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ARCserve を使用した Pervasive PSQL データベースのバックアップ 2009 6 株式会社エージーテック 1

ARCserve を使用した Pervasive PSQL データベース …...ARCserveの設定手順 実際にARCserveを使用して、DEMODATAのバックアップを行う手順は次のとおりです。この手順では、ARCserveをインストールしているサーバ上で設定を行っています。ここでは、Pervasive

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ARCserve を使用した

Pervasive PSQL データベースのバックアップ

2009 年 6 月

株式会社エージーテック

1

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目次

データベースバックアップの注意点・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3

バックアップ処理の流れ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3

ARCserve の設定手順 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

1.前準備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

2.バックアップの設定および動作の確認・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9

3.メディアプールの設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15

4.スケジュールを設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21

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弊社では、安心して Pervasive PSQL をご利用いただくために、定期的なデータベースのバックアッ

プをお勧めしております。

データベースのバックアップに際し、ご注意いただく点、バックアップツールとしてメジャー な

ARCserve を使用したバックアップ手順につきましてご紹介いたします。

データベースバックアップの注意点

Pervasive PSQL のデータベース(Btrieve ファイルを含みます)を運用しながらバックアップするに

は、Pervasive PSQL をバックアップモードに設定する必要があります。

バックアップモードへの設定を行いませんと、Btrieve ファイルへの更新が不完全であったり、複数

のファイルに跨る更新で整合性が取れなくなる可能性があります。

バックアップモードへの設定は、オプションソフトの Pervasive Backup Agent を使用することで、簡

単に行うことができます。

定期的なバックアップはバックアップツールのスケジュール機能を使用して行うことが出来ますが、

Pervasive Backup Agent とバックアップツールを連携して動作するよう設定が必要となります。

実際にバックアップを行うファイルは、データベースとして登録している場合には、システムテーブ

ル(拡張子が DDF)および Btrieve ファイルとなります。

バックアップモード中には、デルタファイルと呼ばれるファイルが作成されますが、これはバックアッ

プ対象には含めません。

バックアップ処理の流れ

バックアップ処理の流れは、おおよそ次のようになります。

1.スケジュール設定によりバックアップツール起動

2.バックアップに先立ち、Pervasive Backup Agent を実行し、Pervasive PSQL をバックアップ

モードに設定

3.実際のバックアップを実行

4.後処理として Pervasive Backup Agent を実行し、Pervasive PSQL を通常モードに設定

バックアップを行う PSQL 関連のデータファイルは、システムテーブルで使用する拡張子”DDF”、

データベースで使用するデフォルトの拡張子”MKD”および、お客様でご使用の Btrieve ファイル

となります。

これらをバックアップ対象として設定してください。

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ARCserveの設定手順実際に ARCserve を使用して、DEMODATA のバックアップを行う手順は次のとおりです。

この手順では、ARCserve をインストールしているサーバ上で設定を行っています。

ここでは、Pervasive PSQL v10 SP1 と ARCserve v12 の組み合わせで紹介しております。

1.前準備として、ARCserve の「デバイス環境設定」を使用してバックアップ先の設定を行います。

1-a.[スタートメニュー] →[プログラム]→[CA]→[ARCserve Backup]の順に開き

[デバイス環境設定] を実行します。

任意のオプションを選択して[次へ]をクリックします。

例では、「ファイルシステムデバイス」を選択しています。

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1-b.ARCserve インストール時に設定したパスワードを入力し、[次へ]をクリックします。パスワー

ドを設定していない場合には、空白のまま[次へ]をクリックします。

1-c.[次へ]をクリックします。

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1-d.[追加]をクリックします。

1-e.ロケーションにバックアップを作成するフォルダのフルパスを設定します。

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1-f.[次へ]をクリックします。

1-g.フルバックアップ用の空のメディア(デバイス)を追加します。1-d から 1-e を繰り返し実

行し、[次へ]をクリックします。

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1-h.[終了]をクリックします。

これでバックアップ先の設定は完了です。

バックアップの種類によりましては、空のメディアが複数必要な場合がありますので、必要な数だ

け追加しておいてください。([次へ]をクリックすると 1-a に戻ります。)

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2.バックアップの設定および動作の確認を行います。

2-a.[スタートメニュー] →[プログラム]→[CA]→[ARCserve Backup]の順に開き[マネージャ]

