42
page. 1 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 1 「復興」を考える ~釜石市の現状と課題、新たな取り組みを通じて~ 20131031@岩手大学 page. 1

what is "resilience"@iwate university_20131031

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 1 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 1

「復興」を考える

~釜石市の現状と課題、新たな取り組みを通じて~

20131031@岩手大学

page. 1

Page 2: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 2 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 2

自己紹介

■所属

釜石市復興推進本部事務局 主査

■略歴

1986年6月17日、愛知県生まれ。

国際基督教大学で政治学を専攻し、国会議

員×大学生によるディスカッション動画を

WEB配信する学生団体を設立。フライング

ディスク部キャプテン、就職支援活動に従事。

コンサルティング会社勤務を経て、2012年

11月より現職。

石井重成(いしいかずのり)

kaishii617

Page 3: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 3 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 3

はじめに(1)

元に戻すだけではダメという議論が震災復興を困難なものにしている

<人口の推移> <高齢化率の推移>

124 128

112

52

39

23

0

20

40

60

80

100

120

140

1990 2000 2010 2020 2030

日本全体(単位は100万人)

釜石市(単位は千人)

16.6

34.7

44.7

12.1

23.0

33.4

10

15

20

25

30

35

40

45

50

1990 2000 2010 2020 2030

釜石市

日本全国

参照:国勢調査、国立社会保障・人口問題研究所

Page 4: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 4 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 4

はじめに(2)

「いま」が被災地の将来を決める重要な時期

t

地域力?

発災

インフラ復旧

まちづくりの議論

現在地

<復興プロセスのイメージ>

参照:一般財団法人ダイバーシティ研究所、岩手大学地域連携推進センター資料

Page 5: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 5 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 5

今日の講義で議論したいこと

「復興」という言葉ほど定義の難しい言葉はないかもしれない

TVや新聞から映し出される「復興」、

東京で議論されている「復興」、

被災地で直面している「復興」

それぞれが、それぞれの人によって、

少しずつ異なるように思います

本日の講義では、

この「復興」という言葉をめぐる問いを考えたい

正解はありません

ぜひ皆様のご意見を聞かせてください

Page 6: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 6 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 6

目次

3.グループディスカッション

1.釜石市の被災状況と現状

4.質疑応答

2.新たなまちづくりに向けた取組み

5.レスポンスカード記入

11:10-11:40

10:35-10:55

11:40-11:55

10:55-11:10

11:55-12:00

Page 7: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 7 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 7

自然豊かな「鉄と魚のまち」、釜石

page. 7

Page 8: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 8 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY

平成23年3月11日、20Mを超える津波が襲来

死者・行方不明者 1000人以上

page. 8

Page 9: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 9 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY

約3割の住宅が被災(4,658戸/16,182戸)

(全壊2,957・大規模半壊395・半壊300・一部損壊1,006)

page. 9

Page 10: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 10 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY

約6割の事業所が被災( 1,382戸/2,396戸)

約9割の漁船が被災(1,692隻/1,734隻中(漁協管内))

page. 10

Page 11: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 11 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY

今もなお、約3000戸の仮設住宅がほぼ満室

page. 11

Page 12: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 12 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 12

課題の全体像

土地利用の

合意形成 産業の振興

コミュニティの

再形成

・多様な主体によるまちづくり

・困難な用地買収

・雇用の確保

・需要と供給のアンバランス

・地域コミュニティの弱体化

・生活の安心の確保

マンパワー・スキル不足

・予算額は約6倍(平成23年度予算:172億、平成24年度予算(決算):1,078億)

・市職員数は約1.2倍(平成23年2月:423人、平成25年6月:493人)

Page 13: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 13 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 13

被災21地区で土地利用計画策定に向けた 合意形成に取り組む

合意形成

産業振興

コミュニティ

Page 14: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 14 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 14

市街地部は土地区画整理事業と 津波復興拠点整備事業

合意形成

産業振興

コミュニティ

Page 15: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 15 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 15

漁村部は防災集団移転促進事業と 漁業集落防災機能強化事業

合意形成

産業振興

コミュニティ

Page 16: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 16 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 16

進まぬ用地買収、完成した公営住宅は54戸のみ 合意形成

産業振興

コミュニティ

Page 17: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 17 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 17

様々な立場、優先順位、行政への不満…

そもそも「合意形成」とは?

