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時間 活動内容 準備・用具 13:4013:45 5 分) 趣意説明 パソコン、プロ ジェクター 13:4513:55 10 分) 準備運動 体ほぐしの運動 BGM E-girls Follow me 13:5514:45 50 分) 実技 (1)体ほぐしの運動 リズムに乗って ペアストレッチ ニックネームパス アイコンタクト チームジャグリング ラッシュアワー シュワッチ(凍り鬼) (2)巧みな動きを高めるための運動~バランス いっせいの! 背中でスタンダップ (3)力強い動きを高めるための運動 世界一周 無駄な抵抗 ジャンケンおんぶ ○BGM E-girls CANDY SMILE ボール ビブス(鬼) 14:4514:50 5 分) 休憩(5 分) 14:5015:40 50 分) (3)体ほぐしの運動 PNFストレッチ(体の柔らかさを高める) あっち向いてホイ ジャンケン進化論 ボールを使った柔軟 (4)多様な動きをつくる運動・巧みな動きを高 めるための運動 バウンドに合わせてジャンプ ドリブル鬼ごっこ 投げる・うける コーンde キャッチ お手玉(ジャグリング) シグナルランニング ボール(1人1 個) ミニコーン 「体つくり運動」

「体つくり運動」miyazaki-sports-shido-center.jp/information/document/...オ チームジャグリング ※活動計画の⑤ 【方法】 じ ルートでボールをできるだけ早くパスしていく。

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時間 活動内容 準備・用具

13:40~13:45

(5分) 1 趣意説明

○ パソコン、プロ

ジェクター

13:45~13:55

(10分)

2 準備運動

体ほぐしの運動

BGM

♪E-girls Follow me

13:55~14:45

(50分)

3 実技

(1)体ほぐしの運動

① リズムに乗って

② ペアストレッチ

③ ニックネームパス

④ アイコンタクト

⑤ チームジャグリング

⑥ ラッシュアワー

⑦ シュワッチ(凍り鬼)

(2)巧みな動きを高めるための運動~バランス

⑧ いっせいの!

⑨ 背中でスタンダップ

(3)力強い動きを高めるための運動

⑩ 世界一周

⑪ 無駄な抵抗

⑫ ジャンケンおんぶ

○BGM

♪E-girls

CANDY SMILE

○ ボール

○ ビブス(鬼)

14:45~14:50

(5分) 休憩(5分)

14:50~15:40

(50分)

(3)体ほぐしの運動

⑬ PNFストレッチ(体の柔らかさを高める)

⑭ あっち向いてホイ

⑮ ジャンケン進化論

⑯ ボールを使った柔軟

(4)多様な動きをつくる運動・巧みな動きを高

めるための運動

⑰ バウンドに合わせてジャンプ

⑱ ドリブル鬼ごっこ

⑲ 投げる・うける

⑳ コーンde キャッチ

㉑ お手玉(ジャグリング)

㉒ シグナルランニング

○ ボール(1人1

個)

○ ミニコーン

「体つくり運動」

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【体ほぐしの運動】 ア ペアストレッチ(長座握手) ※活動計画の②

【方法】

長座

(1)長座で向かい合い足の裏がつくようにして座る。

(2)お互いの右手で5回握手する。

(3)同じように左手で5回、両手で5回握手する。

※ 2人の体の柔らかさや、様子を見て2人の距離を変え

る。

①足の裏をつける②足の裏を少し離して③指先がとどく

ところで

体が硬い場合は、足を少し入れてする。

開脚

長座のときと同じようにする。

肩甲骨周りのストレッチ

○ 向き合って両手をつないで後ろに引っ張り合う。そ

のとき、膝を曲げ自分のへそを見るようにする。

【準備】なし

【ポイント】

・引っ張り合いではなく、握手

・「徐々にほぐれていくのがわかりますか?」「握手

は相手の目を見て!」

・長座 45回、開脚 45回の柔軟

・「互いに顔を合わせた方が楽しいですよね」

・「前を見ることにより、自然と骨盤が立つように

なりますね」

[肩甲骨周りのストレッチ]

イ リズムに乗って ※活動計画の①

【方法】

① 腕振り(前後、前後交互に、左右、左右回旋、左右移

動回旋、左右移動ターン回旋)

② パーグージャンプと腕の運動

③ 前後ジャンプと腕の運動

④ 腕の運動(上・横・胸に・胸締め)と脚の運動

【準備】

○ 音楽(♪ CANDY SMILE E-girls )

【ポイント】

・「体ほぐしの運動を準備運動としてもいいですよ」

・できそうでできない動き

・徐々に難易度が増す動き(対応動作・スピード)

ウ ニックネームパス ※活動計画の③

【方法】

自分のニックネームを伝えながらボールをパスする。

(1) グループで円の形を作る。(6,7人程度)

(2) 自分のニックネームを言いながらボール1個をラ

ンダムにパスする。

例 拓「拓です。」→慎「拓ありがとう。慎です」→雄

(3) ボールを2個にする。

【準備】

○ ボール(グループ2個)

