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NPD0077-0 - Epson本製品EpsonNet NotesAgentとLotus Domino/Notesについて EpsonNet NotesAgentはEPSONのスキャナ製品とロータスドミノ/ノーツが稼 働するネットワーク環境のもとで動作するソフトウェアで、EPSONサーバスキャン機

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商標等の表記

・本書中では、 Microsoft®Windows®95 operating system 日本語版 Microsoft®Windows®98 operating system 日本語版 Microsoft®Windows®Me operating system 日本語版 Microsoft®WindowsNT®operating system Version4.0 日本語版 Microsoft®Windows®2000 operating system 日本語版 Microsoft®Windows®XP operating system 日本語版 の各オペレーティングシステムをそれぞれ、 Windows95 Windows98 WindowsMe WindowsNT4.0 Windows2000 WindowsXP と表記しています。 また、Windows95、Windows98、WindowsMe、 WindowsNT4.0、Windows2000、WindowsXPを総称する場合は[Windows ]、複数のWindows を併記する場合は[Windows95/NT ]のように、Windows の表記を省略することがあります。

・Microsoft、Windows、WindowsNTおよび Internet Explorerは米国マイクロソフト社の米国およびその他の国における登録商標です。

・Lotus, Lotus Notes はLotus Development Corporationおよび IBM Corporationの登録商標です。・Dominoは Lotus Development Corporation および IBM Corporationの商標です。・Intel Pentium は Intel Corporation の登録商標です。・そのほかの製品名は各社の商標または登録商標です。

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本製品EpsonNet NotesAgent とLotus Domino/Notesについて

 EpsonNet NotesAgentはEPSONのスキャナ製品とロータスドミノ/ノーツが稼

働するネットワーク環境のもとで動作するソフトウェアで、EPSONサーバスキャン機

能を拡張することによりEPSONのスキャナ製品をより便利にお使いいただくための

製品です。

 したがって、EpsonNet NotesAgentをご利用になるにあたっては、EPSONサーバスキャン機能をお使いになれること、ノーツをご利用になれることが前提となります。

 本書ではEpsonNet NotesAgentをお使いになるための方法について説明していま

すが、必要に応じてEPSONサーバスキャンの取扱説明書あるいはドミノ/ノーツの

マニュアルもしくはヘルプなどを参照するようにしてください。

旧製品EPSON Server Scan Agent for Notesとの関連について

 EpsonNet NotesAgentは、旧製品EPSON Server Scan Agent for Notesを機能

アップした製品です。すでにEPSON Server Scan Agent for Notesをご利用いただ

いているお客様は、本製品をアップグレードインストールすることによりEpsonNet

NotesAgent環境に移行することができます。

インストール・基本設定と管理者について

 EpsonNet NotesAgentをインストールし、管理運用を行うにはロータスドミノ/

ノーツに関しての知識、現在運用されているネットワークについての知識が必要とな

ります。とくにサーバに関連する設定については、サーバに管理者としての権限でログインしたユーザーのみが行うことができ、一般ユーザーとしてログインした場合に

は設定を行うことができません。

 このため、インストールや基本設定については、ネットワークあるいはドミノの管

理者が行うことをお勧めします。管理者がいない場合は、コンピュータの扱いに慣れ

た方が行うことを強くお勧めします。

はじめに

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目  次はじめに

EpsonNet NotesAgentの機能と動作環境  EpsonNet NotesAgentの機能…………………………………………………………………… 2   サーバスキャンおよびドミノ/ノーツとの関連 2   EpsonNet NotesAgent利用の概要 3  動作環境と動作の仕組み……………………………………………………………………… 4   ネットワーク構成例 4   EpsonNet NotesAgent の動作の仕組み 7   EpsonNet NotesAgent の動作環境 9  ユーザーの種類と役割……………………………………………………………………… 11   権限の種類と役割 11

インストールと環境設定  インストールと環境設定作業の流れ…………………………………………………………… 14  インストールと環境設定の実行………………………………………………………………… 15   ドミノサーバへのインストール 15   管理者用ノーツクライアントPCへのインストール 17   ドミノサーバのセットアップ(R4.6のとき) 23   ドミノサーバのセットアップ(R5.0および6.0のとき) 26   エージェントプログラム起動のための設定 29   エージェントプログラムのインストール 31   関連データベース、フォルダへのアクセス権設定 34   アンインストール方法 35  アップグレードインストール…………………………………………………………………… 37   アップグレードインストールの流れ 37   ドミノサーバのセットアップ(R4.6のとき) 38   ドミノサーバのセットアップ(R5.0および6.0のとき) 40

EpsonNet NotesAgentの設定と起動  サーバ情報の設定………………………………………………………………………………… 43   サーバ情報の設定方法(ノーツクライアントから) 43     サーバ情報の設定方法(WWWブラウザから) 47  ユーザー情報の設定(新規作成・編集)……………………………………………………… 49   ユーザー情報の設定方法(ノーツクライアントから) 49   ユーザー情報の設定方法(WWWブラウザから) 62  ドミノサーバ設定変更…………………………………………………………………………… 75   ドミノサーバ設定変更プログラムの起動と設定変更 75  エージェントプログラムの起動とファイル監視動作状況の確認…………………………… 76   エージェントプログラムの起動 76   EpsonNet NotesAgent プロパティ画面 77

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  エージェントプログラムをサービスとして使用……………………………………………… 79   エージェントプログラムのサービス化 79   サービス化の条件と制限 81

EpsonNet NotesAgentの利用例  「添付文書」の例…………………………………………………………………………………… 83  「メール文書」の例………………………………………………………………………………… 85  「画像変換のみ」の例……………………………………………………………………………… 86

付 録 ユーザー情報の設定に関する注意点…………………………………………………………… 88 エージェントプログラムに関する注意点……………………………………………………… 100 ログとエラー情報………………………………………………………………………………… 103 EpsonNet NotesAgentイメージデータベース…………………………………………………… 108  EpsonNet NotesAgentイメージデータベースの機能概要…………………………………… 108  EpsonNet NotesAgentイメージデータベースの作成(R4.6のとき)……………………… 109  EpsonNet NotesAgentイメージデータベースの作成(R5.6および6.0のとき)…………… 112  「ユーザー情報の設定」項目と内容……………………………………………………………… 115  アップグレードインストール後の設計の更新(R4.6のとき)……………………………… 116  アップグレードインストール後の設計の更新(R5.0および6.0のとき)…………………… 118  EpsonNet NotesAgentイメージデータベースの利用方法…………………………………… 120

困ったときは  困ったときの対処方法………………………………………………………………………… 132

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EpsonNet NotesAgentの機能と動作環境

EpsonNet NotesAgent の機能

動作環境と動作の仕組み

ユーザーの種類と役割

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● 2 ●

EpsonNet NotesAgentの機能

 EpsonNet NotesAgentのもつ機能の概要について説明します。なお、EPSONネットワークス

キャニングボックスおよびコピーシステムの機能の詳細については、それぞれの取扱説明書など

をご参照ください。

サーバスキャンおよびドミノ /ノーツとの関連

 EPSONネットワークスキャニングボックスを利用したイメージスキャナおよびコピ

ーシステムをネットワーク構成で利用するとき、サーバスキャンという機能をお使い

になることができます。サーバスキャンとは、ネットワークスキャニングボックスも

しくはコピーシステムのスタートキーを押すと、スキャナにセットされた文書をスキ

ャンし、そのイメージファイルを自動的にネットワーク上にあるファイルサーバに保

存する機能です。

 EpsonNet NotesAgentはこのサーバスキャンに対して機能を付加し、サーバスキャ

ンを実行するとスキャンしたデータを自動的にノーツデータベースに取り込むことを

可能にするソフトウェアです。

 EpsonNet NotesAgentが導入してある場合、サーバスキャンを実行することによっ

てイメージファイルがつくられるとEpsonNet NotesAgentは自動的にそのファイルを

汎用的なファイル形式に変換し、そのままファイルとして保存、ファイルを添付した

ノーツ文書をノーツデータベースに登録、ファイルを添付したメールを作成して自動

送信の3つのうちいずれかの処理を行います。

サーバスキャンフォーマット (専用イメージファイル)  または 汎用イメージファイルとして保存

汎用イメージファイルとして保存

汎用イメージファイルを添付した ノーツ文書を作成

汎用イメージファイルを添付した メールを作成して送信

ファイルサーバまたは 指定したPCのフォルダ

ファイルサーバ

メール

ノーツデータベース

スキャナ

スキャナ

サーバスキャンだけのとき

サーバスキャン+EpsonNet NotesAgentでは

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● 3 ●

 このように、画像データがファイルサーバに保存されるだけのサーバスキャンに比

べ、EpsonNet NotesAgentを組み合わせた場合にはノーツ文書として利用できるため、

ドミノ/ノーツのグループウェア・データベースとしての機能をフルに活用すること

が可能になります。

EpsonNet NotesAgent利用の概要

 今、仮に原稿をスキャナで読みとってその画像データをメールに添付し、送信した

いとします。EpsonNet NotesAgentを使うと、あらかじめ基本的な設定が済んでいれ

ば、次のような簡単な手順で、これを実現することができます。

①お使いのPCでEpsonNet NotesAgentのユーザー情報の設定画面を開き、メール文

書送信先などを入力する(設定済みであれば必要なし)。

②スキャナに、スキャンしたい原稿をセットする。

③ネットワークスキャニングボックスまたはコピーシステムからサーバスキャンを実

行する(解像度などは必要に応じて設定する)。

④スキャンした画像がノーツのメール文書に添付され、自動的にこのメール文書が送

信される。

 ユーザー設定を変更することにより、ノーツ文書へ添付してデータベースに登録、あ

るいは汎用イメージファイルとしてファイルサーバに保存も、同様の操作で行うこと

ができます。

※EpsonNet NotesAgentの使い方については「EpsonNet NotesAgentの利用例」(82

ページ)を参照してください。

※ユーザー情報の設定についての詳細は「ユーザー情報の設定(新規作成・編集)」

(49ページ)を参照してください。

 ユーザー設定を行います (設定済みであれば必要ありません)

スキャナに原稿をセットします

ユーザーのPC

メールの送り先PC

サーバスキャンを実行します

スキャンしたデータを添付したメールが 自動的に送信されます

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 EpsonNet NotesAgentをご利用になるために必要なネットワーク構成、動作の仕組み、動作

環境について説明します。

ネットワーク構成例

 EPSON製ネットワークスキャナまたはネットワークスキャニングボックスが使用可能なシステ

ム構成のもとでEpsonNet NotesAgentをご利用いただけます。

動作環境と動作の仕組み

ネットワーク構成例

サーバスキャンPC ファイルサーバ

EpsonNet NotesAgent 管理者用ノーツクライア ントPC

フォルダ管理者用 ノーツクライアントPC (必要に応じて用意)

一般ユーザー用PC 一般ユーザー用PC

ドミノサーバ

1台で共用も可

WWWブラウザ ノーツクライアント

ネットワーク スキャニングボックス ESNSB1

または

EPSON製 イメージスキャナ

Ethernet

オプションサーバ EpsonNet NotesAgentエー ジェントプログラムをインス トール

EpsonNet NotesAgent 管理者用セットアップを行う

フォルダ管理者用セット アップを行う

EpsonNet NotesAgent 設定データベースを格納

データの取り出し

管理用PC

一般ユーザー用PC

LP-9500CCH(ネットワークスキャニング ボックスを内蔵する必要が あります)

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● 5 ●

■サーバスキャンPC

 ネットワークスキャニングボックスESNSB1/ESNSB2をご利用になるときの、スキ

ャンしたデータを中継するためのPCです(ファイルサーバとの共用も可)。詳細はネ

ットワークスキャニングボックスの取扱説明書をご覧ください。

■ファイルサーバ

 サーバスキャン時にスキャナで取り込んだ画像が保存される PCです。EpsonNet

NotesAgentをご利用になるときには、汎用イメージファイルの保存あるいはデータベ

ースへの受け渡しに使われます。

■オプションサーバ

 EpsonNet NotesAgent のエージェントプログラムがインストールされるPCです。

EpsonNet NotesAgentのエージェントプログラムは、スキャンしたデータがファイルサ

ーバに入ると自動的にそれを読み出し、ファイル変換やノーツデータベースへの登録な

どの処理を行います。

 また、このオプションサーバにはノーツクライアントがインストールされ、ドミノ

サーバに接続できる必要があります。

※EpsonNet NotesAgentエージェントプログラムはファイルサーバ、サーバスキャ

ンPC、ドミノサーバにもインストール可能ですが、オプションサーバとしてPC

を1台用意することを推奨します。

■ドミノサーバ

 EpsonNet NotesAgent管理者用PCで作成された設定データベースが格納されるPC

です。

 スキャンした画像データ(汎用イメージファイル)を添付したノーツ文書は、この

ドミノサーバに自動的に登録されます。

 ドミノサーバには、設定データベース(EpsonNet NotesAgentの各種設定を行うデ

ータベース)を格納します。複数台のドミノサーバがあるときは、そのうちの1台に

設定データベースを格納します。

■一般ユーザー用PC

 ・ノーツクライアントPC 

 一般ユーザーがEpsonNet NotesAgentを使用し、スキャンした画像データをノーツ

文書やメール文書などとしてご利用になるためのPCです。

 ノーツクライアントがインストールされている必要があります。

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 ・WWWクライアントPC 

 一般ユーザーは、ノーツクライアントがインストールされていないPCであっても、

WWW ブラウザ(ドミノによってサポートされているブラウザ)からEpsonNet

NotesAgent を使用することができます。

■管理者用PC

 ・EpsonNet NotesAgent管理者用ノーツクライアントPC 

 EpsonNet NotesAgent管理者が、設定データベースの作成、サーバー・ユーザー情

報の設定、それらの変更、そのほかの管理業務を行うためのPCです。このPCは必ず

用意する必要があります。

 ・フォルダ管理者用ノーツクライアントPC 

 EpsonNet NotesAgent管理者とは別に「フォルダ管理者」(主にサーバに関するもの

以外の管理業務を行う管理者)をもうける場合、このフォルダ管理者が管理業務を行

うためのPCです。フォルダ管理者をもうけるときにのみ必要です。

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EpsonNet NotesAgentの動作の仕組み

 前ページのネットワークスキャナご利用時のネットワーク構成例をもとに、

EpsonNet NotesAgent の動作の仕組みを説明します。

①スキャナからサーバスキャンを実行すると、取り込まれた画像データがファイルサ

ーバに送られます。このときの画像データは、サーバスキャンの設定に従って汎用

イメージファイル(汎用イメージフォーマット)またはサーバスキャンフォーマッ

ト(サーバスキャン専用のファイル)のどちらかのファイル形式で一時的に保存さ

れます。

②EpsonNet NotesAgentのソフトウェアであるエージェントプログラムはファイルサ

ーバを常時監視しており、画像データのファイルがつくられると、それがサーバス

キャンフォーマットであれば汎用イメージファイルに変換します。その後、あらか

じめ設定してあった指示に従って次のいずれかの処理を行います。

 a)ファイルサーバまたは指定したPCのフォルダに保存。

 b)ノーツ文書を新規に作成してそれに添付(ノーツデータベースに登録)。

 c)ノーツのメール文書を新規に作成してそれに添付し、あらかじめ設定してあっ

 た宛先へ送信。

③ノーツクライアントPCで、WWWブラウザあるいはノーツクライアントなどを使用

して、ノーツデータベースに登録されたノーツ文書や汎用イメージファイルを利用

します。

スキャナ

ファイルサーバ

ドミノサーバ

汎用イメージファイル

または

汎用イメージファイル

スキャンファイル

テンポラリファイル

パーマネントファイル

パーマネントファイル

ユーザーデータベース

ファイル変換

サーバスキャンフォーマット

メール文書に添付、 宛先へメール送信

ノーツ文書に添付、 データベースに登録

ファイルサーバ中に保存

または

指定した別のPCのフォルダに保存

a)

b)

c)

汎用イメージ ファイル

汎用イメージ ファイル

データの流れ

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カラー(36) TIFF(無圧縮) マルチページTIFF(無圧縮)

カラー(JPEG) JPEG マルチページTIFF(無圧縮)

カラー写真 TIFF(無圧縮) マルチページTIFF(無圧縮)

グレイスケール TIFF(無圧縮) マルチページTIFF(無圧縮)

グレイ(JPEG) JPEG マルチページTIFF(無圧縮)

白黒線画 TIFF(MH圧縮) マルチページTIFF(MMR圧縮)

白黒OCR用 TIFF(MH圧縮) マルチページTIFF(MMR圧縮)

白黒ハーフトーン TIFF(無圧縮) マルチページTIFF(MMR圧縮)

イメージタイプ 単数ページ 複数ページ(ADF使用時)

ファイル形式

※カラー(36)を回転すると、24ビットカラーフォーマットに変換(減色)されます。※ファイルサイズが大きくなり過ぎてネットワークへの影響が心配される場合には、データが

圧縮されるイメージタイプを選ぶようにしてください。 例)カラー画像としてスキャンするときは「カラー(JPEG)」

   グレイ画像としてスキャンするときは「グレイ(JPEG)」

   モノクロあるいは線画のときは「白黒線画」または「白黒OCR用)」※カラー(JPEG)およびグレイ(JPEG)をカラーのマルチページTIFFとした場合は、無圧縮

となりますが画質が落ちます。

■汎用イメージファイルについて

 EpsonNet NotesAgentがサーバスキャンフォーマット形式のファイルを汎用イメー

ジファイルに変換するときのファイル形式は、スキャン時のイメージタイプ(取り込

む画像の色数の設定)によって、次のように決まります。ADFの使用時には、「ユーザ

ー情報の設定」でマルチページTIFFにするかどうかを選択(60、72ページ)できま

す。「する」に設定してあると、下表の複数ページの形式に、「しない」に設定してあ

ると単数ページの形式になります。

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EpsonNet NotesAgentの動作環境

■対応機器

■オプションサーバ(EpsonNet NotesAgentが稼働するサーバ)

■対象ファイルサーバ

■対象ドミノサーバ

機種 DOS/V機(IBM PC/AT互換機) CPU Intel Pentiumまたは互換CPUで133MHz以上(200MHz以上を推奨) メモリ 64MB以上(128MB以上を推奨) ハードディスク空き容量 100MB以上(1GB以上を推奨) OS(次のいずれか) Windows95、Windows98、WindowsMe WindowsNT4.0 Server+SP3以上 WindowsNT4.0 Workstation+SP3以上 Windows2000 Server、Windows2000 Professional WindowsXP Professional ノーツのバージョン R4.6、R5.0、6.0のクライアント ネットワーク環境 10BASE-T/100BASE-TX 対応プロトコル TCP/IP

※CPUクロック、メモリ容量は、それぞれのOSのバージョンに依存します。

機種およびOS サーバスキャンに必要とされる機種・OS

※詳しくは、ネットワークスキャニングボックスの取扱説明書をご覧ください。

機種 DOS/V機(IBM PC/AT互換機) CPU Intel Pentiumまたは互換CPUで133MHz以上(200MHz以上を推奨) メモリ ドミノの必要環境に準じます ハードディスク空き容量 ドミノの必要環境に準じます OS(次のいずれか) WindowsNT4.0 Server+SP3以上 Windows2000 Server ドミノのバージョン R4.6、R5.0、6.0 対応プロトコル TCP/IP

※OSとドミノの組み合わせは、それぞれドミノのバージョンに依存します。

ネットワークスキャニングボックスESNSB1/ESNSB2を接続してサーバスキャン機能が使用 可能なネットワークスキャナおよびコピーシステム

※OSとノーツの組み合わせは、それぞれノーツのバージョンに依存します。

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Windows95、Windows98、WindowsMe WindowsNT4.0 Server+SP3以上 WindowsNT4.0 Workstation+SP3以上 Windows2000 Server/Professional WindowsXP Professional ノーツのバージョン R4.6、R5.0、6.0 対応プロトコル TCP/IP WWWブラウザ Microsoft Internet ExplorerまたはNetscape Navigatorの、ドミノ がサポートしているバージョン

OS(次のいずれかで、 対応するLotus Notesの バージョンに依存します)

※WWWブラウザについては、インストーラのREADMEファイル中の補足説明をご参照ください。

■対象クライアント

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● 11 ●

 EpsonNet NotesAgentはロータスドミノ/ノーツの環境で使用するソフトウェアであるため、

環境設定時にセキュリティのための権限を定義します。

 ここではEpsonNet NotesAgentでユーザーに設定される権限の種類とその役割について解説

します。

権限の種類と役割

 EpsonNet NotesAgentでは、セットアップ時にロータスドミノ/ノーツのACLによ

ってEpsonNet NotesAgent設定データベースの権限を設定しますが、その権限には次

の3種類があります。

①EpsonNet NotesAgent 管理者

②フォルダ管理者

③一般ユーザー

■EpsonNet NotesAgent管理者

 EpsonNet NotesAgentを一般のユーザーが利用できるようにするための、EpsonNet

NotesAgentに関わる全般的な管理業務

・インストールと環境設定

・設定データベースの作成

・サーバ情報の設定

・ユーザー情報の設定

などを行う人に与える権限です。

 EpsonNet NotesAgentはもとより、今お使いのネットワークシステムやロータスド

ミノ/ノーツ、関連のデータベースについての知識が必要とされます。

 エージェントプログラムがセットアップされているオプションサーバのノーツユー

ザーは、このEpsonNet NotesAgent 管理者として登録する必要があります。

■フォルダ管理者

 EpsonNet NotesAgent管理者からサーバに関する権限をのぞいたもので、ユーザー

情報の設定を行い、一般のユーザーがEpsonNet NotesAgentを利用できるように設定・

管理する人に与える権限です。

 データベースに関する知識が必要で、とくに添付文書を扱う場合は、登録先のサー

バ、登録先のデータベース設計について理解している必要があります。

■一般ユーザー

 上記の管理者によって行われた設定に従ってEpsonNet NotesAgentを利用するユー

ザーに与える権限です。

 データベースに関する知識が必要な設定の変更を行うことはできません。

ユーザーの種類と役割

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● 12 ●

 メールに関する情報、ADFなどの簡単な設定を変更することができます。

※各権限の設定方法については「インストールと環境設定の実行」(15ページ)を参

照してください。

■権限のまとめ

 サーバ情報の設定およびユーザー情報の設定を行う権限は、下表のようになります。

※サーバ設定については「サーバ情報の設定」(43ページ)、ユーザー設定について

は「ユーザー情報の設定(新規作成・編集)」(49ページ)を参照してください。

EpsonNet NotesAgent 管理者

フォルダ管理者

一般ユーザー

×

×

×

○:可、×:不可、△:制限有り

×

×

×

×

×

権  限 新規作成 削除 編集 新規作成 削除 編集

サーバ情報の設定 ユーザー情報の設定

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インストールと環境設定

インストールと環境設定作業の流れ

インストールと環境設定の実行

アップグレードインストール

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インストールと環境設定作業の流れ

 EpsonNet NotesAgentを利用可能にするためには、関連ソフトウェアやテンプレートのイン

ストール、データベースの作成やアクセス制御リスト(ACL)の設定などの環境設定を行う必要

があります。

 下に示した順序に従ってインストール・セットアップ作業を進めてください。

 旧バージョンからのアップグレードインストールを行う場合は、37ページを参照してください。

  EpsonNet NotesAgentイメージデータベースの作成(必要に応じて)EpsonNet NotesAgent には「EpsonNet NotesAgentイメージデータベース」テンプレートが付属しており、自動的にインストールされます。EpsonNet NotesAgentイメージデータベースをお使いになる場合は、テンプレートからデータベースを作成してください(108ページ)。

