8
証券コード:3258 http://www.jowa-hd.co.jp/ 常和ホールディングス株式会社 第34期 中間株主通信 2010年4月1日~2010年9月30日 株主の皆さまへ 〒104-0028 東京都中央区八重洲二丁目 4 番 1 号 TEL. 03-3243-1911(代表) 03-3243-1913(IR窓口) http://www.jowa-hd.co.jp/ 常和ホールディングス株式会社 Cert no. SGS-COC-003957 毎年 3 月31日現在の当社株主名簿に記録された当社株式1単元(100 株)以上保有されている株主の方を対象とします。 ▶ 対象となる株主の方 毎年 3 月31日を基準日として年1回実施いたします。毎年 6 月開催予定の当社定時株主総会終了後に発送いたします。 ▶ 実施回数・贈呈時期 当社は、株主の皆さまからのご支援に感謝の意を表するとともに、当社グループ事業への理解 を深めていただくため、下記の株主優待制度を設けております。2010 年6月にお送りしま した優待券につきましても、既に多数のご利用をいただいており、厚く御礼申し上げます。 今後もご愛顧たまわりますよう、お願い申し上げます。 株主優待のご案内 対象となる株主の方に一律に次の①②を贈呈いたします。 ▶ 優待内容 3,000円相当の 「UC ギフトカード」 当社グループが運営する「ホテルユニゾチェーン各ホテル」 「ホテルクレガ天神」および 「八千代ゴルフクラブ」の共通株主優待券 5 枚 ホテルユニゾ新橋 八千代ゴルフクラブ ご優待内容 ご利用可能施設 ホテル 正規客室料金の 50%割引 (1泊1室) ホテルユニゾ 新橋、神田、浅草、渋谷、 京都、大阪淀屋橋、広島 ホテルクレガ天神(福岡) ゴルフ場 平日3,000円 割引 (1日1名) 八千代ゴルフクラブ (千葉県八千代市)

株主優待のご案内 - unizo-hd.co.jp · 本となる考え方を、組織全体に浸透させ、システマチックに遂行 していくことができる段階へと進化させていきたい、と考えてお

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証券コード:3258

http://www.jowa-hd.co.jp/

常和ホールディングス株式会社

第34期 中間株主通信2010年4月1日~2010年9月30日

株主の皆さまへ

〒104-0028 東京都中央区八重洲二丁目4番1号TEL. 03-3243-1911(代表)  03-3243-1913(IR窓口)http://www.jowa-hd.co.jp/

常和ホールディングス株式会社

Cert no. SGS-COC-003957

毎年3月31日現在の当社株主名簿に記録された当社株式1単元(100株)以上保有されている株主の方を対象とします。

▶ 対象となる株主の方

毎年3月31日を基準日として年1回実施いたします。毎年6月開催予定の当社定時株主総会終了後に発送いたします。

▶ 実施回数・贈呈時期

当社は、株主の皆さまからのご支援に感謝の意を表するとともに、当社グループ事業への理解を深めていただくため、下記の株主優待制度を設けております。2010年6月にお送りしました優待券につきましても、既に多数のご利用をいただいており、厚く御礼申し上げます。今後もご愛顧たまわりますよう、お願い申し上げます。

株主優待のご案内

対象となる株主の方に一律に次の①②を贈呈いたします。

▶ 優待内容

3,000円相当の 「UCギフトカード」❶ 当社グループが運営する「ホテルユニゾチェーン各ホテル」

「ホテルクレガ天神」および 「八千代ゴルフクラブ」の共通株主優待券5枚❷

ホテルユニゾ新橋

八千代ゴルフクラブ

ご優待内容 ご利用可能施設

ホテル正規客室料金の50%割引

(1泊1室)

ホテルユニゾ新橋、神田、浅草、渋谷、京都、大阪淀屋橋、広島

ホテルクレガ天神(福岡)

ゴルフ場 平日3,000円 割引 (1日1名)

八千代ゴルフクラブ (千葉県八千代市)

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高収益を保ちながら安定収益を上げていける会社づくりが、私の使命であると考えております。