【ポイント】

・「新学期、初めての授業で有効ですよ」

・自分の名前を大きな声で言える。それを聞ける。

るーで

す。

るーさん

ありがと

う。元で

す。

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オ チームジャグリング ※活動計画の⑤

【方法】

同じルートでボールをできるだけ早くパスしていく。

(1) グループで円の形を作る。(6,7人程度)

(2) 名前を呼び、アイコンタクトしながらパスをする。

※ 一筆書きで自分にもどってくるようにし、また同じ

ルートでパスを回すようにする。

(3) 動きながらする。右回り→左回り

※ ボールを2個にし、同じようにやってみる。2個

のボールのルートは違うルートとなる。

【準備】

○ ボール(グループ2個)

※ できれば違う色のもの見分けがつくものがよい。

【ポイント】

・名前を呼び、アイコンタクト

をしながらのパスは球技の基本

・チェストパス、オーバーハン

ドパス、バウンドパスの出現

・「自然と、工夫、協力、思いやりが生まれますね。」

・動きを伴うと歓声が上がる

・「体を動かすとワクワクしますね。これは、心と体

はつながっているということです。」

・ボール 2個で混乱→もらう方からの声かけが出現。

「こっち、こっち」「○○ちゃん!」

カ ラッシュアワー ※活動計画の⑥

【方法】

狭いエリアを二人で行う鬼ごっこ

(1) 二人組を作る。

(2) 逃げれるエリアを決める。(例バレーボールコート)

(3) 鬼も逃げる人も手はワイパーの動きをさせながら、

早歩きとする。

(4) 鬼は、追いかける前に逃げる人のニックネームを

3回連呼しながらその場で 3回転する。

(5) つかまえたら鬼と逃げる人を交替する。

※ 4人組(ペア×ペア)でもできる。腕を組み、もう

一方の手はワイパーの動き

【準備】

○ コーン(運動場などで行う場合)

【ポイント】

※つまらない鬼ごっこの要因を考え、「面白くする」

ためのアイデアを考える。

・ニックネームの確認

・右に回ると右にヨロヨロ(逆も)

・活動している喜び→楽しさ

・バスケのスクリーンプレーの動きを遊びながら体

・時間を決めて行い、終了時の鬼は腹筋 3回。勝者

は足を押さえる。

「面白い、楽しい。心と体はつながっているんです

ね。」

エ アイコンタクト ※活動計画の④

【方法】

(1) グループで円の形を作る。(6,7人程度)

(2) 「ルックダウン」の号令で下を向く

(3) 「ルックアップ」の号令でグループの誰かを見る。

視線が合えば笑顔で握手、合わなかったら笑顔でスク

ワット3回

※ 視線を外すバージョンもできる。

視線が合ったら、お互い見ながら笑顔でスクワット

【準備】なし

【ポイント】

・「目が合った瞬間って、嬉しいですよね。つなが

りがうまれますね。」

・気持ちがつながった喜び

・見られているという嬉しさ

右に回りながら同じルートでパス

ルックダウン

ルックアップ

笑顔でスクワット

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キ シュワッチ(凍り鬼) ※活動計画の⑦

【方法】

(1) 鬼、エリアを決める。(人数によって数を変える)

(2) 逃げる人は早歩き、鬼は走ってもよい。

(3) タッチされたらその場で凍る。頭の上で△を作る

などすると分かりやすい。

(4) 凍った人を二人でつないだ手で囲み「シュワッチ」

で助けることができる。

※ 凍った2人をいっぺんに助ける時は3人シュワッチ

などを取り入れてもよい。

【準備】

○ コーン(運動場などで行う場合)

【ポイント】

・「昔遊びも工夫次第で体ほぐしになります。」

・助けてもらった感謝の気持ち。助けた喜び。ヘル

プ途中でつかまった笑い。

・「ありがとう、ごめんねが自然と出てきますね。」

※ 状況に合わせて条件を変化させてよい。

ク みんなで stand up & 人間知恵の輪

【方法】

みんなで stand up

(1) 円を作り、8人で中央を向いて、体育座りをする。

(2) 誰かと手をつなぐ。

※ 手のつなぎ方はそれぞれ工夫する。

(3) みんなで一緒に立ち上がる。

人間知恵の輪

手をつないで立った状態から手をほどいていく。一つの

円になれば OK

【準備】なし

【ポイント】

(みんなで stand up)

・「引っ張ってくれる相手がいないと立てないね。」

・手のつなぎ方は一人とばし、対面の人となどいろ

いろ工夫できる。

・適当に誰かとつなげば立つことができる。

(人間知恵の輪)

・誰がアイデアを?

・リーダーシップを?

