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エフセキュア プロテクション サービス ビジネス 導入ガイド
Copyright © 2014 F-Secure Corporation.
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エフセキュア プロテクション サービス ビジネス 導入ガイド
エフセキュア株式会社
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エフセキュア プロテクション サービス ビジネス 導入ガイド
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改版履歴
履歴 リビジョン リリース日
初版 1.0.0 2013/12/02
Mac のインストール手順を追加 1.1.0 2014/01/22
リモートインストール、サイレントインストール手順を追加 1.2.0 2014/02/28
Androidのインストール手順を追加 1.2.1 2014/04/02
対応 OSを更新 1.2.2 2014/05/26
Windows Server の項を追加 1.3.0 2014/08/05
●免責事項
本書は 2014年 8月時点の情報を基に記述されており、特に断りのない限り、本書内の記述は、本書記載時のバージョンの製品を元にしております。例の中で使用されている会社、名前およびデータは、別途記載のない限り架空のものとなります。
エフセキュア株式会社(以下、弊社)は、本書の情報の正確さに万全を期していますが、本書に記載されている情報の誤り、脱落、または、本書の情報に基づいた運用の結果につきまして、弊社は、如何なる責任も負わないことといたします。本書に記載されている仕様は、予告なく変更することがあります。
●商標
F-Secureおよび三角形の記号はエフセキュア株式会社の登録商標です。また、弊社の製品名および記号/ロゴは、いずれも弊社の商標です。本書に記載されている全ての製品名は、該当各社の商標または登録商標です。弊社では、自社に属さない商標および商標名に関する、いかなる所有上の利益も放棄します。
●複製の禁止
本書の著作権は弊社が保有しており、弊社による許諾無く、本書の一部または全てを複製することはできません。また、譲渡もできません。
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エフセキュア プロテクション サービス ビジネス 導入ガイド
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目次
はじめに .................................................................................................................. 4
1. 製品概要 ........................................................................................................... 4
2. 納品物リスト .................................................................................................... 4
3. 導入前に ........................................................................................................... 4
4. インストール手順(Windows 編) ................................................................. 5
4.1 サービスポータルへアクセスし、ソフトウェアをダウンロードする ........................... 5
4.2 Windows版をインストールする..................................................................................... 9
5. インストール手順(Windows Server 編) ................................................... 13
6. インストール手順(Linux 編) ..................................................................... 19
6.1 事前準備 ........................................................................................................................ 19
6.2 PSBモードでインストール ............................................................................................ 20
6.3 インストール後に設定を行い、PSBモードに移行する .............................................. 21
7. パターンファイル更新の設定 ......................................................................... 23
7.1 プロキシを経由してインターネット接続を行う設定(Linux) .................................... 23
7.2 パターンファイル更新用プログラムを利用する方法 ................................................... 24
8. インストール手順(Mac 編) ........................................................................ 25
