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B U S I N E S S 04 05 ART AND SPORTS BUSINESS 芸術・ スポーツビジネス 専攻 芸術・スポーツビジネスを 活かした マネジメントの知識や 組織の運営に関する 実践的能力をベースに、 芸術・スポーツが持つ 多角的な価値と 社会との関係を 取り結ぶ 人材を 育成します 北海道教育大学 芸術・スポーツ文化学科 HOKKAIDO UNIVERSITY of EDUCATION ARTS and SPORTS, and CULTURAL CREATIVE STUDIES

BUSINESS - hokkyodai.ac.jp · ポーツマーケティング」などの 専門領域に踏み込み、深く掘 り下げます。 アート・スポーツの マネジメントを

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Page 1: BUSINESS - hokkyodai.ac.jp · ポーツマーケティング」などの 専門領域に踏み込み、深く掘 り下げます。 アート・スポーツの マネジメントを

B U S I N E S S

04 05

芸術・スポーツビジネス専攻

ART A

ND

SPORTS BU

SINE

SS

芸術・スポーツビジネス専攻

芸術・スポーツビジネスを

活かした

マネジメントの知識や

組織の運営に関する

実践的能力をベースに、

芸術・スポーツが持つ

多角的な価値と

社会との関係を

取り結ぶ

人材を

育成します

北海道教育大学 芸術・スポーツ文化学科 H O K K A I D O U N I V E R S I T Y o f E D U C A T I O N A R T S a n d S P O R T S , a n d C U L T U R A L C R E A T I V E S T U D I E S