・メンバーとの距離を縮める

ケ 腕のぶらぶら、肩、背中たたき

【方法】

(1) 二人組をつくる。

(2) 向かい合って立ち、お互いの手を握る。

(3) 上下、左右にぶらぶら揺らす。

(4) 一人が長座の姿勢をとり、もう一人がパーにした

手で小刻みに肩をたたく。

(5) 一人がうつ伏せで寝て肩と同様に腰もたたく。

【準備】なし

【ポイント】

シュワッチ

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コ あっち向いてホイ ※活動計画の⑭

【方法】

あっち向いてホイ【新しいペアと次々と交流】

※ 勝った者同士が「(パー)ハイタッチでペアを見付ける」

※ 負けた者同士は「(グー)グータッチでペアを見付ける」

・ 手でジャンケンして指であっち向いてホイ

・ 足でジャンケンして指であっち向いてホイ

・ 手でジャンケンしてジャンプであっち向いてホイ(左

右・その場)

・ 足でジャンケンしてジャンプであっち向いてホイ(左

右・その場)

※ 足ジャンケン:足を閉じた状態がグー、横に開いてパ

ー、縦に開いてチョキ

※ ジャンプであっち向いてホイ

ジャンプして正面、ジャンプして右(体全体)、ジャン

プして左(体全体)の3方向でする。

【準備】なし

【ポイント】

・ジャンケンの持つゲーム性(勝ち負け)を使うと、

場の雰囲気が明るくなる。

・ジャンプ予備動作(はずみながら)の足ジャンケ

ン。縄とびなど、跳びやすいテンポでのジャンプ。

・縄とびの体ほぐしの運動として。

サ 足ジャンケン

【方法】

足ジャンケンをして勝ったらガッツポーズ、負けたら悔

しがる、あいこはハイタッチをする。これを素早く行う。

※ 足ジャンケン:足を閉じた状態がグー、横に開いてパ

ー、縦に開いてチョキ

【準備】なし

【ポイント】

・素早い判断と反応を

シ 負けジャンケン

【方法】

ジャンケンをして負けたらガッツポーズ、勝ったら悲し

む。

※ 5人に負けたら腰を下ろす。

※ 残っている人はジャンケンチャンピオン

【準備】なし

【ポイント】

・「いつもと違う感覚や状況、空気を楽しみましょ

う。」

ス あいこジャンケン

【方法】

ジャンケンをして相手と同じものを出す。

※ 相手とジャンケンできるのは1回だけ。5 人とあいこ

だったら腰を下ろす。

※ グループで(何回目で全員が揃う?)→全員で

【準備】 なし

【ポイント】

・誰とでもジャンケンをする(交流)

・最後は、同じ人とでも OKに。

・場の雰囲気を読み取る力?

「空気を読みましょうね。」

最初はグーから

リズムよくジャ

ンプしながらす

る。

体全体で

あっち向いてホ

イ。

ポイ

やったー。

最初はグー

ジャンケン・・・

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ソ 体の柔らかさ ※活動計画の⑯

【方法】

(1) 長座姿勢で自分の周りを右手でボールを1周

(2) 長座姿勢で自分の周りを左手でボールを1周

(3) 開脚姿勢で自分の周りを右手でボールを1周

(4) 開脚姿勢で自分の周りを左手でボールを1周

【準備】

ボール(1人1個)

【ポイント】

・「用具(道具)を使うと、動きが具体的になりま

すよ。」

タ 集団行動

【方法】

(1) グループを作る。(クラスを4グループに分ける)

(2) 図のようにリーダー(教師)を囲む。

(3) グループの位置関係を確認する。(リーダーの右手

側のグループ、左手側のグループ、正面側のグルー

プ、後ろ側のグループ)

(4) グループ内で番号を言わせる。(自分の番号を知る)

(5) リーダーが別の場所に行き「集合」をかける。

(6) メンバーはさっきと全く同じように並んでいく。

※ グループの位置関係、グループ内での順番も

(7) グループごとに番号をかけ全員揃ったら座る。ど

こが一番早いかを競う。

【準備】なし

【ポイント】

【体のバランスをとる運動~巧みな動き】

ア バランス崩し

【方法】

(1) 2人組みで向かい合って立つ。

(2) 足を肩幅に開く。

(3) 両手で押し合う。互いの手のひらだけで押し合う。

【準備】なし

【ポイント】

・二人で行う運動は、時間を

決めて何回も勝負!勝ちは

パー、負けはグーでペアチェ

ンジ。

セ ジャンケン進化論 ※活動計画の⑮

【方法】

ジャンケンをして勝ったら次に進化できる。

①ひよこ ②かに ③ゴリラ ④人間(携帯) ⑤天使

※ 同じ進化の人とジャンケンできる。負けたら一つ戻る。

※ 天使になったら終わり

※ ひよこ→しゃがんで移動 かに→はさみを作る

ゴリラ→胸をたたく 人間→携帯電話で話している

【準備】なし

【ポイント】

・同じ進化過程の人とジャンケンができる(交流)

「ジャンケンの偶然性がいいですね。」

ひよこ

かに

ゴリラ

人間

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イ いっせいの! ※活動計画の⑧

【方法】

(1) 2人組みで向かい合い手をつないでおしりをつい

て座る。つま先を合わせる。

(2) そこから2人同時に立ち上がる。

いろいろなバリエーションでやってみる。

○ 立ち上がって5秒静止して座るところまでする。

○ 両手をクロスしてつないで立ったら片方を離す。

○ クロスの手だけつないでする。

・ 右手だけつないで

・ 左手だけつないで

・ 交互に立つ座る

「上体をそらし、体を締める動き」

○ 四人で…手の組み方を工夫(課題解決)

○ グループで…手の組み方を工夫(課題解決)