9. インストール手順(Android 編) ................................................................. 30
9.1 ライセンスキーとインストールモジュールのリンク先を受信する ............................. 30
9.2 Android 端末にモジュールをインストールする ........................................................... 31
10. リモートインストール(Windows のみ) ..................................................... 33
10.1 リモートインストール必要要件.................................................................................... 33
10.2 事前に用意しておくもの .............................................................................................. 33
10.3 インストール手順 ......................................................................................................... 33
11. サイレントインストール ................................................................................ 39
11.1 コマンドラインからのサイレントインストール .......................................................... 39
11.2 バッチファイルを利用したサイレントインストール ................................................... 39
11.3 ショートカットを利用したサイレントインストール ................................................... 40
12. 付録 ................................................................................................................ 42
12.1 コマンドライン・オプションズ.................................................................................... 42
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はじめに
エフセキュア プロテクション サービス ビジネス(以下、PSB)をご購入頂きまして、誠にありがとうございます。本ガイドでは、お客様にてエフセキュア プロテクション サービス ビジネスをご導入頂くにあたり、導入ステップとご注意頂きたい点をあわせてご案内させて頂きます。
1. 製品概要 本製品はウィルス対策、スパイウェア対策、ファイアウォール、アプリケーション通信制御、スパ
ムフィルターなどの企業のITセキュリティ対策に不可欠な機能を包括し、管理サーバ不要なウェブベースの管理機能を備えたアンチウィルスソリューションです。 本製品を導入することで、ウィルス定義ファイルやソフトウェアパッチなどが自動的に適用され、
管理者の管理工数が大幅に軽減されます。管理者の方は、サービスポータルを通じて、クライアントPCやサーバのセキュリティ状況を即座に確認することができ、また、サービスポータルを通じて強制的なウィルススキャンなどを実行することができます。本製品は確かなITセキュリティを少ない管理工数で運用可能なウィルス対策ソリューションです。
2. 納品物リスト
ライセンス証書
サポート証書
契約内容書
製品サポートサービス
ご利用ガイド(本ガイド)
※ご注意:ソフトウェアCD-ROMは同梱されておりません。サービスポータルよりダウンロードしてください。
3. 導入前に
導入前に、以下のものをご準備お願いします。
初めてのインストール簡易手順書(本ガイド)
「ご契約内容書」に記載の製品キーコード (xxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxx)
また、既に、他のアンチウィルスソフトを導入されている場合は、必ず、アンインストールを行ってから、本製品を導入するようお願い致します。複数メーカーのアンチウィルスやファイアウォールがインストールした場合、動作に異常を起こす場合があります。
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4. インストール手順(Windows編)
以下では、Windowsにて、本サービスをご利用開始するまでの手順を説明します。
4.1 サービスポータルへアクセスし、ソフトウェアをダウンロードする
まず初めにサービスポータルへアクセスします。自社用の企業アカウントを作成し、インストールプログラムをダウンロードします。お手元にライセンスキーをご用意ください。
1) Webブラウザのアドレスに「https://psb3.sp.f-secure.com/」と入力し、PSBのポータルサイトにアクセスしてください。
2) ログイン画面が表示されますので、「企業アカウントを作成する」のリンクをクリックして
ください。
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3) アカウント情報を入力する画面が開きますので、各項目の情報を入力してください。入力し終わりましたら、「企業アカウントの作成」ボタンを押してください。
アカウント名 会社名を指定します。日本語も使用可能です。
ユーザ名 サービスポータルへのログインユーザ名を指定します。通
常はメールアドレスを使用します。
パスワード ログインパスワードを指定します。半角文字8桁以上で大
文字小文字特殊文字を含めてください。
パスワードの確認 再度パスワードを入力します。
携帯の電話番号(オプション) 携帯電話の電話番号を指定します。必須入力項目ではあり
