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実技科目の学習 「実技科目の学習」の見方 ……………………… 69 問題- 1 …………………………………………… 71 問題-1 解答と解説 ……………………………… 74 問題- 2 …………………………………………… 95 問題-2 解答と解説 ……………………………… 98 問題- 3 ………………………………………… 113 問題-3 解答と解説 …………………………… 116 問題- 4 ………………………………………… 131 問題-4 解答と解説 …………………………… 134 問題- 5 ………………………………………… 149 問題-5 解答と解説 …………………………… 152

実技科目の学習 - Fujitsu · なお、データを入力する際には、データ形式を前後のデータに合わせてください。 【データ1】 実 技 科 目

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Page 1: 実技科目の学習 - Fujitsu · なお、データを入力する際には、データ形式を前後のデータに合わせてください。 【データ1】 実 技 科 目

実技科目の学習

「実技科目の学習」の見方 ………………………69問題-1 ……………………………………………71問題-1 解答と解説 ………………………………74問題-2 ……………………………………………95問題-2 解答と解説 ………………………………98問題-3 ………………………………………… 113問題-3 解答と解説 …………………………… 116問題-4 ………………………………………… 131問題-4 解答と解説 …………………………… 134問題-5 ………………………………………… 149問題-5 解答と解説 …………………………… 152

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1 「実技科目の学習」の見方

1 問題

2 解答と解説

●完成例

「実技科目の学習」の見方

問題-1あなたはリカーショップに勤務し、酒部門の販売管理を担当しています。このたび、月ごとの売上状況を把握するために売上の集計をするよう指示されました。以下の各指示に従い、資料を作成してください。なお、作成にあたっては、ドキュメント内の「日商PC検定データ活用3級(Excel2010)」フォルダにある「売上明細.xls」を使用してください。※実際の試験では、試験時間内に作業が終わらない場合でも、終了する前に問題文で指定したファイル名で保存してください。保存された結果のみが採点対象となります。

問110月~12月の集計をする際、各店からの追加データが未入力であることに気が付きました。そこでファイル「売上明細」のシート「売上表」に、下記データ1およびデータ2を追加入力してください。なお、データを入力する際には、データ形式を前後のデータに合わせてください。

1

問2問1で作成した「売上表」のデータをもとに、シート「集計表」の表を作成してください。その際、以下の指示に従うこと。

(指示)

❶ シート「集計表」に集計を行うこと。

❷タイトルは「第3四半期売上集計」とすること。

問3問2で作成した「第3四半期売上集計」表をもとに、シート「実績表」の表を作成してください。その際、以下の指示に従うこと。

(指示)

❶ 「前期比(%)」は、小数点第1位まで表示すること。

◆完成例 

問題-1 解答と解説

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実技科目の学習

「実技科目の学習」の見方

●操作手順

●解答のポイント

解答のポイント

1

問題文には「セル【○○】に「○○」と入力しなさい。」という具体的な指示はないので、【データ1】および【データ2】から必要な情報を読み取ることが重要になります。ここでは、「売上日」「伝票NO」「店名」「分類CD」「数量」の情報を把握し、適切な売上日の場所に行を挿入して表を完成させます。また、「分類名」や「単価」など、問題文から読み取ることができないものは表の中から同じ項目を探し出すことで対応しましょう。データの入力を間違えると、その後の集計結果に大きな影響が出てしまいます。入力ミスを防ぐためにも、表内のデータをコピーして入力するとよいでしょう。

2

データを集計するには、いくつかの方法があります。しかし、実際の試験では時間的な制約があるので、あれこれといろいろな方法を試している時間はありません。表の形式や集計する内容を考えて、効率的に集計できる方法を臨機応変に使い分けるとよいでしょう。

ピボットテーブルを使うと、大量のデータを簡単に集計できます。表の項目名をドラッグするだけで集計表を作成できるので、効率的に集計を求める時に効力を発揮します。今回のように「『売上日』ごとの『分類名』別『金額』の集計」というように、3つ以上の項目を比較するときはピボットテーブルを作成するとよいでしょう。

