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RTK/VRS-RTK 測量用手簿記簿作成ソフトウェア
(NS-Note)
操作マニュアル
2006/11/17 Ver3.2.1
「ネットワーク型 RTK-GPS を利用する公共測量作業マニュアル(案)」対応版
日本GPSソリューションズ株式会社
- 1 -
1.はじめに
RTK/VRS-RTK 用手簿記簿作成ソフトウェア(以下、NS-Note)は、NetSurv2000(高精度
サーバ型 GPS 受信機)を用いた RTK 測量用 GPS コントローラ(NS-CTL2000 for
PocketPC)または NetSurv3000 シリーズを用いた RTK 測量用 GPS コントローラ(NS-
CTL3000 for PocketPC)で保存、管理されている観測データ(NVO)ファイルをインポー
トし、手簿記簿等の各種帳票、観測点データの整理を行うソフトウェアです。
NS-Note は、マイクロソフト製 ActiveSync3.5 以降がインストールされたパソコンで動作します。
本書は、NS-Note の操作と取り扱い説明、注意事項について説明したものです。安全にお使いいただくために、本書をよくお読みいただき、また正しくお使いいただきます
ようにお願いいたします。
・ このプログラムには、国土地理院長の承認を得て、同院の技術資料 H・1-No.2「測地成
果2000のための座標変換ソフトウェアTKY2JGD」を使用した。
(承認番号 国地企調発第 682 号 平成 16 年 1 月 5 日)
・ ActiveReports Copyright(C) 2002 Data Dynamics,Ltd.
・ Windows、PocketPC、ActiveSync、MDAC(Microsoft Data Access Component)は、
Microsoft(R) Corporation の商標です。
・ Acrobat Reader は、Adobe Systems Incorporated の商標です。
NS-Note は、RTK 測量用 GPS コントローラ(NS-CTL2000 for PocketPC)Ver2.0 以降に対応しています。Ver2.0 より前のバージョンの観測データを使用する場合は、NS-CTL2000 Ver2.0 以降で変換してからインポートしてください。(観測点管理画面を開くことで変換されま
す)。
以下の機能を実行するためには、「地形・応用測量オプション」が必要
です。 ・ 「NS-CTL2000/3000(地形・応用測量)」の観測データをインポート ・ 既知点成果との較差 ・ 整合計算 ・ 地形・応用測量用の帳票出力
- 2 -
データのインポート
観測点の結合
点検計算
帳票の出力
・NetSurv2000/NetSurv3000で観測したデータをインポートします。
・同じ場所で観測されたデータを結合することで多角網を作成します。
・基線解析結果の点検を行います。
NS-Networkへのエクスポート
・NS-Networkで三次元網平均計算を行うのに必要なファイルの出力を行います。
・各種帳票の出力を行います。
プロジェクトの作成 ・プロジェクトを作成します。
1.1 処理の概要
NS-Note の処理は、以下の手順で行います。
- 3 -
2.起動と終了
本プログラムを起動させるためにはハードウェアキー(Sentinel SuperPro)が必要で
す。USB ポートにハードウェアキーが挿されていることを確認してください。
本プログラムの起動は、デスクトップの「NS-Note」アイコンをダブルクリックする
か、Windows のスタートメニューから「NGS」グループの「NS-Note」をクリックするこ
とで行えます。 終了は、「ファイル」メニューの終了を選択することで行えます。
リスト
セッションリスト 配置図
メニュー
- 4 -
3.プロジェクト管理
NS-Note では、データを「プロジェクト」と呼ぶ単位で管理します。プロジェクトの管理方法としては、以下の処理があります。
3.1 新しいプロジェクトの作成 処理を行うプロジェクトを新規作成します。「ファイル」メニューの「新規プロジェ
クトの作成」を選択すると以下の画面が表示されます。
入力する項目は、以下の通りです。 (1)現場名
現場名を入力してください(必須入力)。 (2)地区名
作業現場の地区名を入力してください。 (3)プログラム管理者
プログラム管理者を入力してください。 (4)観測法
作業現場での観測法を選択してください。選択できる観測法は以下の通りです。 ・直接観測法
・間接観測法(2台同時観測)
・間接観測法(1台準同時観測)
・単点観測法
・単点観測法(地形・応用測量)
多角網を構築するのではなく、各点の手簿・記簿を出力するのみの場合
は、「単点観測法」でインポートしてください。
- 5 -
(5)平面直角座標系 作業現場の平面直角座標系での座標系番号を選択してください。
(6)ジオイド補正 ジオイドモデルの補正の有無を設定します。「ジオイド補正をする」にチェ
ックした場合、「参照」ボタンをクリックして「日本のジオイド2000」パ
ラメータファイルを指定してください。 オプション(10.1.6参照)で「デフォルトで使用するジオイドモデ
