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  • 目 次巻頭言 北海道大野記念病院  ANNUAL REPORT 2017 創刊にあたって ・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

    病院の理念・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2病院の沿革・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3病院の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4高額医療機器等導入一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5システム構成図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7認定施設・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8施設基準・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9年間行事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10統計データ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 2017 年 診療科別外来患者状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14 2017 年 診療科別入院患者状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 2017 年 診療科別・月別・麻酔別 手術件数 ・・・・・・・・・・・ 18 2017 年 年齢階級別・疾患別退院患者統計 ・・・・・・・・・・・・・ 20 2016 年 院内がん登録統計 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22診 療 科・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24 心臓血管外科・外科・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26 脳神経外科・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28 消化器外科・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30 整形外科・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32 循環器内科・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34 呼吸器内科・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36 消化器内科・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38 糖尿病内科・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40   神経内科・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42 婦人科・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44 耳鼻咽喉科・頭頸部外科・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 46 麻酔科・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 48 放射線治療科・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50 放射線診断科・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 54 病理診断科・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 56 リハビリテーション科・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 58 乳腺外科・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 60 高度健診センター・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 62学会・院外研修・論文・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 65

  • 1

    巻頭言

    巻頭言

     平素より北海道大野記念病院にご支援・ご鞭撻を賜りまして、誠にありが

    とうございます。北海道大野記念病院 ANNUAL REPORT 2017 創刊にあ

    たり、ご挨拶申し上げます。

     昭和 62 年、札幌市西区西野に「心臓血管センター北海道大野病院」を開

    院して以来、30 年間心臓血管センターとしての役割を担ってまいりました

    が、札幌市西区宮の沢に 2016 年 10 月 15 日に新築移転し、がん、心臓疾患、

    脳疾患の「三大疾病」と運動器疾患を中心とした急性期医療を展開していく

    病院として、新たなスタートを切りました。

     新病院では、最先端の医学的叡智と高機能な医療機器を駆使し、患者様に

    優しく、より安全で苦痛の少ない医療の提供を目指すとともに、地域の救急

    医療に貢献していきたいと思います。

     また、未来の医療人の育成と次世代への継承を目指してまいります。

     今後、2025 年にはいわゆる団塊の世代が全て後期高齢者となり、2040

    年には団塊ジュニア世代が 65 歳以上の高齢者となる等、人口の高齢化が急

    速に進展する中で、安全で安心な質の高い医療を受けられるようにするため

    に、当院としては、地域から期待される担うべき役割・医療機能を発揮し、

    かつ、医療と介護を含めた切れ目のない地域との連携を積極的に取組み、地

    域から信頼される病院を目指してまいります。

     今回の ANNUAL REPORT 2017 創刊を持って、北海道大野記念病院の医

    療機能をご理解賜り、これからの当院のあるべき姿を感じていただければ幸

    いです。

     今後とも皆様のご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

    北海道大野記念病院 ANNUAL REPORT 2017 創刊にあたって

    病院長 大野 猛三

  • 2 3

    病院の理念

    病院の理念

    病院の沿革

    ◉患者様が安心してかかれる、

     患者様を安心して預けられる病院を目指します。

    ◉職員が気持ちよく仕事ができる職場づくりを目指します。

    ◉最先端医療の知識、技術の習得と次世代への継承を目指します。

    ・・・・・・・・・・・・1987(昭和 62)年 北海道大野病院 開院(9月 16 日)

    ・・・・・・・・・・・・1994(平成6)年 医療法人社団 碩心会 北海道大野病院へ法人化(5月)

    ・・・・・・・・・・・・1997(平成9)年 医療法人社団 碩心会 心臓血管センター北海道大野病院

      へ改称(5月)

    病院増改築工事一部完成(手術室、アンジオ室等増室)

    ・・・・・・・・・・・・1998(平成 10)年 病院増改築工事完成

    ・・・・・・・・・・・・2000(平成 12)年 特定医療法人 碩心会 認可(3月)

    ・・・・・・・・・・・・2002(平成 14)年 日本医療機能評価機構Ver.3.1「一般病院B」認定(4月)

    病院増築部分完成

    ・・・・・・・・・・・・2003(平成 15)年 北海道大野病院附属 駅前クリニック 開設(5月)

    ・・・・・・・・・・・・2004(平成 16)年 北海道大野病院附属 はまや循環器クリニック 開設(11 月)

    ・・・・・・・・・・・・2005(平成 17)年 政府管掌健康保険 健康診断実施施設認定(5月)

    ・・・・・・・・・・・・2006(平成 18)年 7 対 1 一般病棟入院基本料算定(4月)

    DPC準備病院(7月)

    ・・・・・・・・・・・・2007(平成 19)年 日本医療機能評価機構Ver.5.0「一般病院B」認定(2月)

    ・・・・・・・・・・・・2008(平成 20)年 DPC対象病院(7月)

    ・・・・・・・・・・・・2012(平成 24)年 社会医療法人 碩心会 認可(9月)

    ・・・・・・・・・・・・2014(平成 26)年 社会医療法人 孝仁会 と合併(6月)

    ・・・・・・・・・・・・2015(平成 27)年 北海道大野記念病院 着工(2月 15 日)

    ・・・・・・・・・・・・2016(平成 28)年 北海道大野記念病院 竣工(9月 15 日)

    北海道大野記念病院 開設(10 月 15 日)

    一般病床 276 床

    (実稼働 157 床、うち ICU10 床)、21 診療科目

    ・・・・・・・・・・・・2017(平成 29)年 実稼働 177 床(1月)

    SCU3 床稼働、実稼働 180 床(2月)

    SCU3 床増床し 6床稼働、実稼働 236 床(5月)

    乳腺外科 開設(9月)

    ・・・・・・・・・・・・2018(平成 30)年 ICU2 床増床し 12 床稼働、実稼働 238 床(1月)

    病院の沿革

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    病院の概要

    開 設 者 社会医療法人 孝仁会 理事長 齋藤 孝次

    管 理 者 病院長 大野 猛三

    開 設 日 2016(平成 28)年 10 月 15 日

    所 在 地 〒 063-0052 札幌市西区宮の沢 2 条 1 丁目 16 番 1 号

    敷 地 建 物 12,117.93㎡

    延 床 面 積 26,659.82㎡

    構 造 鉄筋コンクリート造、鉄骨造

    階 数 7 階

    駐 車 台 数 88 台

    病 床 数 276 床(一般病棟、ICU、SCU)

    手 術 室 8 室(術中 MRI、O-arm、ハイブリッド室、ダヴィンチ Xi)

    ICU 18 室(個室化した ICU)

    診 療 科 目

    23 科

    心臓血管外科、脳神経外科、消化器外科、整形外科、循環器内科、

    呼吸器内科、消化器内科、糖尿病内科、腎臓内科、神経内科、

    婦人科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、頭頸部外科、麻酔科、

    放射線治療科、放射線診断科、病理診断科、

    リハビリテーション科、内科、外科、乳腺外科、腫瘍血液内科

    主要対象疾患 がん、脳卒中、心臓病の三大疾病と運動器疾患

    専 門 部 門 福島孝徳脳腫瘍・頭蓋底センター、心臓血管センター、脊損セン

    ター、脳卒中センター、脳血管内治療センター、消化器・呼吸器

    センター、婦人科がんセンター、札幌高機能放射線治療センター

    (SAFRA)、高度健診センター

    外来診療時間 【受付時間】 

    ※日曜日・祝日・年末年始は休診

    (月曜日から金曜日) 8 時 30 分~ 16 時 30 分

    (土曜日)      8 時 30 分~ 11 時 30 分

    【診療時間】

    (月曜日から金曜日) 9 時 00 分~ 12 時 00 分

              13 時 00 分~ 17 時 00 分

    (土曜日)      9 時 00 分~ 12 時 00 分

    健 診 事 業 脳ドック、心臓ドック、レディースドック、がんドック(PET-CT)

    そ の 他 施 設 院内保育施設

    2018(平成 30)年 4 月 1 日現在

    病院の概要

    高額医療機器等導入一覧

    名称 機種名 メーカー

    画像診断部門

    MRI (1.5T) Magnetom Aera シーメンスヘルスケア

    CT (256 列 ) SOMATOM Definition Flash シーメンスヘルスケア

    IVR-CT アンギオ部 Artis zee BA twin PURE ICT シーメンスヘルスケア

    IVR-CT CT 部 SOMATOM Definition AS Sliding Gantry シーメンスヘルスケア

    X 線 TV システム Sonial Vision G4 島津製作所

    一般撮影装置 Rad SPEED Pro (2 管球 ) 島津製作所

    一般撮影装置 Rad SPEED Pro (1 管球 ) 島津製作所

    一般撮影装置 Rad SPEED Pro FM Pack 島津製作所

    DR システム AeroDR コニカミノルタジャパン

    マンモ MAMMOMAT Inspiration シーメンスヘルスケア

    回診車 Mobilett Mira Max シーメンスヘルスケア

    核医学部門

    PET/CT (64 列 ) BIOGRAPH mCT Flow 64 シーメンスヘルスケア

    マンモ PET PEMGRAPH 古河シンチテック

    SPECT Infinia3 GE ヘルスケア・ジャパン

    サイクロトロンシステム CYPRIS-HM-12S 住友重機械工業

    放射線治療部門

    治療計画 CT SOMATOM Perspective シーメンスヘルスケア

    トモセラピー TomoHD System アキュレイ

    サイバーナイフ CyberKnifeM6System アキュレイ

    陽子線がん治療装置 ProteusONE IBA

    血管造影室部門

    アンギオ Artis zee BA Twin PURE シーメンスヘルスケア

    アンギオ Artis zee BC Twin PURE シーメンスヘルスケア

    高額医療機器

  • 6 7

    高額医療機器

    名称 機種名 メーカー

    手術部門

    ハイブリッド室 Allura Xper FD20 OR Table フィリップス

    C-arm Cios Alpha iS シーメンスヘルスケア

    C-arm Cios Alpha iS シーメンスヘルスケア

    O-arm Type2 メドトロニック

    ダヴィンチ Xi da Vinci Xi サージカルシステム Intuitive Surgical 社

    MRI (3T) Discovery MR750 w Essential 3.0T GE ヘルスケア・ジャパン

    MR ガイド下集束超音波治療器 (MRgFUS) ExAblate4000 Insitec

    手術用照明機器、ペンダント類 ゲティンゲグループ・ジャパン

    高圧蒸気滅菌器等中材装置 ゲティンゲグループ・ジャパン

    病院情報システム

    電子カルテシステム MIRAIs/PX シーエスアイ

    医事会計システム IBARS Ⅱ NEC

    看護支援システム MCS

    部門システム

    放射線診断管理システム RisMEC メディカルクリエイト

    放射線治療管理システム RisMEC-RT メディカルクリエイト

    治療計画システム RayStation 日立製作所

    放射線治療マネジメントシステム MOSAIQ OIS Elekta

    人工透析管理システム MiracleDIMCS UX 東レ・メディカル

    調剤支援システム TOSHO

    臨床検査システム エム・ワイ・エス

    輸血管理システム エム・ワイ・エス

    採血管準備システム BC・ROBO テクノメディカ

    生理検査システム EFS Viewer フクダ電子

    麻酔管理システム JSA/AE 鈴与システム

    診療情報管理システム Medi-Bank インフォコム

    総合健診管理システム MeXamII【めざめ II】 旭川保健医療情報センター

    ナースコールシステム Vi-nurse アイホン

    再来受付機・医療費支払機 アルメックス

    1

    システム構成図 北海道大野記念病院3

    処方・注射オーダ服薬指導オーダ

    ■オーダリング(基本)

