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IA Summit 2007 Redux 長谷川敦士/Concent, Inc.

IA Summit 2007 Redux in Tokyo (in Japanese)

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This is a handout of IA Summit 2007 Redux in Tokyo. Written in Japanese.

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Page 1: IA Summit 2007 Redux in Tokyo (in Japanese)

IA Summit 2007Redux

長谷川敦士/Concent, Inc.

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概況

• 2007/3/22-23: Workshop

• 2007/3/24-26: Conference

• @Las Vegas, NV

• 600人弱くらい参加(増加傾向)

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オープニングプレナリーJoshua Prince-Ramus

• 現代において、建築をはじめとしたクリエイティブは、そのプロジェクトが大変複雑になっており、クリエイティブに加えて、完遂することがその重要な要件となっている。

• また、これからの建築には、特に従来に比べてフレキシビリティが求められている。

• このため、プロジェクトの組み立て、プロジェクト内のリスクの評価などを総合的に検討する、「Project Architect」が必要になる。

• Project Architectは従来のProject Managerに加えて、よりデザインなどについての具体的な知識や技術が必要となる。

• そして、実例として、シアトル中央図書館(Seattle Public Library)、カリフォルニア工科大学のいくつかの施設、Louisville Museum Plazaなどを紹介。

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Using search analytics to diagnose what’s ailing your IA.

Louis Rosenfeld, Rich Wigginsサーチキーワード分析で重要なこと

1. User Research:キーワードを元にユーザーを知れ(ユーザーセグメント、季節変動)

2. Interface Design:サーチ結果の見せ方のインターフェイスは特に重要

3. Retrieval System:検索アルゴリズムの重要性

4. Navigation System:どこでユーザーが離れているかをきちんと知れ

5. Metadata:どのメタデータが効いているのか、どういった種類のメタデーが効くのか

6. Content Develpment:そもそも正しいコンテンツを用意しているのか

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The Living Design Document and ION: Documentating RIAs.Kevin Silver, Chris Rivara

• AJAXなWebアプリをAgileに開発したスピーカーらによる、RIA開発時に用いた記法について。

• IONとはInterface Oriented Notationの略。

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IA for rich interaction: Tools and techniques from the trenches.

Anthony Hempell, Adrian Chong

• ユーザータイプをきちんと分けて考えるのは大事

• ユーザータイプをどう分けたらよいか得るには時間がかかるものだ

• ユーザーが自分をどう考えているのか vs システムがユーザーをどうみなすのか

• ユーザータイプの名前は、その後の人のためにすごく重要

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Intelligent inter(RE)action: An argument for a data driven approach to UI design.

Garrick Schemitt, Marisa Gallagher

• Avenue A Razorfishの二人によるサイトがデータ駆動型(Data Driven)になるためにどうしていくとよいかの議論

1. ペルソナをきちんと定義してプロジェクトを進めましょう2. 量的な調査をもとに進めましょう3. 効果指標を作りましょう4. 「正解はない」ことを認識して、テストとリファインを欠かさない5. データ収集可能にしておきましょう

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Core+Paths: A design framework for findability.

Are Halland, Mona Halland

• ファインダビリティを確保するために、構築の際に「Core(核となるもの)」を定義し、Coreへの流入パス、Coreからの流出パスを定義して みよう、という、検討支援ツール的な話

• 6種類のCoreバリエーション

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Poster Session• # BBCの「How do people descrive television programmes?(人々はテレビ番組をどのように表現

するか)」では、アンケートに基づく、テレビ番組を番組名以外の言葉で記述させた結果を報告。番組内の要素はもちろんだが、意外にカテゴリで表現している。

• # Jay Morganによる「User Experience Work Flow Diagram」。UXワークフローの視覚化。この手の話は毎年けっこうあるが、これは、実際のプロジェクトに落とした際の、拡張や具体的な利用を前提としており、その表記例も展示されていた。実際のプロジェクトで使えそうな話。

• # Leah Buleyの「Internal Marketing With IA One-Sheeters」。社内説得用のIAメソッドの説明シート。ワイヤーフレーム、ヒューリスティクス分析、ユーザーテスト、などをWhat are

they?、Who uses them?、How it worksの3ステップに分けてそれぞれ1枚のシートで表現。簡単に作れそうなものであるので、ぜひ作ってみんなで共有しましょう>日本の皆さん

• # Chiara Foxの「Wireframes as Art」

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WebPatterns: Design patterns in web site architecture and user interaction. - John Allsopp