ル」が設定されている場合は、設定した値がデフォルトで設定されます (7)旧日本測地系変換パラメータ
旧日本測地系変換パラメータの補正の有無を設定します。「旧日本測地系変
換パラメータを使用する」にチェックした場合、「参照」ボタンをクリックし
て旧日本測地系変換パラメータファイルを指定してください。 オプション(10.1.6参照)で「デフォルトで使用する旧日本測地系変
換パラメータファイル」が設定されている場合は、設定した値がデフォルトで
設定されます。
項目を入力して「OK」ボタンをクリックしてください。入力した内容でプロジェクト
が作成されます。
間接観測法(2台同時観測)観測を行った場合、「基線ベクトルの計算書」に表示される基線ベクトルと「座標計算簿」に表示される2点の
地心直行座標の差が一致しないことがあります。 これは、より正確な基線ベクトルの計算を求めるために、観測時間が
重なる共通の時間帯の観測データのみを用いて計算を行っているため
で、計算結果に問題はありません。 計算根拠については「基線ベクトルの計算書(2台同時観測)」
(8.10.2参照)の帳票で確認することが出来ます。
「単点観測法(地形・応用測量)」でインポートするには、「地形・応用測量オプションが必要です。
- 6 -
3.2 プロジェクトを開く 保存してあるプロジェクトを開きます。「ファイル」メニューの「プロジェクトを開
く」を選択すると以下の画面が表示されます。
保存してあるプロジェクトファイル(拡張子:nvp)を選択し、「開く」ボタンをクリックします。選択されたプロジェクトが画面に表示されます。
3.3 プロジェクトの編集
現在選択している現場の現場情報を編集します。 「ファイル」メニューの「プロジ
ェクトの編集」を選択すると以下の画面が表示されます。
項目を編集し「OK」ボタンをクリックしてください。編集した内容が反映されます。
プロジェクトの編集で「観測法」の変更は出来ません。観測法を変更
する場合は、「新しいプロジェクトの作成」でプロジェクトを作り直し
てください。
- 7 -
3.4 上書き保存 プロジェクトの内容を上書き保存します。 「ファイル」メニューの「上書き保存」
を選択することで保存されます。 1度も保存されていない場合は「名前を付けて保存」を同じ処理を行います。
3.5 名前を付けて保存
プロジェクトの内容をファイルに保存します。 「ファイル」メニューの「名前を付
けて保存」を選択すると以下の画面が表示されます。
保存先のファイル名を入力して「保存」ボタンをクリックしてください。プロジェク
トの内容が保存されます。
- 8 -
4.データ管理
NS-CTL2000 もしくは NS-CTL3000 で観測したデータを NS-Note にインポートします。
観測データを取り込むには以下の方法があります。 ・ NS-Note から ActiveSync 機能ライブラリを呼びだし、自動でインポートする。 ・ SD カード経由や ActiveSync のファイルエクスプローラ等でパソコンにコピー
したデータをインポートする。 ・ PC に保存した NS-Note のプロジェクトファイルからインポートする。
4.1 PDA からインポート
NS-CTL2000 または NS-CTL3000 がインストールされた PDA(以下、PDA)から観測データを取り込みます。NS-Note が起動している PC(以下、PC)と PDA がクレードルで接続されていていること(ActiveSync が「接続完了」になっていること)を確認してください。
緑色=接続完了
SD カード
クレードル GPS コントローラ
RTK 用手簿・記簿ソフト 稼動パソコン
- 9 -
「ファイル」メニューの「PDA からインポート」を選択します。
PDA 内に保存されている観測データの一覧が表示されます。
必要なデータにチェックを入れて「インポート」をクリックします。
GPS コントローラ(PDA)内データをインポートしても PDA 内の観測点データは、削除されません。必要に応じて、GPS コントローラ(PDA)の「観測点管理」で削除してください。
- 10 -
4.2 PC からインポート
SD カード経由や ActiveSync のファイルエクスプローラ等でパソコンにコピーしたデータをインポートします。 「ファイル」メニューの「PC からインポート」を選択します。
「インポート」ダイアログが表示されます。
必要なデータにチェックを入れて「インポート」をクリックします。
- 11 -
4.3 プロジェクトからインポート
PC に保存した NS-Note のプロジェクトファイルから観測データを取り出してインポートします。 「ファイル」メニューの「プロジェクトからインポート」を選択します。
ファイル選択ダイアログが表示されます。
NS-Note のプロジェクトファイルを選択して「開く」をクリックすると以下の画面が表示されます。
- 12 -
必要なデータにチェックを入れて「インポート」をクリックします。
インポートすると観測データを取り出し、観測点として登録します。観測点 No が同
じ観測点が存在する場合は、結合するかを確認するダイアログが表示されます。
次に、登録された観測点同士を比較して基線ベクトルを引きます。基線ベクトルを引
く条件は「観測法」によって決まります。