    処方

    検体検査

    画像生理(放射線・内視鏡)

    注射

    汎用(処置)

    予約

    病名

    入院基本

    食事

    リハビリ

    手術申込

    文書作成

    服薬指導

    栄養指導

    ■オーダリング(OP)化学療法(レジメン)

    病理

    輸血

    透析

    クリティカルパス

    ■電子カルテ機能

    カルテ基本機能

    診療録

    履歴管理

    持参薬管理

    ■付加機能

    統合レポート(文書管理)

    多目的 検索

    手術会計連動

    病名処方監査機能

    ■看護支援機能

    看護支援基本機能

    看護計画

    看護日誌

    看護経過

    褥瘡管理

    転倒転落

    必要度

    ■医療安全(3点認証)医療安全基本機能

    ログ管理

    注射

    輸血

    化学療法(レジメン)

    採血

    手術入室

    リストバンド発行機能

    医科レセプト業務 会計業務

    債権管理 未収金管理

    請求対応 統計業務( ツール)

    医事会計システム「IBARSⅡ」

    自動精算機( )

    窓口精算機( )

    診察券発行機( )

    患者属性収納情報

    入金情報

    受付情報

    予約情報等

    総合健診管理システム(アーミック)カルテ参照

    患者属性

    食事オーダ

    会計情報

    患者属性

    結果情報

    検査オーダ

    実施情報

    画像オーダ

    参照起動

    手術オーダ

    支援システム「 」

    会計待ち表示板( )

    診察待ち表示板( )受付情報

    会計情報 患者情報

    手術管理システム(鈴与)

    透析業務管理システム(東レ)

    臨床検査システム( )

    調剤支援システム( )(持参薬管理・服薬指導)

    ナースコール(アイホン)

    栄養管理システム(グリーム)

    動画像管理システム(グッドマン)

    実施情報

    診断 (メディカルクリエイト)

    インシデント管理システム(未定)

    患者情報・レポート参照

    生理検査システム(フクダ)

    リハビリ支援システム(孝仁会システム)

    リハビリオーダ

    看護勤務管理システム( )

    患者情報

    勤務実績(看護支援I/F) 日誌情報

    自動再来受付機( )

    ビューア( )

    輸血管理システム( )出庫情報

    輸血オーダ

    WEB参照

    WEB参照 生理検査レポート(孝仁会)

    生理オーダ

    動画像配信システム(ゲティンゲ)

    WEB参照

    耳鼻科画像システム(スリーゼット)

    採取管準備システム(テクノメディカ)

    実施情報

    画像オーダ治療 (メディカルクリエイト)

    患者属性

    診療情報管理システム(インフォコム)

    患者・病名・入院情報

    システム構成図

    システム構成図

  • 8 9

    認定施設

    日本麻酔科学会麻酔科認定病院

    日本外科学会外科専門医制度修練施設

    日本循環器学会循環器専門医研修施設

    浅大腿動脈ステントグラフト実施施設

    日本心血管インターベンション治療学会研修施設

    三学会構成心臓血管外科専門医認定機構(胸部外科、心臓血管外科、血管外科)基幹施設

    経カテーテル的大動脈弁置換術実施施設

    日本不整脈心電学会認定 不整脈専門医研修施設

    下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による実施施設

    肝疾患に関する専門医療機関

    日本高血圧学会専門医認定施設

    ロボット心臓手術実施施設

    日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会エキスパンダー実施施設

    日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会インプラント実施施設

    日本静脈経腸栄養学会NST稼働施設

    日本人間ドック学会機能評価認定施設

    人間ドック健診専門医研修施設

    一般社団法人 Medical Excellence JAPAN(MEJ)Japan International Hospitals 推奨病院

    施設基準

    基本診療料 一般病棟入院基本料7対1入院基本料 診療録管理体制加算1 医師事務作業補助体制加算1 15 対1補助体制加算 急性期看護補助体制加算 25 対1 看護職員夜間 16 対1配置加算 療養環境加算 重症者等療養環境特別加算 栄養サポートチーム加算 医療安全対策加算1 感染防止対策加算1 感染防止対策地域連携加算 患者サポート体制充実加算 総合評価加算 病棟薬剤業務実施加算1 病棟薬剤業務実施加算 2 データ提出加算2 退院支援加算2 特定集中治療室管理料1 脳卒中ケアユニット入院医療管理料 認知症ケア加算 2 入院時食事療養/生活療養(Ⅰ)特掲診療料 糖尿病合併症管理料 がん性疼痛緩和指導管理料 がん患者指導管理料1 がん患者指導管理料 2 糖尿病透析予防指導管理料 ニコチン依存症管理料 肝炎インターフェロン治療計画料 薬剤管理指導料 医療機器安全管理料1 持続血糖測定器加算及び皮下連続式グルコース測定 HPV 核酸検出及び HPV 核酸検出(簡易ジェノタイプ判定) 検体検査管理加算(Ⅱ) 時間内歩行試験及びシャトルウォーキングテスト ヘッドアップティルト試験 神経学的検査 画像診断管理加算1 ポジトロン断層撮影 ポジトロン断層・コンピューター断層複合撮影 乳房用ポジトロン断層撮影 CT 撮影及び MRI 撮影

    病院の理念

    認定施設

    冠動脈 CT 撮影加算心臓 MRI 撮影加算抗悪性腫瘍剤処方管理加算外来化学療法加算 1無菌製剤処理料心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅰ)脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)運動器リハビリテーション料(Ⅰ)呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)がん患者リハビリテーション料集団コミュニケーション療法料処置の休日加算1、時間外加算1及び深夜加算1透析液水質確保加算 2下肢末梢動脈疾患指導管理加算脳刺激装置植込術及び脳刺激装置交換術脊髄刺激装置植込術及び脊髄刺激装置交換術乳がんセンチネルリンパ節加算2及びセンチネルリンパ節生検(単独)経皮的冠動脈形成術(特殊カテーテルによるもの)経カテーテル大動脈弁置換術経皮的中隔心筋焼灼術ペースメーカー移植術及びペースメーカー交換術両心室ペースメーカー移植術及び両心室ペースメーカー交換術植込型除細動器移植術及び植込型除細動器交換術及び経静脈電極抜去術両室ペーシング機能付き植込型除細動器移植術及び両室ペーシング機能付き植込型除細動器交換術大動脈バルーンパンピング法(IABP 法)補助人工心臓手術の休日加算1、時間外加算1及び深夜加算1胃瘻造設術胃瘻造設時嚥下機能評価加算麻酔管理料(Ⅰ)放射線治療専任加算外来放射線治療加算高エネルギー放射線治療1 回線量増加加算強度変調放射線治療(IMRT)画像誘導放射線治療(IGRT)体外照射呼吸性移動対策加算定位放射線治療定位放射線治療呼吸性移動対策加算(定位放射線治療・動体追尾法)(定位放射線治療・その他のもの)

    施設基準

    2018(平成 30)年 1 月 1 日現在 2018(平成 30)年 1 月 1 日現在

  • 10 11

    年間行事

    院内行事 院外行事 講演会

    2016 年

    10 月 開院内覧会 開院記念市民公開講座

    開院(15 日)   開院記念講演会

    開院記念祝賀会

    11 月 北海道防災ヘリ訓練

    ドクターヘリ防災訓練

    12 月

    年間行事

    市民公開記念講座(2016.10.8 13:00 ~ 15:00 ちえりあ)

     講演Ⅰ 天野  篤先生(順天堂大学大学院医学研究科心臓血管外科学教授)

    演題:感謝に支えられた心臓血管外科医 30 年の歩み そしてこれから ・・・。

     講演Ⅱ 福島 孝徳先生(デューク大学脳神経外科教授)

    演題:21 世紀の最新治療 激増する癌と脳疾患 国民全員 脳ドック、癌ドック

    開院記念講演会(2016.10.9 15:00 ~ 17:15 ロイトン札幌)

     開演Ⅰ 福島 孝徳先生(デューク大学脳神経外科教授)

    演題:21 世紀の最新脳神経外科治療 低侵襲脳外科から拡大頭蓋底外科手術まで

     開演Ⅱ 筒井 裕之先生(九州大学大学院医学研究院循環器内科学教授)

    演題:循環器診断の現状と将来

     開演Ⅲ 芝本 雄太先生(名古屋市立大学大学院医学研究科放射線医学分野主任教授)

    演題:ここまでがんを治せるようになった最先端の放射線治療

    開院内覧会2016.10.8~9

    開院記念祝賀会 2016.10.9

    開院記念市民公開講座2016.10.8

    防災ヘリ訓練 2016.11.7

    開院記念講演会 2016.10.9

    ドクターヘリ訓練 2016.11.15

    院内行事 院外行事 講演会

    2017 年

    1 月 開院内覧会 健康教室

    2 月 西区病診カンファレンス

    西区老人クラブ連合会教養講座

    3月

    4月

    5月 中学生職場体験学習

    6月

    7月 サマーコンサート 健康フェスタ 最先端脳神経外科国際シンポジウム

    西区病診カンファレンス

    8月 西区コンサタウン夏祭り

    9月

    10 月 ブラックジャックセミナー

    11 月 中学生職場体験学習 インナーガーデン講演会健康教室

    12 月 クリスマスコンサート

    ブラックジャックセミナー 2017.10.14

    健康フェスタ2017.7.22

    最先端脳神経外科国際シンポジウム 2017.7.29

  • 統計データ

  • 14 15

    統計データ

    統計データ

    2017 年 診療科別外来患者状況

    病院概要

    2017 年 項目 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計心臓血管外科 初診 44 65 66 57 68 65 50 64 39 45 53 49 665

