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Instructions for use Title 蛸唐草文様のトゥキ(杯)について Author(s) 藪中, 剛司 Citation 北大植物園研究紀要, 9, 1-19 Issue Date 2009-09-28 Doc URL http://hdl.handle.net/2115/39600 Type bulletin (article) File Information BBG9_001.pdf Hokkaido University Collection of Scholarly and Academic Papers : HUSCAP

Instructions for use - HUSCAP藪中 剛司:蛸唐草文様のトゥキ( 杯) について についての具体的な情報の収集を行うことで、より大きな成果を上げることが可能になると思われる」(平

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Title 蛸唐草文様のトゥキ(杯)について

Author(s) 藪中, 剛司

Citation 北大植物園研究紀要, 9, 1-19

Issue Date 2009-09-28

Doc URL http://hdl.handle.net/2115/39600

Type bulletin (article)

File Information BBG9_001.pdf

Hokkaido University Collection of Scholarly and Academic Papers : HUSCAP

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蛸唐草文様のトゥキ(杯)について

藪中 剛司ⅰ

はじめに

アイヌ民具といわれている資料の中には、大量の漆製品がある。例えば北海道内の博物館のアイヌ民具

資料目録から漆製品を拾ってみると次のようなものがある。イタンキ ( 椀 )、トゥキ ( 杯 )、タル(樽)、桶、

櫃、ケマウシペ ( 行器 )、食籠、壺、スオップ ( 隅朱 )、シントコ ( 曲げ物 )、膳、高皿、タカイサラ ( 天目

台 )、キラウシパッチ ( 角盥 )、キサラウシパッチ ( 耳盥 )、盥、平盥、楾、湯桶、エチゥシ ( 片口 )、長柄

銚子、罇、合子、菓子器、オッチケ ( 折敷 ) などなど。これらのほとんどは、様々な儀式で使われる重要な

祭具であり、それに伴う酒器でもある。イヨマンテと呼ばれる、アイヌの人々にとって最大級の儀礼では、

そこで供される酒の醸造から保管、供物の容器、儀式での什器までほとんどの場面で漆器が使われており、

漆器なくしては儀式が成り立たないのではとさえ思われる。

 また、チセ(家)の中でケマウシペ(行器)やパッチ(鉢)といった大型の容器が何段にも重ねられ、

まさに漆黒の光を発したであろうイヨイキリ(宝壇)と呼ばれる場所は、その家の豊かさの象徴でもあっ

たという。杉山寿栄男氏が、昭和初期に静内のある家を訪れ、アイヌの人たちから買い集めた漆器や刀剣、

首飾りなどが部屋の天井にまで積まれていたことを記している(杉山 1937)ことからも、かつて相当な数

の漆器がアイヌの人々の間にあったことは明らかである。

このようなアイヌ文化における漆器の意義について、従前アイヌ文化にあっては移入品という位置づけ

から存在は認識されてきたものの積極的に分析・評価されることは少なかった。しかし、アイヌ文化のは

じまりを漆器の利用開始に求める(佐々木 1995)というアイヌの歴史上、重要な画期とする考え方もあり

注目される。また「漆器はアイヌ文化の歴史の解明にあたってはその物心両面において注目すべきである」

(古原 2002)と、漆器の物質的価値と同様に儀式や信仰など精神文化における位置づけの重要性も指摘さ

れている。

 これらアイヌの人々の手にした漆器は、製作過程の上で二つに分けられる。一つが器材の成形から漆塗

りまで本州などで作られた製品で、いわゆる和製品といわれるもので、様々な要因でアイヌの人々の手に

渡り、現代に至るまで伝えられてきたものである。もう一つは、数は少ないものの、アイヌ民族自身が製

作した製品に和人が漆を塗ったもので、特にイクパスイなどにみられる。さて、前者の中には製作者や製

作地は本州方面でありながら、明らかにアイヌ民族に向けて製作したと考えられる製品も見受けられる。

例えば、杯と天目台が組(同種、同文様など)になっているものやクマが意匠された杯、そしてイクパス

イなどがそうであろう。

しかし近年まで、アイヌ民具の中の漆器類は、アイヌ文化研究のなかであまり顧みられてこなかった。

その理由として①これら漆器類は、アイヌの人たちの自製品ではなく、本州方面からの移入品であること、

②漆器資料に限らないものの収集者、収集年代、収集地などの資料に関する基本的な背景情報が欠如して

いるものが多いこと、③優品とよばれるようなものが少なく、逆に粗雑なものが多いといった印象から興

味や関心をひくことが少なかったことなどが考えられる。このような状況について平野らは「アイヌにも

たらされた漆器類や木綿などの生産・使用についての実態が、アイヌ研究において『移入品』の名のもと

で一元的に扱われ十分に議論されてきていない。」と指摘した上で「これら『和産物』の使用方法や製作地

ⅰ新ひだか町教育委員会

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藪中 剛司: 蛸唐草文様のトゥキ ( 杯 ) について

についての具体的な情報の収集を行うことで、より大きな成果を上げることが可能になると思われる」(平

野・山崎・北原 2004)と提起しており、筆者も同意見である。

 本稿は、アイヌ民具のある種の漆器に着目して、その資料のもつ属性から新たな情報を得ようと試みた

ものである。先に述べたように国内の博物館等に収蔵されている資料の多くには、「収集地」、「収集年」、「収

集者」といった資料に伴う基本情報の欠如という、物質文化研究を行うにあたっては非常な困難を伴って

おり、それがアイヌ民具資料の研究が積極的に進められずにきた大きな要因ともいえる。近年、アメリカ、

