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EvaluatePharma ® ワールドプレビュー2016 2022年への展望 第9版 2016年9月(日本語版 2016年12月)

EvaluatePharma ワールドプレビュー2016 2022年への展望info.evaluategroup.com/rs/607-YGS-364/images/jpwp2016.pdf第9版(日本語版 2016年12月発行)は、現在から2022年までに

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  • EvaluatePharma®

    ワールドプレビュー20162022年への展望

    第9版 2016年9月(日本語版 2016年12月)

  • 序 - EvaluatePharma®ワールドプレビュー2016 2022年への展望

    EvaluatePharma® ワールドプレビュー2016 2022年への展望第9版(日本語版 2016年12月発行)は、現在から2022年までに予想される製薬業界の動向についてのハイレベルの考察を、さまざまな分析をまじえて総合的に提示するものである。このワールドプレビューでは、世界の主要な製薬およびバイオテクノロジー企業5,000社をカバーする分析に基づき処方箋薬の売上トレンド、特許切れが直面するリスク、研究開発費用、世界のブランド薬の売上、および治療領域別市場動向に焦点を当てる。今年は新たに、2008年から2022年にかけての世界の製薬企業のイノベーション分析を行った。これは、NPV 分析に基づく最も価値の高いパイプライン、最も高い業績の製品および2010年以降最も成功した上市について企業を考察したものである。本レポート全文は以下より無料でダウンロードが可能である。

    英語版 www.evaluate.com/PharmaWorldPreview2016日本語版 www.evaluate.com/JapanesePharmaWorldPreview2016

    EvaluatePharma® World Preview 20162 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.

  • 3 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.

    製薬業界はこの4年間、強い上昇基調にあったが、医療の世界の最近の出来事を鑑みると、このような基調は終わりを迎えることが予想される。

    米国の薬価設定に対する政治家からの強い批判、不振が続く世界経済、英国の欧州連合からの離脱、そして米国大統領選挙の影響よる今後の不確実性が複合的に重なり、投資環境の緊張感は高まっている。このような状況により2016年の株価は厳しい再評価にさらされ、IPO とベンチャー資金調達市場は多大な影響を受けた。

    しかし、長期的視野に立てば展望は少し異なる。

    この背景にある主な成長要因は、今後7年間で上市される多くの新製品によるものである。今後業界が成長を遂げていくためには、現在売上が減少傾向にあるものの業界の成長を牽引した画期的な医薬品

    「ハーボニー」のような製品の上市が望まれる。

    今年膀胱がんの適応で承認されたロシュの抗 PD-L1抗体「テセントリック」は2022年に最も売上の高い薬の1つとなり、今年承認が見込まれる「Ocrevus(オクレリズマブ)」や「デュピルマブ」など他の有望な開発中の製品とともに、業界の成長軌道維持に寄与することが予測される。

    また、研究開発における近年の生産性向上により、開発が順調に進むパイプライン品目がかつてないほど増加しており、2015年には56品目が承認され、2014年の記録(50品目)を更新している。

    しかしながら、現時点では2016年に承認される新薬は47品目にとどまると予測されることから、2015年が今後の「普通」ではなく、ピークに過ぎなかったと仮定すると、研究開発費が予測通り2022年まで年平均2.8% 伸長しても、利益が減るおそれがあるという懸念が生じる。

    この業界で起こりえる変化は、新薬承認品目減少の可能性だけではない。長年処方箋薬売上の首位の座にいたノバルティスが、初めてその地位を奪取された。僅差で首位についたのはロシュで、従来と異なる領域のパイプラインによるものであった。多発性硬化症治療薬「Ocrevus」と血友病治療薬

    「エミシズマブ」の2品目が、最も価値の高い研究開発プロジェクト上位20件に含まれており、ロシュがノバルティスを凌駕したことにはこれが影響した。また、これによりロシュは「最も価値の高いパイプラインを有する企業」の称号も得た。

    しかし、ノバルティスとロシュの差は紙一重に過ぎず、特にロシュの方がバイオシミラーとの競争に強くさらされているため、現在のランキングはすぐに逆転する可能性がある。

    今年度版ワールドプレビューでは、全世界の処方箋薬売上は、2016年から2022年まで年平均6.3%成長すると予測

    EvaluatePharma® World Preview 2016

    はじめに

  • 4 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.

    巨大製薬企業における競争でさらに興味深いのは、バイオテクノロジー企業の大手セルジーンと、シャイアーの驚異的な急成長である。セルジーンは依然強い「レブラミド」と新薬「オテズラ」および「ポマリスト」の貢献により、そしてシャイアーはバクスアルタ買収による拡大によりいずれも順位を大きく上げた。

    一部治療領域の急速な伸びも続いており、業界全体の大きな成長予測に寄与している。オンコロジー領域は依然として業界の原動力であり、今後7年にわたり13% 近い年平均成長を達成する。これは最近の免疫療法の進歩によるもので、これにより「キイトルーダ」、「イムブルビカ」および「テセントリック」といった新薬の上市が促進された。

    人口高齢化とそれに伴う黄斑変性症の治療ニーズによって、感覚器疾患領域の売上が拡大していく。

    実際のところ、売上が減少すると予測されている治療領域はなく、成長率が最も低い抗ウイルス薬もC 型肝炎治療薬の売上が2015年に劇的なピークを示した後、急速に鈍化するが緩やかな成長を維持している。

    しかし、このような成長基調の予測は様々な要因によって減速する可能性がある。

    複数のスペシャリティファーマ、特にバリアントが幸運から一転して被った厳しい仕打ちはほとんど予測できなかっただろう。いくつかのスペシャリティファーマはは M&A を積極的に進め、このセクターの株価は2014年から2015年にかけて上昇した。このような企業はこの時期、借入をテコにして積極的に規模を拡大し、承認後年数の経過した古い製品を値上げするというビジネスモデルの恩恵を得た。

    ところが、このような古い製品の一部の薬価設定がついに政府による精査の対象となり、それによって情勢が動き始めると、最初はチューリング・ファーマシューティカルズ、次にバリアントが屈することになった。マイランの「エピペン」薬価引き上げに対する強い非難と、それに対する同社の度重なる譲歩の例から、薬価設定モデルが政治的圧力に対していかに敏感になり得るかを示している。

    このような状況から、製薬企業は市場が負担できると考える薬価ではなく、現実社会での有益性と、証明された有効性に従い、一層時間をかけて薬価を設定しなければならなくなるだろう。

    さらに、米国大統領選挙が間近に迫っており、薬価設定に対する政治的圧力は弱まりそうにない。選挙期間中にどのような発言があってもこれがすぐに法制化されることはないと思われるが、このような不確実性は業界に影響を及ぼす可能性がある。これらのことからほぼ確実なのは、PCSK9阻害薬や心不全治療薬「エントレスト」の適応拡大が遅いことが示しているように、マーケットアクセスが、新薬が成功するか失敗するかを決定づける最も重要な因子の1つになるということである。

    EvaluatePharma® World Preview 2016

    世界的な肥満増加により、糖尿病治療薬領域は2022年まで年7%成長

    はじめに

  • 5 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.EvaluatePharma® World Preview 2016

    業界におけるもう1つの甚大な影響は、バイオシミラーの広範囲にわたる採用であろう。先月、サンドによる「エンブレル」のバイオシミラーがアメリカで承認され、米国では今後5年のうちに、大型製品のいくつかがバイオシミラーとの競争に敗れるだろう。「ヒュミラ」、「リツキサン」、「アバスチン」などはいずれも、2020年までに売上減が見込まれると予測される。

    大きな問題は、証券アナリストがこの脅威を正しく推定してきたかどうかである。ヨーロッパでの「レムシマ」採用により、メルクは英国で「レミケード」の薬価の25% 引下げを迫られ、ノルウェーではバイオシミラーのマーケットシェアが90% を超えたことから考えると、米国におけるバイオシミラーの売上は、現在の予測をはるかに上回る可能性がある。

    ただし今のところ、バイオシミラーの脅威は、バイオシミラー開発メーカーが「パテント・ダンス」を最終的に終結させるまでの間は食い止められる。このプロセスにより、現在、米国の既承認製品は市場から排除されたままである。

    しかし、米国の薬剤給付管理会社(PBM)の大手、エクスプレス・スクリプツなどは、バイオシミラーを使用することにより医療予算をどれほど削減できるかといった論争を仕掛けており、バイオシミラーは政治家と国、保険機関といった薬剤支出をする関係者の双方から強力に支持されている。

    新薬の開発頓挫も、業界にとっては依然としてリスクの1つである。「オプジーボ」が最近、非小細胞肺がんにおいて残念な結果になったことは、臨床試験が包含する危険だけでなく、販売側の過剰な期待という点についても、警鐘を鳴らすものととらえるべきである。

    このように、現時点で本業界には多数の有望な新薬が控えているが、成長を減速させる潜在的な要因も存在し、将来の展望に対して大きく影響を与える可能性があるだろう。

    Antonio IervolinoHead of Forecasting, Evaluate Ltd

    Lisa UrquhartEditor, EP Vantage

    はじめに

  • 分析ハイライト

    6 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.

    • 全世界の処方箋薬売上は2016年~2022年まで年平均6.3%(CAGR)で成長と予測

    • 2022年の売上増のうち、50%は研究開発中のプロジェクトが寄与(+1,690億ドル)

    • 2022年の全世界の処方箋薬売上首位はノバルティスとロシュが競い、この2社に対してメディベーションを買収したファイザーが追従

    • 2022年までに売上の急成長が見込まれるのはセルジーン(+16%)およびシャイアー(+19%)(カッコ内はCAGR)

    EvaluatePharma® World Preview 2016

    全世界の処方箋薬の売上(2016年~2022年)

    成長要因

    $169bn今後上市される研究開発パイプライン製品による2022年の売上増

    薬剤費の増加。医療制度が耐えられるか? +6.3%

    562015年のFDA新薬承認件数が2014年の記録を更新

    2022年の売上増のうち臨床リスクとマーケットアクセスリスクのあるもの

    (「オプジーボ」や「アベマシクリブ」の最近の開発頓挫等)

    $343bn

    $32bnFDAの新薬承認による価値上昇(上市後5年での米国売上の伸び)

    2016年~2022年に影響を受ける売上。

    バイオシミラーのリスク増大$249bn

    +13%がんおよび免疫抑制剤市場の2016年~2022年までの年平均成長率(CAGR)

    大型の生物学的製剤で予想される、バイオシミラーによる売上減。現状の予測より厳しく推移?