    再診 603 491 688 622 697 659 672 652 605 672 631 584 7,576 延べ患者数 647 556 754 679 765 724 722 716 644 717 684 633 8,241

    脳神経外科 初診 66 68 86 70 101 80 96 90 89 85 90 100 1,021 再診 118 91 136 156 159 188 183 154 190 227 200 242 2,044 延べ患者数 184 159 222 226 260 268 279 244 279 312 290 342 3,065

    消化器外科 初診 9 9 8 11 3 3 8 4 5 1 4 3 68 再診 22 27 32 32 53 42 27 59 44 37 39 42 456 延べ患者数 31 36 40 43 56 45 35 63 49 38 43 45 524

    整形外科 初診 112 142 99 81 94 123 118 119 84 90 77 84 1,223 再診 443 562 636 637 645 730 679 794 736 776 847 823 8,308 延べ患者数 555 704 735 718 739 853 797 913 820 866 924 907 9,531

    循環器内科 初診 286 310 354 335 298 312 282 308 259 287 287 301 3,619 再診 2,209 2,272 2,586 2,401 2,472 2,632 2,455 2,589 2,424 2,437 2,480 2,587 29,544 延べ患者数 2,495 2,582 2,940 2,736 2,770 2,944 2,737 2,897 2,683 2,724 2,767 2,888 33,163

    呼吸器内科 初診 61 55 48 48 61 43 36 46 53 43 39 36 569 再診 246 225 270 270 265 272 257 258 266 241 202 254 3,026 延べ患者数 307 280 318 318 326 315 293 304 319 284 241 290 3,595

    消化器内科 初診 112 105 131 120 98 137 99 95 121 135 117 117 1,387 再診 357 366 464 409 432 471 440 468 480 501 564 553 5,505 延べ患者数 469 471 595 529 530 608 539 563 601 636 681 670 6,892

    糖尿病内科 初診 8 10 11 4 9 10 6 7 7 5 7 8 92 再診 239 212 260 256 225 270 234 280 247 270 243 250 2,986 延べ患者数 247 222 271 260 234 280 240 287 254 275 250 258 3,078

    腎臓内科 初診 0 4 1 3 2 3 2 3 1 2 2 1 24 再診 46 46 49 47 56 58 59 59 72 66 57 63 678 延べ患者数 46 50 50 50 58 61 61 62 73 68 59 64 702

    神経内科 初診 22 20 15 19 18 14 10 19 9 9 19 19 193 再診 73 70 79 90 95 95 103 109 107 108 117 96 1,142 延べ患者数 95 90 94 109 113 109 113 128 116 117 136 115 1,335

    婦人科 初診 1 1 2 2 1 1 0 3 1 0 1 1 14 再診 3 2 3 6 12 5 11 13 4 14 11 6 90 延べ患者数 4 3 5 8 13 6 11 16 5 14 12 7 104

    泌尿器科 初診 3 3 3 5 3 1 5 4 1 4 4 1 37 再診 29 21 57 66 96 96 110 120 99 98 110 120 1,022 延べ患者数 32 24 60 71 99 97 115 124 100 102 114 121 1,059

    耳鼻咽喉科頭頸部外科

    初診 3 5 3 2 2 30 23 13 12 13 9 16 131 再診 4 2 0 2 1 69 80 63 79 77 76 92 545 延べ患者数 7 7 3 4 3 99 103 76 91 90 85 108 676

    放射線治療科 初診 5 19 21 15 17 19 6 16 7 11 15 8 159 再診 83 92 116 176 135 171 201 190 177 165 141 136 1,783 延べ患者数 88 111 137 191 152 190 207 206 184 176 156 144 1,942

    内科 初診 11 5 8 3 3 16 19 16 19 41 336 187 664 再診 65 70 81 61 58 74 80 69 80 129 452 168 1,387 延べ患者数 76 75 89 64 61 90 99 85 99 170 788 355 2,051

    外科 初診 4 3 6 0 4 3 5 1 1 2 5 4 38 再診 48 33 50 61 49 51 48 44 32 43 35 39 533 延べ患者数 52 36 56 61 53 54 53 45 33 45 40 43 571

    乳腺外科 初診 3 2 10 5 20 再診 3 17 23 13 56 延べ患者数 6 19 33 18 76

    合計 初診 747 824 862 775 782 860 765 808 711 775 1,075 940 9,924 再診 4,588 4,582 5,507 5,292 5,450 5,883 5,639 5,921 5,645 5,878 6,228 6,068 66,681 延べ患者数 5,335 5,406 6,369 6,067 6,232 6,743 6,404 6,729 6,356 6,653 7,303 7,008 76,605

  • 16 17

    2017 年 診療科別入院患者状況

    病院概要

    2017 年 項目 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計心臓血管外科 新入院患者数 40 50 43 47 42 66 53 46 48 43 47 50 575

    退院患者数 31 37 55 44 46 60 58 56 44 41 45 59 576 延べ患者数 704 887 837 900 988 1,051 1,194 929 750 845 918 910 10,913

    脳神経外科 新入院患者数 34 39 28 30 33 40 30 39 43 46 39 42 443 退院患者数 31 25 40 23 31 42 24 41 44 41 43 32 417 延べ患者数 543 609 524 485 588 665 659 762 584 635 530 714 7,298

    消化器外科 新入院患者数 6 5 10 12 7 12 7 11 10 8 10 12 110 退院患者数 6 7 12 9 11 11 10 13 10 16 9 12 126 延べ患者数 84 96 88 155 160 131 162 230 222 280 201 164 1,973

    整形外科 新入院患者数 18 19 20 20 17 21 20 16 20 27 37 30 265 退院患者数 18 19 21 22 26 13 21 22 20 19 31 46 278 延べ患者数 453 387 415 405 490 352 472 377 468 510 685 808 5,822

    循環器内科 新入院患者数 126 149 115 143 135 148 142 148 123 130 149 169 1,677 退院患者数 110 132 132 129 116 144 147 136 128 123 127 176 1,600 延べ患者数 1,199 1,254 1,309 1,163 1,154 1,137 1,173 1,150 1,187 1,086 1,029 1,451 14,292

    呼吸器内科 新入院患者数 22 17 8 12 19 12 8 9 8 10 15 12 152 退院患者数 23 18 14 14 18 13 12 10 9 13 17 20 181 延べ患者数 329 227 202 174 269 194 186 181 123 88 183 262 2,418

    消化器内科 新入院患者数 29 19 36 28 32 27 31 37 32 28 32 28 359 退院患者数 22 24 27 30 37 24 26 38 30 27 40 32 357 延べ患者数 182 136 165 227 269 163 181 325 260 241 325 266 2,740

    糖尿病内科 新入院患者数 6 2 3 3 6 9 8 6 5 5 2 5 60 退院患者数 4 3 2 3 2 10 5 6 4 5 4 5 53 延べ患者数 26 25 21 36 52 74 78 78 64 59 69 57 639

    腎臓内科 新入院患者数 1 1 2 退院患者数 0 0 0 延べ患者数 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

    神経内科 新入院患者数 1 1 6 2 1 1 3 3 6 1 25 退院患者数 2 3 4 4 3 0 2 4 0 7 29 延べ患者数 34 34 0 0 75 103 58 19 58 51 117 140 689

    婦人科 新入院患者数 6 7 6 15 5 8 5 10 8 8 9 7 94 退院患者数 4 6 7 13 7 7 5 11 7 10 11 6 94 延べ患者数 35 37 31 122 38 66 78 83 81 72 74 57 774

    泌尿器科 新入院患者数 0 退院患者数 0 延べ患者数 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

    耳鼻咽喉科頭頸部外科

    新入院患者数 10 9 8 12 10 10 8 6 8 9 10 7 107 退院患者数 9 8 9 13 9 8 8 9 7 9 11 9 109 延べ患者数 89 74 107 112 88 112 178 117 69 108 67 90 1,211

    放射線治療科 新入院患者数 12 12 29 18 24 24 20 27 21 20 28 11 246 退院患者数 9 11 29 18 13 26 23 28 20 22 24 28 251 延べ患者数 226 274 287 238 516 669 566 486 555 681 519 483 5,500

    内科 新入院患者数 1 1 1 2 1 1 1 1 9 退院患者数 1 1 1 2 1 1 1 1 9 延べ患者数 1 1 0 0 0 1 2 1 1 1 0 1 9

    外科 新入院患者数 7 5 6 4 5 10 6 6 6 6 7 4 72 退院患者数 4 6 5 6 8 14 9 10 6 5 10 7 90 延べ患者数 55 78 134 148 190 202 142 163 197 220 203 144 1,876

    乳腺外科 新入院患者数 1 2 3 6 退院患者数 1 1 4 6 延べ患者数 0 16 38 28 82

    合計 新入院患者数 318 335 312 344 341 391 341 363 336 346 393 382 4,202 退院患者数 274 300 353 324 328 377 353 381 332 337 373 444 4,176 延べ患者数 3,960 4,119 4,120 4,165 4,877 4,920 5,129 4,901 4,619 4,893 4,958 5,575 56,236

    統計データ

    統計データ

  • 18 19

    2017 年 診療科別・月別・麻酔別 手術件数

    手術室 麻酔法 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計心臓血管外科 全麻 21 25 25 37 28 44 28 24 22 26 29 19 328

    局麻 2 4 7 7 5 7 9 5 10 6 6 6 74 静麻 1 1 2 2 1 1 8 計 24 29 33 46 33 51 37 29 32 34 36 26 410

    脳神経外科 全麻 6 7 8 2 5 11 7 5 6 8 5 5 75 局麻 2 4 2 1 2 1 1 4 1 2 2 22 硬麻 1 1 伝麻 1 1 計 8 11 8 4 8 13 8 6 10 9 7 7 99