  ドミノサーバへのインストール最初にドミノサーバに、システムの設定に必要なプログラムをインストールします。

  エージェントプログラム起動のための設定エージェントプログラムの実行に当たって、必ずノーツクライアントからサーバ情報を取得する設定を行う必要があります。(エージェントプログラムのインストール時に「スタートアップメニューに入れる」ことができ、この場合は再起動後に自動実行されるので、エージェントプログラムをインストールする前にこの設定を行うようにしてください)

  エージェントプログラムのインストールオプションサーバ、ファイルサーバ、ドミノサーバ、サーバスキャンPCのいずれかにエージェントプログラムをインストールします(インストールの前に、上記の「エージェントプログラム起動のための設定」を行ってください)。※エージェントプログラムをサービスとして利用する場合は、79ページに示す設定 を行う必要があります。

  関連データベース、フォルダへのアクセス権設定EpsonNet NotesAgentを運用するためには、エージェントの実行権限設定、文書登録先データベースへのアクセス権設定、ユーザースキャンフォルダに対するアクセス権、共有化の設定を行う必要があります。

  ドミノサーバのセットアップテンプレートから設定データベースを作成し、各種管理者権限の設定を行います。

  管理者用ノーツクライアントPCへのインストール①EpsonNet NotesAgent管理者用セットアップ EpsonNet NotesAgent管理者が使用するノーツクライアントPCに対して必要なプログラムをインストールします。②フォルダ管理者用セットアップ(必要に応じて) フォルダ管理者が使用するノーツクライアントPCに対して必要なプログラムをインストールします。

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● 15 ●

 具体的なインストール手順・環境設定手順について説明します。

 一連のインストール作業を始めるにあたり、インストール対象のPC環境がEpsonNet NotesAgent

の動作環境(9ページ)の条件に該当しているかを確認してください。

ドミノサーバへのインストール

①ドミノサーバのPCにログオンします。

 Administratorの権限でログオン後、すべてのWindowsプログラムを終了してくださ

い。

②総合インストーラを起動します。

 EpsonNet NotesAgentのインストールファイル「enna.exe(拡張子がexeの自己解凍

形式ファイル)」のアイコンをダブルクリックしてください。次の総合インストーラが

起動します。

 ここで「ドミノサーバセットアップ」をクリックします。

③画面のメッセージに従ってインストールを続けます。

総合インストーラが起動します。

「ドミノサーバ

セットアップ」をクリックします。

インストールと環境設定の実行

ドミノサーバへのインストールが開始します。

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● 16 ●

設定データベースの作成先である、ドミノサーバのデータフォルダ名を指定します。通常は、 R4.6のとき C:¥Notes¥Data  R5.0および6.0のとき  C:¥Lotus¥Domino¥Dataと入力してください。このフォルダの中に「ENNA」フォルダがつくられます。

ノーツエージェントに必要なファイルのインストール先フォルダ名が表示されます。インストール先は変更しないでください。もし表示されないときはドミノがセットアップされているフォルダ名、通常は、 R4.6のとき C:¥Notes R5.0および6.0のとき       C:¥Lotus¥Dominoを入力してください。

インストール先の確認画面が表示されます。設定を確認ししてください。「次へ」でインストールが始まります。

ドミノサーバへのインストール完了画面が表示されたら「完了」をクリックして、総合インストーラ画面に戻り、セットアップを終了してください。

EpsonNet NotesAgentのライセンス契約が表示されます。契約に同意していただくとインストールを継続できます。

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管理者用ノーツクライアントPCへのインストール

  EpsonNet NotesAgent管理者用セットアップを行う。

 EpsonNet NotesAgent管理者が各種の設定を行うために、管理者用ノーツクライア

ントPCに対して「EpsonNet NotesAgent管理者用セットアップ」を行ってください。

①管理に使用するノーツクライアントPCを起動します。

②総合インストーラを起動します。

 EpsonNet NotesAgentのインストールファイル「enna.exe(拡張子がexeの自己解凍

形式ファイル)」のアイコンをダブルクリックしてください。次の総合インストーラが

起動します。

 ここで「管理者用ノーツクライアントセットアップ」をクリックします。

③画面のメッセージに従ってインストールを続けます。

EpsonNet NotesAgent 管理者用ノーツクライアントPCへのインストールが開始します。

総合インストー

ラが起動します。「管理者用ノーツ

ク ラ イ ア ン ト

セットアップ」をクリックします。

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● 18 ●

EpsonNet NotesAgentのライセンス契約が表示されます。契約に同意していただくとインストールを継続できます。

「EpsonNet NotesAgent 管理者用」を選択します。

ノーツフォルダ(エージェントプログラムの実行に必要なファイルのインストール先)が表示されます。このインストール先は変更しないでください。※インストール先は通常、 R4.6のとき C:¥Notes R5.0のとき C:¥Lotus¥Notes 6.0のとき  C:¥ProgramFies         ¥lotus¥notes

テンプレートフォルダ(テンプレートをインストールする先のフォルダ)が表示されます。このインストール先は変更しないでください。※インストール先は通常、 R4.6のとき C:¥Notes¥Data R5.0のとき     C:¥Lotus¥Notes¥Data 6.0 のとき     C:¥Program Fies¥lotus ¥notes¥data

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● 19 ●

インストール先を確認してください(左画面はR5.0のときの例)。前画面に戻るとインストール先を変更することができます。

EpsonNet NotesAgent 管理者用ノーツクライアントPC へのインストールが完了します。

左の画面が表示されたら「完了」をクリックして総合インストーラ画面に戻り、セットアップを終了してください。

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● 20 ●

  フォルダ管理者用セットアップを行う(必要に応じて)。

 EpsonNet NotesAgent管理者とは別にフォルダ管理者をもうけ、フォルダ管理者が

ユーザー設定管理(新規ユーザー作成、文書タイプ変更など)を行う場合には、フォ

ルダ管理者用ノーツクライアントPCに対して「フォルダ管理者用セットアップ」を行

ってください。

 ただし次のいずれかのときは必要ありません。

 ・WWWブラウザからユーザー設定を行う場合

 ・一般ユーザーがユーザー設定を変更する場合

 ・ドミノ R4.6のドミノサーバから管理操作を行う場合

 「フォルダ管理者用セットアップ」は、EpsonNet NotesAgent運用後であっても、い

つでも行うことができます。

①フォルダ管理に使用するノーツクライアントPCを起動します。

②総合インストーラを起動します。

 EpsonNet NotesAgentのインストールファイル「enna.exe(拡張子がexeの自己解凍

形式ファイル)」のアイコンをダブルクリックしてください。次の総合インストーラが

起動します。

 ここで「管理者用ノーツクライアントセットアップ」をクリックします。

③画面のメッセージに従ってインストールを続けます。

管理者用ノーツクライアントPCへのインストールが開始します。

総合インストー

ラが起動します。

「管理者用ノーツク ラ イ ア ン ト

セットアップ」をクリックします。

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● 21 ●

EpsonNet NotesAgentのライセンス契約が表示されます。契約に同意していただくとインストールを継続できます。

「フォルダ管理者用」を選択します。

ノーツフォルダ(エージェントプログラムの実行に必要なファイルのインストール先)が表示されます。このインストール先は変更しないでください。※インストール先は通常、 R4.6のとき C:¥Notes R5.0のとき C:¥Lotus¥Notes  6.0 のとき  C:¥Program Files ¥lotus¥notes

インストール先を確認してください(左画面はR5.0のときの例)。前画面に戻るとインストール先を変更することができます。

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● 22 ●

フォルダ管理者用ノーツクライアント PCへのインストールが完了します。

左の画面が表示されたら「完了」をクリックして総合インストーラ画面に戻り、セットアップを終了してください。

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● 23 ●

ドミノサーバのセットアップ(R4.6のとき)

 EpsonNet NotesAgent管理者用セットアップを行ったクライアント上でテンプレー

トの署名・設定データベースの作成・ノーツアクセス制御リスト(ACL)の設定を行

います。

  テンプレートに署名する。

①ノーツのワークスペースで、メニューから[ファイル]-[ツール]-[システム管理]の順

に選択します。

②「システム管理するサーバー」項目で「Local」を選択します。

③「データベースツール」アイコンをクリックします。

④左に表示されたテンプレート名から「EpsonNet NotesAgent」を選択して、ツールコ

ンボボックスから「データベースへの署名」を選択します。

⑤表示画面で「設計メモごとに署名する」を選択して「署名」ボタンをクリックします。

⑥相互認証画面が表示された場合は「はい」ボタンをクリックします。

⑦ワークスペースに戻ります。

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● 24 ●

  設定データベースを作成する。

①ノーツのワークスペースで、メニューから[ファイル]-[データベース]-[作成]の順に

選択します。

②開いた「データベースの作成」画面で各項目について設定します。

●サーバー

 設定データベースを作成したいドミノサーバ(15ページの「ドミノサーバへのイン

ストール」を実行したドミノサーバ)に変更します。

●データベース名

 「EpsonNet NotesAgent」と入力します。

●ファイル名

 「ENNA¥enna.nsf」と入力します。

●「テンプレートサーバー」ボタン

 「Local」を選択します。

●テンプレートリストボックス

 テンプレートリストボックスの中から「EpsonNet NotesAgent」を選択します。

③「OK」ボタンをクリックします。

④ワークスペースに戻ります。

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● 25 ●

  ノーツのアクセス制御リスト(ACL)を設定する。

①EpsonNet NotesAgentのアイコンを右クリックし、表示されたメニューから [アク

セス制御]を選択してアクセス制御リスト画面を開きます。

②次のユーザーを追加・設定します。

③ワークスペースに戻ります。

※「追加」ボタンをクリックして、キーボードから「Anonymous」と入力し、ユーザ ーの追加を行ってください。 この設定は、WWWブラウザからの使用時のみにユーザーを特定せず、誰でもこの データベースを参照できるようにするためのものです。※エージェントプログラムを実行するオプションサーバのノーツIDは、管理者として 追加・設定する必要があります。※ドミノサーバは、設定データベースが作成されたサーバです。

追加・設定するユーザー アクセス チェック項目 ロール

Anonymous

(EpsonNet NotesAgent          管理者)

作成者 文書の作成 チェックなし

[ADMIN]

管理者 文書の削除 [ADMIN]

(オプションサーバの      ログインノーツID)

管理者 文書の削除 [ADMIN]

(フォルダ管理者) 文書の作成・削除 [DIRADMIN] 作成者

Default(一般ユーザー) 文書の作成 [USER] 作成者

(ドミノサーバ) 管理者 文書の削除

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● 26 ●

ドミノサーバのセットアップ(R5.0および 6.0のとき)

 EpsonNet NotesAgent管理者用セットアップを行ったクライアント上でテンプレー

トの署名・設定データベースの作成・ノーツアクセス制御リスト(ACL)の設定を行

います。

  テンプレートに署名する。

①ノーツのワークスペースで、メニューから[ファイル]-[ツール]-(R5.0の場合は[シス

テム管理]、6.0の場合は[サーバー管理])の順に選択します。

②メニューから[ファイル]-[サーバーを開く]を選び、表示されたダイアログで「Local」

を選択します。

③「ファイル」タブを開き、R5.0 の場合は ¥Lotus¥Notes¥Data、6.0 の場合は

¥ProgramFiles¥lotus¥notes¥dataフォルダを選択します。

④「表示」項目を「テンプレートのみ」に指定します。

⑤表示されたテンプレート名から「EpsonNet NotesAgent」を選択して、右の「データ

ベース」項目の中から「署名」を選択します(または右ボタンのクリックで表示され

るメニューから「署名」を選択します)。

⑥相互認証画面が表示された場合は「はい」ボタンをクリックします。

⑦表示画面で「すべての設定文書」を選択して「OK」ボタンをクリックします。

⑧ワークスペースに戻ります。

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● 27 ●

  設定データベースを作成する。

①ノーツのメニューから[ファイル]-[データベース]-[作成]の順に選択します。

②開いた「データベースの作成」画面で各項目について設定します。

●サーバー

 設定データベースを作成したいドミノサーバ(15ページの「ドミノサーバへのイン

ストール」を実行したドミノサーバ)に変更します。

●データベース名

 「EpsonNet NotesAgent」と入力します。

●ファイル名

 「ENNA¥enna.nsf」と入力します。

●「テンプレートサーバー」ボタン(R5.0の場合)

 ボタンをクリックして「Local」を選択します。

●「新規データベースのテンプレートの指定」項目中の「サーバー」(6.0の場合)

 「Local」を選択します。

●テンプレートリストボックス

 テンプレートリストボックスの中から「EpsonNet NotesAgent」を選択します。

③「OK」ボタンをクリックします。

④ワークスペースに戻ります。

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● 28 ●

  ノーツのアクセス制御リスト(ACL)を設定する。

①EpsonNet NotesAgentのアイコンを右クリックし、表示されたメニューから[データ

ベース]-[アクセス制御]と選択して「アクセス制御リスト」画面を開きます。

②次のユーザーを追加・設定します。

③ワークスペースに戻ります。

※「追加」ボタンをクリックして、キーボードから「Anonymous」と入力し、ユーザ ーの追加を行ってください。 この設定は、WWWブラウザからの使用時のみにユーザーを特定せず、誰でもこの データベースを参照できるようにするためのものです。※エージェントプログラムを実行するオプションサーバのノーツIDは、管理者として 追加・設定する必要があります。※ドミノサーバは、設定データベースが作成されたサーバです。

追加・設定するユーザー アクセス チェック項目 ロール

Anonymous

(EpsonNet NotesAgent          管理者)

作成者 文書の作成 チェックなし

[ADMIN]

管理者 文書の削除 [ADMIN]

(オプションサーバの      ログインノーツID)

管理者 文書の削除 [ADMIN]

(フォルダ管理者) 文書の作成・削除 [DIRADMIN] 作成者

Default(一般ユーザー) 文書の作成 [USER] 作成者

(ドミノサーバ) 管理者 文書の削除

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● 29 ●

エージェントプログラム起動のための設定

 エージェントプログラムを実行するために、エージェントプログラムをインストール

するオプションサーバ用PCにおいてサーバ情報の設定を行っていただく必要がありま

す。エージェントプログラムをインストールする前に、以下の操作を行ってください。

※必ずエージェントプログラムをインストールするPCで、ノーツクライアントから

この操作を行うようにしてください。

  設定データーベースを開く。

①エージェントプログラムをインストールするノーツクライアントPCを起動します。

②ノーツクライアントのメニューから[ファイル]-[データベース]-[開く]の順に選択し、

「データベースを開く」画面でデータベースを指定します。

 「サーバー」「データベース」「ファイル名」の各項目で、すでに作成した設定データ

ベースを指定(24ページあるいは27ページと同様に入力)し、「開く」ボタンをクリ

ックします。

  サーバ情報画面を開く。

 表示された設定データベースの画面で、「サーバ情報」をクリックします。

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● 30 ●

  「送信」ボタンをクリックし、設定データベースを終了する。

①サーバ情報の設定画面で「送信」ボタンをクリックします。

②「この操作はエージェントプログラムがセットアップされているPC上でのみ有効

です。続行しますか?」のメッセージが表示されます。

 ここで「はい」を選択してください。

③「閉じる」ボタンをクリックして初期画面に戻り、設定データベースを終了します。

※「送信」ボタンのクリックによって、エージェントプログラムの稼働に必要な情

報がWindowsフォルダ内のファイル「ESSAN.ini」に書き出されます。

※本設定が必要なのは、EpsonNet NotesAgentのインストール時の1回だけです(アッ

プグレードインストールの場合にも必要です)。

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● 31 ●

エージェントプログラムのインストール

  エージェントプログラムをインストールする。

①オプションサーバにログオンします。

 オプションサーバのOSがWindowsNT4.0、Windows2000、WindowsXPの場合は、

Administrator の権限でログオンしてください。

②総合インストーラを起動します。

 EpsonNet NotesAgentのインストールファイル「enna.exe(拡張子がexeの自己解凍

形式ファイル)」のアイコンをダブルクリックしてください。次の総合インストーラが

起動します。

 ここで「エージェントセットアップ」をクリックします。

③画面のメッセージに従ってインストールを続けます。

総合インストーラが起動します。

「エージェントセットアップ」を

クリックします。

エージェントプログラムのインストールが開始します。

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● 32 ●

エージェントプログラムのインストール先フォルダが表示されます。必要に応じて変更してください。

EpsonNet NotesAgentのライセンス契約が表示されます。契約に同意していただくとインストールを継続できます。

エージェントプログラムの実行に必要なファイルのインストール先フォルダが表示されます。このインストール先は変更しないでください。※インストール先は通常 R4.6のとき c:¥Notes R5.0のとき c:¥Lotus¥Notes 6.0 のとき  c:¥Program Files ¥lotus¥notes

エージェントプログラムをサービスとして利用する場合には「登録する」にチェックを入れてください(登録後の設定方法については79ページ参照)。

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● 33 ●

左の画面が表示されたら「完了」をクリックしてください。

インストール先を確認してください(左画面はR5.0のときの例)。

前ページ最下段のサービス化の設定画面で「登録する」にチェックがないときに左の画面が表示されます。「はい」を選択すると、OSの起動後にEpsonNet NotesAgent のエージェントプログラムが自動起動されるようになります。

「OK」ボタンで終了します。エージェントプログラムを起動する前に、手動で再起動操作を行ってください(自動的には再起動しません)。

総合インストーラ画面で「セットアップの終了」を選択します。

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● 34 ●

関連データベース、フォルダへのアクセス権設定

■LotusScript/Javaエージェント実行権限設定

 設定データベースがインストールされているサーバ上で、設定データベースのテン

プレートを署名したノーツユーザーに、LotusScript/Javaエージェントの実行権限を与

えてください。

※詳細は、102ページを参照してください。

■ノーツ文書登録先データベースの権限設定

 汎用イメージファイルを添付した文書を登録するデータベースには、オプションサ

ーバーのログインノーツIDに「編集者」以上の権限を、EpsonNet NotesAgent管理者、

フォルダ管理者に「設計者」以上の権限を与えてください。 

■ユーザースキャンフォルダの権限確認

 ファイルサーバ中のユーザースキャンフォルダに関し、次のように権限が設定され

ている必要があります。

①ファイルサーバがWinodows95、Widows98 およびWinodowsMeのとき

 ユーザースキャンフォルダが共有に設定され、オプションサーバのログインユーザ

ーに対して「フルアクセス」の権限が与えてあること。

②ファイルサーバがWindowsNT、Windows2000あるいはWindowsXPのとき

 ユーザースキャンフォルダが共有に設定され、オプションサーバのログインユーザ

ーに対して「フルコントロール」の権限を与えてあること。

※ユーザースキャンフォルダについての詳細は100ページを参照してください。

■画像保存先フォルダの権限設定

 スキャンした画像データに対して「画像変換のみ」の文書タイプに設定したとき、変

換後の汎用イメージファイルの保存先をネットワーク上のPCにおいても自由に指定す

ることができます。

 ユーザースキャンフォルダ以外のフォルダを保存先に指定した場合は、そのフォル

ダに対してもユーザースキャンフォルダと同様に権限設定と共有設定を行ってくださ

い。

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● 35 ●

アンインストール方法

■ドミノサーバからのアンインストール

 [スタート]-[設定]-[コントロールパネル]-[アプリケーションプログラムの追加と削除]

の順に選択すると、アプリケーションプログラムの追加と削除画面が表示されます。画

面で「EpsonNet NotesAgent(ドミノサーバ)」を選択して削除を実行します。

※アンインストールを行っても、以下のフォルダは削除されずに残ります。

・R4.6のとき

  Notes¥Data¥ENNA(このフォルダの中にデータがなかった場合には削除されます)

・R5.0のとき

  Lotus¥Domino¥Data¥ENNA(このフォルダの中にデータがなかった場合には削除

  されます)

・6.0のとき

  Program Files¥lotus¥notes¥ENNA(このフォルダの中にデータがなかった場合に

  は削除されます)

●設定データベースの削除 

 上記のアンインストール方法では設定データベースは削除されませんので、次の方法で

削除してください。

 データベースの管理者権限のIDでログオンし、ノーツクライアントで設定データベ

ースを開いてメニューの[ファイル]-[データベース]-[削除]の順に選択します。

 削除確認の画面で「はい」ボタンをクリックすると設定データベースが削除されま

す。

 EpsonNet NotesAgentイメージデータベースについても、必要に応じて同様に削除

してください。

■管理者用ノーツクライアントからのアンインストール

 [スタート]-[設定]-[コントロールパネル]-[アプリケーションプログラムの追加と削除]

の順に選択すると、アプリケーションプログラムの追加と削除画面が表示されます。画

面で「EpsonNet NotesAgent(管理者用ノーツクライアント)」を選択して削除を実行

します。

■エージェントプログラムのアンインストール方法

 エージェントプログラムのアンインストールは、次のa.またはb.の方法で行うこと

ができます。

a. [スタート]-[プログラム]-[EpsonNet NotesAgentのアンインストール]の順に選択し

ます。

b. [スタート]-[設定]-[コントロールパネル]-[アプリケーションプログラムの追加と削

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● 36 ●

除]の順に選択すると、アプリケーションプログラムの追加と削除画面が表示されま

す。ここで「EpsonNet NotesAgent(エージェント)」を選択して削除を実行します。

※アンインストールを行っても、以下のファイル・フォルダは削除されずに残ります。

・ファイル ESSAN.ini(Windowsフォルダに残ります)

・フォルダ ¥Program Files¥EpsonNet¥EpsonNet NotesAgent¥upf

      ¥Program Files¥EpsonNet¥EpsonNet NotesAgent¥log

      ¥Program Files¥EpsonNet¥EpsonNet NotesAgent¥temp

(上の3つのフォルダは、中にデータがなかった場合にのみ削除されます)

      ¥[ユーザースキャンフォルダ]¥Imagewri

(このフォルダは、データの有無に関わらず削除されません)

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● 37 ●

 旧バージョンのEPSON Server Scan Agent for Notes(Ver1.0、Ver1.01、Ver1.1)がイン

ストールされているシステムにEpsonNet NotesAgent V2.0をアップグレードインストール(旧

バージョンを自動的にアンインストールし、同じPCに新バージョンをインストール)することが

でき、このときデータベース設計情報を更新することによって、旧バージョンで運用していたデ

ータを引き継ぐことが可能になります。

 

アップグレードインストールの流れ

 下のインストールの流れに従ってアップグレードインストールを行いますが、「ドミ

ノサーバのセットアップ」だけが新規インストール時と手順が異なります(新規イン

ストール時はデータベースの“作成”、アップグレードの時は“更新”)。次ページ以降

の操作手順をご覧ください。

 その他のインストール・設定については新規インストール手順を参照してください。

※すでに新しいバージョンがインストールされているPCに対してアップグレードイ

ンストールを始めると、次のダイアログが表示され、インストール(セットアッ

プ)が中止されます。

※新規インストールの場合に必要だった「関連データベース、フォルダへのアクセ

ス権設定」は、前の環境をそのまま引き継ぐ場合には必要ありません。

アップグレードインストール

  ドミノサーバへのアップグレードインストール

  ドミノサーバのセットアップテンプレートからデータベース設計情報を更新します。

  管理者用ノーツクライアントPCへのアップグレードインストール①EpsonNet NotesAgent管理者用セットアップ②フォルダ管理者用セットアップ(必要に応じて)

  エージェントプログラム起動のための設定エージェントプログラムの実行に当たって、必ずノーツクライアントからサーバ情報を取得する設定を行う必要があります。

  エージェントプログラムのアップグレードインストール

新規インストールと同じ(15ページ参照)

新規インストールと同じ(17ページ参照)

