30
PCCARD(PCI)Linux/RT ZZZLQWHUIDFHFRMS *3* *3* *3* *3* /LQX[57/LQX[ 3& カード $7$ ドライバセット 2QOLQH+HOS 2QOLQH+HOS 2QOLQH+HOS 2QOLQH+HOS IRU/LQX[ IRU/LQX[ IRU/LQX[ IRU/LQX[

用 カード ドライバセット - Interfacepcmcia-csのインストール手順、pcmcia-csの設定手順について説明します。なお、pcmcia-csのインス トール方法、pcmcia-csの設定方法については、本オンラインヘルプだけではなく、インターネット上

  • Upload
    others

  • View
    0

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

  • PCCARD(PCI)Linux/RT

    ���������������

    ���������������������������������������������用 カード ���ドライバセット

    � � � � ������������ � � � ������������ � � � ������������ � � � �����������

    ������������������������

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    2

    目 次目 次目 次目 次

    第第第第 1111 章章章章 はじめにはじめにはじめにはじめに 33331.1 概要............................................................................. 31.2 特長............................................................................. 31.3 参考ドキュメント................................................................. 3

    第第第第 2222 章章章章 製品仕様製品仕様製品仕様製品仕様 44442.1 動作環境......................................................................... 42.2 対象ボード....................................................................... 42.3 基本仕様......................................................................... 52.4 本製品を初めて使用する場合....................................................... 6

    第第第第 3333 章章章章 PCI-1609PCI-1609PCI-1609PCI-1609 使用前の準備使用前の準備使用前の準備使用前の準備 77773.1 PCMCIA カードサービス pcmcia-cs インストール ...................................... 73.2 PCMCIA カードサービス pcmcia-cs の設定 ........................................... 10

    第第第第 4444 章章章章 ATA PCATA PCATA PCATA PC カード利用手順カード利用手順カード利用手順カード利用手順 ( ( ( (増設増設増設増設 IDEIDEIDEIDE ドライブ編ドライブ編ドライブ編ドライブ編)))) 141414144.1 カーネルソース修正手順.......................................................... 14

    第第第第 5555 章章章章 ATA PCATA PCATA PCATA PC カードへのカーネルインストール方法カードへのカーネルインストール方法カードへのカーネルインストール方法カードへのカーネルインストール方法 212121215.1 Linux 上から Linux システムをカードへインストール................................. 21

    第第第第 6666 章章章章 モジュールモジュールモジュールモジュール 292929296.1 PCI-CardBus ブリッジ IRQ 番号設定モジュール ...................................... 29

    第第第第 7777 章章章章 重要な情報重要な情報重要な情報重要な情報 30303030

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    3

    第第第第1111章章章章 はじめにはじめにはじめにはじめに

    1.11.11.11.1 概要概要概要概要 GPG-1609 は、Linux から、弊社 PCI-1609 オートスタート PC カードインタフェースを利用するためのオンラインヘルプ、各種ファイルを含めた製品です。GPG-1609 は、ATA PC カードを Linux の IDEブロックデバイスとして扱えるようにするためのカーネルソース修正差分ファイルを提供します。 本ドキュメントは、Linux 上で GPG-1609 を使用するための情報を掲載しています。

    1.21.21.21.2 特長特長特長特長● オートスタート機能により、OS をインストールした ATA PC カードから OS をブートできます。● ATA PC カードを使用することで可動部を持たないシステムを構築できます。● ATA PC カードを IDE ハードディスクとしてアクセスできます。● ATA PC カードをリムーバブルメディアとして利用できます。● Linux ファイルシステムへの変更/追加は一切無いため、RTLinux からもそのまま利用可能です。

    1.31.31.31.3 参考ドキュメント参考ドキュメント参考ドキュメント参考ドキュメント本オンラインヘルプの内容に関して参考となるドキュメントは次の通りです。特に Linux PCMCIA HOWTO については、Linux PCMCIA カードサービスに関する重要な情報が記述されていますので、ぜひご一読ください。また他にもインターネット上にて Linux に関するドキュメントを探すことができます。

    Linux PCMCIA HOWTO http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/PCMCIA-HOWTO.htmlLILO README http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/LILO-README.txtThe Linux Bootdisk HOWTO http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/Bootdisk-HOWTO.html

    http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/PCMCIA-HOWTO.htmlhttp://www.linux.or.jp/JF/Jfdocs/LILO-README.txthttp://www.linux.or.jp/JF/JFDocs/Bootdisk-HOWTO.html

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    4

    第第第第2222章章章章 製品仕様製品仕様製品仕様製品仕様

    2.12.12.12.1 動作環境動作環境動作環境動作環境弊社 CPU ボード PCI バス Pentium III 系、Geode 系弊社マザーボード Geode 系

    機種

    パソコン Intel Architecture-32(IBM PC/AT Compatibles)

    必須モジュール PCMCIA カードサービス pcmcia-cs-3.1.33 以降提供ファイル 1)カーネルバージョン 2.4.7 以降用

    カーネルソース修正差分ファイル2)PCI-CardBus ブリッジ IRQ 番号設定モジュール

    ヘルプファイル PDF 形式テキスト形式

    注意事項・PCI-1609 を、BOOT デバイスとして使用する場合、他の PCI デバイスと割り込みを共有することはできません。・ PCI-1609 は、パソコン本体の拡張スロット(PCI バス番号 0)に実装してください。バス番号 0以外の場合、パソコンの BIOS によっては BOOT させることができない場合があります。(PCI バス番号の確認方法については、readme.txt の「●使用上の注意事項」を参照ください)・PCI-1609 は、NEC PC-9801/9821 シリーズでは動作しません。

    2.22.22.22.2 対象ボード対象ボード対象ボード対象ボードPCIPCIPCIPCI シリーズシリーズシリーズシリーズPCI-1609

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    5

    2.32.32.32.3 基本仕様基本仕様基本仕様基本仕様対象カーネルバージョン 2.4.x 系以降

    ※2.2.x 系では、PCI-1609 上の PCI-CardBus ブリッジを認識することができないため、ご利用できません。

    最大ボード枚数 1枚のみ必須モジュール PCMCIA カードサービス pcmcia-cs-3.1.33 以降が必要です。

    PCI-1609 をご使用前に pcmcia-cs-3.1.33 をインストール済としてください。

    利用可能 PC カードスロット スロット A or B のどちらか 1スロットのみ※スロット A, B の両方を同時に利用することはできません。

    デバイスノード /dev/hdX (X=a, c, e, g,…,z)実装されている IDE デバイスの数により、PCI-1609 が割り付けられるデバイスノード名が決まります。※ PCI-1609 は常に IDE マスタとして扱われるため、デバイスノード名は、連続した名前とはなりません。既に/dev/hda, /dev/hdcがある場合には、PCI-1609は /dev/hde に割り付けられます。

    サポートファイルシステム Linux カーネルがサポートしている全てのファイルシステム/proc 対応 条件付対応

    カーネルバージョン 2.4 系列では、/proc/ide/ideX/hdX 以下の下記ファイルを自動作成します。Xは、実装されている IDE デバイスの数により変化します。・ cache・ capacity・ driver・ geometry・ identify・ media・ model・ settings・ smart_thresholds・ smart_values/proc/ide/ideX 以下の下記ファイルは未サポートです。・channel, config, mate, model

    ATA PC カード挿抜 条件付対応カードを抜く場合・ umount コマンドを実行してマウントを解除してください。・ �/etc/rc.d/init.d/pcmcia stop[ENTER]�と実行して PCMCIA カードサービスを停止させます。・ ATA PC カードをスロットから抜きます。カードを挿す場合・ ATA PC カードをスロットに挿します。・ �/etc/rc.d/init.d/pcmcia start[ENTER]�と実行して PCMCIA カードサービスを開始させます。・ mount コマンドを実行してデバイスをマウントします。※ルートファイルシステムとして利用時には ATA PC カードを抜くことはできません。

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    6

    2.42.42.42.4 本製品を初めて使用する場合本製品を初めて使用する場合本製品を初めて使用する場合本製品を初めて使用する場合ここでは、本製品を利用するにあたっての基本的な流れを説明しています。初めて本製品を使用される場合、以下を参照してください。

    ��������������������

    第第第第 ����章章章章� ������� ������� ������� ������使用前の準備使用前の準備使用前の準備使用前の準備����~

    第第第第 ����章章章章� ������ �����������������カード利用手カード利用手カード利用手カード利用手順順順順� �� �� �� �増設増設増設増設 ������������ドライブ編ドライブ編ドライブ編ドライブ編����

    �����~

    第第第第 ����章章章章� ������ �����������������カードへのカカードへのカカードへのカカードへのカーネルインストール方法ーネルインストール方法ーネルインストール方法ーネルインストール方法

    �����~

    ����������������カードへカードへカードへカードへカーネルをインストールカーネルをインストールカーネルをインストールカーネルをインストール

    したいしたいしたいしたい

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    7

    第第第第3333章章章章 PCI-1609PCI-1609PCI-1609PCI-1609 使用前の準備使用前の準備使用前の準備使用前の準備この章では PCI-1609 で ATA PC カードを使用する前の準備として、Linux 用 PCMCIA カードサービスpcmcia-cs のインストール手順、pcmcia-cs の設定手順について説明します。なお、pcmcia-cs のインストール方法、pcmcia-cs の設定方法については、本オンラインヘルプだけではなく、インターネット上でも多数見つけることができます。

