National Diet Library 2021 · 利用者サービス部 電子情報部 関西館...

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国立国会図書館へのアクセス

採用案内NationalDiet Library2021

東京本館(東京都千代田区永田町1-10-1)●東京メトロ 有楽町線「永田町」駅2番出口(徒歩約5分)      半蔵門線・南北線「永田町」駅3番出口      (徒歩約8分)      千代田線・丸ノ内線「国会議事堂前」駅1番出口      (徒歩約12分)

関西館(京都府相楽郡精華町精華台8-1-3)●JR学研都市線「祝園」駅・近鉄京都線「新祝園」駅から 奈良交通バス「国立国会図書館」停留所(所要時間:約10分)●近鉄けいはんな線「学研奈良登美ヶ丘」駅から 奈良交通バス「国立国会図書館」停留所(所要時間:約15分)

国際子ども図書館(東京都台東区上野公園12-49)●JR「上野」駅 公園口(徒歩約10分)●東京メトロ 日比谷線・銀座線「上野」駅7番出口(徒歩約15分)

お問合せ先国立国会図書館総務部人事課任用係住所:〒100-8924 東京都千代田区永田町1-10-1電話:03(3506)3315(直通)   03(3581)2331(代表) 内線20420E-mail:saiyo@ndl.go.jp

編集/発行 国立国会図書館

令和3年2月発行

01

国立国会図書館は、戦後間もない昭和 23(1948)年、立法府に属する組織として誕生しました。その

設立を定めた「国立国会図書館法」には、次の一文があります。

「国立国会図書館は、真理がわれらを自由にするという確信に立つて、憲法の誓約する日本の民主化と

世界平和とに寄与することを使命として、ここに設立される。」(国立国会図書館法前文)

この一文には、日本が悲惨な戦争に至ったのは、政治が真理に基づかなかった結果であるとの反省が

表れています。もちろん、民主主義や世界平和を実現するためには、国民の代表である国会議員が情報

を持つだけでなく、国民が情報を持つことが不可欠です。国立国会図書館は、法に掲げられた使命を

果たすため、立法補佐機関として国会の活動を支えるとともに、収集した資料・情報を整理、保存し、

国民に提供する役割を遂行しています。

近年の情報通信技術の発展に伴って、私たちの社会活動やコミュニケーションの在り方は変わって

きました。さらに、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、図書館サービスに対するデジタル化、オン

ライン化のニーズも高まっています。こうした状況を踏まえ、国立国会図書館のデジタルシフトを推進し、

内外の図書館、博物館等とも連携しながら、国民の知的活動を支えるデジタル情報基盤を拡充させる

必要があると認識しています。

今後、社会全体でデジタルトランスフォーメーションと呼ばれるような変革が進むことが予想され

ます。そうした時代の国会、国民のニーズに的確に応えるためには、古い発想にとらわれず、新たな

ことに挑戦する気概のある職員の力が必要です。国立国会図書館は、多様なバックグラウンドを持つ

職員が、意欲を持って働き続けられる場所であると思います。皆さんと共に仕事ができることを楽しみ

にしています。

国立国会図書館長

02

国 立 国 会 図 書 館 職 員 の 概 要

国立国会図書館は立法府に属し、国会、行政・司法の各部門及び一般公衆に対して幅広いサービスを提供しています。国立国会図書館の業務は調査業務・司書業務・一般事務に分けられ、総合職試験、一般職試験での採用者はこれら三つの業務の様々な仕事を担います。職員の身分は国会職員(特別職国家公務員)で、東京本館(東京都千代田区永田町)、関西館(京都府相楽郡精華町)又は国際子ども図書館(東京都台東区上野公園)で勤務します。職員の定員は 892 名(令和 2 年 4 月現在)です。

職 員 統 計

キ ャ リ ア パ ス

国立国会図書館の職員は、定期的な異動によって様々な部署や業務を経験し、多様なキャリアを歩みます。学歴、専攻に関わらず、職員の適性や希望等を考慮して、配属先を決定します。

ラインの役職

スタッフの役職

係 員 級係 員

係 長 級

係 長 主査・副主査・技術主任

課 長 補 佐 級課 長 補 佐 主 査

管 理 職

組 織 図

館 長

副館長

総 務 部

調査及び立法考査局

収 集 書 誌 部

利用者サービス部

電 子 情 報 部

関 西 館

国際子ども図書館

行政・司法各部門支部図書館(27館)行政・司法各部門支部図書館(27館)

職員の男女比(令和2年3月末時点)

管理職の男女比(令和2年3月末時点)

大学等での専攻(過去5年以内入館者)

女50.1%女50.1%

男49.9%男49.9% 人文科学

51.5%人文科学51.5%

自然科学10.9%自然科学10.9%

社会科学37.6%社会科学37.6%

女31.8%女31.8%

男68.2%男68.2%

大卒者と院卒者の人数比(過去5年以内入館者)

