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第7回IIOT研究会
LonMark Japan理事田中宏明
2019-3-15 14:00~センター棟109号室
1
講演題目と担当題目 担当 時間
0 出席者紹介 14:00-14:15
1 LonWorksとAWS Greengrassによるエッジ制御の実演
山添 14:15-14:45
2 LonMark最新情報(IzoT製品化 BACnet LONデュアルスタック搭載コントローラの衝撃!、クラウドとIoTについて
田中 14:45-15:10
3 i.LON 700新製品情報 堀江 15:10-15:30
4 質疑応答 15:30-16:00
2
LonWorksとAWS Greengrassによるエッジ制御とDALI照明の連携
2019-03-15
LonMark Japan 理事
山添 知久
1. エッジ制御
LonMark Japan 第7回 IIoT研究会 2
スマートビルディングEXPO 2018 展示
LonMark Japan 第7回 IIoT研究会 3
IoT鉄道模型 − スマートビルディングEXPO
https://youtu.be/LsRlSaTsITA
システム構成
LonMark Japan 第7回 IIoT研究会 4
エッジサーバ• RasPi + AWS
Greengrass Core
• Lambda function :– 列車のシーケンス制御
Lambda
function
AWS IoT
AWS Greengrass
制御プログラム
DB
LonWorks列車コントローラ
• Raspberry Pi + Echelon IzoT SDK
• 列車位置の検出
• PWM電圧制御による列車速度制御
• リレーによるポイント切換
DALI 照明コントローラと連動
ローカルにも制御機能を持たせたい -> 信頼性の向上エッジ : 応答性の要する処理クラウド : 可視化、ログ保存、データ解析など
SORACOM Lagoon
LonWorksとAWS Greengrassによる鉄道模型の自動運転
システムレイアウト
LonMark Japan 第7回 IIoT研究会 5
列車コントローラ
列車検出
IoT Gateway
OpenBlocks +SORACOM Air
Greengrass
0-12VDC
AWS Greengrass
• Raspberry Pi にGreengrass Core をインストール• Greengrass Coreはサービス(デーモン)として常時起動
• Lambdaがデプロイされる
• MQTTでAWS IoTおよびデバイスへ
LonMark Japan 第7回 IIoT研究会 6
列車
コントローラ
RasPi
MQTT
Greengrass
Core
RasPi
Lambd
a
functio
n
AWS
IoT
デプロイ
MQTT
列車コントローラ部分
• Raspberry Pi にIzoT SDK(LonWorksのSDK)+ AWS IoT SDKをインストール• Pythonでデバイスプログラム• GPIO経由で外部ボード制御• MQTTでGreengrassへ
LonMark Japan 第7回 IIoT研究会 7
IzoT
SDK
AWS
IoT
SDK
RasPi
ESP32
DevKit
C
制御ボード
UART
PWM
DIO
Photo
Sensor
0~12V
DC
リレー
列車検出
速度制御
ポイント切換え
MQTT
Greeng
rass
Core
RasPi
A/D
Greengrassで実装した機能
• Lambda自動運転シーケンス• 周回
• Position 2: Slow
• Position 1: Fast
• 待機• Position 1: stop
• Point切換え
• 反転してslow
• Position 0: stop
• 5秒後 slow
• Position 1 Fast
• Point切換え
• 5周走行したら待機
LonMark Japan 第7回 IIoT研究会 8
Greengrassの設定方法
• AWS IoT Greengrass• Greengrassグループ作成
• Core, Device作成
• Lambdaの指定
• サブスクリプション設定• デバイス間通信
• デプロイ• GG coreにLambdaを配置
LonMark Japan 第7回 IIoT研究会 9
• AWS Lambda
• 永続的な関数として開発
• AWS IoTで指定
• Greengrass Core
• ラズパイにGreengrass SDKインストール
• Greengrass coreサービスの起動
• Lambdaがデプロイされる
• Greengrass デバイス
• AWS IoT SDKインストール
• 任意言語でデバイスプログラム
• SDK機能からGGへMQTTメッセージ送受信
デプロイ
AWS IoT Greengrass コンソール
• サブスクリプション デプロイ
