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加須市教育委員会 全校や学年といった大きな集団で、他の学年・学級の児童ととも体験的な 活動を行います。 年間指導計画補助資料:指導者用ハンドブック9(中学校:特別活動) 特別活動ハンドブック ―中学校 学校行事― 目標 ※望ましい集団活動 活動の目標を全員でつくり、その目標について全員が共通の理解をもっていること 活動の目標を達成するための方法や手段などを全員で考え、話し合い、それを協力し て実践できること。 一人一人が役割を分担し、その役割を全員が共通に理解し、自分の役割や責任を果た すとともに、活動の目標について振り返り、生かすことができること 一人一人の自発的な思いや願いが尊重され、互いの心理的な結び付きが強いこと 成員相互の間に所属感や所属意識、連帯感や連帯意識があること 集団の中で、互いのよさを認め合うことができ、自由な意見交換や相互の関係が助長 されるようになっていること。 なすことによっ ※望ましい集団活動を通して…「 実際の)活動を行って」の意味です 「 が特別活動の原則手法です。 て学ぶ ( Learn by Doing 内容 望ましい集団活動を通して、心身の調和のとれた発達と個性の伸長を図り、集団や社 会の一員としてよりよい生活や人間関係を築こうとする自主的、実践的な態度を育てると ともに、自己の生き方についての考えを深め、自己を生かす能力を養う。 学校行事を通して、望ましい人間関係を形成し、集団への所属感や連帯感を深め、公 共の精神を養い、協力してよりよい学校生活を築こうとする自主的、実践的な態度を育 てる。 特別活動の目標 学校行事の目標 次の6つの条件があります (1) 儀式的行事 学校生活に有意義な変化や折り目を付け、厳粛で清新な気分を味わい、新しい生活 の展開への動機付けとなるような活動を行うこと。 行事例 入学式 卒業式 始業式 終業式 修了式 立志式 開校記念に関する儀式 新任式、離任式など 全校又は学年を単位として、学校生活に秩序と変化を与え、学校生活の充実と発展に 資する体験的な活動を行うこと。 学校行事は 次の5種類の行事に大別されます 教育課程の中で、すべての内容を扱います。

特別活動ハンドブック - Saitama Prefecture...加須市教育委員会 全校や学年といった大きな集団で、他の学年・学級の児童ととも体験的な 活動を行います。年間指導計画補助資料:指導者用ハンドブック9(中学校:特別活動)

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Page 1: 特別活動ハンドブック - Saitama Prefecture...加須市教育委員会 全校や学年といった大きな集団で、他の学年・学級の児童ととも体験的な 活動を行います。年間指導計画補助資料:指導者用ハンドブック9(中学校:特別活動)

加須市教育委員会

全校や学年といった大きな集団で、他の学年・学級の児童ととも体験的な活動を行います。

年間指導計画補助資料:指導者用ハンドブック9(中学校:特別活動)

特別活動ハンドブック―中学校 学校行事―1 目標

※望ましい集団活動

ア 活動の目標を全員でつくり、その目標について全員が共通の理解をもっていることイ 活動の目標を達成するための方法や手段などを全員で考え、話し合い、それを協力して実践できること。

ウ 一人一人が役割を分担し、その役割を全員が共通に理解し、自分の役割や責任を果たすとともに、活動の目標について振り返り、生かすことができること

エ 一人一人の自発的な思いや願いが尊重され、互いの心理的な結び付きが強いことオ 成員相互の間に所属感や所属意識、連帯感や連帯意識があることカ 集団の中で、互いのよさを認め合うことができ、自由な意見交換や相互の関係が助長されるようになっていること。