正面にいる人と適当につなぐ(右手左手無関係)

「立てたら、ほどいてみよう!(人間知恵の輪)」

【準備】なし

【ポイント】

・「相手と同じ力で引っ張り合う」

・「せーの」の時の予備緊張

・「相手の力を感じる」

・つなぎ方のバリエーション:一人置き、クロス、

肘曲げ、外側から、正面の人、適当(自分を引っ張

ってくれる人と)

ウ 背中でスタンダップ! ※活動計画の⑨

【方法】

○ 2人組で背中合わせで座る。接点は背中のみ。

○ いろいろな方法でやってみる。

・ 立ったら5秒静止して座るところまで

・ 立ったら、中腰で背中全部をつけて一周回る

(力強い動きを高める)

・「イチ、ニ、サーン」のリズムで、「サーン」の時に

膝を曲げるジャンプ屈伸

・ 4人で立つ → 一周する、ジャンプ屈伸する

・ 8人で立つ

【準備】なし

【ポイント】

・「立っても足を近づけない」「お互いにつっぱり棒」

・ジャンプ屈伸のリズムを確認!

・対角の同じ人が背中に来るように

せーの

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【多様な動き・巧みな動きを高めるための運動】 ア ドリブル鬼ごっこ ※活動計画の⑱

【方法】

互いにドリブルしながら、相手のボールをはじく。

【準備】

ボール(1人1個)

【ポイント】

・ドリブルしながら、走り

ながら、相手の動き・ボー

ルを見ながら・・・

「同時組合せなので、さぼ

れないですね。」

イ バウンドに合わせてジャンプ ※活動計画の⑰

【方法】

○ ボールをバウンドさせて、ボール接地のタイミング

でジャンプの踏切をする。

○ ボールをバウンドさせて、ボール接地のタイミング

でジャンプの着地をする。

【準備】

ボール

【ポイント】

・ボールの動きを予測する能力

・予測するボールの動

きと、着地(ジャンプ

のタイミング・高さ)を合わせる「運動の先取りを

学ぶ」

ウ 投げる・うける ※活動計画の⑲

【方法】

○ 背面キャッチ(背中から投げ上げ、体の前でキャッ

チ)

○ 背中(首)キャッチ

○ 座ってキャッチ、立ってキャッチ

○ 投げ上げ後、回転してキャッチ

【準備】

ボール(1人1個)

【ポイント】

・様々な姿勢で投げる、受ける

・ボールの落下に合わせた柔らかい膝の動き =

スクワット動作

・柔らかい膝の動きを引き出す

・スクワット動作(力強い動き)の出現!?

・投げ上げ・パス返し・キャッチの素早く巧みな動

エ コーンdeキャッチ ※活動計画の⑳

【方法】

○ コーナーコーンを逆さに持って、ボールをキャッチ

する。

[ボール] ・ ノーバウンド、ワンバウンドで

[手] ・ 片手で、両手で、背面で(頭越しに)

【準備】

ボール、コーン

【ポイント】

・「両手でコーンを操作すると、バレー(アンダー

ハンドパス)の動き」

「片手でコーンを

操作すると、野球や

テニスの動きにつ

ながる」

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オ お手玉(ジャグリング) ※活動計画の㉑

【方法】

○ 1人で2個~お手玉ジャグリング

○ 2人で2個

・ 同時パス

・ 一人がボールを真上に投げ上げ、もう一人がチェ

ストパスをする。ボールを投げ上げた人はきたボ

ールをはじき返し、上に上げたボールをキャッチ

○ 2人で3個~お手玉ジャグリング

一人がボールを2個持ち、右手のボールを相手にパス

左手のボールを右手にパス。相手からくるボールを左

手でキャッチする。それを繰り返す。

【準備】

ボール

【ポイント】

・パス出しのタイミングを合わせた動き

カ ペア・ラジオ体操第二(with Ball)

【方法】

1. 二人で 1個のボール(多様な動き)

◆ 大塚先生資料を参照して下さい。

1) ドリブル+1周

2) 背面パス

3) 左右振り投げ

4) 背面(上と下)ボール渡し

5) 左右引っ張り(体側伸ばし)

6) 背面投げ

7) 左右後方投げ

8) ボールを押しながら駆け足足踏み

9) ボールを挟んで歩く

10)背中を転がす

11)股下ジャンプ

12)自由にパス、キャッチ

13)深呼吸+バウンドキャッチ

【準備】

ボール

【ポイント】

・動き方やねらい(運動の効果)はラジオ体操第二

と同じ。

・ボールを使うことで、運動課題がより明確・具体

的になる。

・ペアで行うことで、運動の楽しさが増す。

・基本の動きを知っているので、運動を覚えやすい。

・音楽を変える(例:フライングケット)ことで、

場の雰囲気も明るくなる。

・ラジオ体操には、様々なねらい(効果)が入って

いるので、「バランスのよい組合せ」の例になる。

(中学第 1・2学年)

【力強い動きを高める運動】

矢印は3個のボールの動き

2人で2個~同時にパス

♪:ラジオ体操第二

♪:フライングゲット

(AKB48)