社長インタビューJowa Holdings Company, Limited

21

14.3%

ゴルフ事業 他

64.7%21.0%

賃貸事業(オフィスビル事業)ホテル事業

(当社グループ再編後)▶▶▶ 優良収益物件投資の状況▶▶▶ 高い賃貸事業比率

2004年 7月2004年 11月

投資額合計

152億円● 麹町ビル取得● 恵比寿ビル取得● 広島興銀ビル区分所有分取得

不動産価格高騰で当社投資基準に合わず、4年間投資を行わず▶正常な価格での投資チャンスが到来し、投資を再開

2008年 9月2009年 3月

2009年 4月2010年 3月2010年 4月

投資額合計

318億円

● 広島興銀ビル底地取得● ジャパン大井倉庫取得● アーバンスクエア八重洲ビル取得● ホテルユニゾ大阪淀屋橋取得● ホテルクレガ天神取得● ホテルユニゾ渋谷取得(2010年3月期 事業別連結売上高の構成比)

コスト節減体質を従来以上に強化してまいります。 これらのタスク活動をこつこつと積み上げていくことによって、収益の底上げにつなげていきたいと考えております。

 一つめは「コミュニケーション」です。世界中のどの会社にも共通する課題だと思いますが、良い情報はもちろん悪い情報も経営者まで上がってくるような風通しの良いコミュニケーション環境をつくっていきたいと思っております。二つめは「ディスカッション」です。上も下もなく関係者全員で徹底した議論をして知恵を出し合うという姿勢を大切にしたいということです。三つめは「アクション」です。議論するだけに終わらせず、決めたことを“直ちに実行に移す”ということを徹底していきたいと考えております。

 経営トップとしての当面の仕事は、当社の成長因子をより精緻に分析し、基礎となる収益力の底上げを図っていくことである、と認識しております。換言すれば、当社を成長へと導いてきた基本となる考え方を、組織全体に浸透させ、システマチックに遂行していくことができる段階へと進化させていきたい、と考えております。 そのための方法として、社内にいくつかのタスクチームを立ち上げました。オフィスビル事業・ホテル事業・ゴルフ事業など事業毎のタスクチームでは、お客さまのニーズをより精緻に分析し、お客さまの満足のために何をしていくべきか、何ができるかを徹底的に議論して、新しい発見につなげていこう、と考えております。優良収益物件への投資を検討するタスクチームは、すべての案件を分析し、従来と同様に厳格な基準に基づいた投資判断を組織的に行っていこうというものです。また、コストの効率化を検討するタスクチームでは、全社的なコスト分析を行い、

Q2

これまで築き上げてきた当社のビジネスモデルを、組織全体に浸透させ、収益力の底上げを図ってまいります。

新たな取り組みとしては、どのような活動を行っていますか。

 私は、企業経営にとって、過去の経営の歴史が非常に重要だと思っております。そこでまず、財務内容や事業内容を把握し、その一環として当社グループの保有物件をすべて見てまわりました。全体の把握ができたところで、過去の歴史、特に、常和ホールディングス株式会社発足によるグループ再編後、成長軌道に乗った過去7年間を重点的に分析しました。 私なりの分析の結果、当社のこれまでの成長要因としては、次の2つが大きいと考えております。 第一が、「ストック型ビジネスモデル」に徹してきたことです。マンション開発・販売や資産流動化事業を主体とする「回転型」のビジネスモデルは、不動産市況の影響を受けやすく収益が不安定となる傾向があります。しかし、当社は、「賃貸」を主体とした「ストック型」に徹することで、安定した収益を着実に上げてくることができたと言えます。 第二が、「厳格な投資基準に基づく投資」です。2005年~2008年の不動産のミニバブル期に、物件価格がどんどん値上がりする中で、当社は、厳格な投資基準を独自に設け、これに合わない物件への投資は行いませんでした。そうしたこともあいまって、経済が悪化している現状でも、当社が安定的な収益を上げることができているのだと思います。 今後も長期的に当社を成長させていくためには、この2つが最も重要であり、私も、この2つの基本方針を重視した経営を推し進めていきたいと考えております。

Q1

これまでの当社の経営の歴史から成長要因を分析し、重要な2つの基本方針を今後も重視し踏襲していきたいと考えております。

まず、社長就任後の取り組みについてお聞かせください。

1976年 株式会社日本興業銀行 入行2003年 株式会社みずほコーポレート銀行

執行役員、その後、常務執行役員2004年 株式会社みずほフィナンシャルグループ

常務執行役員、その後、常務取締役2007年 株式会社みずほ銀行 取締役副頭取2009年 株式会社みずほフィナンシャルグループ

副社長執行役員 財務・主計グループ長、その後、取締役副社長(代表)

2010年 常和ホールディングス株式会社取締役社長(代表)

