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VST プラグインエフェクト

Cubase LE マニュアルhowls.daynight.jp/storage/Data/Cubase/Manual/Effects... · 2004. 3. 17. · Cubase LE VSTプラグインエフェクト 7 DaTube DaTubeは、真空管アンプの特徴的な暖かみ、リッチなサウンドを再現します。イン

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本書の記載事項は、SteinbergMedia Technologies GmbH社および株式会社スタインバーグ・ジャパンによって予告なしに変更されることがあり、同社は記載内容に対する責任を負いません。本書で取り扱われているソフトウェアは、ライセンス契約に基づいて供与されるもので、ソフトウェアの複製は、ライセンス契約の範囲内でのみ許可されます(バックアップ・コピー)。Steinberg Media Technologies GmbH社および株式会社スタインバーグ・ジャパンの書面による承諾がない限り、目的や形式の如何に関わらず、本書のいかなる部分も記録、複製、翻訳することは禁じられています。本書に記載されている製品名および会社名は、全て各社の商標および登録商標です。

SteinbergMedia Technologies GmbH, 2004.all rights reserved.Japanese Edition : ©Steinberg Japan Inc., 2004.All rights reserved.

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目次

• DoubleDelay‐4ページ参照

• ModDelay‐6ページ参照

• DaTube‐7ページ参照

• Overdrive - 8ページ参照

• QuadraFuzz - 9ページ参照

• Dynamics - 13ページ参照

• VST Dynamics - 18ページ参照

• StepFilter - 21ページ参照

• Chorus - 23ページ参照

• Flanger - 24ページ参照

• Metalizer - 26ページ参照

• Phaser - 28ページ参照

• Ringmodulator - 30ページ参照

• Rotary - 32ページ参照

• Symphonic - 34ページ参照

• Tranceformer - 36ページ参照

• Bitcrusher - 38ページ参照

• Chopper - 39ページ参照

• Grungelizer - 40ページ参照

• Vocoder - 41ページ参照

• Reverb A - 47ページ参照

• Reverb B - 48ページ参照

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DoubleDelay

DoubleDelayは、テンポベースまたは自由にディレイタイム設定が可能です。また別々に設定可能な2つのディレイを装備しています。テンポベースの場合、DoubleDelayの

ディレイ音は、Cubase LEのテンポに自動的に合わせることが可能です。

パラメーターは、下記の通りです。

パラメーター 値 説明

Mix 0~100% ドライ信号とエフェクト信号のレベルバランスを設定します。DoubleDelayをセンドエフェクトとして使用する場合、このフェーダーを最大(100%)に設定し、ドライ信号とエフェクト信号のバランスはセンドレベルでコントロールします。

Tempo Sync オン/オフ "DelayTime" ノブの上にあるボタンを使って、"Tempo Sync"のオン/オフを切り替えます。"TempoSync"をオフ(白いボタン)に設定すると、ディレイタイムは"DelayTime"ノブを使って自由に設定することができます。テンポに同期させる必要はありません。

DelayTime 1 1/1~1/32,1/1~1/32 T(3連符),1/1~1/32 D(付点) または0-9999ms

"Tempo Sync" がオンの場合、ここでディレイのベースノート値を設定します。"Tempo sync" がオフの場合、ミリセカンド単位でディレイタイムを設定します。

DelayTime 2 上記参照 上記参照

Feedback 0~100% 第1 /第2ディレイのリピート数を設定します。

Tempo Sync 1 1x~10x 第1ディレイユニット用のノート値の乗数です。

Tempo Sync 2 1x~10x 第2ディレイユニット用のノート値の乗数です。

Pan1 -100~100% 第1ディレイのステレオポジションを設定します。

Pan2 -100~100% 第2ディレイのステレオポジションを設定します。

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グラフィックディスプレイウィンドウでパラメーターを変更することもできます。

以下の方法を使用することができます。

• "Tempo Sync"がオンになっている場合、波形をクリックして左右にドラッグすること

により、"Tempo Sync 1"パラメーターを設定することができます。

"Tempo Sync"がオフの場合、"DelayTime 1"パラメーターが設定されます。

• 赤いハンドルを上下にドラッグすることにより、"Pan 1"パラメーターを設定することができます。

• 緑のハンドルも赤いハンドルと同様に動作しますが、第2ディレイパラメーターを設定します。

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ModDelay

ModDelayは、テンポベースまたは自由にディレイタイム設定が可能です。またディレ

イ音を変調することもできます。パラメーターは、下記の通りです。

パラメーター 値 説明

Mix 0~100% ドライ信号とエフェクト信号のレベルバランスを設定します。ModDelayをセンドエフェクトとして使用する場合、このフェーダーを最大に設定し、ドライ信号とエフェクト信号のバランスはセンドレベルでコントロールします。

TempoSync オン/オフ "DelayTime" ノブの上にあるボタンを使って、"TempoSyn c" のオン / オフを切り替えます。"TempoSync"をオフ(白いボタン)に設定すると、ディレイタイムは "DelayTime" ノブを使って自由に設定することができます。テンポに同期させる必要はありません。

Feedback 0~100% ディレイのリピート回数を設定します。

DelayTime 1/1~1/32,1/1~1/32 T(3連符),1/1~1/32 D(付点) または0~9999ms

"TempoSync"がオンの場合、ここでディレイのテンポのベースノート値を設定します。"TempoSync"がオフの場合、ミリセカンド単位でディレイタイムを設定します。

Tempo Sync 1x~10x "TempoSync"使用時に使うディレイ用のノート値の乗数です。

DelayMod. 0~100% ディレイエフェクトのピッチの変調率を設定します。

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DaTube

DaTube は、真空管アンプの特徴的な暖かみ、リッチなサウンドを再現します。インサートエフェクト、センドエフェクトの両方で使用することができます。

パラメーター 値 説明

Drive 0~100% アンプのプリゲインを調整します。オーバードライブサウンドが必要な場合、高い値に設定しますが、ディストーションサウンドに近づきます。

Balance 0~100% ドライブパラメーターによって処理させた音と、ドライ信号のバランスを調整します。最大のドライブ効果を得るには、数値を最大にします。

Output -∞~0.000 アンプのポストゲイン、または出力レベルを調整します。

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Overdrive

Overdriveは、ギターアンプのサウンドをエミュレートする、ディストーションタイプ

のエフェクトです。スタイルを選択することもできます。これらは保存されたパラメーター設定ではなく、別のオーバードライブアルゴリズム設定項目として用意されてい

ます。各アルゴリズムの性質は、スタイル名から認識することができます。パラメーターは、下記の通りです。

パラメーター 値 説明

Input -15~+15dB インプットレベルを設定します。

Output -15~+15dB アウトプットレベルを設定します。Overdrive はハーモニクスを生成するにつれて、プロセッシングした信号のレベルを増加します。"Output" フェーダーを使ってレベルの増加を行なうこともできます。

Speakersimulation

オン/オフ スピーカーキャビネットのサウンドをシミュレートします。

FactoryStyles

warm, chordy,magic OD,fat drive, woody,bluesy

6つのプリセットから1つを選択して使用することができます。または、選択したプリセットに修正を加えて新しいプリセットを作成することもできます。

Bass -15~+15dB 低周波のトーンコントロールを行ないます。15dBブースト/カットを行なうことができます。

Mid -15~+15dB 中周波のトーンコントロールを行ないます。15dBブースト/カットを行なうことができます。

High -15~+15dB 高周波のトーンコントロールを行ないます。15dBブースト/カットを行なうことができます。

Drive 0~100% オーバードライブの量を設定します。ディスプレイ内をクリックしてドラッグすることによって調節することもできます。

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QuadraFuzz

QuadraFuzz は、ハイクオリティのディストーションエフェクトです。ディストーショ

ンの前後で、4つの周波数バンドに分割したレベルをコントロールすることができます。このハイレベルなコントロールを使って、微妙なディストーションから極端なディ

ストーションまで、非常に広範囲なディストーションエフェクトを作成することができます。ユーザーインターフェイスは2つのウィンドウで構成されています。

• メインウィンドウは、"Gain"、"Output"、"Presets"、"Filterbank"を装備しています。

• エディタウィンドウ(右下の"Edit"ボタンをクリックすると開きます)は、主に周波数

バンドディスプレイとして機能します。

このディスプレイで、周波数バンドの幅と、ディストーション前の各バンドのレベル

設定を行なうことができます。

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QuadraFuzzの機能

以下は、QuadraFuzzの主な3つの機能です。それぞれに対応するコントロールがありま

す。

• ディストーション前の信号のボリュームコントロール

QuadraFuzzのメインウィンドウの左側にある"Gain"コントロールを使って、ディストーションステージに送られる信号のインプットレベル全体をコントロールすることがで