ヨーロッパ、ロシアなどにおけるアイヌ資料調査の進展に伴い、海外に収蔵されているアイヌ民具の様相

が徐々に明らかになってきた。そうした資料には「収集地」、「収集年」、「収集者」といったその資料に付

随する基礎的なデータが付されているものが数多く含まれていることが確認されている(小谷 2004)。基

本データの不備により研究が進まなかったアイヌ民具資料もそうした比較資料の存在により、今後の調査

研究に大いに期待が寄せられているが、漆器資料に関しては海外にある資料が少なく、比較等を行う上で

は難しい状況にあるといえる。

 しかし、自製品と違って漆製品のような比較的規格性の高い製品は、資料単体で形態的特徴等を掴むこ

とは難しいが、多くのデータの集積から型式化することによって新たな資料像を見出す可能性がある。そ

れによって得られる新しい情報が、アイヌ文化の歴史や様相を再構成する一つの方法となりうるものと思

う。

蛸唐草文様の漆器

 調査対象とした資料は、特徴的な文様、色彩で他と容易に識別することができる蛸唐草文様のトゥキを

選んだ。蛸唐草文様とは、元来磁器の染め付けに使われている装飾技法の一つで 18 世紀初頭には現れたと

いう。唐草の連続した葉の様相があたかも蛸の吸盤のように描かれていることから「蛸唐草」といわれる

ようになった。この文様は現代の作品にも使われており、比較的目にすることも多い。

 しかし、漆器の蛸唐草は、いささか趣が異なり、普遍的な文様とはいえず、種類は限られているようである。

では蛸唐草文様の描かれている漆器には、どのようなものがあるであろうか。最も数量が多く、一番文様

の変化に富む「トゥキ(杯)」、それと組になると考えられる「タカイサラ(天目台)」、そして儀礼に欠か

せない「イクパスイ」である。アイヌ民族のみが使用するイクパスイにこの文様が描かれていることから、

これら一群の漆器は、アイヌ民族に向けて生産されたものと思われる。大型のものでは、数は多くないも

のの「ピサック(柄杓)」、「ケマウシペ(行器)」、「パッチ(蓋付き鉢)」、「蓋付き壺」がある。中には唐草

が蛸唐草とはいえないものもあるが、唐草の形態以外では、色彩として朱・黄・緑の色漆を使用している

ことや唐草の構図、唐草と一緒に描かれる葵紋の描写・着色など上記のトゥキ、タカイサラ、イクパスイ

とほとんど同一であり、蛸唐草文様の漆器と同系統と考えられる。しかし、アイヌ民具によく見られる盥

類や膳、片口(唐草を色漆で描いたものはあるが、紋章は描かれていない)などにはないようである。

調査の方法

 筆者の関わりのある新ひだか町アイヌ民俗資料館には、12 点の蛸唐草文様のトゥキが収蔵されている。

しかし、資料自体の型式化を図るために、できるだけ多くの資料データの収集を企図し、25 施設で合計

133 点の資料の計測、写真撮影、表面観察の記録を行った。計測値は、口径(外径)、口縁厚、器高、高台

径(外径)、高台厚、高台高(外側)を計った。写真は、器表面を四方向から撮影して全周の構成が解るよ

うにし、見込みに描画があるものは随時記録した。表面観察では、割れや疵・シロシ、紋章、色彩などを

採録した。ただ色彩の同定は非常に難しく、本来赤系統の色も赤色・朱色・緋色・紅色などと見分けなけ

ればならないが、筆者の力量不足により便宜上、赤系統の色は朱色、同様に黄色系統は黄色、緑色系統は

緑色、黒色系統は黒色としたのでご了承いただきたい。トゥキの展開図は縮尺 3/10、実測・トレースは、

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北大植物園研究紀要 第 9 号 2009 年

山根千穂子(新ひだか町静内郷土館)による。

 なお、調査した資料は、次の博物館等において収蔵されているものである。

アイヌ民族博物館、旭川市博物館、浦河町立郷土博物館、浦幌町立博物館、恵庭市郷土博物館、帯広

市百年記念館、釧路市博物館、様似町郷土館、新ひだか町アイヌ民俗資料館、シャクシャイン記念館、

斜里町立知床博物館、白糠町教育委員会、市立函館博物館、苫小牧市博物館、名寄市北国博物館、新

冠町郷土資料館、二風谷アイヌ文化博物館、美幌博物館、日高町門別図書館郷土資料館、北海道開拓

記念館、北海道大学北方生物圏フィールド科学センター植物園、北海道立北方民族博物館、本別町歴

史民俗資料館、幕別町蝦夷文化考古館、芽室町歴史資料館

蛸唐草文様のトゥキ(杯)の分類

 「蛸唐草」文様のトゥキの基本的な形態は、口径 110 ~ 135㎜、器高 65 ~ 80㎜、高台の高さが 9 ~ 15㎜

の範囲に含まれ、断面観は、口縁部からほぼ真っ直ぐに底部に至るU字形である。外黒内朱(一部内外朱

がある)の塗りで、外面に一つないし二つの家紋などの紋章が描かれ、その紋章から蛸唐草が横方向に連

続して描かれる。はじめに紋章や唐草を金蒔絵の手法によって金線で縁取りを描き、次に紋章の内側や蛸

唐草を、朱・黄・緑の3色の色漆によって彩色している。漆が剥離し、木地が露出しているところで確認

できた限り、布着せなどの補強はない。また、中には芯材を使用しているものもある。

 今回調査しデータを収集した資料は 133 点である。紋章は「葵」、「唐花」1、「方喰」の3種類を確認したが、

それぞれ、その紋章の名称から葵型、唐花型、方喰型とした。葵型と唐花型は、更に紋章の形態や蛸唐草

文様のパターンから、葵型で 10 型式、唐花型で 8 型式に細分し、方喰型1型式の合計 19 型式 ( 図 1 ~ 5、

写真 1 ~ 22) に分類した。以下、関連する 3 型式を併せ 22 型式について特徴を記す。

 葵型-葵紋は全て一つ葉で、著名な「三つ葉葵」はない。はじめに紋と唐草が蒔絵技法による金線で描

かれ、その後色漆で彩色されている。葵紋は形が歪んで左右対称形となっていないものや栗のように肩が

膨らんだものもある。葵紋の形態によってA~Cの三つに区分し、さらに唐草のパターンによって細分した。

葵紋は一見して大小二つのタイプがあり、横幅が大凡 4㎝以下のものを葵A、それ以上のものを葵Bとした。

また、紋に着色が無く縁取りのみのものを葵Cとした。(図 1-1 ~ 2-5、写真 1 ~ 10)

葵AⅠ型 ( 図 1-1、写真 1) は、葵紋が二つで、唐草は、葵の左右(左右の位置は紋章に向かって、以下同じ)