    3.13.13.13.1 PCMCIAPCMCIAPCMCIAPCMCIA カードサービスカードサービスカードサービスカードサービス pcmcia-cs pcmcia-cs pcmcia-cs pcmcia-cs インストールインストールインストールインストールこのセクションでは、PCMCIA カードサービス pcmcia-cs のインストール手順について説明します。

    1.1.1.1. pcmcia-cspcmcia-cspcmcia-cspcmcia-cs の入手方法の入手方法の入手方法の入手方法pcmcia-cs は、Linux ディストリビューションに付属している場合と、インターネットからダウンロードする方法があります。ディストリビューションに付属しているものは、バージョンが古いことがあるため、pcmcia-cs が置いてある Web site からダウンロードされることをお勧めいたします。下記は、Linux PCMCIA Information の Web site です。http://pcmcia-cs.sourceforge.net/

    ダウンロードするファイルは、必ず pcmcia-cs-3.1.33 以降のものを選択ください。

    2.2.2.2. pcmcia-cspcmcia-cspcmcia-cspcmcia-cs のインストール前にのインストール前にのインストール前にのインストール前にLinux インストール時のパッケージ選択により、既にお使いの環境に pcmcia-cs がインストール済、有効な状態となっている場合があります。この状態の場合、PCI-1609 を実装して Linux を起動すると古い pcmcia-cs モジュールをロードするようになっているため、そのままでは新しい pcmcia-csをインストールしても使用することができません。pcmcia-cs がインストールされていなければ、「3. pcmcia-cspcmcia-cspcmcia-cspcmcia-cs の再構築とインストールの再構築とインストールの再構築とインストールの再構築とインストール」へ進んでください。

    確認方法は次の通りです。スーパユーザでなければ、su コマンドを実行してスーパユーザになります。#suPassword:(rootのパスワード)

    less コマンドを使用して、Linux 起動時のログファイルを表示します。#less /var/log/messages…May 1 12:34:55 localhost pcmcia: Starting PCMCIA services:May 1 12:34:55 localhost pcmcia: modulesMay 1 12:34:55 localhost kernel: Linux Kernel Card Services 3.1.22…表示メッセージの中に�Linux Kernel Card Services 3.1.22�とありますが、この場合には pcmcia-cs-3.1.22 が実行されています。従って、この場合には古いバージョンの pcmcia-cs がロードされていることになります。

    このようなケースの場合には、カーネルのオプションを変更して、カーネルの再構築を行う必要があります。カーネルのコンフィグレーション設定で、「General setup」→「PCMCIA/CardBus support」を選択し、「PCMCIA/CardBus support」に「n」を選択後、カーネルの再ビルドを行ってください。カーネルの再構築の方法については、インターネット上の Linux 関連 Web site もしくは市販の書籍を参照ください。

    ※カーネルのコンフィグレーション設定で「PCMCIA/CardBus support」を「n」と設定しても、後で

    http://pcmcia-cs.sourceforge.net/

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    8

    最新の pcmcia-cs をインストールするため、全く問題はありません。

    3.3.3.3. pcmcia-cspcmcia-cspcmcia-cspcmcia-cs の再構築とインストールの再構築とインストールの再構築とインストールの再構築とインストールスーパユーザでなければ、su コマンドを実行してスーパユーザになります。#suPassword:(rootのパスワード)

    1)ダウンロードしたpcmcia-cs-3.1.33.tar.gzを/usr/src/linuxディレクトリに格納してください。#lsCOPYING README configs ipc pcmcia-cs-3.1.33.tar.gzCREDITS REPORTING-BUGS drivers kernel scriptsDocumentation Rules.make fs libMAINTAINERS abi include mmMakefile arch init net

    2)tar コマンドを使用してファイルの解凍と展開を行います。#tar xvfz pcmcia-cs-3.1.33.tar.gz…#lsCOPYING README configs ipc pcmcia-cs-3.1.33CREDITS REPORTING-BUGS drivers kernel pcmcia-cs-3.1.33.tar.gzDocumentation Rules.make fs lib scriptsMAINTAINERS abi include mmMakefile arch init net

    3)pcmcia-cs-3.1.33 ディレクトリへ移動し、make config[ENTER]と実行します。#cd pcmcia-cs-3.1.33#make config…Include 32-bit (CardBus) card support (y/n) [y]…How would you like to set kernel-specific options? 1 – Read from the currentry running kernel 2 – Read from the Linux source treeEnter option (1-2) [1]: 2…Configuration successful.�Include 32-bit (CardBus) card support (y/n)�の個所では必ず yを選択してください。

    �How would you like to set kernel-specific options?�メッセージは、pcmcia-cs を再構築するにあたって、カーネルのオプションをどこから取得するかを選択します。�Enter option (1-2)�の選択では 2 を選んでください。

    古い pcmcia-cs がインストール済の場合もしくは動作環境によっては、このメッセージが表示されない場合があります。古い pcmcia-cs がインストール済の場合には、新しい pcmcia-cs を再構築する前に、念のため Linuxカーネルの再構築を行っておくことをお勧めいたします。※カーネルのコンフィグレーション設定で、「General setup」→「PCMCIA/CardBus support」を選択し、「PCMCIA/CardBus support」に「n」を選択後、カーネルの再ビルドを行ってください。

    �Configuration successful.�と表示されたら、コンフィグレーションは成功です。

    4)pcmcia-cs-3.1.33 を再構築、各種ファイルのインストールを行います。#make all#make installエラーが発生していなければ、pcmcia-cs のインストールは完了です。

    5)Linux を再起動させ、新しい pcmcia-cs が起動されることを確認します。

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    9

    スーパユーザでなければ、su コマンドでスーパユーザとなってください。less コマンドを使用して、Linux 起動時のログファイルを表示します。#less /var/log/messages…May 1 12:34:55 localhost pcmcia: Starting PCMCIA services:May 1 12:34:55 localhost pcmcia: modulesMay 1 12:34:55 localhost kernel: Linux Kernel Card Services 3.1.33…表示メッセージの中に�Linux Kernel Card Services 3.1.33�(もしくはそれ以降のバージョン)と記録されていれば、新しいバージョンの起動は成功です。

    希に Linux カーネルと pcmcia-cs を再構築して、インストールしたにも関わらず、古い pcmcia-csが起動してしまうケースがあります。この場合には、/lib/modules ディレクトリ以下のカーネルバージョン名を確認してください。

    /lib/modules/2.4.7-10 ディレクトリ→今までのカーネルバージョン、古い pcmcia-cs のモジュールが格納されている。/lib/modules/2.4.7-10custom ディレクトリ→再構築後のカーネルバージョン、新しい pcmcia-cs のモジュールが格納されている。

    #cd /lib/modules#ls2.4.7-10 2.4.7-10custom#uname -r2.4.7-10uname コマンドで OS のバージョン番号を確認したところ、2.4.7-10 となっているため、カーネル起動時のスクリプトは、/lib/modules/2.4.7-10 以下を参照して、古い pcmcia-cs が起動してしまいます。この場合には、起動するカーネルバージョンが再構築したもの(2.4.7-10custom)であるかどうかを確認ください。→ブートローダ(lilo, GRUB など)の設定で古いカーネルバージョンを指定している場合があります。

    カーネルバージョンに間違いがなければ、他の方法として 2.4.7-10custom ディレクトリを、2.4.7-10 ディレクトリへディレクトリ名をリネームすることで新しい pcmcia-cs を起動させることができます。

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    10

    3.23.23.23.2 PCMCIAPCMCIAPCMCIAPCMCIA カードサービスカードサービスカードサービスカードサービス pcmcia-cs pcmcia-cs pcmcia-cs pcmcia-cs の設定の設定の設定の設定pcmcia-cs のデフォルト設定値は、ノートパソコンなどの環境にてカードが使用する各種リソース(I/O アドレス、メモリアドレスなど)が、ある程度決まった範囲の値であることを想定しています。PCI-1609 は、PCI バスのボードであり、PCI-CardBus ブリッジを搭載しています。そのため、PCI コンフィグレーションで割り当てられた I/O アドレス、メモリアドレス、IRQ 番号は環境によって異なります。

    そのため、PCI-1609 を認識させるにあたって、PCI-1609 の各種リソースを確認し、そのリソース値を pcmcia-cs の各種設定ファイルへ明示的に指定する必要があります。

    このセクションでは、PCMCIA カードサービス pcmcia-cs が PCI-1609 を認識するように設定する手順について説明します。認識時には、PCI-1609 + ATA PC カードは、PCI 拡張スロットに実装済となっている必要があります。

    1.1.1.1. PCI-1609 DSW1PCI-1609 DSW1PCI-1609 DSW1PCI-1609 DSW1 設定設定設定設定PCI-1609 認識作業時の、PCI-1609 DSW1 の設定は次の通りです。

    オートスタートの設定���でご使用ください。

    ��

    ��DSW1-2DSW1-2DSW1-2DSW1-2��

    機機機機� �� �� �� �能能能能

    オートスタートしない

    2.2.2.2. 想定環境想定環境想定環境想定環境 項目 設定Linux カーネル バージョン 2.4.7-10

    IDE 割当て 容量/接続デバイス デバイスノード名IDE デバイスPrimary MasterPrimary SlaveSecondary MasterSecondary Slave