LonMark Japan 第7回 IIoT研究会 10
AWS IoT Greengrass Lmbda設定
LonMark Japan 第7回 IIoT研究会 11
• Greengrass用の追加設定
Greengrass CoreにデプロイされたLambda
• デプロイされたLambdaはGreengrass Core配下に存在する。
/greengrass/ggc/deployment/lambda/arn:aws:lambda:<リージョン>:<awsのID>:function:<function名>:<バージョン>
LonMark Japan 第7回 IIoT研究会 12
例:pi@raspi$/greengrass/ggc/deployment/lambda/arn:aws:lambda:ap-northeast-1:xxxxxxxxxxxx:function:GGrassIzoTTrain:25/greengrassIzoTTrain.py
SORACOM Lagoon を使ったダッシュボード
LonMark Japan 第7回 IIoT研究会 13
AWS Greengrass
IoT鉄道模型の周回数データの表示
httpリクエストにより Inventory – Harvest 連携してデータ蓄積
SORACOM以外のデータもLagoonへ
LonMark Japan 第7回 IIoT研究会 14
Lambda
functionOpenBloc
ks http post
SORACOMHarvest
SORACOMInventory
SORACOMLagoon
AWS
Greengrass
RasPi
列車検出センサ +1
3日間の展示会出展結果
• 安定した制御:3日間無事動作• 電波状況が悪く、ダッシュボードの更新(5分間隔)は度々タイムアウトが発生• 列車の制御には影響なし
• 低コストな通信料金• 制御のデータ通信料金は10円以下(総額160円)
• 周回数
• SORACOM Air 使用料金 : SIM2枚• (データ通信費は90%以上がWebアクセスによるもの)
LonMark Japan 第7回 IIoT研究会 15
基本料金 Harvest データ通信 合計
¥60 ¥15 ¥85 ¥160
1日目 2日目 3日目 合計
1859 2384 1721 5761
LonMark Japan 第7回 IIoT研究会 16
エッジ制御まとめ
• メリット:• 高い応答性 –エッジ(=ローカル)での応答• 信頼性の向上 – クラウド接続が切れても制御可能• OTA – AWSからのデプロイでエッジプログラム更新• 通信費コスト削減 - クラウドとの通信量減
• デメリット:• 定義・設定項目が多い – サブスクリプション、デバイス定義• Lambda:デバッグに工数大• デバイス数増加すると管理工数大
• とは言え、装置に近い場所で現実的なソリューション
• 大規模なシステムには詳細な検討が必要?
LonMark Japan 第7回 IIoT研究会 17
2. LOYTEC L-DALIコントローラによるLonWorksとDALIの連携
LonMark Japan 第7回 IIoT研究会 18
Grenngrass -> LonWorks -> DALIの連携
• 構成
LonMark Japan 第7回 IIoT研究会 19
LOYTEC L-DALI コントローラ
• L-DALI: CEA-709/DALI コントローラ
• Lon FT
• DALI
• Ethernet
LonMark Japan 第7回 IIoT研究会 20
L-DALIの設定
LonMark Japan 第7回 IIoT研究会 21
• WebUIまたは設定ソフトLINX Configuratorからの設定
LonWorksとDALIの接続設定(1) L-DALI側
• LINX Configurator• DALIデバイスの検出と登録
• SCAN機能によりDALIアドレスの設定
• DALIデバイスとLONFunction Blockの割り当て
• Lamp Actuator x64,Group Actuator x16 etc
LonMark Japan 第7回 IIoT研究会 22
LonWorksとDALIの接続設定(2) LON側
• IzoT CT(LonMaker)
• L-DALI コントローラのコミッショニング
• LONデバイスのNVとバインディング
LonMark Japan 第7回 IIoT研究会 23
DALIデバイスに割り当てられたLampActuator
• nviLAValue/nviLAOverride へのSNVT_SwitchによりDALIデバイスのOn/Off
LonMark Japan 第7回 IIoT研究会 24
Grenngrass -> LonWorks -> DALIの連携
• IzoTプログラム• ラズパイによる列車コントローラ
• 速度に連携してnvoSwitchを制御
• 6000EVB• DALI Scene 4の呼び出し
• Switch[0] ->LAGroup[4]