新規インストールと同じ(29ページ参照)

新規インストールと同じ(31ページ参照)

新規インストールと別手順(次ページ参照)

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● 38 ●

ドミノサーバのセットアップ(R4.6のとき)

 EpsonNet NotesAgent管理者用セットアップを行ったクライアント上で、ドミノサ

ーバセットアップを行います。

  テンプレートに署名する。

①ノーツのワークスペースで、メニューから[ファイル]-[ツール]-[システム管理]の順

に選択します。

②「システム管理するサーバー」項目で「Local」を選択します。

③「データベースツール」アイコンをクリックします。

④左に表示されたテンプレート名から「EpsonNet NotesAgent」を選択して、ツール

コンボボックスから「データベースへの署名」を選択します。

⑤表示画面で「設計メモごとに署名する」を選択して「署名」ボタンをクリックします。

⑥ワークスペースに戻ります。

  データベースの設計を更新する。

①ノーツのワークスペースで旧バージョンの設定データベース「Server Scan Agent for

Notes」のアイコンを選択し、メニューから[ファイル]-[データベース]-[設計の置換]

の順に選択します。

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● 39 ●

③開いた「データベース設計の置換」画面で下の設定を行います。

●「テンプレートサーバー」ボタン

 ボタンをクリックして「Local」を選択します。

●テンプレートリストボックス

 テンプレートリストボックスの中から「EpsonNet NotesAgent」を選択します。

④「置換」ボタンをクリックします。

  ノーツのアクセス制御リスト(ACL)を設定する。

 EpsonNet NotesAgentでは旧バージョンとACL設定が異なります。新規インストー

ル時と同様にACLを設定してください(25ページ参照)。

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● 40 ●

ドミノサーバのセットアップ(R5.0および 6.0のとき)

 EpsonNet NotesAgent管理者用セットアップを行ったクライアント上で、ドミノサ

ーバセットアップを行います。

  テンプレートに署名する。

①ノーツのワークスペースで、メニューから[ファイル]-[ツール]-(R5.0の場合は[シス

テム管理]、6.0の場合は[サーバー管理])の順に選択します。

②メニューから[ファイル]-[サーバーを開く]を選び、表示されたダイアログで「Local」

を選択します。

③「ファイル」タブを開き、R5.0の場合は¥Lotus¥Notes¥Data、6.0の場合は¥Program

 Files¥lotus¥notes¥dataフォルダを選択します。

④「表示」項目を「テンプレートのみ」に指定します。

⑤表示されたテンプレート名から「EpsonNet NotesAgent」を選択して、右の「データ

ベース」項目の中から「署名」を選択します(または右ボタンのクリックで表示され

るメニューから「署名」を選択します)。

⑥表示された画面で「すべての設定文書」を選択して「OK」ボタンをクリックします。

⑦ワークスペースに戻ります。

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● 41 ●

  データベースの情報を更新する。

①ノーツのワークスペースで旧バージョンの設定データベース「Server Scan Agent for

Notes」のアイコンを選択し、メニューから[ファイル]-[データベース]-[設計の置換]

の順に選択します。

②開いた「データベース設計の置換」画面で下の設定を行います。

●「テンプレートサーバー」ボタン

 ボタンをクリックして「Local」を選択します。

●テンプレートリストボックス

 テンプレートリストボックスの中から「EpsonNet NotesAgent」を選択します。

③「置換」ボタンをクリックします。

  ノーツのアクセス制御リスト(ACL)を設定する。

 EpsonNet NotesAgentでは旧バージョンとACL設定が異なります。新規インストー

ル時と同様にACLを設定してください(28ページ参照)。

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EpsonNet NotesAgentの設定と起動

サーバ情報の設定

ユーザー情報の設定(新規作成・編集)

ドミノサーバ設定変更

エージェントプログラムの起動とファイル監視動作状況の確認

エージェントプログラムをサービスとして使用

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● 43 ●

サーバ情報の設定

 サーバ情報の設定方法について説明します。

 このサーバ情報の設定を行うためにはEpsonNet NotesAgent管理者権限が必要となります。サ

ーバ情報の設定によりドミノサーバ名・ユーザースキャンフォルダ最大監視数・監視周期を設定

することができます。

 サーバ設定の変更はノーツクライアント、WWWブラウザのどちらからでも行うことができま

す。以下にノーツクライアント、WWWブラウザの順にその方法を説明します。

サーバ情報の設定方法(ノーツクライアントから)

 ノーツクライアント上でサーバ情報の設定を行います。

  設定データベースのメイン画面を開く。

 ノーツクライアントのメニューから[ファイル]-[データベース]-[開く]の順に選択し、

「データベースを開く」画面でデータベースを指定します。

 「サーバー」「データベース」「ファイル名」の各項目で、すでに作成した設定データ

ベースを指定(24ページあるいは27ページと同様に入力)し、「開く」ボタンをクリ

ックして設定データベースのメイン画面を開きます。

 ノーツのワークスペースに次のアイコンが表示されている場合は、このアイコンを

ダブルクリックして開くことができます。

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● 44 ●

  サーバ情報画面を開く。

設定データベースのメイン画面で「サーバ情報」をクリックします。

※ノーツクライアントから設定データベースへローカルアクセスをしている場合は、サ

ーバ設定は行わないでください。データベース名などに間違った値が入る可能性が

あります。

 ローカルアクセスからサーバ情報の設定を行おうとすると次のエラーメッセージが

表示されます。

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● 45 ●

  サーバ情報画面で各設定を行う。

●編集(編集時は「保存」)

 クリックすると、画面に表示されているファイル監視設定内容の編集が可能になり

ます。クリック後は「保存」ボタンに変わります。

●閉じる

 変更後に「閉じる」をクリックすると、変更内容を保存するかどうかを確認するメ

ッセージが表示されます。保存して閉じるか、または保存せずに閉じるかを選択して

ください。

●保存(編集時)

 クリックすると変更内容が保存されます。

●送信

 エージェントプログラムの実行に必要な「ESSAN.ini」ファイルを書き出すためのボ

タンですが、セットアップ時に一度このファイルの書き出しを行った後はクリックし

ないようにしてください(とくに、エージェントプログラムがインストールされてい

ないクライアントPCでこのボタンをクリックすると、不要なファイルが作成されるこ

とになります)。

●ドミノサーバ名

 ドミノサーバ名が表示されます。

 ここでドミノサーバ名を変更することができますが、その場合には変更先のドミノ

サーバに設定データベースがインストールされ、初期設定が終了している必要があり

ます。

●Storage タイプ

 ストレージの種類が表示されます。変更することはできません。

●エージェント

 エージェントの名前が表示されます。変更することはできません。

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● 46 ●

●ユーザースキャンフォルダ最大監視数

 EpsonNet NotesAgentはファイルサーバの中にサーバスキャンフォーマットあるい

はイメージファイルがつくられたことを検出するために、ユーザースキャンフォルダ

を監視します。ここでは監視するフォルダの最大数を設定します。

 ・入力可能範囲は1~ 150(半角数字)。

 ・デフォルト値は 30。

 ・ユーザー設定文書が150個以上存在していても、設定した数値を超えての監視は

  行いません。

 ・監視する順番はユーザー設定作成順で降順です。

●監視周期(秒)

 ユーザースキャンフォルダを監視する間隔を、秒単位で入力します。

 ・入力可能範囲は 5~120(半角数字)。

 ・デフォルト値は 10。

  サーバ情報画面を終了する。

 「保存」ボタンをクリックして編集内容を保存し、「閉じる」ボタンで画面を終了し

ます。

 各項目に入力ミスや未入力があるとエラーメッセージが表示されるので、このとき

は編集内容を確認してください。

※エラーメッセージについては 105ページを参照してください。

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● 47 ●

サーバ情報の設定方法(WWWブラウザから)

  WWWブラウザを起動し、ノーツデータベースのアドレスを入力する。

  WWWブラウザを起動し、URLとして現在お使いのノーツデータベースのアドレ

スを入力します。EpsonNet NotesAgent のメイン画面が表示されます。

  ここで「サーバ情報」をクリックします。

  サーバ情報画面で各設定を行う。

●編集(編集時は「保存」)

 クリックすると、画面に表示されているファイル監視設定内容の編集が可能になり

ます。クリック後は「保存」ボタンに変わります。

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● 48 ●

●閉じる

 サーバ情報画面が終了します。設定の変更後であっても「閉じる」ボタンをクリッ

クすると、変更内容が保存されずに画面が閉じます。設定を保存するためには、先に

「保存」ボタンをクリックしてください。

●保存(編集時)

 「保存」ボタンをクリックすると変更内容が保存されます。

●ドミノサーバ名

 ドミノサーバ名が表示されます。

 ここでドミノサーバ名を変更することができますが、その場合には変更先のドミノ

サーバに設定データベースがインストールされ、初期設定が終了している必要があり

ます。

●Storage タイプ

 ストレージの種類が表示されます。変更することはできません。

●エージェント

 エージェントの名前が表示されます。変更することはできません。

●ユーザースキャンフォルダ最大監視数

 EpsonNet NotesAgentはファイルサーバの中にサーバスキャンフォーマットあるい

はイメージファイルがつくられたことを検出するために、ユーザースキャンフォルダ

を監視します。ここでは監視するフォルダの最大数を設定します。

 ・入力可能範囲は1~ 150(半角数字)。

 ・デフォルト値は 30。

 ・ユーザー設定文書が150個以上存在していても、設定した数値を超えての監視は

  行いません。

 ・監視する順番はユーザー設定作成順で降順です。

●監視周期(秒)

 ユーザースキャンフォルダを監視する間隔を、秒単位で入力します。

 ・入力可能範囲は 5~120(半角数字)。

 ・デフォルト値は 10。

  サーバ情報画面を終了する。

 「保存」ボタンをクリックして編集内容を保存し、「閉じる」ボタンによってサーバ

情報画面を終了します。ノーツからの設定時とは異なり、「保存」をクリックせずに「閉

じる」をクリックした場合には、設定に変更を加えていても保存されないことに注意

してください。

 各項目に入力ミスや未入力があるとエラーメッセージが表示されるので、このとき

は前画面に戻って編集内容を確認してください(一部のブラウザではエラーメッセー

ジが表示されないことがあります)。

※エラーメッセージについては 105ページを参照してください。

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● 49 ●

 EpsonNet NotesAgent の利用を一般ユーザーに可能にするためには、はじめに管理者

(EpsonNet NotesAgent管理者またはフォルダ管理者)による新規ユーザー作成が必要です。ま

た、ユーザー情報の設定項目は5つのセクションに分かれていますが、そのうちの2セクション

については必ず管理者によって設定される必要があります。

 管理者による設定が終了し、EpsonNet NotesAgentの運用が開始してから、一般ユーザーに

よるメール通知などの設定が行われることになります。

 管理者による設定項目と一般ユーザーによる設定項目は51ページまたは63ページを参照して

ください。

 設定はノーツクライアント、WWWブラウザのどちらからでも行うことができます。以下にノ

ーツクライアント、WWWブラウザの順にその方法を説明します。

ユーザー情報の設定方法(ノーツクライアントから)

 ノーツクライアント上でユーザー情報の設定を行います。

※管理者しか設定を行うことができない項目については管理者用PCで設定を行ってください。

 設定可能なユーザー権限については12ページを参照してください。

  設定データベースのメイン画面を開く。

  ノーツクライアントのメニューから[ファイル]-[データベース]-[開く]の順に選択

し、「データベースを開く」画面でデータベースを指定します。

  「サーバー」「データベース」「ファイル名」の各項目で、すでに作成した設定デー

タベースを指定(24ページあるいは27ページと同様に入力)し、「開く」ボタンを

クリックして設定データベースのメイン画面を開きます。

  ノーツのワークスペースに次のアイコンが表示されている場合は、このアイコン

 をダブルクリックして開くことができます。

ユーザー情報の設定(新規作成・編集)

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● 50 ●

  ユーザー情報画面を開く。

設定データベースのメイン画面で「ユーザー情報」をクリックします。

  新規作成の場合は「新規作成」または「参照作成」を、編集する場合はユーザー名を

  クリックする。

 サーバスキャンユーザー画面に、すでにユーザーが作成されているときには、サー

バスキャンのユーザー名、各ユーザーごとに設定された文書タイプ、ユーザースキャ

ンフォルダ、登録された日が表示されます。

 既存ユーザーの設定を引き継がずに新規作成するときは「新規作成」ボタンを、既

存ユーザーの設定をすべて引き継いで作成するときはユーザーを選択した後「参照作

成」ボタンをクリックしてください(作成を行うには管理者権限が必要です)。

 「参照作成」をクリックした場合には、表示されるユーザー情報画面に既存ユーザー

の情報がデフォルト表示されます。

 既存ユーザー情報を編集する場合はユーザー名をダブルクリックしてください。

 

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● 51 ●

  ユーザー情報画面で各設定を行う。

①「編集」ボタンをクリックします。設定内容を編集することができます。

 ただし、「文書タイプ」項目で選択する内容によって、下表の項目が表示または非表

 示になります。

②ユーザー情報画面の項目ごとに設定します。

●サーバスキャンユーザー名(表示のみ)

 サーバスキャンユーザー名が表示されます。

 ユーザーの新規作成時には「新規ユーザー」と表示されており、各設定の保存時に

自動的にユーザースキャンフォルダにつけられているユーザー名を取得して置き換え

られます。

※すでにEpsonNet notesAgentに同じスキャンユーザー名が登録されている場合には、

 新たに登録することができません。別のスキャンユーザー名を指定する必要があり

ます。

●文書タイプ(表示のみ)

 ユーザーの新規作成時には空欄、変更時には設定されている文書タイプが表示されます。

○ ○ ○

○ × ×

○ × ×

○ ○ ○

○ ○ ○

ユーザー設定セクション 設定可能な ユーザー

ユーザー設定管理情報 管理者

管理者

管理者 一般ユーザー

管理者 一般ユーザー

管理者 一般ユーザー

メール設定情報

サーバスキャン設定情報

添付データベース管理設定情報

添付データベース一般設定情報

添付文書 メール文書 画像変換のみ

選択した文書タイプによる表示・非表示

○:画面に表示される ×:画面に表示されない

※「管理者」とはEpsonNet NotesAgent管理者とフォルダ管理者の両方を意味します。

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● 52 ●

ユーザー設定管理情報────────────────── 管理者のみが設定可

●ユーザースキャンフォルダ

 サーバスキャンでつくられたユーザースキャンフォルダ名を、コンピュータ名から正

しく入力してください。このときローカルドライブ名は入力しないようにしてください。

(例)ファイルサーバのコンピュータ名が「ENNAserver」、その中のユーザースキャンフォル

が「c:¥SCANUSER¥TOMITA」であった場合、「¥¥ENNAserver¥SCANUSER¥TOMITA」

と入力します。

 なお、ここで設定したユーザースキャンフォルダは、この画面からは変更できませ

ん。変更したい場合はユーザー情報を一度削除し、新たに作成し直す必要があります。

 新規作成時に「参照」ボタンをクリックして表示されるダイアログから保存先を指

定することができます。ダイアログにはネットワークコンピュータが表示されます。

●文書タイプ

 EpsonNet NotesAgentによって変換・作成された汎用イメージファイルをどのよう

な利用形式にするかを設定します。

 「添付文書」「メール文書」「画像変換のみ」のいずれかを選択します。

 ・「添付文書」-汎用イメージファイルを添付したノーツ文書が新規に作成されます。

  このノーツ文書は「データベース名」項目で指定したデータベースに登録されます。

  また、添付文書を設定するフォルダ管理者は、添付先のデータベースで「設計者」

  以上の権限をもっている必要があります。

 ※「添付文書」を選択するときは、添付先のデータベースの情報を理解しておく必

  要があります。

  本製品に付属のEpsonNet NotesAgentイメージデータベースについては「EpsonNet

  NotesAgentイメージデータベース」(108ページ)を参照してください。

 ・「メール文書」-汎用イメージファイルを添付したメール文書が新規に作成され、

  「メール文書送信先」に指定したアドレスに送信されます。

 ・「画像変換のみ」-汎用イメージファイルとして、ファイルサーバに保存されます。

  保存先フォルダは、次の「変換後の画像保存先」項目で設定します。

●参照制限

 文書タイプが「添付文書」の場合、データベースに登録されたノーツ文書に参照制

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● 53 ●

限をもうけ、特定のユーザーに参照の権限を与えることができます。

 「特定のユーザーのみ参照権限を与える」にチェックを入れると次の「参照可能ユー

ザー」項目が表示されます。

※詳細は89ページを参照してください。

※EpsonNet NotesAgentイメージデータベースでは、参照制限を加えられた文書に

対し参照制限の解除が可能です(126ページ参照)。

●参照可能ユーザー

 参照権限を与えたいユーザーまたはグループを公開アドレス帳から選択するか、ま

たはキーボードから入力します。

 ※この場合、ACLが適切に設定されている必要があります(89ページ参照)。

●編集制限

 ここで行っているユーザー情報について、後で特定のユーザーのみが編集できるよ

う以下のセクションに対する編集制限をもうけることができます。

 ・添付データベース一般設定情報

 ・メール設定情報

 ・サーバスキャン設定情報

 「特定のユーザーのみ編集権限を与える」にチェックを入れると、次の「編集可能ユ

ーザー」項目が表示されます。

 ※詳細は 89ページを参照してください。

 ※EpsonNet NotesAgentイメージデータベースでは、編集制限を加えられた文書

 に対し編集制限の解除が可能です(127ページ参照)。

●編集可能ユーザー

 編集権限を与えたいユーザーまたはグループを公開アドレス帳から選択するか、ま

たはキーボードから入力します。

 ここで編集制限を設定すると、前の「●文書タイプ」項目で「添付文書」を選択し

た場合には、汎用イメージファイルを添付したノーツ文書に対しても同じ編集制限が

かけられます。

 ※この場合、ACLが適切に設定されている必要があります(89ページ参照)。

●変換後の画像保存先(文書タイプが「画像変換のみ」のとき)

 文書タイプが「画像変換のみ」のとき、汎用イメージファイルが保存されるフォル

ダを指定します。

・標準(ユーザースキャンフォルダ)-ユーザースキャンフォルダ中にあるフォル

ダ[Imagewri]に保存されます。

・保存先フォルダを指定する-キーボードからフォルダ名を入力するか、または「参

照」ボタンにより表示されるダイアログで保存先フォルダ名を選択してください。

 キーボードから入力する場合は前ページの「ユーザースキャンフォルダ」指定時

と同様にコンピュータ名から入力してください。このときローカルドライブ名は

入力しないようにしてください。

 (例)コンピュータ名が「EPSON」、出力先として設定したいフォルダが「c:¥documents」

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● 54 ●

  であった場合、「¥¥EPSON¥documents」と入力します。

 「参照」ボタンのクリックで表示されるダイアログにはネットワークコンピュータ

が表示されます。

※保存先フォルダとしてユーザースキャンフォルダの[¥Scanwri]を選択しないで

ください。

※ユーザースキャンフォルダなどのフォルダ構成の詳細については100ページを参

照してください。

●監視対象スキャンファイル

 エージェントプログラムはユーザースキャンフォルダ中の[¥Scanwri]を監視し、こ

のフォルダに画像データファイルがつくられると、画像変換などの処理を行いますが、

監視対象外にするファイルを設定することができます。

 ・全てのスキャンファイルを監視する(標準)-すべてのスキャンファイルに対し

  て画像変換などの処理が行われます。

 ・監視対象外スキャンファイルを選択する-次で設定した形式のファイルに対して

  はEpsonNet NotesAgentによる処理は行われません。

  表示される「サーバスキャンフォーマット」、「JPEGファイル」(拡張子がJPG)、

  「TIFFファイル」(拡張子が TIF)からファイル形式を選択してください。

※ユーザースキャンフォルダなどのフォルダ構成の詳細については100ページを参

照してください。

●スキャンファイルの削除

 ノーツデータベースに登録された後、ユーザースキャンフォルダ中のフォルダ

[¥Scanwri]に一時的につくられたスキャンファイル(サーバスキャンフォーマットあ

るいは汎用イメージファイル)を削除するかどうかを選択します。とくに必要な場合

以外には削除することを強くお勧めします。

 ・スキャンファイルを削除する(標準)-スキャンファイルが削除されます。

 ・スキャンファイルを削除しない-スキャンファイルが削除されずにファイルサー

  バ中に残ります。

 ※「スキャンファイルを削除しない」に設定した場合には、自動的には削除されま

  せん。ユーザー自身で削除しない限りファイルが残されることになります。  

  残されたファイルの数が多くなると、システムのパフォーマンスに悪い影響が出

  る可能性があるので注意してください。

●テンポラリファイルの削除(文書タイプが「メール文書」「添付文書」のとき)

 ノーツデータベースに登録された後、ユーザースキャンフォルダ中のフォルダ

[¥Imagewri]につくられたテンポラリファイルを削除するかどうかを選択します。と

くに必要な場合以外は、削除することをお勧めします。

 ・テンポラリファイルを削除する(標準)-テンポラリファイルが削除されます。

 ・テンポラリファイルを削除しない-テンポラリファイルが削除されずに残ります。

 ※「テンポラリファイルを削除しない」に設定した場合には自動的には削除されま

  せん。ユーザー自身で削除する必要があります。

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● 55 ●

添付データベース管理設定情報(「添付文書」のとき)──── 管理者のみが設定可

<データベース設定情報>

●宛先サーバ名

 汎用イメージファイルを添付したノーツ文書を登録するデータベースが存在するサ

ーバ名を入力します。アドレス帳に登録されている宛先サーバ名は「宛先サーバ」ボ

タンをクリックして選択することができます。

●データベース名

 汎用イメージファイルを添付したノーツ文書を登録するデータベースファイル名を

入力します。「データベース」ボタンをクリックして選択することができます。

※「データベース」ボタンから選択する場合は、1画面につき20データベースずつ表

示されます。「次へ」ボタンのクリックにより次の20データベースが表示されます。

●フォーム名

 汎用イメージファイルを添付したノーツ文書を登録するデータベースのフォーム名

を入力します。「フォーム名」ボタンをクリックして選択することができます。

※キーボードから入力するときは、必ずリッチテキストフィールドを含むフォーム

を指定してください。

●イメージフィールド名

 汎用イメージファイルを添付するフィールドを入力します。「フィールド名」ボタン

をクリックして選択することができます。

※リストボックスにはリッチテキストフィールドだけが表示されます。

※キーボードから入力するときは必ずリッチテキストフィールドを入力してくださ

い。リッチテキスト以外のフィールドを入力すると、そのデータベースに不正な

ノーツ文書が登録されてしまいます。

●文書タイトルのフィールド名

 汎用イメージファイルを添付したノーツ文書を登録するデータベースの、文書タイ

トルのフィールド名を入力します。「フィールド名」ボタンをクリックして選択するこ

とができます。

※キーボードから入力するときは、必ずテキストフィールド名を指定してください。

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● 56 ●

<フィールド設定情報>

 文書タイプが「添付文書」のとき、EpsonNet NotesAgentは汎用イメージファイル

を添付したノーツ文書を作成しますが、同時に「サーバスキャンユーザー名」、「ノー

ツ文書作成者名」といった各種の値を自動的に登録します。

 「詳細表示」にチェックを入れると以下の「サーバスキャンユーザーフィールド名」、

「文書作成者フィールド名」、「スキャン年月日フィールド名」「格納ファイル数フィー

ルド名」の項目が表示され、各値を登録するための設定を変更することができます。

 「フィールドに値を登録するする」にチェックがあると、それぞれの指定したフィー

ルドに、該当する値が登録されます。チェックをはずすと、そのフィールドに値は登

録されず、フィールドも作成されません。

 また、フィールド名は変更できますが、属性を変更することはできません。

 ※EpsonNet NotesAgentが自動的に作成するフィールドに関しては91ページを参

  照してください。

●サーバスキャンユーザーフィールド名

 フィールド名のデフォルトは「Essan_Scan User」で、変更する場合は『 』内に入

力するか、または「フィールド名」ボタンをクリックして同じ属性のフィールドを選

択してください。

●文書作成者フィールド名

 フィールド名のデフォルトは「Essan_Auther」で、変更する場合は『 』内に入力

するか、または「フィールド名」ボタンをクリックして同じ属性のフィールドを選択

してください。

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● 57 ●

●スキャン年月日フィールド名

 フィールド名のデフォルトは「Essan_Scan Date」で、変更する場合は『 』内に入

力するか、または「フィールド名」ボタンをクリックして同じ属性のフィールドを選

択してください。

●格納ファイル数フィールド名

 フィールド名のデフォルトは「Essan_Pages」で、変更する場合は『 』内に入力す

るか、または「フィールド名」ボタンをクリックして同じ属性のフィールドを選択し

てください。

●キーワード1フィールド名

 「データベース名」項目で指定されているデータベースの特定のフィールドに任意の

値を自動的に登録することが可能となります。

 「フィールドに値を登録する」にチェックし、「フィールド名」ボタンをクリックし

てフィールドを選択することができます。

※キーワードフィールド名として、「フィールド設定情報」で指定したフィールド名

および予約フィールドを指定することはできません。予約フィールドに関しては

91ページを参照してください。

●キーワード2フィールド名

 「キーワードのフィールド名1」項目と同様に、2つ目のフィールドを指定できます。

添付データベース一般設定情報(「添付文書」のとき)─── ─般ユーザーも設定可

●文書タイトル

 新規に作成されるノーツ文書のタイトルを入力してください。半角・全角を問わず

100文字まで使用できます。

・文書タイトルに日付を付加する-チェックを入れると、入力した文書タイトルの

末尾に「YYYYMMDDhhmmss」のフォーマットでスキャンした年月日時分秒が付

け加えられ、それが文書タイトルになります。

●キーワード1の内容

 上の「キーワード1」項目で指定したフィールドに自動的に登録したい内容を入力

します。

 ▼ボタンをクリックするとダイアログが表示され、ダイアログ中の「キーワード」欄

に表示されるリストから選択するか、または「新しいキーワード」欄に直接キーボー

ドから入力します。

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● 58 ●

※キーワードのリストの詳細は 90ページを参照してください。

●キーワード2の内容

 上の「キーワード2」項目で指定したフィールドに自動的に登録したい内容を、キ

ーワード1の内容と同様に入力してください。

※キーワードのリストの詳細は 90ページを参照してください。

メール設定情報──────────────────── ─般ユーザーも設定可

●メール通知(文書タイプが「添付文書」「画像変換のみ」のとき)