観測法 基線ベクトル
直接観測法 基準点(VRS 等)から移動点
間接観測法(2台同時) 同一セッションで同時観測した移動点間
間接観測法(1台準同時) 同一セッションで連続で観測した移動点間
単点観測法 基準点(VRS 等)から移動点
単点観測法(地形・応用測量) 基準点(VRS 等)から移動点
同じ観測点間に複数の基線ベクトルが存在する(以下、重複基線)場合、配置図の基
線ベクトルの線が太く表示されます。
基線ベクトルのセッション名は、観測点と同じセッション名になります。
観測点
基線ベクトル 重複基線
- 13 -
5.データの編集
インポートしたデータは画面左側の配置図と。右側のリストで表示されます。リスト
下部のタブにより観測点、座標と基線ベクトルの表示を切り替えることが出来ます。 セッションリスト内のセッションをクリックすることで、セッション単位で表示/非
表示を切り替えることが出来ます。 5.1 セッションリストでの操作
セッションリストでは「セッションの表示/非表示」「セッション名の変更」が行え
ます。各セッションのチェックボックスをクリックすることでセッションの表示/非表
示を切り替えることが出来ます。 また、セッションリスト上のセッションを選択した状態でマウスの右ボタンを押すこ
とで以下のメニューが表示されます。
(1)セッション名の変更 セッション名の変更が出来ます。
(2)基線の再作成 基線ベクトルを再作成します。この機能は観測法が「間接観測法(1 台準同時観
測)」の場合のみ使用出来ます。
リスト
セッションリスト 配置図
観測点、座標とベクトルの表示切替
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(3)有効/無効の切替 「有効」「無効」を選択することでセッションに含まれる観測点の有効/無効の切
替を一括で行えます。 (4)セッション全表示
全セッションを表示します。 (5)セッション全非表示
全セッションを非表示にします。 5.2 配置図での操作
配置図では「オブジェクトを選択」「拡大」「縮小」「全体表示」が行えます。それ
ぞれの操作は、ツールバーでモードを切り替えることが出来ます。「表示」メニューで
も同様の操作が行えます。 (1) オブジェクトを選択
配置図上のオブジェクト(観測点、ベクトル)をクリックすることでオブジェクト
を選択することが出来ます。 ・ 観測点を左クリックすることで観測点を選択することが出来ます。また、右ク
リックすることで編集用メニュー(5.4参照)が表示されます。
・ ベクトルを左クリックすることでベクトルを選択することが出来ます。また、
右クリックすることで編集用メニュー(5.5参照)が表示されます。
(2)拡大 ・ 配置図を左クリックすることで、クリックした点を中心に表示範囲を拡大しま
す。
・ 配置図を範囲選択することで、選択した範囲を表示します。 (3)縮小
・ 配置図を左クリックすることで、クリックした点を中心に表示範囲を縮小しま
す。
・ 配置図を範囲選択することで、表示している範囲を選択した範囲に縮小表示し
ます。 (4)全体表示
・ 「全体表示」をクリックすることで、全観測データが表示されます。 (5)スクロール
・ 配置図をドラッグ(マウスボタンをクリックしたまま移動させる)することで
配置図をスクロールさせることが出来ます。
オブジェクトを選択 拡大 縮小 全体表示 スクロール
- 15 -
5.3 リストでの操作 リストでは、以下の操作が行えます。
・ リストのタブが「観測点」か「座標」になっている状態で、観測点をクリック
することで観測点を選択することが出来ます。また、右クリックすることで編
集用メニュー(5.4参照)が表示されます。
・ リストのタブが「ベクトル」になっている状態で、ベクトルをクリックするこ
とでベクトルを選択することが出来ます。また、右クリックすることで編集用
メニュー(5.5参照)が表示されます。 5.4 観測点の編集
配置図又はリスト上の観測点を選択した状態でマウスの右ボタンを押すことで以下の
メニューが表示されます。 このメニューでは、観測点の編集が行えます。
(1)観測点情報の編集
「観測点情報の編集」を選択することで、観測点情報と固定点の設定が行えます。 固定点に設定するときは、固定点の既知座標を入力してください。座標は緯経
度、平面直角座標か地心直行座標、高さは標高か楕円体高で入力することができ
ます(※標高で入力する場合には、現場の設定で「ジオイド補正をする」にチェ
ックが入っていなければなりません)。 「編集」メニューの「観測点情報の編集」でも同様の操作が行えます。
- 16 -
固定点に設定した場合、配置のアイコンが変わり、リストの「種類」の列に
「固定」の文字が表示されます。
(2)観測データの編集 「観測データの編集」を選択することで、観測データの編集が行えます。 (※観測結果の座標に影響する情報の修正は行えません。)
(3)有効/無効の切替 「有効」「無効」を選択することで観測点の有効/無効の切替が行えます。「編
集」メニューの「有効」「無効」でも同様の操作が行えます。 (4)他のセッションへ移動
「他のセッションへ移動」を選択することで、観測データのセッションの移動が
行えます。セッション名を入力することで新しいセッションの作成も可能です。
