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3 順天堂大学の取り組み 87 3 順天堂大学の 取り組み

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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第 3 編

順天堂大学の 取り組み

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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1. 順天堂大学医学部附属順天堂医院 がん治療センター 順天堂大学大学院 がん生涯教育センター

第5回市民公開講座「高度がん治療を目指して」

1-1 概 要

(1) 名称

順天堂大学医学部附属順天堂医院 がん治療センター

順天堂大学大学院 がん生涯教育センター

第 5 回市民公開講座「高度がん治療を目指して」

(2) 日時、場所、対象

開催日時:平成 22 年 6 月 5 日(土)14:00~16:00

開催場所:順天堂大学 本郷キャンパス 有山登記念館 3 階講堂

参加対象:一般の方

(3) 内容

座長:鶴丸 昌彦 順天堂医院がん治療センター センター長 講

肝臓がん

-どうやって治療するか

川崎 誠治

順天堂大学医学部肝胆膵外科学講座 教授

座長:霞 富士雄 順天堂医院乳腺センター センター長 講

血液検査によるがんの診断

-腫瘍マーカー検査でわかること

三宅 一徳

順天堂大学医学部臨床検査医学 助教

(4) 参加資格

自由参加、無料

(5) 主催

順天堂大学医学部附属順天堂医院 がん治療センター

順天堂大学大学院 がん生涯教育センター

(6) 参加者情報

参加者:130 名(市民 121 名 スタッフ 9 名)

アンケート回収:71 名分

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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1-2 アンケート集計結果

(1) 講演について

(a) 講演はいかがでしたか

a. とても満足できた:30 b. 満足できた:34 c. どちらでもない:3

d. 少し不満 :1 e. とても不満:0 無回答:3

(b) 良かった点をあげてください

1 全体的に分かりやすかった。

2 状態による治療法の違いをデータで比較しながら説明してくれたのでとても分かりやすかった。

3 膵臓がんの手術が難しいことは残念だったが、肝臓がんの手術についてはよく分かった。

4 手術内容が具体的に理解できた。

5 腫瘍マーカーの話は難しかったが、画面の字が大きく見やすかった。

6 現在行われている治療や、全世界での見解、現状の説明を含め、演者の分かりやすい説明により理解

できてよかった。

7 素人にも分かりやすく的確な内容でよかった。(5 件)

8 写真や数表が多く、理解しやすかった。(3 件)

9 外科的治療が分かりやすかった。(2 件)

10 腫瘍マーカーについて、詳しく話を聞けて大変よかった。(10 件)

11 話すスピードがゆっくりでよかった。

12 肝がんの画像などを取り入れ、分かりやすく説明してくれてよかった。

13 肝がんの基準、B 型 C 型肝炎の区別、予防医学、肝臓をいたわる生活の話が聞けてよかった。

14 肝臓を 1/3 切除しても 6 ヶ月後には元の大きさにもどる再生力・生命力に驚いた。

15 身内が、以前、手術の際に輸血をし、C 型肝炎で長期にわたり治療を続けてきたが、がんで亡くなら

ずに肺炎で亡くなった。今の医学に感謝している。

16 医療の知識がない方にも分かりやすかった。また、2 人の座長の進行が素晴らしかった。

17 ペーパーで質問を受けてくれたので、質問しやすかった。

18 講演 1 は非常に分かりやすく、参考になった。

19 C 型肝炎なので、(話がきけて)よかった。

20 成人検診でコレステロール値が高いことを指摘されていたので、アルコールやストレスも要因である

ことが理解できよかった。

21 肝臓がんの話がとても分かりやすかった。

22 肝臓がん手術の現状を聞くことができてよかった。

23 早期発見のための目安程度の気持ちで腫瘍マーカーを受けていたが、詳しい内容が聞けてよかった。

24 兄がアルコール依存症により死亡しており、肝がんについてとても参考になった。

25 川崎先生の話し方が大変はっきりしていて聞き取りやすかった。

26 川崎先生のスライドが工夫されていてよかった。

27 肝がん治療において、肝切除術は死亡率が高い治療法で、局所療法においてはラジオ波が主流である

ことが理解できた。

28 複数の腫瘍マーカーを組み合わせることが、がん検出精度を上げるために有効であることが分かった。

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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29 明解で大変分かりやすかった。

30 多忙な先生方のお話が聞けてよかった。

31 演者の先生方の声の出し方が聞き取りやすかった。

32 先生の話と印刷物が分かりやすく、役立った。

33 質問に丁寧に答えてもらいよかった。

34 腫瘍マーカーの検査値に一喜一憂するのではなく、読み方、使い方が理解できてよかった。

35 音声も会場の温度も明るさも丁度よかった。(2 件)

36 肝臓がんの切除や移植の基準、方法がよく分かった。

37 体系立てて具体的な数値と共に話してくれてよかった。

38 細かく説明をしてくれてよかった。(3 件)

39 医学用語をかみ砕いて話してくれてよかった。

40 肝臓がんの生体肝移植についての内容がよかった。

41 スクリーンの資料が分かりやすかった。

42 データや画像が多く使われており、分かりやすかった。

43 肝臓がんの手術の詳細な方法を画像で見ることができてよかった。

44 有意義な話を聞くことができてよかった。

45 順天堂における研究者の講演だったのでよかった。

(c) 悪かった点をあげてください

1 もっと時間を取ってほしい。

2 2 部の座長がよかった。

3 手元の資料がもっとあった方がよかった。(3 件)

4 興味がある内容だったので楽しみにしていたが、全体的に素人には難しかった。

5 スクリーンが見にくかった。

6 話が難しかった。(2 件)

7 腫瘍マーカーについては難しすぎた。(3 件)

8 講演 2 は、少し退屈だった。一般市民がデータをどのように読めばよいのか分かるといい。

9 公開講座のチラシが雑然と見えるので、要点をついて、もう少し明確に太い字で作ってほしい。

10 公開講座の大判のポスターがほしい。

11 説明する資料がよくなかった。

12 三宅先生はよかったが、霞先生は話しすぎたと思う。

13 がんを切除しても、血液にがんが浮いているという話は切なくなった。一度見つかったら、一生付き

合っていかなければならない病気だと再認識した。

14 専門用語が多く使われ、分かりづらかった。

15 パワーポイントの資料がほしかった。(2 件)

16 説明が早い部分があり、分かりづらいところもあった。

17 将来の治療について、薬にふれて話をされたが、見通しを言ってくれるとよかった。

18 年 2 回でなく、もっと開いてほしい。

19 三宅先生は何を言っているのか分らなかった。睡眠を誘われる。

20 ポインターの使い方で目が回ってしまった。

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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(2) 講演以外について気づいた点

1 病院の解体前で日程調整が大変だったのだと思うが、案内状を見たのが旅行 3 日前で、日程調整をし

なければならなかった。

2 時間の経過とともに、足先が冷えてきて冷房の調整をしてほしかった。

3 データのコピーがほしかった。

4 会場や時間の設定がよかった。

5 講演 2 の座長は、話が難しく医療者間の対談のようであった。

6 高齢の私にもよく分かる話で、これからも元気で過ごそうとパワーを頂いた。

7 受付の丁寧な対応、係員の方の配慮に気持ちよく受講できた。(4 件)

8 オレンジ色のイスはご高齢の方が、長時間座っているのは辛いのではないかと感じた。

9 講堂の場所案内も分かりやすかった。

10 開演前の音楽の音量が非常に大きく困った。もう少し静かにしてもらいたい。

11 後半の霞先生と三宅先生の独演会は、時間も押しているのに熱心すぎた。

12 参加者の人数も丁度よく、落ち着いてゆっくりと講演を聞くことができた。

13 先生方の対談が聞きやすく分りやすかった。ありがとうございました。

14 前の席の人が体を右に傾けて聞いていたので、スライドを見るのに苦労した。スライドはよかった。

15 がんを知れば知るほど、身体の各器官に起こり、いつ起こるのか分らないのでパニックになるか、無

視するのか二極化すると思う。適切ながんドックが望まれる。

16 ハガキで案内が届いたが、もう少し早めに案内がほしい。

17 本館にも案内を掲示してほしい。5 号館周囲にも掲示してはどうか。

18 予定時間内に終了できる講演をお願いしたい。

19 ボールペンが書きづらい。

(3) 今後の市民公開講座に取り上げて欲しいがん関連のテーマ

1 同様の血液検査でわかる腫瘍マーカーを聞きたい。

2 前立腺がん(2 件)

3 乳がん(2 件)

4 婦人科がん(4 件)

5 珍しいがん

6 膵臓がん(5 件)

7 胆道がん

8 胃がん(3 件)

9 大腸がん(3 件)

10 食道がん(3 件)

11 呼吸器がん(6 件)

12 脳腫瘍

13 血液がん(2 件)

14 頭頚部がん

15 皮膚がん

16 整形外科系

17 近年がんは増えているので、特定の部位だけでなく順次各部位の最新情報・治療について講演してほ

しい。

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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18 周囲で大腸がんになる人が多くいるが、症状がそれぞれ違うので詳しく教えてほしい。

19 どのようなことでも聞きたい。

20 健康診断の受け方(種類・頻度・年齢など)について。

21 術後の生活における注意点について。

22 ある症例を取り上げて、治療に関して外科医・内科医・他部門の医師による意見交換会。

23 抗がん剤治療と副作用について(3 件)。

24 終末期のがん治療について。

25 緩和ケアについて。

26 患者の個々の質問から一般化できる QOL の維持方法について。

27 再発治療について。

28 術後再発を防ぐための留意点について。

29 がんと遺伝子の関係について。

30 がんケア(在宅でのケア、心理面でのケアなど)。

31 がんと食事の関連について(タンパク質、野菜の効果、肉・油・アルコールとの問題点)。

32 がん予防について(具体例を含めて話してほしい)(2 件)。

33 肺がんの再発リスクに関するもの(例えば、術後 2 年後に転移がなくても、5年生存率は 60%のま

まなのか)について。

(4) 次回参加したいと思いますか

a. ぜひ参加したい :44 b. 参加したい:23 c. どちらでもない:0

d. あまりそう思わない:0 e. 参加したくない:0 無回答:4

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1-3 資料編

(1) ポスター

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2. 順天堂大学大学院 がん生涯教育センター コンポーネント1 第3回チーム医療合宿