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ア 雑巾を使った運動と遊び

【方法】

(1) まずは1人で

○ 雑巾の上に乗って歩く

○ ステップを踏む

・斜め前 右足→左足

斜め後ろ 右足→左足

・サイドに

(2)2人組で

○ 二人向かい合うようにずれて並ぶ。その場で雑巾

を離し、横にずれて隣の人の雑巾をとる。

【1人で】

○ 拭く

・円を描く:外回し、内回し

・前後に、左右に、片手クロス

【また2人組で】

○ 人間モップ(両手の下に雑巾を敷き手押し車で)

押す→引く

○ 手を引いて、背中を押して(足の下に雑巾を敷い

て)

【歩いて8人一列に】

・人間イス(一番後ろの人が横向き四つん這い)

※ 中学校第1・2学年の「効率のよい動きの組み合わせ」

の一例

【準備】

雑巾(1人2枚)※マイクロファイバー素材のものがす

べりやすくてよい。

【ポイント】

・デンマークで体操や柔道のトレーニング、高齢者

体操で実施。

・手押し車を押し、次に引く場合は、下の者が一旦、

肩を入れること(手の真上に肩がくるようにする)

【体の柔らかさを高めるための運動】 ア 人間知恵の輪

【方法】

※ 体が硬いペアはタオルを持ってするとよい。(2人で2

本のタオル両端を持ち合う)

(1) 同じ側の手を、片足ずつ越す。(内側から外側へ)

(2) 同じ側の手を、片足ずつ越す。(外側から内側へ)

※ 肩を先に回すのがコツ

(3) 右手を右足で・・・(対角)で越す

・ 右手を右足→右手を左足→お尻を抜く→(外から

内に)ぐるっと回る→正面を向く

【コツ】1人が下げた頭を、外から相手のお尻と自分の

体の間に入れながら回ること

(4) (3)をタオルなしで巻き戻す

【ポイント】

・つないだ手は離さない。

・肩を回す、体を小さく曲げるなどの体の柔らかさ

を高める運動。

・パートナーと協力しながら

♪:Ob-La-Di, Ob-La-Da

(The Beatles)

相手の雑巾

をキャッチ

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【コツ】横にズレた位置からスタートすること

【準備】

○ タオル(1人1本)

イ PNFストレッチ ※活動計画の⑬

【方法】

(1) 長座体前屈の柔らかさ

① 体の硬さを確認

② 仰向けになりパートナーが片足を肩で担ぎ少しず

つ上げる。担がれている脚は肩を全力で押し返す。

(片足ずつ両足行う。)

③ 体の硬さを確認

(2) 長座前屈の姿勢で、パートナーは全力で背中を押

し、長座の姿勢の人は後ろに押し返す。

(動きが具体的なので効果が現れやすい)

(3) 開脚長座体前屈の柔らかさ

① 体の硬さを確認

② 仰向けで両脚を外側に開く動き(パートナーは内

側に押す)

③ 両脚を内側にしぼる動き(パートナーは外側に押

す)

④体の硬さを確認

(4) 肩関節の柔らかさ

【準備】なし

【ポイント】

※ 固有受容性神経筋促通法

・伸ばしたい筋肉を、その前に全力で収縮させる。

〔8呼間〕

・筋力や柔軟性に合わせて、負荷(足の高さ)を変

える。安全に。

・収縮によって、筋肉が温まり、その後に血流が集

まり、柔軟性が増す。

・プロスポーツ選手のトレーナーは試合中などで実

施している。

・「体の構造」の理解があれば、伸ばしたい筋肉で

実施できる(体育理論との関連)

「筋肉と関節の関係性に気付かせることが大事で

ある。」

ウ 体を柔らかくする動的なストレッチ運動

【方法】

※ 大きくリズミカルに動く(効率的な組み合わせ)

(1) 前後振り(両手)

(2) 前後振り(交互)

(3) 左右振り

(4) 右振り・回旋

(5) 左右振り・横移動・回旋

(6) 左右振り・横移動・回旋ターン

(1)~(6)を二人組で

(7) (背中合わせ)上下でタッチ【前後屈】

(8) (同)左右でタッチ【体のひねり】

(9) (同)斜め上でタッチ【体のひねり】

【ポイント】

・体を柔らかくする運動は、静的ストレッチだけで

はなく、大きくリズミカルに動くこと(動的)も含

まれる。

・二人で行うことで、運動課題がより明確になる、

楽しくできる効果も。

・個々の動きを、連続して組み合わせる。音楽があ

ると、より楽しくできる。

・同じねらいを持った運動を組み合わせていること

から、「効率のよい組合せ」の例になる。(中学校第

♪:希望の唄

(ファンモン)

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(10) (同)低い姿勢でタッチ

(11) 片足キック(右・左)【両手をつなぎラインダンス】

(12) 片足キック〜回し蹴り(右足・左足)

(13) またいでターン〜ねじり起こし

またいでターン〜ブリッジ引き上げ

【準備】

○ タオル1人1本・・・必要であれば。なくてもよい

1・2学年)

【運動の組み合わせ】 ア みんなでランニング

【方法】

(1) グループで1列縦隊になり、ランニング(ウォー

キング)をする。

(2) 先頭が行う運動を真似してみんなで行う。(ランニ

ングまたはウォーキングしながら)