院卒38.6%院卒38.6%

大卒61.4%大卒61.4%

03

 国会の一組織である国立国会図書館は、「立法府のブレーン」として国会議員の活動を補佐するという、他の図書館にはない業務を行っています。私が所属する経済産業課は、そうした国会議員に対する立法調査サービスを担う部署の一つであり、産業政策、貿易、ODA、エネルギー政策等の分野を所管しています。 普段の業務は、国政課題等に関する資料提供や報告書作成、面談での説明などが中心で、これらは主に国会議員の依頼に応じて行っています。「今すぐ議員会館で説明してほしい」といった即座の対応を求められる場合もあります。また、国会で論点になりそうなテーマに関するレポートの執筆も重要な業務です。レポートのテーマは、中長期のものを含め国政課題の動向等をにらみながら上司とも相談して決めています。 これらの業務は国立国会図書館の膨大な所蔵資料等を活用して行いますが、国会議員のニーズに合った情報を選別し、分かりやすく整理・分析するには、担当分野の専門知識が不可欠です。こうした専門知識のかん養のため、有識者を招いての研修や勉強会等の機会が用意されているほか、留学の制

度もあります。私もロンドンの大学院に留学しましたが、教官や他の学生との議論の経験など大学院で得られた知見は、現在の業務に大変役立っています。 国会議員に対する立法調査サービスは、国政審議に直結するため責任は重いですが、自分が作成した資料が国会で使用されたり、執筆したレポートについて国会議員から問合せがあったりと、やりがいのある仕事です。熱意のある皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。

国会の立法活動を補佐するため、国会議員その他国会関係者に対して、法案等の分析・評価、国政審議に係る政治、経済、社会等各般の調査及び情報提供を行います。また、国会情報・立法情報への国民のアクセスを助け、国会と国民とをつなぐ役割も果たします。

調査及び立法考査局

植田 大祐(経済産業課主査)

・学生時代の専攻 開発経済学・CareerH18.4- 調査及び立法考査局国会レファレンス課H19.4- 同 経済産業課H24.8-  London School of Economics and Political Science 留学H25.9- 調査及び立法考査局経済産業課(副主査)H26.4- 総務部会計課(副主査、H27.4- 予算係長)H29.4-  調査及び立法考査局経済産業課(副主査、R1.7- 主査)

部 局 紹 介

専門的知見をいかし国会を補佐する

国会議員等から調査の依頼を受けて、所蔵資料やデータベースを使って調査。

国政課題に関する調査研究として、国会で論点になりそうな問題の調査を行い、その結果をレポートに取りまとめ、刊行物として国会議員等に提供。それぞれの問題について、法制度・政策の変遷、諸外国の法制度との比較、政府の見解、有識者による賛否の意見などを分かりやすくまとめる。国会審議に資するよう、著者自身の説を提示するのではなく、出典を示しながら多様な見解を客観的に紹介。

国会会議録検索システムでは、第 1 回国会(昭和 22 年)から現在までの国会会議録を画像及びテキストデータで提供し、発言者名による検索や発言の全文検索が可能。また日本法令索引では、公文式施行(明治19 年)以降の法令の改廃経過や法案の審議経過の情報を提供し、他サイトへのリンクにより法令・法案の本文も参照が可能。これらのデータベースを作成、維持管理し、国会と国民とをつなぐ。

調査の結果を回答。報告書にまとめたり、国会議員に直接説明することも。

依頼調査 国政課題に関する調査研究調査及び立法考査局の主な業務

国会関連情報の提供

04

 国立国会図書館は納本制度に基づいて出版物を広く収集しています。私が所属する国内資料課では国内で刊行された図書の書誌データを作成しており、書店に並んでいる本、官庁出版物、個人から寄贈された本など、数多くの資料に触れることができます。 書誌データは、タイトルや著者といった情報を記録する

「記述」と、把握した資料のテーマから件名(キーワード)と分類を付与する「主題」の作業、著者などを同定識別するための典拠データの作成等によって完成します。利用者の皆さんが目的の資料にたどり着くために、また国会サービスやレファレンスサービスの基盤として機能するために、正確で質の高いデータを迅速に提供することが求められます。個々の職員がスキルを磨くことはもちろん、課題を解決してより充実したデータを作成するためにチームで検討する機会も多くあります。例えば既存の件名では表せないテーマの資料に出会った場合は、複数の参考図書を参照しながら件名を新設し、他の件名との関係や使い分け方法も決めていきます。こうした場では若手もベテランと一緒に考え、利

便性の高い件名とするようアイデアを出し、活躍しています。 国立国会図書館が作成したデータは、蔵書検索のためだけでなく全国書誌データとして国内外の図書館や個人に利活用されています。日本で唯一の納本図書館としての役割を担うやりがいを感じながら、一冊一冊と向き合っています。

納本制度に基づく国内出版物の網羅的な収集、購入や国際交換による外国出版物等の収集から、書誌データや典拠データの作成・提供といった資料整理、そして資料を恒久的に後世に伝えるための資料保存までを担います。

収集書誌部

鎌倉 知美(国内資料課主査)

・学生時代の専攻 日本語教育学・CareerH12. 4- 逐次刊行物部複写課 (H14.4 資料提供部複写課に組織再編)H15. 4- 主題情報部参考企画課H18.10-  収集部外国資料課(H19.7- 副主査、H21.5 収集書誌

部外国資料課に組織再編)H25. 4-  収集書誌部国内資料課(副主査、H29.4- 整理第一係長、

H30.7- 主査)