合意形成

産業振興

コミュニティ

◆ 立場の違いによる意見・関心の違い

◆ 複雑・煩雑なシステム

伝わらない情報 ◆

◆ ミスコミュニケーションの発生

行政への不満 ◆

◆ スピードと丁寧さの板挟み

合意形成のあるべき姿とは? ◆

<住民合意形成のダウンスパイラル(イメージ図)>

Page 18: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 18 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 18

有効求人倍率は上昇するも就職者数は伸び悩み 合意形成

産業振興

コミュニティ

0

0.2

0.4

0.6

0.8

1

1.2

1.4

1.6

1.8

2

0

100

200

300

400

就職者数(釜石市・大槌町) 有効求人倍率(釜石市・大槌町) 有効求人倍率(全国)

(人) (倍率)

<就職者数と有効求人倍率の推移>

(年月)

参照:厚生労働省、ハローワーク釜石資料

Page 19: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 19 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 19

「ある」仕事と「やりたい」仕事にGAPがある 合意形成

産業振興

コミュニティ

<職種別の求人数および求職者数>

0 50 100 150 200 250 300 350 400

専門的・技術的職業

販売の職業

サービスの職業

生産工程・労務の職業

事務的職業

有効求職者数(釜石市・大槌町) 有効求人数(釜石市・大槌町)

参照:ハローワーク釜石資料

(人)

Page 20: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 20 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 20

工場誘致はグローバルな競争下、

お金が循環する仕組み(=ビジネス)を生み出す必要

合意形成

産業振興

コミュニティ

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

0.0

5.0

10.0

15.0

20.0

25.0

海外設備投資比率(右軸)

地方部工場立地件数(左軸)

(年)

(件) (%)

参照:経済産業省、ドリームインキュベータ社との包括連携プロジェクト

<工場立地件数と海外設備投資比率>

Page 21: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 21 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 21

コミュニティと生活の再建&安心には相関がある 合意形成

産業振興

コミュニティ

<集会所の利用頻度と住まいの見通し> <集会所の利用頻度と生活安心度>

参照:特定非営利活動法人いわて連携復興センター「応急仮設住宅周辺環境調査(2013年3月22日)」

避難所⇒仮設住宅 or みなし仮設住宅

⇒災害復興公営住宅 or 自力再建という物理的移動のハードル

Page 22: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 22 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 22

震災前から「ご近所つきあい」は疎遠になりつつあった 合意形成

産業振興

コミュニティ

<近所付き合いの程度の変遷>

参照:平成18年版厚生労働白書「我が国の社会保障を取り巻く環境と国民意識の変化」

町村 大都市

一方で、震災がコミュニティを見直すキッカケにも

Page 23: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 23 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 23

目次

3.グループディスカッション

1.釜石市の被災状況と現状

4.質疑応答

2.新たなまちづくりに向けた取組み

5.レスポンスカード記入

11:10-11:40

10:35-10:55

11:40-11:55

10:55-11:10

11:55-12:00

Page 24: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 24 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 24

半官半民のコーディネーター部隊、「釜援隊」

・2013年4月に導入。民間人材を市が委嘱し、市内NPOやまちづくりの議

論をおこなう団体等へ派遣

・様々なバックグラウンドを持ったコーディネーターが中長期的な復興まち

づくりに向けて、コミュニティ支援に取り組む(10月現在で14名が活動中)

A団体/地域

<釜援隊の活動イメージ>

B団体/地域 C団体/地域

釜援隊

釜石市役所

RCF復興支援

チーム

企業

他地域

NPO・個人

Page 25: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 25 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 25

釜援隊の業務内容(1)

分類 プロジェクト 内容

地域軸

鵜住居 まちづくり協議会

釜石東部漁協管内復興市民会議

唐丹地区 生活応援センター

まちづくり会社 (設立準備中)

平田地区 生活応援センター

まちづくりの議論の場作り、広報活動、運営サポート

議論の整理、広報活動、水産関係の商品開発や水産業に関わる人材育成

まちづくり議論を活性化、各種イベントの運営、見守り体制の強化

イオン誘致に伴う商業施設の設計、運営等を通した東部地区の商業活性化

まちづくりの議論の活性化、コミュニティ形成支援

担当

前川

下川

山口

茨木

加藤

マネジメント 中村 斉藤 荒木

組織運営、情報発信 外部連携促進 アカウンタビリティの向上

※上記は2013年10月時点のもの

Page 26: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 26 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 26