両方の下側から上方に向かって描かれている。確認した 26 点の唐草のパターン、配色は全て同じであ

る。唐草は、右が朱色、黄色、緑色、左は緑色、朱色、黄色の順に連続する。葵紋は、中央の幹部が朱

色、その外側が緑色、さらにその外側が黄色と塗り分けられており、他のタイプの葵紋に比べて小振り

な印象がある。調査した蛸唐草文様のトゥキでは最も多いタイプである。

葵AⅡ型 ( 図 1-2、写真 2) は、葵紋が二つ。唐草は、葵紋の左右の肩から上方へ描かれ、特に右側にの

み唐草(緑色)で小さな円が描かれている。葵紋は、葵AⅠ型と同様中央の幹部が朱色、その外側が緑色、

さらにその外側が黄色と塗り分けられている。5 点確認し、唐草のパターン、配色は全て同じである。

葵AⅢ型 ( 図 1-3、写真 3) は、葵紋が二つ。特徴的なのは針型をした唐草で、図示した 1 点のみ確認し

た。葵紋の着色も葵AⅠ、Ⅱ型とは違う。この形態の唐草はタカイサラ(天目台)では 2 点確認してい

る。このような唐草の形態は、伊万里焼きの染め付けでは幕末頃という。

葵BⅠ型 ( 図 1-4、写真 4) は、葵紋は二つで、朱・緑・黄色で着色されるが、それぞれ配色パターンは違う。

葵紋の左右の中段から上方に唐草が描かれている。3 点確認できたが、葵紋、唐草の同一の配色のもの

はなかった。配色が違うものの、形態やパターンはほとんど同じであることから一つの型式とした。

 葵BⅡ型 ( 図 1-5、写真 5) は、葵紋は二つで、押しつぶされた栗のような形をしている。葵紋は、一

つが中央の幹部が朱色、その外が黄色、さらにその外が緑色、もう一方が中央の幹部が黄色、その外が

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藪中 剛司: 蛸唐草文様のトゥキ ( 杯 ) について

朱色、さらにその外が緑色と塗り分けられている。唐草は、葵紋の右からは上から下方へ、左からは下

から上方へ描かれている。5 点確認した。

葵BⅢ型(図 2-1、写真 6)は、葵紋が二つ。葵紋は、一つが中央の幹部が茶色、その外が朱色、さら

にその外が緑色、もう一つは中央の幹部が黄色、その外が朱色、さらにその外が緑色と塗り分けられて

いる。唐草は、葵紋の左右両方の下から上方に向かって描かれている。唐草が渦を巻くところでは蔓が

分岐して伸びているのが大きな特徴である。またこの型式のみ茶色の色漆が使われている。5点確認した。

葵BⅣ型 ( 図 2-2、写真 7) は、葵紋が二つ。8 点確認したうち 7 点の葵紋は、一つが中央の幹部が朱色、

その外が緑色、さらにその外が黄色、もう一方は中央の幹部が黄色、その外が緑色、さらにその外が朱

色と塗り分けられている。紋の左右に小さな唐草で円が描かれ、更にその円を取り巻くように大きな円

が描かれている。木地全体が他の型式に比べ薄く作られているようである。

葵BⅤ型(図 2-3、写真 8)は、葵紋が二つ。4 点確認し、葵紋の着色は、全て葵BⅣ型と同様。一つが

中央の幹部が朱色、その外が緑色、さらにその外が黄色、もう一方は中央の幹部が黄色、その外が緑色、

さらにその外が朱色と塗り分けられている。葵紋の左右の上下から唐草が描かれ、2 段となる。

葵CⅠ型(図 2-4、写真 9)は、葵紋が二つ、黄色漆で線描されるのみで内側に着色はされていない。唐草は、

黄色、朱色、緑色の色漆で紋の左右から描かれ、金線は描かれていない。他の型式に比べて、口径に対

して器高が高く、ずんぐりした形である。7 点確認した。

葵CⅡ型(図 2-5、写真 10)は、葵紋と七宝紋が、黄色漆で一つずつ描かれているほかは、唐草の描写、

形態はCⅠ型と同じである。3 点確認した。

 唐花型-家紋としての類例がほとんど見られない紋章である。松毬の断面のような姿で、中央を軸にし

たとき左右対称形となる。左右には羽根のよう付随している箇所があり便宜上花弁と称する。葵型と同じ

くはじめに蒔絵技法によって金線で紋と唐草が描かれ、次に色漆で彩色している。唐草紋のパターンも幾

つかある(図 3-1 ~ 5、図 4-1 ~ 3、写真 11 ~ 20)。唐花紋の内側を着色しているもので、花弁が左右それ

ぞれ3枚のものを唐花A型、同じく4枚のものを唐花B型、また、唐花の紋章の縁取りのみで着色されて

いないものを唐花C型とした。

唐花AⅠ型 ( 図 3-1、写真 11) は、唐花紋が一つ。紋の右上からと、左下から唐草が描かれる。紋は中

央部が朱色、花弁は黄色と緑色で着色される。花弁の配色パターンはいくつかあるがここでは全て同じ

型式に含めた。この型式の資料全ての見込みには、黒漆で三巴紋が描かれている。23 点確認され、唐

花型で最も多いタイプである。

唐花AⅡ型(図 3-2、写真 12)は、唐花紋が一つ。蛸唐草の葉が、2 ~ 3 個連結した、魚の背びれのよ

うなタイプで、このような唐草は、鉢など大型の資料にはみられるがトゥキではこの型式のみである。

唐草の葉の形態と唐花の中央部の形が少し異なることを除けば、唐花AⅠ型と、配色や唐草のパターン

全て同じであり、さらにこの型式も全て見込みに黒漆で三巴紋が描かれている。13 点確認され、唐花

AⅠ型についで多い。

唐花BⅠ型 ( 図 3-3、写真 13) は、唐花紋が二つ。花弁にのみ着色され、橙色も使われている。唐草が

紋の左右の上下から描かれて、2 段となる。5 点確認した。

唐花BⅡ型 ( 図 3-4、写真 14) は、唐花紋が二つで、全て着色される。唐花BⅠ型とは唐花の形が異なる。

唐草は、唐花BⅠ型と同様、紋の左右の上下から描かれ、2 段となる。2 点確認した。

唐花BⅢ型 ( 図 3-5、写真 15)は、唐花紋が二つ。紋の左右の上部から下へ唐草が描かれる。紋は、唐

花BⅠ型と同様の着色パターンである。見込みに唐花紋をあしらった文様と唐草が描かれる。3 点確認

した。蛸唐草文様のトゥキの中では、唐花BⅢ~Ⅴ型だけが内外とも朱塗りであり、Ⅲ~Ⅴの相違は唐

草の本数の差である。

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北大植物園研究紀要 第 9 号 2009 年

唐花BⅣ型 ( 図 4-1、写真 16) は、唐花紋が二つで、花弁にのみ着色されている。唐花BⅠ型と同じように、

唐草が紋の左右の上下から描かれ、2 段となる。見込みに唐花BⅢ型と同じく唐花紋をあしらった文様

