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地地地地地地 地地地 () 地地地地地 1. 急急急急急急急急急急急急急急 急急 37急(2025急)急急急急急急急急急急急急急急急75急急急急急急 急急急急急急急急急急急 急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急 急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急 急急急急急急急 急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急 急急 急急急急急急急急急急 急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急 急急急急急急急急 、、、 急急 急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急 、。 急急急急急急急急急急急急急急 急急26急6急急 急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急 急急 急急 26急急急急83急 急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急 、、「」、 37急(2025急)急急急急急急急急急急急 急急急急急急急急急急 急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急 体、 急急急急急急急急急急急急急急急急急急 急急急急 30急急4急2急急急急急急急 急急急急急急 急急急急急急急急急急急急 急急急急急急急急急急急急急急急急 、一、 急急急急急 急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急 急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急 急急急急急急急急急急急急急急急急急急急 急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急 地地地地地地地地 <> 急急急急急急急 急急急急急急急急急 急急急急急急急急急急急急急 急急急急急急急急急急急急急急急急急急 、、 急急急急急 急急急急急急急急急 急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急 急急急急急 急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急 急急急 急急急急 。、 急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急、ADL( Activities of Daily Living 急急急急 急急急急急急急急急急急急 急急急急急急急急急急急急急急急急 :,) 急急急急急急急急急急急急急急急急急急 急急急急急 急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急急 急急急急急急急急急急急急急急急急急急急 急急急急急 。、 急急急急急急急急 1

Aichi Prefecture€¦ · Web view地域医療構想(素案) 1. 策定の趣旨 急速に少子高齢化が進行する中、平成37年(2025年)にはいわゆる団塊の世代の方々が75歳以上となり、医療や介護を必要とする高齢者が大幅に増加することが見込まれています。

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地 域 医 療 構 想 ( 素 案 )

1 . 策 定 の 趣 旨

○  急 速 に 少 子 高 齢 化 が 進 行 す る 中 、 平 成 37 年(2025 年 ) に は い わ ゆ る 団 塊 の 世 代 の 方 々 が 75歳 以 上 と な り 、 医 療 や 介 護 を 必 要 と す る 高 齢者 が 大 幅 に 増 加 す る こ と が 見 込 ま れ て い ま す 。

○  医 療 ニ ー ズ の 増 加 に 対 応 し て 、 患 者 の 病 状に 応 じ て 急 性 期 の 医 療 か ら 在 宅 医 療 ま で 適 切な 医 療 を 将 来 に わ た っ て 継 続 的 に 受 け ら れ るよ う に す る た め に は 、 病 床 の 機 能 の 分 化 及 び連 携 を 進 め て い く 必 要 が あ り ま す 。

○  ま た 、 高 齢 化 の 進 行 に 伴 い 、 慢 性 的 な 疾 病や 複 数 の 疾 病 を 抱 え る 患 者 の 増 加 に よ る 疾 病構 造 の 変 化 が 見 込 ま れ て お り 、 医 療 ニ ー ズ につ い て は 、 病 気 と 共 存 し な が ら 生 活 の 質 の 維持 ・ 向 上 を 図 っ て い く こ と が 求 め ら れ て い ます 。

○  こ う し た 状 況 に 対 応 す る た め 、 平 成 26 年 6月 に 「 地 域 に お け る 医 療 及 び 介 護 の 総 合 的 な確 保 を 推 進 す る た め の 関 係 法 律 の 整 備 等 に 関す る 法 律 」 ( 平 成 26 年 法 律 第 83 号 。 ) が 制 定さ れ 、 医 療 法 等 の 関 係 法 令 の 改 正 が 行 わ れ 、都 道 府 県 は 「 地 域 医 療 構 想 」 を 策 定 し 、 平 成37 年 (2025 年 ) に お け る 地 域 の 医 療 提 供 体 制 の姿 を 明 ら か に し 、 そ の 地 域 に ふ さ わ し い バ ラン ス の と れ た 病 床 の 機 能 の 分 化 と 連 携 を 推 進す る こ と に な り ま し た 。

  ○   地 域 医 療 構 想 は 、 医 療 法 第 30 条 の 4 第 2 項の 規 定 に よ り 、 医 療 計 画 の 一 部 に 位 置 付 けら れ て お り 、 次 に 掲 げ る 事 項 を 定 め る こ とと さ れ て い ま す 。

    ◇   地 域 に お け る 病 床 の 機 能 の 分 化 及 び 連携 を 推 進 す る た め の 基 準 と し て 定 め る 構 想区 域

    ◇   構 想 区 域 に お け る 病 床 の 機 能 区 分 ご との 将 来 の 病 床 数 の 必 要 量

    ◇   構 想 区 域 に お け る 将 来 の 在 宅 医 療 の 必

1

要 量    ◇   地 域 医 療 構 想 の 達 成 に 向 け た 病 床 の 機

能 の 分 化 及 び 連 携 の 推 進 に 関 す る 事 項

< 病 床 の 機 能 区 分 >高 度 急性 期 機能

急 性 期 の 患 者 に 対 し 、 状 態 の 早 期安 定 化 に 向 け て 、 診 療 密 度 が 特 に高 い 医 療 を 提 供 す る 機 能

急 性 期機 能

急 性 期 の 患 者 に 対 し 、 状 態 の 早 期安 定 化 に 向 け て 医 療 を 提 供 す る 機能

回 復 期機 能

急 性 期 を 経 過 し た 患 者 へ の 在 宅 復帰 に 向 け た 医 療 や リ ハ ビ リ テ ーシ ョ ン を 提 供 す る 機 能 。 特 に 、 急性 期 を 経 過 し た 脳 血 管 疾 患 や 大 腿骨 頸 部 骨 折 等 の 患 者 に 対 し 、 A DL ( Activities of Daily Living : 着 替 え , 入浴 な ど の 日 常 生 活 動 作 ) の 向 上 や在 宅 復 帰 を 目 的 と し た リ ハ ビ リテ ー シ ョ ン を 集 中 的 に 提 供 す る 機能

慢 性 期機 能

長 期 に わ た り 療 養 が 必 要 な 患 者 を入 院 さ せ る 機 能 。 長 期 に わ た り 療養 が 必 要 な 重 度 の 障 害 者 、 難 病 患者 等 を 入 院 さ せ る 機 能

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2 . 本 県 の 人 口 見 通 し 及 び 医 療 資 源 等 の 状 況

(1) 人 口 の 見 通 し  ○   本 県 の 総 人 口 は 、 平 成 25 年 (2013 年 ) を 1 と

し た 場 合 、 平 成 37 年 (2025 年 ) に は 0.99 、 平 成52 年 (2040 年 ) に は 0.92 に 減 少 す る と 推 計 さ れま す が 、 全 国 平 均 と 比 較 す る と 、 緩 や か な減 少 に な っ て い ま す 。

○  本 県 の 65 歳 以 上 人 口 は 、 平 成 37 年 (2025 年 )に は 1.18 、 平 成 52 年 (2040 年 ) に は 1.35 に 、 ま た 、75 歳 以 上 人 口 は 、 平 成 37 年 (2025 年 ) に は 1.57 、平 成 52 年 (2040 年 ) に は 1.62 に 増 加 す る と 推 計 され て お り 、 全 国 平 均 を 上 回 る ペ ー ス で の 増 加が 見 込 ま れ て い ま す 。

< 人 口 の 推 移 >     ※( )は平成25 年を1 とした場合の各年の指数

平成25年 平成37年 平成52年127,298,000 120,658,000 107,276,000

(1.00) (0.95) (0.84)7,434,996 7,348,135 6,855,632

(1.00) (0.99) (0.92)

平成25年 平成37年 平成52年 平成25年 平成37年 平成52年31,898,000 36,573,000 38,678,000 15,603,000 21,786,000 22,230,000

(1.00) (1.15) (1.21) (1.00) (1.40) (1.42)1,647,063 1,943,329 2,219,223 741,801 1,165,990 1,203,230

(1.00) (1.18) (1.35) (1.00) (1.57) (1.62)

65歳以上人口 75歳以上人口

全  国

愛知県

区  分

区  分 総人口

全  国

愛知県

・平成25 年:全国は「人口推計(平成25 年10 月1 日現在)(総務省)」。県は「愛知県

人口動向調査(平成25 年10 月1 日現在)」。

・平成37 年及び平成52 年:全 国、県ともに「日本の地域別将来推計人口(人口問 題 研 究

所)」。

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(2) 医 療 資 源 等 の 状 況  ○   人 口 10 万 対 の 病 院 等 の 医 療 施 設 数 、 病 床

数 及 び 医 療 施 設 従 事 者 数 を 全 国 平 均 と 比 較す る と 、 本 県 は い ず れ も 低 い 水 準 に あ り ます が 、 病 床 100床 対 の 医 療 施 設 従 事 医 師 数 及び 病 院 従 事 看 護 師 数 で は 、 全 国 平 均 を 上回 っ て い ま す 。

  ○   本 県 の 救 命 救 急 セ ン タ ー 数 は 、 東 京 都 につ い で 全 国 で 2 番 目 の 設 置 数 と な っ て い ま す 。

< 医 療 資 源 等 の 状 況 >  ①全国 ②愛知県 ② ①/ ①全国 ②愛知県 ② ①/

病院数 8,540 325 ― 医療施設従事医師数 288,850 14,712 ―10人口 万対 6.7 4.4 65.7% 10人口 万対 226.5 197.9 87.4%

診療所数 100,528 5,259 ― 100病床 床対 17.0 20.3 119.4%有床診療所 9,249 408 ― 医療施設従事歯科医師数 99,659 5,410 ―

10人口 万対 7.3 5.5 75.3% 10人口 万対 78.2 72.8 93.1%歯科診療所数 68,701 3,707 ― 薬局・医療施設従事薬剤師数 205,716 10,525 ―

10人口 万対 54.0 49.9 92.4% 10人口 万対 161.3 141.6 87.8%病院病床数 1,537,772 67,579 ― 病院従事看護師数 747,009 36,145 ―

10人口 万対 1,236.3 908.9 73.5% 10人口 万対 586.8 486.1 82.8%一般病床数 897,380 40,437 ― 100病床 床対 47.5 49.9 105.1%

10人口 万対 704.9 543.9 77.2% 特定機能病院 84 4 ―療養病床数 328,195 13,806 ― 救命救急センター数 271 22 ―

10人口 万対 257.8 185.7 72.0% k面積(㎡) 377,972.28 5,169.83 ―精神病床数 339,780 13,010 ―

10人口 万対 266.9 175.0 65.6%有床診療所病床数 121,342 4,801 ―

10人口 万対 95.3 64.6 67.8%

   区 分    区 分

・病院・病床数等(全国):医療施設調査(平成25 年10 月1日現在)

・病院・病床数等(愛知県):病院名簿(平成25 年10 月1日現在)

・医療施設従事医師数、歯科医師数、薬剤師数、薬局・医療施設従事薬剤師数:

平成24 年医師・歯科医師・薬剤師調査(平成24 年12 月31 日現在)

・病院従事者看護師数:病院報告(平成25 年10 月1 日現在)

・特定機能病院:平成27 年6 月1 日現在(厚生労働省電話照会)

・救命救急センター(全国):厚生労働省資料(平成27 年3 月1 日現在)

・面積:平成26 年度全国都道府県市区町村面積調(平成26 年10 月1 日現在)

【留意事項】

・人口10 万対における人口は、平成25 年10 月1 日現在における愛知県人口動態調査を

使用

・病床100 床対医療施設従事者における病床数は、病院病床数と有床診療所病床数の合計を

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使用

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3 . 構 想 区 域 の 設 定

  ○   地 域 医 療 構 想 の 策 定 に あ た っ て は 、 「 構想 区 域 」 を 設 定 し た う え で 、 当 該 区 域 ご とに 平 成 37 年 (2025 年 ) に 必 要 と 見 込 ま れ る 病 床の 機 能 区 分 ご と の 必 要 量 を 推 計 し 、 そ の 推計 結 果 等 に 基 づ き 当 該 区 域 の 目 指 す べ き 医療 提 供 体 制 を 明 ら か に す る こ と と さ れ て いま す 。

○  平 成 27 年 (2015 年 )3 月 に 国 が 策 定 し た 「 地 域医 療 構 想 策 定 ガ イ ド ラ イ ン 」 に お い て 、 構 想区 域 の 設 定 に つ い て の 以 下 の 考 え 方 が 示 さ れて い ま す 。

◇  構 想 区 域 の 設 定 に 当 た っ て は 、 現 行 の 2次 医 療 圏 を 原 則 と し つ つ 、 人 口 規 模 、 患 者の 受 療 動 向 、 疾 病 構 造 の 変 化 、 基 幹 病 院 まで の ア ク セ ス 時 間 の 変 化 な ど 将 来 に お け る要 素 を 勘 案 し て 検 討 す る 必 要 が あ る 。

◇  病 床 の 機 能 区 分 と の 関 係 に つ い て 、 高 度急 性 期 は 診 療 密 度 が 特 に 高 い 医 療 を 提 供 する こ と が 必 要 と な る た め 、 必 ず し も 当 該 構想 区 域 で 完 結 す る こ と を 求 め る も の で は ない が 、 急 性 期 、 回 復 期 及 び 慢 性 期 に つ い ては 、 で き る だ け 構 想 区 域 内 で 対 応 す る こ とが 望 ま し い 。

◇  緊 急 性 の 高 い 脳 卒 中 、 虚 血 性 心 疾 患 を 含む 救 急 医 療 に つ い て は 、 ア ク セ ス 時 間 等 を考 慮 し た 上 で 、 当 該 診 療 を 行 う 医 療 機 関 がよ り 近 い 距 離 に あ る 場 合 は 構 想 区 域 を 越 えて 流 出 入 す る こ と も や む を 得 な い 。 一 方 で 、高 齢 者 の 肺 炎 や 大 腿 骨 頸 部 骨 折 な ど 回 復 期に つ な げ る こ と の 多 い 疾 患 に つ い て は 、 構想 区 域 内 で 対 応 す る 必 要 が あ る 。

◇  地 域 医 療 構 想 は 平 成 37 年 (2025 年 ) の あ るべ き 医 療 提 供 体 制 を 目 指 す も の で あ る が 、設 定 し た 構 想 区 域 が 現 行 の 医 療 計 画 に お ける 2 次 医 療 圏 と 異 な っ て い る 場 合 は 、 平 成30 年 度 (2018 年 度 ) か ら の 次 期 医 療 計 画 の 策

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定 に お い て 、 最 終 的 に は 2 次 医 療 圏 を 構 想区 域 と 一 致 さ せ る こ と が 適 当 で あ る 。

(1) 入 院 患 者 の 受 療 動 向○  急 性 期 、 回 復 期 及 び 慢 性 期 の 入 院 患 者 の 2次 医 療 圏 間 で の 入 院 患 者 の 流 入 ・ 流 出 の 状 況を み る と 、 自 域 依 存 率 は 尾 張 中 部 医 療 圏 が41.2 % と 非 常 に 低 く な っ て お り 、 患 者 の 36.9 %が 名 古 屋 医 療 圏 に 流 出 し て い ま す 。 ま た 、 東三 河 北 部 医 療 圏 に つ い て も 、 自 域 依 存 率 は59.4 % と 低 く 、 患 者 の 34.6 % が 東 三 河 南 部 医 療圏 に 流 出 し て い ま す 。

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< 急 性 期 ・ 回 復 期 ・ 慢 性 期 の 平 成 25 年 度 の 入院 患 者 の 受 療 動 向 > (単位:上段 人/日、下段:%)

名古屋 海部 尾張中部

尾張東部

尾張西部

尾張北部

知多半島

西三河北部

西三河南部東

西三河南部西

東三河北部

東三河南部 県外 合計

名古屋 9,745 124 162 801 35 188 82 47 12 52 * 28 197 11,47384.9% 1.1% 1.4% 7.0% 0.3% 1.6% 0.7% 0.4% 0.1% 0.5% ― 0.2% 1.7% 100.0%

海部 438 986 37 12 91 10 * * * * * * 31 1,60527.3% 61.4% 2.3% 0.7% 5.7% 0.6% ― ― ― ― ― ― 1.9% 100.0%

尾張中部 267 * 298 * 41 118 * * * * 0 * * 72436.9% ― 41.2% ― 5.7% 16.3% ― ― ― ― 0.0% ― ― 100.0%

尾張東部 440 * * 1,488 * 36 15 49 * 63 0 * * 2,09121.0% ― ― 71.2% ― 1.7% 0.7% 2.3% ― 3.0% 0.0% ― ― 100.0%

尾張西部 143 46 64 15 1,952 99 * * * * * * 73 2,3926.0% 1.9% 2.7% 0.6% 81.6% 4.1% ― ― ― ― ― ― 3.1% 100.0%

尾張北部 287 * 29 107 128 2,453 * * * * * * 30 3,0349.5% ― 1.0% 3.5% 4.2% 80.9% ― ― ― ― ― ― 1.0% 100.0%

知多半島 423 * * 130 * 17 1,784 22 * 249 * * * 2,62516.1% ― ― 5.0% ― 0.6% 68.0% 0.8% ― 9.5% ― ― ― 100.0%

西三河北部 80 * * 124 * 15 * 1,492 53 107 * 14 * 1,8854.2% ― ― 6.6% ― 0.8% ― 79.2% 2.8% 5.7% ― 0.7% ― 100.0%

西三河南部東 47 * 0 41 * * * 55 1,290 170 * 48 * 1,6512.8% ― 0.0% 2.5% ― ― ― 3.3% 78.1% 10.3% ― 2.9% ― 100.0%

西三河南部西 94 * * 166 * 17 21 49 30 2,452 * 37 * 2,8663.3% ― ― 5.8% ― 0.6% 0.7% 1.7% 1.0% 85.6% ― 1.3% ― 100.0%

東三河北部 * 0 * * * * * * * * 206 120 21 347― 0.0% ― ― ― ― ― ― ― ― 59.4% 34.6% 6.1% 100.0%

東三河南部 49 * * 25 * 12 * * 30 23 18 3,761 66 3,9841.2% ― ― 0.6% ― 0.3% ― ― 0.8% 0.6% 0.5% 94.4% 1.7% 100.0%

県外 404 77 * 51 53 240 * * * * * 160 - 98541.0% 7.8% ― 5.2% 5.4% 24.4% ― ― ― ― ― 16.2% - 100.0%

合計 12,417 1,233 590 2,960 2,300 3,205 1,902 1,714 1,415 3,116 224 4,168 418 35,66234.8% 3.5% 1.7% 8.3% 6.4% 9.0% 5.3% 4.8% 4.0% 8.7% 0.6% 11.7% 1.2% 100.0%

医療機関所在地

患者住所地

・厚生労働省から提供された「必要病床数等推計ツール」のデータを基に作成。

・レセプト情報等活用の際の制約から、集計結果が10 (人/日)未満となる数値は公表しな

いこととされており、「 * 」と表示している。

(2) 本 県 の 構 想 区 域 の 設 定  ○   尾 張 中 部 医 療 圏 に つ い て は 、 面 積 が 著 し

く 小 さ く 、 患 者 の 多 く が 名 古 屋 医 療 圏 へ 流出 し て い ま す 。

  ○   東 三 河 北 部 医 療 圏 に つ い て は 、 人 口 の 減少 見 込 み が 著 し い こ と や 、 患 者 が 東 三 河 南部 医 療 圏 へ 多 く 流 出 し て い る こ と か ら 、 東三 河 南 部 医 療 圏 と 統 合 し た 構 想 区 域 の 設 定

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が 考 え ら れ ま す が 、 面 積 が 非 常 に 広 大 に なる こ と や 、 へ き 地 医 療 の 確 保 と い っ た 独 自の 医 療 課 題 が あ り ま す 。

  ○   こ う し た 状 況 を 踏 ま え 、 本 県 の 構 想 区 域は 、 名 古 屋 医 療 圏 と 尾 張 中 部 医 療 圏 に つ いて は 統 合 し て 1 つ の 構 想 区 域 と し 、 他 は 現 状の 2 次 医 療 圏 を そ れ ぞ れ 構 想 区 域 と し て 設 定し ま す 。

< 構 想 区 域 及 び 構 成 市 町 村 >

構 想 区域

構 成 市 町 村

名 古屋 ・ 尾張 中 部

名 古 屋 市 、 清 須 市 、 北 名 古 屋市 、 豊 山 町

海 部津 島 市 、 愛 西 市 、 弥 富 市 、 あ ま市 、 大 治 町 、 蟹 江 町 、 飛 島 村

尾 張 東部

瀬 戸 市 、 尾 張 旭 市 、 豊 明 市 、 日進 市 、 長 久 手 市 、 東 郷 町

尾 張 西部

一 宮 市 、 稲 沢 市

尾 張 北部

春 日 井 市 、 犬 山 市 、 江 南 市 、 小牧 市 、 岩 倉 市 、 大 口 町 、 扶 桑町

知 多 半島

半 田 市 、 常 滑 市 、 東 海 市 、 大 府市 、 知 多 市 、 阿 久 比 町 、 東 浦町 、南 知 多 町 、 美 浜 町 、 武 豊 町

西 三 河北 部

豊 田 市 、 み よ し 市

西 三 河南 部東

岡 崎 市 、 幸 田 町

西 三 河南 部西

碧 南 市 、 刈 谷 市 、 安 城 市 、 西 尾市 、 知 立 市 、 高 浜 市

東 三 河 新 城 市 、 設 楽 町 、 東 栄 町 、 豊 根

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北 部 村

東 三 河南 部

豊 橋 市 、 豊 川 市 、 蒲 郡 市 、 田 原市

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〈 2 次 医 療 圏 図 〉

〈 構 想 区 域 図 〉

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4 . 各 構 想 区 域 の 状 況 及 び 課 題(1) 名 古 屋 ・ 尾 張 中 部 構 想 区 域