• ほとんどのサイトで、実際的にはナビゲーションの位置や意味づけは統一化されてきているのに、正式な名称がないため、CSSのclass、idの定義において様々な名称が乱立している、これらの呼び方を統一したいな、という話。microformatsなどを扱っている人であるので、単なる理想論で言っているのではなく、実際に多くの分野の人を議論に巻き込んで、実現させていこうと動いている。

• このためにサイトも立ち上げており(webpatterns.org)、実際にそこでは議論が行われている。

• 具体的には、roleというあたらしい属性を導入し、role=”navigation”、role=”container”という区別でそれぞれの名前空間の混乱を解決しようとしている。

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How the Ad industry thinks. - Eris Reiss

• もともと広告業界にいたという経験をもとにした「Web業界と広告業界の違い」。

• オグルヴィやレオ・バネットなど、広告業界のキーパーソンをあげ、広告の発展を概観した。いくつかのサイトのデザインについて広告の観点から言及し、求められている広告的効果と、それらが達成されているかいないかの分析を行っていた。

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Where does IA fit in the design process. - Peter Boersma, Larisa Warnke, Peter Merholz,

Livia Labate, Leisa Reicelt, Josh Seiden

• Livia Lavate:デザインプロセスは、Discovery、Modeling、Validationで定義される

• Leissa Reichelt:Waterfall is bad, washing machine is goo.

• Josh Seiden:視覚化することがポイント

• Peter Merholz:一度に一つのプロジェクトを担当すべき。AdaptivePathではプロセスはない、あるのはToolboxだけ。

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A Delphi approach to card sorting. - Celeste Lyn Paul

• 被験者に次々と同じタスクをやらせていくような形のメソッド

• ここでは、カードソーティングについてのケース事例。

• まず、一人目の被験者がカードソーティングを行い、その結果をそのまま二人目が引き継ぐ。

• 二人目は、好きなようにこのソーティング内容をいじってよい、というのを何人も繰り返し、最後までいったらまた最初の人に戻る。変更がなくなったら終了。

• 一人目としてはIAのひとがソーティングしてあげるとよいとのこと。

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Backcasting: Or how I learned to stop predicting and help my clients. -

Matther Milan, Sam Ladner

• 今年のセッションでは、「Prediction(予知)」というキーワードがよく聞かれたが、Predictionの難しさから、それをやめて、Backcasting(あともどり?)という方法をやってみてます、というケース事例。

• 基本的には、現在の状況からある程度の時間変化した状況をいくつか定義し、それらの結果の事象で、要素がどのように変化したかを検討する。その差分を埋める途中の状況、というものを定義し、その結果から次に何をするか、を決めていくというもの。

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Designing Accesible Navigation. - Drek Featherstone

• アクセシビリティを担保しながら(=非グラフィカルな表現をしながら)ナビゲーションを機能させるにはどうしたらよいかの議論

• グラフィカルな要素によってもたらされているのは、✴階層性の表現✴グループの表現✴連続性の表現✴構造の表現

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When a public administration met its citizens: Changing perspective, creating new

tools. - Cristina Lavazza, Andrea Fiacchi

• イタリア政府機関のポータルサイトのケーススタディ。コマースサイトのコンテンツの分類と主動線にファセット分類を使っている。

• イタリアのCMSパッケージで実装をしているとのことだが、ファセット分類についてのケース事例というのはなかなか見たことがなかったのでいろいろと参考になった。肝となる見せ方については、ターゲットユーザー単位ごとに必要となる情報をまとめて見せる方法をとっている。

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Information architecture meets industrial design: Working collaboratively across

disciplines. - Michele Tepper• frog designのIA、Tepper氏による証券取引用端末を工業デザイナ(Industrial

designer: ID)とのプロジェクトで開発したケーススタディ。

• まず観察調査は実際に利用される6社について行っている。これはIDもIAもいっしょ。

• 続いての開発では、IA、IDで前提としている条件と重視しているポイントが異なるため検討が難しく、リスペクトが重要であるとのこと。たとえば、スクリーンサイズを決める場合でも観点が異なるため、難航したらしい。ポイントとしてはcontrol & constrains。プロセスと意志決定のタイミングとが一番の課題。

• しかしながら、複数の観点が同時にあることでのネットワーク効果、同時検討ゆえの予期せぬ発見などは大きな成果としてあるため、今後も進めていきたいとのこと。

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おまけSeattle Public Library

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おしまい

• IA Summit 2007http://www.iasummit.org/2007/http://www.iasummit.org/2007/conferenceProgram.htm

• IAAJ.orghttp://iaaj.org/