と唐草が描かれる。3 点確認した。

唐花BⅤ型 ( 図 4-2、写真 17) は、唐花紋が二つで、花弁にのみ着色されている。唐草が左右それぞれ 3

本ずつ描かれ 3 段となり、最も複雑な形となっている。見込みに唐花BⅢ・Ⅳ型同様、唐花紋をあしら

った文様と唐草が描かれる。1 点のみ確認した。

唐花C型 ( 図 4-3、写真 18)は、葵C型と同じように黄色漆で紋章の輪郭だけ描かれている。唐花紋が

二つ、唐草は、黄色、朱色、緑色の色漆で紋の左から下へ、右から上へ描かれ、金線はない。葵C型と

同様、他の型式に比べて口径に対して器高が高い。4 点確認した。

 方喰型-丸に方喰紋 ( 図 4-4、写真 19) で1点のみ確認できた。唯一紋章が三つ描かれている。唐草は、

唐花AⅠ型と同じように紋の右は上方へ、左は下方へ描かれる。

 次に関連する資料として、蛸唐草文様のトゥキと同じく、色漆で紋章と唐草が描かれているものがある。

唐花、桜、笹竜胆の 3 種の紋章を確認した。( 図 5-1 ~ 3、写真 20 ~ 22)

 唐花型(図 5-1、写真 20) は、唐花紋が二つで、唐花の形態は、花弁が3対で唐花A型と同じであるが、

朱一色で彩られている。器の外面は茶色、内面が黒色で、ここで取り扱った資料の中では唯一の色調の組

み合わせである。唐草は、唐花紋の左から上へ、右から下へ描かれ、金蒔絵の技法で蔓と葉を、朱色漆で

蔓を装飾している。3 点確認した。

 桜型(図 5-2、写真 21) は、桜紋が二つで、輪郭のみで、内側は着色はされない。5 点確認した。そのう

ち 3 点は桜紋の左からのみ朱・黄・緑色の色漆で唐草が描かれている。1 点のみ桜紋は同じながら、桜紋

の左右から唐草が描かれ、色も朱・黄色の 2 色である。葉も大振りである。

 笹竜胆型(図 5-3、写真 22) は、笹竜胆紋が二つで、紋を描いた後、金線か朱色漆で紋の輪郭を描いている。

同紋の左右両側から上方へ、朱・黄・緑色の色漆で唐草が描かれる。葵BⅢ型と同じように一部唐草が渦

を巻くところでは蔓が分岐して伸びている特徴がある。3 点確認した。

 次に木地の形態を数値で表すために、3 箇所の計測値の分布を示す 3 種類の図を作成した。分布図は、

口径(外径)と器高の関係(図 6)、口径(外径)と高台径(外径)の関係(図 7)、そして器高と高台径(外

径)の関係 ( 図 8) である。その結果、それぞれの図には、同型式の分布が集中する箇所、さらに他型式の

ものと重なる箇所が出現した。その分布域を図 6 では、a ~dの 4 グループ、図 7 では、a ~ f の 6 グループ、

図 8 では、a ~ e の 5 グループにそれぞれ分けた。その分布域に該当する先に分類した文様型式をあてはめ

たものが表 1 である。例えば、葵AⅠ型は、図 6 で b、図 7 で e、図 8 で d に含まれる。同様に葵AⅡ型は、

図 6 で b、図 7 で e、図 8 で d と葵Ⅰ型と同じパターンとなる。このように全ての型式をあてはめていくと、

6 タイプの同じパターンが現れ、そのグループをそれぞれイ~ヘ群とした。

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藪中 剛司: 蛸唐草文様のトゥキ ( 杯 ) について

図 6 口径と器高の分布

図 7 口径と高台径の分布

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北大植物園研究紀要 第 9 号 2009 年

図8 器高と高台径の分布

表 1 図6~ 8 における分類表

葵A I

葵A II

葵A III

葵B I

葵B II

葵B III

葵B IV

葵B V

葵C I

葵C II

器高 / 口径(図 6) b b b c c c c b d d

高台径 / 口径(図 7) e e e b b b b e c c

高台径 / 器高(図 8) d d d b b b b d d d

分 類 イ イ イ ロ ロ ロ ロ イ ハ ハ

唐花A I

唐花A II

唐花B I

唐花B II

唐花B III

唐花B IV

唐花B V

唐花C 方喰 唐花 桜 笹竜胆

器高 / 口径(図 6) a a b b b b b d b d c c

高台径 / 口径(図 7) d d e e a a a c e f b b

高台径 / 器高(図 8) c c d d a a a d d e b b

分 類 ニ ニ イ イ ホ ホ ホ ハ イ ヘ ロ ロ

イ群は、葵AⅠ~Ⅲ型、葵BⅤ型、唐花BⅠ・Ⅱ型、方喰型である。葵AⅠ~Ⅲ型は、葵紋が概ね同じ大きさである。葵BⅤ型と唐花BⅠ・Ⅱ型は、唐草が 2 段になっているところに共通点がある。ロ群は、葵BⅠ型~Ⅳ型で唐草の形態は異なるものの、葵Aに較べていずれも葵紋が大きいグループである。ハ群は、葵CⅠ・Ⅱ、唐花C型で、この 3 型式はどれも紋を着色しないタイプである。口径が最も小さなグループになる。ニ群は、唐花AⅠと同Ⅱ型で、唐草の葉の描写が異なるほかは、ほとんど違いがない。特に見込みに黒漆で三巴紋が描かれているのは、この 2 型式だけである。口径、器高が最も大きなグループである。ホ群は、唐花BⅢ~Ⅴ型で、唐草の本数が違う以外には唐草紋そしてこのタイプだけにみられる見込みの唐草文様までほとんど同じである。また、内外朱色はこのタイプのみである。ヘ群は、蛸唐草ではない唐花型でどの図表でも点が密接しており、ほとんど同形といってよいほどである。

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藪中 剛司: 蛸唐草文様のトゥキ ( 杯 ) について

まとめ蛸唐草文様のトゥキを、文様構成などから 19 の型式に細分した。また木地を関連する 3 タイプを含め、

口径、器高、高台径の計測値から 6 つのグループに分けた。その木地の形態に文様型式を照合すると、一つの木地のタイプに複数の文様型式が当てはまり、さらに、その複数の文様型式は、違う型式のものと共通する要素を持ち合わせていることがわかった。木地のわずか 3 点の計測値からのデータでは、早計のきらいがあるが、同形態の木地に共通点をもっている違う文様が描かれていることを示しているといえよう。このことは、今後型式分類をさらに検討する上で課題としたい。

