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仮仮仮仮仮仮仮仮仮仮仮仮仮仮仮仮仮 Windows Server 2008 仮仮仮仮仮仮 VMware ESX ServerVMware VMotionMicrosoft System Center Virtualization Machine Manager Parallels Virtuozzo 2009 仮 1 仮 仮仮仮仮仮仮仮仮仮仮仮仮仮仮仮 Open License Open License Value Select License Academic Select Enterprise Agreement 仮仮 ララララララララララ VMware ESX ServerVMware VMotionMicrosoft System Center Virtual Machine ManagerParallels Virtuozzo ラララララララララララララララララララララ Microsoft® Windows Server® 2008 ラララ ラララララララララララララララララララララララ 2009 ラ 1 ララララララララララ (PUR) ラ ラ ララ ラ 。、 。、 http://www.microsoft.com/japan/licensing/product/pu r.mspx ラララララ ララララララララ 、。 Windows Server 2008 without Hyper-V™ ララララララララララ ラララララララララ ララララララララ ララララララ ラララララララララララララララララララララララ ララララララララララララララララララララララララ ララララララララララララララララララララララ Windows Server 2008 StandardEnterpriseDatacenter Windows Server for Itanium Based Systems ラララララララララララララ ララララララ ララララ ラララララ (CAL) ララララララララ ララララ ラララ 、、 VMware ESX Server ララララララ VMware VMotion ラララ Microsoft System Center Virtual Machine Manager ララララララ Parallels Virtuozzo ララララララ ESX ServerVirtuozzo Microsoft Virtual Server ラララ ララララララララララ Windows Server ララララララララララ ララララララ 1 © 2009 Microsoft Corporation. All rights reserved. ララララララララララララ 、、。、、。 、。、。。

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ラ イ セ ン ス 簡 易 ガ イ ド

仮想化テクノロジを使用して実行する Windows Server 2008 のライセンスVMware ESX Server、VMware VMotion、Microsoft System Center Virtualization Machine Manager、および Parallels Virtuozzo

2009 年 1 月

企業ユーザーおよび教育機関向け Open License Open License Value Select License Academic Select Enterprise Agreement

概要このドキュメントでは、VMware ESX Server、VMware VMotion、Microsoft System Center Virtual Machine Manager、Parallels Virtuozzo などの仮想化テクノロジと共に使用した場合の、Microsoft® Windows Server® 2008 のライセンス方法について説明します。

このドキュメントの枠で囲まれている灰色の部分は、2009 年 1 月の製品使用権説明書 (PUR) および他の関連情報から抜粋したものです。製品使用権説明書では、ボリューム ライセンスにおけるすべてのマイクロソフト製品の使用条件について説明しています。最新版の製品使用権説明書については、http://www.microsoft.com/japan/licensing/product/pur.mspx を参照してください。

以降のページでは、次の項目について説明します。 Windows Server 2008 without Hyper-V™ ライセンスの割り当て インスタンスの格納 オペレーティング システム環境 ソフトウェアを実行するインスタンスのライセンス 使用するインスタンスの最大数に対応するライセンス 以前のバージョンまたは他のエディションの実行 Windows Server 2008 Standard、Enterprise、Datacenter、および Windows Server for Itanium Based

Systems の仮想インスタンスの使用権 クライアント アクセス ライセンス (CAL) とエクスターナル コネクタ インスタンスのクラスター化、フェールオーバー、および移動 VMware ESX Server のライセンス VMware VMotion および Microsoft System Center Virtual Machine Manager のライセンス Parallels Virtuozzo のライセンス ESX Server、Virtuozzo、および Microsoft Virtual Server の比較 最も費用対効果の高い Windows Server のエディションの特定 その他の資料

1© 2009 Microsoft Corporation. All rights reserved.

本資料に記載された内容は情報提供のみを目的としており、明示または黙示に関わらず、これらの情報についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。これは、ライセンスを取得した製品の許可された使用について説明したものであり、お客様との契約ではありません。ボリューム ライセンス契約に基づいてライセンス許諾された製品の使用は、契約の条項および条件に従う必要があります。この情報と契約の内容に矛盾がある場合は、契約の条項と条件が優先されます。マイクロソフト代理店を通じて取得されるライセンス価格はマイクロソフト代理店によって決められるものです。

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この簡易ガイドの更新内容 この簡易ガイドは、2007 年 10 月に発行された前のバージョンの代わりとなるものです。 この新しいバージョンの簡易ガイドでの大きな変更点は次のとおりです。

o Windows Server (以前の Windows Server 2003 R2) の新しいバージョンに対応して更新されたタイトルおよび内容

o エクスターナル コネクタの再割り当てポリシーの変更o ライセンス再割り当てポリシーの変更o 仮想化環境で Windows Server 2008 にアクセスするための CAL 要件の変更o 新たなサーバー ソフトウェアのライセンス モビリティ ルールを説明したアプリケーション サー

バー ライセンス モビリティについてのライセンス簡易ガイドの引用

はじめに

仮想化テクノロジが普及するにつれ、仮想化テクノロジを使用した場合の Windows Server 製品のライセン方法について多くのお客様よりご質問をいただくようになりました。仮想化テクノロジのライセンスの詳細と例について説明する前に、ライセンスが仮想化シナリオに適用されるしくみの理解に役立つ基本的なライセンスの概念について説明します。

Windows Server 2008 without Hyper-V

このライセンス簡易ガイドでは、Hyper-V を搭載した Windows Server 2008 製品の使用権について説明します。Windows Server 2008 without Hyper-V 製品の使用権は、Hyper-V を搭載した対応製品 (Standard、Enterprise、および Datacenter) と同じです。