• Lamp 3個のマスタースイッチ
• Switch[1] ->LALamp[0]-[2]
LonMark Japan 第7回 IIoT研究会 25
DALI
速度に連携してnvoSwitch0,1,2をOn/Off
まとめ
• LonWorks – DALIゲートウェイ• 異種プロトコルをサポート
• LOYTEC製 L-DALIコントローラ
• オープンプロトコルの相互接続性• LonWorks、 DALI、ゲートウェイと異なるメーカー製品を標準機能で接続
• 空調と照明の連携例• Grenngrass -> LonWorks -> DALI
LonMark Japan 第7回 IIoT研究会 26
LonMark最新情報(IzoT製品化BACnet LONデュアルスタック搭載コン
トローラの衝撃!・クラウドとIoTについて
LonMark Japan理事
田中宏明
第7回IIoT研究会
LON BACnet
• マルチプロトコルコントローラの開発は、両方のプロトコル間に相互に有益な関係をもたらします
• フリートポロジー(FT)経由のLON、FT経由のBACnet、RS-485経由のBACnet MS / TPは、単一のコントローラーで同時に通信できます。
• これは、より高いパフォーマンスとより大きな適応性を提供するために、コントローラ上の同じポイントへの同時書き込みと読み取りを可能にします。
• これは、BACnetとLON Open Systems Interconnection(OSI)スタックを結合することによって実現されます。
• ▪現代の通信は、通信の標準化を支援するために70年代後半に開発された7層のOSIモデルを使用してモデル化されています。
• ▪各レイヤは特定の役割を担当します。• ▪以下はOSIモデルがWebブラウジングでどのように表現されるかを表しています。
• マルチプロトコルコントローラはこれらを1つのスタックにまとめます。• これにより、さまざまな物理メディア上でLON、BACnet / IP、およびBACnet
MS / TPを柔軟にサポートできます。
• MPコントローラでは、さまざまなプロトコルを使用して任意の変数を公開できます。
• 必要に応じて、1つの変数を3つのプロトコルすべてに公開できます。• MPコントローラはゲートウェイではなく、ネイティブのLONとBACnetと通信します。
BACnet / IP over FTとBACnet / IP over Ethernetを使用する利点。
• ネットワークスイッチ不要• 1マイルを超えるケーブル長の増加(CAT5 / 6の
100メートルと比較)• 低コスト
• コントローラがダウンしてもオンラインで信頼できるネットワーク
• ネットワークマネージャを使用するIPアドレスが自動的に設定される
• BBMD不要• IPブロードキャストによるイーサネットネットワークトラフィック過大の可能性を排除します。
• BACnet MS / TPはレイヤ2データリンクとしてRS-485を使用し、Free Topologyは差動マンチェスター符号を使用します。
• RS-485は2つの電圧レベルを使って0と1のパケットを決定します。• 差動マンチェスター符号は、データ信号のパルスの変化を使用して、0と1のパケットを決定します。
• RS-485をAMラジオに、Differential ManchesterをFMラジオに関連付けることができます。
• 極性に敏感でない -ケーブル配線の問題を軽減• 大幅な騒音低減と隔離• バスの負荷は心配ない• シンプルなケーブル方式:2線式接続のみ、シールドはオプション
• バイアスやフローティンググラウンドの問題がない• 高速データスピード• 光磁気ストレージで使用
• MS / TPは「マスタスレーブトークンパッシング」と呼ばれ、要求/応答を必要とするプロトコルです。
• FT over MPは、要求/応答とダイレクト
メッセージングの両方を使用して、複数のプロトコルを処理できます。
• 両方の利点をすべて単一の相乗的なプロトコルスイートに統合できます。
デモの概要:▪BACnet / IP、BACnet MS / TP、およびLONを任意に組み合わせて使用できることを実証する。▪要求/応答を必要とせずに、2つのコントローラ間の直接メッセージングを実演する。
Echelon IzoT Router: BACnet/IP Ethernet-FT router
Smart Controls SC240-MP Smart Controls
SC160-MP
Vykon JACE-8000: BACnet MS/TP master
Vykon N4 Supervisor:BACnet/IP master
Tridium Niagara 4をコントローラとしてツイストペアケーブルとIPルーターを介して接続 BACnet / IP、BACnet MS / TP、およびLonTalkを使用している場合
デモンストレーションには、ライトスイッチが含まれています別のLEDライトをオン/オフにするコントローラコントローラ。