    1GB無しCD-ROM無し

    /dev/hda

    /dev/hdc

    実装ボード PCI-1609 + ATA PC カード 660MB※ ATA PC カードは PCI-1609 のスロットに実装済

    Linux カーネルは Primary Master に接続されている 1GB の HDD にインストールされているものとします。

    3.3.3.3. PCI-1609PCI-1609PCI-1609PCI-1609 リソース確認リソース確認リソース確認リソース確認PCI-1609 の I/O ポートアドレス、メモリアドレス、IRQ 番号の各リソース値を確認します。#cat /proc/pci…Bus 2, device 4, function 0: CardBus bridge: Ricoh Co Ltd RL5c478 (rev 128). IRQ 7. Non-prefetchable 32 bit memory at 0xf6002000 [0xf6002fff].Bus 2, device 4, function 1: CardBus bridge: Ricoh Co Ltd RL5c478 (rev 128). IRQ 5. Non-prefetchable 32 bit memory at 0xf6000000 [0xf6000fff].Bus 2, device 6, function 0: Class ff00: PCI device 1147:0649 (Interface Corp) (rev 1). IRQ 9. I/O at 0xc800 [0xc803]. I/O at 0xc400 [0xc403].Bus 2, device 6, function 1: Class ff00: PCI device 1147:0649 (Interface Corp) (rev 1).

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    11

    IRQ 7. I/O at 0xc000 [0xc00f]. Non-prefetchable 32 bit memory at 0xf6004000 [0xf6007fff].Bus 2, device 6, function 2: Class ff00: PCI device 1147:0649 (Interface Corp) (rev 1). I/O at 0xc010 [0xc01f]. Non-prefetchable 32 bit memory at 0xf6008000 [0xf600bfff].cat コマンドなどで、/proc/pci ファイルを表示させ、�CardBus bridge … RL5c478�と�PCI device1147:0649 (Interface Corp)�のリソースを確認します。

    この例では、PCI-1609 の各リソース割り当ては次のようになっています。PCI-CardBus ブリッジ スロット A : メモリ 0xf6002000-0xf6002fff, IRQ 7PCI-CardBus ブリッジ スロット B : メモリ 0xf6000000-0xf6000fff, IRQ 5PCI-1609 ボードコントロール : I/O 0xc400-0xc403, 0xc800-0xc803, IRQ 9PCI-1609 スロット A : I/O 0xc000-0xc00f, メモリ 0xf6004000-0xf6007fff, IRQ 7PCI-1609 スロット B : I/O 0xc010-0xc01f, メモリ 0xf6008000-0xf600bfff

    もし、PCI-CardBus ブリッジにメモリが割当てられていない場合には、そのコンピュータでは Linuxで PCI-1609 を利用することはできません。ここで確認した I/O アドレスとメモリアドレスのリソース値は、pcmcia-cs 設定のために必要となります。

    また、PCI-CardBusブリッジにIRQ番号が割当てられていない場合も、そのままではLinuxでPCI-1609を利用することはできません。PCI-CardBus ブリッジに IRQ 番号が割当てられていない状態は、下記の各ファイルで確認できます。/var/log/messages ファイルを表示します。#less /var/log/messages…kernel PCI: No IRQ known for interrupt pin A of device 02:04.0. Please try usingpci=biosirq.kernel PCI: No IRQ known for interrupt pin B of device 02:04.1. Please try usingpci=biosirq.…上記メッセージが記録されている場合には、PCI-CardBus ブリッジに IRQ 番号は割当てられていません。02:04.0 は、左から PCI-CardBus ブリッジのバス番号、デバイス番号、ファンクション番号です。この値は、使用環境によって異なります。

    また、/proc/pci ファイルを表示させると、下記のように表示されます。#cat /proc/pci…Bus 2, device 4, function 0: CardBus bridge: Ricoh Co Ltd RL5c478 (rev 128). Non-prefetchable 32 bit memory at 0xf6002000 [0xf6002fff].Bus 2, device 4, function 1: CardBus bridge: Ricoh Co Ltd RL5c478 (rev 128). Non-prefetchable 32 bit memory at 0xf6000000 [0xf6000fff].…IRQ 番号が表示されていません。

    このような状態では、Linux PCMCIA カードサービスが動作しないため、「第 6章 モジュール」の「6.1PCI-CardBus ブリッジ IRQ 番号設定モジュール」を参照して、cp1609.o モジュールを組込むことで、PCI-CardBus ブリッジに IRQ 番号を割付けることができます。

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    12

    4.4.4.4. /etc/sysconfig/pcmcia/etc/sysconfig/pcmcia/etc/sysconfig/pcmcia/etc/sysconfig/pcmcia ファイルの確認、変更ファイルの確認、変更ファイルの確認、変更ファイルの確認、変更/etc/sysconfig/pcmcia ファイルの内容を確認します。#cd /etc/sysconfig#cat pcmciaPCMCIA=yesPCIC=i82365PCIC_OPTS=”irq_mode=0”CORE_OPTS=各オプションが次の指定がされていることを確認ください。・オプション PCMCIA が�yes�となっていること。・オプション PCIC が�i82365�と指定されていること。・オプション PCIC_OPTS が��irq_mode=0��と指定されていること。もし、上記の通りになっていない場合には、上記の表示に合わせて修正を行ってください。

    pcmcia ファイルの書式、オプションについては、�man i82365[ENTER]�および�man pcmcia_core[ENTER]�として PCMCIA カードサービスのマニュアルを参照するか、Linux 関連の Web site をご覧ください。

    5.5.5.5. /etc/pcmcia/config.opts/etc/pcmcia/config.opts/etc/pcmcia/config.opts/etc/pcmcia/config.opts ファイルの確認、変更ファイルの確認、変更ファイルの確認、変更ファイルの確認、変更/etc/pcmcia/config.opts ファイルの内容を確認します。pcmcia-cs インストール直後には、/etc/pcmcia/config.opts ファイルの内容は下記のようになっています。#cd /etc/pcmcia#less config.opts## Local PCMCIA Configuration File#

    # System resources available for PCMCIA devices

    include port 0x100-0x4ff, port 0x800-0x8ff, port 0xc00-0xcffinclude memory 0xc0000-0xfffffinclude memory 0xa0000000-0xa0ffffff, memory 0x60000000-0x60ffffff…#include port 0x1000-0x17ff…include port 0xa00-0xaff…このファイルに先ほど「3. PCI-1609PCI-1609PCI-1609PCI-1609 リソース確認リソース確認リソース確認リソース確認」で確認した I/O ポートアドレス、メモリアドレスを記述します。

    エディタにて config.opts ファイルを編集します。#emacs config.opts

    「3. PCI-1609PCI-1609PCI-1609PCI-1609 リソース確認リソース確認リソース確認リソース確認」で確認した I/O ポートアドレス、メモリアドレスを�include�エントリとして追加した後のファイルの内容は次の通りです。デフォルトで記述されている�include�エントリは、全て#を行の先頭に記述して、コメントにしてください。下記リストの下線が付いている個所が追加したエントリ、コメントです。#cd /etc/pcmcia#less config.opts## Local PCMCIA Configuration File#

    # System resources available for PCMCIA devices

    include port 0xc800-0xc803, port 0xc400-0xc403include port 0xc000-0xc00f, memory 0xf6004000-0xf6007fffinclude port 0xc010-0xc01f, memory 0xf6008000-0xf600bfff

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    13

    include memory 0xf6002000-0xf6002fffinclude memory 0xf6000000-0xf6000fff

    #include port 0x100-0x4ff, port 0x800-0x8ff, port 0xc00-0xcff#include memory 0xc0000-0xfffff#include memory 0xa0000000-0xa0ffffff, memory 0x60000000-0x60ffffff…#include port 0x1000-0x17ff…#include port 0xa00-0xaff…

    デフォルトの�include�エントリが有効の場合、PCMCIA カードサービスが誤ってデフォルトの I/O ポートアドレス、メモリアドレスを利用してしまう場合があるためです。必ず PCI-1609 のリソース値のみを�include�エントリとして追加してください。config.opts の書式については、�man pcmcia[ENTER]�として PCMCIA カードサービスのマニュアルを参照するか、Linux 関連の Web site をご覧ください。

    config.opts の書式に間違いがあった場合、Linux 起動時のログファイル(/var/log/messages)に下記メッセージが記録されます。pcmcia: cardmgr[xxx]: config error, ’./config.opts’ line 8: syntax errorline で表示されている行に syntax error があります。

    よくある間違いとして、下記のような記述があります。include port 0xc800-0xc803, 0xc400-0xc403�,�の次に port の指定がありません。正しい書式は、include port 0xc800-0xc803, port 0xc400-0xc403となります。