ライセンス モデルの種類

Windows Server 製品は、サーバー/CAL またはプロセッサ/CAL のいずれかの方法でライセンスを取得できます。

ライセンスの割り当て

サーバー上で Windows Server ソフトウェアのインスタンスを実行するには、まずサーバーにライセンスを割り当てる必要があります。サーバーにライセンスを割り当て、ソフトウェアを使用するサーバーを指定すると、そのサーバー上でソフトウェアを実行できるようになります。1 つのライセンスで実行できるインスタンスの数は、ライセンスを取得した Windows Server 製品に応じて異なります。Windows Server ソフトウェアの場合、サーバー間でサーバー ソフトウェア ライセンスを再割り当てすることができますが、90 日以内に再割り当てを行うことはできません。製品使用権説明書で説明されているように、このルールにはいくつかの例外があります。たとえば、恒久的なハードウェアの故障によりライセンス取得済みのサーバーの使用を中止する場合には、90 日を経過していなくてもライセンスを再割り当てすることができます。同様のルールは Windows Server 2008 External Connector (EC) ライセンスにも適用されます。ただし、Windows Server 2008 EC には、特定の条件に基づくサーバー ファーム内のライセンス モビリティに関するルールが存在します。サーバー ファームの定義と、対象となるサーバーおよび EC ライセンスの包括的な一覧を含むライセンス モビリティ ルールの詳細については、アプリケーション サーバー ライセンス モビリティについてのライセンス簡易ガイドを参照してください。

2© 2009 Microsoft Corporation. All rights reserved. 本資料に記載された内容は情報提供のみを目的としており、明示または黙示に関わらず、これらの情報についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。

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インスタンスの格納

サーバーのライセンスを取得済みの場合、Windows Server および他の Microsoft サーバーの格納されているインスタンスまたは実行していないインスタンスについては個別のライセンスは必要ありません。使用権では、各ライセンスに基づき任意の数のインスタンスを格納することが許可されます。また、インスタンスごとに追加ライセンスを取得しなくても、大規模な記憶域ネットワーク (SAN) またはサーバー上にインスタンスを格納できます。

図 1

図 1 では、物理サーバーに 1 つの Windows Server ライセンスが割り当てられているため、SAN およびサーバーのハード ドライブに格納されている 10 個のインスタンスについて追加のライセンスは必要ありません。

サーバーまたはストレージ メディア上でのインスタンスの作成と格納 お客様は、取得する各ソフトウェア ライセンスにつき、以下の追加の権利を有します。

1. お客様は、本サーバー ソフトウェアおよび追加のソフトウェアについて、任意の数のインスタンスを作成することができます。

2. お客様は、本サーバー ソフトウェアおよび追加のソフトウェアのインスタンスをお客様の任意のサーバーまたはストレージ メディアに格納することができます。

3. お客様は、上記に従ってお客様のソフトウェア ライセンスに基づいて本サーバー ソフトウェアのインスタンスを実行する権利を行使する目的に限り (たとえば、お客様は第三者にインスタンスを頒布することはできません)、本サーバー ソフトウェアおよび追加のソフトウェアのインスタンスを作成および格納することができます。

オペレーティング システム環境

オペレーティング システム環境 (OSE) の定義を理解することは、仮想化テクノロジのライセンス方法を把握するうえで非常に重要になります。

「オペレーティング システム環境」とは次のように定義されます。

i. 独立したコンピューターの ID (主要コンピューター名もしくは類似の一意識別子) または独立した管理権を可能にする、オペレーティング システム インスタンスの全体あるいは一部、または仮想 (もしくはエミュレートされた) オペレーティング システムのインスタンスの全体あるいは一部

ii. 上記 i に規定したオペレーティング システム インスタンスまたはその一部の上で作動するよう設定されたアプリケーションがある場合は、そのインスタンス

3© 2009 Microsoft Corporation. All rights reserved. 本資料に記載された内容は情報提供のみを目的としており、明示または黙示に関わらず、これらの情報についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。

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オペレーティング システム環境には、物理的なものと仮想的なものの 2 種類があります。物理オペレーティング システム環境は、物理ハードウェア システム上で直接作動するよう設定されています。ハードウェア仮想化ソフトウェア (Microsoft Virtual Server または類似のテクノロジなど) を実行するため、またはハードウェア仮想化サービス (Microsoft 仮想化テクノロジまたは類似のテクノロジなど) を提供するために使用されるオペレーティング システム インスタンスは、物理オペレーティング システム環境の一部と見なされます。また、仮想オペレーティング システム環境は、仮想 (またはエミュレートされた) ハードウェア システム上で作動するよう設定されています。物理ハードウェア システムでは、以下のうちいずれかあるいは双方が含まれることがあります。

i. 1 つの物理オペレーティング システム環境

ii. 1 つまたは複数の仮想オペレーティング システム環境

オペレーティング システム インスタンスの全体または一部を含む OSE では、個別のライセンスが必要になります。同様に、仮想インスタンスの全体または一部を含み、独立したコンピューターの ID または独立した管理権を可能にする OSE では、個別のライセンスが必要になります。

ソフトウェアを実行するインスタンスのライセンス

物理サーバーにライセンスを割り当てると、ソフトウェア ライセンスで許可される数を上限としてそのサーバーで必要な数のインスタンスを実行する権利が付与されます。たとえば Windows Server 2008 Standard では、同時に 2 つのインスタンスを実行できます (物理 OSE で 1 つ、仮想 OSE で 1 つのインスタンスを実行)。Windows Server 2008 Enterprise ライセンスでは、同時に最大 5 つのインスタンスを実行できます (物理 OSE で 1 つ、仮想 OSE で 4 つのインスタンスを実行)。許可されているすべてのインスタンスを同時に実行する場合 (Windows Server 2008 Standard で 2 つ、Windows Server 2008 Enterprise ライセンスで 5 つ)、物理 OSE で実行するソフトウェアのインスタンスは、ハードウェア仮想化ソフトウェアを実行する、ハードウェア仮想化サービスを提供する、またはライセンス取得済みのサーバー上の OSE の管理と保守を行うソフトウェアを実行するという目的でのみ使用することができます。ただし、物理 OSE で実行する Windows Server 2008 Datacenter のインスタンスには、この制限は適用されません。

前述のように、サーバー ソフトウェアを実行していない任意の数のインスタンスをサーバーまたはライブラリに格納できます。これらのインスタンスは、ライセンス取得済みのサーバー上でのみ実行できます。ライセンスで許可されている数より多いインスタンスをサーバー上で実行する必要がある場合は、同じサーバーに追加のライセンスを割り当てることができます。サーバーに複数のライセンスを割り当てると、割り当てたライセンスの組み合わせで許可される数を上限としてサーバー ソフトウェアのインスタンスを同時に実行できます。