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(5)結合 「結合」を選択することで観測点の結合が行えます。観測点が距離順にソートさ
れて表示されるので、結合先を選択して「結合」をクリックしてください。「編
集」メニューの「結合」でも同様の操作が行えます。
(6)分離 「分離」を選択することで結合されている観測点の分離が行えます。
(7)削除
「削除」を選択することで観測点の削除が行えます。
・固定点に設定されている観測点は結合出来ません。 ・基線が引かれている2点の観測点の結合は出来ません。
GPS コントローラ(PDA)や PC 内の観測データは削除されません。
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5.5 ベクトルの編集 配置図又はリスト上のベクトルを選択した状態でマウスの右ボタンを押すことで以下
のメニューが表示されます。
このメニューでは、ベクトルの編集が行えます。
(1)有効/無効の切替 「有効」「無効」を選択することでベクトルの有効/無効の切替が行えます。無
効にした場合は、基線解析の対象から外れます。「編集」メニューの「有効」「無
効」でも同様の操作が行えます。
(2)反転 「反転」を選択することで、ベクトルの向きの反転が行えます。基線解析後のベ
クトルを反転させると基線解析結果が削除されます。
NS-Network と TTC ではベクトルの向きは変更できません。この時点で変更してください。
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6.計算 6.1 既知点成果との較差
固定点に設定した観測点の成果座標と観測データとの較差の計算を行います。「計
算」メニューの「既知点成果との較差」を選択すると以下の画面が表示されます。
出力する範囲、縮尺、標高の出力を有無を選択して「OK」ボタンをクリックすること
で較差の一覧が表示されます。
較差が許容範囲を超えた場合、赤字で表示されます。許容範囲は縮尺によって決まり
ます。「帳票出力」をクリックすることで帳票に出力することが出来ます。(8.15
参照)
既知点成果との較差の計算を行うためには、「地形・応用測量オプショ
ン」が必要です。
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6.2 整合計算
観測結果と作業地域周辺の既知点を整合させるために整合計算を行います。「計算」
メニューの「整合計算」を選択すると以下の画面が表示されます。 計算は水平方向と高さ方向に分かれており、それぞれ以下の方法に対応しています。 (1) 座標計算(水平方向)
・ ヘルマート変換(※固定点が3点以上必要) ・ アフィン変換 (※固定点が4点以上必要) ・ 重み付け補間による方法
(2)標高計算(高さ方向) ・ 1点シフト法 ・ 複数点での平均シフト法 ・ 重み付け補間による方法
計算方法を選択して「OK」ボタンをクリックすることで、整合計算が行われます。
計算結果は「整合計算簿」(8.16参照)で確認することが出来ます。
・整合計算を行うには、最低1点以上の固定点が必要です。 ・標高計算を行うには、プロジェクトの設定で「ジオイド補正をす
る」にチェックが入っていなければなりません
整合計算を行うためには、「地形・応用測量オプション」が必要です。
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7.点検計算
観測結果の点検計算を行います。NS-Note では、「ネットワーク型 RTK-GPS を利用する公共測量作業マニュアル(案)」に記載されている次の点検計算に対応しています。
・ 環閉合差 ・ 点検計算簿(重複基線較差)(8.4参照) ・ 点検計算簿(座標較差)(8.6参照)
7.1 環閉合差
異なるセッションの基線ベクトルの組み合わせによる最小辺数の多角形を選定し、基
線ベクトルの環閉合差を計算します。点検結果は点検計算簿として帳票出力されます
(8.5参照)。なお、点検結果は最後に「登録」が実行されたものについてのみ保存
されます。
「点検計算」メニューの「環閉合差」を選択すると以下の画面が表示されます。
次の操作で環を入力し計算します。
① 画面を開いたとき、点検に使用出来るベクトル(基線解析後のベクトル)が、
配置図に青色の太いベクトルで表示されます。また、「選択候補リスト」に
もリストアップされています。
選択候補リスト
経路リスト 配置図
点検リスト
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② 青色ベクトルの1本をクリックすると、クリックしたベクトルがオレンジ色
になり、「経路」リストに追加されます。
次に、「経路」リストに追加されたベクトルと接続されているベクトルが
次の選択候補として青色で表示されます。「次選択リスト」でベクトルを選
択し「追加」ボタンをクリックすることでも同じ操作が可能です。
③ ②の操作を繰り返して、環になるようにベクトルを追加します。クリックし
たベクトルが重複基線の場合、以下のように候補が表示されます。
④ 入力をやり直す場合は、画面右にある「戻る」ボタンをクリックすることで、