なすことによっ※望ましい集団活動を通して…「 実際の)活動を行って」の意味です 「( 。が特別活動の原則手法です。て学ぶ ( )」 Learn by Doing

2 内容

望ましい集団活動を通して、心身の調和のとれた発達と個性の伸長を図り、集団や社

会の一員としてよりよい生活や人間関係を築こうとする自主的、実践的な態度を育てると

ともに、自己の生き方についての考えを深め、自己を生かす能力を養う。

学校行事を通して、望ましい人間関係を形成し、集団への所属感や連帯感を深め、公

共の精神を養い、協力してよりよい学校生活を築こうとする自主的、実践的な態度を育

てる。

特別活動の目標

学校行事の目標

。次の6つの条件があります

(1) 儀式的行事

学校生活に有意義な変化や折り目を付け、厳粛で清新な気分を味わい、新しい生活

の展開への動機付けとなるような活動を行うこと。

、 、 、 、 、 、 、行事例 入学式 卒業式 始業式 終業式 修了式 立志式 開校記念に関する儀式

新任式、離任式など

全校又は学年を単位として、学校生活に秩序と変化を与え、学校生活の充実と発展に

資する体験的な活動を行うこと。、 。学校行事は 次の5種類の行事に大別されます

教育課程の中で、すべての内容を扱います。

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3 指導計画

(1)指導計画作成にあたっての配慮事項○学校の創意工夫を生かしているか。○学校の実態や生徒の発達の段階及び特性等を考慮しているか。○生徒による自主的、実践的な活動が助長されるものであるか。○各教科、道徳及び総合的な学習の時間などの指導との関連が図られているか。○家庭や地域の人々との連携、社会教育施設等の活用など工夫されているか。

(2)指導計画作成の手順①学校行事の目標と内容を踏まえ、学校全体としての学校行事の指導の構想を明確にする。②各種類ごとに行事及びその内容を重点化するとともに、行事間の関連や統合を図るなど精選し、特定の時期に偏らないように配列する。

③行事の内容、参加学年、授業時数等を決定するとともに事前、事後の指導に充てる授業時数を明確にする。

④活用する施設、設備、所要経費等を明らかにする。

(2) 文化的行事

平素の学習活動の成果を発表し、その向上の意欲を一層高めたり、文化や芸術に親

しんだりするような活動を行うこと。

行事例 文化祭(学芸会 、学習発表会、音楽会(合唱祭 、作品発表会(展覧会 、

) ) )