たとえば、Windows Server 2008 Standard ライセンスが 5 つサーバーに割り当てられているとします。この場合、物理 OSE で Windows Server 2008 Standard のインスタンスを 1 つ、サーバー上の仮想 OSE で Windows Server 2008 Standard のインスタンスを 5 つまで同時に実行できます。この実行インスタンスは、同じサーバーまたは別のサーバー、あるいは格納されているメディアのストレージから取得できる場合があります。

インスタンス お客様は、ソフトウェアのセットアップまたはインストール手順を実行することにより、ソフトウェアの「インスタンス」を作成したものと見なされます。また、既存のインスタンスを複製することによっても、ソフトウェアのインスタンスを作成したものと見なされます。ソフトウェアという場合、ソフトウェアの「インスタンス」も含まれます。

インスタンスの実行 お客様は、ソフトウェアをメモリにロードし、その 1 つまたは複数の指示を実行することにより、ソフトウェアの「インスタンスを実行」したものと見なされます。一度あるインスタンスを実行すると、そのインスタンスは、(その指示の実行が継続されているか否かにかかわらず) それがメモリから削除されるときまで実行されているものと見なされます。

4© 2009 Microsoft Corporation. All rights reserved. 本資料に記載された内容は情報提供のみを目的としており、明示または黙示に関わらず、これらの情報についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。

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使用するインスタンスの最大数に対応するライセンス

サーバーに割り当てるライセンスの数は、実行するインスタンスの数以上でなければならないため、サーバーで使用するインスタンスの最大数を考慮する必要があります。通常は実行するインスタンスが 1 つしか必要ないとしても、2 つ目のインスタンスを同時に実行する必要が生じるような場合があれば、使用するインスタンスの最大数に対応するライセンスを取得する必要があります。

たとえば、1 つの Windows Server 2008 Standard ライセンスをサーバーに割り当てた場合、サーバー上の物理 OSE で Windows Server 2008 Standard のインスタンスを 1 つ、仮想 OSE で Windows Server 2008 Standard のインスタンスを 1 つ同時に実行できますが、そのサーバー上の別の仮想 OSE でソフトウェアの 2 つ目のインスタンスを実行できないことがあります。仮想 OSE で 2 つ目のインスタンスを定期的に実行する必要がある場合は、サーバーに 2 つ目のライセンスを割り当てなければなりません。

次の表は、Windows Server 2008 のエディションごとに、仮想 OSE で実行できるインスタンスの最大数を示しています。

製品仮想 OSE でライセンスごとに実行可能なインスタンスの最大数

Windows Server 2008 Standard 1

Windows Server 2008 Enterprise 4

Windows Server 2008 Datacenter 無制限

Windows Server 2008 for Itanium Based Systems 無制限

Windows Web Server 2008 1*

* Windows Web Server 2008 では、1 つの物理 OSE または 1 つの仮想 OSE のいずれかでインスタンスを実行できますが、追加のライセンスがなければその両方を同時に実行することはできません。ライセンスの観点から見た場合、物理 OSE または仮想 OSE のいずれであろうと、同時に実行するインスタンスごとにライセンスが必要になります。

以前のバージョンまたは他のエディションの実行

ライセンス取得済みのサーバー上のいずれかの OSE で、ライセンスを取得したバージョンの代わりに以前のバージョンまたは下位のエディションを実行できます。たとえば、Windows Server 2008 Enterprise のライセンスを取得しているサーバーの場合、そのサーバーで許可されている 5 つのインスタンスのいずれかで、Windows Server 2008 Standard、Windows Server 2003 R2 Enterprise Edition、または Windows Server 2003 R2 Standard Edition のインスタンスを実行できます。また、上記の権利の延長として、下位のエディションの以前のバージョンも実行できます。ライセンスで許可されている数を超えるインスタンスをサーバーで実行することはできません。

Windows Server 2008 Standard、Enterprise、Datacenter、および Windows Server 2008 for Itanium Based Systems の仮想インスタンスの使用権

サーバーで同時に実行できる Windows Server 2008 のインスタンスの数は、Windows Server のエディションによって異なります。詳細については、製品使用権説明書も参照してください。

Windows Server 2008 Standard: サーバーに Windows Server 2008 Standard の単一のライセンスを割り当てると、そのサーバー上の 1 つの物理 OSE および 1 つの仮想 OSE でソフトウェアの 1 つのインスタンスを実

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行できます。許可されている 2 つのインスタンスを同時に実行する場合、物理 OSE で実行するソフトウェアのインスタンスは、ハードウェア仮想化ソフトウェアを実行する、ハードウェア仮想化サービスを提供する、またはサーバー上の OSE の管理と保守を行うソフトウェアを実行するという目的でのみ使用することができます。サーバーで Windows Server 2008 Standard の 2 つを超えるインスタンスを実行するには、仮想 OSE で実行する追加のインスタンスごとに Windows Server 2008 Standard ライセンスを割り当てるか、または仮想 OSE で同時に複数のインスタンスを実行できる上位レベルのエディション (たとえば、Enterprise や Datacenter) を割り当てる必要があります。必要な数の実行インスタンスについてライセンスを取得するために、必要な数のライセンスを 1 台のサーバーに割り当てることができます。ライセンス取得済みのサーバー上のいずれかの OSE で、Windows Server 2008 Standard の代わりに以前のバージョンのサーバー ソフトウェアのインスタンスを実行できます。

物理 OSE または仮想 OSE のいずれであろうと、同時に実行するインスタンスごとにライセンスが必要になります。

Windows Server 2008 Enterprise: Windows Server 2008 Enterprise ライセンスでは、Windows Server 2008 Enterprise を 1 台のサーバー上の 1 つの物理 OSE と最大 4 つまでの仮想 OSE で同時に実行する権利が付与されます。許可されている 5 つのインスタンスをすべて同時に実行する場合、物理 OSE で実行するソフトウェアのインスタンスは、ハードウェア仮想化ソフトウェアを実行する、ハードウェア仮想化サービスを提供する、またはサーバー上の OSE の管理と保守を行うソフトウェアを実行するという目的でのみ使用することができます。ライセンス取得済みのサーバー上のいずれかの OSE で、Windows Server 2008 Enterprise の代わりに Standard または以前のバージョンのインスタンスを実行できます。

