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2020年 6月実施準1級試験
ロボット検定For LEGO® MINDSTORMS®
試験問題冊子
【 準1級】EV3受験用
この冊子には【知識問題】・【実技問題】が含まれています。
次ページの試験上の注意事項を読み、解答をはじめてください。
試験上の注意事項
1.ホワイトボードに書かれている座席表の受検番号と受検票の番号が
同じであるか確認し、誤りがある場合は試験監督に申し出ること。
2.解答用紙には苗字と名前をていねいに書くこと。
3.鉛筆またはシャープペンシルで、はっきりと解答用紙に記入すること。
4.各問に対し、2つ以上解答した場合は不正解とする。
5.訂正する場合は、「消しゴム」であとが残らないように消すこと。
6.やむを得ない事情で教室の外に出たい場合(トイレもしくは体調不良)
は、手をあげて試験監督の指示にしたがい行動すること。
7.試験中の私語は禁止とする。
8.携帯電話の電源は必ず切ること。
9.実技にてロボットの動きを確かめたい時は試験開始前の試験監督の
指示に従い、指定されたスペースにて検証すること。
10.試験中質問等がある場合は、その場で静かに手をあげ試験監督が来るのを
待つこと。
11.検証以外で席を離れることは認めない。
12.「終了」の合図があるまでは教室の外に出ることは原則認めない。
13.試験中に緊急事態(震災など)があった場合は試験監督の指示に
従い行動すること。
<知識問題>
第1問から第4問は知識問題になります。
第1問(5 点)
下記は『オシロスコープ』を説明する文章です。
適切な文章ができるように『』の中に当てはまる単語を下記A~Dの中から一つ選びなさい。
オシロスコープ (Oscilloscope) は、時間の経過と共に『 』が変化していく様子をリアルタイムでグラフと
して画面上に表示して観測できるようにした波形測定器です。
A) ロボット
B) リアルタイム
C) 電気信号
D) しきい値
<知識問題>
第2問(5点)
右手法(迷路の解法の1つ)に関する記述について正しくないものを、下記A~Dの中から1つ選び
なさい。
A) 右手法では、ありとあらゆる全ての迷路をクリアすることができる
B) 右の図において、ロボットが次に行う行動は直進である
C) 右手法では、どんな時も右壁にある壁に沿って進む
D) 右手法でクリアしたルートは必ずしも最短距離ではない場合がある
第3問 ( 5 点)
データロギングを行い得られたデータについて考えましょう。
下のデータは「タッチセンサー・カラーセンサー・回転センサー」のそれぞれについての測定値を示し
たグラフです。
グラフとセンサーについての正しい組み合わせを下記A~Dの中から1つ選びなさい。
A) 「グラフ青:タッチセンサー 、グラフ赤:回転センサー 、グラフ緑:カラーセンサー」
B) 「グラフ青:回転センサー 、グラフ赤:タッチセンサー 、グラフ緑:カラーセンサー」
C) 「グラフ青:カラーセンサー 、グラフ赤:回転センサー 、グラフ緑:タッチセンサー」
D) 「グラフ青:カラーセンサー 、グラフ赤:タッチセンサー 、グラフ緑:回転センサー」
<知識問題>
グラフ青
グラフ緑グラフ赤
<知識問題>
第4問 ( 完答5 点)
下のプログラムについて考えましょう。
以下のプログラムを実行したところ、画面上には「44」が表示されました。
プログラム中の「?」には整数が入ります。
「?」に入る数字と、変数xの初期値を7に変更した場合に表示される数字を答えなさい。
?
