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河川事業 平成20年度 平成20年度 再評価 再評価 事業名(箇所名) 紀の川水系総合水系環境整備事業 担当課 近畿地方整備局河川 環境課 事業 主体 近畿地方整備局 担当課長名 野口 実施箇所 紀の川水系(和歌山県和歌山市、橋本市) 該当基準 再評価実施後5年間が経過している事業 事業諸元 ①水環境整備事業 内川浄化事業(有本川導水、大門川導水、宇治取水場撤去) ②河川利用推進事業 歴史街道のまち橋本かわづくり事業(親水護岸 L=400m事業期間 昭和54年度〜平成27年度 総事業費(億円) 101 残事業費(億円) 27 目的・必要性 和歌山市内の内川では、昭和30年代頃の高度成長期から水質汚濁現象が著しく進行し、環境基準値を満足しない 状況が続いていた。一方、橋本市において歴史、文化を活かしたまちづくりが進められており、水辺環境の整備が求められ ていた。このような状況のもと下記事業を実施している。 ①水環境整備 和歌山市内の内川における水質改善 ②河川利用推進 橋本市の歴史、文化を活かしたまちづくりと一体となった水辺環境の整備 便益の主な根拠 水環境整備 支払い意志額:1,061/ 世帯/ 受益世帯数:149,579世帯 河川利用推進 支払い意志額:327/ 世帯/ 受益世帯数:25,763世帯 事業全体の 投資効率性 基準年度 平成20年度 B: 総便益 (億円) 426 C: 総費用(億円) 189 B/C 2.3 B-C 237 EIRR (%) 残事業の投資効率性 B: 総便益 (億円) 107 C: 総費用(億円) 34 B/C 3.2 事業の効果等 ①水環境整備 有本川において水質が環境基準値を満足 ②河川利用推進 水辺空間の形成、水辺利用の活性化、賑わいの場として活用される 社会経済情勢等 の変化 ・和歌山市の過去10年間の人口は、約40万人でほぼ横ばいで推移している。また、下水道普及率は、約30%で過 10年間で10ポイント以上上昇し、下水道の整備が進められている。 ・橋本市の過去10年間の人口は、約7万人でほぼ横ばいで推移している。 事業の進捗状況 進捗率約73事業の進捗の見込み 水環境整備は平成27年度、河川利用推進事業は平成22年度に整備を完了する予定である。 コスト縮減や代替案立案 等の可能性 ・水環境整備における河川の浄化方法、また河川利用推進事業における水辺環境の整備としては、現計画以外に有効 な方法はない。 ・水環境整備では、導水路のルート検討、工法検討、導水管材料等の検討を実施し、より一層のコスト縮減に努める。 また、河川利用推進では、現地発生材を活用することでコスト縮減に努める。 対応方針 継続 対応方針理由 ・紀の川水系総合水系環境整備事業は、大門川での環境基準値が満足しておらず、導水により水質改善を図ることが 必要である。また、橋本かわづくり事業での護岸整備がまだ完了しておらず、事業効果を発揮していないため、事業全体の 効果が発揮できるよう事業を進め、完了する予定である。 ・このため、河川整備計画が策定されるまでの当面の間は、事業を継続する。 その他 -

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河川事業 平成20年度平成20年度 再評価再評価

事業名(箇所名) 紀の川水系総合水系環境整備事業担当課

近畿地方整備局河川

環境課事業

主体近畿地方整備局

担当課長名 野口 隆

実施箇所 紀の川水系(和歌山県和歌山市、橋本市)

該当基準 再評価実施後5年間が経過している事業

事業諸元①水環境整備事業 内川浄化事業(有本川導水、大門川導水、宇治取水場撤去)

②河川利用推進事業 歴史街道のまち橋本かわづくり事業(親水護岸 L=400m)事業期間 昭和54年度〜平成27年度総事業費(億円) 約101 残事業費(億円) 約27

目的・必要性

和歌山市内の内川では、昭和30年代頃の高度成長期から水質汚濁現象が著しく進行し、環境基準値を満足しない状況が続いていた。一方、橋本市において歴史、文化を活かしたまちづくりが進められており、水辺環境の整備が求められ