プロフィール

取 締 役 社 長 小崎 哲資こ さ き て つ じ

Q3

コミュニケーション、ディスカッション、アクションの3つを大切にしていきたいと考えております。

経営者としてのモットーは何ですか。

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社長インタビューJowa Holdings Company, Limited

43

たが、当初予想を上回る業績となり、当期の中間配当は、当初予想通りの1株当たり30円にて実施することができ、自己資本を更に積み上げることもできました。 今後も「安定配当」と「自己資本の充実」の2つのバランスを取りながら経営を推し進め、常和グループの確かな成長に全身全霊を注ぎ込んでまいりたいと考えております。 株主の皆さまには、今後とも引き続きご理解、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 当第2四半期累計期間の連結業績は、前年同四半期比では増収及び営業減益・経常減益となったものの、当初予想に対しては売上高、各段階利益すべてにおいて上回ることができました。これは、日々こつこつと利益を積み上げ、かつ地道なコスト節減を重ねてきた成果だと考えております。増収要因としては、ホテル事業において新たに加わった福岡天神、渋谷の2つのホテルの貢献が大きかったと言えますが、同時に、オフィスビル事業における「お客さまとの信頼関係」に基づく下支え効果も大きかったと思います。これまでのテナントの皆さまとの長期的な信頼関係構築を重視した営業活動をご評価いただき、当社保有オフィスビルは、テナントの皆さまからの総合的な満足度が非常に高い物件となっているものと自負しております。 今後の景気動向については、さまざまな見方があります。政府の梃入れ策が奏効し、今後、回復基調に入っていくことを期待したいとは思いますが、経営者としては、常にリスク・シナリオを念頭に置きながら、万全の備えを整えることで、景気変動の影

響を受けにくい事業構造づくりに努め、安定収益の確保を目指してまいります。 なお、通期の業績は、これからも利益を日々積み上げ、かつ地道なコスト節減を重ねていくことで、当初予想を達成できるものと考えております。

 株主の皆さまの目線に立った経営は、つまるところ、株主価値・企業価値をいかに高めていくかということだと考えております。それには、「安定配当」と「自己資本の充実」の2つのバランスをいかに取っていくかがカギとなります。安定配当の原資となる利益を安定的に上げながら、同時に、バランスシートマネジメントを実践して総資産の肥大化抑制と自己資本の増強を行っていく、ということです。これは非常に難しいことですが、今後も経営の最重要課題の一つと認識し、取り組んでまいります。 当第2四半期累計期間は、厳しい事業環境の中ではありまし

 常和グループの強みの多くは、前述の「ストック型ビジネスモデル」を貫徹し、かつ、投資に当たっては「厳格な投資基準」を徹底追求してきた結果、生まれてきたものです。

 今後の経営の基本方針としては、2つあります。一つめは、これらの強みを基礎に、「ストック型ビジネスモデル」を完遂すること、そのために、より精緻な分析に基づいた地道な努力を行っていくことです。もう一つは、中長期的に収益を積み上げていくためにも、「優良収益物件への投資」と「ポートフォリオマネジメントによる資産の入替え」を今後も継続して行っていくことです。 私の使命は、高収益を保ちながら安定収益を常に上げていくような会社を築き上げていくことであると考えております。

Q4

“ストック型ビジネスモデルの貫徹”と“厳格な投資基準に基づく優良収益物件当投資”から生まれた多くの強みを活かして、今後も持続的な成長を目指してまいります。

グループの強みと今後の経営の基本方針を教えてください。 Q5

利益を日々積み上げ、かつ地道なコスト節減を重ねてきた結果、当初予想を上回ることができました。

当第2四半期累計期間の連結業績と通期の見通しはいかがですか。

Q6

「安定配当」と「自己資本の充実」という2つのバランスを取った経営により、株主価値・企業価値の向上を図ってまいります。

最後に、株主の皆さまへのメッセージをお願いします。

強み① 賃貸(オフィスビル事業)主体の事業構造による「収益の安定性」強み② 優良収益物件を基礎とした賃貸事業展開による「高収益性」強み③ 厳格なポートフォリオマネジメントに基づく「大きな含み益」

含み益311億円

▶▶▶ 配当の状況● 1株当たり配当金(円)

40.0050.00

30.00 30.00

20.00

2009.3 2011.32010.3

期末中間

60.00(予想)

30.00

▶▶▶ 連結業績の推移 通期第2四半期累計

4,600(予想) 2,620

(予想)

2,600(予想)

4,5864,916

2,023 2,378

● 営業利益(百万円) ● 経常利益(百万円) ● 当期純利益(百万円)

