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NEAL 指導者養成制度における変更事項のご案内
2020 年 8 月 6日
自然体験活動部会事務局
平素より自然体験活動推進のためご理解ご協力賜り御礼申し上げます。この度は、先日行われた全国
体験活動指導者認定委員会及び自然体験活動部会において変更が決定された事項について、以下の通り
ご案内申し上げます。
１．オンラインによるNEAL リーダー養成講習会の開催
２．養成カリキュラムにおける「演習Ⅰ」の改定
３．演習Ⅱ・Ⅲ履修期限の延長（新型コロナウイルス感染症による特別措置）
４．規定・細則の改定
５．養成団体／主任講師（講習管理者）専用ページ（再度のご連絡）
１．オンラインによるNEAL リーダー養成講習会の開催
新型コロナウイルスの影響により対面による指導者養成講習の開催が困難であることを考慮し、NEAL
リーダー養成講習に限り、オンラインによる開催が可能となりました。
オンラインによるNEALリーダー養成講習会の開催に関する基準は以下の通りです。
・ 自然体験活動指導者養成カリキュラムに基づき実施する事。
・ 体験学習サイクルに考慮している事。
（システムを効果的に使い、受講者の感想を引き出し、共有する時間をとる。）
・ 参加者が実技を伴う科目を受講した事を証明するものとして、「実際に実技を行っている様子の動画」
や「課題にもとづく成果物の写真」等を、講師に送付する事。
（NEAL事務局に提出する必要はありません。）
〇実技が必要と思われる科目：「自然体験活動の技術」、「自然体験活動の安全管理」
〇実技があることが好ましい科目： 「自然体験活動の指導」、「対象者理解」、「自然体験活動の特質」
※実技を伴う科目の対応例
例１ 自然体験活動の技術「野外調理代替えプログラム」
① 導入講義をオンラインで受講する。
② 講師が指定する期日までに、受講者各自が自宅にある鍋で米を炊ぎ炊飯するプロセスを「動画」や
「写真」にまとめ、提出する。または、各自の実技風景をオンラインで共有し講師からの実技指導
をおこなう。
③ 提出物の内容を講師がチェックし、コメントを添えてふりかえりシートを受講者へ送る。
④ 講師が指定する期日までにふりかえりシートを講師へ送る。
⑤ オンライン上でふりかえりを実施。
※3～4人のグループに分けて感想を共有する時間を持つ。
例２ 自然体験活動の技術「自然とのふれあいをテーマにした実技の体験」
① 導入の講義をオンラインで受講する。
② 講師が指定する期日までに、各自が実際に体験し、その成果を動画や写真で講師に提出する。
③ 提出物の内容を講師がチェックし、コメントを添えてふりかえりシートを受講者へ送る。
④ 講師が指定する期日までに、ふりかえりシートを講師へ提出する。
⑤ オンライン上でふりかえりを実施する。
※3～4人のグループに分けて感想を共有する時間を持つ。
例３ 自然体験活動の安全管理 「心肺蘇生法演習」、「包帯法」など
① 一般的な安全管理の講義をオンラインで受講する。
② 講師の実演もしくは動画にて心肺蘇生法について学ぶ。
※参考：「たたかう！救急アニメ救え！ボジョレー」１～4話
https://www.youtube.com/watch?v=bqTSDfVInM0&t=5s
NPO 法人大阪ライフサポート協会･PUSHプロジェクト委員会
：救急法 三角巾【頭頂部・肩・膝】・間接圧迫止血
https://www.youtube.com/watch?v=Q4v0uai8wpk
日本赤十字社東京都支部 公式
③ 講師が指定する期日までに、各自が実際に体験し、その成果を動画や写真で講師に提出する。
④ 提出物の内容を講師がチェックし、コメントを添えてふりかえりシートを受講者へ送る。
⑤ 講師が指定する期日までに、ふりかえりシートを講師へ提出する。
⑥ オンライン上でふりかえりを実施する。
※3～4人のグループに分けて感想を共有する時間を持つ。
２．養成カリキュラムにおける「演習Ⅰ」の改定
NEAL指導者養成制度では、「自然体験活動指導者の資格認定等に関する規程」に基づき養成団体がお
こなう養成講習における演習のうち、「演習Ⅰ」について改定することとなりました。
主任講師（講習管理者）、養成団体の役割
従来は演習Ⅰ・演習Ⅱ・演習Ⅲのすべての演習先は養成団体に限られ、演習受け入れの際には主任講師
（講習管理者）が履修表を作成し、演習受講者に渡すことが定められていました。
改定後の演習制度では、演習Ⅰに限り、養成団体または自然体験活動を行う団体にて、実際に自然体験
活動を指導者もしくは参加者のいずれの立場において 18 時間体験し、その証明として履修表に替わり
「演習履修証明書」を渡すこととなります。演習Ⅰを終えた指導者は、概論Ⅱを開催する養成団体に演習
履修証明書を提出し、その内容は概論Ⅱを担当する主任講師（講習管理者）が確認します。概論Ⅱを開催
する養成団体は、概論Ⅱ終了後、修了者名簿（様式 9）と共に演習履修証明書を自然体験活動部会事務局
へ提出してください。
なお、最初に記した通り、今回の演習制度の改定は演習Ⅰに限ったものであり、演習Ⅱ・Ⅲについては
従来通り養成団体でのみ履修可能で、履修表及び演習記録用紙の確認者は主任講師（講習管理者）である
ことにご注意ください。
「演習履修証明書」は下記よりダウンロードし、ご使用ください。
http://neal.gr.jp/download/neal_ensyuurisyuusyoumeisyo.docx
※従来の方法で、演習を履修修了もしくは履修中の方の対応について
①すでに演習Ⅰの履修を修了されている方
従来通りの手続きとして、演習履修表（様式 7）を受講者から概論Ⅱ（NEAL インストラクター養成講