ません。
言語 日本語を選択します。
メール アドレス サービスポータルから送信されるメールのあて先アドレス
を指定します。
以下の形式で電子メールを受信 サービスポータルから送信されるメールの形式を指定しま
す。通常はプレーンテキストです。
タイムゾーン 「(GMT+9:00)大阪,札幌,東京」を選択します。
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4) 企業アカウントが作成され、その内容を確認するウィンドウに切り替わります。確認しましたら「ログインページに戻る」ボタンを押してください。
ライセンス キーコード ライセンスキーを入力します。
キーコード形式:半角英数字 5桁×5=25桁
5) ログインページに戻りましたら、今度は、先ほど作成したアカウントの「ユーザ名」と「パスワード」を入力してログインします。
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6) 以下は、ログイン後の画面です。画面上部にある「ソフトウェアをダウンロードする」をクリックし、インストールプログラムをダウンロードしてください。
7) ダウンロードできるソフトウェアが表示されますので、インストールするソフトウェアを選択し、ダウンロードしてください。
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4.2 Windows版をインストールする
1) ダウンロードしたモジュールをクリックし、インストールを実行します。必ず、管理者権限
のアカウントにて実行してください。
2) 起動したインストールエージェントにて使用する言語を選択してください。選択したら「次へ」ボタンを押してください。
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3) 使用許諾契約の内容をご確認いただき、問題無い場合には「同意する」ボタンを押してください。
4) ライセンスキーを入力し、「次へ」ボタンを押してください。
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5) 「自動インストール(推奨)」を選択し、「次へ」ボタンを押してください。通常、「対話
型インストール」を選択する必要は、ございません。
6) インストールが開始されます。暫くお待ちください。
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7) インストールが完了すると、再起動の確認画面に移ります。
8) 再起動後、インターネットを通じてライセンスキー認証が行われます。認証に成功すると下記の画面が表示されます。 「閉じる」ボタンを押してインストールを完了してください*
1。
──────────────────────────────────────────── *
1 Linux では、PSBサーバのアドレスを入力するプロセスが存在しますが、Windowsで存在しない理由は、PSBサー
バよりダウンロードしたモジュール内に、PSBサーバのアドレスを持っているためです。
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5. インストール手順(Windows Server 編)
以下では、Windows Serverにて、本サービスをご利用開始するまでの手順を説明します。
1) サービスポータルからダウンロードしたモジュールをダブルクリックし、インストールを実行します。必ず、管理者権限のアカウントにて実行してください。
2) 起動したインストールエージェントにて使用する言語を選択してください。選択したら
「次へ」ボタンを押してください。
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3) 使用許諾契約の内容をご確認いただき、問題無い場合には「同意する」ボタンを押してください。
4) ライセンスキーを入力し、「次へ」ボタンを押してください。
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5) インストールするフォルダを指定して、「次へ」ボタンを押してください。
6) インストールを実行しています。暫くお待ちください。
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7) これでインストールは完了ですが、その後、パターンファイルなどのダウンロードが開
始されます。「完了」ボタンを押して、ウィンドウを閉じてください。
8) パターンファイルなどのダウンロードが開始されます。暫くお待ちください。
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9) これで、インストールに関わる全てのプロセスが終了です。「閉じる」ボタンを押して、
ウィンドウを閉じてください。
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6. インストール手順(Linux編)
以下では、Linuxにて、本サービスをご利用開始するまでの手順を説明します。
6.1 事前準備
使用する OSに合わせ、事前に以下の準備を行ってください。
Red Hat Enterprise Linux、CentOS
次の RPMパッケージが必要となります。kernel-develは、実際にサーバで使用してい
るカーネルのバージョンと同じものが必要になります。
・gcc
・glibc-devel
・glibc-headers
・kernel-devel
Debian
コンパイラ、カーネルヘッダ、RPM、およびその他ユーティリティをインストールしている必要があります。apt-getが利用できる環境の場合、以下のコマンドでインストー
ルできます。
SUSE
次のパッケージが必要になります。YaSTや他のパッケージマネージャが利用できま
す。kernel-sourceは実際にサーバで使用しているカーネルのバージョンと同じものが必
要になります。
・kernel-source
・make
・patch
・gcc
Ubuntu
Ubuntu 10.04
以下のコマンドで必要なパッケージをインストールしてください。
Ubuntu 10.04 Server