( 人 口 の 見 通 し )  ○   名 古 屋 医 療 圏 は 、 県 内 人 口 の 3 割 以 上 が

集 中 し て お り 、 全 国 的 に も 大 阪 市 医 療 圏 、札 幌 医 療 圏 に 次 い で 3 番 目 に 人 口 が 多 い 2 次医 療 圏 と な っ て い ま す 。

○  総 人 口 は 県 全 体 と 同 様 の 推 移 で 減 少 し ま す 。65 歳 以 上 は 増 加 し て い き 、 県 全 体 よ り 増 加 率は 高 く な っ て い ま す 。

< 人 口 の 推 移 > ※( )は平成25 年を1 とした場合の各年の指数

( 医 療 資 源 等 の 状 況 )  ○   病 院 数 が 多 く 、 ま た 、 大 学 病 院 が 2 病 院

あ り 、 救 命 救 急 セ ン タ ー も 6 か 所 整 備 さ れ てい ま す 。 人 口 10 万 対 の 病 院 の 一 般 病 床 数 や医 療 従 事 者 数 は 県 平 均 を 大 き く 上 回 っ て おり 、 医 療 資 源 が 豊 富 で す 。

○  DPC 調 査 結 果 ( DPC 調 査 参 加 施 設 : 24 病 院 )に よ る と 、 圏 域 内 に お い て 、 ほ ぼ 全 て の 主 要診 断 群 の 入 院 及 び 救 急 搬 送 実 績 が あ り 、 緊 急性 の 高 い 傷 病 ( 急 性 心 筋 梗 塞 ・ 脳 卒 中 ・ 重 篤な 外 的 障 害 ) 及 び 高 齢 者 の 発 生 頻 度 が 高 い 疾患 ( 成 人 肺 炎 ・ 大 腿 骨 骨 折 ) の 入 院 実 績 が あり 、 病 院 数 及 び 実 績 数 が 他 圏 域 と 比 べ 著 し く多 い こ と か ら 、 圏 域 内 の 急 性 期 入 院 機 能 が 充実 し て い る と 考 え ら れ ま す 。

  ○   消 防 庁 デ ー タ に 基 づ く 救 急 搬 送 所 要 時 間に つ い て は 県 平 均 と ほ ぼ 同 様 で あ り 、 DPC 調

12

25平成 年 37平成 年 52平成 年 25平成 年 37平成 年 52平成 年 25平成 年 37平成 年 52平成 年

7,434,996 7,348,135 6,855,632 1,647,063 1,943,329 2,219,223 741,801 1,165,990 1,203,230(1.00) (0.99) (0.92) (1.00) (1.18) (1.35) (1.00) (1.57) (1.62)

2,435,443 2,413,691 2,248,387 549,243 657,475 759,014 257,170 401,600 420,030(1.00) (0.99) (0.92) (1.00) (1.20) (1.38) (1.00) (1.56) (1.63)

名古屋・尾張中部

 区 分総人口 65歳以上人口

75歳以上人口

査 デ ー タ に 基 づ く 緊 急 性 の 高 い 傷 病 ( 急 性心 筋 梗 塞 ・ 再 発 性 心 筋 梗 塞 、 く も 膜 下 出血 ・ 破 裂 脳 動 脈 瘤 、 頭 蓋 ・ 頭 蓋 内 損 傷 ) の入 院 治 療 を 行 っ て い る 施 設 ま で の 移 動 時 間は 、 30 分 以 内 で 大 半 の 人 口 が カ バ ー さ れ てい る こ と か ら 、 医 療 機 関 へ の 交 通 ア ク セ スや 医 療 機 関 の 受 け 入 れ 体 制 等 に 大 き な 問 題が 生 じ て い な い と 考 え ら れ ま す 。

○  高 度 な 集 中 治 療 が 行 わ れ る 特 定 入 院 料 の 病床 に つ い て は 、 平 成 28 年 3 月 現 在 、 圏 域 内( 18 病 院 ) に お い て 、 救 命 救 急 入 院 料 ・ 特定 集 中 治 療 室 管 理 料 ( ICU ) ・ 新 生 児 特 定 集中 治 療 室 管 理 料 ( NICU ) ・ 総 合 周 産 期 特 定集 中 治 療 室 管 理 料 ( MFICU) ・ ハ イ ケ ア ユニ ッ ト 入 院 医 療 管 理 料 ( HCU ) ・ 新 生 児 治 療回 復 室 入 院 医 療 管 理 料 ( GCU ) の 届 出 が さ れて い ま す 。

 

○  平 成 25 年 度 (2013 年 度 )NDBデ ー タ に 基 づ く 特定 入 院 料 の 名 古 屋 医 療 圏 の 自 域 依 存 率 は 高 い状 況 に あ り ま す が 、 脳 卒 中 ケ ア ユ ニ ッ ト 入 院医 療 管 理 料 ( SCU ) に つ い て は 尾 張 東 部 医 療圏 へ 患 者 の 流 出 が あ り ま す 。 尾 張 中 部 医 療 圏の 自 域 依 存 率 は 0 % で あ り 、 主 に 名 古 屋 医 療圏 及 び 尾 張 北 部 医 療 圏 へ 患 者 が 流 出 し て い ます 。

< 医 療 資 源 等 の 状 況 >

13

①愛知県 ②名古屋・尾張中部 ② ①/ ①愛知県 ②名古屋・尾張中部 ② ①/

病院数 325 137 ― 医療施設従事医師数 14,712 6,538 ―10人口 万対 4.4 5.6 127.8% 10人口 万対 197.9 268.5 135.7%

診療所数 5,259 2,166 ― 100病床 床対 20.3 23.7 116.9%有床診療所 408 130 ― 医療施設従事歯科医師数 5,410 2,270 ―

10人口 万対 5.5 5.3 97.1% 10人口 万対 72.8 93.2 128.0%歯科診療所数 3,707 1,517 ― 薬局・医療施設従事薬剤師数 10,525 4,065 ―

10人口 万対 49.9 62.3 124.8% 10人口 万対 141.6 166.9 117.9%病院病床数 67,579 25,978 ― 病院従事看護師数 36,145 14,310 ―

10人口 万対 908.9 1,066.7 117.4% 10人口 万対 486.1 587.6 120.9%一般病床数 40,437 16,748 ― 100病床 床対 49.9 51.9 104.1%

10人口 万対 543.9 687.7 126.4% 特定機能病院 4 2 ―療養病床数 13,806 4,493 ― 救命救急センター数 22 6 ―

10人口 万対 185.7 184.5 99.3% k面積(㎡) 5,169.83 368.34 ―精神病床数 13,010 4,604 ―

10人口 万対 175.0 189.0 108.0%有床診療所病床数 4,801 1,573 ―

10人口 万対 64.6 64.6 100.0%

   区 分    区 分

( 入 院 患 者 の 受 療 動 向 )【 名 古 屋 医 療 圏 】  ○   入 院 患 者 の 自 域 依 存 率 は 、 高 度 急 性 期 、急 性 期 、 回 復 期 は 9 割 程 度 と 非 常 に 高 い 水 準に あ り ま す 。 ま た 、 他 の 2 次 医 療 圏 や 県 外 から の 患 者 の 流 入 も 多 く み ら れ ま す 。

< 平 成 25 年 度 の 名 古 屋 医 療 圏 か ら 他 医 療 圏 への 流 出 入 院 患 者 の 受 療 動 向 >

(単位:上段 人/日、下段:%)

名古屋 海部 尾張中部

尾張東部

尾張西部

尾張北部

知多半島

西三河北部

西三河南部東

西三河南部西

東三河北部

東三河南部 県外 合計

高度急性期 1,321 * * 154 * 16 16 * * * * * * 1,50787.7% ― ― 10.2% ― 1.1% 1.1% ― ― ― ― ― ― 100.0%

急性期 3,735 * 16 414 10 48 16 * * * * * * 4,23988.1% ― 0.4% 9.8% 0.2% 1.1% 0.4% ― ― ― ― ― ― 100.0%

回復期 3,819 79 26 270 13 56 20 * * 21 * * 21 4,32588.3% 1.8% 0.6% 6.2% 0.3% 1.3% 0.5% ― ― 0.5% ― ― 0.5%100.0%

慢性期 2,191 36 119 117 12 84 46 29 * 22 * 16 71 2,74379.9% 1.3% 4.3% 4.3% 0.4% 3.1% 1.7% 1.1% ― 0.8% ― 0.6% 2.6% 100.0%

患者住所地

医療機関所在地

名古屋医療圏

14

< 平 成 25 年 度 の 他 医 療 圏 か ら 名 古 屋 医 療 圏 への 流 入 入 院 患 者 の 受 療 動 向 >

  (単位:上段 人/日、下段:%)

名古屋 海部 尾張中部

尾張東部

尾張西部

尾張北部

知多半島

西三河北部

西三河南部東

西三河南部西

東三河北部

東三河南部 県外 合計

高度急性期 1,321 88 50 61 33 63 99 20 12 20 * 11 48 1,82672.3% 4.8% 2.7% 3.3% 1.8% 3.5% 5.4% 1.1% 0.7% 1.1% ― 0.6% 2.6%100.0%

急性期 3,735 188 123 136 65 124 213 34 26 39 * 24 141 4,84877.0% 3.9% 2.5% 2.8% 1.3% 2.6% 4.4% 0.7% 0.5% 0.8% ― 0.5% 2.9%100.0%

回復期 3,819 170 112 174 54 117 163 30 16 32 * 19 124 4,83079.1% 3.5% 2.3% 3.6% 1.1% 2.4% 3.4% 0.6% 0.3% 0.7% ― 0.4% 2.6%100.0%

慢性期 2,191 80 33 130 23 47 47 17 * 23 * * 16 2,60784.0% 3.1% 1.3% 5.0% 0.9% 1.8% 1.8% 0.7% ― 0.9% ― ― 0.6%100.0%

名古屋医療圏

医療機関所在地

患者住所地

・厚生労働省から提供された「必要病床数等推計ツール」のデータを基に作成。

・レセプト情報等活用の際の制約から、集計結果が10 (人/日)未満となる数値は公表しな

いこととされており、「 * 」と表示している。

【 尾 張 中 部 医 療 圏 】  ○   入 院 患 者 の 自 域 依 存 率 は 、 高 度 急 性 期 、急 性 期 、 回 復 期 が 非 常 に 低 く な っ て お り 、名 古 屋 医 療 圏 へ 多 く の 患 者 が 流 出 し て い ます 。 ま た 、 慢 性 期 に つ い て は 、 名 古 屋 医 療圏 か ら 多 く の 患 者 が 流 入 し て い ま す 。

< 平 成 25 年 度 の 尾 張 中 部 医 療 圏 か ら 他 医 療 圏へ の 流 出 入 院 患 者 の 受 療 動 向 >

(単位:上段 人/日、下段:%)

名古屋 海部 尾張中部

尾張東部

尾張西部

尾張北部

知多半島

西三河北部

西三河南部東

西三河南部西

東三河北部

東三河南部 県外 合計

高度急性期 50 * * * * 19 * * * * 0 * * 6972.5% ― ― ― ― 27.5% ― ― ― ― ― ― ― 100.0%

急性期 123 * 82 * 16 46 * * * * 0 * * 26746.1% ― 30.7% ― 6.0% 17.2% ― ― ― ― ― ― ― 100.0%

回復期 112 * 111 * 19 46 * * * * 0 * * 28838.9% ― 38.5% ― 6.6% 16.0% ― ― ― ― ― ― ― 100.0%

慢性期 33 * 104 * * 25 * 0 0 * 0 * * 16220.4% ― 64.2% ― ― 15.4% ― ― ― ― ― ― ― 100.0%

患者住所地

医療機関所在地

尾張中部医療圏

15

< 平 成 25 年 度 の 他 医 療 圏 か ら 尾 張 中 部 医 療 圏へ の 流 入 入 院 患 者 の 受 療 動 向 >

  (単位:上段 人/日、下段:%)

名古屋 海部 尾張中部

尾張東部

尾張西部

尾張北部

知多半島

西三河北部

西三河南部東

西三河南部西

東三河北部

東三河南部 県外 合計

高度急性期 * * * * * * * * 0 * * * * *― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 100.0%

急性期 16 * 82 * * * * * 0 * * * * 9816.3% ― 83.7% ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 100.0%

回復期 26 12 111 * 26 * * * 0 * * * * 17514.9% 6.9% 63.4% ― 14.9% ― ― ― ― ― ― ― ― 100.0%

慢性期 119 21 104 * 30 15 * 0 0 0 0 0 * 28941.2% 7.3% 36.0% ― 10.4% 5.2% ― ― ― ― ― ― ― 100.0%

尾張中部医療圏

医療機関所在地

患者住所地

( 課 題 )○  大 学 病 院 が 2 病 院 あ り 、 救 命 救 急 セ ン タ ー

も 6 か 所 整 備 さ れ て い る 等 、 高 度 な 医 療 を 広域 に 支 え る 役 割 が あ り 、 今 後 も 高 度 ・ 専 門 医療 を 確 保 し 、 緊 急 性 の 高 い 救 急 医 療 に つ い て 、他 の 構 想 区 域 と の 適 切 な 連 携 体 制 を 構 築 し てい く 必 要 が あ り ま す 。

○ 人 口 が 多 く 、 面 積 も 広 い た め 、 構 想 区 域 内の 医 療 提 供 体 制 の 地 域 バ ラ ン ス に 留 意 す る 必要 が あ る 。

○  回 復 期 機 能 の 病 床 を 確 保 す る 必 要 が あ る 。

16

(2) 海 部 構 想 区 域( 人 口 の 見 通 し )  ○   平 成 52 年 (2040 年 ) に 向 け 総 人 口 は 減 少 し

て い き ま す が 、 減 少 率 は 県 全 体 よ り 高 くな っ て い ま す 。 65 歳 以 上 人 口 は 増 加 し ま すが 、 県 全 体 と 比 べ る と 増 加 率 は 低 く な っ てい ま す 。

< 人 口 の 推 移 >                           ※( )は平成25 年を1 とした場合の各年の指数

25平成 年 37平成 年 52平成 年 25平成 年 37平成 年 52平成 年 25平成 年 37平成 年 52平成 年

7,434,996 7,348,135 6,855,632 1,647,063 1,943,329 2,219,223 741,801 1,165,990 1,203,230(1.00) (0.99) (0.92) (1.00) (1.18) (1.35) (1.00) (1.57) (1.62)

329,882 315,544 282,567 80,084 87,587 95,238 33,968 54,023 49,601(1.00) (0.96) (0.86) (1.00) (1.09) (1.19) (1.00) (1.59) (1.46) 海 部

 区 分総人口 65歳以上人口 75歳以上人口

( 医 療 資 源 等 の 状 況 )  ○   人 口 10 万 対 の 病 院 の 病 床 数 は 、 県 平 均 の

80.0 % で す が 、 一 般 病 床 数 は 県 平 均 の 68.3 %と 少 な く 、 療 養 病 床 数 は 111.3% と 多 く な っ てい ま す 。 人 口 10 万 対 の 医 師 数 や 看 護 師 数 は 、県 平 均 の 7 割 程 度 と 少 な く な っ て い ま す 。

 ○  DPC 調 査 結 果 ( DPC 調 査 参 加 施 設 : 2 病 院 )に よ る と 、 構 想 区 域 内 に お い て 、 ほ ぼ 全 て の主 要 診 断 群 の 入 院 及 び 救 急 搬 送 実 績 が あ り 、緊 急 性 の 高 い 傷 病 ( 急 性 心 筋 梗 塞 ・ 脳 卒 中 ・重 篤 な 外 的 障 害 ) 及 び 高 齢 者 の 発 生 頻 度 が 高い 疾 患 ( 成 人 肺 炎 ・ 大 腿 骨 骨 折 ) の 入 院 実 績が あ り ま す が 、 そ の 入 院 実 績 の 多 く を 厚 生 連海 南 病 院 が 担 っ て い ま す 。

  ○   消 防 庁 デ ー タ に 基 づ く 救 急 搬 送 所 要 時 間に つ い て は 県 平 均 と ほ ぼ 同 様 で あ り 、 DPC 調査 デ ー タ に 基 づ く 緊 急 性 の 高 い 傷 病 ( 急 性心 筋 梗 塞 ・ 再 発 性 心 筋 梗 塞 、 く も 膜 下 出血 ・ 破 裂 脳 動 脈 瘤 、 頭 蓋 ・ 頭 蓋 内 損 傷 ) の入 院 治 療 を 行 っ て い る 施 設 ま で の 移 動 時 間は 、 30 分 以 内 で 大 半 の 人 口 が カ バ ー さ れ てい る こ と か ら 、 医 療 機 関 へ の 交 通 ア ク セ ス

17

や 医 療 機 関 の 受 け 入 れ 体 制 等 に 大 き な 問 題が 生 じ て い な い と 考 え ら れ ま す 。

○  高 度 な 集 中 治 療 が 行 わ れ る 特 定 入 院 料 の 病床 に つ い て は 、 平 成 28 年 3 月 現 在 、 構 想 区 域内 ( 1 病 院 ) に お い て 、 救 命 救 急 入 院 料 ・ 特定 集 中 治 療 室 管 理 料 ( ICU ) ・ 新 生 児 特 定 集中 治 療 室 管 理 料 ( NICU ) の 届 出 が さ れ て い ます 。

  ○   平 成 25 年 度 (2013 年 度 )NDBデ ー タ に 基 づ く特 定 入 院 料 の 自 域 依 存 率 は 低 く な っ て お り 、名 古 屋 医 療 圏 へ 患 者 が 流 出 し て い ま す 。

< 医 療 資 源 等 の 状 況 >

①愛知県 ②海部 ② ①/ ①愛知県 ②海部 ② ①/

病院数 325 11 ― 医療施設従事医師数 14,712 467 ―10人口 万対 4.4 3.3 75.0% 10人口 万対 197.9 141.6 71.6%

診療所数 5,259 204 ― 100病床 床対 20.3 18.1 89.2%有床診療所 408 19 ― 医療施設従事歯科医師数 5,410 202 ―

10人口 万対 5.5 5.8 105.5% 10人口 万対 72.8 61.2 84.1%歯科診療所数 3,707 138 ― 薬局・医療施設従事薬剤師数 10,525 378 ―

10人口 万対 49.9 41.8 83.8% 10人口 万対 141.6 114.6 80.9%病院病床数 67,579 2,399 ― 病院従事看護師数 36,145 1,167 ―

10人口 万対 908.9 727.2 80.0% 10人口 万対 486.1 353.8 72.8%一般病床数 40,437 1,225 ― 100病床 床対 49.9 45.2 90.6%

10人口 万対 543.9 371.3 68.3% 特定機能病院 4 0 ―療養病床数 13,806 682 ― 救命救急センター数 22 1 ―

10人口 万対 185.7 206.7 111.3% k面積(㎡) 5,169.83 208.37 ―精神病床数 13,010 486 ―

10人口 万対 175.0 147.3 84.2%有床診療所病床数 4,801 182 ―

10人口 万対 64.6 55.2 85.4%

   区 分    区 分

( 入 院 患 者 の 受 療 動 向 )

18

  ○   入 院 患 者 の 自 域 依 存 率 は 、 高 度 急 性 期が 51.6 % 、 他 の 機 能 区 分 は 60 % 程 度 と 低 くな っ て お り 、 患 者 の 多 く が 名 古 屋 医 療 圏 に流 出 し て い ま す 。

○   疾 患 別 の 受 療 動 向 に お い て も 、 が ん 、 脳卒 中 、 成 人 肺 炎 、 大 腿 骨 骨 折 、 消 化 器 系 疾患 、 肝 臓 ・ 胆 道 ・ 膵 臓 系 疾 患 の 自 域 依 存 率が 、 他 区 域 と 比 べ て 低 い 状 況 に あ り 、 患 者の 多 く が 名 古 屋 医 療 圏 に 流 出 し て い ま す 。

< 平 成 25 年 度 の 海 部 医 療 圏 か ら 他 医 療 圏 へ の流 出 入 院 患 者 の 受 療 動 向 >

(単位:上段 人/日、下段:%)

名古屋 海部 尾張中部

尾張東部

尾張西部

尾張北部

知多半島

西三河北部

西三河南部東

西三河南部西

東三河北部

東三河南部 県外 合計

高度急性期 88 94 * * * * * * * * * * * 18248.4% 51.6% ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 100.0%

急性期 188 328 * * 21 * * * * * * * * 53735.0% 61.1% ― ― 3.9% ― ― ― ― ― ― ― ― 100.0%

回復期 170 382 12 * 30 * * * * * * * * 59428.6% 64.3% 2.0% ― 5.1% ― ― ― ― ― ― ― ― 100.0%

慢性期 80 276 21 * 40 * * * 0 * 0 * 25 44218.1% 62.4% 4.8% ― 9.0% ― ― ― ― ― ― ― 5.7% 100.0%

患者住所地

医療機関所在地

海部医療圏

< 平 成 25 年 度 の 他 医 療 圏 か ら 海 部 医 療 圏 へ の流 入 入 院 患 者 の 受 療 動 向 >

  (単位:上段 人/日、下段:%)

名古屋 海部 尾張中部

尾張東部

尾張西部

尾張北部

知多半島

西三河北部

西三河南部東

西三河南部西

東三河北部

東三河南部 県外 合計

高度急性期 * 94 * * * * * * * * 0 * 21 115― 81.7% ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 18.3%100.0%

急性期 * 328 * * 11 * * * * * 0 * 42 381― 86.1% ― ― 2.9% ― ― ― ― ― ― ― 11.0%100.0%

回復期 79 382 * * 13 * * * * * 0 * 29 50315.7% 75.9% ― ― 2.6% ― ― ― ― ― ― ― 5.8%100.0%

