LOCALIZATION LEAD - Brainlab User Guides...Lead Localizationの使用目的 Lead Localizationアプリケーションスイートは、手術室内外の（ラップトップ）コンピューター

LEADLOCALIZATIONバージョン 1.0

ソフトウェアユーザーガイドRev. 1.1

Copyright 2018, Brainlab AG Germany. All rights reserved.

目次

1 概説 ................................................................................... 5

1.1 お問い合わせ先.......................................................................... 5

1.2 リーガルインフォメーション ............................................................ 7

1.3 マーク .................................................................................. 8

1.4 システムの使用.......................................................................... 9

1.5 医療機器とソフトウェアとの適合性..................................................... 10

1.6 トレーニングとドキュメンテーション................................................... 12

2 ソフトウェアの概要 ............................................................ 15

2.1 ソフトウェアの概要 .................................................................... 15

2.2 画像表示機能 ........................................................................... 16

2.3 Data メニュー .......................................................................... 18

2.4 レイアウト ............................................................................. 22

3 LEAD LOCALIZATION の使用 ................................................... 27

3.1 Lead Localization ソフトウェアの使用開始............................................. 27

3.2 3D 形状の作成 .......................................................................... 30

3.3 リード／トラジェクトリー位置の調整................................................... 33

3.4 保存とソフトウェアの終了.............................................................. 35

目次

ソフトウェアユーザーガイド Rev. 1.1 Lead Localization バージョン 1.0 3

目次

4 ソフトウェアユーザーガイド Rev. 1.1 Lead Localization バージョン 1.0

1 概説

1.1 お問い合わせ先

サポート

本ガイドに掲載されていない内容に関するお問い合わせや、ご質問、その他問題点がある場合はブレインラボのサポート部門までご連絡ください。

地域電話＆ファックス番号 Email

アメリカ合衆国、カナダ、中南米

Tel：+1 800 597 5911

Fax：+1 708 409 [email protected]

ブラジル Tel：(0800) 892 1217 [email protected]

英国 Tel：+44 1223 755 333

[email protected]

スペイン Tel：+34 900 649 115

フランスおよびフランス語圏 Tel：+33 800 676 030

アフリカ、アジア、オーストラリア、ヨーロッパ

Tel：+49 89 991568 1044

Fax：+49 89 991568 811

日本Tel：03 3769 6900

Fax：03 3769 6901

標準使用期間

本製品の使用期間は 5 年間としています。この期間中はソフトウェアの更新とサポートを提供します。

フィードバック

本ガイドの内容には万全を期しておりますが、誤りがある場合があります。改善のご提案がある場合は [email protected] にご連絡ください。

製造販売業者

ブレインラボ株式会社

〒 108-0023

東京都港区芝浦 3-2-16

田町イーストビル

外国製造業者

Brainlab AG

Olof-Palme-Straße 9

81829 Munich

概説


mailto://[email protected]



mailto:[email protected]

Germany

お問い合わせ先


1.2 リーガルインフォメーション

著作権

本ガイドには、著作権により保護された専有情報が含まれています。ブレインラボの書面による許可を得ることなく、本ガイドを複製、翻訳、配布することを禁じます。

ブレインラボの商標

Brainlab®はドイツおよび米国における Brainlab AG の登録商標です。

他社の商標

Microsoft®および Windows®は Microsoft Corporation の登録商標です。

特許情報

本製品は１つまたは複数の特許、あるいは出願中の特許に保護されている可能性があります。詳細についてはリンク先を参照してください。www.brainlab.com/patent

内蔵されたサードパーティー製ソフトウェア

本ソフトウェアの一部は以下のライブラリ／コードを基準にしています。フルライセンスおよび著作権表示については以下のリンクを参照してください。

• Independent JPEG Group (https://github.com/ucluvain/openjpeg/blob/master/LICENSE)

• OpenJPEG library (http://www.openjpeg.org) および (http://www.libjpeg-turbo.org)

• Apache Software Foundation (www.apache.org/)

• Apache Software Foundation 開発の Xerces C++ 3.1.1 (http://xerces.apache.org/)

• libtiff 4.0.4 beta (http://www.libtiff.org/misc.html)