以下のコマンドで必要なパッケージをインストールしてください。
$ sudo apt-get install gcc rpm make libc6-dev psmisc $ sudo apt-get install linux-headers-`uname –r`
# sudo apt-get install rpm libc6-dev patch linux-libc-dev
# sudo apt-get install rpm libc6-dev patch linux-libc-dev make gcc
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64ビットのディストリビューション
Linuxセキュリティは 32ビットアプリケーションとして動作するため、32ビット互換ライブラリが必要です。ライブラリのパッケージ名は、ディストリビューションにより異なるため、ディストリビューションのマニュアルを参照してください。 例えば、64ビット Ubuntuと Debianを利用している場合、ia32-libsをインストールしてく
ださい。但し、64bitの Ubuntu 10.04では、32ビットの PAMを提供していないため、WebUIへのログインが行えません。/lib/security/pam_unix.soを 32ビットの Ubuntu 10.04から取得し、64ビットの Ubuntu 10.04の/lib32/security/pam_unix.soへコピーを行ってください。また、32ビットの Ubuntu 10.04が利用できない場合、以下のコマンドで行えます*
2。
Prelinkを使うディストリビューション
Prelinkが有効なディストリビューションの場合、完全性検査*3 を利用することができないた
め、ご注意ください。
6.2 PSB モードでインストール
インストールには 2通りの方法があります。ひとつ目の方法は、初めから PSBモードでインストールする方法です。rootユーザで、以下の手順を実行します。
1) ダウンロードしたモジュールを、任意のフォルダに保存します(以下、xxの部分には実際のバージョン番号やビルド番号が入ります)。
2) ファイルを解凍します。
3) 実行します。PSBサーバのアドレスにご注意ください*
4。
4) 完了すると、以下の様なメッセージが表示されます。
──────────────────────────────────────────── *
2 実際のパッケージ名は、パッケージのアップグレード状況によって変更される場合があります。
*3 完全性検査については、マニュアル「F-Secure Linux Security」の「完全性検査」の項を参照してください。
*4 ここで指定する PSBサーバのアドレスは「psb3-bw.sp.f-secure.com」です。「psb3.sp.f-secure.com」管理画面を
提供しているサーバのアドレスであり、この2つのサーバは、バックエンドとフロントエンドの関係にあります。
# wget http://security.ubuntu.com/ubuntu/pool/main/p/pam/libpam-modules_1.1.1-2ubuntu5_i386.deb # dpkg -x libpam-modules_1.1.1-2ubuntu5_i386.deb tmp # cp tmp/lib/security/pam_unix.so /lib32/security
# ls f-secure-linux-security-x.xx.xxxx.tar.gz
# tar zxvf f-secure-linux-security-x.xx.xxxx.tar.gz
# cd f-secure-linux-security-x.xx.xxxx
# f-secure-linux-security-x.xx.xxxx --auto psb fspsbs= psb3-bw.sp.f-secure.com keycode=YYYY-YYYY-YYYY-YYYY-YYYY
Installation completed successfully. Starting F-Secure Linux Security modules (/etc/init.d/fsma start) Note! To get the F-Icon visible in KDE, please logout and login again. Alternatively, you can run /usr/bin/fsui manually. In Gnome, right-click on the Panel, choose Add to panel, and select the F-Secure Panel Applet from the list. You may have to logout and login again before doing this. To configure the product, please run /opt/f-secure/fsav/fsav-config. If you want to completely disable some of the product modules, please run /opt/f-secure/fsav/sbin/fschooser.
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WebUIのリモートアクセス設定などを行う場合、インストール後に、/opt/f-secure/fsav
/fsav-configを実行します。fsav-config 実行時には、再度管理モードを設定する画面が表示されるので、そこで PSBモードの設定を行ってください*
5 *
6。
6.3 インストール後に設定を行い、PSB モードに移行する
ふたつ目の方法は、インストール後に PSBモードに変更する方法です。現在、Linuxセキュリティ フルエディションの環境を PSBに移行する場合に利用します。/opt/f-secure/fsav/fsav-configを実行し、そこから設定変更を行います。
各設問で以下のように入力します。
1) WebUIの言語設定。(どれを選択しても管理モードに影響はありません)
日本語を選ぶ場合は、2を入力してください。
2) 管理モードの設定