慢性期 36 276 * * 23 * * 0 * * 0 * * 33510.7% 82.4% ― ― 6.9% ― ― ― ― ― ― ― ― 100.0%

海部医療圏

医療機関所在地

患者住所地

( 課 題 )

19

○  DPC 病 院 は 2 病 院 の み で 、 構 想 区 域 内 の 入 院実 績 も 少 な い た め 、 区 域 内 に 十 分 な 急 性 期 入院 機 能 を 有 し て い る と は 言 い 難 い 状 況 で 、 高度 な 集 中 治 療 が 行 わ れ る 特 定 入 院 料 の 病 床 も少 な い た め 、 緊 急 性 の 高 い 救 急 医 療 に つ い て 、名 古 屋 ・ 尾 張 中 部 構 想 区 域 と の 適 切 な 連 携 体制 を 構 築 し て い く 必 要 が あ り ま す 。

○  疾 患 別 の 受 療 動 向 に お い て 、 患 者 の 多 く が名 古 屋 医 療 圏 に 流 出 し て い ま す が 、 成 人 肺 炎や 大 腿 骨 骨 折 な ど 回 復 期 に つ な げ る こ と が 多い 疾 患 に つ い て は 、 構 想 区 域 内 で 対 応 し て いく 必 要 が あ り ま す 。

○  回 復 期 機 能 の 病 床 を 確 保 す る 必 要 が あ る 。

20

(3) 尾 張 東 部 構 想 区 域( 人 口 の 見 通 し )

○  総 人 口 は 、 平 成 37 年 (2025 年 ) に は 微 増 し 、平 成 52 年 (2040 年 ) に は 微 減 し ま す 。 65 歳 以 上は 増 加 し て い き 、 県 全 体 よ り 増 加 率 は 高 くな っ て い ま す 。

< 人 口 の 推 移 >                           ※( )は平成25 年を1 とした場合の各年の指数

平成25年 平成37年 平成52年 平成25年 平成37年 平成52年 平成25年 平成37年 平成52年7,434,996 7,348,135 6,855,632 1,647,063 1,943,329 2,219,223 741,801 1,165,990 1,203,230

(1.00) (0.99) (0.92) (1.00) (1.18) (1.35) (1.00) (1.57) (1.62)467,403 474,542 456,764 101,208 120,027 143,954 43,333 73,343 75,993(1.00) (1.02) (0.98) (1.00) (1.19) (1.42) (1.00) (1.69) (1.75)尾張東部

区  分 総人口 65歳以上人口 75歳以上人口

( 医 療 資 源 等 の 状 況 )  ○   大 学 病 院 が 2 病 院 あ り 、 救 命 救 急 セ ン

タ ー も 3 か 所 整 備 さ れ て い ま す 。 人 口 10 万 対の 病 院 の 一 般 病 床 数 や 精 神 病 床 数 、 医 師 数や 看 護 師 数 は 県 平 均 を 大 き く 上 回 っ て お り 、医 療 資 源 が 豊 富 で す 。

○  DPC 調 査 結 果 ( DPC 調 査 参 加 施 設 : 4 病 院 )に よ る と 、 構 想 区 域 内 に お い て 、 ほ ぼ 全 て の主 要 診 断 群 の 入 院 及 び 救 急 搬 送 実 績 が あ り 、緊 急 性 の 高 い 傷 病 ( 急 性 心 筋 梗 塞 ・ 脳 卒 中 ・重 篤 な 外 的 障 害 ) 及 び 高 齢 者 の 発 生 頻 度 が 高い 疾 患 ( 成 人 肺 炎 ・ 大 腿 骨 骨 折 ) の 入 院 実 績が あ る こ と か ら 、 区 域 内 に 急 性 期 入 院 機 能 を有 し て い る と 考 え ら れ ま す 。

  ○   消 防 庁 デ ー タ に 基 づ く 救 急 搬 送 所 要 時 間に つ い て は 県 平 均 と ほ ぼ 同 様 で あ り 、 DPC 調査 デ ー タ に 基 づ く 緊 急 性 の 高 い 傷 病 ( 急 性心 筋 梗 塞 ・ 再 発 性 心 筋 梗 塞 、 く も 膜 下 出血 ・ 破 裂 脳 動 脈 瘤 、 頭 蓋 ・ 頭 蓋 内 損 傷 ) の入 院 治 療 を 行 っ て い る 施 設 ま で の 移 動 時 間は 、 30 分 以 内 で 大 半 の 人 口 が カ バ ー さ れ てい る こ と か ら 、 医 療 機 関 へ の 交 通 ア ク セ ス

21

や 医 療 機 関 の 受 け 入 れ 体 制 等 に 大 き な 問 題が 生 じ て い な い と 考 え ら れ ま す 。

○  高 度 な 集 中 治 療 が 行 わ れ る 特 定 入 院 料 の 病床 に つ い て は 、 平 成 28 年 3 月 現 在 、 構 想 区 域内 ( 3 病 院 ) に お い て 、 救 命 救 急 入 院 料 ・ 特定 集 中 治 療 室 管 理 料 ( ICU ) ・ 新 生 児 特 定 集中 治 療 室 管 理 料 ( NICU ) ・ 総 合 周 産 期 特 定 集中 治 療 室 管 理 料 ( MFICU) ・ ハ イ ケ ア ユ ニ ッ ト入 院 医 療 管 理 料 ( HCU ) ・ 脳 卒 中 ケ ア ユ ニ ット 入 院 医 療 管 理 料 ( SCU ) ・ 新 生 児 治 療 回 復室 入 院 医 療 管 理 料 ( GCU ) の 届 出 が さ れ て いま す 。

  ○   平 成 25 年 度 (2013 年 度 )NDBデ ー タ に 基 づ く特 定 入 院 料 の 自 域 依 存 率 は 高 い 状 況 に あ りま す 。

< 医 療 資 源 等 の 状 況 >

①愛知県 ②尾張東部 ② ①/ ①愛知県 ②尾張東部 ② ①/

病院数 325 18 ― 医療施設従事医師数 14,712 1,534 ―10人口 万人対 4.4 3.9 88.6% 10人口 万対 197.9 328.2 165.8%

診療所数 5,259 309 ― 100病床 床対 20.3 24.6 121.2%有床診療所 408 30 ― 医療施設従事歯科医師数 5,410 319 ―

10人口 万対 5.5 6.4 116.4% 10人口 万対 72.8 68.2 93.7%歯科診療所数 3,707 226 ― 薬局・医療施設従事薬剤師数 10,525 787 ―

10人口 万対 49.9 48.4 97.0% 10人口 万人対 141.6 168.4 118.9%病院病床数 67,579 5,914 ― 病院従事看護師数 36,145 3,440 ―

10人口 万対 908.9 1,265.3 139.2% 10人口 万人対 486.1 736.0 151.4%一般病床数 40,437 3,788 ― 100病床 床対 49.9 55.1 110.4%

10人口 万対 543.9 810.4 149.0% 特定機能病院 4 2 ―療養病床数 13,806 781 ― 救命救急センター数 22 3 ―

10人口 万対 185.7 167.1 90.0% k面積(㎡) 5,169.83 230.14 ―精神病床数 13,010 1,295 ―

10人口 万対 175.0 277.1 158.3%有床診療所病床数 4,801 331 ―

10人口 万対 64.6 70.8 109.6%

   区 分    区 分

( 入 院 患 者 の 受 療 動 向 )

22

  ○   各 機 能 区 分 で 、 お お む ね 20 % 前 後 の 患者 が 名 古 屋 医 療 圏 に 流 出 し て い ま す 。 ま た 、名 古 屋 医 療 圏 か ら の 患 者 の 流 入 も 多 く な って い ま す 。

< 平 成 25 年 度 の 尾 張 東 部 医 療 圏 か ら 他 医 療 圏へ の 流 出 入 院 患 者 の 受 療 動 向 >

(単位:上段 人/日、下段:%)

名古屋 海部 尾張中部

尾張東部

尾張西部

尾張北部

知多半島

西三河北部

西三河南部東

西三河南部西

東三河北部

東三河南部 県外 合計

高度急性期 61 * * 211 * * * * * * 0 * * 27222.4% ― ― 77.6% ― ― ― ― ― ― ― ― ― 100.0%

急性期 136 * * 661 * * * 11 * 11 0 * * 81916.6% ― ― 80.7% ― ― ― 1.3% ― 1.3% ― ― ― 100.0%

回復期 174 * * 448 * 18 * 12 * 36 0 * * 68825.3% ― ― 65.1% ― 2.6% ― 1.7% ― 5.2% ― ― ― 100.0%

慢性期 130 * * 380 0 11 * 26 * 16 0 * * 56323.1% ― ― 67.5% ― 2.0% ― 4.6% ― 2.8% ― ― ― 100.0%

患者住所地

医療機関所在地

尾張東部医療圏

< 平 成 25 年 度 の 他 医 療 圏 か ら 尾 張 東 部 医 療 圏へ の 流 入 入 院 患 者 の 受 療 動 向 >

  (単位:上段 人/日、下段:%)

名古屋 海部 尾張中部

尾張東部

尾張西部

尾張北部

知多半島

西三河北部

西三河南部東

西三河南部西

東三河北部

東三河南部 県外 合計

高度急性期 154 * * 211 * 23 34 21 * 29 * * * 47232.6% ― ― 44.7% ― 4.9% 7.2% 4.4% ― 6.1% ― ― ― 100.0%

急性期 414 * * 661 * 51 77 49 22 70 * 13 12 1,36930.2% ― ― 48.3% ― 3.7% 5.6% 3.6% 1.6% 5.1% ― 0.9% 0.9%100.0%

回復期 270 * * 448 * 32 51 36 15 47 * 11 * 91029.7% ― ― 49.2% ― 3.5% 5.6% 4.0% 1.6% 5.2% ― 1.2% ― 100.0%

慢性期 117 * * 380 * 24 * 39 * 49 * * 11 62018.9% ― ― 61.3% ― 3.9% ― 6.3% ― 7.9% ― ― 1.8%100.0%

尾張東部医療圏

医療機関所在地

患者住所地

( 課 題 )

23

○  大 学 病 院 が 2 病 院 あ り 、 ド ク タ ー ヘ リ 事 業の 基 地 病 院 が あ る 等 、 高 度 な 医 療 を 広 域 に 支え る 役 割 が あ り 、 今 後 も 高 度 ・ 専 門 医 療 を 確保 し 、 緊 急 性 の 高 い 救 急 医 療 に つ い て 、 他 の構 想 区 域 と の 適 切 な 連 携 体 制 を 構 築 し て い く必 要 が あ り ま す 。

○  回 復 期 機 能 の 病 床 を 確 保 す る 必 要 が あ る 。

24

(4) 尾 張 西 部 構 想 区 域( 人 口 の 見 通 し )  ○   平 成 52 年 (2040 年 ) に 向 け 総 人 口 は 減 少 し

て い き ま す が 、 減 少 率 は 県 全 体 よ り 高 くな っ て い ま す 。 65 歳 以 上 人 口 は 増 加 し て いき ま す が 、 増 加 率 は 県 全 体 よ り 低 く な っ てい ま す 。

< 人 口 の 推 移 >                           ※( )は平成25 年を1 とした場合の各年の指数

平成25年 平成37年 平成52年 平成25年 平成37年 平成52年 平成25年 平成37年 平成52年7,434,996 7,348,135 6,855,632 1,647,063 1,943,329 2,219,223 741,801 1,165,990 1,203,230

(1.00) (0.99) (0.92) (1.00) (1.18) (1.35) (1.00) (1.57) (1.62)516,061 494,710 447,403 123,568 137,451 150,728 54,620 83,241 79,971(1.00) (0.96) (0.87) (1.00) (1.11) (1.22) (1.00) (1.52) (1.46)尾張西部

区  分 総人口 65歳以上人口 75歳以上人口

( 医 療 資 源 等 の 状 況 )  ○   人 口 10 万 対 の 病 床 数 は 、 県 平 均 の 91.4 %

で す が 、 療 養 病 床 数 は 県 平 均 の 61.3 % と 少 なく な っ て い ま す 。 人 口 10 万 対 の 医 療 従 事 者数 に つ い て は 、 医 師 数 、 歯 科 医 師 数 が 8 割 程度 と や や 少 な く な っ て い ま す 。

  ○   DPC 調 査 結 果 ( DPC 調 査 参 加 施 設 : 6 病院 ) に よ る と 、 構 想 区 域 内 に お い て 、 ほ ぼ全 て の 主 要 診 断 群 の 入 院 及 び 救 急 搬 送 実 績が あ り 、 緊 急 性 の 高 い 傷 病 ( 急 性 心 筋 梗塞 ・ 脳 卒 中 ・ 重 篤 な 外 的 障 害 ) 及 び 高 齢 者の 発 生 頻 度 が 高 い 疾 患 ( 成 人 肺 炎 ・ 大 腿 骨骨 折 ) の 入 院 実 績 が あ る こ と か ら 、 区 域 内に 急 性 期 入 院 機 能 を 有 し て い る と 考 え ら れま す 。

  ○   消 防 庁 デ ー タ に 基 づ く 救 急 搬 送 所 要 時 間に つ い て は 県 平 均 と ほ ぼ 同 様 で あ り 、 DPC 調査 デ ー タ に 基 づ く 緊 急 性 の 高 い 傷 病 ( 急 性心 筋 梗 塞 ・ 再 発 性 心 筋 梗 塞 、 く も 膜 下 出血 ・ 破 裂 脳 動 脈 瘤 、 頭 蓋 ・ 頭 蓋 内 損 傷 ) の入 院 治 療 を 行 っ て い る 施 設 ま で の 移 動 時 間は 、 30 分 以 内 で 大 半 の 人 口 が カ バ ー さ れ てい る こ と か ら 、 医 療 機 関 へ の 交 通 ア ク セ ス

25

や 医 療 機 関 の 受 け 入 れ 体 制 等 に 大 き な 問 題が 生 じ て い な い と 考 え ら れ ま す 。

○  高 度 な 集 中 治 療 が 行 わ れ る 特 定 入 院 料 の 病床 に つ い て は 、 平 成 28 年 3 月 現 在 、 構 想 区 域内 ( 3 病 院 ) に お い て 、 救 命 救 急 入 院 料 ・ 特定 集 中 治 療 室 管 理 料 ( ICU ) ・ 新 生 児 特 定 集中 治 療 室 管 理 料 ( NICU ) ・ 新 生 児 治 療 回 復 室入 院 医 療 管 理 料 ( GCU ) の 届 出 が さ れ て い ます 。

  ○   平 成 25 年 度 (2013 年 度 )NDBデ ー タ に 基 づ く特 定 入 院 料 の 自 域 依 存 率 は 高 い 状 況 に あ りま す 。

< 医 療 資 源 等 の 状 況 >

①愛知県 ②尾張西部 ② ①/ ①愛知県 ②尾張西部 ② ①/

病院数 325 19 ― 医療施設従事医師数 14,712 854 ―10人口 万対 4.4 3.7 84.1% 10人口 万対 197.9 165.5 83.6%

診療所数 5,259 328 ― 100病床 床対 20.3 18.6 91.6%有床診療所 408 26 ― 医療施設従事歯科医師数 5,410 318 ―

10人口 万対 5.5 5.0 90.9% 10人口 万対 72.8 61.6 84.6%歯科診療所数 3,707 226 ― 薬局・医療施設従事薬剤師数 10,525 655 ―

10人口 万対 49.9 43.8 87.8% 10人口 万対 141.6 126.9 89.6%病院病床数 67,579 4,286 ― 病院従事看護師数 36,145 2,413 ―

10人口 万対 908.9 830.5 91.4% 10人口 万対 486.1 467.6 96.2%一般病床数 40,437 2,714 ― 100病床 床対 49.9 52.6 105.4%

10人口 万対 543.9 525.9 96.7% 特定機能病院 4 0 ―療養病床数 13,806 588 ― 救命救急センター数 22 2 ―

10人口 万対 185.7 113.9 61.3% k面積(㎡) 5,169.83 193.17 ―精神病床数 13,010 960 ―

10人口 万対 175.0 186.0 106.3%有床診療所病床数 4,801 303 ―

10人口 万対 64.6 58.7 90.9%

   区 分    区 分

( 入 院 患 者 の 受 療 動 向 )

26

○  入 院 患 者 の 自 域 依 存 率 は 、 慢 性 期 が や や 低い も の の 、 他 の 機 能 区 分 は 80 % 前 後 で 高 い 水準 に あ り ま す 。

< 平 成 25 年 度 の 尾 張 西 部 医 療 圏 か ら 他 医 療 圏へ の 流 出 入 院 患 者 の 受 療 動 向 >

(単位:上段 人/日、下段:%)

名古屋 海部 尾張中部

尾張東部

尾張西部

尾張北部

知多半島

西三河北部

西三河南部東

西三河南部西

東三河北部

東三河南部 県外 合計

高度急性期 33 * * * 235 14 * * * * * * 15 29711.1% ― ― ― 79.1% 4.7% ― ― ― ― ― ― 5.1%100.0%

急性期 65 11 * * 755 31 * * * * * * 35 8977.2% 1.2% ― ― 84.2% 3.5% ― ― ― ― ― ― 3.9%100.0%

回復期 54 13 26 * 875 33 * * * * 0 * 27 1,0285.3% 1.3% 2.5% ― 85.1% 3.2% ― ― ― ― ― ― 2.6%100.0%

慢性期 23 23 30 * 321 35 * * * 0 0 * 11 4435.2% 5.2% 6.8% ― 72.5% 7.9% ― ― ― ― ― ― 2.5% 100.0%

患者住所地

医療機関所在地

尾張西部医療圏

< 平 成 25 年 度 の 他 医 療 圏 か ら 尾 張 西 部 医 療 圏へ の 流 入 入 院 患 者 の 受 療 動 向 >

  (単位:上段 人/日、下段:%)

名古屋 海部 尾張中部

尾張東部

尾張西部

尾張北部

知多半島

西三河北部

西三河南部東

西三河南部西

東三河北部

東三河南部 県外 合計

高度急性期 * * * * 235 * * * * * 0 * * 235― ― ― ― 100.0% ― ― ― ― ― ― ― ― 100.0%

急性期 10 21 16 * 755 34 * * * * * * 11 8471.2% 2.5% 1.9% ― 89.1% 4.0% ― ― ― ― ― ― 1.3%100.0%

回復期 13 30 19 * 875 44 * * * * * * 21 1,0021.3% 3.0% 1.9% ― 87.3% 4.4% ― ― ― ― ― ― 2.1%100.0%

慢性期 12 40 * 0 321 49 0 0 0 0 0 * * 4222.8% 9.5% ― ― 76.1% 11.6% ― ― ― ― ― ― ― 100.0%

尾張西部医療圏

医療機関所在地

患者住所地

( 課 題 )○  県 内 病 院 に お け る 医 師 不 足 の 影 響 に 関 す る

調 査 結 果 ( 平 成 27 年 6 月 末 時 点 ) に よ る と 、診 療 制 限 を し て い る 病 院 数 は 8 病 院 あ り 、 区域 内 病 院 数 ( 19 病 院 ) に 対 す る 割 合 が 42.1 %

27

と 高 く な っ て お り 、 そ の 状 況 を 分 析 し 、 対 応を 検 討 す る 必 要 が あ り ま す 。

○  回 復 期 機 能 の 病 床 を 確 保 す る 必 要 が あ る 。

28

(5) 尾 張 北 部 構 想 区 域( 人 口 の 見 通 し )  ○   総 人 口 は 、 県 全 体 と ほ ぼ 同 様 の 推 移 で 減

少 し て い き ま す 。 65 歳 以 上 人 口 は 増 加 し 、増 加 率 は 県 全 体 よ り 低 く な っ て い ま す が 、75 歳 以 上 人 口 は 平 成 37 年 (2025 年 ) に 向 け 大 きく 増 加 し 、 そ の 後 、 平 成 52 年 (2040 年 ) に 向 けて 減 少 傾 向 に 転 じ ま す 。

< 人 口 の 推 移 >                           ※( )は平成25 年を1 とした場合の各年の指数

平成25年 平成37年 平成52年 平成25年 平成37年 平成52年 平成25年 平成37年 平成52年7,434,996 7,348,135 6,855,632 1,647,063 1,943,329 2,219,223 741,801 1,165,990 1,203,230

(1.00) (0.99) (0.92) (1.00) (1.18) (1.35) (1.00) (1.57) (1.62)731,391 718,415 661,337 168,888 192,086 214,504 70,582 118,470 112,653(1.00) (0.98) (0.90) (1.00) (1.14) (1.27) (1.00) (1.68) (1.60)尾張北部

区  分 総人口 65歳以上人口 75歳以上人口

( 医 療 資 源 等 の 状 況 )○  人 口 10 万 対 の 病 院 数 は 、 県 平 均 の 70.5 % と 少な く な っ て い ま す が 、 有 床 診 療 所 数 は 149.1% と非 常 に 多 く な っ て い ま す 。 ま た 、 人 口 10 万 対の 病 院 の 病 床 数 は 県 平 均 の 86.8 % で す が 、 有 床診 療 所 の 病 床 数 は 県 平 均 の 154.0% に な っ て い ます 。 人 口 10 万 対 の 医 療 従 事 者 に つ い て は 、 医師 数 が 県 平 均 の 75.8 % と 少 な く な っ て い ま す が 、他 は 概 ね 9 割 程 度 に な っ て い ま す 。