    -33%

    51%最近上市された製品による2022年の売上増(開発中の資産と比較して低リスク)

    米国市場の2016年から2022年までの年平均成長率(CAGR)。

    支払者(ペイヤー)の精査が厳しくなるが依然実現可能

    +7%

    抑制要因+6.3%CAGR*2016-2022年

    * 年平均成長率(CAGR)

  • • 2022年の売上上位100品目中50%は生物学的製剤で、ロシュが市場を主導

    • 2022年のパイプライン価値(NPV)はロシュが最も高く、430億ドル

    • 2015年ベースの価値創出が最も大きいのはギリアド・サイエンシズで、最近上市した製品が寄与

    • C型肝炎治療薬 「ハーボニー」と「ソバルディ」の成功に次いで、商業的に最も成功した上市製品は「テクフィデラ」

    • 最も価値の高い研究開発プロジェクトは、ロシュの「Ocrevus」およびサノフィの「デュピルマブ」と予測

    • 全世界の医薬品研究開発費は年平均2.8%(CAGR)の伸び、2022年には1,820億ドルに達すると予測

    • 2022年の医薬品研究開発費は、ロシュがノバルティスを超え最高額に

    • 2015年の新規有効成分承認品目数は56品目で記録を達成

    • 売上高最大の治療領域は依然としてオンコロジー領域であり、2016年から2022年までの成長率(CAGR)は12.5%

    • オンコロジー領域の首位は依然ロシュ、ただしその伸びはバイオシミラーにより陰りはじめる

    • 2022年の抗リウマチ薬市場は依然アッヴィが優位、ただしイーライリリーの「バリシチニブ」にも大きな期待

    • グラクソ・スミスクラインは自社のがん領域事業と、ノバルティスのワクチン事業との移管取引により、ワクチン市場首位の座に

    • ファイザーの肺炎球菌ワクチン「プレベナー13」が、依然ワクチン製品首位

    • 2022年の抗ウイルス薬市場は、ギリアド・サイエンシズがHIV治療薬製品群の貢献により引き続き首位

    • 2022年の全世界における売上首位は、「オプジーボ」と「レブラミド」が争う

    • 2022年の全世界における売上上位50品目中10%をロシュ製品が占める

    • 2022年の米国における売上は、アッヴィの「ヒュミラ」が107億ドルで首位を維持

    • 2022年のヨーロッパでは、「イグザレルト」が25億ユーロを売上げトップに浮上

    7 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.EvaluatePharma® World Preview 2016

    分析ハイライト

  • 目次

    8 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.

    9 全世界の処方箋薬売上(2008年~2022年)

    11 地域別処方箋薬売上:米国、ヨーロッパおよび日本(2013年~2015年)

    12 地域別処方箋薬売上:米国(2013年~2015年)

    14 地域別処方箋薬売上:ヨーロッパ(2013年~2015年)

    16 地域別処方箋薬売上:日本(2013年~2015年)

    18 全世界の処方箋薬売上(2022年):上位20社

    20 全世界の処方箋薬・OTC薬売上:従来型医薬品・バイオ医薬品別(2008年~2022年)

    22 全世界の製薬企業のイノベーション(2008年~2022年) NEW

    25 最も価値の高い研究開発プロジェクト上位20件(正味現在価値(NPV)順)

    27 製薬企業・バイオテクノロジー企業の全世界での研究開発費(2008年~2022年)

    28 2022年の医薬品研究開発費:上位20社

    29 FDAによる新薬承認(新規有効成分物および生物学的製剤):2001年~2015年

    31 全世界での処方箋薬・OTC薬の治療領域別売上(2022年)

    33 2022年までのオンコロジー領域市場

    35 2022年までの糖尿病治療薬市場

    37 2022年までの抗リウマチ薬市場

    39 2022年までのワクチン市場

    41 2022年までの抗ウイルス薬市場

    44 2022年の世界売上:上位50品目

    46 2022年の米国売上:上位50品目

    EvaluatePharma® World Preview 2016

  • 全世界の処方箋薬売上(2008年~2022年)

    part 1 of 2

    特許分析 :「影響を受ける売上総額」は特許切れ前年の全世界での製品売上で、それを特許の切れる年に表示している。例:プラビックスの2011年の売上は71億ドルで、これを2012年に「影響を受ける売上」として示している。

    Source: EvaluatePharma® August 2016全世界の処方箋薬総売上(2008年~2022年)

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    536

    6153

    2008

    547

    6453

    2009

    557

    7059

    2010

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    7965

    2011

    567

    8466

    2012

    565

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    2013

    579

    96

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    2014

    566

    102

    73

    2015

    584

    113

    80

    2016

    610

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    2017

    639

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    2018

    673

    161

    97

    2019

    712

    181

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    2020

    752

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    2021

    789

    217

    115

    2022

    Generics Orphan Rx excl. Generics & Orphan

    Source: EvaluatePharma® August 2016特許切れの影響を受ける売上(全世界での売上総額、2008年~2022年)

    Total Sales at Risk Expected Sales Lost % Market at Risk

    +6.3% CAGR 2016-22

    1612

    2008

    3%

    26

    10

    2009

    4%

    29

    9

    2010

    4%

    33

    20

    2011

    5%52

    38

    2012

    7%

    2923

    2013

    4%

    35

    21

    2014

    5%

    48

    17

    2015

    6%

    50

    24

    2016

    6%

    34

    19

    2017

    4%

    32

    16

    2018

    4%

    40

    20

    2019

    4%

    18 16

    2020

    2%23

    12

    2021

    2%

    52

    12

    2022

    5%

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    9 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.EvaluatePharma® World Preview 2016

    全世界の処方箋薬売上高は2022年まで年平均6.3%(CAGR)成長すると予測EvaluatePharma® のコンセンサス予測によれば、製薬業界は年平均6.3%

    (CAGR)で成長し、2022年までに1兆1,200億ドルに達する。最近3年で承認された革新的治療薬(特に「オプジーボ」、「キイトルーダ」および「イブランス」)の新しい波が、この傾向の中心的な推進力となる。これは、医薬品研究開発モデルの変化が正しい方向に向かいつつあることを示した証である。オーファンドラッグ市場は2016年から2022年にかけてほぼ2倍に拡大し、2022年の2,170億ドルがピークとなる見込み。このことも、研究開発が、マーケットアクセスが容易になるように患者数が少なく、アンメットメディカルニーズが大きいセグメントに対象を絞っていることを示している。

    しかし、この楽観的展望に影響を及ぼす動向が2つある。1つめは、製薬業界が第2の特許切れの時代に突入し、2016年から2022年にかけて影響を受ける売上が2,490億ドルある。これは、売上上位の超大型生物学的製剤がバイオシミラーの脅威にさらされることを示している。証券アナリストが現在描いているシナリオでは、バイオシミラー参入の影響は非常に保守的に予測されている傾向があるといえる。2つめは、米国のマーケットアクセス環境が急速に変化しており、かつてゆるやかだった支払者 ( ペイヤー ) の基準がはるかに厳しいものになっている点だ。「エントレスト」と PCSK9阻害薬(「プラルエント」および「レパーサ」)の採用が遅く、CVS ヘルスとエクスプレス・スクリプツ両社が発表している除外医薬品数が最近増加していることが示している。

  • 全世界の処方箋薬売上(2008年~2022年)WW Prescription Sales ($bn)

    Year 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

    Prescription 650 663 687 729 717 724 749 742 778 822 873 931 996 1,060 1,121

    Growth per Year +2.0% +3.5% +6.1% -1.6% +0.9% +3.5% -1.0% +4.8% +5.7% +6.2% +6.6% +7.0% +6.5% +5.7%

    Change vs. June 2015 ($bn) 6 6 2 5 9

    Generics 53 53 59 65 66 69 74 73 80 86 92 97 103 109 115

    Generics as % of Prescription 8.2% 8.0% 8.6% 9.0% 9.2% 9.5% 9.9% 9.9% 10.3% 10.5% 10.5% 10.4% 10.4% 10.3% 10.2%

    Prescription excl. Generics 596 610 627 663 651 655 675 669 698 736 781 834 893 952 1,006

    Growth per Year +2.3% +2.8% +5.8% -1.9% +0.6% +3.1% -1.0% +4.4% +5.5% +6.2% +6.7% +7.1% +6.6% +5.7%

    Orphan 61 64 70 79 84 90 96 102 113 127 143 161 181 200 217

    Prescription excl. Generics & Orphan

    536 547 557 584 567 565 579 566 584 610 639 673 712 752 789

    Source: EvaluatePharma® August 2016

    10 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.

    全世界の処方箋薬売上(2008年~2022年) part 2 of 2

    後発品を含む処方箋薬の年平均成長率(2016年~2022年) +6.3%

    注:業界全体の売上は、製薬企業およびバイオテクノロジー企業上位500社をベースとした。2015年までの売上は企業発表の売上データによる。2022年までの売上予測は、主要な証券アナリストによる企業別製品売上およびセグメント別予想のコンセンサス推定値に基づく。

    EvaluatePharma® World Preview 2016

  • 地域別処方箋薬売上:米国、ヨーロッパおよび日本(2013年~2015年)

    11 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.EvaluatePharma® World Preview 2016

    Growth

    Sales ($bn) (US$) (Local Currency)

    Region 2013 2014 2015 2013/14 2014/15 2013/14 2014/15

    USA 204.2 228.6 250.0 +11.9% +9.3% +11.9% +9.3%

    Europe 118.3 121.9 110.7 +3.0% -9.1% +3.0% +8.8%

    Japan 65.2 58.4 52.3 -10.5% -10.5% +8.7% -2.4%

    Subtotal - Top 20 Companies 387.8 408.9 413.0 +5.4% +1.0% +8.8% +7.5%

    Unallocated 335.5 339.8 -328.5

    Total Worldwide Prescription Sales 723.3 748.7 741.5 +3.5% -1.0%

    地域別処方箋薬売上(2013年~2015年):各市場の上位20社 Source: EvaluatePharma® August 2016

    4%

    Rx

    Sal

    es G

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    2%

    -2%

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    +11.9%

    +9.3%

    +3.0%

    +8.8% +8.7%

    -2.4%

    +8.8%+7.5%

    -4%

    2013/2014 2014/2015

    USA Europe Japan Subtotal – Top 20 Companies

    Source: EvaluatePharma® August 2016

    0%

    2014年/2015年の地域別処方箋薬売上伸び率(現地通貨ベース):各地域の上位20社

    2015年の主要な処方箋薬の売上は、米国とヨーロッパの持続的成長を受けて7.5% の急成長。日本は円ベースで2.4% 減少上位20社が発表した売上によれば、米国、ヨーロッパおよび日本の市場は2015年に7.5% 急成長した。これは主として、米国とヨーロッパでの革新的新薬の伸びによるものであった(米国:2014年対比 +9.3%、ヨーロッパ:2014年対比+8.8%)。この傾向が長期的に持続するかどうかには疑問もあるが、2016年も

    大きな変化はない見込み。欧米の伸びとは対照的に日本市場はふるわず、上位20社の売上は円ベースで前年比2.4% のマイナス成長となった。

    為替の感度分析 Source: EvaluatePharma® August 2016Currency (ending December) 2012 2013 2014 2015 2012/13 2013/14 2014/15

    Euro (1€ = US $) 1.33 1.33 1.11 1.12 +0.0% -16.5% +0.5%

    Japan (100 ¥ = US $) 1.25 1.03 0.95 0.84 -18.1% -7.7% -11.6%

    China (1 RMB = US $) 0.16 0.16 0.16 0.16 +2.6% -0.2% -1.0%

    この分析は、米国、ヨーロッパ、および日本の各上位20社の2015年地域別売上公表値に基づいている。また、政府発表による医薬品費データも利用した。

  • 地域別処方箋薬売上:米国(2013年~2015年)

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    12 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.EvaluatePharma® World Preview 2016

    米国の処方箋薬市場は2014年対比 +9.3% と成長ペースを維持。ギリアド・サイエンシズが首位を維持米国国内の支払者(ペイヤー)や医薬品の価格交渉などを手掛ける薬剤給付管理会社(PBM*)からの抗議が強まっているにもかかわらず、米国市場は前年比9.3% の力強い伸びを維持した。ギリアド・サイエンシズが C 型肝炎治療薬フランチャイズの伸びに後押しされて首位を維持したほか、アッヴィ、セルジーン