    6.6.6.6. PCI-1609PCI-1609PCI-1609PCI-1609 認識の確認認識の確認認識の確認認識の確認Linux を再起動して、正常に認識することを確認します。スーパユーザでなければ、su コマンドでスーパユーザとなってください。less コマンドを使用して、Linux 起動時のログファイルを表示します。#less /var/log/messages…pcmcia: Starting PCMCIA services:pcmcia: moduleskernel: Linux Kernel Card Services 3.1.33…kernel: Intel ISA/PCI/CardBus PCIC probe:kernel: Ricoh RL5C478 rev 80 PCI-to-CardBus at slot xx:xx, mem 0x……kernel: PCI card interrupts, PCI status changes…cardmgr[xxx]: starting, version is 3.1.33ログファイルに �Ricoh RL5C478�, �PCI card interrupts, PCI status changes�, �starting, versionis 3.1.33� と記録されていれば、PCI-1609 の認識に問題はありません。

    ただし、この状態ではまだ ATA PC カードを利用することはできません。Linux 起動時に PCMCIA カードサービスが音で PC カードの認識状態を通知します。「高いビープ音 + 低いビープ音」だった場合には、ATA PC カードのクライアントドライバ(ide_cs.o)の起動に失敗していることになります。ATA PC カードを正しく認識させ、IDE デバイスとして利用可能な状態にするためには、カーネルにパッチを当てる必要があります。次の「第 4章 ATA PC カード利用手順 (増設 IDE ドライブ編)」を参照してください。

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    14

    第第第第4444章章章章 ATA PCATA PCATA PCATA PC カード利用手順カード利用手順カード利用手順カード利用手順 ( ( ( (増設増設増設増設 IDEIDEIDEIDE ドライブ編ドライブ編ドライブ編ドライブ編))))この章では PCI-1609 上の ATA PC カードを増設 IDE ドライブとして使用する手順について説明します。

    4.14.14.14.1 カーネルソース修正手順カーネルソース修正手順カーネルソース修正手順カーネルソース修正手順ここでは、ATA PC カードを利用するにあたって、カーネルソースの修正手順について説明します。PCI-1609 の認識に成功後、ATA PC カードを利用するためにはカーネルソースを修正し、PCMCIA カードサービスの IDE クライアントドライバ(ide_cs.o)を正常に起動させる必要があります。

    カーネルソースの修正方法については、カーネルバージョンによって異なります。カーネルバージョン 修正方法2.4.2~2.4.6 ・ カーネルソースファイルを手動にて修正を行います。

    →「5. カーネルソースコードを手動で修正カーネルソースコードを手動で修正カーネルソースコードを手動で修正カーネルソースコードを手動で修正」2.4.7 ・ 弊社よりカーネルソース差分ファイルおよび差分適用済ファイルを提供

    しています。 →「3. 弊社提供の差分ファイルを利用してカーネルソースを修正弊社提供の差分ファイルを利用してカーネルソースを修正弊社提供の差分ファイルを利用してカーネルソースを修正弊社提供の差分ファイルを利用してカーネルソースを修正」 →「4. 弊社提供の差分適用済ファイルをそのまま利用弊社提供の差分適用済ファイルをそのまま利用弊社提供の差分適用済ファイルをそのまま利用弊社提供の差分適用済ファイルをそのまま利用」

    2.4.8 以降 ・ 弊社提供のカーネルソース差分ファイルの使用を試みてください。→「3. 弊社提供の差分ファイルを利用してカーネルソースを修正弊社提供の差分ファイルを利用してカーネルソースを修正弊社提供の差分ファイルを利用してカーネルソースを修正弊社提供の差分ファイルを利用してカーネルソースを修正」・ もし、差分ファイルの適用に失敗する場合には、手動にて修正を行う必要があります。 →「5. カーネルソースコードを手動で修正カーネルソースコードを手動で修正カーネルソースコードを手動で修正カーネルソースコードを手動で修正」

    1.1.1.1. PCI-1609 DSW1PCI-1609 DSW1PCI-1609 DSW1PCI-1609 DSW1 設定設定設定設定PCI-1609 認識作業時の、PCI-1609 DSW1 の設定は次の通りです。

    オートスタートの設定���でご使用ください。

    ��

    ��DSW1-2DSW1-2DSW1-2DSW1-2��

    機機機機� �� �� �� �能能能能

    オートスタートしない

    2.2.2.2. 想定環境想定環境想定環境想定環境 項目 設定Linux カーネル バージョン 2.4.7-10

    IDE 割当て 容量/接続デバイス デバイスノード名IDE デバイスPrimary MasterPrimary SlaveSecondary MasterSecondary Slave

    1GB無しCD-ROM無し

    /dev/hda

    /dev/hdc

    実装ボード PCI-1609 + ATA PC カード 660MB※ ATA PC カードは PCI-1609 のスロットに実装済

    Linux カーネルは Primary Master に接続されている 1GB の HDD にインストールされているものとします。

    3.3.3.3. 弊社提供の差分ファイルを利用してカーネルソースを修正弊社提供の差分ファイルを利用してカーネルソースを修正弊社提供の差分ファイルを利用してカーネルソースを修正弊社提供の差分ファイルを利用してカーネルソースを修正カーネルバージョン 2.4.7 の場合には、弊社提供の差分ファイルを使用することで、すぐにカーネルソースの修正を行うことができます。

    スーパユーザでなければ、su コマンドを実行してスーパユーザになります。#su

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    15

    Password:(rootのパスワード)

    1)/usr/src/interface/gpg1609/i386/drivers/ver2.4.7 ディレクトリへ移動します。#cd /usr/src/interface/gpg1609/i386/drivers/ver2.4.7#lside-probe.c ide-probe.patch ide.patch ide.hide-probe.patch, ide.patch ファイルを/tmp ディレクトリへコピーします。#cp ide-probe.patch /tmp#cp ide.patch /tmp

    2)/usr/src/linux-2.4.7-10/drivers/ide ディレクトリへ移動します。ide-probe.patch ファイルを patch コマンドを使用して、オリジナルの ide-probe.c ファイルに対してパッチを当てます。#cd /usr/src/linux-2.4.7-10/drivers/ide#patch < /tmp/ide-probe.patchpatching file ide-probe.c

    3)/usr/src/linux-2.4.7-10/include/linux ディレクトリへ移動します。ide.patch ファイルを patch コマンドを使用して、オリジナルの ide.h ファイルに対してパッチを当てます。#cd /usr/src/linux-2.4.7-10/include/linux#patch < /tmp/ide.patchpatching file ide.h

    以上で差分ファイルの適用は完了です。

    4)カーネルを再構築します。#cd /usr/src/linux-2.4.7-10#make menuconfig…#make dep; make clean; make bzImage; make installLinux を再起動させて ATA PC カードを正しく認識することを確認してください。→「6. 正しく正しく正しく正しく ATA PCATA PCATA PCATA PC カードが認識されていることを確認カードが認識されていることを確認カードが認識されていることを確認カードが認識されていることを確認」へお進みください。

    4.4.4.4. 弊社提供の差分適用済ファイルをそのまま利用弊社提供の差分適用済ファイルをそのまま利用弊社提供の差分適用済ファイルをそのまま利用弊社提供の差分適用済ファイルをそのまま利用カーネルバージョン 2.4.7 の場合には、弊社より差分適用済のソースファイルをそのまま添付しているため、添付ファイルをそのままコピーして使用することもできます。

    スーパユーザでなければ、su コマンドを実行してスーパユーザになります。#suPassword:(rootのパスワード)

    1)/usr/src/interface/gpg1609/i386/drivers/ver2.4.7 ディレクトリへ移動します。#cd /usr/src/interface/gpg1609/i386/drivers/ver2.4.7#lside-probe.c ide-probe.patch ide.patch ide.h

    2)ide-probe.c ファイルを/usr/src/linux-2.4.7-10/drivers/ide ディレクトリへコピーします。#cp ide-probe.c /usr/src/linux-2.4.7-10/drivers/ide

    3)ide.h ファイルを/usr/src/linux-2.4.7-10/include/linux ディレクトリへコピーします。#cp ide.h /usr/src/linux-2.4.7-10/include/linux

    以上でファイルの更新は完了です。

    4)カーネルを再構築します。#cd /usr/src/linux-2.4.7-10#make menuconfig

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    16

    …#make dep; make clean; make bzImage; make installLinux を再起動させて ATA PC カードを正しく認識することを確認してください。→「6. 正しく正しく正しく正しく ATA PCATA PCATA PCATA PC カードが認識されていることを確認カードが認識されていることを確認カードが認識されていることを確認カードが認識されていることを確認」へお進みください。

    5.5.5.5. カーネルソースコードを手動で修正カーネルソースコードを手動で修正カーネルソースコードを手動で修正カーネルソースコードを手動で修正差分ファイルの適用に失敗する、カーネルバージョンが異なるなどの場合には、カーネルソースコードを手動で修正する必要があります。修正が必要なファイルは次の 2つです。・/usr/src/linux-2.4.x-x/drivers/ide/ide-probe.c・/usr/src/linux-2.4.x-x/include/linux/ide.hx は、カーネルバージョンの末尾番号とリリース番号です。

    弊社より添付している ide-probe.c を見てみると追加分のコードには、全て �GPG-1609 Ver1.00-01patch� とコメントが追加されています。このコメント部分を参考にすることで、ソースコードのどの位置にどのようなコードを追加すればよいかがわかります。

    スーパユーザでなければ、su コマンドを実行してスーパユーザになります。#suPassword:(rootのパスワード)