<実技問題>
第5問と第6問は実技問題になります。
第5問(全30点)
<目的>
第6問を実施するためのロボットを作成する。以下の条件のもとロボットを作製しなさい。
完成した場合、試験時間中の任意のタイミングで試験官に見せること。
<制約条件>
・ロボットのサイズは1辺28[cm]の立方体に収まること。
・ロボットを手で動かしたときに、前進・後進・回転の動きを実施できること。
<採点基準>
A:地面に3点で接地されており、「前進・後進・回転」の動きをすることができる。(10点)
B:正面及び右側の壁の有無を検知することができるように、
超音波センサー・タッチセンサーが正しく取り付けられている。(10点)
C:床の色を検知することができるように、カラーセンサーが正しく取り付けられている。(10点)
<実技問題>
<プログラム実技問題>
第6問の問題は、次のソフトウェアを使ってプログラムを作成しなさい。
・EV3ソフトウェア
できたプログラムは完成したことを確かめるために、プログラムを実行できます。
第6問について、担当の試験監督員にプログラムの実行結果(試技)を見せてください。
プログラムが正しいかどうかは、教えられませんので、結果は自分で判断してください。
時間内であれば何度でもやり直すことができます。
最後に見せた試技が判定の対象となります。
<実技問題>
S/G3
G1 G2
第6問(全50点)
<実技問題>
<目的・概要>
迷路フィールドをクリアするロボット・プログラムを作ります。
スタート位置(S)からゴール(G1/G2/G3)を目指して
進みます。
ロボットに取り付けたセンサーを利用して、
各課題をクリアできるようにプログラムを作成しましょう。
フィールドは半面のみ使用します。
また、プログラムの作成に伴い各種センサーの値を確かめ
るためにフィールドを使用することも自由です。
第6問は課題①~④まであります。配点は以下の通りです。
課題①:10点
課題②:10点
課題③:15点
課題④:15点
各課題において、試技を行ってください。
各試技において、「制限時間は1分」とします。試技の途中でロボットに触れることはできません。
試験官に、「試技①を行います。」などとはっきりと試技内容を伝えること。試技中は試験官の指
示に従うようにしてください。
各課題は次のページに示されています。
試験会場に準備されているもの。
1マスおよそ28[cm]のフィールド。
太線部分は壁。
<実技問題>
【課題①】 (10点)
スタートエリア(S)から発進し、ゴールエリア(G1)に到達する
プログラムを作成しなさい。
※ゴールの判定(全課題共通)
該当のエリアにロボットの一部が入っていればよい。
S/G3
G1 G2
【課題②】 (10点)
スタートエリア(S)から発進し、ゴールエリア(G1)に到達するプログラムを作成しなさい。
G1に到達したら、ロボットを停止し音を鳴らした後、プログラムを終了させなさい。
【課題③】 (15点)
スタートエリア(S)から発進し、ゴールエリア(G1)を経由して、ゴールエリア(G2)に到達するプロ
グラムを作りなさい。
【課題④】 (15点)
スタートエリア(S)から発進し、ゴールエリア(G1・G2)を経由して、ゴールエリア(G3)に到達する
プログラムを作りなさい。
G3に到達したら、ロボットを停止し、音を鳴らした後、プログラムを終了させなさい。
試験問題は以上で終了です。
C
A
D
知識問題解説は、最後へ
第5・6問の採点の手順は次ページから
7 58
第1問(5 点)
下記は『オシロスコープ』を説明する文章です。
適切な文章ができるように『』の中に当てはまる単語を下記A~Dの中から一つ選びなさい。
オシロスコープ (Oscilloscope) は、時間の経過と共に『 』が変化していく様子をリアルタイムでグラフと
して画面上に表示して観測できるようにした波形測定器です。
A) ロボット
B) リアルタイム
C) 電気信号
D) しきい値
<知識問題>
第2問(5点)
右手法(迷路の解法の1つ)に関する記述について正しくないものを、下記A~Dの中から1つ選び
なさい。
A) 右手法では、ありとあらゆる全ての迷路をクリアすることができる
B) 右の図において、ロボットが次に行う行動は直進である
C) 右手法では、どんな時も右壁にある壁に沿って進む
D) 右手法でクリアしたルートは必ずしも最短距離ではない場合がある
知識問題 解答
A)が誤り。ゴールが壁沿いにない場合、右手法ではクリアできない場合があります。
第3問 ( 5 点)
データロギングを行い得られたデータについて考えましょう。
下のデータは「タッチセンサー・カラーセンサー・回転センサー」のそれぞれについての測定値を示し
たグラフです。
グラフとセンサーについての正しい組み合わせを下記A~Dの中から1つ選びなさい。
A) 「グラフ青:タッチセンサー 、グラフ赤:回転センサー 、グラフ緑:カラーセンサー」
B) 「グラフ青:回転センサー 、グラフ赤:タッチセンサー 、グラフ緑:カラーセンサー」
C) 「グラフ青:カラーセンサー 、グラフ赤:回転センサー 、グラフ緑:タッチセンサー」
D) 「グラフ青:カラーセンサー 、グラフ赤:タッチセンサー 、グラフ緑:回転センサー」
<知識問題>
グラフ青
グラフ緑グラフ赤
D)が正解。グラフ青:乱雑な値をとっているので、タッチセンサーではない。回転センサーの可能性はあるが考えにくいグラフ緑:直線的に増加している。回転センサーであると考えられるグラフ赤:2値しかとらないため、タッチセンサーである
<知識問題>
第4問 ( 5 点)
下のプログラムについて考えましょう。
以下のプログラムを実行したところ、画面上には「44」が表示されました。
プログラム中の「?」には整数が入ります。
「?」に入る数字と、変数xの初期値を7に変更した場合に表示される数字を答えなさい。
?
1次方程式の問題。
5×? + 9 = 44 なので、? = 7
初期値 7 を入れると、 7×7+9 = 58 となる。
問6サンプルプログラム課題①
問6サンプルプログラム課題②
問6サンプルプログラム課題③
問6サンプルプログラム課題④