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General Specifications << 目次 >> << 索引 >> ■ 概要 この一般仕様書(GS)では、アプリケーションポートフォリオについて記述します。 アプリケーションポートフォリオは、FCN-500 ならびに FCN-RTU のエンジニアリング環境であるロジックデザイ ナ上で使用するエンジニアリング部品集です。 FCN-500、FCN-RTU では、標準の制御機能の組み合わせで実現する複雑な機能を、POU(Program Organization Unit) として 1 つの部品にまとめることができます。 アプリケーションポートフォリオは、当社が用意した様々な POU をプロセスや用途ごとにまとめて、高品質・高 機能な部品として提供するものです。 本製品を使用することで、アプリケーション構築の品質向上と短納期化が可能になります。 本書では、自律型コントローラを以下のように表記します。 ・CPU モジュール NFCP501/NFCP502 を実装した自律型コントローラを「FCN-500」と記します。 ・CPU モジュール NFCP050 を実装した自律型コントローラを「FCN-RTU」と記します。 ■ 特長 ・長年培った当社の制御システム構築ノウハウから厳選した機能を集めて POU 化してあります。 ・より高度な制御システム構築のために制御ロジック、機能仕様書、応用事例(操作監視画面を含む)をまとめ てあります。 ・アプリケーションポートフォリオには、下記のものがあります。 基本ポートフォリオ PAS ポートフォリオ 時刻同期サーバポートフォリオ 通信ポートフォリオ FA-M3 通信ポートフォリオ MELSEC 通信ポートフォリオ SYSMAC 通信ポートフォリオ Modbus 通信ポートフォリオ DNP3 通信ポートフォリオ (GS 34P02P22-02) ロギングポートフォリオ(オフラインモード) ・応用事例をコピーし、対象に合せてモディファイすることにより、複雑な制御システムを簡単かつ確実に構築 できます。 アプリケーションポートフォリオ (FCN-500/FCN-RTU) GS 34P02P20-02 GS 34P02P20-02 2019.02.01 3 版(YK)

General 6SHFL¿FDWLRQV (FCN-500/FCN-RTU) 概要 · ロギングポートフォリオ(オフラインモード) ・ 応用事例をコピーし、対象に合せてモディファイすることにより、複雑な制御システムを簡単かつ確実に構築

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GeneralSpecifications

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■ 概要この一般仕様書(GS)では、アプリケーションポートフォリオについて記述します。アプリケーションポートフォリオは、FCN-500 ならびに FCN-RTU のエンジニアリング環境であるロジックデザイナ上で使用するエンジニアリング部品集です。FCN-500、FCN-RTU では、標準の制御機能の組み合わせで実現する複雑な機能を、POU(Program Organization Unit) として 1 つの部品にまとめることができます。アプリケーションポートフォリオは、当社が用意した様々な POU をプロセスや用途ごとにまとめて、高品質・高機能な部品として提供するものです。本製品を使用することで、アプリケーション構築の品質向上と短納期化が可能になります。

本書では、自律型コントローラを以下のように表記します。・CPU モジュール NFCP501/NFCP502 を実装した自律型コントローラを「FCN-500」と記します。・CPU モジュール NFCP050 を実装した自律型コントローラを「FCN-RTU」と記します。

■ 特長・ 長年培った当社の制御システム構築ノウハウから厳選した機能を集めて POU 化してあります。・ より高度な制御システム構築のために制御ロジック、機能仕様書、応用事例(操作監視画面を含む)をまとめ

てあります。・ アプリケーションポートフォリオには、下記のものがあります。

基本ポートフォリオ PAS ポートフォリオ 時刻同期サーバポートフォリオ通信ポートフォリオ FA-M3 通信ポートフォリオ MELSEC 通信ポートフォリオ SYSMAC 通信ポートフォリオ Modbus 通信ポートフォリオ DNP3 通信ポートフォリオ (GS 34P02P22-02)ロギングポートフォリオ(オフラインモード)

・ 応用事例をコピーし、対象に合せてモディファイすることにより、複雑な制御システムを簡単かつ確実に構築できます。

アプリケーションポートフォリオ(FCN-500/FCN-RTU)

GS34P02P20-02

GS 34P02P20-022019.02.01 3 版(YK)

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■ 機能仕様コントローラのタイプにより、使用可能なアプリケーションポートフォリオは異なります。以下にコントローラタイプごとのアプリケーションポートフォリオの対応状況を示します。

表 コントローラタイプごとのアプリケーションポートフォリオ

アプリケーションポートフォリオ

コントローラタイプ(CPUモジュール)FCN-500 基本形

(NFCP501-S □□ /NFCP502-S □□)

FCN-500 高機能形(NFCP501-W□□ /NFCP502-W□□)

FCN-RTU(NFCP050-S1 □)

PAS ポートフォリオ ○ ○

時刻同期サーバポートフォリオ ○ ○

FA-M3 通信ポートフォリオ ○ ○ ○

MELSEC 通信ポートフォリオ ○ ○ ○

SYSMAC 通信ポートフォリオ ○ ○

Modbus 通信ポートフォリオ ○ ○ ○

DNP3 通信ポートフォリオ ○ ○ ○

ロギングポートフォリオ ○

注: CPU モジュールにはアプリケーションポートフォリオを追加できません。

●基本ポートフォリオ

PAS ポートフォリオ当社 DCS で使用されている計器の中から、ロジックデザイナ標準機能だけでは実現が難しい機能を厳選し、完成品の POU として提供します。PAS ポートフォリオは、下記の特長を持ちます。・ 連続制御用として指示計、調節計、手動操作器などのさまざまな POU を用意しています。・ 演算機能として折線関数、むだ時間、温圧補正などの使用頻度の高い POU を用意しています。・ シーケンス制御用として便利なプリセット付タイマ/カウンタ、スイッチ計器などを用意しています。・ POU 間の配線を行うだけで、複雑な演算、モード処理、トラッキング処理などが自動的に行われます。・ VDS では、各 POU のフェースプレートを用意しております。PAS ポートフォリオと VDS を組み合わせること

により、操作監視機能も簡単に構築できます。

時刻同期サーバポートフォリオFCN-500、FCN-RTU では、SNTP(Simple Network Time Protocol)をサポートした機器間で時刻の同期が行えます。FCN-500 は、SNTP のサーバおよびクライアントとして動作可能です。FCN-500 では、CPU 設定を有効にすることで、時刻同期サーバが自動起動されます。詳細については、「自律型コントローラ FCN 機能編(FCN-500)」(GS 34P02Q03-01)をご覧ください。

●通信ポートフォリオ自律型コントローラ FCN-500、FCN-RTU と他の機器が直接通信するための機能です。・ 通信計器に簡単な設定を行うだけで双方向の通信が可能になります。・ DNP3 通信ポートフォリオについては、「DNP3 通信ポートフォリオ(FCN-500/FCN-RTU)」(GS 34P02P22-02)

をご覧ください。

●ロギングポートフォリオロギングポートフォリオは、自律型コントローラ FCN-RTU 上で動作し、制御アプリケーションのデータを収集し、保存します。

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■ PAS ポートフォリオPAS ポートフォリオでは、データに工業量データ (*1) を使用している NPAS POU を用意しています。

*1: 工業単位に基づく値を持つデータ

以下に NPAS POU 一覧と、VDS のフェースプレート対応状況を示します。

表 NPAS 入出力データ処理 POU(*1)

POU名 機能 フェースプレート対応NPAS_AI_ANLG 標準アナログ入力処理 -

NPAS_AI_TEMP 測定温度入力処理 -

NPAS_AI_PULS_QT 定量積算パルス列入力処理 -

NPAS_AI_PULS_CI 制御入力パルス列入力処理 -

NPAS_AI_PCNT 正規化(%)データ入力処理 -

NPAS_AI_FREQ 周波数入力処理 -

NPAS_AI_REAL REAL データ入力処理 -

NPAS_AI_DINT DINT データアナログ入力処理 -

NPAS_AI_UDINT UDINT データアナログ入力処理 -

NPAS_AO_ANLG 標準アナログ出力処理 -

NPAS_AO_PCNT 正規化(%)データ出力処理 -

NPAS_AO_REAL REAL データ出力処理 -

NPAS_AO_DINT DINT データアナログ出力処理 -

NPAS_AO_UDINT UDINT データアナログ出力処理 -

NPAS_DI_STS ステータス入力処理 -

NPAS_DI_PUSHB 押しボタン入力処理 -

NPAS_DI_WORD WORD データ接点入力処理 -

NPAS_DO_STS ステータス出力処理 -

NPAS_DO_STS_PW パルス幅出力処理 ( 積算リセット型) -

NPAS_DO_STS_PW2 パルス幅出力処理 ( 積算継続型) -

NPAS_DO_STS_PWH 高分解能パルス幅出力処理 -

NPAS_DO_STS_TP 時間比例オンオフ出力処理 -

NPAS_DO_WORD WORD データ接点出力処理 -

NPAS_FFI_ANLG FF-H1 アナログ入力処理 POU -

NPAS_FFI_STS FF-H1 ステータス入力処理 POU -

NPAS_FFI_USINT FF-H1 ディスクリート入力処理 POU -

NPAS_FFO_ANLG FF-H1 アナログ出力処理 POU -

NPAS_FFO_STS FF-H1 ステータス出力処理 POU -

NPAS_FFO_USINT FF-H1 ディスクリート出力処理 POU -

*1: 本 POU は FCN-500 基本形を含むすべての CPU モジュールで使用できます。

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表 NPASPOU 一覧(1/2)

