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平成23年度 札幌市まちづくり戦略ビジョン まち 「つながる」 ワークショップ 開催報告書 平成24年3月 札幌市 市長政策室 政策企画部 企画課

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平成23年度

札幌市まちづくり戦略ビジョン

まち 「つながる」 ワークショップ

開 催 報 告 書

平成24年3月

札幌市 市長政策室 政策企画部 企画課

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目 次

1.ワークショップ開催概要 ································· 1~ 5

2.開催内容のまとめ ······································ 6~12

3.参加者アンケートの分析 ······························· 13~15

4.各会場におけるワークショップ開催内容 ················· 16~67

5.アンケート集計 ······································ 68~74

6.ワークショップ手法の解説 ····························· 75~76

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1.ワークショップ開催概要

■ 開催日程

日程/時間 会 場 参加人数

3 月 3 日(土) 13:30~16:00 清田区民センター 19

3 月 4 日(日) 13:30~16:00 南区民センター 19

3 月 5 日(月) 18:30~21:00 厚別区民センター 23

3 月 11 日(日) 13:30~16:00 豊平区民センター 17

3 月 12 日(月) 18:30~21:00 中央区民センター 33

3 月 18 日(日) 13:30~16:00 白石区民センター 24

3 月 19 日(月) 18:30~21:00 西区民センター 21

3 月 20 日(祝) 13:30~16:00 手稲区民センター 34

3 月 21 日(水) 18:30~21:00 東区民センター 17

3 月 22 日(木) 18:30~21:00 北区民センター 21

合計 228 人

■ ワークショップ進行

時 間 進行内容

平日の流れ 休日の流れ

18:30~18:45 13:30~13:45 開会、開催趣旨説明、本日の進め方

18:45~ 13:45~ ワールドカフェによる話し合い(第 1ラウンド)約 15 分

ワールドカフェによる話し合い(第 2ラウンド)約 15 分

~19:45 ~14:45 ワールドカフェによる話し合い(第 3ラウンド)約 20 分

19:45~19:55 14:45~14:55 休憩

19:55~20:45 14:55~15:45 話し合いたいテーマ出し、テーマ毎の話し合い

20:45~20:55 15:45~15:55 全体共有

20:55~21:00 15:55~16:00 閉会、アンケート記入

「人口減少」「超高齢社会」というかつてない時代を迎える札幌市。この時代の変化に対応する

ため、今後 10 年間のまちづくりの指針となる「札幌市まちづくり戦略ビジョン」を策定中です。

ご近所付き合いを始めとする地域での「つながり」が年々希薄化していると言われている一方で、

誰もが住み慣れた地域で暮らしつづけるために「つながり」の必要性が強く叫ばれています。

そこで、地域のあり方、これからの「つながり」のカタチを皆さんと考えるワークショップを市

内 10 か所で開催いたしました。

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■ ワークショップ参加状況

<年代別参加人数(全区)> ※年代不明者を除く

<各区年代別参加人数> ※年代不明者を除く

19

16

22

16

29

23

20

34

14

20

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■ 全体進行の方法

ワークショップの進行は、ワールドカフェとOST(オープン・スペース・テクノロジー)を組み

合わせた手法で行いました。ワールドカフェとは、リラックスした雰囲気の中で、少人数のテーブル

に分かれて対話を行い、他のテーブルとメンバーの組み合わせを変えて対話を続ける手法です。

OSTとは、参加者が自ら話し合いたいテーマを出し、他の参加者はそれぞれのテーマごとに分か

れて話し合う手法です。参加者自身が話し合いたいテーマを設定し、どのテーマに参加することも自

由です。もし話し合いの途中で、自分が選択したテーマに貢献できないと感じたときには、その場か

ら自由に移動することもできます。また、どのテーマにも参加せず、その場にいて、見ているだけで

も構いません。ワールドカフェは、どちらかというとアイディア発散の手法で、OSTは出たアイデ

ィアを収束していく手法といえます。

ワークショップはワールドカフェの短時間バージョンと、OSTの簡易バージョンの組み合わせで

行いました。前半のワールドカフェはラウンドを3回行い、簡易的な話し合いのまとめ(ハーベスト)