部 局 紹 介

図書館サービスを支える書誌データ作成

タイトルや著者名、主題を表すキーワード等、資料を探す手がかりとなる情報を記録した書誌データを作成。作成したデータは、資料の検索に使われるほか、国内外の図書館等でも利活用される。

国内出版物は主に納本制度に基づいて、外国の出版物は購入・国際交換等によって収集。図書・雑誌・新聞のほか、CD・DVD等の電子出版物も収集対象である。

収集した資料を永く保存し、国民共有の文化的資産として後世に伝えるために、破損資料の修復や保存環境の整備を行う。資料の利用と保存の両立のため、資料のデジタル化も実施。

収  集 書誌作成及び提供収集書誌部の主な業務

保  存

同僚と打合せ

05

 私が業務で主に扱っているのは、憲政資料という国立国会図書館の特色ある資料群の一つです。憲政資料とは、近現代の日本の政治家・官僚・軍人などが残した手紙・日記・執務資料をはじめとする文書類のことで、遺族や関係者の方からの寄贈等により収集しています。資料を受け入れるための手続きを取り、保存のための処理を行い、私たちの手で一点一点確認してタイトル等の情報を記した目録を作り、整理した上で研究者等の利用に供します。また、原本の保護等の観点からデジタル化を進めており、インターネット公開のための著作権処理や画像の品質確認等も行います。資料はそれぞれこの世に二つとないものであるため、責任感をもって扱っています。 例えば、目録を作る作業は傍から見れば地味です。しかし、かつて学んだ日本史を思い起こしながら辞書を片手に目の前の資料に取りかかると、伊藤博文のように著名な人物の直筆などを目にして、歴史の中の人々や社会の動きをいきいきと感じたりします。資料や資料が伝える内容の面白さに「いの一番」に触れることができるのは、この部署ならではかも

しれません。また、利用者サービスの一環として企画展示に携わる機会もあります。日々の業務を通じて少しずつ資料に関する知識を身に付けながら、多くの方々に資料の見どころの一端に触れていただける展示の企画ができるよう、取り組んでいければと思っています。

資料や電子情報を用いて利用者に図書館サービスを提供します。東京本館における資料の閲覧、複写、レファレンスといった館内利用サービスの提供と来館せずに利用できる遠隔利用サービスの提供を担います。また、調べものに有用な参考資料などの情報をホームページ上で発信しています。

利用者サービス部

大塩 勇生(政治史料課)

・学生時代の専攻 史学・CareerH26.4- 関西館図書館協力課H28.4- 利用者サービス部サービス運営課H31.4- 同 政治史料課

故ふ る

きを温た ず

ねる利用者に資料提供で応える

来館利用者に対し、所蔵資料や電子情報の閲覧と複写サービスを提供。加えて、国内外の図書館への資料貸出やインターネット経由の複写サービスも行う。

豊富な所蔵資料や情報資源を活用して、国内外の利用者や図書館からの問合せに回答。資料の検索や調べものに役立つ情報をインターネット上で発信。

国立国会図書館の所蔵する特色ある資料の魅力を伝えるため、館内で展示会を開催するほか、ホームページ上で「電子展示会」を公開。

レファレンス 資料・情報の提供利用者サービス部の主な業務

展  示

目録作成のため資料の形態や内容を確認

部 局 紹 介

06

 私の所属する次世代システム開発研究室(次世代室)は、新しい図書館サービスを実現するために、国立国会図書館のデータ資源を活用した機械学習研究及び実験サービスの構築、ジャパンサーチの開発、デジタルデータの長期保存の調査といった業務を行っています。 国立国会図書館は、デジタル化資料や書誌データなど多岐にわたるデータ資源を持っています。それらを加工して機械学習用データセットとして整備・公開する、また整備したデータセットを利用して調査研究やプログラム開発を行い、成果を論文発表するといった、新しい付加価値や活用方法を生み出すための取組を進めています。類似挿絵検索等の成果の一部は次世代デジタルライブラリーという実験サービスに実装し、一般に公開しています。実験段階の試みをサービスに繋げていくことに面白さと難しさを感じます。他にも、様々なデジタルアーカイブの多様なメタデータをジャパンサーチに取り込めるように変換・分析する機能等の実装を担当し、本番サービス上で動作させることにやりがいと責任を感じました。 私は入館当初から現在に至るまで次世代室に所属していま

すが、調査研究といっても、システムへの機能実装、プログラム開発を伴う実験、システムインフラの運用、論文執筆や学会発表、外部の研究者との意見交換といった幅広い業務があります。 先人の知識の蓄積である国立国会図書館の膨大なデータ資源について、その活用方法を技術面から検討することは興味深く、意義あることと考えます。「へぇこんな仕事もあるのか」と思った貴方、一緒にやりませんか?