    消化器外科 全麻 8 6 6 10 12 6 5 13 6 10 6 5 93 局麻 1 2 2 3 3 2 4 2 19 脊麻 1 1 計 8 7 8 12 15 10 5 15 10 10 6 7 113

    整形外科 全麻 9 12 10 15 14 15 20 10 20 17 23 27 192 局麻 2 1 2 1 2 2 2 12 脊麻 1 2 2 1 1 7 静麻 1 1 神経ブロック 1 1 計 9 14 10 15 15 18 24 11 22 20 26 29 213

    婦人科 全麻 5 4 5 10 4 4 5 6 6 6 4 5 64 脊麻 + 硬麻 1 1 計 5 4 5 10 4 4 5 6 6 7 4 5 65

    耳鼻咽喉科頭頸部外科

    全麻 4 2 1 2 3 3 5 1 1 2 3 4 31 局麻 2 1 3 1 7 計 4 2 3 3 3 6 5 2 1 2 3 4 38

    外科 局麻 1 1 1 1 4 計 0 0 0 1 0 1 1 0 0 1 0 0 4

    乳腺外科 全麻 1 1 1 3 局麻 2 1 1 4 計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 2 2 7

    循環器内科 全麻 3 1 5 6 3 5 6 1 2 5 37 計 3 1 5 0 6 3 0 5 6 1 2 5 37

    消化器内科 局麻 2 4 1 1 8 計 2 4 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 8

    放射線治療科 局麻 1 1 計 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1

    麻酔科 局麻 1 1 計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1

    手術室合計 64 72 72 91 85 107 85 74 87 87 86 86 996

    アンギオ室 麻酔法 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計循環器内科 全麻 3 6 5 3 4 4 7 6 8 7 5 6 64 脳神経外科 全麻 3 5 3 5 2 3 1 1 5 4 2 4 38 アンギオ室合計 ( 全麻に限る ) 6 11 8 8 6 7 8 7 13 11 7 10 102

    麻酔別統計

    麻酔法 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計全麻 62 68 68 84 78 93 78 71 80 82 80 81 925 局麻 7 15 11 13 10 18 13 10 20 10 11 14 152 脊麻 0 0 0 0 1 3 2 0 0 1 1 0 8 硬麻 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 脊麻 + 硬麻 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 伝麻 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 静麻 1 0 1 2 0 0 0 0 0 3 1 1 9 神経ブロック 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 合計 70 83 80 99 91 114 93 81 100 98 93 96 1,098

    統計データ

    統計データ

  • 20 21

    2017 年 年齢階級別・疾患別退院患者統計

    病院全体 0~19歳 20~64歳 65~74歳 75歳~退院患者数 平均在院日数    退院患者数 平均在院日数 退院患者数 平均在院日数 退院患者数 平均在院日数 退院患者数 平均在院日数

    総計 4,176 14.3 12 9.5 1,168 11.4 1,087 13.3 1,909 16.6 1 感染症および寄生虫症 43 10.1 1 7.0 15 4.7 7 10.9 20 14.1 2 新生物 550 19.4 2 36.0 277 17.4 158 20.0 113 23.4     (悪性新生物)(再掲) 477 19.8 2 36.0 225 17.9 143 19.8 107 23.6       続発性悪性新生物(再掲) (144) 20.7 (66) 22.7 (48) 17.2 (30) 21.7       咽頭の悪性新生物(再掲) (51) 13.1 (37) 13.1 (4) 4.3 (10) 16.8       大腸の悪性新生物(再掲) (43) 23.1 (8) 14.6 (16) 23.3 (19) 26.5       胃の悪性新生物(再掲) (35) 19.9 (10) 10.0 (10) 22.2 (15) 25.1 3 血液および造血器の疾患並びに免疫機構の障害 25 18.9 4 43.0 4 10.3 17 15.3 4 内分泌,栄養および代謝疾患 100 13.2 1 6.0 12 14.7 18 18.4 69 11.7     糖尿病(再掲) 39 12.6 9 11.7 12 14.7 18 11.7 5 精神および行動の障害 9 5.8 1 8.0 8 5.5 6 神経系の疾患 124 9.1 4 3.8 62 6.0 22 12.5 36 13.0 7 眼および付属器の疾患 1 3.0 1 3.0 8 耳および乳様突起の障害 50 4.3 5 3.4 21 4.5 24 4.3 9 循環器系の疾患 2,102 13.2 1 4.0 531 9.8 599 12.0 971 15.8     (心疾患(高血圧性のものを除く ))(再掲) 1,546 11.9 1 4.0 401 8.5 442 11.2 702 14.3       虚血性心疾患(再掲) (820) 7.5 (272) 6.9 (256) 7.3 (292) 8.2       不整脈(再掲) (283) 8.8 (1) 4.0 (68) 6.3 (89) 7.0 (125) 11.4       心不全(再掲) (249) 20.9 (29) 16.5 (43) 25.2 (177) 20.6       弁膜症(再掲) (158) 24.7 (23) 21.1 (44) 25.4 (91) 25.4     脳血管疾患(再掲) 259 18.7 76 12.4 61 14.6 122 24.8     大動脈瘤および解離(再掲) 122 24.0 22 25.4 33 25.9 67 22.6 10 呼吸器系の疾患 309 18.0 42 9.8 43 17.9 224 19.5     肺炎(再掲) 123 16.0 16 8.4 22 16.6 85 17.3     誤嚥性肺炎(再掲) 94 24.0 1 51.0 12 25.4 81 23.4 11 消化器系の疾患 337 7.2 1 2.0 113 5.5 95 6.4 128 9.3     大腸ポリープ(再掲) 141 3.0 54 3.1 47 3.0 40 3.0 12 皮膚および皮下組織の疾患 26 12.6 6 5.7 11 12.6 9 17.1 13 筋骨格系および結合組織の疾患 178 23.6 26 16.2 46 21.8 106 26.2     脊柱障害(再掲) 103 24.0 19 15.7 28 22.4 56 27.7 14 腎尿路生殖器系の疾患 90 14.4 25 13.5 12 7.4 53 16.4     糸球体疾患,腎尿細管間質性疾患および腎不全(再掲) 55 17.6 15 15.7 9 7.1 31 21.5     乳房および女性生殖器の疾患(再掲) 10 10.8 9 10.7 1 12.0 15 妊娠,分娩および産じょく 1 8.0 1 8.0 16 先天奇形,変形および染色体異常 17 13.5 10 13.0 6 13.3 1 20.0 17 症状,徴候および異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの 4 5.5 2 6.5 2 4.5 18 損傷,中毒およびその他の外因の影響 210 17.2 2 4.0 38 15.0 42 15.1 128 18.7     骨折(再掲) 83 21.7 1 4.0 12 14.1 13 16.2 57 24.9     ペースメーカー電池消耗(再掲) 35 11.3 3 10.7 6 9.7 26 11.7     頭蓋内損傷(再掲) 33 18.6 5 25.2 9 14.1 19 19.1 ※集計対象:DPC 調査データ(様式 1) 期間:2017 年 1 月 1 日~ 2017 年 12 月 31 日退院

    統計データ

    統計データ

  • 22 23

    2016 年 院内がん登録統計

    ※ 2016 年 1 月 1 日~ 12 月 31 日の間に新たにがんと診断された患者

    1.部位別症例区分

    原発部位 診断のみ 初回治療開始 ( 経過観察含 )  初回治療継続

      (他院開始の治療を継続)他院で初回治療終了後

    ( 再発・転移等で当院初診 )その他

    (セカンドオピニオン等) 計

    C00 頭頸部 3 3C14 咽頭 1 1C15 食道 1 1 2C16 胃 8 3 1 1 13C18・C20 大腸 21 10 5 1 37C22 肝臓 3 3 11 1 18C25 膵臓 6 1 2 9C34 肺 21 14 2 1 38C37 胸腺 1 1C38 胸膜 1 1C42 白血病および造血器疾患 3 3C48 後腹膜および腹膜 1 1 2C50 乳腺 1 1 11 13C53 子宮頚部 5 5C54 子宮体部 1 3 4C56 卵巣・卵管 1 1 2C61 前立腺 3 1 3 7C64 腎 4 1 5C65 腎盂・尿管 1 1 2C70・C71 脳腫瘍 1 7 2 6 1 17C80 原発不明 1 1C90 悪性リンパ腫 1 1 2

    合計 74 48 6 53 5 186

    2.部位別初回治療内訳

    原発部位 手術的治療のみ 放射線治療のみ 内視鏡的治療のみ放射線

    + 薬物治療

    手術 +

    放射線治療

    手術 +

    薬物治療薬物治療のみ その他治療のみ (TACE 等) 計

    C16 胃 1 1C18・C20 大腸 4 6 10C22 肝臓 1 1 2C34 肺 5 1 6C50 乳腺 1 1 2C53 子宮頚部 4 1 5C54 子宮体部 1 1C61 前立腺 1 1C70・C71 脳腫瘍 5 1 1 1 8C90 悪性リンパ腫 1 1その他の部位 1 1

    合計 16 9 6 2 2 1 1 1 38

    統計データ

    統計データ

  • 診 療 科

  • 2726

    診療科

    心臓血管外科・外科スタッフ

    大野 猛三(病院長)

    大川 洋平(副院長・心臓血管センター長)

    野村 文一(主任診療部長)

    横山 秀雄(診療部長)

    鈴木 正人(主任医長)

    森本 清貴(医長)

    藤田 きしゅう(医長)

    大堀 俊介(医長)

    杉木 健司(医師)

    【外科】田中 久史(診療部長)

    Ⅰ 特色

     当科は成人心臓疾患ならびに大血管、末梢血管、下肢静脈瘤等、幅広く心臓血管外科手術に対応しています。特色としては低侵襲手術を可能な限り行うこととし、右開胸小切開心臓手術(MICS : Minimally Invasive Cardiac Surgery)、心拍動下冠動脈バイパス術(OPCAB : Off-Pump Coronary Artery Bypass)、大動脈ステントグラフトを多くの症例に行っております。また循環器内科と協働し、多職種のメンバーで構成されるハートチームによって、高リスクの重症大動脈弁狭窄症に対して、経カテーテル大動脈弁植え込み術(TAVI : Transcatheter Aortic Valve Implantation)を施行しております。

    Ⅱ 診療内容

     成人先天性心疾患、虚血性心疾患、弁膜症、胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤、末梢血管、下肢静脈瘤に対する外科治療が当科の診療内容です。また、常に緊急手術に対応しています。

