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eizojoho industrial 92 March 2015 Topics ローマ教皇フランシスコ法王訪問イベント 会場にて、ヴィレッジアイランドの ISDB-Tライブ放送システムにより放映 第266代ローマ教皇フランシスコ法王は、さる1月15日 から19日の間フィリピンを訪問し、1月18日の午後には マニラ市内のフィリピン独立の際の縁の地として知られる Quirno Grandstandにて訪比のクライマックスイベント を行った。 同イベントの放送送出装置として、ヴィレッジアイラ ンド社の放送装置「VILLAGEFLOW」が使用された。今 回使用された「VILLAGEFLOW」は現地のStagecraft 社が調達。H.264 HDのリアルタイム・エンコーディン グ機能や、ISDB-Tリマックス機能、カスタムテーブルや サービス記述子の定義/挿入機能、DekTec社のOFDM 変調モジュールによるRF変調機能などがある 会場のステージ上の高い位置にDXアンテナ製の増幅 アンプとISDB-T送信アンテナを設置し、各所のLEDディ スプレイにはRF受信アンテナとEWDのセットトップ ボックスが搭載され、ディスプレイの大きなスピーカ で会場に映像とともに充分な音声も流れ、ステージより 450m以上遠いディスプレイはISDB-Tによる伝送で ディスプレイからの音声と映像で安定的に視聴できた。 今回のシステムのバックアップ対策として、 VILLAGEFLOWがラップトップPCとDekTec社DTU-351 “HD-SDI入力インタフェイス”、DTU-215 “ISDB-T変調 インタフェイス”で構築された。 DTU-215はコンパクトサイズでISDB-Tのフルスペッ ク仕様にてRF送出が可能で、VILLAGEFLOWのTSプロ セシング・プラットフォームと組み合わせてハイエンド なシステムを構築することができる。 今回のイベントは、ISDB-T地上波デジタル伝送がこの ような大きなイベントに活用された例を見ないものと なった。 36ヘクタールに及ぶRizal Parkとその周りで行われた イベント会場には12スクエア・メートルの大型LEDディ スプレイが18台設置され、600万人の参加者がフィリ ピン国内で昨年に始まったデジタル放送の放送規格であ るISDB-T(日本の地上デジタル放送方式)を利用したハ イビジョン・ライブ映像をLEDディスプレイで観覧した。 会場の地形的な問題やモニュメントなどの造作物が多く ある影響から、L E Dディスプレイは約1.5k mごとに設置 された。 株式会社ヴィレッジアイランド https://www.village-island.com/jp/ ISDB-Tライブ放送システム図 ローマ教皇フランシスコ法王が訪問したフィリピン・マニラのイベント会場

Topics · 2015-02-24 · villageflowがラップトップpcとdektec社dtu-351 “hd-sdi入力インタフェイス”、dtu-215“ isdb-t変調 インタフェイス”で構築された。

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eizojoho industrial92︱March 2015

Topicsローマ教皇フランシスコ法王訪問イベント会場にて、ヴィレッジアイランドの

ISDB-Tライブ放送システムにより放映

 第266代ローマ教皇フランシスコ法王は、さる1月15日から19日の間フィリピンを訪問し、1月18日の午後にはマニラ市内のフィリピン独立の際の縁の地として知られるQuirno Grandstandにて訪比のクライマックスイベントを行った。 同イベントの放送送出装置として、ヴィレッジアイランド社の放送装置「VILLAGEFLOW」が使用された。今回使用された「VILLAGEFLOW」は現地のStagecraft社が調達。H.264 HDのリアルタイム・エンコーディング機能や、ISDB-Tリマックス機能、カスタムテーブルやサービス記述子の定義/挿入機能、DekTec社のOFDM変調モジュールによるRF変調機能などがある 会場のステージ上の高い位置にDXアンテナ製の増幅アンプとISDB-T送信アンテナを設置し、各所のLEDディスプレイにはRF受信アンテナとEWDのセットトップボックスが搭載され、ディスプレイの大きなスピーカ で会場に映像とともに充分な音声も流れ、ステージより450m以上遠いディスプレイはISDB-Tによる伝送でディスプレイからの音声と映像で安定的に視聴できた。  今 回 の シ ス テ ム の バ ッ ク ア ッ プ 対 策 と し て、VILLAGEFLOWがラップトップPCとDekTec社DTU-351

“HD-SDI入力インタフェイス”、DTU-215 “ISDB-T変調インタフェイス”で構築された。 DTU-215はコンパクトサイズでISDB-Tのフルスペック仕様にてRF送出が可能で、VILLAGEFLOWのTSプロセシング・プラットフォームと組み合わせてハイエンドなシステムを構築することができる。