1つ前の経路に戻ることが可能です。また「クリア」ボタンをクリックする
ことで、最初からやり直すことが可能です。
環に追加されたベクトル
次の選択候補
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⑤ 環になるようにベクトルを追加すると、画面右下に閉合差と許容値が表示さ
れます。
また、閉合差の計算に使用する既知点の座標は、固定点に設定している点か
ら選択可能です。
⑥ 画面右上の「No」と「名称」を入力し、「登録」ボタンをクリックすること
で、点検結果が点検リストに登録されます。登録された内容は、点検リスト
をクリックすることで確認することが可能です。
計算に使用する既知点
閉合差と許容値
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8.帳票出力
「帳票出力」メニューで、取り込んだ観測データを様々な帳票で出力できます。帳票
は、下記のようなプレビュー画面で表示されます。
プレビュー画面では、印刷やファイル(PDF 形式)の保存が行えます。プレビュー画面の操作は、プレビュー画面上部のツールバーで行います。
8.1 観測手簿・記簿
観測データの観測手簿・記簿を出力します。
「帳票出力」メニューの「観測手簿・記簿」を選択すると以下の画面が表示されます。 出力するセッションから選択して「OK」ボタンをクリックします。選択されたセッ
ションの観測手簿・記簿が出力されます。
見出し 帳票
見出しの表示/非表示の切替
印刷 帳票の拡大/縮小
ページ切替
PDF ファイルへ出力
保存したファイル(PDF 形式)は、アドビ社の Acrobat Reader でご覧ください。
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8.2 座標計算簿(座標の変換)
観測点の平面直角座標、緯経度、三次元直交座標の一覧表を出力します。
「帳票出力」メニューの「座標計算簿(座標の変換)」を選択すると以下の画面が表
示されます。 出力するセッションから選択して「OK」ボタンをクリックします。選択されたセッシ
ョンの座標計算簿が出力されます。 8.3 基線ベクトルの計算書
基線ベクトル、分散・共分散行列の一覧表を出力します。
「帳票出力」メニューの「基線ベクトルの計算書」を選択すると以下の画面が表示さ
れます。 出力するセッションから選択して「OK」ボタンをクリックします。選択されたセッシ
ョンの基線ベクトルの計算書が出力されます。
NS-CTL2000 の Ver2.0 以前で観測したデータでは、分散・共分散行列は表示されません。
観測法を「1台準同時観測法」でインポートした場合、分散・共分散行
列は表示されません。
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8.4 点検計算簿(重複基線較差)
2つのセッションで重複する基線ベクトルの較差を計算します。 「帳票出力」メニューの「点検計算簿(重複基線較差)」を選択すると以下の画面が
表示されます。 点検する2つのセッションと計算に使用する既知点を選択して「OK」ボタンをクリッ
クします。点検計算の結果が出力されます。 8.5 点検計算簿(環閉合差)
点検計算(環閉合差)(7.1参照)で点検した結果を出力します。 「帳票出力」メニューの「点検計算簿(環閉合差)」を選択すると以下の画面が表示
されます。
出力する結果のチェックボックスにチェックを入れて「OK」ボタンをクリックします。選択された点検計算の結果が出力されます。
- 27 -
8.6 点検計算簿(座標較差) 2つのセッションで重複する観測点の座標較差を計算します。
「帳票出力」メニューの「点検計算簿(座標)」を選択すると以下の画面が表示され
ます。 点検する2つのセッションを選択して「OK」ボタンをクリックします。点検計算の結
果が出力されます。
8.7 点検測量(重複基線較差)
2つのセッションで重複する基線ベクトルの較差を計算します。 「帳票出力」メニューの「点検測量(重複基線較差)」を選択すると以下の画面が表
示されます。 点検する2つのセッションと計算に使用する既知点を選択して「OK」ボタンをクリッ
クします。点検測量の結果が出力されます。
「国土交通省公共測量作業規程」では点検測量の許容範囲が規定
されていないため、許容範囲は通常空白で出力されます。 オプションで設定することで表示することが可能です。
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8.8 距離一覧
観測点間の距離の一覧表を出力します。
「帳票出力」メニューの「距離一覧」を選択すると以下の画面が表示されます。 出力するセッションから選択して「OK」ボタンをクリックします。選択されたセッシ
ョンの距離一覧の計算書が出力されます。 8.9 配置図
観測点の配置図を出力します。
「帳票出力」メニューの「配置図」を選択すると以下の画面が表示されます。 出力するセッションから選択して「OK」ボタンをクリックします。選択されたセッシ
ョンの配置図が直接プリンターに出力されます。
配置図は画面に表示されずに、直接プリンターに出力されます。