2009.3 2010.3 2011.3 2009.3 2010.3 2011.3 2009.3 2010.3 2011.3

3,173 3,214

1,505 1,528

1,852

1,314

873 8972,269 1,476

2,171

(2010年3月末現在)▶▶▶ 当社保有資産の状況

簿価

■ 首都圏  ■ その他

時価 1,210

1,393億円

1,083億円

910 173

183

12,42413,670

14,240(予想)

6,014 6,275

● 売上高(百万円)

2009.3 2010.3 2011.3

6,525

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賃料水準低迷が続く厳しい事業環境の中、減収減益となりました。

オフィスビル事業オフィスビル事業は、

売上高の60%以上を占めるコア事業です。

オフィスビル事業の営業活動の状況

 国や地方公共団体は、良好な都市再開発による街づくりを支援しており、その代表的なものとして、都市再開発法に基づいた「市街地再開発事業」が全国各地で推し進められています。 なかでも、東京駅周辺は、ここ数年の再開発事業によって大きく変化し、現在も多数の再開発プロジェクトが進行または計画途上にあり、非常に活発な再開発が行われているエリアとなっております。

 この東京駅八重洲南口の一等地に、当社グループは、オフィスビル事業の中核ビル「常和八重洲ビル」と、それに隣接する「アーバンスクエア八重洲ビル」を保有しています。 当社グループでは、中長期成長戦略の柱の一つとして、この至便な立地を活かした資産の有効活用による一層の収益力向上を目指しており、東京都中央区指導の「八重洲二丁目中地区再開発勉強会」に参画する等、様々な角度から検討を行っております。

 当社グループのオフィスビル事業が安定収益を生み出している理由の一つに、「良質なお客さまとの長期安定的な取引関係」をあげることができます。 オフィスビル事業における顧客別売上高構成比を見ると、東証上場企業グループと金融機関で約84%を占めており、当社オフィスビルにご入居いただいているテナントは非常に良質なお客さまで構成されています。

オフィスビル事業における顧客別売上高構成比

東証上場企業グループ(金融機関を除く)

49%

その他 16%

金融機関等35%

8,8688,030(予想)

4,175

2010.3 2011.3

4,8694,220(予想)

2,516 2,299

2010.3 2011.3

● 売上高(百万円) ● 営業利益(百万円)

前年同期比△6.5%

前年同期比△8.6%

4,467

第2四半期累計通期

常和八重洲ビル JR 東京駅八重洲南口前 地上 9 階・地下 4 階 敷地面積 3,166㎡・延床面積 36,663㎡

(2010年3月期 オフィスビル事業におけるテナント売上構成比)

セグメント別の状況Jowa Holdings Company, Limited

65

中央通り

外堀通り

八重洲一丁目地区

08/6準備組合設立 08年12月協議会設立

京橋二丁目西地区

開発中

鍛冶橋通り

八重洲通り

常和八重洲ビル

八重洲二丁目北街区

八重洲二丁目中地区

八重洲口

06/2準備組合設立済09/1特区申請09/6特区決定(容積率+600%)

06/2準備組合設立済09/1特区申請09/6特区決定(容積率+600%)

東 京 駅

アーバンスクエア八重洲ビル

パシフィックセンチュリー

グラントウキョウサウスタワー

グラントウキョウノースタワー

Office Building Leasing Business

当事業の売上高及び構成比

4,175百万円61.8%

(当第2四半期累計期間)

良質なお客さまとの長期安定的な取引関係が安定収益のベース

東京駅八重洲南口の一等地に位置する「常和八重洲ビル」「アーバンスクエア八重洲ビル」

 オフィスビルマーケットでは、賃料水準の底打ち感なども見られましたが、当面は、大幅な賃料水準の改善は期待しにくい状況が続く中、当第2四半期累計期間も厳しい環境となりました。 そうした中、前期に実施した物件売却による賃料の剥落、一部テナントの賃料低下等により、当事業の売上高は前年同四半期比6.5%減の4,175百万円、営業利益は同8.6%減の2,299百万円となりました。

■ 常和八重洲ビル ■ 岩本町ビル■ 常和新横浜ビル ■ 富山興銀ビル■ 麹町プロジェクト物件 ■ 広島興銀ビル■ アーバンスクエア八重洲ビル ■ 高松興銀ビル■ 常和芝大門ビル ■ ジャパン大井倉庫

所有不動産

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2,870

4,140(予想)

1,948

348

111

670(予想)