さて、これら文様型式や木地の差は何に求められるであろうか。製作年代の時間的な経過、製作地の地域的な違い、製作者あるいは発注者の意図など様々な要因が考えられるが、それらが単に一つの原因ではなく複合的な組み合わせの結果となっているものと思われる。ただ、年代差、地域差といってもそれほど大きな差があるとはいえないだろう。製品の質感や色彩、色調、形態などから、多くの型式がほぼ同時期、同地域で生産されたものと推察される。さらに同一型式のものにあっては、同一人物の作品と思われる程酷似しているものも多くあり、文様や木地の規格性も高いことから、ある時期、ある地域でまとまった数量が生産された可能性が考えられる。

本研究の目的の一つとして、これら漆器の生産地を明らかにすることを考えてきた。生産地が判明することで、それに関わって製作年代、流通経路、価値、さらには製作者や発注者の意図など、今まで全く不明であった事柄について何らかの手がかりを得られる期待があるからである。杉山寿栄男氏は、蛸唐草文様の漆器資料を解説したなかで「この種は巴紋や唐草紋から見ても左程古いものではない。3( 壺形酒器 )2

も 2(筒形酒器)3 も同一地方の製作で赤黄緑の色漆彩色で後代輪島又は津軽地方でアイヌ向けに送られた特種のものらしい」(金田一・杉山 1993)と輪島、津軽での製品と推定している。

筆者は、当初東北北部で漆器生産地として古くから知られる岩手県二戸市浄法寺を生産地の可能性の一つと推測した。二戸市浄法寺歴史民俗資料館には「アイヌトウキ(盃)」という名称で資料が収蔵されている 4 ことや浄法寺に近い青森県三沢市の小川原湖民俗博物館(現在休館中)5 に、蛸唐草文様の椀が「そば椀」と明示され展示されていたという情報からである。しかし、木地の形態、塗りの技法や色彩・色調などから浄法寺で蛸唐草文様の漆器が生産された可能性は薄いと判断した。

残念ながら、現状では蛸唐草文様の漆器の生産地を明らかにすることはもちろん、推定するにも至っていない。しかし、その特徴的な文様、紋章が、生産地を指し示しているものと思われ、その判明を最大の課題としたい。

最後に本稿を草するにあたり多くの博物館、並びに下記の方々よりご指導、ご協力を賜りました。記して深く感謝申し上げます。

青柳信克、赤石慎三、秋野茂樹、芦沢新一、伊藤昭和、内田祐一、大橋毅、大林千春、長田佳宏、加藤克、川内谷修、北原次郎太、児玉マリ、後藤秀彦、小林敬、古原敏弘、斉藤大朋、佐々木利和、鹿田川見、菅原勝吉、鈴木邦輝、高岡由香、高橋勇人、田中正人、田村将人、出利葉浩司、新川剛、長谷部一弘、平川善祥、福士廣司、福田裕二、松田功、村木美幸、森岡健治、森秀之、渡辺裕、山崎幸治、吉田正明

(参考文献)金田一京助 , 杉山寿栄男 . 1993 : 『アイヌ芸術(新装判)金工・漆器編』 : 525p, 北海道出版企画センター , 札幌小谷凱宣 . 2004 : 海外アイヌ文化調査:目的と経過、収集の歴史、調査研究の成果 ,『海外のアイヌ文化財:現状と

課題』:6-23, 南山大学人類学研究所 , 名古屋古原敏弘 . 2002 : アイヌ社会の漆器-民族例からみて , 考古学ジャーナル ,489:25-27

佐々木利和 . 1995 : 漆器 ,『日本の美術 354 アイヌの工芸』: 60-61, 至文堂 , 東京平野・山崎・北原 . 2004 : 島根県美浦関町の北方民族関係資料 , 北海道立アイヌ民族文化研究センター紀要 ,10:179-187

杉山寿栄男 . 1937 : アイヌの漆器 , 茶わん ,7(9) : 46-64

浄法寺町歴史民俗資料館 . 1989 : 『浄法寺町歴史民俗資料館収蔵資料目録第 1 集』 : 24p,34p, 浄法寺町歴史民俗資料館藪中剛司 . 2008 : 蛸唐草文様のトゥキ(杯)について ,『北海道内の主要アイヌ資料の再検討』, 佐々木・古原・小谷

編 : 311-326, 国立民族学博物館 , 大阪

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北大植物園研究紀要 第 9 号 2009 年

藪中剛司 . 2008 : クマの描かれたトゥキ(杯),『生産の考古学Ⅱ』, 倉田芳郎先生追悼論文集編集委員会編 : 487-505,

同成社 , 東京藪中剛司 . 2009 : アイヌ民具の宝尽し文様の漆器について ,『物質文化史学論聚』, 加藤晋平先生喜寿記念論文集刊行

委員会編 : 359-374, 北海道出版企画センター , 札幌

(1)弘前市博物館で頂いた、ねぶた絵に描かれる下絵資料 ( 複写 ) の中に類似したものがあり、それに「唐花」と記されていたので、それに倣い便宜上「唐花紋」とした。

(2)括弧内筆者加筆。(3)括弧内筆者加筆。(4)『浄法寺町歴史民俗資料館収蔵資料目録第 1 集』によると「アイヌトウキ(盃)」という名称で 4 点収蔵されている。高坏と蓋付きの椀で一組 (1 点 ) となっている。実見したところ、いずれも漆は塗られず白木のままで、大きさは、アイヌ資料の高坏、椀とは異なり非常に小さい。以上のことからアイヌ資料とするには疑問である。

(5)青森県三沢市の小川原湖民俗博物館は長期休館中で、資料の実見はできなかった。

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藪中 剛司: 蛸唐草文様のトゥキ ( 杯 ) について

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藪中 剛司: 蛸唐草文様のトゥキ ( 杯 ) について

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藪中 剛司: 蛸唐草文様のトゥキ ( 杯 ) について

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写真 1 葵 A I 型 写真 2 葵 A II 型

写真 3 葵 A III 型 写真 4 葵 B I 型

写真 5 葵 B II 型 写真 6 葵 B III 型

写真 7 葵 B IV 型 写真 8 葵 B V 型

写真 9 葵 C I 型 写真 10 葵 C II 型

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藪中 剛司: 蛸唐草文様のトゥキ ( 杯 ) について

写真 11 唐花 A I 型 写真 12 唐花 A II 型

写真 13 唐花 B I 型 写真 14 唐花 B II 型

写真 15 唐花 B III 型 写真 16 唐花 B IV 型

写真 17 唐花 B V 型 写真 18 唐花 C 型

写真 19 方喰型 写真 20 唐花型

写真 21 桜型 写真 22 笹竜胆型

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分 類 口 径 口縁厚 器 高 高台径 高台厚 高台高 外面色調 外面文様 内面