 「登録終了をユーザーに通知する」を選択すると、汎用イメージファイルが作成され

たことが、そのファイルの保存場所などの情報を含め、「メール通知送信先」に設定し

たアドレスにメールとして送信されます。

 チェックがないときには、通知のメールが送信されないことになり、「メール通知送

信先」「メールタイトル」「メールコメント」の各項目は表示されません。

●メール通知送信先(文書タイプが「添付文書」「画像変換のみ」のとき)

 メール通知の送り先メールアドレスを入力してください。アドレス帳に登録されて

いるアドレスは、リストボックスから選択することができます。複数のアドレス指定

が可能です。

●メール文書送信先(文書タイプが「メール文書」のとき)

 文書タイプが「メール文書」のとき、メール文書の送信先アドレスを入力してくだ

さい。アドレス帳に登録されているアドレスは、リストボックスから選択することが

できます。複数のアドレスを指定可能です。

●メールタイトル

 メール通知に付けるタイトルを入力してください(100文字まで)。

 「メールタイトルにスキャンユーザー名を付加する」にチェックを入れると、作成さ

れたメールのタイトル表示は[スキャンユーザー名]+タイトルとなります。

 (例)「[suzuki]健康診断のお知らせ 」

●メールコメント

 「メール本文にコメントを追加する」にチェックを入れるとコメント内容を入力する

フィールドが表示されます。コメントを入力してください。

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● 59 ●

サーバスキャン設定情報──────────────── ─般ユーザーも設定可

●ADFの型番

 ADFの使用状況を次から選んでください。選択するとそれぞれ設定可能な項目が表

示されるので、各項目に対し設定を行ってください。

 ・使用しない-ADFをしないときに選択します。

・ESA3ADF2(A4以下)-型番がESA3ADF2のADFで、A4サイズ以下の原稿を

スキャンするときに選択します。

・ESA3ADF2(B4以上)-型番がESA3ADF2のADFで、B4サイズ以上の原稿を

スキャンするときに選択します。

・ その他のADF-以下のいずれかの場合に選択します。

  ①ESA3ADF2以外のADFをご利用のとき。

  ②ESA3ADF2のご利用時で、EPSON Server Scan Agentのバージョンが1.1以

  下のとき。

   ③ESA3ADF2 のご利用時で、EPSON Server Scan Agent のバージョンが1.2以

    上であり、なおかつ[A4以下の原稿で裏面の向きを表面に合わせる]のチェ

    ックボックスをオフにしているとき。

   ④ESA3ADF2のご利用時で、EpsonNet ScanAgentの環境で、なおかつ[A4以

    下の原稿で裏面の向きを表面に合わせる]のチェックボックスをオフにして

    いるとき。

※ADFの型番、片面/両面、画像回転設定の組み合わせの詳細は、「ADF型番と回転

の設定」(92ページ)を参照してください。

●その他のADF

 ADFの型番で「その他の ADF」を選んだ場合に、次のいずれかから選択します。

 ・GT96ADF-GT96ADF使用時に選択します。

 ・ESA3ADF-ESA3ADF使用時に選択します。

 ・ESA3ADF2(※)-上記「●ADFの型番」の②、③または④に該当するときに選

  択します。

●片面 /両面

 ADF使用時に表示されます。

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● 60 ●

 ・片面-原稿の片面をスキャンするときに選択します。

 ・両面-原稿の両面をスキャンするときに選択します。

●カラー/グレイスケールファイルをマルチページTIFFにする

 ADF使用時で、イメージタイプがカラーまたはグレイスケールのサーバスキャンフ

ォーマット形式でスキャンする設定のとき、変換後の汎用イメージファイルをマルチ

ページTIFFにするかどうかを選択します。

 ・する-ファイル形式がマルチページ TIFF(無圧縮)になります。

 ・しない-1ページが1ファイルの汎用イメージファイル形式(形式はスキャン時

  のイメージタイプによる)になります。

 ※「する」に設定するとファイルサイズが非常に大きくなる可能性があります。で

  きるだけ「しない」に設定するようお勧めします。

●モノクロファイルをマルチページTIFFにする

 ADF使用時で、イメージタイプが白黒のサーバスキャンフォーマット形式でスキャ

ンする設定のとき、変換後の汎用イメージファイルをマルチページTIFFにするかどう

かを選択します。

 ・する-ファイル形式がG4圧縮マルチページTIFFになります。

 ・しない-1ページが1ファイルのTIFFになります。

●画像回転設定

 読み込んだ画像を回転するかどうかを選択します。

 ・そのままの形で出力-回転せず、そのままの向きで汎用イメージファイルをつく

  ります。

 ・ 90度時計まわりに回転-横原稿を縦に、あるいは縦原稿を横に読み込んだとき、

  時計回りに 90度回転して汎用イメージファイルをつくります。

●イメージファイル形式

 文書タイプの設定が「添付文書」または「メール文書」のときは汎用イメージファ

イルが添付されますが、添付先の文書にこの汎用イメージファイルの(アイコンでは

なく)画像を貼り付けることができます。

 ・ファイル添付のみ-添付された汎用イメージファイルのアイコンがノーツ文書に

  表示されます。

 ・画像貼り付け-汎用イメージファイルの画像が文書に貼り付けられ、文書を開い

  たときに画像が表示されます(アイコンは表示されません)。

※画像貼り付けとともに、汎用イメージファイルを添付したいときは、下の「●フ

ァイル添付」項目の設定を「有り」にする必要があります。

※画像貼り付けを行った場合、その文書の編集や削除などの操作と画像表示の関係

については97ページを参照してください。

●画像サイズ

 「画像貼り付け」設定時に、文書に貼り付けられる画像のサイズを次の中から選択し

ます。画像は設定に従って縮小されますが、もとの汎用イメージファイルのほうが小

さいときはそのままのサイズで貼り付けられます。

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● 61 ●

 ・最大-横幅が930ピクセル(1024× 768の画面解像度で、ノーツメールの本文に

  収まる横幅)。

 ・大-横幅が710ピクセル(800×600の画面解像度で、ノーツメールの本文に収ま

  る横幅)。

 ・中-横幅が510ピクセル(1024× 768の画面解像度で、EpsonNet NotesAgentイ

  メージデータベースのレイアウトに収まる横幅)。

 ・小-横幅が166ピクセル(1024× 768の画面解像度で、EpsonNet NotesAgentイ

  メージデータベースのレイアウトに3列で収まる横幅)。

 ・最小-横幅が100ピクセル(1024× 768の画面解像度で、EpsonNet NotesAgent

  イメージデータベースのレイアウトに5列で収まる横幅)。

●ファイル添付

 「画像貼り付け」設定時に、汎用イメージファイルを実際に添付するかどうかを設定

します。とくにWWWブラウザから文書を開く場合には、「有り」を選択するようおす

すめします。

※「有り」の場合、添付ファイルは文書に表示される画像にリンクされます。

●横列表示数

 「画像貼り付け」設定時に、貼り付け先の文書に画像を横何個並べて表示するかを設

定します。

●貼り付け画像上限数

 「画像貼り付け」設定時に、最大いくつまでの画像を文書に貼り付けるか、上限の個

数を設定します。

※実際にスキャンしたページ数がこの上限数を超えた場合については、98ページを

参照してください。

  設定内容を保存する。

①各項目の設定を行った後「保存」ボタンをクリックします。

②「閉じる」ボタンをクリックし、ユーザー情報画面を終了します。

③設定データベースのメイン画面を終了します。

 各項目に入力ミスがあるとエラーメッセージが表示されます。入力・設定内容を確

認してください。

※エラーメッセージについては 105ページを参照してください。

※ユーザー情報の設定を編集し、「保存」ボタンをクリックしただけでは設定内容は

有効になりません。「閉じる」をクリックしてユーザー情報画面を終了する必要が

あります(ノーツクライアントの場合のみで、WWWからの設定時は「保存」を

クリックするだけで有効になります)。

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● 62 ●

ユーザー情報の設定方法(WWWブラウザから)

  WWWブラウザからメイン画面を開く。

  WWWブラウザを起動し、URLとして現在お使いのノーツデータベースのアドレ

スを入力してください。EpsonNet NotesAgent のメイン画面が表示されます。

  ここで「ユーザー情報」をクリックします。

  新規作成の場合は「新規作成」または「参照作成」を、編集する場合はユーザー名を

  クリックする。

 表示されるサーバースキャンユーザー画面には、すでにユーザーが作成されている

ときには、サーバスキャンユーザー名、各ユーザーごとに設定された文書タイプ、ユ

ーザースキャンフォルダ、登録された日が表示されます。ユーザー数が多いときは「前

へ」「次へ」をクリックして表示をスクロールさせることができます。

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● 63 ●

 ユーザーを新規作成するときは「新規作成」ボタンを、既存ユーザーの設定をすべ

て引き継いで作成するときは「参照作成」ボタンをクリックしてください(作成を行

うには管理者権限が必要です)。

 「参照作成」をクリックした場合には、次の参照文書選択画面が表示されます。ここ

で引き継ぎたい既存ユーザーを選択すると、既存ユーザーの情報がデフォルト値とし

て入力されたユーザー情報画面が表示されます。

 既存のユーザー情報を編集する場合は前ページの画面でユーザー名をクリックして

ください。

 

  ユーザー情報画面で各設定を行う。

①「編集」ボタンをクリックします。設定内容を編集することができます。

 ただし、「文書タイプ」項目で選択する内容によって、下表の項目が表示または非表

 示になります。

○ ○ ○

○ × ×

○ × ×

○ ○ ○

○ ○ ○

ユーザー設定セクション 設定可能な ユーザー

ユーザー設定管理情報 管理者

管理者

管理者 一般ユーザー

管理者 一般ユーザー

管理者 一般ユーザー

メール設定情報

サーバスキャン設定情報

添付データベース管理設定情報

添付データベース一般設定情報

添付文書 メール文書 画像変換のみ

選択した文書タイプによる表示・非表示

○:画面に表示される ×:画面に表示されない

※「管理者」とはEpsonNet NotesAgent管理者とフォルダ管理者の両方を意味します。

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● 64 ●

②ユーザー情報画面の項目ごとに設定します。

●サーバスキャンユーザー名

 サーバスキャンユーザー名が表示されます。

 ユーザーの新規作成時には「新規ユーザー」と表示されており、各設定の保存時に

自動的にユーザースキャンフォルダにつけられているユーザー名を取得して置き換え

られます。

 ※すでにEpsonNet NotesAgentに同じスキャンユーザー名が登録されている場合に

  は、新たに登録することができません。サーバスキャンの設定を変更する必要が

  あります。

●文書タイプ(表示のみ)

 ユーザーの新規作成時には空欄、変更時には設定されている文書タイプが表示され

ます。

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● 65 ●

ユーザー設定管理情報────────────────── 管理者のみが設定可

●ユーザースキャンフォルダ

 サーバスキャンでつくられたユーザースキャンフォルダ名を、コンピュータ名から正

しく入力してください。このときローカルドライブ名は入力しないようにしてください。

(例)ファイルサーバのコンピュータ名が「ENNAserver」、その中のユーザースキャンフォル

ダが「c:¥SCANUSER¥TOMITA」であった場合、¥¥ENNAserver¥SCANUSER¥TOMITA」

と入力します。

 なお、ここで設定したユーザースキャンフォルダは、この画面からは変更できませ

ん。変更したい場合はユーザー情報を一度削除し、新たに作成し直す必要があります。

●文書タイプ

 EpsonNet NotesAgentによって変換・作成された汎用イメージファイルをどのよう

な利用形式にするかを設定します。

 「添付文書」「メール文書」「画像変換のみ」のいずれかを選択します。

 ・「添付文書」-汎用イメージファイルを添付したノーツ文書が新規に作成されます。

  このノーツ文書は「データベース名」項目で指定したデータベースに登録されます。

  また、添付文書を設定するフォルダ管理者は、添付先のデータベースで「設計者」

  以上の権限をもっている必要があります。

 ※「添付文書」を選択するときは、添付先のデータベースの情報を理解しておく必

  要があります。

  本製品に付属のEpsonNet NotesAgentイメージデータベースについては「EpsonNet

  NotesAgentイメージデータベース」(108ページ)を参照してください。

 ・「メール文書」-汎用イメージファイルを添付したメール文書が新規に作成され、

  「メール文書送信先」に指定したアドレスに送信されます。

 ・「画像変換のみ」-汎用イメージファイルとして、ファイルサーバに保存されます。

  保存先フォルダは、次の「変換後の画像保存先」項目で設定します。

※ドミノサーバがR4.6のときは「更新」ボタンが表示されます。編集を加えた後は必

ずクリックしてください。クリックしない場合には編集内容が有効になりません。

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● 66 ●

●参照制限

 文書タイプが「添付文書」の場合、データベースに登録されたノーツ文書に参照制

限をもうけ、特定のユーザーに参照の権限を与えることができます。

 「特定のユーザーのみ参照権限を与える」にチェックを入れると次の「参照可能ユー

ザー」項目が表示されます。

※詳細は89ページを参照してください。

※EpsonNet NotesAgentイメージデータベースでは、参照制限を加えられた文書に

対し参照制限の解除が可能です(126ページ参照)。

※ドミノサーバがR4.6のときには「更新」ボタンが表示されます。編集を加えた後

は必ずクリックしてください。クリックしない場合には編集内容が有効になりま

せん。

●参照可能ユーザー

 参照権限を与えたいユーザーまたはグループをキーボードから入力します。

 ※データベースのACLの設定で「ADMIN」のロールが与えられているユーザーに

  は、参照の制限は適用されません(89ページ参照)。

●編集制限

 ここで行っているユーザー情報について、後で特定のユーザーのみが編集できるよ

う以下のセクションに対する編集制限を設けることができます。

 ・添付データベース一般設定情報

 ・メール設定情報

 ・サーバスキャン設定情報

 「特定のユーザーのみ編集権限を与える」にチェックを入れると、次の「編集可能ユ

ーザー」項目が表示されます。

※詳細は89ページを参照してください。

※EpsonNet NotesAgentイメージデータベースでは、編集制限を加えられた文書に

対し編集制限の解除が可能です(127ページ参照)。

※ドミノサーバがR4.6のときには「更新」ボタンが表示されます。編集を加えた後は

必ずクリックしてください。クリックしない場合には編集内容が有効になりません。

●編集可能ユーザー

 編集権限を与えたいユーザーまたはグループをキーボードから入力します。

 ここで編集制限を設定すると、前の「●文書タイプ」項目で「添付文書」を選択し

た場合には、汎用イメージファイルを添付したノーツ文書に対しても同じ編集制限が

かけられます。

※この場合、ACLが適切に設定されている必要があります(89ページ参照)。

●変換後の画像保存先(文書タイプが「画像変換のみ」のとき)

 文書タイプが「画像変換のみ」のとき、汎用イメージファイルが保存されるフォル

ダを指定します。

・標準(ユーザースキャンフォルダ)-ユーザースキャンフォルダ中にあるフォル

ダ[Imagewri]に保存されます。

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● 67 ●

・保存先フォルダを指定する-保存先のフォルダ名を、コンピュータ名から正しく

入力します。このときローカルドライブ名は入力しないようにしてください。

 (例)コンピュータ名が「EPSON」、出力先として設定したいフォルダが「c:¥documents」

  であった場合、「¥¥EPSON¥documents」と入力します。

※保存先フォルダとしてユーザースキャンフォルダの[¥Scanwri]を選択しないで

ください。

※ユーザースキャンフォルダなどのフォルダ構成の詳細については100ページを参

照してください。

●監視対象スキャンファイル

 エージェントプログラムはユーザースキャンフォルダ中の[¥Scanwri]を監視し、こ

のフォルダに画像データファイルがつくられると、画像変換などの処理を行いますが、

監視対象外にするファイルを設定することができます。設定すると、サーバスキャン

の実行によってファイルがつくられても、設定した形式のファイルに対しては

EpsonNet NotesAgent による処理は行われません。

 「サーバスキャンフォーマット」、「JPEGファイル」(拡張子がJPG)、「TIFFファイ

ル」(拡張子がTIF)からファイル形式を選択してください。

※ユーザースキャンフォルダなどのフォルダ構成の詳細については100ページを参

照してください。

※ドミノサーバがR4.6のときには「更新」ボタンが表示されます。編集を加えた後は

必ずクリックしてください。クリックしない場合には編集内容が有効になりません。

●スキャンファイルの削除

 ノーツデータベースに登録された後、ユーザースキャンフォルダ中のフォルダ

[¥Scanwri]に一時的につくられたスキャンファイル(サーバスキャンフォーマットあ

るいは汎用イメージファイル)を削除するかどうかを選択します。とくに必要な場合

以外には削除することを強くお勧めします。

 ・スキャンファイルを削除する-スキャンファイルが削除されます。

 ・スキャンファイルを削除しない-スキャンファイルが削除されずにファイルサー

  バ中に残ります。

 ※「スキャンファイルを削除しない」に設定した場合には、自動的には削除されま

  せん。ユーザー自身で削除しない限りファイルが残されることになります。  

  残されたファイルの数が多くなると、システムのパフォーマンスに悪い影響が出

  る可能性があるので注意してください。

●テンポラリファイルの削除(文書タイプが「メール文書」「添付文書」のとき)

 ノーツデータベースに登録された後、ユーザースキャンフォルダ中のフォルダ

[¥Imagewri]につくられたテンポラリファイルを削除するかどうかを選択します。と

くに必要な場合以外は、削除することをお勧めします。

 ・テンポラリファイルを削除する-テンポラリファイルが削除されます。

 ・テンポラリファイルを削除しない-テンポラリファイルが削除されずに残ります。

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● 68 ●

 ※「テンポラリファイルを削除しない」に設定した場合には自動的には削除されま

  せん。ユーザー自身で削除する必要があります。

添付データベース管理設定情報(「添付文書」のとき)─── ─管理者のみが設定可

<データベース設定情報>

●宛先サーバ名

 汎用イメージファイルを添付したノーツ文書を登録するデータベースが存在するサ

ーバ名を入力します。

●データベース名

 汎用イメージファイルを添付したノーツ文書を登録するデータベースファイル名を

入力します。

●フォーム名

 汎用イメージファイルを添付するフォーム名を入力します。

 ※必ずリッチテキストフィールドを含むフォームを入力してください。

●イメージフィールド名

 汎用イメージファイルを添付するフィールドを入力します。

※必ずリッチテキストフィールドを入力してください。リッチテキスト以外のフィー

ルドを入力すると、そのデータベースに不正なノーツ文書が登録されてしまいます。

●文書タイトルのフィールド名

 文書タイトルを表示するフィールド名を入力します。

※キーボードから入力するときは、必ずテキストフィールド名を指定してください。

<フィールド設定情報>

 文書タイプが「添付文書」のとき、EpsonNet ScanAgentは汎用イメージファイルを

添付したノーツ文書を作成しますが、同時に「サーバスキャンユーザー名」、「ノーツ

文書作成者名」といった各種の値を自動的に登録します。

 「詳細表示」ボタンをクリックすると「サーバスキャンユーザーフィールド名」、「文

書作成者フィールド名」、「スキャン年月日フィールド名」「格納ファイル数フィールド

名」の項目が表示され、各値を登録するための設定を変更することができます(ボタ

ンは「標準表示」に変わります)。

 それぞれ表示されているフィールド名を変更できますが、属性は変更することがで

きません。それぞれの指定したフィールドに、該当する値が自動的に登録されますが、

「フィールドに値を登録しない」をクリックするとそのフィールドは作成されず、フィ

ールドも作成されません。

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● 69 ●

 ※EpsonNet NotesAgentが自動的に作成するフィールドに関しては91ページを参

  照してください。

●サーバスキャンユーザーフィールド名

 フィールド名のデフォルトは「Essan_Scan User」です。変更する場合は新しいフィ

ールド名を入力して書き換えてください。

●文書作成者フィールド名

 フィールド名のデフォルトは「Essan_Auther」です。変更する場合は新しいフィー

ルド名を入力して書き換えてください。

●スキャン年月日フィールド名

 フィールド名のデフォルトは「Essan_Scan Date」です。変更する場合は新しいフィ

ールド名を入力して書き換えてください。

●格納ファイル数フィールド名

 フィールド名のデフォルトは「Essan_Pages」です。変更する場合は新しいフィール

ド名を入力して書き換えてください。

●キーワード1フィールド名

 「データベース名」項目で指定されているデータベースの特定のフィールドに任意の

値を自動的に登録することが可能となります。

 「フィールドに値を登録する」にチェックして、登録先の「フィールド名を入力しま

す。入力したフィールドの属性はリストから選択します。

※キーワードフィールド名として、「フィールド設定情報」で指定したフィールド名

および予約フィールドを指定することはできません。予約フィールドに関しては、

91ページを参照してください。

※ドミノサーバがR4.6のときには「更新」ボタンが表示されます。編集を加えた後

は必ずクリックしてください。クリックしない場合には編集内容が有効になりま

せん。

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● 70 ●

●キーワード2フィールド名

 「キーワード1」項目と同様に、2つ目のフィールドを指定できます。

添付データベース一般設定情報(「添付文書」のとき)─── ─般ユーザーも設定可

●文書タイトル

 新規に作成されるノーツ文書のタイトルを入力してください。半角・全角を問わず

100文字まで使用できます。

・文書タイトルに日付を付加する-チェックを入れると、入力した文書タイトルの

末尾に「YYYYMMDDhhmmss」のフォーマットでスキャンした年月日時分秒が付

け加えられ、それが文書タイトルになります。

●キーワード1の内容

 上の「キーワード1」項目で指定したフィールドに自動的に登録したい内容を入力

してください。

●キーワード2の内容

 上の「キーワード2」項目で指定したフィールドに自動的に登録したい内容を入力

してください。

メール設定情報──────────────────── ─般ユーザーも設定可

●メール通知(文書タイプが「添付文書」「画像変換のみ」のとき)