 今回のイベントは、ISDB-T地上波デジタル伝送がこのような大きなイベントに活用された例を見ないものとなった。 36ヘクタールに及ぶRizal Parkとその周りで行われたイベント会場には12スクエア・メートルの大型LEDディスプレイが18台設置され、600万人の参加者がフィリピン国内で昨年に始まったデジタル放送の放送規格であるISDB-T(日本の地上デジタル放送方式)を利用したハイビジョン・ライブ映像をLEDディスプレイで観覧した。会場の地形的な問題やモニュメントなどの造作物が多くある影響から、LEDディスプレイは約1.5kmごとに設置された。

株式会社ヴィレッジアイランドhttps://www.village-island.com/jp/

ISDB-Tライブ放送システム図

ローマ教皇フランシスコ法王が訪問したフィリピン・マニラのイベント会場

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eizojoho industrial 93March 2015︱

Topics

Technoserv社とBasler、公共の場における安全性の向上に貢献

 Technoserv社(ロシア)の生体認証セキュリティシステムにおいて、個人認証に必要なビデオデータを提供するためのカメラに、Basler社(ドイツ)の産業用カメラを採用し、2013年よりロシアの公共交通機関で導入されている。個人認証に必要なビデオデータは、Technoserv社のデータセンターでCascade Flow顔認識システムにより処理される。Cascade FlowとBaslerの組み合わせを検証する様々なテストでは、きわめて高い認識率が得られており、以降、ロシア国内の多くのスポーツ施設や交通施設でCascade Flowシステムによるソリューションが導入され、保安部隊の捜査活動や施設管理の自動化にも貢献。Technoserv社は、Basler社製のマシンビジョンカメラを同社の生体認証システム用カメラとして引き続き採用している。 Technoservグループは、同社のCascade Flow顔認識技術を用いた生体認証システムに採用したBaslerカメラを高く評価し、Technoserv社の生体認証セキュリティ

システム担当責任者であるアンドレイ・クルーエフ氏は次のように述べている。「Basler社の産業用カメラは、ビデオ分析用のあらゆるシステムの稼働に必要な高品質の非圧縮ビデオデータを提供することが可能です。Basler社のカメラが実現する価格と品質の組み合わせは、当社のプロジェクトにとって最適なのです」。 統計によると、テロ行為のうち最大70%が公共交通機関もしくはその付近で発生しており、Technoserv社のインテリジェント・ビデオ監視システムは、CCTVとマシンビジョンカメラを用いて、昼夜問わず公共の場所で不審者を監視している。また、個人の認証精度も大幅に向上しており、このシステムの主要モジュールのひとつである顔認識システムは「Cascade Flow」と呼ばれている。 顔認識システムが他の生体認証システムよりも優れているのは、人とデバイスとの物理的接触を必要としないという点である。接触型のシステムの場合、触れるか静止してシステムが認証処理を完了するまで待機する必要があるが、顔認識システムではカメラの前を通過するか、短時間静止するだけで認証処理を終えることができる。 この自動認識は、Technoserv社の最も優れた開発成果の1つで、既存のデータベースにある生体認証データを基に、監視ゾーンを通過する多くの人々の中から個人を特定することができる。また、このシステムは犯罪捜査に必要となる情報の蓄積もできる。 ロシアの国家輸送安全プログラムの一環として、Technoserv社はモスクワ最大の鉄道駅において乗客の生体認証制御システムを開発、提供している。このシステムは同駅の利用者に対して毎時1,500人以上の生体認証を行っている。駅の乗降客の流れを妨げることなく生体認証を実現するのが、膨大なデータベースを活用し1秒以内に顔認証を行う50台以上のカメラ。認識率は最大94%を誇る。カメラはこのシステムにおける非常に重要なコンポーネントであるため、Technoserv社は適切なカメラを求めており、Basler社製の産業用カメラを採用するに至った。

Basler日本TEL.03-6871-9380 [email protected]://www.baslerweb.com/japan/camera

顔認識による自動認証

Basler aviator

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eizojoho industrial94︱March 2015

Topics「平成26年度コニカミノルタ画像科学奨励賞」

受賞者が決定 公益財団法人コニカミノルタ科学技術振興財団は、画像領域の研究に従事する若手研究者を対象に公募した「平成26年コニカミノルタ画像科学奨励賞」の受賞者を発表した。 選考は、三宅洋一氏(千葉大学名誉教授)を委員長とする選考委員会において、発想の独創性、波及効果、計画の実現性などの視点から厳正な審査の上、受賞者が決定された。 本奨励賞は次のテーマで公募された。