POU名 機能 フェースプレート対応NPAS_PVI 指示計 ○

NPAS_PID PID 調節計 ○

NPAS_PI_HLD サンプル PI 調節計 ○

NPAS_ONOFF 2 位置式オンオフ調節計 ○

NPAS_ONOFF_G 3 位置式オンオフ調節計 ○

NPAS_MLD 手動操作器(出力トラッキングなし) ○

NPAS_MLD_PB 手動操作器(出力値プッシュバック機能あり) ○

NPAS_MLD_BT 手動操作器(バイアストラッキング機能あり) ○

NPAS_RATIO 比率設定器(レシオトラッキング機能なし) ○

NPAS_RATIO_RT 比率設定器(レシオトラッキング機能あり) ○

NPAS_PG_L30 30 折れ線形プログラム設定器(バンプレス機能なし) ○

NPAS_PG_L30_BP 30 折れ線形プログラム設定器(バンプレス機能あり) ○

NPAS_VELLIM 変化率制限器(出力値プッシュバック機能なし) ○

NPAS_VELLIM_PB 変化率制限器(出力値プッシュバック機能あり) ○

NPAS_AS_H オートセレクタ(最大値選択) ○

NPAS_AS_M オートセレクタ(中間値選択) ○

NPAS_AS_L オートセレクタ(最小値選択) ○

NPAS_FOUT カスケード信号分配器 ○

NPAS_FFSUM フィードフォワード信号加算器(バランス動作なし) ○

NPAS_FFSUM_BL フィードフォワード信号加算器(バランス動作あり) ○

NPAS_XLMT_S シングルクロス式リミット演算 ○

NPAS_XLMT_D ダブルクロス式リミット演算 ○

NPAS_BSET_F 流量積算式バッチカウンタ ○

NPAS_BSET_LW レベル or 重量式バッチカウンタ ○

NPAS_SW13(NPAS_SW31) 1 対 3(3 対 1)接点 1 回路切替スイッチ ○

NPAS_SW19(NPAS_SW91) 1 対 9(9 対 1)接点 1 回路切替スイッチ ○

NPAS_BPLS_SW バンプレス切替器 -

NPAS_SI_1 1 入力スイッチ計器 ○

NPAS_SI_2 2 入力スイッチ計器 ○

NPAS_SO_1 1 出力スイッチ計器 ○

NPAS_SO_2 2 出力スイッチ計器 ○

NPAS_SIO_11 1 入力 1 出力スイッチ計器 ○

NPAS_SIO_12 1 入力 2 出力スイッチ計器 ○

NPAS_SIO_21 2 入力 1 出力スイッチ計器 ○

NPAS_SIO_22 2 入力 2 出力スイッチ計器 ○

NPAS_TM プリセット付タイマ ○

NPAS_CT プリセット付カウンタ ○

NPAS_BCD_CI16 16 ビット BCD 入力変換 -

NPAS_BCD_CO16 16 ビット BCD 出力変換 -

NPAS_LDLAG 進み遅れ ○

NPAS_DLAY むだ時間 ○

○: 対応-: 不要

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表 NPASPOU 一覧(2/2)

POU名 機能 フェースプレート対応NPAS_AVE_M 移動平均 ○

NPAS_AVE_C 区間平均 ○

NPAS_FUNC_VAR 可変折れ線関数 ○

NPAS_TP_CFL 温圧補正 ○

NPAS_T_CFL 温度補正 ○

NPAS_P_CFL 圧力補正 ○

NPAS_ASTM1 旧 JIS ASTM 補正 ○

NPAS_ASTM2 新 JIS ASTM 補正 ○

NPAS_SQRT_LC 低入力カット付開平演算 -

NPAS_BDBUF_R 数値データ格納器(REAL データタイプ ○

NPAS_BDBUF_T 時間データ格納器(TIME データタイプ) ○

NPAS_AI2SW_A 二重化 AI 切替(タイプ A) ○

NPAS_AI2SW_B 二重化 AI 切替(タイプ B) ○

NPAS_AI3SW 三重化 AI 切替 2 out of 3 ○

NPAS_SL2SW_A 大小レンジ入力切替(タイプ A) ○

NPAS_SL2SW_B 大小レンジ入力切替(タイプ B) ○

NPAS_PB6 6 押しボタン ○

NPAS_RS8_A 8 入出力リソーススケジューラ(許可数非保持型) -

NPAS_RS8_B 8 入出力リソーススケジューラ(許可数保持型) -

○: 対応-: 不要

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■ FA-M3 通信ポートフォリオFA-M3 通信ポートフォリオでは、シリアル通信、Ethernet 通信経由で FA-M3 との通信が可能になります。通信可能なデバイスについては、「通信ポートフォリオで利用可能なデバイス一覧」(Ti 34P02P21-01)を参照ください。

通信種別 通信機能シリアル通信 Master

Ethernet 通信 Client

● POU一覧

POU名 機能SD_CFAM3E_OPEN FA-M3 Ethernet 通信 チャネルオープン (*1)

SD_CFAM3E_BRD256 FA-M3 Ethernet 通信 ビットデバイス読込(最大 256 点)

SD_CFAM3E_WRD064 FA-M3 Ethernet 通信 ワードデバイス読込(最大 64 点)

SD_CFAM3E_WRD502 FA-M3 Ethernet 通信 ワードデバイス読込(最大 502 点)

SD_CFAM3E_BWR256 FA-M3 Ethernet 通信 ビットデバイス書込(最大 256 点)

SD_CFAM3E_WWR064 FA-M3 Ethernet 通信 ワードデバイス書込(最大 64 点)

SD_CFAM3E_WWR498 FA-M3 Ethernet 通信 ワードデバイス書込(最大 498 点)

SD_CPCLINKM_OPEN パソコンリンク用通信 タスク起動

SD_CPCLINKM_BRD パソコンリンク用通信 ビットデバイス読込

SD_CPCLINKM_WRD パソコンリンク用通信 ワードデバイス読込

SD_CPCLINKM_BWR パソコンリンク用通信 ビットデバイス書込

SD_CPCLINKM_WWR パソコンリンク用通信 ワードデバイス書込

SD_CPCLINKM_WRW パソコンリンク用通信 ワードデバイスランダム書込

*1: 下記 POU(1 個が 1 チャネルずつオープン)は、合計で 32 個まで FCN-500、FCN-RTU に定義できます。 ・ SD_FCXPE_OPEN(Ethernet 通信ファンクションブロック) ・ SD_CMELSECE_OPEN および SD_CMELSECE_3E_OPEN(MELSEC 通信ポートフォリオの POU) ・ SD_CFAM3E_OPEN(FA-M3 通信ポートフォリオの POU) ・ SD_CMDBSE_BC_OPEN(Modbus 通信ポートフォリオの POU)

●動作環境(FCN-500、FCN-RTU)

通信 モジュール

シリアル通信RS-232-C CPU モジュール (*1)(NFCP501、NFCP502:1 ポート、NFCP050:3 ポート)

RS-422/ RS-485 CPU モジュール(NFCP050:1 ポート)

Ethernet 通信 Client CPU モジュール(NFCP501、NFCP502、NFCP050:最大 32 チャネル)

*1: FCN-500 の CPU モジュールを二重化した場合には、CPU モジュールのシリアルポートは、使用不可です。

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■ MELSEC 通信ポートフォリオMELSEC 通信ポートフォリオでは、Ethernet 通信経由で三菱電機株式会社製 MELSEC との通信が可能になります。通信可能なデバイスについては、「通信ポートフォリオで利用可能なデバイス一覧」(Ti 34P02P21-01)を参照してください。

● POU一覧POU名 機能

SD_CMELSECE_OPEN MELSEC Ethernet 通信(1E フレーム)チャネルオープン(*1)(*2)SD_CMELSECE_B_BRD256 MELSEC Ethernet 通信(1E フレーム)ビットデバイス読込(最大 256 点)(*1)SD_CMELSECE_B_WRD064 MELSEC Ethernet 通信(1E フレーム)ワードデバイス読込(最大 64 点)(*1)SD_CMELSECE_B_WRD256 MELSEC Ethernet 通信(1E フレーム)ワードデバイス読込(最大 256 点)(*1)SD_CMELSECE_B_BWR256 MELSEC Ethernet 通信(1E フレーム)ビットデバイス書込(最大 256 点)(*1)SD_CMELSECE_B_WWR064 MELSEC Ethernet 通信(1E フレーム)ワードデバイス書込(最大 64 点)(*1)SD_CMELSECE_B_WWR256 MELSEC Ethernet 通信(1E フレーム)ワードデバイス書込(最大 256 点)(*1)SD_CMELSECE_3E_OPEN MELSEC Ethernet 通信(3E フレーム)チャネルオープン(*2)SD_CMELSECE_3E_BRD MELSEC Ethernet 通信(3E フレーム)ビットデバイス読込(最大 2048 点)(*3)SD_CMELSECE_3E_WRD MELSEC Ethernet 通信(3E フレーム)ワードデバイス読込(最大 512 ワード)(*3)SD_CMELSECE_3E_BWR MELSEC Ethernet 通信(3E フレーム)ビットデバイス書込(最大 2048 点)(*3)SD_CMELSECE_3E_WWR MELSEC Ethernet 通信(3E フレーム)ワードデバイス書込(最大 512 ワード)(*3)