Windows Server 2008 Datacenter: サーバーのすべての物理プロセッサに対して Windows Server 2008 Datacenter のライセンスを取得した場合、ライセンスを取得したサーバー上の物理 OSE と仮想 OSE でサーバー ソフトウェアを実行できます。このとき、仮想 OSE の数に制限はありません。ライセンス取得済みのサーバー上のいずれかの OSE で、Windows Server 2008 Datacenter の代わりに Windows Server 2008 Standard または Windows Server 2008 Enterprise のインスタンスを実行できます。Standard および Enterprise とは異なり、Windows Server 2008 Datacenter では、物理 OSE で実行するサーバー ソフトウェアのインスタンスを、ライセンスを取得した任意のソフトウェアまたはアプリケーションを実行するために使用できます。Windows Server 2008 Datacenter では、ライセンスを取得したサーバーで同時に実行できるインスタンスの数に制限がないため、実行インスタンスの数を追跡したり、ライセンスの不足を懸念したりすることなく、仮想 OSE で Windows Server のインスタンスを自由に実行できます。

Windows Server 2008 for Itanium Based Systems: Windows Server 2008 for Itanium Based Systems の仮想インスタンスの使用権は、Windows Server 2008 Datacenter の場合と同じです。ライセンス取得済みのサーバー上のいずれかの OSE で、Windows Server 2008 for Itanium Based Systems の代わりに Itanium プラットフォーム用の Windows Server ソフトウェアの任意のエディションまたは以前のバージョンを実行できます。

7© 2009 Microsoft Corporation. All rights reserved. 本資料に記載された内容は情報提供のみを目的としており、明示または黙示に関わらず、これらの情報についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。

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Windows Server 2008 Datacenter Edition、Windows Server 2008 Datacenter without Hyper-V、および Windows Server 2008 For Itanium-Based Systems:

サーバー ソフトウェアのインスタンスの実行

お客様が必要とされる数のソフトウェア ライセンスを割り当てた各サーバーにつき、お客様はいつでもライセンス取得済みのサーバー上で以下を実行することができます。

o 物理 OSE における、サーバー ソフトウェアの 1 つのインスタンスo 仮想 OSE における、任意の数のサーバー ソフトウェア インスタンス (仮想 OSE ごとに 1

つのインスタンスに限ります) ただし、その OSE で使用される物理プロセッサの合計数は、対象サーバーに割り当てられるソフト

ウェア ライセンス数を超えることはできません。

本ソフトウェアまたはお客様のハードウェアにより、サーバー上の物理または仮想オペレーティング システム環境で実行することができる本サーバー ソフトウェアのインスタンスの数が制限される場合があります。

Windows Server 2008 Standard および Windows Server 2008 Standard without Hyper-V:

サーバー ソフトウェアのインスタンスの実行 割り当てられた各ライセンスにつき、お客様は以下が許諾されます。

お客様は一度に、ライセンス取得済みのサーバー上で以下を実行することができます。o 1 つの物理オペレーティング システム環境で、本サーバー ソフトウェアの 1 つのインスタ

ンスを実行することo 1 つの仮想オペレーティング システム環境で、本サーバー ソフトウェアの 1 つのインスタ

ンスを実行すること 仮想オペレーティング システム環境で 1 つのインスタンスを実行する場合、物理オペレーティング

システム環境で実行されているサーバー ソフトウェアのインスタンスは、以下の目的でのみ使用できます。

o ハードウェア仮想化ソフトウェアの実行o ハードウェア仮想化サービスの提供o ライセンス取得済みサーバー上でオペレーティング システム環境を管理および使用可能にす

るソフトウェアの実行

Windows Server 2008 Enterprise および Windows Server 2008 Enterprise without Hyper-V:

サーバー ソフトウェアのインスタンスの実行 割り当てられた各ライセンスにつき、お客様は以下が許諾されます。

お客様は一度に、ライセンス取得済みのサーバー上で以下を実行することができます。o 1 つの物理オペレーティング システム環境で、本サーバー ソフトウェアの 1 つのインスタ

ンスを実行することo 仮想オペレーティング システム環境で、最大 4 つの本サーバー ソフトウェアのインスタン

スを実行すること (1 つの仮想オペレーティング システム環境につき 1 つのインスタンスのみ)

ライセンス取得済みのサーバー上で、任意のオペレーティング システム環境の Enterprise の代わりに Standard のインスタンスを実行することができます。

お客様が許可されている 5 つのインスタンスすべてを一度に実行する場合、物理オペレーティング システム環境で実行されている本サーバー ソフトウェアのインスタンスは、以下の目的でのみ使用できます。

o ハードウェア仮想化ソフトウェアの実行 o ハードウェア仮想化サービスの提供

8© 2009 Microsoft Corporation. All rights reserved. 本資料に記載された内容は情報提供のみを目的としており、明示または黙示に関わらず、これらの情報についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。

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o ライセンス取得済みサーバー上でオペレーティング システム環境を管理および使用可能にするソフトウェアの実行

9© 2009 Microsoft Corporation. All rights reserved. 本資料に記載された内容は情報提供のみを目的としており、明示または黙示に関わらず、これらの情報についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。

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クライアント アクセス ライセンスとエクスターナル コネクタ

ほとんどの Microsoft サーバーでは、クライアント アクセス ライセンス (CAL) とオプションのエクスターナル コネクタ (EC) が必要になります。インスタンスを物理 OSE または仮想 OSE のいずれで実行している場合でも、CAL と EC の要件は同じです。CAL はサーバー ソフトウェアのインスタンスに直接または間接的にアクセスするデバイスまたはユーザーごとに必要です。