ていた。このような状況のもと下記事業を実施している。

①水環境整備

  和歌山市内の内川における水質改善

②河川利用推進

  橋本市の歴史、文化を活かしたまちづくりと一体となった水辺環境の整備

便益の主な根拠水環境整備 支払い意志額:1,061円/世帯/月 受益世帯数:149,579世帯河川利用推進 支払い意志額:327円/世帯/月 受益世帯数:25,763世帯

事業全体の

投資効率性

基準年度 平成20年度 B:総便益(億円) 426 C:総費用(億円) 189 B/C 2.3 B-C 237 EIRR

(%)

残事業の投資効率性B:総便益(億円) 107 C:総費用(億円) 34 B/C 3.2

事業の効果等

①水環境整備

  有本川において水質が環境基準値を満足

②河川利用推進

  水辺空間の形成、水辺利用の活性化、賑わいの場として活用される

社会経済情勢等

の変化

・和歌山市の過去10年間の人口は、約40万人でほぼ横ばいで推移している。また、下水道普及率は、約30%で過去10年間で10ポイント以上上昇し、下水道の整備が進められている。・橋本市の過去10年間の人口は、約7万人でほぼ横ばいで推移している。

事業の進捗状況 進捗率約73%事業の進捗の見込み 水環境整備は平成27年度、河川利用推進事業は平成22年度に整備を完了する予定である。

コスト縮減や代替案立案

等の可能性

・水環境整備における河川の浄化方法、また河川利用推進事業における水辺環境の整備としては、現計画以外に有効

な方法はない。

・水環境整備では、導水路のルート検討、工法検討、導水管材料等の検討を実施し、より一層のコスト縮減に努める。

また、河川利用推進では、現地発生材を活用することでコスト縮減に努める。

対応方針 継続

対応方針理由

・紀の川水系総合水系環境整備事業は、大門川での環境基準値が満足しておらず、導水により水質改善を図ることが

必要である。また、橋本かわづくり事業での護岸整備がまだ完了しておらず、事業効果を発揮していないため、事業全体の

効果が発揮できるよう事業を進め、完了する予定である。

・このため、河川整備計画が策定されるまでの当面の間は、事業を継続する。

その他

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歴史街道歴史街道歴史街道歴史街道のまちのまちのまちのまち橋本橋本橋本橋本かわづくりかわづくりかわづくりかわづくり((((護岸整備護岸整備護岸整備護岸整備400m))))内川浄化内川浄化内川浄化内川浄化((((導水路整備導水路整備導水路整備導水路整備2カカカカ所所所所))))

JR・・・・南海橋本駅南海橋本駅南海橋本駅南海橋本駅

一般国道一般国道一般国道一般国道24号号号号

紀の川

橋本橋橋本橋橋本橋橋本橋

低水護岸整備 L=400m

高水護岸整備 L=400m

JR・・・・南海橋本駅南海橋本駅南海橋本駅南海橋本駅

一般国道一般国道一般国道一般国道24号号号号

紀の川

橋本橋橋本橋橋本橋橋本橋

低水護岸整備 L=400m

高水護岸整備 L=400m

真田堀川

大門川

和歌川

有本川

市堀川

有本揚排水機場

宇治取水場 有本導水路

大門川導水管路

海草橋かいそうばし

海草橋かいそうばし

住吉橋すみよしばし

住吉橋すみよしばし

甫斉橋ほさいばし

甫斉橋ほさいばし

伊勢橋いせばし

伊勢橋いせばし

若宮橋わかみやばし

若宮橋わかみやばし

凡例凡例凡例凡例

:整備済

:残区間

:水質環境基準点

凡例凡例凡例凡例

:整備済

:残区間

:水質環境基準点

紀紀紀紀のののの川水系総合水系環境整備事業川水系総合水系環境整備事業川水系総合水系環境整備事業川水系総合水系環境整備事業のののの実施箇所図実施箇所図実施箇所図実施箇所図

: 水環境整備

: 河川利用推進

凡 例

大阪湾大阪湾大阪湾大阪湾

和歌山県

紀の川流域奈良県

大阪府

紀の川流域

海南市

岩出市

紀美野町

紀の川市

かつらぎ町

九度山町

高野町

五條市

下市町

御所市大淀町

高取町

吉野町

黒滝村

天川村

川上村

東吉野村

宇陀市

和歌山市

橋本市

凡例凡例凡例凡例

:整備済

:残区間

凡例凡例凡例凡例

:整備済

:残区間