○  DPC 調 査 結 果 ( DPC 調 査 参 加 施 設 : 5 病 院 ) によ る と 、 構 想 区 域 内 に お い て 、 ほ ぼ 全 て の 主要 診 断 群 の 入 院 及 び 救 急 搬 送 実 績 が あ り 、 緊急 性 の 高 い 傷 病 ( 急 性 心 筋 梗 塞 ・ 脳 卒 中 ・ 重篤 な 外 的 障 害 ) 及 び 高 齢 者 の 発 生 頻 度 が 高 い疾 患 ( 成 人 肺 炎 ・ 大 腿 骨 骨 折 ) の 入 院 実 績 があ る こ と か ら 、 区 域 内 に 急 性 期 入 院 機 能 を 有し て い る と 考 え ら れ ま す 。  

○  消 防 庁 デ ー タ に 基 づ く 救 急 搬 送 所 要 時 間 につ い て は 県 平 均 と ほ ぼ 同 様 で あ り 、 DPC 調 査デ ー タ に 基 づ く 緊 急 性 の 高 い 傷 病 ( 急 性 心 筋梗 塞 ・ 再 発 性 心 筋 梗 塞 、 く も 膜 下 出 血 ・ 破 裂脳 動 脈 瘤 、 頭 蓋 ・ 頭 蓋 内 損 傷 ) の 入 院 治 療 を

29

行 っ て い る 施 設 ま で の 移 動 時 間 は 、 30 分 以 内で 大 半 の 人 口 が カ バ ー さ れ て い る こ と か ら 、医 療 機 関 へ の 交 通 ア ク セ ス や 医 療 機 関 の 受 け入 れ 体 制 等 に 大 き な 問 題 が 生 じ て い な い と 考え ら れ ま す 。

○  高 度 な 集 中 治 療 が 行 わ れ る 特 定 入 院 料 の 病床 に つ い て は 、 平 成 28 年 3 月 現 在 、 構 想 区 域 内( 5 病 院 ) に お い て 、 救 命 救 急 入 院 料 ・ 特 定 集中 治 療 室 管 理 料 ( ICU ) ・ 新 生 児 特 定 集 中 治 療室 管 理 料 ( NICU ) ・ ハ イ ケ ア ユ ニ ッ ト 入 院 医療 管 理 料 ( HCU ) 新 生 児 治 療 回 復 室 入 院 医 療 管理 料 ( GCU ) の 届 出 が さ れ て い ま す 。

○  平 成 25 年 度 (2013 年 度 )NDBデ ー タ に 基 づ く 特 定入 院 料 の 自 域 依 存 率 は 高 い 状 況 に あ り ま す が 、新 生 児 特 定 集 中 治 療 室 管 理 料 ( NICU ) 及 び 総合 周 産 期 特 定 集 中 治 療 室 管 理 料 ( MFICU) は 名古 屋 医 療 圏 に 患 者 が 流 出 し て い ま す 。

< 医 療 資 源 等 の 状 況 >

①愛知県 ②尾張北部 ② ①/ ①愛知県 ②尾張北部 ② ①/

病院数 325 23 ― 医療施設従事医師数 14,712 1,098 ―10人口 万対 4.4 3.1 70.5% 10人口 万対 197.9 150.1 75.8%

診療所数 5,259 466 ― 100病床 床対 20.3 16.9 83.3%有床診療所 408 60 ― 医療施設従事歯科医師数 5,410 488 ―

10人口 万対 5.5 8.2 149.1% 10人口 万対 72.8 66.7 91.6%歯科診療所数 3,707 339 ― 薬局・医療施設従事薬剤師数 10,525 925 ―

10人口 万対 49.9 46.4 93.0% 10人口 万対 141.6 126.5 89.3%病院病床数 67,579 5,772 ― 病院従事看護師数 36,145 3,092 ―

10人口 万対 908.9 789.2 86.8% 10人口 万対 486.1 422.8 87.0%一般病床数 40,437 3,409 ― 100病床 床対 49.9 47.6 95.4%

10人口 万対 543.9 466.1 85.7% 特定機能病院 4 0 ―療養病床数 13,806 1,203 ― 救命救急センター数 22 3 ―

10人口 万対 185.7 164.5 88.6% k面積(㎡) 5,169.83 295.96 ―精神病床数 13,010 1,154 ―

10人口 万対 175.0 157.8 90.2%有床診療所病床数 4,801 728 ―

10人口 万対 64.6 99.5 154.0%

   区 分    区 分

30

( 入 院 患 者 の 受 療 動 向 )○  入 院 患 者 の 自 域 依 存 率 は 、 4 機 能 区 分 と も

80 % 前 後 で 高 く な っ て い ま す 。 ま た 、 県 外 から の 流 入 も 多 く み ら れ ま す 。

< 平 成 25 年 度 の 尾 張 北 部 医 療 圏 か ら 他 医 療 圏へ の 流 出 入 院 患 者 の 受 療 動 向 >

(単位:上段 人/日、下段:%)

名古屋 海部 尾張中部

尾張東部

尾張西部

尾張北部

知多半島

西三河北部

西三河南部東

西三河南部西

東三河北部

東三河南部 県外 合計

高度急性期 63 * * 23 * 288 * * * * 0 * * 37416.8% ― ― 6.1% ― 77.0% ― ― ― ― ― ― ― 100.0%

急性期 124 * * 51 34 928 * * * * 0 * * 1,13710.9% ― ― 4.5% 3.0% 81.6% ― ― ― ― ― ― ― 100.0%

回復期 117 * * 32 44 925 * * * * 0 * * 1,11810.5% ― ― 2.9% 3.9% 82.7% ― ― ― ― ― ― ― 100.0%

慢性期 47 * 15 24 49 600 * * * * * * 15 7506.3% ― 2.0% 3.2% 6.5% 80.0% ― ― ― ― ― ― 2.0% 100.0%

患者住所地

医療機関所在地

尾張北部医療圏

< 平 成 25 年 度 の 他 医 療 圏 か ら 尾 張 北 部 医 療 圏へ の 流 入 入 院 患 者 の 受 療 動 向 >

  (単位:上段 人/日、下段:%)

名古屋 海部 尾張中部

尾張東部

尾張西部

尾張北部

知多半島

西三河北部

西三河南部東

西三河南部西

東三河北部

東三河南部 県外 合計

高度急性期 16 * 19 * 14 288 * * * * * * * 3374.7% ― 5.6% ― 4.2% 85.5% ― ― ― ― ― ― ― 100.0%

急性期 48 * 46 * 31 928 * * * * * * 44 1,0974.4% ― 4.2% ― 2.8% 84.6% ― ― ― ― ― ― 4.0%100.0%

回復期 56 * 46 18 33 925 * * * * * * 69 1,1474.9% ― 4.0% 1.6% 2.9% 80.6% ― ― ― ― ― ― 6.0%100.0%

慢性期 84 * 25 11 35 600 14 13 * 13 * * 127 9229.1% ― 2.7% 1.2% 3.8% 65.1% 1.5% 1.4% ― 1.4% ― ― 13.8%100.0%

尾張北部医療圏

医療機関所在地

患者住所地

( 課 題 )○  回 復 期 機 能 の 病 床 を 確 保 す る 必 要 が あ る 。

31

(6) 知 多 半 島 構 想 区 域( 人 口 の 見 通 し )  ○   総 人 口 は 、 県 全 体 と ほ ぼ 同 様 の 推 移 で 減

少 し て い き ま す 。 65 歳 以 上 人 口 は 増 加 し てい き ま す が 、 増 加 率 は 県 全 体 よ り 低 く な って い ま す 。

< 人 口 の 推 移 >                           ※( )は平成25 年を1 とした場合の各年の指数

平成25年 平成37年 平成52年 平成25年 平成37年 平成52年 平成25年 平成37年 平成52年7,434,996 7,348,135 6,855,632 1,647,063 1,943,329 2,219,223 741,801 1,165,990 1,203,230

(1.00) (0.99) (0.92) (1.00) (1.18) (1.35) (1.00) (1.57) (1.62)620,322 612,917 577,457 137,036 156,954 175,473 60,750 93,367 93,181(1.00) (0.99) (0.93) (1.00) (1.15) (1.28) (1.00) (1.54) (1.53)知多半島

区  分 総人口 65歳以上人口 75歳以上人口

( 医 療 資 源 等 の 状 況 )○  人 口 10 万 対 の 病 院 の 病 床 数 は 、 県 平 均 の

70.9 % と 少 な く な っ て お り 、 特 に 療 養 病 床 数は 、 県 平 均 の 34.6 % と 非 常 に 少 な く な っ て いま す 。 ま た 、 人 口 10 万 対 の 医 療 施 設 従 事 者 数に つ い て は 、 医 師 数 や 看 護 師 数 が 、 県 平 均 の7 割 弱 と 少 な く な っ て い ま す 。

○  DPC 調 査 結 果 ( DPC 調 査 参 加 施 設 : 3 病 院 )に よ る と 、 構 想 区 域 内 に お い て 、 ほ ぼ 全 て の主 要 診 断 群 の 入 院 及 び 救 急 搬 送 実 績 が あ り 、緊 急 性 の 高 い 傷 病 ( 急 性 心 筋 梗 塞 ・ 脳 卒 中 ・重 篤 な 外 的 障 害 ) 及 び 高 齢 者 の 発 生 頻 度 が 高い 疾 患 ( 成 人 肺 炎 ・ 大 腿 骨 骨 折 ) の 入 院 実 績が あ り ま す が 、 そ の 入 院 実 績 の 多 く を 半 田 市立 半 田 病 院 が 担 っ て い ま す 。

  ○   消 防 庁 デ ー タ に 基 づ く 救 急 搬 送 所 要 時 間に つ い て は 県 平 均 と ほ ぼ 同 様 で す が 、 DPC 調査 デ ー タ に 基 づ く 緊 急 性 の 高 い 傷 病 ( 急 性心 筋 梗 塞 ・ 再 発 性 心 筋 梗 塞 、 く も 膜 下 出血 ・ 破 裂 脳 動 脈 瘤 、 頭 蓋 ・ 頭 蓋 内 損 傷 ) の入 院 治 療 を 行 っ て い る 施 設 ま で の 移 動 時 間に つ い て 、 南 部 の 地 域 は 所 要 時 間 が 長 くな っ て い ま す 。

32

○  高 度 な 集 中 治 療 が 行 わ れ る 特 定 入 院 料 の 病床 に つ い て は 、 平 成 28 年 3 月 現 在 、 構 想 区 域内 ( 4 病 院 ) に お い て 、 救 命 救 急 入 院 料 ・ 特定 集 中 治 療 室 管 理 料 ( ICU ) ・ ハ イ ケ ア ユニ ッ ト 入 院 医 療 管 理 料 ( HCU ) の 届 出 が さ れて い ま す 。

○  平 成 25 年 度 (2013 年 度 )NDBデ ー タ に 基 づ く 特定 入 院 料 の 自 域 依 存 率 は 低 い 状 況 に あ り 、 名古 屋 医 療 圏 ・ 尾 張 東 部 医 療 圏 ・ 西 三 河 南 部 西医 療 圏 へ 患 者 が 流 出 し て い ま す 。

< 医 療 資 源 等 の 状 況 >

①愛知県 ②知多半島 ② ①/ ①愛知県 ②知多半島 ② ①/

病院数 325 19 ― 医療施設従事医師数 14,712 801 ―10人口 万対 4.4 3.1 70.5% 10人口 万対 197.9 129.1 65.2%

診療所数 5,259 375 ― 100病床 床対 20.3 18.3 90.1%有床診療所 408 29 ― 医療施設従事歯科医師数 5,410 363 ―

10人口 万対 5.5 4.7 85.5% 10人口 万対 72.8 58.5 80.4%歯科診療所数 3,707 254 ― 薬局・医療施設従事薬剤師数 10,525 690 ―

10人口 万対 49.9 40.9 82.0% 10人口 万対 141.6 111.2 78.5%病院病床数 67,579 4,000 ― 病院従事看護師数 36,145 2,091 ―

10人口 万対 908.9 644.8 70.9% 10人口 万対 486.1 337.1 69.3%一般病床数 40,437 2,622 ― 100病床 床対 49.9 47.7 95.6%

10人口 万対 543.9 422.7 77.7% 特定機能病院 4 0 ―療養病床数 13,806 398 ― 救命救急センター数 22 1 ―

10人口 万対 185.7 64.2 34.6% k面積(㎡) 5,169.83 391.73 ―精神病床数 13,010 974 ―

10人口 万対 175.0 157.0 89.7%有床診療所病床数 4,801 386 ―

10人口 万対 64.6 62.2 96.3%

   区 分    区 分

( 入 院 患 者 の 受 療 動 向 )○  入 院 患 者 の 自 域 依 存 率 は 全 般 的 に 低 く な って お り 、 特 に 高 度 急 性 期 が 50.4 % と 低 く な っ

33

て い ま す 。 高 度 急 性 期 、 急 性 期 、 回 復 期 に つい て は 名 古 屋 医 療 圏 へ 、 慢 性 期 に つ い て は 西三 河 南 部 西 医 療 圏 へ 多 く の 患 者 が 流 出 し て いま す 。 ま た 、 名 古 屋 医 療 圏 か ら の 若 干 の 患 者の 流 入 が み ら れ ま す 。

○ 疾 患 別 の 受 療 動 向 に お い て も 、 が ん 、 成 人肺 炎 、 大 腿 骨 骨 折 、 消 化 器 系 疾 患 、 肝 臓 ・ 胆道 ・ 膵 臓 系 疾 患 の 自 域 依 存 率 が 、 他 区 域 と 比べ て 低 い 状 況 に あ り 、 患 者 の 多 く が 名 古 屋 医療 圏 に 流 出 し て い ま す 。

< 平 成 25 年 度 の 知 多 半 島 医 療 圏 か ら 他 医 療 圏へ の 流 出 入 院 患 者 の 受 療 動 向 >

(単位:上段 人/日、下段:%)

名古屋 海部 尾張中部

尾張東部

尾張西部

尾張北部

知多半島

西三河北部

西三河南部東

西三河南部西

東三河北部

東三河南部 県外 合計

高度急性期 99 * * 34 * * 166 * * 33 * * * 33229.8% ― ― 10.2% ― ― 50.0% ― ― 9.9% ― ― ― 100.0%

急性期 213 * * 77 * * 643 * * 75 * * * 1,00821.1% ― ― 7.6% ― ― 63.8% ― ― 7.4% ― ― ― 100.0%

回復期 163 * * 51 * * 767 * * 82 * * * 1,06315.3% ― ― 4.8% ― ― 72.2% ― ― 7.7% ― ― ― 100.0%

慢性期 47 * * * 0 14 374 16 * 92 0 * * 5438.7% ― ― ― ― 2.6% 68.9% 2.9% ― 16.9% ― ― ― 100.0%

患者住所地

医療機関所在地

知多半島医療圏

< 平 成 25 年 度 の 他 医 療 圏 か ら 知 多 半 島 医 療 圏へ の 流 入 入 院 患 者 の 受 療 動 向 >

  (単位:上段 人/日、下段:%)

名古屋 海部 尾張中部

尾張東部

尾張西部

尾張北部

知多半島

西三河北部

西三河南部東

西三河南部西

東三河北部

東三河南部 県外 合計

高度急性期 16 * * * * * 166 * * * * * * 1828.8% ― ― ― ― ― 91.2% ― ― ― ― ― ― 100.0%

急性期 16 * * * * * 643 * * * * * * 6592.4% ― ― ― ― ― 97.6% ― ― ― ― ― ― 100.0%

回復期 20 * * * * * 767 * * * * * * 7872.5% ― ― ― ― ― 97.5% ― ― ― ― ― ― 100.0%

慢性期 46 * * * * * 374 * 0 * 0 0 * 42011.0% ― ― ― ― ― 89.0% ― ― ― ― ― ― 100.0%

知多半島医療圏

医療機関所在地

患者住所地

( 課 題 )

34

○  構 想 区 域 内 の DPC 病 院 は 3 病 院 あ り ま す が 、他 の 区 域 と 比 べ 入 院 実 績 が 少 な い こ と か ら 、区 域 内 に 十 分 な 急 性 期 入 院 機 能 を 有 し て い ると は 言 い 難 い 状 況 で 、 高 度 な 集 中 治 療 が 行 われ る 特 定 入 院 料 を 届 け て い る 病 床 数 も 少 な い状 況 で す 。 緊 急 性 の 高 い 救 急 医 療 に つ い て 、他 の 構 想 区 域 と の 適 切 な 連 携 体 制 を 構 築 し てい く 必 要 が あ り ま す 。

○  疾 患 別 の 受 療 動 向 に お い て 、 患 者 の 多 く が名 古 屋 医 療 圏 に 流 出 し て い ま す が 、 成 人 肺 炎や 大 腿 骨 骨 折 な ど 回 復 期 に つ な げ る こ と が 多い 疾 患 に つ い て は 、 構 想 区 域 内 で 対 応 し て いく 必 要 が あ り ま す 。

○  県 内 病 院 に お け る 医 師 不 足 の 影 響 に 関 す る調 査 結 果 ( 平 成 27 年 6 月 末 時 点 ) に よ る と 、診 療 制 限 を し て い る 病 院 数 は 5 病 院 あ り 、 区域 内 病 院 数 ( 19 病 院 ) に 対 す る 割 合 が 26.3 %と 高 く な っ て お り 、 そ の 状 況 を 分 析 し 、 対 応を 検 討 す る 必 要 が あ り ま す 。

○  回 復 期 機 能 の 病 床 を 確 保 す る 必 要 が あ る 。

35

(7) 西 三 河 北 部 構 想 区 域( 人 口 の 見 通 し )  ○   総 人 口 は 、 平 成 37 年 (2025 年 ) に は 微 増 し 、

平 成 52 年 (2040 年 ) に は 微 減 し ま す 。 65 歳 以 上人 口 は 、 県 全 体 の 増 加 率 を 大 き く 上 回 っ て増 加 し 、 増 加 率 は 県 内 の 2 次 医 療 圏 で 最 も 高く な っ て い ま す 。 特 に 75 歳 以 上 人 口 は 、 平成 52 年 (2040 年 ) に は 平 成 25 年 (2013 年 ) の 2 倍 にな る と 見 込 ま れ て い ま す 。

< 人 口 の 推 移 >                           ※( )は平成25 年を1 とした場合の各年の指数

平成25年 平成37年 平成52年 平成25年 平成37年 平成52年 平成25年 平成37年 平成52年7,434,996 7,348,135 6,855,632 1,647,063 1,943,329 2,219,223 741,801 1,165,990 1,203,230

(1.00) (0.99) (0.92) (1.00) (1.18) (1.35) (1.00) (1.57) (1.62)481,823 492,104 472,773 89,607 116,031 139,375 36,106 66,429 74,440(1.00) (1.02) (0.98) (1.00) (1.29) (1.56) (1.00) (1.84) (2.06)

西三河北部

区  分 総人口 65歳以上人口 75歳以上人口

( 医 療 資 源 等 の 状 況 )○  人 口 10 万 対 の 病 院 の 病 床 数 は 、 県 平 均 の

73.3 % と 少 な く な っ て お り 、 療 養 病 床 は 61.1 %と 特 に 少 な く な っ て い ま す 。 人 口 10 万 対 の 医療 従 事 者 数 に つ い て は 、 医 師 数 が 県 平 均 の70.5 % と 少 な く な っ て い ま す 。

○  DPC 調 査 結 果 ( DPC 調 査 参 加 施 設 : 2 病 院 )に よ る と 、 構 想 区 域 内 に お い て 、 ほ ぼ 全 て の主 要 診 断 群 の 入 院 及 び 救 急 搬 送 実 績 が あ り 、緊 急 性 の 高 い 傷 病 ( 急 性 心 筋 梗 塞 ・ 脳 卒 中 ・重 篤 な 外 的 障 害 ) 及 び 高 齢 者 の 発 生 頻 度 が 高い 疾 患 ( 成 人 肺 炎 ・ 大 腿 骨 骨 折 ) の 入 院 実 績が あ る こ と か ら 、 区 域 内 に 急 性 期 入 院 機 能 を有 し て い る と 考 え ら れ ま す 。

  ○   消 防 庁 デ ー タ に 基 づ く 救 急 搬 送 所 要 時 間に つ い て は 県 平 均 と ほ ぼ 同 様 で あ り 、 DPC 調査 デ ー タ に 基 づ く 緊 急 性 の 高 い 傷 病 ( 急 性心 筋 梗 塞 ・ 再 発 性 心 筋 梗 塞 、 く も 膜 下 出血 ・ 破 裂 脳 動 脈 瘤 、 頭 蓋 ・ 頭 蓋 内 損 傷 ) の入 院 治 療 を 行 っ て い る 施 設 ま で の 移 動 時 間

36

は 、 30 分 以 内 で 大 半 の 人 口 が カ バ ー さ れ てい ま す が 、 東 部 の 地 域 に お い て は 、 所 要 時間 が 長 く な っ て い ま す 。

○  高 度 な 集 中 治 療 が 行 わ れ る 特 定 入 院 料 の 病床 に つ い て は 、 平 成 28 年 3 月 現 在 、 構 想 区 域内 ( 2 病 院 ) に お い て 、 救 命 救 急 入 院 料 ・ 特定 集 中 治 療 室 管 理 料 ( ICU ) ・ 新 生 児 特 定 集中 治 療 室 管 理 料 ( NICU ) ・ 新 生 児 治 療 回 復 室入 院 医 療 管 理 料 ( GCU ) の 届 出 が さ れ て い ます 。

○  平 成 25 年 度 (2013 年 度 )NDBデ ー タ に 基 づ く 特定 入 院 料 の 自 域 依 存 率 は 高 い 状 況 に あ り ま す 。