*1: 1E フレーム通信対応 CPU シリーズ用。機種によっては、通信できないデバイスがあります。詳細は、TI 34P02P21-01「通信ポートフォリオで利用可能なデバイス一覧」の「2. MELSEC 通信ポートフォリオ」の「■アクセス可能なデバイス一覧」を参照してください。

MELSEC Q シリーズのコントローラの通信では、1E フレームデータアクセスと 3E フレームデータアクセスが可能です。*2: 下記 POU(1 個が 1 チャネルずつオープン)は、合計で 32 個まで FCN-500、FCN-RTU に定義できます。 ・ SD_FCXPE_OPEN(Ethernet 通信ファンクションブロック) ・ SD_CMELSECE_OPEN および SD_CMELSECE_3E_OPEN(MELSEC 通信ポートフォリオの POU) ・ SD_CFAM3E_OPEN(FA-M3 通信ポートフォリオの POU) ・ SD_CMDBSE_BC_OPEN(Modbus 通信ポートフォリオの POU)*3: 3E フレームで 1 回に読み書き可能な点数は、アクセス局や中継局の CPU タイプによって異なります。詳細は三菱電機株

式会社のマニュアルで確認してください。

●動作環境(FCN-500、FCN-RTU)

通信 モジュールEthernet 通信 Client CPU モジュール(NFCP501、NFCP502、NFCP050:最大 32 チャネル)

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■ SYSMAC 通信ポートフォリオSYSMAC 通信ポートフォリオでは、シリアル通信経由でオムロン株式会社製 SYSMAC との通信が可能になります。通信可能なデバイスについては、「通信ポートフォリオで利用可能なデバイス一覧」(Ti 34P02P21-01)を参照してください。

● POU一覧

POU名 機能SD_CSYSMACM_ OPEN SYSMAC RS 通信 タスク起動

SD_CSYSMACM_ BRD464 SYSMAC RS 通信 ビットデバイス読込

SD_CSYSMACM_ WRD029 SYSMAC RS 通信 ワードデバイス読込

SD_CSYSMACM_ BWR464 SYSMAC RS 通信 ビットデバイス書込

SD_CSYSMACM_ WWR029 SYSMAC RS 通信 ワードデバイス書込

SD_CSYSMACM_ SETRST SYSMAC RS 通信 強制セット/リセット

SD_CSYSMACM_ STSCHG SYSMAC RS 通信 ステータス変更

注 : SYSMAC 上位リンク C モードコマンド対応 CPU シリーズ用。

●動作環境(FCN-500)

通信 モジュール

シリアル通信RS-232-C CPU モジュール (*1)(NFCP501、NFCP502:1 ポート)

RS-232-C 通信モジュール (*2) (*3) (NFLR111:2 ポート/枚)

RS-422/ RS-485 RS-422/RS-485 通信モジュール (*2) (*3) (*4)(NFLR121:2 ポート/枚)

*1: CPU モジュールを二重化した場合には、CPU モジュールのシリアルポートは、使用不可です。*2: CPU モジュールの二重化は可能です。*3: RS-232-C 通信モジュール、RS-422/RS-485 通信モジュールは、FCN -500 1 台あたり合計 8 枚まで実装可能です。*4: 1 シリアルポートあたり最大 31 台の機器が接続できます。

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■ Modbus 通信ポートフォリオ

●概要Modbus 通信ポートフォリオは、自律型コントローラ FCN-500、FCN-RTU の制御アプリケーションを作成するためのポートフォリオです。この Modbus 通信ポートフォリオにより FCN-500、FCN-RTU は、シリアル通信、Ethernet通信を用いて Modbus 通信を簡単に行うことができます。

●機能仕様

Modbus 通信ポートフォリオ

Modbus 通信ポートフォリオは、自律型コントローラ FCN-500、FCN-RTU が Modbus 通信対応機器とシリアル通信、Ethernet 通信を用いて簡単に互いのデータの収集/設定を行うことができる POU です。以下の通信モード、通信機能をサポートしています。

通信種別 通信モード 通信機能

シリアル通信ASCII mode Master/Slave

RTU mode Master/Slave

Ethernet 通信 Modbus/TCP Client/Server

Modbus 通信による CENTUMCS3000/CENTUMVP 接続

Modbus 通信ポートフォリオにより FCN-500、FCN-RTU を CENTUM CS 3000/CENTUM VP フィールドコントロールステーション(以下 FCS と略称)に接続できます。また、通信を二重化して接続することも可能です。

表 FCS、FCN-500/FCN-RTU の通信タイプ

通信種別(通信モード)通信機能

FCS FCN-500/FCN-RTUシリアル通信(RTU mode) Master Slave

Ethernet 通信(Modbus/TCP) Client Server

CENTUM CS 3000 R3/R4 の FCS 側では次の通信パッケージを必要とします。CENTUM VP R5 以降では、サブシステム通信機能はハードウェアにバンドルされています。

表 FCS 側の通信パッケージ(CENTUMCS3000 用)

通信種別(通信モード) FCS 側の通信パッケージ

シリアル通信(RTU mode) LFS9153 「Modbus 通信パッケージ(ALR111、ALR121 用)」(*1)

Ethernet 通信(Modbus/TCP) LFS2453 「Modbus 通信パッケージ(ALE111 用)」(*2) (*3)

*1: 詳細は GS 33Q03L40-33 をご覧ください。*2: 詳細は GS 33Q03L40-34 をご覧ください。*3: CPU を二重化した FCN-500 との接続については、CENTUM CS 3000 R3.08 以降の対応になります。

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●アクセス範囲各デバイスにおける、アクセス可能な範囲を示します。

マスタおよびクライアントにおけるアクセス可能なデバイス範囲

各デバイスにおける,アクセス可能な範囲を示します。FCN-500、FCN-RTU がマスタまたはクライアントになる場合、FCN-500、FCN-RTU がアクセス可能なデバイス範囲を下表に示します。

デバイス データタイプ Read/Write リファレンス番号

コイル Bit Read/Write 000001 ~ 065536

入力リレー Bit Read only 100001 ~ 165536

入力レジスタ Word Read only 300001 ~ 365536

保持レジスタWord LongFloat

Read/Write 400001 ~ 465536

特定コイル Bit Read only 1 ~ 8

スレーブおよびサーバにおけるアクセス可能なデバイス範囲

FCN-500、FCN-RTU がスレーブまたはサーバになる場合、マスタ機器またはクライアントから FCN-500、FCN-RTU ヘアクセス可能なデバイス範囲を下表に示します。

デバイス データタイプ

Read/Write リファレンス番号

コイル Bit Read/Write 00001 ~ 09999

入力リレー Bit Read only 10001 ~ 19999

入力レジスタ Word Read only 30001 ~ 39999

保持レジスタ

標準 Word Read/Write 40001 ~ 49999

32 ビ ッ ト対応

Word LongFloat

Read/Write 40001 ~ 44999 45001 ~ 4699947001 ~ 48999

特定コイル Bit Read only 1 ~ 8

●アクセス可能なデータ点数1 回の通信でアクセス可能なデータ点数は、以下の範囲です。

機能 ファンクションコード(Hex) データタイプ

1回の通信で扱えるデータ点数ASCIImodeMaster/Slave

RTUmodeMaster/Slave

Modbus/TCPClient/Server

コイル読み込み 1(0x01) Bit 976 点 2000 点 2000 点

入力リレー読み込み 2(0x02) Bit 976 点 2000 点 2000 点

保持レジスタ読み込み 3(0x03) Word 61 点 125 点 125 点

Long (*4)Float (*4) 30 点 62 点 62 点

入力レジスタ読み込み 4(0x04) Word 61 点 125 点 125 点

単一コイル書き込み (*3) 5(0x05) Bit 1 点 1 点 1 点

単一保持レジスタ書き込み (*3) 6(0x06) Word 1 点 1 点 1 点

Long (*4)Float (*4) 1 点 1 点 1 点

特定コイル読み込み 7(0x07) Bit 8 点 8 点 8 点

ループバックチェック (*1) 8(0x08) Word 1 点 1 点 1 点

コイル書き込み (*3) 15(0x0F) Bit 800 点 800 点 800 点

保持レジスタ書き込み (*3) 16(0x10) Word 59 点 100 点 100 点

Long (*4)Float (*4) 29 点 50 点 50 点

デバイス ID 読み込み 43(0x2B) ASCII string (*2)

*1: コマンドを受信した際の診断コードは、ゼロになります。*2: 基本デバイス ID である、ベンダ名、プロダクトコード、レビジョン番号のみ対応します。*3: これらのファンクションコードは、ブロードキャスト通信をサポートします。 各 POU の STATION パラメータにゼロを指定した場合に、ブロードキャスト通信を行います。 Ethernet 通信では、ブロードキャスト通信はサポートされません。*4: Modbus 通信対応機器が、32 ビットアクセス用の通信をサポートしている場合にのみ使用できます。