    1)/usr/src/linux-2.4.x-x/drivers/ide ディレクトリへ移動し、エディタで ide-probe.c を編集します。#cd /usr/src/linux-2.4.x-x/drivers/ide#emacs ide-probe.c

    2)下記 2行のコードを ide-probe.c の#include…行に続けて記述します。#include struct pci_dev *pcidev = NULL;元のソースリストが下記のようになっていた場合#include #include

    static inline void do_identify(ide_drive_t *drive, byte cmd)・・・2 行分のコードを追加後のリストは次のようになります。下記リストの下線が付いている個所が追加したコードです。#include #include

    #include struct pci_dev *pcidev = NULL;

    static inline void do_identify(ide_drive_t *drive, byte cmd)・・・

    3)�int ideprobe_init (void)�と記述されている行を探します。次のようなコードが書かれているはずです。(カーネル 2.4 系列ならば、ほとんど違いはないはずです)int ideprobe_init (void){ unsigned int index; int probe[MAX_HWIFS];… /* * Probe for drives in the usual way.. CMOS/BIOS, then poke at ports */

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    17

    for (index = 0; index < MAX_HWIFS; ++index) if (probe[index]) probe_hwif(&ide_hwifs[index]); for (index = 0; index < MAX_HWIFS; ++index) if (probe[index]) hwif_init(&ide_hwifs[index]); if (!ide_probe) ide_probe = &ideprobe_module;…

    4)上記リストの�if (probe[index])�, �hwif_init(&ide_hwifs[index]);�と記述してある行からコードの修正、追加を行います。下記リストの下線が付いている個所が修正、追加したコードです。 /* * Probe for drives in the usual way.. CMOS/BIOS, then poke at ports */ for (index = 0; index < MAX_HWIFS; ++index) if (probe[index]) probe_hwif(&ide_hwifs[index]); for (index = 0; index < MAX_HWIFS; ++index) /* ここから修正開始 */ if (probe[index]) { /* { を追加 */ while (1) { pcidev = pci_find_device(0x1147, 1609, pcidev); if (pcidev == NULL) break; if ((pci_resource_start(pcidev, 0) & 0xfffe) == ide_hwifs[index].io_ports[IDE_DATA_OFFSET]) { ide_hwifs[index].chipset = ide_pci1609; } } hwif_init(&ide_hwifs[index]); /* 元からあるコード */ } /* ここまでが修正範囲 */ if (!ide_probe) ide_probe = &ideprobe_module;…

    5)�#ifdef CONFIG_IDEPCI_SHARE_IRQ�と記述されている行を探します。この個所はカーネルバージョンによって書かれているコードが異なっています。下記リストの下線が付いている個所が異なっている個所です。

    ・カーネルバージョン 2.4.7 の場合 /* * Allocate the irq, if not already obtained for another hwif */ if (!match || match->irq != hwif->irq) {#ifdef CONFIG_IDEPCI_SHARE_IRQ int sa = IDE_CHIPSET_IS_PCI(hwif->chipset) ? SA_SHIRQ : SA_INTERRUPT;#else /* !CONFIG_IDEPCI_SHARE_IRQ */ int sa = IDE_CHIPSET_IS_PCI(hwif->chipset) ? SA_INTERRUPT|SA_SHIRQ :SA_INTERRUPT;#endif /* CONFIG_IDEPCI_SHARE_IRQ */

    ・カーネルバージョン 2.4.2 の場合 /* * Allocate the irq, if not already obtained for another hwif */ if (!match || match->irq != hwif->irq) {#ifdef CONFIG_IDEPCI_SHARE_IRQ int sa = (hwif->chipset == ide_pci) ? SA_SHIRQ : SA_INTERRUPT;#else /* !CONFIG_IDEPCI_SHARE_IRQ */ int sa = (hwif->chipset == ide_pci) ? SA_INTERRUPT|SA_SHIRQ : SA_INTERRUPT;

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    18

    #endif /* CONFIG_IDEPCI_SHARE_IRQ */

    �IDE_CHIPSET_IS_PCI(hwif->chipset)�と記述されている場合、修正を行う必要はありません。次の 6)へ進んでください。

    �(hwif->chipset == ide_pci�と記述されている場合には、下記のリストの通りに修正します。下記リストの下線が付いている個所が修正、追加したコードです。 /* * Allocate the irq, if not already obtained for another hwif */ if (!match || match->irq != hwif->irq) {#ifdef CONFIG_IDEPCI_SHARE_IRQ int sa = (hwif->chipset == ide_pci || hwif->chipset == ide_pci1609) ?SA_SHIRQ : SA_INTERRUPT;#else /* !CONFIG_IDEPCI_SHARE_IRQ */ int sa = (hwif->chipset == ide_pci || hwif->chipset == ide_pci1609) ?SA_INTERRUPT|SA_SHIRQ : SA_INTERRUPT;#endif /* CONFIG_IDEPCI_SHARE_IRQ */修正完了後、ファイルを保存してエディタを終了させてください。

    6)/usr/src/linux-2.4.x-x/include/linux ディレクトリへ移動し、エディタで ide.h を編集します。#cd /usr/src/linux-2.4.x-x/include/linux#emacs ide.h

    7)下記コメントが記述されている行を探します。次のようなコードが書かれているはずです。/* * hwif_chipset_t is used to keep track of the specific hardware * chipset used by each IDE interface, if known. */typedef enum { ide_unknown, ide_generic, ide_pci, ide_cmd640, ide_dtc2278, ide_ali14xx, ide_qd6580, ide_umc8672, ide_ht6560b, ide_pdc4030, ide_rz1000, ide_trm290, ide_cmd646, ide_cy82c693, ide_4drives, ide_pmac} hwif_chipset_t…カーネルバージョンによって、この個所は多少異なっている場合があります。

    8)�ide_pci1609�を上記コードに追加します。下記リストの下線が付いている個所が修正、追加したコードです。/* * hwif_chipset_t is used to keep track of the specific hardware * chipset used by each IDE interface, if known. */typedef enum { ide_unknown, ide_generic, ide_pci, ide_cmd640, ide_dtc2278, ide_ali14xx, ide_qd6580, ide_umc8672, ide_ht6560b, ide_pdc4030, ide_rz1000, ide_trm290, ide_cmd646, ide_cy82c693, ide_4drives, ide_pmac, ide_pci1609} hwif_chipset_t…

    9)下記リストのコードが記述されている行を探します。カーネルバージョンによっては、下記リストのコードはありません。#define IDE_CHIPSET_PCI_MASK \ ((1

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    19

    上記リストのコードが記述されている場合には、コードの追加を行います。下記リストの下線が付いている個所が修正、追加したコードです。#define IDE_CHIPSET_PCI_MASK \ ((1

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    20

    …正しくファイルシステムを作成できたら、mount コマンドを実行してマウントできることを確認ください。※fdisk コマンドの使い方については、�man fdisk�を参照するか、Linux 関連の書籍、インターネット上にて探すことができます。※fdisk コマンドは使い方を誤ると、ハードディスクから OS が起動しなくなる場合がありますので、作業は慎重に行ってください。

    以上で ATA PC カードが正しく認識していれば、問題ありません。Linux 上にて ATA PC カードを増設 IDE ドライブと同じような感覚でリムーバブルデバイスとして利用可能です。

    7.7.7.7. ATA PCATA PCATA PCATA PC カードの挿抜手順カードの挿抜手順カードの挿抜手順カードの挿抜手順ATA PC カードを挿抜する手順について説明します。

    スーパユーザでなければ、su コマンドを実行してスーパユーザになります。#suPassword:(rootのパスワード)

    1) ATA PC カードを抜く場合#umount /mntもし、ATA PC カードをマウントしているならば、�umount /mnt[ENTER]�と入力し、マウントを解除します。#/etc/rc.d/init.d/pcmcia stopShutting down PCMCIA services: cardmgr modules.�etc/rc.d/init.d/pcmcia stop[ENTER]�と入力してください。�Shutting down PCMCIA services: cardmgr modules.�と表示されれば、PCMCIA カードサービスは終了しました。PCI-1609 から ATA PC カードを抜くことが可能です。

    2) ATA PC カードを挿す場合ATA PC カードを PCI-1609 の 2 つのスロットのどちらかへ挿してください。#/etc/rc.d/init.d/pcmcia startStarting PCMCIA services: modules cardmgr.cardmgr[xxx]: watching 2 sockets�etc/rc.d/init.d/pcmcia start[ENTER]�と入力してください。�Starting PCMCIA services: modules cardmgr.�と表示されれば、PCMCIA カードサービスは開始しています。#mount /dev/hde1 /mntmount コマンドを実行して、ATA PC カードを/mnt へマウントすることで/mnt へのアクセスが、ATA PCカードへのアクセスとなります。

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    21

    第第第第5555章章章章 ATA PCATA PCATA PCATA PC カードへのカーネルインストール方法カードへのカーネルインストール方法カードへのカーネルインストール方法カードへのカーネルインストール方法この章では PCI-1609 上の ATA PC カードへ Linux カーネルをインストールして、カードから Linux システムをブートさせる方法について一例を挙げて説明します。