情報技術を用いた国会議員への調査サービス・情報提供サービスの充実のほか、国内外の誰もが利活用可能な「知識インフラ」の構築を目指します。 また、業務の基盤となるネットワークやシステムの管理を担います。

電子情報部

青池 亨(電子情報企画課)

・学生時代の専攻 生物測定学・CareerH29.4-  電子情報部電子情報サービス課次世代システム開発研

究室(H30.4 同 電子情報企画課次世代システム開発研究室に組織再編)

図書館のエンジニアとして次世代サービスを考える

全国の公共図書館や学術機関のデータベースを横断検索する「国立国会図書館サーチ」や、震災記録のポータルサイト「東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)」などを開発・運用し、情報資源へのアクセスを提供。

国立国会図書館所蔵資料の検索・申込みができる「国立国会図書館オンライン」などの国会向け・一般利用者向けサービス、資料の収集・整理などの業務のための情報システム、ホームページの開発・運用などを実施。

資料デジタル化などの館の電子情報事業に係る計画の立案や関係団体との調整、国の事業である分野横断型統合ポータル「ジャパンサーチ」の開発・運用への参画や、「NDLラボ」での調査研究などを実施。

情報システムの開発・運用 情報資源へのアクセス提供電子情報部の主な業務

電子情報事業に係る企画・研究

2つの画面を使い分けながら作業

部 局 紹 介

07

 国立国会図書館では、資料の保存と資料へのよりよいアクセスを目的として、所蔵している紙資料、マイクロフィルムのほか、レコードなどの録音・映像資料もデジタル化しています。 私は、資料のデジタル化、インターネット上の情報資源の収集と保存、それらのデジタルデータの「国立国会図書館デジタルコレクション」< https://dl.ndl.go.jp/ >を介した提供といった、電子図書館業務を担う電子図書館課に所属し、主に図書や雑誌のデジタル化を担当しています。仕事内容は、対象資料に応じたスキャニング・撮影方法等の検討、まとまった量の資料を外部事業者に委託してデジタル化するための仕様書の作成、デジタル化作業に係る外部事業者とのやり取り、納品データの確認・検査、デジタル化対象の資料自体を管理している部署との調整、公開しているデジタルデータの維持・管理などです。館内のスキャナーで資料撮影を行うこともあります。 そのほかにも、録音・映像資料などの紙資料以外のもののデジタル化の仕様検討や、諸外国でのデジタル化やデジタル技術に関する情報収集も行っています。

 これまで自分が担当した、あるいは係として関わった案件は原資料や仕事の内容にどれも特色があり、全て印象に残っています。そうして出来上がったデジタルデータが国立国会図書館デジタルコレクション上で公開されたり、利用された方からの問合せがあったりすると、少しでも社会に還元することができているかなとやりがいを感じます。

けいはんな学研都市に位置し、科学技術関係資料やアジア関係資料等特色ある資料の収集・整理・保存・提供を行います。また、遠隔利用サービス、図書館員対象の研修等の図書館協力事業、資料の電子化等の電子図書館事業の拠点を担います。

関 西 館

山本 俊亮(執筆時電子図書館課副主査)

・学生時代の専攻 西洋史学、映像制作・CareerH22. 4-  資料提供部電子資料課(H23.10 利用者サービス部音楽

映像資料課に組織再編)H26. 4- 関西館電子図書館課(H29.7- 副主査)R 2.10- 同 文献提供課(副主査)

デジタル化で、資料保存とアクセス向上を図る

国内の図書館と連携したレファレンス協同データベースや総合目録ネットワークの運営、図書館員向けの研修、図書館・図書館情報学に関する情報提供、障害者サービスを実施する図書館への支援等を実施。

科学技術関係資料、アジア言語資料など特色ある資料等を背景とした来館利用サービスを行うとともに、図書館間貸出し・図書館向けデジタル化資料送信サービス・遠隔複写・レファレンス等の遠隔利用サービスの窓口として機能。

国立国会図書館所蔵資料のデジタル化作業、デジタル化資料の管理・提供・インターネット公開のための著作権処理、ウェブサイトやオンライン資料の収集・保存・提供、電子情報保存に関する調査研究等を実施。

資料・情報提供、レファレンス 図書館協力事業関西館の主な業務

電子図書館事業

デジタル化した画像データ等を収録した光ディスクを書庫で保管

デジタルコレクションに収録されている画像の 1 つ。猫の足跡が付いている珍しい資料。

『古代江戸繪集』

部 局 紹 介

08

 私の所属する児童サービス課では、小学生以下の子ども向けの「子どものへや」「世界を知るへや」、中学生・高校生向けの「調べものの部屋」を運営しています。閲覧サービスだけでなく、「おはなし会」や「調べもの体験プログラム」など、子どもと本をつなぐための実践も行っており、子どもたちとは日常的に接する機会があります。絵本の読み聞かせ等の業務は、未経験者にとって不安を感じるものかもしれませんが、職場での指導や研修もあり、段階的に習得していくことができます。子どもたちが「本って面白い」と感じられるきっかけ作りに直接関われることが、この仕事の魅力です。 また、国立の児童書専門図書館として、実践で得た知見をいかし、全国の児童サービス関係者への支援につなげていくことが大切な課題の一つとして挙げられます。公共図書館や学校など、様々な現場で子どもの読書に携わる方々の現状を知り、ニーズを酌み取ってよりよいサービスができるよう努力しています。 目の前の子どもたちとの一期一会の出会いを大切にしつつ、より広い視点を持って児童サービスの在り方を考えてい

くことには難しさも感じますが、やりがいのある仕事です。熱意ある皆さんと働ける日を楽しみにしています。

上野公園に位置し、「子どもの本は世界をつなぎ、未来を拓く !」の理念のもと、児童書専門図書館、子どもと本のふれあいの場、子どもの本のミュージアムの三つの役割を担っています。