を行いました。後半のOSTでは、テーマ出しの部分を簡易的にし、時間も短く設定しました。前半

のワールドカフェでアイディアを発散していただき、後半のOSTでテーマを絞り込み、アクション

プランなどを考えていただくという組み立てです。

■ 前半(ワールドカフェ)の進行

【進行方法の説明】

初に、当日のワークショップ全体の進行方法を説明し

ました。前半をワールドカフェで、テーブルを変えて3ラ

ウンド話し合いを行い、後半はテーマごとの話し合いで進

めて行くことを説明しました。

【ワールドカフェの説明】

ワールドカフェとは、カフェにいるようなリラックスし

た雰囲気の中でテーマに集中して話し合うことで、雑談で

はないことを説明しました。

「議論」は何かを決める、意見を戦わせることであり、

「対話」は他の人の意見をよく聞き、批判をせず、アイデ

ィアをつないでいきます。何かを無理に決めるのではない

話し合いがワールドカフェで行う「対話」であることを説

明しました。

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【カフェエチケット(話し合いのルール)の説明】

問いに意識を集中すること(多少の雑談は良い)、一人

だけ長く話さず、話は短く簡潔に行うこと、相手の話に耳

を傾けること、テーブルに敷かれた模造紙に、出た意見を

書いたり、絵を描いたりしていただきたいことをお話しし

ました。

【第1ラウンド(15 分)】

ワールドカフェの第1ラウンドの問いは「まちや地域で、

私たちはどのようにつながっているのでしょうか?」です。

自己紹介などを交えながら、15 分の話し合いを行ってい

ただきました。

【第2ラウンド(15 分)】

第2ラウンドは、一人を残して他の方々にテーブルを移

動してもらい、第1ラウンドと同じ問いで話し合いを 15

分間行っていただきました。 初に、テーブルに残った方

(カフェホスト)に、そのテーブルでどのような話し合

いが行われていたのかを披露してもらい、他のテーブル

での話し合いの内容なども披露しながら、新しいメンバ

ーで新たに話し合いを行っていただきました。

【第3ラウンド(20 分)】

第3ラウンドは、第1ラウンドのテーブルに戻っていた

だき、前半 後の話し合いを行いました。第3ラウンドの

問いは、「まちや地域で、私たちはどうすればつながって

いけるのでしょうか?」です。第2ラウンドと同じように、

他のテーブルでどのような話があったのかを披露してい

ただきながら、 後の問いについて話し合いを、20 分間

行っていただきました。

その後、いったん話し合いをやめていただき、今までの

話し合いで感じたこと、考えたことなどを付箋紙にメモ

をしていただきました。付箋紙を並べてみながら、再度

グループで意見交換をしていただきました。

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■ 後半(テーマごとの話し合い)の進行

10 分間の休憩の後、後半の話し合いに入りました。各グループの付箋紙を回覧後、各人で、もう少

し話してみたいテーマ、もう少し掘り下げてみたいテーマを一人1枚紙に書いてもらい、グループで

披露していただきました。

【テーマ出し】

その後、会場全体で、後半で話し合ってみたいテーマをいくつか自主的に出していただきました。

話し合いを行うテーブルをそれぞれ決め、他の方は、自分が話し合いたいテーマのテーブルについて

いただきました。

【話し合いのルール説明】

後半の話し合いは、全体で 30 分です。話し合いの途中

でのテーブル移動を可能にし、また、どこにも参加せず、

各テーブルを見て回るだけというのも可能にしました。グ

ループのメンバーが多ければ、人数を分けることも構わな

いこと、誰も集まらないテーブルでは、一人でじっくりと

考えることも可能と説明をしました。時間まで話し合わな

くとも、話し合いが終わった時点でグループを解散しても

よいことを伝えました。

【話し合い(30 分)】

これらの話し合いのルールのもと、話し合いを行ってい

ただき、内容を「まとめシート」に書いていただきました。

後は各テーマのグループごとに、簡単な発表を行って

いただきました。

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2.開催内容のまとめ

(1)前半のワールドカフェで出現の多かった、主な分類・アイディア・キーワード一覧

( )の数字は付箋枚数

分類 アイディア・キーワード 地 区

人のつながり

に関すること

つながろうとする意識(69) 清田・南・厚別・豊平・中央・

白石・西・手稲・東・北

声かけ・あいさつ(52) 清田・南・厚別・豊平・中央・

白石・西・手稲・東・北

きっかけづくり(34) 清田・南・厚別・豊平・中央・

白石・西・手稲・北

同世代交流・異世代交流(26) 清田・南・厚別・中央・白石・

西・手稲

地縁の限界、新しいつながりの仕組み(25) 豊平・中央・西・手稲・東・北

個人情報(18) 清田・豊平・白石・西・手稲・

東・北

楽しさ、気軽さ(12) 清田・厚別・中央・白石・北

役割を持つ(11) 清田・厚別・手稲

人材(リーダー、キーマン)(11) 厚別・豊平・白石・西・手稲・

東・北

ゆるやかなつながり、距離感(9) 厚別・中央・手稲・東

おせっかい(9) 清田・厚別・白石・手稲・東

マンション住民のつながり(6) 中央・白石・西

見守り、高齢者の安否確認(6) 厚別・豊平・中央・白石

笑顔(4) 清田・厚別・中央

除雪(4) 南・厚別

音楽でつながる(3) 厚別

子育てへの高齢者の参加(2) 手稲

町内会

に関すること

町内会の役割、重要性(20) 清田・南・厚別・豊平・西・

手稲・東・北

隣近所とのコミュニケーション(13) 清田・南・厚別・手稲・北

回覧板(12) 清田・豊平・中央・西・北

若い世代の参加(8) 南・手稲・東・北

広報活動(8) 豊平・中央・白石・西

元気な高齢者(3) 豊平・白石・手稲

町内会同士の横のつながり(3) 豊平・手稲

町内会役員の若返り(2) 豊平

施設

に関すること

集える場づくり・サロン(45) 清田・南・厚別・豊平・中央・

白石・西・手稲・東・北

学校の活用(2) 南・東

マンションに共同風呂(2) 中央

コミュニティラジオの活用(1) 清田

マンションの集会室の活用(1) 豊平

高齢者用住宅施設(看護師常駐)(1) 西

買い物に歩いて行けるように休めるベンチ(1) 手稲

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分類 アイディア・キーワード 地 区

行事

に関すること

行事・イベント(32) 清田・南・厚別・豊平・中央・

白石・西・手稲・東・北

お祭り(13) 南・中央・北

子どもの参加(5) 清田・豊平・

趣味の集まり(5) 白石・中央・手稲

小さな集まり(4) 西・手稲・北

運動会・体育大会(4) 南・豊平

花見(2) 豊平

七夕祭り(2) 中央・西

ラジオ体操(1) 南

もちつき(1) 中央

地域

に関すること

子どもを通したつながり(28) 清田・南・厚別・豊平・中央・

白石・西・手稲・東

学生・若者・勤労世代の参加(16) 豊平・中央・白石・西・手稲・

情報共有・発信(12) 清田・南・豊平・北

ボランティア(9) 清田・南・中央・白石・西・北

災害時の対処(7) 清田・中央・手稲・西

商店街・買い物難民の削減(7) 南・豊平・中央・手稲

地域と行政の連携(6) 豊平・中央・北

子ども会の役割(6) 清田・中央・西・東

企業とのつながり(5) 厚別・西・北

NPO等諸団体との連携・関係団体間の連携(4) 豊平・白石

顔の見える関係(4) 厚別・中央・手稲

三位一体(家庭-地域-学校)(2) 東

民生委員の役割(1) 西

地域通貨(1) 北

行政

に関すること

三世代の住める街づくり(3) 白石

弱者(高齢者・障がい者)等への施策(2) 南・西

学校評議員制度(1) 西

行政の相談場所の知識(1) 東

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(2)前半部分の話し合い(ワールドカフェ)結果の分析

前半のワールドカフェ3ラウンドで出たアイディアやキーワードを見ていくと、以下のように、困

っていること、解決策と思われるもの、参加者の問題意識などがわかります。

全体を分類してみると、「人のつながりに関すること」、「町内会に関すること」、「施設に関すること」、

「行事に関すること」、「地域に関すること」、「行政に関すること」の6つに大きく分類できます。

「人のつながりに関すること」では、つながりが必要と思う人が大多数で、つながろうとする意識

を持つことやきっかけが必要、声かけ、あいさつというキーワードがほとんどの区で出ていました。

同世代交流、異世代交流、楽しさ、気軽さ、「おせっかいおばさん」や周囲を巻き込むリーダーのよう

な人材の必要性なども出されていました。反面、個人情報の問題をどう克服するか、つながろうとす

る意識のない人やつながりを拒む人へのアプローチをどうしたらいいかという問題提起や、地縁では

ない新しいつながりの仕組みの必要性などについても話し合われていました。

「町内会に関すること」では、町内会の役割、重要性のキーワードが多く見られました。近隣住民

とのコミュニケーション、回覧板の活用なども、多く出ていた意見です。若い世代や元気な高齢者に

町内会活動に参加してもらうこと、広報活動の工夫の必要性なども話し合われていました。また、町

内会同士の連携(他の地域とのつながり)が必要との意見も出されていました。

「施設に関すること」では、全ての区で数多く出ていたキーワードが「場づくり、サロン」の存在

です。世代を越えて人が気軽に集える「場」があると良いという意見が多数見られました。「サロン」

の場所として、学校を活用してはどうかという具体的な提案も出ていました。

「行事に関すること」では、人がつながるためには行事やイベントの開催が有効という意見が、全

ての区で出ていました。皆が参加したいと思う楽しいイベント、お祭りの開催、子どもの参加、趣味

の集まりや、運動会、花見、七夕祭りなど、町内会単位での行事の必要性も出されていました。

「地域に関すること」では、子どもというキーワードが多く出されていました。自分の子どもを通

して地域とつながる、子どもを地域の大人が見守ることで地域全体がつながるという意見や、子ども

会の役割を再認識する意見も出されていました。また、若い世代も地域に関わりたいという意識を持

っており、地域も若い世代の参加を求めている、両者をどうつなげるかという意見や、より多くの人

を巻き込むための情報発信のあり方、ボランティア活動などをきっかけとしたつながり、顔の見える

関係をつくることが必要という意見が見られました。人が集まりつながる場としての商店街の役割や

企業と地域のつながり、NPOや関係団体間の連携の必要性などの意見も出されていました。

「行政に関すること」は、三世代の住める街づくりや、高齢者・障がい者などの弱者への施策など

について、区によっては出されていました。

これらのまとめから見ると、全区で共通して出ている意見が多く見られ、共通の課題も浮かび上が

ってきます。また、多種多様な意見も各区で見られました。ワールドカフェの対話の中から、様々な

意見が生み出されており、「つながり」の問いから、参加者が意見を十分に発散した様子がうかがわれ

ます。

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(3)後半のセッションで話し合われた主な内容

テーマ 話し合われた内容 何をしていくと良いか 私達に出来ること 地区

つながりを 持つには

・町内会回覧板 ・震災時の危機的状況にどう対応するか

・否定されない安心感 ・世代別の課題 ・無理強いはダメ ・本人が必要とすることをきっかけに

・リピーターを増やす ・歩いて過ごせる街作り・孤独死防止 ・ミクシィ等のSNS ・あいさつ ・イベント ・地域通貨

・忍耐強い声掛け ・参加しやすいイベント・子どもたちによる声か

け ・高齢者が集まる場作り・あいさつ ・ゴミ出しの手伝い ・ボランティアを募る ・きっかけ作り ・ボランティアチケッ ト ・「気軽さ」を伝える

・班長がPR ・若い人が参加できるような仕組みづくり

・ボランティアチケットの配布

清田 厚別 豊平 中央 白石 西 手稲 東 北

つながる 場づくり

・児童会館 ・福まちセンター ・廃校となる学校の利用・七夕祭、区民祭 ・商店街の空き店舗 ・コミュニティカフェ ・大学との連携 ・気軽に立ち寄れるサロン

・行政に対する情報共有の呼びかけ

・基地カフェを作る ・住民の意見重視のまちづくり

・成功例をまとめる ・フードコートなどの休める場所

・ワークショップ ・しゃべり場 ・会報や案内文 ・町内会やそこに住む人

が運営に携わる

・自分の意見を言える場を作る

・大学生のサポート ・サロンを作っても らえるよう働きか ける

南 豊平 中央 手稲

地域みんなで 楽しい企画

・バーベキュー ・お茶会 ・パークゴルフ ・花壇 ・カラオケ ・地域の人を講師にした講座

・雪かき

・集まって話すことが 重要

・「気づく」種を育てる ・若い人への具体的呼びかけ

・昔遊びの復活 ・地域力の復活

・身近な人に声かけ ・リーダーの育成 ・やってもいいと思 わせる動機づけ

・大学生のサポート ・タネづくり ・参加すること ・広める事 ・情報をキャッチ ・札幌市に訴えかけ ・スタンプラリー

清田 厚別 中央 手稲

子どもを通した 地域づくり

・子育て世代におせっかいおばさん

・1人目のサポートが課題

・中高生の居場所 ・世代・考え方を超えた係わり合い

・言葉にして認識 ・地域・学校・家庭の 三位一体で地域の子供を見守る

清田 手稲 東

町内会の役割

・子どもとのつながり ・人間関係 ・町内会の法人化 ・役員で意思の統一 ・町内会費の徴収に配慮・町内会のイメージ戦略・防犯

・町内会費を集める ・自分たちにできること

を考える ・子どもが喜ぶ行事 ・ごみ出し当番 ・資源回収 ・公園の草刈り、花壇

・花壇づくり ・資源回収の予算で 楽しい行事の企画

・弱者を見つける ・町内会に求められているものを再考

南 豊平 手稲 北

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テーマ 話し合われた内容 何をしていくと良いか 私達に出来ること 地区

個人情報

・過度に意識・災害対策が進まない

・老人対応 ・虐待対応 ・表札が無い

・本人に意思を確認することが必要

・自分たちでできる ことは実行

白石 東

高齢者の見守り

・社協、行政との関わり・女性のパワーを活かす・該当者の把握 ・民生委員との情報共有・見守り隊 ・個人情報 ・町内会で高齢者リスト作り

・市営の看護師常駐の施設

・リーダー、世話役の養成

・支援者と要援護者の日常のつながり

・災害発生時の訓練 ・町内会がキーポイント・認知症コールセンター

・仲間作り、ネットワークの拡大

・現実から目をそらさない

・常に関心を持って行動する

豊平 白石 西 北

(4)後半部分のテーマに分かれての話し合い(OST)結果の分析

後半の話し合いでは、前半で発散したアイディアから、自分たちが話し合いたいテーマを出し合い、

それぞれのテーマに分かれて、2人~10 人くらいのテーブルに分かれて話し合いを行いました。

全 10 区で、合計 49 のテーマ、各区4~8テーマに分かれての話し合いが行われました。

テーマを分類すると、「つながりを持つには」、「地域みんなで楽しい企画」、「つながる場づくり」、「子

どもを通した地域づくり」、「町内会の役割」、「個人情報」、「高齢者の見守り」の7テーマがありまし

た。

「つながりを持つには」では、災害などの危機的状況にどう対応するか、孤独死をどのように防止

するか、町内会の世代間のつながりをどのように持つかなどついて話が出ていました。ミクシィ等の

SNSの利用、あいさつをすること、参加しやすいイベントの開催、高齢者が集まる場づくり、逆に

若い人が参加できる仕組みづくりが必要との結論が見られました。

「地域みんなで楽しい企画」では、バーベキュー、パークゴルフ、カラオケ、昔遊びの復活などの

イベントの開催について話し合われていました。そのためには、大学との連携、NPOや大学生の力

を借りるというものから、リーダーの育成、やってもいいと思わせる動機づけ、スタンプラリーの開

催など、具体的なものまで話し合いが行われていました。

「つながる場づくり」では、つながる場の必要性から、場そのものをどのように作るかについて話

し合いが行われていました。気軽に立ち寄れるサロン的な場所を作るために、児童会館や廃校となる

学校、商店街の空き店舗などを利用し、行政などに情報共有を呼びかけ、サロンを作ってもらえるよ

う働きかけると良い、という内容が話し合われていました。

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「子どもを通した地域づくり」では、世代や考え方を超えたかかわりが重要であることが、再確認

されていました。そのためには、地域、学校、家庭の三位一体で地域の子供を見守ることが必要であ

ることや、子育てにおいて一人目のサポートが課題であること、中、高生の居場所も必要であること

などが話し合われていました。

「町内会の役割」では、町内会に求められていることを再考し、改めて、人間関係や役員間での意

思統一が重要であることが話し合われていました。町内会での資源回収や公園の草刈り、花壇づくり

などを行い、また、資源回収の予算で楽しい行事を企画したりすることも必要で、そのためには、集

団としてのルール作りなどが必要であること、などが話し合われていました。

「個人情報」では、個人情報が過度に意識され、災害対策が進まない、老人対応や虐待対応ができ

ないなどの問題が話し合われていました。個人情報保護の下でつながりを考えていくには、本人に意

思を確認することが必要で、そのためには、自分たちでできることはとにかく実行しよう、というこ

とが話し合われていました。

「高齢者の見守り」では、該当者の把握、民生委員との情報共有、見守り隊などの必要性が話し合

われていました。そのためには、個人情報の問題はありますが、町内会で高齢者のリストを作るなど

の、町内会活動がキーポイントとなり、支援者と要援護者の日常のつながりが大切というような話し

合いがなされていました。

その他、「都市計画」や「人口減少」などに関するテーマがでていました。

これらのテーマは、それぞれにつながっています。つながりを持つための「場づくり」、つながりを

持つための「地域みんなで楽しい企画」、つながりを持つための「子どもを通した地域づくり」です。

そしてこれらのつながりを持つためのひとつの役割を、町内会が担っています。またそのためには、

町内会活動の活性化や高齢者の見守りも必要ですが、そこにはどうしても個人情報の問題が関わって

きます。

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【話し合われたテーマの関連性】

つながりを持つには、つながる場づくりや、地域の人々が集まることができる楽しい企画の開催、

子どもを通した地域づくりが必要となります。それぞれの内容を見ていくと、それぞれのテーマの中

には、同じようなサブテーマが含まれていました。

廃校や商店街の空き店舗、児童会館やセンターなどを利用したつながるための物理的な場づくりや、

お祭り、カラオケのような参加しやすいイベントづくり、お茶会、コミュニティ・カフェ、講座のよ

うな、人々が気軽に集まることができる企画、などが共通の内容としてあがっていました。そして、

そこに集まった人々がつながりを作っていき、また、そこで自然に大人たちがつながっていくために

も、子どもを通した地域づくりが必要という意見があがっていました。

町内会活動も、つながりを作るために大切な役割を果たします。つながりを作る存在としての町内

会の役割を再確認し、人間関係をどうつくるか、若い人が参加できる仕組みをどうつくるか、つなが

りを持ちたがらない人とどのようにつながるか、などを考えていくことが必要なのではという声を聞

くことができました。

つながる場

づくり

地域みんなで

楽しい企画

子どもを通した

地域づくり

町内会の役割

つながりを持つには

個人情報 高齢者の見守り

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3.参加者アンケートの分析 ■ アンケートの分析

(1)参加者の属性について

ワークショップには、全 10 区で 228 人の参加者がありました。62%が男性、38%が女性と、やや参

加者が男性に偏ってはいるものの、まちづくりのワークショップとしては女性の参加者が多い方でし

た。年代別にみますと、60 代が 45 人、70 代以上が 33 人と双方で全体の 36%を占めてはいますが、30

代も 35 人(16%)40 代(20%)も 43 人、50 代も 36 人(17%)と、ほぼ均等に参加していました。

20 代~50 代までの参加者は全体の 44%を占めており、まんべんなく各世代が参加したワークショッ

プといえます。

まちづくりをテーマにしたワークショップでは、参加者が 60 代以上に偏ることも多い中、比較的若

い世代が参加したワークショップでした。

(2)ワークショップに参加した感想について

「4.今回のワークショップに参加していかがでしたか?」という設問については、「①大変良かっ

た」が 99 人、「②良かった」が 89 人で、両方で全体のほとんどを占める(87.85%)という結果とな

っています。

また、アンケートの回収率が、228 人の参加者に対して 214 人(93.85%)と高回収率だったことか

らも、ワークショップに参加して満足だったことがうかがわれます。

(3)ワークショップに参加して感じたことについて

「5.今回参加して、どのようなことを感じましたか?(複数回答可)」という設問については、以

下のような結果になっています。

「⑦知らない人と話し合うことができて楽しかった」の回答が 122 人と、半数以上の方々が知らな

い人と話し合うことの楽しさをあげていました。

また、「①まちや地域で『つながる』ことの重要性を実感した」の回答も 113 人と、やはり半数以上

の方々が「つながり」の重要性を実感したと回答しています。

以下上位の回答を人数が多い順にみていきますと、

「④いろいろな「つながり」の形があることがわかった」87 人

「⑧地域で「つながる」ことの難しさを感じた」75 人

「②まちや地域で「つながる」ための行動を起こそうと思った」60 人

「⑥これから「まちづくり」活動へ積極的に参加したいと思った」58 人

「③これからの「つながり」の形が見えてきた」44 人

「⑤今後の活動目標が見えてきた」39 人

という順になっています。

この順位は、各区でもほぼ同様で、区によって多少のばらつきはありますが、上位⑦と①の人数が

多く、他も同じような順位の傾向が見られます。

「⑩その他のご意見」には、「ワークショップの手法を学べた」というワークショップそのものに対

する感想や、「アイディア(具体的)を聞くことができた」というものから、「住民意見を取入れた街づ

くりをすること、市も良く理解する努力をしてほしい」という市への要望もありました。

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しかし一方で、「自分達のことは、自分達で。自立型社会でなければだめだと思った。」という意見も

見られました。

町内会活動について言及しているものもあり、「町内会の仕組みを見直す必要性を感じました」「町

内会は大事だと思った」という町内会のあり方や存在に関する意見も見られました。

また、参加者自らが「つながり」の重要性を理解しつつも、いろいろな「つながり」の形があり、

町内会の在り方も含めた「つながり」の難しさも考えた場となっていました。

全体的にみると、集まって知らない人と話すことができてよかったという意見が大半を占め、ワー

ルドカフェを使用したワークショップの開催が成功したといえます。

(4)その他自由記述欄について

「6.その他の自由記述」から、代表的な感想をまとめてみると、以下のようなカテゴリーの感想

が見られます。

参加者については、参加者が少なすぎる、参加人数が少ないので意見としては少なすぎる、という

参加人数についての意見がありました。

ワークショップの進め方については、ワールドカフェのような対話の場の有効性を感じたという意

見が、大半を占めていました。

・色んな世代の方とお話して楽しかった。また、とても勉強になった。進行方法も勉強になっ

た。

・普段、知り合うことのない方達と、さまざまな話しができて勉強になった。

・今日は年齢層や職業?などもバラエティにとんでいて、新しい発見もできて楽しかった。

・いろいろな人とお話ができたのは、とてもよかった。これからのつながりが大切。つなげて

いきたい。

テーマについては、「つながる」というテーマが漠然としていて話しにくい、テーマを絞ったワーク

ショップが良いという意見も見られました。

・テーマ“つながる”が漠然とした印象を受けた。

・“つながる”ポイントがあまり良く感じられなかった。もっとしぼったワークショップがいい。

・この様な大きいテーマで何を導きだそうとしているのか意味不明。

「まちづくり」についての提言も見られました。

・つながるための仕組み、しかけがないと変わらない。その根本は行政が動く必要があると感

じている。

・札幌は大変良い街だ。だからもっと良くしたいと、市民全員が思える街づくりをしてほしい。

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しかし、行政に対する要望はあまりなく、「まちづくり」を自分たちのこととしてとらえている意見