PSBで管理する場合、「P」を入力してください。
3) PSBサーバの設定
「psb3-bw.sp.f-secure.com」と入力してください。
4) キーコードの入力
F-Secure PSB Server Security のキーコードを入力してください。
5) WebUIのリモートアクセスの許可*7
──────────────────────────────────────────── *
5 次ページ以降に解説がありますので、詳細については、次ページ以降の参照をお願いします。
*6 インストール直後からファイアウォールが有効になります。ファイアウォールを無効にする場合は、コマンド「/opt/f-secure/fsav/sbin/fschooser」を実行し、ファイアウォール機能の有無を切り替えてください。このコマンドの詳細は、マニュアル「F-Secure Linux Security」の付録「A.9 fschooser」を参照してください。
Select language to use in Web User Interface [1] English (default) [2] Japanese [3] German Please select 1, 2, or 3 [1]:
Do you want to configure the product to run as standalone, Policy Manager managed or PSB managed? Select [s]tandalone, Policy [M]anager managed, or [P]SB managed [Policy Manager managed]: M
Please provide the PSB server: psb3-bw.sp.f-secure.com
Please enter the keycode you have received with your purchase of F-Secure Security Platform. keycode: AAAA-BBBB-CCCC-DDDD-EEEE
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WebUI にリモート PC から接続する*8 ことを許可する場合は、yes を入力してください。
許可しない場合は、noを入力してください。
6) ローカルからのWebUI接続での認証設定*6
ローカルでのWebUI接続を行った際に、ローカルアカウントによる認証を行わない場合
は、yesを入力してください。認証を行う場合は、noを入力してください。
7) 認証に使用するアカウントの設定*
6
リモート接続を行う場合、あるいはローカル接続で認証を行う設定にした場合、認証に使用
するローカルアカウントを設定します。root以外を指定してください。
────────────────────────────────────────────
*7 どれを選択しても管理モードに影響はありません
*8 リモート接続は httpsプロトコルを使用し、ポート番号 [28082] に接続します。
Allow remote access to the web user interface? [no]
Allow connections from localhost to the web user interface without login? [yes] yes
Please enter the user name who is allowed to use the web user interface. User name (must be non-root) [nobody]:
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7. パターンファイル更新の設定 パターンファイルの更新は、インターネット経由で自動的に行われます*
9。インターネットに接続できない環境では、以下のような設定を行う必要があります。
7.1 プロキシを経由してインターネット接続を行う設定(Linux) インターネット接続に、プロキシを経由する必要がある場合、以下の設定を行ってください。
1) WebUI 画面を開きます。
ブラウザを起動し、アドレスに「http://localhost:28080/fsecure/webui/」と入力してください。
2) WebUIの画面左下にある「詳細設定モード」にチェックを入れ、メニューから自動更新を選択します。(画面の例は、CentOS 6.3 です)
──────────────────────────────────────────── *
9 プロトコルは、HTTPが使用されます。
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3) 右ペインの「HTTPプロキシ」の項目で、HTTPプロキシを使用するにチェックを入れ、HTTPプロキシアドレスの欄に、プロキシサーバのアドレスとポート番号を入力します。
4) 入力後、WebUI画面右下の「保存」ボタンをクリックしてください。
7.2 パターンファイル更新用プログラムを利用する方法 インターネットに接続できない端末の場合、パターンファイル更新用プログラム
(fsdbupdate9.run)でパターンファイルを更新することが可能です。パターンファイル更新用プログラムは、以下の URLからダウンロードが可能です。
http://download.f-secure.com/latest/fsdbupdate9.run ダウンロードしたファイルを、パターンファイルを更新したい端末にコピーし、以下のコマ
ンドを実行してください。
# dbupdate fsdbupdate9.run
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8. インストール手順(Mac 編)
以下では、Macにて、本サービスをご利用開始するまでの手順を説明します。
1) サービスポータルからダウンロードしたインストールプログラムを、コンピュータ上に置きます。ダブルクリックで実行します。
2) ダウンロードしたファイルをダブルクリックするとディスクイメージがマウントされ、インストールパッケージが表示されますので、再度ダブルクリックで実行します。
3) ウィザードが起動しますので「続ける」をクリックします。