    Ⅲ 活動報告(症例実績等)

    診療科

    件数

    弁膜症弁置換術 83

    弁膜症弁形成術 66

    小切開開心術 MICS 14

    大動脈弁置換術 AVR 65

    冠動脈バイパス術 CABG 48

    冠動脈バイパス術 OPCAB 49

    胸部大動脈瘤 TAA 36

    腹部大動脈瘤 AAA 16

    胸部大動脈ステントグラフト TEVAR 18

    腹部大動脈ステントグラフト EVAR 31

    胸部その他 19

    下肢静脈瘤血管内焼灼術 VARIX 29

    末梢血管その他 97

    2017/1/1 ~ 2017/12/31

    1.はじめに 2017 年、当院の心臓血管外科は 9 人、外科 1 人で始

    まりました。実際に心臓血管外科手術に携わるのは後者

    の 6 人です。三が日は緊急手術も無く平和なお正月で、

    5 日の定期手術から今年は始まりました。

     2017 年はメンバーの変更は無く、安定した人数で臨

    床を行うことができました。主な手術に携わる医師は 6

    人であり、一人が外来に取られてしまっても、並列で手

    術が可能でした。緊急手術や学会等にも柔軟に対応でき

    る体制を維持できました。

     また、2016 年 10 月 15 日に新しく北海道大野記念病

    院として札幌市西区宮の沢に新たに開院し、無事 1 年を

    経過することができました。多くの科も増え、医師数も

    増えました。この利点を生かし、今まで以上に地域医療

    に貢献をしていきたいと考えております。

     2017 年は新病院となり一年目ということもあり、特

    に大きなイベントや事故も無く日々の手術を粛々とこな

    して参りました。また、当院の特長である右開胸小切開

    心臓手術 (MICS) は 14 例 ( 僧帽弁形成術 9 例、心房中隔

    欠損孔閉鎖術 3 例、大動脈弁置換術 2 例 ) に実施しました。

    症例数はまだまだ少なく、今後の課題となっております。

    また、更なる低侵襲心臓手術を目指し、2017 年 12 月

    1 日にはロボット心臓手術実施施設の認定を取得しまし

    た。今後は da Vinci を用いた心臓手術を行っていきたい

    と思います。

    2.2017年手術概要 手術総数は 452(昨年より 50 例減少)、人工心肺症例

    は 154 例(昨年より 5 例減少)、OPCAB49 例(昨年よ

    りも 4 例増加)でした。心臓血管外科症例として 257 例、

    昨年より 21 例の増加ですが、TAVI を差し引くと 221

    例と昨年より 15 例減少となります。腹部以下動脈手術

    は 85 例(昨年より 9 例増加)、静脈瘤手術 55 例(昨年

    よりも 1 例増加)、その他 74 例でした。昨年とほぼ同程

    度の手術件数ですが、これに甘んじる事無く、今後も謙

    虚に仕事をして、手術件数を増やしていくことが今後の

    目標になっております。そのためには症例一つ一つを大

    切にし、患者にとって一番大切な事は何かを常に考えて、

    正しい医療を行っていきたいと考えております。

    3.先天性心疾患 心房中隔欠損孔閉鎖術が 10 例と例年に比べ多い年で

    した。うち 3 例は MICS で行いました。また冠動脈起始

    異常の手術が 1 例ありました。

    4.後天性心疾患(1) 弁膜症 胸部大動脈瘤を併施しない弁膜症手術は 88

    例でした(昨年より 19 例減少)。機械弁 7(大動脈

    弁 3、僧帽弁 4)、生体弁 57(大動脈弁 46、僧帽弁

    11)、弁形成 56 例(僧帽弁 31、三尖弁 25)でし

    た。CABG 併施数は 30 例でした。僧帽弁逆流に関し

    ては形成術を可能な限り行うことにしています。ま

    た MICS による弁膜症手術を 11 例(僧帽弁形成 9 例、

    大動脈弁置換 2 例)に施行しております。また経カ

    テーテル大動脈弁植え込み術(TAVI)を 36 例に施

    行しております。

    (2) 虚血性心疾患 単独冠動脈バイパス術は 61 例(昨

    年より 11 例増加)で、うち OPCAB は 49 例でした。

    心筋梗塞合併症に対する手術は左室形成術を 1 例に

    施行しました。

    (3) 不整脈に対する手術 Maze 手術を 10 例(昨年より

    10 例減少)、肺静脈隔離術を 22 例に行いました。

    (4) その他 心臓腫瘍に対して 2 例の切除術を行ってい

    ます。HOCM に対する心筋切除 2 例、その他が 2 例

    でした。

    5.胸部大動脈瘤(54例、昨年より18例減少)(1) 解離性(20 例) 急性期の Stanford Type A に対し

    て緊急で 12 例(上行大動脈 3 例、上行 + 弓部 9 例)

    の手術を行いました。また急性期の Type B に対し

    て 2 例ステントグラフトを施行しております。慢性

    期の Type B に対しステントグラフトを 5 例行って

    います。

    (2) 非解離性(34 例) 非破裂性は上行大動脈 10 例、

    大動脈基部置換術 5 例、上行 + 弓部 7 例、ステント

    グラフト 11 例でした。

    6.腹部大動脈以下動脈手術(85例、昨年より9例増加) 腹部大動脈瘤に対する手術は 47 例、うち人工血管置

    換術 16 例、ステントグラフト 31 例でした。その他 38

    例の動脈手術がありました。

    7.静脈(55件、昨年より1例増加) 下肢静脈瘤手術が 55 例でした。2015 年より ablation

    を導入し、半数近くに施行しております。

  • 2928

    診療科

    脳神経外科スタッフ

    斎藤 孝次(理事長)

    入江 伸介(福島孝徳脳腫瘍・頭蓋底センター長)

    片岡 丈人(主任診療部長・脳血管内治療センター長)

    寺川 雄三(医長)

    早瀬 仁志(医長)

    高平 一樹(医師)

    Ⅰ 特色

     脳神経外科学会指導医、専門医、脳神経血管内治療学会指導員、専門医が在籍し、各分野の先進的治療の実施に取り組んでいます。医療機器も、術中 MRI(3T)、術中 CT が可能な脳専用バイプレーン DSA、高性能手術用顕微鏡を含む最新の手術室など、最新機器が充実しています。

    Ⅱ 診療内容

    脳血管内治療による低侵襲治療(脳動脈瘤塞栓術、血管再開通療法、頚動脈ステントなど)キーホールサージェリーに代表される低侵襲脳神経外科手術髄膜腫等に対する頭蓋底手術悪性脳腫瘍に対する術中 MRI を用いた手術および、化学療法、放射線治療本態性振戦に対する MR ガイド下 FUS( 集束超音波治療 )脳卒中ケアユニットによる急性期脳卒中治療

    Ⅲ 活動報告(症例実績等)

    件数

    頭蓋内腫瘍摘出術 18

    慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 16

    脳動脈瘤開頭クリッピング ( 未破裂 ) 10

    頭蓋内血腫除去術 9

    水頭症手術 7

    頭蓋内微小血管減圧術 6

    動脈形成術、吻合術 4

    頭蓋骨形成手術 4

    内頚動脈血栓内膜摘出術 4

    経鼻的下垂体腫瘍摘出術 3

    定位脳腫瘍生検術 3

    穿頭脳室ドレナージ術 2

    減圧開頭術 2

    その他 11

    件数

    脳動脈瘤塞栓術 29

    経皮的脳血栓回収術 11

    経皮的頸動脈ステント留置術 8

    経皮的血管形成術 2

    その他 3

    件数

    MR ガイド下集束超音波治療 2

    2017/1/1 ~ 2017/12/31

    脳外<手術> 脳外<血管内治療>

    脳外<その他治療>

    ※上記手術のうち全麻件数は 38 件です。

  • 3130

    診療科

    消化器外科スタッフ

    川﨑 仁司(主任診療部長・消化器センター長)

    木村 仁(診療部長)

    久慈 麻里子(医長)

    Ⅰ 特色

     消化器外科は 2016 年 10 月の北海道大野記念病院開院とともに新設された診療科です。旧大野病院では消化器内科はありましたが、消化器外科がなく、手術などの外科処置が必要な患者様には転院等ご迷惑をおかけしておりました。今後は当院で診断から治療まで対応可能となりました。 専門は消化器(食道・胃・小腸・大腸・肝臓・胆嚢・膵臓)およびヘルニアの診断および治療です。近年、がんによる死亡が死因の一位となっており、全がん死亡者に占める消化器癌の割合は男女とも約6割を占めています。したがって、専門分野の中でも特に消化器がんの診断および治療に注力を注いでおります。 がん治療においては、根治性とともに機能温存が求められています。当科でも、根治性を重視する一方、機能温存を目指した手術を行っています。例えば、胃癌に対する自律神経温存手術、幽門保存胃切除術、直腸癌に対する肛門括約筋温存手術などです。また、患者さんの回復が早いと考えられている鏡視下手術(胆石症、食道癌、胃癌、大腸癌)も積極的に行っております。一方で進行癌に対しては根治性を求め、拡大手術や放射線・抗癌剤を併用した集学的治療を行っています。当院には最新の治療機器を備えた “ 札幌高機能放射線治療センター ” があり、放射線治療科との連携を密にして治療に当たっています。 人口の高齢化にともない、心疾患・脳疾患などを合併したがん患者様が増えておりますが、新病院以前から専門分野として治療を行っていた循環器内科・心臓血管外科および新設された脳神経外科と密に連絡を取りながら、きめ細やかな周術期の管理をおこなっており、合併症の低減に努めております。 年齢を理由に手術を躊躇する患者様が増えておりますが、実年齢で手術の可否を決めることはなく、患者様の状態を評価して可能な限り安全で効果の高い治療法の検討を行っておりますので、治療方針に関して疑問や不安がある場合には遠慮なくご相談して頂ければと思います。 当科スタッフ一同は患者様の立場にたち、患者様のご意見に耳を傾けながら、満足していただけるよう、より質の高い医療・看護を目指して努力しております。また病気のこと、健康のことなどについて気軽に相談して頂きたいと思います。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

    Ⅱ 診療内容

    消化器(食道・胃・小腸・大腸・肝臓・胆嚢・膵臓)およびヘルニアの診断および治療専門分野の中でも特に消化器がんの診断および治療に注力を注いでおります。

    Ⅲ 活動報告(症例実績等)