< 医 療 資 源 等 の 状 況 >

①愛知県 ②西三河北部 ② ①/ ①愛知県 ②西三河北部 ② ①/

病院数 325 18 ― 医療施設従事医師数 14,712 672 ―10人口 万対 4.4 3.7 84.1% 10人口 万対 197.9 139.5 70.5%

診療所数 5,259 260 ― 100病床 床対 20.3 19.6 96.6%有床診療所 408 17 ― 医療施設従事歯科医師数 5,410 281 ―

10人口 万対 5.5 3.5 63.6% 10人口 万対 72.8 58.3 80.1%歯科診療所数 3,707 183 ― 薬局・医療施設従事薬剤師数 10,525 605 ―

10人口 万対 49.9 38.0 76.2% 10人口 万対 141.6 125.6 88.7%病院病床数 67,579 3,211 ― 病院従事看護師数 36,145 1,927 ―

10人口 万対 908.9 666.4 73.3% 10人口 万対 486.1 399.9 82.3%一般病床数 40,437 1,929 ― 100病床 床対 49.9 56.1 112.4%

10人口 万対 543.9 400.4 73.6% 特定機能病院 4 0 ―療養病床数 13,806 547 ― 救命救急センター数 22 2 ―

10人口 万対 185.7 113.5 61.1% k面積(㎡) 5,169.83 950.51 ―精神病床数 13,010 729 ―

10人口 万対 175.0 151.3 86.5%有床診療所病床数 4,801 221 ―

10人口 万対 64.6 45.9 71.1%

   区 分    区 分

( 入 院 患 者 の 受 療 動 向 )  ○   入 院 患 者 の 自 域 依 存 率 は 、 4 機 能 と も80 % 前 後 と 高 く な っ て い ま す 。

37

< 平 成 25 年 度 の 西 三 河 北 部 医 療 圏 か ら 他 医 療圏 へ の 流 出 入 院 患 者 の 受 療 動 向 >

(単位:上段 人/日、下段:%)

名古屋 海部 尾張中部

尾張東部

尾張西部

尾張北部

知多半島

西三河北部

西三河南部東

西三河南部西

東三河北部

東三河南部 県外 合計

高度急性期 20 * * 21 * * * 192 * 13 * * * 2468.1% ― ― 8.5% ― ― ― 78.0% ― 5.3% ― ― ― 100.0%

急性期 34 * * 49 * * * 590 10 33 * * * 7164.7% ― ― 6.8% ― ― ― 82.4% 1.4% 4.6% ― ― ― 100.0%

回復期 30 * * 36 * * * 542 35 42 * * * 6854.4% ― ― 5.3% ― ― ― 79.1% 5.1% 6.1% ― ― ― 100.0%

慢性期 17 0 0 39 0 13 * 359 * 32 0 11 * 4713.6% ― ― 8.3% ― 2.8% ― 76.2% ― 6.8% ― 2.3% ― 100.0%

患者住所地

医療機関所在地

西三河北部医療圏

< 平 成 25 年 度 の 他 医 療 圏 か ら 西 三 河 北 部 医 療圏 へ の 流 入 入 院 患 者 の 受 療 動 向 >

  (単位:上段 人/日、下段:%)

名古屋 海部 尾張中部

尾張東部

尾張西部

尾張北部

知多半島

西三河北部

西三河南部東

西三河南部西

東三河北部

東三河南部 県外 合計

高度急性期 * * * * * * * 192 * * * * * 192― ― ― ― ― ― ― 100.0% ― ― ― ― ― 100.0%

急性期 * * * 11 * * * 590 21 12 * * * 634― ― ― 1.7% ― ― ― 93.1% 3.3% 1.9% ― ― ― 100.0%

回復期 * * * 12 * * * 542 20 14 * * * 588― ― ― 2.0% ― ― ― 92.2% 3.4% 2.4% ― ― ― 100.0%

慢性期 29 * 0 26 * * 16 359 14 23 0 0 * 4676.2% ― ― 5.6% ― ― 3.4% 76.9% 3.0% 4.9% ― ― ― 100.0%

西三河北部医療圏

医療機関所在地

患者住所地

( 課 題 )○  回 復 期 機 能 の 病 床 を 確 保 す る 必 要 が あ る 。 

38

(8) 西 三 河 南 部 東 構 想 区 域( 人 口 の 見 通 し )  ○   総 人 口 は 、 平 成 37 年 (2025 年 ) ま で は 横 ば

い で 推 移 し 、 平 成 52 年 (2040 年 ) に 向 け 減 少 して い き ま す 。 65 歳 以 上 人 口 は 増 加 し て い き 、増 加 率 は 県 全 体 と 比 べ て 高 く な っ て い ま す 。

< 人 口 の 推 移 >                           ※( )は平成25 年を1 とした場合の各年の指数

平成25年 平成37年 平成52年 平成25年 平成37年 平成52年 平成25年 平成37年 平成52年7,434,996 7,348,135 6,855,632 1,647,063 1,943,329 2,219,223 741,801 1,165,990 1,203,230

(1.00) (0.99) (0.92) (1.00) (1.18) (1.35) (1.00) (1.57) (1.62)414,201 414,317 394,398 82,664 104,387 122,870 36,957 58,819 66,943(1.00) (1.00) (0.95) (1.00) (1.26) (1.49) (1.00) (1.59) (1.81)

西三河南部東

区  分 総人口 65歳以上人口 75歳以上人口

( 医 療 資 源 等 の 状 況 )○  人 口 10 万 対 の 病 院 の 病 床 数 は 、 県 平 均 の

81.4 % と 少 な く な っ て お り 、 一 般 病 床 は 65.8 %と 特 に 少 な く な っ て い ま す 。 人 口 10 万 対 の 医療 従 事 者 数 に つ い て は 、 医 師 数 、 看 護 師 数 が県 平 均 の 7 割 弱 と 少 な く な っ て い ま す 。

○  DPC 調 査 結 果 ( DPC 調 査 参 加 施 設 : 4 病 院 )に よ る と 、 構 想 区 域 内 に お い て 、 ほ ぼ 全 て の主 要 診 断 群 の 入 院 及 び 救 急 搬 送 実 績 が あ り 、緊 急 性 の 高 い 傷 病 ( 急 性 心 筋 梗 塞 ・ 脳 卒 中 ・重 篤 な 外 的 障 害 ) 及 び 高 齢 者 の 発 生 頻 度 が 高い 疾 患 ( 成 人 肺 炎 ・ 大 腿 骨 骨 折 ) の 入 院 実 績が あ り ま す が 、 そ の 大 半 を 岡 崎 市 民 病 院 が担 っ て い ま す 。

  ○   消 防 庁 デ ー タ に 基 づ く 救 急 搬 送 所 要 時 間に つ い て は 県 平 均 と ほ ぼ 同 様 で あ り 、 DPC 調査 デ ー タ に 基 づ く 緊 急 性 の 高 い 傷 病 ( 急 性心 筋 梗 塞 ・ 再 発 性 心 筋 梗 塞 、 く も 膜 下 出血 ・ 破 裂 脳 動 脈 瘤 、 頭 蓋 ・ 頭 蓋 内 損 傷 ) の入 院 治 療 を 行 っ て い る 施 設 ま で の 移 動 時 間は 、 30 分 以 内 で 大 半 の 人 口 が カ バ ー さ れ てい る こ と か ら 、 医 療 機 関 へ の 交 通 ア ク セ スや 医 療 機 関 の 受 け 入 れ 体 制 等 に 大 き な 問 題が 生 じ て い な い と 考 え ら れ ま す 。

39

○  高 度 な 集 中 治 療 が 行 わ れ る 特 定 入 院 料 の 病床 に つ い て は 、 平 成 28 年 3 月 現 在 、 構 想 区 域内 ( 2 病 院 ) に お い て 、 救 命 救 急 入 院 料 ・ 特定 集 中 治 療 室 管 理 料 ( ICU ) ・ 新 生 児 特 定 集中 治 療 室 管 理 料 ( NICU ) ・ ハ イ ケ ア ユ ニ ッ ト入 院 医 療 管 理 料 ( HCU ) の 届 出 が さ れ て い ます 。

○  平 成 25 年 度 (2013 年 度 )NDBデ ー タ に 基 づ く 特定 入 院 料 の う ち 、 特 定 集 中 治 療 室 管 理 料( ICU ) 及 び 総 合 周 産 期 特 定 集 中 治 療 室 管 理料 ( MFICU) は 自 域 依 存 率 が 低 く な っ て お り 、主 に 西 三 河 南 部 西 医 療 圏 へ 患 者 が 流 出 し て いま す 。

< 医 療 資 源 等 の 状 況 >

①愛知県 ②西三河南部東 ② ①/ ①愛知県 ②西三河南部東 ② ①/

病院数 325 17 ― 医療施設従事医師数 14,712 534 ―10人口 万対 4.4 4.1 93.2% 10人口 万対 197.9 128.9 65.1%

診療所数 5,259 257 ― 100病床 床対 20.3 16.6 81.8%有床診療所 408 18 ― 医療施設従事歯科医師数 5,410 263 ―

10人口 万対 5.5 4.3 78.2% 10人口 万対 72.8 63.5 87.2%歯科診療所数 3,707 172 ― 薬局・医療施設従事薬剤師数 10,525 484 ―

10人口 万対 49.9 41.5 83.2% 10人口 万対 141.6 116.9 82.6%病院病床数 67,579 3,064 ― 病院従事看護師数 36,145 1,366 ―

10人口 万対 908.9 739.7 81.4% 10人口 万対 486.1 329.8 67.8%一般病床数 40,437 1,483 ― 100病床 床対 49.9 42.6 85.4%

10人口 万対 543.9 358.0 65.8% 特定機能病院 4 0 ―療養病床数 13,806 741 ― 救命救急センター数 22 1 ―

10人口 万対 185.7 178.9 96.3% k面積(㎡) 5,169.83 443.92 ―精神病床数 13,010 784 ―

10人口 万対 175.0 189.3 108.2%有床診療所病床数 4,801 146 ―

10人口 万対 64.6 35.2 54.5%

   区 分    区 分

( 入 院 患 者 の 受 療 動 向 )

40

○  入 院 患 者 の 自 域 依 存 率 は 、 高 度 急 性 期 、急 性 期 が 70 % 程 度 と 低 く な っ て お り 、 主 に西 三 河 南 部 西 医 療 圏 へ 患 者 が 流 出 し て い ます 。

○  疾 患 別 の 受 療 動 向 に お い て は 、 が ん の 自域 依 存 率 が 、 他 区 域 と 比 べ て 低 い 状 況 に あり 、 患 者 の 多 く が 西 三 河 南 部 西 医 療 圏 に 流出 し て い ま す 。

< 平 成 25 年 度 の 西 三 河 南 部 東 医 療 圏 か ら 他 医療 圏 へ の 流 出 入 院 患 者 の 受 療 動 向 >

(単位:上段 人/日、下段:%)

名古屋 海部 尾張中部

尾張東部

尾張西部

尾張北部

知多半島

西三河北部

西三河南部東

西三河南部西

東三河北部

東三河南部 県外 合計

高度急性期 12 * 0 * * * * * 132 38 * * * 1826.6% ― ― ― ― ― ― ― 72.5% 20.9% ― ― ― 100.0%

急性期 26 * 0 22 * * * 21 400 71 * 11 * 5514.7% ― ― 4.0% ― ― ― 3.8% 72.6% 12.9% ― 2.0% ― 100.0%

回復期 16 * 0 15 * * * 20 515 72 * 11 * 6492.5% ― ― 2.3% ― ― ― 3.1% 79.4% 11.1% ― 1.7% ― 100.0%

慢性期 * * 0 * 0 * 0 14 376 27 0 25 * 442― ― ― ― ― ― ― 3.2% 85.1% 6.1% ― 5.7% ― 100.0%

患者住所地

医療機関所在地

西三河南部東医療圏

< 平 成 25 年 度 の 他 医 療 圏 か ら 西 三 河 南 部 東 医療 圏 へ の 流 入 入 院 患 者 の 受 療 動 向 >

  (単位:上段 人/日、下段:%)

名古屋 海部 尾張中部

尾張東部

尾張西部

尾張北部

知多半島

西三河北部

西三河南部東

西三河南部西

東三河北部

東三河南部 県外 合計

高度急性期 * * * * * * * * 132 * * * * 132― ― ― ― ― ― ― ― 100.0% ― ― ― ― 100.0%

急性期 * * * * * * * 10 400 12 * 14 * 436― ― ― ― ― ― ― 2.3% 91.7% 2.8% ― 3.2% ― 100.0%

回復期 * * * * * * * 35 515 * * * * 550― ― ― ― ― ― ― 6.4% 93.6% ― ― ― ― 100.0%

慢性期 * 0 0 * * * * * 376 11 * * * 387― ― ― ― ― ― ― ― 97.2% 2.8% ― ― ― 100.0%

西三河南部東医療圏

医療機関所在地

患者住所地

( 課 題 )

41

○  高 度 急 性 期 、 急 性 期 の 入 院 患 者 の 自 域 依存 率 が 低 い 状 況 に あ り 、 急 性 期 に つ い て はで き る だ け 構 想 区 域 内 で 対 応 し て い く 必 要が あ り ま す 。

○  構 想 区 域 内 の DPC 病 院 は 4 病 院 あ り ま す が 、入 院 実 績 の 多 い 病 院 は 岡 崎 市 民 病 院 の み とな っ て い ま す 。 緊 急 性 の 高 い 救 急 医 療 に つ いて 、 他 の 構 想 区 域 と の 適 切 な 連 携 体 制 を 構 築し て い く 必 要 が あ り ま す 。

○  回 復 期 機 能 の 病 床 を 確 保 す る 必 要 が あ る 。

 

42

(9) 西 三 河 南 部 西 構 想 区 域( 人 口 の 見 通 し )  ○   総 人 口 は 、 平 成 37 年 (2025 年 ) に は 微 増 し 、

平 成 52 年 (2040 年 ) に は 微 減 し ま す 。 65 歳 以 上人 口 は 増 加 し て い き 、 増 加 率 は 県 全 体 と 比べ て 高 く な っ て い ま す 。

< 人 口 の 推 移 >                           ※( )は平成25 年を1 とした場合の各年の指数

平成25年 平成37年 平成52年 平成25年 平成37年 平成52年 平成25年 平成37年 平成52年7,434,996 7,348,135 6,855,632 1,647,063 1,943,329 2,219,223 741,801 1,165,990 1,203,230

(1.00) (0.99) (0.92) (1.00) (1.18) (1.35) (1.00) (1.57) (1.62)680,729 685,700 660,648 132,996 161,553 195,504 61,212 92,781 103,525(1.00) (1.01) (0.97) (1.00) (1.21) (1.47) (1.00) (1.52) (1.69)

西三河南部西

区  分 総人口 65歳以上人口 75歳以上人口

( 医 療 資 源 等 の 状 況 )○  人 口 10 万 対 の 病 院 の 病 床 数 は 、 県 平 均 の

75.5 % で す が 、 療 養 病 床 数 は 県 平 均 の 115.5% と多 く 、 精 神 病 床 数 は 35.0 % と 非 常 に 少 な くな っ て い ま す 。 人 口 10 万 対 の 医 療 従 事 者 数 につ い て は 、 医 師 数 が 県 平 均 の 74.6 % と 少 な くな っ て い ま す 。

○  DPC 調 査 結 果 ( DPC 調 査 参 加 施 設 : 5 病 院 )に よ る と 、 構 想 区 域 内 に お い て 、 ほ ぼ 全 て の主 要 診 断 群 の 入 院 及 び 救 急 搬 送 実 績 が あ り 、緊 急 性 の 高 い 傷 病 ( 急 性 心 筋 梗 塞 ・ 脳 卒 中 ・重 篤 な 外 的 障 害 ) 及 び 高 齢 者 の 発 生 頻 度 が 高い 疾 患 ( 成 人 肺 炎 ・ 大 腿 骨 骨 折 ) の 入 院 実 績が あ り 、 区 域 内 に 急 性 期 入 院 機 能 を 有 し て いる と 考 え ら れ ま す 。

  ○   消 防 庁 デ ー タ に 基 づ く 救 急 搬 送 所 要 時 間に つ い て は 県 平 均 と ほ ぼ 同 様 で あ り 、 DPC 調査 デ ー タ に 基 づ く 緊 急 性 の 高 い 傷 病 ( 急 性心 筋 梗 塞 ・ 再 発 性 心 筋 梗 塞 、 く も 膜 下 出血 ・ 破 裂 脳 動 脈 瘤 、 頭 蓋 ・ 頭 蓋 内 損 傷 ) の入 院 治 療 を 行 っ て い る 施 設 ま で の 移 動 時 間は 、 30 分 以 内 で 大 半 の 人 口 が カ バ ー さ れ てい る こ と か ら 、 医 療 機 関 へ の 交 通 ア ク セ ス

43

や 医 療 機 関 の 受 け 入 れ 体 制 等 に 大 き な 問 題が 生 じ て い な い と 考 え ら れ ま す 。

   ○  高 度 な 集 中 治 療 が 行 わ れ る 特 定 入 院 料 の 病床 に つ い て は 、 平 成 28 年 3 月 現 在 、 構 想 区 域内 ( 4 病 院 ) に お い て 、 救 命 救 急 入 院 料 ・ 特定 集 中 治 療 室 管 理 料 ( ICU ) ・ 新 生 児 特 定 集中 治 療 室 管 理 料 ( NICU ) ・ 総 合 周 産 期 特 定 集中 治 療 室 管 理 料 ( MFICU) ・ 新 生 児 治 療 回 復 室入 院 医 療 管 理 料 ( GCU ) の 届 出 が さ れ て い ます 。

○  平 成 25 年 度 (2013 年 度 )NDBデ ー タ に 基 づ く 特定 入 院 の 自 域 依 存 率 は 高 い 状 況 に あ り ま す 。

< 医 療 資 源 等 の 状 況 >

①愛知県 ②西三河南部西 ② ①/ ①愛知県 ②西三河南部西 ② ①/

病院数 325 22 ― 医療施設従事医師数 14,712 1,005 ―10人口 万対 4.4 3.2 72.7% 10人口 万対 197.9 147.6 74.6%

診療所数 5,259 388 ― 100病床 床対 20.3 19.9 98.0%有床診療所 408 29 ― 医療施設従事歯科医師数 5,410 414 ―

10人口 万対 5.5 4.3 78.2% 10人口 万対 72.8 60.8 83.5%歯科診療所数 3,707 288 ― 薬局・医療施設従事薬剤師数 10,525 917 ―

10人口 万対 49.9 42.3 84.8% 10人口 万対 141.6 134.7 95.1%病院病床数 67,579 4,674 ― 病院従事看護師数 36,145 2,958 ―

10人口 万対 908.9 686.6 75.5% 10人口 万対 486.1 434.5 89.4%一般病床数 40,437 2,791 ― 100病床 床対 49.9 58.7 117.6%

10人口 万対 543.9 410.0 75.4% 特定機能病院 4 0 ―療養病床数 13,806 1,460 ― 救命救急センター数 22 2 ―

10人口 万対 185.7 214.5 115.5% k面積(㎡) 5,169.83 364.25 ―精神病床数 13,010 417 ―

10人口 万対 175.0 61.3 35.0%有床診療所病床数 4,801 364 ―

10人口 万対 64.6 53.5 82.8%

   区 分    区 分

44

( 入 院 患 者 の 受 療 動 向 )○  入 院 患 者 の 自 域 依 存 率 は 、 4 機 能 区 分 全 てが 80 % 以 上 で 、 非 常 に 高 く な っ て い ま す 。 また 、 近 隣 の 2 次 医 療 圏 か ら の 流 入 も 多 く み られ ま す 。

< 平 成 25 年 度 の 西 三 河 南 部 西 医 療 圏 か ら 他 医療 圏 へ の 流 出 入 院 患 者 の 受 療 動 向 >

(単位:上段 人/日、下段:%)

名古屋 海部 尾張中部

尾張東部

尾張西部

尾張北部

知多半島

西三河北部

西三河南部東

西三河南部西

東三河北部

東三河南部 県外 合計

高度急性期 20 * * 29 * * * * * 283 * * * 3326.0% ― ― 8.7% ― ― ― ― ― 85.2% ― ― ― 100.0%

急性期 39 * * 70 * * * 12 12 848 * * * 9814.0% ― ― 7.1% ― ― ― 1.2% 1.2% 86.4% ― ― ― 100.0%

回復期 32 * * 47 * * * 14 * 917 * * * 1,0103.2% ― ― 4.7% ― ― ― 1.4% ― 90.8% ― ― ― 100.0%

慢性期 23 * 0 49 0 13 * 23 11 687 0 24 * 8302.8% ― ― 5.9% ― 1.6% ― 2.8% 1.3% 82.8% ― 2.9% ― 100.0%

患者住所地

医療機関所在地

西三河南部西医療圏

< 平 成 25 年 度 の 他 医 療 圏 か ら 西 三 河 南 部 西 医療 圏 へ の 流 入 入 院 患 者 の 受 療 動 向 >

  (単位:上段 人/日、下段:%)

名古屋 海部 尾張中部

尾張東部

尾張西部

尾張北部

知多半島

西三河北部

西三河南部東

西三河南部西

東三河北部

東三河南部 県外 合計

高度急性期 * * * * * * 33 13 38 283 * * * 367― ― ― ― ― ― 9.0% 3.5% 10.4% 77.1% ― ― ― 100.0%

急性期 * * * 11 * * 75 33 71 848 * 11 * 1,049― ― ― 1.0% ― ― 7.1% 3.1% 6.8% 80.8% ― 1.0% ― 100.0%

回復期 21 * * 36 * * 82 42 72 917 * * * 1,1701.8% ― ― 3.1% ― ― 7.0% 3.6% 6.2% 78.4% ― ― ― 100.0%