きます。信号は、エディタウィンドウで4つの周波数バンドに分割されます。ここではレベルと幅を調節することができます。これらはディストーション前のインプットレ

ベルをコントロールします。

• ディストーションタイプ

ディストーションキャラクターを選択できるようになっています。

• ディストーション後の信号のボリュームコントロール

QuadraFuzz のメインウィンドウの右側にある "Output" コントロールを使って、アウト

プットレベル全体をコントロールすることができます。さらに、同じウィンドウのFilterbankコントロールを使って、エディタウィンドウで指定した各周波数バンドのア

ウトプットボリュームを増減させることができます。

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周波数バンドディスプレイで編集する

既に説明した通り、信号は、ディストーション処理を行う前に4つの周波数バンドに分

割されます。周波数バンドディスプレイでこれらのバンドの幅やレベルを調節することができます。

周波数バンドディスプレイ

2つの数値スケールと菱形、ダイヤモンド形のハンドルを使用することができます。

• 下のダイヤモンド形のハンドルは、各周波数バンドの指定に使用します。

• 各周波数バンドの上部にある菱形のハンドルは、ディストーション前の相対レベルを

設定します。

• 周波数バンドディスプレイの下の左右の数値スケールは、周波数を示します。このス

ケールの最大値は、使用しているオーディオファイルのサンプルレートの半分の値に対応します(Nyquistの定理)。

• 右側の上下の数値スケールは、編集されている周波数バンドのおおまかなレベルを示します。

• ハンドルをクリックして押さえると、そのハンドルの現在の数値が表示されます。ハ

ンドルの種類によって、周波数またはレベルが表示されます。

• 周波数ハンドルは、左右にドラッグして移動できます。レベルハンドルは、上下にド

ラッグして移動できます。

• レベルハンドルを0dBにリセットするには、コンピュータキーボードの[Shift]キーを押

しながらハンドルをクリックします。

• [Ctrl]/[Command] キーをクリックしながらハンドルを移動すると、数値はさらに細か

い単位で変更することができます。

• 周波数バンドディスプレイの上の "Solo"ボタンを使って、個々の周波数バンドをモニ

タリングすることができます。

"Solo"ボタンをオンにすると、4つのバンドのうち選択したバンドがハイライト表示さ

れます。他のバンドをクリックすると、そのバンドが選択されます。

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パラメーター

QuadraFuzzでは、様々なパラメーターを使用することができます。

メインウィンドウのパラメーターは、下記の通りです。

エディットウィンドウのパラメーターは、下記の通りです。

パラメータ 説明

Gain QuadraFuzz ウィンドウの左下にあるダイアルを使って、ディストーション処理前のインプット信号全体のレベルをコントロールします。

Filterbank :Low / LowMid /High Mid / High

これらのダイアルを使って、ディストーション後のそれぞれの周波数バンドのアウトプットレベルをコントロールします。各バンドに±12dBの値を設定することができます。

Presets 使用可能なプリセットを選択します。新しいプリセットを選択するには、フェーダーハンドルをクリックして左右にドラッグします。

Output アウトプットレベル全体をコントロールします。

Over LED このLEDが点灯すると、インプット信号レベルが0dBを超えていることを示します。このLEDは、アウトプットレベルとは関係ありません。ディストーション前のインプットレベルのみを表示します。0dB以上のレベルは、厳しいリミッターの対象となり、信号クリッピングの原因となります。これらの効果が必要な場合のために、QuadraFuzzはこのオプションも搭載しています。

Edit メインウィンドウの右下にあるこのボタンをクリックして、エディットウィンドウを開閉します。

パラメーター 説明

Create このパラメーターをクリックすると、ダイアログが表示され、現在メモリに保存されているプリセット セットに新しいプリセットを追加することができます。プリセットはプロジェクトと一緒に保存されます。他のプロジェクトでプリセットを使用するには、通常通り、"ファイル(File)"ポップアップメニューを使用します。

Delete 選択したプリセットを現在メモリに保存されているプリセット セットから削除します。このボタンをクリックすると表示されるダイアログで、行なった操作の確認/取消しが行なえます。

Solo 選択したバンド以外の周波数バンドをすべてミュートします。

Shape 使用可能なディストーションのキャラクター(下から上)を使って、軽いディストーションからきついハードコアなサウンドまでを作成することができます。

周波数バンドディスプレイ

4つのバンドのレベルとバンド幅をコントロールします(上記参照)。

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Dynamics

Dynamicsは、高度なダイナミクスプロセッサーです。様々なダイナミックプロセッシング機能に対応するオートゲート、コンプレッサー、リミッタ-の3つのプロセッサー

で構成されます。各プロセッサーのコントロールやメーターを搭載した3つのウィンドウパートがあります。

個々のプロセッサーをオンにする

各プロセッサーのラベルをクリックすることによって、プロセッサーをオンにすることができます。オンになったプロセッサーのラベルはハイライト表示されます。

COMPRESS AUTOGATE

LIMITER

Routing

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"AUTOGATE"セクションゲート(ノイズゲート)は、設定したスレッショルドレベル以下のオーディオ信号を

消音するダイナミックプロセッシングです。信号レベルがスレッショルドを超えると、信号を通過させるゲートが開きます。"AUTOGATE"は、標準のノイズゲートの機能の

他、スレッショルド設定の自動キャリブレーション、先行検出機能、周波数選択可能なトリガー機能など、便利な機能を搭載しています。パラメーターは、下記の通りです。

パラメーター 値 説明

Threshold -60~0dB ゲートをオンにするレベルを設定します。設定したスレッショルドよりレベルの高い信号はゲートを開き、レベルの低い信号はゲートを閉じます。

Attack 0,1~100 msまたは"Predict"

トリガーされたからゲートが開くまでの時間を設定します。"Predict"ボタンがオンになっていると、スレッショルドよりもレベルの高い信号がプレイバックされると確実にゲートが開くように、オーディオ素材を先行して検索し、ゲートを通過させる信号を先行して検出します。

Hold 0~1000 ms 信号がスレッショルドレベルよりも低いレベルに下がったときにゲートが開いている時間を設定します。

Release 10~1000msまたは"Auto"

(設定したholdタイムの後)ゲートが閉じるまでの時間を設定します。"Auto" ボタンがオンになっていると、オーディオプログラム素材に応じて最適なリリース設定を検出します。

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"TriggerFrequencyRange"機能

Autogateは、指定した周波数範囲内の信号によってゲートをトリガーすることができま

す。これによって、不要にトリガーを行なう信号のパートをカットすることができ、ゲート機能により詳細なコントロールを行なえるため、非常に便利な機能です。

"TriggerFrequencyRange" 機能は、"AUTOGATE"パネルの上部にあるコントロールとその下のボタンを使って設定します。

"TriggerFrequencyRange"機能は下記の通りです。

1. オーディオのプレイバック中に"Listen"ボタンをクリックします。オーディオ信号をモニターし、ゲートをバイパスすることができます。

2. オーディオ信号を聴きながら、"TriggerFrequencyRange"ウィンドウで2つのハンドルをドラッグしてゲートのトリガーに使用する周波数範囲を設定します。

