 受講生へのコメント

この講義では学生諸君を社会人として扱うので、授業への遅刻、途中退室、授業中の携帯操作、飲食、私

語などを認めない。

科目名早期臨床医学入門

回生から始めるプライマリケア外来診断学単位数 -

授業

形態講義

科目

ナンバー英語表記

Page 28: 開講年度 - Osaka City University...1.統計学とは。標本調査の考え方(1回) 2.記述統計・単変量(2回):度数分布表・ヒストグラム・箱ひげ図、平均・分散・標準偏差・中央値・

− 77 −

● 教材

講義開始 日前までに学務課を通じて提示する。

● 対象学年

1年生

● コアカリキュラムへの対応

基本事項

コミュニケーション能力

チーム医療

社会と医学・医療

● 該当するコンピテンス

Ⅰ プロフェッショナリズム (智、仁、勇)

Ⅱ コミュニケーション力 (智、仁、勇)

Ⅲ 医学および関連領域の知識 (智)

Ⅳ 基本的総合診療能力 (智、仁、勇)

Ⅴ 科学的探究心 (智)

Ⅵ 教育マインド (仁)

Ⅶ グローバルシンキング (智、仁)

Ⅷ 大阪住民の幸福と発展への貢献力 (智、仁、勇)

● その他

本科目を再履修となった学生は、平常の授業に加え、特別な実習プログラムを受講し、それも含めて最終

評価を行う。

開講年度 年

● 担当教員

コース主任:教務委員長

担 当 教 員:板金広(いたがねファミリークリニック)

板金広(いたがねファミリークリニック) 松村榮久(松村医院) 嶋田一郎 嶋田クリニック

藤岡雅司(ふじおか小児科) 大島久明(大島内科医院) 桜井隆(さくらいクリニック)

生野照子 浪速生野病院心身医療科 佐田竜一(亀田総合病院総合内科)

谷知子(神戸市看護大学 専門基礎科学領域 医科学分野)

香月憲一(学園南クリニック) 小林正宜(葛西医院)

● 科目の主題

症候診断学だけでなく、予防接種や認知症や終末期診療などを通してチーム医療や医療連携、あるいは患

者中心の医療に必要な医師の素養(リーダーシップ、人間力、プロフェッショナリズムなど)についても触

れる。また実際の臨床場面において必要な基礎医学(解剖学、生理学、病理学など)との関連を示し、今後

学ぶ基礎医学の重要性を理解する。

● 授業の到達目標

前半の授業では、夏期に行われる早期診療所実習のオリエンテーションを行う。プライマリケアの最前線

ともいえる診療所での見学実習・研修を通して、診療所医療の独自性・重要性、医師のやりがいや醍醐味が

体験できるように必要な準備知識を培う。 秋季の授業では、地域医療で必ず出会う頭痛や風邪などの普遍的

症候から診断を行う過程を疑似経験し、医師として基本的に必要な技能である①患者の観察能力、②医療面

接の基本、③臨床推論、④患者とのコミュニケーション、⑤身体診察法、⑥鑑別診断の考え方を学ぶ。

● 授業内容・授業計画

・ 月~ 月の木曜午後(日程詳細は掲示板にて通知する)

・早期診療所実習(夏季休暇中に実施する)

● 事前・事後学習の内容

● 評価方法

各講義の出席点と学期末試験の合計点で評価する。

再履修生の評価方法は、「●その他」も参照すること。

● 受講生へのコメント

この講義では学生諸君を社会人として扱うので、授業への遅刻、途中退室、授業中の携帯操作、飲食、私

語などを認めない。

科目名早期臨床医学入門

回生から始めるプライマリケア外来診断学単位数 -

授業

形態講義

科目

ナンバー英語表記

Page 29: 開講年度 - Osaka City University...1.統計学とは。標本調査の考え方(1回) 2.記述統計・単変量(2回):度数分布表・ヒストグラム・箱ひげ図、平均・分散・標準偏差・中央値・