国際子ども図書館

小熊 有希(児童サービス課副主査)

・学生時代の専攻 芸術学・CareerH24.4- 調査及び立法考査局国会レファレンス課H27.4- 電子情報部システム基盤課H29.4- 国際子ども図書館児童サービス課(R1.7- 副主査)

児童書の魅力、読書の楽しさを発信する

国内外の児童書の提供、各種催物、見学、情報発信等を通して、すべての子どもを対象として図書館や読書に親しむきっかけを提供。

国内外の児童書及び関連資料を広範に収集・保存・提供するとともに、調査研究、研修、情報発信等を通して、児童書や子どもの読書にかかわる多様な活動を支援。

児童書に関する展示会やそれに関連した講演会、各種イベント等を通して、児童書の持つ魅力を広く一般に紹介。

児童書専門図書館 子どもと本のふれあいの場国際子ども図書館の主な業務

子どもの本のミュージアム

中高生向け調べもの体験プログラム

閉館後の排架整頓

部 局 紹 介

09

 私は、国立国会図書館の長期在外研究員として、平成 29年 7 月から約 2 年間、アメリカ合衆国ボストンに留学しました。留学前に調査及び立法考査局で外交防衛分野の調査業務を担当し、日米関係について調査する機会が多かったこともあり、国際関係の研究で著名なタフツ大学フレッチャー法律外交大学院を選びました。大学院では、これまでの業務経験を踏まえ、「安全保障」と「アジア太平洋地域」を専攻しました。修士論文は米国の外交政策をテーマとし、なぜ

米国が 1930 年代から 1950 年頃にかけて、孤立主義をやめ世界に積極的に関与するようになったのか、基地計画の変遷に着目して執筆しました。 学生生活は課題や試験等で忙しい毎日でしたが、その分、多くの学びがありました。何より、人種、国籍、年齢、専門等の異なる背景を持つ人々に囲まれ、様々な価値観に触れ、視野を広げられたことは貴重な経験でした。他にも、研修旅行に参加し、欧米諸国とロシアとの間で激しい綱引きが行われている黒海地域の政治経済について学んだことや、20以上の州を訪れ、米国の多様性について見聞を広めたことも得難い経験でした。今後、この在外研究で学んだ知識や英語を、調査や国際的な業務にいかしたいと思います。 国立国会図書館には、在外研究を含め様々な研修の機会があります。私も、入館以来、語学研修や短期在外研究等を経験しました。これら研修で得た知識やスキルは、業務に資するとともに留学準備の土台となりました。成長し続けたい方にはうってつけの職場だと思います。

国立国会図書館では、調査部門・図書館部門から若干名の職員を海外の大学院に留学させている。最近の留学先としては、例えば UC Berkeley, LSE, The Fletcher School of Law and Diplomacy, King's College London 等がある。

浅井 一男(調査企画課副主査 ) 右から 2 人目が筆者

 国立国会図書館にも、資料に触れない裏方の仕事があります。私が所属する総務課法規係は、いわゆる法務部門に当たり、法令や内規に関する各部署からの照会への対応と、当館法規の制定改廃を主な業務としております。法務部門の役割は、わかりやすく言うとアクセルとブレーキです。平時には業務が円滑に進むように後押し(アクセル)をし、非常時にはリスクに備えた抑制(ブレーキ)をかける。100 年、いやもっと先まで資料を保存し、提供し続けるためには、時代の変化に対応しつつ、安定性と一貫性も求められます。現場の要望に沿えず、心苦しいときもありますが、組織全体をよく俯瞰し、実際の現場を想像しながら、アクセルとブ

レーキのバランスを模索することに醍醐味を感じています。 令和 2 年は、感染症対策のため、今までにない制度の立案や対応が求められました。例えば、国立国会図書館でも、必要に応じて、在宅勤務やテレワークができるようになりました。私自身、妻の妊娠と出産のため、一定期間をテレワークで働いていました。休暇も柔軟に取得することができ、ワークライフバランスを実現しやすい職場だなと実感しています。

組織を円滑に運営するため、館の方針の企画・立案、予算と執行の管理、庁舎の管理、人事の管理といった事務のほか、行政・司法各部門の支部図書館や国会との連絡調整などの業務を担います。

総 務 部

松澤 貴弘(総務課法規係長)

・学生時代の専攻 法学・CareerH27. 4- 総務部総務課H28.10- 調査及び立法考査局議会官庁資料課H30. 4- 出向(衆議院法制局)R 2. 4- 総務部総務課(R2.7- 法規係長)

図書館のアクセルとブレーキ、そしてバランス

部 局 紹 介

海 外 留 学

10

国際図書館連盟(IFLA)約 150 か国の図書館協会、国立図書館等を会員とする IFLA に加盟。年次大会に職員が参加し、事例報告やディスカッションを行う。IFLA の主要な活動の一つである資料保存(PAC)のアジア地域センターとして、情報発信、研修・技術援助等の活動も行っている。

中国・韓国の国立図書館等との交流中国国家図書館、韓国国立中央図書館、韓国国会図書館・国会立法調査処との交流を実施。各館と互いに代表団を派遣し、同じ役割を持つ図書館が抱える課題について取組状況を共有しあう。語学の堪能な職員は通訳としても活躍する。