慢性期 22 * * 16 0 * 92 32 27 687 * * * 8762.5% ― ― 1.8% ― ― 10.5% 3.7% 3.1% 78.4% ― ― ― 100.0%

西三河南部西医療圏

医療機関所在地

患者住所地

( 課 題 )○  回 復 期 機 能 の 病 床 を 確 保 す る 必 要 が あ る 。

45

46

(10) 東 三 河 北 部 構 想 区 域( 人 口 の 見 通 し )  ○   総 人 口 は 、 平 成 52 年 (2040 年 ) に 向 け 大 き

く 減 少 し て い き ま す 。 65 歳 以 上 人 口 は 、 平成 37 年 (2025 年 ) に 向 け 若 干 増 加 し ま す が 、 平成 52 年 (2040 年 ) に は 平 成 25 年 (2013 年 ) の 9 割 程度 ま で 減 少 し ま す 。 75 歳 以 上 人 口 も 、 平 成37 年 (2025 年 ) に 向 け て 増 加 し ま す が 、 平 成 52年 (2040 年 ) に は 平 成 25 年 (2013 年 ) と 同 程 度 まで 減 少 し ま す 。

< 人 口 の 推 移 >                           ※( )は平成25 年を1 とした場合の各年の指数

平成25年 平成37年 平成52年 平成25年 平成37年 平成52年 平成25年 平成37年 平成52年7,434,996 7,348,135 6,855,632 1,647,063 1,943,329 2,219,223 741,801 1,165,990 1,203,230

(1.00) (0.99) (0.92) (1.00) (1.18) (1.35) (1.00) (1.57) (1.62)58,012 50,004 39,635 19,422 20,115 17,137 11,057 12,125 11,372(1.00) (0.86) (0.68) (1.00) (1.04) (0.88) (1.00) (1.10) (1.03)

東三河北部

区  分 総人口 65歳以上人口 75歳以上人口

( 医 療 資 源 等 の 状 況 )  ○   人 口 10 万 対 の 病 院 の 病 床 数 は 、 県 平 均 の

89.7 % に な っ て い ま す が 、 療 養 病 床 数 が 県 平均 の 156.0% と 非 常 に 多 く 、 精 神 病 床 は 未 整 備で す 。 人 口 10 万 対 の 医 療 従 事 者 数 に つ い ては 、 医 師 数 が 62.7 % 、 看 護 師 数 が 66.3 % と 非常 に 少 な く な っ て い ま す 。

  ○   消 防 庁 デ ー タ に 基 づ く 救 急 搬 送 所 要 時 間に つ い て は 県 平 均 と 比 べ 長 く な っ て い ま す 。DPC 調 査 デ ー タ に 基 づ く 緊 急 性 の 高 い 傷 病( 急 性 心 筋 梗 塞 ・ 再 発 性 心 筋 梗 塞 、 く も 膜下 出 血 ・ 破 裂 脳 動 脈 瘤 、 頭 蓋 ・ 頭 蓋 内 損傷 ) の 入 院 治 療 を 行 っ て い る 施 設 ま で の 移動 時 間 も 他 医 療 圏 と 比 べ 長 く な っ て い ま す 。

○  高 度 な 集 中 治 療 が 行 わ れ る 特 定 入 院 料 の 病床 に つ い て は 、 平 成 28 年 3 月 現 在 、 届 出 を行 っ て い る 医 療 機 関 が あ り ま せ ん 。

47

○  平 成 25 年 度 (2013 年 度 )NDBデ ー タ に 基 づ く 特定 入 院 の 自 域 依 存 率 は 0 % で あ り 、 東 三 河 南部 医 療 圏 へ 患 者 が 流 出 し て い ま す 。

○  分 娩 を 扱 っ て い る 医 療 機 関 が な く 、 通 常 分娩 の 後 方 支 援 と し て の 地 域 周 産 期 母 子 医 療 セン タ ー 及 び 総 合 周 産 期 母 子 医 療 セ ン タ ー も あり ま せ ん 。 

< 医 療 資 源 等 の 状 況 >

①愛知県 ②東三河北部 ② ①/ ①愛知県 ②東三河北部 ② ①/

病院数 325 6 ― 医療施設従事医師数 14,712 72 ―10人口 万対 4.4 10.3 234.1% 10人口 万対 197.9 124.1 62.7%

診療所数 5,259 50 ― 100病床 床対 20.3 14.0 69.0%有床診療所 408 5 ― 医療施設従事歯科医師数 5,410 32 ―

10人口 万対 5.5 8.6 156.4% 10人口 万対 72.8 55.2 75.8%歯科診療所数 3,707 29 ― 薬局・医療施設従事薬剤師数 10,525 67 ―

10人口 万対 49.9 50.0 100.2% 10人口 万対 141.6 115.5 81.6%病院病床数 67,579 473 ― 病院従事看護師数 36,145 187 ―

10人口 万対 908.9 815.3 89.7% 10人口 万対 486.1 322.3 66.3%一般病床数 40,437 305 ― 100病床 床対 49.9 36.4 72.9%

10人口 万対 543.9 525.8 96.7% 特定機能病院 4 0 ―療養病床数 13,806 168 ― 救命救急センター数 22 0 ―

10人口 万対 185.7 289.6 156.0% k面積(㎡) 5,169.83 1,052.43 ―精神病床数 13,010 0 ―

10人口 万対 175.0 0.0 0.0%有床診療所病床数 4,801 41 ―

10人口 万対 64.6 70.7 109.4%

   区 分    区 分

( 入 院 患 者 の 受 療 動 向 )○  入 院 患 者 の 自 域 依 存 率 は 、 4 機 能 区 分 全 て

低 く 、 特 に 高 度 急 性 期 が 42.3 % と 低 く な っ てい ま す 。 ま た 、 東 三 河 南 部 医 療 圏 に 多 く の 患者 が 流 出 し て い ま す 。

48

○  疾 患 別 の 受 療 動 向 に お い て は 、 が ん 患 者 の東 三 河 南 部 医 療 圏 に 流 出 が 見 ら れ ま す 。

< 平 成 25 年 度 の 東 三 河 北 部 医 療 圏 か ら 他 医 療圏 へ の 流 出 入 院 患 者 の 受 療 動 向 >

(単位:上段 人/日、下段:%)

名古屋 海部 尾張中部

尾張東部

尾張西部

尾張北部

知多半島

西三河北部

西三河南部東

西三河南部西

東三河北部

東三河南部 県外 合計

高度急性期 * 0 * * 0 * * * * * 11 15 * 26― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 42.3% 57.7% ― 100.0%

急性期 * 0 * * * * * * * * 54 39 * 93― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 58.1% 41.9% ― 100.0%

回復期 * 0 * * * * * * * * 54 35 * 89― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 60.7% 39.3% ― 100.0%

慢性期 * 0 0 * 0 * 0 0 * * 98 46 * 144― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 68.1% 31.9% ― 100.0%

患者住所地

医療機関所在地

東三河北部医療圏

< 平 成 25 年 度 の 他 医 療 圏 か ら 東 三 河 北 部 医 療圏 へ の 流 入 入 院 患 者 の 受 療 動 向 >

  (単位:上段 人/日、下段:%)

名古屋 海部 尾張中部

尾張東部

尾張西部

尾張北部

知多半島

西三河北部

西三河南部東

西三河南部西

東三河北部

東三河南部 県外 合計

高度急性期 * * 0 0 * 0 * * * * 11 * * 11― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 100.0% ― ― 100.0%

急性期 * * 0 0 * 0 * * * * 54 14 * 68― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 79.4% 20.6% ― 100.0%

回復期 * * 0 0 0 0 * * * * 54 * * 54― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 100.0% ― ― 100.0%

慢性期 * 0 0 0 0 * 0 0 0 0 98 * * 98― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 100.0% ― ― 100.0%

東三河北部医療圏

医療機関所在地

患者住所地

( 課 題 )○  へ き 地 対 象 地 域 を 抱 え て お り 、 面 積 が 広 大な た め 救 急 搬 送 所 要 時 間 も 長 く な っ て お り 、医 師 を 始 め と す る 医 療 従 事 者 の 確 保 や 救 急 搬送 体 制 の 充 実 な ど へ き 地 医 療 を 確 保 す る 必 要が あ り ま す 。

49

○  県 内 病 院 に お け る 医 師 不 足 の 影 響 に 関 す る調 査 結 果 ( 平 成 27 年 6 月 末 時 点 ) に よ る と 、診 療 制 限 を し て い る 病 院 数 は 2 病 院 あ り 、 区域 内 病 院 数 ( 6 病 院 ) に 対 す る 割 合 が 33.3 % と高 く な っ て お り 、 そ の 状 況 を 分 析 し 、 対 応 を検 討 す る 必 要 が あ り ま す 。  

○  緊 急 性 の 高 い 救 急 医 療 や 周 産 期 医 療 な ど の医 療 提 供 体 制 の 確 保 が 区 域 内 の 医 療 機 関 だ けで は 困 難 な 状 況 と な っ て お り 、 東 三 河 南 部 構想 区 域 と の 連 携 体 制 を さ ら に 進 め る 必 要 が あり ま す 。

○  回 復 期 機 能 の 病 床 を 確 保 す る 必 要 が あ る 。

50

(11) 東 三 河 南 部 構 想 区 域( 人 口 の 見 通 し )  ○   総 人 口 は 、 減 少 し て い き 、 減 少 率 は 県 全

体 よ り 高 く な っ て い ま す 。 65 歳 以 上 人 口 は増 加 し て い き ま す が 、 増 加 率 は 県 全 体 と 比べ 低 く な っ て い ま す 。< 人 口 の 推 移 >                          

※( )は平成25 年を1 とした場合の各年の指数

平成25年 平成37年 平成52年 平成25年 平成37年 平成52年 平成25年 平成37年 平成52年7,434,996 7,348,135 6,855,632 1,647,063 1,943,329 2,219,223 741,801 1,165,990 1,203,230

(1.00) (0.99) (0.92) (1.00) (1.18) (1.35) (1.00) (1.57) (1.62)699,729 676,191 614,263 162,347 189,663 205,426 76,046 111,792 115,521(1.00) (0.97) (0.88) (1.00) (1.17) (1.27) (1.00) (1.47) (1.52)

東三河南部

区  分 総人口 65歳以上人口 75歳以上人口

( 医 療 資 源 等 の 状 況 )○  人 口 10 万 対 の 病 院 の 病 床 数 は 、 県 平 均 の

122.8% と 多 く な っ て い ま す が 、 一 般 病 床 数 は県 平 均 の 89.9 % で 、 療 養 病 床 数 は 2 倍 以 上 と 非常 に 多 く な っ て い ま す 。 人 口 10 万 対 の 医 療 従事 者 数 に つ い て は 、 医 師 数 が 県 平 均 の 82.1 %で す が 、 そ の 他 は 9 割 程 度 と な っ て い ま す 。

○  DPC 調 査 結 果 ( DPC 調 査 参 加 施 設 : 7 病 院 )に よ る と 、 構 想 区 域 内 に お い て 、 ほ ぼ 全 て の主 要 診 断 群 の 入 院 及 び 救 急 搬 送 実 績 が あ り 、緊 急 性 の 高 い 傷 病 ( 急 性 心 筋 梗 塞 ・ 脳 卒 中 ・重 篤 な 外 的 障 害 ) 及 び 高 齢 者 の 発 生 頻 度 が 高い 疾 患 ( 成 人 肺 炎 ・ 大 腿 骨 骨 折 ) の 入 院 実 績が あ り 、 区 域 内 に 急 性 期 入 院 機 能 を 有 し て いる と 考 え ら れ ま す 。

  ○   消 防 庁 デ ー タ に 基 づ く 救 急 搬 送 所 要 時 間に つ い て は 県 平 均 と ほ ぼ 同 様 で あ り 、 DPC 調査 デ ー タ に 基 づ く 緊 急 性 の 高 い 傷 病 ( 急 性心 筋 梗 塞 ・ 再 発 性 心 筋 梗 塞 、 く も 膜 下 出血 ・ 破 裂 脳 動 脈 瘤 、 頭 蓋 ・ 頭 蓋 内 損 傷 ) の入 院 治 療 を 行 っ て い る 施 設 ま で の 移 動 時 間は 、 30 分 以 内 で 大 半 の 人 口 が カ バ ー さ れ てい る こ と か ら 、 医 療 機 関 へ の 交 通 ア ク セ スや 医 療 機 関 の 受 け 入 れ 体 制 等 に 大 き な 問 題が 生 じ て い な い と 考 え ら れ ま す 。

51

 ○  高 度 な 集 中 治 療 が 行 わ れ る 特 定 入 院 料 の 病床 に つ い て は 、 平 成 28 年 3 月 現 在 、 構 想 区 域内 ( 4 病 院 ) に お い て 、 救 命 救 急 入 院 料 ・ 特定 集 中 治 療 室 管 理 料 ( ICU ) ・ 新 生 児 特 定 集中 治 療 室 管 理 料 ( NICU ) ・ 総 合 周 産 期 特 定 集中 治 療 室 管 理 料 ( MFICU) ・ ハ イ ケ ア ユ ニ ッ ト入 院 医 療 管 理 料 ( HCU ) の 届 出 が さ れ て い ます 。

○  平 成 25 年 度 (2013 年 度 )NDBデ ー タ に 基 づ く 特定 入 院 の 自 域 依 存 率 は 高 い 状 況 に あ り ま す 。

< 医 療 資 源 等 の 状 況 >

①愛知県 ②東三河南部 ② ①/ ①愛知県 ②東三河南部 ② ①/

病院数 325 35 ― 医療施設従事医師数 14,712 1,137 ―10人口 万対 4.4 5.0 113.6% 10人口 万対 197.9 162.5 82.1%

診療所数 5,259 456 ― 100病床 床対 20.3 13.6 67.0%有床診療所 408 45 ― 医療施設従事歯科医師数 5,410 460 ―

10人口 万対 5.5 6.4 116.4% 10人口 万対 72.8 65.7 90.2%歯科診療所数 3,707 335 ― 薬局・医療施設従事薬剤師数 10,525 952 ―

10人口 万対 49.9 47.9 96.0% 10人口 万対 141.6 136.1 96.1%病院病床数 67,579 7,808 ― 病院従事看護師数 36,145 3,194 ―

10人口 万対 908.9 1,115.9 122.8% 10人口 万対 486.1 456.5 93.9%一般病床数 40,437 3,423 ― 100病床 床対 49.9 38.3 76.8%

10人口 万対 543.9 489.2 89.9% 特定機能病院 4 0 ―療養病床数 13,806 2,745 ― 救命救急センター数 22 1 ―

10人口 万対 185.7 392.3 211.3% k面積(㎡) 5,169.83 671.01 ―精神病床数 13,010 1,607 ―

10人口 万対 175.0 229.7 131.3%有床診療所病床数 4,801 526 ―

10人口 万対 64.6 75.2 116.4%

   区 分    区 分

( 入 院 患 者 の 受 療 動 向 )

52

○  入 院 患 者 の 自 域 依 存 率 は 、 4 機 能 区 分 全 てに お い て 90 % を 越 え て お り 、 県 内 の 2 次 医 療圏 の 中 で 最 も 高 く な っ て い ま す 。 ま た 、 県 外か ら の 若 干 の 患 者 の 流 入 が み ら れ ま す 。

< 平 成 25 年 度 の 東 三 河 南 部 医 療 圏 か ら 他 医 療圏 へ の 流 出 入 院 患 者 の 受 療 動 向 >

(単位:上段 人/日、下段:%)

名古屋 海部 尾張中部

尾張東部

尾張西部

尾張北部

知多半島

西三河北部

西三河南部東

西三河南部西

東三河北部

東三河南部 県外 合計

高度急性期 11 * * * * * * * * * * 328 * 3393.2% ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 96.8% ― 100.0%

急性期 24 * * 13 * * * * 14 11 14 997 25 1,0982.2% ― ― 1.2% ― ― ― ― 1.3% 1.0% 1.3% 90.8% 2.3%100.0%

回復期 19 * * 11 * * * * * * * 1,052 13 1,0951.7% ― ― 1.0% ― ― ― ― ― ― ― 96.1% 1.2%100.0%

慢性期 * * 0 * * * 0 0 * * * 1,713 28 1,741― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 98.4% 1.6% 100.0%

患者住所地

医療機関所在地

東三河南部医療圏

< 平 成 25 年 度 の 他 医 療 圏 か ら 東 三 河 南 部 医 療圏 へ の 流 入 入 院 患 者 の 受 療 動 向 >

  (単位:上段 人/日、下段:%)

名古屋 海部 尾張中部

尾張東部

尾張西部

尾張北部

知多半島

西三河北部

西三河南部東

西三河南部西

東三河北部

東三河南部 県外 合計

高度急性期 * * * * * * * * * * 15 328 * 343― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 4.4% 95.6% ― 100.0%

急性期 * * * * * * * * 11 * 39 997 17 1,064― ― ― ― ― ― ― ― 1.0% ― 3.7% 93.7% 1.6%100.0%

回復期 * * * * * * * * 11 * 35 1,052 24 1,122― ― ― ― ― ― ― ― 1.0% ― 3.1% 93.8% 2.1%100.0%

慢性期 16 * * * * * * 11 25 24 46 1,713 118 1,9530.8% ― ― ― ― ― ― 0.6% 1.3% 1.2% 2.4% 87.7% 6.0%100.0%

東三河南部医療圏

医療機関所在地

患者住所地

( 課 題 )○  療 養 病 床 が 多 い た め 、 不 足 す る 機 能 へ の 転換 を 図 る と と も に 、 在 宅 医 療 へ の 移 行 を 進 める 必 要 が あ り ま す 。  

53

○  回 復 期 機 能 の 病 床 を 確 保 す る 必 要 が あ る 。

54

5 . 必 要 病 床 数 の 推 計(1) 構 想 区 域 ご と の 医 療 需 要 の 推 計

ア   推 計 の 方 法○  必 要 病 床 数 の 推 計 に あ た っ て は 、 ま ず 医 療需 要 を 推 計 す る 必 要 が あ り ま す が 、 具 体 的 には 医 療 法 施 行 規 則 第 30 条 の 28 の 3 に よ り 定 めら れ た 方 法 に よ り 、 構 想 区 域 単 位 で 病 床 の 機能 区 分 ご と に 算 出 し ま す 。

< 平 成 37 年 (2025 年 ) の 入 院 の 医 療 需 要 >構 想 区 域 の 平 成 37 年 (2025 年 ) の 性 、 年 齢 階 級別 の 将 来 推 計 人 口 ×構 想 区 域 の 平 成 25 年 度(2013 年 度 ) の 性 、 年 齢 階 級 別 入 院 受 療 率

◇将 来 推 計 人 口 : 国 立 社 会 保 障 ・ 人 口 問 題 研究 所 「 日 本 の 地 域 別 将 来 推 計 人 口( 平 成 25 年 3 月 中 位 推 計 ) 」

◇入 院 受 療 率 : 性 ・ 年 齢 階 級 別 の 年 間 入 院 患者 延 べ 数 ( 人 ) を 365( 日 ) で 除 し て1 日 当 た り 入 院 患 者 延 べ 数 を 求 め 、性 ・ 年 齢 階 級 別 の 人 口 で 除 し て 得 た数 。

○  「 必 要 病 床 数 等 推 計 ツ ー ル 」 で は 、 患 者 の住 所 地 に 基 づ く 入 院 医 療 の 需 要 ( 以 下 「 患 者住 所 地 ベ ー ス 」 と い う 。 ) や 、 医 療 機 関 の 所在 地 に 基 づ き 医 療 提 供 体 制 が 変 わ ら な い と 仮定 し た 場 合 の 入 院 医 療 の 供 給 量 ( 以 下 「 医 療機 関 所 在 地 ベ ー ス 」 と い う 。 ) 、 入 院 患 者 の流 入 ・ 流 出 の 状 況 に つ い て 、 2 次 医 療 圏 単 位で 病 床 の 機 能 区 分 ご と に 推 計 値 が 算 出 さ れ ます 。

○  都 道 府 県 は 、 こ れ ら の 基 礎 デ ー タ を 基 に 医療 提 供 体 制 の 変 化 や 医 療 関 係 者 の 意 見 を 踏 まえ 、 構 想 区 域 に お け る 平 成 37 年 (2025 年 ) の 入院 の 医 療 需 要 を 推 計 し ま す 。

イ   高 度 急 性 期 ・ 急 性 期 ・ 回 復 期 機 能 の 医 療需 要 の 推 計  ○   平 成 25 年 度 (2013 年 度 ) の レ セ プ ト デ ー タ

等 に 基 づ き 、 構 想 区 域 単 位 で 病 床 の 機 能 区分 ご と に 、 1 日 当 た り の 性 ・ 年 齢 階 級 別 入 院

55

患 者 数 を 推 計 し ま す 。

  ○   各 区 分 ご と の 医 療 需 要 に つ い て は 、 一 般病 床 の 患 者 に 対 し て 行 わ れ た 診 療 行 為 を 診療 報 酬 の 出 来 高 点 数 で 換 算 し た 値 に よ り 推計 し ま す 。

  ○   入 院 か ら 医 療 資 源 投 入 量 が 落 ち 着 く 段 階ま で の 患 者 数 を 高 度 急 性 期 機 能 及 び 急 性 期機 能 で 対 応 す る 患 者 数 と し 、 急 性 期 機 能 と回 復 期 機 能 と を 区 分 す る 境 界 点 を 600 点 と する 。

   ○  医 療 資 源 投 入 量 が 特 に 高 い 段 階 の 患 者 数 を高 度 急 性 期 機 能 で 対 応 す る 患 者 数 と し 、 高 度急 性 期 機 能 と 急 性 期 機 能 と を 区 分 す る 境 界 点を 3,000点 と す る 。