(3) 32呼間で先頭を交代していく。

【準備】

○ 音楽

【ポイント】

・効率のよい・バランスのよい組合せ

・動き続けることで、動きを持続する能力を高める。

イ シグナルランニング ※活動計画の㉒

【方法】

※ 先頭の動作(シグナル)に対応した動き

(1) シグナルについて説明する。

例 先頭が止まってTの形をしたら脇の下をくぐるなど

(2) 2人組またはグループをつくる。

(3) ランニングしながら先頭についていく。

(4) 先頭がシグナルを出す。

<シグナル例>

先頭 T~脇の下をくぐりながら回旋走(周りを1周する)

足を開く~股下走り抜け、くぐり抜けて回旋走

うつぶせ~左右跳び越し(左右にジャンプして跳び

越す)

長座~長座連続跳び越し(手足を連続で跳び越す)

馬~馬跳びをする

【準備】

○ 音楽(例♪みつばち~遊助)

【ポイント】

・二人は近づきすぎない(5m離れる)

・安全な場所で(壁に注意)

・動作(シグナルと対応動作)工夫

・音楽は、ハイテンポで明るい曲想。

・5種類のシグナル提示

・1種類オリジナルを考える

「1人よりも2人の方が頑張れますよね。」

・これ自体が「巧みな動き」である。これらを連続

するので「動きを持続する能力」も高まる。

・グループで行うこともできる。

「一度やってみると、グループ内で工夫がうまれま

すね。」

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【力強い動きを高めるための運動】 ア ジャンケンおんぶ ※活動計画の⑫

【方法】

(1) 2人でジャンケンをし、負けたら背負う方、勝っ

たら上に乗る方になる。

(2) 動き回り、他の組とじゃんけんをする。勝った組

は2人とも上に乗る方になり、負けた組は二人とも

背負う方になる。

(どんどんペアが変わっていく)

【準備】なし

【ポイント】

・主運動が「力強さを高める運動」ならば、準備運

動にも。

・ねらいに応じて、体ほぐしの運動にも。

イ ジャンケン手押し車

【方法】

(1) 二人組をつくりじゃんけんする。

(2) 負けた(勝った)方が腕立ての形をとり、もう一

方が足を持ち上げる。

(3) 動き回り、他の組とじゃんけんをする。勝った組

は2人とも足を持つ方になり、負けた組は二人とも

腕立ての形をとる。

(どんどんペアが変わっていく)

【準備】なし

【ポイント】

・片手のジャンケンにはバランスが必要

・「男子って結構重いんだ。」

「ごめんね。重くて。」

ウ ねらいに応じた運動

【方法】

(1) グループをつくり、1人1つねらいに応じた運動

を考えさせる。

例 体の柔らかさ(3人)、巧みな動き(3人)、力強さ

(2人)など

(2) 各自が考えた運動を円になって他のメンバーに紹

介する。みんなで一緒にやってみる。

(3) アイデアを出し、工夫(付加修正)を行い、音楽

に合わせて連続してやってみる。

32呼間×8種目

(4) 隊形を工夫し、グループでやってみる。

※ 運動を考えたリーダーが一番前にくるようにする。

※ 32呼間終わったらリーダー交代

【準備】

○ 音楽(ユーロビート)

【ポイント】

・静から動、易しいから難しいなどの応用へ。

・ねらいが異なる運動を組み合わせる = バラン

スのよい組合せ

※「1人で8つも運動を考えるのは大変ですよね。」

※中学校第1・2学年の「バランスのよい運動の

組み合わせ」ができる。

※中学校3年及び高等学校入学年次で行うならば、

「健康コース」や「体力コース」など、実態に応じ

た運動を考えること。

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エ 無駄な抵抗 ※活動計画の⑪

【方法】

(1) 2人組をつくり、1人が仰向けの姿勢になり体を

固める。

(2) もう一人が仰向けの人をひっくり返す。仰向けの

人は返されないように固まって抵抗する。

【準備】なし

【ポイント】

・体を固める。

・転がす人の腕力・脚力

オ 大根抜き

【方法】

(1) グループをつくり、円をつくり、うつ伏せになる。

(2) 肩を組む(大根)。一人(農家)が足を持って、引

っ張る。組んでいる手が外れたら抜く人を交代する。

【準備】なし

【ポイント】

・大根の腕力

・農家の脚力

カ 地蔵持ち上げ

【方法】

(1) 2人でジャンケンをし、負けたら背負う方、勝っ

たら上に乗る方になる。

(2) 動き回り、他の組とじゃんけんをする。勝った組

は2人とも上に乗る方になり、負けた組は二人とも

背負う方になる。

(どんどんペアが変わっていく)