    件数

    食道 食道切除 1

    胃・十二指腸 幽門側胃切除 6

    噴門側胃切除 1

    胃全摘 1

    その他 5 胃潰瘍1、十二指腸潰瘍 3、胃・十二指腸穿孔 1

    胆嚢 腹腔鏡下胆嚢摘出術 18

    胆嚢摘出術 8

    胆嚢悪性腫瘍手術 1

    肝臓 肝切除 2 肝細胞癌 1、転移性肝腫瘍 1

    肝のう胞開窓術 1

    大腸・小腸 腹腔鏡下結腸切除術 8

    腹腔鏡下直腸切除術 5

    開腹下結腸切除術 9

    開腹下直腸切除術 1

    虫垂切除術 3

    腹腔鏡下虫垂切除術 1

    イレウス 4

    小腸切除術 3

    その他 6 人工肛門閉鎖 2、人工肛門造設 1

    肛門 痔核 1

    ヘルニア 鼡径ヘルニア 17

    大腿ヘルニア 3

    腹壁瘢痕ヘルニア 1

    内視鏡下胃瘻造設術 1

    その他 9

    腹膜透析チューブ挿入3、腹膜透析チューブ抜去 1、

    婦人科腫瘍 1、デンバーシャント 1、気管切開 1、

    皮下腫瘍切除 1、リンパ節生検 1

    合計 116

    2017/1/1 ~ 2017/12/31

    手術

  • 3332

    診療科

    整形外科 スタッフ

    金子 高久(診療部長・脊損センター長)

    岡崎 俊一郎(医長)

    Ⅰ 特色

     高齢化社会を迎え、腰痛、骨折など整形疾患の治療はさらに重要性を増しています。当科の特徴として、心臓の病気や糖尿病、血液透析など、整形外科以外の疾患を持った方々が多く来診されることが挙げられます。これらの方々が安心して手術治療を受けられるよう、担当科の先生方と連携しながら診療を進めています。  首や腰などを扱う脊椎・脊髄外科では、日本に数台しかない術中移動型 CT である O-arm とナビゲーションシステムを組み合わせ、最大限安全に配慮した手術を行うことを心がけています。さらに最先端技術の低侵襲腰椎前方椎体間固定術(OLIF、XLIF)により、難易度の高いとされる脊椎変形(側弯症、後弯症)や脊椎外傷、脊椎感染症で、より低侵襲で安全に治療することを目指します。また、脊損センターを設立し、再生医療を駆使した最先端医療を提供し、救命・救急治療から慢性期のリハビリテーション・社会復帰に至る高度かつ包括的な脊髄損傷医療の普及に努めます。  股関節や膝関節を扱う関節外科では、人工関節置換術に必須な無菌手術室を完備しています。股関節の変形性股関節症や特発性大腿骨頭壊死症、関節リウマチなどの疾患に対する人工股関節置換術では、筋肉を極力痛めない前側方侵入法を用い、術後の疼痛の軽減や脱臼の危険性を低下させ、より低侵襲で安全に治療することを目指しています。使用する人工関節は、患者様の骨質や骨の形態により骨温存型のセメントレスタイプを使い分けています。膝関節の変形性膝関節症や関節リウマチなどの疾患に対する膝関節置換術では、ナビゲーションシステムの併用や、患者様それぞれの術前の状態を考慮したハイブリッドタイプの人工関節を選択しています。  また、いずれの分野においても、術後早期の社会復帰に向けて、リハビリテーション部門との連携を密にしています。

    Ⅱ 診療内容

    治療対象疾患 脊柱変形(側弯症・後弯症 -「腰曲がり」) 腰部脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア 変性すべり症、腰椎分離・すべり症 胸腰椎椎体骨折(骨粗鬆症、外傷) 頚椎椎間板ヘルニア、変形性頚椎症 頚椎後縦靱帯骨化症、 頚椎損傷

    得意とする治療 脊柱変形(側弯症・後弯症)に対する矯正手術  腰部脊椎管狭窄症、椎間板ヘルニアに対する除圧術 腰椎変性すべり症、分離・すべり症に対する除圧固定術 頚椎症性脊髄症、頚椎後十靱帯骨化症に対する椎弓形成術 頚椎椎間板ヘルニアに対する前方除圧固定術 頚椎損傷に対する前、後方固定術 

    Ⅲ 活動報告(症例実績等)

    件数

    脊髄・脊椎

    脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術 82

    経皮的椎体形成術 10

    椎間板摘出術 10

    脊髄・脊椎腫瘍摘出術 4

    その他 30

    整形

    人工関節置換術 17

    人工骨頭挿入術 13

    骨折観血的手術 ( 四肢等 ) 46

    骨内異物・プレート除去術 ( 四肢等 ) 3

    腱鞘切開術 5

    その他 32

    2017/1/1 ~ 2017/12/31

  • 3534

    診療科

    循環器内科スタッフ

    山下 武廣(副院長・心臓血管センター長)

    長島 雅人(診療部長)

    大艸 孝則(診療部長)

    鈴木 三和子(主任医長)

    岩切 直樹(主任医長)

    三山 博史(主任医長)

    長堀 亘(医長)

    小熊 康則(医長)

    前野 大志(医長)

    三浦 史郎(医師)

    今井 斎博(医師)

    呉林 英悟(医師)

    中川 俊昭(医師)

    Ⅰ 特色

     心臓血管外科との 30 年にわたる有機的な協働により確立した循環器疾患診療チームは、急性心筋梗塞や急性大動脈解離、急性心不全などの心血管救急疾患に 365 日 24 時間体制で対応します。低侵襲治療として現在もっとも注目されている経カテーテル大動脈弁植え込み術(TAVI)を心臓診療チーム(Heart Team)の重点領域として今後も推進致します。2018 年中に経皮的心房中隔欠損閉鎖術・経皮的動脈管開存閉鎖術の開始を目指し、近い将来可能となる経皮的僧帽弁接合不全修復術、経皮的左心耳閉鎖術等、経皮的構造的心疾患(Structural Heart Disease)治療にも積極的に取り組んでまいります。北海道大学病院で行われた心移植症例の外来リハビリ協力施設として機能できる準備を進めています。

    Ⅱ 診療内容

     循環器内科は心血管疾患を内科的に診断 • 治療する診療科です。狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患や弁膜症、心筋症、心不全、各種不整脈、高血圧、大動脈疾患、末梢血管疾患など、多くの心血管疾患を担当します。従来から当科の特長としているカテーテルインターベンション治療はそれそのものが低侵襲を目的として発展してきた治療法でありますが、器具の細径化、アプローチ部位の選定、止血デバイスの積極使用、さらには新規認証器具の早期導入を通じてさらなる低侵襲化とハイレベル化を目指します。施設認定されているロータブレーターとレーザー冠動脈形成術は、引き続き他施設からの治療依頼に積極対応致します。 心臓電気生理学的検査(EPS)・経カテーテル心筋焼灼術(アブレーション)を駆使して、不整脈の低侵襲な根治術を実現しています。 心不全診療サポートチームの寄与のもと、薬物治療の最適化・包括的心血管リハビリテーションの充実とともに、植え込み型治療デバイスを含めた包括的治療により心不全診療における急性期・長期予後改善を実現しています。最先端の心血管画像診断法(心臓 PET、心臓 MRI)を駆使することで、より確実で詳細な診断と治療法選択が可能となりました。

    Ⅲ 活動報告(症例実績等)

    件数

    冠動脈カテーテル検査 CAG 766

    冠動脈カテーテル検査 ( 緊急 ) 43

    電気生理学的検査 EPS 170

    経皮的冠動脈形成術 PTCA,PCI 404

    経皮的冠動脈形成術 ( 緊急 ) 73

    経皮的カテーテル心筋焼灼術 ABL 167

    経皮的末梢血管形成術 PPI 46

    経皮的腎血管形成術 PTRA 9

    経カテーテル大動脈弁植え込み術 TAVI 36

    その他カテーテル治療 25

    ペースメーカ植え込み術 ( 新規 ) PMI 69

    ペースメーカ植え込み術 ( 交換 ) 19

    植え込み型除細動器植え込み術 ( 新規 ) ICD 6

    植え込み型除細動器植え込み術 ( 交換 )

    両室ペーシング機能付き植え込み型除細動器 CRTD 4

    心臓再同期ペースメーカ治療 CRTP 4

    2017/1/1 ~ 2017/12/31

  • 3736

    診療科

    呼吸器内科 スタッフ

    三品 壽雄(医師)

    Ⅰ 特色

     当科は高度急性期医療を担う病院の呼吸器内科として、主に肺癌の診断・治療および呼吸器疾患の救急医療を行います。  肺癌の診断面では、PET-CT、MRI、超音波ガイド下気管支鏡等を用いた高いレベルの診断を目指し、治療面では手術、化学療法、免疫療法とトモセラピー、陽子線治療等の放射線治療を駆使した集学的治療を行います。PET と放射線治療装置を備えた病院は札幌市内でも数えるほどであり、特に体に優しいトモセラピー、陽子線といった最新の放射線治療は今後ますます必要性が高まっていくことから、当科ではほかの病院にではできないようなからだに優しい「切らずに治す」治療を行うことが可能です。  放射線治療は早期肺癌が良い適応であることから、呼吸器内科医も参加したドックでの低線量 CT 検査を積極的に行い、早期の肺癌症例を増やしていくことも大変重要となってきます。

    Ⅱ 診療内容

    Ⅲ 活動報告(症例実績等)

  • 3938

    診療科

    消化器内科 スタッフ

    後藤 賢一郎(主任診療部長・消化器センター長)

    高柳 俊明(診療部長)

    泉里 友文(医長)

    Ⅰ 特色

     当科では、食道・胃・十二指腸・小腸・大腸までの消化管と、肝臓・胆嚢・胆管・膵臓といった腹部臓器に生じる疾患を対象としています。 悪性疾患、消化管出血、摂食障害など高齢化が原因と思われる疾患が増えてきておりそれら疾患を中心に診断・治療を行っております。また日常でよくみられる腹痛、下痢などに対するプライマリケアにも力を入れ地域医療に貢献していきたいと考えております。

    Ⅱ 診療内容

    2017 年 入院患者 合計 360 名 以下は主な入院病名 大腸ポリープ 139 名 腸閉塞    21 名 虚血性腸炎  19 名 急性腸炎   19 名 肝臓がん   15 名 胃がん    13 名 大腸がん   11 名 大腸憩室炎  11 名 

