発 行／アジア競技大会愛知・名古屋合同準備会事務局

2018.11愛知県振興部アジア競技大会推進課（電話：052-954-6729 FAX：052-951-1006）名古屋市総務局総合調整部アジア競技大会推進室（電話：052-972-2231 FAX：052-972-4112）

1951ニューデリー

1951ニューデリー

2026年に私たちの愛知・名古屋で開催される第20回

アジア競技大会（以下 「愛知・名古屋大会」）は、アジアの45

の国と地域からトップアスリートや関係者が集い、パ

フォーマンスを競うアジア最大のスポーツイベントです。

その第1回が開催されたのは1951年のこと。開催都市は、

インドの首都であるニューデリーで、日本を含む11か国が

参加しました。第二次世界大戦が終わって間もない当時、

戦争によって引き裂かれたアジアの国々のきずなを、

スポーツを通じて取り戻し、アジアの平和に役立てたいと

いうインドのネルー初代首相の呼びかけで始まりました。

当初、第1回大会は1950年に開催されることになってい

ましたが、施設や用具が整わず、翌1951年に開催にこぎ

つけることができたそうです。行われた競技は陸上競技、

水泳、サッカー、バスケットボール、ウエイトリフティング、

自転車競技のわずか6競技でしたが、ここから国際平和に

寄与する一大イベントへと発展する道が開かれました。

第20回アジア競技大会開催概要開催期間実施競技参加者数参加国・地域

2026年9月19日（土）～10月4日（日）36競技を想定選手、大会関係者約1万5千人を想定45の国と地域

はじまりは平和への願い。

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1951年ニューデリーで開催された第1回大会、1954年

フィリピンのマニラで開催された第2回大会を経て、1958年の

第3回大会は日本の首都、東京で開催されました。当時は、

1964年の東京オリンピック開催に向けた招致活動の真っ最

中で、アジア競技大会の開催は、日本が国際大会を立派に

開催できる力があることを、IOC（国際オリンピック委員会）に

アピールする絶好の機会となりました。

平坦ではなかった発展への道。

過去大会の記録回

1234567891011121314151617181920

開催年

1951年1954年1958年1962年1966年1970年1974年1978年1982年1986年1990年1994年1998年2002年2006年2010年2014年2018年2022年2026年

参加国及び地域

111916121616191923223642414445454545－－

参加選手数

489人970人1,820人1,460人1,945人2,400人3,010人3,842人3,411人4,839人6,122人6,828人6,554人6,572人9,520人9,704人9,501人11,300人

－－

開催国

インドフィリピン日本

インドネシアタイタイイランタイインド韓国中国日本タイ韓国カタール中国韓国

インドネシア中国日本

開催都市

ニューデリーマニラ東京

ジャカルタバンコクバンコクテヘランバンコクニューデリーソウルペキン

北京広島バンコク

プサン

釜山ドーハ

広州インチョン

仁川ジャカルタ・パレンバン

杭州愛知・名古屋

コワンチョウ（こうしゅう）

ハンチョウ（こうしゅう）

※アジア・オリンピック評議会（OCA）ウェブサイトをもとに作成

1962年インドネシアのジャカルタで開催された第4回大会

以降は、しばしば国際政治上の争いがアジア競技大会にも

影響を与え、参加拒否や開催返上などがあり、参加国・地域の

数も低迷しました。

しかし、1980年代以降は、参加する国や地域の数、競技数とも

大きく増えていきます。日本の広島で開催された1994年の

第12回大会では34競技、中国の広州で開かれた2010年の

第16回大会では史上最多の42競技が行われました。この間、

多彩な競技が採用され、競技レベルも向上しました。

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日本代表チームの愛称は、競泳「トビウオジャパン」、飛び込み「翼ジャパン」、アーティスティックスイミング「マーメイドジャパン」、水球「ポセイドンジャパン」。