音楽鑑賞会、映画や演劇の鑑賞会、伝統芸能等の鑑賞会や講演会など

(3) 健康安全・体育的行事

心身の健全な発達や健康の保持増進などについての関心を高め、安全な行動や規律

ある集団行動の体得、運動に親しむ態度の育成、責任感や連帯感の涵養、体力の向上

などに資するような活動を行うこと。

、 、 、 、 、 ( )、行事例 身体測定 健康診断 非難訓練 交通安全教室 防犯教室 体育祭 運動会

球技大会など

(4) 遠足・集団宿泊的行事

自然の中での集団宿泊活動などの平素と異なる生活環境にあって、見聞を広め、自

然や文化などに親しむとともに、人間関係などの集団生活の在り方や公衆道徳などに

ついての望ましい体験を積むことができるようなような活動を行うこと。

行事例 遠足、修学旅行、林間学校、自然教室、野外活動、集団宿泊活動など

(5) 勤労生産・奉仕的行事

勤労の尊さや生産の喜びを体得するとともに、ボランティア活動などの社会奉仕の

精神を養う体験が得られるような活動を行うこと。

、 、 、 、行事例 飼育栽培活動 校内美化活動 地域社会の清掃活動 公共施設等の清掃活動

▲福祉施設との交流活動など

○各学校の創意工夫を生かした特色ある学校行事、特色ある学校づくりを進める観点に立って精選を

図るとともに重点化や行事間の関連・統合を図りましょう。

○地域の人々との触れ合いを深め、様々な交流を図る活動を積極的に取り入れていきましょう。

○幼児、高齢者、障害のある人々との触れ合いなどを充実させましょう。

○自然の恵みに感動する心をはぐくむ自然体験や、社会の一員としての在り方や望ましい勤労観・職

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(3)指導計画例①学校行事年間計画表

儀式的行事 文化的行事 健康安全・体育的行事 旅行・集団宿泊的行事 勤労生産・奉仕的行事

年別 年別 年別 年別 年別

実施時数 実施時数 実施時数 実施時数 実施時数月 内容 内容 内容 内容 内容

1 2 3 1 2 3 1 2 3 1 2 3 1 2 31 1 2 2 2 1 1 14 始業式 新入生歓迎会 身体測定

2 2 2 2 2 2入学式 健康診断

1 1 11 避難訓練

1 1 1 6 6学 離任式 交通安全教室 校外学習5期 修学旅行

1 1 16 校内緑化活動

23

2 2 2学 ふれあい体験入学

3 3 3 4 4 4 3 3 3 2期 卒業式 球技大会3 3年生を送る会 卒業ホ ラ゙ンティア活動

1 1修了式

②学校行事年間指導計画月 行事名 目標 内容 指導上の留意点 関連・統合・地域 学年 時

との連携の観点

入学式 入学した感激 ・開式の言葉 ・新入生が中学校生 〈地域との連携〉 全学年 2

を味わうととも ・国家斉唱 活に対して希望と意 ・全校生徒だけでなく4に中学生として ・新入生呼名 欲がもてるように、 保護者や地域の方々に

の自覚をもつこ ・校長式辞 和やかな中にも厳粛 とっても意義深い内容

とができるよう ・教育委員会告示 な雰囲気で実施する。 になるようにする。

にする。 ・来賓祝辞 ・中学生としての自

・2,3年生歓迎の言葉 覚と新生活への出発

・新入生入学の言葉 を決意させる。

・校歌斉唱 ・国旗を掲揚する。

・閉式の言葉 ・国家を斉唱する。

防災訓練 地震災害等に ・地震発生の通報 ・実施にあたっては、 〈地域との連携〉 全学年 1ついての理解を ・初期対応 授業中だけでなく休 ・防災計画作成に当た9深め、自己の安 ・避難開始の指示 み時間なども想定し っては保護者や関係機

全確保や他人の ・生徒避難 たり、体験的活動を 関との連携を図る。

安全への配慮が ・体験的活動 取り入れた訓練にな 〈関連〉

できるようにす ・指導講評 るよう工夫する。 ・学級活動との関連を

る。 ・保護者の参加を求 図り、防災教育の効果

め、臨場感あふれた を高めるようにする。

訓練とする。

合唱祭 合唱を創り上 ・開会行事 ・活力ある学校行事 〈統合・重点化〉 全学年 2げる喜びを知 ・全員合唱 の1つとして、教師、 ・文化的行事を集約統11り、感動体験を ・クラス発表 生徒ともに意欲的に 合し、合唱祭に重点を

味わうことがで ・保護者の方の発表 取り組めるようにす おき、学校のシンボル

きるようにす ・閉会行事 る。 的な活力のある行事を

る。 ・地域の方々からも 創造する。

期待される行事とす

る。

17

○各学校ごとに行事に必要な時間を確保し、創意工夫を加えた学校行事の年間計画を作成しまし

ょう。

○1つの行事の中に他の行事の内容を活動として取り組むなど統合するよう工夫することも考え

ましょう。

○実施までの計画や活動内容にゆとりをもたせ、各学校の実態に応じた重点化や行事間の関連・

統合を図り精選しましょう。

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~遠足・集団宿泊的行事(スキー教室)を例に~4 実践事例

(1)実施計画(案)の作成 -主担当として-

平成○○年度スキー教室指導計画(案)

1.ねらい(1)宿泊を伴う学校行事を通して、自主的な集団行動がとれるようにし、自ら考え実行する態度を養う。(2)日光の地理・歴史・自然・気象に触れ、見聞することによって広い知識と情操豊かな経験を与える。(3)スキー実習を通し、各自が設定した課題を練習によって達成する事で成就感を味わわせる。