    およびバリアントも顕著な業績を示した。マイナス成長となったのはアストラゼネカ、サノフィおよびグラクソ・スミスクラインで、主力製品が競合ブランド品およびジェネリック品との競争激化による影響を受けたためであるが、これらは短期間で改善されると予想される。

    *PBM (Pharmacy Benefit Manager)

    US Prescription Sales ($bn) Growth (US$)

    Rank Company 2013 2014 2015 2013/14 2014/15

    1. Gilead Sciences 6.7 18.2 21.2 +171.6% +16.8%

    2. Pfizer 16.3 16.5 18.8 +1.0% +14.1%

    3. Johnson & Johnson 13.9 17.4 18.3 +25.0% +5.2%

    4. Roche 16.3 17.3 18.3 +6.2% +5.8%

    5. Allergan 11.1 15.9 17.0 +42.5% +7.3%

    6. Amgen 14.0 14.7 16.5 +4.9% +12.2%

    7. Merck & Co 14.9 14.2 16.2 -4.3% +14.2%

    8. Novartis 15.2 15.2 15.5 -0.3% +2.0%

    9. Sanofi 12.9 13.9 13.6 +8.4% -2.6%

    10. AbbVie 10.2 10.8 13.5 +6.5% +24.7%

    11. Teva Pharmaceutical Industries 10.5 10.6 11.2 +1.7% +5.8%

    12. GlaxoSmithKline 9.1 10.7 10.4 +17.7% -3.1%

    13. AstraZeneca 9.7 10.1 9.5 +4.4% -6.4%

    14. Eli Lilly 11.7 7.9 8.6 -32.6% +8.9%

    15. Novo Nordisk 7.0 7.7 8.5 +10.6% +10.1%

    16. Bristol-Myers Squibb 8.3 7.7 8.2 -7.2% +6.1%

    17. Valeant Pharmaceuticals International 3.2 4.5 7.1 +39.8% +59.2%

    18. Biogen 3.6 5.6 6.5 +55.5% +17.6%

    19. Celgene 3.9 4.5 5.6 +16.1% +25.0%

    20. Boehringer Ingelheim 5.9 5.2 5.4 -11.7% +3.4%

    Total 204.2 228.6 250.0 +11.9% +9.3%

    米国処方箋薬売上(2013年~2015年):上位20社(M&A についてはプロ・フォーマベース * で調整) Source: EvaluatePharma® August 2016

    5

    US

    A P

    resc

    ript

    ion

    Dru

    g S

    ales

    ($bn

    )

    10

    15

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    25

    GileadSciences

    21.2

    Pfizer

    18.8

    Johnson &Johnson

    18.3

    Roche

    18.3

    Allergan

    17.0

    Amgen

    16.5

    Merck & Co

    16.2

    Novartis

    15.5

    Sanofi

    13.6

    AbbVie

    13.5

    Source: EvaluatePharma® August 20162015年の米国処方箋薬売上:上位10社

    0

    * プロ・フォーマベース 会計基準の変更あるいは企業合併や事業の一部売却等,一時的な要因の影響を除いた実質ベースの数値「その企業が独自に算定した利益指標」等の意味で使われることもある。

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    13 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.EvaluatePharma® World Preview 2016

    地域別処方箋薬売上:米国(2013年~2015年)

    Sales ($bn) Growth (US$)

    Country 2013 2014 2015 2013/14 2014/15

    USA1 271.1 305.1 328.4 +12.5% +7.6%

    国全体での処方箋薬医療費総額 Source: EvaluatePharma® August 2016

    1: Source: USA CMS.2015年は CMS による推定。

    この分析は、2015年上位20社の米国での処方箋薬売上公表値に基づいている。また、政府発表による医療品費データ(CMS)も利用した。

  • 地域別処方箋薬売上:ヨーロッパ(2013年~2015年)

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    14 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.EvaluatePharma® World Preview 2016

    ヨーロッパ市場は2014年対比8.8% の驚くべき伸びを達成。ノバルティスが首位を維持するも、最も大きく成長したのはギリアド・サイエンシズヨーロッパ市場は米国と同様の成長軌道を示し、現地通貨ベースで2014年対比8.8% 成長した(上位20社)。ランキング1位と2位は変わらずノバルティスとサノフィであるが、ロシュがファイザーを上回り3位となった。成長を牽引する企業の中で特筆すべきはギリアド・サイエンシズで、C 型肝炎治療薬フランチャイズのヨーロッパでの立ち上がりに成功したことが貢献し、前年比58.4% 成長した。セルジーンとグラクソ・スミスクラインも、それぞれ36%

    および28.4% の大きな伸び。ファイザー、アストラゼネカ、メルクのマイナス成長が目立ったが、新薬が市場を取り込んでいくと見込まれることから、この傾向は2016年から2017年にかけて逆転すると予測される。政府発表データに基づく独自の分析(Evaluate European Drug Forecast®)でヨーロッパ市場全体をみると、ヨーロッパ市場は主として現在開発中の新薬の上市に牽引され、2016年から2022年にかけて年平均3% 成長すると予測される。2022年には、

    「イグザレルト」が25億ユーロを売上げて首位ブランドに浮上する見込み。

    4

    Euro

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    bn)

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    16

    18

    Novartis

    16.5

    Sanofi

    11.0

    Roche

    9.1

    Pfizer

    8.9

    Merck & Co

    7.7

    GileadSciences

    7.2

    GlaxoSmithKline

    7.1

    Bayer

    5.4

    AstraZeneca

    5.3

    TevaPharmaceutical

    4.9

    Source: EvaluatePharma® August 2016

    0

    2015年のヨーロッパ処方箋薬売上:上位10社

    EU Prescription Sales ($bn) Growth (US$) EU Prescription Sales (€bn) Growth (€)

    Rank Company 2013 2014 2015 2013/14 2014/15 2013 2014 2015 2013/14 2014/15

    1. Novartis 17.2 17.5 16.5 +1.8% -5.8% 12.9 13.2 14.8 +1.8% +12.8%

    2. Sanofi 13.3 13.1 11.0 -1.1% -16.2% 10.0 9.9 9.9 -1.1% +0.3%

    3. Roche 10.0 10.3 9.1 +3.2% -11.9% 7.5 7.8 8.2 +3.2% +5.5%

    4. Pfizer 11.0 10.9 8.9 -0.9% -18.9% 8.3 8.2 8.0 -0.9% -2.9%

    5. Merck & Co 9.6 9.6 7.7 -0.4% -19.5% 7.2 7.2 7.0 -0.4% -3.6%

    6. Gilead Sciences 3.6 5.4 7.2 +50.6% +32.3% 2.7 4.1 6.5 +50.6% +58.4%

    7. GlaxoSmithKline 6.6 6.6 7.1 +0.5% +7.2% 5.0 5.0 6.4 +0.5% +28.4%

    8. Bayer 5.2 5.8 5.4 +12.2% -7.5% 3.9 4.4 4.9 +12.2% +10.8%

    9. AstraZeneca 6.7 6.6 5.3 -0.3% -19.8% 5.0 5.0 4.8 -0.3% -4.0%

    10. Teva Pharmaceutical Industries 6.0 5.8 4.9 -2.8% -16.0% 4.5 4.4 4.4 -2.8% +0.6%

    11. Eli Lilly 4.3 4.5 3.9 +3.9% -12.5% 3.3 3.4 3.6 +3.9% +4.8%

    12. Bristol-Myers Squibb 3.9 3.6 3.5 -8.6% -2.8% 3.0 2.7 3.1 -8.6% +16.4%

    13. Novo Nordisk 3.6 3.6 3.1 +0.5% -13.8% 2.7 2.7 2.8 +0.5% +3.2%

    14. Merck KGaA 3.3 3.2 3.0 -2.3% -6.0% 2.5 2.4 2.7 -2.3% +12.6%

    15. Boehringer Ingelheim 3.9 3.6 3.0 -6.4% -16.6% 2.9 2.7 2.7 -6.4% -0.1%

    16. Astellas Pharma 2.6 2.9 2.8 +8.5% -2.6% 2.0 2.2 2.5 +8.5% +16.6%

    17. Celgene 1.9 2.3 2.6 +23.9% +13.6% 1.4 1.7 2.4 +23.9% +36.0%

    18. Biogen 1.6 2.2 2.2 +38.3% -1.4% 1.2 1.7 2.0 +38.3% +18.1%

    19. STADA Arzneimittel 2.6 2.6 2.2 +1.8% -16.9% 1.9 2.0 1.9 +1.8% -0.5%

    20. UCB 1.5 1.5 1.3 +3.3% -12.3% 1.1 1.1 1.2 +3.3% +5.0%

    Total 118.3 121.9 110.7 +3.0% -9.1% 89.1 91.7 99.8 +3.0% +8.8%

    Currency Impact ($bn) at 2012 rates: 0.0 -21.9

    ヨーロッパ処方箋薬売上(2013年~2015年):上位20社 Source: EvaluatePharma® August 2016

    注:ジョンソン・エンド・ジョンソンは、ヨーロッパでの医薬品売上を開示していない。ノバルティスの売上は、セグメント別売上の実績および推計値に基づく。

  • part 2 of 2

    15 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.EvaluatePharma® World Preview 2016

    地域別処方箋薬売上:ヨーロッパ(2013年~2015年)

    Currency Rate 2013 2014 2015 2013/14 2014/15

    1€ = US $ 1.33 1.33 1.11 +0% -16%

    Source: EvaluatePharma® August 2016

    この分析は、2015年ヨーロッパ売上上位20社の売上公表値に基づいている。

    50

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    bn)

    100

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    2012

    149.5

    2013

    153.5

    2014

    159.7

    2015

    168.7

    2016

    172.4

    0.2

    2017

    173.7

    2.2

    2018

    5.6

    177.0

    2019

    10.7

    177.0

    2020

    16.9

    178.0

    2021

    23.9

    177.5

    2022

    30.8

    175.9

    Source: EvaluatePharma® August 2016ヨーロッパの処方箋薬売上成長率(2012年~2022年)

    0

    R&DMarketed

    ヨーロッパ市場全体の成長(2015年~2022年)

    ヨーロッパの売上上位5品目(2015年/2022年) Source: EvaluatePharma® August 2016Rank Product EU Prescription

    Sales (€m) 2015Product EU Prescription

    Sales (€m) 2022

    1. Humira 3,292.9 Xarelto 2,531.5

    2. Enbrel 2,127.9 Opdivo 2,375.8

    3. Herceptin 2,116.8 Revlimid 2,085.1

    4. Harvoni 2,000.1 Eylea 1,782.7

    5. Rituxan 1,914.6 Soliris 1,575.3

  • 地域別処方箋薬売上:日本(2013年~2015年)

    part 1 of 2

    16 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.EvaluatePharma® World Preview 2016

    日本市場は円ベースで2.4% 縮小。武田、第一三共およびアステラスが依然市場を主導日本市場の売上は2014年から2015年にかけて2.4% 減少し、上位20社中半数以上が売上減となった。外資系製薬企業で売上を伸ばしたのはイーライリリーとバイエルだけであり、日本の製薬企業では、小野薬品が「オプジーボ」の好調な立ち上がりにより最高の成長を記録した(+18.1%)。