 「登録終了をユーザーに通知する」を選択すると、汎用イメージファイルが作成され

たことが、そのファイルの保存場所などの情報を含め、「メール通知送信先」に設定し

たアドレスにメールとして送信されます。

 チェックがないときには、通知のメールが送信されないことになり、「メール通知送

信先」「メールタイトル」「メールコメント」の各項目は表示されません。

※ドミノサーバがR4.6のときには「更新」ボタンが表示されます。編集を加えた後は

必ずクリックしてください。クリックしない場合には編集内容が有効になりません。

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● 71 ●

●メール通知送信先(文書タイプが「添付文書」「画像変換のみ」のとき)

 メール通知の送り先メールアドレスを入力してください。複数のアドレスが入力可

能です。

●メール文書送信先(文書タイプが「メール文書」のとき)

 文書タイプが「メール文書」のとき、メール文書の送信先アドレスを入力してくだ

さい。複数のアドレスが入力可能です。

●メールタイトル

 メール通知に付けるタイトルを入力してください(半角・全角を問わず100文字ま

で)。

 「メールタイトルにスキャンユーザー名を付加する」にチェックを入れると、作成さ

れたメールのタイトル表示は[スキャンユーザー名]+タイトルとなります。

 (例)「[suzuki]健康診断のお知らせ 」

●メールコメント

 「メール本文にコメントを追加する」にチェックを入れるとコメント内容を入力する

フィールドが表示されます。コメントを入力してください。

※ドミノサーバがR4.6のときには「更新」ボタンが表示されます。編集を加えた後は

必ずクリックしてください。クリックしない場合には編集内容が有効になりません。

サーバスキャン設定情報──────────────── ─般ユーザーも設定可

●ADFの型番

 ADFの使用状況を次から選んでください。選択するとそれぞれ設定可能な項目が表

示されるので、各項目に対し設定を行ってください。

 ・使用しない-ADFをしないときに選択します。

・ESA3ADF2(A4以下)-型番がESA3ADF2のADFで、A4サイズ以下の原稿を

スキャンするときに選択します。

・ESA3ADF2(B4以上)-型番がESA3ADF2のADFで、B4サイズ以上の原稿を

スキャンするときに選択します。

・ その他のADF-以下のいずれかの場合に選択します。

  ①ESA3ADF2以外のADFをご利用のとき。

  ②ESA3ADF2のご利用時で、EPSON Server Scan Agentのバージョンが1.1以

  下のとき。

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● 72 ●

   ③ESA3ADF2 のご利用時で、EPSON Server Scan Agent のバージョンが1.2以

    上であり、なおかつ[A4以下の原稿で裏面の向きを表面に合わせる]のチェ

    ックボックスをオフにしているとき。

   ④ESA3ADF2のご利用時で、EpsonNet ScanAgentの環境で、なおかつ[A4以

    下の原稿で裏面の向きを表面に合わせる]のチェックボックスをオフにして

    いるとき。

※ADFの型番、片面/両面、画像回転設定の組み合わせの詳細は、「ADF型番と回転

の設定」(92ページ)を参照してください。

※ドミノサーバがR4.6のときには「更新」ボタンが表示されます。編集を加えた後

は必ずクリックしてください。クリックしない場合には編集内容が有効になりま

せん。

●その他のADF

 ADFの型番で「その他の ADF」を選んだ場合に、次のいずれかから選択します。

 ・GT96ADF-GT96ADF使用時に選択します。

 ・ESA3ADF-ESA3ADF使用時に選択します。

 ・ESA3ADF2(※)-上記「●ADFの型番」の②、③または④に該当するときに選

  択します。

●片面 /両面

 ADF使用時に表示されます。

 ・片面-原稿の片面をスキャンするときに選択します。

 ・両面-原稿の両面をスキャンするときに選択します。

●カラー/グレイスケールファイルをマルチページTIFFにする

 ADF使用時で、イメージタイプがカラーまたはグレイスケールのサーバスキャンフ

ォーマット形式でスキャンする設定のとき、変換後の汎用イメージファイルをマルチ

ページTIFFにするかどうかを選択します。

 ・する-ファイル形式がマルチページ TIFF(無圧縮)になります。

 ・しない-1ページが1ファイルの汎用イメージファイル形式(形式はスキャン時

  のイメージタイプによる)になります。

 ※「する」に設定するとファイルサイズが非常に大きくなる可能性があります。で

  きるだけ「しない」に設定するようお勧めします。

●モノクロファイルをマルチページTIFFにする

 ADF使用時で、イメージタイプが白黒のサーバスキャンフォーマット形式でスキャ

ンする設定のとき、変換後の汎用イメージファイルをマルチページTIFFにするかどう

かを選択します。

 ・する-ファイル形式がG4圧縮マルチページTIFFになります。

 ・しない-1ページが1ファイルのTIFFになります。

●画像回転設定

 読み込んだ画像を回転するかどうかを選択します。

 ・そのままの形で出力-回転せず、そのままの向きで汎用イメージファイルをつく

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● 73 ●

  ります。

 ・ 90度時計まわりに回転-横原稿を縦に、あるいは縦原稿を横に読み込んだとき、

  時計回りに 90度回転して汎用イメージファイルをつくります。

●イメージファイル形式

 文書タイプの設定が「添付文書」または「メール文書」のときは汎用イメージファ

イルが添付されますが、添付先の文書にこの汎用イメージファイルの(アイコンでは

なく)画像を貼り付けることができます。

 ・ファイル添付のみ-添付された汎用イメージファイルのアイコンがノーツ文書に

  表示されます。

 ・画像貼り付け-汎用イメージファイルの画像が文書に貼り付けられ、文書を開い

  たときに画像が表示されます(アイコンは表示されません)。

※画像貼り付けとともに、汎用イメージファイルを添付したいときは、「●ファイル

添付」項目の設定を「有り」にする必要があります。

※画像貼り付けを行った場合、その文書の編集や削除などの操作と画像表示の関係

については97ページを参照してください。

※ドミノサーバがR4.6のときには「更新」ボタンが表示されます。編集を加えた後

は必ずクリックしてください。クリックしない場合には編集内容が有効になりま

せん。

●画像サイズ

 「画像貼り付け」設定時に、文書に貼り付けられる画像のサイズを次の中から選択し

ます。画像は設定に従って縮小されますが、もとの汎用イメージファイルのほうが小

さいときはそのままのサイズで貼り付けられます。

 ・最大-横幅が930ピクセル(1024× 768の画面解像度で、ノーツメールの本文に

  収まる横幅)。

 ・大-横幅が710ピクセル(800×600の画面解像度で、ノーツメールの本文に収ま

  る横幅)。

 ・中-横幅が510ピクセル(1024× 768の画面解像度で、EpsonNet NotesAgentイ

  メージデータベースのレイアウトに収まる横幅)。

 ・小-横幅が166ピクセル(1024× 768の画面解像度で、EpsonNet NotesAgentイ

  メージデータベースのレイアウトに3列で収まる横幅)。

 ・最小-横幅が100ピクセル(1024× 768の画面解像度で、EpsonNet NotesAgent

  イメージデータベースのレイアウトに5列で収まる横幅)。

※ドミノサーバがR4.6のときには「更新」ボタンが表示されます。編集を加えた後

は必ずクリックしてください。クリックしない場合には編集内容が有効になりま

せん。

●ファイル添付

 「画像貼り付け」設定時に、汎用イメージファイルを実際に添付するかどうかを設定

します。とくにWWWブラウザから文書を開く場合には、「有り」を選択するようおす

すめします。

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● 74 ●

※「有り」の場合、添付ファイルは文書に表示される画像にリンクされます。

●横列表示数

 「画像貼り付け」設定時に、貼り付け先の文書に画像を横何個並べて表示するかを設

定します。

●貼り付け画像上限数

 「画像貼り付け」設定時に、最大いくつまでの画像を文書に貼り付けるか、上限の個

数を設定します。

※実際にスキャンしたページ数がこの上限数を超えた場合については、98ページを

参照してください。

  設定内容を保存する。

設定が終了したら「保存」をクリックし、設定内容を有効にします。新規作成の場合

はサーバスキャンで登録されているユーザー名が表示されます。

 各項目に入力ミスがあるとエラーメッセージが表示されます。入力・設定内容を確

認してください。

※エラーメッセージについては 105ページを参照してください。

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● 75 ●

 EpsonNet NotesAgentには、設定データベースを置くドミノサーバを変更する機能がありま

す。サーバスキャンを利用するネットワーク中に複数のドミノサーバが稼働している場合、シス

テムダウンなどにより設定変更ができないときやほかのドミノサーバに移行したいときに実行し

てください。

ドミノサーバ設定変更プログラムの起動と設定変更

 スタートボタンから[プログラム]-[EpsonNet NotesAgent]-[ドミノサーバ設定変更]の

順に選択すると、設定変更画面が表示されます。

●サーバ名

 現在のサーバ名が表示されます(オプションサーバに、ドミノサーバ設定情報が存

在しないときには表示されません)。変更したいドミノサーバ名を上書きしてください。

●データベース名

 現在のデータベースファイル名が表示されます(オプションサーバに、ドミノサー

バ設定情報が存在しないときには表示されません)。ここにEpsonNet NotesAgentのデ

ータベースファイル名(ENNA.nsf)を、保存されているファイルパスを含めて入力し

ます。

●更新

 ドミノサーバの変更が更新されます。

●終了

 更新せず、終了します。

ドミノサーバ設定変更

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● 76 ●

 管理者による各種設定が終了後、エージェントプログラムを起動します。

 エージェントプログラムはあらかじめ設定された監視周期でユーザースキャンフォルダに新た

に追加されるファイルの監視をしますが、このファイル監視動作状況を画面に表示させることが

できます。

エージェントプログラムの起動

 EpsonNet NotesAgentのインストール時にエージェントプログラムをスタートアッ

プに登録しておくと、オプションサーバの起動時にエージェントプログラムが起動し

ます。

 スタートアップに登録しなかった場合は、スタートボタンから[プログラム] -

[EpsonNet NotesAgent]-[EpsonNet NotesAgent]の順に選択します。起動するとタスク

トレイにアイコンが表示されます。

※エージェントプログラム起動すると、ドミノサーバにあるデータベースにアクセス

 するためパスワードを入力する画面が表示されます。

 ここでノーツ IDのパスワードを入力してください。

 パスワードが設定されていなかった場合(パスワードがゼロ文字だったとき)には、

 この画面は表示されません。

※このオプションサーバへのログインユーザーには、ファイルサーバの中にあるユー

 ザースキャンフォルダ(監視対象のフォルダ)への読み書きアクセス権が必要です。

エージェントプログラムの起動とファイル監視動作状況の確認

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● 77 ●

EpsonNet NotesAgentプロパティ画面

 タスクトレイのアイコンを右ボタンクリックすると次のメニューが表示されます。

 「EpsonNet NotesAgentのプロパティ」を選択するとエージェントプログラムの処理

概要(ステータス)が表示されます。

 なお、「EpsonNet NotesAgentについて」を選択した場合にはエージェントプログラ

ムのバージョン情報が表示されます。

●詳細表示

 チェックがあると詳細状況が、ないときは概要が、表示エリアに表示されます。

 ログに書き出される内容も同様に変更されます。

 ・詳細表示チェック時の表示項目

   スキャン開始

   ファイル発見確認と処理開始・処理終了

   ファイル削除

   エラー発生

   設定変更開始・終了

 ・詳細表示にチェックがないときの表示項目

   ファイル発見確認と処理開始・処理終了

   エラー発生

   設定変更開始・終了

※各表示項目についての詳細は、103ページを参照してください。

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● 78 ●

●表示停止

 チェックがあると、動作状況の表示のスクロールが止まり、画面表示が停止した状

態になります。

●設定確認

 エージェントプログラムに対して設定されている現在の内容が、別画面に表示され

ます。

●クリア

 画面に表示されている動作状況を消去します。

●閉じる

 EpsonNet NotesAgent プロパティ画面を終了します。

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● 79 ●

 オプションサーバのOSがWindowsNT4.0、Windows2000、WindowsXPの場合、エージェ

ントプログラムをサービスとして使用することが可能です。サービスとして利用すると、OSにロ

グインせずにエージェントプログラムの起動が可能になります。

エージェントプログラムのサービス化

①エージェントプログラムをインストールする際、チェックボックス「エージェント

 プログラムをサービスとして登録しますか?」の「登録する」にチェックを入れて

 おきます。

 これにより、エージェントプログラムを起動するためのプログラムがサービスとし

 て登録されます。

②オプションサーバで、「EpsonNet NotesAgent」サービスに対して自動起動の設定を

 行い、アカウントを設定します。これによりサービスとしてエージェントプログラ

 ムを利用できるようになります。

 ※「EpsonNet NotesAgent」サービスを停止することにより、エージェントプログ

  ラムが終了します。

 

オプションサーバがWindowsNTのとき

 サービスのリスト表示画面(サーバーマネージャのメイン画面から[コンピュータ]-

[サービス]と選択)で、「EpsonNet NotesAgent」を選択して「スタートアップ」ボタ

ンをクリックします。

 表示されたダイアログ(次ページ)で、スタートアップの種類を「自動」にし、「ア

カウント」でログオンユーザーを指定します。このログオンユーザーはファイルサー

バにログイン可能で、ユーザースキャンフォルダに対して読み書き可能なアクセス権

限をもっている必要があります。

エージェントプログラムをサービスとして使用

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● 80 ●

オプションサーバがWindows2000、XPのとき

 サービスのリスト表示画面([コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]と選択)

で、「EpsonNet NotesAgent」を選択して右ボタンクリックにより「プロパティ」を選

びます。

 表示されたプロパティ画面でスタートアップの種類を「自動」にし、「ログオン」タ

ブで、「アカウント」にログオンユーザーを指定します。このログオンユーザーはファ

イルサーバにログイン可能で、ユーザースキャンフォルダに対して読み書き可能なア

クセス権限をもっている必要があります。

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● 81 ●

サービス化の条件と制限

動作条件

・エージェントプログラムが使用するノーツIDのパスワードを無しに設定しているこ

 と。

・オプションサーバのPCがドミノサーバと別なPCであること。

制限事項

 エージェントプログラムをサービスとして利用する場合、以下の制限があります。

・タスクトレイにエージェントプログラムのアイコンが表示されません。

・エージェントプログラムのコンソールは利用できません。そのため設定情報は

 確認することができないので、稼動状況はログファイルで確認してください。

※ログファイルに関しては103ページを参照してください。

※エラーが発生した場合、エラー内容は、ログファイルのほかに [イベントビューア]

 の [アプリケーションログ] にも書き出されます。

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EpsonNet NotesAgentの利用例

「添付文書」の例

「メール文書」の例

「画像変換のみ」の例

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● 83 ●

 「添付文書」の例

 EpsonNet NotesAgentのユーザー設定で文書タイプが「添付文書」に設定されているとき、サ

ーバスキャンを実行すると、画像データファイル(汎用イメージファイル)が添付されたノーツ

文書が作成されます。

「添付文書」をデータベースに登録してメール通知を出す

 添付文書の登録先データベースは、EpsonNet NotesAgent に付属の「EpsonNet

NotesAgentイメージデータベース」を使用するものとします。

  ユーザー情報を確認・設定する。

 ユーザー情報は次のように設定されているものとします。

●ユーザー設定管理情報

   文書タイプ: 添付文書●添付データベース管理設定情報

データベース名: ENNA¥Imagedb.nsfフォーム名: ImageDocumentイメージフィールド名: ESSAN_Body文書タイトルのフィールド名: ESSAN_Subjectキーワード1: ESSAN_Category

●添付データベース一般設定情報

文書タイトル: 旅行プランのお知らせキーワード1の内容: お知らせ

●メール設定情報

メール通知: 登録終了をユーザーに通知するメール通知送信先: yasunori takemura/EPSON@EPSONメールタイトル: 旅行プランのお知らせメールコメント: ご確認ください。

●サーバスキャン設定情報

マルチページTIFFにする:するイメージファイル形式:  画像貼り付けファイル添付:      有り画像サイズ: 小ファイル添付: 有り横列表示数: 1貼り付け画像上限数: 1

  スキャニングボックスまたはコピーシステムでサーバスキャンを実行する。

 原稿をスキャナにセット後、あらかじめ設定してあるスキャンフォルダ名を確認し

て選択し、プロファイルや用紙サイズ、解像度などを選択してください。

 設定後、サーバスキャンを実行します。

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● 84 ●

  通知メールを確認する。

 ユーザー情報のメール設定情報に基づき、「Tomomi Takeno/epson」あてにメール

通知が送られます。このメールを開いたのが下の画面です。

  データベースに登録された添付文書を開く。

 ノーツ文書リンクをクリックすると添付文書を開くことができます(通知メールが

設定されていないときには、ノーツクライアントまたはWWWブラウザから直接、登

録先データベースへアクセスして開いてください)。

※文書リンクに関しての注意については、88ページを参照してください。

作成されたノーツ文書の文書名や

添付されたファイルのファイル名

などの情報が通知されます

ノーツ文書への

リンク

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● 85 ●

 EpsonNet NotesAgentのユーザー設定で文書タイプが「メール文書」に設定されているとき

は、画像データファイル(汎用イメージファイル)が添付されたメールが、指定したアドレスに

直接送信されます。

「メール文書」を送信する

  ユーザー情報を確認・設定する。

 ユーザー情報は次のように設定されているものとします。

●ユーザー設定管理情報

   文書タイプ: メール文書●メール設定情報

メール文書送信先: yasunori takemura/EPSON@EPSONメールタイトル: 健康診断のお知らせ配信メールコメント: 健康診断の予定表です。

ご確認ください。●サーバスキャン設定情報

マルチページTIFFにする: するイメージファイル形式: ファイル添付のみ

  スキャニングボックスまたはコピーシステムでサーバスキャンを実行する。

 原稿をスキャナにセット後、あらかじめ設定してあるスキャンフォルダ名を確認し

て選択し、プロファイルや用紙サイズ、解像度などを選択してください。

 設定後、サーバスキャンを実行するとメールが宛先に送信されます。

 下の画面は送られたメールを開いたところです。

「メール文書」の例

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● 86 ●

 「画像変換のみ」では、スキャンして作成される汎用イメージファイルをユーザースキャンフォ

ルダ(標準)か、または指定したフォルダに保存されます。

画像データを指定したフォルダに保存する

  ユーザー情報を確認・設定する。

 ユーザー情報は次のように設定されているものとします。

●ユーザー設定管理情報

   文書タイプ: 画像変換のみ

   変換後の画像保存先: 標準(ユーザースキャンフォルダ)

   ¥¥ENNAServer¥SCANHOME¥TOMITA¥Imagewri

   監視対象スキャンファイル:全てのスキャンファイルを監視する(標準)

   スキャンファイルの削除: スキャンファイルを削除する

●メール設定情報

メール通知: 登録終了をユーザーに通知する

メール通知送信先: yasunori takemura/EPSON@EPSON

メールタイトル: ファイル作成完了

メールコメント: 記念写真です。

  スキャニングボックスまたはコピーシステムでサーバスキャンを実行する。

 原稿をスキャナにセット後、あらかじめ設定してあるスキャンフォルダ名を確認し

て選択し、プロファイルや用紙サイズ、解像度などを選択してください。

 設定後、サーバスキャンを実行するとスキャンしてファイルがつくられます。

「画像変換のみ」の例

作成された汎用イメージファイルの名前と保存先が確認できま

す。

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付 録

ユーザー情報の設定に関する注意点

エージェントプログラムに関する注意点

ログとエラー情報

EpsonNet NotesAgentイメージデータベース

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● 88 ●

■文書リンクについて

 文書タイプが「添付文書」のとき、サーバスキャンの実行によって送られる通知メ

ールには、添付文書へ文書リンクがつけられます。ただし、通知メールの送付先がイ

ンターネットユーザーであるとメッセージはMIME形式に変換されるため、文書リン

クが使用できなくなります。

 MIME形式になると「Document not converted」が表示され、リンクされません。

■URLリンクについて

 文書タイプが「添付文書」のときの通知メールには、文書リンクとURLリンクもつ

けられます。

・URLのホスト名は、公開アドレス帳のサーバ(添付文書を登録するデータベー

スがあるサーバ)文書の[ホスト名]フィールドから取得されます。

・ホスト名が空白または取得できないとき、URLリンクはメール本文に表示され

ません。

   ●[ホスト名]設定方法(画面はR5.0)(詳細はロータスドミノのマニュアルなどを参照してください)

①添付文書の登録先データベースがあるサーバのアドレス帳を開きます。

②左のリストから「サーバー(V)」を選び、表示されたサーバー名を選択し、「サーバ

ーの編集」をクリックします。

ユーザー情報の設定に関する注意点

[ホスト名]が IPアドレスだったときのURLリンクの表示

[ホスト名]に IPアドレスではなくサーバ名が記述されているときは、そのホスト名が表示されます。

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● 89 ●

③サーバー文書で「インターネット」タブを、さらにその中の「HTTP」タブを開きます。

 「ホスト名」項目に、このサーバのIPアドレスまたはサーバ名を正確に記入します。

④公開アドレス帳を終了します。

■メールエラーについて

 メール文書、通知メールともに、送信宛先を間違った場合には次の処理が行われます。・ノーツメールアドレスが間違っていた場合──ログに残ります。・E- メールアドレスが間違っていた場合──ログに残らず、オプションサーバが使用するノーツIDのメールデータベースに、送信エラーメールが返ります。

・宛先グループが間違っていた場合──ログに残ります。・宛先グループ中のノーツメールまたはE-メールアドレス間違っていた場合── ログに残らず、オプションサーバが使用するノーツIDのメールデータベース に、送信エラーメールが返ります。

※ログに残る場合、ノーツ文書登録処理ログの「MailSendError」項目にアドレスが

書き出されます。

※ログとエラーメッセージについては103ページを参照してください。

■参照制限について

・文書タイプが「添付文書」の場合、ユーザー情報の設定で「参照制限」項目で「特定ユーザーのみ参照権限を与える」設定をすると、データベースに登録されたノーツ文書に参照制限が設けられます。その場合、参照権限を与えたユーザー以外は、その文書を参照することはできなくなります。

・ただし、データベースのACLのロールに[ADMIN]を追加し、 [ADMIN]ロールを与えたユーザーには参照制限は適用されません。

・特定のユーザーに参照権限を与えると、そのユーザーには同時に編集権限も与えられます。

■編集制限について

・ユーザー情報の設定で、「ユーザー設定管理情報」セクション中の「編集制限」項目で「特定ユーザーのみ編集権限を与える」設定をすると、指定したユーザー以外はユーザー情報の設定を行うことができなくなります。