2-1 実施期日

平成 22 年 9 月 11 日(土)10:30 ~ 12 日(日)12:30

2-2 参加校

順天堂大学、新潟大学、東京理科大学、明治薬科大学、立教大学

2-3 研修場所・宿泊場所

成田ビューホテル

〒286-0127 千葉県成田市小菅 700

TEL:0476-32-1111

FAX:0476-32-1078

2-4 準備事項

(1) 研修生は、PC(お持ちでない方は事前に学術・研究支援課へお申し出いただければ貸出いたします)、

筆記用具(ボールペン・レポート用紙)、USB メモリー、白衣(ロールプレイで使用する為)を持参

して下さい。

(2) 各職種は、自分の職種ならではのリーダーシップが取れるように、エビデンスを持参して下さい。

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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2-5 行程表

(1) 第 1 日目 司会進行:笹井啓資/齊藤光江

10:15-10:30 受付(チューターミーティング)

10:30-10:45 開会挨拶(小茂田昌代)、本研修の内容説明(齊藤光江)、事務連絡

10:45-11:15 アイスブレーク(大崎桂子)

11:15-12:15 各グループで作業 A 開始(シナリオを完成させる)

12:15-13:00 昼食(チューター自己紹介;2 分×20 人=40 分)

13:00-15:00 グループ作業 B(問題点抽出)【ミニレクチャー】

15:00-15:30 レクチャー①(コミュニケーションスキル;大崎桂子)

15:30-17:30 グループ作業 C(問題点解決法提示)【ミニレクチャー】

17:30-18:30 グループ作業 D(解答例作成)【ミニレクチャー】

18:30-19:15 夕食(講評;樋野興夫、これまでの合宿感想発表、発表順くじ引き)

19:15-19:30 レクチャー②(患者学;桜井なおみ)

19:30-21:30 グループ作業 E(プレゼンテーションに向けて)【ミニレクチャー】

:チューターグループワーク

21:30-6:00 自由

* チューターミーティングは、各作業時間の最後の 30 分ずつ実施します。

更に、ファシリテーションスキル講座をグループ作業 B の前半 30 分で行います。

* 各ミニレクチャーの時間は 10 分といたします。詳細につきましては、9ページのチューター指名

式ミニレクチャーをご参照ください。

(2) 第 2 日目 司会進行:唐澤久美子/浅野美知恵

6:00-7:00 リハーサル(実施するかどうかは、グループごと自由)

7:00-7:45 朝食

7:45-7:50 発表会司会挨拶;唐澤久美子・浅野美知恵、事務連絡

7:50-8:30 グループ①の発表(発表 20 分、質疑応答 10 分、チューター講評 5 分)

8:30-9:10 グループ②の発表

9:10-9:50 グループ③の発表

9:50-10:30 グループ④の発表

10:30-11:10 グループ⑤の発表

~10 分休憩~

11:20-12:00 癌プロでの体験を活かすには?(全体での討論会)

12:00-12:10 講評(齊藤光江)

12:10-12:30 修了証書授与(越前宏俊)、写真撮影

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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2-6 研修課題

(1) 研修の課題

PBL(Problem based learning)の教材を作ろう!

(2) 目的

課題に取り組む中で、癌医療の専門家として備えるべきチーム医療に必須である以下の 5 つの技能を身

につける学習をする。

① 各自の職能を自ら認識し、他職種との共同作業の中で、自身の職能を発揮すべき場面でリーダーシッ

プを取ることができること。

② 他の職種を尊重し、リードしてもらう場面ではフォロー(従ったり、サポートしたり)ができるフォ

ロワーシップが取れること。

③ 以上のことが有効に実践できるためのコミュニケーションが取れること。

④ それぞれが、EBM(Evidence based medicine)を意識した発言ができること。

⑤ 患者の視点に立った考え方であるかを常に意識できること。

(3) 課題の内容

① 教材を使用する対象者の想定;来年のチーム医療合宿参加者(それぞれ自身の 1 級下の同職種が来

年参加し、今年と同様なチームを結成することを想定してください。)

② 上記の 5 つの技能が身につくような PBL の教材(シナリオ)とその解答例を作成(第 1 日目)し、

第 2 日目の午前に発表してください。

③ テーマは、原則各グループの医師の得意分野から設定して下さい。しかし協議の結果全く異なるも

のに決定されても、癌医療に関わり、多職種が参加するにふさわしいテーマであれば可です。

④ シナリオの構成は 4 部構成で、[第一部]問題提起のシナリオ、[第二部]一部を読んで湧くであ

ろう疑問の列挙、[第三部]その疑問解決の方法;根拠に基づいて、[第四部]解答例としてくだ

さい。

⑤ 第 1 日目朝に、シナリオのサンプルを提示するミニレクチャーをいたします。

その他、幾つかのミニレクチャーをコーヒーブレークを兼ねて盛り込みます。

⑥ 発表は、作成したシナリオや解答例の発表と、どういった主旨でこの教材を作ったのか、どのよう

な過程を経て完成できたのかを盛り込んでください。

⑦ チューターは、各グループ付けの教官が各職種つきますが、主に作業の進行に関するアドバイスを

します。

EBM については各自が調べてください。

(4) 検討課題について

1) シナリオ

多職種チームで、全員が意見を出し合い、コミュニケーションを充分図って、これを作成するのが、

今回の課題です。

後輩が、このシナリオを読んで、なるべく多くの学びがあるような配慮をしてください。以下は、例

ですので、各グループが、がん医療に関わるいかなるテーマでも構いませんので、オリジナルのもの

を作成してください。

また、発表はロールプレーで行っていただきます。

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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2) 問題抽出

上記シナリオを読んで、自身の後輩たちは、どういった患者情報を知りたがるか、何を学ぼうとする

かを挙げておいてください。

各人から自身の職能を活かした提案がなされるようにしてください。

3) このケースへの提案

上記課題解決のために、後輩研修生が成すべきことを挙げておいてください。

各職種で、異なる視点があるはずです。

全員が自身の職能を活かした提案をしてください。

4) 解答例

後輩研修生にお手本を示すつもりで、シナリオの続編を演じて下さい。

そのためには、上記の課題を解決しておかねばなりません。

時間の制約がありますので、掘り下げ方は、可能な範囲で結構ですが、EBM,リーダーシップ、コ

ミュニケーション、患者中心の全てが見えるシナリオにして、ロールプレーで演じて下さい。

(5) 設定課題例

#1. 乳腺の例

1) シナリオ

例)

78 歳乳癌。10 年前から右乳房のしこりを放置。同居している長男(48 歳)が悪臭に気付き、受診を

促す。来院時局所は潰瘍を形成し、Hb6.2、脊椎に多発転移あり。

本人は骨の痛みは、骨粗鬆症のせいだと思っていた。階段の昇降時の息切れが半年前からあるが、年

のせいだと思っていた。どのような治療を勧めるか。

2) 問題抽出

例)

*貧血は、出血性のものか、骨髄転移によるものか。

*息切れは、貧血のせいか、肺転移や胸水貯留はないか。

*骨の痛みはどの程度か。痛み止めを必要とするのか。

*骨折のリスクは?

*悪臭への対処は?

*治療薬選択のてがかりは?(ホルモン受容体、HER2)

*合併症の有無、常用薬の有無

*心肺機能肝腎機能認知能力

*通院ができるのか。

*介護認定

*本人の苦痛の順位

*在宅支援

*家族支援

*虫歯はないか

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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3) このケースへの提案

例)

*太針生検(免疫染色で、ホルモン受容体や Her2 タンパクを調べる)

*血液像

*CT(肺や肝臓を見る。溶骨性変化がある部位の確認)

*血液検査

*心電図や心エコー

*O2Sat 測定

*長男以外の家族構成、キーパーソンを探る

*介護認定申請

*ゾメタと痛み止め(まずは NSAID)開始

*歯科受診

*訪問看護ステーションあっせん

*ホルモン受容体が陽性であれば、ホルモン療法を勧める。

*潰瘍部に、メトロニダゾール軟膏やモーズペーストなどの使用を試みる。

*溶骨性の転移部位には、放射線療法を勧める。(通院可能なら通院、不可能なら入院を勧める)

4) 解答例(ロールプレー)

例)

一週間後の医療面談風景;2)3)で挙げた提案をし(医師)、薬物療法に関しての説明(薬剤師)、

本人や家族の意思決定の支援をし(看護師)、放射線治療については、医学物理士からその方法を説

明する。

(6) その他設定課題例

#2. 若年の子宮頚癌で卵巣機能温存を望む例

#3. 食道がんの化学放射線療法の適応について考える例題

#4. 骨肉腫で下肢切断をせまられる例など

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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2-7 アンケート集計結果

(1) その後、合宿での学びを活かして、実践していることはありますか? あれば、その内容を教えて下さい。無い場合、

今年の目標として、何か一つ実践できそうなことを挙げてみてください。

・実践できていません。今の業務状況から実践できるようなことが思いつきません。

・今年の目標:チーム医療合宿で学んだ“異なる専門職種間でのコミュニケーション”を職場で活かす。

・自分の性格や考え方の傾向が解ったので、それを生かしてチームと関わりたいと考えている。

・患者はチームの一員であり、治療についても一緒に考えてその人にとっての最善の治療を受けられる

ようにする。事を念頭に、医療者が考える最善の治療を押し付けないようにコーディネートできれば

よいと思う。

・積極的に、他の職種の学生と交流をもつようになった。薬だけでなく、患者さんの他の情報に対して

も注意を向けるようになった。

・現在大学院生で外来業務のみであり、重患は常勤医に回してしまうので、あまり実践の機会がなかっ

たというのが本当のところです。今年は、外来の「時間がない」、「場所がない」、「人手がない」、

という状況で、どのようにチームとして医療を提供できるのか考えて行こうと思います。

・今年の目標:職種の垣根を越えて患者さんについて話し合う。

・外来薬剤師として、研修させていただいており、職能発揮に奮闘しております。

・薬剤師免許を持っていないため実践する機会がありませんでした。4 月から調剤併設のドラッグスト

アで働くので、患者さんや病院関係者と積極的に連絡を取り合い、患者さんにとって最も良い医療が

提供できるようにしていきたいと思っています。

・コミュニケーションをスキルのひとつとして考えるようになり、会釈やあいさつの言葉づかいを気に

しています。またチーム医療を分業で終わらせるのではなく、互いに補い合うことを意識するように

なりました。

・連携のため、今までは電話や FAX が主でしたが、必要時は直接、医師の訪問に同席したり、退院前の

会議に積極的に出席したり、退院前の医師の説明に同席したり、栄養指導を一緒に受けたりと動くよ

うにしている。

(2) 実践されている人にお聞きします。何か、困難に遭遇しましたか? 遭遇された場合、どのように克服しましたか?