も多く見られました。

・各町内会で、様々な活動(取組)が行われ、地域のつながりというものを皆考えているとこ

ろが、すばらしいと感じた。こうした人が中心となれば、必ず町づくりはうまくいくのでは。

・地域のつながりについて考える良い機会を得ることが出来、様々な方の意見を伺う事が出来、

今後、札幌や札幌に限らず全国のまちづくりを今回の様に考えていくことが、一歩一歩「つ

ながり」を深めていくきっかけに「つながって」いることなのだと思った。

・話し合う場として、とても良かった。町内会単位でこのような場があると、もっとつながり

を深められるのではと感じた。

・今回のようなワークショップを各地で展開する草の根運動が地域の活性化に有効。

自由記述欄にも多くの感想や意見が書かれており、ワークショップへの期待と参加してみての満足

度が高かったことがうかがわれます。

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4.各会場におけるワークショップ開催内容

➢ 清田区

日 時:平成24年3月3日(土)13時30分~16時00分

場 所:清田区民センター(清田区清田1条2丁目)

参加者:19名

(1)前半のワールドカフェで出たアイディア、キーワード

分 類 アイディア・キーワード

人のつながり

に関すること

つながる勇気・声かけ・ 初の一歩はおはよう・明るく挨拶・きっか

け・三世代交流・プライバシーとのかねあい・活躍の場づくり・つな

がり=楽しい・おせっかい・笑顔

町内会

に関すること

町内会の役割・隣組・隣近所とのコミュニケーション・回覧板は声か

けて・各種イベント(行事)

施設

に関すること

フラット行ける場所(サロン)・みんなが集まれる「場」・コミュニテ

ィラジオの活用

行事

に関すること 町内イベントへの参加・子どもを連れて町内活動に参加

地域

に関すること

ボランティア・子どもを中心としたつながりの輪・子ども会でのつな

がり・災害の時・病気の時・いざという時助け合える関係・伝える方

法・目的を持ったコミュニティー作り

(2)後半のセッションで話し合われた内容

テーマ つながりをもとうとしない人へどう対応するか

話し合われた内容

・町内会未加入の人や声かけを拒む人へどうしているか

・町内会回覧板・チラシを拒む人の震災時の危機的状況にどう

対応するか。

何をしていくと

良いか

・声かけを忍耐強く続ける。

・参加しやすいきっかけイベント(餅つき・運動会)を続ける

・子供たちを使った声がけ

私達に出来ること ・班長が声をかけてPR

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テーマ 外へ出るきっかけとなる楽しい(つながり)ことにはどんな ものがあるか

話し合われた内容

・(食) バーベキュー・お茶会 ・(運動) パークゴルフ ・(趣味) お花・花壇・カラオケ ・(役割) 日曜大工 ・お金をかけない、地域の人が講師の教室 ・生きがいつくり

何をしていくと

良いか

・集まって話すことが重要

私達に出来ること ・身近な人に声をかける(きっかけ作り)

テーマ なぜ、孤立社会・無縁社会・つながりがなくなって しまったのか

話し合われた内容 ・便利すぎ ・仕事中心の生活(地域のつながりがない)

何をしていくと

良いか

・お金を使った町づくりから、頭を使った町づくり ・相手の幸せを考える教育

私達に出来ること ・町内会

テーマ 子供を通した地域づくり

話し合われた内容

・個人の意見も尊重する ・子育て世代にはおせっかいおばさんが必要 ・感じ方には個人差がある

何をしていくと

良いか ・言葉にして改めて認識

私達に出来ること

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(3)ワークショップの様子

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➢ 南区

日 時:平成24年3月4日(日)13時30分~16時00分

場 所:南区民センター(南区真駒内幸町2丁目)

参加者:19名

(1)前半のワールドカフェで出たアイディア、キーワード

分 類 アイディア・キーワード

人のつながり

に関すること

住民の意識の差・あいさつ・きっかけ・顔見知り・高齢者と小学生の

交流・除雪等で声かけ・意見を出し合う

町内会

に関すること

町内会の役割・近所付き合い・若い世代の参加・町内会に非協力的な

人をあえて味方にする

施設

に関すること

世代を超えたコミュニティの場・気軽に立ち寄れる場所・閉校した小

学校の活用・花壇を作る

行事

に関すること

朝市・上町公園盆踊りを真駒内全体の夏のお祭りにする・区民祭り・

運動会・ラジオ体操・神社中心の行事

地域

に関すること

奉仕活動の義務化・子供の声が聞こえる地域・自然を活かした取り組

み・点で分散しているのを線、面でつなぐ・他の地域を知る・商店街

を地域の要に・コミュニティ同士を結ぶネットワーク・情報発信

行政

に関すること 高齢者も楽しく暮らせるモデル地域

(2)後半のセッションで話し合われた内容

テーマ つながっていく為に私達ができる具体的行動 (地域でのつながり)

話し合われた内容

・コミュニティの場・・・児童会館・福まちセンター ・廃校となる学校の活用 ・七夕祭り ・区民祭

何をしていくと

良いか

・行政に対する情報共有のよびかけ。もっと行政との壁をなくしてお

互いの思いを伝える場、意見を言い合える場を継続的に持つことが

必要。 ・また、多くの人が参加することによってたくさんのアイディアも生

まれる。

私達に出来ること

・地域でつながっていくことは必要!と思っている人はたくさんいる

と思う。それを具体的な行動にして行くためには、多くの人が少し

でも自分の意見を言える場が必要で、作っていくべきである。

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テーマ 町内会の役割り

話し合われた内容

・子供とのつながりをつくる ・子供と年配の新年会 ・いいものを継続 ・人間関係 ・町内会の法人化 ・集まりが悪い ・町内会のモラル

何をしていくと

良いか

・町内会費を集める ・モラルを守ろう ・自分たちにできることを考える

私達に出来ること ・花壇づくり(若い人も年配も)・・・230 号線や藤野南小の通り

テーマ つながる場づくりと参加する人を集める方法

話し合われた内容

・まちセン、商店街の空き店舗など(食べ物でつながる) ・人集め・・・現状は熱意のある人頼み。個人のネットワーク ・現役・子育て世代・・・年に数回は参加するように! ・人が集まらないのは集める側に問題 ・地域への愛着

何をしていくと

良いか

・行政のサポート(町内会・民生委員・生保) ・やってもいいと思わせる動機づけ ・やろうと呼びかける人

私達に出来ること

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テーマ 人が集う場所づくり

話し合われた内容

・コミュニティカフェの運営の仕方講座 ・大人のキャンプ ・コミュニティカフェ協会(地産地消・コミュニティカフェ・ スタンプラリー)

・大学との連携

何をしていくと

良いか

・「基地カフェ」を作る ・コミュニティ・カフェ要素・『見守り隊』要素・講座の開催・手作

り品販売・作品展示 ⇒ 人の出入りが重要

私達に出来ること ・真駒内では、真駒内緑小学校跡地に整備 ・大学生のサポート(地域社会研究の一環として)

テーマ 世代を超えた居場所づくり

話し合われた内容

・南区全体で年に一度、区民まつりのような地域活性のイベント はできないか。 ・年に4回ほど各地域持ち回りで、小さなイベントはできないか ・旧小学校の文化的な利用

何をしていくと

良いか

・行政に頼らない、住民の意見重視のまちづくり。横のつながり

私達に出来ること ・集まれる場を作ってもらえないか相談はできる

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(3)ワークショップの様子

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➢ 厚別区

日 時:平成24年3月5日(月)18時30分~21時00分

場 所:厚別区民センター(厚別区厚別中央1条5丁目)

参加者:23名

(1)前半のワールドカフェで出たアイディア、キーワード

分 類 アイディア・キーワード

人のつながり

に関すること

つながりたくない人は本当はいない・あいさつ・きっかけをつくる・

世代間交流・自己の役割の発見・役割再起・楽しさ・ほどよい距離感・

地域活動家の発掘と活用・おせっかい・除雪・笑顔・見守る・音楽で

つながる・体験を共有・疎外感・得意分野を刺激する・気にかける視

町内会

に関すること 町内会は必要・隣人に働きかける・井戸端会議に参加する

施設

に関すること ささいなことから居場所を作る

行事

に関すること 楽しいことを企画、実行

地域

に関すること 子供(よその子)大事にする・企業も(日中の)住人・顔が見える

(2)後半のセッションで話し合われた内容

テーマ きっかけの作り方

話し合われた内容

・課題、問題 → アクション → 解決、楽しい ・みんなの声が大事 ・誰にでもできること(音楽、雪かき、ワールドカフェ) ・ 初は強制でもよいのでは? ・食もあったほうがよいのでは?(カフェ、ぶた汁)

何をしていくと

良いか

・自分の特技とか、地域のことなどに「気づく」-種を育てる ・若い人も出てくるよう具体的にさそう(スポーツ、音楽など)

私達に出来ること ・タネづくり ・タネを引き出す環境が必要

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テーマ 『役割』をどう作るか?!

話し合われた内容

・活動家を探す → 高齢者(担い手これから増える) ・役割を作るためには、結局はきっかけが必要になる ・多少は強引さも大事

何をしていくと

良いか

・小さいコミュニティからせめていく ・小さな役割を作る ・小さな行事をたくさん作る ・広報活動

私達に出来ること ・とりあえず参加してみること ・声かけをすること

テーマ 出てこない人をまきこむにはどうしたらよいか。

話し合われた内容

・かかわりを必要としない人との関わり方について ・1回の疎外感で人は参加したくなくなる ・失敗しないよう小さいころからの環境 ・世代別の課題 ・否定されない安心感

何をしていくと

良いか

・拒否しない人を増やす ・高齢者が集まる場つくりへの人的、経済的基盤が必要

私達に出来ること

テーマ 世代間交流について (こどもたちとお年寄りの関わり方)

話し合われた内容

・イベントがないと参加しにくい ・学校や老人クラブ、子育てサロンなどのタイアップ ・行政が学校に働きかけて、老人との交流につなげる ・中心となる人がどうしても必要になってくる ・周りが手伝うことで役割がでてくる

何をしていくと

良いか

・音楽や笑顔につながるイベントを企画、提案していく (楽しそうにしていると、人は自然に集まってくる)

私達に出来ること ・自分たちができそうなことを考えて行動する

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(3)ワークショップの様子

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➢ 豊平区

日 時:平成24年3月11日(日)13時30分~16時00分

場 所:豊平区民センター(豊平区平岸6条10丁目)

参加者:17名

(1)前半のワールドカフェで出たアイディア、キーワード

分 類 アイディア・キーワード

人のつながり

に関すること

つながる気持ちのない人が課題・あいさつ・きっかけ作り・人や町内、

団体がつながるためのソフト・課題をクリアにする策・都市部のコミ

ュニケーションの限界・個人情報保護法の弊害・キーマン(リーダー)

を見つける・高齢者と子供を一緒に預かる・高齢者の安否確認・継続

的取り組み・孤独を減らす

町内会

に関すること

町内会の重要性・回覧板の内容の充実・老人クラブ・役員の若返り・

町内会同士の横のつながり

施設

に関すること 老人から子供まで集まる施設(空学校等)・MSの集会室の活用

行事

に関すること

楽しめる行事・継続性のある行事・子供同士のつながり(スポーツ大

会)・花見・運動会・体育大会

地域

に関すること

地域と行政との連携・子供・団体情報をまとめる・つながりを主旨と

した NPO 立ち上げ・商店街と協力して買い物難民を削減

(2)後半のセッションで話し合われた内容

テーマ 町内活動(年間行事)を増やすには

話し合われた内容

・年間行事の多いところほど、つながりができる ・提案者が計画するか、会報を出して趣旨を徹底する ・役員会で意思の統一 ・若い年代の型に配慮して協力を受けるように ・町内会費の徴収に配慮 ・町内会の役員を積極的に実施

何をしていくと

良いか

・楽しい計画 ・MS管理会社の活用 ・子供が喜ぶ行事 ・ごみ出しの当番(半強制的) ・資源回収(各種行事に反映) ・町内会公園の草刈、花植え

私達に出来ること ・自分から積極的に参加するように心がける ・資源回収の予算で楽しい行事の計画

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テーマ 街づくりは人づくり。核となる人づくり

話し合われた内容

・人探し ・行事の時にアンテナを張って人を見つける ・みんなが参加する町内会にしたい ・人づくり

何をしていくと

良いか

・コミュニケーションの中で発掘 ・行事をたくさん(全年齢層向けに) ・やるなら楽しめる行事 ・地域の関係機関とグループなどとの連携 ・町内会長が長く勤めている(人望のある人)