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● 90 ●

・ただし、EpsonNet NotesAgent管理者、フォルダ管理者に対しては編集制限をかけることはできません。

・文書タイプが「添付文書」のとき、サーバスキャンの実行によってデータベースに登録されたノーツ文書に対しても、同じ編集制限がかけられます。

・このとき、指定したデータベースでは、ACLで一般ユーザーが作成者に設定されている必要があります。また、[ADMIN]ロールをもつユーザーには編集制限は適用されません。

■キーワードの記憶件数

 「キーワード1の内容」「キーワード2の内容」に内容が記入されると、それぞれについて次のように記憶されます。・キーワードは宛先サーバ名、データベース名、フォーム名、フィールド名の設定が同一のもの毎に、合計30件まで入力された日付順に記憶されます。記憶された内容はリストボックスより選択できます(日付は表示されません)。

・リストボックスで選択されると、その内容につけられる日付は(入力されたときの日付ではなく)選択された日付に変わります。

・31件目が入力されると、もっとも日付の古い内容が、夜間のうちに削除されます。 ただし、ノーツクライアントのサーバ情報またはユーザー情報画面のメニューから「アクション」-「キーワード文書」を選択して表示されるダイアログでキーワードの保存・削除方法を変更できます。・ダイアログで「無期限とする」のチェックをはずします。

・日を入力できますが、ここで入力された日付より古いものが、30件いっぱいに記憶される前に削除されていく設定になります。

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● 91 ●

■データベースに自動作成するフィールド

 文書タイプが「添付文書」のとき、デフォルト設定時には自動的に添付文書の登録

先データベースに次のフィールドが作成され、値が入ります。

・予約フィールド以外は、ユーザー情報設定の「添付データベース管理設定情報」-

「フィールド設定情報」によってフィールド作成の取り消し、フィールド名の変更

を行うことができます。

  フィールド名     フィールドの属性

AutherName* テキスト(作成者名フィールド)

AutherName_RAU* テキスト(作成者名フィールド)

ReaderName* テキスト(読者名フィールド)

AccessType* 数値

ReadAccessType* 数値

Form* テキスト

Essan _Pages 数値

Essan _Auther テキスト

Essan _ScanDate 日付

Essan _ScanUser テキスト

Essan _Body リッチテキスト

Essan _Subject テキスト

(*は予約フィールド)

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● 92 ●

■ADF型番と回転の設定

 スキャナにオプションのADFを使用する場合、スキャンした画像の順序や向きを原

稿の通りに補正するためにEpsonNet NotesAgentで設定を行います。ADFの型番、原

稿の挿入方向によって設定方法が異なりますので、以下の説明を参照して間違いのな

いように設定してください。

※ネットワークスキャニングボックスには、EpsonNet ScanAgent またはEPSON

Server Scan Agent のいずれかのソフトウェアが添付されています。あらかじめお

使いのソフトウェアの名称およびバージョンを確認してください。

※EPSON Server Scan Agent Ver1.2以降、およびEpsonNet ScanAgentの場合、[A4

以下の原稿で裏面の向きを表面に合わせる]チェックボックスのオン/オフによって

ESA3ADF2使用時の設定方法が異なります。

  ・チェックがオンの場合には「ESA3ADF2使用時の設定1」を参照してください。

  ・チェックがオフの場合には「ESA3ADF2使用時の設定2」を参照してください。

※[A4以下の原稿で裏面の向きを表面に合わせる]のチェックボックスのオン/オフの

設定方法は、ネットワークスキャニングボックスの取扱説明書をご覧ください。

※EPSON Server Scan Agentのバージョンは、タスクバー上のEPSON Server Scan

Agentのアイコンを右クリックして「EPSON Server Scan Agentについて」を開い

て確認します。

 ESA3ADF2使用時の設定1

 ここでは、以下の環境で使用する場合の設定方法を説明します(次ページの図参照)。

 ・EPSON Server Scan Agent のバージョンがVer1.2 以降の環境で、[A4以下の原稿

  で裏面の向きを表面に合わせる]のチェックがオンの場合

 ・EpsonNet ScanAgentの環境で、[A4以下の原稿で裏面の向きを表面に合わせる]の

  チェックボックスがオンの場合

※A4以下の原稿を両面スキャンする場合、「片面/両面」設定を「片面」に設定する点

にご注意ください。

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● 93 ●

表1 ADFへ原稿を

挿入する方向

汎用イメージファイル の順序・向き

両面

ESA3ADF2(B4以上)

そのままの形で出力

ESA3ADF2(A4以下)

原稿下側をADF挿入口にセット

表1

原稿下側をADF挿入口にセット

原稿サイズがA4以下の場合 原稿サイズがB4以上の場合

表1 裏1 表2 裏2 表3 裏3

片面/両面

画像回転設定

ADFの型番 ユーザー設定

ADFへ原稿を 挿入する方向

汎用イメージファイル の順序・向き

片面

ESA3ADF2(B4以上)

90度時計回りに回転

ESA3ADF2(A4以下)

原稿左側をADF挿入口にセット

原稿サイズがA4以下の場合 原稿サイズがB4以上の場合

表1

原稿下側をADF挿入口にセット

表1

表1

表2 表3

片面/両面

画像回転設定

ADFの型番 ユーザー設定

   ●ESA3ADF2で片面スキャン(横原稿の場合)

   ●ESA3ADF2で両面スキャン(縦原稿の場合)

   ●ESA3ADF2で両面スキャン(横原稿の場合)

ADFへ原稿を 挿入する方向

汎用イメージファイル の順序・向き

両面

ESA3ADF2(B4以上)

90度時計回りに回転

ESA3ADF2(A4以下)

原稿下側をADF挿入口にセット 原稿左側をADF挿入口にセット

原稿サイズがA4以下の場合 原稿サイズがB4以上の場合

表1

表1

表1

裏1 表2 裏2 表3 裏3

片面/両面

画像回転設定

ADFの型番 ユーザー設定

表1 ADFへ原稿を 挿入する方向

汎用イメージファイル の順序・向き

片面

ESA3ADF2(B4以上)

そのままの形で出力

ESA3ADF2(A4以下)

表1 表2 表3

原稿下側をADF挿入口にセット

表1

原稿下側をADF挿入口にセット

原稿サイズがA4以下の場合 原稿サイズがB4以上の場合

片面/両面

画像回転設定

ADFの型番 ユーザー設定

   ●ESA3ADF2で片面スキャン(縦原稿の場合)

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● 94 ●

 ESA3ADF2使用時の設定2

 ここでは、以下の環境で使用する場合の設定方法を説明します。

 ・EPSON Server Scan AgentのバージョンがVer1.1以前の環境

 ・EPSON Server Scan Agent のバージョンがVer1.2 以降の環境で、[A4以下の原稿

  で裏面の向きを表面に合わせる]のチェックがオフの場合

 ・EpsonNet ScanAgentの環境で、[A4以下の原稿で裏面の向きを表面に合わせる]の

  チェックがオフの場合

   ●ESA3ADF2で片面スキャン(縦原稿の場合)

表1

表1 ADFへ原稿を

挿入する方向

汎用イメージファイル の順序・向き

片面/両面

画像回転設定

片面

ADFの型番 その他のADF(ESA3ADF2(※))

そのままの形で出力 90度時計回りに回転

表1 表2 表3

ユーザー設定

原稿下側をADF挿入口にセット 原稿左側をADF挿入口にセット

   ●ESA3ADF2で片面スキャン(横原稿の場合)

表1

表1

表1 表2 表3

ADFへ原稿を 挿入する方向

汎用イメージファイル の順序・向き

片面/両面

画像回転設定

片面

ADFの型番 その他のADF(ESA3ADF2(※))

そのままの形で出力 90度時計回りに回転

ユーザー設定

原稿下側をADF挿入口にセット 原稿左側をADF挿入口にセット

ADFへ原稿を 挿入する方向

汎用イメージファイル の順序・向き

片面/両面

画像回転設定

両面

ADFの型番 その他のADF(ESA3ADF2(※))

そのままの形で出力 90度時計回りに回転

表1

ユーザー設定

原稿下側をADF挿入口にセット 原稿左側をADF挿入口にセット

裏1 表2 裏2 表3 裏3

表1

表1

   ●ESA3ADF2で両面スキャン(縦原稿の場合)

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● 95 ●

   ●ESA3ADF2で両面スキャン(横原稿の場合)

ADFへ原稿を 挿入する方向

汎用イメージファイル の順序・向き

片面/両面

画像回転設定

両面

ADFの型番 その他のADF(ESA3ADF2(※))

そのままの形で出力 90度時計回りに回転

ユーザー設定

原稿下側をADF挿入口にセット 原稿左側をADF挿入口にセット

表1

表1

表1 裏1 表2 裏2 表3 裏3

 ESA3ADF使用時の設定

  EPSON Server Scan Agent およびEpsonNet ScanAgent のバージョンの違いによる

設定方法の相違はありません。

   ●ESA3ADFで片面スキャン(縦原稿の場合)

表1

表1 ADFへ原稿を

挿入する方向

汎用イメージファイル の順序・向き

片面/両面

画像回転設定

片面

ADFの型番 その他のADF(ESA3ADF)

そのままの形で出力 90度時計回りに回転

表1 表2 表3

ユーザー設定

原稿下側をADF挿入口にセット 原稿左側をADF挿入口にセット

   ●ESA3ADFで片面スキャン(横原稿の場合)

表1

表1

表1 表2 表3

ADFへ原稿を 挿入する方向

汎用イメージファイル の順序・向き

片面/両面

画像回転設定

片面

ADFの型番 その他のADF(ESA3ADF)

そのままの形で出力 90度時計回りに回転

ユーザー設定

原稿下側をADF挿入口にセット 原稿左側をADF挿入口にセット

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● 96 ●

   ●ESA3ADFで両面スキャン(縦原稿の場合)

ADFへ原稿を 挿入する方向

汎用イメージファイル の順序・向き

片面/両面

画像回転設定

両面

ADFの型番 その他のADF(ESA3ADF)

そのままの形で出力 90度時計回りに回転

表1

ユーザー設定

原稿下側をADF挿入口にセット 原稿左側をADF挿入口にセット

裏1 表2 裏2 表3 裏3

表1

表1

   ●ESA3ADFで両面スキャン(横原稿の場合)

ADFへ原稿を 挿入する方向

汎用イメージファイル の順序・向き

片面/両面

画像回転設定

両面

ADFの型番 その他のADF(ESA3ADF)

そのままの形で出力 90度時計回りに回転

ユーザー設定

原稿下側をADF挿入口にセット 原稿左側をADF挿入口にセット

表1

表1

表1 裏1 表2 裏2 表3 裏3

 GT96ADF 使用時の設定

 EPSON Server Scan AgentおよびEpsonNet ScanAgent のバージョンの違いによる

設定方法の相違はありません。

   ●GT96ADFで片面スキャン(縦原稿のとき)

表1

ADFへ原稿を 挿入する方向

汎用イメージファイル の順序・向き

片面/両面

画像回転設定

ADFの型番 その他のADF(GT96ADF)

そのままの形で出力

表1 表2 表3

ユーザー設定

原稿上側をADF挿入口にセット

   ●GT96ADFで片面スキャン(横原稿のとき)

表1

表1 表2 表3

ADFへ原稿を 挿入する方向

汎用イメージファイル の順序・向き

片面/両面

画像回転設定

ADFの型番 その他のADF(GT96ADF)

90度時計回りに回転

ユーザー設定

原稿右側をADF挿入口にセット

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● 97 ●

■画像を貼り付けたノーツ文書の表示と動作

 文書タイプが「添付文書」「メール文書」のとき、文書に画像を貼り付けることがで

きますが、以下の条件の場合には画像の表示や添付ファイルに関して注意が必要です。

①「ファイル添付有り」の「添付文書」をノーツから開くとき:

・画像を削除し文書を保存すると、添付ファイルは消えます(画像のみを削除するこ

 とはできません)。

・添付ファイルがマルチページTIFFのとき、画像を1ページだけ削除すると他の画像

 は残りますが、添付ファイルは消えます(特定の画像のみを削除することはできま

 せん)。

②「添付文書」をWWWブラウザから開くとき:

・文書の編集-保存を行うと、画像が消えます。

・ファイルが添付されているときは画像が消えても添付ファイルは削除されず、フォ

 ームの欄外に移動します。

③「メール文書」を開いたとき:

・メール文書の送信先にEメールアドレスを指定した場合、メール文書がEメール形

 式に変換されて送信されますので、Outlookなどの一般のEメール対応メールソフト

 で受信すると、画像はメール本文に表示されません。ファイルに変換され、添付さ

 れることになります。

※画像が削除される場合もありますので、動作確認をお勧めします。

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● 98 ●

■スキャンページ数が貼り付け画像上限数を超た場合の文書

 文書への画像貼り付けの設定を行うとき、貼り付け画像数の上限数を指定しますが、

実際にスキャンしたページ数が貼り付け画像上限数を超えた場合の文書の状態を、上

限数=5の場合を例にして、以下に示します。

スキャン ページ

設定内容

貼り付け画像上限数を『5』に設定してある場合のノーツ文書の状態

添付ファイル:無し

マルチページTIFF:しない マルチページTIFF:する

添付ファイル:有り 添付ファイル:無し 添付ファイル:有り

3ページのとき (上限数内)

20ページのとき (上限数を超える)

画像×3 画像    ×3 添付ファイル×3 画像×3

画像    ×3 添付ファイル×1

ファイルアイコン       ×20 添付ファイル×20

ファイルアイコン      ×20 添付ファイル×20

画像    ×5 添付ファイル×1

画像    ×5 添付ファイル×1

 マルチページTIFFでないとき、スキャンページが上限数を上回ると画像は貼り付け

られず、「添付ファイル:無し」の設定時であってもファイルが添付されます。

 マルチページTIFFのとき、スキャンページが上限数を上回ると、上限数個の画像が

貼り付けられ、「添付ファイル:無し」の設定時であってもファイルが添付されます。

 貼り付け画像の上限数として指定できる最大値(システム内部での制限値)は次の

通りです。

最大 20

大 30

中 30

小 50

最小 50

画像サイズの設定 貼り付け画像の上限数の最大値

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● 99 ●

■エージェントスケジュールの設定

 エージェントスケジュールを「有効」または「無効」に設定することが可能です。

 ノーツクライアントのユーザー情報画面のメニューから「アクション」ー「エージ

ェント設定」を選択し、次のダイアログを表示させます。

 「スケジュールエージェント」でエージェントを選び、有効・無効を設定します。 

    有効に設定した場合以下のエージェントが設定されます。

 これらのエージェント設定を有効にすると、それぞれ以下の時間に実行されます。

 DeleteDocument 1:00am

 KeywordItemAllDelete 2:00am

 KeywordItemDelete 3:00am

 LogDelete 4:00am

              エージェントの機能 エージェント

DeleteDocument

KeywordItemDelete

LogDelete

KeywordItemAllDelete

WWWブラウザからのログイン時に作成されるユーザー・ロールチェック用フォーム 「Frm_DllChk」「Frm_DllChk2」を「(DeleteDocument)」ビューより削除します。 「キーワード文書の削除」ダイアログで設定された日付より以前に作成されたキーワー ド文書をすべて削除します。 重複したキーワード文書を「キーワード項目文書削除用」ビューよりすべて削除します。 現在日から一週間前の処理ログ文書を「不要登録処理ログ」ビューから削除します。

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● 100 ●

エージェントプログラムに関する注意点

■フォルダ構成

   ●ユーザースキャンフォルダ構成

 ユーザースキャンフォルダはすでにサーバスキャン設定時に作成されていますが、

EpsonNet NotesAgentの設定を実行し、ユーザーの新規作成を行ったときにユーザー

スキャンフォルダの中に新規にフォルダ[Imagewri]がつくられます。

 ユーザースキャンフォルダがCドライブにある場合には、次のようなフォルダ構成

になります。

C:¥ 共有フォルダ名¥ユーザースキャンフォルダ名 ¥Cliewri(既存のフォルダ)

                      ¥Conswri(既存のフォルダ)

                      ¥Scanwri(既存のフォルダ)

                      ¥Imagewri(新規作成されるフォルダ)

 [Scanwri]内のスキャンファイルを自動削除するか残しておくかは「ユーザー情報の

設定」で選択します。

 [Imagewri]内のテンポラリファイルを自動削除するか残しておくかは「ユーザー情

報の設定」で選択します。

※ユーザースキャンフォルダの下のフォルダ名は変更することはできません。

   ●ユーザースキャンフォルダ(あるいは変換後の画像保存先フォルダ)中の汎用イメージファイル名

 サーバスキャンフォーマットから変換された汎用イメージファイルには次のファイ

ル名がつけられて[Imagewri]に格納されます。

・ファイル形式がJPEGのとき「作成された月日[MMDD]+ xxxx.jpg」

・ファイル形式がTIFFのとき 「作成された月日[MMDD]+ xxxx.tif」

 (いずれもxxxxは4桁36 進数から自動採番)

 サーバスキャン実行時に、サーバスキャンフォーマットではなく汎用イメージファ

イルをつくるように設定されていたときには、その汎用イメージファイルにはサーバ

スキャンのルールに従ってつけられたファイル名のまま[Imagewri]に格納されます。

 自動採番されるxxxxの部分は、ファイル名の重複が起こらないよう、システム全体

の中で1ファイルに対して一意に決められます。また日付が変わるとふり直されます。

Scanwri

・スキャンファイルが保存される(サーバスキャンによって)。 ・エージェントプログラムは、このフォルダにファイルが作成されたかどうかを  監視している。 ・監視条件に合ったファイルが発見されると、ユーザー情報の設定に従って処理  される。

・汎用イメージファイルが、テンポラリファイルとして保存される(エージェン  トプログラムによって)。 ・文書タイプが「画像変換のみ」のときはパーマネントファイルとして保存。 ・同じく「画像変換のみ」で、変換後の画像保存先フォルダが指定されていると  きは、Imagewriではなく指定フォルダに汎用イメージファイルが保存される。

フォルダ名 フォルダの役割

Imagewri

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● 101 ●

■フォルダ監視の動作とユーザー情報の設定

 [Scanwri]フォルダにファイルが作成される状況が監視されていますが、[Scanwri]に

つくられたファイル形式とユーザー情報の設定内容、処理後の[Scanwri][Imagewri]内

のファイルの関係を下表に示します。

 とくに、サーバスキャンによって作成されるファイル以外の、たとえばユーザーが

作成して[Scanwri]に保存したTIFFやJPEG形式ファイルなども監視対象になることに

注意してください。

 

Scanwri内に 以下のファイル が入ったとき

Scanwri内のファイルの処理 Imagewriあるいは指定した出力先フォルダ内のファイルの処理

監視対象か 対象外か

「スキャンファイルを  削除する」のとき

作成される ファイル形式 画像変換

のみ 添付文書 メール文書

サーバスキャン フォーマット

TIFF形式

対象 削除される

対象外 削除されない

汎用イメージファイル パーマネント テンポラリ テンポラリ

作成されない

対象 削除される

対象外 削除されない

TIFF形式 パーマネント テンポラリ テンポラリ

作成されない

JPEG形式

上記以外の すべての形式

対象 削除される

対象外 削除されない

JPEG形式 パーマネント テンポラリ テンポラリ

パーマネント テンポラリ テンポラリ

作成されない

常に対象 削除される そのまま コピーされる

パーマネントか、テンポラリか

(注)

(注)

(注)TIFF形式、JPEG形式ともサーバスキャンによって作成されたもの以外のファイルを含みます。

表の見方(例) ユーザー情報の設定で ・JPEG形式を監視対象外 ・「スキャンファイルを削除する」 のときは、ScanwriフォルダにJPEG形式のファイルが入ってくると、 ・ScanwriにJPEG形式のファイルが残される ・Imagewriにはファイルは作成されない という処理が、EpsonNet NotesAgentによって行われます。

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● 102 ●

■権限について

   ●LotusScript/Javaエージェント実行権限設定

 設定データベースがインストールされているサーバ上で、設定データベースのテン

プレートを署名したノーツユーザーに、LotusScript/Javaエージェントの実行権限を与

えておく必要があります。

①公開アドレス帳よりサーバ文書を開きます。

②R4.6の場合、エージェントマネージャ情報より「制限のないLotusScript/Javaエー

ジェントの実行」に、設定データベースのテンプレートを署名したノーツユーザー

を指定します。

 R5.0 の場合、「セキュリティ」タブの「エージェントの制限」中の「制限なし

LotusScript/Javaエージェントの実行」に、設定データベースのテンプレートを署名

したノーツユーザーを指定します。

 6.0の場合、「セキュリティ」タブの「Programmabilityの制限」中の「制限なしで実

行」に、設定データベースのテンプレートを署名したノーツユーザーを指定します。

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● 103 ●

■エージェントプログラムのログファイル

 エージェントプログラムの起動、監視周期、処理内容を記録したログファイルが、次

のフォルダに1日1ファイルつくられます。ファイル名は作成日時MMDD.Log、最大

366ファイル、同じファイル名があったときには上書きにて作成されます。

 EpsonNet NotesAgentのインストール先がデフォルトの場合は、以下のフォルダに

保存されます。

C:¥Program Files¥EpsonNet¥EpsonNet NotesAgent¥Log¥[MMDD.Log]

 ログファイルには以下の項目が記録されます。

 ・イベントが発生した年月日時分秒(YYYYMMDDhhmmss)

 ・スキャンユーザー名

 ・エラーコード・エラーメッセージ(エラーが発生したとき)

 ・処理の内容(処理したファイル名ほか)

 ・汎用イメージファイル名

■エージェントプログラム実行時のエラーメッセージと対処方法

■ノーツ文書の登録処理ログ

 ノーツ文書が新規に作成されたとき、あるいは文書作成中にエラーが発生したとき

にログとしてその内容が記録され、ユーザー情報一覧画面(50、62ページ参照)で「登

録処理ログ」ボタンをクリックするとその内容が表示されます。

 このノーツ文書登録ログはEpsonNet NotesAgentデータベースに書き出され、7日

間を経過したファイルから自動的に削除されます。

 ログには以下の項目が記録されます。

 ・ノーツ文書作成の日時(YYYYMMDDhhmmss) ・スキャンユーザー名 ・ドミノサーバ名

ログとエラー情報

    エラーメッセージ

設定情報ファイルの読み込みに失敗し

ました

フォルダ名の取得に失敗しました

環境設定の取得に失敗しました

フォルダが存在しません

設定ファイル項目[項目]の[項目名]

が取得できません。

監視周期[-秒]は異常です

ノーツ情報のチェックに失敗しました

ドミノサーバが応答しません

更新ファイルの削除に失敗しました

           対処方法

ESSAN.iniファイルが壊れている可能性があります。サーバ情報

にて再度送信作業を行い、PCを再起動させてください。

指定したフォルダ名が正しいか確認してください。

インストールが失敗している可能性があります。再度、アンイ

ンストールを行い、インストールしてください。

指定したフォルダが存在するか確認してください。

ESSAN.iniファイルが壊れている可能性があります。サーバ情報

にて再度送信作業を行い、PCを再起動させてください。

監視周期を0秒以下に設定している可能性があります。サーバ情

報より監視周期の確認を行ってください。

接続するドミノサーバ名が間違っている可能性があります。サ

ーバ情報にてドミノサーバ名の確認を再度行ってください。

ドミノサーバが起動しているか確認してください。

C:¥Program Files¥EpsonNet¥EpsonNet NotesAgent ¥upf(Windows98

の場合)から更新ファイルの削除を行ってください。

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● 104 ●

 ・文書タイプ ・データベース名 ・メールアドレス ・ノーツメール送信エラーアドレス ・文書タイトル ・添付ファイル数 ・処理コード   0000:通常処理   xxxx:エラー発生時(エラーの内容は次ページ参照)