あるいは、克服できなかった場合、工夫は思い浮かびますか? 目標として今年実践できそうな克服法を考案して

みてください。

・実践できていません

・特になし

・同じ職種内でも足の引っ張り合いがあります。認識のズレ、同じ vision を持てないことで、理想とし

た臨床薬剤師業務ができなくなってしまいました。Vision を明確に提示することの重要性を感じまし

た。

・実践していないので回答できません。

・チーム医療では日々考えされられます。自身の能力を上げて質を上げていく必要性や、コミュニケー

ション自体のスキルアップも望まれます。多忙な日常で、どちらをまず行うかを模索中です。

・忙しくなり、自分の時間が減ったとは感じるが無理のない範囲で行っている。その方が仕事をやりや

すくなった。できるだけ時間をかけないで、連携を良くする工夫をしていきたい。

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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(3) 今年の合宿の企画委員を募ります。希望者には、まずオンラインで意見を募ります。企画委員に興味があります

か? すでに合宿の内容で提案したいことがあれば記述願います。

・希望しません。合宿の意見としては、講義の時間をもっとまとめて欲しいと思います。グループで話

し合い、のってきた頃に時間になり話が中断されてしまったので。

・残念ですが、本年度は私事で参加できそうにありません。

・同職種での関わりを数時間持つのもいいと思います。チーム医療の考え方等について議論して発表す

る。研修終了前後での意識の違いなどを話しあうのも意味があるのではないでしょうか。

・薬剤師国家試験対策が忙しいため、企画委員にはなれません。

・企画委員には興味があります。そのようなスキルが備わっているのかは不安ですが。

(4) その他合宿に関するご意見がございましたら記述願います。

・合宿への参加はとても有意義だった思います。ただ、少しスケジュールがタイトだと感じました。

・色々なバックグラウンドの人間が集まり、お互いを尊重しながら意見を出し合って 2 日間話が出来た

のは本当に貴重な体験でした。来年度は都内での予定なので意見はありません。成田は遠すぎました。

・臨床研修医の先生の参加が増えるとよりいいと思いました。

・今年も楽しみにしています。

・私たちの班では事前にあまり連絡が取れず、合宿当日になってからの話し合いになってしまったため、

予備知識や話し合う時間が足りず、医者の先生を中心とした話し合いになってしまいました。そのた

め、次回の合宿では事前に十分にディスカッションができるように、早い段階から全員が連絡を取り

合うようにすべきだと思いました。

・学生さんと現在の現役の医療従事者が同じ場で議論するにあたり、やはり現役の医療従事者の意見が

採用される傾向にあるように感じました。もちろん良いことですが、学生さんの若くて常識に囚われ

ない(?)夢のような意見をもう少し引き出していければ良かったかなと考えます。

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

101

3. 第5回順天堂大学大学院 がん生涯教育センター 国際シンポジウム「がん医療の懸け橋」

3-1 概 要

(1) 名 称

第 5 回順天堂大学大学院 がん生涯教育センター国際シンポジウム「Environmental Carcinogenesis」

(2) 日時、場所、対象

開催日時:平成 22 年 12 月 7 日(火)13:00~17:00

開催場所:順天堂大学 本郷キャンパス 10 号館 1 階 105 カンファレンスルーム

参加対象:どなたでも参加可能

(3) 内 容

基調講演

「Environmental Carcinogenesis and Asian Partnership」

樋野 興夫(順天堂大学大学院医学研究科 分子病理病態学 教授)

座長:中釜 斉(国立がん研究センター 副所長)

講演 1

「Cohort studies of health results among the asbestos workers in China」

Prof. Lan Yajia (Department of Environmental and Occupational Health, Sichuan

University, Chengdu, China)

「Uses of asbestos and malignant mesothelioma in Korea」

Dr. Daehee Kang (Department of Preventive Medicine, Seoul National College of

Medicine, Seoul, Korea)

「地球規模のアスベスト問題 東アジアを中心として」

高橋 謙(産業医科大学 医学部 環境疫学 教授)

座長:村山 武彦(早稲田大学理工学術院創造理工学部 教授)

講演 2

「Analysis of epidemiological characteristics of reported cases with malignant pleural

mesothelioma in China」

Dr. Li Tao (National Institute of Occupational Health and Poison Control, China CDC,

Beijing, China) ※

「Epidemiologic characteristics of Malignant mesothelioma in Korea」

Dr. Kim Hyoung-Ryoul (Occupational and Environmental Medicine, Catholic University,

School of Medicine, Seoul, Korea)

「アスベスト、man-made mineral fiber そしてナノファイバーは環境発がん因子となるか?」

安達 修一(相模女子大学 栄養科学部 公衆衛生学 教授)

座長:岡 輝明(公立学校共済組合関東中央病院 臨床検査科・病理課 部長)

※来日できず。

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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講演 3

「Current status of diagnosis and treatment for malignant mesothelioma:Chinese-based

data」

Prof. Hui Li (Beijing Chao-Yang Hospital, Professor of Thoracic surgery)

「Asbestos compensation law passed in Korea」

Prof. Kim Dongil (Dept.of Occupational Medicine, Sung Kyun Kwan University, Kangbuk

Samsung Hospital, Seoul, Korea)

「アスベスト関連疾患の外科治療」

鈴木 健司(順天堂大学大学院医学研究科 呼吸器外科 教授)

座長:高橋 和久(順天堂大学大学院医学研究科 呼吸器内科 教授)

(4) 参加資格

自由参加・参加料無料・同時通訳あり

(5) 主催、問合せ先

主催:順天堂大学大学院 がん生涯教育センター

問合せ先:順天堂大学 学術・研究支援課

(6) 参加者情報

参加者:56 名

アンケート回収:19 名分

3-2 アンケート集計結果

(1) 参加者の所属

順天堂大学関係者 11

連携大学関係者 0

他大学関係者 13

医療機関関係者 4

その他 13

合計 41

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

103

(2) 参加者の職種

医師 6

看護師 1

医学物理士 0

教員 1

学生 15

その他 18

合計 41

(3) 同時通訳について

なくていい 1

あったほうがよい 36

どちらとも 1

その他 1

合計 39

(4) 開催時間について

平日の昼間 18

平日の夕方 12

週末の昼間 8

その他 0

合計 38

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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(5) シンポジウムの参加のきっかけ

順天堂 DM 11

ポスター 4

人から 18

その他 7

合計 40

(6) 興味のある講演について

①「Environmental Carcinogenesis and Asian Partnership」 15②「Cohort studies of health results among the asbestos workers in China」 6③「Uses of asbestos and malignant mesothelioma in Korea」 8④「地球規模のアスベスト問題 東アジアを中心として」 13⑤ 「 Analysis of epidemiological characteristics of reported cases with malignant pleural

mesothelioma in China」 3

⑥「Epidemiologic characteristics of Malignant mesothelioma in Korea」 8⑦「アスベスト、man-made mineral ber そしてナノファイバーは環境発がん因子となるか?」 27⑧「Current status of diagnosis and treatment for malignant mesothelioma:Chinese-based data」 10⑨「Asbestos compensation law passed in Korea」 10⑩「アスベスト関連疾患の外科治療」 22

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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(7) その他のご意見

① 同時通訳は欲しいが、ボリュームをもう少し小さくしてくれると助かる。音が大きすぎて耳がき

ついです。

② 各々の今後の活動に期待します。

③ このような機会を設けていただき、ありがとうございます。大変勉強になりました。

④ ありがとうございました。

⑤ 救済法や補償金の内容に興味を持ちました。

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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3-3 資料編

(1) ポスター

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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4. 順天堂大学医学部附属順天堂医院 がん治療センター 順天堂大学大学院 がん生涯教育センター

第6回市民公開講座「高度がん治療を目指して」

4-1 概 要

(1) 名称

順天堂大学医学部附属順天堂医院 がん治療センター

順天堂大学大学院 がん生涯教育センター

第 6 回市民公開講座「高度がん治療を目指して」

(2) 日時、場所、対象

開催日時:平成 22 年 12 月 18 日(土)14:00~16:00

開催場所:順天堂大学 本郷キャンパス 有山登記念館 3 階講堂

参加対象:一般の方

(3) 内容

座長:唐澤 久美子 順天堂大学医学部放射線医学講座 先任准教授 講

1 胃の臨床解剖と胃癌手術

梶山 美明

順天堂大学医学部外科学教室・消化器外科学講座 教授

座長:鶴丸 昌彦 順天堂医院がん治療センター センター長 講

放射線治療の最新技術

~放射線治療は怖くない!?