    Ⅲ 活動報告(症例実績等)

    上部消化管内視鏡的検査 3,887 件 (うち、健診 2,797 件)

    下部消化管内視鏡検査  576 件

    内視鏡的胃粘膜切除術 (EMR) 139 件

    内視鏡的食道静脈瘤結紮術 (EVL) 3 件

    内視鏡的止血術 12 件

    肝炎の経口内服薬治療 35 件

    肝動脈塞栓術 (CTACE) 4 件

    PEG 造設 12 件

    PEG 交換 48 件

  • 4140

    診療科

    糖尿病内科  スタッフ

    入宇田 能弥(医長)

    Ⅰ 特色

     日本では 6 人に 1 人が糖尿病、もしくはその疑いがある状況です。 当科では、病態や生活状況を確認したうえで、糖尿病合併症の発症・進行を防げるよう、生活習慣の改善・投薬治療を相談して、血糖をコントロールしていきます。 治療にも関わらず合併症が進行する、初診時で合併症が進行している、といった症例も残念ながらあります。その場合は循環器内科、心臓血管外科、脳神経外科、腎臓内科や近隣医療機関との連携により、合併症治療への道筋も相談していきます。 高度急性期病院である当院では手術症例の増加が予測され、その中には血糖コントロールが必要な方もでてくると思われます。術前の合併症評価や周術期の血糖コントロールについて各科との十分な連携を行い、安全な手術が行えるよう協力していきます。

    Ⅱ 診療内容

     

    Ⅲ 活動報告(症例実績等)

  • 4342

    診療科

    神経内科  スタッフ

    柏木 基(診療部長)

    Ⅰ 特色

     神経内科では、脳と脊髄から成る中枢神経と、そこから出入りする末梢神経の疾患、ならびに骨格筋や平滑筋等を支配する自律神経の疾患を対象としています。Neurological emergency である髄膜炎、脳炎などの神経感染症や頭痛などの機能性疾患、認知症性疾患や筋萎縮性側索硬化症、多系統萎縮症、パーキンソン病などの神経変性疾患、ギランバレー症候群や慢性脱髄性多発根神経炎(CIDP)や多発性硬化症などの神経免疫疾患に対し、神経学的診察、画像検査、誘発筋電図検査、髄液検査等を駆使し診断、治療、リハビリおよびその後のケアに取り組んでおります。

    Ⅱ 診療内容

     現在神経内科医は 1 名で診療を行なっており、午前は当院サテライトクリニックである、札幌西孝仁会クリニックで、午後は当院にて月曜日~木曜日に外来を行なっています。 当科ではパーキンソン病や筋萎縮性側索硬化症、多系統萎縮症などの神経変性疾患の診断・治療に取り組んでいるほか、もの忘れ外来を展開し、近年増加傾向があるアルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症をはじめとする認知症性疾患の早期発見、早期治療に取り組んでいます。 入院ではパーキンソン病や多系統萎縮症などの神経変性疾患の内服調整やリハビリテーションを行ない ADL 拡大をはかるほか、髄膜炎・脳炎などの治療を積極的に行なっています。また、他科と連携し、神経疾患のある患者様で周術期の方の、神経内科的管理やフォローを積極的に行なっています。認知症サポート医として、社会医療法人孝仁会の関連のある羅臼町からの依頼により、羅臼町初期集中支援チームにかかわりをもち、地域事業への参画も行なっています。

    Ⅲ 活動報告(症例実績等)

    病名 症例数

    パーキンソン病 / パーキンソン症候群 7

    てんかん 3

    多系統萎縮症 3

    リウマチ性多発筋痛症 2

    横断性脊髄症 2

    多発性硬化症 2

    病名 症例数

    認知症 72

    末梢神経障害 25

    パーキンソン病 18

    本態性振戦 12

    てんかん 11

    多発性神経炎 5

    2017.1.1 ~ 12.31 退院患者(主たる症例のみ)

    2017.1.1 ~ 12.31 外来実患者(主たる症例のみ) 

  • 4544

    診療科

    婦人科   スタッフ

    寒河江 悟(主任診療部長・婦人科がんセンター長)

    Ⅰ 特色

     当院婦人科ではがん検診としての積極的な初回 HPVDNA 検査、細胞診・HPV 併用検診、細胞診(液状検体採取)の実施ならびにコルポ診による精密検診などが中心的取り組みであります。あくまで円錐切除という最小手術で妊孕能の温存をはかる治療が可能な症例の発見に努め、「生死に関わる子宮頚癌浸潤がんを近隣地域から撲滅しましょう」という心構えで検診を行っています。また内膜癌検診には超音波、内膜細胞診用ブラシならびに Pipet-curet という組織採取器具を導入し組織診での診断を行っております。 また最新のコルポスコピー診断装置、高性能な超音波診断装置、320 列 CT や 3.0T-MRI の導入により、検査後ただちに画像を転送し患者様に説明を行うシステムを採用し、容易に詳しい説明が可能です。このことにより、手術の必要性の可否、悪性度診断などを行い、経過観察や術前診断の精度を高めるべく努力を行っております。2016 年 10 月開院以来、上記機器診断に基づいた精度の高い所見の把握を下に、開腹手術を極力避け、腟式手術や腹腔鏡手術を積極的に行っております。2018 年婦人科疾患へのロボット手術の保険適応も決まり、徹底的な低侵襲手術を心がけ、より安心安全な手術を目指しています。国内外の最新の臨床試験の成績などの知識を駆使した抗癌剤治療や免疫療法に加えて、副作用を軽減可能かつより効果が高い先進的な放射線治療を行い、新規がん症例のみならず再発症例の予後向上につとめ、さらには患者様の QOL を最大限考慮した医療を目指しております。

    Ⅱ 診療内容

    札幌西孝仁会クリニック  外来部門 検診として HPV 検査を最初に行い、陰性例には 2-3 年後の再検を指示しています。陽性者は直ちに精密検査を行い、次回検査の日程を決めつつ厳重に経過観察を行っております。CIN2-3 以上の診断時には円錐切除を行います。患者様の利便性を考慮し、検査センターとの共同で HPV 検査の自己採取の試みも行っております。さらには超音波検査、ならびに 3.0T-MRI、さらに高速 CT 検査を駆使して正確な診断を目指して、手術適応を決めています。2018 年4月より札幌市中央区大通西1丁目ル・トロワ 6 階 Vogue にて週 1 回外来を行います。当院外来化学療法室  術後の補助化学療法として Taxol/CBDCA 療法、Avastin 単独投与などを行っています。さらには化学療法中の患者様の経過観察として採血、諸検査も行っております。遺伝子検査として liquid biopsy も導入しつつあります。当院 6 階東病棟  入院部門 良性腫瘍(子宮筋腫、卵巣腫瘍など)、子宮頸がん円錐切除術、子宮頸癌手術、子宮体癌手術、卵巣癌手術、術後の補助化学療法などを行っております。がん症例の摘出物は、凍結ブロックあるいはパラフィン切片からの遺伝子異常の検出も積極的に行っており、今後の治療の個別化を目指しております。

    Ⅲ 活動報告(症例実績等)

    手術症例 良性腫瘍 43 例

     子宮筋腫・腺筋症 腹式 24 例 腹腔鏡下 7 例

     筋腫核出 腟式 1 例 腹式 1 例

     卵巣腫瘍 腹式 2 例 腹腔鏡下 5 例

     子宮脱・膀胱瘤 2 例 子宮鏡手術 1 例

     悪性腫瘍 33 例

     子宮頸癌 0期 円錐切除 14 例 子宮全摘術 2 例 浸潤がん 悪性子宮腫瘍手術 1 例

     子宮体癌   悪性子宮腫瘍手術 6 例 進行・再発 3 例

     卵巣癌 境界悪性 1 例 RRSO 1 例 悪性付属器腫瘍手術 3 例 進行・再発 2 例

    化学療法症例 11例 子宮頸癌 TCB 1 例

     子宮体癌 TC 3 例 

     卵巣癌 TCB 3 例(うち 1 例は免疫療法) 2018.1 現在初回治療例は全例無病生存

     再発症例 子宮体癌 3 例 1 例 ( 免疫療法中 ) 2 例死亡 (原病死 免疫療法・RT 後)

     腹膜癌 1 例死亡(免疫療法)

     がん疼痛緩和ケア 1 例 死亡症例 1 例

    その他 寒河江 悟

      JGOG 婦人科悪性腫瘍研究機構 功労会員 2016.12

      Gynecologic Cancer Intergroup (GCIG) 功労賞 2017.5 子宮頸癌委員会委員長 2012-2016 

      日本臨床細胞学会 功労会員 2017.5、

      GCIG 会議出席 JGOG GCIG 委員会委員長 2016.6 ASCO シカゴ 、2016.11 ESGO ウィーン

      日本婦人科がん会議 新潟 世話人 2016.6

      北海道産婦人科低侵襲手術研究会 札幌 顧問 2016.11

      日本婦人科腫瘍学会 名誉会員 2018.7

  • 4746

    診療科

    耳鼻咽喉科・頭頸部外科スタッフ

    今野 信宏(主任医長)

    Ⅰ 特色

    外来担当: 耳鼻咽喉科・頭頸部外科は当初2名体制で診療しておりましたが、現在は1名となっております。体制の変更に伴い、サテライトクリニックである、札幌西孝仁会クリニックでの外来診療だけであったものを、北海道大野記念病院でも外来診療を6月から開始しております。現在は月曜日、金曜日の午後を北海道大野記念病院で、水曜日の午前中を札幌西孝仁会クリニックで診療を行っております。火曜日・木曜日については手術・検査日としております。 当科は一般耳鼻科の診療はもちろん対応可能ですが、頭頸部腫瘍、特に「頭頸部がん」に力を入れております(甲状腺癌含む)。前述の放射線治療はもちろんですが、化学療法についても当科で対応しております。手術についても今まで行っていた遊離再建手術はもちろんですが、低侵襲治療、QOL の向上を目指した集学的治療を行なっております。その他の手術については、良性腫瘍や鼻科手術、アレルギーの舌下免疫療法も行っております。特に頸部腫瘍については傷の目立たない皮膚切開、小切開による手術を行なっております。小児(学童期未満)に対しては病院として入院の体制が整備されておらず、対応はできないのが現状です。