− 78 −

開講年度 年

● 担当教員

教務委員長

医学部同窓会指導医

● 科目の主題

地域医療の特性ならびに予防医療、福祉連携等を体験するために、医学部同窓会協力のもと、地域の診療

所における実習を行う。

● 授業の到達目標

医師として備えるべき基本姿勢を身につけるとともに、医師・患者関係を理解することを目標とする。

● 授業内容・授業計画

各診療所の指導医に委ねる。

8月~9月の夏期休業中1日。空きがあれば複数の診療所に行っても構わない。

● 事前・事後学習の内容

早期臨床医学入門(1回生から始めるプライマリケア外来診断学)の授業内で診療所実習の心構え・患者

様とのコミュニケーション等のオリエンテーションを行う。

● 評価方法

①時間厳守 ②身だしなみ ③あいさつ を評価表にて指導医に評価いただく。

学生は実習前にプレアンケート、実習終了後にポストアンケートを学務課宛提出する。

● 受講生へのコメント

業務多忙の中、実習協力が得られたものであるため、御厚意に感謝することを忘れず、真摯な態度で実習

に臨むこと。

実習先の医師(指導医)は、君たち学生に有意義な体験をしてもらいたいと思っています。実習先のスタ

ッフや、患者さんも協力的に接してくれるでしょう。

もちろん君たちの熱意があってのことです。君たちはそのような期待を裏切らないような言葉、行動につ

とめてください。

科目名 早期診療所実習単位数 -

授業

形態実習

科目

ナンバー英語表記

Page 30: 開講年度 - Osaka City University...1.統計学とは。標本調査の考え方(1回) 2.記述統計・単変量(2回):度数分布表・ヒストグラム・箱ひげ図、平均・分散・標準偏差・中央値・

− 79 −

● 教材

● 対象学年

1年生

● コアカリキュラムへの対応

臨床実習

診療科臨床実習

地域医療実習

● 該当するコンピテンス

Ⅰ プロフェッショナリズム (智、仁、勇)

Ⅱ コミュニケーション力 (智、仁、勇)

Ⅲ 医学および関連領域の知識 (智)

Ⅳ 基本的総合診療能力 (智、仁、勇)

Ⅴ 科学的探究心 (智)

Ⅵ 教育マインド (仁)

Ⅶ グローバルシンキング (智、仁)

Ⅷ 大阪住民の幸福と発展への貢献力 (智、仁、勇)

● その他

注意事項

実習の数日前(少なくとも5日前まで)に、診療所に電話連絡し、自己紹介した上で、実習をしていた

だけることに対してお礼を述べる。当日の来院時刻と場所を再確認する。

実習当日は来院時刻を厳守すること(基本は10分前到着)。

身だしなみは、将来医師となる者として、ふさわしいものを選ぶこと。

名札・白衣を持参し着用すること。

指導医の指示に従うこと。

診療所の規律と秩序を乱さないこと。

患者様の前では私語を慎むこと。

実習中携帯電話は持ち歩かないこと。

欠席、遅刻、早退は原則として修了と認めない。

各診療所への交通費は自己負担となる。

抗体検査で陰性だった学生は、実習前に小児感染症ワクチン接種を完了しておくこと。ワクチン未接種

の場合実習には行くことができない。

開講年度 年

● 担当教員

教務委員長

医学部同窓会指導医

● 科目の主題

地域医療の特性ならびに予防医療、福祉連携等を体験するために、医学部同窓会協力のもと、地域の診療

所における実習を行う。

● 授業の到達目標

医師として備えるべき基本姿勢を身につけるとともに、医師・患者関係を理解することを目標とする。

● 授業内容・授業計画

各診療所の指導医に委ねる。

8月~9月の夏期休業中1日。空きがあれば複数の診療所に行っても構わない。

● 事前・事後学習の内容

早期臨床医学入門(1回生から始めるプライマリケア外来診断学)の授業内で診療所実習の心構え・患者

様とのコミュニケーション等のオリエンテーションを行う。

● 評価方法

①時間厳守 ②身だしなみ ③あいさつ を評価表にて指導医に評価いただく。

学生は実習前にプレアンケート、実習終了後にポストアンケートを学務課宛提出する。

● 受講生へのコメント

業務多忙の中、実習協力が得られたものであるため、御厚意に感謝することを忘れず、真摯な態度で実習

に臨むこと。

実習先の医師(指導医)は、君たち学生に有意義な体験をしてもらいたいと思っています。実習先のスタ

ッフや、患者さんも協力的に接してくれるでしょう。

もちろん君たちの熱意があってのことです。君たちはそのような期待を裏切らないような言葉、行動につ

とめてください。

科目名 早期診療所実習単位数 -

授業

形態実習

科目

ナンバー英語表記

Page 31: 開講年度 - Osaka City University...1.統計学とは。標本調査の考え方(1回) 2.記述統計・単変量(2回):度数分布表・ヒストグラム・箱ひげ図、平均・分散・標準偏差・中央値・