小澤 修一

順天堂大学院医学研究科先端放射線治療・医学物理学講座 助教

(4) 参加資格

自由参加、無料

(5) 主催

順天堂大学医学部附属順天堂医院 がん治療センター

順天堂大学大学院 がん生涯教育センター

(6) アンケート回答数

アンケート回収:75 名分

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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4-2 アンケート集計結果

(1) 講演について

(a) 講演はいかがでしたか

a. とても満足できた:47 b. 満足できた:25 c. どちらでもない:0

d. 少し不満:0 e. とても不満:0 無回答:3

(b) 良かった点をあげてください

1 解剖学から改めて学べて、とても理解しやすいご講義でした。

2 胃について、簡潔明解な説明でポイントを突いた講演。声も明瞭。

3 胃手術の代表者のお一人のお話に、全般を短時間に解り易く理解できました。

4 胃の構造、仕組みを解り易くご説明いただき、消化器の仕組みについてとても興味が湧きました。

5 胃の場所がはっきりしたこと。良くおう吐するので、注意点が解りました。

6 胃はどこにあるか?驚きました。私の思っていたのと全く違いましたので、大変解り易く、これから

の参考になります。

7 食道がんの手術を受けたが、今日の先生のお話を聞き、食道は背中にあるということが良く解りまし

た。

8 イメージしやすく理解しやすいように思えました。毎年、バリウム検査を受けますが、次は内視鏡の

検査を受けようと思います。

9 胃がんの手術が必要とされる経緯が良く分かった。

10 胃の解剖、手術、術後のポイント、全部良かったです。解り易かったです。

11 手術後の「注意・留意事項」が特に印象的でした。

12 胃がんの手術、胃の全摘でもあまり問題ないという事を初めて知ることができた。

13 高齢者でも手術ができるとの事、嬉しいです。

14 胃がん治療が良くわかりました。

15 胃について自分が患者であったら、先生に今回のような説明をしていただいたら良く分かると思いま

す。

16 お声が大きかったので、先生の言わんとしていることが良くわかりました。胃がんの手術をしたこと

がありますが、胃がんは起きず大腸がんの手術をしました。今でも満 82 歳で生きています。

17 自身も胃がんの要素(因子)を検査の度、指摘されているので本日の話は大変役に立ちました。参考

になります。逆流性胃炎と言われているのでとても、話が聞けて良かった。

18 胃と大腸のポリープは違い、腸のポリープには気をつける。

19 梶山先生、専門用語を使わず、具体的で解りやすい説明だった。

20 梶山先生のお話のテンポ、声の大きさ、メリハリがとても素晴らしく、聞きやすく解り易かった。

21 梶山先生、素晴らしかった。解り易かった。見やすかった。心がこもっていた。

22 放射線治療について、とても解りやすい説明だった。

23 放射線について、初めて放射線治療の講演を受けました。とても解りやすく良かったです。

24 放射線治療の話は初めてだったので聞き入りました。

25 放射線について、良く説明され、少しは理解できました。又、勉強しようと思いました。

26 放射線治療は動画で納得、小澤先生の講座を聞く事ができ、感謝です。

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

110

27 放射線治療の動画が解り易かった。

28 放射線治療の先端技術が解った。

29 放射線について、難しい治療で危険な点があることが良く解った。ただ、それへの対応が十分行われ

ていることが解り安心した。

30 放医検で重粒子線治療の話を聞いたことがありますが、さらに精度が上がり進んでいると実感しまし

た。

31 小澤先生、素晴らしかった。解り易かった。聞きやすかった。若々しかった。

32 小澤先生の講演は大変楽しく、その中に勉強するものばかりでした。

33 小澤先生、とても興味をそそられました。初めて聞くことで驚く事ばかりでした。先生が心をこめて

研究されていることが、良く伝わりました。テレビでやって欲しい事です。大拍手!!

34 小澤先生のお話もとても解り易く、動画で見せていただき感動しました。なかなか聞けないお話でと

ても有意義な時間を過ごさせていただきました。市民講座だけではもったいないと思いました。

35 放射線治療を取り上げて下さりありがとうございます。この分野が発展することを祈っております。

胃がんの話も大変解りやすく、良く理解することができました(過去には専門すぎてさっぱり解らな

いものもありましたので)。

36 両先生ともに解りやすい説明をしていただいたので、とても興味深く拝聴させていただきました。

37 整理されていて良く理解ができました。

38 具体的で解り易かった。

39 解りやすく、丁寧な説明でした。

40 細部まで説明があったこと。

41 お二人の先生に心から感謝申し上げます。専門用語にも配慮されていた。

42 難しい言葉でなく、解りやすい言葉で説明してくれたので、とても解りやすかったです。

43 論理明快。

44 充実した説明が良かった。

45 お話の速度もちょうど良く、とても聞きやすかった。

46 解り易く理解できる説明の講演で、スライドがとても良くできていてありがとうございます。

47 スクリーンに示して下さった内容も大きく見やすかったです。

48 頂いた資料もカラーではっきりと写っていて感謝です。

49 メカニズムが良く理解できました。

50 色々な内容を学ぶことができました。

51 大変、勉強になりました。

52 がんへの知識が少なく、書籍等を読んでも理解できなかったが今回の講座で知ることが多少できた。

53 外科的なお話は参考になる。

54 素晴らしい講義でした。

55 順天堂には素晴らしい先生方がいらっしゃることが分かり、誇りに思いました。又、安心感もありま

す。

56 日ごろ接することができない先生方と会えたり、お話を聞けるので嬉しい。

57 DNA が壊れること。しかも遺伝ではないとはっきり言われたこと。

58 IMRT 治療について。

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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(c) 悪かった点をあげてください

1 資料がもう少し詳しいものが欲しかった。

2 画像を全てプリントして下さると良かったと思う。

3 PP で説明する部分のプリントアウトが掲載されていなかった。説明を長くするならばちゃんと掲載

して頂きたいです。メモを取ろうとすると画面を切り替えられてしまったので結局、メモすることが

できなかった。

4 直接質問したい。

5 質問にもっと答えをいただきたかった。ホームページを見られない方もいるのでは?

6 悪くはないのですが、放射線のお話はとてもレベルが高すぎて、少し解りにくかったです。大変、優

秀な小澤先生の今後のご活躍をおおいに期待したいです。

7 放射線は医師と両方の説明が欲しかった。

8 放射線については良かったが、流れや治療の種類など、大まかなものの図解が欲しかった。

9 座長がまとめなどをしゃべらなくて良かった。

10 唐澤先生のマイク調子が解りません。

11 唐澤先生の進行テンポが多少遅く、梶山先生の話が少なくなった。

12 難しいので解りにくかったです。

13 素人にはわかりにくい専門用語も時々出てくる。なるべく素人にも解りやすい用語を使ってほしい。

14 もう少し、検査の方法を詳しく。

15 抗がん剤について言われなかったこと。

16 どのがんもリンパ節に影響が出ること。

17 胃は大変大事な臓器。食べ方に気をつけるようにしたい。

(2) 講演以外について気づいた点

1 「ゆっくり、気軽に」お話を聞けました。

2 両講義とも、興味深く有意義でした。

3 勉強させていただき、感謝です。

4 日々、各分野で研究が進められていることと存じますが、次回もぜひ、参加したい。

5 今後も、鶴丸先生のお話もお願いしたいです。

6 小澤先生の講義は難しく、理解困難でしたがとてもおもしろく、興味をもちました。

7 母校の卒業生が、医学物理分野でご活躍されている事を知り、嬉しく思いました。周りの友人の中に

は、放射線治療を受ける人も増えてきました。がんになりたくないですが、万が一何かあったら「順

天堂に」と思います。

8 座長もシャープでスマートで良かった。

9 唐澤先生のマイク音が聞き取りにくかった。

10 開催場所、時間、ともに良かった。

11 会場、スライドがよく見え、講演の声もよくはっきり聞こえ、机もあり助かり椅子も良く感謝です。

12 スタッフが誠実だった。

13 受講者が増えすぎても問題でしょうが、本講座の PR は必ずしも十分ではないのではないか?

14 逆流性食道炎ですが胃を大事にしたいと思いました。

15 胃がんになっても医学が良くなっているので怖くなくなってきました。

16 早期に治したい。

17 糖尿病の患者が増えている様です。ならないため、色々知りたいです。

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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(3) 今後の市民公開講座に取り上げて欲しいがん関連のテーマ

1 前立腺がん

2 膵臓がん

3 食道がん

4 肺がん

5 大腸がん

6 乳がん

7 子宮がん

8 子宮頸がん

9 腎臓がん

10 舌がん

11 血液がん

12 甲状腺がん

13 脳腫瘍(脳下垂体)

14 消化器系のがん

15 各臓器、例えば、肺とか肝胆などのがんについて。

16 抗がん剤の今後について日本の現状および効果や問題点等。

17 先進医療について。2 免疫治療から重量維持治療等、また再生医療について。

18 RS(FS?)細胞、ips 細胞による遺伝子治療。

19 緩和ケアについて。

20 ターミナル・慢性のがんについて(老年期、小児の方とその家族のケア)。

21 終末期の対応について、ペインクリニック、在宅死、尊厳死、献体など日本と世界の状況について。

22 80%超の病院死者と残された家族が心の安らぎと余裕を持てるような選択肢とケアへの配慮を。

23 がんの早期発見と治療に関するマーカー検査の有効性(調査実績はあるか?)。

24 がんの早期発見に関する内容のものを取り上げてほしい。

25 治療、ホルモンとがんの関係、再発しにくい体にするには、食物、他、何に気をつけたら良いか?抗

がん剤と再発について。

26 どんな飲食物ががんを防ぐのか or がんになりますか?それぞれの臓器別に、胃(食道)・腸・胆・肝・

膵に分別されるのですか?