2.実施計画平成○年2月13日(水)~15日(金) 2泊3日(1)期日栃木県日光市○○スキー場(2)場所宿泊先: ○○○ホテル』『〒 - ○○県○○市○○○○○ ○○○○

○○○○ ○○ ○○○○TEL. - -第1学年 ○○名(男子○名、女子○名)(3)参加学年【省略】(4)旅行日程

(5)職員分担総 責 任 者・・・○○教頭総 務 ・ 渉 外・・・○○教諭、○○教諭会 計・・・○○教諭生 徒 指 導・・・全職員保 健 指 導・・・○○教諭、○○養護教諭実行委員会指導・・・○○教諭、○○教諭部 屋 長 会 指 導・・・○○教諭

(6)組織学 校 長

職員会議・学年会議

実 行 委 員 会

実習班 班長 副班長 レ ク 食 事 入 浴 保 健しおり 美 化班 長

班長 副班長 食 事 入 浴 保 健レ クしおり 美 化

一人一役を基本に各小委員会を構成

(7)各組織の仕事内容及び担当委員会名 担当職員名 仕 事 内 容 等

○○教諭、○○教諭 全体の計画、学年総会、開校式、閉校式等の運営実 行 委 員 会

○○教諭、○○教諭 生活のルール、持ち物原案作成、点呼、バスレク班長・副班長

○○教諭 体験学習、学年レクの企画、運営レ ク

○○教諭 食事の進行、しおりの編集食事・しおり

○○教諭 入浴の計画、部屋内の整頓、ゴミの処理、破損点検入 浴 ・ 美 化

○○教諭、○○養護教諭 事前・当日の健康観察、インフルエンザ予防保 健

スキ ー実習班長 講習の受け方指導、インストラクターさんへの欠席連絡○○教諭

実施計画(案)は、主に「ねらい」「期日等」「事前・当日・事後の指導」について作成し

ます。教職員との共通理解を図るためのものとなります。主担当になったときは、前年度の

反省をいかし、統合・重点化を図りながら、以下のような実施計画(案)を作成します。

行事を通してどのような力を育ま

せたいか明確にします。ねらいは

全教職員で共通理解を図りましょ

う。

計画には、「期日」「場所」

「参加生徒」「役割分担」を明

記します。

特に役割分担については、全参

加生徒と全職員が関わるように

計画しましょう。

生徒の活躍の場を意図的計画的に

用意し、生徒一人一人が主体的に

活動し、満足感や充実感を味あわ

せることが大切です。

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3.事前・当日・事後の指導

(1)事前の指導と生徒の活動

期日 事前の指導(教師)と生徒の活動 指導上の留意点

11月30日 ○学級活動 ・実行委員会の原案をもとに、(金) 1 議題「スキー教室の目標ときまりについて考えよう」 スキー教室を成功させるため

2 ねらい に、生徒が主体的に目標やきまスキー教室を成功させるための目標ときまりを考える。 りについて話し合える場と時間

3 本時の展開 を設定する。①実行委員の提案理由と原案を聞く。②教師が生徒に身につけてほしい力を伝える。③スキー教室の目標ときまりについて話し合う。

④目標ときまりについて学級として意見をまとめ、実行委員会に再度図ることを確認する。

⑤教師の話(話合いの評価)

