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【NEWS RELEASE】 報道関係各位 2016 年 8月 10日
KADOKAWA Contents Academy株式会社
海外コンテンツ・スクール事業を展開するKADOKAWAContentsAcademy
インドネシアのアニメーション人材育成に協力
現地の学校で日本人監督による特別講座を実施
KADOKAWA Contents Academy 株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼 CEO:古賀鉄也、以下 KADOKAWA Contents Academy)は、2016年 8月 1〜5日までの 5日間、株式会社三井住友銀行(以下 SMBC)および連結子会社であるインドネシア三井住友銀行(以下 SMBC INDONESIA)のインドネシアにおける CSR活動に協力し、現地のアニメーション学校(RUS職業訓練学校、以下 RUS)にて、日本人アニメ監督による特別講座を実施いたしました。 この取り組みは、SMBCおよび SMBC INDONESIAの CSR活動として、2015年からインドネシアの大手企業である Djarum Group傘下の財団、Djarum Foundationと協働している職業訓練学校支援の一つで、インドネシア政府が国策の1つに掲げているクリエイティブ産業の育成の中でも、特に人気と
需要が高いアニメーション産業への人材・産業育成支援を行うものです。 KADOKAWA Contents Academyは、この支援に関する協力要請に応え、今回の支援先である RUSに、映像制作において「プリプロダクション」と言われるキャラクターやシナリオ作り、脚本、絵コンテなどの制作
前の絵に直結する仕事についてのカリキュラムを提供。この知識と経験が豊富な講師として、日本からロボッ
トアニメの第一人者である大張正己監督をお招きしました。 特別講座には、RUS の生徒だけでなく講師陣も多数参加。大張監督が今回の講座のために描き下ろしたロボットキャラクター『ガルダカイザー』にストーリーやパイロットキャラクターを設定し、絵コンテを制作す
る課題を出すなど、アニメーションの制作工程に沿った実践的な内容で行われました。 講座の最終日には、学んだことの集大成として、大張監督と生徒が共同で現地クドゥスにまつわる神話に基
づいた RUS のイメージキャラクターを作り上げ、大張監督も「現地で教えることで新しい刺激を受け、日本人には思いつかないアイディアを生徒から聞くことで、今後の仕事の励みになった」と感慨深げに話していま
した。 KADOKAWA Contents Academyでは、現在手掛けている台湾やタイの直営校による長期的な人材育成のほか、今回のような短期の特別講座も含めて、各国のコンテンツ人材の育成に積極的に取り組んでまいります。
■特別講座の様子
RUSでは、普段アニメ制作で使用するソフトのオペレーション技術を学ぶ授業が中心のため、生徒はチームに分かれて
アイディアを出し合い、発表するワークショップ形式の授業に意欲的に取り組んでいました。
今回の講座用に描き下ろした『ガルダカイザー』の完成版を贈呈する大張監督。生徒たちからも、思い思いに色塗りを
して仕上げた『ガルダカイザー』が大張監督にプレゼントされました。
■講師プロフィール:大張 正己(おおばり まさみ)
1966年、広島県生まれ。アニメーター、メカニックデザイナー、監督。スタジオ G-1NEO代表。 『機甲戦記ドラグナー』のオープニングで「オーバリズム」と呼ばれる自身の演出スタイルを確立、一躍有
名に。この作画スタイルは多くのアニメーターに多大な影響を及ぼしている。 『スーパーロボット大戦 OG ジ・インスペクター』では監督、メカニックデザイン、演出、絵コンテ、作
画監督、原画、声優を担当するなど活躍の場は多岐に及ぶ。 近年では『ガンダムシリーズ』のオープニングアニメーションディレクターとしても名を広め、彼の作品に
は根強いファンが多く、アジア圏のアニメイベントにも数多く招聘され、サイン会などを定期的に行っている。 ■RUS 職業訓練学校の概要
ジャワトゥンガ州クドゥス市(Djarum Group発祥の地)にある印刷及びデザインの高等専門学校で、学生数は約 800人。2015年、新たにアニメーション学科を発足し、地方に眠る才能の発掘、世界で活躍するアニメーション・クリエーターの育成、インドネシアにおけるアニメーションの産業化を目指す。
【本件に関するお問い合わせ】
KADOKAWAContentsAcademy株式会社 広報担当 [email protected]
オフィシャルサイトhttp://www.kadokawa-ca.co.jp/