27 大腸のがんについて(先日、内視鏡で調べたばかりです。ポリープはまだできていませんでした。そ

ばかすのようなものだと言われていますが?)。

28 食道がんへの経緯について(内視鏡でポリープが拡大しているとのこと今後の胸やけはひどく、不安

です)。

29 ストレス

30 肝臓病・C 型肝炎・肝臓移植

31 神経痛や、つりについて取り上げていただきたい。

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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4-3 資料編

(1) ポスター

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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5. 順天堂大学大学院がん生涯教育センター 国際シンポジウム「MU 計算について学ぶ」、

「次世代の本格的なチーム医療を考える」

平成 23 年 3 月 11 日(金)に発生した東北地方太平洋沖

地震の影響により、本シンポジウムは中止となりました。

5-1 「MU 計算について学ぶ」概 要

(1) 名 称

第 6 回順天堂大学大学院がん生涯教育センター国際シンポジウム「MU 計算について学ぶ」-コリメー

タ散乱係数の測定と MU 計算について落ち着いて考える-

(2) 日時、場所

開催予定日時:平成 23 年 3 月 27 日(日)13:30~16:15

開催予定場所:順天堂大学 本郷キャンパス 有山記念館講堂

(3) 内 容

時間 タイトル 講師

13:00~13:05 開会の挨拶

13:05~13:15 始めに-開催の主旨 小澤修一(順天堂大学)

13:15~14:00 TG-74 と TG-114 の総括 ティモシー・ズー (ペンシルバニア大学)

14:00~14:30 MU 計算におけるコリメータ散乱係数の重要性 保科正夫 (群馬県立県民健康科学大学)

14:30~14:50 順天堂大学における MU 計算 杉本聡(順天堂大学)

14:50~15:15 海外施設での MU 計算①(イスラエル) シュローモ・アル・アニ (テルアビブ・ソウラスキー メディカルセンター)

15:15~15:40 海外施設での MU 計算②(米国) ウイリアム・ソン (カリフォルニア大学・ サンディエゴ)

15:40~15:50 休憩

15:50~16:20 パネルディスカッション (質問・困った実例に対する対応など)

司会:小澤 パネリスト:ズー、保科、杉本、

アル・アニ、ソン

16:20~16:25 閉会の挨拶 唐澤久美子(順天堂大学)

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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(4) 参加資格

放射線治療の品質管理に興味のある方ならどなたでも参加できます。

(5) 主催

順天堂大学がんプロフェッショナル養成プラン

順天堂大学大学院 医学研究科 先端放射線治療・医学物理学講座

5-2 「次世代の本格的なチーム医療を考える」概 要

(1) 名 称

順天堂大学大学院がん生涯教育センター国際シンポジウム「次世代の本格的なチーム医療を考える」

(2) 日時、場所

開催予定日時:平成 23 年 3 月 27 日(日)9:30~17:00

開催予定場所:都市センターホテル オリオン

(3) 内 容

時間 タイトル 講師

9:30~9:35 開会の挨拶 高橋和久(順天堂大学 がん生涯

教育センター運営委員長) 9:35~10:25 講演 がんのチーム医療において薬剤師が

果たす役割―MDACC の場合 Ms.Hillary Prescott(上級薬剤

師、テキサス大学医学部附属 MD Anderson がんセンター) 司会:斉藤光江(順天堂大学 乳腺センター 先任准教授)

10:25~11:15 講演 Multidisciplinary Teams: Perspectives from the Kimmel Comprehensive Cancer Center at Johns Hopkins

Suzanne M. Cowperthwaite(Johns Hopkins 大学 The Kimmel Comprehensive Cancer Center) 司会:岡本佐和子(元ジョンズ・

ホプキンス病院国際部) 11:15~12:30 パネルディスカッション 米国のがん専門

病院に学ぶチーム医療の真髄 司会:岡本佐和子(元ジョンズ・

ホプキンス病院国際部) 斉藤光江(順天堂大学 乳腺セ

ンター 先任准教授) パネリスト:Ms.Prescott, Ms.Cowperthwaite, Tan Wei Wei

(シンガポールより)、 生田聡子(東京女子医科大学先

端工学外科:脳腫瘍チーム臨床

薬剤師), 小茂田昌代(東京理科大学薬学

部 教授) 内田絵子(患者会ブーゲンビリ

ア会長)

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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時間 タイトル 講師

12:30~13:30 昼食

13:30~15:00 講演 オランダ~在宅ケアで専門家が力を発揮

できる新たなチャレンジと成果 Specialized Oncology Care in the Community Care Model-Buurtzorg Nederland Jos de Blok(Buurtzorg Nederland 代表, communiny nurse) Dorette de Haas(Buurtzorg Nederland ,communiny nurse specialized in oncology) Rianne Colijn- Kortman

(Buurtzorg Nederland, communiny nurse specialized in oncology) 司会:秋山正子(白十字訪問看

護ステーション 統括所長)

休 憩(15 分)

15:15~16:30 パネルディスカッション オランダに学ぶチー

ム医療の真髄 司会:秋山正子(株)ケアーズ

白十字訪問看護ステーション

統括所長 永山悦子(毎日新聞科学環境部

記者) パネリスト:Jos de Blok, Dorette de Haas, Rianne Colijn、

宇都宮宏子(京都大学医学部附

属病院 地域ネットワーク医療

部師長 退院調整看護師) 川畑正博(東京厚生年金病院

緩和ケア内科部長)

16:30~17:00 総合討議

17:00 閉会の挨拶 樋野興夫(順天堂大学 病理・

腫瘍学 教授)

(4) 主催

順天堂大学がんプロフェッショナル養成プラン

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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5-3 資料編

(1) 「MU 計算について学ぶ」 ポスター

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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(2) 「次世代の本格的なチーム医療を考える」 パンフレット

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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6. ニュースレターの発行(第5号~第8号、増刊号)

6-1 ニュースレター第 5 号

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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6-2 ニュースレター第 6 号

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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6-3 ニュースレター第 7 号

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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6-4 ニュースレター第 8 号

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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6-5 増刊号

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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7. 第4回医学物理士インテンシブ・コース(臨床)

7-1 開催日程

平成 22 年 9 月 19 日(日)9 時 00 分から 16 時 00 分

7-2 開催場所

順天堂大学 8 号館 1 階 3 番教室

東京都文京区本郷 2 丁目 1 番 1 号

7-3 開催の目的

「フィールド・イン・フィールド法を学ぶ」

乳房など体厚に変化がある部位の線量分布を均等にする最もシンプルな方法は、ウェッジを用いた照射

である。しかしながら、ウェッジ使用に際しては、MU 効率の低下に伴う散乱 X 線の増加により皮膚障害

が増加するとの報告があり、また、治療計画装置内のウェッジフィールドのビームモデリングの不確さな

どが問題点として挙げられる。また、乳房や胸郭の形状による影響で均一な分布を達成することが難しい

場合もある。一方、乳房に対して均一な線量分布を得る別の方法として、フィールド・イン・フィールド

法(Field-In-Field 法、以下 FIF 法)が知られている。FIF 法は、複数の MLC セグメントを用いて乳房に均

一な照射を行うフォワードプランニング法の一つであり、二次元の強度変調が可能である。したがって、

一次元の強度変調のみであるウェッジと比較して、患者個人に適したプランを作成することが可能となる。

本コースでは、FIF 法を使用する際の手順や注意点などを解説しながら、FIF 法を用いた乳房、および食

道の治療計画を行う。また、患者セットアップや呼吸性移動などに伴う位置的誤差が線量分布へ及ぼす影

響などの議論を通じて、FIF 法の特徴について理解を深め、的確な臨床現場への適用を検討することを目

的とする。

7-4 対 象

治療計画に携わっている、もしくは今後携わる予定の者を対象とする。原則、各施設 2 名ずつの参加で

1 台の治療計画装置を使用。計 18 人の受講者を予定している。

7-5 主 催

順天堂大学 がんプロフェッショナル養成プラン

順天堂大学大学院 医学研究科 先端放射線治療・医学物理学講座

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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7-6 協 賛

エレクタ/シー・エム・エス・ジャパン株式会社

株式会社バリアンメディカルシステムズ

株式会社日立メディコ

(順不同)

7-7 プログラム

時間 内容 講師

9:00~9:10 開会の挨拶と講習会の趣旨 黒河千恵(先端放射線治療・医学物理学講座)

9:10~10:10 乳房と食道の放射線療法 唐澤久美子(先端放射線治療・医学物理学講座)

10:10~10:25 休憩

10:25~11:40 乳房のフィールド・イン・

フィールド治療計画実習

奥洋平(大船中央病院)

11:40~12:50 お昼

12:50~14:05 食道のフィールド・イン・

フィールド治療計画実習

古谷智久(先端放射線治療・医学物理学講座)

14:05~14:20 休憩

14:20~15:00 フィールド・イン・フィールド法

の特徴と QA

黒河千恵

15:00~15:40 練習+ディスカッション

15:40~16:00 修了証+閉会(集合写真) 唐澤久美子

7-8 参加費

無料

7-9 問い合わせ先

順天堂大学大学院 医学研究科 先端放射線治療・医学物理学講座 黒河千恵

電話:03-5910-5691(順天堂大学医学部附属練馬病院 リニアック室直通)

03-6801-5736(医学物理研究室直通)

電子メール:[email protected]

小澤修一

電話:03-3813-3111(順天堂医院代表)PHS:71525

03-6801-5736(研究室直通),03-3815-4536(治療計画室直通)

電子メール:[email protected]

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

142

7-10 アンケート回答数

アンケート回収:17 名分

7-11 アンケート集計結果

(1) 「開会の挨拶と講習会の趣旨」(黒河千恵)について

a. とても良かった 14 人

b. 良かった 1 人

c. 普通 2 人

d. 悪かった 0 人

e. とても悪かった 0 人

(2) 「乳房と食道の放射線療法について」(唐澤久美子)について

a. とても良かった 16 人

b. 良かった 1 人

c. 普通 0 人

d. 悪かった 0 人

e. とても悪かった 0 人

<意見>

・大変勉強になりました。所属リンパ節等も勉強になりました。ありがとうございました。

・寡分割照射の方向性を聞けたのは良かった。

(3) 「フィールド・イン・フィールド法による乳房照射治療計画」(奥洋平)について

a. とても良かった 16 人

b. 良かった 1 人

c. 普通 0 人

d. 悪かった 0 人

e. とても悪かった 0 人

<意見>

・明日から役に立てられるようがんばります。

・分かりやすく、良かったです。

・質問に分かりやすく答えて下さり良かったです。

・臨床に生かしたいと思います。

・乳房の FIF の作成方法についてよく理解できた。

・様々な部位に対し、活用できるのも理解できた。今後試していきたいと思います。

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

143

(4) 「フィールド・イン・フィールド法による食道照射治療計画」(古谷智久)について

a. とても良かった 16 人

b. 良かった 1 人

c. 普通 0 人

d. 悪かった 0 人

e. とても悪かった 0 人

<意見>

・明日から役立てられるようにがんばります。

・少し難しかった。

・具体的な改善策を教えてもらえると良かった。マンモより高度技術が必要な感じがしました。

(5) 「フィールド・イン・フィールド法の特徴と QA」(黒河千恵)について

a. とても良かった 16 人

b. 良かった 1 人

c. 普通 0 人

d. 悪かった 0 人

e. とても悪かった 0 人

<意見>

・QA についても実践したいと思います。

・位置誤差・呼吸性移動における検証方法を学べたのは良かった。

(6) 「閉会の挨拶・修了証授与」(唐澤久美子)について

a. とても良かった 15 人

b. 良かった 0 人

c. 普通 1 人

d. 悪かった 0 人

e. とても悪かった 0 人

(7) 全体を通してのご意見

・大変勉強になりました。

・ためになりました。今後とも宜しくお願いします。

・細かいところまで皆さんでお教えいただき、大変勉強になりました。次回も出席したいと思ってお

ります。宜しくお願い申し上げます。

・基本から応用まで細かく丁寧に教えていただき、大変勉強になりました。フィールド・イン・フィー

ルドはもとより治療計画装置についても学ぶことが出来ました。ありがとうございました。

・治療に配属となってまだ 2 カ月程度なのでアンケート評価できるほどの知識はありませんが実践的

で勉強になりました。

・フィールド・イン・フィールドについて体系的に学べました。

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

144

(8) 今後開催を希望する講習会の内容

・Cf IMRT の計画の仕方や検証の方法について

・線量分布の評価方法とか見方(どういうのが良く、どういうのが悪いのか、どこの部位だから仕方

ないのか)とかを教えていただきたいです。

・部位別 or テクニック別(IMRT、F in F など)でのコース内容

・ちょっとしたテクニックがあれば(プランニング or 検証)知りたい

・治療計画装置の計算の中身

・MU 値検証作業方法(実践的に)