BACnet / IP、BACnet MS / TP Free Topology(FT)を通信速度の点から比較します
IP通信 シールドなしノツイストペア線で通信可能
フリートポロジー バス(一筆書き)、リング、スターなどの配線が可能
極性なし ノイズに強い 社内ITネットワークから分離された制御ネットワーク
RS-485 3導線 低容量シールド線で通信可能
バス(一筆書き)、配線だけが可能 極性あり グランドとノイズに敏感 ケーブル長とデバイス接続数に制限
LonTalk ISO/IEC 14908は、シールドなしノツイストペア線で通信可能
フリートポロジー バス(一筆書き)、リング、スターなどの配線が可能
極性なし ノイズに強い
ケーブル長を長く、デバイス接続数を多くできる
BACnet networks can be implemented as push networks as well, using a mechanism called COV (Change of value). However, BACnet COV is designed for pushing information to supervisory SCADA servers for data collection and should never be used for device-to-device communication. It makes no guarantees on the delivery of a message and shoud be used only when reliability is not a concern.
BACnetネットワークは、COV(Change of Value)と呼ばれるメカニズムを使用して、プッシュネットワークとしても実装できます。ただし、BACnet COVはデータ収集のために監視用SCADAサーバーに情報をプッシュするように設計されているため、デバイス間通信には使用しないでください。 これはメッ
セージの配信を保証するものではなく、信頼性が問題にならない場合にのみ使用してください。
Multi-Protocol Field Bus in Building Automation Applications より(LonMark International webinar配布資料より)
Question?1. 実案件、実績は?2. BACnetのプライオリティの実装は?3. 製品は入手可能?
オープンネットワークとクラウドコンピューティングの現状
プラットフォーム Private Cloud Public Cloud
(On premises) (SCADAを使う) ?
IaaS (SCADAを使う) ?
PaaSSaaS
IoTPF
要求されているもの信頼性
セキュリティAI接続
簡便性低価格
FieldBus接続 水平/垂直統合価格よりエンジニアリングの容易性
垂直統合価格
市場 群管理・広域管理 ?
解決すべき課題相互運用性 ロックオン回避
Edge computing?
要調査 要調査
要調査
2019/03/15
LonMark Japan 理事 堀江
(Echelon Japan 技術サポート業務委託先)
i.LON700 のセットアップ例
1. 初めに
本資料は、2019年 2 月に米国 Echelon社(Adesto Technology 社の組込事業部)よりリリースされた i.LON700を初
めてセットアップして、LonMaker Turboでコミッションできることを試みた操作例を紹介するものです。
ただし、Echelon社の公式な推奨使用条件、パラメータ等設定を示すものではありません。
本資料では LonMaker Turbo を Windows10 で使っていますが、Echelon社のサポート外です。
注意:本資料の中で、ブラウザ Google chrome のスクリンショットが日本語になっているものは、ブラウザの
自動翻訳の機能による和訳です。
参考:本資料で参照した i.LON700 のマニュアルは次です:http://www.echelon.com/docs/iot
2.電源とケーブルの接続
入力電源 10.5 - 30VDC(無極性) または 12 - 30VAC 50 / 60Hz
容量(DCの場合): 例:U60 アダプタを 4台接続の場合、9W/DC以上の容量が必要です。
注:i.LON700の AC100V電源入力モデルは無い。電源アダプターは付属しない。
U60 USB
LAN(Eth0)ポート/
LANケーブルを接続
USBマイクロ A
コネクタ
FT-10ツイスト線
クランプ端子
USB 標準 A コネ
クタ(U60付属品) 電源線 / ネジ止
端子 / 無極性
mukyopk
リ セ ッ ト
ボタン
電 源 状 態
LED
WAN(Eth1)ポート/
不使用
LONMARK JAPAN 第 7回 IIoT 研究会 2019/3/15開催 発表資料
3.IP アドレス、ログイン・アカウントの初期値