ハンドルを移動すると、オーディオにフィルターが適用された結果を確認することができます。

• 左のハンドルを右にドラッグすると、周波数スペクトルの最低部から周波数を徐々にカットします。

• 右のハンドルを左にドラッグすると、周波数スペクトルの最高部から周波数を徐々にカットします。

3. 周波数範囲の設定完了後、"On"ボタンを押します。"AUTOGATE"は、選択した周波数範囲をトリガーインプットとして使用します。

4. "TriggerFrequencyRange"機能をオフにするには、"Off"ボタンをクリックします。"AUTOGATE"は、フィルターのかからないオーディオ信号をトリガーインプットとし

て使用します。

"Calibrate"機能

この機能は、"Threshold"ノブの下にある"Calibrate"ボタンを使ってオンにします。自動

的にスレッショルドレベルを設定します。これは、テープのヒスノイズなどのようなバックグランドノイズが継続的に存在する素材に特に便利です。これらのノイズは

オーディオ素材によって隠されますが、音の静かなパートではノイズが聴こえやすくなってしまいます。次の手順に従ってください。

1. 短すぎず、バックグランドノイズだけが聞こえるオーディオ素材を探します。短いバックグラウンドノイズパートしかない場合は、それをループさせてみてください。

2. プレイバックを開始し、"Calibrate"ボタンをクリックします。ボタンが数秒間点灯し、その他の信号が存在しないパッセージでノイズが消音(ゲー

ト)されるように自動的にスレッショルドを設定します。

2つのハンドルの間の周波数範囲が、ゲートのトリガーに使用されます。

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"COMPRESS"セクション

"COMPRESS"は、オーディオのダイナミックレンジを減衰させ、ソフトなサウンドを

より大きく、大きなサウンドをソフトにすることができます。"COMPRESS"は、一般的なコンプレッサーと同様、スレッショルド、レシオ、アタック、リリース、マイク

アップゲインパラメーターをそれぞれコントロールすることができます。"COMPRESS"は、"Threshold", "Ratio", "MakeUp Gain"パラメーター設定に応じたコンプ

レッサーカーブをグラフィカルに表示する別々のディスプレイを搭載しています。"COMPRESS"には、ゲインリダクションの量をdB単位で表示する"GainReduction"メー

ターと"Release"パラメーター用のプログラム対応"Auto"機能があります。

パラメーターは下記の通りです。

パラメーター 値 説明

Threshold -60~0dB コンプレッサーをオンにするレベルを設定します。設定したスレッショルドよりレベルの高い信号が影響され、レベルの低い信号は影響されません。

Ratio 1:1~8:1 設定したスレッショルド以上の信号に適用されるゲインリダクションの量を設定します。3:1 に設定すると、3dB単位でインプットレベルが増加し、アウトプットレベルは1dB単位で増加します。

Attack 0.1~100 ms "COMPRESS"がスレッショルドよりもレベルの高い信号に反応するスピードを設定します。Attackタイムが長くなるほど、プロセッシングされずに通過する信号(Attack)の冒頭部分が多くなります。

Release 10~1000msまたは"Auto mode"

信号がスレッショルド以下のレベルに下がった場合にゲインがオリジナルのレベルに戻るまでの時間を設定します。"Auto"ボタンがオンになっている場合、オーディオプログラム素材によって異なる最適なリリース設定を自動的に検出します。

MakeUp Gain 0~24dB コンプレッションによって生じるアウトプットゲインの損失を補填します。

コンプレッサーモード

RMS/Peak "RMS"は、オーディオ信号の平均のパワーを基本に動作します。"Peak"モードは、よりピークレベル基本に動作します。一般的には、"RMS"モードはボーカルなどのトランジェントの少ない素材に、"Peak"モードはトランジェントピークの多いパーカッション素材により適しています。

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"LIMITER"セクション

"LIMITER" は、アウトプットレベルが、設定したアウトプットレベルを超えないよう

に調節し、その後のデバイスでのクリッピングを防ぎます。一般的なリミッターの場合、アウトプットレベルが設定したスレッショルドレベルを確実に超えないようにす

るためには、アタックとリリースのパラメーターを厳密に設定する必要があります。"LIMITER" は、オーディオ素材に応じてこれらのパラメーターを自動的に最適な値に

調節します。また "Release"パラメーターを手動で調節することもできます。パラメーターは、下記の通りです。

"Routing"セクション

"Routing"セクションでは、3種類のプロセッサーの信号経路の順序を設定することができます。これにより、プロセッサーの順序を変更した場合の結果を素早く確認するこ

とができ、有効な設定を見つけることができます。個々のプロセッサーレベルの横に番号が付いています。この番号が、"Routing"セクションの信号経路を示す表示に使用

されます。

• 1-2-3("COMPRESS" - "AUTOGATE" - "LIMIT")

• 2-1-3("AUTOGATE" - "COMPRESS" - "LIMIT")

• 1-3-2("COMPRESS" - "LIMIT" - "AUTOGATE")

パラメーター 値 説明

Threshold -12~0dB 最大のアプトプウトレベルを設定します。設定したスレッショルドよりレベルの高い信号が影響され、レベルの低い信号は影響されません。

Release 10~1000msまたは"Auto mode"

信号がスレッショルド以下のレベルに下がった場合にゲインがオリジナルのレベルに戻るまでの時間を設定します。"Auto"ボタンがオンになっている場合、Limiter はオーディオプログラム素材によって異なる最適なリリース設定を自動的に検出します。

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VST Dynamics

VST Dynamicsプラグインは、Dynamicsプラグイン(13ページ参照)と同様ですが、以下の点が異なります。

• VST Dynamicsは、"AUTO LEVEL"と"SOFT CLIP"の2つのモードを搭載しています。

• シグナルフローは"AUTO GATE" - "AUTO LEVEL" - "COMPRESSOR"- "SOFT CLIP" -

"LIMITER"の順に固定されています。

• VST Dynamics は、レイテンシーがより高くなります。信号はプラグインを通ると遅

れます。

● このプラグインをオーディオトラックのインサートエフェクトとして使用すると、

Cubase LEは自動的にこのレーテンシーを修正しますが、グループチャンネル、VSTインストゥルメントチャンネル、ReWireチャンネルには反映されません。そのため、VST

Dynamicsプラグインは、オーディオトラック(ディスク)チャンネルのインサートエエクト(ステレオアウトプットバスを1つだけ使用している場合は、マスターエフェク

トも可能)としてのみ使用してください。

Cubase LE18 VSTプラグインエフェクト

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個々のプロセッサーをオンにする

各プロセッサーのラベルをクリックすることによって、プロセッサーをオンにするこ

とができます。オンになったプロセッサーのラベルはハイライト表示されます。必要なだけプロセッサーをオンにすることができますが、すべてのプロセッサーが他のプ

ロセッサーとの組み合わせで使用できるように開発されている化けではありませんので注意してください。例えば、"LIMIT"と"SOFT CLIP"は両方ともアウトプットが0dB

を超えないように設定するエフェクトですが、異なる方法で機能します。これらの2つのエフェクトを同時にオンにするのは実用的ではありません。

• オンにしたすべてのVST Dynamicsプロセッサーをオフにするには、パネルの右側にある点灯している"On"ボタンをクリックします。

ボタンをもう一度クリックすると、プロセッサーの同じ設定が有効になります。

"AUTO GATE"セクション

このセクションは、Dynamicsプラグインの"AUTOGATE"セクションと同じです。詳細

は、14ページをご参照ください。

"AUTO LEVEL"セクション

"AUTO LEVEL"は、オーディオ素材のレベルの差を取り除きます。レベルが不定に変

化するレコーディングのプロセッシングに使用します。低レベルをブーストし、高レベルのオーディオ信号をアッテネートします。設定したスレッショルドよりも高いレ

ベルのみをプロセッシングするため、低レベルノイズはブーストされません。インプットレベルが 0dBを超えると、"AUTO LEVEL"は非常に速く反応します。これは、オー