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4) インストール先の選択が表示されますので、インストール先を選択し「続ける」をクリックします。
5) インストール先の確認が表示されますので、内容を確認し「インストール」をクリックしま
す。
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6) インストールには管理者権限が必要になります。管理者権限を持ったユーザ/パスワードを入力し「OK」をクリックします。
7) インストールが開始されます。インストールが完了するまでしばらく待ちます。数十秒から数分で完了します。
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8) インストールが完了します。「閉じる」をクリックしてインストールウィザードを終了します。
9) キーコードの登録を要求されます。「キーコードの入力」をクリックします。
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10) キーコードの入力画面が表示されます。キーコードを入力して「適用」をクリックして、イ
ンストールは完了です。
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9. インストール手順(Android 編)
以下では、Android端末にて、本サービスをご利用開始するまでの手順を説明します。
9.1 ライセンスキーとインストールモジュールのリンク先を受信する
Android 端末へのインストールは、Windows や Mac へのインストールと違い、必ず固有のライセンスキーを利用することになります。その固有のライセンスキーは、エフセキュアから払い出されるキーを親キーとして、端末毎に子キーを発行することになります。発行された子キーは、メールにて、モジュールのリンク先と共に、各端末に転送されます。
1) サービスポータルから「モバイルデバイス」→「デバイスを追加する」から追加するデバイ
スの情報を入力します。
2) 「ライセンスキーコード」は、「ライセンス」タブに記載されている F-Secure PSB Mobile
Security の欄のライセンスキーコードになります。これが、親キーになります。その他、「名」「姓」「電話番号 *
10」を入力し、「ダウンロードリンクと SMSを送る *11」に
チェックを入れ、「デバイスを追加する」ボタンを押してください。画面が切り替わります。
──────────────────────────────────────────── *
10 電話番号は、「[+ or 00]&国番号&携帯電話番号」になります。例えば「080-3537-2070」という携帯電話番号の場
合、「+818035372070」または「00818035372070」になります。 *
11 au端末では、国際 SMSの受信設定が必要な場合があります。詳細は、以下の URLの参照をお願いします。
「http://www.au.kddi.com/mobile/service/mail/sms/」
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3) 画面に切り替わると、以下の様になります。ここで表示される「デバイスキー」が、子キーになります。Android 端末では、モジュールインストール時に、このキーを入力することになります。 この内容が、指定された電話番号宛に SMSで送信されます。
9.2 Android 端末にモジュールをインストールする
1) SMS を確認し、メッセージに含まれるリンク先より、モジュールをダウンロードします。
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2) ダウンロート後、モジュールをインストールします。
3) インストール後、アプリケーションを起動しライセンスキーを入力します。
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10. リモートインストール(Windowsのみ)
本章では、ある端末から、ある端末に対してインストールを行う「リモートインストール」の方法についてします。
10.1 リモートインストール必要要件
リモートインストールを行う前に、以下の点について確認しておく必要があります。
1) ドメインコントローラが存在し、インストール先のコンピュータがドメインに参加している。
2) 端末に管理共有(C$及び admin$)が設定されており、リモートインストールを行う端末からユーザ認証なしにアクセスが行える。
3) リモートでインストールを行う端末の管理者権限(ローカルかドメイン管理者)のユーザとパスワードの確認。
4) インストール先の端末 Windows Firewall サービスを無効にする 5) サーバにて、管理ツール → ローカルセキュリティポリシ → ローカルポリシ → セキュリ
ティオプション → ネットワークアクセス:ローカルアカウントの共有とセキュリティモデル:クラシック → ローカルユーザがローカルユーザとして認証するになることを確認。
6) Remote Registry のサービスを開始
(http://support.microsoft.com/kb/951016/jaを参照して、レジストリを変更が必要となります。)
10.2 事前に用意しておくもの
F-Secure ビジネスセキュリティ ワークステーション用クライアントのインストールプログラムを用意してください。尚、F-Secure ビジネスセキュリティ サーバ用クライアントのインストールにはリモートインストールツールは使用できません。F-Secure ビジネスセキュリティ サーバ用クライアントは個々のサーバ上でインストールを実行してください。
10.3 インストール手順
これより、インストール手順について解説します。
1) ポータル画面にアクセスし、ユーザ名とパスワードを入力してログインを行います。
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2) 以下は、ログイン後の画面です。画面上部にある「ソフトウェアをダウンロードする」をクリックしてください。