• 本ソフトウェアの一部は Sun Microsystems Inc.の製品を基に作成されています。

CE マーク

• CE マークはブレインラボの製品が EU 指令 93/42/EEC、別名医療機器指令（「MDD」）の基本的要件に適合していることを示します。

• Lead Localization は MDD で確立されている規定により CE クラス IIb 製品に分類されます。

概説


https://www.brainlab.com/patent/

https://github.com/uclouvain/openjpeg/blob/master/LICENSE

http://www.openjpeg.org

http://www.libjpeg-turbo.org

http://www.apache.org/

http://xerces.apache.org/

http://www.libtiff.org/misc.html

1.3 マーク

警告

警告

警告は、三角形の警告マークで示します。警告には、装置の使用や誤使用によって生じ得る障害や死亡、またはその他の重篤な結果に関する安全情報が含まれています。

注意

注意は、円形の注意マークで示します。注意には、装置の誤作動、故障、破損、または施設への損害に関する重要な情報が含まれます。

注記

注記：注記には、イタリック体で補助的な有用情報を示します。

マーク


1.4 システムの使用

Lead Localization の使用目的

Lead Localization アプリケーションスイートは、手術室内外の（ラップトップ）コンピューター上で、術後に患者のイメージング画像との相関から埋め込んだリードの位置を定義することを目的としています。

使用適応症

Lead Localization の使用目的は、さまざまなモジュールを使用した画像処理、イメージフュージョン、解剖アトラスを用いたビジュアル表示やセグメンテーション、術中ファンクショナルプランニングなどを含む医用画像のイメージングの表示、描画、ドキュメンテーションです。これらの処理のアウトプットは画像誘導の定位脳手術や他の装置と併用することでさらなる処理や可視化に使用できます。

適応手術例：

低侵襲な定位的アプローチ、腫瘍生検術、電気刺激や電極記録のためのトラジェクトリー作成など頭蓋内領域手術のレビュー

対象ユーザー

Lead Localization は、脳深部刺激療法（DBS）のプランニングや手術実施のための教育訓練を受けた医療専門家がお使いになるソフトウェアです。一般的に脳外科医や神経科医が該当します。

患者グループ

患者には人口統計学的、宗教上、文化的な制限はありません。特定の治療の補助としてシステムを使用するかの判断は医療専門家が行います。手術例は使用適応症の項目に挙げています。

使用場所

適切な使用環境は病院内（事務室や手術室環境）または診療室の（ラップトップ）コンピューターです。一般的な使用環境はオフィス環境です。

取り扱いの注意

警告

システムのコンポーネントやアクセサリー器具は必ずトレーニングを受けた医療スタッフが操作してください。

妥当性の確認

警告

患者の治療前に、システムに入出力されるすべての情報に誤りがないことを確認してください。

概説


1.5 医療機器とソフトウェアとの適合性

商品識別コード（GTIN = Global Trade Item Number）

Lead Localization 1.0 は次の GTIN で識別されています：04056481006884。

適合するブレインラボ製ソフトウェア

システムにインストールし使用できるのは、ブレインラボが指定するブレインラボ製医用ソフトウェアのみです。ブレインラボ製医用ソフトウェアとの適合性に関しご不明の点がある場合はブレインラボのサポート部門にお問い合わせください。

適合する他社製ソフトウェア

Lead Localization 1.0 は以下と適合します。

• Microsoft Windows Server 2008/2012

• Microsoft Windows 7

• Microsoft Windows 8.1

• Microsoft Windows 10適合するオペレーティングシステムに関する詳細および新情報については、ブレインラボのサポート部門にお問い合わせください。

他社製ソフトウェア

許可されているブレインラボスタッフのみがブレインラボのシステムにソフトウェアをインストールできます。ソフトウェアアプリケーションのインストールや削除は行わないでください。

Windows 向け Microsoft セキュリティー更新プログラムとドライバー更新

ブレインラボではセキュリティーパッチのインストールのみが許可されています。サービスパックやオプションの更新プログラムはインストールしないでください。更新プログラムが正しく、適切な時間にダウンロード、インストールされているか、設定を確認してください。ブレインラボのプラットフォーム上でドライバーの更新は行わないでください。

設定に関する詳細、およびブレインラボのサポート部門によりブロックされている MicrosoftSecurity Updates の一覧にはブレインラボのウェブサイトをご確認ください。

アドレス：www.brainlab.com/updates

パスワード：WindowsUpdates!89

ウィルスキャンおよびマルウェア

ブレインラボでは新のウィルス対策ソフトウェアでシステムを保護することが推奨されています。

一部のマルウェア保護ソフトウェア（ウィルススキャナーなど）の設定により、システムのパフォーマンスが低下する場合があるのでご注意ください。たとえば、リアルタイムスキャンが行われ、個々のファイルアクセスが監視されると、患者データの読み込みと保存に時間がかかる可能性があります。リアルタイムスキャンを無効にし、臨床業務を行わない時間帯にウィルススキャンを行うことが推奨されています。