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8.10 その他計算 8.10.1 ΔXYZからΔNEUへの変換(環閉合差)
点検計算(環閉合差)(7.1参照)で点検した結果のΔXYZからΔNEUへの変
換に使用したパラメータを一覧で出力します。 「帳票出力」メニューの「その他計算」-「ΔXYZからΔNEUへの変換(環閉合
差)」を選択すると以下の画面が表示されます。
出力する結果のチェックボックスにチェックを入れて「OK」ボタンをクリックします。選択された点検計算の結果が出力されます。
8.10.2 基線ベクトルの計算書(2台同時観測)
観測法で「間接観測法(2台同時観測)」を選択したときの基線ベクトルの計算結果
を出力します。 「帳票出力」メニューの「その他計算」-「基線ベクトルの計算書(2台同時観
測)」を選択すると以下の画面が表示されます。
出力する結果のチェックボックスにチェックを入れて「OK」ボタンをクリックします。選択されたセッションの基線ベクトルの計算結果が出力されます。
観測法が「間接観測法(2台同時観測)」の場合のみ、選択することが
出来ます。
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8.11 観測手簿・記簿(地形・応用測量)
地形・応用測量用の観測手簿・記簿を出力します。
「帳票出力」メニューの「観測手簿・記簿(地形・応用測量)」を選択すると以下の
画面が表示されます。 出力するセッションから選択して「OK」ボタンをクリックします。選択されたセッシ
ョンの観測手簿・記簿が出力されます。
8.12 点検計算簿(座標較差)地形・横断・河川・定期横断測量 2つのセッションで重複する観測点の座標較差を計算します。
「帳票出力」メニューの「点検計算簿(座標較差)地形・横断・河川・定期横断測量」
を選択すると以下の画面が表示されます。 点検観測結果を使用する場合は、「点検観測結果を使用」を選択してください。セッ
ションを 1 つ選択して「OK」ボタンをクリックします。 2つのセッションを比較する場合、「2セッションを比較」を選択してください。点
検する2つのセッションを選択して「OK」ボタンをクリックします。 セット間較差の点検及び座標計算の結果が出力されます。
この帳票を出力するためには「地形・応用測量オプション」が必要です。
この帳票を出力するためには「地形・応用測量オプション」が必要です。
- 31 -
8.13 点検計算簿(座標較差)路線・中心線・用地幅杭設置測量 2つのセッションで重複する観測点の座標較差を計算します。
「帳票出力」メニューの「点検計算簿(座標較差)路線・中心線・用地幅杭設置測量」
を選択すると以下の画面が表示されます。 セッション 1 に採用するセッション、セッション2に点検用セッションを選択して
「OK」ボタンをクリックします。セット間較差の点検及び座標計算の結果が出力されま
す。
8.14 点検計算簿(座標較差)用地測量 2つのセッションで重複する観測点の座標較差を計算します。
「帳票出力」メニューの「点検計算簿(座標較差)用地測量」を選択すると以下の画面
が表示されます。 セッションを2つ選択して「OK」ボタンをクリックします。セット間較差の点検及び
座標計算の結果が出力されます。
この帳票を出力するためには「地形・応用測量オプション」が必要です。
この帳票を出力するためには「地形・応用測量オプション」が必要です。
- 32 -
8.15 既知点成果との較差 固定点に設定した観測点の成果座標と観測データとの較差を計算します。 「帳票出力」メニューの「既知点成果との較差」を選択すると以下の画面が表示され
ます。
出力する範囲、縮尺、標高の出力を有無を選択して「OK」ボタンをクリックしますこ
とで較差の一覧が出力されます。
8.16 整合計算簿
観測点の整合計算の結果を出力します。
「帳票出力」メニューの「整合計算簿」を選択すると整合計算簿が出力されます。
この帳票を出力するためには「地形・応用測量オプション」が必要です。
この帳票を出力するためには、整合計算が終わっていなければなりませ
ん。
この帳票を出力するためには「地形・応用測量オプション」が必要です。
- 33 -
8.17 座標変換前と座標変換後の距離の点検計算 整合計算を行ったデータについて、当該データと隣接する1点以上のデータで座標変
換前と座標変換後の距離の点検を行います。 「帳票出力」メニューの「座標変換前と座標変換後の距離の点検計算」を選択すると
以下の画面が表示されます。
(出力範囲の選択)
画面は、出力範囲の選択、距離を計算するための隣接地域データの座標入力、現場情
報の入力の3つのタブに分かれています。 (隣接地域データの座標入力)
- 34 -
(現場情報の入力)
必要な情報を入力して「OK」ボタンをクリックしますことで座標変換前と座標変換後の距離の点検の帳票が出力されます。
この帳票を出力するためには「地形・応用測量オプション」が必要です。
この帳票を出力するためには、整合計算が終わっていなければなりませ
ん。
- 35 -
8.18 横断測量観測手簿 横断測量用の観測手簿を出力します。 「帳票出力」メニューの「横断測量観測手簿」を選択すると以下の画面が表示されま
す。
出力する「観測データ」「始点となる観測点」「終点となる観測点」「中心杭となる