管理のみを目的としてインスタンスにアクセスするユーザーまたはデバイスについては、2 台または 2 人まで CAL は不要です。Windows Server 2008 の場合に限り、次の目的にのみ使用される、物理 OSE で実行されているサーバー ソフトウェアのインスタンスにアクセスする際には CAL は不要です。

I. ハードウェア仮想化ソフトウェアの実行 II. ハードウェア仮想化サービスの提供

III. ライセンス取得済みサーバー上でオペレーティング システム環境を管理および使用可能にするソフトウェアの実行

ただし、サーバー上のいずれかの仮想 OSE にあるサーバー ソフトウェアのインスタンスにアクセスするには、適切な CAL が必要です。

また、Windows Server 2008 では、認証を受けることなく、あるいはどのような手段でも個別に識別されることなく、インターネットを通じてのみソフトウェアのインスタンスにアクセスするユーザーまたはデバイスについては、CAL または EC は必要ありません。

CAL でライセンスを取得したユーザーおよびデバイスは、物理サーバー上で実行されるすべてのインスタンス (物理および仮想) にアクセスできます。上述の例外を除き、外部ユーザーのアクセスを必要とする各物理サーバーには EC を割り当てる必要があります。各 EC は、サーバーが物理 OSE または仮想 OSE のどちらにあるかに関係なく、そのサーバー上で実行されるインスタンスへのアクセスを外部ユーザーに許可します。物理サーバー上の仮想インスタンスごとに EC を取得する必要はありません。

通常 EC ライセンスは再割り当てすることができますが、短期間で再割り当てすることはできません。ただし、恒久的なハードウェアの故障によりライセンスを割り当てたサーバーの使用を中止する場合には、EC ライセンスをより短期間で再割り当てすることができます。さらに、特定の条件に基づき、サーバー ファーム内での EC ライセンス モビリティを高めるルールが存在します。サーバー ファームの定義と、対象となるサーバーおよび EC ライセンスの一覧を含むサーバー ソフトウェア ライセンス モビリティ ルールの詳細については、アプリケーション サーバー ライセンス モビリティについてのライセンス簡易ガイドを参照してください。

マルチプレキシング (多重化) のハードウェア、ソフトウェア、または接続では、サーバーへのアクセスに必要な CAL の数は減少しません。

マルチプレキシング (多重化) 次の目的で使用するハードウェアまたはソフトウェア (“マルチプレキシング" または "プーリング" と呼ばれることがあります) を使用した場合であっても、必要なライセンス (種類を問いません) の数が減じられることはありません。

接続数をプールする。

情報の経路を変更する。

製品に直接アクセスまたは製品を直接使用するデバイスやユーザーの数を減じる。

製品により直接管理されるデバイスまたはユーザーの数を減じる。

10© 2009 Microsoft Corporation. All rights reserved. 本資料に記載された内容は情報提供のみを目的としており、明示または黙示に関わらず、これらの情報についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。

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インスタンスのクラスター化、フェールオーバー、および移動

高可用性を備えたダイナミック データセンターでは、次の 2 つの一般的なシナリオが考えられます。 2 台のサーバー上で同じワークロードを同時に実行する。 プライマリ サーバーでワークロードを実行し、障害の発生、負荷分散、修正プログラムの適用、または計画されたダウンタイムに備えて、負荷を 2 台目のサーバーに定期的に移動する。

いずれのシナリオでも、ワークロードを物理 OSE または仮想 OSE のどちらで実行するかに関係なく、ワークロードの実行前に各サーバーに適切な数のライセンスを割り当てておく必要があります。これは、ワークロードについて次のことを計画している場合にも該当します。

常に単一のサーバーで実行する。 プライマリ サーバーに障害が発生したときのバックアップとして別のサーバーで並行して実行する。 プライマリ サーバーがダウンした場合に別のサーバーでワークロードを実行する。 プライマリ サーバーの使用率が高くなったときに負荷を分散する。 メンテナンス時にのみワークロードを実行する。

前の「使用するインスタンスの最大数に対応するライセンス」を参照してください。

図 2A、2B、および 2C は、適切にライセンスが割り当てられた 3 つの使用例を示しています。

図 2A

例: サーバーはクラスター化され、それぞれに Windows Server のライセンスが割り当てられ、同じワークロードを並行して実行しています

11© 2009 Microsoft Corporation. All rights reserved. 本資料に記載された内容は情報提供のみを目的としており、明示または黙示に関わらず、これらの情報についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。

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図 2B

例: サーバーはクラスター化され、それぞれに Windows Server のライセンスが割り当てられて、仮想化された同じワークロードを並行して実行しています

図 2C

例: どちらのサーバーにも Windows Server のライセンスが割り当てられています。ワークロードは 1 台目のサーバーから 2 台目のサーバーに移動されています。

12© 2009 Microsoft Corporation. All rights reserved. 本資料に記載された内容は情報提供のみを目的としており、明示または黙示に関わらず、これらの情報についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。

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VMware ESX での Windows Server のライセンス

サーバーで仮想化テクノロジとして ESX が実行されている場合、Windows Server が物理 OSE にホスト オペレーティング システムとして展開されることはありません。ただし、仮想 OSE で実行されるすべてのインスタンスに対してライセンスが必要です。

ESX を実行しているサーバーに Windows Server 2008 Standard の単一のライセンスを割り当てた場合、Windows Server 2008 Standard のインスタンスを一度に 1 つだけ実行できます。ESX を物理 OSE で実行している場合 (これにより、Windows Server 2008 を物理 OSE にオペレーティング システムとして展開できなくなるため)、物理 OSE で Windows Server 2008 のインスタンスを実行する権利は使用できません

ESX を実行しているサーバーに Windows Server 2008 Enterprise の単一のライセンスを割り当てた場合、Windows Server 2008 Enterprise のインスタンスを同時に 4 つまで実行できます。同じライセンスで 5 つ目のインスタンスを実行することはできません。この権利では、5 つ目のインスタンスがハードウェア仮想化ソフトウェアと、サーバー上の OSE の管理と保守を行うソフトウェアを実行する必要があるためです。