  ○   回 復 期 機 能 は 、 在 宅 等 に お い て も 実 施 でき る 医 療 や リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン に 相 当 す る医 療 資 源 投 入 量 と し て 見 込 ま れ る 225点 を 境界 点 と し た 上 で 、 在 宅 復 帰 に 向 け た 調 整 を要 す る 幅 を 更 に 見 込 み 175点 で 区 分 し て 推 計す る と と も に 、 回 復 期 リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン病 棟 入 院 料 を 算 定 し た 患 者 数 ( 一 般 病 床 だけ で な く 療 養 病 床 の 患 者 も 含 む 。 ) を 加 えた 数 を 、 回 復 期 機 能 で 対 応 す る 患 者 数 と する 。

  ○   平 成 37 年 (2025 年 ) の 医 療 需 要 に つ い て は 、平 成 25 年 度 (2013 年 度 ) の 入 院 患 者 数 を 基 に した 病 床 の 機 能 区 分 ご と の 入 院 受 療 率 を 算 定し 、 各 構 想 区 域 の 将 来 に お け る 性 ・ 年 齢 別人 口 を 乗 じ て 推 計 し ま す 。

ウ   慢 性 期 機 能 及 び 在 宅 医 療 等 の 医 療 需 要 の推 計○  慢 性 期 機 能 を 主 に 担 っ て い る 療 養 病 床 は 、診 療 報 酬 が 包 括 算 定 で あ り 、 一 般 病 床 の よ うに 医 療 行 為 を 出 来 高 点 数 で 換 算 し た 値 に 基 づく 分 析 を 行 う こ と は 困 難 で あ る こ と か ら 、 高度 急 性 期 機 能 、 急 性 期 機 能 、 回 復 期 機 能 と 異な り 、 次 に よ り 医 療 需 要 を 推 計 し ま す 。 ま た

56

療 養 病 床 以 外 で 対 応 可 能 な 患 者 は 、 在 宅 医 療等 で の 対 応 を 促 進 し て い く こ と と さ れ て い ます 。①   一 般 病 床 の 障 害 者 数 ・ 難 病 患 者 数 ( 障害 者 施 設 等 入 院 基 本 料 、 特 殊 疾 患 病 棟 入院 基 本 料 及 び 特 殊 疾 患 入 院 医 療 管 理 料 を算 定 し て い る 患 者 数 ) に つ い て は 、 慢 性期 機 能 の 医 療 需 要 と し て 推 計 す る 。②   療 養 病 床 の 入 院 患 者 数 の う ち 、 医 療 区分 1 ( 軽 度 ) の 患 者 数 の 70 % を 在 宅 医 療等 で 対 応 す る 患 者 数 と し て 推 計 す る 。 また 、 そ の 他 の 入 院 患 者 数 に つ い て は 、 入院 受 療 率 の 地 域 差 を 解 消 し て い く こ と で 、将 来 時 点 の 慢 性 期 機 能 及 び 在 宅 医 療 等 の医 療 需 要 と し て そ れ ぞ れ を 推 計 す る 。③   一 般 病 床 の 入 院 患 者 数 ( 回 復 期 リ ハ ビリ テ ー シ ョ ン 病 棟 入 院 料 を 算 定 し た 患 者数 を 除 く 。 ) の う ち 医 療 資 源 投 入 量 が 175点 未 満 の 患 者 数 に つ い て は 、 在 宅 医 療 等で 対 応 す る 患 者 数 の 医 療 需 要 と し て 推 計す る 。④   平 成 25 年 (2013 年 ) に 在 宅 患 者 訪 問 診 療

料 を 算 定 し て い る 患 者 数 の 性 ・ 年 齢 階 級別 の 割 合 を 算 出 し 、 こ れ に 当 該 構 想 区 域の 平 成 37 年 (2025 年 ) に お け る 性 ・ 年 齢 階 級別 人 口 を 乗 じ て 総 和 す る こ と に よ っ て 、在 宅 医 療 等 の 医 療 需 要 と し て 推 計 す る 。⑤   平 成 25 年 (2013 年 ) の 介 護 老 人 保 健 施 設の 施 設 サ ー ビ ス 需 給 者 数 の 性 ・ 年 齢 階 級別 の 割 合 を 算 出 し 、 こ れ に 当 該 構 想 区 域の 平 成 37 年 (2025 年 ) に お け る 性 ・ 年 齢 階 級別 人 口 を 乗 じ て 総 和 す る こ と に よ っ て 、在 宅 医 療 等 の 医 療 需 要 と し て 推 計 す る 。

57

①障害者・難病患者数

<慢性期機能及び在宅医療等の医療需要のイメージ図※>

回復期リハ病棟の患者数 

④現時点で訪問診療を受けている患

者数 

③一般病床で C3基準未満の患者数 

⑤現時点の老健施設の入所者数 

【現

状】  ②療養病床の

入院患者数

 

地域差の解消 

医療区分 1の70% 

回復期機能 

【将

来】  慢性期機能 及び 在宅医療等 

※ このイメージ図では将来の人口構成の変化を考慮していない。実際には地域における将来の人口構成によって幅の変化が起こる。  

  ○   慢 性 期 機 能 の 医 療 需 要 に つ い て は 、 現

在 の 療 養 病 床 の 入 院 受 療 率 の 全 国 格 差 が 大

き い こ と か ら 、 入 院 受 療 率 の 地 域 差 を 解 消

す る た め の 目 標 を 定 め 、 長 期 で 療 養 を 要 す

る 患 者 の う ち 一 定 割 合 を 在 宅 医 療 等 に 移 行

す る 前 提 で 算 定 し ま す 。

○  入 院 受 療 率 の 地 域 差 解 消 の 目 標 に つ い て

は 、 入 院 受 療 率 を 全 国 最 小 値 ( 県 単 位 ) に

ま で 低 下 さ せ る 「 パ タ ー ン A 」 と 、 入 院 受

療 率 の 全 国 最 大 値 ( 県 単 位 ) が 全 国 中 央 値

( 県 単 位 ) に ま で 低 下 す る 割 合 を 用 い る

「 パ タ ー ン B 」 が あ り 、 都 道 府 県 が A か ら

B の 範 囲 内 で 定 め ま す 。

○  「 パ タ ー ン B 」 に よ る 当 該 構 想 区 域 の 慢

性 期 病 床 の 減 少 率 が 全 国 中 央 値 よ り も 大 き

く 、 か つ 高 齢 者 単 身 世 帯 割 合 が 全 国 平 均 を

超 え て い る 場 合 は 、 特 例 に よ り 、 目 標 年 次

を 平 成 37 年 (2025 年 ) か ら 平 成 42 年 (2030 年 ) にす る こ と が で き 、 本 県 で は 東 三 河 北 部 医 療

圏 が 該 当 し て い ま す 。

< 平 成 25 年 度 の 慢 性 期 入 院 受 療 率 及 び 平 成 37年 の 「 パ タ ー ン A 」 、 「 パ タ ー ン B 」 の 試 算 >(入院受療率:当該区域の入院患者数を性・年齢階級別人口で除して得た、人口10 万人あ

たりの数)

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現状

】【

将来

平成25年度入院受療率 平成37年

入院受療率平成25年度からの減少率

平成37年入院受療率

平成25年度からの減少率

名古屋 121 81 △ 33.1% 89 △ 26.3%海部 156 81 △ 48.1% 96 △ 38.3%

尾張中部 130 81 △ 37.7% 91 △ 30.0%尾張東部 141 81 △ 42.6% 93 △ 33.9%尾張西部 87 81 △ 6.9% 82 △ 5.5%尾張北部 114 81 △ 28.9% 88 △ 23.1%

 知多半島 71 71 0.0% 71 0.0%西三河北部 135 81 △ 40.0% 92 △ 31.9%

西三河南部東 131 81 △ 38.2% 91 △ 30.4%西三河南部西 157 81 △ 48.4% 96 △ 38.6%東三河北部 162 81 △ 50.0% 97 △ 39.8%東三河南部 262 81 △ 69.1% 118 △ 55.0%

全国最大値(県単位) 391全国中央値(県単位) 144全国最小値(県単位) 81

2次医療圏パターンA パターンB

※   厚 生 労 働 省 医 政 局 地 域 医 療 計 画 課 情 報 提供 に よ る 2 次 医 療 圏 ご と の 平 成 25 年 度 慢 性 期総 入 院 受 療 率 か ら 、 平 成 27 年 3 月 31 日 付 け 厚生 労 働 省 医 政 局 長 通 知 ( 医 政 発 0331 第 9 号 ) に定 め ら れ た 慢 性 期 総 入 院 受 療 率 算 定 方 法 よ り算 出 。

( 注 ) 「 特 例 」 を 適 用 し た 場 合 は 、 目 標 年 次 が 平成 42 年 と な る た め 、 平 成 37 年 の 入 院 受 療 率 は119( △ 26.6 % ) と な る 。

○  在 宅 医 療 等 の 体 制 の 整 備 に は 、 今 後 、 一 定程 度 の 時 間 が 必 要 と 想 定 さ れ る た め 、 本 県 にお い て は 「 パ タ ー ン B 」 ( 東 三 河 北 部 医 療 圏に つ い て は 「 特 例 」 ) に よ る こ と と し ま す 。

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(注)

エ   平 成 37 年 の 医 療 需 要 及 び 供 給 量 の 推 計  ○   構 想 区 域 ご と に 、 患 者 住 所 地 に 基 づ き 推

計 し た 医 療 需 要 ( 患 者 住 所 地 ベ ー ス ) と 、現 在 の 医 療 提 供 体 制 が 変 わ ら な い と 仮 定 した 推 定 供 給 数 ( 医 療 機 関 所 在 地 ベ ー ス ) は以 下 の と お り と な り ま す 。

< 構 想 区 域 に お け る 平 成 37 年 の 医 療 需 要 及 び 供給 量 の 推 計 >(慢性期:パターンB(東三河北部は特例))                     

(単位:人/日)

平成37年における医療需要 平成37年における医療供給 平成37年における医療需要 平成37年における医療供給

当該構想区域に居住する患者の医療需要

(患者住所地ベース)

現在の医療提供体制が変わらないと仮定した場合の他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減した

もの(医療機関所在地ベース)

当該構想区域に居住する患者の医療需要

(患者住所地ベース)

現在の医療提供体制が変わらないと仮定した場合の他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減した

もの(医療機関所在地ベース)

高度急性期 1,946 2,164 高度急性期 315 276急性期 5,972 6,292 急性期 978 880回復期 6,441 6,758 回復期 1,017 891慢性期 3,333 3,292 慢性期 562 532計 17,692 18,506 計 2,872 2,579

高度急性期 214 144 高度急性期 243 173急性期 675 499 急性期 697 551回復期 794 695 回復期 894 812慢性期 424 347 慢性期 499 447計 2,107 1,685 計 2,333 1,983

高度急性期 351 599 高度急性期 407 439急性期 1,127 1,801 急性期 1,235 1,328回復期 992 1,237 回復期 1,383 1,593慢性期 688 723 慢性期 759 865計 3,158 4,360 計 3,784 4,225

高度急性期 339 305 高度急性期 31 14急性期 1,139 1,087 急性期 107 80回復期 1,367 1,357 回復期 106 63慢性期 582 564 慢性期 107 69計 3,427 3,313 計 351 226

高度急性期 450 424 高度急性期 415 403急性期 1,464 1,421 急性期 1,298 1,274回復期 1,573 1,610 回復期 1,407 1,428慢性期 915 1,112 慢性期 1,176 1,340計 4,402 4,567 計 4,296 4,445

高度急性期 378 239急性期 1,238 864 高度急性期 5,089 5,180回復期 1,393 1,088 急性期 15,930 16,077慢性期 799 620 回復期 17,367 17,532計 3,808 2,811 慢性期 9,844 9,911

計 48,230 48,700

愛知県合計知多半島

尾張北部 東三河南部

海部 西三河南部東

尾張東部 西三河南部西

尾張西部 東三河北部

構想区域 機能区分 構想区域 機能区分

名古屋・尾張中部

西三河北部

・厚生労働省から提供された「必要病床数等推計ツール」のデータを基に作成。

(2) 都 道 府 県 間 の 医 療 需 要 の 調 整

60

  ○   平 成 37 年 (2025 年 ) の 医 療 需 要 の 推 計 に あた り 、 病 床 の 機 能 区 分 ご と に 都 道 府 県 間 で 1日 当 た り 10 人 以 上 の 患 者 の 流 入 ・ 流 出 が 見込 ま れ る 場 合 は 、 厚 生 労 働 省 通 知 に よ り 、当 該 都 道 府 県 間 で 協 議 を 行 い 流 入 ・ 流 出 の見 込 み を 調 整 す る こ と と さ れ て い ま す 。

  ○   本 県 は 、 岐 阜 県 、 三 重 県 、 静 岡 県 、 東 京都 、 福 岡 県 と 協 議 を 行 い 、 以 下 の と お り 病床 数 の 調 整 を 図 り ま し た 。

< 他 県 と の 調 整 対 象 と な る 平 成 37 年 の 入 院 患 者の 流 入 ・ 流 出 の 状 況 > ( 単 位 : 人 / 日 )

患者数 医療圏 患者数 医療圏 患者数 医療圏 患者数 医療圏

流出①(愛知→岐阜) 15尾張西部15 41尾張西部41 33尾張西部33 43

名古屋16尾張西部12尾張北部15

132

流入②(岐阜→ 愛知) 17名古屋17 141

名古屋69尾張東部12尾張西部12尾張北部48

167名古屋64尾張西部26尾張北部77

165尾張東部13尾張西部10尾張北部142

490

差引(①-②) 2 100 134 122 358流出①

(愛知→ 三重) 0 0 0 65名古屋43海部22 65

流入②(三重→ 愛知) 51名古屋28

海部23 107名古屋58海部49 86名古屋52

海部34 15名古屋15 259差引(①-②) 51 107 86 △   50 194

流出①(愛知→静岡) 0 25東三河南部25 15東三河南部15 29名古屋13

東三河南部16 69流入②

(静岡→ 愛知) 0 19東三河南部19 29東三河南部29 88東三河南部88 136差引(①-②) 0 △   6 14 59 67

流出①(愛知→ 東京) 0 0 0 0 0

流入②(東京→ 愛知) 0 0 10名古屋10 0 10差引(①-②) 0 0 10 0 10

流出①(愛知→福岡) 0 0 11名古屋11 0 11

流入②(福岡→ 愛知) 0 0 0 0 0差引(①-②) 0 0 △   11 0 △   11

流出①(愛知→ 他県) 15 66 59 137 277

流入②(他県→ 愛知) 68 267 292 268 895差引(①-②) 53 201 233 131 618

県名高度急性期 急性期 回復期 慢性期

三重県

東京都

岐阜県

福岡県

合計

静岡県

61

62

(3) 構 想 区 域 間 に お け る 入 院 患 者 の 流 入 ・ 流 出の 調 整  ○   「 地 域 医 療 構 想 策 定 ガ イ ド ラ イ ン 」 に お

い て は 、 高 度 急 性 期 に つ い て は 、 診 療 密 度が 特 に 高 い 医 療 を 提 供 す る た め 、 必 ず し も当 該 構 想 区 域 で の 完 結 は 求 め ら れ て い ま せん が 、 急 性 期 か ら 回 復 期 、 慢 性 期 に つ い ては 、 で き る だ け 構 想 区 域 内 で の 対 応 が 望 まし い と さ れ て お り 、 本 県 に お い て も 一 部 地域 で は 患 者 住 所 地 ベ ー ス で 検 討 す べ き と の意 見 も あ り ま し た 。

○  本 県 の 構 想 区 域 間 で は 、 急 性 期 、 回 復 期 、慢 性 期 の 入 院 医 療 に お い て 一 定 程 度 の 流 入 ・流 出 が 生 じ て い ま す が 、 将 来 、 医 療 提 供 体 制が ど う 変 化 す る か わ か ら な い 状 況 で は こ の 傾向 は 当 面 継 続 す る と 見 込 む こ と が 合 理 的 で す 。

○  そ の た め 、 本 県 に お い て は 、 医 療 機 関 所 在地 ベ ー ス を 基 に 必 要 病 床 数 を 推 計 す る こ と とし 、 構 想 区 域 間 に お け る 患 者 の 流 入 ・ 流 出 の調 整 も 行 わ な い こ と と し ま す 。

(4) 必 要 病 床 数 の 推 計  ○   地 域 医 療 構 想 で 定 め る 必 要 病 床 数 は 、 構

想 区 域 に お い て 平 成 37 年 (2025 年 ) に お け る 機能 区 分 ご と の 医 療 需 要 に 対 応 す る た め の 病床 数 で あ り 、 病 床 の 機 能 の 分 化 及 び 連 携 を推 進 す る た め の 目 標 に な る も の で す 。

  ○   地 域 医 療 構 想 に お い て 平 成 37 年 (2025 年 )の 必 要 病 床 数 を 明 ら か に す る こ と に よ り 、医 療 関 係 者 が 将 来 の 医 療 需 要 の 状 況 を 共 有し 、 そ の 上 で 、 医 療 機 関 が そ れ ぞ れ の 医 療提 供 の 方 針 を 踏 ま え 、 協 議 の 場 ( 地 域 医 療構 想 調 整 会 議 ) な ど を 活 用 し な が ら 、 医 療関 係 者 間 で の 協 議 な ど に 基 づ く 自 主 的 な 取組 を 促 進 し て い く こ と で 、 将 来 の あ る べ き医 療 体 制 を 実 現 し よ う と す る も の で す 。

  ○   本 県 に お い て は 、 平 成 37 年 (2025 年 ) の 医療 機 関 所 在 地 ベ ー ス の 医 療 供 給 量 ( (1) エ 参照 ) を 以 下 の 病 床 稼 働 率 で 除 し て 得 た 数 を 、

63

各 構 想 区 域 に お け る 病 床 の 必 要 量 ( 必 要 病床 数 推 計 ) と し ま す 。

    ・ 病 床 稼 働 率 : 高 度 急 性 期 75 % 、 急 性 期78 % 、 回 復 期 90 % 、 慢 性 期 92 %

○  な お 、 新 た な 病 院 が 建 設 さ れ る な ど 患 者 の流 入 ・ 流 出 に 大 き な 変 化 が あ る 場 合 は 、 必 要病 床 数 推 計 の 見 直 し を 行 い ま す 。

64

< 構 想 区 域 に お け る 平 成 37 年 の 必 要 病 床 数 推 計>

(慢性期:パターンB(東三河北部は特例)) (単位 医療供給:人/日 病床稼働率:%

必要病床数:床)

高度急性期 2,164 75 2, 885急性期 6,292 78 8, 067回復期 6,758 90 7, 509慢性期 3,292 92 3, 578計 18,506 22, 039

高度急性期 144 75 192急性期 499 78 640回復期 695 90 772慢性期 347 92 377計 1,685 1, 981

高度急性期 599 75 799急性期 1,801 78 2, 309回復期 1,237 90 1, 374慢性期 723 92 786計 4,360 5, 268

高度急性期 305 75 407急性期 1,087 78 1, 394回復期 1,357 90 1, 508慢性期 564 92 613計 3,313 3, 922

高度急性期 424 75 565急性期 1,421 78 1, 822回復期 1,610 90 1, 789慢性期 1,112 92 1, 209計 4,567 5, 385

高度急性期 239 75 319急性期 864 78 1, 108回復期 1,088 90 1, 209慢性期 620 92 674計 2,811 3, 310

病床の必要量(必要病床数推計)

(A)÷ (B)病床稼働率

(B)

知多半島

医療機関所在地ベースの医療供給量

(A)構想区域 機能区分

名古屋・尾張中部

海部

尾張東部

尾張西部

尾張北部

65

高度急性期 276 75 368急性期 880 78 1, 128回復期 891 90 990慢性期 532 92 578計 2,579 3, 064

高度急性期 173 75 231急性期 551 78 706回復期 812 90 902慢性期 447 92 486計 1,983 2, 325

高度急性期 439 75 585急性期 1,328 78 1, 703回復期 1,593 90 1, 770慢性期 865 92 940計 4,225 4, 998

高度急性期 14 75 19急性期 80 78 103回復期 63 90 70慢性期 69 92 75計 226 267

高度急性期 403 75 537急性期 1,274 78 1, 633回復期 1,428 90 1, 587慢性期 1,340 92 1, 457計 4,445 5, 214

高度急性期 5,180 75 6, 907急性期 16,077 78 20, 613回復期 17,532 90 19, 480慢性期 9,911 92 10, 773計 48,700 57, 773

病床稼働率(B)

愛知県合計

構想区域 機能区分医療機関所在地ベース

の医療供給量(A)

東三河南部

病床の必要量(必要病床数推計)

(A)÷ (B)

西三河北部

西三河南部東

西三河南部西

東三河北部

66

( 参 考 ) 病 床 機 能 報 告 の 状 況

( 病 床 機 能 報 告 制 度 の 概 要 )  ○   病 床 機 能 報 告 制 度 は 、 医 療 法 の 改 正 に よ

り 医 療 機 関 が 有 し て い る 一 般 病 床 及 び 療 養病 床 に つ い て 、 現 状 と 6 年 が 経 過 し た 時 点 にお け る 病 床 の 機 能 区 分 ( 高 度 急 性 期 、 急 性期 、 回 復 期 、 慢 性 期 ) 等 を 都 道 府 県 に 報 告す る 制 度 で 、 平 成 26 年 度 (2014 年 度 ) か ら 施 行さ れ て い ま す 。