水泳

愛知・名古屋大会では、オリンピックで行われる水泳、陸上競技、

サッカー、体操、柔道、レスリングなどの他、セパタクローや

カバディなど、アジア特有の競技を含む36の競技が行われる

予定です。

どの競技もアジアのトップアスリートが出場するので、迫力ある

パフォーマンスが楽しめます。日本が得意とする競技・種目

だけでなく、アジアの国や地域が得意としている競技を間近で

見ることも楽しみですね。

白熱の競技を間近で楽しみたい。

サッカー日本やアメリカなどでは「サッカー」として親しまれているが世界の多くの国では「サッカー」ではなく「フットボール」と呼ばれている。

縄文時代にあたる紀元前3000年には行われていた世界最古の格闘スポーツ。多くの愛知県ゆかりの女子選手がオリンピックで活躍している。

レスリング

体操の技には、最初に成功した選手の名前が付けられる。ゆかの「シライ2」、平行棒の「モリスエ」など、日本人選手から命名された技もたくさんある。

体操

柔道日本発祥の競技。日本がオリンピックで獲得した総メダル数（金・銀・銅）は84個で世界一。背負い投げ、巴投げなど、技の種類は約100種類ある。

ともえ

走る、投げる、跳ぶなどの動作を極限まで高める競技。マラソン（42.195km）の世界記録（男子2時間1分39秒）は50ｍを約8.65秒で走っている。

陸上競技

（2018年11月現在）

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※ 2018年11月現在。実施競技は変更となる場合があります。　

愛知・名古屋大会で予定されている競技※

水泳（競泳/飛び込み/アーティスティックスイミング/水球）、アーチェリー、陸上競技、バドミントン、バスケットボール、ボクシング、カヌー・カヤック（スプリント/スラローム/ポロ）、自転車競技（トラックレース/ロードレース/マウンテンバイク/BMXレース）、馬術、フェンシング、サッカー、ゴルフ、体操（体操/新体操/トランポリン）、ハンドボール、ホッケー、柔道、近代五種、ボート、ラグビー、セーリング、射撃（ピストル/ライフル/クレー）、卓球、テコンドー、テニス・ソフトテニス、トライアスロン、バレーボール・ビーチバレーボール、ウエイトリフティング、レスリング、野球・ソフトボール、ボウリング、クリケット、カバディ、マーシャルアーツ（空手・武術太極拳など）、セパタクロー、スポーツクライミング、スカッシュ

オリンピックで行う競技に加え、アジア特有の競技が行われる

こともアジア競技大会の大きな魅力です。ここでは、セパタクローと

カバディを紹介しましょう。

9世紀から東南アジアの各国各地で伝えられてきたスポーツ。「セパ」はマレー語で「蹴る」、「タクロー」はタイ語で「

とう籐で編んだボール」と

いう意味です。主に3人対3人でバトミントンと同じ広さのコートでプレーします。ネットをはさんで足やもも又は頭を使って、ボールを3回以内で相手のコートに返し合うアクロバティックなプレーが魅力です。

セパタクロー

3500年の歴史を持つカバディは、１チーム最大７名がコートに入り、2チームで争います。攻撃時はチームの攻撃者1名が相手側のコートに入り「カバディ、カバディ」と声を出し続け、守備側の選手にタッチして素早く自分のコートに戻ればタッチした人数分の点数をゲット。守備時は攻撃者の手足・胴体をタックルのようにつかまえ、攻撃側に戻るのを防げれば1点をゲット。守備と攻撃を繰り返し、点数の多いチームが勝ちとなります。

カバディ

2006年にドーハで開催された第15回大会でチェスが正式競技として採用されました。次いで2010年に中国の広州で開催された第16回大会では、新たなマインドスポーツ（高い思考能力を競う頭脳スポーツ）としてウェイキ（囲碁）、シャンチー（中国将棋）などが行われ、アジア競技大会の楽しみが増えました。

チェス、囲碁、将棋。アジア競技大会の幅を広げたマインドスポーツ

コラム

1

アジア競技大会の魅力は、アジア特有の競技にもある。

コラム

2

コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉えた「eスポーツ（エレクトロニック・スポーツ）」は、2018年にジャカルタで開催された第18回大会でデモンストレーション競技として行われ、近年、急速に普及し、人気が高まっています。