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ビジネスリーダーはアートから深く学ぶ。

社会とアートをつなぎ、新たな事業を創造する。

KOICHI UDAGAWA

宇田川耕一

HISASHI SHIBATA

柴田尚

アートプロジェクト研究室

アートマネジメント音楽研究室

正解のない課題を追い続ける4年間を過ごしてほしい

と思います。つまり、教員から一方的に学ぶ「学習」か

ら、自ら課題をみつけて取り組む「研究」への進化です

ね。よく、私は運転免許に例えて、「学科試験で満点

を取っても車は動かせない。仮免許で路上実習をして

初めて、使える運転技術が身につく」と言います。本

研究室では理論の習得はもちろんですが、さまざまな

プロジェクトを実際に「企画から終結(フィナーレ)ま

で」経験します。それが、卒業後にご自身でハンドルを

握りしめて、人生の長い道のりを、思いっきり自由に

走り回るためのステップアップにつながります。共に課

題について考え抜く時間を過ごしましょう。

専門の美術を中心に、音楽、ダンス、建築、サーカス

など様々なアートと関わってきました。また、世界36か

国のアーティストとの交流や、まちづくり、福祉、地場

産業との間で数々のプロジェクトを立ち上げてきまし

た。アートプロジェクトとは、世の中に「新鮮な驚き」を

見出し、実践することだと思っています。現代社会の

様々な問題に関わりながら、その解決に向けて、共に

研究してみませんか。

06 07

芸術・スポーツビジネス専攻

ART A

ND

SPORTS BU

SINE

SS

新たな文化ビジネスの創造を、芸術とスポーツの視点から

アートマネジメント音楽

アートプロジェクト 芸術文化政策 ヘルスケア・スポーツマネジメント

地域文化政策 スポーツ経済学

4年間の学び・実践の集大成として研究・実践活動の総決算として、理論・実践の両面から今までの学びの軌跡を振り返り、自らの指針となる確固たる視座を得ます。

ビジネスを学ぶための基本を身につける「経営学概論」「マーケティング概論」「アカデミックスキル」など4年間の学びの土台となるリテラシーをじっくりと身につけます。

地域を活性化するための方法を実践を通して学びます。令和元年度

は、岩見沢を知るため地元の川に生息する生物の調査を行い、校内

のイベントで展示を行いました。

アート・スポーツの最先端に触れて「芸術経営学」「NPOマネジメント」「地域文化政策」「スポーツマーケティング」などの専門領域に踏み込み、深く掘り下げます。

アート・スポーツのマネジメントを企画実践を通して、アート・スポーツの「マネジメント力」や新たな文化ビジネスを「発想する力」を身につけることが出来ます。

学科共通科目教養科目

P2.P3参照

卒業研究

専門科目

PICK UP 1 体験から学ぶ~さまざまな地域実践活動~

学外に出て、地元地域を対象に複数の班に分かれプロジェクトを企

画し実行します。ある班では、留学生を含めた「外国人向け岩見沢

map」を作成し、各所に配布しました。

PICK UP 2 芸術・スポーツビジネス実習Ⅱ

芸術・スポーツビジネス専攻

■ 経済学概論 ■ 経営学概論 ■ 簿記■ 芸術・スポーツビジネス実習 ■ 会計学概論■ マーケティング概論 ■ 政策学概論■ 統計学の基礎 ■ 芸術・スポーツビジネス入門■ 芸術経営学 ■ 芸術文化政策学■ アートプロジェクト論 ■ 地域文化論■ スポーツ経済学 ■ スポーツマーケティング■ スポーツマネジメント ■ ビジネス実務■ 芸術・スポーツビジネス演習 ■ 音楽マネジメント ■ 演劇マネジメント■ 音響・照明 ■ スポーツプロデュース論■ イベントマネジメント ■ 舞台芸術鑑賞論■ NPOマネジメント ■ ケーススタディ■ ビジネス実務英語 ■ 発想力 ■ 知的財産権論 ■ ファンドレイジング■ スポーツ組織論 ■ アスリートブランディング■ 芸術プロデュース論 ■ シアターマネジメント■ 美術マネジメント ■ インターンシップ■ ビジネストレンド ■ 広報メディア戦略論■ ゲーム理論 ■ 公会計論■ デジタルコンテンツ産業 ■ 文化コーディネート論■ 文化の多様性 ■ スポーツと医療■ ビジネス研究法 他

北海道教育大学 芸術・スポーツ文化学科 H O K K A I D O U N I V E R S I T Y o f E D U C A T I O N A R T S a n d S P O R T S , a n d C U L T U R A L C R E A T I V E S T U D I E S

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大学での学びを社会で生かす方法を考える

MIYAKO SUM

I

角美弥子

TAKAYUKI FUKUHARA

福原崇之

TEPPEI SUZUKI

JINKYUNG MIN

閔鎭京

スポーツ経済学研究室

スポーツ経済学研究室では、スポーツ経済学や計量

経済学を学んでいます。そして学んだ知識を社会で生

かす方法を考えるため、毎年スポーツ政策提言コンテ

ストに出場しています。これはスポーツを通じて社会課

題を解決するための提言を行うコンテストで、当研究

室の昨年度のテーマは、女子大生の運動不足を改善

する方策についてでした。ゼミ生にとって、課題を見つ

け、それを解決する術を学ぶだけでなく、全国から参

加している大学生と交流する貴重な機会となっていま

す。

また、岩見沢市に生息する生物の調査も行い、本校

の地域連携イベントにて動画やポスターを作って展示

を行い、来場者の方々にご覧いただきました。

「文化」を知る。己を知る。世界を知る。

地域文化政策研究室

ひとくちに「文化」と言ってもその実際はあまりにも多

様で、一人の常識だけでは理解しきれないものが山ほ

ど存在しています。すべてを知り、理解するのは困難

ですが、さまざまな事象を「文化」として受け容れるこ

とは何とかできそうで、関わる人々にとって大切なもの

であることさえ解れば、「文化」により近づけるのでは

ないでしょうか。教員は琵琶楽や民俗芸能などの無形

の文化財の保存と継承、活用について研究を行って

いますが、研究室にはそのほか地域に存在するあらゆ

る「文化」に関わる「知りたい」「理解したい」「役立て

たい」などの「たい」が集まっています。気になる「文

化」をとことん掘りたい方、お待ちしております。

激変する社会に文化芸術の力が試される。

芸術文化政策研究室

「社会」を語るのに、コミュニケーション、共生社会、

グローバル社会等の言葉をよく耳にしましたが、残念

ながら昨今では連日、ソーシャルディスタンス、外出自

粛、入国制限等が叫ばれています。

文化芸術は人の生活に関わり、多様な価値観を理解

し、人と人の関係性を大切に発展してきました。新型

コロナウイルスの猛威下でも収束後でも、人が心の安

らぎを得る、開かれた社会になる、世界がつながるた

めに、文化芸術は絶対に欠かすことのできないもので

す。

文化芸術政策は、一人ひとりが文化芸術を通して幸

せな暮らしを考える学問です。ぜひ、本専攻で、社会

における文化芸術の役割やその在り方を一緒に考え

てみませんか。

08 09

芸術・スポーツビジネス専攻

ART A

ND

SPORTS BU

SINE

SS

ヘルスケア領域で求められるスポーツの力

ヘルスケア・スポーツマネジメント研究室

超高齢社会となった日本において、医療 ・ 介護にかか

る費用は増え続けています。私はこれまで、どのような

生活 ・ 予防を行うと、医療費や介護費の増加を抑制で

きるか?を研究テーマとしたビッグデータ分析や、市民

向けヨガイベント ・ 介護予防体操の開催、企業の健康

づくり支援等を行ってきました。その結果、若い世代、

働き世代におけるスポーツへの参加 ・ 関心が特に重要

であると考えています。

これからの社会において、皆さんのスポーツ知識や経

験が求められています。さらに、ビジネス的思考(戦

略 ・ マーケティング ・ 財務等)を身に着け、企画 ・ 実践

力を磨くことで、様々な社会的課題の解決に貢献でき

ると思います。

鈴木哲平

北海道教育大学 芸術・スポーツ文化学科 H O K K A I D O U N I V E R S I T Y o f E D U C A T I O N A R T S a n d S P O R T S , a n d C U L T U R A L C R E A T I V E S T U D I E S