(9) 開催時期についての希望

・他の学会等がない時期であれば良いと考えます。

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

145

8. 第5回医学物理士インテンシブ・コース(臨床)

8-1 開催日程

平成 23 年 2 月 6 日(日)9 時 00 分から 16 時 00 分

8-2 開催場所

琉球大学医学部基礎講義実習棟 101 号室

沖縄県中頭郡西原町字上原 207 番地

8-3 開催の目的

「フィールド・イン・フィールド法を学ぶ」

乳房など体厚に変化がある部位の線量分布を均等にする最もシンプルな方法は、ウェッジを用いた照射

である。しかしながら、ウェッジ使用に際しては、MU 効率の低下に伴う散乱 X 線の増加により皮膚障害

が増加するとの報告があり、また、治療計画装置内のウェッジフィールドのビームモデリングの不確さな

どが問題点として挙げられる。また、乳房や胸郭の形状による影響で均一な分布を達成することが難しい

場合もある。一方、乳房に対して均一な線量分布を得る別の方法として、フィールド・イン・フィールド

法(Field-In-Field 法、以下 FIF 法)が知られている。FIF 法は、複数の MLC セグメントを用いて乳房に均

一な照射を行うフォワードプランニング法の一つであり、二次元の強度変調が可能である。したがって、

一次元の強度変調のみであるウェッジと比較して、患者個人に適したプランを作成することが可能となる。

本コースでは、FIF 法を使用する際の手順や注意点などを解説しながら、FIF 法を用いた乳房、および食

道の治療計画を行う。また、患者セットアップや呼吸性移動などに伴う位置的誤差が線量分布へ及ぼす影

響などの議論を通じて、FIF 法の特徴について理解を深め、的確な臨床現場への適用を検討することを目

的とする。

8-4 対 象

治療計画に携わっている、もしくは今後携わる予定の者を対象とする。原則、各施設 2 名ずつの参加で

1 台の治療計画装置を使用。計 12 人の受講者を予定している。

8-5 主 催

順天堂大学 がんプロフェッショナル養成プラン

順天堂大学大学院 医学研究科 先端放射線治療・医学物理学講座

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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8-6 協 賛

株式会社バリアンメディカルシステムズ

琉球大学放射線医学教室

(順不同)

8-7 プログラム

時間 内容 講師

9:00~9:10 開会の挨拶と講習会の趣旨 小澤修一(先端放射線治療・医学物理学講座)

9:10~10:10 乳房と食道の放射線療法 唐澤久美子(先端放射線治療・医学物理学講座)

10:10~10:25 休憩

10:25~11:40 乳房のフィールド・イン・

フィールド治療計画実習

古谷智久(放射線科)

11:40~12:50 お昼

12:50~14:05 食道のフィールド・イン・

フィールド治療計画実習

古谷智久

14:05~14:20 休憩

14:20~15:00 フィールド・イン・フィールド法

の特徴と QA

黒河千恵(先端放射線治療・医学物理学講座)

15:00~15:40 練習+ディスカッション 小澤修一

15:40~16:00 修了証+閉会(集合写真) 唐澤久美子

8-8 参加費

無料

8-9 問い合わせ先

順天堂大学大学院 医学研究科 先端放射線治療・医学物理学講座 小澤修一

電話:03-3813-3111(順天堂医院代表)PHS:71525

03-6801-5736(研究室直通),03-3815-4536(治療計画室直通)

電子メール:[email protected]

黒河千恵

電話:03-5910-5691(順天堂大学医学部附属練馬病院 リニアック室直通)

03-6801-5736(医学物理研究室直通)

電子メール:[email protected]

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

147

8-10 アンケート回答数

アンケート回収:13 名分

(1) 「開会の挨拶と講習会の趣旨」(小澤修一)について

5 (とても良かった) 9 人

4.5 1 人

4 (良かった) 2 人

3 (普通) 1 人

(2) 「乳房と食道の放射線療法について」(唐澤久美子)について

5 (とても良かった) 10 人

4.5 1 人

4 (良かった) 2 人

<意見>

・もう少し深く説明しても良いと思う。

・全体の時間制約があると思いますが、もう少しお話を聞きたかったです。

(3) 「フィールド・イン・フィールド法による乳房照射治療計画」(古谷智久)について

5 (とても良かった) 11 人

4 (良かった) 2 人

<意見>

・時間がもっとほしい。

・食道の計画とも、毎日計画に苦労されている中で、とても実用的なテクニックを教えていただき、

有難うございました。とても良くわかりました。

(4) 「フィールド・イン・フィールド法による食道照射治療計画」(古谷智久)について

5 (とても良かった) 12 人

4 (良かった) 2 人

<意見>

・時間が足りない。

・ウェイト調整での苦労が減り良いと思います。

(5) 「フィールド・イン・フィールド法の特徴と QA」(黒河千恵)について

5 (とても良かった) 12 人

4 (良かった) 2 人

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

148

<意見>

・従来の Wedge から解放され、業務量の軽減が図られて良かった。移動による線量分布の変化を確認

でき、セットアップ時の心配がなくなった。呼吸移動を伴う他の部位の検証にも応用していきたい。

・アイソセンターをずらして、バーチャルで検証してみる方法は、とても興味深かったです。

(6) 「閉会の挨拶・修了証授与」(唐澤久美子)について

5 (とても良かった) 11 人

4 (良かった) 1 人

3 (普通) 1 人

(7) 全体を通してのご意見

・大変勉強になりました。

・時間がもっとほしい。

・もっとやってほしい(沖縄で毎年)。

・とても良かったです。

・昨日の講義から本日まで、とても解りやすくて勉強になりました。

・F in F の検証方法についての内容が良かったです。

・乳腺、食道以外も参考に見せていただければ、より面白かったです。

・治療の経験が 3 ヶ月と浅く、知識がなく、大変ではありましたが、今後の方向性が見えて良かった

です。有難うございました。

・さっそく明日から活用していきたいと思います。ありがとうございました。

・可能であれば、一年に一回程度、いろいろな講習や実習をしていただけるとありがたいです。

・内容が広がりすぎず、一日で field in field のみというものだけにしていただいたので理解しやすかっ

たです。

・日ごろの field in field での疑問がかなり解決できました。

・Eclipse を普段から使用していないのもあり、慣れない私でもわかりやすく教えていただきありがと

うございました。またこういう機会があると勉強になり、助かります。よろしくお願いします。

・FIF について理解が深まりました。明日からの日常臨床に生かせると思います。

・Field in field 作成法や注意点が大変勉強になりました。Eclipse の便利な機能の使用方法も参考にな

りました。ありがとうございます。

・フィールド・イン・フィールド法の考え方、実際を理解できました。さっそく明日より臨床で使っ

てみたいと思います。

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

149

9. 第6回医学物理士インテンシブ・コース(臨床)

平成 23 年 3 月 11 日(金)に発生した東北地方太平洋沖

地震の影響により、本コースは中止となりました。

9-1 開催日程

平成 23 年 3 月 12 日(土)13 時 00 分から 17 時 00 分

平成 23 年 3 月 13 日(日)9 時 00 分から 16 時 00 分

9-2 開催場所

順天堂大学医学部附属練馬病院 地下 1 階 放射線科 治療計画室

東京都練馬区高野台 3 丁目 1 番 10 号

9-3 受講施設数

3 施設(各施設最大 3 名)

9-4 講習設備

治療装置:エレクタシナジー

治療計画装置:Monaco

R&V システム:Mosaiq

9-5 開催の目的

「IGRT や IMRT/VMAT の実際を学ぶ」

9-6 対 象

医学物理士・放射線治療品質管理士・診療放射線技師・放射線腫瘍医など、IGRT や IMRT/VMAT の品質

管理業務を行う者、もしくは行う予定の者。

9-7 主 催

順天堂大学 がんプロフェッショナル養成プラン

順天堂大学大学院 医学研究科 先端放射線治療・医学物理学講座

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

150

9-8 共 催

エレクタ株式会社

9-9 プログラム

● 3 月 12 日(13:00 開始)

・はじめに 小澤修一 15 分

第 1 部<IGRT 講義> 13:15~14:55

・IGRT の物理・技術的ポイント(アダプティブも含めた話)杉本聡 50 分

・IGRT の臨床判断 伊藤佳菜 50 分

(休憩 15 分)

第 2 部<IMRT・VMAT 講義> 15:10~17:00

・IMRT/VMAT の物理・技術的ポイント 辰已大作 50 分

・Monaco による治療計画のヒント 作美明 50 分

・初日のまとめと今後の予定 小澤修一 10 分

(夜は懇親会@池袋)

● 3 月 13 日(9:00 開始)

・前日の復習 小澤修一(20 分)

第 3 部<各施設での実際> 9:20~12:00

・東大病院における経験 作美明 40 分

・大阪市大病院における経験 辰己大作 40 分

(休憩 10 分)

・順天堂大練馬病院における経験① 小澤 20 分

・順天堂大練馬病院における経験② 黒河 20 分

休憩<11:30~12:30>

第 4 部<QA 実践編> 12:30~15:40

・IGRT の QA 実習 黒河 90 分

(休憩 10 分)