3) ダウンロードできるソフトウェアが表示されますので、「リモートインストールツールをダウンロードする」を選択し、ダウンロードしてください。
4) ダウンロードしたファイルを解凍し、解凍された「ritool.bat」を実行します。
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5) リモートインストールツールが起動するので、インストールする製品を選択するため、「ソフトウェア インストーラ」欄の横の「…」ボタンを押してください。
6) 引数を利用する場合は、インストールモジュールを絶対パスで記述してください。この時、オプションを指定することで、サイレントインストールが可能です。オプションについては、「3.付録」の参照をお願いします。
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7) ソフトウェアインストーラの指定が表示されるので、インストールを行いたい製品を選択して「OK」ボタンを押します。
8) 「ソフトウェアインストーラ」の欄にインストールプログラムまでのフルパスが表示されていることを確認してください。その後、「インストーラ引数」の各項目欄に必要事項を入力し、「次へ」ボタンを押します。
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9) ここで、ご利用環境のドメインとドメインに参加しているコンピュータが表示されます。一覧から、インストールしたい端末にチェックを入れるか、”対象コンピュータ”のテキストボックス欄に IPアドレス / コンピュータ名をカンマまたはスペース区切りで入力し、「次へ」ボタンを押してください。
10) インストールを行う端末の管理者権限を持つユーザ名とパスワードを入力し、「次へ」ボ
タンを押してください。尚、 設定可能な管理者権限を持つユーザ名とパスワードは1つのみです。そのため、端末を複数選択する場合は、全ての端末に、同一のユーザ名とパスワードの管理者権限を持ったアカウントが必要です。
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11) インストールの最終確認画面が表示されます。インストーラの引数等が正しく設定されているかを確認し、「インストール」ボタンを押してください。
12) 選択した端末にインストールが開始されます。端末側では自動的にインストールが行われ、再起動が行われます。
尚、端末への製品インストール後、ファイアウォールによりポートが塞がれ、インストール結果が「インストールエラー」と表示されてしまう場合があります。この時、インストールが正常に完了した端末は、PSBの管理ポータルから確認できるようになります。
【注意】
Windows Vista 以降、UAC機能の導入などのセキュリティ性能が強化されたことに伴い、リモートインストールで失敗するケースが多く見受けられるようになりました。本機能をご利用の際は、事前に十分なテストを行うよう、お願い致します。
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11. サイレントインストール Windows用のモジュールについては、インストールの状況を画面上に表示させずにインストール
を完了できる「サイレントインストール」のモードが存在します。ここでは、その方法についてご案内します。
11.1 コマンドラインからのサイレントインストール
サイレントインストールを行う場合で、もっともベーシックな方法になります。
4) ダウンロードしたモジュールのファイル名を確認します。
5) モジュールのファイル名に従って、幾つかのオプション*12を記載して実行します。以下は
実行例です。
6) ライセンスキーを入力し、「次へ」ボタンを押してください。
7) 「自動インストール(推奨)」を選択し、「次へ」ボタンを押してください。通常、「対
話型インストール」を選択する必要は、ございません。
8) インストールが開始されます *13。暫くお待ちください。
9) インストールが完了すると、再起動の確認画面に移ります。
11.2 バッチファイルを利用したサイレントインストール
バッチファイルを利用したサイレントインストール、サイレントインストールを利用した導入を、より容易にする方法の一つです。
1) 「10.1」にて例に挙げられている内容を元に、テキストファイルに、以下の様に記載して
ください。
──────────────────────────────────────────── *
12 オプションの詳細については、巻末の付録「コマンドライン・オプションズ」をご参照ください。
*13
既に他社のアンチウィルスソフトウェアがインストールされている環境では、インストールが実行される前に、インストールされているアンチウィルスソフトをアンインストールする処理が実行され(【サイドグレー
ド】という機能です)、ウィンドウが立ち上がります。尚、サイレントインストールにおいても、このウィンドウの
起動を回避する方法はございません。
# F-Secure_PSB_for_Workstations_10.10-177_PSB3-signed.exe /SILENT /LANG:JPN /K:<キーコード>
@echo off F-Secure_PSB_for_Workstations_10.10-177_PSB3-signed.exe /SILENT /LANG:JPN /K:<キーコード> echo on
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2) ファイル名を変更して、バッチファイルの形式にします。例えば、以下の様なファイル名
にする必要があります。
3) 作成したバッチファイルとインストールモジュールを、同じフォルダに置いてください。
4) 作成したバッチファイルをダブルクリックするだけで、インストールが開始されます。
【注意】
バッチファイルを利用したサイレントインストールですが、バッチファイルによる実行は、コマンドプロンプトを呼び出すことになるため、画面上に黒いウィンドウが立ち上がります。インストール実行中は、その黒いウィンドウが立ち上がったままとなり、インストールが終了すると、ウィンドウも閉じます。また、インストールを実行した端末に、他社のアンチウィルスソフトウェアが既にインストールされていた場合、サイドグレード(既にインストールされている他社のアンチウィルスソフトウェアが存在した場合に、アンインストールしてから PSB をインストールする機能)が実行され、この機能が実行される際には、確認の画面が起動します。