私達に出来ること

・窓口となる人がいるしくみづくり ・地域の人と仲良く、いろいろな会に顔を出して、人材を発掘 ・行事を行って、役割をお願いし、みんなで楽しむ

テーマ 高齢者の交流を深めるための取り組みについて

話し合われた内容

・町内会を窓口にした推進 ・社会福祉協議会、行政との関わりを深める ・女性のパワーを活かす(女子力) ・創造学園(65 才以上)のネットワークを活かす

何をしていくと

良いか

・学生会のネットワーク ・リーダーの養成、世話役の養成

私達に出来ること ・仲間作り、ネットワークの拡大

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テーマ 人の集まる場所を作るには

話し合われた内容

・きっかけがあれば出てくる人に一歩踏み出して出てきて もらうには

・いろいろな立場の人が参加できる場 ・成功例(桑園)-もちつき、交通安全、伝承遊び ・広報さっぽろでは他の区のことがわからない ・直接の目的だけだと、参加者が限られる

何をしていくと

良いか

・成功例をまとめる → 周知する ・多目的化 ・リーダーのがんばり ・イベントの多目的化 → 違う視点で交流できる ・違う目的のイベントを多数開催

私達に出来ること ・参加して行くこと ・広めること

テーマ つながる気持ちのない人といかに接点をもつか

話し合われた内容

・無理強いはダメ ・負担の少ないこと(お互いに)を継続することが大切 ・本人が必要とすることをきっかけとする。 ・一旦参加してもリピーターにならなければダメ ・間口を広くすることが重要

何をしていくと

良いか

・あいさつ、ゴミだしの手伝い ・遠くから見守り、声をかけてもらえる関係性を作る

私達に出来ること

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(3)ワークショップの様子

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➢ 中央区

日 時:平成24年3月12日(月)18時30分~21時00分

場 所:中央区民センター(中央区南2条西10丁目)

参加者:33名

(1)前半のワールドカフェで出たアイディア、キーワード

分 類 アイディア・キーワード

人のつながり

に関すること

皆つながりを求めている・価値観の共有・互いに興味関心を持つ・笑

顔のあいさつ・声かけ・きっかけづくり・多世代交流・地縁の限界・

気軽な会話・参加のしやすさ・マンション・高齢者お元気ですかチラ

シの配布・共通の話題・年配者の経験、意欲の活用・お互い様の気持

ち・多様化してきている現実を知る・照れくささ、恥ずかしさを脱却・

生活の仕方によって求めるものが違う

町内会

に関すること 伝え方の工夫(手書き)・広報活動

施設

に関すること コミュニティ・集える場・マンションに共同風呂

行事

に関すること

町内一周の散歩会・お菓子作り・祭り・CO祭り・趣味・七夕(ロー

ソク出せ)祭り・もちつき・食う・遊ぶ・季節の風物詩

地域

に関すること

ボランティア・若者もつながりたい・災害を想定した訓練・地域のつ

ながり・子供でつながる・子供会活動・顔の見えるお付き合い・スー

パーよりデパート、商店街・ 低限のマナーから住みやすい地域がで

きる

(2)後半のセッションで話し合われた内容

テーマ 本当のつながりとは何だろう?

話し合われた内容 ・自分の所属している組織の内と外にどのようにつながるか 例えば、エルプラザ、主体的に関わる

何をしていくと

良いか

私達に出来ること

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テーマ つながるための場所

話し合われた内容

・人の輪ができる場づくり。継続できるもの ・曜日や時間帯、世代に関係ないもの ・空き家、空き店舗などの有効活用、または無償提供 ・NPOの力を借りる ・コミュニティに入りずらい、きっかけがない

何をしていくと

良いか

・小さい場をたくさんつくる。 ・伝え方の工夫も必要(口コミ、手書き・・・) ・市民のためのイベントを数多く開催してもらう(札幌市に) ・ワークショップ ・しゃべり場

私達に出来ること

・情報をキャッチする ・積極的に参加する ・“場”を企画、計画、立案する。 ・札幌市に訴える ・キャッチした情報をアウトプット(口コミ)自分が発信源になる。

テーマ 対策・つながり 地域活動に参加しやすくするにはどうしたらよいか。

話し合われた内容

・歩いて過ごせる街作り ・きっかけはあいさつ ・町内会=敷居が高い、抜けたいときに抜けられる ・広報 ・専門店を育てる

何をしていくと

良いか

・若者を取り込む ・しきいを低く ・きっかけ作り(ボランティア・あいさつ・お祭り)

私達に出来ること

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テーマ 地域みんなで楽しい企画 ~世代間交流~

話し合われた内容

・企画から楽しく → ふりかえり → 続ける ・一人でも多くの人たちを増やす ・やりたいと思うことをみんなで作って行くことが大切 ・町内会とのつながりも作って行く ・つながりを作って行く ・途絶えた行事はなぜ終わってしまったか振り返りをしていく

何をしていくと

良いか

・若い人を引き込む企画を考える ・日々の声かけ、挨拶 ・昔遊びを復活させよう ・地域力を復活させよう

私達に出来ること

・日々の声かけ ・難しいこともやんわりと説明する。つながりを作る ・共感をする ・紙飛行機飛ばし大会 ・スタンプラリー

テーマ CO祭り

話し合われた内容

・地域密着型 ・みんなで作って、みんなで食べる-自分が参加することが大事 ・CO祭りWEEK ・モエレの祭りを企画 ・マネジメント&広報(CO報)

何をしていくと

良いか

・昔を思い出す ・地域の垣根を越えていける人 → ひっぱっていける人 ・地域との密着がメイン ・かかわり、よびかけ

私達に出来ること ・昔を思い出して「町内」でやる学園祭 ・ノウハウを学ぶ場を作る

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(3)ワークショップの様子

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➢ 白石区

日 時:平成24年3月18日(日)13時30分~16時00分

場 所:白石区民センター(白石区本郷通3丁目北)

参加者:24名

(1)前半のワールドカフェで出たアイディア、キーワード

分 類 アイディア・キーワード

人のつながり

に関すること

つながりを求めていない人・あいさつ・声かけ・近所とのつながり(子

供を通してきっかけ作り)・世代間交流・老健等と小、中学生との交

流・個人情報についての正しい理解・楽しむ心・イベントしかけ人・

おせっかい・マンション・見守り隊・ 初の一歩が踏み出せない人を

どう巻き込むか・話し合い・感謝

町内会

に関すること

広報活動を考え地域の人が参加しやすい町内会活動・元気な高齢者を

活動に引き出す

施設

に関すること いこいの場所作り・集える場づくり・つながる場づくり

行事

に関すること 町内会活動を通じた対面会話・サークル活動

地域

に関すること

ボランティア活動・若者の地域参加・青少年にも目を向ける・子ども

から成人まで地域の大人が見守る・NPO等諸団体との連携・各種団

体とのつながり

行政

に関すること

札幌市都市計画の再考・親子、3世代の住める住環境(建蔽率の大幅

見直し)・用途地域の大幅見直し

(2)後半のセッションで話し合われた内容

テーマ 過度に個人情報が意識されている

話し合われた内容

・災害対策を行う場合でも、手続きが進まない。 ・札幌市から防災準備を行う様に依頼されているが、情報はない 進まないので、何とかして欲しい ・民生委員と町内会との関係 ・老人対応、虐待対応

何をしていくと

良いか ・本人の意思を確認することが必要

私達に出来ること ・行政にすべて依頼するのではなく、自分たちでできることは実行 する

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テーマ 「札幌市都市計画」の再考

話し合われた内容

・札幌市民全員が便利な地域に住める環境を与える

・札幌市内の建蔽率の見直し

①公共交通機関の利便の良い所に多くに市民が住めるような

住環境の充実(地下鉄事業の赤字解消、市街化調整区域の

見直し)

②自転車と歩行者にやさしい道路作り(自転車専用道路、歩いて

健康づくり)

③市の公共施設を地下鉄沿線に作る(行政、病院、文化)

④地下鉄をつなげる

何をしていくと

良いか ・札幌議会議員にアンケートを実施

私達に出来ること ・札幌市長に提案

テーマ 要援護者の見守りをどう具体的にしたらいいか

話し合われた内容

・高齢者等、該当者の把握(災害弱者)

・民生委員との情報共有

・見守り活動を継続するにはどうしたらいいか

・対応する支援者の高年齢化

・個人情報について

何をしていくと

良いか

・支援者と要援護者の日常のつながりを深める(定期的訪問)

・支援者と要援護者の関係を親族に周知する

・災害等発生を想定した訓練を行う

・行政の後押しも必要ではないか

・町内会がキーポイント

私達に出来ること ・起こりうる事象から目をそらさない

・常に関心を持って行動をする必要がある

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テーマ 世代間交流のきっかけをどのように作って行くか

話し合われた内容

・地域の団体や活動の提供者の本質や実態がわからないため

若い人々が入りにくい

・地域の方々に興味を持つイベントがあると良い

・中・高・大学生が地域のかかわりに入りやすいのは、子ども会

→ アンテナある人を育てる・声をかけてみる

・若い人が町内会に入っても何をやっていいかわからない

→ 受け入れ側の問題

・あいさつは大事(地域、交流の一つ)

・ボランティアをする人はたくさんいる

・エンターテイメント性のあることに若者は集う。

・インターネットの普及により、対人での対話の機会が少ない

・地下歩行空間のような、イベント、露天を開けるスペースを作る

・掲示板を利用する(ボランティアを募集する)

・若い人たちがアクセスする

何をしていくと

良いか

・あいさつ(地域交流の一つ)

・ボランティアを集う(事業の一部でも良い)

私達に出来ること

・町内会の人々が、若い人が参加できるような仕組みを作って行く

→ 若い人募集の広告を出す

・若年層、高齢者がお互い歩み寄る

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(3)ワークショップの様子

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➢ 西区

日 時:平成24年3月19日(月)18時30分~21時00分

場 所:西区民センター(西区琴似2条7丁目)

参加者:21名

(1)前半のワールドカフェで出たアイディア、キーワード

分 類 アイディア・キーワード

人のつながり

に関すること

つながりとわずらわしさのジレンマ・あいさつ+α・きっかけづく

り・世代を超えた活動・つながりあえる仕組みづくり・社会のセーフ

ティネットとしての地域のつながり・プライバシー保護・ネットワー

クを作る人材・マンション

町内会

に関すること

町内会を単なるボランティアとして扱わない・回覧板の工夫・町内会

活動へ声かけして誘う・孤独死の防止・見守り活動の中で障害者のい

る家庭を特定できない

施設

に関すること

団塊世代の居場所作り・つながる場作り・高齢者用住宅施設(看護士

常駐)

行事

に関すること

連町単位で行事を行う・一人暮らしの高齢者・ローソク出せ・こじん

まりした集まり

地域

に関すること

中高生のボランティア活用・子供のつながり→親のつながり・勤労世

代もつながりが必要・子ども会・民生委員の役割・地域の教育力の向

上・災害時の対処の仕方・企業の社会貢献として地域の見守り

行政

に関すること

学校評議員制度・行政の視点を観光、文化都市、街の発展よりも、弱

者(高齢者・障害者)等への施策を・先生方の仕事を増やしている

(2)後半のセッションで話し合われた内容

テーマ 高齢者の今後の住処・孤独死について

話し合われた内容

・西区で孤独死が1年で15名もある ・町内会でリスト作りを始める(高齢者の孤独死を防ぐため) ・八軒では子供盆踊りを続けていて、コミュニケーションの場 ・東京のある区では、2~3万円で入居できる、看護士常駐の 高齢者施設がある

・町内会の見守り隊だけでは、行き届かないところがある ・マンションの住民同士がつながることができるか ・高齢者の施設の補充を民間ではなく、市・国で対応

何をしていくと

良いか ・署名

私達に出来ること

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39

テーマ 人はなぜ人とのつながりを切望しないのか ※つながりたいけどわずらわしい

話し合われた内容

・迷惑をかけたくない、迷惑をかけられたくない ・孤独死(その人がかわいそうではなく、死なれてまわりが 困っている)

・防災ハンドブック ・「助けてくれ」「協力してくれ」言わないのか、言えないのか

何をしていくと

良いか

私達に出来ること

テーマ これからの民生委員、福祉推進委員のあり方、または役割

話し合われた内容

・障害となること ・プライバシーの問題 ・各委員のなり手の選考方法 ・市と各委員との情報が共有されていない

何をしていくと

良いか

・高校生はボランティアを必須科目にする ・ボランティア徴兵制度をしく

私達に出来ること ・隣の人と生活の様子を把握する ・高校生に民生委員、福祉委員の話を聞かせ考えさせる

テーマ イベント行事の内容。地域の世代間の関わり方

話し合われた内容 ・イベントのノウハウを伝授する方法

何をしていくと

良いか

・集まりを開く ・参加者は世代間をつなぐような小さなイベント(まち「つながる」

ワークショップのような)

私達に出来ること ・4月9日(月)札幌カフェに集合

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(3)ワークショップの様子

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➢ 手稲区

日 時:平成24年3月20日(火・祝)13時30分~16時00分

場 所:手稲区民センター(手稲区前田1条11丁目)

参加者:34名

(1)前半のワールドカフェで出たアイディア、キーワード

分 類 アイディア・キーワード

人のつながり

に関すること

つながろうとする意識の共有・名前を覚えてもらう・挨拶・声かけ・

郷土愛・きっかけ・横のつながり・同世代交流・異世代交流・町内会

や近所の地縁だけでは限界・プライバシーの問題・先生として参加し

てもらう・ゆるやかなつながり・おせっかいおばさん・子育てへの高

齢者の参加(イクジイ)・問題意識の共有・孤独予備軍・グループワ

ークでアイディア・助けを求められる関係

町内会

に関すること

町内会組織強化・町内会の有効活用・自ら参画または役員も受ける・

地域のコミュニケーションが大切・若手が参加できる仕組みづくり・

元気な高齢者・単町同士の協働

施設

に関すること

気軽に集まれるサロン・居場所・世代を通して集まれる場所・老人サ

ロン・危なくない広場・喫茶店・買い物に歩いて行けるように休める

ベンチ

行事

に関すること

地域の人が参加できる楽しいイベント・趣味のつながり(JAZZ・

カラオケ)・小さな集まり(落語教室、花の教室)

地域

に関すること

若い力を巻き込む・災害時・子育て支援・顔の見える化・買い物をす

る小さな商店・ライフサイクルにあわせて地域活動に参加・交通手段

(2)後半のセッションで話し合われた内容

テーマ 地域に子供がたくさんいる街になるには!