・IMRT/VMAT の QA 実習 小澤 90 分

・質問&ディスカッション 15 分

・閉会の挨拶&終了証授与 5 分 唐澤久美子

9-10 参加費

無料

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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10. 第2回がん看護学セミナー 「がん専門看護師として育つために」

10-1 概 要

(1) 名称

第 2 回がん看護学セミナー「がん専門看護師として育つために」

(2) 日時、場所、対象

開催日時:平成 22 年 7 月 10 日(土)13:00~16:30

開催場所:順天堂大学 本郷キャンパス 10 号館 1 階 105 カンファレンスルーム

交通アクセス:JR 線、地下鉄丸ノ内線「御茶ノ水」駅下車 徒歩約 5 分

http://www.juntendo.ac.jp/graduate/access/index.html

参加対象:大学院がん看護 CNS コースの在学生、

臨床の看護師で、がん看護 CNS に興味・関心のある方

大学院がん専門家養成コース、インテンシブコース登録者

参加費:無料

(3) 内容

13:30~14:00 講演 1

「最新のがん放射線療法と有害事象について」 唐澤 久美子(順天堂大学大学院医学研究科放射線医学先任准教授)

14:00~14:45

講演 2 ※順天堂大学大学院がん専門家養成コース コンポーネント 1 共通講義

「放射線療法における安全管理: がん看護専門看護師の役割」 藤本 美生(兵庫県立粒子医療センター) 司会:浅野 美知恵 コメンテーター:奥出 有香子 (順天堂大学医学部附属順天堂医院がん看護専門看護師)

14:45~15:35 講演 3

「放射線療法におけるがん患者・家族への教育」 藤本 美生

15:35~16:30 事例検討

(4) 主催

順天堂大学大学院 がん生涯教育センター

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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10-2 第 2 回がん看護学セミナー「がん専門看護師として育つために」実施報告

平成 22 年 7 月 29 日 大学院医療看護学研究科がん看護学 先任准教授 浅野美知恵

皆様の多大なご協力の下に、計画通り平成 22 年 7 月 10 日に第 2 回がん看護学セミナーを開催し、学び

多き貴重な時間を参加者全員が共有することができましたので、ご報告致します。

(1) 参加者数 計 30 名

内訳

立場 人数(名) 所 属

大学院生 9 本学(3)、東大(4)、東京医科歯科(1)、Yale 大(1)

看護師 17 順天堂医院(5)、練馬病院(3)、静岡病院(1)、国立がん研究センター(1)、

千葉県がんセンター(1)、癌研有明病院(1)、東京逓信病院(1)、その他(4)。

含む:CNS

教員 2 本学(2)

その他 2

参加者数は、当初の企画で予想していた人数(30 名程度)であった。

評価:大学院生がほぼ 1/3、看護師がほぼ 2/3 を占め、他大学からも参加していることから、企画の目的

どおりに実施できたといえる。

(2) アンケートの集計結果

【5 段階評価:5. 非常に良かった 4. 良かった 3. どちらともいえない 2. 良くない 1. 非常に良くない】

回収率 83.3%(25 名/30 名)

評 点 (名)

5 4 3 2 1

1. 最新のがん放射線療法と有害事象 17 8 0 0 0 100.0

2. 放射線療法における安全管理:

がん専門看護師の役割

15 9 1 0 0 96.0

3. 放射線療法におけるがん患者・家族への

教育

17 7 1 0 0 96.0

4. 事例検討 9 13 2 1 0 88.0

評価:参加者の満足度について:「5. 非常に良かった」と「4. 良かった」を合わせると、どの項目も

88%以上を占めていたことから、高い満足が得られたと評価できる。

項 目 評点 5+4 の 割合 (%)

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

153

(3) 全体を通して

(a) それぞれの学び

第 2 回目ということから、がん看護専門看護師としての実践力を養うために、放射線療法に焦点を絞っ

た内容と事例検討は、有意義であった。

それぞれの立場で得られていた学びの主たることは、以下のことである。

大学院生は、より実践的志向で、セミナー内容を自身の実践やがん看護学実習につなげて理解した。

さらに、がん看護 CNS としてのあり方を考える機会となった。

看護師、特にがん看護に興味・関心のある者や大学院進学希望の者にとっては、放射線療法看護の理

解を深める機会となった。CNS あるいは CNS 教育課程修了者にとっては、活動の方向性等について

改めて考える機会となった。

(b) セミナーをとおして見出した本学の課題

本学における教育の立場での重要な課題は、放射線療法看護のジェネラリストレベル、上級実践者レ

ベル、スペシャリストレベルなどレベルに応じた専門性習得への教育・指導方法への支援はどうあれ

ばよいか、放射線腫瘍医など専門医や薬剤師との連携教育をどのように進めるか、などである。今後

の教育内容および教育方法の検討を重ねていく必要がある。

(c) 設営について

会場設営、ポスター貼付など、事務の方々の多大な協力のおかげで、演者にも参加者にも心地よい環

境を提供できたことに感謝している。

① 会場場所の選択:

1 回目から、セミナー参加者の規模を 30 名程度として計画しており、規模に見合った会場の準

備ができたことは適切であった。

② セミナーの公開:

他大学の大学院生がホームページを直前に見て参加したと話していたことから、大学院生にとっ

ては貴重な機会の 1 つであるといえる。このセミナーを公開することは非常に意義があると考え

る。

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10-3 ポスター

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11. がん看護専門看護師養成に係わる海外研修

11-1 概 要

(1) 研修目的

米国のがん看護 CNS や NP などの上級看護実践者の活動見学及び意見交換、UCSF 大学院生の授業の

聴講、施設見学などを通して、がん看護の対象者理解を深め、がん看護を探究することにより、がん看

護専門看護師としての専門力を高める機会とする。

(2) 研修期間

平成 22 年 10 月 31 日~同年 11 月 4 日

(3) 研修先

カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校、メディカルセンター、がんセンター

UCSF Laurel Heights 3333 California St. San Francisco, CA 94118

UCSF Medical Center at Parnassus 505 Parnassus Ave. San Francisco, CA 94143

UCSF Medical Center at Mount Zion 1600 Divisadero St. San Francisco, CA94115

(4) 研修先担当者

金森 祐子、看護師、保健師、UCSF 修士課程修了後、研究生

喜吉テオ 紘子、看護師、保健師、UCSF 博士課程学生、UCSF 病院に勤務

Miranda Kramer、がん看護 NP/CNS、UCSF 博士課程 PhD と USF 博士課程 DNP の学生

(5) 研修参加者

大学院医療看護学研究科修士課程がん看護専門看護師養成コース 3 名

2 年生(3 回生)2 名:岩崎 多津代、伴 佳子

1 年生(4 回生)1 名:澤田 恵理佳

大学院医療看護学研究科修士課程がん看護専門看護師養成コース修了生 4 名

(1 回生)2 名:石川 弥生、一瀬 直子

(2 回生)2 名:遠藤 和代、小林 直子

(6) 引率者:がん看護学担当教員 1 名

浅野 美知恵(先任准教授)

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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11-2 研修日程

日程 概要

午前 サンフランシスコ到着・ホテルチェックイン 10 月 31 日(日)

午後 自由行動

午前 オリエンテーション 11 月 1 日(月)

午後 講義 1:がん看護管理(喜吉テオ 紘子) 講義 2:がん医療政策(金森 祐子) 講義 3:UCSF 授業参加事前講義(喜吉テオ 紘子・金森 祐子)

午前 講義:Case Study (Micheal Nixon) 11 月 2 日(火)

午後 講義:アメリカで CNS として働くということ(石井 素子)

午前 グループ 1 シャドーイング グループ 2 UCSF 看護学部および病院見学

11 月 3 日(水)

午後 グループ 1 シャドーイング グループ 2 スタンフォード大学病院見学・ボランティア参加

午前 講義:Case Study(Miranda Kramer) 11 月 4 日(木)

午後 UCSF 授業見学参加 研修のまとめ 反省会

11 月 5 日(金) 午前 サンフランシスコ出発

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11-3 海外研修報告

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12. 第2回順天堂大学大学院がん生涯教育センター 国際がん看護学講演会

「第Ⅰ部 上級実践者役割の探究~大学院生・修了生との交流会」

12-1 概 要

(1) 名称

第 2 回順天堂大学がん生涯教育センター 国際がん看護学講演会

「第Ⅰ部 上級実践者役割の探究~大学院生・修了生との交流会」

「第Ⅱ部 上級看護実践力の開発をめざして~上級実践者が伝授するがん看護のワザ」

(2) 日時、場所、対象

開催日時:平成 23 年 2 月 14 日(月) 第Ⅰ部 14:00~16:15 第Ⅱ部 17:00~19:40

開催場所:順天堂大学 本郷キャンパス 2 号館 6 階

交通アクセス:JR 線、地下鉄丸ノ内線「御茶ノ水」駅下車 徒歩約 5 分

http://www.juntendo.ac.jp/graduate/access/index.html

参加費:無料

「第Ⅱ部 上級看護実践力の開発をめざして~ 上級実践者が伝授するがん看護のワザ」

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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(3) 内容

第Ⅰ部 上級実践者役割の探究~大学院生・修了生との交流会 14:00~14:05 開会の挨拶

富野 康日己(順天堂大学大学院がん生涯教育センター長) 14:10~15:30 「CNS としての role model の活動と課題」

Miranda Kramer(UCSF, CNS/NP in Oncology Nursing) 座長:浅野 美知恵(医療看護学研究科がん看護学)

15:30~16:00 質疑応答 回答者:Miranda Kramer 内布 敦子(兵庫県立看護大学 教授)

16:00~16:15 フリートーク/意見交換 第Ⅱ部 上級看護実践力の開発をめざして~上級実践者が伝授するがん看護のワザ 17:00~17:05 開会の挨拶

岡田 隆夫(順天堂大学医療看護学部長) 照沼 則子(順天堂医院看護部長)

17:10~18:30 「がん看護CNS/NPが実践する evidence based practice(エビデンス・ベイス

ド・プラクティス)」 Miranda Kramer(UCSF, CNS/NP in Oncology Nursing) 座長:浅野 美知恵(医療看護学研究科がん看護学 先任准教授)