    PD-1阻害薬の売上とその高薬価は、日本の一部新薬のコスト高に対する注目をさらに集める結果となっており、政府は薬剤費抑制のためさらに対策をとることが予想される。第一三共がアステラスを上回り、日本市場2位となった。

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    bn)

    1

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    5

    Takeda

    4.5

    DaiichiSankyo

    4.1

    AstellasPharma

    4.1

    Pfizer

    3.6

    Bayer

    3.5

    Roche

    3.4

    OtsukaHoldings

    3.2

    Merck & Co

    2.6

    MitsubishiTanabePharma

    2.6

    Sanofi

    2.3

    Source: EvaluatePharma® August 20162015年の日本処方箋薬売上:上位10社

    0

    Japan Prescription Sales ($bn) Growth ($) Japan Prescription Sales (¥bn) Growth (¥)

    Rank Company 2013 2014 2015 2013/14 2014/15 2013 2014 2015 2013/14 2014/15

    1. Takeda 5.8 5.1 4.5 -11.7% -12.0% 483 514 496 +6.5% -3.5%

    2. Daiichi Sankyo 4.9 4.4 4.1 -9.6% -6.1% 403 440 453 +9.1% +3.0%

    3. Astellas Pharma 5.3 4.6 4.1 -14.0% -10.4% 440 457 449 +3.8% -1.7%

    4. Pfizer 5.1 4.4 3.6 -13.6% -18.7% 409 431 380 +5.5% -11.9%

    5. Bayer 3.3 3.6 3.5 +8.7% -1.5% 261 347 371 +32.8% +6.8%

    6. Roche 3.7 3.6 3.4 -1.8% -7.2% 293 352 354 +20.0% +0.5%

    7. Otsuka Holdings 3.7 3.3 3.2 -11.2% -2.7% 309 331 354 +7.1% +6.8%

    8. Merck & Co 3.9 3.4 2.6 -14.2% -23.1% 315 330 275 +4.8% -16.7%

    9. Mitsubishi Tanabe Pharma 3.4 3.0 2.6 -13.2% -13.3% 283 297 282 +4.7% -4.8%

    10. Sanofi 3.3 2.8 2.3 -15.5% -17.9% 266 274 244 +3.3% -11.1%

    11. Kyowa Hakko Kirin 2.7 2.4 2.3 -11.0% -3.5% 214 232 243 +8.8% +4.5%

    12. Eisai 3.1 2.5 2.2 -18.1% -12.6% 258 255 244 -1.2% -4.1%

    13. Novartis 3.3 2.7 2.2 -18.2% -18.5% 263 263 232 -0.0% -11.7%

    14. Eli Lilly 2.1 2.0 2.0 -1.8% +0.3% 165 198 215 +20.0% +8.7%

    15. AstraZeneca 2.5 2.2 2.0 -10.4% -9.3% 198 217 213 +9.5% -1.7%

    16. GlaxoSmithKline 2.6 2.4 1.9 -8.3% -22.1% 207 232 196 +12.1% -15.6%

    17. Boehringer Ingelheim 2.0 1.9 1.7 -5.3% -11.9% 163 188 179 +15.6% -4.6%

    18. Meiji Holdings 1.4 1.3 1.4 -3.5% +1.6% 115 134 149 +16.5% +11.5%

    19. Shionogi 1.7 1.5 1.4 -12.2% -8.4% 140 148 149 +5.9% +0.5%

    20. Ono Pharmaceutical 1.4 1.2 1.3 -13.2% +7.7% 119 124 147 +4.7% +18.1%

    Total 65.2 58.4 52.3 -10.5% -10.5% 5,304 5,765 5,625 +8.7% -2.4%

    Currency Impact ($bn) at 2012 rates: -11.0 -15.5

    日本の処方箋薬売上(2013年~2015年):上位20社 Source: EvaluatePharma® August 2016

  • part 2 of 2

    17 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.EvaluatePharma® World Preview 2016

    地域別処方箋薬売上:日本(2013年~2015年)

    Currency Rate (Ending 31 March) 2012 2013 2014 2015 May

    Fiscal year 2011 2012 2013 2014 2015 2011/12 2012/13 2013/14 2014/15

    1 ¥ = $ 0.0127 0.0120 0.0100 0.0091 0.0083 -5% -17% -9% -9%

    1 $ = ¥ 79.0 83.0 100.2 109.9 120.4

    Source: EvaluatePharma® August 2016

    2012年11月:安倍晋三首相就任後の金融政策の変化を織り込んだことによる円安。

    この分析は、2015年日本売上上位20社の売上公表値に基づいている。

  • 18 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.

    全世界の処方箋薬売上(2022年):上位20社

    part 1 of 2

    2022年の首位の座はノバルティスとロシュが争う。2022年までの売上高成長率が最も大きいのはセルジーン(+16%)およびシャイアー

    (+19%)と予測2022年にはノバルティスとロシュが首位の座を争うと予測。2016年8月時点のデータではロシュがわずかに優位に立っているが、今後多くの因子が影響を及ぼす。ノバルティスの成長は「エントレスト」、「コセンティクス」および「リボシクリブ(LEE001)」により牽引されると予想され、一方でロシュの業績は、今後の「パージェタ」と「ガジバ」の成長持続、PD-1阻害薬「テセントリック」の上市、および競争の激しい多発性硬化症市場での「Ocrevus」の成功にかかっている。ロシュの製品群の方がバイオシミラーの脅威が大きいことや、ファイザーが最近メディベーション(およびその主要資産「イクスタンジ」)を買収したことも、順位変動につながる可能性がある。

    2016年から2022年までの期間で最も高い年平均成長率(CAGR)を達成するのは、シャイアーおよびセルジーンと予想される(それぞれ +19% および +16%)。シャイアーの成長の主な原動力はバクスアルタ買収であり、セルジーンの成長は、「レブラミド」の好調維持と新薬「オテズラ」および「ポマリスト」によるものである。

    2022年にかけて業績低下が予測される唯一の企業がギリアド・サイエンシズで、これは C 型肝炎治療薬フランチャイズの減速が予想される一方で、新たな HIV感染治療薬の上市でもそれを埋めきれないためである。しかしこの予測では、ポートフォリオの空白を埋めるためギリアド・サイエンシズが実施する可能性のある買収の影響は考慮していない。

    Source: EvaluatePharma® August 20162022年の全世界の処方箋薬売上:上位10社

    WW

    Pre

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    bn)

    CA

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    20

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    20

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    (%)

    0.0

    10.0

    20.0

    30.0

    40.0

    50.0

    60.0 +20%

    +18%

    +14%

    +16%

    +12%

    +10%

    +8%

    +2%

    +4%

    +6%

    +0%Roche

    52.6+2

    +4%

    Sales ($bn)Ranking Change 2015-22

    Novartis

    52.50

    +3%

    Pfizer

    49.1-2

    +2%

    Sanofi

    45.4+1

    +4%

    Johnson &Johnson

    +4%

    39.8+2

    Merck & Co

    39.2-2

    +2%

    GlaxoSmithKline

    32.5+1

    +3%

    AbbVie

    31.0+2

    +5%

    Allergan

    +8%

    30.7+3

    AstraZeneca

    30.2-1

    +4%

    WW Prescription Sales ($bn) WW Market Share Rank

    Rank Company 2015 2022 CAGR 2015 2022 Chg. (+/-) Chg. (+/-)

    1. Roche 38.7 52.6 +4% 5.2% 4.7% -0.5pp +2

    2. Novartis 42.5 52.5 +3% 5.7% 4.7% -1.0pp +0

    3. Pfizer 43.1 49.1 +2% 5.8% 4.4% -1.4pp -2

    4. Sanofi 34.8 45.4 +4% 4.7% 4.0% -0.7pp +1

    5. Johnson & Johnson 29.9 39.8 +4% 4.0% 3.6% -0.5pp +2

    6. Merck & Co 35.2 39.2 +2% 4.8% 3.5% -1.3pp -2

    7. GlaxoSmithKline 27.1 32.5 +3% 3.6% 2.9% -0.7pp +1

    8. AbbVie 22.7 31.0 +5% 3.1% 2.8% -0.3pp +2

    9. Allergan 18.4 30.7 +8% 2.5% 2.7% +0.2pp +3

    10. AstraZeneca 23.3 30.2 +4% 3.1% 2.7% -0.4pp -1

    全世界の処方箋薬売上(2015年~2022年):上位20社および市場全体 Source: EvaluatePharma® August 2016

    EvaluatePharma® World Preview 2016

    Top 11-20 continued over…

  • WW Prescription Sales ($bn) WW Market Share Rank

    Rank Company 2015 2022 CAGR 2015 2022 Chg. (+/-) Chg. (+/-)

    11. Gilead Sciences 32.2 29.0 -1% 4.3% 2.6% -1.7pp -5

    12. Bristol-Myers Squibb 14.5 27.6 +10% 2.0% 2.5% +0.5pp +5

    13. Novo Nordisk 16.1 27.3 +8% 2.2% 2.4% +0.3pp +1

    14. Amgen 20.9 27.0 +4% 2.8% 2.4% -0.4pp -3

    15. Celgene 9.1 25.6 +16% 1.2% 2.3% +1.1pp +8

    16. Eli Lilly 15.9 22.0 +5% 2.1% 2.0% -0.2pp -1

    17. Shire 6.1 20.5 +19% 0.8% 1.8% +1.0pp +12

    18. Bayer 15.6 19.6 +3% 2.1% 1.7% -0.4pp -2

    19. Boehringer Ingelheim 12.4 18.3 +6% 1.7% 1.6% -0.0pp -1

    20. Teva Pharmaceutical Industries 17.0 17.5 +0% 2.3% 1.6% -0.7pp -7

    Total Top 20 475.4 637.4 +4% 64.1% 56.9% -7.2pp

    Other 266.1 483.4 +9% 35.9% 43.1%

    Total 741.5 1,120.9 +6% 100.0% 100.0%

    19 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.

    全世界の処方箋薬売上(2022年):上位20社 part 2 of 2

    Source: EvaluatePharma® August 2016

    注:処方箋薬売上には後発品売上を含む。可能な場合は、提携による収入とロイヤリティーは除外している。

    EvaluatePharma® World Preview 2016

  • 20 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.