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● POU一覧

ASCII モードマスタ

通信タスク起動 POU

POU名 ファンクションコード(Hex) データタイプ 機能SD_CMDBSM_AM_OPEN - - ASCII モードマスタ用通信タスクの起動

読み込み・書き込み POU

POU名 ファンクションコード(Hex) データタイプ 機能SD_CMDBSM_AM_BRD 1(0x01) Bit コイル読み込み

SD_CMDBSM_AM_BRD 2(0x02) Bit 入力リレー読み込み

SD_CMDBSM_AM_WRD

3(0x03)

Word

保持レジスタ読み込みSD_CMDBSM_AM_I32RD Long

SD_CMDBSM_AM_F32RD FloatSD_CMDBSM_AM_WRD 4(0x04) Word 入力レジスタ読み込み

SD_CMDBSM_AM_BWRS 5(0x05) Bit 単一コイル書き込み

SD_CMDBSM_AM_WWRS

6(0x06)

Word

単一保持レジスタ書き込みSD_CMDBSM_AM_I32WRS LongSD_CMDBSM_AM_F32WRS Float

SD_CMDBSM_AM_REB 7(0x07) Bit 特定コイル読み込みSD_CMDBSM_AM_LPBK 8(0x08) Word ループバックチェックSD_CMDBSM_AM_BWR 15(0x0F) Bit コイル書き込みSD_CMDBSM_AM_WWR

16(0x10)

Word

保持レジスタ書き込み SD_CMDBSM_AM_I32WR LongSD_CMDBSM_AM_F32WR Float

SD_CMDBSM_AM_DID 43(0x2B) ASCII string デバイス ID 読み込み

ASCII モードスレーブ

16 ビットデータアクセス用通信タスク起動 POU

POU名 ファンクションコード(Hex) データタイプ 機能

SD_CMDBSM_AS_OPEN

1(0x01) Bit コイル読み込み

2(0x02) Bit 入力リレー読み込み

3(0x03) Word 保持レジスタ読み込み

4(0x04) Word 入力レジスタ読み込み

5(0x05) Bit 単一コイル書き込み

6(0x06) Word 単一保持レジスタ書き込み

7(0x07) Bit 特定コイル読み込み

8(0x08) Word ループバックチェック

15(0x0F) Bit コイル書き込み

16(0x10) Word 保持レジスタ書き込み

43(0x2B) ASCII string デバイス ID 読み込み

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32 ビットデータアクセス用通信タスク起動 POU

POU名 ファンクションコード(Hex) データタイプ 機能

SD_CMDBSM_AS32_OPEN

1(0x01) Bit コイル読み込み

2(0x02) Bit 入力リレー読み込み

3(0x03)

Word

保持レジスタ読み込みLong

Float

4(0x04) Word 入力レジスタ読み込み

5(0x05) Bit 単一コイル書き込み

6(0x06)

Word

単一保持レジスタ書き込みLong

Float

7(0x07) Bit 特定コイル読み込み

8(0x08) Word ループバックチェック

15(0x0F) Bit コイル書き込み

16(0x10) Word 保持レジスタ書き込み

43(0x2B) ASCII string デバイス ID 読み込み

RTU モードマスタ

通信タスク起動 POU

POU名 ファンクションコード(Hex) データタイプ 機能SD_CMDBSM_BM_OPEN - - RTU モードマスタ用通信タスクの起動

読み込み・書き込み POU

POU名 ファンクションコード(Hex) データタイプ 機能SD_CMDBSM_BM_BRD 1(0x01) Bit コイル読み込み

SD_CMDBSM_BM_BRD 2(0x02) Bit 入力リレー読み込み

SD_CMDBSM_BM_WRD

3(0x03)

Word

保持レジスタ読み込みSD_CMDBSM_BM_I32RD Long

SD_CMDBSM_BM_F32RD Float

SD_CMDBSM_BM_WRD 4(0x04) Word 入力レジスタ読み込み

SD_CMDBSM_BM_BWRS 5(0x05) Bit 単一コイル書き込み

SD_CMDBSM_BM_WWRS

6(0x06)

Word

単一保持レジスタ書き込みSD_CMDBSM_BM_I32WRS Long

SD_CMDBSM_BM_F32WRS Float

SD_CMDBSM_BM_REB 7(0x07) Bit 特定コイル読み込み

SD_CMDBSM_BM_LPBK 8(0x08) Word ループバックチェック

SD_CMDBSM_BM_BWR 15(0x0F) Bit コイル書き込み

SD_CMDBSM_BM_WWR

16(0x10)

Word

保持レジスタ書き込み SD_CMDBSM_BM_I32WR Long

SD_CMDBSM_BM_F32WR Float

SD_CMDBSM_BM_DID 43(0x2B) ASCII string デバイス ID 読み込み

2019.02.01-00

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RTU モードスレーブ

16 ビットデータアクセス用通信タスク起動 POU

POU名 ファンクションコード(Hex) データタイプ 機能

SD_CMDBSM_BS_OPEN

1(0x01) Bit コイル読み込み

2(0x02) Bit 入力リレー読み込み

3(0x03) Word 保持レジスタ読み込み

4(0x04) Word 入力レジスタ読み込み

5(0x05) Bit 単一コイル書き込み

6(0x06) Word 単一保持レジスタ書き込み

7(0x07) Bit 特定コイル読み込み

8(0x08) Word ループバックチェック

15(0x0F) Bit コイル書き込み

16(0x10) Word 保持レジスタ書き込み

43(0x2B) ASCII string デバイス ID 読み込み

32 ビットデータアクセス用通信タスク起動 POU

POU名 ファンクションコード(Hex) データタイプ 機能

SD_CMDBSM_BS32_OPEN

1(0x01) Bit コイル読み込み

2(0x02) Bit 入力リレー読み込み

3(0x03)

Word

保持レジスタ読み込みLong

Float

4(0x04) Word 入力レジスタ読み込み

5(0x05) Bit 単一コイル書き込み

6(0x06)

Word

単一保持レジスタ書き込みLong

Float

7(0x07) Bit 特定コイル読み込み

8(0x08) Word ループバックチェック

15(0x0F) Bit コイル書き込み

16(0x10) Word 保持レジスタ書き込み

43(0x2B) ASCII string デバイス ID 読み込み

2019.02.01-00

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Modbus/TCP クライアント

通信タスク起動 POU

POU名 ファンクションコード(Hex) データタイプ 機能

SD_CMDBSE_BC_OPEN - - Modbus/TCP クライアント用通信タスクの起動

読み込み・書き込み POU

POU名 ファンクションコード(Hex) データタイプ 機能SD_CMDBSE_BC_BRD 1(0x01) Bit コイル読み込み

SD_CMDBSE_BC_BRD 2(0x02) Bit 入力リレー読み込み

SD_CMDBSE_BC_WRD

3(0x03)

Word

保持レジスタ読み込みSD_CMDBSE_BC_I32RD Long

SD_CMDBSE_BC_F32RD Float

SD_CMDBSE_BC_WRD 4(0x04) Word 入力レジスタ読み込み

SD_CMDBSE_BC_BWRS 5(0x05) Bit 単一コイル書き込み

SD_CMDBSE_BC_WWRS

6(0x06)

Word

単一保持レジスタ書き込みSD_CMDBSE_BC_I32WRS Long

SD_CMDBSE_BC_F32WRS Float

SD_CMDBSE_BC_REB 7(0x07) Bit 特定コイル読み込み

SD_CMDBSE_BC_LPBK 8(0x08) Word ループバックチェック

SD_CMDBSE_BC_BWR 15(0x0F) Bit コイル書き込み

SD_CMDBSE_BC_WWR

16(0x10)

Word

保持レジスタ書き込み SD_CMDBSE_BC_I32WR Long

SD_CMDBSE_BC_F32WR Float

SD_CMDBSS_BC_DID 43(0x2B) ASCII string デバイス ID 読み込み

2019.02.01-00

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Modbus/TCP サーバ16 ビットデータアクセス通信タスク起動 POU

POU名 ファンクションコード(Hex) データタイプ 機能

SD_CMDBSE_BS_OPEN

1(0x01) Bit コイル読み込み

2(0x02) Bit 入力リレー読み込み

3(0x03) Word 保持レジスタ読み込み

4(0x04) Word 入力レジスタ読み込み

5(0x05) Bit 単一コイル書き込み

6(0x06) Word 単一保持レジスタ書き込み

7(0x07) Bit 特定コイル読み込み

8(0x08) Word ループバックチェック

15(0x0F) Bit コイル書き込み

16(0x10) Word 保持レジスタ書き込み

43(0x2B) ASCII string デバイス ID 読み込み

32 ビットデータアクセス通信タスク起動 POU

POU名 ファンクションコード(Hex) データタイプ 機能

SD_CMDBSE_BS32_OPEN

1(0x01) Bit コイル読み込み

2(0x02) Bit 入力リレー読み込み

3(0x03)

Word

保持レジスタ読み込みLong

Float

4(0x04) Word 入力レジスタ読み込み

5(0x05) Bit 単一コイル書き込み

6(0x06)

Word

単一保持レジスタ書き込みLong

Float

7(0x07) Bit 特定コイル読み込み

8(0x08) Word ループバックチェック

15(0x0F) Bit コイル書き込み

16(0x10) Word 保持レジスタ書き込み

43(0x2B) ASCII string デバイス ID 読み込み

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●動作環境(FCN-500)