話し合われた内容

・子供がたくさん → 活気&元気(現状は少ない) ・子供が時間との戦い → 生活面にゆとりがない ・子育てするには「手稲」 → Uターンする人が多い ・子育てが重要 → 1人目のサポートが課題 ・中高生の居場所がなくなってきている → 活動できる場(異世代)

何をしていくと

良いか

私達に出来ること

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テーマ 行政に頼らない自分たちでつくる街

話し合われた内容

・コストの高い行政機関より、地域のNPOなどをうまく活用 するほうが良い ・地域により違いが大きいので、問題意識が共通しない ・地域ごとにNPOを作って行くことは、現時点ではまだ難しい

何をしていくと

良いか

・行政に頼らず自分たちでできるのは良い ・コミュニティの核を作るのが大変だが、地域らしさを作りだす 素になる ・コミュニティの核にはNPOや大学がなると良い

私達に出来ること

・地域にはいろいろな人がいて、さまざまなNPOとつながること が可能である(複層化が必要)

・さまざまなつながりの可能性を探して行くことが大切

テーマ 居場所

話し合われた内容

・誰でも自由に立ち寄れる場所 ・自由に話をして時を過ごせる → 以前は商店街があった ・サロンの新しい形式があってもいいのでは ・サロンについて知りたい → カフェ ・シニアサロン ・曜日別のメニューがあって、何かをしている(例えば、月曜日は マージャンというように)

・ボランティアで家主さんが家を開放して行っているところもある ・学校は使えないか ・自宅からあまり遠くない(1km以内)ところにあればいい

何をしていくと

良いか

・何か物を食べられるといいのではないか ・やってくれる人を探さなければならない ・フードコートなどの休める場所 ・イベントはきっかけになる ・会報や案内文 ・町内会が運営に関わる。そこに住んでいる人が運営に携わる ・場所があるといいのはわかるが、提供したり、維持したりするの は難しい。家賃を払って確保するのは、なお難しい。学校はただ

私達に出来ること

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テーマ 町内の問題探し

話し合われた内容

・若者が流出していく現状がある ・田舎、都会、豊かなのはどっち ・戦略的にこれから就労に向けるには ・町内、地域の良さを気づかせるには

何をしていくと

良いか

・地場産業を作る。ビジネスにする ・地元の良さを見つけて、大人が子供たちに示して行く

私達に出来ること ・わが町単位で考える ・各専門職、大学教授、町内会、行政等アイディアを出して行く

テーマ 多くの町内会行事に参加してもらうにはどうしたらよいか?

話し合われた内容

・参加しやすい仕組みの構築(現役世代の参加) ・メリットがないと参加したがらない ・町内会の役割がわからない ・町内会のイメージの戦略 ・得意な役割を持たせる ・リーダーとリーダーシップを分けて考える

何をしていくと

良いか ・イメージ戦略

私達に出来ること

テーマ 行事参加者をどうすると増やせるか 地域住民の交流が活発になるためには?

話し合われた内容

・地域で何がおこなわれているか知らない人が多い。 (広報が不十分、役員の決め方、活性化)

・町内の団結力 ・町内会同士の交流・連携

何をしていくと

良いか ・助け合いの精神

私達に出来ること

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テーマ 大学生から就業年齢の方に「つながりを持つこと」のメリットを 感じてもらい、定着してもらうにはどうしたらよいか

話し合われた内容

なぜ若い人が参加しないのか ・意識を持ちにくい ・興味が持てない ・大変そうだと構えてしまう ・生活のペースが異なるので関係を作りにくい ・自分の生活が定着していないので参加したいと思えない ・楽しそうじゃない ・自分の成長が見込めそうなら、自ら参加するかも

何をしていくと

良いか

・地震(3.11)で興味を持った人もいるので、興味・関心の ある人を引き込む

・入りやすい組織作り ・一度始めたら継続することが大切

私達に出来ること

・地域と大学とのコラボ(先生のまきこみ) ・子供のころから地域に愛着を持ってもらえるような取り組み ・運営にも魅力を感じてもらえるようなイベントの提案

テーマ 高齢化の中でもライフサイクルを維持するには

話し合われた内容 ・もどってきたいけれども仕事がない ・子供の世代が地域に居続けることが難しい

何をしていくと

良いか

・二世代住宅で持ち家 ・町内会の住みやすさ ・故郷になってしまうが、戻れる町になること ・住宅と仕事とのバランス

私達に出来ること ・町内会活動(二世代住宅)

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(3)ワークショップの様子

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➢ 東区

日 時:平成24年3月21日(水)18時30分~21時00分

場 所:東区民センター(東区北11条東7丁目)

参加者:17名

(1)前半のワールドカフェで出たアイディア、キーワード

分 類 アイディア・キーワード

人のつながり

に関すること

隣の人に興味を持つ・自分から人と繋がる行動を起こす・あいさつ・

つながりは様々・個人情報の問題・年代によってつながるニーズがか

わる・パイプ(リーダー)が必要・能動的なつながり(おせっかい)・

権利と義務・安心の基本は家族

町内会

に関すること

町内会の必要性をどのように訴えるか・よそ者、若者でも気軽に入れ

る町内会・町内会長の人格

施設

に関すること 行きたい時にいけるサロン・学校の活用・ゴミステーション

行事

に関すること 行事になるべく顔を出す・地域のあつまり

地域

に関すること

子供のときの地域での経験がその後の地域のつながりに結びつく・地

域の子供を大切に・子ども会の役割・三位一体(家庭-地域-学校)

でつながる

行政

に関すること 行政の相談場所の知識

(2)後半のセッションで話し合われた内容

テーマ 地域の福祉とは? -草食系男子から考える-

話し合われた内容

・昔は妻を持てば信用が増した。取引も有利に ・男気ある人が地域にいた → 家を持つことに

→ 妻やその地域と暮らす覚悟、責任感が重要 ・草食系からは覚悟・責任が見えない ・男の子は3才まで厳しく育てる ・昔はほったらかし、今は甘やかす母親が問題 ・利己主義 ⇔ 絆

何をしていくと

良いか

・行政の子育て支援から婚活支援 ・母親の意識変革

私達に出来ること

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テーマ 行政(町内会・まちセン含め)が何をやっているかわからない

話し合われた内容 ・どこに相談していいかわからない ・情報発信のやり方(特に弱者に対する)

何をしていくと

良いか

・インターネットに頼らない情報発信 ・OB含めた人材活用

私達に出来ること

テーマ 子供の健やかな成長 → 地域における子供と大人のかかわりは どうあればよいか

話し合われた内容

・子供をとりまく環境 ・世代、考え方を超えた係わり合い、つきあい、時間の共有 が少なくなった

何をしていくと

良いか

・子供に大人と関わり、次の世代に教える立場になってもらう ・大人の都合で子供を子ども扱いにしたり、大人扱いにしたりしない

・地域、学校、家庭の三位一体で地域の子供を見守る

私達に出来ること

テーマ みんなが「つながりたい」と思えるかたちとは??

話し合われた内容

・共通の価値観が必要 ・本当につながることが良いのか。プライバシーとの関係 ・災害時に助けてもらえる人はいるか

何をしていくと

良いか

・集団としてのルール ・町内会に参加するのは必要

私達に出来ること ・弱者を見つけるのは、近所の人 → 町内会は大事

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テーマ 私は今の若者のひきこもり・ニートのことを考えてもらいたい

話し合われた内容

・ひきこもり(100 万人いる) ・社会とつながっていない人もニートと言う ・親の年代が高くなっている ・大問題(年金未払い、生活保護)

何をしていくと

良いか

・ニート、ひきこもりの人を受け入れてくれる会社の発掘 ・みんなにニートの問題を知ってほしい

私達に出来ること

テーマ 地域のプライバシーのあり方

話し合われた内容

・あいさつがない。表札がない ・人と人とのつながりが薄い → 共稼ぎが多い ・日本の文化(人の文化)がおちてきている ・近所の情報がない ・自分で料理を作らない → ゴミがふえた

何をしていくと

良いか

・コンビニの規制(銭湯規制のように) ・料金断定

私達に出来ること ・ON、OFFをはっきりさせる(ワーク・ライフ・バランス)

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(3)ワークショップの様子

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➢ 北区

日 時:平成24年3月22日(木)18時30分~21時00分

場 所:北区民センター(北区北25条西6丁目)

参加者:21名

(1)前半のワールドカフェで出たアイディア、キーワード

分 類 アイディア・キーワード

人のつながり

に関すること

ファンクラブ(同じ仲間意識)・挨拶・声かけ・会釈→あいさつ→あ

りがとう・手紙を書く・新しいつながりの仕組みづくり・個人情報保

護に問題・一緒に楽しむ

町内会

に関すること

町内会長のリーダーシップ・町内会が重い原因・町内会の役割・近所

のつながり・伝言板・若者と町内会のつながり・行政と町内会のつな

がり・企業と町内会を結ぶ

施設

に関すること 顔合わせの場・誰もが気軽に立ち寄れる場所・小さい単位のサロン

行事

に関すること

みんなで集まる機会(お誕生日会)・お祭り、イベント・小さな会を

たくさん作る

地域

に関すること

ボランティアチケット(栗山町)・若い人のつながり(SNS)を地域の

活動とつなぐ・若い人もつながりを求めている・情報共有・地域情報

を伝える・口コミ力・企業を巻き込む・地域通貨・地域に貢献するた

めには

(2)後半のセッションで話し合われた内容

テーマ 札幌市の人口減少の歯止め

話し合われた内容

・子供を産んでもらわないと解決しない ・保育所に入れない → 産めない ・子育ての環境がない(乳児保育併設・妊婦検診) ・将来的には子供が増えれば税金が増え、つながりも増える ・事業所保育施設を市がサポート ・行政の広報活動の見直し

何をしていくと

良いか

・安心して産めるように妊婦検診を増やす ・一時保育など、もっと広めてもっと手軽に利用できるようにする ・事業所の保育施設の女性の推進 ・保育施設が不十分すぎる。数の増加 ・外に出られない母親の孤立をSNSなどで防ぐ

私達に出来ること

・子供がいたら楽しいというムードを作る ・地域が面倒を見るシステムを作る ・ママだけの企画ではなくたくさんの世代が参加できるイベントを

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テーマ もし、となりに認知症の人が住んでいたら・・・?

話し合われた内容

・身近に認知症の人がいない → 詳しいことは分からない

・マンションなので、隣の人がわからない

・民生委員が訪問している

・個人情報なので教えられない

・児童虐待

何をしていくと

良いか

・認知症コールセンター

・何をしてあげると良いか?

・とうしたら知ることができるか?

私達に出来ること

テーマ 地域通貨

話し合われた内容

・地域通貨の利用方法について

・トラブルが起きたらNPO法人(コーディネーター)で大丈夫

・小さな地域から始めよう

・して欲しいことを頼むとき、地域通貨を使う

・得意分野の記入(雪かき、お使い、料理、肩もみ、子供のあつかい)

何をしていくと

良いか

・回覧ではなくポスティングでできる仕事を提案する

・困ったときに手伝う

・町内でボランティアチケットを各人に配る

・言っていた仕事ができなかった時はペナルティを科す

私達に出来ること

・ボランティアチケットを町内に配布する

・研究会を立ち上げる

・小さな規模から始める

テーマ もし、町内会がなくなったら?

話し合われた内容

・町内会が大事だと思うから、何のためにあるのか考えたい ・町内会が時代にそぐわなくなっているのではないか ・もしなかったら、困らない、気づかない、「広報さっぽろ」が

届かない ・コミュニケーションのため(温泉・パークゴルフ) ・防犯(危険から子供を守る)

何をしていくと

良いか

・メリットを明確にする ・町内会の役割を担う集まる場所

私達に出来ること ・町内会に何を求めているかもう一度考える ・町内会にお金と権限を持たせるような取り組み

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テーマ 「つながりを持ちたい」という人々が気軽につながるためには

話し合われた内容

「つながりを持ちたい」と思っている人を察知して行く ・ミクシィなどのSNS ・あいさつ ・同じ興味を持っている人に話しかける ・イベントを通じてのつながり ・世代を超えたつながり 「つながり」の定義 ・どこに縁があるかわからない ・連鎖的につながれる ・「つながりを持ちたいと思う人」を引き出す人の存在 ・大きな光には人が集まる

何をしていくと

良いか

・イベント、茶話会の開催 ・チャンス・機会を作る ・ミクシィなどの活用 ・まず、自分のネットワークから発展させる ・「気軽さ」を伝えること ・偏見を持たないこと

私達に出来ること

テーマ 仲間とまちづくり!(人づくり) だれがどのようにまちをコーディネートするのか?