326

前年同期比+193.8%

2010.3 2011.3 2010.3 2011.3

1,337 前年同期比+45.6%

● 売上高(百万円) ● 営業利益(百万円)

第2四半期累計通期

新たに加わった2ホテルが寄与し、大幅な増収増益となりました。

 ホテル業界では、景気回復、及びアジアを中心とする訪日外国人の増加を背景に、ビジネス、観光ともに需要が伸び、客室稼働率は改善し、客室単価も下げ止まりつつありますが、本格的な市況回復にはまだ時間を要するものと思われます。 そうした中、2010年3月に取得したホテルクレガ天神(客室数159室)及び同年5月に新規開業したホテルユニゾ渋谷(客室数186室)が寄与し、当事業の売上高は前年同四半期比45.6%増の1,948百万円となりました。営業利益は、ホテルユニゾ渋谷の新規開業費用の計上や同ホテル及びホテルクレガ天神の取得に伴う減価償却費の増加等により営業費用が増加したものの、増収効果により同193.8%増の326百万円となりました。

■ ホテルユニゾ新橋 ■ ホテルユニゾ京都■ ホテルユニゾ神田 ■ ホテルユニゾ大阪淀屋橋■ ホテルユニゾ浅草 ■ ホテルユニゾ広島■ ホテルユニゾ渋谷 ■ ホテルクレガ天神

ホテル一覧

ホテルクレガ天神159室

ホテルユニゾ神田183室

ホテルユニゾ浅草121室

ホテルユニゾ広島171室

ホテルユニゾ京都158室

ホテルユニゾ渋谷186室

ホテルユニゾ新橋233室

ホテルユニゾ大阪淀屋橋333室

目標866

1,3581,544

2,000

5

78

10

2009.3 2010.3 2010.9 目標

● ホテル数■ 客室

ホテル数と客室数の推移

ホテルクレガ天神 2010年3月1日取得 2010年10月1日直営化

ホテルユニゾ大阪淀屋橋(2009年4月24日開業)

ホテルユニゾ渋谷(2010年5月21日開業)

セグメント別の状況Jowa Holdings Company, Limited

87

ホテル事業の営業活動の状況

 当社グループが所有・運営するホテルは全て、都心及び地方大都市の中心地にあり、交通の便にも恵まれた、厳選された立地に位置しております。加えて、お客さまの満足度を高めるグレードとサービス品質の高さを実現し、ビジネスホテルの中で高い優位性を発揮しております。 これにより、当社グループのホテルの稼働率は、業界平均(64.9%)を大幅に上回る84.3%

(ホテルクレガ天神、ホテルユニゾ渋谷を除く既存6ホテル平均)と非常に高い水準を実現しております(全て当第2四半期累計期間の実績)。

 当社グループは現在、「10ホテル2,000室」という目標を掲げて、ホテル事業の拡大を積極的に推し進めております。前期から当第2四半期までの間で、2009年4月のホテルユニゾ大阪淀屋橋の開業、2010年3月のホテルクレガ天神の取得、2010年5月のホテルユニゾ渋谷の開業を果たし、3ホテル678室増となり、現在、8ホテル1,544室まで拡大しております。

「10ホテル2,000室」の目標に向け、ホテル事業が順調に拡大。

都心及び大都市の優良立地に、ハイグレードなビジネスホテルを所有・運営。

( (

ホ テ ル 事 業ホテル事業は、売上高の

約30%を占める第2の柱です。

Hotel Business

1,948百万円29.8%

(当第2四半期累計期間)

当事業の売上高及び構成比

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 常和グループ8番目のホテルとして2010年5月21日にオープンしました。ビジネスにも観光にもご利用いただけるホテルです。高い感性に溢れたデザインが多くのマスコミでも取り上げられましたが、ご利用いただいて初めて実感する最先端の機能や設備のほか、一人ひとりのお客さまを大切にするサービスも大きな魅力となっています。

ゴルフ事業では、「八千代ゴルフクラブ」の運営を行っています。

757

398 370

780(予想)

2010.3 2011.3

79

2010.3 2011.3

● 売上高(百万円) ● 営業利益(百万円)

前期比△34.2%

39

85(予想)

59

第2四半期累計通期

前期比△7.0%

天候不順や猛暑の影響により、来場者数が減少し、減収減益となりました。

 4月の天候不順及び夏季の記録的な猛暑の影響により、来場者数が減少し、当事業の売上高は前年同四半期比7.0%減の370百万円となりました。営業利益は、コスト削減等に努めたものの、同34.2%減の39百万円となりました。