■ノーツ文書登録処理時のエラー処理コードとエラー内容

   ●ノーツ文書登録処理ログの出力例

CreateDate:2000062111503  ………ノーツ文書作成の日時(YYYYMMDDhhmmss)ScanUserName:Okamura  ………スキャンユーザー名DominoServer:kytsftdom1/EPSON………登録先ドミノサーバ名DocumentType:メール文書  ………文書タイプDataBaseName:       ………登録先データベース名MailAdress: ………メール送信先MailSendError: ………ノーツメール送信エラーアドレスDocumentTitle: ………登録先文書タイトルAttachment: ………添付ファイル数ErrCode: ………処理コード

エラーNo.    エラー内容

-0010 レジストリの情報が取得できなかった場合。

-0011 環境変数で[Windows]ディレクトリがない場合。

-0012 取得した[Windows]ディレクトリのパスがバッファサイズ(256)よりも大きい場合。

-0015 レジストリで指定されたUPFパスに更新ファイルが見つからないとき。

-0021 環境変数で[Temp]ディレクトリがない場合。

-0022 取得した[Temp]ディレクトリのパスがバッファサイズ(256)よりも大きい場合。

-0041 添付文書を登録するデータベースがオープンできない。

-0046 メール送信が失敗した。

-1000 添付文書作成中にエラーが発生。

-1001 コピーできない(テンポラリファイルがないか、一時コピー先のフォルダが見つからない)。

-1002 ローカルパスにコピーする際、コピー元のディレクトリが存在しない。

-1003 ローカルパスにコピーする際、コピー元に指定されたパスはディレクトリではない。

-1101 添付ファイルサイズを添付できない(規定値をオーバー、ファイルがない)。

-1102 サムネイル貼付ファイルの処理リストへの予約時にエラー発生。

-1103 サムネイル貼付ファイルの処理リストから開放時にエラー発生。

-5000 画像変換のみ処理されたが、メール通知が設定されていない。

-9001 ユーザー情報ビューが見つからない。

-9011 ユーザー情報文書が見つからない。

-9020 ファイル監視プログラムでエラーが発生した。

-9021 ファイル監視プログラムでエラーが発生したが、メール通知送信先が設定されていない。

-9999 その他のエラー。

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● 105 ●

■ユーザー情報設定時のエラーメッセージとエラー内容(各項目入力時)

■サーバ情報設定時のエラーメッセージとエラー内容

        エラーメッセージ

サーバ名を入力してください。

サーバ情報文書は既に存在するため、文書を作成

する事はできません。

ユーザースキャンフォルダの監視数を入力してください。

ユーザースキャンフォルダの最大監視数は1個~150

個です。

監視周期を入力してください。

監視周期は5秒~120秒です。

        エラー内容

サーバ名がNull

サーバ文書が既に存在する場合

ユーザースキャンフォルダ最大監視数がNull

ユーザースキャンフォルダ最大監視数がNullか

150以上の値が入力されていた場合。

監視周期がNull

監視周期が4以下か120以上の値が入力されて

いた場合。

設定項目

ドミノサーバ名

監視周期

ユーザースキャン フォルダ最大監視数

入力項目

ユーザースキャン フォルダ

参照可能ユーザー

編集可能ユーザー

宛先サーバ名

フォーム名

データベース名

サーバスキャン ユーザーフィールド名

文書作成者 フィールド名

変換後の 画像保存先

監視対象 スキャンファイル

イメージフィールド名 イメージタイトルのフィールド名

        エラーメッセージ

ユーザースキャンフォルダを入力してください。

既に登録されたユーザースキャンフォルダは入力できま

せん。

ユーザースキャンフォルダにローカルドライブは指定できません。

参照可能ユーザーを指定してください。

編集可能ユーザーを指定してください。

画像保存先フォルダが指定されていません。

最下層にScanwriフォルダは指定できません。

画像保存先フォルダにローカルドライブは指定できません。

監視対象外スキャンファイルを選択してください。

宛先サーバ名を入力してください。

データベース名を入力してください。

データベースのファイル名を指定してください。

フォーム名を入力してください。

イメージフィールド名を入力してください。

文書タイトルを入力するフィールド名を入力してください。

サーバスキャンフィールド名を入力してください。

サーバスキャンユーザーフィールド名:イメージフィー

ルド名、文書タイトルのフィールド名及び予約フィール

ド名は指定できません。

文書作成者フィールド名を入力してください。

文書作成者フィールド名:イメージフィールド名、文書

タイトルのフィールド名及び予約フィールド名は指定で

きません。

文書作成者フィールド名:フィールド名が重複しています。

        エラー内容

ユーザースキャンフォルダがNull

ユーザースキャンフォルダが既に登録されている

場合。

保存先にローカルパス(C: temp)が指定されている場合

特定ユーザーのみ参照権限を与えるフラグが"1"の

とき、参照可能ユーザー名がNullの場合

特定ユーザーのみ編集権限を与えるフラグが"1"の

とき、編集可能ユーザー名がNullの場合

保存先フォルダを指定するフラグが"False"のとき、

編集権限を与えるフラグが"1"のとき、保存先パス

がNullの場合

保存先フォルダフィールドの入力値の末尾が

"¥Scanwri"だった場合

保存先にローカルパス(C:temp)が指定されている場合

監視対象外スキャンファイル項目にチェックが無

い場合。

宛先サーバ名がNull

データベース名がNull

末尾が"Nsf"か"Ntf"の値が入力されたとき

フォーム名がNull

イメージを添付するフィールド名がNull

文書タイトルのフィールド名がNull

フィールド作成を指定するフラグが"1"のとき、フ

ィールドがNull

イメージフィールド名、文書タイトルのフィール

ド名および予約フィールドが入力されていたとき

フィールド作成を指定するフラグが"1"のとき、フ

ィールドがNull

イメージフィールド名、文書タイトルのフィール

ド名および予約フィールドが入力されていたとき

サーバスキャンユーザーフィールド名と重複してい

るとき。

(次ページに続く)

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● 106 ●

入力項目

キーワード1

スキャン年月日 フィールド名

格納ファイル数 フィールド名

キーワード2

文書タイトル

メール文書送信先

メール通知送信先

メールタイトル

メールコメント

貼り付け画像上限数

        エラーメッセージ

スキャン年月日フィールド名を入力してください。

スキャン年月日フィールド名:イメージフィールド名、

文書タイトルのフィールド名及び予約フィールド名は指

定できません。

スキャン年月日フィールド名:フィールド名が重複して

います。

格納ファイル数フィールド名を入力してください。

格納ファイル数フィールド名:イメージフィールド名、

文書タイトルのフィールド名及び予約フィールド名は指

定できません。

格納ファイル数フィールド名:フィールド名が重複して

います

キーワード1のフィールド名を入力してください。

イメージフィールド名、文書タイトルのフィールド名及

び予約フィールドは指定できません。

キーワード1:フィールド名が重複しています。

キーワード2のフィールド名を入力してください。

イメージフィールド名、文書タイトルのフィールド名及

び予約フィールドは指定できません。

キーワード1と同じフィールド名は入力できません。

キーワード2:フィールド名が重複しています。

文書タイトルを入力してください。

文書タイトルは100文字以内で入力してください。

メール文書送信先を指定してください。

メール通知送信先を指定してください。

メールタイトルを入力してください。

メールタイトルは100文字以内で入力してください。

メールコメントを入力してください。

メールコメントは100文字以内で入力してください。

貼り付け画像上限数は1~N範囲で設定してください。

        エラー内容

フィールド作成を指定するフラグが"1"のとき、フ

ィールドがNull

イメージフィールド名、文書タイトルのフィール

ド名および予約フィールドが入力されていたとき

サーバスキャンユーザーフィールド名、文書作成者

フィールド名のいずれかと重複しているとき

フィールド作成を指定するフラグが "1"のとき、フ

ィールドがNull

イメージフィールド名、文書タイトルのフィール

ド名および予約フィールドが入力されていたとき

サーバスキャンユーザーフィールド名、文書作成

者フィールド名、スキャン年月日フィールド名の

いずれかと重複しているとき

キーワード1のフィールド名がNull

イメージフィールド名または文書タイトルのフィ

ールド名と予約フィールド名が指定されている場

サーバスキャンユーザーフィールド名、文書作成

者フィールド名、スキャン年月日フィールド名、

格納ファイル数フィールド名のいずれかと重複し

ているとき

キーワード2のフィールド名がNull

イメージフィールド名または文書タイトルのフィ

ールド名と予約フィールド名が指定されている場

キーワード1のフィールド名とキーワード2のフ

ィールド名が同じ場合

サーバスキャンユーザーフィールド名、文書作成

者フィールド名、スキャン年月日フィールド名、

格納ファイル数フィールド名のいずれかと重複し

ているとき

文書タイトルがNull

文書タイトルへの入力文字が100文字を超えたとき

メール文書送信先がNull

メール通知送信先がNull

メールタイトルがNull

メールタイトルへの入力文字が100文字を超えたとき

メールコメントがNull

メールコメントへの入力文字が100文字を超えたとき

指定された範囲以外の数値を入力したとき

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● 107 ●

■ユーザー情報設定時のエラーメッセージとエラー内容(「保存」「新規作成」「編集」ボタンクリック時)

        エラーメッセージ

システム設定をするための管理者モジュールが必要です。管理者

用ノーツクライアントセットアップを実行してください。

権限がありません。

権限がありません。

ユーザースキャンフォルダは存在しません。

ユーザースキャンフォルダはディレクトリではありません。

正常に処理が終了できませんでした。

画像保存先フォルダは存在しません。

画像保存先フォルダはディレクトリではありません。

正常に処理が終了できませんでした。

Scanner.iniファイルからディレクトリ名の取得に失敗しました。

Acontrol.iniファイルからディレクトリ名の取得に失敗しました。

Acontrol.iniファイルからユーザー名の取得に失敗しました。

既に登録されたユーザー名は入力できません。

「サーバ情報」文書が作成されていないため、設定ファイ

ル(ESSAN.Ini)は作成されません。設定ファイルを作成す

るには、「サーバ情報」文書を作成してください。

「ユーザー情報」文書が見つかりません。

編集可能ユーザー名を確認してください。

        エラー内容

EssanFnc.dll がインストールされていない場合

[USER]ロールで新規作成・編集しようとした場合。

編集制限が適用されている文書を、権限をもた

ないユーザーが編集しようとしたとき。

ユーザースキャンフォルダが存在しない場合。

ユーザースキャンフォルダフィールドの値がフ

ォルダではない場合

その他のエラー

画像保存先フォルダが存在しない場合。

画像保存先フィールドの値がフォルダではない場合

その他のエラー

Scanner.iniファイルのディレクトリ名が取得できない場合。

Acontrol.iniファイルのディレクトリ名が取得できない場合。

Acontrol.iniファイルのユーザー名が取得できない場合。

Scanner.iniファイルのディレクトリ名が取得できない場合。

サーバ情報文書が無い場合

ユーザー情報文書が無い場合

ユーザー情報文書の編集権限設定でエラーが起こった場合。

■サーバ情報設定時のエラーメッセージとエラー内容(「保存」「新規作成」「編集」ボタンクリック時)

エラーメッセージ

権限がありません。

エラー内容

[ADMIN]以外のロールで新規作成・編集しようとした場合。

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● 108 ●

EpsonNet NotesAgentイメージデータベース

 EpsonNet NotesAgentを有効にご利用いただくためにはノーツデータベースを作成する必要

がありますが、EpsonNet NotesAgentの導入後、容易に運用に移れるようデータベースのサン

プル「EpsonNet NotesAgentイメージデータベース」を付属しています。

 このEpsonNet NotesAgentイメージデータベースはこのままでも運用可能な実用的機能をもっ

ていますが、これを自由にカスタマイズしてご利用いただくことも可能となっています。

 EpsonNet NotesAgentのインストール時に、EpsonNet NotesAgentイメージデータベースのテ

ンプレートが同時にインストールされます。このテンプレートからデータべースを作成してお使いに

なれます(データベースの作成はEpsonNet NotesAgent管理者が行ってください)。

EpsonNet NotesAgentイメージデータベースの機能概要

■EpsonNet NotesAgentイメージデータベースの目的

・ EpsonNet NotesAgent導入後、容易に運用が開始できるように簡単な操作性を実

 現。

・設計を公開し、ユーザーが自由にカスタマイズ可能。

・掲示板機能にコメント機能を付加し、組織内コミュニケーションを支援。

・メール転送機能により、メールとのシームレスな連携を実現。

・EpsonNet NotesAgent 以外で作成された文書も登録可能。

■EpsonNet NotesAgentイメージデータベースの機能

①ビューの切り替え機能

 作成年月日ビュー、スキャンユーザー別ビュー、カテゴリ別ビューをもち、ナビゲ

ータを使って簡単に切り替えが可能です。

②コメント作成機能

 EpsonNet NotesAgentによって自動登録されたノーツ文書に対してコメントを付け

ることができます。コメントはノーツの子文書として作成されるので、自動登録され

たノーツ文書そのものを編集する必要がありません。

③メール送信機能

 EpsonNet NotesAgentによって自動登録されたノーツ文書を、そのままメールに添

付して送信することができます。この機能を利用すると、メール転送時に汎用イメー

ジファイルを一度ローカルディスクに保存する必要がなくなります。

 ただし、この機能はWWWブラウザからアクセスしている場合はご利用できません。

④文書の自動削除機能

 ノーツ文書がデータベースに登録された後、一定期間が経過した文書を自動的に削

除する機能をもちます(デフォルトでは無期限に設定)。

⑤スキャニング情報登録機能

 ユーザ指定の通常のデータベースでは登録されない「スキャンユーザー名」「作成年

月日」が登録されます。

(対応ドミノサーバはR4.6、R5.0および6.0)

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● 109 ●

EpsonNet NotesAgentイメージデータベースの作成(R4.6のとき)

 EpsonNet NotesAgent管理者用セットアップを行ったクライアント上でテンプレー

トの署名・設定データベースの作成・ノーツアクセス制御リスト(ACL)の設定を行

います。

  テンプレートに署名する。

①ノーツのワークスペースで、メニューから[ファイル]-[ツール]-[システム管理]の順

に選択します。

②「システム管理するサーバー」項目で「Local」を選択します。

③「データベースツール」アイコンをクリックします。

④左に表示されたテンプレート名から「EpsonNet NotesAgent ImageDB」を選択して、

ツールコンボボックスから「データベースへの署名」を選択します。

⑤表示画面で「設計メモごとに署名する」を選択して「署名」ボタンをクリックします。

⑥ワークスペースに戻ります。

  テンプレートからデータベースを作成する。

①ノーツのワークスペースで、メニューから[ファイル]-[データベース]-[作成]の順に

 選択します。

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● 110 ●

②開いた「データベースの作成」画面で各項目について設定します。

●サーバー

 EpsonNet NotesAgentイメージデータベースの作成先となる、「ドミノサーバへのイ

ンストール」を実行したドミノサーバ名に変更します。

●データベース名

 「EpsonNet NotesAgent ImageDB」と入力します。

●ファイル名

 「ENNA¥imagedb.nsf」と入力します。

●「テンプレートサーバー」ボタン

 クリックして「Local」を選択します。

●テンプレートリストボックス

 テンプレートリストボックスの中から「EpsonNet NotesAgentImageDB」を選択し

ます。

③「OK」ボタンをクリックします。

④相互認証画面が表示されます。「はい」ボタンをクリックします。

⑤ワークスペースに戻ります。

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● 111 ●

  ノーツのアクセス制御リスト(ACL)を設定する。

①EpsonNet NotesAgentイメージデータベースのアイコンを右クリックし、表示され

たメニューから [データベース]-[アクセス制御]と選択してアクセス制御リスト画面

を表示します。

②運用に合わせてユーザーを追加・設定します。

 EpsonNet NotesAgentイメージデータベースには「ESSAN」「CATEGORYEDITOR」

「ADMIN」の3つのロールが用意されており、下にその設定例を示します。

●ADMIN

 ユーザー設定で文書に参照制限および編集制限を加えることができますが、このロ

ールをもつユーザーには参照制限および編集制限が適用されません。

● ESSAN

 EpsonNet NotesAgentによって作成された文書を削除・編集することができます。上

の例では、一般ユーザーに対してこのロールを与えて、登録された文書を編集可能に

しています。

●CATEGORYEDITOR

 カテゴリを追加・編集することができます。上の例では、管理者のみがカテゴリの

新規登録や編集を行うことができます。

③ワークスペースに戻ります。

ユーザー アクセス チェック項目 ロール

Default

(管理者)

作成者

管理者

文書の作成・削除

文書の削除

(ドミノサーバ)

(オプションサーバの   ログインノーツID)

管理者 文書の削除 [ESSAN][CATEGORYEDITOR][ADMIN]

[ESSAN]

Anonymous なし なし なし

[ESSAN][CATEGORYEDITOR][ADMIN]

管理者 文書の削除 [ESSAN][CATEGORYEDITOR][ADMIN]

※ドミノサーバは、設定データベースが作成されたサーバです。

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● 112 ●

EpsonNet NotesAgent イメージデータベースの作成(R5.0および 6.0のとき)

 EpsonNet NotesAgent管理者用セットアップを行ったクライアント上でテンプレー

トの署名・設定データベースの作成・ノーツアクセス制御リスト(ACL)の設定を行

います。

  テンプレートに署名する。

①ノーツのワークスペースで、メニューから[ファイル]-[ツール]-[システム管理](R5.0

の場合)、または[ファイル]-[ツール]-[サーバー管理](6.0の場合)の順に選択します。

②メニューから[ファイル]-[サーバーを開く]を選び、表示されたダイアログで「Local」

を選択します。

③「ファイル」タブを開き、¥Lotus¥Notes¥Data(R5.0の場合)、または¥Program Files

 ¥lotus¥notes¥data(6.0の場合)フォルダを選択します。

④「表示」項目を「テンプレートのみ」に指定します。

⑤表示されたテンプレート名から「EpsonNet NotesAgent ImageDB」を選択して、右

の「データベース」項目の中から「署名」を選択します(または右ボタンのクリック

で表示されるメニューから「署名」を選択します)。

⑥表示された画面で「すべての設定文書」を選択して「OK」ボタンをクリックします。

⑦ワークスペースに戻ります。

  テンプレートからデータベースを作成する。

①ワークスペースで、ノーツのメニューから[ファイル]-[データベース]-[作成]の順に

 選択します。

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● 113 ●

②開いた「データベースの作成」画面で各項目について設定します。

●サーバー

 EpsonNet NotesAgentイメージデータベースの作成先となる、「ドミノサーバへのイ

ンストール」を実行したドミノサーバ名に変更します。

●データベース名

 「EpsonNet NotesAgent ImageDB」と入力します。

●ファイル名

 「ENNA¥imagedb.nsf」と入力します。

●「テンプレートサーバー」ボタン(R5.0の場合)

 クリックして「Local」を選択します。

●「新規データベースのテンプレートの指定」項目中の「サーバー」(6.0の場合)

 「Local」を選択します。

●テンプレートリストボックス

 テンプレートリストボックスの中から「EpsonNet NotesAgentImageDB」を選択し

ます。

③「OK」ボタンをクリックします。

④相互認証画面が表示されます。「はい」ボタンをクリックします。

⑤ワークスペースに戻ります。

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● 114 ●

  ノーツのアクセス制御リスト(ACL)を設定する。

①EpsonNet NotesAgentイメージデータベースのアイコンを右クリックし、表示され

たメニューから [データベース]-[アクセス制御]と選択してアクセス制御リスト画面

を表示します。

②運用に合わせてユーザーを追加・設定します。

 EpsonNet NotesAgentイメージデータベースには「ESSAN」「CATEGORYEDITOR」

「ADMIN]の3つのロールが用意されており、下にその設定例を示します。

●ADMIN

 ユーザー設定で文書に参照制限および編集制限を加えることができますが、このロ

ールをもつユーザーには参照制限および編集制限が適用されません。

● ESSAN

 EpsonNet NotesAgentによって作成された文書を削除・編集することができます。上

の例では、一般ユーザーに対してこのロールを与えて、登録された文書を編集可能に

しています。

●CATEGORYEDITOR

 カテゴリを追加・編集することができます。上の例では、管理者のみがカテゴリの

新規登録や編集を行うことができます。

③ワークスペースに戻ります。

ユーザー アクセス チェック項目 ロール

Default

(管理者)

作成者

管理者

文書の作成・削除

文書の削除

(ドミノサーバ)

(オプションサーバの   ログインノーツID)

管理者 文書の削除 [ESSAN][CATEGORYEDITOR][ADMIN]

[ESSAN]

Anonymous なし なし なし

[ESSAN][CATEGORYEDITOR][ADMIN]

管理者 文書の削除 [ESSAN][CATEGORYEDITOR][ADMIN]

※ドミノサーバは、設定データベースが作成されたサーバです。

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● 115 ●

「ユーザー情報の設定」項目と内容

 EpsonNet NotesAgentイメージデータベースは、EpsonNet NotesAgentのユーザー

情報の設定で文書タイプが「添付文書」のとき、添付文書の登録先データベースに指

定することによって利用できます。

 EpsonNet NotesAgentのユーザー情報の設定では、以下のように各項目に対して設

定してください。

●文書タイプ

 「添付文書」を選択します。

●データベース名

 「EpsonNet NotesAgent ImageDB(ENNA¥imagedb.nsf)」を選択するか、または

「ENNA¥imagedb.nsf」と入力します。

●フォーム名

 選択用ダイアログボックスのリストボックスから以下を選択します。

 「ENNAイメージ登録フォーム」

 これを選択すると画面上のフィールドには 

 「ImageDocument」が表示されます。

●イメージフィールド名

 「ESSAN_Body」を選択します。

●文書タイトルのフィールド名

 「ESSAN_Subject」を選択します。

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● 116 ●

アップグレードインストール後の設計の更新(R4.6のとき)

 EpsonNet NotesAgentをアップグレードインストールすると、旧バージョンのイメ

ージデータベース(Server Scan Image Database)のテンプレートも同時にEpsonNet

NotesAgentイメージデータベースのテンプレートにアップグレードされます。この場

合、データベースの設計情報を以下のように更新することにより、旧バージョン時の

データをそのままに、新バージョンのEpsonNet NotesAgentイメージデータベースを

ご利用いただくことができます。

 EpsonNet NotesAgent管理者用セットアップを行ったクライアント上でテンプレー

トの署名・設定データベースの更新、ACLの設定を行います。

 

  テンプレートに署名する。

① EpsonNet NotesAgent管理者用セットアップを行った、クライアントPCでノーツ

を起動します。

②ノーツのワークスペースで、メニューから[ファイル]-[ツール]-[システム管理]の順

に選択します。

③「システム管理するサーバー」項目で「Local」を選択します。

④「データベースツール」アイコンをクリックします。

⑤左に表示されたテンプレート名から「EpsonNet NotesAgent ImageDB」を選択して、

ツールコンボボックスから「データベースへの署名」を選択します。

⑥表示画面で「設計メモごとに署名する」を選択して「署名」ボタンをクリックします。

⑦ワークスペースに戻ります。

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● 117 ●

  データベースの設計を更新する。

①ノーツのワークスペースで旧バージョンの設定データベース「Server Scan Image

Database」のアイコンを選択し、メニューから[ファイル]-[データベース]-[設計の置

換]の順に選択します。

②開いた「データベース設計の置換」画面で下の設定を行います。

●「テンプレートサーバー」ボタン

 ボタンをクリックして「Local」を選択します。

●テンプレートリストボックス

 テンプレートリストボックスの中から「EpsonNet NotesAgent ImageDB」を選択し

ます。

③「置換」ボタンをクリックします。

  ノーツのアクセス制御リスト(ACL)を設定する。

 新バージョンのEpsonNet NotesAgentイメージデータベースでは旧バージョンと

ACL設定が異なります。111ページと同様にACLを設定してください。

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● 118 ●

アップグレードインストール後の設計の更新(R5.0および6.0)