話し合われた内容

・これが解決したら街づくりが活性化する ・住んでいる住民が、「やりたい」という人を育てる ・人づくりをやって欲しい ・若者にボランティアをさせる ・地域の人に運営させたら良い ・市民が力をつける ・行政がやっていることは、半分やらされているという感がある ・地域の人が達成感を持って関わる ・ライバルがいることもいい(隣の町内会など) ・情報をしっかり発信する ・すばらしい人がたくさん居るので、そういう人を伸ばして行く ・子供には夢を持たせたいが、子供たちの未来は心配

何をしていくと

良いか

・地域住民がやりたいことを、行政が支援する。(資金・場所・アド

バイス)そして、それを街に還元していく ・誰が何をしているかを発信して行くことで、人がつながってゆく ・人づくりが大事(強制ではなく、自主的に)

私達に出来ること

・すべてに関わること ・恥ずかしいと思わずに、一歩前に出ること ・仕事と家庭の事をおこない、それから社会貢献をする ・言い訳をしない ・人のせいにしない

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(3)ワークショップの様子

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■後半のセッションで話し合われた内容一覧

<つながりを持つには>

グループ テーマ 話し合われた内容

清田-1 つながりをもとうとしない人へどう対応するか

・町内会未加入の人や声かけを拒む人へどうしているか・町内会回覧板やチラシを拒む人の震災時の危機的状況にどう対応するか

清田-3 なぜ、孤立社会・無縁社会・つながりがなくなってしまったのか

・便利すぎ・仕事中心の生活(地域のつながりがない)

厚別-2 『役割』をどう作るか?!

・活動家を探す → 高齢者(担い手これから増える) ・役割を作るためには、結局はきっかけが必要 ・多少は強引さも大事

厚別-3 出てこない人をまきこむにはどうしたらよいか

・かかわりを必要としない人との関わり方について ・1回の疎外感で人は参加したくなくなる ・失敗しないよう小さいころからの環境 ・世代別の課題 ・否定されない安心感

厚別-4 世代間交流について (こどもたちとお年寄りの関わり方)

・イベントがないと参加しにくい・学校や老人クラブ、子育てサロンなどのタイアップ ・行政が学校に働きかけて、老人との交流につなげる ・中心となる人がどうしても必要になってくる ・周りが手伝うことで役割がでてくる

豊平-2 街づくりは人づくり。核となる人づくり

・人探し・行事の時にアンテナを張って人を見つける ・みんなが参加する町内会にしたい ・人づくり

豊平-5 つながる気持ちのない人といかに接点をもつか

・無理強いはダメ・負担の少ないこと(お互いに)を継続することが大切 ・本人が必要とすることをきっかけとする ・一旦参加してもリピーターにならなければダメ ・間口を広くすることが重要

中央-1 本当のつながりとは何だろう?

・自分の所属している組織の内外とどのようにつながるか。例えば、エルプラザ、主体的に関わる

中央-3 対策・つながり 地域活動に参加しやすくするにはどうしたらよいか

・歩いて過ごせる街作り・きっかけはあいさつ ・町内会=敷居が高い、抜けたい時に抜けられる ・広報 ・専門店を育てる

白石-4 世代間交流のきっかけをどのように作って行くか

・地域の団体や活動の提供者の本質や実態がわからないため若い人々が入りにくい

・地域の方々に興味を持つイベントがあると良い ・中・高・大学生が地域のかかわりに入りやすいのは、子ども会 → アンテナある人を育てる・声をかけてみる ・若い人が町内会に入っても何をやっていいかわからない→ 受け入れ側の問題

・あいさつは大事(地域、交流の一つ) ・ボランティアをする人はたくさんいる ・エンターテイメント性のあることに若者は集う ・インターネットの普及により、対人での対話の機会が少ない ・地下歩行空間のような、イベント、露天を開けるスペースを作る

・掲示板を利用する(ボランティアを募集する) ・若い人たちがアクセスする

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何をしていくと良いか 私達に出来ること

・声かけを忍耐強く続ける・参加しやすいきっかけイベント(餅つき・運動会)を続ける ・子供たちを使った声がけ

・班長が声をかけてPR

・お金を使った町づくりから、頭を使った町づくり・相手の幸せを考える教育

・町内会

・小さいコミュニティからせめていく ・小さな役割を作る ・小さな行事をたくさん作る ・広報活動

・とりあえず参加してみること・声かけをすること

・拒否しない人を増やす ・高齢者が集まる場つくりへの人的、経済的基盤が必要

・音楽や笑顔につながるイベントを企画、提案していく(楽しそうにしていると、人は自然に集まってくる)

・自分たちができそうなことを考えて行動する

・コミュニケーションの中で発掘 ・行事をたくさん(全年齢層向けに) ・やるなら楽しめる行事 ・地域の関係機関とグループなどとの連携 ・町内会長が長く勤めている(人望のある人)

・窓口となる人がいるしくみづくり・地域の人と仲良く、いろいろな会

に顔を出して、人材を発掘 ・行事を行って、役割をお願いし、

みんなで楽しむ

・あいさつ、ゴミだしの手伝い ・遠くから見守り、声をかけてもらえる関係性を作る

・若者を取り込む ・しきいを低く ・きっかけ作り(ボランティア・あいさつ・お祭り)

・あいさつ(地域交流の一つ) ・ボランティアを集う(事業の一部でも良い)

・町内会の人々が、若い人が参加できるような仕組みを作って行く

→ 若い人募集の広告を出す ・若年層、高齢者がお互い歩み寄る

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グループ テーマ 話し合われた内容

西-2 人はなぜ人とのつながりを切望しないのか ※つながりたいけどわずらわしい

・迷惑をかけたくない、迷惑をかけられたくない ・孤独死(その人がかわいそうではなく、死なれてまわりが困っている)

・防災ハンドブック ・「助けてくれ」「協力してくれ」言わないのか、言えないのか

西-3 これからの民生委員、福祉推進委員のあり方、または役割

・障害となること・プライバシーの問題 ・各委員のなり手の選考方法 ・市と各委員との情報が共有されていない

西-4 イベント行事の内容。地域の世代間の関わり方

・イベントのノウハウを伝授する方法

手稲-2 行政に頼らない自分たちでつくる街

・コストの高い行政機関より、地域のNPOなどをうまく活用するほうが良い

・地域により違いが大きいので、問題意識が共通しない ・地域ごとにNPOを作って行くことは、現時点ではまだ難しい

手稲-7 大学生から就業年齢の方に「つながりを持つこと」のメリットを 感じてもらい、定着してもらうにはどうしたらよいか

・なぜ若い人が参加しないのか・意識を持ちにくい ・興味が持てない ・大変そうだと構えてしまう ・生活のペースが異なるので関係を作りにくい ・自分の生活が定着していないので参加したいと思えない ・楽しそうじゃない ・自分の成長が見込めそうなら、自ら参加するかも

東-1 地域の福祉とは? -草食系男子から考える-

・昔は妻を持てば信用が増した。取引も有利に ・男気ある人が地域にいた → 家を持つことに → 妻やその地域と暮らす覚悟、責任感が重要 ・草食系からは覚悟・責任が見えない ・男の子は3才まで厳しく育てる ・昔はほったらかし、今は甘やかす母親が問題 ・利己主義 ⇔ 絆

東-4 みんなが「つながりたい」と思えるかたちとは??

・共通の価値観が必要・本当につながることが良いのか。プライバシーとの関係 ・災害時に助けてもらえる人はいるか

東-5 私は今の若者のひきこもり・ニートのことを考えてもらいたい

・ひきこもり(100 万人いる)・社会とつながっていない人もニートと言う ・親の年代が高くなっている ・大問題(年金未払い、生活保護)

北-3 地域通貨 ・地域通貨の利用方法について・トラブルが起きたらNPO法人(コーディネーター)で大丈夫・小さな地域から始めよう ・して欲しいことを頼むとき、地域通貨を使う ・得意分野の記入(雪かき、お使い、料理、肩もみ、子供のあつかい)

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何をしていくと良いか 私達に出来ること

・高校生はボランティアを必須科目にする・ボランティア徴兵制度をしく

・隣の人と生活の様子を把握する・高校生に民生委員、福祉委員の話

を聞かせ考えさせる

・集まりを開く ・参加者は世代間をつなぐような小さなイベント(まち「つながる」ワークショップのような)

・4月9日(月)札幌カフェに集合

・行政に頼らず自分たちでできるのは良い・コミュニティの核を作るのが大変だが、地域らしさを作りだす

素になる ・コミュニティの核にはNPOや大学がなると良い

・地域にはいろいろな人がいて、さまざまなNPOとつながることが可能である(複層化が必要)

・さまざまなつながりの可能性を探して行くことが大切

・地震(3.11)で興味を持った人もいるので、興味・関心のある人を引き込む

・入りやすい組織作り ・一度始めたら継続することが大切

・地域と大学とのコラボ(先生のまきこみ)

・子供のころから地域に愛着を持ってもらえるような取り組み

・運営にも魅力を感じてもらえるようなイベントの提案

・行政の子育て支援から婚活支援 ・母親の意識変革

・集団としてのルール ・町内会に参加するのは必要

・弱者を見つけるのは、近所の人 →町内会は大事

・ニート、ひきこもりの人を受け入れてくれる会社の発掘・みんなにニートの問題を知ってほしい

・回覧ではなくポスティングでできる仕事を提案する・困ったときに手伝う ・町内でボランティアチケットを各人に配る ・言っていた仕事ができなかった時はペナルティを科す

・ボランティアチケットを町内に配

布する ・研究会を立ち上げる ・小さな規模から始める

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グループ テーマ 話し合われた内容

北-5 「つながりを持ちたい」という人々が気軽につながるためには

・「つながりを持ちたい」と思っている人を察知して行く・ミクシィなどのSNS ・あいさつ ・同じ興味を持っている人に話しかける ・イベントを通じてのつながり ・世代を超えたつながり ・「つながり」の定義 ・どこに縁があるかわからない ・連鎖的につながれる ・「つながりを持ちたいと思う人」を引き出す人の存在 ・大きな光には人が集まる

北-6 仲間とまちづくり!(人づくり) だれがどのようにまちをコーディネートするのか?

・これが解決したら街づくりが活性化する ・住んでいる住民が、「やりたい」という人を育てる ・人づくりをやって欲しい ・若者にボランティアをさせる ・地域の人に運営させたら良い ・市民が力をつける ・行政がやっていることは、半分やらされているという感がある・地域の人が達成感を持って関わる ・ライバルがいることもいい(隣の町内会など) ・情報をしっかり発信する ・すばらしい人がたくさん居るので、そういう人を伸ばして行く・子供には夢を持たせたいが、子供たちの未来は心配

<つながる場づくり>

グループ テーマ 話し合われた内容

南-1 つながっていく為に私達ができる具体的行動 (地域でのつながり)

・コミュニティの場・・・児童会館・福マチセンター ・廃校となる学校の活用 ・七夕祭り ・区民祭

南-3 つながる場づくりと参加する人を集める方法

・まちセン、商店街の空き店舗など(食べ物でつながる)・人集め・・・熱意のある人頼み。個人のネットワーク ・現役・子育て世代・・・年に数回は参加するように! ・人が集まらないのは集める側に問題 ・地域への愛着

南-4 人が集う場所づくり ・コミュニティカフェの運営の仕方講座 ・大人のキャンプ ・コミュニティカフェ協会(地産地消・コミュニティカフェ・ス

タンプラリー) ・大学との連携

南-5 世代を超えた居場所づくり

・南区全体で年に一度、区民まつりのような地域活性のイベントはできないか

・年に4回ほど各地域持ち回りで、小さなイベントはできないか・旧小学校の文化的な利用

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何をしていくと良いか 私達に出来ること

・イベント、茶話会の開催・チャンス・機会を作る ・ミクシィなどの活用 ・まず、自分のネットワークから発展させる ・「気軽さ」を伝えること ・偏見を持たないこと

・地域住民がやりたいことを、行政が支援する。(資金・場所・アドバイス)そして、それを街に還元していく

・誰が何をしているかを発信して行くことで、人がつながっていく

・人づくりが大事(強制ではなく、自主的に)

・すべてに関わること ・恥ずかしいと思わずに、一歩前に

出る ・仕事と家庭の事をおこない、それ

から社会貢献をする ・言い訳をしない ・人のせいにしない

何をしていくと良いか 私達に出来ること

・行政に対する情報共有のよびかけ。もっと行政との壁をなくしてお互いの思いを伝える場、意見を言い合える場を継続的に持つことが必要

・また、多くの人が参加することによってたくさんのアイディアも生まれる

・地域でつながっていくことは必要!と思っている人はたくさんいると思う。それを具体的な行動にして行くためには、多くの人が少しでも自分の意見を言える場が必要で、作っていくべきである

・行政のサポート(町内会・民生委員・生保)・やってもいいと思わせる動機づけ ・やろうと呼びかける人

・「基地カフェ」を作る ・コミュニティ・カフェ要素・『見守り隊』要素・講座の開催・手作り品販売・作品展示 ⇒ 人の出入りが重要

・真駒内では、真駒内緑小学校跡地に整備

・大学生のサポート (地域社会研究の一環として)

・行政に頼らない、住民の意見重視のまちづくり。横のつながり

・集まれる場を作ってもらえないか相談はできる

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グループ テーマ 話し合われた内容

豊平-4

人の集まる場所を作るには

・きっかけがあれば出てくる人に一歩踏み出して出てきてもらうには

・いろいろな立場の人が参加できる場 ・成功例(桑園)-もちつき、交通安全、伝承遊び ・広報さっぽろでは他の区のことがわからない ・直接の目的だけだと、参加者が限られる

中央-2 つながるための場所 ・人の輪ができる場づくり。継続できるもの ・曜日や時間帯、世代に関係ないもの ・空き家、空き店舗などの有効活用、または無償提供 ・NPOの力を借りる ・コミュニティに入りずらい、きっかけがない

手稲-3 居場所 ・誰でも自由に立ち寄れる場所・自由に話をして時を過ごせる → 以前は商店街があった ・サロンの新しい形式があってもいいのでは ・サロンについて知りたい → カフェ ・シニアサロン ・曜日別のメニューがあって、何かをしている(例えば、月曜日はマージャンというように)

・ボランティアで家主さんが家を開放して行っているところもあ る ・学校は使えないか ・自宅からあまり遠くない(1km以内)ところにあればいい

<地域みんなで楽しい企画>

グループ テーマ 話し合われた内容

清田-2 外へ出るきっかけとなる楽しい(つながり)ことにはどんなものがあるか

・(食)バーベキュー・お茶会・(運動)パークゴルフ ・(趣味)お花・花壇・カラオケ ・(役割)日曜大工 ・お金をかけない、地域の人が講師の教室 ・生きがいつくり

厚別-1 きっかけの作り方 ・課題、問題 → アクション → 解決、楽しい ・みんなの声が大事 ・誰にでもできること(音楽、雪かき、ワールドカフェ) ・ 初は強制でもよいのでは? ・食もあったほうがよいのでは?(カフェ、ぶた汁)

中央-4 地域みんなで楽しい企画 ~世代間交流~

・企画から楽しく → ふりかえり → 続ける ・一人でも多くの人たちを増やす ・やりたいと思うことをみんなで作って行くことが大切 ・町内会とのつながりも作って行く ・つながりを作って行く ・途絶えた行事はなぜ終わってしまったか振り返りをしていく

中央-5 CO祭り ・地域密着型・みんなで作って、みんなで食べる-自分が参加することが大事・CO祭りWEEK ・モエレの祭りを企画 ・マネジメント&広報(CO報)

手稲-6 行事参加者をどうすると増やせるか 地域住民の交流が活発になるためには?