VMware VMotion および Microsoft System Center Virtual Machine Manager のライセンス

Windows Server クラスター サービスには、VMotion および System Center Virtual Machine Manager と同じライセンス ルールが適用されます。VMotion および System Center Virtual Machine Manager では仮想 OSE のインスタンスを物理サーバー間で移動できますが、ライセンスは割り当てられた物理サーバーにそのまま残ります。インスタンスを新しい物理サーバーに移動する場合、新しいサーバーに適切なライセンスが割り当てられている必要があります (前の「インスタンスのクラスター化、フェールオーバー、および移動」を参照してください)。Windows Server 2008 Datacenter では、VMotion および System Center Virtual Machine Manager を使用する複数のサーバーの仮想 OSE で実行できるサーバー ソフトウェア インスタンスの数に制限がないため、実行インスタンスの数を追跡したり、ライセンスの不足を懸念したりすることなく、サーバー間でインスタンスを自由に移動することができます。

いくつかの例外はありますが (前の「ライセンスの割り当て」を参照してください)、Windows Server ソフトウェアでは、ライセンスを 90 日以内に新しいハードウェアに再割り当てすることはできません。ただし、ライセンス取得済みのサーバー間で仮想 OSE を動的に移動する場合は、この制限は適用されません。両方のサーバーにライセンスが割り当てられていて、同時に実行するインスタンスの数が許可されている数を超えない限り、VMotion や System Center Virtual Machine Manager を使用して、ライセンス取得済みのサーバー間で仮想インスタンスを自由に移動することができます。

ライセンスの再割り当て:

Windows Server ソフトウェア: お客様は、ソフトウェア ライセンスを再割り当てすることができますが、短期間で再割り当てすることははできません (すなわち、最後の再割り当てから 90 日以内に再割り当てすることはできません)。恒久的なハードウェアの故障により、ライセンス取得済みのサーバーの使用を中止する場合にはその期間より早くソフトウェア ライセンスを再割り当てすることができます。お客様がライセンスを再割り当てする場合、お客様がライセンスを再割り当てしたサーバーが、そのライセンスに関して新たな「ライセンス取得済みのサーバー」と見なされます。

サーバー パーティションの再作成 (Windows Server 2008 Datacenter および Windows Server 2008 for Itanium Based Systems): 次の場合、前述の期間より前であってもライセンスの再割り当てを実行することができます。

ライセンス取得済みハードウェア パーティションから別のパーティションへプロセッサの配置を変更する場合。

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1 つのライセンス取得済みハードウェア パーティションから 2 つ以上のパーティションを作成する場合。 2 つ以上のライセンス取得済みハードウェア パーティションから 1 つのパーティションを作成する場合。た

だし、(i) パーティションの再作成以前に、各ハードウェア パーティションについて完全なライセンスを取得していること、かつ、(ii) ライセンスとプロセッサの総数が同じであることを、条件とします。

14© 2009 Microsoft Corporation. All rights reserved. 本資料に記載された内容は情報提供のみを目的としており、明示または黙示に関わらず、これらの情報についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。

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図 3

例: 図 3 に示すように、それぞれのサーバーに 4 つの Windows Server 2008 Standard ライセンスが割り当てられていて、2 台目のサーバーの仮想 OSE で Windows Server 2008 Standard の 3 つのインスタンスを既に実行している場合、VMotion または System Center Virtual Machine Manager (Windows Server クラスター サービス、スクリプト、または手動管理) で、Windows Server 2008 Standard の 1 つのインスタンス (例 A) を 1 台目のサーバーから 2 台目のサーバーに移動できます。ただし、2 つ目のインスタンス (例 B) を移動することはできません。これは、2 つ目のインスタンスを移動すると、2 台目のサーバーのライセンスが不足してしまうためです。

以下のシナリオでは、3 台のデュアル プロセッサ サーバーに適切にライセンスを割り当て、VMotion および System Center Virtual Machine Manager を使用して 3 台のサーバー間でインスタンスを移動する方法について説明します。最初のシナリオ (図 4A) は、3 台のサーバーの通常の実行状態を表しています。3 台のサーバーにはそれぞれ 4 つの Windows Server 2008 Standard ライセンスが割り当てられていて、仮想 OSE で Windows Server 2008 Standard のインスタンスを 4 つ実行しています。

2 番目、3 番目、および 4 番目 (図 4B、4C、4D) のシナリオでは、VMotion または System Center Virtual Machine Manager で 2 つのインスタンスを 1 台目のサーバーから 2 台目のサーバーに移動し、1 台目の残りの 2 つのインスタンスを 3 台目のサーバーに移動した結果を示しています。2 番目のシナリオ (図 4B) では、2 台目と 3 台目のサーバーでライセンスが不足しています。3 番目と 4 番目のシナリオ (図 4C と 4D) では、移動した Windows Server のインスタンスに対して適切なライセンスを割り当てるための 2 つの方法を示しています。

15© 2009 Microsoft Corporation. All rights reserved. 本資料に記載された内容は情報提供のみを目的としており、明示または黙示に関わらず、これらの情報についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。

A

B

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図 4A

3 台のサーバーにはそれぞれ 4 つの Windows Server 2008 Standard ライセンスが適切に割り当てられているため、各サーバーで Windows Server のインスタンスを 4 つ実行できます。

図 4B

仮想 OSE で実行されている Windows Server のインスタンスは、1 台目のサーバーから 2 台目または 3 台目のサーバーに移動できません。これは、2 台目と 3 台目のサーバーには Windows Server 2008 Standard のインスタンスを 4 つ実行できるライセンスが割り当てられていますが、1 台目のインスタンスを移動する前に既に Windows Server 2008 Standard のインスタンスを 4 つ実行しているためです。

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図 4C

1 台目の Windows Server 2008 Standard の 2 つのインスタンスを 2 台目のサーバーに移動し、1 台目の残りの 2 つのインスタンスを 3 台目のサーバーに移動することができます。これは、2 台目と 3 台目のサーバーには Windows Server 2008 Standard ライセンスが 6 つずつ割り当てられていて、1 台目のインスタンスを移動する前に実行されている Windows Server 2008 Standard のインスタンスがそれぞれ 4 つであるためです。