ディオ素材の高いレベルの信号レベルを前もって検索し、実際にその信号の前にそのレベルをアッテネートするため、シグナルクリッピングのリスクを軽減することがで

きます。パラメーターは、下記の通りです。

"COMPRESSOR"セクション

このセクションは、Dynamics プラグインの "COMPRESS"セクションと同じです(16ページ参照)。

パラメーター 値 説明

Threshold -90~-10dB ここで設定したスレッショルドよりも高いレベルの信号のみが影響されます。

反応時間 Slow, Mid, Fast "AUTO LEVEL"がゲインの調節に使用する時間を設定します。プログラムレベルが急激に変化するか、時間かけて変化するかによって設定してください。

Cubase LEVSTプラグインエフェクト 19

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"SOFT CLIP"セクション

"SOFT CLIP"は、リミッターのように、アウトプットレベルが0dBを超えないように調

節しますが、一般的なリミッターとは少し違った動作をします。信号レベルが-6dBを超えると、"SOFTCLIP"はその信号のリミット(クリップ)を「少しずつ」開始し、同

時に、真空管サウンドのような暖かみを追加するハーモニクスを生成してオーディオ素材に追加します。"SOFT CLIP"は、コントロールパラメーターを搭載していないた

め、使用方法はシンプルです。メーターには、インプットレベル(ソフトクリップの量)が表示されます。黄色_オレンジ_赤のエリアは、ソフトクリップのレベルを表示

します。緑色のエリア(-6dB 以下)のレベルは影響は受けません。右の濃い赤色のエリアは、インプットレベルが0dBよりも高いことを示します。

• "SOFT CLIP"にレベルの高すぎる信号を送ると、アウトプットレベルは0dBを超えませんが、ディストーションが起こる可能性がありますので避けてください。

"LIMITER"セクション

このセクションは、Dynamicsプラグインの"LIMITER"セクションと同じです。詳細は、17ページをご参照ください。

Cubase LE20 VSTプラグインエフェクト

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StepFilter

StepFilter は、パターンを設定できるマルチモードのフィルターで、リズミカルで鼓動

のようなフィルターを作り出すエフェクトです。

一般的な動作

フィルターカットオフとレゾナンスの2つのパラメーターは、16ステップのパターンを

作り出し、シーケンサーのテンポと同期します。

ステップ設定

• ステップ設定は、パターングリッドウインドウをクリックすることによって行われま

す。

• 個々のステップ入力は、自由に縦軸を上下にドラッグするか、空のグリッドボックス

を直接クリックして設定します。クリックドラッグでの左右の連続したステップ入力はポインターポジションで設定されます。

グリッドウインドウでフィルターカットオフを入力

• 横軸は、左から右へ1~16ステップで、縦軸はフィルターカットオフ周波数やレゾナ

ンスを設定します。

縦軸の高い位置にステップの値を入力すると、フィルターカットオフ周波数、または

フィルターレゾナンスは比例して高くなります。

• 再生を開始して、カットオフやレゾナンスのパターン設定を行うと、フィルターパター

ンがどのように作用するかを聞くことができます。

Cubase LEVSTプラグインエフェクト 21

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新しいパターンの選択

• 作成したパターンはソングと共に保存され、最大 8 個のカットオフやレゾナンスのパ

ターンを内部に保存できます。

カットオフとレゾナンスのパターンは、両方ともいっしょに8個のパターンメモリーに

保存されます。

• 新しいパターンの選択には"Pattern Select"を使います。

新しいパターンは、初期設定ではすべて同じステップ値になっています。

"Pattern Select"

パターンコピーの使用とバリエーションの作成"Patern Select"の下にある"Copy"と"Paste"ボタンは、、パターンを他のパターンメモリー

にコピーすることができ、パターンのバリエーションを作る際に便利です。

• コピーしたいパターンを選択し、"Copy"ボタンをクリックして、他のパターンメモリー

の場所を選択してから"Pasete"ボタンをクリックします。

パターンが新しいパターンにコピーされ、オリジナルパターンを使ってエディットす

ることで、バリエーションを作成することができます。

StepFilterパラメーター

パラメーター /値 説明

BaseCutoff 基本フィルターカットオフ周波数の設定を行います。このカットオフグリッドウィンドウで設定したカットオフ値は、"BaseCutoff"と関連付けられた値です。

BaseResonance 基本フィルターレゾナンスの設定を行います。レゾナンスグリッドウィンドウで設定したレゾナンス値は、この"BaseResonance"と関連付けられた値です。"BaseResonance"値を高く設定した場合、一定の周波数で歪んだ音になりますので、注意してください。

Glide パターンのステップ値の間にグライドを加え、値の移行がスムーズになります。

フィルターモード フィルターモードをローパス、バンドパス、ハイパスから選択できます(左から右へそれぞれ順に)。

Sync - 1/1~1/32T(3連符)、D(付点)

パターンの分解能です。ソングのテンポに対して同期させる際のノート値を設定することができます。

Mix ドライ信号とエフェクト信号のレベルバランスを設定します。

Gain 全体的なボリュームを決定します。

Cubase LE22 VSTプラグインエフェクト

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Chorus

Chorusは、信号に短いディレイを加え、ディレイ信号のピッチを変調し、「ダブリング」効果を作り出します。パラメーターは、下記の通りです。

• クリックしてドラッグすることによって、"Frequency", "Delay"の2つのパラメーターを同時に自由に調整することができるのです。

パラメーター 値 説明

Mix 0~100% ドライ信号とエフェクト信号のレベルバランスを設定します。Chorusをセンドエフェクトとして使用する場合、このフェーダーを最大に設定し、ドライ信号とエフェクト信号のバランスはセンドレベルでコントロールします。

Shapes のこぎり波/三角波/パルス波

モジュレーションの波形を設定します。三角波はスムーズなモジュレーション、のこぎり波は傾斜の付いモジュレーションを、パルス波は階段上のモジュレーションを行ないます。

Frequency 0~5Hz 変調率を設定します。

Delay 0~5ms コーラスエフェクトの深さを設定します。

Stages 1~3 1つまたは2つのディレイを追加し、より厚いマルチレイヤーのコーラスエフェクトを作り出します。

Cubase LEVSTプラグインエフェクト 23

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Flanger

"Flanger"は、ステレオエンハンス機能を持つ伝統的なフランジャーエフェクトです。パラメーターは、下記の通りです。

パラメーター 値 説明

Mix 0~100% ドライ信号とエフェクト信号のレベルバランスを設定します。"Flanger"をセンドエフェクトとして使用する場合、このフェーダーを最大に設定し、ドライ信号とエフェクト信号のバランスはセンドレベルでコントロールします。

Tempo Sync オン/オフ "Rate" ノブの上にあるボタンを使って、"TempoSync"のオン/オフを切り替えます。"Tempo Sync"がオンの場合は、ボタンは青に、オフのときは白に点灯します。

Rate 1/1~1/32,1/1~1/32 T(3連符),1/1~1/32D(付点) または0~5Hz

"Tempo Sync"がオンの場合、ここでフランジャースイープに同期させるテンポのベースノート値を設定します。"Tempo Sync" がオフの場合、スイープレートは、"Rate" ノブを使って自由に設定することができます。テンポに同期させる必要はありません。

Tempo Sync 1x~10x "Tempo Sync"使用時に使うフランジャースイープ用のノート値の乗数です。

Shape Sync 1~16 フランジャースイープの形を変更することによって、モジュレートする波形の形を変更します。

Feedback 0~100% フランジャーエフェクトの特性を決定します。設定値を高くすると、より「金属的」に響くスィープを作り出します。

Depth 0~100% 変調スィープの深さを設定します。

Delay 0~100ms このパラメーターは、設定したディレイタイムを調節することによって、変調スィープの周波数帯域を決定します。

Cubase LE24 VSTプラグインエフェクト

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グラフィックディスプレイウィンドウでパラメーターを変更することもできます。