警告

お使いのウィルス対策ソフトウェアにより、次のようなブレインラボのディレクトリーが変更されないように注意してください。

• C:\Brainlab、D:\Brainlab、F:\Brainlab など

• C:\PatientData、D:\PatientData、F:\PatientData など

医療機器とソフトウェアとの適合性


https://www.brainlab.com/updates/

警告

手術計画中に更新データのダウンロードおよびインストールを行わないでください。

詳細については、ブレインラボのサポート部門までお問い合わせください。

更新

警告

オペレーティングシステムの更新（hotfix）またはサードパーティー製ソフトウェアの更新は、ブレインラボ製システムが正しく動作していることを確認するため、診療時間外に、テスト環境で実施してください。ブレインラボはリリースされた Windows の hotfix 情報をモニタリングしているため、問題が起きることが予想される場合にはあらかじめ認識しています。オペレーティングシステムの hotfix に関してなんらかの問題が生じた場合にはブレインラボのサポート部門にお問い合わせください。

概説


1.6 トレーニングとドキュメンテーション

ブレインラボのトレーニング

システムを確実に安全かつ適切に使用するために、システム使用の前に、全ユーザーがブレインラボの担当者によるトレーニングプログラムを受講することをお勧めします。

管理サポート

コンピューター支援のナビゲーションが重要とみなされる手術において本システムを使用する際は、立ち会い規制に基づき、ブレインラボ担当者の立ち会いのもと、手術手技全体を適正回数実施してください。

責任

警告

本システムは、術者を補助するにすぎず、使用の際に術者の経験や責任に代わるものではありません。ユーザーが常にシステムの補助なしで続行できるようにする必要があります。

システムのコンポーネントやアクセサリー器具は必ずトレーニングを受けた医療スタッフが操作してください。

手術時間の延長

ブレインラボのナビゲーションシステムは精密な技術装置です。手術室のセットアップ、患者のポジショニング、計算に要する時間や複雑さなどに応じ、ナビゲーションを使った手術の時間は異なります。それぞれの患者や治療の特性に応じて手術時間の延長が可能かどうかの判断はユーザーご自身が行ってください。

対象読者

本ユーザーガイドは、外科医、神経科医とそのスタッフを対象とします。

ユーザーガイドについて

本ガイドには、取り扱いに注意を要する複雑な医用ソフトウェアまたは医療機器に関する説明が記載されています。

そのため、システム、器具やソフトウェアのすべてのユーザーが以下を実施することが重要です。

• 装置を操作する前に本ガイドをよく読むこと

• 本ガイドを常に手元に用意しておくこと

使用可能なユーザーガイド

注記：有効なユーザーガイドは使用するブレインラボの製品によって異なります。お手元のユーザーガイドに関してご質問があれば、ブレインラボのサポート部門にお問い合わせください。

ユーザーガイド内容

ソフトウェアユーザーガイド

• 手術計画やイメージガイドナビゲーションの概要

• 手術室でのシステムセットアップに関する解説

• ソフトウェアの詳細な取り扱い説明

ハードウェアユーザーガイド

放射線治療や手術に使用する、多くの場合複雑な器具と定義されるハードウェアに関する詳細情報

トレーニングとドキュメンテーション


ユーザーガイド内容

インスツルメントユーザーガイド

器具の取り扱いに関する詳細な解説

洗浄・消毒・滅菌ガイド器具の洗浄、消毒、滅菌に関する詳細

システムユーザーガイドシステムのセットアップに関する詳細情報

テクニカルユーザーガイド仕様や遵守事項など、システムに関する詳細な技術情報

システム＆テクニカルユーザーガイド

システムユーザーガイドとテクニカルユーザーガイドの内容を組み合わせたガイド

概説


トレーニングとドキュメンテーション


2 ソフトウェアの概要

2.1 ソフトウェアの概要

概説

Lead Localization は、医療用イメージングデータ内でリード（例：脳深部刺激療法（DBS）のために埋め込んだ電極リード）の位置を決定する際に脳外科医をサポートする目的で作成されています。