17© 2009 Microsoft Corporation. All rights reserved. 本資料に記載された内容は情報提供のみを目的としており、明示または黙示に関わらず、これらの情報についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。

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図 4D

Windows Server の多数のインスタンスを同時に実行するために、サーバーに十分な数の Windows Server 2008 Standard ライセンスを割り当てる代わりに、サーバーのプロセッサに Windows Server 2008 Datacenter のライセンスを割り当てることによって、仮想 OSE で Windows Server のインスタンスをいくつでも同時に実行することができます。それぞれのサーバーに 2 つのプロセッサが搭載されているので、サーバーごとに 2 つの Windows Server 2008 Datacenter ライセンスが必要です。Windows Server 2008 Datacenter のライセンスを利用すると、ライセンス遵守の維持について考慮することなく、Windows Server のインスタンスを自由に移動することができます。

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Parallels Virtuozzo のライセンス

単一の物理サーバー上で、Parallels Virtuozzo ソフトウェアは Windows Server 上で実行される仮想 OSE に Windows Server の実行インスタンスを作成します。実行インスタンス (サイロ、分離パーティション、または VE (仮想化環境)とも呼ばれます) は、ホスト オペレーティング システムとして動作します。これらの実行インスタンスは、ホスト Windows Server オペレーティング システムと同じカーネルを共有しますが、レジストリ設定、オペレーティング システム ライブラリ、オペレーティング システム プロセス、およびアプリケーション ソフトウェアについては分離されています。仮想 OSE では、個別のコンピューター ID や管理者権限も使用できます。

他の仮想化テクノロジと同様に、Windows Server の物理実行インスタンスおよび仮想実行インスタンスには、それぞれ Windows Server ライセンスが必要です。ただし、すべてのインスタンスがホスト オペレーティング システムと同じカーネルを共有するので、Virtuozzo は技術的には物理サーバー上で Windows Server のエディションを 1 つを超えて実行できません。そのため、Virtuozzo を物理 OSE と仮想 OSE の両方で使用する場合は、1 つのエディションを選択する必要があります。

さらに、すべてのインスタンスはサーバー内のすべての物理プロセッサに対し、オープンな状態です。たとえば、2 つのプロセッサを搭載したサーバー上のインスタンスにはそれぞれ 2 つの仮想プロセッサがあり、4 つのプロセッサを搭載したサーバー上のインスタンスにはそれぞれ 4 つの仮想プロセッサがあります。Microsoft SQL Server® 2008 や Microsoft BizTalk® Server 2006 など、プロセッサ ライセンス モデルでライセンスを取得した Microsoft サーバー アプリケーションでは、この違いが重要になります。また、製品使用権によっては、ライセンス取得済みサーバー上の異なる OSE で異なるエディションの実行が許可されることに注意してください。Virtuozzo のインスタンスは同じカーネルを共有するので、この権利を行使することはできません。

図 5

例: 図 5 に示すように、仮想 OSE で BizTalk Server の 3 つのインスタンスを実行する 2 つのプロセッサを搭載したサーバーには、6 つの BizTalk Server プロセッサ ライセンスを割り当てる必要があります。サーバーは仮想 OSE で Windows Server 2008 Standard の 3 つのインスタンスを実行し、物理 OSE で 1 つのインスタンスを実行しているので、3 つの Windows Server 2008 Standard ライセンスが必要になります。

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図 6

例: 図 6 に示すように、仮想 OSE で BizTalk Server 2006 Enterprise Edition の 3 つのインスタンスを実行している 2 つのプロセッサを搭載したサーバーに必要な BizTalk Server Enterprise Edition のプロセッサ ライセンスは 2 つだけです。これは、その物理プロセッサにライセンスを割り当てた場合に、BizTalk Server Enterprise Edition の仮想インスタンスの使用権の数に制限がないためです。サーバーは仮想 OSE で Windows Server 2008 Standard の 3 つのインスタンスを実行し、物理 OSE で 1 つのインスタンスを実行しているので、3 つの Windows Server 2008 Standard ライセンスが必要になります。

ESX Server、Virtuozzo、および Microsoft Virtual Server の比較

2 つのプロセッサを搭載したサーバー上で ESX、Virtuozzo、および Virtual Server を使用した場合の Windows Server ライセンスの数と推定コストについて説明するため、Windows Server 2008 Standard、Enterprise、および Datacenter に関する 5 つのシナリオを再掲します。Windows Server エディションの推定コストは、米国の Open License の推定小売価格に基づくものです。この価格には、税および ESX または Virtuozzo のコストは含まれていません。Virtual Server は無料でダウンロードできます。また、メディア料金のみで入手することもできます。

Windows Server 2008 Standard

シナリオ番号

サーバー内の物理プロセッサ数

仮想 OSE の Windows Server の実行インスタンス数

Windows Server 2008 Standard のライセンス数/推定コスト

VMware ESX Parallels Virtuozzo

Windows Server 2008 Standard のライセンス数/コスト

1 2 4 4 / $2,901.52 4/ $2,901.52 4 / $2,901.52

2 2 8 8 / $5,803.04 8 / $5,803.04 8 / $5,803.04

3 2 10 10 / $7,253.80 10 / $7,253.80 10 / $7,253.80

4 2 20 20 / $14,507.60 20 / $14,507.60 20 / $14,507.60

20© 2009 Microsoft Corporation. All rights reserved. 本資料に記載された内容は情報提供のみを目的としており、明示または黙示に関わらず、これらの情報についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。

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Windows Server 2008 Enterprise