観測点」を選択して「OK」ボタンをクリックしますことで横断測量用の観測手簿が出力
されます。 出力される値は、始点と終点を結ぶ直線上に投影された値になります。
この帳票を出力するためには「地形・応用測量オプション」が必要です。
- 36 -
9 ファイル出力
「ファイル出力」メニューで、基線解析結果を様々なファイル形式で出力することが
出来ます。
9.1 NetSurv ベクトルデータファイルの出力
観測データを「NetSurv ベクトルデータファイル」形式のファイルで出力します。
「ファイル出力」メニューの「NetSurv ベクトルデータファイル」を選択すると以下の
画面が表示されます。 出力するセッションと出力先を選択して「OK」ボタンをクリックします。 出力先が「ファイルに出力する」の場合、選択されたセッションの観測データが
「NetSurv ベクトルデータファイル」形式のファイルで出力されます。出力したファイ
ルを NS-Network でインポートすることで、三次元網平均計算が行えます。 出力先が「すぐに NS-Network でインポートする」の場合、NS-Network が起動し、選
択されたセッションの観測データが直接 NS-Network でインポートされます。
出力先で「すぐに NS-Network でインポートする」を選択するために
は、NS-Network Ver1.4.0 以降がインストールされていることが必要で
す。
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9.2 Geodimeter ジョブファイルの出力
観測データを「Geodimeter ジョブファイル」形式のファイルで出力します。「ファ
イル出力」メニューの「Geodimeter ジョブファイル」を選択すると以下の画面が表示
されます。 出力する範囲を選択して「OK」ボタンをクリックします。選択された範囲の観測デー
タが「Geodimeter ジョブファイル」形式のファイルで出力されます。
出力したファイルを NS-Network か Trimble Total Control でインポートすることで、
三次元網平均計算が行えます。
NS-Network は「NetSurv ベクトルデータファイル」と「Geodimeter ジ
ョブファイル」の2つのフォーマットをインポート出来ますが、
「NetSurv ベクトルデータファイル」の方が出力される項目が多いた
め、三次元網平均計算を NS-Network で行う場合は、NetSurv ベクトルデ
ータファイルを使用することをお勧めします。
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9.3 観測図(DXF)ファイルの出力
観測データから観測図の原型となる図形データを DXF 形式のファイルで出力します。
「ファイル出力」メニューの「観測図(DXF)」を選択すると以下の画面が表示されま
す。
「出力ファイル」「縮尺」「地区名」「作業年度」「作業種類」「測量方法」「測量
計画機関」「測量作業機関」を入力し、「出力」ボタンをクリックすると DXF 形式のファイルで出力されます。出力した DXF ファイルはお手持ちの CAD ソフトで編集してください。
9.4 SIMA ファイルの出力
観測データを SIMA 形式のファイルで出力します。「ファイル出力」メニューの
「SIMA ファイル」を選択すると以下の画面が表示されます。
「セッション名」「測地系」「座標系番号」「高さ」を入力し、「OK」ボタンをクリ
ックします。観測データが SIMA 形式のファイルで出力されます。
高さを、標高で出力する場合はプロジェクトの設定で「ジオイド補正す
る。」にチェックを入れてください(3.1参照)。
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9.5 APA-SIMA ファイルの出力
観測データを APA-SIMA 形式のファイルで出力します。「ファイル出力」メニューの
「APA-SIMA ファイル」を選択すると以下の画面が表示されます。
「セッション名」「測地系」「座標系番号」「高さ」を入力し、「OK」ボタンをクリ
ックします。観測データが APA-SIMA 形式のファイルで出力されます。
旧日本測地系で出力する場合はプロジェクトの設定で「旧日本測地系変
換パラメータを使用する。」にチェックを入れてください(3.1参
照)。
高さを、標高で出力する場合はプロジェクトの設定で「ジオイド補正す
る。」にチェックを入れてください(3.1参照)。
旧日本測地系で出力する場合はプロジェクトの設定で「旧日本測地系変
換パラメータを使用する。」にチェックを入れてください(3.1参
照)。
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9.6 CSV ファイルの出力 観測データを CSV 形式のファイルで出力します。「ファイル出力」メニューの「CSV
ファイル」を選択すると以下の画面が表示されます。
出力する「セッション名」を選択して「OK」ボタンをクリックします。観測データ
が CSV 形式のファイルで出力されます。
高さを、標高で出力する場合はプロジェクトの設定で「ジオイド補正す