以下の方法を使用することができます。

• "Tempo Sync"がオンになっている場合、波形をクリックして左右にドラッグすること

により、ベースノート値を設定することができます。

"Tempo Sync"がオフの場合、"Rate"パラメーターが設定されます。

• 波形をクリックして上下にドラッグすることにより、"Depth"パラメーターを設定することができます。

つまり、クリックしてドラッグすることによって、"Rate", "Depth"の2つのパラメーターを同時に自由に調整することができるのです。

• ディスプレイの緑 / 青の線をクリックして左右にドラッグすることにより、"StereoBasis"パラメーターを変更することができます。

Stereo Basis 0~100% ステレオ効果の深さを設定します。0%でモノラル、50%で元のステレオ、100%でステレオエンハンスが最大になります。

パラメーター 値 説明

Cubase LEVSTプラグインエフェクト 25

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Metalizer

Metalizer は、テンポシンクやタイムモジュレーション、フィードバックコントロールを使用し、オーディオ信号を可変周波数フィルターを通して受信します。

パラメーター 値 説明

Mix 0~100% ドライ信号とエフェクト信号のレベルバランスを設定します。Metalizerをセンドエフェクトとして使用する場合、このフェーダーを最大に設定し、ドライ信号とエフェクト信号のバランスはセンドレベルでコントロールします。

テンポシンク オン/オフ "Speed"ノブの上にあるボタンを使って、テンポシンクのオン/オフを切り替えます。テンポシンクがオンの場合は、ボタンは青に、オフのときは白に点灯します。

Speed 1/1~1/32,1/1~1/32 T(3連符),1/1~1/32 D(付点) または0~10Hz

テンポシンクがオンの場合、ここでエフェクトに同期させるテンポのベースノート値を設定します。このエフェクトにはノート値モディファイヤーはありません。テンポシンクがオフの場合、モジュレーションスピードは、"Speed"ノブを使って自由に設定することができます。テンポに同期させる必要はありません。

On オン/オフ フィルターモジュレーションのオン/オフを切り替えます。オフに設定すると、Metalizerは静止的なフィルターとして機能します。

Mono オン/オフ Metalizer のアウトプットをステレオ /モノのどちらにするかを設定します。

Sharpness 0~100% フィルターエフェクトの性質を設定します。値を高く設定すると、エフェクトが適用される周波数帯が狭くなり、よりシャープではっきりとしたエフェクト効果が得られます。

Cubase LE26 VSTプラグインエフェクト

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• クリックしてドラッグすることによって、"Sharpness", "Tone"の2つのパラメーター

を同時に自由に調整することができるのです。

Tone 0~100% フィードバック周波数を設定します。高い値に設定するほど、よりはっきりとした効果が得られます。

Feedback 0~100% フィードバック量を設定します。高い値に設定すると、よりメタリックなサウンドが作成されます。

パラメーター 値 説明

Cubase LEVSTプラグインエフェクト 27

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Phaser

Phaserは、フェーザーの特徴である伝統的な「シュー」という音を作り出します。信号の

位相をずらし、それを元の信号に再び加えることによって、周波数を部分的にキャンセルします。

パラメーター 値 説明

Mix 0~100% ドライ信号とエフェクト信号のレベルバランスを設定します。Phaserをセンドエフェクトとして使用する場合、このフェーダーを最大に設定し、ドライ信号とエフェクト信号のバランスはセンドレベルでコントロールします。

Tempo Sync オン/オフ "Ra te" ノブの上にあるボタンを使って、"TempoSync"のオン/オフを切り替えます。"Tempo Sync"がオンの場合は、ボタンは青に、オフのときは白に点灯します。

Rate 1/1~1/32,1/1~1/32 T(3連符),1/1~1/32 D(付点) または0~5Hz

"Tempo Sync"がオンの場合、ここでPhaserスイープに同期させるテンポのベースノート値を設定します。"Tempo Sync" がオフの場合、スイープレートは、"Rate" ノブを使って自由に設定することができます。テンポに同期させる必要はありません。

Feedback 1~100% フィードバックの量を設定します。高い値に設定すると、よりはっきりしたエフェクト効果が得られます。

TMPシンク 1x~10x "Tempo Sync"使用時に使うPhaserスイープ用のノート値の乗数です。

Stereo Basis 0~100% ステレオ効果の深さを設定します。0% でモノラル、50%で元のステレオ、100%でステレオエンハンスが最大になります。

Cubase LE28 VSTプラグインエフェクト

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グラフィックディスプレイウィンドウでパラメーターを変更することもできます。以

下の方法を使用することができます。

• "Tempo Sync"がオンになっている場合、波形をクリックして左右にドラッグすること

により、ベースノート値を設定することができます。

"Tempo Sync"がオフの場合、"Rate"パラメーターが設定されます。

• 波形をクリックして上下にドラッグすることにより、"Feedback"パラメーターを設定することができます。

つまり、クリックしてドラッグすることによって、"Rate", "Feedback"の2つのパラメーターを同時に自由に調整することができるのです。

• ディスプレイの緑 / 青の線をクリックして左右にドラッグすることにより、"StereoBasis"パラメーターを変更することができます。

Cubase LEVSTプラグインエフェクト 29

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Ringmodulator

Ringmodulatorは、複雑で鐘のよう響くサウンドを作り出すことができます。Ringmodulatorは、2つのオーディオ信号を掛け合わすことによって動作します。リング

モジュレートされた出力には、2つの信号の周波数の和と差の両方によって作り出された周波数が加えられます。

Ringmodulatorは、エフェクトを作り出すために入力信号を複合するオシレーターを装

備しています。

パラメーター

パラメーター 説明

OscillatorLFO Amount

LFOによってオシレーター周波数がどれだけ影響を受けるか設定します。

OscillatorEnv. Amount

(入力信号によってトリガーされた)エンベロープによってオシレーター周波数がどれだけ影響を受けるか設定します。プラスとマイナスの値に設定でき、中央の位置ではモジュレーションはかかりません。左側に設定すると、大きな入力信号はオシレーターのピッチを下げ、反対に右側にすると、大きな入力信号はオシレーターのピッチを上げます。

Oscillator波形

オシレーターの波形を、矩形波、サイン波、のこぎり波、三角波から選択します。

OscillatorRange

オシレーターの周波数レンジを決定します(単位Hz)。

OscillatorFrequency

"Range"で決定した範囲内で、オシレーターの周波数を±2オクターブで設定します。

Roll-Off オシレーターの波形の高周波数をカットし、全体のサウンドをソフトにします。矩形波やのこぎり波など、豊かな倍音を持つ波形を選んだ際に使用すると効果的です。

Cubase LE30 VSTプラグインエフェクト

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LFO波形

LFOの波形を、矩形波、サイン波、のこぎり波、三角波から選択します。

LFO Speed LFOスピードを設定します。

LFOEnv. Amount

エンベロープジェネレーター経由の入力信号のレベルが、LFOのスピードにどれだけ影響を及ぼすか設定します。プラス、マイナスの値に設定でき、センターにすると効果がかかりません。左側に設定すると、大きな入力信号によりLFOのスピードが遅くなり、反対に右側に設定すると、大きな入力信号によりLFOのスピードが速くなります。

InvertStereo LFOのオシレーターの右チャンネルの波形を反転させ、モジュレーションにワイドなステレオ感を与えます。

エンベロープジェネレーター

入力信号をどのようにエンベロープデータに変換するかを調整し、オシレーターのピッチと LFOのスピードを調整することができます。2つの主なコントロールがあります。"Atack" は、入力信号のレベル上昇に応じて、エンベロープジェネレータの出力レベルをどのくらい速く上がるかを設定します。"Decay" は、入力信号のレベル下降に応じて、エンベロープジェネレーターの出力レベルをどのくらい速く下がるかを設定します。

Lock L<R このボタンが有効になっていると、左右の入力信号がマージされ、両チャンネルのオシレーターのエンベロープジェネレーターの出力レベルは同じになります。また無効になっていると、それぞれのチャンネル独自にエンベロープジェネレーターを設定でき、2チャンネルのオシレーターそれぞれに作用します。