通信 モジュール

シリアル通信RS-232-C CPU モジュール (*1)(NFCP501、NFCP502:1 ポート)

RS-232-C 通信モジュール (*2) (*3) (NFLR111:2 ポート/枚)

RS-422/ RS-485 CPU モジュール(NFCP050:1 ポート)RS-422/RS-485 通信モジュール (*2) (*3) (*5)(NFLR121:2 ポート/枚)

Ethernet 通信Client CPU モジュール(NFCP501、NFCP502:最大 32 チャネル)(*4)

Server CPU モジュール(NFCP501、NFCP502:最大 4 クライアント)

*1: CPU モジュールを二重化した場合には、CPU モジュールのシリアルポートは、使用不可です。*2: CPU モジュールの二重化は可能です。*3: RS-232-C 通信モジュール、RS-422/RS-485 通信モジュールは、FCN -500 1 台あたり合計 8 枚まで実装可能です。*4: 下記 POU(1 個が 1 チャネルずつオープン)は、合計で 32 個まで FCN-500 に定義できます。 ・ SD_FCXPE_OPEN(Ethernet 通信ファンクションブロック) ・ SD_CMELSECE_OPEN および SD_CMELSECE_3E_OPEN(MELSEC 通信ポートフォリオの POU) ・ SD_CFAM3E_OPEN(FA-M3 通信ポートフォリオの POU) ・ SD_CMDBSE_BC_OPEN(Modbus 通信ポートフォリオの POU)*5: 1 シリアルポートあたり最大 31 台の機器が接続できます。

●動作環境(FCN-RTU)

通信 モジュール

シリアル通信RS-232 CPU モジュール (NFCP050:3 ポート)

RS-422/ RS-485 CPU モジュール (NFCP050:1 ポート)

Ethernet 通信Client CPU モジュール (NFCP050:最大 32 チャネル)(*1)

Server CPU モジュール (NFCP050:最大 4 クライアント)

*1: 下記 POU(1 個が 1 チャネルずつオープン)は、合計で 32 個まで FCN-RTU に定義できます。 ・ SD_FCXPE_OPEN(Ethernet 通信ファンクションブロック) ・ SD_CMELSECE_OPEN および SD_CMELSECE_3E_OPEN(MELSEC 通信ポートフォリオの POU) ・ SD_CFAM3E_OPEN(FA-M3 通信ポートフォリオの POU) ・ SD_CMDBSE_BC_OPEN(Modbus 通信ポートフォリオの POU)

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GS 34P02P20-02

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■ ロギングポートフォリオ

●概要ロギングポートフォリオは、自律型コントローラFCN-RTU 上で動作する、ロギング処理を行うソフトウェアパッケージです。自律型コントローラ FCN-RTU は、PLC 相当の制御機能と PC 相当の情報処理・情報発信の機能を合わせ持つコントローラです。ロギングポートフォリオは、設備や機器の制御システムの管理に不可欠なロギング機能を実現するもので、自律型コントローラ FCN-RTU の制御アプリケーションのデータを、システムの用途に最適な各種の形式で収集し、ロギングファイル(CSV 形式)として保存します。さらに、E メールで送信することも可能です。同梱されている、PC 用ソフトウェアを活用して、このロギングファイルを、PC からネットワーク経由で定期取得して活用できます。

注: ロ ギ ン グ ポ ー ト フ ォ リ オ は、FCN-RTU(CPU モジュール NFCP050 を実装した自律型コントローラ)で使用できます。

F01.ai

FCN-RTU

PC

ファイルデータ収集

Ethernet

ロギング

ロギング

ファイル

収集

データの表示

ロギングビューア

(オフライン)

制御アプリケーション

データ保存

収集ツール

ロギング機能

図 ロギング機能

●特長

簡単な機器構成PC 無しで安価に高信頼のロギング機能を実現できます。24 時間運転の専用 PC の保守が不要です。また、PLC と PC の通信も不要で、大量のデータを高速にログすることもできます。

システム構築が簡単制御プログラムで扱うデータを、簡単な設定でログできます。

豊富なデータロギング機能定周期にデータを収集し定周期にロギングファイルとして保存する基本機能のほかに、銘柄管理に活用できるバッチロギング、データ量を抑制するスナップショットロギング、異常などのイベントが発生した前後データを収集するシーケンスイベントロギング、設備やコントローラの異常や復帰を記録するメッセージロギングなどの機能があります。使用目的に応じて最適な記録方法を選べます。

豊富な表示機能と Eメール発信蓄積されたロギングデータは、トレンド表示や表形式表示などの多彩な形式で表示できます。さらにロギングデータ(簡易レポート)を E メールで送信できます。

高度なデータ活用PC 上のロギングファイル収集ツールにより、ロギングファイル(CSV 形式)を PC に定期的に収集できます。これにより、MS-Excel などを用いて簡単にデータ解析が行えます。

F02.ai

#APPNAME SD-DLG#FILEREV 0#LOGTYPE DATA_HC#TIMEZONE GMT+9#TITLE Log File Title#DATE 080525 13:00#DATA Main.PI100_HI Pressure HI Limit 2300.00 KPa#DATA Main.LI100 Initial Level 2345.67 mm#VAR Main.PI100 Main.PI200 Main.FI100 Main.FI200#LABEL Vessel Pressure Outlet Pressure Inlet Flow Outlet Flow#UNITS KPa KPa m3/min m3/min#TYPE REAL REAL REAL REAL080525 13:00:01 123.45 123.46 34.5 12.34080525 13:00:02 1234.56 12.35 45.6 ***

………

………

………

………

………

080525 14:00:00 12.34 1234.56 23.4 ***#MINIMUM 12.34 12.35 23.4 12.34#MAXIMUM 1234.56 1234.56 45.6 12.34#AVERAGE 567.40 567.80 35.6 12.34#TOTAL 128160.0 44424.00

図 ロギングファイル例

2019.02.01-00

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GS 34P02P20-02

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●機能概要ロギングポートフォリオには、以下の機能があります。・ ロギング機能・ ロギングファイル表示機能・ ロギングファイル収集機能・ ロギングファイル(簡易レポート)送信(E メール)機能・ ロギング定義機能

●ロギング機能ロギング機能には、以下の機能があります。・ データロギング・ シーケンスイベントロギング・ メッセージロギング

F03.ai

FCN-RTUロギング機能

最大25ブロック

ロギングファイル

制御アプリケーション

データ

保存

データ収集

ブロック

40アイテム

データ 40アイテムデータ

図 データロギング機能

注: ・ ブロックごとにロギングのタイプを指定できます。 ・ ブロックごとにロギングファイルを作成します。 ・ 締め切り処理ごとに 1 つのロギングファイルを作成します。

○データロギングデータロギングには、以下のものがあります。

表 データロギング

ロギングタイプデータ収集周期

締め切りタイミング 簡易レポート (*4)高速 低速

時締めロギング 1 ~ 60 秒 (*1)(*3) 1 ~ 60 分 (*2) 1 時間ごと 日報、月報、年報

日締めロギング - 1 ~ 60 分 (*2) 1 日ごと 月報、年報

バッチロギング 1 ~ 60 秒 (*1)(*3) 1 ~ 60 分 (*2) バッチ記録スイッチ -

スナップショットロギング

連続- トリガ

1 時間または 1 日ごと 日報、月報、年報

トリガ 締め切りトリガ -

*1: 既定値(1、2、5、10、15、30、60 秒)が指定可能*2: 既定値(1、2、5、10、15、30、60 分)が指定可能*3: データ収集には、制御アプリケーション作成時にロギング用 POU が必要です。データ収集周期は,制御アプリケーショ

ンのスキャン周期に依存します。*4: 簡易レポート(日報、月報、年報)とは、ロギングファイルの締め切り値(最大値、最小値、平均値、合計値)を集計し

た CSV 形式のファイルです。

2019.02.01-00

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GS 34P02P20-02

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時締めロギング時締めロギングは、一定の収集周期でデータを収集し、1 時間に 1 回締め切り処理を実行し、時締めロギングファイルを作成します。データの収集周期には、高速(周期:1 ~ 60 秒)と低速(周期:1 ~ 60 分)があります。時締めロギングの締め切り処理では、収集したデータより集計処理(最大、最小、平均、合計の計算)を行い、収集データと共にロギングファイルに保存します。保存されたロギングファイルは圧縮(ZIP 化)されます。さらに収集したデータより、簡易レポート(日報、月報、年報)を作成することもできます。

F04.ai

日報

時締めロギングファイル 時締めロギングファイル

締めきり処理

一定収集周期でデータ収集

締めきり処理

一定収集周期でデータ収集

月報

年報

簡易レポート作成処理

図 時締めロギング(簡易レポート付き)の動作例

2019.02.01-00

日締めロギング日締めロギングは、一定の収集周期(周期:1 ~ 60 分)でデータを収集し、1 日に 1 回締め切り処理を実行し、日締めロギングファイルを作成します。日締めロギングの締め切り処理では、収集したデータより集計処理(最大、最小、平均、合計の計算)を行い、収集データと共にロギングファイルに保存します。保存されたロギングファイルは圧縮(ZIP 化)されます。さらに収集したデータより、簡易レポート(月報、年報)を作成することもできます。