る。」にチェックを入れてください(3.1参照)。
旧日本測地系で出力する場合はプロジェクトの設定で「旧日本測地系変
換パラメータを使用する。」にチェックを入れてください(3.1参
照)。
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10.ツール 10.1 オプション
環境設定を行うことが出来ます。「ツール」メニューの「オプション」を選択すると
オプション画面が開きます。オプション画面はタブで機能ごとに別れています。
10.1.1 帳票
(1)ページ番号を印刷する
帳票のページ番号のON/OFFを切り替えることが出来ます。
(2)帳票に出力する時間
帳票に出力する時間を「UTC」と「JST」から選択することが出来ます。デフォル
トは「UTC」です。
(3)観測記簿に出力する楕円体モデル
観測記簿に出力する楕円体モデルを「GRS80」と「WGS84」から選択することが出
来ます。デフォルトは「GRS80」です。
(4)観測記簿に出力する基線解析モード
観測記簿に出力する基線解析モードを設定することが出来ます。デフォルトは、
「ダブルデファレンスフィックス(セット内全データ)」が選択されています。ユー
ザが任意に入力することも可能です。
楕円体モデルを変更しても、記簿の表示が変更されるだけで座標は変わ
りません。
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(5)点検計算簿(座標較差)の高さ成分を出力する
点検計算簿(座標較差)で高さ成分を出力するかどうかを設定することが出来ま
す。デフォルトはONです。
10.1.2 許容値
(1)重複基線較差
帳票「点検計算簿(重複基線較差)」で出力する許容値を設定することが出来ま
す。「初期値」ボタンを押すことでデフォルトに戻すことが出来ます。
(2)環閉合差
帳票「点検計算簿(環閉合差)」で出力する許容値を設定することが出来ます。
「初期値」ボタンを押すことでデフォルトに戻すことが出来ます。
(3)座標較差
帳票「点検計算簿(座標較差)」で出力する許容値を設定することが出来ます。
「初期値」ボタンを押すことでデフォルトに戻すことが出来ます。
(4)点検測量
帳票「点検測量(重複基線較差)」で出力する許容値を設定することが出来ます。
「初期値」ボタンを押すことでデフォルトに戻すことが出来ます。許容値の表示/
非表示を設定することも出来ます。デフォルトは「非表示」です。
(5)端数の処理
許容値の端数の処理を「小数点以下4桁で四捨五入」「と「小数点以下4桁で切
り捨て」から選択することが出来ます。デフォルトは「切り捨て」です。
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10.1.3 インポート
(1)1 台準同時観測方式で基線を作成する条件
間接観測法(1 台準同時観測)のデータをインポートしたときに基線を作成する
条件を設定します。
・点間距離
2点の点間距離が設定した距離以上のときに、基線を作成します。
・観測時間差
2点の観測時間差が設定した時間以下のときに、基線を作成します。
(2)PDA からインポート時に観測データをバックアップする
PDA からインポートしたときの観測データのバックアップの設定が行えます。チ
ェックが ON の場合、PDA からインポート時、指定したフォルダの下にインポート
した時刻が名前のフォルダを作成し、観測データをバックアップします。デフォル
トは「OFF」です。
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10.1.4 点検計算
(1)観測点が同一点と判断する条件
環閉合の点検で、観測点間が設定した点間距離以下の場合は同一点と判断します。
10.1.5 ファイル出力
(1)間接観測法のとき観測図に基準点を出力する。
間接観測法のデータを観測図に出力するしたときに基準点を出力するかを設定し
ます。デフォルトは「OFF」です。
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(2)SIMA、APA-SIMA、CSV ファイルに出力する座標。
SIMA、APA-SIMA、CSV ファイルに出力する座標を「観測座標」「整合計算後の座
標」から選択することが出来ます。デフォルトは「整合計算後の座標」です。
10.1.6 変換パラメータ
(1)デフォルトで使用するジオイドモデルファイル
「新規プロジェクトの作成」時のジオイドモデルのデフォルト値を設定します。
(2)デフォルトで使用する旧日本測地系変換パラメータファイル
「新規プロジェクトの作成」時の旧日本測地系変換パラメータのデフォルト値を
設定します。
ジオイドモデルファイルは、(財)日本地図センターの「数値データ 2km
メッシュ(ジオイド高)」を購入してご利用ください。
購入したフロッピー内のファイル「gsigeome.lzh」を任意のフォルダに
解凍してください。解凍したファイルの「gsigeome.ver4」がジオイド
モデルファイルです。
旧日本測地系変換パラメータファイルは、弊社の GPS 業務支援サービス
からダウンロードしてご利用ください。
「整合計算後の座標を選択するためには「地形・応用測量オプション」
が必要です。