(初期出荷ファームウエア(Version: 2.10.020 )で確認した内容です)
(1)初期 IPアドレスの自動割当の仕組み
初期値は「DHCPと Staticが両方有効」。
冒頭の i.LON700のマニュアル上は、「DHCP サーバが無いときは、192.168.200.x (x は 0 から 254の値)」と記述あり。
(ただし今回評価時は wireshark にて 192.168.1.x が観測された。)
(2)ホスト名により Webブラウザでログインする方法
(i.LON700 のマニュアルの記述の紹介であり、今回は試して居ない)
-Windows PC 上に Bonjourソフトをインストールする
(Bonjour ソフトのダウンロード:https://support.apple.com/bonjour )
-PCの IP アドレスのサブネットを、同じサブネット(192.168.200.x)に設定する
-Webブラウザで https://ホスト名.local を開く
ただしホスト名(例:smartserver-6f2db)は 1台毎に異なり、背面シールの印字で確認する。
(3)DHCPサーバが LAN内に居れば、DHCPサーバから IP アドレスを取得する。
例:DHCP サーバから 192.168.100.157 を取得した場合は、
Http://192.168.100.157 をブラウザで開くと Loginページが開く。
(4)ログイン ・アカウント
User名 : appolo (固定)
Password 初期値 : 1台毎に異なる/背面シールに印字。例:ea441902C00061
注意:passwordは大文字/小文字区別あり。
Host Name:
smartserver-6f2db (例)
Username:apollo (固定)
Password:ea441902C00061 (例)
4.USB 経由コンソール接続
(1)UBS接続の準備
市販の USBケーブルで iLON700の Consoleコネクタと、PCを接続する
Windows PC 上に、USB-シリアル変換ドライバーのインストールが必要。
つぎからドライバーをダウンロードして、ZIP ファイルを任意のフォルダに解凍しておく。
https://www.ftdichip.com/Drivers/VCP.htm Windows 2017 - 08-30 ver2.12.28
Windows のデバイスマネージャを開き、[ほかのデバイス>FT230X Basic UART]を右クリックして、[ドライバソフトウ
エアの更新]を選ぶ。
[手動でドライバソフトの場所を選択する]を選び、
FTDI社から downloadして zipファイルを解凍したフォルダを指定する。
インストール後 PC 再起動が必要。
コネクタ裏表(上下)に注意:
コンソール用USBマイクロ A
コネクタ(ケーブルは付属しない)
[サブフォルダも検索する]をオンする。
(2)シリアル接続・ターミナルソフトを起動して、コンソールに接続する
この操作例では Tera Term を使う。
( TeraTerm ダウンロード:https://ja.osdn.net/projects/ttssh2/releases/ )
メニューの[設定>シリアルポート]を開き、前節で確認した COMポートを以下のように設定する。
(速度 9600でも i.LON700側が自動検出して使えるが再起動時に文字化けする。)
メニューの[設定>設定の保存]を開き、現在の設定を保存する。
ドライバがインストールされた。
COMポート番号(例は COM7)確認する。
速度(ボーレート) 115200を推奨。
9600だと再起動時に文字化けする。
メニューの[ファイル>新しい接続]を開き、接続を開始する。
先にインストールした COMポート番号を選択。
ログインする。
注意;password 入力時:入力文字が表示されないが、大文字小文字区別して入力する。
化けた文字が表示されるときは、TeraTerm のメニューの[コントロール>ブレーク送信]を選び、キーボードの Enter
キーを押すことを何度か繰り返し行う。それでも改善しない場合は TeraTermを再起動する。
先にインストールした COM ポート番号
を選択。
Passwordを入力しても表示されない。
コンソールにコマンド ifconfig eth0 を入力して、現在の IPアドレスを表示できる。
例:
コンソールにコマンド sudo passwd apollo を入力して、Password を変更できる。
ただし、web ページからのログインのパスワードへの反映はすぐにされない。
恐らく、ブラウザキャッシュのクリアか何か(未確認)操作が必要と思われる。
Webページ[System]上の[パスワード変更]ボタンからの変更は、即時に webログインにも、コンソール・ログインにも
反映される。このため、パスワード変更はブラウザから行うことを推奨する。
例:
コンソールにコマンド exit を入力して、ログイン状態を終了できる。
今の passwordを入力