習）開催団体へご提出いただき、開催団体はその内容をご確認ください。
②現在、演習Ⅰを履修されている方
合計 18時間のうち、残りの時間分を新しい履修方法で履修いただきたく存じます。なお、従来の方法
で次の予定がすでにある分については、従来通り履修いただいて構いません。
受講者が演習Ⅰの履修を修了した後、概論Ⅱ（NEAL インストラクター養成講習）を受講される際に
は、受講者から開催団体へ演習履修表（様式 7）と演習履修証明書の 2 枚をご提出いただき、開催団体は
その内容をご確認ください。
改定後の参加者の受講の流れ
従来 改定後
概論Ⅰ 養成団体
（概論Ⅰ終了後の手続きは変更なしのため記載省略）
演習Ⅰ
演習先 確認者 演習先 確認者
養成団体 主任講師
養成団体もしくは
自然体験活動を
行う団体
主任講師に
限らない
概論Ⅱ 養成団体
演習Ⅱ
演習先 確認者 演習先 確認者
養成団体 主任講師 養成団体 主任講師
（演習Ⅱ終了後の手続きは変更なしのため記載省略）
履修者へ渡すもの
・履修表
履修者へ渡すもの
・演習履修証明書
事務局に提出するもの
・修了者名簿（様式 9）
事務局に提出するもの
・修了者名簿（様式 9）
・演習履修証明書
概論Ⅱ募集時に演習履修証明書の
提出を求め、主任講師が確認する
概論Ⅱ募集時に演習Ⅰ履修表
の提出を求める
従来の制度 改定後の制度
①受講可
能な団体
養成団体 自然体験活動を行
う団体（演習実施
団体）※養成団体
に限らない
②演習履
修の確認
者
主任講師（講習管
理者）
演習実施団体
③履修科
目
特質、対象者理
解、指導、技術、
安全管理を、各科
目規定の時間数
を履修（合計 18
時間）
実際に自然体験活
動を合計 18時間
体験する
※科目の内容及び
時間に縛りはない
④演習履
修者の立
場
指導者的もしく
は参加者的立場
指導者的もしくは
参加者的立場
⑤履修証
明の方法
主任講師（講習管
理者）が確認した
「履修表」の提出
※必要に応じて
「演習記録用紙」
の提出も求める
演習実施団体が確
認した「演習履修
証明書」の提出
※演習Ⅰの詳細
３．演習Ⅱ・Ⅲ履修期限の延長（新型コロナウイルス感染症による特別措置）
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、2020 年 3 月以降、各養成団体でも演習Ⅱ・Ⅲの履修期限
は履修証の発行日から原則 2 年以内と定められていますが、新型コロナウイルスによる影響を考慮して
演習履修期限を以下の通り延長します。
対象者 ： 演習Ⅱ・Ⅲの履修期限が 2020 年 2月以降の者全員
延長期間： 現在の履修期限から一年度分延長。なお、一年度後の状況次第では更なる延長も考えられる
例） 2022 年 1月 15日が期限の場合、2023 年 3月 31 日に延長される
４．規程・細則の改定
自然体験活動部会が定める規程・細則のうち、以下のものを改定いたします。改定後の規程・細則は、
下記よりご確認ください。
規定 http://neal.gr.jp/download/neal_Regulations.pdf
細則 http://neal.gr.jp/download/neal_bylaws.pdf
＜改定する規程・細則＞
（１）養成団体の認定等に関する規程
（２）自然体験活動指導者の資格認定等に関する規程
（３）自然体験活動指導者の認定等に関する細則
（４）自然体験活動指導者の登録の更新の経過措置に関する細則
規程・細則名 改定事項
① 養成団体の認定等に関する規程
第 2条（認定要件） これまで養成団体として登録し、指導者を養成していた団体のうち、第 2
条第 4 号「主任講師（講習管理者）が一人以上養成団体に専従職員として所属していること。」としているところを「“原則として”専従職員として所属していること」と改定する。
② 自然体験活動指導者の資格認定等に関する規程
第 3条（自然体験活動上級指導者（インストラクター）の認定要件） 「２．養成カリキュラムにおける「演習Ⅰ」の改定」で養成団体に限らず「自然体験活動を行う団体」が演習Ⅰを行う事ができるとした為、あわせて規程の変更を行う。
③ 自然体験活動指導者の認定等に関する細則
第 7条（登録の更新） 現在、登録有効期限が切れた年から 3 年度以内に限り登録更新手続きする事を可能としているが、入院や長期海外出張等の事情により期間内に更新手続きができない指導者がいる為、「“原則として”3年度以内に限り、登録更新手続きする事を可能」とする。 また、なんらかの事情により 3 年度を超えて申請する場合は、理由書の提
出を求める。
④
自然体験活動指導者の登録の更新の経過措置に関する細則
本細則は平成 28 年 3 月 31 日有効期限の NEAL インストラクター、コーディネーターが登録更新手続きをする経過措置を定めたもので、経過措置後に付与される有効期限である平成 31 年 3 月 31 日を経過した為、廃止とする。
５．養成団体／主任講師（講習管理者）専用ページ（再度のご連絡）
NEALホームページでは、一般公開しているページとは別に、主任講師（講習管理者）／養成団体向け
の専用ページがあります。講師用ハンドブックや関連様式が置かれていますので、専用ページをぜひご
活用ください。
◆養成団体／主任講師（講習管理者）専用ページ
http://neal.gr.jp/member.html
以上
詳細、お問合せはNEAL事務局までご連絡ください。
全国体験活動指導者認定委員会 自然体験活動部会（NEAL）
TEL：03-5452-4058 FAX：03-6407-8241 E-mail：[email protected]