1961年9月開場、2011年9月には50周年を迎える伝統のパブリックゴルフ場。

(都心から60分圏内/千葉県八千代市)

住宅事業/社宅等の賃料収入及び管理受託収入により、売上高は前年同四半期比2.1%増の72百万円、営業利益は同1.0%減の24百万円となりました。

エクイティ投資事業/売上高は103百万円、営業利益は103百万円となりました(前期までは、営業外収益として計上)。

その他/常和ファクター(株)の行っておりましたグループファイナンス業務により、売上高は前年同四半期比45.0%減の99百万円、営業利益は同30.0%減の22百万円となりました。(注)

セグメント別の状況 特集 : 「ホテルユニゾ渋谷」の魅力とはJowa Holdings Company, Limited

109

ゴ ル フ 事 業

その他

Golf Business

Others

オープン当初のクラブハウス

注)2010年8月1日付をもって当社は常和ファクター(株)を吸収合併し、当社がグループファイナンス機能を担うこととしたことから、2010年8月1日以降、「その他」事業の売上高及び営業利益は計上しておりません。

現在のクラブハウス

● NHK放送センター

● C.C.Lemonホール

ホテルユニゾ渋谷

東急ハンズ ●

東急 ●百貨店 

西武B館 ●

明治通り

渋谷駅

公園通り

西武A館 ●

ハチ公口道玄坂 

宮益坂SHIBUYA109 ●

●パルコ

至原宿

● 代々木競技場

 私は、当ホテルの開業準備室の段階からたずさわり、内装のデザインや設備、室内の備品一つひとつまでこだわりました。自分たちも使ってみたい、使ってうれしいものをご用意いたしました。当ホテルは、くつろぎ感のある空間とサービスをお客さまにご提供し、快適にお過ごしいただける高品質なホテルを目指しております。お客さまと接することができる機会、その瞬間瞬間を心から大切に考え、お客さま一人ひとりをオンリーワンとして接客にあたるよう指導しております。まだまだ100%とは言えませんが、きめ細やかな気配りを一つひとつ積み重ねて、サービスの一層の向上に努めてまいります。

ホテルユニゾ渋谷支配人 石橋 徹也

支配人から一言

渋谷駅から徒歩7分に位置する至便な立地魅力1

NHKホール(徒歩7分)、C.C.Lemonホール(同3分)、SHIBUYA109(同5分)、東急ハンズ(同1分)、パルコ(同1分)、東急百貨店(同5分)など渋谷の主要施設へ抜群のアクセスです。

「快適に過ごす」ための “機能性” へのこだわり魅力2

シモンズ社製のピロートップ付ベッド、プラズマクラスターイオン発生機、薄型液晶テレビ、VPN対応の高速LAN回線など、快適に過ごしていただくための“機能性”にもこだわっています。

「安心・安全」のための最先端の “セキュリティ”魅力4エレベーターに、部屋のカードキーをタッチするセンサーを設け、ご宿泊者以外は客室フロアに入れない最先端のセキュリティ・システムを導入し、お客さまの安心と安全を確保しています。また、女性専用のレディースフロア(全室禁煙)をご用意し、他のフロアのカードキーではエレベーターが停止しないよう、セキュリティをさらに強化しています。

客室は、シンプルでありながら、お客さまに「くつろぎの空間」を提供するデザインであることを追求。また、ロビーは、「光と影」をテーマにLED照明の特長を最大限に引き出した、洗練された空間となっています。