新しい passwordを入力
再度新しい passwordを入力
5.LAN 経由でコンソール接続
SSHクライアントを使う。例は Tera Term。ただし Telnetでの i.LON700 への接続はできない。
Passwordは大文字小文字区
別して入力する。
6.ファームウエアの更新
(1)対象のバージョン
初期出荷ファームウエア(Version: 2.10.020 )は、IP-852接続に不具合があるため、更新が必要です。
コンソール上のログイン時にバージョンを確認できる。
Webページのシステム/System ページでもバージョンを確認できる。
(2)ファームウエアの更新方法
最新のファームウエア(2019/03/13 現在 771MByte)をダウンロードする。
https://downloads.echelon.com/support/downloads/software/ilon700/i.LON_700_Update.zip
Zipを解凍したファイルを、1GB 以上の FAT32 フォーマットの USBメモリのルートに保存する。
サブフォルダを作ってその中に保存しないこと。
現在のファームウエア versionの表示
現在のファームウエア versionの表示
(例は更新後)
i.LON700 の”USB1”と印字された標準 USB メスコネクタへ、USBメモリを刺す。
ファームウエア更新作業中は U60 USB アダプタは外して置く。
コンソール上で次のコマンドを実行する。(I,LON700のマニュアルの該当部の記述ではエラーが出て実行できず。以下
のコマンドでは実行できた。)
sudo mkdir /media/usb0
sudo mount /dev/sda1 /media/usb0
cd /media/usb0
sudo bash upgrade.sh
約 1分後にシャットダウンが始まり、続けてファームウエアの更新が始まる。
Usbメモリのルートに保存のこと
「USB1」と印字されたポートへ
ファームウエアの更新は 5分弱で終わる。ログインプロンプトが表示されるので、ログインする。
新しいファームウエアバージョン値を「------- Welcome to SmartServer 2.xx.xxx Copyright (以下略) ----」の表
示を見て確認する。
新しいファームウエア・バージョン
ログイン
7.Web ページを開く
(1)Webページを開く
PC のコンソール上で、i.LON700 の IPアドレスへ pingコマンドを送り、応答があることを確認する。
Web ブラウザで、i.LON700 の IP アドレスを開く。
ログインポップアップが表示されたらユーザ名(apollo)/パスワードを入力する
(2)「SYSTEM /システム」ページ
「再起動」ボタン :i.LON700 を再起動する。
「更新イメージ」ボタン :ファームウエア更新時に使う。初期出荷ファームウエア Version: 2.10.020 には無い。
「LonTalk/IP ルータ>チャネル種類 FT」は U60 USBアダプタ FT モデルを接続時に表示されます。
「LonTalk/IP ルータ>チャネル種類 IP-852」は[特徴/Features]ページ > Lontalk IP-852]をオン時に表示されます。
「サービスピン」ボタン :Neuron ID(サービス PIN)を送信する。コミッション時などに
「パスワードの変更」ボタン:パスワードを変更する。
次のページが開く。今のパスワード、新しいパスワード(2 箇所)を入力し、[パスワードの変更/Change password]
ボタンを押す。
今のパスワード、
新しいパスワード(2箇所)
(3)「NETWORK /ネットワーク」ページ
IP アドレスの設定方法を「静的 IPアドレス」に設定できる。[更新]ボタンを押し再起動後に反映される。
( [ホスト名]は本資料作成時点では、i.LON700 を再起動したら初期値に戻ってしまった。今後調査する。)
[静的 IP アドレス/Static IP Address] を
選択し、IP アドレスなど入力してから、
[更新]ボタンを押す。
再起動後に反映される。
(4)「FEATURES / 機能」ページ
(ブラウザの自動翻訳上の名称は「特徴」)
IP-852ルータ機能を有効にするには、[LonTalk Routing]、[IP-852 support]をオンに設定する。
USB U60 を USB ケーブルで USB ポートに接続済のときは、[*** - IP70] 、[***-lonN] (N は U60 USB を接続した USB
ポート番号) も表示される。
(5)「LonTalk Authentication / 認証」ページ
(6)「Help / ヘルプ」ページ
(ブラウザの自動翻訳上の名称は「助けて」)
http://www.echelon.com/docs/iot が表示される。
8. VNIの作成と、IP-852 Config serverへの登録
(1)VNIの作成