 EpsonNet NotesAgentをアップグレードインストールすると、旧バージョンのイメ

ージデータベース(Server Scan Image Database)のテンプレートも同時にEpsonNet

NotesAgentイメージデータベースのテンプレートにアップグレードされます。この場

合、データベースの設計情報を以下のように更新することにより、旧バージョン時の

データをそのままに、新バージョンのEpsonNet NotesAgentイメージデータベースを

ご利用いただくことができます。

 EpsonNet NotesAgent管理者用セットアップを行ったクライアント上でテンプレー

トの署名・設定データベースの更新、ACLの設定を行います。

  テンプレートに署名する。

① EpsonNet NotesAgent管理者用セットアップを行ったクライアントPCでノーツを

起動します。

②ノーツのワークスペースで、メニューから[ファイル]-[ツール]-[システム管理](R5.0

の場合)、または[ファイル]-[ツール]-[サーバー管理](6.0の場合)の順に選択します。

③メニューから[ファイル]-[サーバーを開く]を選び、表示されたダイアログで「Local」を

選択します。

④「ファイル」タブを開き、¥Lotus¥Notes¥Data(R5.0の場合)、または¥Program Files

 ¥lotus¥notes¥data(6.0の場合)フォルダを選択します。

⑤「表示」項目を「テンプレートのみ」に指定します。

⑥表示されたテンプレート名から「EpsonNet NotesAgent ImageDB」を選択して、右

の「データベース」項目の中から「署名」を選択します(または右ボタンのクリック

で表示されるメニューから「署名」を選択します)。

⑦表示された画面で「すべての設定文書」を選択して「OK」ボタンをクリックします。

⑧ワークスペースに戻ります。

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● 119 ●

  データベースの情報を更新する。

①ノーツのワークスペースで旧バージョンの設定データベース「Server Scan Image

Database」のアイコンを選択し、メニューから[ファイル]-[データベース]-[設計の置

換]の順に選択します。

②開いた「データベース設計の置換」画面で下の設定を行います。

●「テンプレートサーバー」ボタン

 クリックして「Local」を選択します。

●テンプレートリストボックス

 テンプレートリストボックスの中から「EpsonNet NotesAgent ImageDB」を選択し

ます。

③「置換」ボタンをクリックします。

  ノーツのアクセス制御リスト(ACL)を設定する。

 新バージョンのEpsonNet NotesAgentイメージデータベースでは旧バージョンと

ACL設定が異なります。114ページと同様にACLを設定してください。

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● 120 ●

EpsonNet NotesAgentイメージデータベースの利用方法

■EpsonNet NotesAgentイメージデータベースを開く

 EpsonNet NotesAgentイメージデータベースが作成されるとノーツのワークスペー

ス内に次のアイコンがつくられます。

 このアイコンをダブルクリックするとEpsonNet NotesAgentイメージデータベース

のメイン画面が開きます。

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● 121 ●

■各ビューで文書リストを表示する

 データベースに登録されている文書のリストは、作成年月日ビュー、スキャンユー

ザー別ビュー、カテゴリ別ビューの3つのビューで表示されます(最初にメイン画面

を開いた状態は作成年月日ビュー)。

作成年月日ビュー

 メニューから「作成年月日」をクリックします。文書のリストが、作成年月日順に

ソートされ、表示されます。

スキャンユーザー別ビュー

 メニューから「スキャンユーザー別」をクリックします。文書のリストが、スキャ

ンユーザー名ごとに表示されます。

この作成年月日に含まれる文書のタイトル表示の有無を切り換えます

文書のリスト表示が作成年月日だけになります

文書のタイトル名も表示されます

このスキャンユーザーの文書のタイトル表示の有無を切り換えます

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● 122 ●

カテゴリ別ビュー

 メニューから「カテゴリ別」をクリックします。文書のリストが、カテゴリごとに

表示されます。

■文書内容を表示する

①各ビューで、表示したい文書タイトル名をダブルクリックします。

このカテゴリに含まれる文書タイトル表示の有無を切り換えます

ダブルクリックするとこの文書の内容が表示されます

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● 123 ●

②文書内容が表示されます。

タイトル…この文書のタイトルが表示されます。

コメント…この文書を編集したときに付加したコメントが表示されます。

スキャンユーザー…サーバスキャンを行ったユーザー名が表示されます。

内容…この文書に添付された汎用イメージファイルのアイコンとファイル名が表示さ

れます。アイコンをダブルクリックすると「添付ファイル」ダイアログが表示され

れ、「表示」ボタンのクリックによりファイルの内容を閲覧することができます。

ファイル数…この文書に添付されている汎用イメージファイルの数が表示されます。

ファイルデータサイズ…添付ファイルのサイズが表示されます。

作成年月日…この文書が作成された年月日が表示されます。

更新年月日…この文書が更新された年月日が表示されます。

作成者…この文書の作成者が表示されます。

更新者…この文書が更新されている場合に、更新を行ったユーザー名が表示されます。

カテゴリ…この文書を編集したときに設定したカテゴリ名が表示されます。

 この表示画面から、この文書の「編集」「コメント作成」「メール転送」を行うこと

ができます。

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● 124 ●

■文書に対して編集を加える

 文書内容を表示した状態で「編集」ボタンをクリックします。以下の編集可能な項

目には『』でくくられます。

タイトル…『』内にカーソルをおいて入力してください。

コメント…この文書にコメントを付加することができます。『』の間にカーソルをおい

て入力してください。

内容…この文書に添付された汎用イメージファイルに対する添付解除、新たに添付フ

ァイルの追加が可能です。

  添付解除は、添付ファイルのアイコンをクリックしてdelキーまたはBackspaceキ

ーを押してください。

  新たに添付するときは、『』の中にカーソルをおき、メニューから[ファイル]-[添

付]と選択してください。表示されたファイル選択画面でファイルを選択してくださ

い。

カテゴリ…カテゴリを入力しますが、あらかじめカテゴリ情報が登録されていなけれ

ばなりません。登録されているとコンボボックスが表示され、その中から選択して

入力します(複数選択可)。

  この文書に入力してあったカテゴリの消去は、キーボードからの操作により行っ

てください。

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● 125 ●

・編集内容を有効にするためには「保存」ボタンをクリックします。

・「閉じる」ボタンをクリックすると、表示されるダイアログで編集した内容を保存す

 るかしないかを選択する画面が表示され、選択したのち文書を閉じます。ただし、

 WWWクライアントでアクセスした場合は、編集を加えた後であっても「閉じる」を

 クリックしただけでは保存されずに終了します。

■文書にコメントを付ける

 ひとつ一つの文書にコメントを付けておくことができます。文書を開いた画面で「コ

メント作成」ボタンをクリックし、開いた画面で入力してください。

 ここで作成したコメントは、文書内にあるコメント項目とは別で、ビュー画面で表

示されます。

■コメントに対してさらにコメントを付ける

 コメント文書を参照画面で「コメント作成」ボタンをクリックし、コメントに対し

てさらにコメントを作成することができます。

 

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● 126 ●

■文書をメールとして送信する(WWWクライアントの場合は、この機能はお使いになれません)

 文書を開いた画面で、「メール転送」ボタンをクリックします。ノーツのメール作成

画面が表示されます。このとき開いていた文書が、新規に作成するメールの本文にな

ります。文書に添付されている汎用イメージファイルもメールに添付されて送られます。

 

■参照制限の解除を行う

 ユーザー情報の設定時に「参照制限」を設定してある文書の場合、次の条件を満た

すときに「参照制限解除」ボタンが表示され、制限を解除することができます。

 ・ [ADMIN]ロールをもつか、または参照権限を与えられたユーザーであること。

 ・文書がエージェントプログラムで作成され、参照制限が適用されていること。

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● 127 ●

※ユーザー情報の設定項目「特定ユーザーのみ参照権限を与える」でグループを指定

 した場合、グループに所属するユーザーには「参照制限解除」ボタンは表示されま

 せん。「参照制限解除」を実行したい場合はユーザーを指定するようにしてください。

 文書の参照画面(前ページ)で、「参照制限解除」ボタンをクリックします。

 「参照制限解除」ボタンをクリックすると「参照制限を解除しますか?」というメッ

セージのダイアログが表示されます。ここで「OK」をクリックすると参照制限が解除

されます。

■編集制限の解除を行う

 ユーザー情報の設定時に「編集制限」を設定してある文書の場合、次の条件を満た

すときに「編集制限解除」ボタンが表示され、制限を解除することができます。

 ・ [ADMIN]ロールをもつか、または編集権限を与えられたユーザーであること。

 ・文書がエージェントプログラムで作成され、編集制限が適用されていること。

※ユーザー情報の設定項目「特定ユーザーのみ編集権限を与える」でグループを指定

 した場合、グループに所属するユーザーには「編集制限解除」ボタンは表示されま

 せん。「編集制限解除」を実行したい場合はユーザーを指定するようにしてください。

 文書の参照画面で、「編集制限解除」ボタンをクリックします。

 「編集制限解除」ボタンをクリックすると「編集制限を解除しますか?」というメッ

セージのダイアログが表示されます。ここで「OK」をクリックすると編集制限が解除

されます。

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● 128 ●

■新規に文書を作成する

 サーバスキャンによって自動的に文書がEpsonNet NotesAgentイメージデータベー

スに登録されますが、サーバスキャンを行わずに新規に文書を作成してこのデータベ

ースに登録することができます。

 EpsonNet NotesAgentイメージデータベースのメニューの「新規スキャン文書作成」

をクリックします。新規スキャン文書作成画面が表示されるので、必要な項目に入力

してください。

タイトル…新規に作成する文書のタイトルを入力します。

コメント…この文書にコメントを付加することができます。『 』の間にカーソルをお

いて入力してください。

スキャンユーザー…空欄になります。

内容…この文書にファイルを添付することができます。『 』内にカーソルをおいた状

態で、ノーツのメニューで[ファイル]-[添付]と選択します。表示される添付ファイ

ル選択画面でファイルを指定すると添付され、『 』内にアイコンとファイル名が表

示されます。

ファイル数…この文書に添付したファイルの数が表示されます。

ファイルデータサイズ…添付ファイルのサイズが表示されます。

作成年月日…新規文書作成の年月日(この画面を開いた年月日時分秒)が自動的に入

力されます。

更新年月日…上の作成年月日と同じ年月日が入ります。

作成者…空欄になります。

更新者…この文書を作成するユーザー名が表示されます。

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● 129 ●

カテゴリ…カテゴリを入力しますが、あらかじめカテゴリ情報が登録されていなけれ

ばなりません。登録されているとコンボボックスが表示され、その中から選択して

入力します。

  この文書に入力してあったカテゴリの消去は、キーボードからの操作により行っ

てください。

・編集内容を有効にするためには「保存」ボタンをクリックします。

・「閉じる」ボタンをクリックすると、表示されるダイアログで編集した内容を保存す

 るかしないかを選択する画面が表示され、選択したのち文書を閉じます。ただし、

 WWWクライアントでアクセスした場合は、編集を加えた後であっても「閉じる」を

 クリックしただけでは保存されずに終了します。

■新規にカテゴリ情報を作成する(「CATEGORYEDITOR」のロールをもつユーザーのみ)

 ひとつ一つの文書に対してカテゴリ情報を付加する機能があります。カテゴリとは

文書をグループ化するための語句で、各文書にカテゴリを設定しておくと、そのカテ

ゴリをキーワードに文書がグループ化されます。

 カテゴリの機能を使用すると、多くの文書がデータベースに登録されても、文書の

管理が容易になります。

 EpsonNet NotesAgentイメージデータベースには、1つの文書に複数個のカテゴリ

を設定することができます。

 EpsonNet NotesAgentイメージデータベースのメニューから「新規カテゴリ情報作

成」をクリックします。カテゴリ情報画面が表示されるので、必要な項目に入力して

ください。

カテゴリ名…カテゴリ名を入力してください。

カテゴリソート順…カテゴリ一覧コンボボックス内でのカテゴリ名の表示順を1、2、

3…の4桁以下の数値で入力してください。入力した数値の昇順で表示されます。カ

テゴリ一覧コンボボックスは、文書を編集する画面(124ページ)および新規に作成

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● 130 ●

する画面(128ページ)で表示されます。

登録済みカテゴリ…すでに登録済みのカテゴリがあるときに表示されます。

・「保存」ボタンをクリックすると入力したカテゴリが新たに登録されます。

・「閉じる」ボタンをクリックすると入力した情報が登録されず、前の画面に戻ります。

■自動削除機能を設定する

 各ビュー画面または文書表示画面で、ノーツのメニューから[アクション]-[自動削除

機能設定]と選択します。表示された次の画面で自動削除の設定を行います。

 文書作成日から何日後にその文書を自動的に削除するか、日数を入力してください。

 「無期限とする」チェックボックスが有効の場合、文書は削除されません。

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困ったときは

困ったときの対処法

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● 132 ●

 EpsonNet NotesAgentのご利用に関連して、困ったときの対処方法について説明します。

ユーザー設定の作成時・変更時に「システム設定をするための管理者モジュールが必

要です。管理者用ノーツクライアントセットアップを実行してください。」のメッセー

ジが表示され、処理が中断する。

管理者用のノーツクライアントで必要なモジュールがインストールされていないか、削

除されている可能性があります。EpsonNet NotesAgent(管理者用ノーツクライアン

ト)セットアップを実行して、必要なモジュールをインストールしてください。

ADFを使って取り込んだ複数ページの文書のページ順番が入れ替わっている。もしく

は、一部ページが上下逆になっている。

ADFの型番にあった取り込み設定がされていない可能性があります。本取扱説明書の

付録「ADFの型番と回転の設定」を参照して、ユーザー設定を適切な設定に変更して

ください。

ユーザー設定の保存時に表示されるスキャンユーザー名が設定されているものと異なる。

ネットワークスキャニングボックスのサーバスキャンの設定で同じユーザースキャン

フォルダに対して複数の名前を登録している可能性があります。EpsonNet NotesAgent

では、最初に発見したスキャンユーザー名を表示します。

エージェントプログラムがスキャナからの画像データを取り込まない。

・サーバスキャンのユーザー名に対応するユーザースキャンフォルダが、EpsonNet

NotesAgentのユーザ-情報にあるかを確認してください

・サーバ情報のユーザースキャンフォルダ最大監視数より、登録されているユーザー

情報が多い場合は監視対象外となりますので、その場合はサーバ設定のユーザース

キャンフォルダ最大監視数を増やしてください

・エージェントプログラムをインストールしたPCにおいて、エージェントプログラム

動作中に日時を操作した可能性があります。PCのシステム日時タイマを操作する場

合は、必ずエージェントプログラムを終了してください

・監視するフォルダに同じファイル(ファイル名および時刻が同じ)がつくられた可

能性があります。エージェントプログラムは、一度監視したファイルは監視対象外

としています。サーバスキャンでつくられる画像ファイルはこのようなことはあり

ません。ユーザー自らファイルを操作した場合に発生する可能性があります。

困ったときの対処法

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● 133 ●

エージェントプログラム起動時に、エラーメッセージ「ファイル [......¥ESSAN.INI]が

存在しません」が表示され、プログラムを開始することができない。

プログラムの実行に必要な設定ファイルである「ESSAN.ini」が作成されていません。

ノーツクライアントを起動して、「エージェントプログラム起動のための設定」(29ペ

ージ参照)を行ってください。

ドミノサーバ(R4.6)上でEpsonNet NotesAgent のエージェントプログラムを実行

するためにノーツIDを切り替えたところ、ドミノサーバのノーツIDも切り替わってし

まった。

ドミノサーバ(R4.6)上では、ドミノサーバもノーツクライアントも共通のノーツID

を使用するため、ノーツIDを切り替えるとサーバの設定も変わってしまいます。ドミ

ノサーバとエージェントプログラムをそれぞれ別のノーツ IDで起動するためには、

Notes.iniファイルに「ServerkeyFilename=XXXX.id」の行を追加してください。

(例)

 KeyFilename=user.id     

 ServerkeyFilename=server.id

なお、R5.0および6.0ではデフォルトで別のノーツIDが使用されますので、この設定

は必要ありません。

同じユーザー設定を同時に複数のクライアントで更新した場合に、競合文書が作成さ

れてしまう。

競合文書が作成されると設定情報が正しく保存されない場合がありますので、以下の

ダイアログボックスが表示された場合は「いいえ」を選択し、競合文書が作成されな

いようにしてください。

また、競合文書が作成された場合は親文書を再度保存するか、競合文書を削除するよ

うにしてください(競合文書は管理者またはフォルダ管理者が削除できます)。

……

…………この行がNotes.ini ファイルにデフォルトで設定されています。    (user.id がエージェントプログラムを実行するノーツID)

………この行を追加してください。   (server.idがドミノサーバを実行するノーツ IDのとき)

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● 134 ●

設定データベースを作成し、アクセス制御リストの設定後、サーバ情報画面を開こう

とすると「操作を実行するアクセス権がありません。」が表示され、設定を行うことが

できない。

アクセス制御リストの設定変更がノーツクライアントで認識されていません。ノーツ

のワークスペースを開き「F9」ボタンをクリックして設定情報を更新するか、設定デ

ータベースのユーザー情報画面を開くと、アクセス制御リストの変更が反映されて、サ

ーバ情報画面を開くことができます。

ノーツクライアントのWindowsフォルダに、ESSAN.iniファイルが残ることがある。

ESSAN.iniファイルはEpsonNet NotesAgentの設定情報が記述されたファイルです。エ

ージェントプログラムを実行するオプションサーバを除いて、このファイルを削除し

ても問題ありません。

ノーツクライアントで、EpsonNet NotesAgentが作成した添付文書を開こうとすると、

「段落やフィールドは64Kより大きくはできません」が表示され、添付文書を参照でき

ない。

ノーツクライアントのバージョンによっては、多数のイメージファイルが添付された

文書を参照できない場合があります。そのような場合は、WWWブラウザを使用し、参

照してください。

EpsonNet NotesAgent の操作、設定方法についてのお問い合せは、エプソンインフォメー

ションセンターにて承ります。インフォメーションセンターにつきましては、お持ちのスキャナ、ネットワークスキャニン

グボックスの取扱説明書の背面をご覧ください。

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● 135 ●

A~W

ADF型番と回転の設定……………………92ADFの型番………………………………59,71EpsonNet NotesAgent イメージデータベース………………14,108EpsonNet NotesAgent管理者……………11EpsonNet NotesAgent 管理者用 ノーツクライアントPC…………………4,6EpsonNet NotesAgentプロパティ画面…77ESA3ADF……………………………59,72,95ESA3ADF2…………………………59,71,92,94ESNSB1………………………………………9ESNSB2………………………………………9ESSAN.ini……………………………………30GT96ADF……………………………59,72,96Imagewri………………………………100,101JPEG…………………………………………8LotusScript/Javaエージェント………34,102LP-9500CCH…………………………………4Scanwri………………………………100,101Storage タイプ…………………………45,48TIFF……………………………………………8URLリンク…………………………………88

アクセス権設定…………………………14,34アクセス制御リスト(ACL) ……………11,25,28,39,41,111,114,117,119アップグレードインストール……………37宛先サーバ名……………………………55,68アンインストール…………………………35一般ユーザー………………………………11一般ユーザー用PC…………………………4,5イメージファイル形式…………………60,73イメージフィールド名…………………55,68インストール………………………………14エージェント……………………………45,48エージェントスケジュール………………99エージェントプログラム…………………31エージェントプログラム起動…………29,76

索 引

エージェントプログラムのインストール …………………………………………14,31エージェントプログラムのサービス化…79エラー処理コード…………………………104エラー内容………………………104,105,107エラーメッセージ………………103,105,107オプションサーバ………………………4,5,9

格納ファイル数フィールド名…………57,69画像回転設定……………………………60,72画像サイズ………………………………60,73画像変換のみ………………………………86画像保存先フォルダ………………………34片面 /両面………………………………59,72カテゴリ情報………………………………129カテゴリ別ビュー…………………………122カラー/グレイスケールファイルを マルチページTIFFにする…………60,72監視周期(秒)…………………………46,48監視対象スキャンファイル……………54,67管理者用 PC…………………………………6

管理者用ノーツクライアントPC へのインストール……………………14,17キーワード1の内容……………………57,70キーワード2の内容……………………58,70キーワードの記憶件数……………………90キーワード1フィールド名……………57,69キーワード2フィールド名……………57,70クライアント ………………………………10

権限…………………………………………12コメント……………………………………125

サーバ情報画面………………………29,44,47サーバ情報の設定………………………43,47サーバスキャン………………………………2サーバスキャン設定情報………………59,71サーバスキャンPC…………………………4,5サーバスキャンフォーマット……………2,7

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サーバスキャン ユーザーフィールド名………………56,69サーバスキャンユーザー名……………51,64サービス化の条件と制限…………………81作成年月日ビュー…………………………121参照可能ユーザー………………………53,66参照制限………………………………52,66,89参照制限の解除……………………………126自動削除機能………………………………130自動作成するフィールド…………………91スキャン年月日フィールド名…………57,69スキャンファイルの削除………………54,67スキャンユーザー別ビュー………………121設計の更新……………………………116,118設定データベース……………24,27,29,43,49その他のADF……………………………59,72

データベース設定情報…………………55,68データベース名…………………………55,68添付データベース一般設定情報………57,70添付データベース管理設定情報………55,68添付文書……………………………………83テンプレート ………………23,26,38,40,109,112,116,118テンポラリファイルの削除……………54,67登録処理ログ………………………………103ドミノサーバ……………………………4,5,9ドミノサーバ設定変更……………………75ドミノサーバのセットアップ ………………………………14,23,26,38,40ドミノサーバへのインストール………14,15ドミノサーバ名…………………………45,48

ネットワークスキャニングボックス………4ノーツクライアントPC……………………5ノーツ文書の表示と動作…………………97ハ

貼り付け画像上限数…………………61,74,98汎用イメージファイル……………………2,7ファイル監視動作状況……………………76

ファイルサーバ…………………………4,5,9ファイル添付……………………………61,73フィールド設定情報……………………56,68フォーム名………………………………55,68フォルダ監視………………………………101フォルダ管理者……………………………11フォルダ構成………………………………100フォルダ管理者用 ノーツクライアントPC…………………4,6文書作成者フィールド名………………56,69文書タイトル……………………………57,70文書タイトルのフィールド名…………55,68文書タイプ…………………………51,52,64,65文書リンク…………………………………88変換後の画像保存先……………………53,66編集可能ユーザー………………………53,66編集制限………………………………53,66,89編集制限の解除……………………………127

メールエラー………………………………89メールコメント…………………………58,71メール設定情報…………………………58,70メールタイトル…………………………58,71メール通知………………………………58,70メール文書…………………………………85メール文書送信先………………………58,71メール通知送信先………………………58,71モノクロファイルを マルチページTIFFにする…………60,72

ユーザー情報画面………………………50,63ユーザー情報の設定……………………49,62ユーザースキャンフォルダ……34,52,65,100ユーザースキャンフォルダ最大監視数…46,48ユーザー設定管理情報…………………52,65横列表示数………………………………61,74

ログファイル………………………………103

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