    全世界の処方箋薬・OTC 薬売上:従来型医薬品・バイオ医薬品*別(2008年~2022年)

    part 1 of 2

    バイオ医薬品の増加が続き、2022年には売上上位100品目中50%に。ロシュが依然市場を主導超大型生物学的製剤の新規市場参入が続くため、その市場取り込みも続くと予想される。バイオ医薬品の市場浸透は、2015年の市場シェア24% から2022年の29%に上昇する。EvaluatePharma® の最新のコンセンサス予測によれば、2022年には上位100品目の価値の50% が生物学的製剤の寄与となる。これは、従来からの低分子薬が特許切れとなる一方で、新しい画期的生物学的製剤が承認されるからである。

    このような展望の中、ロシュが依然として市場を主導することは疑いなく、新規バイオ医薬品(「テセントリック」と「Ocrevus」、および「エミシズマブ」と「ラ

    ンパリズマブ」)の上市により、その地位をさらに固めると予想される。ブリストル・マイヤーズ スクイブは、「オプジーボ」が現在の期待通りであれば順位を上げると予想される。

    アムジェンは、保有する生物学的製剤の特許切れにより順位を下げ始めるが、新薬の上市も予想されるため、2022年までの年平均成長率(CAGR)はプラス圏内(+3%)にとどまる。

    *バイオ医薬品(生物工学によるワクチンならびに生物学的製剤)

    20%Tech

    nolo

    gy %

    of R

    x &

    OTC

    Sal

    es

    10%

    30%

    40%

    50%

    60%

    70%

    80%

    90%

    Source: EvaluatePharma® August 2016全世界の処方箋薬・OTC薬売上:バイオ医薬品と従来型医薬品

    0%2008

    17%

    83%

    2009

    17%

    83%

    2010

    18%

    82%

    2011

    18%

    82%

    2012

    20%

    80%

    2013

    22%

    78%

    2014

    23%

    77%

    2015

    24%

    76%

    2016

    25%

    75%

    2017

    26%

    74%

    2018

    27%

    73%

    2019

    27%

    73%

    2020

    28%

    72%

    2021

    29%

    71%

    2022

    29%

    71%

    Biotechnology Conventional/Unclassified

    Biotech Products Within Top 100Rapid increase in share of Top 100 products:- 2008: 30%- 2015: 47%- 2022: 50%

    2022 Split:Biotech: n=46 (avg. $3.8bn)Conv.: n=55 (avg. $3.1bn)

    30%

    70%47%53% 50%50%

    全世界の処方箋薬・OTC 薬売上:製法別(2008年~2022年)Technology 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

    Biotechnology 17% 17% 18% 18% 20% 22% 23% 24% 25% 26% 27% 27% 28% 29% 29%

    Conventional/Unclassified 83% 83% 82% 82% 80% 78% 77% 76% 75% 74% 73% 73% 72% 71% 71%

    Total Prescription & OTC Sales 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100%

    WW Sales ($bn)

    Technology 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

    Biotechnology 117 119 128 141 152 165 178 184 200 220 242 266 290 315 337

    Conventional 423 433 442 463 440 431 442 433 440 453 473 497 526 556 582

    Other Unclassified Sales 151 145 151 162 161 166 168 159 171 185 196 207 220 232 245

    Total Prescription & OTC Sales 691 697 720 766 754 762 788 776 812 858 911 970 1037 1102 1164

    Source: EvaluatePharma® August 2016

    EvaluatePharma® World Preview 2016

  • WW Sales ($bn) WW Market Share

    Rank Company 2015 2022 % CAGR 15-22 2015 2022 Chg. (+/-) Rank Chg.

    1. Roche 31.1 43.6 +5% 16.9% 12.9% -4.0pp +0

    2. Sanofi 14.9 25.3 +8% 8.1% 7.5% -0.6pp +2

    3. Novo Nordisk 15.1 24.4 +7% 8.2% 7.2% -1.0pp +0

    4. Amgen 18.8 23.2 +3% 10.2% 6.9% -3.3pp -2

    5. Bristol-Myers Squibb 4.5 18.2 +22% 2.5% 5.4% +2.9pp +6

    6. Johnson & Johnson 10.9 17.7 +7% 5.9% 5.2% -0.7pp +1

    7. AbbVie 14.8 15.5 +1% 8.0% 4.6% -3.4pp -2

    8. Eli Lilly 6.6 15.4 +13% 3.6% 4.6% +1.0pp +1

    9. Pfizer 11.9 14.8 +3% 6.5% 4.4% -2.1pp -3

    10. Merck & Co 7.9 13.0 +7% 4.3% 3.9% -0.4pp -2

    全世界の2022年のバイオ医薬品の処方箋薬売上:上位10社 Source: EvaluatePharma® August 2016

    21 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.

    全世界の処方箋薬・OTC 薬売上:従来型医薬品・バイオ医薬品別(2008年~2022年) part 2 of 2

    注:各企業における非公開製品の売上は従来型製法のもの(低分子製剤)の売上と仮定。

    EvaluatePharma® World Preview 2016

  • 全世界の製薬企業のイノベーション(2008年~2022年) part 1 of 3

    パイプライン価値が最も高いのはロシュ、ただしそのポートフォリオ戦略にはリスクも。ブリストル・マイヤーズ スクイブのポートフォリオ戦略が目立つ。C 型肝炎治療薬「ハーボニー」と「ソバルディ」の成功に次いで商業的に最も成功したのは「テクフィデラ」ロシュが、業界内で最も価値の高い新薬パイプラインを誇り、ランキングトップを維持している。この価値のほとんどは、ロシュの中核的ポートフォリオであるオンコロジー領域以外の分野、特に「Ocrevus」と「クレネズマブ」(それぞれ多発性硬化症およびアルツハイマー病治療薬)、血友病治療薬「エミシズマブ」および進行加齢黄斑変性治療薬「ランパリズマブ」によるものである。

    ランキングの2位と3位は、「デュルバルマブ」、「アカラブルチニブ」などによりパイプラインが期待に満ちているノバルティスとアストラゼネカが占めている。

    しかしながら、最近の上市に最も成功した企業に注目すると(2012年12月以後上市した製品の EvaluatePharma 売上データによる)、トップはギリアド・サイエンシズになる。同社は、超大型 C 型肝炎治療薬「ソバルディ」と「ハーボニー」の上市後、前例のないほどの業績を記録した。それに続く第2位は「テクフィデラ」が成功したバイオジェンで、第3位はヴィーブヘルスケアが開発したHIV 治療薬フランチャイズが好調のグラクソ・スミスクラインである。この傾向は、特定の治療領域に特化した集中的戦略により、商業的成功につながりやすいことを改めて示している。

    Rank Company Pipeline NPV, $m

    1. Roche 43,171

    2. Novartis 24,091

    3. AstraZeneca 23,160

    4. Eli Lilly 19,677

    5. AbbVie 19,364

    6. Pfizer 18,214

    7. Sanofi 17,699

    8. Celgene 16,246

    9. Biogen 13,621

    10. Johnson & Johnson 13,157

    Rank Company 2015 WW Sales, $bn

    Primary Value Drivers

    1. Gilead Sciences 21,142 Harvoni, Sovaldi, Stribild

    2. Biogen 4,532 Tecfidera

    3. GlaxoSmithKline 3,853 Triumeq, Tivicay, Otrivin

    4. Roche 2,611 Perjeta, Kadcyla

    5. Bristol-Myers Squibb 2,548 Daklinza, Opdivo

    6. AbbVie 2,298 Viekira Pak, Imbruvica

    7. Johnson & Johnson 2,252 Invokana, Olysio, Imbruvica

    8. Astellas Pharma 2,240 Xtandi

    9. Sanofi 1,985 Aubagio, Lemtrada, Toujeo

    10. Pfizer 1,959 Ibrance, Xeljanz, Inlyta

    Rank Company 2022 WW Sales, $bn

    Primary Value Drivers

    1. Gilead Sciences 17,720 Harvoni, Genvoya, Descovy

    2. Roche 17,215 Tecentriq, Perjeta, Gazyva

    3. GlaxoSmithKline 14,625 Triumeq, Tivicay, Nucala

    4. Novartis 14,502 Entresto, Cosentyx, Reaslanz

    5. Bristol-Myers Squibb 14,297 Opdivo, Empliciti, Daklinza

    6. Sanofi 13,016 Praluent, Toujeo, Aubagio

    7. Johnson & Johnson 12,346 Imbruvica, Darzalex, Invokana

    8. Merck & Co 10,747 Keytruda, Zepatier

    9. Pfizer 10,038 Ibrance, Xeljanz, Inflectra

    10. AstraZeneca 8,154 Farxiga, Tagrisso, Eklira Genuair

    価値創出企業:パイプライン上位10品目(NPV、百万ドル)

    価値創出企業:最近の上市(2012年12月以後)による価値創出が大きい企業最近上市した製品(2012年12月以後)の2015年全世界売上に基づく上位企業

    最近上市した製品(2012年12月以後)の2022年全世界売上に基づく上位企業

    22 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.EvaluatePharma® World Preview 2016

  • 全世界の製薬企業のイノベーション(2008年~2022年) part 2 of 3

    Rank Company Value Creation Index

    Value at Risk Index

    1. AbbVie 41% 65%

    2. Allergan 24% 49%

    3. Amgen 27% 55%

    4. Astellas Pharma 18% 36%

    5. AstraZeneca 39% 64%

    6. Bayer 16% 44%

    7. Bristol-Myers Squibb 58% 14%

    8. Celgene 41% 31%

    9. Eli Lilly 63% 73%

    10. Gilead Sciences 85% 50%

    製薬企業上位20社:価値創出と影響を受ける価値

    80%

    Source: EvaluatePharma® August 2016ポートフォリオ戦略:価値創出と影響を受ける価値

    Val

    ue a

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    0%

    20%

    10%

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    60%

    70%

    0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90%

    Value Creation Index

    UNBALANCED

    RISKY

    VIRTUOUSCONSERVATIVE

    Bayer

    Astellas

    Allergan

    Eli Lilly

    Gilead

    Amgen

    Roche

    BMS

    GSK

    TevaAbbVie

    Novo Nordisk

    AZ

    J&J

    Pfizer

    Novartis

    Celgene

    Takeda

    Sanofi

    Merck

    23 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.EvaluatePharma® World Preview 2016

    価値創出指数 (Value Creation Index):2022年の全世界での売上に対し、開発中の製品および最近上市した製品(2012年12月以後)による売上が占める割合(%)影響を受ける価値の指数 (Value at Risk Index):2022年の全世界での売上に対し、後発品や開発頓挫(開発中の製品の場合)の影響を受ける割合(%)

    ポートフォリオ戦略を比較すると、上位の製薬企業の間で興味深い差があることがわかる。ブリストル・マイヤーズ スクイブは、特許切れ後の危機から着実なポートフォリオ戦略により浮上した。グラクソ・スミスクラインとノバルティスも同様である。ロシュは、パイプラインの価値は高いものの、そのポートフォリオには2つの大きなリスクが忍び寄っている。すなわち、バイオシミラーと、中核領域外の製品の治験頓挫の可能性である。同じ懸念はイーライリリーにも

    あてはまり、同社のポートフォリオが長期的に成功するかどうかは、パイプライン数品目に依存している(「アベマシクリブ」、「ソラネズマブ」および「バリシチニブ」の中で、最新の臨床開発情報からみて依然非常に有望なのは「バリシチニブ」のみとみられる)。

    Rank Company Value Creation Index

    Value at Risk Index

    11. GlaxoSmithKline 47% 42%

    12. Johnson & Johnson 41% 37%

    13. Merck & Co 42% 39%

    14. Novartis 46% 41%

    15. Novo Nordisk 40% 53%

    16. Pfizer 26% 53%

    17. Roche 44% 73%

    18. Sanofi 38% 61%

    19. Takeda 41% 28%

    20. Teva Pharmaceutical Industries 41% 69%

    Average 41% 49%

  • 24 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.EvaluatePharma® World Preview 2016