12月 3日 ○実行委員会 ・学年全体のことを考えた目標(月) 各学級から出た意見を持ち寄り、目標ときまりを決定す やきまりを、各学級の意見を尊

(3)当日の活動

期日 活動の内容 指導上の留意点

2月13日 9:00 ○開校式 ・それぞれの役割分担で主体的に運営できるようにす1 はじめのことば る。2 校長先生の話

(4)事後の指導と生徒の活動

期日 事前の指導(教師)と生徒の活動 指導上の留意点

2月15日 ○自己評価カードの記入 ・スキー教室での目標を達成で(金) きたか 振り返るなかで、自分

の成長を確認できるようにする。

2月18日 ○まとめの学年集会 ・スキー教室での活動を通して(月) 学んだことを学校生活で生かそ

4.評価の観点と評価規準

集団活動や生活への 集団や社会の一員としての 集団活動や生活について関心・意欲・態度 思考・判断・実践 の知識・理解

スキー教室において、生徒同士 平素と異なる生活環境の中で 望ましい集団生活のあり方や人や対教師など、人との絆や信頼関 の行動のあり方や人間としての を大切にしながら絆を深めること係を深め、自律的な態度をもって 生き方などについて考え、判断 のよさを理解している。自主的に活動しようとしている。 し共同して実践している。

次への指導に生かすため、教師の指導についても評価を行いましょう

(PDCAサイクルの実施)。また、生徒の変容について形成的評価

を行うことで、活動への自信をつけさせましょう。

ここでは、事前・当日・事後の指導を要点的にまとめます。そして、それぞれの担当教師か

ら指導等の計画を作成してもらい、共通理解を図りましょう。それぞれの担当ごとで仕事を

進めるだけでなく、進歩状況を確認しあいながら進めていきましょう。

学級活動と連動させながら「集団と

しての意見をまとめる活動」、「自分

たちで決まりをつくって守る活動」

を充実させましょう。

活動の開始活動の展開

活動のまとめ

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振り返ること 評価

活動内容を決める話合いや準備に進んで取り組むことができましたか。

自分の役割や準備を進め方がわかりましたか。

仲間と協力をして準備をすることができましたか。

振り返ること 評価

たがいの努力を認め合い、積極的に活動に取り組むことができましたか。

活動の進め方や約束を理解して取り組むことができましたか。

自分の役割を責任をもって果たすことができましたか。

(2)実施計画(案)の活用 -学級担任として-

①指導のポイントア 事前の指導学級担任としての思いや願いを交えながら、ねらいや役割分担等を生徒に説明します。学校行事を通して、学級や個人として、どのような成長を目指すのか自覚させておくことが大切です。このためにも、目標(めあて)を生徒に考えさせるなどして、意欲を喚起します そして 活動をしていく中での形成的評価を必ず加えていきましょう (※下記の②参照)。 、 。

形成的評価・・・活動の途中において評価を実施し、活動が停滞している場合は補充的な指導を行いましょう。

イ 当日の指導一人一人の生徒を見届け、活動の様子を記録しておきましょう。また、学校行事は学級担任以外の教師が指導や評価をする場合があるため、連携をとりながら他の教職員や地域の方からも評価をしてもらいましょう。

ウ 事後の指導評価カード(※下記の②参照)に記入させるなどして、それを学級でのまとめの話に取り入れることや通信に掲載し、集団や個の高まりに結びつけられるようにしましょう。

②評価について

スキー教室を振り返って○年○組 ○番 氏名 ○○ ○○

【めあて】

【事前の活動 [Aよくできた Bできた Cあまりできなかった Dできなかった]】

【当日の活動 [Aよくできた Bできた Cあまりできなかった Dできなかった]】

【めあてにもとづいてスキー教室を振り返ってみよう】

【 】スキー教室で得られたことを今後の生活でどのように生かしていくか考えてみよう

学校行事を成功させるため、事前の活動から事後の活動まで、一人一人の生徒をしっかり見届

けることが大切です。実施計画(案)で定められたねらいやつけさせたい力を見据え、必要に

応じて適切な指導を展開していきましょう。

事前から事後の活動までの振り返りカードです。自己評価だけでなく相互

評価などをして、よりよい学級集団を築いていきましょう。

学校行事で学んだことを日常の生活

にいかしていくことが大切です。

振り返りカードは蓄積し、継

続的に評価していきましょう

(ポートフォリオ評価)。