11.3 ショートカットを利用したサイレントインストール
LAN内にある共有フォルダにインストールモジュールを配置した場合、この方法によるサイレントインストールも有効な導入方法となります。
1) マウスカーソルをインストールに合わせて右クリックメニューを開き「ショートカットの
作成」を選択してください。
2) 作成したショートカットにマウスカーソルを合わせて、右クリックメニューを開き、「プロパティ」を選択してください。
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3) プロパティを開いた後、「ショートカット」タブから「リンク先」に、オプション
( /SILENT /K:キーコード)を記入し「OK」ボタンを押します。
4) 後は、作成したショートカットをダブルクリックして実行するだけで、サイレントインストールが実行されます。
【注意】
ショートカットを利用したインストールでは、モジュールとショートカットが同じフォルダにある必要がありません。そのため、インストールモジュールを配布する手間も無く、より容易に導入が可能になります。但し、インストールを実行する各端末からインストールモジュールが見える環境にある必要があり、また、そのフォルダがドライブに割り当てられている必要があるため、利用できる環境を選びますので、ご注意願います。
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12. 付録 本書で解説に登場した「コマンドラインのオプション」、「」についてご案内します。
12.1 コマンドライン・オプションズ 以下は、PSB Workstation のインストールプログラムをコマンドラインから実行した場合に
指定可能なオプションの一覧です。
■Command line options. ●For primary instance:
/SILENT Run Setup in the silent mode. If specified, this parameter must be the first. サイレントモードで実行します。もし、このパラメータを指定する場合は、このパラ
メータを最初に指定する必要があります。 /LANG:AAA
Specifies the 3-letter abbreviation of Setup language. セットアップで使用する言語を省略された3文字で指定してください。(日本語の場合
は、「JPN」) /ID:<id>
Specifies the application identifier. application identifier(UUID)を指定してください。
/K:<keycode>
Specifies the installation keycode. ライセンスキーコードを指定してください。
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/INSTALLPATH:<path> Specifies the installation path. インストール先のパスを指定してください。
/HIDE:"<dialogs>"
Specifies the comma-separated list of dialogs to hide. 表示を消す、カンマ区切りされたダイアログのリストを指定してください。指定しない
場合は、全てのリストを指定したことと同様の意味になります。指定する文字列は、全体を「”」で囲む必要があり、それぞれのリストはスペースを含まずに「,」で区切る必要があります。 尚、それぞれのリストは、以下の通りです。 WelcomeDlg, EulaDlg, KeyCodeDlg, InstTypeDlg, FolderDlg, ComponentsDlg,
ProgressDlg, RestartDlg, AutoRestartDlg, NoRestartDlg, NoRestartDlgEx, SysReqDlg, AdminRightsDlg, EvalTypeDlg, UpgradeOptionsDlg, UpgradeRestartDlg, SidegradeDlg, SidegradeFailedDlg, SidegradeProgressDlg, SidegradeRestartDlg
●For scripted and automated installations:
/RITOOL Remote Installation Tool compatibility mode. リモートインストールツール互換モードになります。
/REBOOTDELAY:<n>
In reboot dialog, allow delay of up to n seconds (0=no timer). 再起動確認画面が表示されるまでの待ち時間を指定します。「0」を指定した場合は、
待ち時間無しで表示されます。 /VARS:<name1>=<value1>::<name2>=<value2>
Sets variables. 変数を指定してください。
●For secondary (self-unpacking) instances:
/UNPACK:<submask> Specifies the relative path and mask inside self-unpacking archive. 自己解凍書庫内に保存されていて、解凍したいファイルやフォルダを指定してください。
指定したファイル名が書庫内に存在しなかった場合は、ファイルは解凍されずに処理は終了します。以下の「/TO:」パラメータと共に指定する必要があります。
/TO:"<path>"
Specifies the absolute target path. 出力先のパスを、絶対パスで指定してください。
/NOUPDATE
Disable fetching the updates at installation time. インストール時にアップデートを取得しに行く処理を無効化します。
/?
Displays this help. 画面にヘルプを表示します(このキャプチャされた画像が表示されます)。
以上
2014年 3月
エフセキュア株式会社