【準備】なし

【ポイント】

・主運動が「力強さを高める運動」ならば、準備運

動にも。

・ねらいに応じて、体ほぐしの運動にも。

ウ 世界一周 ※活動計画の⑩

【方法】

○ おんぶから、地面に足を付けずにその人の体を回って

おんぶの状態にもどる。

【準備】なし

【ポイント】

・上の人がぶら下がる力と、土台の脚力、そして協

力が必要。

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キ 地蔵倒し

【方法】

(1) 2人組をつくる。お互い向き合って立つ。

(2) キャッチする人は足を前後させ受け取る態勢をつ

くる。

(3) 一人が直立不動の状態で前に倒れる。もう一人で

倒れてきた人をキャッチする。

※ できたら少しずつ二人の距離を広げていったり、後

ろ向きで倒れたり、左右に倒れたりする方法もある。

※ 二人で支えるのが難しい場合は三人組にし、支える

側を二人にしてもよい。

※ 三人、四人で「メトロノーム」

【準備】

○ なし

【ポイント】

・信頼関係が必要

・倒れる方は体の締め、支え

る方は腕力

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「浮く・泳ぐ運動」

時間 活動内容 準備・用具

9:40~9:50

(10分)

1 趣意説明

9:50~9:55

(5分)

2 準備運動

水泳のための準備運動

9:55~10:45

(50分)

シャワー

3 浮く

(1)ビート板を活用しての遊び

ビート板に座る・座ったままじゃんけん

(2)背浮き

(3)立位で浮く

4 進む

(1)ゆっくりとしたバタ足

(2)横向きキック(バタ足)

(3)クロール

○ 水着

○ ゴーグル

○ ビート板

10:45~10:55

(10分)

休憩

10:55~11:40

(45分)

5 準備運動

屋外プールサイドを使った準備運動

6 呼吸

(1)口からはく:バブリング

(2)鼻からはく

(3)水中にらめっこ

7 平泳ぎ

(1)キック動作を学ぶ

プールサイド

(2)25mを3回で

8 授業実践

(1)低学年

ピンポン玉入れ・水入れ・変身じゃんけん

(2)中学年

正座であいさつ・ジェンガ

(3)高学年

ストローク

スカーリング

○ 水着

○ ゴーグル

○ ビート板

○ フラフープ

○ ピンポン玉

○ バケツ

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2 準備運動

3 浮く

(1)「ビート板を活用しての遊び」

【方法】

ア ビート板に座ってのる

イ おしりでビート板にのってじゃんけんをする。

負けた人に水をかける。

※ ビート板の奪い合いもできる。

【説明】

足は正座の形を作り,ビート板をはさむようにする。

バディで行うようにする。

(2)「背浮き」

【方法】

ア ビート板の位置を胸からお腹に移動させて浮く。

イ ペアで足を押す。

ウ ビート板をはずして行う。

【説明】

重心と浮心の関係で,胸から腰,足に向けて動かすことで

浮く場所が分かる。

ビート板の浮力を感じる。

① 「水泳のための準備運動」

【方法】

(1) ストリームラインを意識した伸びの運動

(2) 肩回し(前・後ろ・片方反回転)

(3) コーディネーション運動

手の動き:こし・かたの順に当てる。

(ひざ・頭と増やしていく)

足の動き:開く・閉じる

【説明】

ゆっくり一つ一つ合わせていけばできる。

はじめから早くしない。

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(3)「立位で浮く」

【方法】

ア プールに立ち,息をすったまま頭まで水に入れる。

イ ゆっくりと浮かぶ。

【説明】

胸に息をたくさん吸い込んで止める。初めは立った姿勢で,

少しずつひざを曲げておくと,浮かんでくる。

行った後,息を吸ってもぐれば,浮くことを知らせる。

体感したことを確認させる。

4 進む

(2)「横向きキック(バタ足)」

【方法】 バディで学習する。

ア 水面下20~30センチのところに手を伸ばす。

(手が出ると浮力が得られない)

イ 手の平の向きは底向きでゆっくりとバタ足をする。

反対の手はももの前。ももの後ろは回転する。

横向きから面かぶりバタ足の姿勢への変身浮きで進む。

【説明】

息継ぎの時の手の位置を体感させることができる。手を水中にいれれば,浮くことができる。

③ 「クロール」

【方法】左右交互型の泳ぎ

(1) 右、左の入れ替えが重要。

足が下がってしまう。

(2) キャッチアップクロール(手がタッチされてから片方のプルに入る)

※ 小学校(初級)の段階では、

「足が上がるようにキックを意識させた泳ぎ」を身に付けさせるより、

「キャッチアップクロールで足が下がらない動き」を学ばせることが有効である。

【その後】ストロークを減らして泳ぐ。

入水の位置を遠くにする。

プルをS字に、しっかりとらえる。

腕のかきとキックのタイミングを合わせる。1ストローク6ビート

加速理論を取り入れ、ゆっくりかき始めて最後にだんだん早くかくことで進むことができる。

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5 準備運動

① 「屋外プールサイドを使った準備運動」

【方法】

(1) 座って足を延ばして足の指でじゃんけん

(2) 足を縮めてじゃんけん

(3) うつぶせで平泳ぎの形を作る。

① 足首を伸ばして足を伸ばす。 ② 膝を曲げる。(90度まで)