    5.15.15.15.1 LinuxLinuxLinuxLinux 上から上から上から上から LinuxLinuxLinuxLinux システムをカードへインストールシステムをカードへインストールシステムをカードへインストールシステムをカードへインストールここでは、既に Linux が起動している状態で、Linux システムをカードへインストールする方法について一例を挙げて説明します。Linux カーネルをカードへインストールする際には、カードの容量が問題となりますが、ここでは300MB クラスのカードを使用して容量的には充分あるものとしています。

    1.1.1.1. PCI-1609PCI-1609PCI-1609PCI-1609 設定設定設定設定カードをブートデバイスとして使用する場合の PCI-1609 DSW1 の設定は次の通りです。

    オートスタートの設定���でご使用ください。

    ��

    ��DSW1-2DSW1-2DSW1-2DSW1-2���

    機機機機� �� �� �� �能能能能

    オートスタートする

    2.2.2.2. 想定環境想定環境想定環境想定環境■Linux を ATA PC カードへインストールを行う環境

    項目 設定Linux カーネル バージョン 2.4.7-10

    IDE 割当て 容量/接続デバイス デバイスノード名IDE デバイスPrimary MasterPrimary SlaveSecondary MasterSecondary Slave

    1GB-CD-ROM-

    /dev/hda-/dev/hdc-

    実装ボード PCI-1609 + ATA PC カード 320MB Linux カーネルは Primary Master に接続されている 1GB の HDD にインストールされており、Linuxが起動しているものとします。

    ■実際に ATA PC カードから Linux を起動させる環境 (ターゲット環境)IDE 割当て 容量/接続デバイス デバイスノード名IDE デバイスPrimary MasterPrimary SlaveSecondary MasterSecondary Slave

    ----

    ----

    実装ボード PCI バスに PCI-1609 を実装済ターゲット環境では、IDE デバイスは HDD、CD-ROM ともに未接続、PCI バスに PCI-1609 のみが実装されているものとします。

    3.3.3.3. 前準備前準備前準備前準備1) ターゲット環境での PCI-1609 の I/O ポートアドレス、メモリアドレスを確認しておきます。あらかじめ、DOS などで動作する PCI ボード情報ツールを使用し、ターゲット環境における PCI-1609のリソース割当て状況を確認します。弊社 PCI デバイス表示ツール BPC-0801、もしくはインターネットなどから入手可能な PCI ボード情報表示ツールをご使用ください。

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    22

    2) インストール環境で作業を開始します。スーパユーザでなければ、su コマンドを実行してスーパユーザになります。「第 3章 PCI-1609 使用前の準備」、「第 4章 ATA PC カード利用手順 (増設 IDE ドライブ編)」を参照の上、/dev/hde へ ATA PC カードを割当ててください。

    4.4.4.4. パーティション作成パーティション作成パーティション作成パーティション作成1)/dev/hde に Linux カーネルを格納するためのパーティションを作成します。#fdisk /dev/hde

    2)fdisk コマンドを使用してパーティションを作成します。Command (m for help): p… Device Boot Start End Blocks Id System/dev/hde1 * 1 695 83 Linuxこの例では、カードの容量全てを 1つのパーティションに割当て、Boot フラグを有効にしています。スワップパーティションは作成しないものとします。パーティション作成後、コマンド wを実行してパーティションを書込み、fdisk コマンドを終了します。※注 1)充分なメモリ容量(64MB,128MB 以上など)があれば、よほど規模の大きいアプリケーションも

    しくは X Window を動作させる場合を除いて、スワップパーティションがなくても支障なく動作します。必要に応じてスワップパーティションを作成してください。

    5.5.5.5. ファイルシステム作成ファイルシステム作成ファイルシステム作成ファイルシステム作成1)次に先ほど作成したパーティションに Linux ファイルシステムを作成します。#mkfs /dev/hde1

    2)ファイルシステムが作成されているかを確認するため、マウントを行います。#mount /dev/hde1 /mnt#cd /mnt#lslost+foundmount コマンド実行時にエラーが表示されなければ、ファイルシステムの作成に成功しています。この例では mkfs コマンド実行時に lost+found ディレクトリが作成されているため、ls コマンドで表示されています。

    6.6.6.6. 最低限必要なディレクトリ、ファイルの作成最低限必要なディレクトリ、ファイルの作成最低限必要なディレクトリ、ファイルの作成最低限必要なディレクトリ、ファイルの作成/dev/hde1 がマウントされている/mnt ディレクトリに対して、Linux システムの動作に必要な各種ディレクトリ、ファイルを作成します。既にカレントディレクトリは/mnt になっているものとします。実行しているアプリケーション、デーモンがあると、共有ファイルがロックされてコピーできない場合があります。できるだけ起動しているアプリケーション、デーモンを減らしてください。シングルユーザモードでログインするのも一つの方法です。

    1)proc, mnt ディレクトリを作成します。#mkdir proc#mkdir mnt

    上記ディレクトリは空のままでかまいません。

    2)usr ディレクトリを作成します。#mkdir usrディストリビューションによっては、/usr/bin ディレクトリ、/usr/sbin ディレクトリの中にあるファイルをログイン時に実行している場合もあります(ログイン時の起動スクリプトが/usr/bin,/usr/sbin ディレクトリ内のファイルを参照しています。ファイルが見つからない

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    23

    と�Command not found�と表示されます)。必要ならば一旦コピーして、後で不必要なファイルを削除する方法を取ります。元ファイルの構成と属性を保持してコピーするため、cp コマンドに-a オプションを付加しています。#cp -a /usr/bin /mnt#cp -a /usr/sbin /mnt

    3)dev ディレクトリを作成します。本来であれば Linux をブートさせる環境を調べた上で必要なデバイスファイルのみをコピーしますが、ここではお手軽な方法として全てのデバイスファイルを一旦コピーし、後で不必要なデバイスファイルを削除する方法を取ります。#cp -a /dev /mnt

    4)etc ディレクトリを作成します。ここでも本来であれば必要最低限のものだけをコピーしますが、ここでもお手軽な方法として/etc以下を全てコピーし、後で不必要なディレクトリ、ファイルを削除するものとします。#cp -a /etc /mnt

    5)bin, sbin, lib ディレクトリを作成します。etc ディレクトリと同様に現在起動している Linux ファイルをそのままコピーします。#cp -a /bin /mnt#cp -a /sbin /mnt#cp -a /lib /mnt不必要なファイルは後で削除します。※ /bin, /sbin ディレクトリをコピーするときに�cp: overwrite �/mnt/bin/awk�?�メッセージ、または�cp: �/bin/gzip� and �/mnt/bin/gzip� are the same file�メッセージが表示される場合がありますが、これは/bin と/usr/bin、/sbin と/usr/sbin の各ディレクトリで同じファイルにリンクしているためです。

    6)var ディレクトリを作成します。#mkdir var#cd var#mkdir log#mkdir run#mkdir spool#mkdir tmp#touch /mnt/var/run/utmpここでは var/log, var/run, var/spool, var/tmp の各ディレクトリを作成しています。起動させるデーモン、アプリケーションによっては上記以外にも var 以下にディレクトリが必要になる場合があります。最後の touch は、空(0 バイト)の utmp ファイルを作成しています。

    7)root ディレクトリを作成します。ATA PC カードから Linux を起動させたときに、root でログインするとホームディレクトリが無い場合、エラーがでます。エラーが出てもログインはできますが、ここでは root ディレクトリを作成しておき、シェルのシステムファイルも合わせてコピーしておきます。#cd /mnt#mkdir root#cp /root/.bash_profile /mnt/root現在起動しているシェルが bash であり、カードからブートさせるときも、そのまま bash をシェルとして使うため、bash 用のファイルをコピーしています。カードからブートさせるシェルが bash 以外ならば、必要に応じて他のシェルのシステムファイルをコピーしてください。

    7.7.7.7. 各種ファイルの編集、システム構成の修正各種ファイルの編集、システム構成の修正各種ファイルの編集、システム構成の修正各種ファイルの編集、システム構成の修正次に etc 以下の各種システムファイルの編集を行い、システム構成の修正を行います。また boot ディレクトリも作成しておきます。

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    24

    1) ルートファイルシステムの/etc/ld.so.cache を作り直します。Linux 起動時に、共有ライブラリのある場所がわからないと、ブートの途中で止まってしまいます。特に現在起動しているシステムとは異なるファイル、ディレクトリ構成となる場合には、必ず作り直してください。#cd /mnt#chroot /mnt /sbin/ldconfigchroot コマンドを実行して/mnt 以下をルートディレクトリに変更、ldconfig コマンドを実行してください。

    2) fstab ファイルを編集します。emacs などのエディタで/mnt/etc/fstab ファイルを編集してください。#emacs /mnt/etc/fstabここでは、fstab ファイルを下記の内容で編集しています。#cat /mnt/etc/fstabLABEL=/ / ext2 defaults 1 1None /proc proc defaults 0 0LABEL=/ は、デバイス名の代わりにボリュームラベル名を指定しています。こうすることでディスク構成に追加、変更があってデバイス名が変わってもボリュームラベル名は変化しないため、システムが起動しないなどのトラブルを防ぎやすくなります。また、3番目のフィールドでは ext2 と指定していますが、Linux ディストリビューションによってはext3 と記述しておく必要もあります(RedHat Linux 7.2 など)。