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芸術・スポーツビジネス専攻

ART A

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SPORTS BU

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アクティブラーニング教室

北海道教育大学岩見沢校BOX(i-BOX)〈岩見沢複合駅舎2階〉

グループインタビュールーム コミュニケーションスペース

教養教育から専門教育、また、少人数から大

人数(216席)までの幅広いカリキュラムに対

応可能な教室です。実習 ・ 議論 ・ 発表の場と

なるアクティブラーニング設備は、学生間の協

学を促進をさせるための重要な設備となります。

北海道教育大学岩見沢校は、キャンパスの特色を活かした音楽 ・ 美術 ・ スポーツ分野の地域連携活動を岩見沢市及び全道に展開しています。その活

動成果を広く情報発信するため、大学と岩見沢市が協働し、JR岩見沢複合駅舎内に活動情報拠点となる「i-BOX」を開設しています。企画展示事業と

して、岩見沢校の学生が主体的に作品や活動を発表する「学生企画展示」を中心に、授業や研究等の成果発表を含め、年間20近くの展覧会を開催し

ています。

グループインタビュールーム、マジックミラールーム、ミーティングルームか

ら構成されており、ビジネスの実際を立体的 ・ 実践的に学ぶことができる

施設となります。

学生の作品や研究等の展示 ・ 発表の場として活用することができます。両

サイドの壁面には、ピクチャーレール及び電源レール等を設置するほか、

プロジェクターやスクリーンを設置し、公開プレゼンテーションやパネル

ディスカッション等の実施が可能です。

地域文化活動棟

施設・設備 芸術・スポーツビジネス専攻 入学試験情報

入試の特徴 芸術 ・ スポーツビジネス専攻では、総合型選抜(自己推薦入試)及び一般選抜の「前期日程」「後期日程」と、基本的に3回の受験機会があります。

※今後の災害発生や感染症の拡大等により、やむを得ず試験日程や選抜方法が変更になる可能性があります。 必ず令和3年度「入学者選抜要項」、「学生募集要項」で確認してください。

文字通り、自らの言葉で自分を推薦し、アピールするものです。自己推薦入試におけるポイントは、自己推薦書と外国語の技能を有していることです。出願要件は以下の通りです。1. 芸術 ・ スポーツビジネス分野に適した資質を有し、地域の芸術 ・ スポーツ活動展開に意欲と情熱を持つ者2. 合格した場合、入学を確約できる者3. 以下のいずれかに該当する者ケンブリッジ英語検定 140以上、実用英語技能検定 1950点以上、GTEC 960点以上、IELTS 4.0以上、TEAP 225点以上、TEAP CBT 420点以上、TOEFL iBT 42点以上、TOEIC L&R/S&W 1150点以上

出願の際には、外国語検定の試験結果を証明する書類と自己推薦書等が必要となります。「志望動機」「学業成績以外の卓越した能力」「課外活動 ・ 社会活動の実績」「特技 ・ 得意科目」等を記述し、自己を推薦する内容が求められます。書式については、募集要項をご確認ください。要件を満たした志望者の中から、面接(口頭試問を含む。)によって選抜を行います。面接の際に求められることは以下の通りです。1. 芸術 ・ スポーツビジネス専攻への志望動機が明確で、勉学意欲、目的意識が高いこと。2. 質問内容に即して的確に回答、または適切に対応できること。3. 一般常識を持ち、社会性及びコミュニケーション能力を持っていること。4. 芸術 ・ スポーツ文化分野のビジネスに関して、強い関心を持ち、考えを深めていること。

総合型選抜(自己推薦入試)(4名)

一般選抜 一般選抜では、前期日程 ・ 後期日程ともに大学入学共通テストの成績が必要です。内容は、国語、地歴 ・ 公民、数学、理科、外国語をそれぞれ1科目ずつ、5教科5科目、または6科目を受験しなければなりません。幅広い知識と学力が求められます。

■前期日程(11名)前期日程では、集団討論と個人面接(口頭試問を含む。)の2回の試験が課せられます。ポイントは集団討論で、5~6人を1グループとして、一つのテーマに対し意見を述べ合い討論を行ってもらいます。テーマは各グループ少しずつ違うものを用意します。ここでは、テーマに沿った独自の見解や調和性、社会性、論旨の整合性に加え、討論における適切な態度 ・ 言動等を総合的に評価します。個人面接では、志望動機や目的意識、質問内容に即した回答の的確性、一般常識や面接態度等を評価対象にします。配点は、大学入学共通テストが700点、集団討論と個人面接で300点です。

■後期日程(10名)後期日程では、個人面接(口頭試問を含む。)のみが課せられます。集団討論はありません。個人面接の内容は、前期日程とほぼ同じですが、前期日程より面接の配点が高くなっています。大学入学共通テストが700点で、面接は400点となります。

その他

令和4年度(令和3年度実施)以降の芸術 ・ スポーツビジネス専攻における入学者選抜方法の変更について(予告)

特別選抜の「社会人入試」、「私費外国人入試」があります。詳しくは、「入学者選抜要項」、「学生募集要項」でご確認ください。

北海道教育大学 芸術・スポーツ文化学科 H O K K A I D O U N I V E R S I T Y o f E D U C A T I O N A R T S a n d S P O R T S , a n d C U L T U R A L C R E A T I V E S T U D I E S