③ パーの状態をつくって、 ④ ける。

膝を伸ばす。

【説明】

膝を曲げる時は,つま先は上方向に(反射により足首が反らないように)する。頑張らせると反射的に反

ってしまう。脱力し、ももを沈み込ませる感じで行う。

はさむことを強く意識させる。

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6 呼吸

(2)水中にらめっこ

【方法】ルール:足を床から離さない。

「あっぷっぷ」といって頭を水中に入れる。

【説明】

自然と体が浮いてくるので「先生,浮いちゃうよ」が出たら「しめた」もの息を吸ってもぐると浮いてくる

という体感をもたせることができる。

(1)「呼吸」

【方法】

ア プールに立ち,鼻を押さえて,口から息を出しながら頭まで水に入れる。

イ プールに立ち,鼻から息を出しながら頭まで水に入れる。

【説明】

水中で「ンーっ」と言うように息を出すと水が入らずにできる。これを通して,水中で逆立ちができた

り,前転ができたりする。

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7 平泳ぎ

※ 「キック動作を学ぶ」

平泳ぎは手で呼吸を可能にする。

「はじまり」と「終わり」が明確な泳ぎ

◆ 足は不器用:丁寧な指導が必要

【方法】

○ 立位だと足裏は床についている。(足裏が下を向いていて、水をとらえられるキックに直結する。

○ その姿勢で平体(床に平行な状態)になれば良い。(平体から始めるとキックに課題が出るのでは…)

○ ゆっくり顔を上げて、前を向く。(目の辺りまで頭が出る)

→腕をかいて、戻すと同時に水中から口まで上がって呼吸をする感じ

※ 反射を抑えるのがねらい。

※ 「キック動作を学ぶ」

〇 教師が足を動かして感覚をつかませる。

〇 立位で脚を閉じ(はさみ)、水の重みを感じる。

〇 軽くジャンプして両方の足ではさむ。

・ 「キック!」を意識させる際、キックすることを指導するより、「はさむ」ことをとらえさせること

が効果的である。足に水が当たっている感覚をつかませる。

※「どうしてもキックしてしまう子」がいるので注意する。

・ 足先が上を向いている方がしっかりはさめる。

・ 「陸で」「立位で」「片足立ちで」等、段階的な指導を取り入れ、キック動作の1~4を行わせる。

○ 水中で・壁につかまって行う。

※ バディで見合う。サポートする。(補助)

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(1)「キック動作を学ぶ」

【方法】 準備運動の際に行った動きをプールサイドに座った状態で行う。

1 2

3 4

【説明】

両足を始め,のばしておく。

力をぬくようなイメージで曲げる。

プールサイドで行ったじゃんけんのパーをイメージして開く。

そのまま開いて水をはさむ。

一連の流れの中で,水をはさむときに加速理論がここでも生かされる。

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8 授業実践

低学年 「ピンポン玉入れ」

【準備物】フラフープ,ピンポン玉 10個程度 1つの場に

【方法】

ア 2つのフラフープの外にピンポン玉を浮かべる。

イ 口でふいてフラフープの中に入れる。

ウ 多い方が勝ち。

【説明】

2つのチームに分かれて,自分のチームのフラフープの中

にピンポン玉を入れる。この時の息のはき方がバブリングに

つながる。

低学年「水入れ」

【準備物】バケツ

【方法】チーム戦で行う。

ア バケツを頭の上におく。(このバケツが透明ならば分かりやすい)

イ 満杯になるまで水を手ですくって入れる。

※ 入れ物を持っている人は,もぐってもよい。

ウ 満杯になったら勝ち。

【説明】

バケツをもつ子どもは,自然と水中にもぐることになる。交代して行うとよい。

低学年【変身じゃんけん】

【方法】

ア あひるになってじゃんけんをし,勝ったらかえるになる。

イ かえるでじゃんけんに勝ったらワニになる。

【説明】

だんだん水に顔が近づいていく。水に慣れさせるのがねらい。

中学年【正座であいさつ】

【方法】ペアで行う。

ア 息をはいてもぐる。

イ そのまま床に正座してあいさつをする。

【説明】

息をはくと苦しくなると思ってしまうが,本当は脳は,酸素の割合と二酸化炭素の割合で苦しさを判断

しているので,実際は苦しくはない。

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中学年【ジェンガ】

【方法】グループで行う。(6人程度)

ア 一人が背浮きをする。

イ 周りの人が手で体の横から支える。

ウ 一人ずつ手を抜いていく。

【説明】

通常ジェンガは上に積んでいくイメージだが,水中の場合それがそのまま横になるイメージ。

重心と浮心の関係が分かっていると,1本の支えで浮くことができる。

高学年「ストローク」

【方法】

ア ゆっくりとしたクロール,またはゆっくりとした平泳ぎをする。

イ ストロークを減らして泳いでみる。

【説明】

キャッチアップクロールや加速理論を総合して,より少ないストロークで長く泳ぐことを意識させる。

※ 「スカーリング」

【方法】

ア 手のひらを下に向けて体の外側へ右側(小指側)を少し上げて動かす。

イ そのまま体の内側へ左側(親指側)を少し上げて動かす。

ウ 渦ができる。

【説明】

体の外側へ動かす時はどうしても必要以上に上げてしまい,内側の時は下げすぎてしまうことを,あら

かじめ知っておく。だれもがそうなってしまう。そこで逆をイメージして動かすとよい。