決め手のシーケンス ～頭部造影～

田附興風会 北野病院

井上 秀昭

第20回 関西GYRO Meeting

使用装置・コイル

• Achieva Nova Dual 1.5T

• SENSE Head 8chコイル

第20回 関西GYRO Meeting

当院の頭部造影ルーチン

• DWI Axial

• T2W Axial

• T1W Axial

• FLAIR Axial

•造影後 T1W 3方向

第20回 関西GYRO Meeting

シーケンス DWI T2W T1W FLAIR

FOV: 230 230 230 230

RFOV: 100 80 80 80

Matrix: 128 320 256 256

Scan%: 100 80 80 80

Thick/Gap: 5/1.5 5/1.5 5/1.5 5/1.5

Slices: 22 22 22 22

SENSE: 2 1.3 － 1.4

TR: 3514 4449 651 8000

TE: 108 100 13 120

TI: － － － 2400

第20回 関西GYRO Meeting

症例背景

• 68歳 男性

•既往歴：肝細胞癌

•意識障害で救急搬送

•数日前より発熱あり

•頭部CT上、出血や梗塞は見られず

•髄膜炎のR/Oのため頭部造影MRI

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画像呈示（Plain）

ＤＷＩ ＤＷＩ（ｂ０） Ｔ２Ｗ

Ｔ１Ｗ ＦＬＡＩＲ

第20回 関西GYRO Meeting

画像呈示（Plain）

ＤＷＩ ＤＷＩ（ｂ０） Ｔ２Ｗ

Ｔ１Ｗ ＦＬＡＩＲ

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画像呈示（Contrast Enhance）

第20回 関西GYRO Meeting

決め手のシーケンス

• FLAIRでは少し高信号が見られる

• 造影後T1Wでは、あまり造影されていない

• 造影後にFLAIRを撮像してみては･･･

第20回 関西GYRO Meeting

決め手のシーケンス

• FLAIRでは少し高信号が見られる

• 造影後T1Wでは、あまり造影されていない

• 造影後にFLAIRを撮像してみては･･･

第20回 関西GYRO Meeting

第20回 関西GYRO Meeting

画像呈示（Contrast Enhance）

Ｇｄ-ＦＬＡＩＲ

第20回 関西GYRO Meeting

画像呈示（Contrast Enhance）

Ｇｄ-ＦＬＡＩＲ

第20回 関西GYRO Meeting

造影FLAIRの有用性

• 髄膜炎の画像診断においてFLAIRの撮像は必須である

• 造影FLAIRの撮像も髄膜の異常増強効果を見る上でしばしば有効である

• 脳表静脈の増強効果を消去した画像を得る上でも有用と報告されている

頭蓋内感染症の画像診断（2008.09.10）より引用

第20回 関西GYRO Meeting

まとめ

•造影後にFLAIRを撮像することで髄膜の異常増強効果がより強調された画像を得られた

•頭蓋内感染症を疑う場合、造影前後にFLAIRを撮像することは有用であると思われる

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おまけの症例（クモ膜下出血）

•ほとんどの場合、CTを先に撮影されると思いますが･･･

•クモ膜下出血の検出にもFLAIRは敏感！

症例背景 頭痛で椎骨動脈解離のR/Oで CTよりも先にMRI依頼あり

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画像呈示（Contrast Enhance）

ＦＬＡＩＲ Ｔ２*Ｗ

ＣＴ

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Thank You For Your Attention！

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