・地域で何がおこなわれているか知らない人が多い (広報が不十分、役員の決め方、活性化) ・町内の団結力 ・町内会同士の交流・連携

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何をしていくと良いか 私達に出来ること

・成功例をまとめる → 周知する ・多目的化 ・リーダーのがんばり ・イベントの多目的化 → 違う視点で交流できる ・違う目的のイベントを多数開催

・参加して行くこと

・広めること

・小さい場をたくさんつくる ・伝え方の工夫も必要(口コミ、手書き・・・) ・市民のためのイベントを数多く開催してもらう(札幌市に) ・ワークショップ ・しゃべり場

・情報をキャッチする ・積極的に参加する ・“場”を企画、計画、立案する ・札幌市に訴える ・キャッチした情報をアウトプット

(口コミ)自分が発信源になる

・何か物を食べられるといいのではないか ・やってくれる人を探さなければならない ・フードコートなどの休める場所 ・イベントはきっかけになる ・会報や案内文 ・町内会が運営に関わる。そこに住んでいる人が運営に携わる ・場所があるといいのはわかるが、提供したり、維持したりするのは難しい。家賃を払って確保するのは、なお難しい。学校はただ

何をしていくと良いか 私達に出来ること

・集まって話すことが重要 ・身近な人に声をかける(きっかけ作り)

・自分の特技とか、地域のことなどに「気づく」-種を育てる ・若い人も出てくるよう具体的にさそう(スポーツ、音楽など)

・タネづくり ・タネを引き出す環境が必要

・若い人を引き込む企画を考える ・日々の声かけ、挨拶 ・昔遊びを復活させよう ・地域力を復活させよう

・日々の声かけ ・難しいこともやんわりと説明する・つながりを作る ・共感をする ・紙飛行機飛ばし大会 ・スタンプラリー

・昔を思い出す ・地域の垣根を越えていける人 → ひっぱっていける人 ・地域との密着がメイン ・かかわり、よびかけ

・昔を思い出して「町内」でやる学園祭

・ノウハウを学ぶ場を作る

・助け合いの精神

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<子どもを通した地域づくり>

グループ テーマ 話し合われた内容

清田-4 子供を通した地域づくり

・個人の意見も尊重する

・子育て世代にはおせっかいおばさんが必要

・感じ方には個人差がある

手稲-1 地域に子供がたくさんいる街になるには!

・子供がたくさん → 活気&元気(現状は少ない)

・子供が時間との戦い → 生活面にゆとりがない

・子育てするには「手稲」 → Uターンする人が多い

・子育てが重要 → 1人目のサポートが課題

・中高生の居場所がなくなってきている

→ 活動できる場(異世代)

東-3 子供の健やかな成長 → 地域における子供と大人のかかわりはどうあればよいか

・子供をとりまく環境 ・世代、考え方を超えた係わり合い、つきあい、時間の共有が少なくなった

<町内会の役割>

グループ テーマ 話し合われた内容

南-2 町内会の役割り ・子供とのつながりをつくる・子供と年配の新年会 ・いいものを継続 ・人間関係 ・町内会の法人化 ・集まりが悪い ・町内会のモラル

豊平-1 町内活動(年間行事)を増やすには

・年間行事の多いところほど、つながりができる ・提案者が計画するか、会報を出して趣旨を徹底する ・役員会で意思の統一 ・若い年代の型に配慮して協力を受けるように ・町内会費の徴収に配慮 ・町内会の役員を積極的に実施

手稲-5 多くの町内会行事に参加してもらうにはどうしたらよいか?

・参加しやすい仕組みの構築(現役世代の参加) ・メリットがないと参加したがらない ・町内会の役割がわからない ・町内会のイメージの戦略 ・得意な役割を持たせる ・リーダーとリーダーシップを分けて考える

北-4 もし、町内会がなくなっ

たら?

・町内会が大事だと思うから、何のためにあるのか考えたい ・町内会が時代にそぐわなくなっているのではないか ・もしなかったら、困らない、気づかない、「広報さっぽろ」が届

かない ・コミュニケーションのため(温泉・パークゴルフ) ・防犯(危険から子供を守る)

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何をしていくと良いか 私達に出来ること

・言葉にして改めて認識

・子供に大人と関わり、次の世代に教える立場になってもらう ・大人の都合で子供を子ども扱いにしたり、大人扱いにしたりし

ない ・地域、学校、家庭の三位一体で地域の子供を見守る

何をしていくと良いか 私達に出来ること

・町内会費を集める ・モラルを守ろう ・自分たちにできることを考える

・花壇づくり(若い人も年配も)・・・230 号線や藤野南小の通り

・楽しい計画 ・MS管理会社の活用 ・子供が喜ぶ行事 ・ごみ出しの当番(半強制的) ・資源回収(各種行事に反映) ・町内会公園の草刈、花植え

・自分から積極的に参加するように心がける

・資源回収の予算で楽しい行事の計画

・イメージ戦略

・メリットを明確にする ・町内会の役割を担う集まる場所

・町内会に何を求めているかもう一度考える

・町内会にお金と権限を持たせるような取り組み

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<個人情報>

グループ テーマ 話し合われた内容

白石-1 過度に個人情報が意識されている

・災害対策を行う場合でも、手続きが進まない。 ・札幌市から防災準備を行う様に依頼されているが、情報はない。進まないので、何とかして欲しい

・民生委員と町内会との関係 ・老人対応、虐待対応

東-6 地域のプライバシーのあり方

・あいさつがない。表札がない・人と人とのつながりが薄い → 共稼ぎが多い ・日本の文化(人の文化)がおちてきている ・近所の情報がない ・自分で料理を作らない → ゴミがふえた

<高齢者の見守り>

グループ テーマ 話し合われた内容

豊平-3 高齢者の交流を深めるための取り組みについて

・町内会を窓口にした推進・社会福祉協議会、行政との関わりを深める ・女性のパワーを活かす(女子力) ・創造学園(65 才以上)のネットワークを活かす

白石-3 要援護者の見守りをどう具体的にしたらいいか

・高齢者等、該当者の把握(災害弱者) ・民生委員との情報共有 ・見守り活動を継続するにはどうしたらいいか ・対応する支援者の高年齢化 ・個人情報について

西-1 高齢者の今後の住処・孤独死について

・西区で孤独死が1年で 15 名もある・町内会でリスト作りを始める。(高齢者の孤独死を防ぐため) ・八軒では子供盆踊りを続けていて、コミュニケーションの場 ・東京のある区では、2~3万円で入居できる、看護士常駐の高齢者施設がある

・町内会の見守り隊だけでは、行き届かないところがある ・マンションの住民同士がつながることができるか ・高齢者の施設の補充を民間ではなく、市・国で対応

北-2 もし、となりに認知症の人が住んでいたら・・・?

・身近に認知症の人がいない → 詳しいことは分からない・マンションなので、隣の人がわからない ・民生委員が訪問している ・個人情報なので教えられない ・児童虐待

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何をしていくと良いか 私達に出来ること

・本人の意思を確認することが必要 ・行政にすべて依頼するのではなく、自分たちでできることは実行する

・コンビニの規制(銭湯規制のように) ・料金断定

・ON、OFFをはっきりさせる(ワーク・ライフ・バランス)

何をしていくと良いか 私達に出来ること

・学生会のネットワーク ・リーダーの養成、世話役の養成

・仲間作り、ネットワークの拡大

・支援者と要援護者の日常のつながりを深める。(定期的訪問)・支援者と要援護者の関係を親族に周知する ・災害等発生を想定した訓練を行う ・行政の後押しも必要ではないか ・町内会がキーポイント

・起こりうる事象から目をそらさない

・常に関心を持って行動をする必要がある

・署名

・認知症コールセンター ・何をしてあげると良いか? ・どうしたら知ることができるか?

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<その他>

グループ テーマ 話し合われた内容

白石-2 「札幌市都市計画」の再考

・札幌市民全員が便利な地域に住める環境を与える ・札幌市内の建蔽率の見直し ①公共交通機関の利便の良い所に多くに市民が住めるような

住環境の充実(地下鉄事業の赤字解消、市街化調整区域の見直し)

②自転車と歩行者にやさしい道路作り。 (自転車専用道路、歩いて健康づくり)

③市の公共施設を地下鉄沿線に作る(行政、病院、文化) ④地下鉄をつなげる

北-1 札幌市の人口減少の歯止め

・子供を産んでもらわないと解決しない ・保育所に入れない → 産めない ・子育ての環境がない(乳児保育併設・妊婦検診) ・将来的には子供が増えれば税金が増え、つながりも増える ・事業所保育施設を市がサポート ・行政の広報活動の見直し

手稲-4 町内の問題探し ・若者が流出していく現状がある・田舎、都会、豊かなのはどっち ・戦略的にこれから就労に向けるには ・町内、地域の良さを気づかせるには

手稲-8 高齢化の中でもライフサイクルを維持するには

・もどってきたいけれども仕事がない・子供の世代が地域に居続けることが難しい

東-2 行政(町内会・まちセン含め)が何をやっているかわからない

・どこに相談していいかわからない ・情報発信のやり方(特に弱者に対する)

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何をしていくと良いか 私達に出来ること

・札幌議会議員にアンケートを実施 ・札幌市長に提案

・安心して産めるように妊婦検診を増やす・一時保育など、もっと広めてもっと手軽に利用できるようにする

・事業所の保育施設の女性の推進 ・保育施設が不十分すぎる。数の増加 ・外に出られない母親の孤立をSNSなどで防ぐ

・子供がいたら楽しいというムード

を作る ・地域が面倒を見るシステムを作る

・ママだけの企画ではなくたくさん

の世代が参加できるイベントを

・地場産業を作る。ビジネスにする ・地元の良さを見つけて、大人が子供たちに示して行く

・わが町単位で考える ・各専門職、大学教授、町内会、行

政等アイディアを出して行く

・二世代住宅で持ち家 ・町内会の住みやすさ ・故郷になってしまうが、戻れる町になること ・住宅と仕事とのバランス

・町内会活動(二世代住宅)

・インターネットに頼らない情報発信 ・OB含めた人材活用

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5.アンケート集計

各区参加者数及びアンケート回収数

区 名 アンケート回答者数 参加者数

男性 女性 計

清田区 13 6 19

南 区 10 6 16

厚別区 9 13 22

豊平区 10 6 16

中央区 16 14 30

白石区 13 10 23

西 区 13 7 20

手稲区 27 7 34

東 区 10 4 14

北 区 11 9 20

合 計 132 82 214 228(男性 142 人 女性 86 人)

(1)お住まいの区

清田 南 厚別 豊平 中央 白石 西 手稲 東 北 その他 計

清田 区民センター

11 1 5 1 1 19

南 区民センター

15 1 16

厚別 区民センター

1 2 11 2 1 1 1 1 1 1 22

豊平 区民センター

2 10 1 2 1 16

中央 区民センター

1 2 1 20 1 2 1 2 30

白石 区民センター

3 1 17 2 23

西 区民センター

2 1 15 1 1 20

手稲 区民センター

3 2 3 19 7 34

東 区民センター

1 1 11 1 14

北 区民センター

1 2 1 1 15 20

計 12 21 19 25 28 22 25 20 14 19 9 214

■男性 ■女性

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(2)今回ワークショップに参加していかがでしたか?該当する箇所に○をつけて下さい。

<全区>

<内訳>

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(3)今回参加して、どのようなことを感じましたか?該当する箇所に○をつけて下さい。

(複数回答可)