F05.ai

月報

締めきり処理

一定収集周期でデータ収集

締めきり処理

一定収集周期でデータ収集

年報

簡易レポート作成処理

日締めロギングファイル 日締めロギングファイル

図 日締めロギング(簡易レポート付き)の動作例

F06.ai

#APPNAME SD-DLG#FILEREV 0#LOGTYPE DATA_HC#TIMEZONE GMT+9#TITLE Log File Title#DATE 071220 13:00#DATA Main.PI100 Vessel Pressure 1523.23 KPa#DATA Main.LI100 Initial Level 2345.67 mm#VAR Main.PI100 Main.PI200 Main.FI100 Main.FI200 Main.PUMP1 Main.TI100#LABEL Vessel Pressure Outlet Pressure Inlet Flow Outlet Flow Inlet pump Vessel Temp#UNITS KPa KPa m3/min m3/min DegC#TYPE REAL REAL REAL REAL BOOL REAL#ON_LABEL RUN#OFF_LABEL STOP071220 13:00:01 123.45 123.456 34.5 12.34 RUN ***071220 13:00:02 1234.56 12.3456 45.6 *** RUN 123.45

………

………

………

………

………

………

………

071220 14:00:00 12.34 1234.56 23.4 *** STOP 123.45#MINIMUM 12.34 12.3456 23.4 12.34 23 23.45#MAXIMUM 1234.56 1234.56 45.6 12.34 37 432.1#AVERAGE 567.4 567.8 35.6 12.34 234.5  #TOTAL 128160 44424 4  

ヘッダ情報(ファイル属性)

ヘッダ情報(パラメータ部)

ヘッダ情報(ラベル部)

収集データ

フッタ情報(締め切りデータ部)

データ収集時刻

データ収集開始時刻

データ(最大40アイテム)

図 時締めロギングファイル例

F07.ai

#VAR Main.PI100 Main.PI200 Main.FI100 #VAR Main.PI100 Main.PI200 Main.FI100 #VAR Main.PI100 Main.PI200 Main.FI100#LABEL Vessel Pressure Outlet Pressure Inlet Flow #LABEL Vessel Pressure Outlet Pressure Inlet Flow #LABEL Vessel Pressure Outlet Pressure Inlet Flow#UNITS KPa KPa m3/min #UNITS KPa KPa m3/min #UNITS KPa KPa m3/min#TYPE REAL REAL REAL #TYPE REAL REAL REAL #TYPE REAL REAL REAL071220 13:00:01 123.45 123.456 34.5 071220 01:00:00 123.45 123.456 128000 071202 00:00:00 123.45 123.456 3093880071220 13:00:02 1234.56 12.3456 45.6 071220 02:00:00 1234.56 12.3456 128160 071203 00:00:00 1234.56 12.3456 3080000…

……

………

………

………

………

………

………

………

………

………

………

………

071220 13:00:30 1234.56 12.3456 45.6 071220 14:00:00 12.34 1234.56 128160 071221 00:00:00 12.34 1234.56 3080880………

………

………

………

………

………

………

………

………

………

………

………

071220 14:00:00 12.34 1234.56 23.4 071221 00:00:00 12.34 1234.56 129200 080101 00:00:00 12.34 1234.56 3080880#MINIMUM 12.34 12.3456 23.4 #MINIMUM 12.34 12.3456 128000 #MINIMUM 12.34 12.3456 3080000#MAXIMUM 1234.56 1234.56 45.6 #MAXIMUM 1234.56 1234.56 129200 #MAXIMUM 1234.56 1234.56 3093880#AVERAGE 567.4 567.8 35.6 #AVERAGE 567.4 567.8 128370 #AVERAGE 567.4 567.8 3085003#TOTAL 128160 #TOTAL 3080880 #TOTAL 95635093

時締めロギング 簡易日報 簡易月報

時締めロギングを締め切り後集計し、結果を簡易日報に記録 簡易日報を締め切り後集計し、結果を簡易月報に記録

図 簡易日報/月報の生成例

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バッチロギングバッチ記録スイッチ (*1) が True の間、一定の収集周期でデータを収集し、ファイルに保存します。データの収集周期には、高速(周期:1 ~ 60 秒)と低速(周期:1 ~ 60 分)があります。簡易レポートは作成されません。

注: バッチ記録スイッチが True になるたびに、ファイルを新規に作成します。

*1: バッチ記録スイッチ データ収集を行う期間を指定する制御アプリケー

ションの変数です。 バッチ記録スイッチが False から True になったタ

イミング(データ収集開始時)と True から Falseになったタイミング(データ収集終了時)にもデータ収集を行います。

バッチ記録スイッチは、True / False の間隔を 1分以上空けてください。

F08.ai

バッチロギングファイル

締めきり処理

一定収集周期でデータ収集

バッチ記録スイッチ

:True

:False

図 バッチロギングの動作例

スナップショットロギングデータ収集トリガが発生したタイミングでデータを収集し、ファイルに保存します。ロギングファイルの締め切り処理の方式により、「連続」「トリガ」の 2 種類があります。- スナップショットロギング(連続) スナップショットロギング(連続)の場合は、指定

時刻に締め切り処理を実行し、ロギングファイルを作成します。合わせて簡易レポート(日報、月報、年報)も作成できます。

F09.ai

日報

月報

年報

:True

:False

スナップショットロギングファイル

スナップショットロギングファイル

締めきり処理

データ収集

締めきり処理

データ収集

簡易レポート作成処理

データ収集トリガ

図 スナップショットロギング(連続)の動作例

- スナップショットロギング(トリガ) スナップショットロギング(トリガ)は、最初の

データ収集トリガでファイルを生成し、締め切りトリガでロギングを終了し、ファイルに保存します。簡易レポートは作成されません。

注: 一度締め切り処理が実行されると、その次のデータ収集トリガで再度ファイルを作成し、ロギングを開始します。

F10.ai

締めきり処理

データ収集

データ収集トリガ

:True

:False

締め切りトリガ

:True

:False

最初のトリガでファイル生成

スナップショットロギングファイル

図 スナップショットロギング(トリガ)の動作例

注: 「データ収集トリガ」、「締め切りトリガ」とも制御アプリケーションの変数です。

2019.02.01-00

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○シーケンスイベントロギング(SOE(*1) ロギング)シーケンスイベントロギング(以降、SOE(*1) ロギングと略す)は、異常などのイベントが発生した前後のデータを高速にログし、ファイルへ保存します。簡易レポートは作成できません。

*1: SOE:Sequence of Events

FCN-RTU- ロギング 機能

SOE ロギング ファイル Y

X

データ 収集

イベント 発生

ブロック

データ 32 データ

ブロック

データ 32 データ

ブロック

データ 40 データ

F18.ai

イベント が 発生 した 前後 の データ を 高速 に 収集

保存

t

図 SOE ロギング機能

2019.02.01-00

○メッセージロギング定周期(1 分)に FCN-RTU のメッセージをファイルに保存します。メッセージ番号によりフィルタリングもできます。

F11.ai

#APPNAME SD-DLG#FILEREV 0#LOGTYPE MSG#TIMEZONE GMT+9#TITLE Log File Title#DATE 071220 13:23#TIME ID TYPECATEGORY MESSAGE080415 07:37:07.150 1806 EVENTAPPLICATION MSG100.MSG_BLOCK_01.USR......080415 07:37:11.250 1801 EVENTAPPLICATION MSG100.MSG_BLOCK_01.USR......080415 07:37:15.350 1806 EVENTAPPLICATION MSG.MSG_BLOCK_01.USRALM......080415 07:37:19.450 1801 EVENTAPPLICATION MSG.MSG_BLOCK_01.USREVT......080415 07:37:23.550 9018 ALARMAPPLICATION TRIGGER.BATCH_MSG1 Batch...... 080415 07:37:27.650 9018 ALARMAPPLICATION TRIGGER.BATCH_MSG2 Batch...... 080415 07:37:31.750 9018 ALARMAPPLICATION TRIGGER.SNAP_MSG1 Writing......080415 07:37:35.850 9018 ALARMAPPLICATION TRIGGER.SNAP_MSG2 Closing......…

……

………

………

………

………

080415 07:55:19.550 1806 EVENTAPPLICATION MSG100.MSG_BLOCK_01.USR......080415 07:55:23.650 1801 EVENTAPPLICATION MSG100.MSG_BLOCK_01.USR......