Mix ドライ信号とエフェクト信号のレベルバランスを設定します。

Output 全体のボリュームを調整します。

パラメーター 説明

Cubase LEVSTプラグインエフェクト 31

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Rotary

Rotaryは、クラシックなロータリースピーカー効果をシミュレートします。ロータリー

スピーカーキャビネットは、渦を巻くようなコーラスエフェクトを作り出し、一般的にオルガンで使用されています。Rotaryのパラメーターは、本物に基づいた特徴を持っ

ています。含まれているプリセットは操作にあたるスタートとして使用でき、多数のパラメーターが設定されています。

パラメーターは、下記の通りです。

パラメーター 値 説明

Speed Stop/Slow/Fast Rotaryのスピードを設定します。

MIDI Ctrl . コントローラー[1]~[16]

"Speed"パラメータのためのMIDIコンティニュアスコントローラを選択します33ページ参照)。

Mode Switched /Variable

スピード設定を"SLOW" / "FAST"のスイッチにするか、可変コントロールにするかを選択します。"Swi tch ed " モードが選ばれ、"MID I CC" が"P.Bend"の時には、スピードはピッチベンドを上または下に動かすことで切り替わります。他のコントローラーではスイッチが64になります。

Overdrive 0~100% ソフトオーバードライブ、またはディストーションを加えます。

CrossoverFreq.

200~3000Hz ラウドスピーカーのローとハイのクロスオーバー周波数を設定します。

Mic Angle 0~180 degrees マイクロフォンの角度をシミュレートします。0ではモノラルで、180 ではマイクがそれぞれ両側にセットされます。

Mic Distance 1~36 Inches スピーカーからのマイクの位置をシミュレートします。

Low RotorAmp Mod.

0~100% アンプリチュードモジュレーションのデプスを設定します。

Cubase LE32 VSTプラグインエフェクト

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RotaryへのMIDIの接続

リアルタイムでスピードパラメーターをMIDIコントロールするには、MIDI出力が

Rotaryに接続されている必要があります。

• Rotaryがセンドあるいはインサートエフェクトとして選択されていれば、MIDIトラッ

クの"out:"のポップアップメニューにRotaryが表示されます。

Rotary を"out:"で選択すると、MIDIは選択したトラックからプラグインに接続されます。

Low RotorMix Level

0~200% 全体のベースのレベルを設定します。

Hi RotorAmp Mod.

0~100% ハイローターアンプリチュードモジュレーションです。

Hi RotorFreq. Mod.

0~100% ハイローターフリケンシーモジュレーションです。

Phasing -100~100 ハイローターのサウンドでのフェイズの量を設定します。

Hi Slow 0.0~720 rpm ハイローターの"Slow"スピードを微調整します。

Hi Rate 0.0~720 rpm/sec ハイローターの加速時間を微調整します。

Hi Fast 0.0~720 rpm ローローターの"Slow"スピードを微調整します。

Lo Slow 0.0~720 rpm ローローターの"Slow"スピードを微調整します。

Lo Rate 0.0~720 rpm/sec ローローターの加速時間を微調整します。

Lo Fast 0.0~720 rpm ローローターの"Fast"スピードを微調整します。

Output 全体的な出力レベルを設定します。

Mix ドライ信号とエフェクト信号のレベルバランスを設定します。

パラメーター 値 説明

Cubase LEVSTプラグインエフェクト 33

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Symphonic

Symphonicは、ステレオエンハンス、オートパン、コーラス/フランジャーを組み合わ

せたものです。オートパンは、テンポに同期させることができます。最良の結果を得るためには、Symphonicをステレオ信号に使用してください。

パラメーターは、下記の通りです。

パラメーター 値 説明

Mix 0~100% ドライ信号とエフェクト信号のレベルバランスを設定します。Symphonicをセンドエフェクトとして使用する場合、このフェーダーを最大に設定し、ドライ信号とエフェクト信号のバランスはセンドレベルでコントロールします。

Tempo Sync オン/オフ "Temp Sync"ノブの下にあるボタンを使って、"TempoSync"のオン/オフを切り替えます。"Tempo Sync"がオンの場合は、ボタンは青に、オフのときは白に点灯します。

Tempo Syncポップアップ

1/1~1/32,1/1~1/32 T(3連符),1/1~1/32 D(付点)

"Tempo Sync"がオンの場合、ここでオートパンに同期させるテンポのベースノート値を設定します。

Tempo Syncノブ

1x~10x オートパンニングのタイミングを設定するノート値の乗数です。

Delay 0~100 ms ディレイタイムを設定し、コーラスエフェクト(オンになっている場合)の性質を設定します。

Depth 0~100% コーラスエフェクトの深さを設定します。Symphonicをオートパンまたはステレオ縁半さーとして使用したい場合には、この値を0%に設定します。

Rate 0~100% コーラスエフェクト(オンになっている場合のモジュレーションレートを設定します。

Cubase LE34 VSTプラグインエフェクト

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グラフィックディスプレイウィンドウでパラメーターを変更することもできます。

以下の方法を使用することができます。

• 波形をクリックして左右にドラッグすることにより、"Rate"パラメーターを設定する

ことができます。

• 波形をクリックして上下にドラッグすることにより、"Depth"パラメーターを設定する

ことができます。

つまり、クリックしてドラッグすることによって、"Rate", "Depth"の2つのパラメーター

を同時に自由に調整することができるのです。

• ディスプレイの緑 / 青の線をクリックして左右にドラッグすることにより、"Stereo

Basis"パラメーターを変更することができます。

Stereo Basis 0~100% オートパンナーをオンにしている場合、パン設定のステレオ幅を設定します。オートパンナーがオフの場合("Tempo Sync"がオフになっている場合)、ステレオエンハンスの深さを設定します。0%でモノラル、50%で元のステレオ、100%でステレオエンハンスが最大になります。

パラメーター 値 説明

Cubase LEVSTプラグインエフェクト 35

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Tranceformer

Tranceformerは、リングモジュレーターです。受信したオーディオに、内蔵の可変周波

数オシレーターを用いてリングモジュレーションを適用し、新しいハーモニクスを作成します。第2オシレーターを使って、第1オシレーターの周波数をソングのテンポに

同期させながらモジュレートすることができます。

パラメーターは、下記の通りです。

パラメーター 値 説明

Mix 0~100% ドライ信号とエフェクト信号のレベルバランスを設定します。

Tone 1~5000Hz モジュレーションオシレーターの周波数(ピッチ)を設定します。

テンポシンク オン/オフ "Speed"ノブの上にあるボタンを使って、テンポシンクのオン/オフを切り替えます。テンポシンクがオンの場合は、ボタンは青に、オフのときは白に点灯します。

Speed 1/1~1/32,1/1~1/32 T(3連符),1/1~1/32 D(付点) または0~10Hz

テンポシンクがオンの場合、エフェクトに同期させるテンポのベースノート値をここで設定します。このエフェクトにはノート値モディファイヤーはありません。テンポシンクがオフの場合、モジュレーションスピードは"Speed"ノブで自由に設定することができます。テンポに同期させる必要はありません。

On オン/オフ ピッチパラメーターのモジュレーションのオン /オフを切り替えます。

Mono オン/オフ エフェクトアウトプットのステレオ / モノを切り替えます。

Depth 0~100% ピッチモジュレーションの深さを設定します。

Cubase LE36 VSTプラグインエフェクト

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• クリックしてドラッグすることによって、"Tone", "Depth"の 2つのパラメーターを同

時に自由に調整することができるのです。

波形ボタン サイン波/矩形波/のこぎり波/のこぎり波(反転)/三角波

ピッチモジュレーションの波形を設定します。

パラメーター 値 説明

Cubase LEVSTプラグインエフェクト 37

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Bitcrusher

Bit Crusherは、ローファイサウンドを作り出します。入力したオーディオ信号がビットリダクションによって壊され、切りつめられ、ノイジーで歪んだサウンドになります。