一般的なワークフロー

図 1

Lead Localization は通常、Trajectory ワークフローの一部として使用し、他にも必須アプリケーション、その他のオプションアプリケーションの両者で使用します。詳細については各アプリケーションのソフトウェアユーザーガイドを参照してください。

ステップ

1. Lead Localization を起動します。

2. Patient Selection で患者データを選択します。

3. オプション：Image Fusion を使用して、イメージセットのフュージョンを行います。

4. オプション：Anatomical Mapping を使用して、ストラクチャーのセグメンテーションを行います。

5. オプション：Fibertracking を使用して、線維束を作成、変更、削除します。

6. オプション：SmartBrush を使用して、オブジェクトを作成、変更、削除します。

7. Lead Localization を使用して、リードの位置決め、設定を行います。

8. 手術計画として保存し、Lead Localization を閉じます。

ソフトウェアの概要


2.2 画像表示機能

表示機能

ボタン機能

Zoom：関心領域に対するズーム機能を起動します。

注記： Ctrl とマウスホイールを使用する方法もあります。

Scroll：表示された再構成（面）でスクロール機能を起動します。それぞれのビューと操作のオプションにスクロール単位が決められています。

• ビュー内のボタンを使用すると上下に 1 mm スクロールできます

• メインビュー内でマウスポインターをドラッグすると上下にスクロールされます（ズームレベルによる）

• マウスポインターを Inline サイドビューの上に置いて、マウスホイールを回転するとトラジェクトリーに沿って 0.5 mm ずつ上下にスクロールされます

注記：一部のスクロール機能は、Scroll 起動の有無にかかわらず使用できます。

Pan：垂直面および水平面をパンします。

注記： Ctrl と左マウスボタンを使用してパンする方法もあります。

Windowing：

• コントラストを調整するには、表示エリアで左右にドラッグします。

• 輝度を調整するには、上下にドラッグします。

• アクティブなリードを選択します。

• 矢印ボタンを使用するとリードを切り替えられます。

Center：再構成画像を自動でスクロールしたりパンしてターゲット／エントリーを（ビューの中心に）表示します。

Rotate：現在のビューを回転します。

• 他のビューとの相関関係で 2D 再構成画像を回転します。

• 3D 再構成画像を回転します。

Undo：後に加えた変更または複数の連続したステップを元に戻します。

画像表示機能


Trajectories 機能

ボタン機能

Create New：新規トラジェクトリーを作成します。ターゲットポイントとエントリーポイントをドラッグしてトラジェクトリーに合わせます。

Adjust：ターゲットポイントとエントリーポイントの調整ができます。

Delete：選択済みのリードまたはトラジェクトリーを削除します。

Undo：ターゲットポイントまたはエントリーポイントの位置に連続で加えた複数の変更を元に戻します。



2.3 Data メニュー

Data メニューの使用

有効な患者データや他のコンテンツ（例：Objects、Trajectories や Fiber Bundles）にアクセスしたり、レイアウトを変更するには Data を選択して Data メニューを開きます。

Data メニューのレイアウト

①

② ③

図 2

No. 説明

① Data メニューに、選択した手術計画のステータスと名前が表示されます。

② 有効な患者データを表示して選択します。

③ 使用可能なレイアウトを選択できます。

Data メニュー


Data メニュー：Images

①

図 3

Images のドロップダウンリスト①から、ビューに表示する画像を選択できます。

Data メニュー：Objects

②

①

④③

図 4

オブジェクトにはオートセグメンテーションしたものも、描画したものも含まれます。

No. コンポーネント

① Color の選択




②

オブジェクトの特性

• Basis• Name：オブジェクトに付けられた名前

• Type• Comment

③すべてのオブジェクトの表示／非表示（3D ビュー内）

注記：個々のオブジェクトを表示／非表示することも可能です。青い輪郭で囲むと、オブジェクトは表示されるように設定されます。

④ 2D/3D オブジェクトの切り替え（3D ビュー内）

Data メニュー：Trajectories

③

①

②

図 5


①

リードの特性：

• Basis• Name• Comment

② リード／トラジェクトリーの表示／非表示

③ 2D/3D/リード／トラジェクトリーの切り替え（3D ビュー内）

Data メニュー：Fiber Bundles

①

③②

図 6

Data メニュー



①線維束の特性：

• Basis• Comment

② 線維束の表示／非表示

③ 2D/3D 線維束の切り替え（3D ビュー内）



2.4 レイアウト

使用できるレイアウト

Data を選択して Layouts メニューを開き、レイアウトビューの切り替えを行います。

Overview、Inline、ACS の各レイアウト間で切り替えることにより、さまざまな表示方法でリードのレビューが行えます。

レイアウト説明

Overview：

Overview レイアウトはアキシャル、コロナルまたはサジタルの再構成画像を示す大きなビューと、Inline ビューおよび Perpendicular ビューの組み合わせです。