欧州議会調査局(EPRS)EU の政策動向のヒアリングや議会サービスに関する情報交換のため、職員がブリュッセル(ベルギー)を訪問。訪問時に我が国の政策動向についてプレゼンすることも。

ベトナム国会図書館国際協力機構(JICA)が行っている「ベトナム国会事務局能力向上プロジェクト」に衆議院法制局、衆議院事務局とともに参画。ベトナム国会図書館を訪問して計画策定に関する助言を行うほか、来日した同図書館職員に対する研修等を実施。

海 外 と の 連 携

11

業務から得てきたこと 国立国会図書館に入館して 20 年以上になります。この間、様々な業務を経験してきました。各所で積み重ねた経験が、今につながっていると実感しています。 主査に昇任して以降は、総務部や収集書誌部で対外交渉を担当することが増えました。様々な立場の方々を交渉相手として、館の方針や業務についての理解を得るために説明の内容や方法等を熟考し、双方が納得できる着地点を探って奔走しました。時間がない、資料がない、アイディアが出ない等の事態に苦慮することもありましたが、ありがたいことに、そうしたときには必ず上司や同僚、館内他部署の職員が惜しみなく支援してくれました。また、必死になって仕事をしていると、当初は相談することも難しかった相手方から、逆に救いの手が差し伸べられるようになることもたびたびあり、冥利に尽きると思ったものです。窮地を乗り越えてきた同志として、館外の関係者の方々と今も交流が続いていることは、私の貴重な財産です。 また、平成 17 年度から 2 年間、参議院法制局に出向しました。同じ立法補佐機関ですが、館とは全く異なる機能を果たす組織で勤務できたこと、実際の業務を通じて法制執務の基礎を習得させていただいたことは、今の自分を形作る特別な経験となったと思います。調査業務を担当して 現在所属する調査及び立法考査局政治議会課は、議会、内閣、政党、選挙、政治資金、政治制度、政治過程及び政治一般に関する調査業務を所掌しています。昨今は情報資源のデジタル化やネットワーク化の進展、検索機能の高度化を背景として、膨大な量の情報に即時アクセスすることが可能になっています。しかし、「何か」について「いつ」までに知りたい、という依頼に的確に答えるためには、依頼者の要望を正しく理解した上で、できる限り迅速に、最適かつ公正な情報にたどり着く必要があります。これは、情報環境の変容があっても変わることのない、調査業務を担当する者の最も重要なスキルであると考えます。メッセージ 国立国会図書館の一日一日の運営を滞りなく進めていくために多種多様な業務があり、各部署で職員がその役割を果たしています。そこから何を得ていくかは人それぞれだと思いますが、日々の積み重ねの中から少しずつ自分ならではのものを集めていくことができる、そうした方々と一緒に働きたいと思っています。

海外の文献について情報を収集

部下と連携して依頼に対応

管理職からのメッセージ 小熊 美幸(調査及び立法考査局政治議会課長)

・学生時代の専攻 政治学・主な経歴H19.7- 調査及び立法考査局政治議会課(主査)H20.4- 総務部会計課(主査)H23.4- 収集書誌部国内資料課(課長補佐)H26.4- 総務部総務課(課長補佐)H28.4- 収集書誌部主任司書H31.4- 調査及び立法考査局政治議会課長※ H17.4-H19.3 参議院法制局に出向

 外部機関での経験により視野を広げ、国立国会図書館での業務に役立てることを目的として、国や地方公共団体等の諸機関と出向・人事交流を行っています。また、実務研修として、公共図書館との研修交流も行っています。

<主な出向先・実務研修員派遣先>衆議院法制局     衆議院調査局参議院法制局     会計検査院工業所有権情報・研修館  宮城県図書館福島県立図書館    京都府立図書館

出向・人事交流

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デジタル社会の基盤として進化する図書館 令和 2 年 4 月から利用者サービスの企画調整に関わる業務を担当しています。利用者サービスの中心をなすのは、利用者が求める資料や情報を効率よく入手できるようにサポートする情報サービスです。インターネットの検索エンジンで膨大な情報にアクセスできる時代になり、人々の情報探索行動は変容しました。しかし、誰もが自由にアクセスできる公共的な情報源(知のストック)としての図書館の役割は変わりません。知識や情報の重要性が増す社会において、図書館が提供する公共的な情報サービスへのニーズも増大しています。主題や資料に関する専門知識と各種ツールを使いこなす情報探索技能をいかして、利用者の多様な情報ニーズを満たすことがサービス担当者の醍醐味です。対人サービスの難しさはありますが、そのやりがいは何にも代えがたいものがあります。 令和 2 年はコロナ禍により長期の臨時休館を余儀なくされた試練の年となりました。コロナ禍を受けて、場所や空間にとらわれないサービスの重要性が認識されました。今後は、資料のデジタル化を加速し、サービスをデジタル環境に対応したものへとシフトすることによって、必要な情報に来館することなく遠隔地からアクセスできる環境を整備することが課題となります。資料のデジタル化や電子書籍の普及が進めば、全文検索の時代が到来し、知的生産性の飛躍的な向上が期待されます。来館サービスにはオンラインでは得られない付加価値を提供することが求められるようになり、それに伴い、施設の姿も、高度な人的サービスにより人々の知的活動をサポートする場所へと変化するでしょう。