○  病 床 機 能 報 告 は 毎 年 度 実 施 さ れ る こ と か ら 、地 域 医 療 構 想 で 定 め た 必 要 病 床 数 と の 比 較 を毎 年 度 行 っ て い く こ と で 、 機 能 区 分 ご と の 必要 病 床 数 に 対 し 、 病 床 が 実 際 に 果 た し て い る機 能 の 収 斂 の 状 況 を 把 握 す る こ と が で き ま す 。

○  し か し 、 現 行 の 病 床 機 能 報 告 制 度 で は 、 定性 的 な 基 準 を 基 に 医 療 機 関 が そ れ ぞ れ の 判 断に よ り 病 棟 単 位 で 病 床 の 機 能 区 分 を 選 択 し てい る こ と か ら 、 国 に お い て は 制 度 の 精 緻 化 にむ け た 検 討 が 行 わ れ て い ま す 。

( 本 県 に お け る 報 告 状 況 )○  平 成 26 年 度 (2014 年 度 ) に お け る 病 床 機 能 報

告 制 度 の 報 告 結 果 は 、 高 度 急 性 期 13,763 床 、 急性 期 24,504 床 、 回 復 期 5,185床 、 慢 性 期 12,779 床 、合 計 56,231 床 と な っ て い ま す ( 未 報 告 39 医 療 機関 ( 病 院 3 、 有 床 診 療 所 36 ) ) 。

○  全 国 の 構 成 比 と 比 較 す る と 、 本 県 は 高 度 急性 期 の 割 合 が 高 く 、 慢 性 期 の 割 合 は 低 い 傾 向に あ り ま す 。

67

< 平 成 26 年 度 病 床 機 能 報 告 結 果 > (単位:床)

全体 全体

高度急性期 急性期 回復期 慢性期 高度急性期 急性期 回復期 慢性期

6,611 8,958 1,822 4,007 6,733 8,765 2,363 3,750(30.9%) (41.9%) (8.5%) (18.7%) (31.2%) (40.6%) (10.9%) (17.4%)

31 1,148 335 541 31 1,148 335 541(1.5%) (55.9%) (16.3%) (26.3%) (1.5%) (55.9%) (16.3%) (26.3%)2,360 1,357 141 774 2,360 1,357 141 774

(50.9%) (29.3%) (3.0%) (16.7%) (50.9%) (29.3%) (3.0%) (16.7%)94 2,333 449 674 94 2,322 591 543

(2.6%) (65.7%) (12.6%) (19.0%) (2.6%) (65.4%) (16.6%) (15.3%)724 2,647 498 1,359 682 2,696 538 1,327

(13.8%) (50.6%) (9.5%) (26.0%) (13.0%) (51.4%) (10.3%) (25.3%)662 1,739 241 569 718 1,046 481 442

(20.6%) (54.2%) (7.5%) (17.7%) (26.7%) (38.9%) (17.9%) (16.4%)303 1,586 181 390 303 1,546 221 390

(12.3%) (64.5%) (7.4%) (15.9%) (12.3%) (62.8%) (9.0%) (15.9%)654 615 446 406 654 605 446 416

(30.8%) (29.0%) (21.0%) (19.1%) (30.8%) (28.5%) (21.0%) (19.6%)1,444 1,479 602 1,119 1,509 1,282 729 1,159

(31.1%) (31.8%) (13.0%) (24.1%) (32.3%) (27.4%) (15.6%) (24.8%)0 227 0 268 0 193 60 268

(0.0%) (45.9%) (0.0%) (54.1%) (0.0%) (37.0%) (11.5%) (51.4%)880 2,415 470 2,672 880 2,305 616 2,636

(13.7%) (37.5%) (7.3%) (41.5%) (13.7%) (35.8%) (9.6%) (41.0%)

13,763 24,504 5,185 12,779 13,964 23,265 6,521 12,246(24.5%) (43.6%) (9.2%) (22.7%) (24.9%) (41.5%) (11.6%) (21.9%)

193,538 587,484 110,164 356,176 201,990 559,181 142,131 348,112(15.5%) (47.1%) (8.8%) (28.6%) (16.1%) (44.7%) (11.4%) (27.8%)

2,055

4,632

構想区域

愛知県合計

尾張北部

知多半島

海部

尾張東部

尾張西部

西三河北部

西三河南部東

西三河南部西

東三河北部

東三河南部

1,251,414

32 32 7 1平成 年度(平成 年 月 日時点)

全国 1,247,362

26 26 7 1平成 年度(平成 年 月 日時点)

4,644

495

6,437

56,231

3,550

5,228

3,211

2,460

2,121

名古屋・尾張中部 21,398 21,611

2,055

4,632

6,437

55,996

2,460

2,121

4,679

521

3,550

5,243

2,687

( 病 床 機 能 報 告 結 果 と 必 要 病 床 数 の 比 較 )○  地 域 医 療 構 想 の 平 成 37 年 (2025 年 ) の 必 要 病床 数 と 平 成 26 年 度 (2014 年 度 ) の 病 床 機 能 報 告に よ る 病 床 数 を 比 較 す る と 、 県 全 体 で 回 復 期で は 14,011 床 の 不 足 、 他 の 区 分 は 過 剰 に な っ てい ま す が 、 病 床 機 能 の 報 告 は 定 性 的 な 基 準 に基 づ く 医 療 機 関 の 判 断 に よ る も の で あ る こ とに 留 意 す る 必 要 が あ り ま す 。

68

< 平 成 26 年 度 病 床 機 能 報 告 結 果 と 平 成 37 年 必 要病 床 数 と の 比 較 >     (単位:床)

構想区域 区分 高度急性期 急性期 回復期 慢性期 計

37 ①平成 年の必要病床数 2,885 8,067 7,509 3,578 22,03926平成 年病床機能報告 6,611 8,958 1,822 4,007 21,39826 ②平成 年の病床数 6,987 9,465 1,925 4,233 22,610

① ②差引( - ) △  4,102 △  1,398 5,584 △  655 △  57137 ①平成 年の必要病床数 192 640 772 377 1,98126平成 年病床機能報告 31 1,148 335 541 2,05526 ②平成 年の病床数 32 1,170 342 551 2,095

① ②差引( - ) 160 △  530 430 △  174 △  11437 ①平成 年の必要病床数 799 2,309 1,374 786 5,26826平成 年病床機能報告 2,360 1,357 141 774 4,63226 ②平成 年の病床数 2,438 1,402 146 800 4,786

① ②差引( - ) △  1,639 907 1,228 △  14 48237 ①平成 年の必要病床数 407 1,394 1,508 613 3,92226平成 年病床機能報告 94 2,333 449 674 3,55026 ②平成 年の病床数 102 2,528 486 730 3,846

① ②差引( - ) 305 △  1,134 1,022 △  117 7637 ①平成 年の必要病床数 565 1,822 1,789 1,209 5,38526平成 年病床機能報告 724 2,647 498 1,359 5,22826 ②平成 年の病床数 753 2,753 518 1,413 5,437

① ②差引( - ) △  188 △  931 1,271 △  204 △  5237 ①平成 年の必要病床数 319 1,108 1,209 674 3,31026平成 年病床機能報告 662 1,739 241 569 3,21126 ②平成 年の病床数 694 1,822 252 596 3,364

① ②差引( - ) △  375 △  714 957 78 △  5437 ①平成 年の必要病床数 368 1,128 990 578 3,06426平成 年病床機能報告 303 1,586 181 390 2,46026 ②平成 年の病床数 330 1,727 197 425 2,679

① ②差引( - ) 38 △  599 793 153 38537 ①平成 年の必要病床数 231 706 902 486 2,32526平成 年病床機能報告 654 615 446 406 2,12126 ②平成 年の病床数 714 672 487 443 2,316

① ②差引( - ) △  483 34 415 43 937 ①平成 年の必要病床数 585 1,703 1,770 940 4,99826平成 年病床機能報告 1,444 1,479 602 1,119 4,64426 ②平成 年の病床数 1,510 1,546 629 1,170 4,855

① ②差引( - ) △  925 157 1,141 △  230 14337 ①平成 年の必要病床数 19 103 70 75 26726平成 年病床機能報告 0 227 0 268 49526 ②平成 年の病床数 0 246 0 291 537

① ②差引( - ) 19 △  143 70 △  216 △  27037 ①平成 年の必要病床数 537 1,633 1,587 1,457 5,21426平成 年病床機能報告 880 2,415 470 2,672 6,43726 ②平成 年の病床数 911 2,499 487 2,765 6,662

① ②差引( - ) △  374 △  866 1,100 △  1,308 △  1,44837 ①平成 年の必要病床数 6,907 20,613 19,480 10,773 57,77326平成 年病床機能報告 13,763 24,504 5,185 12,779 56,23126 ②平成 年の病床数 14,471 25,830 5,469 13,417 59,187

① ②差引( - ) △  7,564 △  5,217 14,011 △  2,644 △  1,414計

名古屋・尾張中部

西三河北部

海部

西三河南部東

尾張東部

西三河南部西

尾張西部

東三河北部

尾張北部

東三河南部

知多半島

3

※ 「平成26 年の病床数②」は、平成26 年10 月1 日における一般及び療養病床数を、平

成26 年度病床機能報告結果の各機能区分の割合を乗じて算出した参考値。

69

(5) 在 宅 医 療 等 の 必 要 量 の 推 計○  在 宅 医 療 等 の 医 療 需 要 に つ い て は 、 療 養 病床 の 入 院 患 者 数 の う ち 、 医 療 区 分 1 の 患 者 数の 70 % は 在 宅 医 療 等 で の 対 応 と さ れ て お り 、ま た 、 平 成 37 年 (2025 年 ) の 医 療 需 要 は 入 院 受療 率 を 低 下 さ せ る 仮 定 で 、 長 期 で 療 養 を 要 する 患 者 の う ち 一 定 割 合 は 在 宅 医 療 等 に 移 行 する と し て 推 計 さ れ て い ま す ( 詳 細 は (1) ウ 参照 ) 。

○  本 県 に お け る 平 成 37 年 (2025 年 ) の 在 宅 医 療等 の 必 要 量 に つ い て は 、 次 の と お り で す 。

< 構 想 区 域 に お け る 平 成 37 年 の 在 宅 医 療 等 の 必要 量 >     (慢性期:パターンB(東三河北部は特例))  ※ (     ) は 平 成 25 年 度 を 1 と し た 場 合 の 各 年 の 指 数

(単位 人/日)

25平成 年度 37平成 年 25平成 年度 37平成 年

26,736 43,976 2,163 3,782(1.00) (1.64) (1.00) (1.75)

18,847 30,570 1,015 1,686(1.00) (1.62) (1.00) (1.66)1,812 2,997 2,378 3,724(1.00) (1.65) (1.00) (1.57)791 1,220 1,219 1,827(1.00) (1.54) (1.00) (1.50)4,021 7,092 3,810 6,054(1.00) (1.76) (1.00) (1.59)2,745 4,630 1,957 2,912(1.00) (1.69) (1.00) (1.49)3,750 5,950 728 877(1.00) (1.59) (1.00) (1.20)2,260 3,591 325 419(1.00) (1.59) (1.00) (1.29)4,999 8,522 4,982 8,329(1.00) (1.70) (1.00) (1.67)3,026 5,000 2,288 3,201(1.00) (1.65) (1.00) (1.40)4,345 6,542(1.00) (1.51) 59,724 97,8452,622 3,955 (1.00) (1.64)(1.00) (1.51) 37,095 59,011

(1.00) (1.59)

愛知県合計

在宅医療等

( )再掲 在宅医療等のうち訪問診療分

構想区域 区分

西三河北部

在宅医療等

( )再掲 在宅医療等のうち訪問診療分

西三河南部東

在宅医療等

( )再掲 在宅医療等のうち訪問診療分

東三河南部

在宅医療等

( )再掲 在宅医療等のうち訪問診療分

東三河北部

在宅医療等

( )再掲 在宅医療等のうち訪問診療分

西三河南部西

在宅医療等

( )再掲 在宅医療等のうち訪問診療分

医療需要

知多半島

在宅医療等

( )再掲 在宅医療等のうち訪問診療分

尾張西部

在宅医療等

( )再掲 在宅医療等のうち訪問診療分

尾張北部

在宅医療等

( )再掲 在宅医療等のうち訪問診療分

海部

在宅医療等

( )再掲 在宅医療等のうち訪問診療分

尾張東部

在宅医療等

( )再掲 在宅医療等のうち訪問診療分

構想区域 区分医療需要

名古屋・尾張中部

在宅医療等

( )再掲 在宅医療等のうち訪問診療分

※ 「地域医療構想策定ガイドライン」においては、在宅医療等の範囲について「居宅、特別

養護老人ホーム、養護老人ホーム、軽費老人ホーム、有料老人ホーム、介護老人保健施設、

その他医療を受ける者が療養生活を営むことができる場所であって、現在の病院・診療所

以外の場所において提供される医療を指し、現在の療養病床以外でも対応可能な患者の受

け皿となることも想定」するとしています。

70

71

6 . 本 構 想 を 実 現 す る た め の 施 策(1) 基 本 的 な 考 え 方○  地 域 医 療 構 想 を 実 現 す る た め に は 、 病 床 の機 能 分 化 と 連 携 を 進 め る 必 要 が あ り ま す 。 その た め 、 ま ず 地 域 医 療 構 想 調 整 会 議 な ど の 場に お い て 、 各 医 療 機 関 が 担 っ て い る 病 床 機 能を 分 析 し 、 情 報 共 有 を 図 り ま す 。 そ の 上 で 、特 に 不 足 が 見 込 ま れ る 回 復 期 機 能 の 病 床 へ の転 換 や 新 設 及 び 機 能 ご と の 円 滑 な 連 携 に 向 け医 療 機 関 の 自 主 的 な 取 組 を 促 す と と も に 、 医療 機 関 相 互 の 協 議 を 行 い ま す 。

○  地 域 医 療 構 想 に お い て は 、 療 養 病 床 の 入 院患 者 数 の う ち 一 定 数 を 在 宅 医 療 で 対 応 す る 患者 数 と し て 見 込 ん で い る こ と か ら 、 在 宅 医 療の 充 実 強 化 を 図 る 必 要 が あ り ま す 。

○  将 来 の あ る べ き 医 療 提 供 体 制 を 再 構 築 す る上 で は 、 必 要 不 可 欠 な 医 療 従 事 者 の 確 保 ・ 養成 に 取 り 組 む 必 要 が あ り ま す 。

○  こ う し た 取 組 を 実 施 、 支 援 す る た め に 、 地域 医 療 介 護 総 合 確 保 基 金 を 積 極 的 に 活 用 し ます 。

(2) 今 後 の 主 な 方 策ア   病 床 の 機 能 の 分 化 及 び 連 携 の 推 進

◇  病 床 機 能 報 告 な ど を 活 用 し な が ら 各 医 療機 関 が 担 っ て い る 病 床 機 能 を 把 握 ・ 分 析 する 。

◇  不 足 す る 病 床 機 能 が 充 足 で き る よ う 、 病床 の 転 換 等 を 支 援 す る 。

◇  医 療 機 関 間 に お い て 医 療 情 報 の 連 携 を 図り 、 患 者 の 状 態 に 応 じ 適 切 な 医 療 機 関 で 必要 な 医 療 を 提 供 す る た め 、 I C T ( 情 報 通信 技 術 ) を 活 用 し た 地 域 医 療 ネ ッ ト ワ ー ク基 盤 の 整 備 を 推 進 す る 。

◇  医 療 機 関 の 機 能 分 化 と 相 互 連 携 を 推 進 する た め 、 病 診 連 携 シ ス テ ム の 整 備 を 推 進 す る 。

◇  一 般 医 療 と 精 神 科 医 療 の 連 携 を 推 進 し 、長 期 入 院 精 神 障 害 者 を 始 め と す る 精 神 障 害者 の 地 域 移 行 を よ り 一 層 進 め る 。

◇  病 院 内 に お け る 周 術 期 の 術 前 か ら 術 後 の

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口 腔 機 能 管 理 と し て 前 方 連 携 及 び 後 方 連 携を 行 う た め 、 愛 知 県 歯 科 医 師 会 在 宅 歯 科 医療 連 携 室 等 と の 連 携 強 化 を 図 る 。

◇  病 床 の 機 能 の 分 化 及 び 連 携 の 推 進 に は 、サ ー ビ ス 利 用 者 と し て 、 ま た 、 地 域 で 医 療や 介 護 を 支 え る 立 場 と し て の 住 民 の 理 解 も欠 か せ な い た め 、 各 種 媒 体 等 を 活 用 し て 普及 啓 発 を 図 る 。

イ   在 宅 医 療 の 充 実◇  郡 市 区 医 師 会 に 設 置 し た 在 宅 医 療 サ ポ ー

ト セ ン タ ー の 支 援 等 に よ り 、 24 時 間 365日 対応 可 能 な 在 宅 医 療 提 供 体 制 の 構 築 を 推 進 する 。

◇  医 療 及 び 介 護 関 係 者 が 医 療 情 報 を 共 有 する た め 、 市 町 村 が 行 う I C T ( 情 報 通 信 技術 ) に よ る 在 宅 医 療 連 携 シ ス テ ム の 導 入 を支 援 す る 。

◇  市 町 村 が 主 体 と な り 、 医 師 、 歯 科 医 師 、薬 剤 師 、 看 護 師 、 歯 科 衛 生 士 、 ケ ア マ ネジ ャ ー 、 介 護 士 な ど の 医 療 福 祉 従 事 者 がチ ー ム と な っ て 患 者 ・ 家 族 を サ ポ ー ト す る体 制 を 支 援 す る 。

◇  医 療 、 介 護 、 福 祉 な ど を 地 域 に お い て 切れ 目 な く 提 供 す る 地 域 包 括 ケ ア シ ス テ ム の構 築 を 図 る 。

◇  在 宅 歯 科 診 療 に 必 要 な 医 療 機 器 等 の 整 備を 進 め る 。

◇  地 域 の 薬 局 に よ る 服 薬 指 導 ・ 服 薬 管 理 の取 組 を 進 め る 。

◇  医 師 会 、 歯 科 医 師 会 、 薬 剤 師 会 等 関 係 機関 と 相 互 に 連 携 し 、 医 薬 品 の 適 正 使 用 に 繋が る 、 よ り 質 の 高 い 医 薬 分 業 を 推 進 す る 。

◇  患 者 ・ 家 族 が 安 心 し て 患 者 の 意 思 が 尊 重さ れ た 在 宅 医 療 を 受 け る た め 、 在 宅 で 受 けら れ る 医 療 や 介 護 に 関 す る 適 切 な 情 報 提 供を 推 進 す る と と も に 、 県 民 の 在 宅 医 療 に 関す る 理 解 を 深 め る た め 、 各 種 媒 体 等 を 活 用し て 普 及 啓 発 を 図 る 。

ウ   医 療 従 事 者 の 確 保 ・ 養 成◇  地 域 医 療 支 援 セ ン タ ー に お い て 、 大 学 と連 携 し た 医 師 の 育 成 、 キ ャ リ ア 形 成 支 援 と

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医 師 不 足 の 病 院 等 へ の 派 遣 体 制 の 強 化 を 図り 、 医 師 の 地 域 偏 在 の 解 消 を 図 る 。 な お 、新 た な 専 門 医 の 養 成 制 度 に つ い て は 、 専 攻医 の 地 域 偏 在 に つ い て の 検 証 及 び 調 整 を 行い 、 地 域 医 療 の 確 保 に 配 慮 し た 対 応 を 図 る 。

◇  医 療 勤 務 環 境 改 善 支 援 セ ン タ ー を 設 置 し 、働 き や す い 職 場 づ く り に 取 り 組 む 医 療 機 関の 相 談 に 応 じ る と と も に 、 必 要 に 応 じ て アド バ イ ザ ー を 派 遣 す る な ど 、 そ の 取 組 を 支援 す る 。

◇  医 師 や 歯 科 医 師 、 薬 剤 師 、 看 護 師 を 含 めた 保 健 医 療 従 事 者 が 、 緊 密 な 連 携 を 保 ち 、患 者 に 適 切 な 医 療 を 提 供 す る 「 チ ー ム 医療 」 に 対 応 で き る よ う 、 資 質 の 高 い 保 健 医療 従 事 者 の 養 成 を 推 進 す る 。

◇  看 護 職 員 の 養 成 や 再 就 業 の 支 援 、 資 質 の向 上 に 努 め る 。

◇  在 宅 医 療 を 支 援 す る 歯 科 医 師 の 養 成 を 図る 。

◇  医 薬 分 業 や 在 宅 医 療 の 進 展 等 に 伴 い 、 地域 の 需 要 に 即 し た 薬 剤 師 の 確 保 と 質 の 向 上を 目 指 す 。

エ   そ の 他 の 取 組    ◇   生 活 習 慣 病 の 発 症 予 防 と 早 期 発 見 に 取

り 組 み 、 生 活 習 慣 の 改 善 に よ る 健 康 の 保 持増 進 を 行 う こ と に よ り 、 将 来 の 医 療 需 要 の増 加 を 抑 制 し 、 限 ら れ た 医 療 資 源 を 有 効 活用 し な が ら 適 切 な 医 療 を 受 け る こ と が で きる 体 制 づ く り を 進 め る 。

◇  将 来 に わ た り 国 民 皆 保 険 を 堅 持 し 続 け てい く た め 、 医 療 費 が 過 度 に 増 大 し な い よ う 、医 療 費 適 正 化 計 画 を 着 実 に 推 進 す る 。

◇  か か り つ け 医 認 知 症 対 応 力 向 上 研 修 の 実施 や 、 認 知 症 サ ポ ー ト 医 の 養 成 を 進 め る こと に よ り 、 認 知 症 の 容 態 に 応 じ た 適 切 な 医療 ・ 介 護 の 提 供 を 行 う 。

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