Inline：

検証のためにデータセットをスクロールするには、Inline レイアウトを使用します。

ACS：

ACS レイアウトはアキシャル、コロナル、サジタルビューに加え、Perpendicular ビューを示します。

Overview レイアウト

②①

図 7

レイアウト



①3D ビュー：アキシャル、コロナル、サジタルのそれぞれのビューに切り替えられます。

注記： Rotate 機能を使用すると動的にアキシャル、コロナル、サジタルの各ビュー間を切り替えることができます。

②• Inline ビュー：深度を示す黄色のラインは調整可能です。変更は Perpendicular ビューに反映されます。

• Perpendicular ビュー

ビューの目的

①

②

③

④図 8

Inline ビューと Perpendicular ビューの特長：

• 一方のビューで回転を行った場合は、もう一方にも反映されます。

• オブジェクトは 2D 表示されます。

• 内側／外側の方向は Perpendicular ビューで識別されます。

3D ビューの特長：

• ドット①は黄色のライン②と Inline ビュー内のリードとの交点を示します。

• ルーラー④は、アキシャル、コロナル、サジタル方向の面内において、3D ビューにのみ表示さ

れます。

ディレクショナルリードの場合、方向はディレクショナルマーカー③により表示されます。

リードの表示

交差ポイントは、リードの軸が表示された再構成平面と交差する任意の点です。

交差ポイントは以下の位置に表示されます。

• エントリーポイント外側

• ターゲットポイントとエントリーポイント間

• ターゲットポイント外側

ターゲットポイントに深部を配置すると、Center の選択後には交差ポイントはターゲットポイントの位置そのものを示します。



① ② ③ ④ ⑤

図 9

No. 説明

① 交差ポイントはエントリーポイント外側にあります。

② 交差ポイントはエントリーポイントです。

③ 交差ポイントはターゲットポイントとエントリーポイント間にあります。

④ 交差ポイントはターゲットポイントです。

⑤ 交差ポイントはターゲットポイント外側にあります。

Inline レイアウト

図 10

Inline レイアウトでは、トラジェクトリー経路に沿った 2 つのビューにて、トラジェクトリー経路を比較することができます。この 2つのビューは直交する画像を示します。

レイアウト


ACS レイアウト

図 11

ビューをパンする際は白いクロスヘアがビュー中心を示します。ビューをスクロールする際は黄色のクロスヘアが現在のトラジェクトリーと再構成面の交点を示します。



レイアウト


3 LEAD LOCALIZATION の使用

3.1 Lead Localization ソフトウェアの使用開始

はじめに

リードやトラジェクトリーの位置調整や 3D 形状の作成を行う前に、まずリードを検出し、方向を設定する必要があります。

リードの検出方法

ステップ

1.

メインメニューで Detect を選択します。

2.

プログレスバーが進みます。

リードが検出され、名前や色が指定されます。

LEAD LOCALIZATION の使用


オプション：リードの設定方法

①

②

③

④

⑤

図 12

モデルタイプやさまざまな追加パラメーターを指定することにより特定のリードモデルを設定することができます。これらのパラメーターに基づき、対応するリードモデルが視覚化され、リードはこの情報が読み取れる他のアプリケーションでも使用できます。

ステップ

1.

Properties を選択します。

2. オプション：自動で割り当てられたリードの Name ① を編集します。

3. オプション：自動で割り当てられた Implant Date ② を編集します。

4. オプション：Comment ③ を入力します。

5. 必須：リードの Type ④ を選択します。

6. 必須：リードの留置位置を Location ⑤ で選択します。

7. オプション：別のリードを選択し、再度リードの設定を行います。

注記：ブレインラボでは、異なるリード、トラジェクトリー、オブジェクトなどを区別するために異なる名前を付け、異なる色を指定することが推奨されています。

Lead Localization ソフトウェアの使用開始


方向の設定

①

図 13

ディレクショナルリードが設定済みの場合は Define Orientation ビューが開きます。方向マーカー①をドラッグして向きを回転させます。

Toggle Numbering を選択、保持すると、もう一方の IPG ポートに接続した場合の接触子のナンバリングが表示できます。



3.2 3D 形状の作成

Memorize 機能

ボタン機能

変更したパラメーターを保存します。これは後にデフォルト設定として使用できます。

3D 形状の作成方法

抽象的なトラジェクトリーのターゲットとエントリーを配置するための視覚的な手助けとして、器具のタイプ、形状、および特徴を指定することができます。

ステップ

1.