■基本テーマ 「光と画像領域での新たなる挑戦」

■募集研究テーマ 「①光と画像に関する材料およびデバイスの研究」 「�②光と画像に関するシステムおよびソフトウェアの�研究」

 「③光と画像に関するその他の先端的な研究」

 受賞者およびテーマは、以下のとおり。

【 奨励賞(優秀賞) 】

1.「極薄平面レンズの開発」  �物質・材料研究機構�国際ナノアーキテクトニクス研究拠点

  MANA研究者 石井 智

2.「生体内3次元振動分布の可視化技術の開発」  新潟大学�工学部電気電子工学科  助教 崔 森悦

3.�「PN制御1次元ナノ物質系における熱電変換型光起電力発生の研究」

  首都大学東京�理工学研究科  准教授 柳 和宏

【 奨 励 賞 】

1.�「光周波数コムによる非染色超高速コヒーレントラマンハイパースペクトラルイメージング法の開発」

  �東京大学大学院�理学系研究科附属スペクトル化学研究センター

  助教 井手口拓郎

2.�「実世界光源の放射強度分布のモデリングのための�4次元ライトフィールド計測システムの開発」

  九州工業大学大学院�情報工学研究院  准教授 岡部孝弘

3.「量子干渉型高Q値メタマテリアルとMEMSの融合による動的光波制御」

  東北大学大学院�工学研究科  准教授 金森義明

4.「液晶材料を用いたテラヘルツ偏波によるイメージング技術の開発」

  長岡技術科学大学産学融合トップランナー養成センター

  産学融合特任准教授 佐々木友之

5.「360°全周囲から観測可能なホログラフィック3Dディスプレイのリアルタイム化技術の研究」

  大阪府立産業技術総合研究所�製品信頼性科  研究員 山東悠介

6.「次世代環境モニタリングに資するフレキシブル分光感度センサシステムの開発」

  大阪大学産業科学研究所  教授 関谷 毅

7.「仮想現実空間を用いた覚醒下動物の深部脳における長期的な神経活動の観察系の開発」

  理化学研究所�脳科学総合センター  研究員 水田恒太郎

8.「機能性流体でコアを充填した光ファイバによる電磁界分布センサの開発」

  東京工業大学�精密工学研究所  助教 水野洋輔

9.「新演色評価数を用いた、実空間と画像における照明の色忠実性評価」

  千葉大学大学院�融合科学研究科  准教授 溝上陽子

コニカミノルタ科学技術振興財団�事務局TEL:03-6250-2120

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eizojoho industrial 95March 2015︱

Topics日立ハイテクノロジーズ、

集団の幸福感に相関する「組織活性度」を計測できる新ウェアラブルセンサ開発

 株式会社日立ハイテクノロジーズ(以下、日立ハイテク)は、人間行動データを取得、解析し、組織生産性に強く相関する「組織活性度」を計測できる新ウェアラブルセンサを開発した。本製品は、株式会社日立製作所(以下、日立)が開発した、集団の幸福感を身体運動の特徴パターンから「ハピネス度」として定量化する技術を活用したもの。 日立ハイテクが開発した「組織活性度」測定機能搭載の新ウェアラブルセンサは、人間行動データを取得し、個人の活性度*1を演算後、組織で集計・平均することで、「組織活性度」の定量化を実現した製品。「組織活性度」を定量化することで、業務改善や生産性向上などを支援

することができる。これは、日立が考案した身体運動の特徴パターンから集団の幸福感を定量的に求める予測モデルを活用したことにより、実現したもの。 日立が考案した集団の幸福感を定量的に求める予測モデルは、ウェアラブルセンサで得られた大量の人間行動データの分析から、集団の幸福感と強い相関がある身体運動の特徴パターンを見出したもので、「ハピネス度」として定量化した。さらに、定量化された幸福感は、その組織の生産性に強い相関があることを突き止めた。 日立ハイテクは、これら条件を用いて新ウェアラブルセンサを開発し、従来客観的な評価が困難であった企業の経営施策や職場環境の有効性を、効率的かつ客観的に評価することを可能とした。ユーザは、本製品を活用したサービスを新たな経営支援ツールとして活用できる。 今後、日立ハイテクでは、これまでに展開している「ヒューマンビッグデータ/クラウドサービス」*2の新たなソリューションとして、本製品を活用したサービスを様々な分野へ提供していくとしている。 また、日立は本技術を活用し、幅広い事業分野で、顧客企業の業績向上や地域住民の幸福向上に向けた施策を支援していく。