分類 プロジェクト 内容

テーマ軸

市内の見守り体制のモデル構築

市民主体の活動サポート、NPO・まちづくり団体間の連携強化

水産業の6次化、中小企業への技術支援

担当

鹿島

黍原

岡田

常陸

大林

観光交流課

三陸ひとつなぎ 自然学校

A&Fグリーンツーリズム振興、民泊事業推進、交流人口の増加

地元住民を巻き込んだイベント運営支援、コミュニティプラットフォーム形成

釜石市 社会福祉協議会

@リアスNPO サポートセンター

釜石・大槌地域産業育成センター

かまいしリンク 樋田 ラグビーW杯2019年誘致、釜石製品の東南アジア展開

釜援隊の業務内容(2)

※上記は2013年10月時点のもの

Page 27: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 27 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 27

地域の経営者をエンパワーメントする、「人材育成道場」

・東北未来創造イニシアティブから5名の出向を受け入れ

・地元経営者を対象とする事業メンタリング・コーチングを企画・実施

「自立したい」 「起業したい」 「街を元気にしたい」

「事業を再建・拡大したい」 「新しいことに挑戦したい」 +それに必要な勉強もしたい

「事業を再建・拡大したい」 復興のキーパーソンであるが故に 時間がない 勉強は不要

①エグゼクティブ コーチング (1回+α・定員5名)

②経営未来塾 (6ヶ月・定員10~20名)

③自立・起業塾 (公開形式・3回程度)

④公開フォーラム

(塾生優先・オープン参加)

「話を聞いて刺激を受けたい」

経営者 事業家

若手 事業家

起業家

一般住民

交流・相互触発

<「人材育成道場」の活動イメージ>

Page 28: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 28 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 28

大学生、民間企業人材の活力をまちづくりに生かす

・学生インターンを釜石市役所、釜援隊に受入れ(10月現在で4大学18名)

・復興庁が推進する「WORK FOR 東北」

<学生インターン活動風景> <「WORK FOR 東北」WEBサイト>

Page 29: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 29 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 29

目次

3.グループディスカッション

1.釜石市の被災状況と現状

4.質疑応答

2.新たなまちづくりに向けた取組み

5.レスポンスカード記入

11:10-11:40

10:35-10:55

11:40-11:55

10:55-11:10

11:55-12:00

Page 30: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 30 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 30

グループディスカッション

■ディスカッションテーマ

・「復興」とはなにか?(自分の言葉にしてみてください)

・その「復興」に対して、自分はどんな関わり方ができるか?

■時間配分

一回目:10分

二回目:10分

全体共有:15分

■備考

・グループで会話した内容をメモしてください

・一回目のディスカッションが終わったら、1人を残してグループ替えをして

ください

・二回目のディスカッションは一回目の議論の共有からはじめてください

Page 31: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 31 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 31

目次

3.グループディスカッション

1.釜石市の被災状況と現状

4.質疑応答

2.新たなまちづくりに向けた取組み

5.レスポンスカード記入

11:10-11:40

10:35-10:55

11:40-11:55

10:55-11:10

11:55-12:00

Page 32: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 32 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 32

~おわりに~

1000年に1度といわれる大震災

世界一のスピードで少子高齢化が進む日本 被災地はその日本の30年後の未来

私たちは地域住民に寄り添い

全国から集まっている方々と一緒に 復興とはなにかという問いを

真剣に考え、行動していきたい

いま被災地で何が起きているのか 自分の目で見て、感じてください

そして、

この大きすぎる課題に対して なにができるのか考えてみてください

釜石でまたお会いできることを

楽しみにしています

Page 33: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 33 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 33

目次

3.グループディスカッション

1.釜石市の被災状況と現状

4.質疑応答

2.新たなまちづくりに向けた取組み

5.レスポンスカード記入

11:10-11:40

10:35-10:55

11:40-11:55

10:55-11:10

11:55-12:00

Page 34: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 34 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 34

参考資料

世界遺産登録を目指す「橋野高炉跡」 (明治日本の産業革命遺産・国指定遺跡)

Page 35: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 35 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 35