色調 内面文様 図番号 写真番号 所蔵館名 資料番号

1 葵AⅠ 124.3 2.4 70.3 56.2 2.9 11.3 黒 葵 , 唐草 朱 - 1 100282 葵AⅠ 124.1 2.0 68.2 55.3 2.4 12.5 黒 葵 , 唐草 朱 - 1 10071

3 葵AⅠ 120.8 1.3 64.8 60.4 2.4 10.3 黒 葵 , 唐草 朱 - 1 607044 葵AⅠ 123.8 2.7 69.8 55.7 2.5 11.3 黒 葵 , 唐草 朱 - 1 712335 葵AⅠ 124.9 2.5 70.9 55.2 2.4 13.5 黒 葵 , 唐草 朱 - 2 55326 葵AⅠ 125.6 2.6 70.9 58.2 2.7 12.0 黒 葵 , 唐草 朱 - 2 55357 葵AⅠ 123.1 2.5 71.0 57.3 2.3 11.4 黒 葵 , 唐草 朱 - 2 76338 葵AⅠ 125.6 2.5 70.3 57.1 2.6 12.0 黒 葵 , 唐草 朱 - 11 21839 葵AⅠ 124.6 2.2 70.1 55.6 2.8 10.4 黒 葵 , 唐草 朱 - 11 2187

10 葵AⅠ 125.9 2.2 69.4 56.2 2.5 11.2 黒 葵 , 唐草 朱 - 図 1-1 1 11 223411 葵AⅠ 126.2 2.5 71.2 56.3 2.8 10.3 黒 葵 , 唐草 朱 - 11 762512 葵AⅠ 124.7 2.5 70.5 55.4 2.7 10.2 黒 葵 , 唐草 朱 - 11 945913 葵AⅠ 121.5 1.7 67.8 61.9 2.6 11.0 黒 葵 , 唐草 朱 - 10 241314 葵AⅠ 124.3 2.6 71.4 56.0 2.4 12.5 黒 葵 , 唐草 朱 - 12 110215 葵AⅠ 123.4 2.0 70.9 57.5 2.3 10.9 黒 葵 , 唐草 朱 - 12 110316 葵AⅠ 124.2 2.4 69.7 56.2 2.5 11.0 黒 葵 , 唐草 朱 - 12 T00517 葵AⅠ 123.8 2.2 71.8 56.6 3.0 10.0 黒 葵 , 唐草 朱 - 14 383-0318 葵AⅠ 125.2 1.7 73.0 56.2 2.7 12.1 黒 葵 , 唐草 朱 - 14 384-0319 葵AⅠ 124.7 2.4 69.5 56.8 2.2 9.1 黒 葵 , 唐草 朱 - 14 384-0420 葵AⅠ 122.5 1.5 64.1 61.4 2.4 10.6 黒 葵 , 唐草 朱 - 18 2246521 葵AⅠ 125.4 2.5 70.9 57.1 2.4 11.1 黒 葵 , 唐草 朱 - 18 2246722 葵AⅠ 122.9 1.7 65.8 60.5 2.0 10.3 黒 葵 , 唐草 朱 - 18 2272423 葵AⅠ 126.8 2.6 70.2 57.0 2.7 11.6 黒 葵 , 唐草 朱 - 18 3290624 葵AⅠ 125.3 2.2 69.4 56.7 2.6 12.3 黒 葵 , 唐草 朱 - 18 3291025 葵AⅠ 125.3 1.9 71.0 57.4 2.3 11.9 黒 葵 , 唐草 朱 - 23 826 葵AⅠ 126.3 2.5 71.3 56.5 2.5 12.3 黒 葵 , 唐草 朱 - 23 清水 1327 葵AⅡ 123.9 2.1 71.9 55.6 2.0 10.2 黒 葵 , 唐草 朱 - 2 5 仮228 葵AⅡ 126.3 2.5 71.3 56.5 2.5 12.9 黒 葵 , 唐草 朱 - 11 218429 葵AⅡ 128.0 2.2 71.4 57.8 2.6 12.7 黒 葵 , 唐草 朱 - 図 1-2 8 119730 葵AⅡ 125.7 2.2 71.6 56.9 2.2 12.2 黒 葵 , 唐草 朱 - 18 3290531 葵AⅡ 125.3 2.1 71.1 57.1 2.7 13.9 黒 葵 , 唐草 朱 - 19 999632 葵AⅢ 124.8 2.2 70.6 57.4 2.1 10.2 黒 葵 , 唐草 朱 - 図 1-3 3 12 T00433 葵BⅠ 116.8 1.3 64.4 60.5 2.8 8.8 黒 葵 , 唐草 朱 - 図 1-4 1 1005634 葵BⅠ 119.1 1.4 65.2 59.6 2.5 9.1 黒 葵 , 唐草 朱 - 4 1 1008435 葵BⅠ 118.2 1.4 66.4 59.8 2.8 8.9 黒 葵 , 唐草 朱 - 2 553436 葵BⅡ 119.8 1.4 64.1 60.5 2.5 9.3 黒 葵 , 唐草 朱 - 図 1-5 1 F-6937 葵BⅡ 120.8 1.4 64.8 60.0 2.1 9.8 黒 葵 , 唐草 朱 - 5 9 2538 葵BⅡ 120.7 1.5 64.3 60.0 3.1 8.4 黒 葵 , 唐草 朱 - 18 2246339 葵BⅡ 122.0 1.4 64.8 60.7 1.6 9.6 黒 葵 , 唐草 朱 - 18 2272540 葵BⅡ 120.0 1.2 65.5 60.2 3.2 8.9 黒 葵 , 唐草 朱 - 18 12644841 葵BⅢ 121.1 1.3 64.5 60.9 2.5 8.9 黒 葵 , 唐草 朱 - 1 1002042 葵BⅢ 122.7 1.4 63.9 60.7 2.1 8.2 黒 葵 , 唐草 朱 - 図 2-1 14 384-0643 葵BⅢ 122.4 1.3 66.0 61.1 2.5 8.7 黒 葵 , 唐草 朱 - 18 2246644 葵BⅢ 121.5 1.6 64.5 60.5 2.3 9.9 黒 葵 , 唐草 朱 - 6 23 清水 345 葵BⅢ 122.8 1.2 64.6 61.0 2.3 8.8 黒 葵 , 唐草 朱 - 23 清水 1946 葵BⅣ 121.7 1.2 62.9 60.5 3.1 8.4 黒 葵 , 唐草 朱 - 2 553147 葵BⅣ 124.2 1.5 64.3 62.2 2.8 9.1 黒 葵 , 唐草 朱 - 11 218548 葵BⅣ 121.0 1.6 63.6 59.9 2.1 7.7 黒 葵 , 唐草 朱 - 図 2-2 7 11 762449 葵BⅣ 122.4 1.7 65.0 59.6 2.2 9.2 黒 葵 , 唐草 朱 - 14 384-0550 葵BⅣ 121.8 1.3 64.8 61.0 1.9 8.8 黒 葵 , 唐草 朱 - 18 2246151 葵BⅣ 122.0 1.5 64.7 61.6 1.9 9.0 黒 葵 , 唐草 朱 - 18 2246852 葵BⅣ 120.3 1.5 66.1 60.5 2.3 8.6 黒 葵 , 唐草 朱 - 18 2272253 葵BⅣ 121.0 1.3 64.7 62.1 2.4 7.6 黒 葵 , 唐草 朱 - 18 2272654 葵BⅤ 123.7 1.7 72.3 55.3 2.3 12.3 黒 葵 , 唐草 朱 - 18 2246455 葵BⅤ 122.6 1.7 69.8 54.2 2.3 12.6 黒 葵 , 唐草 朱 - 18 2272356 葵BⅤ 124.1 2.0 70.3 56.6 2.2 13.4 黒 葵 , 唐草 朱 - 18 3290857 葵BⅤ 124.6 1.9 71.0 55.9 2.5 11.7 黒 葵 , 唐草 朱 - 図 2-3 8 17 5758 葵 C Ⅰ 111.4 1.6 73.3 56.1 2.6 8.7 黒 葵 , 唐草 朱 - 1 1002459 葵 C Ⅰ 114.6 1.7 73.1 58.5 2.6 9.4 黒 葵 , 唐草 朱 - 1 1004760 葵 C Ⅰ 114.9 1.4 74.8 58.3 3.0 9.9 黒 葵 , 唐草 朱 - 2 553361 葵 C Ⅰ 111.4 1.9 73.1 55.5 2.0 10.2 黒 葵 , 唐草 朱 - 9 3 38262 葵 C Ⅰ 117.2 1.6 70.8 59.9 3.1 8.7 黒 葵 , 唐草 朱 - 8 127063 葵 C Ⅰ 117.6 1.5 74.2 59.4 2.8 9.2 黒 葵 , 唐草 朱 - 図 2-4 8 127264 葵 C Ⅰ 115.8 1.4 71.9 59.1 2.8 9.3 黒 葵 , 唐草 朱 - 18 3294765 葵 C Ⅱ 113.2 1.5 70.2 57.1 2.7 8.3 黒 葵 , 七宝 , 唐草 朱 - 図 2-5 10 11 218966 葵 C Ⅱ 112.5 1.5 72.5 56.7 2.8 8.9 黒 葵 , 七宝 , 唐草 朱 - 8 119467 葵 C Ⅱ 114.3 1.2 74.2 56.6 2.4 8.4 黒 葵 , 七宝 , 唐草 朱 - 18 2246268 唐花AⅠ 128.6 2.3 78.9 58.4 2.4 14.8 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 1 1024769 唐花AⅠ 130.1 1.7 73.0 58.9 2.5 13.0 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 1 6070170 唐花AⅠ 129.2 1.6 72.9 57.7 2.4 13.4 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 1 6070371 唐花AⅠ 131.4 2.0 77.0 57.7 2.6 15.2 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 2 81272 唐花AⅠ 129.5 1.8 75.3 59.1 2.4 13.3 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 4 273 唐花AⅠ 130.9 1.9 73.5 59.5 2.7 13.4 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 4 7374 唐花AⅠ 132.7 2.0 78.0 58.8 2.1 12.8 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 6 1150-1

