2

Compact Mass Spectrometry

ADVION CMSで出来ること

Advion社が開発した質量分析計（CMS）は、合成化学、天然物化学など分析化学専門家以外の研究者向けにも、最適なサイズで使い易い検出器として設計されています。様々なタイプのサンプル分析に対応可能なオプションを利用する事で、研究対象を広げる事が出来ます。

expressionCMSは上限1200DaのSタイプ、上限2000DaのLタイプの2機種から選択出来ます。

Lタイプはタンパク質などの高分子分析で生じる多価イオンの検出、及びデコンボリューションソフトを用いた解析に威力を発揮します。

Plate ExpressTM: TLC/CMS Mass Analysis of TLC spots (U)HPLC/CMS

Chromatography Systems

Direct Injection(FIA)

ASAP®: Atmospheric Solids Analysis Probe

iASAP: Direct Analysis of Air-Sensitive

Compounds

Purifi cation by Flash, SFC, or Prep-LC/CMS

High performance compact mass spec designed especially for chemists

Flow Chemistry Monitoring & Automated, Real-Time, Optimization

vAPCI: Volatile APCI forGas Analysis

Touch ExpressTM Open Port Sampling Interface (OPSI)

TLC-MSASAP

i-ASAP

Vapor-MS

Flow-MS SFC-MS

OPSI

FIA

LC-MSFlash-MS

3

結果はたったの5秒！　ASAP®で　直接差し込む！

TLCプレートから直接分析できるPlate Express™

お持ちのLCにつなげて LC-MSとして

OPSIを使えばポートに　滴下するだけ！

日本分光液体クロマトグラフ-シングル四重極質量分析計EXTREMA-MS

4

仕様セレクトガイド

≫イオン化方法適用範囲イメージ

≫プローブ選択フローチャート

質量数1,000以下の化合物について、高極性はESI、低極性はAPCIの傾向

10,000

1,000

100

質量

数

低極性

APCIESI（OPSI）

高極性

サンプル

溶媒に溶ける？

極性は？

逆 相 溶 媒に溶ける？

逆 相 溶 媒に溶ける？

APCI+ASAP

ESI（OPSI）

APCI

溶けない

溶けない

溶けない

溶ける*

溶ける*

溶ける*

高い低い

*通常の分析用LCで測定できる濃度が目安 (50 µg/mL)

ASAP

5

≫ASAP使用例：アデニンの分析溶媒の影響を受けず低分子でもノイズのないピークが得られます！

ASAP (Atmospheric Samples Analysis Probe)

Atmospheric Solids AnalysisProbe（ASAP®）は、固体および液体サンプルの高速分析を可能にし、LC-MSメソッドに代わるシンプルで低コストの代替品です。この直接分析プローブ法は、キャピラリー先端に固体や液体サンプルを少量付着させ、イオン源にそのまま差し込むだけの測定方法です。前処理や濃度調製が不要で、数秒で結果が得られます。ASAPは、APCI-ASAPとして組み合わせて利用できます。

5秒！！

MW 135.13Exact Mass 135.05

Clear Peak!!

6

OPSI (Open Port Sampling Interface)

Open Port Sampling Interface (OPSI) は、液 体 サンプルの高速分析を可能にし、LC-MSメソッドに代わるシンプルで低コストの代替品です。OPSIには、質量分析計のエレクトロンスプレーイオン源に流れる溶媒が連続して流れるオープンポートが組み込まれています。このオープンポートにサンプルを滴下するだけで分析できます。OPSIは、専用ESIイオン源と組み合わせて利用できます。

シトクロムc（約12kDa）のOPSI分析上）シトクロムcのマススペクトル下）デコンボリューション (uncharged mass of cytochrome c)

一滴だけ！

≫OPSI使用例：デコンボリューション機能を用いたタンパク質の分析

ESIで測定した多価イオンから簡単にタンパク質などの分子量を計算することが可能

7

Plate Express™　for TLC-MS

↑反応時間ごとにスポットし、TLC展開

反応時間ごとのTLCスポット（目的物m/z 710.2）のシグナル面積のプロット

Plate Express™は、TLCプレートから直接スポットを抽出し、マススペクトルを取得するデバイスで、Advionのexpression®CMSと組み合わせるとTLC-MSになります。イオン源はESIとAPCIの両方から選択することが可能なので、あらゆる化合物に対応出来ます。またアルミ、ガラスなど各種TLCプレートに対応しています。TLCスポットからUV以外の情報を簡単に得られます。またDBSカード（濾紙）など、TLC以外のプレート状のものから直接抽出し、分析することも可能です。