    Rank WW Year 2 WW Sales, $m

    1. Harvoni (Gilead) 6,362

    2. Sovaldi (Gilead) 5,461

    3. Tecfidera (Biogen) 3,228

    4. Eylea (Bayer, Regeneron) 1,692

    5. Opdivo (BMS) 1,654

    6. Incivek (Vertex) 1,545

    7. Triumeq (GSK) 1,234

    8. Daklinza (BMS) 1,173

    9. Zytiga (J&J) 1,105

    10. Imbruvica (J&J, Abbvie) 1,104

    11. Viekira Pak (Abbvie) 968

    12. Xgeva (Amgen) 931

    13. Olysio (J&J) 918

    14. Gilenya (Novartis) 888

    15. Stribild (Gilead) 848

    16. Yervoy (BMS) 781

    17. Entyvio (Takeda) 721

    18. Tivicay (GSK) 694

    19. Xtandi (Astellas) 686

    20. Pomalyst (Celgene) 680

    Rank WW Year 1 WW Sales, $m

    1. Harvoni (Gilead) 12,626

    2. Sovaldi (Gilead) 8,690

    3. Olysio (J&J) 2,016

    4. Incivek (Vertex) 1,541

    5. Tecfidera (Biogen) 1,382

    6. Viekira Pak (Abbvie) 1,133

    7. Daklinza (BMS) 763

    8. Ibrance (Pfizer) 723

    9. Eylea (Bayer, Regeneron) 587

    10. Orkambi (Vertex) 574

    11. Yervoy (BMS) 514

    12. Zytiga (J&J) 496

    13. Triumeq (GSK) 442

    14. Imbruvica (J&J, Abbvie) 348

    15. Jublia (Valeant) 325

    16. Pomalyst (Celgene) 305

    17. Xgeva (Amgen) 285

    18. Cosentyx (Novartis) 261

    19. Kadcyla (Roche) 253

    20. Stribild (Gilead) 250

    全世界の製薬企業のイノベーション(2008年~2022年) part 3 of 3

    上市後のイノベーション - 上市2年後の売上高上位製品2010年1月以後上市された製品についての分析

    上市後のイノベーション - 上市1年後の売上高上位製品2010年1月以後上市された製品についての分析

    上市後のイノベーションの点では、EvaluatePharma® は2010年以降全世界に上市された全製品の上市後2年の売上に着目した。「ハーボニー」と「ソバルディ」の例外的成績を別にすれば特筆すべきは「テクフィデラ」で、競争の激しい

    多発性硬化症市場において抜きん出ており、上市2年後に30億ドルの売上を達成した。

  • 25 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.EvaluatePharma® World Preview 2016

    最も価値の高い研究開発プロジェクト上位20件(正味現在価値(NPV)順)

    part 1 of 2

    新薬パイプラインの中で最も価値の高いプロジェクトは、ロシュの「Ocrevus」およびサノフィの「デュピルマブ」と予測最も価値の高い研究開発プロジェクトのランキングトップがロシュであることに不思議はないとしても、そのイノベーションが同社の中核であるオンコロジー領域のパイプライン以外からである点は目を引く。抗 CD20モノクローナル抗体「Ocrevus(オクレリズマブ)」は、競争の激しい多発性硬化症市場において、2022年までに40億ドルに迫る売上を達成すると見込まれる。サノフィ /リジェネロンの新規アトピー性皮膚炎治療薬「デュピルマブ」は、それが直面する競争環境が上市後最初の2年間は(少なくとも新薬の点で)それほど厳しくないと思われるため、マーケットアクセスを有利に進め、臨床における主導的地位を固める時間が十分ある。

    オンコロジー市場では、ファイザーの CDK 阻害薬「イブランス」に対し、同様の

    作用機序をもつ2つの新薬、ノバルティスの「リボシクリブ」とイーライリリーの「アベマシクリブ」が挑むことになる。「アベマシクリブ」の売上予測では、Monarch-2試験の中間発表で明らかになった最近の失敗が考慮されていない。アルツハイマー病治療薬であるイーライリリーの「ソラネズマブ」とバイオジェンの「アデュカヌマブ」にも高い期待が寄せられている。

    上位20位圏内に登場した2品目、アムジェンの「ABP501」(アッヴィの超大型医薬品ヒュミラのバイオシミラー)とジュノの「JCAR017」(初めての CAR-T細胞療法薬)も注目される。EvaluatePharma® のコンセンサス予測では、全体として研究開発プロジェクトからの売上増は2022年に1,690億ドルに達し、2016年から2022年までの総売上増の約50% を占めると推定している。

    Rank Product Company Phase (current)

    Pharmacological Class WW Product Sales ($m)

    2022

    Today’s NPV ($m)

    1. Ocrevus Roche Filed Anti-CD20 MAb 3,962 New entry 16,965

    2. Dupilumab Sanofi Phase III Anti-interleukin-4 (IL-4) & interleukin-13 (IL-13) MAb 3,725 12,884

    3. Ozanimod Celgene Phase III Sphingosine-1-phosphate (S1P) 1 & 5 receptor modulator

    2,112 9,458

    4. Durvalumab AstraZeneca Phase III Anti-programmed death-1 ligand-1 (PD-L1) MAb 1,673 8,276

    5. Abemaciclib Eli Lilly Phase III Cyclin-dependent kinase (CDK) 4 & 6 inhibitor 1,619 New entry 7,919**

    6. Veliparib AbbVie Phase III Poly (ADP-ribose) polymerase (PARP) inhibitor 1,714 New entry 7,502

    7. Semaglutide Novo Nordisk Phase III Glucagon-like peptide 1 (GLP-1) agonist 2,356 New entry 6,889

    8. Aducanumab Biogen Phase III Anti-beta-amyloid (Abeta) MAb 939 New entry 6,889

    9. LEE011 Novartis Phase III Cyclin-dependent kinase (CDK) 4 & 6 inhibitor 1,410 New entry 6,370

    10. Emicizumab Roche Phase III Anti-factor IXa/X bispecific MAb 1,765 New entry 6,336

    11. ABP 501 Amgen Filed Anti-tumour necrosis factor alpha (TNFa) MAb 810 New entry 6,273

    12. Lanadelumab Shire Phase III Anti-plasma kallikrein MAb 1,064 New entry 5,915

    13. Solanezumab Eli Lilly Phase III Anti-beta-amyloid (Abeta) MAb 1,556 5,577

    14. Fovista Ophthotech Phase III Anti-platelet derived growth factor (PDGF)-B aptamer

    1,973 5,514*

    15. Apalutamide Johnson & Johnson Phase III Anti-androgen 1,160 New entry 5,366

    16. Bictegravir/F/TAF Gilead Sciences Phase III Nucleoside reverse transcriptase inhibitor (NRTI) & HIV integrase inhibitor

    3,489 New entry 5,276

    17. Verubecestat Merck & Co Phase III Beta secretase cleaving enzyme (BACE) 1 inhibitor 1,480 New entry 5,219

    18. JCAR017 Juno Therapeutics Phase II Anti-CD19 chimeric antigen receptor (CAR) T cell therapy

    1,086 New entry 4,836

    19. Mongersen Celgene Phase III Smad7 mRNA antisense 1,205 New entry 4,719

    20. Sirukumab Johnson & Johnson Phase III Anti-interleukin-6 (IL-6) MAb 1,134 New entry 4,708

    Top 20 36,232 142,893

    Other 133,225 394,980

    Total 169,457 537,873 9%

    NPV of R&D Pipeline MAY 2015: 492,827

    最も価値の高い研究開発プロジェクト上位20件(正味現在価値(NPV)順) Source: EvaluatePharma® August 2016

    注:「アベマシクリブ」の予測は、この分析発表後に証券アナリストにより下方修正されている可能性がある。この修正は「アベマシクリブ」が第 III 相試験の早期中止基準を達成できなかったとの最近の発表によるもので、これにより早期申請はできないものとみられる。

    * 「フォビスタ」は最善の場合の予測を前提としており、開発リスクの完全な調整は行っていない。** 2016年8月19日現在の NPV

  • 26 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.EvaluatePharma® World Preview 2016

    最も価値の高い研究開発プロジェクト上位20件(正味現在価値(NPV)順) part 2 of 2

    Changevs. May ‘15

    Product Company Status(May 2015)

    Status ChangeSince May 2015

    May 2015NPV ($m)

    Today’sNPV ($m)

    Change vs.May 15 (%)

    Approved Tecentriq Roche Phase III Marketed 9,619 26,464 175%

    Repatha Amgen Filed Marketed 8,213 22,027 168%

    Entresto Novartis Filed Marketed 16,246 16,297 0%

    Praluent Sanofi Filed Marketed 4,967 11,530 132%

    Orkambi Vertex Pharmaceuticals Filed Marketed 16,037 9,979 -38%

    Ocaliva Intercept Pharmaceuticals Phase III Marketed 7,755 3,306 -57%

    Tagrisso AstraZeneca Phase III Marketed 5,376 9,234 72%

    Ninlaro Takeda Phase III Marketed 3,534 8,658 145%

    Venclexta AbbVie Phase III Marketed 4,386 8,768 100%

    Sub-Total 76,133 116,263 53%

    Setback1 0 0 n/m

    Sub-Total 0 0 n/m

    Total 76,133 116,263 53%

    2015年5月時点で最も価値の高い研究開発プロジェクトに挙げられ、その後承認された(又は開発が頓挫した)品目(正味現在価値(NPV)順) Source: EvaluatePharma® August2016

    注:1 2015年5月時点で研究開発プロジェクト上位20件に挙げられた品目中、過去12ヵ月間で臨床開発が頓挫した品目はない。

  • 27 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.

    Source: EvaluatePharma® August 2016

    WW

    Pha

    rma

    R&

    D S

    pend

    ($bn

    )

    R&

    D S

    pend

    Gro

    wth

    (%)

    0

    20

    40

    60

    80

    100

    120

    140

    160

    180

    +14%

    +16%

    +10%

    +12%

    +8%

    +2%

    +4%

    +6%

    +0%

    -2%

    -4%

    133

    2008

    129

    2009

    130

    2010

    138

    2011

    137

    2012

    138

    2013

    143

    2014

    150

    2015

    154

    2016

    159

    2017

    163

    2018

    168

    2019

    172

    2020

    177

    2021

    182

    2022

    +5.7%

    -0.7%

    +1.2%

    +3.6%+4.7%

    +2.6%+3.4%

    +2.8% +2.5% +2.9% +2.7% +2.8%

    +0.9%

    +1.7% CAGR 2008-15

    +2.8% CAGR 2015-22

    -3.0%

    全世界の医薬品研究開発費合計(2008年~2022年)

    全世界の医薬品研究開発費は2022年に1,820億ドルとなり、2.8%(年平均成長率)の増加となる見込み。新規有効成分1品目当たりの研究開発費減少は生産性の上昇を示す全世界の研究開発費は2015年に計1,498億ドルとなり、前年比4.7% の増加であった。2008年から2015年までの間の年平均成長率が1.7% であったのに対し、今後は年平均2.8% の伸びとなる見込みである。新規有効成分1品目あたりの研究開発費では、研究開発費計上から承認までの3年のタイムラグに基づ

    く計算で、少なくとも過去8年で最も低い1品目あたり24億ドルとなった。このような傾向は、臨床開発プログラムの焦点が絞られるようになっていること、およびメーカーと規制当局の間での治験デザインのすり合わせといった協力関係の強化によって、研究開発の生産性向上を示している。

    製薬企業・バイオテクノロジー企業の全世界での研究開発費(2008年~2022年)

    製薬企業・バイオテクノロジー企業による全世界の研究開発費(2008年~2022年)WW Prescription Sales ($bn)

    Year 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

    Pharma R&D Spend 132.9 129.0 130.1 137.5 136.5 138.2 143.1 149.8 153.8 159.0 163.4 167.5 172.3 177.0 182.0

    Growth per Year -3.0% +0.9% +5.7% -0.7% +1.2% +3.6% +4.7% +2.6% +3.4% +2.8% +2.5% +2.9% +2.7% +2.8%