シナリオ番号

サーバー内の物理プロセッサ数

仮想 OSE の Windows Server の実行インスタンス数

Windows Server 2008 Enterprise のライセンス数/推定コスト

VMware ESX Parallels Virtuozzo

Windows Server 2008 Standard のライセンス数/コスト

1 2 4 1 / $2,357. 1 / $2,357 1 / $2,357

2 2 8 2 / $4,714 2 / $4,714 2 / $4,714

3 2 10 3 / $7,071 3 / $7,071 3 / $7,071

4 2 20 5 / $11,785 5 / $11,785 5 / $11,785

5 4 20 5 / $11,785 5 / $11,785 5 / $11,785

Windows Server 2008 Datacenter

シナリオ番号

サーバー内の物理プロセッサ数

仮想 OSE の Windows Server の実行インスタンス数

Windows Server 2008 Datacenter のライセンス数/推定コスト

VMware ESX Parallels Virtuozzo

Windows Server 2008 Standard のライセンス数/コスト

1 2 4 2 / $4,810 2 / $4,810 2 / $4,810

2 2 8 2 / $4,810 2 / $4,810 2 / $4,810

3 2 10 2 / $4,810 2 / $4,810 2 / $4,810

4 2 20 2 / $4,810 2 / $4,810 2 / $4,810

5 4 20 4 / $9,620 4 / $9,620 4 / $9,620

別のシナリオを作成する場合は、次のサイトにある Windows Server Virtualization Calculator ツール(英語)を使用してください。 http://www.microsoft.com/windowsserver2003/howtobuy/licensing/calculator.mspx.

例として示した価格 (米ドル) は、2008 年 3 月 1 日時点の Open Business の推定小売価格を表しています。この価格には税は含まれていません。いずれの金額も、契約条件の提案あるいはマイクロソフトからの提案を示すものではありません。マイクロソフトは、この資料を情報提供の目的のためにのみ提供します。実際の価格および支払い条件は異なることがあります。マイクロソフト代理店を通じて取得されるライセンス価格はマイクロソフト代理店によって決められるものです。

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付録 1

最も費用対効果の高い Windows Server のエディションの特定

具体的な仮想化のニーズに適した最も費用対効果の高い Windows Server のエディションは、サーバー上で実行されるプロセッサごとのインスタンス数によって異なります。Windows Server 2008 Enterprise と Datacenter は、インスタンスの追加がさらに自由に行えるようになったばかりでなく、Windows Server 2008 Standard では提供されないクラスター化やその他の機能の使用も備えています。

サーバー上の仮想 OSE で最大 3 つのインスタンスを同時に実行する場合は、Standard が最も費用対効果の高い選択肢です。

プロセッサごとの仮想 OSE で 4 つのインスタンスを同時に実行する場合は、Enterprise が最も費用対効果の高い選択肢です。Enterprise ではプロセッサごとではなくサーバーごとにライセンスが供与されます。ただし、2 つ以上の Enterprise ライセンスをサーバーに割り当て、4 つを超える Windows Server のインスタンスを実行する権利を取得することができます。たとえば、仮想 OSE で 4 つの Windows Server のインスタンスを実行する 1 つのプロセッサを搭載したサーバーに対して Enterprise のライセンスを 1 つ取得した方が、Datacenter のプロセッサ ライセンスを 1 つ取得するより費用を抑えることができます。また、仮想 OSE で 8 つの Windows Server のインスタンスを実行する 2 つのプロセッサを搭載したサーバーに対して Enterprise のライセンスを 2 つ取得した方が、Datacenter のプロセッサ ライセンスを 2 つ取得するより費用を抑えることができます。

プロセッサごとに 4 つを超えるインスタンスを実行する場合は、Datacenter が最も費用対効果の高い選択肢です。プロセッサごとに 4 つのインスタンスを実行する場合、Datacenter は Enterprise より若干費用がかかりますが、Datacenter は追加コストなしでサーバー上の仮想 OSE にインスタンスを追加することができます。"無制限"の仮想インスタンスの使用権がもたらす柔軟性により、ライセンス遵守に関する懸念を軽減することができます。

この図は米国の Open License の推定小売価格に基づくものです。4 台のサーバー構成の仮想 OSE で実行される Windows Server のインスタンスのライセンス要件および推定コストを比較しています。

Windows Server Virtualization Calculator は、特定の仮想化シナリオに対するエディション (Standard、Enterprise、および Datacenter) ごとの Windows Server のライセンス数と推定コストを割り出して、最も費用対効果の高いエディションを特定するために役立つツールです。このツールは、http://www.microsoft.com/windowsserver2003/howtobuy/licensing/calculator.mspx から入手できます。

例として示した価格 (米ドル) は、2008 年 3 月 1 日時点の Open Business の推定小売価格を表しています。この価格には税は含まれていません。いずれの金額も、契約条件の提案あるいはマイクロソフトからの提案を示すものではありません。マイクロソフトは、この資料を情報提供の目的のためにのみ提供します。実際の価格および支払い条件は異なることがあります。マイクロソフト代理店を通じて取得されるライセンス価格はマイクロソフト代理店によって決められるものです。

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その他の資料

マイクロソフト仮想化ソリューション: http://www.microsoft.com/japan/windowsserversystem/virtualserver/default.mspx

ボリューム ライセンス簡易ガイド: 仮想環境での Microsoft サーバー製品のライセンス:

http://download.microsoft.com/download/5/d/6/5d699af5-16b7-4492-81bf-45b80591ab51/Licensing_Microsoft_Server_Products_in_Virtual_Environments_jp.doc (Microsoft Word ファイル、2.24 MB)

アプリケーション サーバー ライセンス モビリティ: http://download.microsoft.com/download/6/8/5/68581865-3b24-4244-b3c0-190541de52d4/Application_Server_License_Mobility_VL_Brief_jp.doc (Microsoft Word ファイル、226 KB)

マルチコア プロセッサおよびハイパースレッド プロセッサに対する Microsoft ソフトウェアのライセンス:http://download.microsoft.com/download/6/8/5/68581865-3b24-4244-b3c0-190541de52d4/multicore_hyperthread_brief_jp.doc (Microsoft Word ファイル、79.4 KB)

ステップアップ ライセンス:http://download.microsoft.com/download/6/8/5/68581865-3b24-4244-b3c0-190541de52d4/stepup_license_v4_jp.doc (Microsoft Word ファイル、117 KB)

ボリューム ライセンス用語集: http://www.microsoft.com/japan/licensing/glossary/default.mspx

ボリューム ライセンス製品使用権説明書: http://www.microsoft.com/japan/licensing/product/pur.mspx

Windows Server Virtualization Calculator: http://www.microsoft.com/windowsserver2003/howtobuy/licensing/calculator.mspx

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