メッセージ デジタル技術により社会変化のスピードは加速し、科学の在り方や研究・教育の形も変わりつつあります。図書館もこれらの変化に対応してサービスの新しい形を考えていく変革期を迎えています。皆さんと一緒に公共的な情報サービスの未来を考えられることを楽しみにしています。

科学技術情報整備審議会の様子

竹内 秀樹(利用者サービス部サービス企画課長)

・学生時代の専攻 経済学・主な経歴H16. 7- 関西館事業部図書館協力課(主査)H17. 7- 収集部外国資料課(主査)H18. 4- 総務部企画課(主査、H19.4- 課長補佐)H21. 4- 同 情報システム課(課長補佐)H23.10- 電子情報部電子情報サービス課長心得H24. 1- 同 電子情報サービス課長H26. 4- 同 電子情報流通課長H27. 4- 収集書誌部主任司書H28. 4- 利用者サービス部科学技術・経済課長H30. 4- 総務部管理課長R 2. 4- 利用者サービス部サービス企画課長

 国立国会図書館ではあらゆる分野の資料・情報を扱っています。幅広い領域にわたる国政課題の分析には、科学技術や統計を含む様々な知識が必要とされます。また、社会科学、人文科学、自然科学の様々なテーマについてレファレンス回答や資料の紹介を行うためには、各分野の専門知識を持つことが求められます。近年は、電子情報サービスにも注力しているため、IT に関する知識をいかす場も増えています。 そのため、国立国会図書館では、どのような分野であっても、大学等で培った専門性をいかす機会を得られます。一方で、担当業務に合わせて新たな専門性を高める必要もあるので、研修に参加したり自主的な勉強会を開催したりするなど、知識の習得に積極的な職員も多くいます。

国立国会図書館職員に求められる「専門性」

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入館 1 ~ 3 年目の職員に聞きました。このほかにも、国立国会図書館ホームページ「採用情報」では、採用試験合格者 (採用予定者)の合格体験記・アンケート結果も公開しています。ぜひご覧ください。

若 手 員職 の 声

志望動機/国立国会図書館に決めた理由● 立法府の組織として、国政審議に関する調査に携わるこ

とができる点、情報整備の視点から社会に貢献できる点に関心を持ちました。

● 立法府のブレーンで働きたいと思ったから。● 文化を包括的に支援する仕事がしたかったため、日本最大

級の文化拠点である国立国会図書館に関心を持ちました。● 学生時代に蔵書検索システムやデジタルアーカイブに助

けられ、自分も誰かの研究に貢献できたらいいなと思うようになりました。

● 学生時代の研究を通して、デジタル化された資料を手軽に閲覧できることの有り難さや収集保存する意義を痛感したから。

● 文化的資産を未来に残すという仕事に魅力を感じました。● 日本の歴史や文化に貢献できる職業だと思ったから。● 情報への自由なアクセスを支えるという図書館の役割に

強い興味を抱くようになり、その中でも国民にサービスを提供し、日本全国の図書館サービスを支えている国立国会図書館の仕事に興味を持ちました。

● 様々なバックグラウンドを持つ人々が活躍していることを知って関心を持ちました。

入館して驚いたこと● 日本で唯一の納本図書館というイメージが強かったので

すが、国会の補佐機関としての役割が最重要であることを実感しました。

● 想像していたよりも、入館前に身につけた知識をいかす場があること。例えば語学能力が国会議員向けの調査サービスにいきる機会は少なくありません。

● やってみたいこと改善したいことを自由に提案できる環境であること。特に係内での意見交換が活発で驚きました。

● 広報担当として、早い段階から取材対応や見学の案内、関係機関会議への参加などを任せてもらえることが多いと感じました。

● いわゆる「図書館っぽい」物静かな人だけでなく、様々な方面に突出した個性的な職員が多いこと。

● 館内にプログラムを書いて実験できる仕事があるとは思いませんでした。(電子情報部の職員)

やりがいを感じた時● 国会議員等からの調査依頼に回答する仕事をしていて、

自分の調査結果が国会で言及されたと知ったとき。● 書誌データ作成を通して様々な分野の図書に触れること

ができ、自分自身の知識の世界が広がっていくことを実感したとき。

● 利用者への検索支援やレファレンス対応をして「ありがとう」と言われたとき。ささいなことでも人の役に立つ仕事ができているのだと感じます。

● ある美術館の展覧会で自分が貸出しに携わった資料が展示されているのを見たとき、資料を利用してもらうのも保存するのも大切な業務だと実感しました。

● 自分が会計担当として調達に関わった機器やシステムが館内で活用されているのを見聞きすると、図書館サービスに間接的にでも携われている気がしてうれしく思います。

● 1 年以上準備してきた業務システムのリニューアルが無事に完了して、「以前より分かりやすくなった」と言ってもらえたときはホッとしました。

● 関西館で図書館員向け研修を担当していた頃、参加者から「自館ではできないので国立国会図書館が頼りだ」と言ってもらえ、責任とやりがいを強く感じました。

● 「昔読んだあの本を探している/もう一度読みたい」というお問合せがあるときに、子どもの本が持つエネルギーと国立国会図書館に寄せられている信頼を実感します。

国立国会図書館を志望する方へ● 好奇心旺盛な人にとっては、新しいことを学ぶ楽しさを

感じられる職場です。学んだことをいかして誰かの役に立つ喜びを実感することもできる職場でもあります。

● 向学心にあふれた職員の多い職場です。● 利用者サービスから国会議員向け調査サービス、総務(一

般事務)に至るまで様々な業務があり、誰でもそれぞれ自分に合った仕事が見つけられるのが国立国会図書館の魅力だと思います。様々な業務があるので、幅広く興味を持つ心が大切と思います。