たとえば、24bitのオーディオ信号を4bitや8bitのサウンドにしたり、元の音と聴き分けがつかないグシャグシャな音にすることもできます。Bit Crusherは、インサートエフェ

クトやセンドエフェクトとして使用します。もちろん、お望みならマスターエフェクトとしても使用できます。

パラメーター 値 説明

Mode I,II,III,IV 4つの操作モードからひとつを選択します。それぞれのモードは異なった結果をもたらします。モードの "I"、"II"はノイジーで、"III"と"IV"は少し微妙な効果になります。

Depth 0~24 ビットレゾリューションを設定します。"24"にするともっとも高音質で、"1"にするともっともノイジーになります。

SampleDivider

1~65 オーディオサンプルがどの程度破壊されるかを設定します。最大値(65)に設定すると、オリジナルのオーディオ信号の情報はほとんど形を失い、認識不可能なノイズに変更します。

Mix N/A Bit Crusherと元のオーディオ信号の出力バランスを設定します。スライダーを上にドラッグするとエフェクトが多くなり、スライダーを下にドラッグすると元の信号が目立つようになります。

Gain N/A Bit Crusherの出力レベルを決定します。スライダーを上にドラッグするとレベルが上がります。

Cubase LE38 VSTプラグインエフェクト

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Chopper

Chopperは、トレモロとオートパンを組み合わせたエフェクトです。様々な波形を用い

てレベルのモジュレート(トレモロ)やステレオの左右ポジションの設定(パン)を行なうことができます。テンポシンクまたは手動のスピード設定が可能です。

パラメーター 値 説明

Mix 0~100% ドライ信号とエフェクト信号のレベルバランスを設定します。Chopperをセンドエフェクトとして使用する場合、このフェーダーを最大に設定し、ドライ信号とエフェクト信号のバランスはセンドレベルでコントロールします。

テンポシンク オン/オフ "Speed"ノブの上にあるボタンを使って、テンポシンクのオン/オフを切り替えます。テンポシンクがオンの場合は、ボタンは青に、オフのときは白に点灯します。

Speed 1/1~1/32, 1/1~1/32 T(3連符),1/1~1/32 D(付点) または0~50Hz

テンポシンクがオンの場合、ここでエフェクトに同期させるテンポのベースノート値を設定します。このエフェクトにはノート値モディファイヤーはありません。テンポシンクがオフの場合、トレモロ/オートパンスピードは、"Speed"ノブを使って自由に設定することができます。テンポに同期させる必要はありません。

Mono ステレオ/モノ Chopperをオートパン(点灯していない状態)として使用するか、トレモロ(点灯している状態)として使用するかを指定します。

波形ボタン サイン波/矩形波/のこぎり波/のこぎり波(反転)/三角波

モジュレーションの波形を設定します。

Depth 0~100% Chopperエフェクトの深さを設定します。ディスプレイ内をクリックしてドラッグすることによって調節することもできます。

Cubase LEVSTプラグインエフェクト 39

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Grungelizer

Grungelizer は、レコーディングしたデータにノイズや静電気を追加し、電波の状態が

悪い場所でラジオを聴いているような感じ、または擦り切れたレコードを聴いているような感じをつくり出します。

パラメーター 値 説明

CRACKLE N/A クラックルノイズを追加して古いビニールレコードのサウンドをつくり出します。ダイアルを右に回すほど追加されるクラックルノイズの量が多くなります。

RPMスイッチ 33-45-78 ビニールレコードのサウンドをエミュレートする場合、このスイッチを使ってレコードの回転数(RPM =Revolusions per minute)スピードを設定します。

NOISE N/A このダイアルを使って、追加する静電気ノイズの量を設定します。

DISTORT N/A このダイアルを使って、ディストーションを追加します。

EQ N/A このダイアルを右に回すと低周波をカットし、より薄いローファイサウンドをつくり出します。

AC N/A 電源の定期的な低いハムをエミュレートします。

周波数スイッチ 50~60Hz 電源の周波数を設定し、電源のハムのピッチを設定します。

TIMELINE TODAY~1900

このダイアルを使って、エフェクト全体の量を調節します。ダイアルを右(1900)に回すと、エフェクトの効果が大きくなります。

Cubase LE40 VSTプラグインエフェクト

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Vocoder

Vocoder は、「モジュレーター(Modulator)」と呼ばれる声などの信号ソースの特徴を「キャリア(Carrier)」と呼ばれる他のソースに付け加えることができます。一般的な

ボコーダーの使用方法としては、声をモジュレーターとして、楽器をキャリアにして、楽器が「話す」ような効果を作り出します。ボコーダーはソースとなる信号(モジュ

レーター)をいくつかの周波数帯に分割することによって動作します。これらの周波数帯のオーディオ特性は、キャリアを変調させるのに使われます。

Vocoderは、キャリア(シンプルなポリフォニックシンセサイザー)を装備しておりま

すが、外部のキャリアを使用することもできます(43ページ参照)。

Cubase LEVSTプラグインエフェクト 41

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設定 - MIDIを使用する場合このモードでは、Vocoderは他のプラグインエフェクトとは少し違った設定が行われま

す。この設定では、オーディオ信号(モジュレーターソースとして)とMIDIインプット(キャリアのプレイバック用)の両方を必要とします。外部キャリアを使用した設

定については、43ページをご参照ください。

設定は、次の手順に従ってください。

1. モジュレーターのソースを選択します。モジュレーターソースは、オーディオトラックのオーディオ素材や、オーディオトラッ

クにルーティングしたライブオーディオインプット(低レイテンシーのサウンドカードを使用している場合)を使用することができます。

• 話し声や歌声、またはドラムループなどのパーカッションサウンドがモジュレーターソースとして適しています。

変化のないパッドやソフトなアンビエントソースは、一般的にモジュレーターとして使用するのに適当ではありませんが、モジュレーターソースとして何を使用するかに

ついては、厳密なルールがある訳ではありません。

2. オーディオチャンネルのインサートエフェクトでVocoderを選択します。

"EDIT"ボタンをクリックしてVocoderのコントロールパネルを開きます。

3. "Vocoder Mode"スイッチが"MIDI"に設定されていることを確認します。

4. MIDIトラックを選択します。空のMIDIトラックでも、データの含まれているMIDIトラックでもかまいません。た

だし、レコーディングしたパートに演奏させるのでなく、Vocoderをリアルタイムに演奏したい場合は、VocoderがMIDI アウトプットを受信できるように、トラックのモニ

タリングをオン(またはレコーディング可能)にしておく必要があります。

5. MIDIトラックの"out:"ポップアップメニューからVocoderを選択します。トラックのMIDIアウトプットがVocoderにルーティングされます。MIDIを受信すると、

"MODE"スイッチの下のVocoderパネルのインジケーターが点灯します。

以上で、ボコーダーの準備は完了です。

次に何をするのかは、演奏あるいは録音されたオーディオをモジュレーターソースと

して使用するのか、リアルタイムあるいは入力済みのMIDIをキャリアとして使用するのかにもよります。ここでは、録音されたオーディオをモジュレーターとして使い、

リアルタイムに演奏したMIDI信号をキャリアにします。

6. MIDIトラックが選択されているのを確認して、再生してください。

7. MIDIキーボードで2,3音、演奏します。オーディオデータの特徴をサウンドソースに適用した音が聞こえてきます。

Cubase LE42 VSTプラグインエフェクト

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設定 -外部キャリアを使用する場合

外部キャリアを使用する場合、2つのモードがあります。

• "Ext."モードの場合、2つのオーディオソースをキャリアーまたはモジュレーターとして使用することができます。このモードを選択すると、"Synth"セクションはオフになりグレイアウトします。MIDIインプットと、"Gap Thru"パラメーターもオフになります。