    地域連携: 当初、耳鼻咽喉科・頭頸部外科については新規開設についてのアナウンスが不十分で、地域住民の皆様には情報が不十分でありましたが、現在は徐々に浸透しつつあります。他院からのご紹介につきましては、患者様に直接ご紹介状を持参していただく場合や、医療連携相談室を経由して予約していただく事が多いですが、緊急を要するような場合には、直接お電話でご連絡いただければと思います。

    Ⅱ 診療内容

    頭頸部癌における低侵襲治療、機能温存術、再建術(ナビゲーション・O-Arm, ICG, 3D 内視鏡等使用  ELPS TOVS etc.)頚部良性腫瘍に対する傷の目立たない皮膚切開による摘出術・小切開手術

    (甲状腺・耳下腺・顎下腺・頚部嚢胞性疾患 etc.)術中神経モニターを用いた神経温存気管切開術鼻・副鼻腔疾患における内視鏡手術(ナビゲーション、O-Arm、3D 内視鏡等使用) (好酸球性副鼻腔炎等の難治性副鼻腔炎、腫瘍性病変)

    神経耳科疾患に対する入院・外来治療突発性難聴(7~8日入院 高圧酸素療法併用)顔面神経麻痺(7~8日入院 ステロイド・抗ウイルス薬)めまい・急性感音性難聴

    嚥下障害に対する評価・治療 ビデオ内視鏡検査(VE) 嚥下造影検査(VF) 

    特殊機器・診療支援機器

    純音聴力検査・インピーダンスオージオメータ・自記オージオメータ、ABR, ENoG, CCD フ レ ン チ ェ ル内視鏡・記録装置、重心動揺計、外来用顕微鏡、手術用顕微鏡、電子ファイバースコープ3台(NBI ENT-VH2 本、ENT-VT2 1 本)携帯用軟性内視鏡、副鼻腔手術用内視鏡、神経内視鏡、3D 内視鏡、先端湾曲ビデオスコープ(Endoeye flex, Olympus)、 開 口 器 付 き 佐藤式湾曲喉頭鏡、FK-WO リトラクター、ビデオラリンゴシステム、ショー加熱メス、ハーモニックフォーカス、マイクロ波外科手術用エナジーデバイス、術中神経モニター装置

    件数

    内視鏡下鼻・副鼻腔手術 18

    アデノイド・口蓋扁桃手術 2

    耳下腺悪性腫瘍手術 1

    顎下腺(腫瘍)摘出術 3

    副咽頭間隙腫瘍摘出術 1

    気管切開術 3

    喉頭腫瘍摘出術 1

    甲状腺良性腫瘍摘出術 1

    甲状腺悪性腫瘍摘出術 2

    喉頭悪性腫瘍手術(全摘) 1

    咽頭悪性腫瘍手術 5

    頚部郭清術 4

    頚部リンパ節生検 2

    CV ポート増設 2

    その他 3

    診療科 / 成分名 総処方患者数 総処方日数

    耳鼻咽喉科・頭頸部外科    

    テガフール・ギメラシル・オテラシル 5 511

    耳鼻頭頸科 94

    CBDCA+5-FU+Cmab 療法 2

    Cetuximab+RT 療法 6

    Cetuximab 単独療法 10

    FP+Cetuximab 療法 2

    Nivolumab 単独療法 22

    PTX+CBDCA(2.5)+Cmab 療法 5

    TPF(DTX+CDDP+5-FU)療法 6

    weekly PTX+Cetuximab 療法 41

    2017/1 ~ 2017/12 2017/1 ~ 2017/12

    手術症例 全身化学療法

    Ⅲ 活動報告(症例実績等)

    2017年の診療科別内服処方患者数・日数

  • 4948

    診療科

    麻酔科スタッフ

    原澤 克己(主任診療部長)

    坂本 浩(診療部長)

    枝窪 俊輔(医師)

    Ⅰ 特色

    ① 御高齢の患者様が多い(70 才以上の方が 63.4%)。② 循環器系の手術(外科と内科を併せて)が半数近くを占める。③ 循環器系の疾患(虚血性心疾患、弁膜症など)で通院歴のある方が多い。

    Ⅱ 診療内容

    1. 手術時の麻酔管理2. 急性期ペインコントロール(入院患者様向け)3. 集中治療サービス 

    Ⅲ 活動報告(症例実績等)

    症例実績麻酔科管理手術症例数 936 件

    (2017 年 1 月 1 日から 12 月 31 日までの 1 年間)

    内、科別件数(件)

     心臓血管外科  336

     (末梢血管外科を含む)

     整形外科  201

     脳神経外科  115

     (血管内手術を含む)

     循環器内科  105

     (アブレーションなど)

     消化器外科  98

     婦人科  65

     耳鼻咽喉科・頭頸部外科  31

    ※経カテーテル大動脈弁植え込み術 (TAVI) など複数の診療科が関与している場合はそれぞれの科の件数に加えてあり

    ます

  • 5150

    診療科

    放射線治療科スタッフ

    岸 和史(副院長・札幌高機能放射線治療センター長)

    鳥居 暁(医師)

    Ⅰ 特色

     粒子線治療のみならず高精度高エネルギー放射線治療、および放射線+免疫学的治療を含むバランスのとれた総合的で最先端のがん治療を高機能放射線治療として位置づけ、その提供を行っています。 ・大切な正常組織とその機能を温存します ・初発・再発 / 単発・多発 / 原発・転移を問わず、すべてに対し根治的なあるいは局所制御的な治療を視野に入  れて取り組んでいます ・苦痛と不安のない医療の機会をすべての人に開放しています ・必要とされる医療情報を広く提供し、最先端の情報処理技術を駆使し高速で緊密な連携を行っています最先端の照射技術と生物学的理論の上でがんの再発やその予防の指針を提供し、患者様に寄り添い、望みを導き叶えていきたいと思います。

    Ⅱ 診療内容

     3 つの高精度・高機能な放射線治療機器:陽子線治療装置(プロテウスワン)、トモセラピー、サイバーナイフの3つ全てを有する我が国唯一の医療機関として、偏りのない適切な放射線治療を提供することができます。また、全身の様々な部位で放射線による正常組織の障害を回避するために IVR の技術を用いた危険臓器回避術を用いることで、私たちはかけがえのない正常組織を温存した放射線治療を提供しています。 これらの放射線治療戦略に、海外機関と連携し、世界で進む急速な選択的分子 / 免疫標的薬の発展を取り込み、ドラッグラグを乗り越えた最先端の治療の機会を患者様に提供しています。 

    Ⅲ 活動報告(症例実績等)

  • 5352

    診療科

  • 5554

    診療科

    放射線診断科スタッフ

    宮崎 知保子(診療部長)

    山本 和香子(医長)

    Ⅰ 特色

     2016 年秋の病院移転に伴い、脳外科や神経内科、整形外科、耳鼻科などの多数の科が新設されました。診断検査機器では2台の MRI 装置(静磁場強度 1.5T と 3T)、サイクロトロンを含めた PET CT や乳房専用 PET、IVR-CT などが新たに導入されました。心臓検査ではデュアルソース 256 列 CT が心臓検査に威力を発揮しております。 特に PET 検査は 64 列 MDCT と PET がひとつになった最新 PET/CT 撮像装置を用いています。F-18 FDG PET/CT 検査は代謝の亢進した癌病巣を精度よく検出できます。特に癌においては短時間で全身を一度に検査することが可能であり、再発診断、治療効果判定などきわめて有用な情報をもたらします。早期胃癌を除く悪性腫瘍は保険適用要件となりますので、ぜひご利用ください。またてんかんや虚血性心疾患、心サルコイドーシスにも適応が認められています。保険適用をご確認のうえ、医療連携相談室にご連絡ください。また当院ホームページからダウンロード(医療関係の皆さま/ FDG PET の申し込み)してもお申込みいただけます。 PET-CT ドックとしても F-18 FDG PET/CT 検査を行っておりますので、こちらは高度健診センターにお申し込みください。 さらに当院では、N-13 標識アンモニアを用いた虚血性心疾患の診断検査も施行しておりますので循環器内科にご相談ください。

    Ⅱ 診療内容

     放射線診断科は日本医学放射線学会に認定された指導医や核医学専門医、PET 認定が常勤医として、画像診断に関わる診療を担当しています。主には各科および地域の医療施設からご紹介いただいた患者様に CT 検査、MRI 検査、核医学 /PET 検査を行い、画像診断報告書を作成、画像データと報告書をお返ししています。特に地域の皆様からご紹介いただいた検査では、速やかに検査結果を報告できるよう対応しております。 各科の多様なニーズに対応すべく最新機器をいかに効率的に使用し、治療に結びつく検査を構築するか、被ばく線量を抑えながら高質な画像を迅速に提供できるよう、診断にかかわる20名の放射線技師とともに考え、毎日検査に取り組んでおります。

    Ⅲ 活動報告(症例実績等)

  • 5756

    診療科

    病理診断科 スタッフ

    横山 繁昭(主任診療部長、病理専門医)

    Ⅰ 特色

     患者様の適切な治療のため、患者様の体より採取された病変の組織や細胞から顕微鏡用のガラス標本を作製し、顕微鏡で観察して診断するのが病理診断です。

    Ⅱ 診療内容

     病理診断には以下の様なものがあります。1)細胞診断2)生検組織診断3)手術で摘出された臓器・組織の診断4)手術中の迅速診断5)病理解剖

    Ⅲ 活動報告(症例実績等)

    2017年検体数割合2017年病理検体数

    診療科別生検件数

    診療科別術中迅速組織診件数 診療科別細胞診件数

    診療科別手術件数

    生検42%

    手術35%

    術中迅速3%

    細胞診20%

    2735 40 33 36 30 35

    3831

    46 4337

    21

    24

    30 4128

    3235 27

    27

    3535

    242

    5

    12

    1 2

    21

    2

    51

    3

    7

    1410

    9

    1221

    28

    17 25

    2023

    14

    0

    20

    40

    60

    80

    100

    120

    1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

    病理検体数

    生検 手術 術中迅速 細胞診

    消化器内科90%

    循環器内科2%

    耳鼻咽喉科・頭頚部外科

    3%

    放射線治療科3%

    乳腺外科1%

    婦人科0%

    皮膚科0% 外科

    0%消化器外科

    1%

    診療科別