● ICT の知識やスキルが必要な部署もあるので、そうしたことを勉強しておくと役立つと思います。

● いわゆる図書館らしい仕事だけでなく、部署によってはイベントの準備やポスターのデザインなど幅広い業務もあるので、色々な経験がいかせます。

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●採用試験  国立国会図書館の職員は、独自の採用試験により採用しています。最終合格者は即採用予定者となり、官庁訪問にあたるも

のはありません。また、受験にあたって、司書資格は必要ありません。障害のある方に対しては、受験上の配慮を行います。総合職試験、一般職試験(大卒程度)に加えて専門職の試験を実施する年度もあります。

・採用スケジュール(令和 2 年度当初予定)

  受験申込3/27 - 4/10

第 1 次試験5/16

第 2 次試験筆記:6/13面接:6 月下旬の指定する日

第 3 次試験7 月下旬の指定する日

最終合格発表8/3 以降

※上記は、新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う延期前の当初日程。

・試験方法(令和 2 年度)総合職試験 一般職試験(大卒程度) ※ 専門試験科目は、受験申込み時に

以下から 1 科目を選択。法学(憲法、民法、行政法、国際法から受験時に 2 分野選択)、政治学、経済学、社会学、文学、史学(日本史、東洋史、西洋史から受験時に 1 分野選択)、図書館情報学、物理学、化学、数学、工学・情報工学(工学全般、情報工学から受験時に 1分野選択)、生物学。

第 1 次試験 教養試験(多肢選択式・共通)

第 2 次試験

英語試験(記述式・共通)専門試験(記述式・共通)

専門試験(記述式) ー小論文試験 ー

人物試験(個別面接)第 3 次試験 人物試験(個別面接)

・採用実績年度 H27 H28 H29 H30 H31 ※ 一般職試験(大卒程度)

の採用者には、総合職試験特例申込者を含む。

※( )内は女性の数。総合職試験申込者数 494

(226)531

(227)536

(241)512

(226)401

(190)採用者数 4(0) 3(2) 4(2) 4(0) 4(2)

一般職試験(大卒程度)

申込者数 741(437)

863(530)

978(572)

904(506)

756(438)

採用者数 17(8) 14(9) 16(10) 13(9) 17(11)

●選考採用 年度によっては実務経験等を有する方を対象にした選考採用を実施する場合があります。

「採用情報」の詳細は、国立国会図書館ホームページに掲載しています。<https://www.ndl.go.jp/jp/employ/index.html>

採 用 情 報

採 用 後 の 処 遇

●身分 国会職員(特別職国家公務員) ※勤務条件等は一般職の国家公務員とほぼ同様です。

●給与  給料は一般職の国家公務員の給料に準じた額となります。

また、期末・勤勉手当(6・12 月期)、通勤手当、扶養手当、住居手当、超過勤務手当等が支給されます。

●勤務時間  本則は、午前 9 時から午後 5 時 45 分まで(休憩 60 分を

含む)。また、育児短時間勤務、保育時間、育児時間、早出遅出勤務、休憩時間変更措置、フレックスタイム制等の制度を導入しています。

●勤務地 (東京)東京本館(東京都千代田区永田町)     国際子ども図書館(東京都台東区上野公園) (京都)関西館(京都府相楽郡精華町) ※官署間の異動、東京と京都間の転勤があります。

●寮・宿舎  東京都渋谷区に代々木上原寮(独身者用)が、京都府相

楽郡精華町に京都宿舎があります。

代々木上原寮 京都宿舎

国立国会図書館へのアクセス

採用案内NationalDiet Library2021

東京本館(東京都千代田区永田町1-10-1)●東京メトロ 有楽町線「永田町」駅2番出口(徒歩約5分)      半蔵門線・南北線「永田町」駅3番出口      (徒歩約8分)      千代田線・丸ノ内線「国会議事堂前」駅1番出口      (徒歩約12分)

関西館(京都府相楽郡精華町精華台8-1-3)●JR学研都市線「祝園」駅・近鉄京都線「新祝園」駅から 奈良交通バス「国立国会図書館」停留所(所要時間:約10分)●近鉄けいはんな線「学研奈良登美ヶ丘」駅から 奈良交通バス「国立国会図書館」停留所(所要時間:約15分)

国際子ども図書館(東京都台東区上野公園12-49)●JR「上野」駅 公園口(徒歩約10分)●東京メトロ 日比谷線・銀座線「上野」駅7番出口(徒歩約15分)

お問合せ先国立国会図書館総務部人事課任用係住所:〒100-8924 東京都千代田区永田町1-10-1電話:03(3506)3315(直通)   03(3581)2331(代表) 内線20420E-mail:saiyo@ndl.go.jp

編集/発行 国立国会図書館

令和3年2月発行

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