を実行します。

クイックスタートにある「バックアップ マネージャ」をクリックします。

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2-b. ソースタブのツリー表示されている項目「Windows システム」を展開し、バックアップ対象の

データベースがあるフォルダを選択します。

2-c.ここでは Demodata を選択しています。

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2-d.次に「デスティネーション」タブに移り、デバイス環境設定で設定したデバイスを選択します。

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2-e.[オプション]をクリックし、「グローバルオプション」ダイアログの「実行前/後の処理」タブに

Pervasive Backup Agent のON/OFFを行うコマンドを設定します。

「ジョブの開始前に実行するコマンド」(①)には Pervasive PSQL をバックアップモードに設定する

コマンド「pvbackup -on」を入力します。

「ジョブの終了後に実行するコマンド」(②)には Pervasive PSQL を通常モードに設定するコマンド

「pvbackup -off」を入力します。

「前処理/後処理を実行するユーザ」(③)には、管理者権限を有するユーザを設定します。

設定後[OK]をクリックします。

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2-f.[フィルタ]をクリックし、バックアップから除外するファイルパターンを追加します。

Pervasive PSQLのバックアップモードでは、拡張子が「~~~」のファイルはデルタファイルと呼

ばれ、バックアップ中の更新が記録されます。このファイルを、除外するファイルパターンに追加し

ます。

①に「*.~~~」を入力し追加ボタンをクリックします。

設定後[OK]をクリックします。

2-g.動作の確認のため、[開始]をクリックします。

次のダイアログが表示されます。

[OK]をクリックします。

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2-h.[OK]をクリックします。

2-i.ジョブの結果を確認します。

これで、動作の確認は終了です。

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3.スケジュール設定に先立ち、メディアプールを設定します。

まずデバイスグループを設定し、メディアプールにデバイスグループを追加します。

3-a.マネージャの[管理]にある[デバイスマネージャ]を実行します。

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3-b.[デバイスグループの環境設定]をクリックします。

3-c.デバイスを一つのグループにまとめるため、グループ「PGRP1」を削除します。

「PGRP1」を選択し、[削除]をクリックします。

(”- グループ-”と表示されている個所の下にある[削除]をクリックします。)

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3-d.グループ「PGRP0」(①)、利用可能なデバイス「<デバイス: 4>FSD2」(②)を選択し、[<

<割り当て]をクリックします。

3-e.[OK]をクリックし、終了します。

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3-f.マネージャの[管理]にある[メディアプール]を実行します。

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3-g.[新規プール]をクリックします。

3-h.「プール名」に任意の名前を入力し、[OK]をクリックします。例では、”MAIN”を設定して

います。

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3-i.メディアプールを閉じます。

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4.スケジュールを設定する。

手順2で設定したバックアップジョブを元に、スケジュールを設定します。

スケジュールにはさまざまなオプションがありますが、例として、月曜から金曜日の 12:00:00 に増

分バックアップ(金曜日にフルバックアップ)を行う設定を行います。

4-a.[変更]をクリックします。

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4-b.[スケジュール]タブをクリックします。

4-c.「開始日」(①)、「実行時間」(②)、「使用メディアプール」(③)を設定します。

「使用メディアプール」には、手順3-hで設定した名前がリストされますので、選択してください。

設定後[開始](④)をクリックします。

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①②

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4-d.[OK]をクリックします。

4-e.[OK]をクリックします。

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4-f.これでスケジュールの設定は完了です。

以上のような設定手順で ARCserve と Pervasive Backup Agent を連携させて安全にサーバにあるデータのバックアップを行なうことができます。Pervasive PSQL をより安心してご使用いただくためのお役にたてれば幸いです。

Copyright © 2009 AG-TECH Corporation. All Rights Reserved. Pervasive, Pervasive Software, Pervasive.SQL, Btrieve, Pervasive Backup Agent は米国および他の国における米国Pervasive Software Inc. の商標または登録商標です。その他、会社名、アプリケーション名、システム名などは一般に各メーカの登録商標または商標です。

Smart Software,Smarter Deployment 株式会社エージーテック

本 社 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町 1-21-1 昭栄神田橋ビル 3F PHONE:03-3293-5300 (代表) FAX:03-3293-5270 お問い合わせ: [email protected] URL http://www.agtech.co.jp

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