− 80 −

開講年度 年

● 担当教員

教務委員長、教務委員、ライフサポートクラブ

● 科目の主題

目前で発生した心肺停止などの緊急事態に際して、心肺蘇生法の意義を理解して施行できる。医療行為に

かかわることで、将来医師になる自覚を萌芽 年生 ・再確認( 年生)させる。

さらに 年生を指導することで、 年生に 効果を体感させる。これにより、医師は

常に「教育者」であることを自覚させる。

● 授業の到達目標

一次救急処置の概略を説明できる。

傷病者の意識の確認ができる。

番通報と の要請ができる。

気道の確保ができる。

呼吸の確認ができる。

胸骨圧迫心臓マッサージができる。

を使用できる。

● 授業内容・授業計画

各学年を グループに分け実施する。グループ分けは掲示板にて周知する。

開講日 掲示板にて周知する。

前半グループ開始時間: : ~ :

後半グループ開始時間: : ~ :

場 所 スキルスシミュレーションセンター

年生は開始 分前にメディックスビル 階会議室 へ集合

年生は開始 分前にスキルスシミュレーションセンター内アネックス集合

● 事前・事後学習の内容

年生で後輩指導に自信のない人は、最寄りの メンバーに相談して、実習日までに復習しておくこと

● 評価方法

実習への参加、小テスト、アンケート記入をもって修了とする。

● 受講生へのコメント

年生のみなさんも 年後にはインスト側にまわるので、教え方も十分に観察しておくこと。

科目名 心肺蘇生法実習単位数 -

授業

形態実習

科目

ナンバー英語表記

Page 32: 開講年度 - Osaka City University...1.統計学とは。標本調査の考え方(1回) 2.記述統計・単変量(2回):度数分布表・ヒストグラム・箱ひげ図、平均・分散・標準偏差・中央値・

− 81 −

● 教材

● 対象学年

年生・ 年生

● コアカリキュラムへの対応

医師として求められる基本的な資質・能力

医学知識と問題対応能力

学修の在り方

臨床実習

基本的臨床手技

救命処置

シミュレーション教育

● その他

動きやすい服装を着用すること(スカートやヒール靴を避けること)

開講年度 年

● 担当教員

教務委員長、教務委員、ライフサポートクラブ

● 科目の主題

目前で発生した心肺停止などの緊急事態に際して、心肺蘇生法の意義を理解して施行できる。医療行為に

かかわることで、将来医師になる自覚を萌芽 年生 ・再確認( 年生)させる。

さらに 年生を指導することで、 年生に 効果を体感させる。これにより、医師は

常に「教育者」であることを自覚させる。

● 授業の到達目標

一次救急処置の概略を説明できる。

傷病者の意識の確認ができる。

番通報と の要請ができる。

気道の確保ができる。

呼吸の確認ができる。

胸骨圧迫心臓マッサージができる。

を使用できる。

● 授業内容・授業計画

各学年を グループに分け実施する。グループ分けは掲示板にて周知する。

開講日 掲示板にて周知する。

前半グループ開始時間: : ~ :

後半グループ開始時間: : ~ :

場 所 スキルスシミュレーションセンター

年生は開始 分前にメディックスビル 階会議室 へ集合

年生は開始 分前にスキルスシミュレーションセンター内アネックス集合

● 事前・事後学習の内容

年生で後輩指導に自信のない人は、最寄りの メンバーに相談して、実習日までに復習しておくこと

● 評価方法

実習への参加、小テスト、アンケート記入をもって修了とする。

● 受講生へのコメント

年生のみなさんも 年後にはインスト側にまわるので、教え方も十分に観察しておくこと。

科目名 心肺蘇生法実習単位数 -

授業

形態実習

科目

ナンバー英語表記