SOURCEMSG100.MSG_BLOCK_01.USRALMMSG100.MSG_BLOCK_01.USREVTMSG.MSG_BLOCK_01.USRALMMSG.MSG_BLOCK_01.USREVTTRIGGER.BATCH_MSG1TRIGGER.BATCH_MSG2TRIGGER.SNAP_MSG1TRIGGER.SNAP_MSG2…

……

MSG100.MSG_BLOCK_01.USRALMMSG100.MSG_BLOCK_01.USREVT

ヘッダ情報(ファイル属性)

ヘッダ情報(ラベル部)

メッセージ

図 メッセージロギングファイルの例

F19.ai

SOEロギングファイル

:True:False

イベント

データ収集(600データ)

イベント前データ イベント後データイベント発生

図 SOE ロギングの動作例

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●ロギングファイル収集機能ロギングファイル収集機能を用いて、定期的に FCN-RTU のロギングファイルを PC に収集することができます。また、手動による任意タイミングでの収集も可能です。ロギングファイルの収集機能には、次の方法があります。用途に応じて、選択して使用してください。・ ロギングファイル収集ツール: ログインしてタスクトレイに常駐した状態で動作

します。・ ロギングファイル収集サービス: ログインなしでバックグラウンドで動作します。

F13.ai

ロギングファイル収集

FCN-RTU

PC

FCN-RTU

ロギングファイル

ロギングファイル

ロギングファイル

収集

収集Ethernet

図 ロギングファイル収集機能(概念図)

●ロギングファイル表示機能

ロギングファイル表示機能PC 上に収集されたロギングファイルを、ロギングビューアを用いて簡単に表示できます。(オフライン表示)ロギングビューアでの表示方法には、トレンド表示と表形式表示があります。

メッセージ表示機能収集した FCN-RTU のメッセージもロギングデータと同様にロギングビューアで表示することができます。

F12.ai

FCN-RTU

PC

ファイル

Ethernet

ロギング

ロギング

ファイル

収集

データの表示

ロギングビューア 収集ツール

(オフライン)

図 ロギングビューアによるロギングファイル表示

●ロギングファイル転送(Eメール)機能ロギングファイル送信機能を用いて、ロギングファイルを E メールの添付ファイルとして送信することができます。

F14.ai

FCN-RTU

Eメールサーバ

収集データ

Ethernet

ロギングファイル

PC

携帯電話Eメール送信

ロギングファイル送信機能

図 ロギングファイル送信(Eメール)機能(概念図)

注: ・ E メールを発信するには、イントラネット内に Eメールサーバが必要です。

・ 送信可能なロギングファイルは、簡易レポート(日報、月報、年報)です。

●ロギング定義機能ロギング定義ツールは、データの収集方法を定義するツールです。ロギング定義ツールは、PC 上で定義情報を修正した後、FCN-RTU にダウンロードします(オフラインモード)。

FCN-RTU

PC

Ethernet

ロギング定義ツール

ロギング定義情報

転送

ロギング定義情報

F16.ai

図 ロギング定義ツール(オフライン)

注: ロギング定義ツールを使用する場合は、ロギング定義ツールを PC にインストールする必要があります。

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●ロギング機能仕様

表 ロギング機能仕様

項目仕様

データロギング/ SOE ロギング メッセージロギング収集対象データ FCN-RTU 制御アプリケーションの変数 FCN-RTU のメッセージ

アイテム数 40 アイテム/ブロック -

ブロック数 16 ブロック (*10) 2 ブロック

ロギングブロックの起動/停止トリガ データ型が BOOL の FCN-RTU 制御アプリケーションの変数 (*1) (*9)

保存データ量 30,000 データ/分

ファイル形式 CSV 形式 (*4)

ロギング機能トータル使用サイズ FCN-RTU の内蔵フラッシュメモリの空き容量を上限とします。(最大 80MByte)

ブロックサイズ ロギングブロックごとに、ブロックの最大サイズを指定します。各ロギングブロックサイズの合計が、上記「ロギング機能トータル使用サイズ」を超えないように指定してください。 (*5) (*6)

ファイル数 400 ファイル/ロギングブロック (*7)

注: FCN-RTU への給電において電源断の可能性がある場合は、無停電電源装置(UPS)を接続してください。 詳細は、FCN/FCJ 直流 UPS 使用ガイド (TI 34P02Q45-01)を参照ください。*1: 制御アプリケーションからロギングブロックの動作を起動/停止できます。変数を指定しない場合は、常にロギングブロッ

クは動作状態になります。*2: データロギング機能/ SOE ロギング機能トータルのブロック数です。*3: CPU の負荷を 25 % ~ 30 % 程度増加する収集データ量です。E メール送信、簡易レポートの作成処理やメッセージロギン

グを行う場合には、さらに CPU の負荷が増加します。*4: 締め切り処理が実行されると、ロギングファイルは ZIP 形式で圧縮されます。このロギングファイルは、元のファイルサ

イズの 10 ~ 50%に圧縮されます。*5: ロギングブロック内のファイル数が、400 ファイルを超えていなくても、ロギングブロック内のファイルサイズ(トータル)

が、ロギングブロックサイズを超えた場合、古いファイルから削除されます。*6: 時締めロギング(データアイテム数:40、収集周期:1 秒)の場合、1 ファイルは、最大 1.7MByte 程度になります。ロギングファ

イルが平均で 1/3 に圧縮(ZIP 形式)される場合、100MByte のブロックサイズを割り当てると、約 170 ファイル(約 1 週間)の保存が可能です。

*7: ロギングブロック内のファイルサイズ(トータル)が、ロギングブロックサイズを超えていなくても、ロギングブロック内のファイル数が、400 ファイルを超えた場合、古いファイルから削除されます。

*8: 高速データ収集である時締めロギング(高速時)、バッチロギング(高速時)、SOE ロギングのトータルブロック数です。*9: ロギングブロックの起動/停止トリガは、True / False の間隔を 1 分以上空けてください。*10: 高速データ収集、低速データ収集、SOE ロギングの総ブロック数は最大 16 ブロックです。 高速データ収集、SOE ロギングの総ブロック数は最大 5 ブロックです。

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表 時締めロギング/日締めロギング機能仕様詳細

項目時締めロギング 日締めロギング

高速収集 低速収集 低速収集

収集周期 1、2、5、10、15、30、60 秒

1、2、5、10、15、30、60 分

収集対象データ

ロ ギ ン グ 用POU (*1)

FCN-RTU 制 御 ア プ リ ケ ーションの変数 (*2)

締め切りタイミング 定周期

締め切り処理周期 1 時間 1 日

締め切り時刻 分で指定 時で指定

締め切り時の集計機能

「なし」、「最小、最大、平均」、「最小、最大、平均、合計」から選択

簡易レポート作成 (*3)

「なし」、「日報」、「日報、月報」、「日報、月報、年報」から

選択

「なし」、「月報」、「月報、年報」

から選択

*1: ロギング用 POU に接続可能なデータ型は、CData_REAL、REAL、CData_INT、INT、BOOL です。

*2: FCN-RTU 制御アプリケーションの変数で、OPCチェックの付いている変数です。

収 集 可 能 な 変 数 の デ ー タ 型 は、CData_REAL、CData_INT、REAL、LREAL、INT、SINT、UINT、USINT、DINT、UDINT、BOOL、STRING です。

*3: 簡易レポートは、E メールで送信可能です。

表 バッチロギング機能仕様詳細

項目バッチロギング

高速収集 低速収集

収集周期 1、2、5、10、15、30、60 秒

1、2、5、10、15、30、60 分

収集対象データ ロ ギ ン グ 用 POU (*1)

FCN-RTU 制御アプリケーションの変数 (*2)

締め切り処理 データ収集終了時

締め切り時の集計機能

「なし」、「最小、最大、平均」、「最小、最大、平均、合計」から選択

簡易レポート作成 不可

*1: ロギング用 POU に接続可能なデータ型は、CData_REAL、REAL、CData_INT、INT、BOOL です。

*2: FCN-RTU 制御アプリケーションの変数で、OPCチェックの付いている変数です。

収 集 可 能 な 変 数 の デ ー タ 型 は、CData_REAL、CData_INT、REAL、LREAL、INT、SINT、UINT、USINT、DINT、UDINT、BOOL、STRING です。

表 スナップショットロギング機能仕様

項目スナップショットロギング連続収集 トリガ

収集周期 データ収集トリガ (*3) 間隔は 1 分以上

収集対象データ FCN-RTU 制御アプリケーションの変数 (*1)

締め切りタイミング 定周期

締め切りトリガ (*3) (*4)

締め切り処理周期 1 時間 1 日 -

締め切り時刻 分で指定 時で指定 -

簡易レポート作成 (*2)

「なし」、「日報」、「日報、月報」、「日報、月報、年報」

から選択

「なし」、「月報」、「月報、年報」

から選択

不可

締め切り処理 データ収集終了時

締め切り時の集計機能

「なし」、「最小、最大、平均」、「最小、最大、平均、合計」から選択

*1: FCN-RTU 制御アプリケーションの変数で、OPCチェックの付いている変数です。

収 集 可 能 な 変 数 の デ ー タ 型 は、CData_REAL、CData_INT、REAL、LREAL、INT、SINT、UINT、USINT、DINT、UDINT、BOOL、STRING です。

*2: 簡易レポートは、E メールで送信可能です。*3: トリガは、データ型が BOOL の FCN-RTU 制御アプ

リケーションの変数です。*4: 締め切りトリガは、1 分以上の間隔を空けて True

にしてください。

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●SOE ロギング機能仕様

表 SOE ロギング機能仕様

項目 SOE ロギング収集周期 100 ミリ秒以上 (*1)

収集対象データ SOE ロギング用 POU (*2)

サンプル数 600 点

プリトリガサンプル数 0 ~ 599 で指定可

締め切り処理 指定されたサンプル数のデータ収集終了時

締め切り時の集計機能 不可

簡易レポート作成 不可

*1: データ収集周期は、制御アプリケーションのスキャン周期に依存します。

*2: SOE ロギング用 POU に接続可能なデータ型は、REAL、INT、BOOL です。

●メッセージロギング機能仕様

表 メッセージロギング機能仕様

項目 メッセージロギング収集周期 1 分

収集対象データ FCN-RTU のメッセージ

ブロック数 2 ブロック (*1)