表 2 調査資料一覧

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藪中 剛司: 蛸唐草文様のトゥキ ( 杯 ) について

分 類 口 径 口縁厚 器 高 高台径 高台厚 高台高 外面色調 外面文様 内面

色調 内面文様 図番号 写真番号 所蔵館名 資料番号

75 唐花AⅠ 130.2 1.7 72.5 57.5 2.5 12.5 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 10 241276 唐花AⅠ 129.2 2.1 76.6 57.7 2.6 15.3 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 10 252177 唐花AⅠ 131.1 2.1 76.5 57.6 2.8 14.1 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 10 252278 唐花AⅠ 130.0 - 77.0 55.0 - - 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 13 99-10-2479 唐花AⅠ 129.0 2.0 73.0 58.0 - 12.0 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 13 f-180 唐花AⅠ 128.0 - 74.0 58.0 - - 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 13 o-381 唐花AⅠ 128.6 1.9 77.8 56.7 2.3 13.0 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 18 2247082 唐花AⅠ 133.9 1.7 76.2 57.6 2.7 14.6 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 18 3294883 唐花AⅠ 131.2 1.9 76.1 58.4 2.5 14.5 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 19 1004584 唐花AⅠ 129.8 2.1 75.7 58.1 2.4 14.8 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 11 19 1004985 唐花AⅠ 129.5 2.1 76.8 58.1 2.7 15.9 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 20 E-121186 唐花AⅠ 130.2 1.7 74.0 59.3 2.3 12.8 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 20 E-121587 唐花AⅠ 130.0 1.9 78.0 57.9 2.2 12.0 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 16 50688 唐花AⅠ 130.5 1.8 77.5 58.6 2.8 12.1 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 21 63189 唐花AⅠ 131.0 2.0 75.0 57.1 2.6 13.1 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 図 3-1 21 仮 2790 唐花AⅠ 130.9 1.7 72.0 58.5 2.4 13.5 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 24 仮 291 唐花AⅡ 130.9 2.0 77.0 57.8 2.5 11.8 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 6 115392 唐花AⅡ 121.6 1.9 70.0 55.4 2.1 10.7 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 6 尾関 193 唐花AⅡ 124.7 1.7 71.5 55.8 2.1 11.5 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 9 3194 唐花AⅡ 123.4 1.8 73.8 56.6 2.1 13.5 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 10 83295 唐花AⅡ 131.9 1.9 74.4 58.4 2.4 14.5 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 10 241496 唐花AⅡ 132.7 1.9 77.4 57.8 2.4 14.3 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 10 241597 唐花AⅡ 134.5 2.4 74.3 58.9 2.6 14.3 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 12 10 248798 唐花AⅡ 132.5 2.1 74.4 58.6 2.3 14.2 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 18 2247199 唐花AⅡ 121.6 1.7 69.5 56.3 2.0 12.9 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 19 9680