    WW Prescription (Rx) Sales 659 665 687 729 717 724 749 742 778 822 873 931 996 1,061 1,121

    R&D as % of WW Rx Sales 20.2% 19.4% 19.0% 18.9% 19.0% 19.1% 19.1% 20.2% 19.8% 19.3% 18.7% 18.0% 17.3% 16.7% 16.2%

    Generics 53 53 59 65 66 69 74 73 80 86 92 97 103 109 115

    Rx excl. Generics 606 613 627 663 651 655 675 669 698 736 782 834 893 952 1,006

    R&D as % of Rx excl. Generics 21.9% 21.1% 20.7% 20.7% 21.0% 21.1% 21.2% 22.4% 22.0% 21.6% 20.9% 20.1% 19.3% 18.6% 18.1%

    Year 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015

    Number of NMEs 38 28 29 26 31 34 26 35 44 34 50 56

    Spend per NME ($bn) 2.4 3.6 3.9 4.8 4.3 3.8 5.0 3.9 3.1 4.1 2.9 2.7

    Spend per NME ($bn) (3 year lag)* 3.4 3.2 3.3 4.8 3.8 2.9 3.8 2.8 2.4

    Source: EvaluatePharma® August 2016

    注:業界全体の売上は、製薬企業およびバイオテクノロジー企業上位500社をベースとした。医薬品研究開発費の予測は、主要な証券アナリストによる各企業の研究開発費予測(医薬品以外の研究開発も行っている企業の場合は、医薬品の研究開発費を推定)のコンセンサスに基づくものである。

    * 新規有効成分1品目当たりの開発費用(単位:10億ドル)(3年のタイムラグ)の計算には、承認年ではなく、承認3年前の研究開発費を用いている。例:2015年の数値である24億ドルは、2012年の研究開発費を2015年の新規有効成分品目数で割った額である。

    EvaluatePharma® World Preview 2016

    製薬における2015年~2022年の研究開発費の伸びは2.8%。10年間の研究開発費合計(2006年~2015年)は1兆3,330億ドル。

  • 2022年の医薬品研究開発費:上位20社

    2022年はロシュが最も多額の医薬品研究開発費を計上2022年の研究開発費はロシュがノバルティスを抜き最高額となり、99億ドルを支出するものとみられる。ノバルティスの研究開発費は、2020年の105億ドルから2022年には92億ドルに減少する見込み。上位20社の中では、セルジーンとリジェネロンの研究開発費が2022年まで毎年11% の増加となって、最速

    の伸びをみせると予測される。全体として、研究開発費の総額は毎年2.8% 増加し、2022年には1,820億ドルに達する見込みである。

    Pha

    rma

    R&

    D S

    pend

    ($bn

    )

    2.0

    4.0

    6.0

    8.0

    10.0

    12.0

    Roche

    9.9

    +2%

    Novartis

    9.2

    +1%

    Johnson &Johnson

    8.0

    +2%

    Pfizer

    7.8

    +0%

    Sanofi

    7.3

    +4%

    Merck & Co

    7.2

    +1%

    GlaxoSmithKline

    5.8

    +3%

    AstraZeneca

    5.7

    +0%

    Bristol-MyersSquibb

    5.0

    +3%

    Eli Lilly

    5.0

    +2%

    R&D Spend ($bn)

    CAGR 2015-22 (%)

    Source: EvaluatePharma® August 20162022年の医薬品研究開発費:上位10社

    0.0

    Pharma R&D ($bn) R&D As a % of Prescription Sales

    Rank Company 2015 2022 CAGR 15-22 2015 2022 Chg. (+/-)

    1. Roche 8.5 9.9 +2% 21.8% 18.9% -2.9pp

    2. Novartis 8.5 9.2 +1% 19.9% 17.4% -2.5pp

    3. Johnson & Johnson 6.8 8.0 +2% 22.8% 20.0% -2.9pp

    4. Pfizer 7.7 7.8 +0% 17.8% 15.9% -1.9pp

    5. Sanofi 5.6 7.3 +4% 16.2% 16.0% -0.2pp

    6. Merck & Co 6.6 7.2 +1% 18.8% 18.5% -0.3pp

    7. GlaxoSmithKline 4.7 5.8 +3% 17.5% 17.9% +0.4pp

    8. AstraZeneca 5.6 5.7 +0% 24.1% 18.9% -5.2pp

    9. Bristol-Myers Squibb 4.0 5.0 +3% 27.9% 18.1% -9.8pp

    10. Eli Lilly 4.5 5.0 +2% 28.2% 22.7% -5.5pp

    11. Celgene 2.3 4.9 +11% 25.3% 19.2% -6.1pp

    12. Boehringer Ingelheim 3.1 4.5 +6% 24.8% 24.7% -0.1pp

    13. Amgen 3.9 4.5 +2% 18.7% 16.5% -2.2pp

    14. AbbVie 3.6 4.4 +3% 15.9% 14.0% -1.9pp

    15. Gilead Sciences 3.0 4.3 +5% 9.4% 14.8% +5.4pp

    16. Novo Nordisk 2.0 3.5 +8% 12.6% 12.9% +0.3pp

    17. Regeneron Pharmaceuticals 1.6 3.4 +11% 60.3% 65.7% +5.4pp

    18. Takeda 2.9 3.3 +2% 24.1% 20.3% -3.8pp

    19. Bayer 2.6 3.1 +3% 16.6% 15.8% -0.8pp

    20. Biogen 2.0 2.7 +4% 21.9% 21.2% -0.7pp

    Total Top 20 89.6 109.4 +2.9% 20.2% 18.8% -1.4pp

    Other 60.2 72.6 +2.7%

    Total 149.8 182.0 +2.8% 13.4% 16.3% +2.9pp

    医薬品研究開発費(2015年および2022年):上位20社および市場全体 Source: EvaluatePharma® August 2016

    注:医薬品研究開発費の予測は、主要な証券アナリストによる各企業の研究開発費の予測のコンセンサスに基づくものである。

    28 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.EvaluatePharma® World Preview 2016

  • 29 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.

    FDA による新薬承認新規有効成分物および生物学的製剤:(2001年~2015年)

    part 1 of 2

    2015年の新規有効成分物承認品目数は、2014年を上回る56品目の新記録を達成FDA が2015年に承認した新薬は56品目で、2014年の記録(50品目)を上回った。これは、新薬パイプラインの生産性向上を改めて示している。承認品目数のほか、重要指標としては新規承認品目の価値(上市5年後の米国売上予測として算出)がある。2015年の新薬上位としては、ファイザーの「イブランス」、ジョンソン・エンド・ジョンソンの「ダルザレックス」、ギリアド・サイエンシズの

    「ゲンボイヤ」があり、2020年の累積価値として320億ドルの売上が期待される。ブレークスルーセラピー(画期的新薬)の承認件数増加は、アンメットニーズが大きい対象患者セグメントに一層大きな利益を提供する現在の医薬品研究開発力を表している。

    FDA による新規分子化合物および生物学的製剤の承認品目数と上市後5年目の米国売上

    Year 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015

    No. of NMEs Approved 24 17 21 31 18 18 16 21 19 15 24 33 25 30 32

    No. of Biologicals Approved 8 9 14 7 10 11 10 10 15 11 11 10 10 20 24

    Total NMEs + Biologicals 32 26 35 38 28 29 26 31 34 26 35 43 35 50 56

    % Chg. -19% +35% +9% -26% +4% -10% +19% +10% -24% +35% +23% -19% +43% +12%

    USA Sales 5yrs Post Launch $bn 8.5 12.7 8.3 14.1 6.4 9.2 4.3 5.6 5.4 13.5 11.4 13.6 16.0 27.1 32.4

    % Chg. +50% -34% +69% -55% +44% -53% +28% -3% +148% -16% +20% +17% +69% +19%

    5yr USA Sales per Approval $m 264 487 238 371 228 316 167 180 160 519 325 317 458 542 578

    % Chg. +84% -51% +56% -39% +39% -47% +8% -11% +225% -37% -2% +44% +19% +7%

    Source: EvaluatePharma® August 2016FDA承認品目数と上市から5年後の米国における総売上

    US

    A P

    rodu

    ct S

    ales

    5 Y

    ears

    A

    fter

    Lau

    nch

    ($bn

    )

    No.

    of N

    ew D

    rugs

    0

    5

    10

    15

    20

    25

    30

    35 60

    50

    40

    30

    20

    10

    0

    承認品目数上位6年における主要な承認品目 2002 ‒ 「ニューラスタ」(アムジェン)、「エビリファイ」(大塚製薬/ブリストル・マイヤーズ スクイブ)、「ゼチーア」(メルク/シェリング・プラウ)、「ヒュミラ」(アボット)2004 ‒ 「アバスチン」(ロシュ)、「サインバルタ」(イーライリリー)、「スピリーバ」(ベーリンガーインゲルハイム/ファイザー)、「リリカ」(ファイザー)2012 ‒ 「エリキュース」(ブリストル・マイヤーズ スクイブ/ファイザー)、「イクスタンジ」(アステラス)、「パージェタ」(ロシュ)、「スタリビルド」(ギリアド・サイエンシズ)2013 ‒ 「テクフィデラ」(バイオジェン・アイデック)、「イムブルビカ」(アッヴィ)、「インボカーナ」(ジョンソン・エンド・ジョンソン)2014 ‒ 「オプジーボ」(ブリストル・マイヤーズ スクイブ)、「ハーボニー」(ギリアド・サイエンシズ)、「キイトルーダ」(メルク)2015 ‒ 「イブランス」(ファイザー)、「ゲンボイヤ」(ギリアド・サイエンシズ)、「エントレスト」(ノバルティス)

    32

    2001

    8.5

    26

    2002

    12.7

    35

    2003

    8.3

    38

    2004

    14.1

    28

    2005

    6.4

    29

    2006

    9.2

    26

    2007

    4.3

    31

    2008

    5.6

    34

    2009

    5.4

    26

    2010

    13.5

    35

    2011

    11.4

    43

    2012

    13.6

    35

    2013

    16.0

    2014

    27.1

    50

    56

    2015

    32.4

    USA Sales 5yrs Post Launch ($bn) No. of NMEs Approved Average 5th Year USASales Potential: $12.6bn

    Source: EvaluatePharma® August 2016

    注:生物学的製剤承認品目数には、CDER が承認したものと CBER が承認したものの双方が含まれている。2015年に CDER が承認した生物学的製剤は13品目あり、EvaluatePharma の推定によれば、CBER が承認した生物学的製剤は11品目である(「ボンベンディ」、「フルアド」、「アジノベート」、「イムリジク」、「ヌウィク」、「アナビップ」、「ラプリキサ」、「イクシニティ」、「クアドラセル」、「アンスラシル」、「ベクセロ」)。

    EvaluatePharma® World Preview 2016

  • USA Sales ($m)

    Rank Product Company Approved Review Status 2015 2020

    1. Ibrance Pfizer Feb 2015 Breakthrough therapy 718 3,297

    2. Genvoya Gilead Sciences Nov 2015 Standard 44 2,512

    3. Entresto Novartis Jul 2015 Priority review 21 2,104

    4. Orkambi Vertex Pharmaceuticals Jul 2015 Breakthrough therapy 351 1,992

    5. Repatha Amgen Aug 2015 Standard 7 1,838

    6. Cosentyx Novartis Jan 2015 Standard 220 1,809

    7. Darzalex Johnson & Johnson Nov 2015 Breakthrough therapy 9 1,802

    8. Tresiba Novo Nordisk Sep 2015 Standard - 1,542

    9. Praluent Sanofi Jul 2015 Priority review 10 1,331

    10. Rexulti Otsuka Holdings Jul 2015 Standard 38 1,219

    Other 684 12,934

    Total 2,102 32,381

    2015年の新規有効成分物上位10品目:2020年の米国における売上予測に基づくランキング Source: EvaluatePharma® August 2016

    注:売上予測は、主要な証券アナリストによる予測のコンセンサスに基づくものである。2010年末までに承認された製品の5年目の米国売上高は、各企業発表の実際の売上に基づくものである。

    「ダルザレックス」、「コセンティクス」、「レパーサ」の2015年の米国における売上は推定値。

    30 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.