    作成した場合の/dev/hde1 にはボリュームラベル名は付いていないため、e2label コマンドを使ってボリュームラベルを設定します。#e2label /dev/hde1 /先ほど fstab で LABEL=/を指定しているため、�/�を設定しています。※注 1)LABEL=/を指定して、ボリュームラベルを付けなかった場合、システムのブート時にエラーメ

    ッセージ�Kernel panic: no init found.…�と表示され、起動に失敗する場合があるのでご注意ください。

    ※注 2)内蔵 IDE とカードの双方から Linux を起動させたい場合には、LABEL=/を使うとカードのルートファイルシステムがマウントできずに同じくエラーメッセージ�Kernel panic: no initfound.…�が表示される場合があります。この場合には、LABEL=/を使わずにカードが割当てられるデバイス名(/dev/hde など)を指定するようにしてください(内蔵IDE側にWindowsやDOSなどが入っている場合は注意が必要です)。

    3) 必要に応じて inittab ファイルを編集場合によっては、/mnt/etc/inittab も編集する必要があるかもしれません。ここでは下記の内容としています。#cat /mnt/etc/inittabid:2:initdefault:

    si::sysinit:/etc/rd.d/rc.sysinit

    l0:0:wait:/etc/rd.d/rc.0l1:1:wait:/etc/rd.d/rc.1l2:2:wait:/etc/rd.d/rc.2l3:3:wait:/etc/rd.d/rc.3l4:4:wait:/etc/rd.d/rc.4l5:5:wait:/etc/rd.d/rc.5l6:6:wait:/etc/rd.d/rc.6

    1:2345:respawn:/sbin/getty tty12:2345:respawn:/sbin/getty tty23:2345:respawn:/sbin/getty tty34:2345:respawn:/sbin/getty tty45:2345:respawn:/sbin/getty tty56:2345:respawn:/sbin/getty tty6RedHat Linux 7.2 などでは、getty が mingetty などになっています。現在起動しているシステムをほとんどコピーしている場合には、特に編集する必要がない場合もあり

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    25

    ます。inittab の内容に問題があると、ログイン時、ログアウト時にエラーが出る場合があります。また、ログアウトが正常に行われない場合もありますので、ご注意ください。

    4)boot ディレクトリを作成します。ここでは現在起動しているシステムの/boot ディレクトリをコピーして、後で不要なファイルを削除します。#cp -a /boot /mntこの/mnt/boot には、カーネル本体と boot.b, chain.b が必須で入っている必要があります。不要なファイルの判断がつかないうちは、むやみに削除しないほうが安全です。

    8.8.8.8. initrdinitrdinitrdinitrd の作成の作成の作成の作成必要なディレクトリ、ファイル、システム構成が完了した時点で、次に initrd(起動用 RAM ディスク)の作成を行います。これは、カーネルを起動後、PCMCIA カードサービスと ide_cs.o(PCMCIA ATA PC カード用 IDE モジュール)をロードしておかないと、ルートファイルシステムがマウントできなくなるため、initrd を使用して RAM ディスクを展開し、その中で、PCMCIA カードサービスの起動と ide_cs.o モジュールのロードを実行することで ATA PC カードの中のルートファイルシステムへアクセス可能とします。ここでは、initrd の作成方法の一つとして、pcmcia-cs-3.1.33 で提供されている pcinitrd スクリプトを使う方法を説明します。

    1)/dev/hde1 がマウントされているポイント(/mnt)へディレクトリを移動します。#cd /mnt#lsbin boot dev etc lib lost+found mnt proc root sbin usr var

    2)pcinitrd スクリプトを実行します。#pcinitrd -v initrd pcmcia/i82365.o pcmcia/ide_cs.o…Creating linuxrc startup script2250K/2357K used…エラーが発生していなければ、initrd ファイルの作成は完了です。

    3)initrd ファイルを/mnt/boot ディレクトリへ移動します。#cd /mnt#lsbin boot dev etc initrd lib lost+found mnt proc root sbin usr var#mv initrd /mnt/boot

    4)initrd ファイルの内容確認作成した initrd ファイルの内容が正しいかどうかを後で確認する場合には mount コマンドを使用します。#mount -t ext2 -o loop /mnt/boot/initrd /mnt#cd /mnt#lsbin dev etc lib linuxrc mnt proc tmpこの時点で、linuxrc を編集して、一度アンマウントすれば元の initrd へ変更が反映されます。#emacs /mnt/linuxrc…#ls /mntbin dev etc lib linuxrc linuxrc~ mnt proc tmp#cd ~#umount /mnt#mount -t ext2 -o loop /mnt/boot/initrd /mnt#ls /mntbin dev etc lib linuxrc linuxrc~ mnt proc tmpこのように一度 initrd ファイルを作成すれば、内容を変更するのに最初から作成し直す必要はあり

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    26

    ません。※initrd ファイルを再編集、変更を行った場合には、必ず lilo を使用してブートローダの設定を再実行してください。lilo を再実行しないと変更点が反映されません。

    9.9.9.9. 起動用起動用起動用起動用 PCMCIAPCMCIAPCMCIAPCMCIA カードサービスの設定カードサービスの設定カードサービスの設定カードサービスの設定今までの作業は全てインストール環境で行っており、既に PCI-1609 は認識されている状態です。しかし、ターゲット環境で動作させるためには、ターゲット環境での PCI-1609 リソース設定をあらかじめ確認しておき、確認内容を起動用 PCMCIA カードサービスの設定に反映させる必要があります。ここでは既にターゲット環境での PCI-1609 リソース設定を確認しており、その内容を initrd ファイルの PCMCIA カードサービス設定に反映させる手順を説明します。

    1)initrd ファイルを/mnt ディレクトリへマウントします。#mount -t ext2 -o loop /mnt/boot/initrd /mnt

    2)/mnt/etc ディレクトリに格納されている config.opts ファイルを編集します。#cd /mnt/etc#emacs config.opts編集方法は、「3.2 PCMCIA カードサービス pcmcia-cs の設定」の「5. /etc/pcmcia/config.opts/etc/pcmcia/config.opts/etc/pcmcia/config.opts/etc/pcmcia/config.opts フフフファイルの確認、変更ァイルの確認、変更ァイルの確認、変更ァイルの確認、変更」を参照ください。

    3)linuxrc ファイルを編集します。#cd /mnt#emacs linuxrclinuxrc ファイルに PCMCIA カードサービスのオプションを記述する個所があるので、オプションを追加します。下記リストの下線が付いている個所が追加したオプションです。#!/bin/sh

    # Should be either i82365 or tcicPCIC=i82365# Put socket driver timing parameters herePCIC_OPTS=”irq_mode=0”# Put pcmcia_core options hereCORE_OPTS=…オプションを追加したらファイルを保存してエディタを終了します。オプションの意味、内容については、�man i82365[ENTER]�および�man pcmcia_core[ENTER]�を実行するか、もしくは Linux 関連の Web site にて調べることができます。

    4)編集完了後、initrd ファイルをアンマウントします。#cd ~#umount /mnt

    10.10.10.10. LILOLILOLILOLILO の設定およびの設定およびの設定およびの設定および MBRMBRMBRMBR への書込みへの書込みへの書込みへの書込み最後に LILO を使ったブートローダの設定を行います。

    1) ブートさせる ATA PC カードのディスクジオメトリを予め調べておきます。これは lilo.conf を作成するときに必要となります。#cat /proc/ide/hde/geometryphysical 695/16/63logical 695/16/63ほとんどの場合、physical と logical は同じ値となっているはずです。異なっている場合にはphysical の値を使用してください。値は左からシリンダ、ヘッド、セクタの順番となっています。シリンダ 695, ヘッド 16, セクタ 63 という値は後で必要になります。どこかにメモしておいてください。

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    27

    2)lilo.conf を作成します。/mnt の位置に lilo.conf を作成します。#emacs /mnt/lilo.conf※注)lilo.conf の記述を誤ると、HDD から OS が起動しなくなる可能性がありますので、ご注意くだ

    さい。lilo.conf の記載内容は多岐に渡りますが、ここでは下記内容を記述します。prompttimeout=50default=linuxmap=/boot/mapinstall=/boot/boot.bmessage=/boot/messagedisk=/dev/hde bios=0x80 sectors=63 heads=16 cylinders=695image=/boot/vmlinuz label=linux initrd=/boot/initrd read-only root=/dev/hda1ポイントとなる点は、�disk=� 以下のキーワードです。�disk=�セクションには lilo を設定するデバイス名を指定します。�disk=�セクション内に�sectors=�, �heads=�, �cylinders=�を記述し、先ほど調べたディスクジオメトリを指定しておきます。同じく�bios=0x80�も記述しておく必要があります。

    �image=�セクションにある�initrd=�では『8.initrdinitrdinitrdinitrd の作成の作成の作成の作成』で作成した initrd のファイル名を記述してください。

    �root=�には、ルートファイルシステムのデバイス名(ここでは/dev/hda1)を記述します。インストール環境ではカードを増設 IDE として使用しているため、デバイス名は/dev/hde1 となっています。しかし、今回のケースでは ATA PC カードが唯一の起動デバイスとなるため、一番最初のパーティションである�/dev/hda1�を指定する必要があります。パソコン上で動作させる場合には、内蔵 IDE と一緒に使用するため、多くのケースでは�/dev/hde1�にする必要があります。

