VR／AR「祭り」再び

2016年3月16日「オンラインセミナー資料」 三村 洋史

VR／ARのフォローアップ

2016年は『VR元年』になる可能性(2/3のオンライン放送で入門）

複合現実（MR)：Mixed Realityの略でARとVRの複合技術のようなもので、現実の世界をCGで拡張しそのCGを触ったり動かしたりする技術です。

日本勢 GREE（3632） VRコンテンツ開発スタジオ「GREE VR Studio」設立

DMM Samsung「Gear VR」レンタル開始 3日間5000円

SONY（6758） 『PlayStation VR』2016年上期発売

バンダイ（7832）子会社 VR用HMD BotsNew（ボッツニュー）

TOPPAN（7911）オリジナルHMD VRscopeを展開

コロプラ（3668） 360度動画に特化した360Channelを設立

gumi（3903） 子会社「Tokyo VR Startups」を設立

ピクセラ（6731） パノラマVR体験アプリを提供開始すると発表

グリー、仮想現実（ＶＲ）事業で台湾の宏達国際電子（ＨＴＣ）と業務提携

日本国内のテーマパークやレジャー施設にＶＲを体験できるヘッドマウントディスプレー（ＨＭＤ）を設置、ＨＭＤで楽しむコンテンツを制作。消費者が気軽にＶＲに触れる機会を増やし、ＶＲの普及を後押し。

体験者は最大５メートル四方の空間を歩きまわり、ＶＲの世界に入り込んだ感覚が味わえるのが特徴。顧客の要望に応じてグリーがコンテンツを作り込む。

テーマパークのほか、カラオケ店やショッピングセンターからの受注を見込む。

→スマホゲームで出遅れたグリーの復権なるか？

コロプラ（3668） 創業者で、現社長の馬場功淳氏が陣頭指揮を執る。

執務室のすぐそばに開発チームを置き、社長自ら管掌する力の入れよう。

1月に、Oculus Rift対応のアプリ『白猫VRプロジェクト』と、Oculus Riftタイトル専用コントローラーアプリ『colopad』（Android版）を公開

2月にはiOS版もリリース

→いま国内でもっともVRの実用化を推進する企業の一つ

馬場社長「ＶＲはあの時のスマホと同じかもしれない」

SONY（6758） 『PlayStation VR』2016年上期発売

ゲーム分野だけではなく、医療、介護での利用も期待されている

ＳＣＥ、仮想現実端末を10月発売

ソニー・コンピュータエンタテインメント（ＳＣＥ）は15日、ゲーム機「プレイステーション（ＰＳ）４」に接続して仮想現実（ＶＲ）の世界を体験できる頭部装着型の映像端末（ＨＭＤ）「ＰＳ ＶＲ」を10月に発売すると発表

価格は399ドル（日本では４万4980円）と、米オキュラス（フェイスブック傘下）の競合製品「ギアVR」（送料込みで８万円以上）より３割以上安い水準に設定。

→06年発売のPS3が高価格過ぎてつまずいた轍を踏まない

世界で約3600万台が売れているＰＳ４の顧客基盤を生かして市場を開拓。

230社以上のゲーム会社が「ＰＳ ＶＲ」向けソフトを開発中で、年内にまず50タイトル以上を提供。ＳＦ映画「スター・ウォーズ」をテーマにした人気ゲームのＶＲ版も開発中。

ゲームクリエイター・水口哲也氏の予言

水口氏はかつてセガ・エンタープライゼスで活躍したヒットメーカー

何度も普及が予想されながら実現しなかったＶＲを「オオカミ少年」扱いする人もいるものの、ＶＲの研究開発にも携わった水口氏は「今回は本物」と言い切っている。

センサーの精度向上という技術革新とスマートフォンの大量生産が後押しする電子部品の値下がりが根拠という。アイフォーンにも有機ＥＬが搭載されるのもプラス。３Ｄグラフィックの制作環境が整い、ＶＲに不慣れな人でも酔わない映像を作りやすくなってもいる。

VRの最大の難敵は「酔い」？

開発の現場は、想像以上に大変

「自分は動いていないのに、自分を取り囲む視界が目まぐるしく動く。それが原因で酔う」。さらに、「慣れるまでは、開発者たち自身もさまざまな実験を繰り返す過程で酔ってしまう」という。

徐々に人間の脳も慣れ、プレーヤーは酔わなくなってくるという。そして、「開発者たちも、こうすれば酔う、こうすれば酔わないというフォーマットのようなものを理解するようになり、景色に急激な加速をさせないように制御するなどのコツが分かってくるようになった」。

他の関連銘柄を探る

サイバネットシステム（4312）

2015/12/17

同社は、ソニーが開発した高機能・高精度AR

エンジン「SmartAR(R)（スマートエーアール）」のSDKライセンスについて、その販売元であるソニーデジタルネットワークアプリケーションズと販売代理店契約を締結し、２０１６年１月より販売を開始すると発表

gumi（3903）

子会社「 Tokyo VR Startups 」を設立

Tokyo VR Startupsを立ち上げたgumi國光氏

・「ＶＲはパソコン、スマホの次にＩＴに訪れる第三の波」

・「2016年のVRはiPhoneにおける2008年頃の位置づけになるだろう」

gumi國光社長｢来期は絶対黒字､結果を出す｣

赤字が続く中､新たに挑戦する分野とは？

「東洋経済ONLINE」2016/3/16

モブキャスト（3664）

社名のネーミングは水口氏が行った

水口氏率いるエンハンス・ゲームズに出資して、VRプロジェクトを支援

藪考樹氏（モブキャスト代表取締役 CEO）

「じつはモブキャストがエンハンス・ゲームズに出資して、VRプロジェクトを支援することになりました。ほとんど公にしていませんし、リリースも出していません。先ほどのセッションで水口さんから資金調達をするという話が出ましたが、5月末を目途として、モブキャストが資金調達の前面に立つことにしました。」「ファミ通。Com」2016/3/8

（今後の予定）

・「MVNO」（仮想移動体通信事業者）再び？

・「民泊」関連銘柄の行方を占う

インベスターズクラウド（1435）、AMBITION（3300）、アパマンショップ（8889）の運命やいかに？

この投資情報は、投資勧誘を目的としたものではありません。また、文中に使用されている言葉、数字等は万全を期してはおりますが、その正確性に責任は負いかねます。銘柄選択、投資時期等の最終決定はお客様ご自身でご判断なさるようお願い致します。

なお、当資料の無断複写・転載・公衆送信等を禁じます。