100 唐花AⅡ 134.2 2.7 75.8 59.4 2.8 13.7 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 20 E-1216101 唐花AⅡ 134.0 1.8 75.0 59.5 2.6 12.8 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 21 694102 唐花AⅡ 133.7 1.9 74.8 58.8 2.7 13.9 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 図 3-2 22 35103 唐花AⅡ 125.6 2.1 70.2 56.4 2.5 12.2 黒 唐花 , 唐草 朱 三巴 24 仮 1104 唐花BⅠ 124.7 2.1 71.2 54.7 2.0 12.6 黒 唐花 , 唐草 朱 - 図 3-3 13 11 2182105 唐花BⅠ 124.5 2.0 70.8 55.2 2.2 13.2 黒 唐花 , 唐草 朱 - 11 2186106 唐花BⅠ 127.6 2.4 71.3 55.5 2.2 13.2 黒 唐花 , 唐草 朱 - 18 32909107 唐花BⅠ 119.0 2.0 68.0 61.4 3.2 10.0 黒 唐花 , 唐草 朱 - 17 68108 唐花BⅠ 119.3 1.6 66.2 60.5 2.3 10.0 黒 唐花 , 唐草 朱 - 25 仮 1109 唐花BⅡ 123.9 2.2 69.7 56.7 2.7 13.0 黒 唐花 , 唐草 朱 - 図 3-4 14 10 7110 唐花BⅡ 126.8 2.2 70.0 57.4 2.8 12.8 黒 唐花 , 唐草 朱 - 21 586111 唐花BⅢ 129.7 2.5 72.3 64.8 2.1 10.2 朱 唐花 , 唐草 朱 唐花、唐草 図 3-5 2 5530112 唐花BⅢ 128.7 1.7 72.9 65.4 2.3 10.7 朱 唐花 , 唐草 朱 唐花、唐草 15 7 54031113 唐花BⅢ 131.8 2.3 70.4 65.1 2.3 9.1 朱 唐花 , 唐草 朱 唐花、唐草 20 TR75114 唐花BⅣ 128.9 1.7 70.5 64.9 2.6 9.8 朱 唐花 , 唐草 朱 唐花、唐草 16 1 10626115 唐花BⅣ 120.0 - 70.0 65.0 - 10.0 朱 唐花 , 唐草 朱 唐花、唐草 13 00-05-06116 唐花BⅣ 128.2 1.8 62.8 64.3 2.9 8.9 朱 唐花 , 唐草 朱 唐花、唐草 図 4-1 15 621119117 唐花BⅤ 128.4 2.0 70.5 65.3 2.7 8.8 朱 唐花 , 唐草 朱 唐花、唐草 図 4-2 17 2 5529118 唐花C 113.9 1.6 72.8 57.5 2.8 8.6 黒 唐花 , 唐草 朱 - 18 11 7620119 唐花C 112.7 2.7 71.6 58.3 2.6 8.0 黒 唐花 , 唐草 朱 - 図 4-3 8 1278120 唐花C 113.0 1.5 73.1 57.7 2.5 8.2 黒 唐花 , 唐草 朱 - 18 22469121 唐花C 113.9 1.8 72.1 57.4 2.7 9.1 黒 唐花 , 唐草 朱 - 18 32946122 方喰 123.3 1.8 72.7 57.5 3.0 13.4 黒 方喰 , 唐草 朱 - 図 4-4 19 5 仮 1123 唐花 113.1 1.8 73.9 53.6 2.0 14.2 茶 唐花 , 唐草 黒 - 図 5-1 8 1611124 唐花 113.9 2.1 73.6 53.7 2.3 13.7 茶 唐花 , 唐草 黒 - 20 18 32913125 唐花 113.6 2.1 73.3 53.5 2.2 13.6 茶 唐花 , 唐草 黒 - 18 32914126 桜 118.2 1.8 66.9 58.6 2.7 10.2 黒 桜 , 唐草 朱 - 図 5-2 21 1 10019127 桜 115.0 1.4 66.7 59.5 2.9 9.3 黒 桜 , 唐草 朱 - 18 22472128 桜 111.1 1.5 62.2 56.2 2.7 8.4 黒 桜 , 唐草 朱 - 18 22473129 桜 118.3 1.8 66.9 59.3 2.7 10.1 黒 桜 , 唐草 朱 - 18 22474130 桜 112.5 1.7 63.0 57.0 2.2 9.4 黒 桜 , 唐草 朱 - 1 10401131 笹竜胆 121.1 1.4 64.8 60.9 2.0 10.0 黒 笹竜胆 , 唐草 朱 - 1 60702132 笹竜胆 120.0 1.6 65.5 61.5 2.4 10.7 黒 笹竜胆 , 唐草 朱 - 図 5-3 22 11 2188133 笹竜胆 121.6 1.7 64.5 60.0 1.9 9.1 黒 笹竜胆 , 唐草 朱 - 11 2257

所蔵機関において資料番号の付与されていないものについては便宜的に仮番号を付けた。

所蔵館名 No. 一覧1 アイヌ民族博物館2 旭川市博物館3 浦河町立郷土博物館4 浦幌町立博物館5 恵庭市郷土博物館6 帯広市百年記念館7 釧路市博物館8 斜里町立知床博物館9 シャクシャイン記念館

10 市立函館博物館11 新ひだか町アイヌ民俗資料館12 苫小牧市博物館13 名寄市北国博物館14 二風谷アイヌ文化博物館

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Page 20: Instructions for use - HUSCAP藪中 剛司:蛸唐草文様のトゥキ( 杯) について についての具体的な情報の収集を行うことで、より大きな成果を上げることが可能になると思われる」(平

北大植物園研究紀要 第 9 号 2009 年

15 美幌博物館16 本別町歴史民俗資料館17 日高町門別図書館郷土資料館18 北海道開拓記念館19 北海道大学北方生物圏フィールド科学センター植物園(略称 北海道大学植物園博物館)20 北海道立北方民族博物館21 幕別町蝦夷文化考古館22 芽室町歴史資料館23 新冠町郷土資料館24 白糠町教育委員会25 様似町郷土館

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