    ※注 1)lilo.conf の記載内容については、man lilo.conf をご参照、もしくは本セクションの最後に紹介してある LILO README をご参照ください。

    ※注 2)パソコン上で内蔵 IDE と一緒に使用する場合には下記の点にご注意ください。・内蔵 IDE の MBR に書かれているブートローダの種類によっては、ブートローダの設定に追加、変更が必要となるケースも考えられます。・内蔵 IDE の MBR に書かれているブートローダの種類によっては、�disk=�セクションを記載していると、LILO の起動に失敗する場合があります。この場合には�disk=�セクション内を削除してください。

    3)MBR へ lilo を書込みます (重要ポイントなので慎重に作業してください重要ポイントなので慎重に作業してください重要ポイントなので慎重に作業してください重要ポイントなので慎重に作業してください) 。ATA PC カードの先頭ブロック(MBR)へ lilo を書込みます。#cd /mnt#lilo -v -b /dev/hde -C lilo.conf -r /mnt-b はブートセクタを含むデバイスのデバイス名を指定しています。この �b のオプションは必ず、ATA PC カードのデバイス名(ここでは/dev/hde)を指定してください。※注)誤って他のデバイス(現在起動している IDE デバイス/dev/hda など)へ書込むと OS が起動しな

    くなる場合があります。

    -C は/etc ディレクトリ以外の場所に lilo.conf がある場合、または別の名前で lilo 設定ファイル

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    28

    が記述されている場合に、その設定ファイルを指定します。-r は操作を行う前に、ルートディレクトリを/mnt に変更します。※注)�-r /mnt�の指定も忘れずに行ってください。このオプションを忘れると現在起動しているシス

    テムのルートディレクトリに誤って書込んでしまうため、Linux を再起動したときに正常に立ち上がらなくなる可能性があります。

    lilo を実行すると、map ファイルを自動で作成し、�map=�で指定したディレクトリに自動で格納します。

    11.11.11.11. 最後最後最後最後lilo で MBR へ書込み後、/dev/hde をアンマウントします。#cd ~#umount /mnt/mnt 以外のディレクトリへ移動後、umount コマンドを実行してください。

    12.12.12.12. カードへカードへカードへカードへ LinuxLinuxLinuxLinux システムをインストールする際のポイントシステムをインストールする際のポイントシステムをインストールする際のポイントシステムをインストールする際のポイント1)共有ライブラリについて必要なファイルをコピー、不要なファイルを削除する上で問題となるのが、ファイルがどの共有ライブラリを使用しているかわからない点です。ldd を使用してリンクする共有ファイルを調べる方法があります。

    2) シンボリックリンクについてファイルをコピーしたとき、リンクファイルだけをコピーして、元ファイルがコピーされないとファイルの実行時にエラーがでます。普通にディストリビューションをインストールしたシステムならば、ls コマンドを実行したときにファイル名に色が付きますが、リンクが切れていると赤の点滅となるため、リンク元のファイルが無いことがわかります。

    3)効率的なカードへのインストール方法についてLinux システムを熟知しているお客様であれば、どのようなファイルが必要であり、どのようなファイルが不必要であるかを判断することはできると考えますが、Linux の経験があまり無いお客様では判断が難しいところです。カードの容量に余裕がある場合には、最初から必要なファイルを選択してコピーするのではなく、ある程度無駄なファイルを含んでいてもディレクトリを丸ごとコピーする方が簡単です。無駄なファイルを含んでいても、カードから起動できることを確認できれば、その後でファイルを絞り込む作業もしやすくなります。

    最初からファイルを選択してコピーした場合、最悪のケースではカードから起動できる状態にするまでに何度もリブートとファイルのコピーを繰り返すことになります。本オンラインヘルプでは、カードから起動できる状態にすることを目的として説明しているため、個々のファイルの必要性、不必要の判断方法については説明しておりません。

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    29

    第第第第6666章章章章 モジュールモジュールモジュールモジュール

    6.16.16.16.1 PCI-CardBusPCI-CardBusPCI-CardBusPCI-CardBus ブリッジブリッジブリッジブリッジ IRQ IRQ IRQ IRQ 番号設定モジュール番号設定モジュール番号設定モジュール番号設定モジュール本製品には BIOS で PCI-CardBus ブリッジに IRQ 番号が割付けられなかったときに、Linux 上で PCI-CardBus ブリッジに IRQ 番号を設定するためのモジュールを添付しています。

    1.1.1.1. 組込手順組込手順組込手順組込手順スーパユーザでなければ su コマンドでスーパユーザになります。下記は、カーネルバージョンが 2.4.7-10 の場合の例です。#cd /lib/modules/2.4.7-10/misc#insmod dpg0100.o#insmod cp1609.o上記順番で insmod コマンドを実行してください。cp1609.o モジュールを insmod コマンドで組込後、エラーメッセージ �cp1609.o: init_module: Nosuch device�が表示されなければ、モジュールのロードは成功です。

    /proc/pci ファイルを表示して、PCI-CardBus ブリッジに IRQ 番号が割当てられているのを確認してください。#cat /proc/pci…Bus 2, device 4, function 0: CardBus bridge: Ricoh Co Ltd RL5c478 (rev 128). IRQ 7. Non-prefetchable 32 bit memory at 0xf6002000 [0xf6002fff].Bus 2, device 4, function 1: CardBus bridge: Ricoh Co Ltd RL5c478 (rev 128). IRQ 5. Non-prefetchable 32 bit memory at 0xf6000000 [0xf6000fff].…一度 cp1609.o モジュールを組込むと、後で cp1609.o モジュールを取外しても、IRQ 番号は割当てられた状態のままとなります。

    2.2.2.2. 取外手順取外手順取外手順取外手順スーパユーザでなければ su コマンドでスーパユーザになります。#cd /lib/modules/2.4.7-10/misc#rmmod dpg0100#rmmod cp1609rmmod コマンドを実行して、dpg0100.o, cp1609.o をアンロードします。rmmod コマンドを実行して何もメッセージが表示されなければ、アンロードは成功です。

  • GPG-1609 Online Help for Linux

    2002 Interface Corporation. All rights reserved.

    30

    第第第第7777章章章章 重要な情報重要な情報重要な情報重要な情報

    保証の内容と制限保証の内容と制限保証の内容と制限保証の内容と制限株式会社インタフェースは本ドキュメントに含まれるソースプログラムの実行が中断しないこと、またはその実行に誤りが無いことを保証していません。本製品の品質や使用に起因する、性能に起因するいかなるリスクも使用者が負うものとします。

    株式会社インタフェースはドキュメント内の情報の正確さに万全を期しています。万一、誤記または誤植などがあった場合、株式会社インタフェースは予告無く改訂する場合があります。ドキュメントまたはドキュメント内の情報に起因するいかなる損害に対しても株式会社インタフェースは責任を負いません。ドキュメント内の図や表は説明のためであり、ユーザ個別の応用事例により変化する場合があります。

    著作権、知的所有権著作権、知的所有権著作権、知的所有権著作権、知的所有権株式会社インタフェースは本製品に含まれるおよび本製品に対する権利や知的所有権を保持しています。 本製品はコンピュータ ソフトウェア、映像/音声(例えば図、文章、写真など)を含んでいます。

    医療機器医療機器医療機器医療機器////器具への適用における注意器具への適用における注意器具への適用における注意器具への適用における注意株式会社インタフェースの製品は人命に関わるような状況下で使用される機器に用いられる事を目的として設計、製造された物では有りません。株式会社インタフェースの製品は人体の検査などに使用するに適する信頼性を確保する事を意図された部品や検査機器と共に設計された物では有りません。医療機器、治療器具などの本製品の適用により、製品の故障、ユーザ、設計者の過失などにより、損傷/損害を引き起こす場合が有ります。

    複製の禁止複製の禁止複製の禁止複製の禁止株式会社インタフェースの許可なく、本ドキュメントの全て、または一部に関わらず、複製、改変などを行うことはできません。

    責任の制限責任の制限責任の制限責任の制限株式会社インタフェースは、株式会社インタフェース または再販売者の予見の有無にかかわらず発生したいかなる特別損害、偶発的損害、間接的な損害、重大な損害について、責任を負いません。

    本製品に含まれるバグ、あるいは本製品の供給(納期遅延)、性能、もしくは使用に起因する付帯的損害もしくは間接的損害に対して、株式会社インタフェースに全面的に責がある場合でも、株式会社インタフェースはその製品の販売価格以上の責任を負わないものとします。

    商標商標商標商標////登録商標登録商標登録商標登録商標本書に掲載されている会社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

    第1章 はじめに1.1 概要1.2 特長1.3 参考ドキュメント

    第2章 製品仕様2.1 動作環境2.2 対象ボード2.3 基本仕様2.4 本製品を初めて使用する場合

    第3章 PCI-1609使用前の準備3.1 PCMCIAカードサービス pcmcia-csインストール3.2 PCMCIAカードサービス pcmcia-csの設定

    第4章 ATA PCカード利用手順 (増設IDEドライブ編)4.1 カーネルソース修正手順

    第5章 ATA PCカードへのカーネルインストール方法5.1 Linux上からLinuxシステムをカードへインストール

    第6章 モジュール6.1 PCI-CardBusブリッジ IRQ番号設定モジュール

    第7章 重要な情報