インターン生より(被災地で活動をしてみての所感)

大学名 学年 期間(Day)

所感(インターンを終えて)

東京大学 2 30

釜石において体感する震災復興と、東京でイメージする震災復興には大きな隔たりがある、これが釜石でのインターンを経て私が一番学んだことです。その違いは主に二点ありました。一点目は、今復興の現場で求められているものとは、がれきの処理などを手伝う単純な「労働力」ではなく、自らで考え、行動することのできる「創造的人材」であるということです。復興のために現在求められていることは、震災の後処理をして元々あった街を復元する「労働」ではなく、新たな街を、新たな価値を生み出していく「創造」であるということを体感しました。二点目は、その「創造」にあたっては、復興に携わる人々も決して一枚岩ではないということです。新たな価値を生み出していくにあたって、被災地に関わっている人々にはそれぞれの価値観、それぞれの釜石があり、その中で一つの街を創り上げていくことは決して簡単なものではないということを痛感しました。

東京大学 1 120

自分と同世代の日本人がこれから先、「震災と復興」・「過疎地域問題」という2つのテーマを避けて通ることは難しい。一方、今これらに目を向けることは将来の為になると強く感じる。その前提で3つ。 「震災復興」。釜石には、産業・観光・福祉などあらゆる分野においてチャンスが広がっている。 復興の現場だけでなく、多くのモデル事業が試行錯誤されている現場を見ることで知識が増えるし関心事も出てくる。「組織・人間」。被災された方、被災されていない方、Uターン・Iターンの方、もともと縁のない方など、様々な人に出会う。みな様々な事情・感情・バックグラウンドを持っており、接することで、スキルだけでなく個人の価値観や組織のありようについて学べる。 ・「地方都市のよさ・課題」。被災地かつ過疎地域だからこそ踏み切れる・試行できる事業がある。釜石は、日本の30年後の高齢化率にほぼ等しく、そうした地域が生き残るために何が必要かが見えてくる。

東京大学 1 12

とてもたくさんのことを学べたが、その中で最も印象に残ったのは人と人とのつながりの果たす役割の大きさだと考える。人と人とのつながりというのは単なる社会の美徳の一つではなく、社会が成り立つための必須要素なのだということを、強く感じた。月並みな感想だと思われるかもしれない。けれどもこれは、仮設住宅の住民の方々の訪問・漁師の方のお手伝い・地域のお祭りの実行会議の見学などを体験する中で、ことあるごとに私が感じた、本で読んだり人から聞いた知識とは違う生の感覚だ。仮設住宅の憩いの場、地域のお祭りなど、人と人との強いつながりがあるからこそ成り立っているものが、釜石にはたくさんあった。実際に行ったことのない人からすれば、ヒトやモノの不足を縁故で補わざるを得ないだけだという見方もあるかもしれないが、都会で同年代の若者だけで集まって生活を送っているだけでは気づけなかったことに、釜石に来て初めて気づけたと思う。

Page 36: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 36 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY

東京大学 2 10

様々な被災地の住民の方と実際に会いコミュニケーションすることで、今の生活でどのような問題があるのか発見できた。被災地は過疎が抱える諸問題解決のモデルケースになれる可能性がある土地だから色々な会社や人が外から集まってきているという現象があった。地方行政について新しい情報が多く得られ、そしてそのフィールドで行われていることに具体的な想像が及ぶようになったことは大きい。 例えばこれから先工学部でものつくりをしようというときに使用者に寄り添うことが可能になるし、行政面での煩雑さがいかほどかを知っておくのは精神衛生上よろしい。また、市役所職員、町内会長、漁師、老人、主婦、教授、など色々な立場の人々と会話したのでコミュニケーションのマナーが身に付くとともに、言葉遣いや態度での配慮を通じて力関係やどういう問題があるのかが窺えて面白かった。まとめると得られるものは、地方行政の抱えるについて、震災・震災対策についての知識が得られる、グループワークの経験が積める、現場で働いている人や当事者から直接お話を聞ける、コミュニケーション能力が鍛えられる、といったところです。