集計機能を使うと、表のデータをグループごとに分類して、グループごとに集計することができます。アンケート集計のように、同じ種類のデータの個数を求めるときなどは、集計機能を使うとよいでしょう。また、集計機能を使うと自動的にアウトラインが作成されるので、表を折りたたんで必要なデータだけを表示することができます。

関数を使うと、条件をもとに集計をすることができます。代表的なものに「SUMIF関数」や「COUNTIF関数」、「DCOUNT関数」などがあります。たとえば、条件を満たす商品の個数を集計したり、売上金額を集計したりできます。また、指定した日付以前の合計を集計する、といったこともできます。関数を使う場合は、引数やセル参照を正しく設定する必要があるので、間違えることがないように普段から練習しておくことが重要です。

4

同一のグラフエリア内に、異なる種類のグラフを表示する場合は、複合グラフを作成します。複合グラフを作成すると、大きな開きがあるデータや、単位が異なるデータをわかりやすく表現できます。複合グラフは、2-D(平面)の縦棒グラフ、折れ線グラフ、散布図、面グラフなどを組み合わせて作成で

1

OPEN

① (スタート)をクリックします。②《ドキュメント》をクリックします。③フォルダ「日商PC検定データ活用3級(Excel2010)」をダブルクリックします。④ファイル「売上明細」をダブルクリックします。

問1①シート「売上表」の行番号【78:79】を選択し、右クリックします。②《挿入》をクリックします。※2行挿入されます。

③セル範囲【A78:A79】を選択します。④「2011/12/12」と入力し、 を押しながら、 を押します。※セル範囲【A78:A79】に「12月12日」と表示されます。

⑤セル範囲【B78:B79】を選択します。⑥「1073」と入力し、 を押しながら、 を押します。※セル範囲【B78:B79】に「1073」と表示されます。

解答のポイントの番号は問題番号に対応

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問題-1

PC 3 Excel2010 .xls※実際の試験では、試験時間内に作業が終わらない場合でも、終了する前に問題文で指定したファイル名で保存してください。保存された結果のみが採点対象となります。

問110 12

12

【データ1】

【データ2】

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実技科目の学習

問題1

問21

(指示)

❷ 3

問32 3

(指示)

❶ 1

問43 3

(指示)

❸ 3

問5.xls

PC 3 Excel2010

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(ファイル「売上明細.xls」の内容)

●シート「売上表」

●シート「集計表」

●シート「実績表」

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実技科目の学習

問題1 解答と解説

◆完成例 

問題-1 解答と解説

●シート「集計表」

●シート「売上表」

●シート「実績表」

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解答のポイント

問1 売上データの入力問題文には「セル【○○】に「○○」と入力しなさい。」という具体的な指示はないので、【データ1】および【データ2】から必要な情報を読み取ることが重要になります。ここでは、「売上日」「伝票NO」「店名」「分類CD」「数量」の情報を把握し、適切な売上日の場所に行を挿入して表を完成させます。また、「分類名」や「単価」など、問題文から読み取ることができないものは表の中から同じ項目を探し出すことで対応しましょう。データの入力を間違えると、その後の集計結果に大きな影響が出てしまいます。入力ミスを防ぐためにも、表内のデータをコピーして入力するとよいでしょう。

問2 データの集計データを集計するには、いくつかの方法があります。しかし、実際の試験では時間的な制約があるので、あれこれといろいろな方法を試している時間はありません。表の形式や集計する内容を考えて、効率的に集計できる方法を臨機応変に使い分けるとよいでしょう。

●ピボットテーブルピボットテーブルを使うと、大量のデータを簡単に集計できます。表の項目名をドラッグするだけで集計表を作成できるので、効率的に集計を求める時に効力を発揮します。今回のように「『売上日』ごとの『分類名』別『金額』の集計」というように、3つ以上の項目を比較するときはピボットテーブルを作成するとよいでしょう。

