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2018後期 情報処理技法 (リテラシ)II 5回 文書に置ける構造と アウトラインプロセッサの利

2018後期 情報処理技法yasunari/2018a/literacy/lit...XMind を使うと良い XMindはツリーかロジック図モ ードが良い 実習 前回XMindで作ったマインドマップから問題提起とそれに対するアプローチというアウトラインを各人で作って

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2018後期

情報処理技法(リテラシ)II

第5回 文書に置ける構造とアウトラインプロセッサの利用

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情報リテラシー2

前回の復習 様々なアイディア生成の技法とノートの活用

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アイディアは既存の要素の組み合わせ

❖ アイディア出しには様々なツールを使うと効率的

❖ ブレインストーミングとKJ法

❖ マンダラート

❖ オズボーンのチェックリスト

❖ MECEとロジックツリー

❖ マインドマップ

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ノートをとる❖ アイディアを留めるためにはメモ帳を

❖ 授業におけるノートの取り方には技法がある

❖ 講義を要点要点でつかんでいく

❖ キーワードでつかみ取る

❖ 視覚的にわかりやすく工夫する

❖ ノートを取るための工夫

❖ 見開きの左側を追記するために開ける

❖ 余白は多めに

❖ カラーは積極的に

❖ 記号も多用しよう

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さまざまな記録保存装置❖ スマホはデジタルアイディア帳になる

❖ メモアプリに記録

❖ 自分宛にメール

❖ 紙に書いたらカメラで撮影

❖ 音声メモも試してみよう

❖ データが蓄積したら検索したり追記したり活用していく

❖ さまざまなWebサービスも使える

❖ Scrapbox❖ Evernote

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情報リテラシー2

文書における 構造

レポートにふさわしい文書の構造ってどういうもの?

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起承転結の呪い❖ レポートは報告書

❖ 報告書にふさわしい文書の構造がある

❖ 序論

❖ 本論

❖ 結論

❖ この形式で他人にわかりやすくストレートに伝達する

❖ 作文の構造とは異なる

❖ 起承転結という指導は「論述」にはふさわしくない

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起承転結はなぜ駄目か❖ 起承転結という構造の目的

❖ もともと漢詩のために作られた構造

❖ 転じて物語の構築のために用いられる

❖ 小説や詩などには有効

❖ 論述、レポートにはパラグラフライティングの手法がふさわしい

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序論・本論・結論の理由❖ 序論・本論・結論で書くべきなのはなぜか

❖ レポートは自分の主張を文章にして報告する

❖ なぜ報告するのか

❖ 基本的には説得するための文章だから

❖ 論の展開がシンプルで最初から最後まで首尾一貫していることが必要

❖ 英語での論述文が参考になる

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序論・本論・結論の分量と役割❖ 自分の考えや主張を文章にして報告し、相手に納得してもらう

❖ 序論(2割程度の分量)

❖ 問題提起・仮説の提示・仮説を補強してくれる引用文の紹介

❖ 本論(7割程度の分量)

❖ 説明と検討・証拠や例を積み上げていく・資料や調査結果、実験結果など

❖ 結論(1割程度の分量)

❖ 答えと主張・本論の要約から結論づけていく

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アウトラインの作成❖ 書き出す前にアウトラインを作る❖ 簡潔に論理構造を書き記していく

❖ 文書の設計図❖ 何度も見返して不必要な情報は削ぎ落とす❖ 寄り道しない

❖ XMindを使うと良い❖ XMindはツリーかロジック図モードが良い

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実習❖ 前回XMindで作ったマインドマップから問題提起とそれに対するアプローチというアウトラインを各人で作ってみよう

❖ 序論

❖ 朝型になれないのはなぜか、様々な理由があることを示す

❖ 朝型になることがなぜ必要なのかを示す

❖ 本論

❖ 朝型になるための対策にはどのようなものがあるかを示す

❖ 介入できそうな方法を紹介する。そのメリットやリスクなどを示す。場合によってはデータなども示す

❖ 結論

❖ この介入によって朝型になることが可能であると示して終える(今回はこの結論で良い)

❖ 作成したら以下のように名前をつけて保存すること

❖ 日付-学籍番号.xmind

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文書作成とパラグラフライティング

❖ パラグラフとは「段落」のこと

❖ ただし、日本のいわゆる「形式段落」ではない

❖ 一つの考えや意味のまとまりを記したもの

❖ 一つのパラグラフには言いたいことは一つだけ書く

❖ 「言いたいこと」をまとめた一文を「キーセンテンス」または「トピックセンテンス」といい、これを冒頭一行目に書く

❖ キーセンテンスを補うように情報を付け加える

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パラグラフの展開のしかた❖ 主題と関係のないパラグラフは入れない

❖ 展開はいくつかの方法にまとめられる

❖ 並列に展開

❖ ○○はこうである。また○○はこうでもある。さらに○○はこうでもある。

❖ 時系列に展開

❖ 過去はこうだった。現在はこうである。だから未来はこうなるはずだ

❖ 論理的結合で展開

❖ だから○○である。したがって○○である。その結果○○である。

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  PowerPointでアウトラインを用意            

❖ 先ほど作成したXMindのアウトラインをもとに、PowerPointでスライドを作ってみよう

❖ PowerPointをアウトライン作成用に使う

❖ アウトライン表示にして書いた内容を確認してみよう

❖ 実際にやって見せますが、各人で作業してみましょう

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Wordのアウトライン機能❖ Microsoft Wordにはアウトライン機能がある

❖ こちらを利用しても良い

❖ アウトラインエディタという機能

❖ 見出しの親子関係を用いて書くことができる

❖ 慣れたらWordだけでアウトラインを作成してみよう

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総合的なチェックポイント

❖ 全てのセンテンスは内容と関係しているか

❖ テーマは明確か

❖ 各センテンスの論理関係は首尾一貫しているか

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来週の準備❖ 来週の内容

❖ 参考文献の収集と管理方法その1

❖ 参考文献をどのように集積し、取捨選択するか

❖ 次回授業までに「情報処理技法(リテラシ)I」の教科書から、情報検索の部分を読み返し、検索エンジンの利用法を復習しておくこと。

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課題ファイルの提出❖ 前から今回までの間に作成したXMindのファイルを提出してもらいます

❖ TWCUリテラシ2-04提出XMind課題

❖ ファイルをアップロードしてください

❖ ファイルをアップロードするには、リンクからWebページに移動してください

❖ リンクは授業のページにも用意してあります

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