8
1 IT製品の検証という課題 ~その変遷と今後の課題~ 2014年7月29日 一般社団法人IT検証産業協会 会長 浅井 清孝

IT製品の検証という課題 - IPA2010年 2000年 接続性検証 (IIOT) 6 頻発するシステムや製品の不具合 時期 対象製品 内容 ... リコール2万4,000台

  • Upload
    others

  • View
    0

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: IT製品の検証という課題 - IPA2010年 2000年 接続性検証 (IIOT) 6 頻発するシステムや製品の不具合 時期 対象製品 内容 ... リコール2万4,000台

1

IT製品の検証という課題 ~その変遷と今後の課題~

2014年7月29日

一般社団法人IT検証産業協会 会長 浅井 清孝

Page 2: IT製品の検証という課題 - IPA2010年 2000年 接続性検証 (IIOT) 6 頻発するシステムや製品の不具合 時期 対象製品 内容 ... リコール2万4,000台

2

Page 3: IT製品の検証という課題 - IPA2010年 2000年 接続性検証 (IIOT) 6 頻発するシステムや製品の不具合 時期 対象製品 内容 ... リコール2万4,000台

3

Page 4: IT製品の検証という課題 - IPA2010年 2000年 接続性検証 (IIOT) 6 頻発するシステムや製品の不具合 時期 対象製品 内容 ... リコール2万4,000台

4

Page 5: IT製品の検証という課題 - IPA2010年 2000年 接続性検証 (IIOT) 6 頻発するシステムや製品の不具合 時期 対象製品 内容 ... リコール2万4,000台

5

検証ビジネスの方向性

PC 周辺機器

HOBBY

I-MODE

民生品

セキュリティ

ユーザ ビリティ

互換性

便利 安心・快適

民生品 コンピュータ 本格導入

Windows オープン化

2003年

コンソーシアム 知名度向上

技術者の 地位向上

サービスの 多様化

検証ビジネスの

産 業 化

医療の質

グローバル化

欧州

中国

クラウド

Android

T0YOTA プリウス問題

経済産業省(IPA) 第三者検証事業者認定制度

(IV&V)

北米

企業の 情報システム

製品開発 コスト増大

ITS

デジタル 家電

携帯電話

検証産業化 始動開始

2005年

IVIA 設立

第三者検証ニーズ の高まり

2010年

2000年

接続性検証 (IIOT)

Page 6: IT製品の検証という課題 - IPA2010年 2000年 接続性検証 (IIOT) 6 頻発するシステムや製品の不具合 時期 対象製品 内容 ... リコール2万4,000台

6

頻発するシステムや製品の不具合

時期 対象製品 内容

2011年 1月 鉄道運行システム 天候による遅延多発によるデータ修正が追いつかず、潜在的不具合が

顕在化による運行システム停止(?)

2010年 1月 自動車(ハイブリット) ブレーキの動作フィーイングに不具合(?)。

2007年 1月 携帯電話 電源をオフ/オンすると、チャネルの情報が更新されない。

2006年 9月 IP電話 サーバのソフトウェア不具合からネットワークに混乱が生じ、電話が切れたり、かけられない状況が何時間も継続。

2006年 8月 携帯電話 特定の文字を入力すると、入力操作を受付けなくなり、動作停止。

2006年 3月 デジタル一眼レフ レンズのオートフォーカスがうまく動作せず、フリーズ(動作停止)

2005年10月 自動車 米国内でソフトの不具合で走行中に突然停止。

リコール2万4,000台

2005年 7月 薄型テレビ 音声出力のプログラムミスで、音声多重放送視聴時に主音声と副音声(2カ国語)が逆になる現象が発生

2001年 1月 携帯電話 メモリー領域の確保ができず、電話帳に記録されているデータが消失するプログラムの不具合

頻発するソフトウエアに起因した不具合の一例

Page 7: IT製品の検証という課題 - IPA2010年 2000年 接続性検証 (IIOT) 6 頻発するシステムや製品の不具合 時期 対象製品 内容 ... リコール2万4,000台

7

デジタル家電 (DVDレコーダー)

100万行 20万行 100万行

携帯電話 自動車用 (カーナビ)

15倍

12 倍

1,000万行 1,200万行

300万行

500万行 500万行

180万行

10 倍

当社調べ

5~6年でプログラムの規模が飛躍的に増大 その開発労力は、開発工数の3乗に比例するといわれている。

(米ソフト工学の第一人者、ダグ・プットナム氏の

「ソフト開発労力はソフト規模の3乗に比例する」の法則)

出典:日経ビジネス

2002年 2005年 2002年 2004年 2000年 2005年 2007年 2008年 2008年

Page 8: IT製品の検証という課題 - IPA2010年 2000年 接続性検証 (IIOT) 6 頻発するシステムや製品の不具合 時期 対象製品 内容 ... リコール2万4,000台

8

ご清聴 有難うございました。 一般社団法人IT検証産業協会

会長 浅井 清孝