• "MIDI+Ext."モードは、オーディオキャリアとVocoderのシンセサウンドをミックスします。44ページをご参照ください。

内蔵のシンセの代わりに外部キャリアを使用する("Ext."モード)場合は、次の手順に従ってください。

1. " プロジェクト(Project)" メニューの"トラックを追加(Add Track)"サブメニューから、グループチャンネルを作成します。

2. キャリアソースとして使用するオーディオファイルを開き、空のオーディオトラックに配置します。

3. ミキサー、またはインスペクターで、キャリアのオーディオチャンネルのパン設定を右端に設定します。

4. キャリアのオーディオチャンネルのアウトプットをグループに接続します。

5. モジュレーターソースとして使用するオーディオファイルを開き、空のオーディオト

ラックに配置します。Vocoderを正常に動作させるには、2つのオーディオトラック(キャリアとモジュレー

ター)のイベントを同時にプレイバックする必要があります。

6. ミキサー、またはインスペクターで、モジュレーターのオーディオチャンネルのパン

設定を左端に設定します。

7. モジュレーターのオーディオチャンネルのアウトプットをグループに接続します。

8. Vocoderを、グループチャンネルのインサートエフェクトとして選択します。

9. Vocoderパネルを開いて、"Ext"ボタンをオンにします。

10. プレイバックを開始すると、キャリアチャンネルがモジュレーターチャンネルによっ

てモジュレートされます。Vocoder パネルの左半分のシンセセクションと "Gap Thru" パラメーターは使用不可に

なっています。

Cubase LEVSTプラグインエフェクト 43

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設定 - 外部キャリアとMIDIを使用する場合

外部キャリアとMIDIを使用する場合、外部キャリアを使用した場合の設定方法に加え

て、MIDIトラックのアウトプットをVocoderに接続してください。MIDIトラックは、Vocoderシンセをリアルタイムに演奏することも、すでにレコーディングしたパートを

プレイバックすることもできます。Vocoderシンセがリアルタイムに演奏したMIDIを受信できるよう、モニタリングをオンにしておいてください。

• 説明の通りに設定を行ない、Vocoderパネルで"MIDI+Ext."モードをオンにしてください。

受信したMIDIがVocoderシンセをトリガーし、シンセアウトプットとオーディオキャリア信号がミックスされます。

Vocoderのパラメーター

Vocoder をかけたサウンドの一般的なサウンドクオリティを設定する下記のパラメーターがあります。

パラメーター 値 説明

Number ofBands

2~24 モジュレーター信号を分割する周波数バンドの数を設定します。バンド数が少ないほど、より薄くレゾナントの強いサウンドが作成され、バンド数が多いほど、より厚みのあるはっきりしたサウンドが作成されます。

Bandwidth 0~100% 周波数バンドのバンドウィズを設定します。この設定は、ティンバー全体に反映されます。バンドウィズを非常に狭く設定すると、薄くホイッスルの様なサウンドが作成されます。

Min./Max. Freq. 40~8000Hz Vocoderの最大、最小の周波数リミットを設定します。

log/lin 0~100% 周波数バンドを最大値と最小値の間にどのように配置するかを設定します。Log = オクターブ単位で均等に配置します。Lin = Hz単位で均等に配置します。この設定は、Vocoderの基本的なティンバーに反映されます。

Env.Speed 10~19699ms/HOLD

Vocoderエンベロープのアタックタイム、リリースタイムを設定します。短めに設定すると、モジュレーター信号は瞬時にVocoderをトリガーし、長めに設定すると、アタック/リリースタイムを徐々に増加させ、より微妙なVocoder エフェクトを作成します。"HOLD"に設定すると、モジュレーターは「凍結」され、キャリアシンセには影響しません。

High Thru 0~100% ノートのプレイバック中に、サ行周波数の周辺の高周波を通過させます。

Cubase LE44 VSTプラグインエフェクト

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Talk Thru 0~100% ノートのプレイバック中に、Vocoderアウトプットへ送るオリジナルのインプット信号のレベルを設定します。

Gap Thru 0~100% プレイバックするMI DI ノートがない場合にVocoderアウトプットに送るオリジナルインプット信号のレベルを設定します(MIDI モードの場合のみ)。これによって、Vocoderをボーカルトラックに適用し、必要な場所にVocoderエフェクトを追加したパートを配置することができます。

Output 0~100% Vocoderのアウトプットレベルを設定します。

Emphasis 0~100% 高周波数帯域を通過させ、低周波数帯域を徐々にカットするハイパスフィルターです。

パラメーター 値 説明

Cubase LEVSTプラグインエフェクト 45

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Vocoderシンセのパラメーター

内蔵のシンセサイザーをキャリアとして使用する場合、このパラメーターでモジュ

レーターソースを適用するサウンドを設定します。シンセサイザーは最大8ボイスで、1ボイスあたり2つのオシレーターを装備しています。シンセサイザーのパラメーター

は、下記の通りです。

パラメーター 値 説明

Voices 1~8 シンセサイザーのボイス数を設定します。

Fine Tune -100/+100Cent

オシレーターのチューニングをセント単位(100 セントは半音)で行います。

Pitch Bend 1~12 半音単位でピッチベンドの上下の範囲を設定します。

Noise 0~100% ホワイトノイズを加えます。

NoiseMod 0~100% オシレーターがノイズレベルを変調させます。これによりヤスリのような「スー」から「グー」というようにノイズが変化します。

P.Drift 0~100% オシレーターにランダムピッチバリエーションを加えます。

P.Glide 0~100% 演奏されるノート(音符)の間にピッチグライドを付けます。パラメーターはノート(音符)から次の音へのピッチがグライドする時間を設定します。

P.Bright 0~100% オシレーターの音質をソフトにするローパスフィルターです。ホワイトノイズジェネレーターには作用しません。

P.Detune 12.00~0.00 ひとつのオシレーターにデチューンをセント単位でかけます。

LFO Rate 1~23Hz LFOレイトを設定します(ビブラート用)。

Vibrato 0~100% オシレーターにビブラートを加えます。モジュレーションホイールによってもコントロール可能です。

Cubase LE46 VSTプラグインエフェクト

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Reverb A

Reverb Aは、スムーズで深いリバーブ効果を生み出すリバーブプラグインです。パラメーターは、下記の通りです。

パラメーター 値 説明

Mix Dry/Wet ドライ信号とエフェクト信号(ウェット)のレベルバランスを設定します。Reverb Aをセンドエフェクトとして使用する場合、このフェーダーを最大に設定し、ドライ信号とエフェクト信号のバランスはセンドレベルでコントロールします。

Room Size 20~100 シミュレートする部屋の「サイズ」を設定します。

Predelay 0~100ms ダイレクトサウンドとリバーブエフェクトアウトプットの間のディレイを設定します。リバーブの前の"Predelay"を短く設定すると、サウンドをあいまいにするリバーブの「散乱」を軽減し、より自然なリバーブサウンドを作成します。

Reverb Time 0,2s~forever リバーブエフェクトの長さを設定します。

Filter Hi Cut -15~0dB 高周波数帯域をカットし、リバーブサウンドをよりソフトにします。

Filter Lo Cut -15~0dB 低周波数帯域をカットします。低周波のノイズを軽減します。

Cubase LEVSTプラグインエフェクト 47

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Reverb B

Reverb Bは、レコーディングしたデータにアンビエンスや「広がり」を追加します。

パラメーターは、下記の通りです。

パラメーター 値 説明

Mix 0~100% ドライ信号とエフェクト信号のレベルバランスを設定します。Reverb Bをセンドエフェクトとして使用する場合、このフェーダーを最大に設定し、ドライ信号とエフェクト信号のバランスはセンドレベルでコントロールします。

Room Size 0~100% シミュレートする部屋の「サイズ」を設定します。

Predelay 0~100% ダイレクトサウンドとリバーブエフェクトアウトプットの間のディレイを設定します。リバーブの前のPredelay を短く設定すると、サウンドをあいまいにするリバーブの「散乱」を軽減し、より自然なリバーブサウンドを作成します。

Reverb Time 0~100% リバーブエフェクトの長さを設定します。

Damp 0~100% 高周波数帯域を抑え、より丸みのある滑らかなリバーブを作成します。

Cubase LE48 VSTプラグインエフェクト