TLCスポットから直接測定！

≫Plate Express使用例：ペプチド合成の反応モニタリング

パーツリスト

※仕様情報は2020年3月時点の情報となります。予期なく変更することがありますので予めご了承ください。

Part Number: Org_CMS20200427h

本体　仕様： 28cm X 56cm X 66cm, 32kg, 100-240VAC±10%, 50-60Hz

型番 名称

CMS-S01expression CMS-S 　シングル四重極型質量分析計　（m/z レンジ1200）*付属品を含む

CMS-L01expression CMS-L 　シングル四重極型質量分析計　（m/z レンジ2000）*付属品を含む

A-IS-APCI-S01 APCI　イオン源A-IS-ESI-S01 ESI　イオン源A-IS-ASAP-S02 APCI (ASAP含む）　イオン源A-OPSI-ESI-001 OPSI　コンプリートシステムA-OPSI-001 OPSI-サンプリングポートデバイス

*付属品　ロータリーポンプ、インジェクションバルブ、バイアル2個、I/Oケーブル、各種ソフトウェア

インターフェースA-PE-001 PlateExpress　（ヘッド2 x 4mm 深さ250um)、接続キットを含むA-ACC470 PlateExpress　（ヘッド2 x 4mm) 深さ250um

A-ACC471 PlateExpress　（ヘッド2 x 4mm) 深さ200um

A-ACC472 PlateExpress （ヘッド2 x 4mm) 深さ150um

A-ACC350 スプリッター

ポンプJ-JAS-PU4585 HPLCポンプA-ACC361 送液ポンプ , PC 上でコントロール可能A-ACC364 PlateExpress用ブランケット(ACC361 用)

窒素発生装置J-AT-10NP-CMS ミニコンプレッサー内蔵膜式窒素ガス発生装置

PC　ソフトウェアJ-CMS-PC 制御用PC

A-SWL_LC_EXPRESS_AGILENT_1 Agillent 社製HPLC, UHPLCインテグレートソフトウェア

各種接続キット、消耗品J-AT-TM10031 テフロンチューブ　10031/4(6.35 x 4.35) 5m（AT-10NP用）J-RIK-FLMS-kit MRA接続キットA-ACC370 フラッシュクロマトグラフィー用接続キットA-ACC371 (U)HPLC 接続キットA-ACC372 直接注入用アクセサリーキットA-ACC374 PlateExpress用接続キットA-CAP-ASAP ASAP2 用 ガラスキャピラリー（100 本）A-PRB-ASAP-BLU ASAP2 スペアプローブ（青）A-PRB-ASAP-RED ASAP2 スペアプローブ（赤）A-TRA-ASAP ASAPホルダ , キャピラリートレイA-DIS-ASAP ASAP2 スペアコンテナー　5 個SER-DALT-IN Installation and Familiarization - Isolera™ Dalton

メンテナンスJ-RIK-MKIT メンテナンスキットA-ACC301 APIヒートキャピラリーA-ACC303 ESIキャピラリー交換キットA-ACC309 APCIキャピラリー交換キットA-ACC322 ESI 用校正用標準溶液A-ACC323 APCI 用校正用標準溶液A-1009926 標準液用バイアルA-1009887 エレクトロンマルチプライヤ検出器SER-CMS1-PMP Expression CMS Preventative maintenance

各種チューブ類は別途お見積り

バイオタージ・ジャパン株式会社［本　社］〒136-0071　東京都江東区亀戸1-14-4, 6F TEL 03-5627-3123　FAX 03-5627-3121

［西日本営業所］〒532-0003　大阪市淀川区宮原5-1-28, 4F TEL 06-6397-8180　FAX 06-6397-8170URL ： http://www.biotage.co.jp/　　E-mail : Japan_info@biotage.com