Data メニューを開きます。

2.

Trajectories ドロップダウンを開きます。

3. トラジェクトリーを選択し、下向き矢印でこれを開きます。

4.

Shape を選択します。

3D 形状の作成


ステップ

5.

①

ドロップダウンメニュー①から 3D Shape タイプを選択します。

左側に表示される 3D Shape は選択内容に合わせて変わります。

6. Ok を選択します。

関連リンク

3.1.1 オプション：リードの設定方法 (P. 28)

形状パラメーターの調整方法

①

図 14

各 3D Shape タイプには、調整可能なパラメーターがあります。



ステップ

1. ドロップダウンメニュー①から 3D Shape のタイプを選択します。

2.

Add Section を使用すると 3D Shape にマーク付けした新しいセクションを追加できます。

3. 適用する手術に応じて、以下のパラメーターを変更します。

• Diameter

• Tip Offset

• Offset

• Length

4. Ok を選択します。

3D 形状の作成


3.3 リード／トラジェクトリー位置の調整

概要

リードのターゲットポイントやエントリーポイントは、目的の位置にドラッグして、ビュー内でインタラクティブに動かすことができます。

ターゲットポイントとエントリーポイントの調整方法

①

図 15

ステップ

1.

Adjust を選択してターゲットポイントとエントリーポイントの調整を可能にします。

2. ターゲット／エントリーポイント①をドラッグして動かします。

トラジェクトリーの削除方法

図 16

ステップ

1. ツールバーまたは Data メニューでトラジェクトリーを選択します。



ステップ

2.

Delete を選択します。

トラジェクトリーが削除されます。

リード／トラジェクトリー位置の調整


3.4 保存とソフトウェアの終了

保存と終了

保存またはソフトウェアを終了するには、以下のタスクのうちいずれかを行います。

保存とソフトウェアの終了

ボタン機能

前のステップに戻り、変更は消去されます。

Done を選択すると以下が実施できます。

• 既存のタスクを保存する

• Lead Localization を終了する

• 別のアプリケーションを開く

注記：すべてのリードのレビューを行う前に Done を選択すると警告メッセージが表示されます。

Home を選択すると変更が保存され、Content Manager に戻ります。

アプリケーションはバックグラウンドで実行されるため、中断したところから再開することができます。



保存とソフトウェアの終了


索引アルファベット

ACS レイアウト..........................................25Add Section............................................ 32Back................................................... 35Diameter............................................ 31,32Done................................................... 35HomeHome............................................... 35Inline レイアウト.......................................24Length................................................. 32Memorize............................................... 30Needle................................................. 31Offset................................................. 32Overview レイアウト.....................................23Probe.................................................. 31Screw.................................................. 31Tip Offset............................................. 32

あ

アクティブリード....................................... 16イメージビュー......................................... 23ウィンドウイング....................................... 16エントリーポイント..................................... 33オブジェクト........................................... 19

か

回転................................................... 16画像................................................... 19画像の選択............................................. 19器具の形状............................................. 30

さ

削除................................................... 17座標の調整............................................. 33サポート番号............................................ 5使用適応症.............................................. 9使用目的................................................ 9新規作成............................................... 17スクロール............................................. 16ズーム................................................. 16セッションの開始....................................... 15線維束................................................. 21センター............................................... 16

た

ターゲットポイント..................................... 33調整................................................... 17適合性................................................. 10トラジェクトリー.................................... 20,33トラジェクトリーの再配置............................... 33トラジェクトリーワークフロー........................... 15取り消し............................................ 16,17

は

パン................................................... 16ビュー................................................. 23プロパティー........................................... 28

方向の設定............................................. 29

ら

リード位置............................................. 33リードの検出........................................... 27リードの設定........................................... 28リードの選択........................................... 20リードのプロパティー................................... 28レイアウトの切り替え................................... 22レイアウトの表示....................................... 22レイアウトの変更....................................... 22

わ

ワークフロー........................................... 15

索引


brainlab.com

Art-No: 60917-70JP

*60917-70JP*

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