18:30~18:40 休憩・質問紙回収 18:40~19:20 「がん看護におけるコミュニケーション技術」

内布 敦子(兵庫県立看護大学 教授) 座長:奥出 有香子(順天堂医院看護部 がん看護専門看護師)

19:20~19:35 質疑応答 19:35~19:40 閉会の挨拶

植木 純(順天堂大学医療看護学部国際交流委員会委員長)

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

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12-2 アンケート集計結果

(1) 参加人数

開催 看護部 教職員 大学院生 学部生 外部 合計

第Ⅰ部 3 16 12 0 3 34

第Ⅱ部 30 25 10 0 6 71

合計 33 41 22 0 9 105

※内訳

第 I 部

教職員:計 16 名

(内訳:学内 9 名、外部 7 名(医科歯科 3 名、兵庫県立大 2 名、自治医大 2 名))

大学院生:計 12 名

(内訳:学内 4 名、外部 8 名(自治医大 5 名、医科歯科大 2 名、武蔵野大 1 名))

外部:3 名

(内訳:癌研有明病院 1 名、国立がん研究センター2 名)

第 II 部

教職員:計 25 名

(内訳:学内 20 名、外部 5 名(医科歯科大 2 名、兵庫県立大 2 名、自治医大 1 名))

大学院生:計 10 名

(内訳:学内 4 名、外部 6 名(武蔵野大 1 名、自治医大 5 名))

外部:6 名

(内訳:インテンシブ生 3 名、協力研究員 1 名)

(2) 講演について

第 I 部 第 II 部 前半 第 II 部 後半 全体 項目

比率 比率 比率 比率

とてもよかった 15 68% 24 59% 34 83% 73 70%

よかった 7 32% 16 39% 7 17% 30 29%

どちらともいえない 0 0% 1 2% 0 0% 1 1%

あまりよくなかった 0 0% 0 0% 0 0% 0 0%

よくなかった 0 0% 0 0% 0 0% 0 0%

総数 22 100% 41 100% 41 100% 104 100%

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

162

(3) 参加者について(複数回答)

第 I 部 第 II 部 全体 項目

比率 比率 比率

看護師 1 5% 22 51% 23 37%

大学院生 10 53% 8 19% 18 29%

看護系教員 4 21% 4 9% 8 13%

専門看護師 3 16% 4 9% 7 11%

大学院修了生 0 0% 4 9% 4 6%

看護系以外の教員 1 5% 0 0% 1 2%

認定看護師 0 0% 1 2% 1 2%

学部生 0 0% 0 0% 0 0%

その他 0 0% 0 0% 0 0%

総数 19 100% 43 100% 62 100%

※未記入者あり

(4) 講演内容について

開催 項目

CNS としての具体的な例を見せて頂き、今後の一つの指標となるものを学ばせていただき

ました。ありがとうございました。

具体的な事例の提示があって考えさせられました。自分の属する病院、チームの把握をする

ことの重要性が学べました。

CNS として施設に入る視点や実際の事例から、今後の自分の事として、何を考えていくこ

とが必要か考えられる内容でよかった。

具体的臨床のお話を聞くことができ大変、勉強になりました。内布先生の事例に関する話し

は自身の実習と重ね合わせて考えられ、大きな学びとなりました。

卒後教育に関して、アメリカの状況も含めて知ることができ良かったです。

具体的な話が聞けて良かったです。

CNS の活動の内容を紹介していただいて勉強になりました。

質疑応答における実践(実際のケースへの対応)は大変、参考になりました。

CNS がロールモデルを果たすための活力がよくわかりました。日本の場合は、CNS への認

知がまだまだなので、組織の needs が分かりにくい時、自分自身の目標との間でどのように

調整していくか悩むことが多いので、その辺りにいついて質問できたら嬉しかったです。

CNS として、実際に経験した出来事を例にお話しいただいたので、具体的な問題がよくわ

かりました。教員としての立場から、あらゆる問題解決に対応できる能力の獲得のための学

習計画を立てていかなければならないと実感しました。

CNS が、看護のみならず、医療の面で、質の高い care 提供の責任を持っているという前提

をもっての話でしたので、CNS の役割の基本的なところに触れたように思えます。

具体的な事例が分かりやすく、興味を持てた。

第 I 部

CNS として働く場の違いの議論がなかったが、日本と米国の医療現場の差は関係しないの

か。

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

163

開催 項目

エビデンスの大切さだけでなく、具体的なエビデンスの使い方も知ることができて学びにな

りました。

エビデンスの大切さをあらためて実感した。NCCN を明日から活用してみたいと思った。

1 年目ナースとして参加したので難しい部分も多かった。倦怠感一つにあれだけのアセスメ

ント要因があることに驚いた。

自分自身が変化人となろうと思う。

NCCN、PEP の日本語版について参考にしたいと思います。

あらためてエビデンスの大切さを理解した。経験則だけで看護しがちだが、誰のために何を

目的に何故ということを大切にしたい。

内容がとてもわかりやすい。また参考資料、文献など実践に活用できそうです。とても関心

のある講演でした。

大変わかりやすく明日から実践ができそうだなと思った。

毎日ケアに追われている中でもしっかりとエビデンスを取り入れていけば日常的に自ら学

ぶきかっけになると感じた。

業務が終わらず途中参加となりとても残念でした。最初からじっくり聴きたかった。

参加できなかった。(2 件)

客観的判断についての実践が良く見えました。

実践していることをロジカルに整理することの重要性を実感しました。

研究や患者と関わる時、根拠をしっかり持って初心を忘れずにやっていきたいと思いまし

た。

エビデンスとして何を活用すればよいのか、どう活用すればよいのか再確認できた。

第 II 部

前半

文献検索や標準計画のツール等実践に即した最前線の紹介をして頂くことができた。

力強く感じ、明日から頑張ろうと思った。

内布先生の実体験なのでとても共感できた。

感動しました。自分の日々抱えているジレンマやストレスを代弁してもらえた気がする。訪

問ナースなので病棟とは違う部分もあるが、患者への関わりや周囲のサポートなど実践的な

NS の関わりが勉強できた。

死にゆく患者とのコミュニケーション(死を話題にすること)はとても難しいと思っていた。

「身体をどう感じるか」直接死を話題にしなくても良い方法を今日は学べた。

ターミナル期の患者さんと接することがあるため、とても参考になりました。

ナースサイドから死について話をすることは大切だが、常に患者は発信しているように臨床

で感じる。患者の今の一言って・・・今の表情って・・・とその事に気づき(キャッチして)

働きかけられるかどうかがナースサイドの課題なのではないかと思う。上手くキャッチして

そこを逃さず話をし続けることが大切。気づかないもしくは気づいても怖いとか忙しいとか

を理由に避けて通っている人が多いのかなと思う。こういった講演をもっと多くのナースに

聞いてもらうことで病院全体の看護ケアの質が変わるのではないかと思う。

常に感じているストレス・悩みについて論理的な解説をいただけて死にゆく人々への関わり

方についてとてもよいふり返りができ、今後の課題が見えました。勇気が湧いてくるのを感

じました。

精神科の経験が長いが通じるものが多くあった。「恐れずに、でも畏れることを忘れてはな

らない」というお話が印象的だった。

第 II 部

後半

「死」という場面はとても重要で看護師としても関わりたい場面である。現場でももっと多

くの時間や人員を確保できることも大切だと思う。

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

164

開催 項目

日々感じていることを話して頂き、とても参考になりました。勇気を出して実践してみよう

と思います。

人生経験がないと死については語りにくいものですが、状況をよくよんでタイミングよく接

すること、聞くことにより前進するものもあるのだなとわかりました。

がん患者とのコミュニケーションについて、臨床の場で考え、悩むことはとても多かった。

非常に勉強になり参考になりました。エビデンスを検索する繊細な学びを得られました。あ

りがとうございました。

とても身にしみたお話でした。ゆっくりと話せる時間とそれをサポートするチームがあれ

ば、いつでも実現すると思いました。

具体的な体験談が聞けて参考になりました。

とても具体的なお話で何とか力(実力)のない自分でも出来そうな気がしました。出来るこ

とからひとつひとつ始めてみたいと思う。

実際の現場でも悩んでいる場面であったため、具体的な接し方や態度を教えていただきとて

も勉強になりました。今後病棟スタッフとも実践していきたいと思います。

自分の博士の研究を思いおこし、改めて実践につなげたいと感じました。

逃げている私・・・泣きそうでした。今日は講演会に参加してとても良かった。

内布先生のお話を聞いてみたいなと感じており、最も関心のある死にゆく人とのコミュニ

ケーションについて聞くことができてとても嬉しく思いました。

患者と関わる中で壁をつくらず、自分の直感を大事にしながら看護をする事が大事だと思い

ました。

死について怖がらず自分が思っている事を患者さんに伝える勇気をもらいました。毎日「死」

ととなりあわせで働いていて本当に前向きになれるお話でした。

死にゆく人との接し方は悩みがつきないが、患者を信じ自分も信じ素直にコミュニケーショ

ンをとっていくことや、どうかかわればよいかよい学びができた。

第 II 部

後半

「看護の基本」について再確認できた。資料も多く、出席した看護師には多くの学びがあっ

た。時間が短かったことが残念である。

(5) 今後企画して欲しい講演会など

開催 項目

今後も海外の CNS や NP の講演を企画して下さい。日本の CNS の方の話を聞く機会は多い

ですが、海外の方の話はなかなか無いので、同じ CNS でも病院やスペシャリティが変わる

といろいろな話が聞けるので勉強になります。 第Ⅰ部

今回、話題にも挙がった CNS の仕事継続に関する困難についても、もっと深くふれる講演

会があればと思います。CNS 養成の時期から成果を出し続ける期待が CNS に出てくると思

いますから…。

患者ががんと告知されてから受容していく過程を少しでも有効にサポートできるツールや

手法はないかといつも考えています。セルフケアやポジティブな死の準備がスムーズにでき

るとよいなと思うため。今後企画してほしい。

今後も CNS の実践報告、タイでの CNS の活動内容を企画していただきたいです。

グリーフカウンセラーの実践を聞いてみたい。

第Ⅱ部

外来看護について

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第 3 編 順天堂大学の取り組み

165

12-3 ポスター

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