「くつろぎ」を演出する “デザイン性” の追求魅力3

寮・社宅の管理や、宅地分譲、不動産仲介などを行っています。住宅事業

オフィスビルやホテルのファンドへのエクイティ投資を行っています。

エクイティ投資事業 株主の皆さまのお越しを

スタッフ一同、心よりお待ちしております。

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財政状態 損益の状況

当第2四半期末2010年9月30日現在

前期末2010年3月31日現在

資産の部流動資産 10,764 16,094

 現金及び預金 6,198 9,972

 受取手形及び売掛金 2,594 2,619

 販売用不動産 1,596 1,591

 繰延税金資産 168 725

 その他 206 1,184

 貸倒引当金 △0 △0

固定資産 123,993 122,767

 有形固定資産 107,101 105,012

 無形固定資産 4,075 4,079

 投資その他の資産 12,816 13,675

  投資有価証券 11,967 12,591

  繰延税金資産 38 40

  その他 842 1,075

  貸倒引当金 △31 △31

資産合計 134,757 138,861

当第2四半期末2010年9月30日現在

前期末2010年3月31日現在

負債の部流動負債 27,262 39,173

 短期借入金 12,300 12,300

 1年内返済予定の長期借入金 12,128 24,373

 その他 2,834 2,500

固定負債 90,401 84,186

 長期借入金 81,022 73,866

 受入敷金保証金 7,269 7,917

 その他 2,109 2,402負債合計 117,664 123,359

純資産の部株主資本 16,344 14,387

 資本金 3,350 3,350

 資本剰余金 3,266 3,266

 利益剰余金 9,727 7,770

評価・換算差額等 748 1,114

 その他有価証券評価差額金 748 1,156

 繰延ヘッジ損益 − △41純資産合計 17,092 15,501

負債純資産合計 134,757 138,861

当第2四半期累計期間

  

前第2四半期累計期間

売上高 6,525 6,275

売上原価 3,403 3,043

売上総利益 3,122 3,231

販売費及び一般管理費 852 852

営業利益 2,269 2,378

営業外収益 219 284

営業外費用 1,013 1,135

経常利益 1,476 1,528

特別利益 2,250 3

特別損失 2 0

税金等調整前四半期純利益 3,724 1,530

法人税、住民税及び事業税 987 175

法人税等調整額 565 457

四半期純利益 2,171 897

当第2四半期累計期間

前第2四半期累計期間

営業活動によるキャッシュ・フロー 2,095 834

投資活動によるキャッシュ・フロー △ 841 △ 5,284

財務活動によるキャッシュ・フロー △ 5,328 5,943

現金及び現金同等物の増減額 △ 4,074 1,493

現金及び現金同等物の期首残高 9,972 2,611

現金及び現金同等物の四半期末残高 5,898 4,105

▶▶▶ 四半期連結貸借対照表 (単位:百万円) ▶▶▶ 四半期連結損益計算書 (単位:百万円) ▶▶▶ 四半期連結キャッシュ・フロー計算書 (単位:百万円)

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四半期連結財務諸表(2011年3月期第2四半期)

Jowa Holdings Company, Limited

2010年 4月 1日から2010年 9月30日まで

2009年 4月 1日から2009年 9月30日まで

2010年 4月 1日から2010年 9月30日まで

2009年 4月 1日から2009年 9月30日まで

● 流動資産現金及び預金が減少したこと等により、前期末比5,330百万円減少しました。

● 有形固定資産ホテルユニゾ渋谷を取得する一方で、常和恵比寿ビルを売却したこと等により、前期末比2,088百万円増加しました。

● 投資その他の資産投資有価証券の期末時価補正等により前期末比858百万円減少しました。

▼ 資産の状況● 有利子負債

ホテルユニゾ渋谷取得に係る借入れ等を行う一方で、常和恵比寿ビル売却に伴う長期借入金の期限前弁済を行ったこと等により、前期末比5,089百万円減少しました。

● 純資産四半期純利益の積み増しによる利益剰余金の増加、投資有価証券の期末時価補正によるその他有価証券評価差額金の減少等により、純資産合計は前期末比1,590百万円増加しました。

● 自己資本比率前期末比1.5ポイント向上し12.7%となりました。

▼ 負債・純資産の状況 ● 売上高オフィスビル事業において、前期に実施した物件売却による賃料の剥落、一部テナントの賃料低下等があった一方で、ホテル事業において、2010年3月取得のホテルクレガ天神、2010年5月新規開業のホテルユニゾ渋谷が寄与し、前年同四半期比4.0%増となりました。

● 四半期純利益営業利益、経常利益は減益となりましたが、常和恵比寿ビルの売却による固定資産売却益2,250百万円を計上した結果、四半期純利益は前年同四半期比142.0%増となりました。

キャッシュ・フローの状況

● 現金及び現金同等物の四半期末残高営業活動により2,095百万円増加、投資活動により841百万円減少、財務活動により5,328百万円減少した結果、当第2四半期末残高は前期末比4,074百万円減少し5,898百万円となりました。

■ 営業活動による資金の増加:税金等調整前四半期純利益、非資金項目である減価償却費などによる資金の増加等があったものです。

■ 投資活動による資金の減少:有形固定資産の売却による収入があった一方で、有形固定資産の取得による支出があったこと等によるものです。

■ 財務活動による資金の減少:固定資産取得に係る借入れを行う一方、固定資産売却に伴い長期借入金の期限前弁済を行ったこと等によるものです。

Page 8: 株主優待のご案内 - unizo-hd.co.jp · 本となる考え方を、組織全体に浸透させ、システマチックに遂行 していくことができる段階へと進化させていきたい、と考えてお