東京大学 1 10

釜石と関わる上で、震災というキーワードは避けて通れない。防災センターを訪れて水の跡を目にしたり、実際に震災により大きく生活が変わった方々と触れ合うことで、震災を初めて実感した。また釜援隊の方々のお話を伺う中で、震災自体が悲惨なものである事実は決して変わらないが、震災をタブー視したり無かったことにするのではなく積極的に向き合っていく姿勢も必要だと学んだ。釜石には震災によりリセットされてしまったものが様々あるが、だからこそ抜本的・先進的な街づくりに取り組めるという面もある。そのような特殊性の一方、釜石が潜在的に抱えている高齢化などの諸問題は、日本の多くのまちにとって普遍的な課題である。震災があったからこそ全国から集まってきた、意欲も実力もある外部の方々と関われることも含めて、まちづくりに関心のある学生にとっては学びの多い場所だと思った。 釜石での一番の学びは、以上のような震災学習だった。東日本大震災は、日本にとって無かったことに出来ない重大な出来事であり、その復興は現在進行形の問題である。震災の実際の影響を肌で感じ、震災の爪痕との今後の付き合い方を知り考えることは、将来国内は勿論、国際社会で日本という国籍を背負って活動する際にも活きてくると感じた。

東京大学 2 10

釜石で活動する前の「復興」のイメージは「もと通りにする」というものでした。しかし、これはあくまで「もと」の状態が理想の状態だ、と仮定した上でのイメージにすぎず、今の釜石を始めとする被災地にはしっくりこないイメージであるということが活動を通して分かってきました。釜石ではオンデマンドバスのクーポン配布等の活動で多くの地元の方々と直接話す機会に恵まれましたが、その中で見えてきた課題は、震災によって新たに発生した課題というより「高齢化」「過疎化」など震災前から問題だとされてきたものに関連するものばかりでした。これら常態化して見過ごされがちになっていた課題が、震災によって再び向かい合わねばならない機会を得たのだと思います。このように、ある意味日本の最先端の状態にある釜石には、震災をきっかけに釜援隊をはじめとする多くの意欲的で優秀な人々が集まってきています。これらの人々と地元の人が一緒になって実施していく取り組みに注目し続けることで日本全体の課題を解決することにつながると思います。

Page 37: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 37 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY

東京大学 4 10

私は今まで他の被災地も訪れたが、特に釜石では様々な人が地域の課題に対して新しい取り組みをしており、今回短期間ながらそれらの活動の一端に触れることができた。東大の研究室による鵜住居地区でのオンデマンドバスの取り組みなど、高齢化や人口減少といった他地域も抱える課題に対して、誰がどのような活動をし、その中で住民は何を求めているのか直接的な交流を通して学ぶことができた。 また「復興」を考えるとき今後どのような地域を目指し、どういう過程でその目標に進んでいくかについても考えることができた。まちの様子は決して栄えているとは言えない。しかし「地域活性化」や「発展」を目指すにあたって、その中身として従来のようなインフラ投資や工場誘致のような方法が望ましいのか。仮設住宅や漁港での住民に方々との会話を通して地域の人が果たして何を望んでいるかを知り、まちの今後のあり方を考えるきっかけを得ることができた。

岩手県立大学 1 10

釜石から学んだことについてなのですが、私は18年間釜石に住んでいました。なので正直、東日本大震災が起こるまでは釜石について意識的に考えたことはなく、自分の地元としてしか認識がありませんでした。しかし、東日本大震災が発生し、多くの方が大切な人や家をなくしました。そこで感じたことの一つとして人の温かさがあります。日本はもちろん、世界中の人たちが支援物資や募金、ボランティアなどで支えてくれました。現在でも支援の輪やボランティアが継続して行われていることに、被災地の住民として感謝の気持ちでいっぱいです。また、釜援隊の方々のように県外から来て、釜石のことを一生懸命考えてくれ、釜石のために働いていただけることを感謝しています。こういったことから一つ学んだことがあります。 それは、地元住民、特に私のような若い世代がもっと釜石のことを率先して考えていかなければならないということです。県外や、海外から来てくれる人たちが釜石のことを考えてくれることはいいことです。しかし、私も含め釜石の人たちはそういった人たちに復興を任せてしまっている部分があるなと思いました。この春、盛岡に引っ越してきて釜石を外から客観的にみることができるようになって、これらのことをより一層感じました。そして、復興とは何かをもう一度改めて考えていく必要性があるなと思いました。 質問内容に対して論点がずれていたらすみません。不足や疑問点があればご指摘お願いします。最後になりますが、先日のインターンシップはとてもいい経験になりました。お忙しい中、本当にありがとうございました。