<全区>

<内訳>

①まちや地域で「つながる」ことの重要性を実感した ⑥これから「まちづくり」活動へ積極的に参加したいと思った

②まちや地域で「つながる」ための行動を起こそうと思った ⑦知らない人と話し合うことができて楽しかった

③これからの「つながり」の形が見えてきた ⑧地域で「つながる」ことの難しさを感じた

④いろいろな「つながり」の形があることがわかった ⑨まちや地域で「つながる」ことの重要性を特に感じなかった

⑤今後の活動目標が見えてきた ⑩その他

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<⑩その他のご意見>

会場 アンケート回答

清田区 ・ワークショップの手法を学べた

・アイサツを積極的にしようと思った

南 区

・行政の役割、何ができるかを考えた

・アイディア(具体的)を聞くことができた

・緑小の情報公開をぜひ実現してほしい

・地区同志で語れる時間もあると良かった

・住民意見を取入れた街づくりをすること、市も良く理解する努力をしてほしい

・もっと細かな具体的なことまで話しあえるといいと思った

厚別区 ・行政の支援も大切(予算)、活動の中心となる“人づくり”も大切

豊平区

・参加の人の問題意識が判り、良かった

・若い人たちが福祉及び、つながり運動に積極的に活動している様子があり、意見

のくみ上げを進めてほしいと思います

中央区

・CO祭りスタート

・色々な人と話ができて楽しかった。ボランティアなどに無理しない程度に継続的

に参加していきたいと思う

白石区

・つながりにはいろいろな形があると思う

・どうしても高齢化という問題がテーマの底にあり、「つながり」を広い意味で考

えることの難しさがあった

・町づくりの再構、コミュニケーションの大切さ

西 区 ・震災以降だと思うが「つながる」ということに意識がむいていると思った

手稲区

・人の育て方と、自立を知った

・「つながる」ことの意義は何か…から出発すべき

・すでに活動している

東 区 ・この機会にお年寄りの方の「つながり」に対する意見が聞けてとても良かった

北 区

・初めての参加だったが良かった

・つながりたいと思っている人が多いと思った

・自分達のことは、自分達で。自立型社会でなければだめだと思った

・町内会の仕組みを見直す必要性を感じました

・町内会は大事だと思った

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6.その他、ご感想やお気づきの点等、ご自由にお書き下さい。

【清田区民センター】

・話し合う場として、とても良かった。町内会単位でこのような場があると、もっとつながりを深め

られるのではと感じた。

・このような機会が増えて「つながる」ことを意識して生活していくようになるといいと思う。

・参加者が少なすぎる。

・結果がどう生かされるのか、良くわからず、若干、不完全燃焼に感じた。

・お金を使う街づくりから、頭を使う街づくりへ。

・高齢者支援と同時に若者を幸せにする町づくりを(イジメ・就職難、虐待)

・年代の異なる方の貴重な意見を聞くことができた。

・地域で専門的に街づくりに携わっている方々に出合え、勉強になった。

【南区民センター】

・継続することが大切だと思った。

・地域での絆の大切さが如何に必要かを感じた。

・次は 40 人くらいいるといい。

・初めて会う方といろいろな話しが出来てあっという間の2時間半だった。真駒内の閉校の諸学校の

跡地のことについて進められている話しを初めて知って驚いた。活用方法について、なぜ近隣のそ

れも選ばれた人たちの中だけで話し合われているのか大いに疑問を持った。自分なりにまた情報を

集めてこのことについて、行動していければと考えている。

・市議会議員の方とテーブルが同じになり、強い意見が出たのでびっくりした。

・頻繁にやって欲しい。大学などに委託して夜やると、勤労者も参加しやすいのではないか?

・同じ南区内で各地域でかかえている問題を共有できて良かった。楽しかった。これからまちづくり

に発展できたら良い。

【厚別区民センター】

・別の地域の人達、地域の事情が聞いてみたいと思い参加した。南とは全く違う層の方々と発想も違

い勉強になった。

・町内会長として参考になる意見が多く、今後の町内会運営のために、役立てていきたい。

・色んな世代の方とお話して楽しかった。また、とても勉強になった。進行方法も勉強になった。

・地域で(厚別で)働く身として「活動する、実際にやる」参加型の企画を考えていけたらと思う。

・人づきあいは失敗の連続。これを受け入れられるキャパのある人間をふやしていかないと、何もしな

いつながらない人がふえてしまう。子供に「失敗」を許せる大人をふやしていけるといいと思う。

・時間が少なかった。

・ワークショップを同じメンバーで2回、3回と行うのも今後必要だと思った。

・普段、知り合うことのない方達と、さまざまな話しができて勉強になった。

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【豊平区民センター】

・イベントの目的を多様化させることのメリットを感じた。(多様な考え、立場の人が集まることで、

次の展開が広がりやすくなる)

・たくさんのヒントをいただくことができた。白石区の日にも参加する予定。

・後半の部分、話したかった(思った)ものと違った…が、いろんな人と知り合えて楽しかった。

・2時間半の中で、結論まで持っていくことはすごい。

・私の中では漠然とした人との繋がりというテーマについて、日頃から具体的に考えている方達の意

見を聞くことができて、興味深かった。つながりの重要性を感じた。

・今後のために大変役立った。できればこのような計画に参加したい。

・各まとめシートのまとめを欲しい。

・意識の高い方たちと話しができたことと、知り合えたきっかけを作っていただいた事に感謝したい。

【中央区民センター】

・まず自分自身が参加すること、この意見に共感した。

・今日は育児支援について、市に要望と提案をするために参加した。が…。地域づくりのテーマでも

とても良かった。

・若い人の意見が聞けてとても良かった

・今日は年齢層や職業?などもバラエティにとんでいて、新しい発見もできて楽しかった。

・まちの情報をいろいろ知ることができた。

・テーマ“つながる”が漠然とした印象を受けた。つながりたいと考えている市民に対して、札幌市

に割合その場と機会は保障されているのではないか?つながりのない市民に対する啓蒙は積極的

にするべき。

・いろいろな人とお話ができたのは、とてもよかった。これからのつながりが大切。つなげていきた

い。

【白石区民センター】

・色々な方と対話ができて、大変ためになった。思っていたよりも、町内会・民生委員の方々は大変

で、後継者の確保が大変だということが分かった

・申込者ばかりでなく、当日の参加者も参加させて頂きたいと思った。

・となりのご近所のきずなの大切さを、時間をかけて話し合った方が良かった様な気がした。

・いろいろな方とお話ができて楽しかった。

・この話し合いが、一過性のものに終わらず、これらの提案が実際に生かされることを希望する。

・こういう場をもっと沢山、作ってほしい。

・意外と若い年齢層が少なくて驚いた。若い年齢層が来やすいものにしていけたら良いと思う。

・とても楽しい時間だった。どこの地域でも、同じような問題があることがわかった。

・話し合われたことのまとめがいただけると嬉しい。

・地域のつながりについて考える良い機会を得ることが出来、様々な方の意見を伺う事が出来、今後、

札幌や札幌に限らず全国のまちづくりを今回の様に考えていくことが、一歩一歩「つながり」を深

めていくきっかけに「つながって」いることなのだと思った。参加して良かった。

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【西区民センター】

・今回のようなワークショップを各地で展開する草の根運動が地域の活性化に有効。

・高齢化(孤独死、孤独死予備軍)対策として、今までの箱モノ建設側(大通→札幌駅連絡地下道、

創成側バイパス、市電ループ化等)よりも予算を高齢者用集合住宅(看護士)、常駐公的施設の建

設に重点を移す必要ありと痛感した。

・初めての体験なので、要領がわからずとまどったが、良い経験をさせてもらった。

・つながるための仕組みがないと変わらない。その根本は行政が動く必要があると感じている。

・年代の偏りをなくす努力をすることが重要だと思う。参加していない人にとっても、押しつけの政

策と感じることになっていそうなきがする。

・もっとくだけたラフな空気でやったらいい。背広組男性をやわらくするのは大変だろうが、西区の

職員も参加すべきだと思う。

・若い世代~子供~高齢者まで世代間のつながりを大切に、広がりが作れると良いと思う。

【手稲区民センター】

・今後の地域づくりがとても大切なことが、改めて理解できた。

・1にも2にも、今後を見守りたい。むしろ、テーマを設定した方がよいのでは。

・各町内会で、様々な活動(取組)が行われ、地域のつながりというものを皆考えているところが、

すばらしい。こうした人が中心となれば、必ず町づくりはうまくいくのではないかと感じた。

・他の町内でやっているから、当町内でも行うのではなく、まちの実情にあった事を行う必要がある。

・居住地域と職域のバランスを。

・まちが存続していくには、若い世代が定着することが必要と思う。そのためにも雇用の確保、新し

い産業の振興を切に望む。

・テーブルを替えることにより、1つのテーマについて多くの方とお話ができ、参考になった。

・もっと小地域での開催を考えても良いのではないか。

【東区民センター】

・「人を地域につなげる」ため、各階層のニーズをくみ取る。ニーズに合わせて企画をする。

・“つながる”ポイントがあまり良く感じられなかった。もっとしぼったワークショップがいい。

・東区民センターの時間が夜なので、もしできたら昼間が良い。

・普段、話すことのできない方々とお会いし、お話しできて、楽しかった。今後もこのような機会が

あれば良いと思う。

・ 後は市の陳情になってしまった。でも色々な考えを聞けて良かった。

・今回の会を主催した担当者は、なぜテーブルに付かないのか。

・会の進め方、まとめ方、参加者への対応など…司会者(岡山さん)の方が、とても好印象だった。

【北区民センター】

・これからも人とつながる地域のイベントを企画していただきたいと思った。

・この様な大きいテーマで何を導きだそうとしているのか意味不明。

・今日はたいへん楽しい時間だった。今後も今回のように定期的にやるべき。

・楽しかったが、参加人数が少ないので意見としては少なすぎる。

・札幌は大変良い街だ。だからもっと良くしたいと、市民全員が思える街づくりをしてほしい。

・和やかなムードで、地域の方々と改めて交流を深めることが出来た。

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ワークショップ手法「ワールドカフェ」の解説

ワールドカフェとは

企業やNPOでコミュニティ構築の支援などを行っているアニータ・ブラウン氏とデイビッド・ア

イザックス氏によって、1995 年に開発・提唱されました。「知識や知恵は、人々がオープンに会話を

行い、自由にネットワークを築くことのできる『カフェ』のような空間でこそ創発される」という考

え方に基づいた話し合いの手法です。小グループを組み替えながら行う何回かのダイアログを通じて、

参加者同士の知識の共有とつながりを醸成し、より深い理解と集合知を生み出します。現在ワールド

カフェの思想や方法論は世界中に普及し、ビジネスはもちろん、NPOや市民活動、政治、教育、さ

まざまな分野で活用が進んでいます。

ワールドカフェの用途と効果

ワールドカフェは、組織やコミュニティの比較的多

人数の集まりで、設定したテーマに関して、ダイナミ

ックで協働的な話し合いの場を作り出すのに効果的で

す。

立場の異なるさまざまな人々を集めて話し合いを行

いたい、組織の垣根や上下関係を超えたオープンな話

し合いを行いたい、全員が貢献できるようなミーティ

ングを行いたい場合などに適しています。さまざまな

人々が集まるコミュニティ、ビジョン・戦略などを構

築する際の意識合わせ、新施策・新規ビジネスや新製

品に対する意見交換やヒアリングの場面などで使用します。

ワールドカフェの進め方

本物のカフェのようなリラックスした場を設定し(テーブルや花、お菓子や飲み物などを用意)、テ

ーマに集中した会話を行います。それぞれのテーブルの模造紙に自由にメモを描きながら、20 分~30

分程度の話し合いを行います。これを、メンバーを変えながら3回程度行うことで、そこで出たアイ

ディアが他花受粉してき、あたかも全体で話し合っているような効果が得られます。 後に全体セッ

ションを行い、アイディアの収穫と共有を行います。

Page 80: 札幌市まちづくり戦略ビジョン - City of Sapporo札幌市まちづくり戦略ビジョン ... れて話し合う手法です。参加者自身が話し合いたいテーマを設定し、どのテーマに参加することも自

ワークショップ手法「OST」の解説

オープン・スペース・テクノロジー(OST)とは

OSTは、1985 年ハリソン・オーウェン氏(Harrison Owen)によって提唱されました。参加者が議

論したい課題を自ら提案し、自主的に話し合いを行う手法です。参加者の当事者意識を 大限に引き

出すことにより、納得できる合意に到達できる、5人~2,000 人まで一堂に会しての会議を可能にする

手法です。

OSTはアトランタオリンピックやポストアパルトヘイトの南アフリカでの活用実績、商品の開発、

企業の合併、地域コミュニティサービス、民族対立にいたるまで、混乱と対立を解決し、大きな成果

を生む実績をあげています。現在に至るまで世界 123 カ国で、何百万人の人々により、10 万回以上も

行われています。

OSTの用途と効果

OSTは、新製品の開発や疲弊した組織の再生など、大規模で複雑なコンフリクトの多い課題に対

して使用すると効果的です。

多様な人々からなるグループが複雑で対立を生じやすい課題に取り組む場合や成功のための継続的

な参加が必要とされている場合、解決策を見出すために全組織を挙げて取り組む必要性を感じている

場合などに効果的です。

OSTの進め方

参加者自身が話し合いたいテーマ

を設定し、時間と場所を決定します。

参加者は、どの課題に参加すること

も自由です。また、自分が選択した課

題に貢献できないと感じたときには、

その場から自由に移動することができ

ます。ハチのように次から次へと課題

を飛び移ることで、より多くの情報を

参加者に提供したり、蝶のように休憩

所に止まっていることで多くの人とコ

ミュニケーションする機会を持ち、関

係性を円滑にする効果を提供したりす

るなど、すべてはその人らしい貢献の

仕方に委ねられています。

オープニング

アジェンダ作成

マーケットプレイス

セッション

全体セッション

OSTの説明 ・全員参加で円になって座る ・OSTの法則と原則を説明する

テーマの発表 ・自分が話し合いたいテーマを提示する ・テーマを発表する

アジェンダの決定 ・各テーマの時間と場所を決定する ・各テーマへの参加の登録を行う

話し合い ・テーマごとに話し合いを行う ・テーマに関心が無い、貢献できない場合

は、自由に他のセッションに移動する

全体共有 ・アクションプランを生み出す ・全体で学んだことなどを共有する