商 号 常和ホールディングス株式会社Jowa Holdings Company, Limited

設 立 年 月日 1959年9月1日(2004年3月1日常和ホールディングス㈱発足)

本 社 〒104-0028東京都中央区八重洲二丁目4番1号TEL. 03-3243-1911(代表) 03-3243-1913(IR窓口)

代 表 者 取締役社長 小崎 哲資

資 本 金 33億5,082万円

従 業 員 連結201名 単体28名(パート・派遣社員を除く)

事 業 内 容(1)オフィスビル等不動産の保有・賃貸(2)ビジネスホテル「ホテルユニゾ」チェーン等の経営(3)ゴルフ場「八千代ゴルフクラブ」の経営(4) 寮・社宅等住宅の保有・賃貸・管理、  不動産の仲介、宅地分譲等

事業年度 4月1日から3月31日まで

定時株主総会 毎事業年度末日から3ヶ月以内に開催

基準日 3月31日

単元株式数 100株

期末配当金受領株主確定日 3月31日

中間配当金受領株主確定日 9月30日

株主名簿管理人 東京都中央区八重洲一丁目2番1号みずほ信託銀行株式会社 

同事務取扱場所 東京都中央区八重洲一丁目2番1号みずほ信託銀行株式会社 本店証券代行部

同連絡先(郵便物受付・電話照会)

〒168-8507東京都杉並区和泉二丁目8番4号みずほ信託銀行株式会社 証券代行部0120-288-324

  専用ホームページ http://www.mizuho-tb.co.jp/daikou/index.html

公告掲載方法電子公告

(ただし、やむを得ない事由により電子公告によることができない場合は日本経済新聞に掲載します。)

  電子公告掲載URL http://www.jowa-hd.co.jp/ir/announce/index.html

資産保有会社

5社

常和不動産株式会社

常和建物株式会社

常和ビル開発株式会社

常和ホテルズ株式会社

常和ゴルフ株式会社

運営会社

4社

常和アセットマネジメント株式会社

常和ビルサービス株式会社

常和ホテルマネジメント株式会社

常和ゴルフマネジメント株式会社

常和ホールディングス株式会社

発行可能株式総数 32,000,000株発行済株式の総数 10,707,000株株主数 6,062名

個人等16.52%1,769,588株/5,934名

外国人2.23%239,073株/13名

証券会社4.30%460,939株/18名

国内法人(金融機関・証券会社除く)69.55%7,447,100株/89名

金融機関7.38%790,300株/8名

▶▶▶ 会社の概要 ◀◀◀ ▶▶▶ 常和グループ構成 ◀◀◀ ▶▶▶ 株主メモ ◀◀◀ ▶▶▶ 株式の状況 ◀◀◀

▶▶▶ 所有者別株式分布状況 ◀◀◀

取締役会長 鈴 木   孝 夫

取締役社長(代表) 小 崎   哲 資

取締役副社長(代表) 長 戸   良 生

専務取締役 山 本   正 登

取締役 中 村   浩 康

取締役 岡 部   憲 二

取締役 絹 谷   雅 生

取締役 泉 山   三 月

取締役 加 藤   和 夫

常勤監査役 志 川   芳 光

常勤監査役 江 川   知 典

監査役 森     厚 治

▶▶▶ 役員 ◀◀◀ ▶▶▶ 大株主 ◀◀◀

株主名     持株数(千株)

所有割合(%)

共立株式会社 1,260 11.76

須賀工業株式会社 1,136 10.61

興和不動産株式会社 950 8.87

東光電気工事株式会社 640 5.97

株式会社第一ビルディング 520 4.85

相互住宅株式会社 510 4.76

DOWAホールディングス株式会社 500 4.66

興銀リース株式会社 450 4.20

日本製紙株式会社 440 4.10

第一生命保険株式会社 440 4.10

コスモプロパティサービス株式会社 440 4.10

ホームページのご案内

当社グループの事業内容、および投資家の皆さまへ向けた詳しいIR情報を掲載しております。下記URL、または検索サイトにて検索ワード「常和」でご閲覧ください。

 

株式情報・会社情報 (2010年9月30日現在)

Jowa Holdings Company, Limited

または

http://www.jowa-hd.co.jp/検 索

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