●集計機能集計機能を使うと、表のデータをグループごとに分類して、グループごとに集計することができます。アンケート集計のように、同じ種類のデータの個数を求めるときなどは、集計機能を使うとよいでしょう。また、集計機能を使うと自動的にアウトラインが作成されるので、表を折りたたんで必要なデータだけを表示することができます。●関数関数を使うと、条件をもとに集計をすることができます。代表的なものに「SUMIF関数」や「COUNTIF関数」、「DCOUNT関数」などがあります。たとえば、条件を満たす商品の個数を集計したり、売上金額を集計したりできます。また、指定した日付以前の合計を集計する、といったこともできます。関数を使う場合は、引数やセル参照を正しく設定する必要があるので、間違えることがないように普段から練習しておくことが重要です。

問4 複合グラフの作成同一のグラフエリア内に、異なる種類のグラフを表示する場合は、複合グラフを作成します。複合グラフを作成すると、大きな開きがあるデータや、単位が異なるデータをわかりやすく表現できます。複合グラフは、2-D(平面)の縦棒グラフ、折れ線グラフ、散布図、面グラフなどを組み合わせて作成できますが、3-D(立体)のグラフは複合グラフを作成できません。また、2-D(平面)でも円グラフは、グラフの特性上、複合グラフにできません。

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実技科目の学習

問題1 解答と解説

OPEN ファイル「売上明細」を開いておきましょう。

PC 3 Excel2010

問178 79

※2行挿入されます。

A78:A792011/12/12

※セル範囲【A78:A79】に「12月12日」と表示されます。

B78:B791073

※セル範囲【B78:B79】に「1073」と表示されます。

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C74:D74※「品川店」のデータであれば、どれでもかまいません。

C78:C79

※セル範囲【C78:C79】に「AZ300」、セル範囲【D78:D79】に「品川店」と表示されます。

E76:G76※「2020」のデータであれば、どれでもかまいません。

E78

H78 20※自動的に「金額」が表示されます。

E74:G74※「1020」のデータであれば、どれでもかまいません。

E79

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78

実技科目の学習

問題1 解答と解説

H79 70

91

A91 2011/12/31B91 1085

C89:D89※「品川店」のデータであれば、どれでもかまいません。

C91

E90:G90※「3020」のデータであれば、どれでもかまいません。

E91

H91 102

A91 I92

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<結果>

解答のポイント日付の入力日付を入力する際には、年号に注意しましょう。セルに表示されていない場合でも、すでに入力されている日付データをクリックすると、数式バーで年号を確認できます。ここでは、2011年になっているので、ほかのデータと合わせて入力しましょう。

単位の確認数量を入力する際には、単位に注意しましょう。それぞれの支店から送られてきたデータは異なる単位で表示されている可能性があります。たとえば、「12」という数量を表す場合、「12本」「1ダース」「1セット(12本)」などいろいろな表現があります。【データ2】では、「10ダース」という表現をしているので、数量には「120」(12本×10=120)と入力するのが正解になります。

行の挿入と書式日付の最終行に行を挿入すると、下の合計行の情報が継承され、罫線の一部が削除されてしまいます。データ形式を前後のデータに合わせるために罫線を設定しましょう。

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実技科目の学習

問題1 解答と解説

操作のポイント挿入オプション行を挿入した直後に表示される (挿入オプション)を使うと、書式をクリアしたり、上の行と下の行のどちらの書式を適用するのかを選択したりできます。

ミニツールバーセルやグラフを右クリックすると表示されるボタンの集まりを「ミニツールバー」といいます。ミニツールバーにはフォントや塗りつぶしなど、書式に関するボタンが登録されており、マウスをリボンまで動かさずに、コマンドが実行できて効率的に作業が行えます。

貼り付けのオプション「コピー」と「貼り付け」を実行すると、 (貼り付けのオプション)が表示されます。クリックすると表示される一覧から、元の書式のままコピーするか、貼り付け先の書式に合わせてコピーするかなどを選択できます。

その他の方法(行の挿入)◆ 行を選択→《ホーム》タブ→《セル》グループの (セルの挿入)の →《シートの行を挿入》

その他の方法(罫線)◆セル範囲を右クリック→ (下罫線)の