Windows のコントロールパネル> LonWorks Interface を開く
(Windows7 は Open LDV ドライバ ver4.0 以上、Windwos10 は同 ver5.0以上が必要)
メニューボタンの[Add > New Interface wizard]を選ぶ。
IP Address に PCの IP アドレスを設定する。
(2)IP-852 Config serverへの登録
[Windowsスタートメニュー>Echelon Lonworks IP configuration Server]を起動する
あえて古い version 2.00.24/ 更新日 2003 年で試す
i.LON700 の IP Addressを登録して、[デバイスを右クリック > Update device] すると、アイコンがオレンジ(NG)か
ら緑(正常)に変化した。
VNIから IP-852 Config Server への通信テストを行う。
OK ボタンを押すと、VNIから IP852-Config serverへの通信テストが始まる。
ただし、VNI と、IP-852 Config Server が別マシン(PC)の場合は、
IP-852 config server の IP address と Port番号:1629(初期値)を指定する。
VNIから IP-852 Config Server への通信が正常に行われればアイコンが緑色に変わる。
9.LonMaker Turboでコミッション
Network I/Fとして 作成した VNI 名を選ぶ。
LNS Network IF に直結したチャネルのトランシーバ typeを IP-852 に変更する。
ルータシェープを追加し、channel B の トランシーバ typeに Customを選ぶ。
[Device name]に、iLON700の IP852 側ルータの名前(任意名/半角英数字)を付ける
つぎの画面の、[display data from service pin]チェックをオンしてから、
i.LON700 の Web ページの [System/システム]ページを開き、IP-852の[サービスピン]ボタンを押す。
My-iLON700-852
i.LON700の内部チャネルは、LonMark International規格上の[IP-70]チャネルである。
LonMaker Turboの場合はリソースファイルを最新(ver15) にすることで、IP-70を選択できるのか、
または本資料のように[custom]チャネルを選んで、速度やタイミングのパラメータを IP-70同等に設定
するのが良いのかは、今後調査する。
注意:i.LON700 筐体上の物理的な押ボタンではない。
なお、i.LON700 筐体左側の電源状態 LEDの隣のボタンは「リセット」ボタンなので、押し間違えに注意。
サービスピンを受信したら、次のようにポップアップが表示される。
IP-852のサービスピン
さらにルータシェープを追加し、[Router name]に U60-USB 側ルータの名前(任意)、channel B の[Type]の値を
[TP/FT-10], Nameの値に U60 USB のチャネルの名前(例では MyiLON700-ch1-FT-10)を付ける。
サービスピンは、i.LON700の Webページの [System/システム]ページを開き チャネル種類[FT-10]の[サービスピン]
ボタンを押す。
(この後の、コミッションに成功した画面は、3/15 IIoT 研究会では、実際に LonMaker Turbo 上でデモした。)
今後の課題:U60 USB アダプタを iLON700 の筐体の USB コネクタに直結した場合は、コネクタの位置から、webページ
上で識別できると推測。 USBハブ経由で接続した場合の識別方法は今後の調査。
10.他
https://www.echelon.com/products/i-lon-700-edge-router-and-network-interface
i.LON700 全般紹介
https://www.echelon.com/assets/blte67d80376d34f1c7/Datasheet_iLON700.pdf
i.LON700 データシート
http://www.echelon.com/docs/iot
i.LON700 マニュアル
気になったハードウエアの変更点:
Real-time Clock: Internal with 72 hour power fail date/time retention
https://www.lonmark.org/technical_resources/resource_files/
LonMark International リソースファイルのダウンロード
LonMarkResourceFiles1500.exe (15.58 MB、2016-01-10を更新、2016-02-19を投稿)
―以上―
FT-10のサービスピン
U60-USB が複数台の場合の識別方
法は今回確認してない。