岩手県立大学 1 10

釜石出身の私は、今までに被災地へボランティア等で行ったことはありませんでした。しかし、今回インターンシップに参加したことは大きな糧になったと感じています。インターンシップ初日に石井さんから「復興とはなにか」という課題を出されました。私の中で復興とは、笑顔を増やしていくことだと釜援隊のみなさんから感じました。まだ短大1年の私は難しいことは何も分かりません。 しかし、第三者である釜援隊のみなさんも釜石のことは知らないことが多く、似たような立場にありました。釜援隊のみなさんは、それぞれの仕事の中で市民のみなさんの笑顔が増えるような活動をしていると感じています。行政など専門的な知識も経験も持たない私たち大学生にも、笑顔を増やす活動はできると思います。役に立たないからといって何もしないのではなく、地元の方の笑顔を増やすという目的でも被災地に行くことでたくさんのことを吸収できるのではないでしょうか。

Page 38: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 38 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY

東洋大学 1 10

私は、釜石でのボランティアに参加して、実際に現地に行かなければ味わうことのできない貴重な体験をたくさんした。私は今回初めて被災地に訪れたが、特に印象に残っていることが3つある。 1つは、復興が自分の思ったよりも進んでいなかったということだ。今なお仮設住宅に住んでいる人の多さに驚いた。こんなにも多くの人が不便な暮らしをしていると考えると胸が痛くなった。仮設住宅の壁は薄く、隣とのプライバシーも心配される。また、以前住んでいた地域をそのまま仮設住宅に移したわけではないそうなので、以前の近所付き合いはなくなり、隣も全く知らない人になってしまったようだ。そういうことを考えると精神的にもかなりきついだろうなと感じた。いつまで続くかわからない仮設住宅での生活の人々の力に何とかしてなりたいと改めて考えた。 2つ目は、子供たちの遊ぶ場所の少なさを痛感した。私は、放課後子ども教室というもののお手伝いをさせていただいた。子供の宿題を教えたり、一緒に遊んだりした。その中で、遊びの企画を考えたりしたが遊びはほとんど限られたものしかできなった。それは、遊べる場所が仮設住宅の駐車場か室内しかなかったからである。家は、津波で流され公園などもない。学校も仮設のところもあり、校庭がない。子供たちが思い切り走れる場所がなかった。それは子供たちにとってとても悲しい現実だと考えた。ストレスはもちろん溜まり、そのストレスが勉強への集中力を失わせているとも感じた。早く子供たちを自由に遊ばせることのできる場所ができたらと思う。 3つ目は、被災地で復興に向けて頑張っている人が大勢いることに胸を打たれた。今回お世話になった釜石リージョナルコーディネーターの皆さんをはじめ、釜石よいさを復活させようと懸命に取り組む釜石よいさ実行委員の皆さん、さまざまな大学からのインターン生やボランティアの方々など多くの人々が被災地を訪れ、被災地のために、または、故郷のために努力しているんだなと感動した。また、そういう方々とお話をしたり一緒に活動をして刺激を受けた。私にもできることを少しづつでいいからやろうと改めて考えさせられた。最後に、約1週間の釜石でのボランティアは私のこれからにも役立つものとなった。 上で述べたように実際に行ってみなければわからなかったことが多く、今回このボランティアに参加できたことを光栄に思う。そして、被災地に訪れたことのない人に被災地の現状を伝えていけたらいいなと考える。

Page 39: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 39 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY

東洋大学 1 10

8月31日から9月9日までの8日間、岩手県釜石市でのボランティア活動に参加した。今回このボランティアに参加したのは、東日本大震災発生から2年がたった今、復興はどの程度まで進んでいるのか実際に自分の目で確かめ、また自分自身も何か復興の手助けをしたいと考えたからである。実際に現地を訪れてみて自分の自然災害に対する意識の低さ、考えの甘さを感じた。最近はニュースなどでも震災に関する報道が少なくなっていたため復興活動は順調に進んでいるのだろうと考えていた。しかし、実際は釜石市の中心部でさえ建物の窓ガラスが割れたままになっているなど地震や津波の爪痕が残っており衝撃を受けた。 今回の活動で最も印象に残っていることは6日の午前中に釜援隊の方に連れて行っていただいた防災センターである。「釜石の悲劇」といわれる出来事が起きたこの防災センターでは釜石市での死者約1050人のうち約200人もの方々が亡くなっている。天井近くまで津波がきた跡があり被害の大きさを実感した。屋上に上がれば助かったが高齢者や子供をおいて自分だけ上がるわけにはいかなかったという状況を聞いてとても切ない気持ちになった。防災センターは取り壊されることに決まったが、亡くなった家族や友達がそばにいてくれるような気がするから残してほしいという意見がある一方で津波を思い出したくないから早く壊してほしいという意見もあると聞いて、どちらの気持ちもわかるが、私は後世に自然災害の恐ろしさを伝えていくためにも残してほしかったと思った。防災センターに行き話を聞かせていただいて、避難訓練がいかに大切なのかを思い知らされた。 もうひとつ心に残っていることは2日・5日に参加した「放課後子ども教室」である。これは仮設住宅の一室で主に仮設に住む子供たちが一緒に宿題をしたり遊んだりする学童保育のようなものであった。初日は学年の違う男女7人ほどの小学生があつまった。それぞれの宿題をしたあとに全員で新聞タワーをつくった。宿題が終わるスピードがそれぞれ違うため同室内で宿題をしてる子と遊んでる子がいてなかなか集中できずにいる姿をみて少しかわいそうだと感じた。また外で遊ぶことができずウズウズしてる子供が多くてどこか外遊びができる場所があればなと思った。私は今回の釜石での活動を通して、上記のことを学んだ。これらのことをこれからの自分のボランティア活動に役立てていきたい。

東洋大学 1 5

自分は8月31日の夜から9月5日までボランティア活動に参加しました。今回が初めてのボランティア活動で本当は7日の「釜石よいさ」に参加したかったのですが、別の団体の用事で参加出来ずとても残念で後悔しています。それでも5日間という短い間でしたが、釜援隊の皆さんやよいさ実行委員の皆さん、釜石に住んでいる現地の方々からとても多くの事を学ばせてもらいました。ニュースや新聞などのメディアから私たちに流れてくる情報では知ることも出来なかった被災地の本当の現状を知ることができメディアの限界について考えるきっかけになったのと同時に「百聞は一見にしかず」と言う言葉を身に染みて理解する事になりました。 テレビなどで被災地の復興状況について度々取り上げられていますが、実際に現地に足を運んで見てみると震災による被害は目に見える物の復興は少しずつ前に進んでいるものの、想像していたよりも復興が進んでいなかったという現実を目の当たりにしました。それ以上に目に見えない被災者の精神面でのダメージが大きな問題であると感じました。震災の際の津波による被害は被災地に住んでいない私たちには想像も出来ないようなとてつもなく辛い体験をしてきたと思います。それほど壮絶な体験をしているのに前を向いて歩んでいる被災者の方々は本当に素晴らしいと思いました。 そのような心意気は被災地に住んでいない私たちが見習うところが多くあると思いました。釜援隊の活動に参加してみたのですが、被災者と市役所を結びつける第3者として復興に携わってるの見てきて釜援隊のような組織が日本全国にあれば将来的にも必ず役にたつ組織であると思いました。今回のボランティアに参加してみて被災地の人々の心の温かさや復興に対する情熱は自分の将来のためにも見習わないといけないと思いました。またこのような機会があれば参加したいと思います。

Page 40: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 40 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY

東洋大学 1 10

2011年3月11日。あの東日本大震災が起こった。その当時、私は高校生でTVを見ながら、何か自分にできることはないかと感じていた。そんな時、この釜石ボランティアの話を聞いた。高校生時代にも釜石のボランティアに参加はしたが短期のもので、今回のように1週間もの間泊まりながら行ったボランティアは初めて、実際どうなるのか不安な気持ちがあった。私達は、9月1日から9月7日までの約1週間の間釜石市に滞在し、「釜援隊」という釜石市で復興ボランティアをしている方々の協力で仮設住宅に住ませてもらった。山に囲まれていて、近くに買い物ができるところが1軒しかなく後はバスに乗り、駅に行かなければならない不便な場所でした。なので、ボランティアに行く際にバスで30分かけて目的地に向かうことをしていた。 今回のボランティアの内容は主に、「よいさ」という震災前に釜石市で行われていた祭りの手伝いで震災後初めての開催となったそうだ。正直自分は慣れない環境ということもあったと思うが、思うようにできたとは思えなかった。その理由は、第一に自分から積極的に仕事をもらいに行く。次に自分が何をしなければ周りを見て判断をする。といった事が出来ていなかったからだ。状況的に聞きにいけない時もあったと思うが、やはり積極的に行動がとれていなかったと思う。その次に、この後さらに現在、自分たちが何をすべきなのかが分かっておらず、その場で何もせずに待機することもあったということだ。自分たちはお世話になっている身であったし、あちらも忙しい中といって様々な要因があり企画に関わっていなかった自分が何かを言える立場ではないが、もし企画に関わることが来たなら今回の事を反省点にして活かしたいと思う。 個人としての反省点は私の連絡ミスで、お世話になっている「釜援隊」の方々に迷惑をかけてしまった。この時に連絡の大切さを改めて感じた。私個人にミスで大勢の方々に迷惑をかけてしまった結果は、今回1番反省しなければならないことで次に同じようなミスを起こさないよう気をつけるようにしなければならないと強く思った。

Page 41: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 41 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY

東洋大学 1 10

私は今回、初めて被災地へ訪れた。震災から2年経っているので復興は進んでいると思っていたが、実際に現地に行ってみると、そこまで復興していないなという印象を受けた。それは、今もなお仮設住宅に住んでいる人の多さ、震災から使えないままの駅、ところどころで見受けられる被災した建物など、身近なところで感じられた。 今回のボランティアでは3年ぶりに復活した釜石よいさのお祭りの準備、放課後子ども教室を主に行った。 よいさでは地域の人と一緒によいさを踊ることができ、とても楽しく過ごすことができた。また、実行委員の会議や祭りの下準備など伝統ある行事の再出発に携われて心から嬉しく思った。放課後子ども教室では、一人ひとりがまったく特徴が違う子どもたちと触れ合うことの大変さを知ることができた。また、オリジナルの遊びや企画を持っていくのは子どもにも指導員の方にも今後も遊べるという面などでプラスになると思った。場所やスペースが限られてしまうという被災地特有の問題もあったが、みんなで楽しむ遊びが出来るよう工夫するように心がけられるようになったのは自分にとっていい経験となった。 よいさのチームでは手伝える仕事が少なく、こういったときに消極的になってしまっていた。また、自分達のプログラムを企画し運営することや、現地の人たちに協力してもらうということは難しいしとてもありがたいことで、ボランティアをしに来ている自分がそういった人たちのことを考えずに行動や言動をすることはあってはならないと当たり前だが思った。こういった反省は今後にいかしていきたい。 今回、現地の方をはじめ釜援隊の方々、よいさ実行委員会の方々、三陸ひとつなぎ自然学校のみなさん、他大学のボランティア団体やインターン生、他にもたくさんの方々との出会いや繋がりというのを、とても強く感じた。釜石という街でこういった方々と共に活動できて本当によかったと思った。 また、こういった貴重な体験や経験が本当に自分のためになったし、色々なことを考えさせられた。この目でみた被災地の現状を今後様々な人に伝えていきたいと思う。ボランティアを終えてみて、振り返ってみると本当に貴重な経験をしたし楽しかったなと思う。ボランティアを通し関わることができた人と共に過ごせた1週間はとても実のあるものとなった。今後また、被災地にボランティアへ訪れたいと思う。

Page 42: what is "resilience"@iwate university_20131031

page. 42 Copyright © 2013 All Rights Reserved by KAMAISHI CITY page. 42

リンク集

■釜石市「復旧・復興の歩み」(パンフレット)

http://www.city.kamaishi.iwate.jp/index.cfm/10,23495,78,447,html

■釜石市「復興レポート」(進捗ペーパー)

http://www.city.kamaishi.iwate.jp/index.cfm/12,26627,117,html

■釜石市「復興まちづくり基本計画」

http://www.city.kamaishi.iwate.jp/index.cfm/10,18690,78,447,html

■TOMORROW記事「社会の役割分担を再定義する。釜石市の挑戦」

http://www.rise-tohoku.jp/tomorrow/2013/08/548/

■釜援隊公式facebookページ

https://www.facebook.com/kamaentai