フィルタ 各ブロックごとに収集するメッセージID を指定可

締め切り処理周期 1 日

締め切り時刻 午前 0 時

ファイル形式 CSV 形式 (*2)

ロギングファイルサイズ

1 ファイル:1 MByte 以下(デフォルト)トータル:1 ~ 500 MByte (*3)

*1: メッセージロギング機能トータルのブロック数です。

*2 ファイルの締め切り処理が実行されると、ロギングファイルは ZIP 形式で圧縮されます。このロギングファイルは、元のファイルサイズの 10 ~ 50 %に圧縮されます。

*3: 収集ブロックごとに最大サイズを指定します。指定サイズを超えた場合、古いファイルから削除されます。

●ロギング用 POU高速にデータを収集するために、ロギング用 POU を用います。

F17.ai

FCN-RTUロギング機能制御アプリ

ケーション

データロギング用データ収集POU

データ

ロギングファイル

保存

データ収集

ブロック

40アイテム

データ 40アイテムデータ

図 ロギング用 POU

高速ロギング用 POU高速同期用 POU と高速データ収集用 POU(データ型:REAL、INT、BOOL、CData_REAL、CData_INT)があります。

SOE ロギング用 POUSOE トリガ POU と SOE データ収集用 POU(データ型:REAL、INT、BOOL)があります。

●ロギングビューア

表 ロギングビューア機能仕様

項目 仕様ツール PC 上でツールを起動

表示方法 トレンド、表形式 (*1)

表示可能データ数

表形式表示:最大 40 アイテムトレンド表示:最大 10 アイテム

*1: メッセージロギングのロギングファイルは、表形式表示のみ可能です。

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●ロギングファイル収集機能仕様

表 ロギングファイル収集機能仕様

項目 仕様対象 FCN-RTU:最大 32 台

通信方式 HTTP/FTP パッシブ /FTP アクティブ

収集間隔 1、2、3、4、6、8、12、24 時間ごと (*1)

対象ファイル すべてのロギングファイル

保存データ量 PC のディスク容量に依存 (*2)

*1: 手動により任意のタイミングでもロギングファイルを収集可能です。

*2: PC に収集されたロギングファイルは、自動解凍する/しないを選択できます。

すべてのデータが保存できるハードディスクを装備するか、不要なロギングファイルは適宜、削除してください。

●ロギングファイル送信(Eメール)機能仕様

表 ロギングファイル送信(Eメール)機能仕様

項目 仕様

E メール発信プロトコル (*1)

SMTP(サーバタイプは下記から指定)・SMTP (standard)・AUTH (user login required)・PBS (POP before SMTP)

E メールアドレス 5 アドレス/グループ指定可

E メールグループ 32 グループ登録可

E メール送信先 E メールグループで指定

ロギングファイル ロギングファイル (*2) を添付ファイル(*3) にして送信

*1: E メール発信のためには、E メールサーバが別途必要です。

イントラネット内に設置された E メールサーバだけでなく、インターネットプロバイダなどの外部の E メールサーバを利用することも可能です。

外部の E メールサーバを利用する場合は、イントラネットのファイアウォールを外部 E メールサーバに E メール送信できるように設定してください。

*2: 送信可能なロギングファイルは、下表「E メール送信対象ロギングファイル」を参照してください。

*3: ZIP 形式で圧縮されたファイルが添付されます。 ファイルの添付は uuencode で行われますので E メールクライアントは、uuencode をサポートしている必要があります。

表 Eメール送信対象ロギングファイル

項目 ファイル Eメール送信

時締めロギング時締めロギングファイル ×

簡易レポート ○

日締めロギング日締めロギングファイル ×

簡易レポート ○

バッチロギング バッチロギングファイル ×

ス ナ ッ プシ ョ ッ トロギング

連続スナップショットロギングファイル ×

簡易レポート ○

トリガ スナップショットロギングファイル ×

SOE ロギング SOE ロギングファイル ×

メッセージロギング

メッセージロギングファイル ×

●パフォーマンス制御アプリケーションの CPU 負荷率とロギング機能の収集能力について下表に目安を示します。

自律型コントローラ FCN-RTU

表 FCN-RTU のロギング機能の収集能力(目安)

制御 APのCPU負荷率

ロギングブロック数 簡易レポートの送信高速 低速 SOE

40% 0 16 0 ×25% 0 16 0 ○ (*1)25% 5 11 0 ×10% 5 11 0 ○ (*1)25% 3 3 1 ×20% 3 3 1 ○ (*1)

注: ・ 上記の表は、パフォーマンスの目安です。他の機能(Duolet 機能や通信機能など)が FCN-RTU上で同時に動作する場合は、それらの CPU 負荷率も考慮する必要があります。

・ ロギングの収集周期が短くなると、ロギング機能の CPU 負荷率が高くなります。

・ 余裕を持たせて、システムを構築してください。*1: 簡易レポートをすべて E-mail 送信した場合。

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●動作環境(PC)下記ツールの動作環境は、下表のとおりです。・ ロギングビューア・ ロギングファイル収集ツール・ ロギング定義ツール

PCパソコン PC/AT 互換機

CPUWindows 10 1 GHz 以上の 64 bit (x64) プロセッサ

Windows 7 (32bit) 1 GHz 以上の 32 bit (x86) プロセッサまたは 64 bit (x64) プロセッサ

Windows 7 (64bit) 1 GHz 以上の 64 bit (x64) プロセッサ

メモリ 2 GB 以上

ハードディスク 空き領域 20 GB 以上

Ethernet アダプタ 下記 OS で動作するもの

DVD-ROMドライブ 本ポートフォリオを FCN-RTU へダウンロードするときに必要

OSWindows 10 Pro (64bit) (*4)Windows 10 Enterprise 2016 LTSB(64bit)Windows 10 IoT Enterprise 2016 LTSB(64bit)Windows 7 Professional SP1 (32bit/64bit)

Java 実行環境 Java Runtime Environment 8.0 Update 152 (*1)

NET フレームワーク .NET Framework 4.6.2 (*2) (*3)

*1: Java Runtime Environment は、製品媒体に同梱しています。 VDS の HMI クライアントを同一の PC で使用する場合は、両者の Java Runtime Environment のバージョンを合わせる必

要があります。VDS 側のバージョンに合わせてください。*2: ロギングファイル収集機能を使用する PC に必要です。定義機能用 PC、ロギングファイル表示用 PC には不要です。*3: Windows 10 では、.NET Framework 4.6.2 はプリインストールされています。 Windows 7 では、.NET Framework 4.6.2 は製品インストール時に製品媒体からインストールされます。インターネットに

接続していないオフライン環境でインストールするには、予めマイクロソフトルート証明書の適用が必要です。*4: Windows 10 Pro にアップデートが適用された場合、STARDOM ソフトウェアの一部機能が制限されることがあります。 Windows 10 Pro の対応状況につきましては、下記 Web サイトを必ずご確認ください。なお、はじめてログインする場合は、

ユーザ会員登録が必要です。 「YOKOGAWA Partner Portal STARDOM」サイトの「システムの動作環境」ページ https://partner.yokogawa.com/japan/member/stardom/os/index.htm

●動作環境(自律型コントローラ FCN-RTU)

ハードウェア 自律型コントローラ FCN-RTU (*1)

FCN/FCJ 基本ソフトウェア R4.20.01 以降

ライセンス FCN-RTU には、CPU モジュールにライセンスがバンドルされます。

*1: スタイル S2 以降

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■ ソフトウェアの提供形態

●ソフトウェア媒体アプリケーションポートフォリオは、PAS ポートフォリオおよび時刻同期サーバポートフォリオを除く全種類の実行プログラムおよび電子ドキュメントが、1 式の DVD- ROM で提供されます。このため、PC へのインストール時には DVD-ROM ドライブが必要です。なお、PAS ポートフォリオは「FCN/FCJ ソフトウェア媒体(形名:NT203AJ)」に入っています。

■ 形名・仕様コード

●ソフトウェア媒体

記事形名 NT203AJ FCN/FCJ ソフトウェア媒体

基本仕様コード

-P プログラム(電子ドキュメント含む)

C DVD-ROM

1 常に 1

1 常に 1

A 和文版

E 英文版

記事形名 NT205AJ FCN/FCJ APPF ソフトウェア媒体

基本仕様コード

-P プログラム(電子ドキュメント含む)

C DVD-ROM

1 常に 1

1 常に 1

A 和文版

E 英文版

●アプリケーションポートフォリオ「表 コントローラタイプごとのアプリケーションポートフォリオ」に示すアプリケーションポートフォリオが

FCN-500、FCN-RTU の CPU モジュールにバンドルされています。アプリケーションポートフォリオの追加はできません。

■ ご注文時指定事項ご注文の際には、形名と仕様コードを指定してください。

■ 関連ドキュメント自律型コントローラ FCN-RTU(機能編) GS 34P02Q02-01自律型コントローラ FCN 機能編(FCN-500) GS 34P03Q03-01DNP3 通信ポートフォリオ(FCN-500/FCN-RTU) GS 34P02P22-02

■ 商標・ STARDOM は、横河電機株式会社の商標です。・ MELSEC は、三菱電機株式会社の登録商標です。・ SYSMAC は、オムロン株式会社の登録商標です。・ その他、本文中に使われている会社名・商品名は各社の商標または登録商標です。

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