*1:�人は周りの人たちに強く同期して身体を動かす傾向があります。したがって個人の活性度とは、周りの集団の影響を受けた装着者の活性度を計測したものです。装着者個人単独の活性度を計測したものではありません。

*2:�「ヒューマンビッグデータ/クラウドサービス」とは名札型センサにより、組織における各人の身体運動や他のユーザとのコミュニケーション、滞在場所や動線などを計測。これら膨大な人間行動データと、業務・業績データなど既存のビッグデータを統合解析し、業務改善・業績向上などを支援するサービス(http://www.hitachi-hightech.com/jp/products/ind_solutions/ict/big_data/)。

株式会社日立ハイテクノロジーズ 新事業創生本部プロジェクトマネジメントセンターソシオインフォプロジェクトTEL.03-3504-7530 (直通)http://www.hitachi-hightech.com/「組織活性度」の定量化を実現

新ウェアラブルセンサ

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eizojoho industrial96︱March 2015

TopicsTIフェローのラリー J. ホーンベック博士、

DLPチップ発明者としてアカデミー科学技術賞受賞

 テキサス・インスツルメンツ(以下、TI)は、TIフェローのラリー J. ホーンベック博士が、映画の制作、配給や上映の革命的な進歩への貢献により、アカデミー科学技術賞とオスカー像を受賞したと発表した。ホーンベック博士はデジタル・マイクロミラー・デ バ イ ス(DMD) の 開 発 者 で、DMDを採用したDLP Cinema®ディスプレイ・テクノロジーの設計を開発した。DLPシネマ・テクノロジーは全世界の約8割の映画館スクリーンで採用されている。 DLP シネマ・ テクノロジー は、35mmの動画フィルムと比較して、より安定した輝度と正確な色の再現が特長。DLP シネマ・テクノロジーは、映画をまとめて配給しやすくするほか、観客は制作者が意図したとおりの映像を楽しむことができる。 DLPチップは、1977年に TIの中央研究所で開発がスタートし、ホーンベック博士は当初、ミラーをアナログ制御することにより光をコントロールしていたが、期待通りに安定動作させるのが難しいものだった。1987年、博士は画期的なデジタル制御のDMDを開発、現在DLPチップとして知られるようになった。TIは、1990年代中頃にDLPシネマ・チームを発足させ、35mm動画フィルムに匹敵する品質の映画上映用デジタル・プロジェクタ開発を行った。 1999年に世界で初めて「スター・ウォーズ エピソード1 /ファントム・メナス」がデジタル上映されて以来15年、DLP シネマ・テクノロジー搭載のデジタル・プロジェクタは全世界の117,000(TI調べ)を超える映画館スクリーンで採用されている。 DMDテクノロジーに関する画期的な研究で38件の米国特許を所有する ホーンベック博士は、次のように述べている。「アカデミー賞を受賞し大変光栄です。コアテクノロジーを定義付けた最初の考案に続き、TIの優秀なエンジニアチームと協業し、初のDMDを画期的な技術革新につなげられたことは、とても幸運な出来事でした。この革新的なデジタル・シネマ・テクノロジーの開発を続けたことで、TIのDLP Cinema部門は、映画業界の誰も

想像もしなかった決定的な進歩につながりました」。 映画芸術科学アカデミー協会は、ホーンベック博士の顕彰に加えて、TIの社員数人がDLP シネマ・テクノロジーに貢献したことを認め、アカデミー科学技術賞とアカデミー技術功労賞 を授与した。 ホーンベック博士の発明は、数々の賞に輝いたTI DLP®

製品イノベーションによって、DLPテクノロジーに基づいた強力で柔軟、かつプログラム可能な光学チップセットとともに、パーソナル・エレクトロニクス、産業や車載など各市場における複雑なディスプレイや光制御の問題を解決してきた。DLPテクノロジーに関する情報は、以下のホームページおよびツイッターでも発信している。●ホームページ:http://www.dlp.com/jp●ツイッター:http://www.Twitter.com/TI_DLP

※DLPおよびDLP CinemaはTexas Instrumentsの登録 商 標。DLP Picoお よ び IntelliBrightはTexas Instrumentsの商標。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属する。

日本テキサス・インスツルメンツ株式会社プロダクト・インフォメーション・センター(PIC)http://www.tij.co.jp/pic

TIフェローのラリー J. ホーンベック博士