新競技「eスポーツ」って？

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サワディーカップ（タイ語）

สวัสดี ครับ

ニーハオ（中国語）

你好

サレメッシズベ（カザフ語）

Сәлеметсіз бе

ナマスカール（ベンガリー語）

アッサラームアレイクム（アラビア語）

いろいろな言葉で「こんにちは！」

中華人民共和国

モンゴル

日本

フィリピン

台湾ホンコン（香港）

マカオ

インドネシア

インド

モルディブ

スリランカ マレーシア

オマーン

パキスタン

アフガニスタン

タイラオス

大韓民国朝鮮民主主義人民共和国　　

ベトナム

ブルネイ

カンボジア

東ティモール

シンガボール

バングラデシュミャンマー

ブータンネパール

キルギスタジキスタントルクメニスタン

ウズベキスタン

シリアレバノン

ヨルダン

カタールアラブ首長国連邦

バーレーンクウェート

パレスチナ

イエメン

イランイラク

サウジアラビア

カザフスタン

アジア競技大会に参加する国と地域

知っておきたいアジアの多様性、広げたいアジアとの交流の輪。愛知・名古屋大会には、45の国と地域からたくさんの選手や関係者

などがやってきます。広大なアジアでは、話す言葉はもちろんのこと、

文化や歴史、食べ物や衣服など、多様性に富んでいます。多くの

ゲストを迎える前に、アジアのこと、学んでおきませんか。

アジア各国をはじめ、いろいろな国々との文化、スポーツなどの

幅広い交流は、国際感覚豊かな人づくりに貢献します。愛知県は

友好提携や経済連携、相互協力の形でアジアのいろいろな国々と

連携を深め、名古屋市は南京市と友好都市提携を結んでいます。

2026年の愛知・名古屋大会に向けて、これからも、アジアの国や

地域との交流の輪がさらに広がっていくことが期待されます。

皆さんも国際交流について調べてみませんか。

アジアの国々との主な提携

相手国・地域

江蘇省（中国）ベトナム計画投資省

タイ工業省インドネシア経済担当調整大臣府

バンコク都（タイ）広東省（中国）京畿道（韓国）

ホーチミン市（ベトナム）

南京市（中国）

締結種類

友好提携・経済連携経済連携経済連携経済連携相互協力相互協力相互協力相互協力

友好都市提携

愛知県

名古屋市

URL http://www2.aia.pref.aichi.jp/愛知県国際交流協会

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愛知・名古屋大会が開催される2026年。その頃、私たちの愛知・

名古屋はどんな姿を見せているのでしょう。

自動車はもちろん、飛行機やロケット、ロボットなどの産業技術の

世界的な拠点として、世界からビジネスマンや研究者達が集まって

いるでしょうか。歴史や文化、自然などの魅力によって、多くの観光客が

訪れているでしょうか。

アジアの国々との尊敬や友情の精神を育む機会となるアジア競技

大会を開催することで、たくさんの国内外の人々と活発な交流を

することができる地域にしていきたいですね。愛知・名古屋大会の

成功に向けて、みんなで盛り上げていきましょう。

アジア競技大会の開催がつなぐアジアの心。

第20回アジア競技大会開催の翌年にはリニア中央新幹線が開業する予定です。リニア中央新幹線が開業すると、首都圏から愛知・名古屋を中心とする中京圏に及ぶ広い範囲で人口5千万人規模の巨大な大交流圏が誕生します。この大きなインパクトを生かして、愛知・名古屋が世界と直接結びついた一大交流拠点として発展していくことでしょう。

コラム

3リニアが生み出す巨大な交流圏とは

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2026年、皆さんが主役になってほしい。

愛知・名古屋大会は、アジアの人々と交流できる大きなチャンスです。

例えばアスリートとなって大会で活躍する。例えばボランティアとして

大会の運営に関わる。例えば語学を身に付け、通訳としてアジアからの

ゲストを支える。もちろん観客として大きな声で選手を応援する人も

いるでしょう。

どんな形でもいいから大会への参加を通して、アジアの人たちに愛知・

名古屋のことを好きになってもらい、みんなの想い出に残る素敵な

大会にしませんか。

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発 行／アジア競技大会愛知・名古屋合同準備会事務局

2018.11愛知県振興部アジア競技大会推進課（電話：052-954-6729 FAX：052-951-1006）名古屋市総務局総合調整部アジア競技大会推進室（電話：052-972-2231 FAX：052-972-4112）

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