    FDA による新薬承認 新規有効成分物および生物学的製剤:(2001年~2015年) part 2 of 2

    EvaluatePharma® World Preview 2016

  • 31 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.

    全世界での処方箋薬・OTC 薬の治療領域別売上(2022年)

    part 1 of 2

    最も大きく伸びるのは依然としてオンコロジー領域であり、2016年から2022年にかけて年平均12.5% 成長オンコロジー領域は年率12.5% の成長によって2022年には1,900億ドルに達し、引き続き2022年における最大の治療領域となる。この領域の2022年までの成長は「オプジーボ」と「レブラミド」によるもので、上市が見込まれる「デュルバルマブ」と「テセントリック」とともに、2015年から2022年までの主要な特許切れの埋め合わせに寄与する。抗ウイルス薬の停滞は、HIV 治療薬市場が成長を牽引する一方で C 型肝炎治療薬市場がブレーキとなる結果である。糖尿病治療薬が2022年において2番目に大きな治療領域となることが予測されるが、

    2022年の売上はオンコロジー領域の半分以下の661億ドルである。

    免疫抑制剤領域は「デュピルマブ」と「オナジモド」の上市が成長を加速すると期待され、2016年から2022年にかけて年平均12.8% の成長が見込まれる。抗凝固薬市場も、「イグザレルト」(バイエル / ジョンソン・エンド・ジョンソン)、

    「エリキュース」(ブリストル・マイヤーズ スクイブ)および「サベイサ」(第一三共)が牽引し、成長が持続すると予測される。

    Source: EvaluatePharma® August 2016治療領域別上位10分野の2022年の市場シェアおよび売上伸び率

    WW

    Mar

    ket S

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    (%)

    -2%

    2%

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    6%

    10%

    16%

    18%

    14%

    12%

    20%

    -4% -2% +0% +2% +4% +6% +8% +10% +14%+12% +16%

    Anti-hypertensives

    Bronchodilators

    Anti-rheumatics

    Immunosuppressants

    Anti-virals

    Dermatologicals

    Vaccines Sensory Organs

    Anti-diabetics

    Oncology

    % Sales Growth: CAGR 2015-22

    Key contributors to CAGR growth:Stelara (JNJ); dupilumab (SAN) – expected 2017 WW launch; Ozanimod (CELG) - expected 2018 launch

    Key growth drivers:Opdivo (BMY), Revlimid (CELG), Keytruda (MRK), Ibrance (PFE), Perjeta (Roche), Tecentriq (Roche)

    Key patent expiries:Gleevec (Novartis) 2016; Rituxan (Roche) 2016+, Alimta (LLY) 2015+; Herceptin (Roche) 2014+

    Key growth drivers:Descovy, (GILD), Genvoya (GILD), Bictegravir/F/TAF (GILD), Triumeq (GSK)

    Key growth brakes:Harvoni (GILD), Sovaldi (GILD), Truvada (GILD), Atripla (GILD)

    MS therapies

    WW Sales ($bn) CAGR WW Market Share Rank

    Rank Therapy Area 2015 2022 % Growth 2015 2022 Chg. (+/-) Chg. (+/-)

    1. Oncology 83.2 190.0 +12.5% 10.7% 16.3% +5.6pp +0

    2. Anti-diabetics 41.7 66.1 +6.8% 5.4% 5.7% +0.3pp +2

    3. Anti-rheumatics 48.8 54.5 +1.6% 6.3% 4.7% -1.6pp +0

    4. Anti-virals 50.7 50.9 +0.0% 6.5% 4.4% -2.2pp -2

    5. Vaccines 27.6 39.0 +5.1% 3.5% 3.4% -0.2pp +1

    6. Bronchodilators 30.2 34.7 +2.0% 3.9% 3.0% -0.9pp -1

    7. Sensory Organs 19.8 33.3 +7.7% 2.6% 2.9% +0.3pp +2

    8. Anti-hypertensives 25.7 26.5 +0.4% 3.3% 2.3% -1.0pp -1

    9. Dermatologicals 12.1 24.3 +10.4% 1.6% 2.1% +0.5pp +3

    10. MS therapies 20.2 23.2 +2.0% 2.6% 2.0% -0.6pp -2

    治療領域別の全世界の処方箋薬・OTC 薬売上(2015年および2022年):上位15領域および市場合計 Source: EvaluatePharma® August 2016

    EvaluatePharma® World Preview 2016

    Top 11-15 continued over…

  • WW Sales ($bn) CAGR WW Market Share Rank

    Rank Therapy Area 2015 2022 % Growth 2015 2022 Chg. (+/-) Chg. (+/-)

    11. Immunosuppressants 9.5 22.1 +12.8% 1.2% 1.9% +0.7pp +6

    12. Anti-coagulants 11.9 20.3 +8.0% 1.5% 1.7% +0.2pp +1

    13. Anti-hyperlipidaemics 15.4 18.2 +2.4% 2.0% 1.6% -0.4pp -3

    14. Anti-bacterials 12.4 16.9 +4.5% 1.6% 1.4% -0.2pp -3

    15. Anti-fibrinolytics 11.1 15.8 +5.2% 1.4% 1.4% -0.1pp +0

    Top 15 420 636 +6.1% 54.1% 54.6% +0.5pp

    Other 356 529 +5.8% 45.9% 45.4% -0.5pp

    Total WW Prescription & OTC Sales 776 1,164 +6.0% 100.0% 100.0%

    Total 'Prescription & OTC Sales' includes:

    WW Generic Sales 73.1 114.8 +6.7% 9.4% 9.9% +0.4%

    OTC Pharmaceuticals 34.7 43.5 +3.3% 4.5% 3.7% -0.7%

    全世界での処方箋薬・OTC 薬の治療領域別売上(2022年) part 2 of 2

    Source: EvaluatePharma® August 2016

    注:業界全体の売上は、製薬企業およびバイオテクノロジー企業上位500社をベースとした。2015年の売上は企業発表の売上データによる。2022年までの売上予測は、主要な証券アナリストによる製品売上およびセグメント別売上の予測のコンセンサスに基づく。

    32 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.EvaluatePharma® World Preview 2016

  • 33 Copyright © 2016 Evaluate Ltd. All rights reserved.

    2022年までのオンコロジー領域市場 part 1 of 2

    オンコロジー領域では依然ロシュが優位、ただしその伸びはバイオシミラーの上市により陰りはじめる。ロシュの優位は低下し、市場シェアは2022年にかけて14% 低下すると推定される。上位10社中ロシュを除いた平均成長率が17% なのに対して、ロシュの年平均成長率は3% と苦戦する。成長にこのような陰りがみえるのは、中核製品

    (「アバスチン」、「ハーセプチン」、「リツキサン」等)の売上がバイオシミラーによって浸食されるためである。これが予想通りとなれば、メルクは抗プログラム細胞死蛋白1(PD-1阻害薬)薬「キイトルーダ」によって上位10位圏内に急上昇し、2022年の全世界での売上は約60億ドルに達すると予測される。また、ブリストル・マイヤーズ スクイブの「オプジーボ」が最近の肺がんの治験でファー

    ストライン治療の目標を達成できなかったことから、「キイトルーダ」の成長がさらに勢いづく可能性がある。アッヴィは、ファーマサイクリックスとその主力製品「イムブルビカ」、さらに最近ではステムセントルクスとその新薬候補

    「Rova-T」の買収という大きな賭けに出ることにより、この市場への足掛かりを得た。全体として、この市場の基盤を形成する2013年以前に上市された製品の伸びはわずかに過ぎないと予想され、最近および今後上市される新薬が、推定で年平均13%、1,900億ドルへの成長を牽引する。

    Source: EvaluatePharma® August 2016

    WW

    Mar

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    +0% +5% +10% +15% +25% +30%+20% +35%

    Roche

    Novartis

    Celgene

    AbbVie

    Eli Lilly

    Bristol-Myers Squibb

    PfizerAstraZeneca

    Johnson & Johnson

    % Sales Growth: CAGR 2015-22

    Merck & Co

    全世界での売上、市場シェアおよび売上伸び率(2015年~2022年)

    WW Sales ($m) CAGR WW Market Share Rank Chg.

    Rank Company 2015 2022 2015-22 2015 2022 2015-22

    1. Roche 25,707 32,206 +3% 30.9% 17.0% -

    2. Celgene 8,597 18,680 +12% 10.3% 9.8% +1

    3. Bristol-Myers Squibb 4,499 16,397 +20% 5.4% 8.6% +1

    4. Novartis 10,357 11,889 +2% 12.5% 6.3% -3

    5. Pfizer 3,392 9,723 +16% 4.1% 5.1% -

    6. Johnson & Johnson 4,068 11,918 +17% 4.9% 6.3% +1

    7. AstraZeneca 2,825 8,807 +18% 3.4% 4.6% +1

    8. AbbVie 1,485 8,406 +28% 1.8% 4.4% +4

    9. Eli Lilly 2,989 5,806 +10% 3.6% 3.1% -3

    10. Merck & Co 920 6,195 +31% 1.1% 3.3% +8

    Top 10 64,839 130,026 +10% 77.9% 68.4%

    Other 18,342 59,959 +18% 22.1% 31.6%

    Total Industry 83,181 189,985 +13% 100.0% 100.0%

    オンコロジー領域の上位10社および全世界での総売上(2015年~2022年) Source: EvaluatePharma® August 2016

    EvaluatePharma® World Preview 2016

    注:円の大きさは2022年における全世界売上を示す。

    注:「オプジーボ」の予測は、このレポート発表後に証券アナリストにより下方修正されている可能性がある。この修正は、最近実施された進行非小細胞肺がんに対するファーストライン使用を検討する第 III 相試験においてエンドポイントを達成できなかったことによる。

  • 2022年までのオンコロジー領域市場 part 2 of 2

    2022年の全世界でのオンコロジー製品上位5品目

    研究開発中のオンコロジー製品の2022年における全世界での売上上位5品目

    Source: EvaluatePharma® August 2016

    Source: EvaluatePharma® August 2016

    WW Sales ($m) CAGR WW Market Share Current

    Rank Product Generic Name Company Pharma Class 2015 2022 2015-22 2015 2022 Status

    1. Opdivo nivolumab Bristol-Myers Squibb + Ono Pharmaceutical

    Anti-programmed death-1 (PD-1) MAb

    1,119 14,634* +44% 1.3% 7.7% Marketed

    2. Revlimid lenalidomide Celgene Immunomodulator 5,801 13,024 +12% 7.0% 6.9% Market